JP4858092B2 - 車両用ステップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ステップ装置に関するものである。
一般に、ワンボックスカー等の車両においては、車両のフロアが比較的高く設定されているため、車両フロアの乗降口には、一段低くなるようにステップが設けられている。しかし、単に、車両フロアの乗降口にステップを設けた構造では、ステップを設けた分だけ車両フロアの有効面積が小さくなるため、実用上において以下のことが発生するおそれがあった。すなわち、ステップの側部や後部の車両フロア上には座席が設置されているが、ステップを設けることによってこれら座席に着座する乗員の足元に凹部空間が形成されることになり、乗員が不自然な着座姿勢を強いられたり、あるいは車室内に積み込んだ荷物が当該凹部空間に落下してしまったりするおそれがあった。
そこで、こうした事情を鑑みて、例えば特許文献1に記載された車両用ステップ装置が提案されている。この車両用ステップ装置では、フロア端を上述した凹部空間が十分小さくなる位置まで拡大し、これにより減ったステップ面積を補うために、ステップを出し入れする構成としている。すなわち、この車両用ステップ装置は、車両ドアの開閉状態等に応じた検出信号に基づいて、ドアの下部付近に設けられたモータを正転又は逆転することでステップを出し入れする。
実公平4−3870号公報
ところで、特許文献1に記載の車両用ステップ装置では、ステップを出し入れする専用のモータと、ステップが所定の位置に出たことを検出するスイッチと、検出スイッチの信号を基にモータを制御する制御回路等とが必要なため、高価なシステムになってしまう。そこで、電気的駆動源の動力を車両ドアの開閉に係る機構を介してステップに伝達してこれを出し入れする機構を設けることも本出願人により提案されている。
しかしながら、例えば車両ドアの全開又は全閉に至る間、ステップが移動し続けているため、車両ドアの全開又は全閉に至る途中で乗員が乗り降りすれば、ステップの上に位置する乗員の足元が不安定になることとなる。
また、例えば車両ドアの開閉制御において、負荷に基づき挟み込み判定を行っている場合には、作動中のステップを乗員が踏むことで車両ドアの開閉作動中に負荷が急増し、挟み込み誤判定につながるおそれがある。
本発明の目的は、乗員の乗降等のし得ない車両ドアの開閉位置の範囲で、車両ドアの開閉に基づきステップの出し入れを完了することができる車両用ステップ装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、電気的駆動源と、前記電気的駆動源の動力を車両ドアに伝達して該車両ドアを開閉する第1伝達手段と、前記第1伝達手段を介した前記電気的駆動源の動力をステップに伝達して該ステップを移動する第2伝達手段と、前記第1伝達手段により回転駆動され、前記第2伝達手段に設けられた従節と係合して前記第1及び第2伝達手段間の動力伝達を断接する板カムとを備え、前記板カムは、前記車両ドアが所定の開閉位置の範囲にあるときに、回転に伴い前記従節を押圧して前記第1及び第2伝達手段間の動力伝達を接続する第1カム部と、前記車両ドアが前記所定の開閉位置の範囲を超えたときに、回転に伴う前記従節の押圧を解放して前記第1及び第2伝達手段間の動力伝達を切断する第2カム部とを有することを要旨とする。
同構成によれば、前記板カムは、前記車両ドアが所定の開閉位置の範囲にあるときに、回転に伴い前記従節を押圧して前記第1及び第2伝達手段間の動力伝達を接続する。一方、前記板カムは、前記車両ドアが前記所定の開閉位置の範囲を超えたときに、回転に伴う前記従節の押圧を解放して前記第1及び第2伝達手段間の動力伝達を切断する。従って、前記所定の開閉位置の範囲を、例えば前記車両ドアの全閉位置から乗員の乗降等のし得ないドア開度相当の開閉位置までの範囲に設定し、当該範囲内において前記第1伝達手段による車両ドアの開閉に基づき前記第2伝達手段によるステップの移動(出し入れ)を完了するように設定することで、乗員の乗り降り可能な状態に車両ドアが位置する場合、ステップを動かなくすることができる。このため、ステップの上に位置する乗員の足元を安定させることができる。また、乗員の乗り降り可能な状態に車両ドアが位置する場合、ステップが動かないようになっていることから、乗員の負荷を考慮することなく、ステップの動力を設定することができる。このため、ステップを動かすための動力を抑制することができる。
特に、前記第1及び第2伝達手段間の動力伝達の断接を、前記第1伝達手段により回転駆動される板カムと、前記第2伝達手段に設けられた従節との係合による極めて簡易な構造で行うことができる。また、構造が簡易な分、各部材の位置ばらつきも低減され、動力伝達の断接に係る作動の信頼性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ステップ装置において、前記第1カム部は、前記板カムの回転軸に対し一定の半径とならないように延びる第1凹部であり、前記第2カム部は、前記板カムの回転軸に対し一定の半径となるように円弧状に延びて前記第1凹部に繋がる第2凹部であることを要旨とする。
