JP2003311842A - タッチパネル、フィルム貼付け装置及びその方法 - Google Patents

タッチパネル、フィルム貼付け装置及びその方法

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JP2003311842A
JP2003311842A JP2002123725A JP2002123725A JP2003311842A JP 2003311842 A JP2003311842 A JP 2003311842A JP 2002123725 A JP2002123725 A JP 2002123725A JP 2002123725 A JP2002123725 A JP 2002123725A JP 2003311842 A JP2003311842 A JP 2003311842A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的操作に基づきフィルム同士を容易且つ
確実に位置決めした上で、フィルム同士をその間から空
気を排除しつつ貼り付けられる、タッチパネル、フィル
ム貼付け装置及びその方法を提供する。 【解決手段】 貼着フィルム5を位置決めする抜き枠を
開口3した弾性薄板1と、弾性薄板1の一端に固定した
反転軸4を揺動自在に軸受けする軸受部40と、被着フ
ィルム7を位置決めする型枠8を上面に彫込み形成し軸
受部40の近傍に反転軸4より低く配置された下敷きプ
レート60と、下敷きプレート60の上面に押圧力を付
与する弾性材からなるローラと9を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム同士を貼
合せる技術に関するものであって、主に、ディスプレイ
画面に取り付けて用いるタッチパネルに、粘着フィルム
等を貼り付ける作業を行うためのフィルム貼付け装置及
びその方法に関する。更には、本発明に係るフィルム貼
付け装置によって製造されるタッチパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム同士を貼合せる作業として、例
えば、タッチパネル本体のような積層された薄板に、可
撓性の貼合せ資材を貼り付ける作業がある。従来、この
ような作業は手仕事によるものである。
【0003】即ち、タッチパネル本体として、厚み0.
2〜4.0mm、外形寸法が一辺40〜90mmの矩
形、材質がPETフィルム又はガラス等から成るものを
準備する。これを作業台の上に位置決めする。一方、貼
合せ資材として、厚み100〜300μm、外形寸法が
上記と略同じ、材質がPETフィルム又は偏光材から成
るフィルムを準備する。貼合せ資材の一面には粘着膜が
形成され、この粘着膜の全面には、埃等の付着を予防す
るためにセパレートフィルムが予め貼着されている。
【0004】続いて、貼合せ資材からセパレートフィル
ムを剥離した後、作業台の上に位置決めしたタッチパネ
ル本体に、その片側から貼合せ資材の粘着膜を漸次接近
させ、タッチパネル本体と貼合せ資材とを重ね合わせ
る。この工程に略平行して、タッチパネル本体と貼合せ
資材との間に残留した空気(気泡)を、手持ちのローラ
等で圧迫することにより排除していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
は、タッチパネル本体に対して貼合せ資材が横ずれしな
いように、作業に臨んでは細心の注意を払う必要があ
る。これにより作業者に不要な負担が強いられる上、工
程の時間的短縮が阻まれることにもなっている。また、
上記のような手仕事を手際よく、しかも不良品を殆ど発
生することなく行うには、作業者に熟練が要求される。
このため、上記の作業に関して早急な自動化が望まれて
いる。
【0006】そこで、本発明の目的は、機械的操作に基
づきフィルム同士を容易且つ確実に位置決めした上で、
フィルム同士をその間から空気を排除しつつ貼り付けら
れる、タッチパネル、フィルム貼付け装置及びその方法
を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る粘着フィル
ム貼付け装置は、貼着フィルムを位置決めする抜き枠を
形成した弾性薄板と、被着フィルムを位置決めする型枠
を上面に彫込み形成し弾性薄板を傾斜姿勢で受け止める
下敷きプレートと、弾性薄板を下敷きプレートに位置決
めするピンと、弾性薄板を下敷きプレートの上面に押圧
する弾性材からなるローラとを備える。
【0008】本発明に係る粘着フィルム貼付け装置は、
