JP2001174835A - 液晶表示装置用ガラス基板の組立装置及び液晶表示装置製造方法 - Google Patents

液晶表示装置用ガラス基板の組立装置及び液晶表示装置製造方法

Info

Publication number
JP2001174835A
JP2001174835A JP36159399A JP36159399A JP2001174835A JP 2001174835 A JP2001174835 A JP 2001174835A JP 36159399 A JP36159399 A JP 36159399A JP 36159399 A JP36159399 A JP 36159399A JP 2001174835 A JP2001174835 A JP 2001174835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
suction
plate
liquid crystal
alignment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36159399A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Takabayashi
弘徳 高林
Takehito Shiba
岳人 柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP36159399A priority Critical patent/JP2001174835A/ja
Publication of JP2001174835A publication Critical patent/JP2001174835A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚のガラス板のアライメントで、ガラス板
の膜面やスペーサを損傷することなく正確にアライメン
トすることができるアライメント方法とその装置および
ガラス板組立装置を提供すること。 【解決手段】 仮接合された2枚のガラス板1a、1b
を吸着プレート26上に載置し、その上方から吸着部が
多孔質部材39で形成されている吸着ヘッド35で、多
孔質部材39からエアを出しながら上側のガラス板1
a、(1b)を吸着し、その状態で2枚のガラス板1
a、1bにそれぞれ付されたマークm、m…のズレ
量を検出し、その結果に応じて吸着ヘッド35に吸着さ
れているガラス板1a、1bをアライメントする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、液晶セル
等の組立製造に好適な2枚の貼り合せガラス基板のアラ
イメント方法とその装置およびガラス基板の組立装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶ディスプレイに用いられて
いる、液晶ディスプレイパネルのセルは、通常、2枚の
ガラス基板の間に液晶を封入するために、2枚のガラス
基板がスぺーサを挟んだ状態で重ね合され、予め塗布さ
れているシール剤によって相互に貼り合わせて仮止めさ
れ、その後に、2枚のガラスの相互の位置が正確にアラ
イメントされる。その状態で、シール剤を加圧しながら
加熱、あるいは紫外線を照射することによりシール剤を
硬化させ、2枚のガラス基板を貼り合わせて形成してい
るサンドイッチセルが用いられている。
【0003】なお、ガラス基板は、液晶ディスプレイの
使用目的により要求される性能が異なるため、それぞれ
の用途に対応したガラス基板が開発されている。大別し
て、単純マトリクス駆動LCDには、ソーダライムガラ
ス基板が使用され、また、半導体技術が導入されたアク
ティブマトリクス駆動LCDには、無アルカリガラス、
ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、シリコン基板等が使用
されている。
【0004】また、通常用いられているガラス基板の厚
みは、一般に、厚さ1.1mmである。この他に、0.
7mm、0.5mmおよび0.4mm等の板厚が使用さ
れている。
【0005】液晶ディスプレイに用いられているサンド
イッチセルの製造工程では、通常、1枚(両面で2枚)
のガラス基板に対して同時に複数個のサンドイッチセル
を形成し、複数個を形成後に両面のガラス基板のそれぞ
れのサンドイッチセルの間を切断して、個別のサンドイ
ッチセルに分離して作成している。
【0006】これらの液晶セルの製造工程で用いられて
いる、2枚のガラス基板のアライナ装置では、前の工程
で貼り合わされて加圧された2枚のガラス基板につい
て、下側のガラス基板の下面側を透明な吸着プレートで
吸着固定し、一方、上側のガラス基板の上面側に対して