同構成によれば、例えば前記ステップの移動(突出)が完了している前記車両ドアの開閉位置(例えば全開位置)において、該ステップへの入力荷重により前記従節が前記板カム(第2凹部)を押圧するとき、該押圧力の作用する方向(作用線)は、該板カムとの接触点の法線方向すなわち該板カムの中心方向になる。これにより、前記ステップへの入力荷重によって、前記板カムを回転させる力のモーメントは生じない為、該ステップをその突出位置で固定することができる。また、前記ステップの固定・解除を、板カムと、従節との係合による極めて簡易な構造で実現したことで、該ステップの固定・解除に係る作動の信頼性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用ステップ装置において、前記第1伝達手段から前記板カムに伝達可能なトルクを一定値に制限するトルクリミッタを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、例えば障害物(足、縁石等)との干渉などで前記ステップが出し入れ不能に陥った場合であっても、前記板カムには、前記第1伝達手段から前記一定値を超えたトルクが伝達されることはなく、前記第2伝達手段には、前記一定値に対応する所定レベルを超えた動力が伝達されることはない。換言すれば、前記板カムに伝達するトルクが前記一定値を超えることで、前記ステップの動作に関わらず前記車両ドアを開閉することができる。つまり、前記ステップが出し入れ不能に陥っても、これによって前記車両ドアが開閉不能に陥ることを基本的に防止することができる。
また、前記ステップが物等を挟み込んだとしても、挟み込んだ物等に前記一定値に対応する所定レベルを超える動力が加わることがないため、当該物に過剰な負荷が加わることも防止することができる。
さらに、前記車両ドアの開閉に伴う前記ステップの出し入れが、例えば障害物との干渉などで動作不能に陥り前記トルクリミッタが空転しても、障害物との干渉が解消され前記トルクリミッタが再び繋がれば前記ステップの出し入れが再開されることになり、前記トルクリミッタの空転が一定量以下であれば該ステップの出し入れを完了することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両用ステップ装置において、前記従節は、前記車両ドアの全閉位置において、前記第1カム部の終端に配置されるように設定され、前記車両ドアの全開位置において、前記第2カム部の終端に配置されるように設定されていることを要旨とする。
同構成によれば、本来、前記従節は、前記車両ドアの全閉位置において、前記第1カム部の終端に配置されるように設定され、前記車両ドアの全開位置において、前記第2カム部の終端に配置されるように設定されている。従って、例えば前記車両ドアの全閉位置からの開作動に伴う前記ステップの突出作動が任意の期間、障害物との干渉などで規制されると、前記トルクリミッタが当該期間、空転することで、前記従節は、前記車両ドアが全開位置に達しても、本来の前記第2カム部の終端に達しなくなる。そして、この状態で前記車両ドアの閉作動を開始すると、前記ステップは、本来の前記車両ドアの開閉位置よりもドア開度の大きい位置で格納し始め、前記従節は、車両ドアが全閉位置に達する手前で前記第1カム部の終端に達する。このとき、前記ステップの格納が完了し、前記板カムのそれ以上の回転が規制されるため、以降は、前記車両ドアが全閉位置に達するまでトルクリミッタが空転し続けることで、前記従節は、前記車両ドアの全閉位置において、前記第1カム部の終端に再び配置される。
一方、例えば前記車両ドアの全閉位置への閉作動に伴う前記ステップの格納作動が任意の期間、障害物との干渉などで規制されると、前記トルクリミッタが当該期間、空転することで、前記ステップの格納がその分、遅れる。このとき、例えば閉作動する前記車両ドアと格納作動の遅れた前記ステップとの干渉を解消すべく、該車両ドアが開側へ反転作動を開始すると、前記従節は、前記車両ドアが全開位置に達する手前で前記第2カム部の終端に達する。このとき、前記板カムのそれ以上の回転が規制されるため、以降は、前記車両ドアが全開位置に達するまでトルクリミッタが空転し続けることで、前記従節は、前記車両ドアの全開位置において、前記第2カム部の終端に再び配置される。
このように、前記従節を、前記車両ドアの開閉位置に対し一定の関係を有する位置(車両ドアの全閉位置における第1カム部の終端、車両ドアの全開位置における第2カム部の終端)に再配置するセルフリセット機能を設けたことで、前記ステップを安定して作動することができる。
請求項1乃至4に記載の発明では、乗員の乗降等のし得ない車両ドアの開閉位置の範囲で、車両ドアの開閉に基づきステップの出し入れを完了することができる車両用ステップ装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図22は、本発明が適用される自動車などの車両を示す模式図である。同図に示されるように、車両の本体をなす車体1は、その側部に形成されたドア開口1aを有するとともに、該ドア開口1aは、車両前後方向に移動する車両ドアとしてのスライドドア2によって開閉される。また、車両フロア3は、上記ドア開口1aに対応して車内側に凹設され、乗降口3aを形成している。そして、この乗降口3aには、車両フロア3よりも一段低い位置で、車両幅方向に出し入れ(移動)されるステップとしての可動ステップ4が設けられている。なお、可動ステップ4(乗降口3a)の側部や後部の車両フロア3上には、座席5が設置されている。
