JP4869362B2 - カーボンナノチューブの製造方法 - Google Patents

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本発明は、カーボンナノチューブを用いた層間配線における製造方法及びその配線構造に関する。
カーボンナノチューブは、高い電流密度耐性、電気伝導特性、熱伝導率、アスペクト比などの優れた物性を有し、現行のCu配線に代わる配線材料としての応用が期待されている。カーボンナノチューブの作製方法としては、アーク放電法、レーザーアブレーション法、CVD法などが提案されている。その中でも特に、生産性、制御性、半導体プロセスとの整合性の観点からCVD法が工業的に広く用いられている。CVD法では、基板上に金属触媒を堆積させてカーボンナノチューブを成長させることが一般的である。金属触媒を堆積させる方法としては、スパッタリング法などによる薄膜触媒を用いる方法、アークプラズマガンやインパクターなどによりサイズ分級された触媒微粒子を直接基板上に堆積させる方法などがある。
一方、Cu配線においては、エレクトロマイグレーションによる信頼性劣化が大きな問題となっている。特に、Cu配線と拡散防止絶縁膜との密着性が弱いため、この界面でのCu原子は拡散しやすく、ボイド欠陥の生成を引き起こすため、デバイス故障の原因となっている。このため、Cu及び拡散防止絶縁膜に対し、優れた密着性を有するCoWP合金の導入が有力な技術として注目されている。
このCoWP合金は、無電解めっき法により、Cu配線直上に選択的に形成することができる。CoWPの主組成は、Coが80%以上を占め、WとPはCoの結晶粒界に存在する。このため、CoWPはカーボンナノチューブ成長用触媒としての働きが期待できる。CoWPめっき層上でのカーボン系材料の作製例としては、非特許文献1にCoWPめっき層上に触媒金属であるNiを堆積させた構造でのカーボンナノファイバーを作製する方法が発表されている。
また、CoWPめっき層上でのカーボンナノチューブ成長を行う場合、高密度なカーボンナノチューブを得るためにはCoWPめっき層表面の微粒子化が必要である。しかし、CoWPめっき層とCuの界面ではCoとCuが金属結合を形成しており、加熱のみでCoWPめっき層表面を微粒子化が困難であり、カーボンナノチューブを高密度に成長させることが困難である。
一方、Coを含む薄膜の下にTi層を設けると、Tiが加わることによる融点の降下や炭素の取り込み量の増加を引き起こし、500℃以下での低温においても良好な高密度カーボンナノチューブの成長が可能になる。しかし、上述のように、CoWPめっき層は無電解めっき法により、Cu直上に選択形成するため、TiをCoWPとCuの界面に設けることはできない。
J.C.Coiffic et al., APPLIED PHYSISCS LETTERS 92.,223510(2008)
上記に説明した様に、従来技術では加熱のみでCoWPめっき層表面を微粒子化することは困難であるから、良好なカーボンナノチューブを得ることが困難であり、また、Coのめっき層の利点を有効に活かせていない。
そこで本発明の課題は、上記した従来技術の問題点を解決することにあり、カーボンナノチューブの成長に必要な触媒を微粒子化し、良好なカーボンナノチューブを提供することを目的とする。
本発明のカーボンナノチューブの製造方法は、Cu配線上のCoを含むめっき層をプラズマ処理するプラズマ処理工程と、前記プラズマ処理工程の前又は後に前記Coを含むめっき層に、カーボンナノチューブ成長用の助触媒を付与する助触媒付与工程と、前記プラズマ処理工程及び助触媒付与工程より後に前記Coを含むめっき層及び前記Coを含むめっき層に付与された前記助触媒を加熱処理する加熱処理工程と、前記加熱処理工程より後に、前記加熱工程によって微粒子化した前記Coを含むめっき層及び前記加熱工程によって微粒子化した前記Coを含むめっき層に付与された前記助触媒を触媒として用いてプラズマCVD法によるカーボンナノチューブ成長工程とを備え、前記加熱処理工程における処理温度が200℃以上500℃以下であり、前記加熱処理工程における処理時間が1分以上であり、前記加熱処理工程の加熱処理を行う反応炉内は非酸化系ガス雰囲気または真空状態で行うことを特徴とする
なお、前記プラズマは、少なくとも水素または希ガスのうち少なくとも1種類を含むガスから生成されることが好ましい。
なお、前記プラズマ処理工程のプラズマ処理温度が25℃以上500℃以下が好ましい。
なお、前記カーボンナノチューブ成長用助触媒となる金属はTi、Ta、MoとVからなる群から選ばれた1種以上を具備し、前記カーボンナノチューブ成長用助触媒の付与工程がスパッタ、真空蒸着、アークプラズマガン、インパクターのいずれかの手法により付与することが好ましい。