多孔質性の吸着ヘッドを下降させて吸着し、その状態で
それぞれのガラス基板に付されている位置合せマークを
合わせるために、X、Y、θ方向にアライメントしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなガラス基板のアライメント方法では、ガラス基板
間には、ギヤップを一定にするため、直径が数μmのス
ペーサが入っているために、このスペーサに集中荷重が
かかった状態で、アライメントを行うと、ガラス基板の
内側に形成されている膜面を傷付けたり、あるいはスペ
ーサを破壊してしまうなどの問題が発生する。
【0008】通常、それを回避するため、アライメント
用の多孔質性の吸着ヘッドを上下動させているシリンダ
に対し、下降時にはエアの圧力を加えずに多孔質性の吸
着ヘッドの自重のみで下降させ、さらにガラス基板と接
触しアライメントする時には、多孔質性の吸着ヘッドの
自重もかからないように、上下動させているシリンダに
カウンターエアを入れ、ガラス基板への押付け力をほぼ
ゼロにしていた。
【0009】しかし、多孔質性の吸着ヘッドの自重によ
る下降ではエアの圧縮性も関係して吸着ヘッドの速度調
整が困難になっている。そのため、多孔質性の吸着ヘッ
ドが基板に接触する時には、下降速度の衝撃がガラス基
板に影響し、ガラス基板間にある破壊強度の低いスペー
サ等を、変形または破損させる原因となっていた。この
状態でアライメントすると基板の内側の膜面を傷つけて
不良品になってしまうという問題が存在していた。
【0010】本発明はこれらの事情に基づいてなされた
もので、液晶セルのアライメント工程等に用いられる、
2枚のガラス基板のアライメントで、ガラス基板の膜面
やスペーサを損傷することなく正確にアライメントする
ことができるアライメント方法とその装置およびガラス
基板組立装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による手
段によれば、2枚のガラス板がスぺーサを介して仮接合
されたガラス基板の一方のガラス板を吸着保持する吸着
プレートと、吸着部に多孔質部材を有しこの多孔質部材
からエアを噴射アるいは吸引可能で前記吸着プレートに
対して進退可能に設けられた吸着へッドと、前記2枚の
ガラス板それぞれに付された位置合せマークを検出する
検出手段と、前記検出手段により検出されたそれぞれの
位置合せマークに基づいて前記吸着プレートと前記吸着
へッドとを相対的に移動させて前記ガラス板のアラィメ
ントを行うアライメント手段とを有することを特徴とす
る液晶表示装置用ガラス基板の組立装置である。
【0012】また請求項2の発明による手段によれば、
前記吸着プレートは紫外線透過部材であり、前記吸着プ
レートの前記ガラス基板の吸着面と反対側には紫外線光
源が設けられていることを特徴とする液晶表示装置用ガ
ラス基板の組立装置である。
【0013】また請求項3の発明による手段によれば、
2枚のガラス板がスぺーサを介して仮接合されたガラス
基板を吸着プレート上に載置して一方のガラス板を吸着
固定する工程と、吸着部に多孔質部材が設けられた吸着
へッドの前記多孔質部材からエアを噴射しながら他方の
ガラス板に前記吸着部を接触させた後、前記エアの噴射
から吸引に切り替えて他方のガラス板を吸着する工程
と、前記一方のガラス板と他方のガラス板とにそれぞれ
付された位置合せマークを検出する工程と、検出した位
置合せマークから前記一方のガラス板と他方のガラス板
とのずれ量を検出する工程と、検出したずれ量に基づい
て位置合せを行う工程と、位置合せを行った状態で本接
合する工程とを有することを特徴とするアライメント方
法により液晶表示装置を製造する液晶表示装置製造方法
である。
【0014】また請求項4の発明による手段によれば、
前記2枚のガラス板は紫外線硬化接着剤により仮接合さ
れており、前記本接合工程において前記紫外線硬化接着
剤に紫外線を照射して硬化させることを特徴とする液晶
表示装置製造方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明のアライメント装置によりア
ライメントする被処理体である液晶表示装置に用いるサ
ンドイッチセルの一例の構成を示す断面図である。
【0017】すなわち、ガラス板1a、1bの片面に順
次、SiOのアルカリイオン防止膜2と、SiO
の蒸着膜である配向膜3とが積層形成され、配向膜3中
にはITOの透明電極4a、4b、4c、…4nが形成
されている。この2枚のガラス板1a、1bがスペーサ
5a、5b、…を介して所定間隔で配向膜3が向かい合
う方向に組合わされ、熱硬化性又は紫外線硬化性の封止
材6で封止されて貼り合せ基板(ガラス板)1が形成さ
れる。封止された貼り合せ基板1の内部には液晶7が充
填されている。なお、ガラス板1aの一方には液晶7を