貼着フィルムを位置決めする抜き枠を形成した弾性薄板
と、該弾性薄板の一端に固定した反転軸を揺動自在に軸
受けする軸受部と、被着フィルムを位置決めする型枠を
上面に彫込み形成し軸受部の近傍に反転軸より低く配置
された下敷きプレートと、弾性薄板を下敷きプレートに
位置決めするピンと、弾性薄板を下敷きプレートの上面
に押圧する弾性材からなるローラとを備える。弾性薄板
を、その一端が反転軸に支持され他端が下敷きプレート
の上面に受け止められる傾斜姿勢とし、ローラを、弾性
薄板の他端から一端へ向けて走行させることにより、弾
性薄板を、弾性変形させつつ下敷きプレートの上面に押
し付ける。
【0009】更に、本発明に係るフィルム貼付け装置
は、ローラを下敷きプレートの上面に押し付ける一のエ
アシリンダーと、ローラを弾性薄板の一端から他端の間
を往復動させる他のエアシリンダーとを備える。
【0010】更に、本発明に係るフィルム貼付け装置
は、軸受部をメインフレームに固定し、下敷きプレート
をメインフレームに載置すると共に、下敷きプレートを
メインフレームから突出したピンで位置決めするもので
ある。
【0011】更に、本発明に係るフィルム貼付け装置
は、弾性薄板の抜き枠の外側にピン嵌入孔を形成し、軸
受部の近傍に、反転軸を挟んで下敷きプレートに対峙す
る底上げプレートを配置し、弾性薄板が、反転軸周りに
反転して、底上げプレートに受け止められた状態で、底
上げプレートの上面に突出したピンが、ピン嵌入孔に嵌
入するものである。
【0012】本発明に係るフィルム貼付け方法は、弾性
薄板に貼着フィルムを位置決めする工程と、弾性薄板の
近傍に、粘着層を形成した被着フィルムを位置決めする
工程と、弾性薄板を被着フィルムに対して位置決めする
工程と、貼着フィルムの粘着層を被着フィルムに対して
一方へ上昇傾斜する姿勢で対面させる工程と、弾性材か
ら成るローラーを、貼着フィルムが上昇傾斜する方向へ
走行させつつ、該ローラーで、弾性薄板と共に貼着フィ
ルを、被着フィルムに押し付ける工程と、微粘着テープ
の微粘着層から貼着フィルムを離反する工程と、を含む
ものである。
【0013】本発明に係るフィルム貼付け方法は、抜き
枠を形成した弾性薄板の表面に、微粘着層を形成した微
粘着テープを貼り付けることにより、抜き枠を微粘着テ
ープで塞ぐ工程と、弾性薄板の裏面側へ抜き枠を経て露
出する微粘着テープの微粘着層に、一面に粘着層を形成
した貼着フィルムの他面を貼り付ける工程と、弾性薄板
の一端近傍に、被着フィルムを位置決めする工程と、弾
性薄板をその一端周りに転回することにより、貼着フィ
ルムの粘着層が、被着フィルムに対して弾性薄板の他端
から一端に向けて漸次離反する傾斜姿勢とする工程と、
弾性薄板を被着フィルムに対して位置決めする工程と、
弾性薄板の他端から一端へ走行する弾性材から成るロー
ラーで、弾性薄板と共に貼着フィルを、被着フィルムに
押し付ける工程と、微粘着テープの微粘着層から貼着フ
ィルムを離反する工程と、を含むものである。
【0014】本発明に係るタッチパネルは、抜き枠を形
成した弾性薄板と、被着フィルムを位置決めする型枠を
上面に彫込み形成し弾性薄板を受け止める下敷きプレー
トと、弾性薄板を下敷きプレートに位置決めするピン
と、弾性薄板を下敷きプレートの上面に押圧する弾性材
からなるローラとを備えるフィルム貼付け装置によって
製造されるものであって、弾性薄板の抜き枠に、粘着層
を形成した貼着フィルムを位置決めする工程と、下敷き
プレートの型枠に、タッチパネル本体を位置決めする工
程と、貼着フィルムの粘着層をタッチパネル本体に対し
て一方へ上昇傾斜する姿勢で対面させる工程と、弾性材
から成るローラーを、貼着フィルムが上昇傾斜する方向
へ走行させつつ、該ローラーで、弾性薄板と共に貼着フ
ィルを、タッチパネル本体に押し付ける工程と、微粘着
テープの微粘着層から貼着フィルムを離反する工程と、
を経て製造されるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るフィル
ム貼付け装置を用いたフィルム同士の貼合せ方法につい
て、初めに説明する。以下で、当該貼合せ方法の各工程
順にA〜Iの符号を付している。また、フィルムとは、
薄膜、テープ、シート、チップ、薄手の板材又は薄手の
パネル等を包括する。
【0016】また、本実施の形態においては、フィルム
として、従来の技術の欄で例示したタッチパネル本体及
び貼合せ資材を適用するが、本発明の趣旨は、フィルム
同士の貼合わせであれば、その材質、形状又は用途等に
ついて限定されない。例えば、タッチパネル本体のフィ