なお、前記カーボンナノチューブ成長工程における成長温度が200℃以上500℃以下であることが好ましい。
本発明によれば、高密度なカーボンナノチューブを有するカーボンナノチューブ配線を得ることが可能となる。
本発明のカーボンナノチューブ配線構造の断面模式図である。 本発明のビアホール形成工程の模式図である。 本発明の助触媒付与工程の模式図である。 本発明のプラズマ表面処理および加熱による微粒子化工程の模式図である。 本発明のカーボンナノチューブ成長工程の模式図である。 プラズマ処理を施したCoWPから成長したカーボンナノチューブの走査型電子顕微鏡像である。 プラズマ処理を施さずにCoWPから成長したカーボンナノチューブの走査型電子顕微鏡像である。
本発明者らがカーボンナノチューブのビア配線の方法に関し、種々の検討を行ったところ、以下の事実を発見した。
LSI等においてCu等の金属配線層と層間絶縁膜の剥離を防ぐために用いられるCoを含むめっき層に前処理を行って、前記めっき層に含まれるCoをカーボンナノチューブ成長用の触媒として利用する。具体的な前処理の方法は、ビアホールにおけるめっき層をプラズマによって表面処理をするプラズマ処理工程と、プラズマ処理工程より前後どちらかにコバルトの助触媒として作用が期待されるチタンなどの金属を付与する助触媒付与工程と、プラズマ処理工程及び助触媒付与工程の後に加熱によってCoを含むめっき層及び助触媒を微粒子化する加熱処理工程とを具備することで、高密度で配向性に優れた良好なカーボンナノチューブを成長させる方法を見出した。
まず、助触媒付与工程について説明する。
助触媒付与工程はカーボンナノチューブの成長を促進させるために行う。助触媒としてはTi,Ta,MoとVからなる群から選ばれた一種以上であることが好ましい。その中でもTiがカーボンナノチューブの成長の促進効果が大きいため、より好ましい。
助触媒を付与する工程はスパッタ、真空蒸着、アークプラズマガン、インパクターのいずれかの手法により、ビアホール内のCoを含むめっき層に付与する。
付与される助触媒は孤立した微粒子状または薄膜状のいずれに形態でもよい。付与された助触媒が薄膜の場合は助触媒として機能するための十分量が付与され、微粒子化を阻害せず、Coの触媒作用を阻害せず、経済効率に優れた厚さがよいため、0.1nm以上5nm以下が好ましい。
また、付与された助触媒が微粒子の場合は優れた触媒活性を示すためにCoを含むめっき層のCoの1mol%以上50mol%以下の助触媒が付与されることが好ましい。また、付与される助触媒微粒子の微粒子径は優れた触媒活性を示すために0.1nm以上5nm以下であることが好ましい。
次ぎに、プラズマ処理工程について説明する。
上記に記載したように加熱のみではCu配線上のCoを微粒子化することは困難であるが、本発明のカーボンナノチューブ成長方法では微粒子化に際しプラズマ処理を行った後に、下記に説明する加熱処理を行うため、加熱のみに比べて容易に微粒子化が可能である。
プラズマ処理を行うことで、めっき層表面の結晶構造が変化し、後に行う加熱処理による微粒子化が促進される。
プラズマ処理工程における原料ガスは水素又は希ガスの少なくともどちらか一方を含むガスであることが好ましい。希ガスは、ヘリウム、アルゴン等の1種類以上を用いる。また、水素、希ガスの他にはフッ素や窒素等の非反応性ガスが原料ガスに含有されていてもよい。
プラズマ処理工程を行う反応炉内に流量1sccm以上数百sccm以下の原料ガスが導入されることが好ましい。また、微粒子化処理工程において反応炉内の気圧は0.01Torr以上数十Torr以下であることが好ましい。
めっき層の表面の結晶構造が十分に変化するために、プラズマ処理工程においてプラズマの処理温度は25℃(室温)以上が、また、処理時間は1分以上が好ましい。前記温度より低温または前記時間より短いと十分な反応が進まないことが好ましくない。また、経済性を考慮すると処理温度が500℃を超えることや処理時間が30分を超えるのは好ましくない。
次ぎに加熱処理について説明する。
プラズマ処理されたCoを含むめっき層は表面状態の結晶構造が変化しているため、加熱処理を行うことで、Coを含むめっき層とCoを含むめっき層に付与された助触媒は相互拡散により合金化し、さらに、表面張力により微粒子化する。
Coを含むめっき層が相互拡散により合金化し、表面張力により微粒子化させるために、加熱処理の処理温度は200℃以上、処理時間は1分以上であることが好ましい。加熱処理の際の加熱温度が500℃より高温、又は、60分より長時間処理することは経済性に優れず、LSI製造プロセスに適合しないことから好ましくない。