次に、前記スライドドア2の開閉駆動及び前記可動ステップ4の出し入れ駆動に係る細部構造等について図1〜図6に基づき説明する。なお、図1及び図4は、それぞれ前記スライドドア2の全閉状態及び全開状態での平面図である。また、図2及び図3は、それぞれ前記可動ステップ4の作動途中の状態及び該可動ステップ4の突出が完了した直後の状態での平面図である。同図において、上側及び下側がそれぞれ車両幅方向内側(車内側)及び外側(車外側)に相当し、左側及び右側がそれぞれ車両前側及び後側に相当する。図1〜図4では、便宜的に可動ステップ4等を一部透視する態様で図示している。さらに、図5は、図1のA−A線に沿った断面図であり、図6は、図4のB−B線に沿った断面図である。
図5〜図6に示されるように、車体1には、前記車両フロア3の下方において、車外側に開口する箱状のケース11が固定されている。このケース11は、前記車両フロア3の下方に収容空間S1を形成する。また、車体1には、上記ケース11の高さ方向中間部において、スライドドア2と干渉しない範囲で車外側に延出するサポートパネル12が固定されている。そして、このサポートパネル12には、レール部材20(図5参照)を介して前記可動ステップ4が車両幅方向(車外側及び車内側)に摺動自在に支持されている。なお、図1に示されるように、前記レール部材20は、前記可動ステップ4の車両前後方向両端部に配設されており、その長手方向(案内方向)が車両幅方向に一致するように配置されている。
前記サポートパネル12の下面には、ガイドレール13が固着されている。このガイドレール13は、前記スライドドア2の開閉作動を案内するためのものである。詳述すると、図1に示されるように、前記ガイドレール13は、その長手方向中間部に湾曲部13aを有している。そして、ガイドレール13は、上記湾曲部13aの前端側で車両幅方向内側に向かって傾斜する曲成部13bを、該湾曲部13aの後端側で車両後方に延びる直線部13cをそれぞれ形成している。
一方、前記スライドドア2の下部には、車内側に突出するアーム14が設けられており、その先端部には、ローラ支持部材15が回動可能に連結されている。そして、上記ローラ支持部材15は、一対のガイドローラ16と、これらガイドローラ16間に配置されたロードローラ17とを備えている。ガイドローラ16は車両の高さ方向(図1において紙面に直交する方向)に延びる回転軸を有しており、ロードローラ17は両ガイドローラ16の回転軸を含む平面に対し直交する方向に延びる回転軸を有している。このローラ支持部材15は、上記ガイドローラ16が前記ガイドレール13に転動可能に装着された状態で、前記収容空間S1内において上記ロードローラ17によりケース11(車体1)上に転動可能に支持されている。
従って、前記アーム14を介してローラ支持部材15に連結されたスライドドア2は、上記ガイドローラ16がガイドレール13に案内されることで車両前後方向にスライド移動して前記ドア開口1aを開閉する。そして、上記スライドドア2は、上記ロードローラ17によりその荷重が支持されている。特に、上記スライドドア2は、上記ガイドローラ16が前記湾曲部13aの前端側(曲成部13b)においてガイドレール13に案内されることで、例えば全閉状態から開作動する直後に車外側に押し出され、あるいは全閉状態になる直前に車内側に引き込まれる。これは、スライドドア2の開作動時にその後方へのスライドを許容し、全閉時にこれを車体1の側面と面一になるように配置するためである。
ここで、前記サポートパネル12には、前記ガイドレール13よりも車内側において、前記スライドドア2を開閉駆動するための機構が搭載されている。詳述すると、上記サポートパネル12には、電気的駆動源としてのスライドドア駆動ユニット21と、該スライドドア駆動ユニット21から時計回転方向に順次配置された複数のアイドルギヤ22,23,24,25,26,27と、前記スライドドア駆動ユニット21の出力ギヤ21a及びこれらアイドルギヤ22〜27に噛み合う態様で掛け渡された駆動ベルト28とが設けられている。これらアイドルギヤ22〜27及び駆動ベルト28は、第1伝達手段としての開閉機構29を構成する。
上記スライドドア駆動ユニット21は、サポートパネル12に固定されており、その出力ギヤ21aを回転駆動する。前記アイドルギヤ22〜27は、サポートパネル12に回転可能に支持されている。なお、前記アイドルギヤ23,22は、ガイドレール13の前端及び後端にそれぞれ対応してその近傍に配置されている。また、前記アイドルギヤ25は、前記アイドルギヤ22,23間の中間部となる車内側の位置に配置されている。さらに、前記湾曲部13aの近傍となる前記アイドルギヤ22,23間には、前記駆動ベルト28が噛み合う適宜のアイドルギヤが配置されている(図示略)。
そして、前記駆動ベルト28には、前記ガイドレール13に沿うアイドルギヤ22〜23間で前記ローラ支持部材15の先端部が固着されている。このローラ支持部材15の先端部は、図1に示した全閉状態において、アイドルギヤ23の近傍、即ちガイドレール13の前端近傍に配置されている。また、上記ローラ支持部材15の先端部は、図4に示した全開状態において、アイドルギヤ22の近傍、即ちガイドレール13の後端近傍に配置されている。