ルム電極とガラス電極、フィルム構成されたタッチパネ
ル本体と支持体(材質としてガラス又はポリカボネート
等)、又は、両面に粘着層を形成した粘着テープとタッ
チパネル本体とを貼合せる等の技術にも広く応用でき
る。また、タッチパネル本体とは、製品としてのタッチ
パネルの主体である。
【0017】A:図1に示すように、ステンレス製等の
弾性薄板1の表面に微粘着テープ2を貼り付ける。弾性
薄板1にはフィルムセット用抜き枠3が開口されてい
る。このフィルムセット用抜き枠3を塞ぐようにして、
弾性薄板1に微粘着テープ2を貼り付ける。このとき、
図示の通りフィルムセット用抜き枠3の全域を微粘着テ
ープ2で塞いでも良いが、フィルムセット用抜き枠3と
微粘着テープ2とを図中の上下又は横へずらして、少し
隙間を残すようにしても良い。
【0018】B:弾性薄板1を、この一端にビス等で固
定した反転軸4を中心にして転回させ、その表裏を反転
する。これにより、図2に示すように、裏返しになった
弾性薄板1のフィルムセット用抜き枠3から、微粘着テ
ープ2の微粘着層が上向きに露出する。この露出した微
粘着テープ2の微粘着層に、一面(図中で上面)に粘着
層を形成した貼着フィルム5の他面(図中で下面)を貼
り付ける。つまり、貼着フィルム5の粘着層及びそれを
保護するために覆うセパレートフィルム(図示省略)
は、上向きとなる。
【0019】C:貼着フィルム5の粘着層から上記のセ
パレートフィルムを剥脱する。この作業は、例えば、粘
着剤を先端に塗布した短い棒を作業者が手に持ち、これ
をセパレートフィルムに押し付けた上で、貼着フィルム
5から徐々に離反することにより、短い棒と共にセパレ
ートフィルムが貼着フィルム5から剥がれるようにして
も良い。
【0020】D:以上の工程と並行して又は別途に、図
3に示すように、フィルム貼付け装置10のメインフレ
ーム6上に、タッチパネル本体7を位置決めする。即
ち、メインフレーム6上に取り付けた下敷きプレート6
0には、略長方形の浅い凹部であるパネルセット用型枠
8がフライス研削等により彫込み形成されている。この
パネルセット用型枠8の内側に、タッチパネル本体7を
水平姿勢にした儘で嵌入する。
【0021】E:弾性薄板1を、反転軸4を中心にして
工程Aと反対方向に転回させ、その表裏を再び反転す
る。これにより、図4(a)に示すように、弾性薄板1
に伴って裏返しになった貼着フィルム5の粘着層が、パ
ネルセット用型枠8内のタッチパネル本体7に隙間を開
けて対面する。
【0022】上記の状態で、軸受部40が反転軸4を支
持する高さは、メインフレーム6の上方において、下敷
きプレート60の上面よりも10〜20mmの範囲で高
い位置に設定されている。このため、下敷きプレート6
0の上面に他端を受け止められた弾性薄板1は、全体と
して、図4中に矢印Xで指したゴムローラ9の往動方向
へ向かって上昇傾斜する姿勢となる。つまり、弾性薄板
1に貼付いている貼着フィルム5の粘着層とタッチパネ
ル本体7との距離は、弾性薄板1の他端から一端へ向か
って漸次大きくなる。
【0023】更に、この状態で、メインフレーム6から
上向きに突出し弾性薄板1のピン穴30を貫くダウエル
ピン20が、弾性薄板1を下敷きプレート60に対して
位置決めする。ダウエルピン20については後述する。
また、上記の傾斜角度は、下敷きプレート60の厚み寸
法によって決まる。従って、厚みの異なる下敷きプレー
ト60を幾つか準備しておけば、貼り合せを行う製品毎
に所望の角度を設定できる。
【0024】F:ゴムローラ9は、シリコンゴム等の弾
性材からなり、図4(a)に表した位置に予め待機させ
ている。この状態からゴムローラ9を往動方向へ転がし
つつ送り出すと、同図(b)に示すように、弾性薄板1
はゴムローラ9によって下敷きプレート60の上面に密
接する。即ち、弾性薄板1は、厚さが約0.2mmのス
テンレス(SUS304H)の薄板である。このため、
弾性薄板1は、ゴムローラ9によって下敷きプレート6
0の上面に押さえ付けられると、弾性変形して撓み、一
時的に下敷きプレート60又はタッチパネル本体7の上
面に沿った真っ直ぐな形状となる。以上のように往復動
するゴムローラ9は、図1に示したピン穴30に対応し
て配置した2本のダウエルピン20の間を通り抜ける。
【0025】上記のように、弾性薄板1が弾性変形する
過程で、貼着フィルム5の粘着層とタッチパネル本体7
とは、ゴムローラ9の動作に伴って、図中の左から右へ
と漸次密接して行き、互いに押圧されることになる。こ
れにより、貼着フィルム5とタッチパネル本体7との間
の空気は、ゴムローラ9によって圧迫されつつ、図中の