注入するための注入口8が設けられ、この注入口8は液
晶7を注入後に封止材6aで封止されている。
【0018】このサンドイッチセルにおける液晶層の厚
さは1μm以下から数百μmまで可能であり、面積につ
いては原理的な制限は無い。
【0019】通常、液晶セルを製造する製造工程でのア
ライナ工程の前後の工程は、図2に装置の配置の平面図
を示すように各装置が配置されている。すなわち、ガラ
ス板1a、1bを載置した基板搬送ユニット10が移動
する搬送路11に沿って、ガラス板1a、1bの搬送さ
れていく方向に沿って、順次、貼り合せ装置12、加圧
装置13、アライメント装置14および姿勢補正装置1
5が設けられている。
【0020】貼り合せ装置12は、搬送路11の両側に
対向して設けられ、一方がアレイが形成されたガラス板
1a用であり、他方がカラーフィルタが形成されたガラ
ス板1b用である。なお、アレイが形成されたガラス板
1a用には仮止めするためのUV硬化接着剤を塗布する
ディスペンサ(不図示)が設けられている。一方、カラ
ーフィルタが形成されたガラス板1b用には、ガラス板
1bの表面と裏面とを反転させるための反転装置(不図
示)が設けられている。貼り合せ装置12は、それぞれ
のガラス板1a、1bで所定の処理を施した後に、それ
らを対向させて貼り合わせて仮止し、貼り合せ基板1を
形成する装置である。
【0021】加圧装置13は、貼り合せ装置12で形成
された貼り合せ基板1のガラス板1a、1b間に所定量
のギャップを得るために、真空を利用して加圧する装置
である。
【0022】アライメント装置14は、貼り合せ基板1
を形成する2枚のガラス板1a、1bの相互位置を正確
にアライメントするために、多孔質性の吸着ヘッドを具
備して、仮止めされているガラス板1a、1bに付され
ている後述するマークを検出して、その結果に基づいて
高精度にアライメントする装置である。
【0023】姿勢補正装置15は、アライメントされた
貼り合せ基板1を載置して回転する回転機構で構成され
た、貼り合せ基板1の姿勢を補正する装置である。
【0024】次に、これらの装置による動作を図3に示
す動作の模式フロー説明図に基づいて説明すると、アレ
イが形成されたガラス板1aとカラーフィルタが設けら
れたガラス板1bとがそれぞれ、基板搬送ユニット10
により貼り合せ装置12に搬送され、アレイが形成され
たガラス板1aには、ガラス板1aの配向膜が形成され
た面に所定幅のディスペンサ16によって、UV硬化の
接着剤がロ字状に塗布される。
【0025】一方、カラーフィルタが設けられたガラス
板1bは、反転機構(不図示)により反転され配向膜面
が下面側になる。したがって、両ガラス板1a、1bは
重ね合わせた場合に配向膜が向かい合う状態になる。ア
レイが形成されたガラス板1a上にスペーサ5a、5b
…を分散させて、カラーフィルタが設けられたガラス板
1bをその上から重ね合わせて、ガラス板1a、1b同
士をUV硬化接着剤により貼り合わせる。ただし、この
時点での貼り合せは、UV硬化接着剤の上にカラーフィ
ルタが設けられたガラス板1bが載置されて仮止めされ
ている状態で、UV硬化接着剤も硬化しておらず、2枚
のガラス板1a、1bは完全に固定された状態ではな
い。
【0026】この貼り合わされた2枚のガラス板1a、
1bは貼り合せガラス板1を形成し、基板搬送ユニット
10により加圧装置13に搬送され、加圧装置13によ
って所定圧力が印加されて2枚のガラス板1a、1b間
のギャップが調整される。続いて、ギャップの調整され
た貼り合せガラス板1は基板搬送ユニット10によりア
ライメント装置14に搬送される。
【0027】アライメント装置14は、図4に模式図を
示すように、CCDカメラ21が撮像するための孔22
とUV光源23からのUV光が透過する孔24が設けら
れた基台25に、貼り合せ基板1を吸着固定する吸着孔
(不図示)が設けられた石英ガラス製の透明吸着プレー
ト26が固定されている。また、この透明吸着プレート
26には貼り合せ基板1を吸着する面に、貼り合せ基板
1の大きさに合わせた出没自在な4本のピン(不図示)
が設けられている。
【0028】また、基台25には透明吸着プレート26
を内部に覆うように門状のアングル27が設けられてい
る。この門状アングル27の上部にはシリンダ28が固
定されている。このシリンダ28の下部にはXYθテー
ブル29が固定されている。このXYθテーブル29は
テーブル保持部30によって保持され、このテーブル保
持部30はアングル27の側柱の内側に設けられた直線
案内部31と移動自在に係合している。したがって、シ
リンダ28が作動することによって、それに応じてXY
θテーブル29はZ軸方向に移動する。
【0029】XYθテーブル29の下部にはZ軸方向に
凹部33が形成されたヘッドホルダ32が設けられてい
