JP3014939B2 - 車両用シートスライド装置のリテーナ構造 - Google Patents

車両用シートスライド装置のリテーナ構造

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JP3014939B2
JP3014939B2 JP7033832A JP3383295A JP3014939B2 JP 3014939 B2 JP3014939 B2 JP 3014939B2 JP 7033832 A JP7033832 A JP 7033832A JP 3383295 A JP3383295 A JP 3383295A JP 3014939 B2 JP3014939 B2 JP 3014939B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用シートスライ
ド装置のリテーナ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用シートスライド装置はシ
ート側に固定されるアッパレールと、車体側に固定され
るローワレールとから成り、アッパレール及びローワレ
ールは相対移動自在に組付けられている。
【0003】アッパレール及びローワレールは相対移動
を円滑にするために、リテーナが組込まれており、図1
5にその具体例を示す。
【0004】即ち、アッパレール101とロワレール1
03との間に、シートからの荷重Wを受けるローラ10
5と左右方向の動きを規制する左右一対のボール107
が配置され、ローラ105とボール107は、リテーナ
本体109によって保持される構造となっている。この
ような構造をとるものに実公昭50−6094号公報記
載のものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リテーナ本体109
は、アッパレール101及びロワレール103とは別体
に構成され、ローラ105は、図17の如く、リテーナ
本体109の上面に設けられたローラ保持孔(図示して
いない)に仮支持された状態でシートスライド装置組付
けられるようになる。
【0006】しかしながら、近年は、シートスライド装
置の上下剥離強度において、高荷重に対応するスライド
装置が必要となり、例えば、図16に示す如くロアレー
ル103側に補強プレート111を設定しなければなら
ないため、その分、ローラ105の径が小さくなり、ロ
ーラ保持孔に対するローラ105の位置決め、仮支持が
困難となる問題が起きる。このために、リテーナ109
を組付ける組付作業の能率が悪く、組付性の面で望まし
くなく、しかも、自動化のネックとなっている。
【0007】そこでこの発明は、ローラの仮支持を可能
とし、組付性の向上を図るようにした車両用シートスラ
イド装置のリテーナ構造を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、中央部位に円柱状のローラがセットさ
れるローラ保持孔を備えた上面部と、上面部から下方へ
屈曲された左右の両側部と、両側部から内側へ向かって
屈曲され、ほぼ中間にボールを回転自在に保持するボー
ル保持部を備えた対向し合う屈曲下端部とでリテーナ本
体を形成し、前記ローラ保持孔に、その両端から舌片状
に切り起こして形成したローラの両端部を係止するロー
ラ係止部を設けたものである。
【0009】
【作用】かかるリテーナ構造によれば、ボールはボール
保持部により回転自在に保持される一方、ローラの両端
部は、ローラ保持孔に設けられたローラ係止部により仮
支持されるため、シートスライド装置への組付けが容易
に行えると共に自動化も可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図1乃至図6の図面を参照しながらこ
の発明の実施例を具体的に説明する。
【0011】図5において、1はシートスライド装置3
に組付けられるリテーナ本体を示している。
【0012】リテーナ本体1は、図2に示す如く、中央
部位に円柱状のローラ5がセットされるローラ保持孔7
を備えた上面部9と、上面部9の両端から下方へ屈曲さ
れた左右の両側部11,11と、両側部11から内側へ
向かって屈曲され、ほぼ中間にボール13を回転自在に
保持するボール保持部15を備えた対向し合う屈曲下端
部17,17とから成っている。
【0013】ローラ保持孔7を備えた上面部9は、中央
部領域が所定の段差hを有する形状となっている。
【0014】ローラ保持孔7は、円柱状のローラ5の径
d及び長さLより若干大きい開口径となっており、ロー
ラ保持孔7の前後開口縁からは、短い立上り壁19,1
9が設けられている。また、ローラ保持孔7の左右開口
端縁からは切り起こされた舌片状のローラ係止部21,
21が一体に延長され、ローラ係止部21,21によっ
てローラ5の左右両端が仮支持されている。
【0015】ローラ5は、両端面が凹部23,23とな
っていて、凹部23内に前記ローラ係止部21の先端が
係止することで仮支持されるようになっている。
【0016】ボール保持部15は、前記屈曲下端部17
を上向きにリング状に屈曲し、そのほぼ中央部位に切欠
凹部を設けることで形成され、その切欠凹部に強制的に
挿入することでボール13が図4の如く回転自在に保持
されるようになっている。
【0017】一方、リテーナ本体1を組付けるシートス
ライド装置3にあっては、シート側に組付けられるアッ
パレール25と車体側に取付けられるロアレール27と
から成り、アッパレール25に長手方向に沿って補強プ
レート29が設けられた高荷重対応タイプとなってい
る。
【0018】即ち、ロアレール27は、前後に長い形状
で、レール本体30の前後には車体に取付ける取付けブ
ラケット(図示していない)が設けられている。
【0019】レール本体30は、断面上向きのコ字状に