より右側へと排出される。ゴムローラ9が貼着フィルム
5とタッチパネル本体7の上方を通過した時点で、これ
ら貼着フィルム5とタッチパネル本体7とが完全に密着
する。同時に、両者の間の空気を総て排除できるという
作用も達成できる。
【0026】また、貼着フィルム5の厚みが弾性薄板1
よりも薄い場合、図5に示すように、弾性薄板1よりも
僅かに厚いバックアップ部材11を微粘着フィルム2の
表面に貼着しても良い。バックアップ部材11は、例え
ば約0.3mmのシリコンゴムシートを適用する。これ
がゴムローラ9(図4)と微粘着フィルム2の間に介在
することにより、上記のように、貼着フィルム5とタッ
チパネル本体7とが互いに押圧される過程で、ゴムロー
ラ9の押圧力を貼着フィルム5とタッチパネル本体7へ
確実に伝播できる。
【0027】G:ゴムローラ9を図4の矢印Xで指した
方向と反対側(復動方向)へ転がしつつ、同図に表した
位置まで戻し、再びゴムローラ9を待機させる。ここ
で、ゴムローラ9を待機させる位置としては、弾性薄板
1の他端にゴムローラ9が接触しない程度に、弾性薄板
1からゴムローラ9を退けられれば良い。
【0028】H:ゴムローラ9を待機させる位置に戻す
と、即時、弾性薄板1が図4(a)に表した傾斜状態に
復帰する。この復帰した弾性薄板1を、再び反転軸4を
中心にして転回させ、その表裏を反転する。これによ
り、弾性薄板1は再び図2に示した状態となる。
【0029】I:上記のようにして貼合せを行ったフィ
ルム5とタッチパネル本体7を、パネルセット用抜き枠
3から取り外せば、以上に述べた一連の工程が完了す
る。このとき、微粘着テープ2と貼着フィルム5の粘着
力よりも、貼着フィルム5とタッチパネル本体7の粘着
力の方が強力であるため、貼着フィルム5は、微粘着テ
ープ2から剥離するが、タッチパネル本体7に密着した
状態は維持される。
【0030】尚、微粘着テープ2の微粘着層は、貼着フ
ィルム5の貼り付けと剥離を繰り返しても著しく劣化す
ることがない。このため、工程Aを一旦行った後は、1
00サイクル程度は同工程を省略し、工程B〜Iを繰り
返すようにする。
【0031】以上に述べた粘着層又は微粘着層とは、貼
着フィルム5又は微粘着テープ2の一面全域に形成する
とは限らない。粘着層又は微粘着層は、複数のスポット
状又は複数の線状となるように粘着剤を塗布して形成し
ても良い。また、粘着層又は微粘着層の粘着力の調整
は、粘着剤の成分調整により行っても良いが、上記のよ
うにスポット状又は線状に塗布した粘着剤の疎密を変化
することにより行っても良い。
【0032】次に、本発明の実施の形態に係るフィルム
貼付け装置10について説明する。図3(a)は、フィ
ルム貼付け装置10の主要部を構成するメインフレーム
6、下敷きプレート60、底上げプレート61及び軸受
部40の平面図を表している。その側面図を同図(b)
に表している。
【0033】底上げプレート61は、上記の工程Bにお
いて、微粘着テープ2の微粘着層に貼着フィルム5を貼
り付ける作業を安定して行えるように、反転した弾性薄
板1を水平姿勢に支持するものである。メインフレーム
6には、図6に示すように、ゴムローラ9を下敷きプレ
ート60に押圧する加圧手段12、ゴムローラ9を往復
動させる駆動手段19及びこれらを制御する制御手段
(図示省略)が取り付けられている。
【0034】軸受部40は、上記の工程A,Eにおい
て、弾性薄板1に固定された反転軸4を揺動自在(ルー
ズ)に軸受けするものである。このように軸受けする理
由は以下の通りである。即ち、上記の工程Fにおいて、
ゴムローラ9が往動方向へ移動すると、弾性薄板1が徐
々に弾性変形して下敷きプレート60の上面に押さえ付
けられる。これによって弾性薄板1全体が下降すること
になる。また、弾性薄板1はダウエルピン20(図4)
で水平方向への移動が規制されている。このために、ゴ
ムローラ9の移動に伴って起こる弾性薄板1の揺動を許
容する機構が不可欠となる。
【0035】具体的には、軸受部40は、反転軸4の軸
径よりも幅広の縦溝41を形成し、この縦溝41内に合
成樹脂からなるベアリング(図示省略)と共に反転軸4
を挿入し、更に、上記のベアリングを上向きに付勢する
コイルバネ41cを縦溝41内に装填している。このよ
うな構成により、弾性薄板1全体がゴムローラ9の押圧
力によって降下する際に、コイルバネ41cの付勢力に
抗して反転軸4も降下することができる。
【0036】軸受部40の上端部には、ブリッジ片42
がビス43により固定されている。ビス43を緩めてブ