従って、前記スライドドア駆動ユニット21により、出力ギヤ21aが図1〜図3において反時計回転方向に回転駆動されると、前記駆動ベルト28は、前記アイドルギヤ22〜27を回転させつつ、ガイドレール13に沿うアイドルギヤ22〜23間で車両後方に移動する。このとき、前記アイドルギヤ25は、図示反時計回転方向に回転する。そして、前記ローラ支持部材15等を介して駆動ベルト28に連結されたスライドドア2は、前記ガイドレール13に沿って車両後方に移動して前記ドア開口1aを開放する。
一方、前記スライドドア駆動ユニット21により、出力ギヤ21aが図2〜図4において時計回転方向に回転駆動されると、前記駆動ベルト28は、前記アイドルギヤ22〜27を回転させつつ、ガイドレール13に沿うアイドルギヤ22〜23間で車両前方に移動する。このとき、前記アイドルギヤ25は、図示時計回転方向に回転する。そして、前記ローラ支持部材15等を介して駆動ベルト28に連結されたスライドドア2は、前記ガイドレール13に沿って車両前方に移動して前記ドア開口1aを閉鎖する。
図6に示されるように、前記サポートパネル12には、前記アイドルギヤ25の上側に同軸上に配置されたギヤ30が回転自在に支持されるとともに、これらアイドルギヤ25及びギヤ30間には、該アイドルギヤ25及びギヤ30間で伝達可能なトルクを一定値に制限するトルクリミッタ31が設けられている。また、前記サポートパネル12には、円盤状の板カム32が回転自在に支持されるとともに、該板カム32の外周部には、前記ギヤ30と噛み合うギヤ部32aが形成されている。
従って、前記アイドルギヤ25は、前記ギヤ30への伝達トルクが一定値に収まるときに、前記トルクリミッタ31を介してギヤ30を一体回転させて前記板カム32を回転駆動する。また、前記アイドルギヤ25は、前記ギヤ30への伝達トルクが一定値を超えると、前記トルクリミッタ31が機械的に滑って空転することで、前記板カム32を回転駆動することはなく、前記ギヤ30とともに該板カム32は停止したままである。つまり、前記アイドルギヤ25(開閉機構29)から前記板カム32に伝達可能なトルクは、前記トルクリミッタ31により一定値に制限されている。
図1に示されるように、前記板カム32には、溝カム33が形成されている。この溝カム33は、前記板カム32の回転軸に対し一定の半径とならないように延びる第1カム部としての第1凹部33aと、前記板カム32の回転軸に対し一定の半径となるように円弧状に延びて前記第1凹部33aに繋がる第2カム部としての第2凹部33bとを有する。
一方、前記サポートパネル12には、長尺状をなすレバー34の一側の先端がピン35周りに回転自在に連結されるとともに、該レバー34の他側の先端には、前記可動ステップ4に固着されたブラケット36が連結されている。これらレバー34及びピン35は、第2伝達手段としての出し入れ機構40を構成する。なお、前記可動ステップ4は、レバー34がピン35を中心に回動することで、その他側の先端の車両幅方向の移動量の分だけ出し入れされる。このとき、前記レバー34の他側の先端は、その車両前後方向の移動量が吸収されるように前記ブラケット36に連結されている。すなわち、前記レバー34の他側の先端には、係止ピン37が突設されるとともに、前記ブラケット36には、該係止ピン37が挿通・抜け止めされる長孔38が形成されている。この長孔38の長手方向は、車両前後方向に一致する。従って、レバー34の回動に伴うその他側の先端の車両前後方向の移動は、前記係止ピン37が長孔38に沿って移動することで許容される。
前記レバー34の長手方向中間部には、前記溝カム33に納められる従節としてのブッシュ39が固定されている。このブッシュ39は、前記スライドドア2が全閉位置にあるときに前記第1凹部33aの終端33cに配置されるように設定されており(図1参照)、前記スライドドア2が全開位置にあるときに前記第2凹部33bの終端33dに配置されるように設定されている(図4参照)。具体的には、前記ギヤ30と板カム32のギヤ部32aとの減速比は、前記スライドドア2が全閉位置から全開位置への移動を完了したときに、前記ブッシュ39が前記第1凹部33aの終端33cから前記第2凹部33bの終端33dへの移動を完了するように設定されている。
また、前記ブッシュ39は、前記スライドドア2が乗員の乗降し得る所定の開閉位置(ドア開度位置)に達するときに、前記第1及び第2凹部33a,33bの接続部に配置されるように設定されている(図3参照)。そして、前記板カム32は、前記ブッシュ39が第1凹部33aにあるときに(図1〜図3参照)、回転に伴い溝カム33(第1凹部33a)の縦壁にて前記ブッシュ39を押圧し、前記レバー34をピン35周りに回動する。また、前記板カム32は、前記ブッシュ39が第2凹部33bにあるときに(図3〜図4参照)、溝カム33(第2凹部33b)の縦壁にて前記ブッシュ39の移動(板カム32の回転軸を中心とする径方向への移動)を規制し、回転に伴う前記レバー34のピン35周りの回動を規制する。従って、前記レバー34にブラケット36を介して連結された前記可動ステップ4は、前記ブッシュ39が第1凹部33aにあるときに、前記板カム32の回転に伴い出し入れされ、一方、前記ブッシュ39が第2凹部33bにあるときに、前記板カム32の回転に関わらずその突出の完了した位置で固定される。