加熱処理を行う際は、加熱処理を行う反応炉内のガスは非酸化系ガス又は真空状態で行うことが好ましい。
コバルトを含むめっき層及びCoを含むめっき層に付与された助触媒を微粒子化すると、コバルト金属粒子の周りに助触媒金属粒子が付着している形態とコバルトと助触媒が合金微粒子化した形態のどちらか又はその両方の形態になると考えられる。微粒子化した触媒は1nm〜20nmの粒子径を有する。このような微粒子となると、高密度かつ配向性に優れたカーボンナノチューブを成長させるのに好ましい触媒となる。
次ぎに、カーボンナノチューブ成長工程について説明する。
カーボンナノチューブ成長工程では熱処理工程によって微粒子化した触媒と炭化水素を含む原料ガスを用いてカーボンナノチューブを成長させる。その原料ガスはメタン、エタン、プロパン、アセチレン等の1種類以上の炭化水素を含むことが好ましい。原料ガスには炭化水素の他にも水素や希ガス等の非反応性ガスを含んでもよい。
カーボンナノチューブを成長させる際の処理温度はカーボンナノチューブの成長性及び経済性を考慮して200℃以上であることが好ましい。カーボンナノチューブの成長において、成長温度が500℃より高いと、LSI製造プロセスに適合しないため好ましくない。
次ぎに、カーボンナノチューブ配線構造の一例を示す断面模式図である図1の配線構造を具備するカーボンナノチューブ配線構造について説明する。
図1に示す配線構造は、半導体集積回路等が形成された下地基板において、下層金属配線1上に無電解めっき法によりコバルトを含むめっき層2が形成され、低誘電率絶縁体などからなる層間絶縁膜3がそのコバルトを含むめっき層2上と上部金属配線4の間に形成されている。
そして、層間絶縁膜3には下層金属配線1と上層金属配線4を接続するエッチングなどにより形成された層間配線用のビアホール5が形成されている。このビアホール5の底部にはコバルトを含むめっき層と助触媒を具備する触媒金属合金6が形成されている。また、その金属合金触媒6からカーボンナノチューブ7が上部金属配線4と接続するように形成されている。
以下、発明の実施形態を用いて発明を説明する。なお、実施例の形態は発明の基本的な形態であり、発明を限定解釈するものではない。
(実施例1)
図2から図5のカーボンナノチューブ成長にかかる工程の模式図を基に説明する。
まず、半導体装置にビアホールの形成を行った。図2は実施例1のビアホール形成工程を示す模式図である。最初に、半導体集積回路等が形成された下地基板に形成された下層Cu配線11直上に、無電解めっき法を用いてCoWP層12を選択的に形成した。次ぎに、CoWP層12上及びその他基板表面上に、厚さが200nmになるようにSiOC(層間絶縁膜13)を形成した。次いで、層間絶縁膜13をエッチングしてCoWP層12までのビアホールを形成した。
次ぎに、CoWPめっき層に助触媒の付与を行った。図3は実施例1の助触媒付与工程を示す模式図である。ここでは、ビアホールの形成後にカーボンナノチューブ成長において、Coの助触媒となる、Ti(金属微粒子17)を堆積させた。Tiの堆積はスパッタ法によって行い、CoWP層2上に1nmのTi層を形成させた。
そして、Co微粒子化を促進させるために、Tiを堆積させたCoWP層2のプラズマ表面処理を行った。プラズマの原料ガスには、水素を用いて、原料ガスをマイクロ波によってプラズマ化して、25℃で5分間処理を行った。次に、プラズマ処理を行った基板をさらに加熱して、500℃まで加熱した。加熱して1分経過すると、図4の模式図に示すように、加熱による相互拡散によりCoWP層及びTiが微粒子化して触媒金属合金16が形成された。
次ぎに、図5のカーボンナノチューブ作製工程の模式図に示すように、反応炉内に、原料ガスとしてメタンガスを、キャリアガスとして水素を導入して、マイクロ波によってメタンガスを励起・放電させて、原料ガスをプラズマ化させた。次いで、500℃で、触媒金属合金を用いてプラズマ化したメタンを反応させて、カーボンナノチューブ18を成長させた。この際のカーボンナノチューブのSEM画像を図6に示す。
次いで、カーボンナノチューブの成長後にCMP処理を行い、金属配線が対向するようにもう一方の金属配線を形成させた。
(実施例2)
プラズマ処理工程の後に助触媒付与工程を行ったこと以外は実施例1と同様に実施した。
(比較例1)
プラズマ処理工程を行なかったこと以外は実施例1と同様の形態で実施した。
比較例1のカーボンナノチューブ成長後で、CMP処理前のカーボンナノチューブのSEM画像を図7に示す。