リッジ片42を取り外すと、縦溝41が開放し、上記の
ベアリングと共に反転軸4を抜き取ることができる。こ
れは、当該フィルム貼付け装置10を用いて貼合せるフ
ィルムの寸法や外形に応じて、弾性薄板1を別仕様のも
のに交換する際の便宜を考慮したものである。
【0037】弾性薄板1の反転軸4を軸受部40に取り
付ける場合には、先ず、縦溝41内にベアリングと共に
反転軸4を挿入した上で、ビス43を緩めておき、図1
に示すように弾性薄板1に穿孔したピン穴30に、図4
に示すようにダウエルピン20を貫通させる。続いて、
ビス43を締め付けてブリッジ片42を固定する。この
ようなセットを行う事により、弾性薄板1を繰り返し反
転させる度に、ダウエルピン20がピン穴30を貫通
し、弾性薄板1が位置決めされるようになる。また、反
転軸4を軸受部40から取り外して、再び軸受部40に
取り付ける場合でも、軸受部40と弾性薄板1との取付
け調整は不要となるため、反転軸4を軸受部40へ取り
付ける作業のみで弾性薄板1の着脱ができるようにな
る。ビス43は、スパナ等を使用することなく手作業で
回せるように、蝶螺子を適用しても良い。
【0038】加圧手段12は、ゴムローラ9の支軸90
の両端を支持するブラケット91をメインフレーム6の
両側部に各々設け、ブラケット91の上端に設けたエア
シリンダ13の作動ロッド14でゴムローラ9の支軸9
0を下向き(下敷きプレート60)に押圧するものであ
る。支軸90の両端は、ブラケット91に開口した上下
方向に延びる長穴15に挿入されている。支軸90の周
りにゴムローラ9が回転自在に取り付けられている。支
軸90自体は回転しないので、作動ロッド14は、その
先端に設けた合成樹脂製の緩衝材16で、支軸90を直
接に押さえ付ける。この圧力を1〜16kg/cm2に設
定するのが好ましい。
【0039】エアシリンダ13に代えて、コイルバネ等
で支軸90を下方へ付勢する機構を採用しても良いが、
上記のように、加圧手段12の加圧源としてエアシリン
ダ13を適用することで、以下の利点が得られる。即
ち、ゴムローラ9に付与する荷重を減圧弁等を操作する
だけで簡単に増減できる。しかも、作動ロッド14のス
トロークに影響されず、ゴムローラ9に付与する荷重を
一定に保持できる。このため、ゴムローラ9を交換する
等してその直径が変化したり、下敷きプレート60の厚
さを変更する等して、作動ロッド14のストロークが変
化しても、エアシリンダ13に供給する空気圧を度々調
整する手間が不要である。
【0040】駆動手段19は、ブラケット91をゴムロ
ーラ9が往復動する方向(図中の左右)に進退する作動
ロッド17を有するエアシリンダ18と、作動ロッド1
7と並行な水平姿勢でメインフレーム6の両側に固定さ
れブラケット91を摺動自在に係合するガイドレール
(図示省略)から構成される。
【0041】上記のガイドレールにより、エアシリンダ
13がゴムローラ9を押し付ける反力が受け止められ
る。このため、作動ロッド17はその進退方向の圧縮又
は引っ張り荷重のみ受ける。ゴムローラ9の走行速度
は、0.3〜2.0cm/secの範囲の低速で往動し、エア
シリンダ18の最高速で復動するのが望ましい。この走
行速度の設定又は変更は、エアシリンダ13に具備され
た調整弁の開度を増減するだけで容易に行える。
【0042】駆動手段19の駆動源としては、エアシリ
ンダ18に代えて、カム機構やクランク機構を適用して
も良い。或いは、これらのような駆動源を省略して、ブ
ラケット91と共にゴムローラ9を手動で往復動しても
良い。上記の制御手段は、エアシリンダ13,18に供
給する圧縮空気の遮断又は切換えを担う弁の作動制御を
行う技術である。これは、周知のリレーやセンサー類を
用いたシーケンス回路等の自明の技術であるため、説明
を省略する。
【0043】下敷きプレート60は、図7に示すよう
に、パネルセット用型枠8及びピン嵌入孔62を形成し
た上面材63と、ダウエルピン20を上向きに突出する
と共にピン嵌入孔64を形成した下面材65とを重ね合
わせた二重構造である。上面材63は下面材65に対し
て、ピン嵌入孔62とダウエルピン20との間の隙間に
相当する範囲でスライド自在であり、位置調整が可能で
ある。
【0044】下面材65は、ピン嵌入孔64にメインフ
レーム6の上面に設けたダウエルピン66を嵌入するこ
とにより、メインフレーム6に対して位置決めされる。
つまり、ダウエルピン66によって下面材65がメイン
フレーム6に直接に位置決めされ、そのダウエルピン2
0もメインフレーム6に対して位置決めされることにな
る。