ここで、本実施形態の通常の動作について説明する。この通常の動作では、前記アイドルギヤ25及びギヤ30間に設けられたトルクリミッタ31の伝達トルクが一定値を超えることはないものとする。
前記スライドドア2の全閉位置において、該スライドドア2を開作動すべく、前記駆動ベルト28が図1〜図2に示した矢印A方向に動かされたとする。このとき、図7に図2を拡大して示したように、前記アイドルギヤ25は、ギヤ30と一体で図示反時計回転方向(矢印C方向)に回転する。そして、ギヤ30と噛み合う板カム32は、その溝カム33とともに図示時計回転方向(矢印E方向)に回転する。このとき、前記第1凹部33aに納められた前記ブッシュ39が、該第1凹部33aの一方の縦壁33eに力F1で押され、該ブッシュ39の固定されたレバー34がピン35を中心に力f1で押されて図示時計回転方向に回動する。そして、レバー34の先端に連結されたブラケット36を介して、前記可動ステップ4が突出作動する。
そして、前記スライドドア2が乗員の乗降し得る前記所定の開閉位置に達すると、図8に図3を拡大して示したように、前記ブッシュ39は、前記第1凹部33aから前記第2凹部33bに入って前記縦壁33eから押されなくなる。つまり、前記アイドルギヤ25及びギヤ30の板カム32を介したレバー34への動力伝達が切断され、前記可動ステップ4の突出作動が完了する。換言すれば、前記可動ステップ4の突出作動は、前記板カム32の第1凹部33a(縦壁33e)によって決められており、該板カム32は、基本的に前記スライドドア2が全閉位置から前記所定の開閉位置までの範囲(以下、「所定の開閉位置の範囲」という)にあるときに前記開閉機構29(アイドルギヤ25)及び前記出し入れ機構40(レバー34)間の動力伝達を接続するとともに、前記スライドドア2が当該範囲を超えたときに前記開閉機構29及び前記出し入れ機構40間の動力伝達を切断する。そして、前記スライドドア2は、前記可動ステップ4の突出作動が完了した状態で、全開位置まで移動する(図4参照)。図9に図4を拡大して示したように、このとき、ブッシュ39が、前記第2凹部33bの終端33dに配置されることは既述のとおりである。
また、図10に示したように、前記ブッシュ39が前記第2凹部33bに納められているとき、例えば前記可動ステップ4が蹴られる等して該可動ステップ4側からこれを納める方向の力が加わっても、前記ブッシュ39から板カム32に加わる力Fは、該板カム32の回転軸に向かうため、該板カム32を回転させる力のモーメントは生じ得ず、前記可動ステップ4は固定された状態のままでいる。
一方、前記スライドドア2の全開位置において、該スライドドア2を閉作動すべく、前記駆動ベルト28が図4〜図3に示した矢印B方向に動かされたとする。このとき、図9に示したように、前記アイドルギヤ25は、ギヤ30と一体で図示時計回転方向(矢印D方向)に回転する。そして、ギヤ30と噛み合う板カム32は、その溝カム33とともに図示反時計回転方向(矢印F方向)に回転する。このとき、前記第2凹部33bに納められた前記ブッシュ39は、該第2凹部33bの縦壁33g,33hから押されないことはいうまでもない。つまり、前記スライドドア2の閉作動の当初は、前記ブッシュ39を押す力が働かず、前記可動ステップ4は作動しない。
そして、前記スライドドア2が乗員の乗降し得ない所定の開閉位置に達すると、図8に示したように、前記ブッシュ39は、前記第2凹部33bから前記第1凹部33aに入ってその他方の縦壁33fから押され始める。つまり、前記アイドルギヤ25及びギヤ30の板カム32を介したレバー34への動力伝達が接続され、前記可動ステップ4の格納作動を開始する。そして、図11に図2を拡大して示したように、前記第1凹部33aに納められた前記ブッシュ39が、該第1凹部33aの前記縦壁33fに力F2で押され、該ブッシュ39の固定されたレバー34がピン35を中心に力f2で押されて図示反時計回転方向に回動する。そして、レバー34の先端に連結されたブラケット36を介して、前記可動ステップ4が格納作動する。
図21は、こうしたスライドドア2及びこれに対応する可動ステップ4の通常の動作を概略的に示す説明図である。同図に示したように、前記スライドドア2の全閉状態(図21(a)参照)において、該スライドドア2が開作動を始めると(図21(b)参照)、前記板カム32による動力伝達の接続状態であることから、これに連動して前記可動ステップ4が突出し始める。そして、図21(c)に示したように、前記スライドドア2が、前記所定の開閉位置に相当するドア開度Wになると、前記板カム32による動力伝達の切断状態になることで、前記可動ステップ4の突出が完了する。そして、前記スライドドア2が上記開閉位置を超えて更に開作動すると、前記可動ステップ4を当該位置に固定したまま該スライドドア2が全開する(図21(d)参照)。また、前記スライドドア2の全開状態においてこれを全閉する際には、上記スライドドア2及び可動ステップ4は、上記の概ね逆順で動作する。
次に、前記可動ステップ4の突出作動が障害物(足、縁石等)などで拘束された場合のセルフリセット機能について、図12〜図17に従って説明する。