る。この凹部33にはZ軸方向へのリニアガイド34が
形成されており、このリニアガイド34には吸着ヘッド
35が移動自在に係合している。また、ヘッドホルダ3
2の側壁の外側には複数の小シリンダ36a、36b…
が設けられて吸着ヘッド35を保持している。
【0030】これらの構成により、吸着ヘッド35のZ
軸方向の移動は、XYθテーブル29との一体的な大き
な動きはシリンダ28により行われ、また、XYθテー
ブル29の動きと独立した吸着ヘッド35のみの単独の
小さな動きは小シリンダ36a、36b…によって行わ
れる。
【0031】また、吸着ヘッド35は吸着部37が多孔
質(気孔率約40%程度)の部材で形成され、図5に吸
着部の吸着面の平面図を示すように、吸着部37は複数
の吸着孔38a、38b…が露出しており、それ以外の
部分は吸着孔38a、38b…の上が多孔質部材39に
よって覆われている。
【0032】なお、この吸着ヘッド35には、図6に模
式図を示すように、真空ポンプ(不図示)からのフレキ
シブルホース41が接続されており、制御部(不図示)
からの指示でそれぞれのタイミングで正圧と負圧が切替
弁42の作動により適宜に印加される。それにより、エ
アの噴射及び停止と、貼り合せ基板1の着脱動作を行
う。
【0033】また、基台25の各孔22、24に対向し
た位置の下方には、貼り合せ基板1に付されている後述
するマークを認識するCCDカメラ21と画像処理部を
備えた認識装置43と、UV光源23がそれぞれ設けら
れている。
【0034】また、透明吸着プレート26の側方には、
貼り合せ基板1を載置して搬送する基板搬送ユニット1
0の受け渡し部が形成されている。すなわち、基板搬送
ユニット10は、搬送路11に沿って水平方向に移動
し、かつ、貼り合せ基板1を載置するアーム部(不図
示)はZ軸方向にも移動可能な構造である。
【0035】従って、基板搬送ユニット10で搬送され
てきた貼り合わせ基板1は、透明吸着プレート26の上
部まで進入する。一方、透明吸着プレート26上に4本
のピン(不図示)が突起した状態で、貼り合せ基板1を
載置した基板搬送ユニット10のアーム部が、4本のピ
ン上に移動し、その位置で下降すると、貼り合せ基板1
は4本のピン間に移載される。移載後にアーム部が退
き、4本のピンが下降して透明吸着プレート26内に没
入すると、貼り合せ基板1は、透明吸着プレート26の
吸着面に載置され吸着される。
【0036】なお、図7(a)に示すように、貼り合せ
基板1を構成するの各々のガラス板1a、1bの中央部
の両端側には、アライメント用の十字のマークm、m
…が付されている。このマークm、m…は、図7
(b−1)と(b−2)に示すように、上側ガラス板1
aと下側ガラス板1bとは相互に対称位置に設けられて
おり、両方のガラス板1a、1bが正確にアライメント
された状態で、図7(b−3)に示すように、4つのマ
ークm→m→m→mを結ぶと正方形になるよう
になっている。なお、この形状は予め定められた既定の
形状であればよく、正方形はその一例である。
【0037】次に、これらの構成によるアライナ装置1
4の動作を、図8に示すフローチャトを参照して説明す
る。なお、各部の符号については図2乃至図4で用いた
符合を用いている。
【0038】貼り合せ装置12と加圧装置13によっ
て、2枚のガラス板1a、1bが貼り合わされて、貼り
合せ基板1を形成し、基板搬送ユニット10によりアラ
イナ装置14に搬送される。アライナ装置14は基板搬
送ユニット10から貼り合せ基板1を受け取り、透明吸
着プレート26上に載置する(S1)。透明吸着プレー
ト26は貼り合せ基板1の下側のガラス板1aを吸着し
て固定する(S2)。
【0039】一方、吸着ヘッド35を上下動させるシリ
ンダ28が作動して、吸着ヘッド35を透明吸着プレー
ト26に向けて、上方から緩やかに下降させる。そし
て、吸着ヘッド35は多孔質部材39で形成された吸着
部37で貼り合せ基板1の上側のガラス板1bを吸着し
て保持する。
【0040】なお、この多孔質部材39の吸着ヘッド3
5が上側のガラス板1bを吸着させるために、吸着ヘッ
ド35を自重で下降させる際に、吸着ヘッド35の吸着
孔38a、38b…から真空破壊用のエアを吹出させ
る。この真空破壊用のエアの作用によって、吸着部37
を備えた吸着ヘッド35が下降するときに貼り合せ基板
1に対しての衝撃を緩和することができる(S3)。
【0041】そして、吸着部37の多孔質部材39が上
側のガラス板1bに接触した後、吸着ヘッド35を保持
している少シリンダ36a、36b…にカウンターエア
を入れることで、吸着ヘッド35の自重を相殺し、上側
のガラス板1bへの吸着ヘッド35の押付け方向の力を
極力ゼロにした状態にする。
【0042】これらの動作によって、貼り合せ基板1の
間に分散しているスペーサ5a、5bヘの衝撃も緩和で