【0045】一方、上面材63は、そのダウエルピン2
0を、図4に示すように、弾性薄板1のピン穴30に貫
通させた状態で、弾性薄板1及び上面材63のそれぞれ
にセットした貼着フィルム5及びタッチパネル本体7の
位置が決まるように設定される。このような位置置関係
を保てるよう、予め上面材63と下面材65とは、上記
の隙間に相当する範囲で位置調整され、ビス等により互
いに固定されている。従って、上面材63と下面材65
とは一体物の治具として取り扱う事ができ、メインフレ
ーム6からの着脱を繰り返しても、ダウエルピン20を
メインフレーム6に対して位置決めするための調整を再
度行う必要はない。
【0046】上記のように、下敷きプレート60は、ダ
ウエルピン66によって位置決めされた状態でメインフ
レーム6上に留められている。下敷きプレート60をメ
インフレーム6に固定する螺子等の簡単な締結手段によ
り固定されている。或いは、締結手段を省いても良い。
このため、既述のように弾性薄板1を別仕様のものに交
換する際に、下敷きプレート60も一緒に取り替えるの
が簡単に行える。
【0047】更に、図8に示すように、底上げプレート
61の上面にフィルム位置決めピン67を上向きに突出
しても良い。詳しくは、貼着フィルム5の粘着層に予め
貼り付けられているセパレートフィルム50の外形サイ
ズを、貼着フィルム5のそれよりも大きく設定する。貼
着フィルム5の外方へ延出したセパレートフィルム50
の両側寄りにピン嵌入孔51を形成する。これに対応し
て弾性薄板1にもピン嵌入孔68を形成する。そして、
上記の工程Bにおいて、弾性薄板1の表面に貼り付けた
微粘着テープ2の微粘着層に貼着フィルム5を貼り付け
る作業の直前又は同時に、セパレートフィルム50と弾
性薄板1のそれぞれのピン嵌入孔51,68にフィルム
位置決めピン67を嵌入させる。
【0048】これにより、貼着フィルム5が弾性薄板1
に対して、更には、そのフィルムセット用抜き枠3に対
して位置決めされることになる。このような構成は、フ
ィルムセット用抜き枠3の開口寸法に比して貼着フィル
ム5の外形サイズが小さく、且つ、フィルムセット用抜
き枠3の開口縁の内方の所定位置に貼着フィルム5を正
確に配置する必要がある場合に有用である。
【0049】上記以外の場合、即ち、貼着フィルム5の
形サイズがフィルムセット用抜き枠3の開口サイズと略
同じ場合、或いは、貼着フィルム5をフィルムセット用
抜き枠3の開口縁の一辺に沿わせた状態で、貼着フィル
ム5を微粘着テープ2の微粘着層に貼り付ける場合に
は、フィルムセット用抜き枠3の開口縁に貼着フィルム
5の一辺を沿わせることで、フィルムセット用抜き枠3
に対して貼着フィルム5を容易に位置決めできる。
【0050】また、図示は省略するが、底上げプレート
61についても下敷きプレート60と同様に、ピンによ
って位置決めした状態でメインフレーム6に着脱自在に
取り付けても良い。
【0051】また、弾性薄板1の複数箇所にフィルムセ
ット用抜き枠3を形成しても良い。この場合、複数のフ
ィルムセット用抜き枠3に対応して、下敷きプレート6
0にもパネルセット用型枠8を追加形成すれば、ゴムロ
ーラ9を一度往復動させるだけで、複数枚の貼着フィル
ム5に複数枚のタッチパネル本体7を同時に貼り合わせ
ることが可能となる。
【0052】メインフレーム6、下敷きプレート60、
底上げプレート61及び軸受部40等の主要部材は、そ
の製造方法や材質等を限定する必要はないが、例えば、
アルミニウムの板材を機械加工して形成したものであれ
ば、装置全体の軽量化を図る点で好ましい。この場合、
貼合せの対象となるフィルムがガラス質であっても、こ
れに接触して主要部材が傷つくことのないように、主要
部材の表面に硬質アルマイト処理を施すことが望まし
い。
【0053】以上に述べた本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明したが、本発明は図示したもの
に限定されない。また、この説明の中で図面の上下、左
右、一端、他端、表面又は裏面とした記載は、便宜上定
めた相対的な指標であり、本発明に係るフィルム貼付け
装置を使用するときの向きや姿勢を実質的に限定するも
のでない。
【0054】また、本発明の技術的範囲には、その主旨
を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づき種々なる
改良、修正又は変更を加えた態様の実施形態も含まれ
る。また、本発明の作用又は効果を奏する範囲内で、本
発明を構成する発明特定事項を、他の技術に置換した実