図12に示したように、前記可動ステップ4が突出作動中に障害物と干渉するなどして一定の荷重以上で拘束された場合、前記アイドルギヤ25及びギヤ30間に設けられたトルクリミッタ31の伝達トルクが一定値を超えることで、前記スライドドア2の開作動に影響を与えないように、トルクリミッタ31が空転する。
その後、障害物が除かれて前記可動ステップ4の拘束が解除されると、図13に示したように、該可動ステップ4は再び突出作動を開始する。ただし、板カム32(溝カム33)の回転位置とスライドドア2の開閉位置とがずれてしまっているため、本来よりスライドドア2のドア開度が大きい開閉位置で前記可動ステップ4の突出作動が完了し(図14参照)、前記スライドドア2が全開位置に達しても溝カム33内のブッシュ39は該溝カム33(第2凹部33b)の終端33dに達しない関係になってしまっている(図15参照)。
この状態で、スライドドア2の閉作動を開始すると、図16に示したように、本来よりスライドドア2のドア開度が大きい開閉位置で前記可動ステップ4の収納作動が始まり、前記スライドドア2が全閉位置に達する前に溝カム33内のブッシュ39が該溝カム33(第1凹部33a)の終端33cに達する(図17参照)。これにより、板カム32がそれ以上回転できなくなって、トルクリミッタ31の伝達トルクが一定値を超え、該トルクリミッタ31が空転し始める。そして、前記スライドドア2が全閉位置に達するまで前記トルクリミッタ31が空転し続けると、該スライドドア2の全閉位置において、溝カム33内のブッシュ39が該溝カム33(第1凹部33a)の終端33cに配置される状態に復帰し、本来の板カム32(溝カム33)の回転位置とスライドドア2の開閉位置との関係に戻る(図1参照)。このとき、前記トルクリミッタ31は、スライドドア2の開作動時(可動ステップ4の突出作動の拘束時)に空転した回転角度と同じ回転角度だけ逆方向に空転することはいうまでもない。
次に、前記可動ステップ4の格納作動が障害物(足、縁石等)などで拘束された場合のセルフリセット機能について、図18〜図20に従って説明する。
図18に示したように、前記可動ステップ4が格納作動中に障害物と干渉するなどして一定の荷重以上で拘束された場合、前記アイドルギヤ25及びギヤ30間に設けられたトルクリミッタ31の伝達トルクが一定値を超えることで、前記スライドドア2の閉作動に影響を与えないように、トルクリミッタ31が空転する。
可動ステップ4の格納作動が拘束されたままスライドドア2の閉作動が続くと、可動ステップ4とスライドドア2とが干渉する(図19参照)。このとき、例えばスライドドア2の開閉制御に係る挟み込み防止機能により挟み込みが検知されると、スライドドア2が開側へ反転作動する。この場合、板カム32(溝カム33)の回転位置とスライドドア2の開閉位置とがずれてしまっているため、前記スライドドア2が全開位置に達する前に溝カム33内のブッシュ39が該溝カム33(第2凹部33b)の終端33dに達する(図20参照)。これにより、板カム32がそれ以上回転できなくなって、トルクリミッタ31の伝達トルクが一定値を超え、該トルクリミッタ31が空転し始める。そして、前記スライドドア2が全開位置に達するまで前記トルクリミッタ31が空転し続けると、該スライドドア2の全開位置において、溝カム33内のブッシュ39が該溝カム33(第2凹部33b)の終端33dに配置される状態に復帰し、本来の板カム32(溝カム33)の回転位置とスライドドア2の開閉位置との関係に戻る(図4参照)。このとき、前記トルクリミッタ31は、スライドドア2の閉作動時(可動ステップ4の格納作動の拘束時)に空転した回転角度と同じ回転角度だけ逆方向に空転することはいうまでもない。
以上により、可動ステップ4の突出作動時に生じた板カム32(溝カム33)の回転位置とスライドドア2の開閉位置とのずれは、その後の該スライドドア2の全閉位置への閉作動によって自ずと解消(リセット)される。同様に、可動ステップ4の格納作動時に生じた板カム32(溝カム33)の回転位置とスライドドア2の開閉位置とのずれは、可動ステップ4とスライドドア2との干渉に伴うその後の該スライドドア2の全開位置への開作動によって自ずと解消(リセット)される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記板カム32は、前記スライドドア2が前記所定の開閉位置の範囲にあるときに、回転に伴い前記ブッシュ39を押圧して前記開閉機構29及び出し入れ機構40間の動力伝達を接続する。一方、前記板カム32は、前記スライドドア2が前記所定の開閉位置の範囲を超えたときに、回転に伴う前記ブッシュ39の押圧を解放して前記開閉機構29及び出し入れ機構40間の動力伝達を切断する。そして、前記スライドドア2の全閉位置から乗員の乗降等のし得ないドア開度(W)相当の開閉位置までの範囲において前記開閉機構29によるスライドドア2の開閉に基づき前記出し入れ機構40による可動ステップ4の移動(出し入れ)を完了するように設定したことで、乗員の乗り降り可能な状態にスライドドア2が位置する場合、可動ステップ4を動かなくすることができる。このため、可動ステップ4の上に位置する乗員の足元を安定させることができる。また、乗員の乗り降り可能な状態にスライドドア2が位置する場合、可動ステップ4が動かないようになっていることから、乗員の負荷を考慮することなく、可動ステップ4の動力を設定することができる。このため、可動ステップ4を動かすための動力を抑制することができる。また、例えばスライドドア2の開閉制御において、負荷に基づき挟み込み判定を行っている場合であっても、作動中の可動ステップ4を乗員が踏むことがないため、スライドドア2の開閉作動中に負荷が急増して挟み込み誤判定につながることも好適に回避することができる。