形成されると共に、それの両側端縁からは内側へ向かっ
て水平部30aが延長され、さらに水平部30aから下
方へ垂直部30bが屈曲され、水平部3aと垂直部30
bとにより上位側保持部31が左右に設けられた形状と
なっている。
【0020】アッパレール25は、アングル状のレール
部材を結合することで水平部33と垂直部35から成る
逆T字状に形成され、水平部33,33には前記した補
強プレート29が長手方向に沿って溶着されている。水
平部33,33の両側には、水平部33と水平部33か
ら立上がる立上り部33aとで形成され、前記上位側保
持部31と対向し合う下位側保持部37が設けられてい
る。
【0021】上位側保持部31と下位側保持部37との
間には、前記ボール13が配置され、アッパレール25
の前後動時に車幅、図5において左右方向の動きが規制
されるようになっている。
【0022】次に、リテーナ1の組付け手順について説
明すると、図6に示す如くロアレール27とアッパレー
ル25の上下の関係を逆にして、アッパレール25をリ
テーナ組付装置39のアッパレール固定治具41,41
にセットする。次に、固定されたガイドベース43に対
してスライド可能な搬送治具45の上面47にローラ5
及びボール13を保持したリテーナ本体1をセットし、
搬送治具45の先端がアッパレール25に当接するまで
押圧する。次に、挿入治具49により搬送治具45の上
面47にセットされたリテーナ本体1を押圧すると、ロ
ーラ5は搬送治具45の上面先端に設けられたテーパ状
の突起部51によって上方へ押し上げられ補強プレート
29の上面に乗るようになる。と同時に、左右のボール
13,13は、上位側保持部31と下位側保持部37と
の間に配置セットされるようになる。これら一連の動作
において、ローラ5は、ローラ係止部21,21によっ
て仮支持されるため補強プレート29を設けた高荷重対
応のシートスライド装置3にあってもリテーナ組付装置
39によるリテーナ本体1の組付けが支承なく行なえる
ようになる。
【0023】図7から図10は、ローラ5を仮支持する
別の実施例を示したものである。即ち、ローラ係止部2
1,21の先端部によって仮支持されるローラ5の両端
部に、円筒状の突起体53,53を設けた形状としたも
のである。
【0024】なお、他の構成要素は前記実施例と同一の
ため同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0025】したがって、この実施例によれば、ローラ
係止部21の先端部21aに突起体53が乗るため、ロ
ーラ5の仮支持が可能となり、前記したリテーナ組付装
置39によって、図10に示す如くシートスライド装置
3への組付けが容易に行なえるようになる。
【0026】図11から図14は、ローラ5を仮支持す
るように別の実施例を示したものである。即ち、ローラ
係止部21によって仮支持されるローラ5の両端部に、
傾斜面55,55を設けた形状としたものである。
【0027】なお、他の構成要素は前記実施例と同一の
ため同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0028】したがって、この実施例によれば、ローラ
係止部21の先端部21aに傾斜面55が乗るため、ロ
ーラ5の仮支持が可能となり、前記したリテーナ組付装
置39によって、図14に示す如くシートスライド装置
3への組付けが容易に行なえるようになる。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、ローラ保持孔の両端から舌片状に切り起こして形成
したローラ係止部によってローラを、ボール保持部によ
ってボールをそれぞれ仮支持することが可能となるた
め、シートスライド装置へのリテーナの組付性が向上す
るようになる。また、自動組付けへの対応が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるリテーナの切断面図。
【図2】リテーナからボールとローラを取外した分解斜
視図。
【図3】リテーナ全体の斜視図。
【図4】ボールの保持状態を示した説明図。
【図5】リテーナをシートスライド装置に組付けた切断
面図。
【図6】リテーナを治具によってシートスライド装置に
組付ける説明図。
【図7】別の実施例を示したリテーナの切断面図。
【図8】同上の分解斜視図。
【図9】同上の斜視図。
【図10】同上のリテーナをシートスライド装置に組付
けた切断面図。
【図11】さらに別の実施例を示したリテーナの切断面
図。
【図12】同上の分解斜視図。
【図13】同上の斜視図。
【図14】同上のリテーナをシートスライド装置に組付
けた切断面図。
【図15】従来例を示した図5と同様の切断面図。
【図16】ロアレールに補強プレートを設けた高荷重シ
ートスライド装置対応の説明図。
【図17】従来のリテーナを示した説明図。
【符号の説明】
1 リテーナ本体 5 ローラ 7 ローラ保持孔 9 上面部 11 両側部 13 ボール 15 ボール保持部 17 屈曲下端部 21 ローラ係止部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部位に円柱状のローラがセットされ
    るローラ保持孔を備えた上面部と、上面部から下方へ屈
    曲された左右の両側部と、両側部から内側へ向かって屈
    曲され、ほぼ中間にボールを回転自在に保持するボール
    保持部を備えた対向し合う屈曲下端部とでリテーナ本体
    を形成し、前記ローラ保持孔に、その両端から舌片状に
    切り起こして形成したローラの両端部を係止するローラ
    係止部を設けたことを特徴とする車両用シートスライド
    装置のリテーナ構造。
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