施形態で実施しても良い。
【0055】例えば、弾性薄板1を高弾性の合成樹脂板
を主体に構成したり、ゴムローラ9の材料として生ゴム
や発泡ウレタン等を採用しても良い。或いは、粘着層を
構成する粘着剤が熱溶融性であったり所定温度で粘着作
用を良好に奏するものである場合には、弾性薄板1、ゴ
ムローラ9、メインフレーム6又はこれらの周囲にヒー
タ等を付加するようにしても良い。
【0056】
【発明の効果】本発明に係るフィルム貼付け装置及びそ
の方法によれば、貼着フィルムに被着フィルムを傾斜姿
勢で対面させた上で、これらのフィルム同士を走行する
ローラで漸次押し付けるように構成したので、フィルム
同士の間に気泡となって空気が残留する空気を、フィル
ム同士が密接する過程で完全に排出できる。
【0057】更に、弾性薄板に再掃剥離可能な微粘着テ
ープを貼り付け、この微粘着テープに貼着フィルムを貼
り付けるようにしているので、弾性薄板に貼着フィルム
を即時セットできる。即ち、弾性薄板に対して貼着フィ
ルムを位置決めした上で、これを作業員等が手で押さえ
る等の一連の手間が省ける。また、各フィルムを抜き枠
又は型枠に嵌め込むことで容易に位置決めが行え、しか
も、位置決めした後に各フィルムが位置ずれすることが
ない。
【0058】従って、貼着フィルムに対して被着フィル
ムが横ずれしないように、作業者が細心の注意を払うこ
とはない。しかも、加圧手段によってローラを重ね合わ
せたフィルムに押し付け、駆動手段によってローラを走
行させるので、貼合せ作業の大部分の自動化を達成でき
る。このため、作業の大幅な時間短縮が図れる上、作業
者の不慣れ等に起因する不良品の発生を防止することも
できる。
【0059】また、ローラを走行させる過程で、上記の
通り、貼着フィルムに被着フィルムを傾斜姿勢で対面さ
せ、これらを所定の方向へ走るローラで押圧することに
より両者間から空気を排除するよう構成しているので、
気泡などを残留させることなく貼着フィルムに被着フィ
ルムを綺麗に貼り付けられる。しかも、このような製品
の仕上がりは、機械的操作によって容易且つ確実に達成
できるので、従来のように作業者等の慣れや作業の習熟
度に関係なく、一様な製品を失敗や不良を発生させるこ
となく、安価に大量に生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るフィルム貼付け装置
に適用した弾性薄板及び微粘着テープの使用例を示す平
面図。
【図2】本発明の実施の形態に係るフィルム貼付け装置
に適用した弾性薄板、貼着フィルム及び微粘着テープの
使用例を示す側面図。
【図3】本発明の実施の形態に係るフィルム貼付け装置
の要部の使用状態の一工程を示す平面図及び側面図。
【図4】本発明の実施の形態に係るフィルム貼付け装置
の要部の使用状態の他工程を示す側面図。
【図5】本発明の実施の形態に係るフィルム貼付け装置
に適用した弾性薄板、ゴムシート及び貼着フィルムの使
用例を示す側面図。
【図6】本発明の実施の形態に係るフィルム貼付け装置
の要部の側面図。
【図7】本発明の実施の形態に係るフィルム貼付け装置
に適用したメインフレーム及び下敷きプレートの側面
図。
【図8】本発明の実施の形態に係るセパレートフィルム
にピン穴を形成した貼着フィルムを貼る工程の平面図及
び側面図。
【符号の説明】
1:弾性薄板 2:微粘着テープ 3:フィルムセット用抜き枠 4:反転軸 5:貼着フィルム 6:メインフレーム 7:タッチパネル本体(被着フィルム) 8:パネルセット用型枠 9:ゴムローラ 10:フィルム貼付け装置 20:ダウエルピン 30 :ピン嵌入孔 60:下敷きプレート 67:フィルム位置決めピン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貼着フィルムを位置決めする抜き枠を形
    成した弾性薄板と、被着フィルムを位置決めする型枠を
    上面に彫込み形成し前記弾性薄板を傾斜姿勢で受け止め
    る下敷きプレートと、前記弾性薄板を前記下敷きプレー
    トに位置決めするピンと、前記弾性薄板を前記下敷きプ
    レートの上面に押圧する弾性材からなるローラとを備え
    るフィルム貼付け装置。
  2. 【請求項2】 貼着フィルムを位置決めする抜き枠を形
    成した弾性薄板と、該弾性薄板の一端に固定した反転軸
    を揺動自在に軸受けする軸受部と、被着フィルムを位置
    決めする型枠を上面に彫込み形成し前記軸受部の近傍に
    前記反転軸より低く配置された下敷きプレートと、前記
    弾性薄板を前記下敷きプレートに位置決めするピンと、