特に、前記開閉機構29及び出し入れ機構40間の動力伝達の断接を、前記開閉機構29(アイドルギヤ25及びギヤ30)により回転駆動される板カム32と、前記出し入れ機構40(レバー34)に設けられたブッシュ39との係合による極めて簡易な構造で行うことができる。すなわち、前記開閉機構29及び出し入れ機構40間の動力伝達の断接を、例えばリンクの機構で実現する場合に比べて極めて簡易な構造で行うことができる。また、構造が簡易な分、各部材の位置ばらつきも低減され、動力伝達の断接に係る作動の信頼性を向上させることができる。
(2)本実施形態では、前記可動ステップ4の移動(突出)が完了している前記スライドドア2の開閉位置(図10参照)において、該可動ステップ4への入力荷重により前記ブッシュ39が前記板カム32(第2凹部32b)を押圧するとき、該押圧力の作用する方向(作用線)が、該板カム32との接触点の法線方向すなわち該板カム32の回転軸を通るように設定されている。これにより、前記可動ステップ4への入力荷重によって、前記板カム32を回転させる力のモーメントが生じることはなく、該可動ステップ4を固定(セルフロック)することができる。そして、前記可動ステップ4への入力荷重によって、該可動ステップ4が動いたりすることを、特別なロック手段を必要としない極めて簡易な構造で防止できる。すなわち、前記可動ステップ4の固定・解除を、例えばドアロック機構に準じたストライカ、ラッチ及びロックレバー等の組み合わせで実現する場合に比べて極めて簡易な構造で行うことができる。また、前記可動ステップ4の固定・解除を、板カム32(溝カム33)と、ブッシュ39との係合による極めて簡易な構造で実現したことで、該可動ステップ4の固定・解除に係る作動の信頼性を向上させることができる。
(3)本実施形態では、例えば障害物(足、縁石等)との干渉などで前記可動ステップ4が出し入れ不能に陥った場合であっても、前記トルクリミッタ31により前記板カム32には、前記開閉機構29(アイドルギヤ25)から一定値を超えたトルクが伝達されることはなく、前記出し入れ機構40(レバー34)には、前記一定値に対応する所定レベルを超えた動力が伝達されることはない。換言すれば、前記板カム32に伝達するトルクが前記一定値を超えることで、前記可動ステップ4の動作に関わらず前記スライドドア2を開閉することができる。つまり、前記可動ステップ4が出し入れ不能に陥っても、これによって前記スライドドア2が開閉不能に陥って、例えば乗降不能に陥ることを基本的に防止することができる。
また、前記可動ステップ4が物等を挟み込んだとしても、挟み込んだ物等に前記一定値に対応する所定レベルを超える動力が加わることがないため、当該物に過剰な負荷が加わることも防止することができる。これにより、例えば挟み込み制御といったモータの複雑な制御も不要となり、コストを低減させることができる。
さらに、前記スライドドア2の開閉に伴う前記可動ステップ4の出し入れが、例えば障害物との干渉などで動作不能に陥り前記トルクリミッタ31が空転しても、障害物との干渉が解消され前記トルクリミッタ31が再び繋がれば前記可動ステップ4の出し入れが再開されることになり、前記トルクリミッタ31の空転が一定量以下であれば該可動ステップ4の出し入れを完了することができる。
(4)本実施形態では、前記ブッシュ39を、前記スライドドア2の全閉位置において、前記第1凹部33aの終端33cに配置するように設定し、前記スライドドア2の全開位置において、前記第2凹部33bの終端33dに配置するように設定した。そして、前記トルクリミッタ31により、前記ブッシュ39(板カム32の回転位置)を、前記スライドドア2の開閉位置に対し一定の関係を有する位置に再配置するセルフリセット機能を設けたことで、前記ステップを安定して作動することができる。すなわち、スライドドア2の開閉位置と可動ステップ4の突出位置との関係にずれが生じたとしても、改めて前記スライドドア2を全開位置又は全閉位置へと開閉すれば、前記トルクリミッタ31が空転して、上述の位置関係が本来の状態に自動的に戻される。つまり、スライドドア2の開閉位置と可動ステップ4の突出位置との関係にずれが生じたとしても、容易に上記位置関係を本来の状態に戻すことができる。
(5)本実施形態では、前記スライドドア2が前記所定の開閉位置の範囲にあるとき、前記可動ステップ4は、前記開閉機構29を介した前記スライドドア駆動ユニット21の動力(トルク)が伝達されることで出し入れされる。このとき、アイドルギヤ25(ギヤ30)により回転駆動される板カム32とブッシュ39との係合に係る溝カム33の設定によって、前記スライドドア2の当該範囲内での開閉に機械的に同期させて、前記可動ステップ4を出し入れすることができる。従って、例えば特許文献1のようなステップを出し入れする専用のモータ、ステップが所定の位置に出たことを検出するスイッチ、検出スイッチの信号を基にモータを制御する制御回路なども不要となって、そのシステム構成を極めて簡易なものにすることができる。また、前記スライドドア2と前記可動ステップ4とが連動して動くため、例えばスライドドア2との干渉を避けるといった複雑な制御も不要となり、コストを低減させることができる。