図6のSEM画像では、細長いカーボンナノチューブが高密度に成長している。つまり、プラズマ処理を施したCoWPからはカーボンナノチューブが成長していることがわかる。なお、実施例2の工程順序によってカーボンナノチューブを成長させた場合も実施例1と同様のカーボンナノチューブが得られた(図省略)。これは、ビアホール形成工程において、層間絶縁膜13をエッチングしてCoWP層まで貫通させた際に、オーバーエッチングによりCoWP層表面の結晶構造が変化し、後に行う加熱処理による微粒子化が促進されたためと考えられる。また、水素の替わりにアルゴンを用いてプラズマ処理を施した場合も実施例1と同様のカーボンナノチューブが得られた(図省略)。一方、図7はプラズマ未処理のCoWPへカーボンナノチューブ成長を試みた場合のSEM像(比較例1)である。比較例1ではプラズマ処理を行わなかったために、CoWP層はほとんど微粒子化しなかったことから、図7に示すように、未処理のCoWPの場合にはカーボンナノチューブの成長はわずかしかみられず、黒色の不規則な凹凸形状を有するアモルファスな炭素が生成された。CoWP表面へプラズマ処理を施すことでCoめっき層の微粒子化が容易となり、図6のようなカーボンナノチューブを得ることができたと考えられる。
また、本発明は、Cu配線直上にCoWPめっき層を選択的に形成させた構造以外にも、触媒金属と基板の間に助触媒に用いることができない構造に適用することができる。具体例としては、現在、トランジスタのゲート電極およびソース・ドレインコンタクト部にはコバルトやニッケルなどの遷移金属シリサイドが用いられており、Cu上のCoWPめっき層のように、シリサイドとソースまたはドレイン界面に助触媒を形成することはできないが、本発明のプラズマ処理工程、助触媒付与工程及び加熱処理工程を施すことでコバルトまたはニッケルシリサイド直上から高密度カーボンナノチューブを成長させることができ、微細化が進むタングステンコンタクトプラグの代替としてカーボンナノチューブコンタクトプラグを用いることができる。
本発明により、エレクトロマイグレーション耐性に優れたカーボンナノチューブ配線構造を得ることができる。これにより、カーボンナノチューブ配線構造作製プロセスの簡略化およびビアホールへの選択的カーボンナノチューブ成長を可能にする。以上の他に、メモリ、MEMS、電子放出用陰極、バンプなどへの応用も期待される。
1…下層金属配線
2…Coを含むめっき層
3…層間絶縁膜
4…上層金属配線
5…ビアホール
6…触媒金属合金
7…金属微粒子
8…カーボンナノチューブ
11…下層Cu配線
12…CoWP層
13…SiOC
14…上層Cu配線
15…ビアホール
16…触媒金属合金
17…金属微粒子
18…カーボンナノチューブ

Claims (5)

  1. Cu配線上のCoを含むめっき層をプラズマ処理するプラズマ処理工程と、
    前記プラズマ処理工程の前又は後に前記Coを含むめっき層に、カーボンナノチューブ成長用の助触媒を付与する助触媒付与工程と、
    前記プラズマ処理工程及び助触媒付与工程より後に前記Coを含むめっき層及び前記Coを含むめっき層に付与された前記助触媒を加熱処理する加熱処理工程と、
    前記加熱処理工程より後に、前記加熱工程によって微粒子化した前記Coを含むめっき層及び前記Coを含むめっき層に付与された前記助触媒を触媒として用いてプラズマCVD法によるカーボンナノチューブ成長工程とを備え
    前記加熱処理工程における処理温度が200℃以上500℃以下であり、
    前記加熱処理工程における処理時間が1分以上であり、
    前記加熱処理工程の加熱処理を行う反応炉内は非酸化系ガス雰囲気または真空状態で行うことを特徴とするカーボンナノチューブの製造方法。
  2. 前記プラズマ処理工程における前記プラズマは、少なくとも水素または希ガスのうち少なくとも1種類を含むガスから生成されたことを特徴とする請求項1記載のカーボンナノチューブの製造方法。
  3. 前記プラズマ処理工程のプラズマ処理温度が25℃以上500℃以下であることを特徴とする請求項1又は2記載のカーボンナノチューブの製造方法。
  4. 前記カーボンナノチューブ成長用助触媒となる金属はTi、Ta、MoとVからなる群から選ばれた1種以上を具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブの製造方法。
  5. 前記カーボンナノチューブ成長工程における成長温度が200℃以上500℃以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブの製造方法。
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