きて、それらの変形や破損も防止して上側の上側のガラ
ス板1bを吸着する(S4)。
【0043】その後、下側のガラス板1aの透明吸着プ
レート26の下方にある認識手段43で2枚のガラス板
1a、1bに付与されている、それぞれのマークm
…を透過して認識する(S5)。画像処理でそれぞ
れのマークm、m…の相対ズレ量を算出する。な
お、上述のように、マークm、m…はそれぞれのガ
ラス板1a、1bに、例えば、+マークが付されている
ので、相互のマークm、m…の認識結果によって
X、Y、θの各方向のズレ量を算出することができる。
【0044】この算出された相対ズレ量に応じて、アラ
イメント手段であるXYθテーブル29を微動させ、
X、Y、θ方向に関して、吸着ヘッド35が必要に応じ
て調整量に応じて微動する。これにより、吸着ヘッド3
5に吸着された上側のガラス板1bを、下側のガラス板
1aに対してアライメントする(S6)。
【0045】アライメントが完了した後、透明吸着プレ
ート26の下方にあるUV光源23によって、ガラス板
1a、1b間の仮止め用のUVシ−ル剤(別の工程で塗
布されたもの)にUV光を照射して硬化させる(S
7)。
【0046】その後、吸着ヘッド35が上側のガラス板
1bの吸着保持を解放し上昇する。アライメントされた
2枚のガラス板1a、1bは、基板搬送ユニット10の
アーム部で保持されて透明吸着プレート26から離脱し
て上昇させ、次の工程へ基板搬送ユニット10によって
搬送される(S8)。
【0047】なお、上述の実施の形態では、貼り合せ基
板の載置に石英ガラス性の透明吸着プレートを用いた
が、ステンレス等の金属製の吸着プレートを用いること
もできる。ただし、その際には、吸着プレートにCCD
撮像用と、UV光の透光用の孔を設ける必要がある。
【0048】以上に述べたように、本発明によれば、ガ
ラス板に対し、多孔質の吸着部を形成して吸着ヘッドを
自重で下降させる際に、この吸着ヘッドの多孔質性の孔
から真空破壊のエアを出すようにしている。このエア
は、気孔率40%程度の多孔質部材であるため、均一に
かつ相当量のエアを吹出すことができるので、アライメ
ント用の多孔質部材の吸着ヘッドを下降させてガラス板
に接触する際の速度を押さえることができる。それによ
り、ガラス板に対しての衝撃も緩和できる。また、ガラ
ス板の間のスペーサの変形や破損も防止できる。
【0049】また、ガラス板の内側の膜面の傷つきなど
の不良を出さずにアライメントを行うことができるの
で、極めて安定したガラス板の組立を行うことができ
る。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、2枚のガラス板のアラ
イメントに際して、一方のガラス板を吸着するために下
降する吸着ヘッドのガラス板への衝撃を緩和することが
できる。それにより、2枚のガラス板間に挿入されてい
る破壊強度の低いスペーサでも、変形あるいは破損など
を防止できる。
【0051】また、ガラス板の貼合せ工程での不良を防
止でき、精度のよい安定したアライメントが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶セルの一例の構成を示す断面図。
【図2】液晶セルを製造する製造工程でのアライナ工程
の前後の工程の装置の配置の平面図。
【図3】液晶セルを製造する製造工程でのアライナ工程
の前後の工程の模式説明図。
【図4】本発明のアライナ装置の模式構製図。
【図5】本発明の吸着ヘッドの平面図。
【図6】本発明の吸着ヘッドの動作模式図。
【図7】(a)(b−1)(b−2)(b−3)は、い
ずれも本発明のマークによるアライメントの説明図。
【図8】本発明の工程のフロー図。
【符号の説明】
1…貼り合せ基板、10…基板搬送ユニット、12…貼
り合せ装置、13…加圧装置、14…アライメント装
置、26…透明吸着プレート、28…シリンダ、29…
XYθテーブル、35…吸着ヘッド、36a、36b…
小シリンダ、37…吸着部、38a、38b…吸着孔、
39…多孔質部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA01 FA30 MA20 2H089 NA01 NA38 NA44 NA51 NA60 QA12 4G061 AA18 AA33 CA02 CB02 CB03 CB04 CD02 CD12 CD14 CD22 CD23 CD24 CD25 DA26 DA36 DA61

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のガラス板がスぺーサを介して仮接
    合されたガラス基板の一方のガラス板を吸着保持する吸
    着プレートと、吸着部に多孔質部材を有しこの多孔質部