    前記弾性薄板を前記下敷きプレートの上面に押圧する弾
    性材からなるローラとを備え、 前記弾性薄板を、その一端が前記反転軸に支持され他端
    が前記下敷きプレートの上面に受け止められる傾斜姿勢
    とし、前記ローラを、前記弾性薄板の他端から一端へ向
    けて走行させることにより、前記弾性薄板を、弾性変形
    させつつ前記下敷きプレートの上面に押し付けるフィル
    ム貼付け装置。
  3. 【請求項3】 前記ローラを前記下敷きプレートの上面
    に押し付ける一のエアシリンダーと、前記ローラを前記
    弾性薄板の一端から他端の間を往復動させる他のエアシ
    リンダーとを備える請求項2に記載のフィルム貼付け装
    置。
  4. 【請求項4】 前記軸受部をメインフレームに固定し、
    前記下敷きプレートを前記メインフレームに載置すると
    共に、前記下敷きプレートを前記メインフレームから突
    出したピンで位置決めする請求項2乃至3に記載のフィ
    ルム貼付け装置。
  5. 【請求項5】 前記弾性薄板の抜き枠の外側にピン嵌入
    孔を形成し、前記軸受部の近傍に、前記反転軸を挟んで
    前記下敷きプレートに対峙する底上げプレートを配置
    し、前記弾性薄板が、前記反転軸周りに反転して、前記
    底上げプレートに受け止められた状態で、前記底上げプ
    レートの上面に突出したピンが、前記ピン嵌入孔に嵌入
    する請求項2乃至4に記載のフィルム貼付け装置。
  6. 【請求項6】 弾性薄板に、粘着層を形成した貼着フィ
    ルムを位置決めする工程と、 前記弾性薄板の近傍に、被着フィルムを位置決めする工
    程と、 前記弾性薄板を前記被着フィルムに対して位置決めする
    工程と、 前記貼着フィルムの粘着層を前記被着フィルムに対して
    一方へ上昇傾斜する姿勢で対面させる工程と、 弾性材から成るローラーを、前記貼着フィルムが上昇傾
    斜する方向へ走行させつつ、該ローラーで、前記弾性薄
    板と共に前記貼着フィルを、前記被着フィルムに押し付
    ける工程と、 前記微粘着テープの微粘着層から前記貼着フィルムを離
    反する工程と、 を含むフィルム貼り付け方法。
  7. 【請求項7】 抜き枠を形成した弾性薄板の表面に、微
    粘着層を形成した微粘着テープを貼り付けることによ
    り、前記抜き枠を前記微粘着テープで塞ぐ工程と、 前記弾性薄板の裏面側へ前記抜き枠を経て露出する前記
    微粘着テープの微粘着層に、一面に粘着層を形成した貼
    着フィルムの他面を貼り付ける工程と、 前記弾性薄板の一端近傍に、被着フィルムを位置決めす
    る工程と、 前記弾性薄板をその一端周りに転回することにより、前
    記貼着フィルムの粘着層が、前記被着フィルムに対して
    前記弾性薄板の他端から一端に向けて漸次離反する傾斜
    姿勢とする工程と、 前記弾性薄板を前記被着フィルムに対して位置決めする
    工程と、 前記弾性薄板の他端から一端へ走行する弾性材から成る
    ローラーで、前記弾性薄板と共に前記貼着フィルを、前
    記被着フィルムに押し付ける工程と、 前記微粘着テープの微粘着層から前記貼着フィルムを離
    反する工程と、 を含むフィルム貼り付け方法。
  8. 【請求項8】 抜き枠を形成した弾性薄板と、被着フィ
    ルムを位置決めする型枠を上面に彫込み形成し前記弾性
    薄板を受け止める下敷きプレートと、前記弾性薄板を前
    記下敷きプレートに位置決めするピンと、前記弾性薄板
    を前記下敷きプレートの上面に押圧する弾性材からなる
    ローラとを備える、フィルム貼付け装置によって製造さ
    れるタッチパネルであって、 前記弾性薄板の抜き枠に、粘着層を形成した貼着フィル
    ムを位置決めする工程と、 前記下敷きプレートの型枠に、タッチパネル本体を位置
    決めする工程と、 前記貼着フィルムの粘着層を前記タッチパネル本体に対
    して一方へ上昇傾斜する姿勢で対面させる工程と、 弾性材から成るローラーを、前記貼着フィルムが上昇傾
    斜する方向へ走行させつつ、該ローラーで、前記弾性薄
    板と共に前記貼着フィルを、前記タッチパネル本体に押
    し付ける工程と、 前記微粘着テープの微粘着層から前記貼着フィルムを離
    反する工程と、を経て製造されるタッチパネル。
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