(6)前記スライドドア2を手動で開閉する場合には、この開閉に合わせて前記駆動ベルト28が移動することで、上記に準じて前記アイドルギヤ25(ギヤ30)から前記板カム32に回転伝達される。従って、この場合であっても、前記所定の開閉位置の範囲内でのスライドドア2の開閉に連動して前記可動ステップ4を出し入れすることができる。
(7)本実施形態では、座席5に着座する乗員の足元に形成される凹部空間S2が十分に小さくなるようにしたことで、乗員が不自然な着座姿勢を強いられたり、あるいは車室内に積み込んだ荷物が当該凹部空間S2に落下したりすることを抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、出し入れ機構40の構成は一例である。例えば、ブッシュ39をブラケット36に固着して、板カム32(溝カム33)の回転に伴いブラケット36(ブッシュ39)を介して可動ステップ4を直に出し入れしてもよい。
・前記実施形態において、開閉機構29の構成は一例である。例えば、出力ギヤ21aやアイドルギヤ22〜27に代えて、適宜のプーリを採用してもよい。
本発明の一実施形態を示す全閉状態での平面図。 同実施形態を示す可動ステップの作動中の状態での平面図。 同実施形態を示す可動ステップの突出が完了した状態での平面図。 同実施形態を示す全開状態での平面図。 図1のA−A線に沿った断面図。 図2のB−B線に沿った断面図。 図2を拡大して示す拡大図。 図3を拡大して示す拡大図。 図4を拡大して示す拡大図。 同実施形態の動作を示す平面図。 同実施形態の動作を示す平面図。 同実施形態のセルフリセットの動作を示す平面図。 同実施形態のセルフリセットの動作を示す平面図。 同実施形態のセルフリセットの動作を示す平面図。 同実施形態のセルフリセットの動作を示す平面図。 同実施形態のセルフリセットの動作を示す平面図。 同実施形態のセルフリセットの動作を示す平面図。 同実施形態のセルフリセットの動作を示す平面図。 同実施形態のセルフリセットの動作を示す平面図。 同実施形態のセルフリセットの動作を示す平面図。 (a)(b)(c)(d)は、同実施形態の動作を示す概略図。 同実施形態を示す概略図。
符号の説明
1…車体、1a…ドア開口、2…スライドドア(車両ドア)、4…可動ステップ(ステップ)、21…スライドドア駆動ユニット(電気的駆動源)、21a…出力ギヤ、22〜27…アイドルギヤ、28…駆動ベルト、29…開閉機構(第1伝達手段)、30…ギヤ、31…トルクリミッタ、32…板カム、33…溝カム、33a…第1凹部(第1カム部)、33b…第2凹部(第2カム部)、33c,33d…終端、34…レバー、36…ブラケット、37…係止ピン、38…長孔、39…ブッシュ(従節)、40…出し入れ機構(第2伝達手段)。

Claims (4)

  1. 電気的駆動源と、
    前記電気的駆動源の動力を車両ドアに伝達して該車両ドアを開閉する第1伝達手段と、
    前記第1伝達手段を介した前記電気的駆動源の動力をステップに伝達して該ステップを移動する第2伝達手段と、
    前記第1伝達手段により回転駆動され、前記第2伝達手段に設けられた従節と係合して前記第1及び第2伝達手段間の動力伝達を断接する板カムとを備え、
    前記板カムは、
    前記車両ドアが所定の開閉位置の範囲にあるときに、回転に伴い前記従節を押圧して前記第1及び第2伝達手段間の動力伝達を接続する第1カム部と、
    前記車両ドアが前記所定の開閉位置の範囲を超えたときに、回転に伴う前記従節の押圧を解放して前記第1及び第2伝達手段間の動力伝達を切断する第2カム部とを有することを特徴とする車両用ステップ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ステップ装置において、
    前記第1カム部は、前記板カムの回転軸に対し一定の半径とならないように延びる第1凹部であり、
    前記第2カム部は、前記板カムの回転軸に対し一定の半径となるように円弧状に延びて前記第1凹部に繋がる第2凹部であることを特徴とする車両用ステップ装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ステップ装置において、
    前記第1伝達手段から前記板カムに伝達可能なトルクを一定値に制限するトルクリミッタを備えたことを特徴とする車両用ステップ装置。
  4. 請求項3に記載の車両用ステップ装置において、
    前記従節は、
    前記車両ドアの全閉位置において、前記第1カム部の終端に配置されるように設定され、
    前記車両ドアの全開位置において、前記第2カム部の終端に配置されるように設定されていることを特徴とする車両用ステップ装置。
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