    材からエアを噴射アるいは吸引可能で前記吸着プレート
    に対して進退可能に設けられた吸着へッドと、前記2枚
    のガラス板それぞれに付された位置合せマークを検出す
    る検出手段と、前記検出手段により検出されたそれぞれ
    の位置合せマークに基づいて前記吸着プレートと前記吸
    着へッドとを相対的に移動させて前記ガラス板のアラィ
    メントを行うアライメント手段とを有することを特徴と
    する液晶表示装置用ガラス基板の組立装置。
  2. 【請求項2】 前記吸着プレートは紫外線透過部材であ
    り、前記吸着プレートの前記ガラス基板の吸着面と反対
    側には紫外線光源が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の液晶表示装置用ガラス基板の組立装置。
  3. 【請求項3】 2枚のガラス板がスぺーサを介して仮接
    合されたガラス基板を吸着プレート上に載置して一方の
    ガラス板を吸着固定する工程と、吸着部に多孔質部材が
    設けられた吸着へッドの前記多孔質部材からエアを噴射
    しながら他方のガラス板に前記吸着部を接触させた後、
    前記エアの噴射から吸引に切り替えて他方のガラス板を
    吸着する工程と、前記一方のガラス板と他方のガラス板
    とにそれぞれ付された位置合せマークを検出する工程
    と、検出した位置合せマークから前記一方のガラス板と
    他方のガラス板とのずれ量を検出する工程と、検出した
    ずれ量に基づいて位置合せを行う工程と、位置合せを行
    った状態で本接合する工程とを有することを特徴とする
    アライメント方法により液晶表示装置を製造する液晶表
    示装置製造方法。
  4. 【請求項4】 前記2枚のガラス板は紫外線硬化接着剤
    により仮接合されており、前記本接合工程において前記
    紫外線硬化接着剤に紫外線を照射して硬化させることを
    特徴とする請求項3記載の液晶表示装置製造方法。
JP36159399A 1999-12-20 1999-12-20 液晶表示装置用ガラス基板の組立装置及び液晶表示装置製造方法 Pending JP2001174835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36159399A JP2001174835A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 液晶表示装置用ガラス基板の組立装置及び液晶表示装置製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36159399A JP2001174835A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 液晶表示装置用ガラス基板の組立装置及び液晶表示装置製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001174835A true JP2001174835A (ja) 2001-06-29

Family

ID=18474216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36159399A Pending JP2001174835A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 液晶表示装置用ガラス基板の組立装置及び液晶表示装置製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001174835A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009294771A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Young Fast Optoelectronics Co Ltd タッチパネルの製造方法
WO2010097910A1 (ja) * 2009-02-25 2010-09-02 セイコーインスツル株式会社 陽極接合方法、陽極接合治具、および陽極接合装置
JP2014186170A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toshiba Corp 表示装置の製造装置、および表示装置の製造方法
JP5734876B2 (ja) * 2010-01-21 2015-06-17 電気化学工業株式会社 透光性硬質基板積層体の製造方法及び透光性硬質基板貼り合わせ装置
KR101838197B1 (ko) 2010-02-26 2018-03-13 쇼오트 글라스 테크놀로지스 (쑤저우) 코퍼레이션 리미티드. 강인화에 적합하고 3-디 정밀 성형을 위한 박막 리튬-규산 알루미늄 유리
CN108169938A (zh) * 2018-01-03 2018-06-15 惠科股份有限公司 一种显示面板的制造设备

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009294771A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Young Fast Optoelectronics Co Ltd タッチパネルの製造方法
WO2010097910A1 (ja) * 2009-02-25 2010-09-02 セイコーインスツル株式会社 陽極接合方法、陽極接合治具、および陽極接合装置
US8496767B2 (en) 2009-02-25 2013-07-30 Seiko Instruments Inc. Anodic bonding method, anodic bonding jig and anodic bonding apparatus
CN102333738B (zh) * 2009-02-25 2015-07-15 精工电子有限公司 阳极接合方法、阳极接合夹具以及阳极接合装置
JP5734876B2 (ja) * 2010-01-21 2015-06-17 電気化学工業株式会社 透光性硬質基板積層体の製造方法及び透光性硬質基板貼り合わせ装置
KR101824709B1 (ko) * 2010-01-21 2018-02-01 덴카 주식회사 투광성 경질 기판 적층체의 제조방법 및 투광성 경질 기판 라미네이팅 장치
KR101838197B1 (ko) 2010-02-26 2018-03-13 쇼오트 글라스 테크놀로지스 (쑤저우) 코퍼레이션 리미티드. 강인화에 적합하고 3-디 정밀 성형을 위한 박막 리튬-규산 알루미늄 유리
JP2014186170A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toshiba Corp 表示装置の製造装置、および表示装置の製造方法
US9618802B2 (en) 2013-03-22 2017-04-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus and method for manufacturing display device
CN108169938A (zh) * 2018-01-03 2018-06-15 惠科股份有限公司 一种显示面板的制造设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100832190B1 (ko) 접합 기판 제조 장치 및 접합 기판 제조 방법
JP4078487B2 (ja) 基板組立装置及び方法
JP4689797B2 (ja) 液晶表示装置の製造装置及びその製造方法
JP2000310759A (ja) 液晶表示素子製造装置および方法
JP4150041B2 (ja) 貼合せ基板製造装置
JPH11326857A (ja) 基板の組立て装置及び組立て方法
TW201702702A (zh) 貼合設備的製造裝置及製造方法
JP4576420B2 (ja) 接着剤塗布装置、液晶表示パネル、液晶表示パネルの製造装置及び製造方法、並びに基板貼り合わせ装置
JP2001174835A (ja) 液晶表示装置用ガラス基板の組立装置及び液晶表示装置製造方法
JP6049820B1 (ja) 貼合デバイスの製造装置及び製造方法
JP4105469B2 (ja) 接着剤塗布装置、液晶表示パネル、液晶表示パネルの製造装置及び製造方法、並びに基板貼り合わせ装置
JPH10260410A (ja) 基板の組立て装置及び組立て方法
JP2003283185A (ja) 基板の組立方法およびその装置
JP5877264B1 (ja) 貼合デバイスの製造装置及び製造方法
JP2015187648A (ja) 貼合方法および貼合装置
WO2010150414A1 (ja) ウェブ加工装置及び電子装置の製造方法
JPH11231328A (ja) 液晶基板の貼り合わせ方法とその装置
JP2000305059A (ja) 基板加圧装置と加圧方法及びそれを用いた基板貼り合わせ装置と基板貼り合わせ方法
JP4449932B2 (ja) 基板組立装置と基板組立方法
JP5507074B2 (ja) 基板の貼合わせ方法及び基板貼合わせ装置
JP2000258777A (ja) 液晶表示素子の製造方法
JP2003137616A (ja) 基板の貼り合わせ方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees