JP4829204B2 - ペットの***物処理具 - Google Patents

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Description

本発明は、犬や猫等のペットが***した尿等の***物を処理するための処理具及びそれに用いられる表面シートに関する。
ペット用トイレの吸液面に用いられるトイレシートとしては、例えば吸液性のマット等の表面を被覆する透液性シートが一般に用いられている。そのような透液性シートは透液性の不織布や、フィルムに多数の穿孔を施したものからなる。このような構成のペット用トイレにペットが***を行う場合、ペットがトイレシートの上で暴れたり、トイレシートを爪で引っ掻いたりすると、シートが破れてその下に位置する吸液性のマット等が露出することがある。それによって、シートの破片が飛散したり、マットに吸収されていた***物がペットの脚に付着したりして、掃除に手間がかかり、また環境が不衛生になる場合がある。
そこで、吸液面に用いられるトイレシートの保護を目的として、例えば特許文献1では、該シートの上に、該シートと同じサイズの網戸用の網を設置することが提案されている。同様の目的で、特許文献2には、格子状で、方形の目を有する網状のペットシーツ固定補助具が提案されている。しかし、これら各特許文献に記載の網は、硬い手触り感のものであり、風合いが良好とは言えない。また、特許文献3には、表裏二層の編地と該二層の編地を間隔を開けて連結する連結糸から構成される二重編地が開示されているが、保護シートとしての用途は見出されていなかった。
特開2006−166888号公報 特開2007−14321号公報 特開平2−74648号公報
本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得るペットの***物処理具及びそれに用いられる表面シートを提供することにある。
本発明は、ペットの***物の処理に用いられる処理具であって、液保持性の吸収体と、該吸収体を覆うように配された液透過性の表面シートとを具備し、
該表面シートが、最表層に位置し、かつ多数の液体透過孔を有する繊維構造体からなる第1層と、該第1層の下側に位置すると共に該第1層と一体的に結合し、かつ該表面シートの厚み方向に配向した繊維を主体とする繊維構造体からなる第2層とを有するペットの***物処理具を提供するものである。
更に本発明は、前記の***処理具に用いられる前記の表面シートを提供するものである。
本発明によれば、破れにくく、かつ柔軟性がある表面シート及びそれを用いたペットの***物処理具が提供される。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1には本発明のペットの***物処理具の一実施形態であるペット用トイレの斜視図が示されている。また図2には図1に示すペット用トイレのII−II線断面図が示されており、図3には図2の分解図が示されている。
図1〜図3に示すペット用トイレ1は、主として室内で飼育する大型動物の***物の処理に特に好適に用いられるものであり、トレイ状の受け皿2、平板状の尿吸収マット3、及び表面シート4、及び枠状の押さえ具5を備えている。
受け皿2は平面視して矩形状であり、その四辺の周縁部6がすべて起立した形態を有する浅底トレイ状のものである。周縁部6によって取り囲まれた領域も矩形状をしており、該領域は尿吸収マット3の収容部7となっている。収容部7の底面を基準とした周縁部6の高さは、尿吸収マット3の厚みとほぼ同一になっている。
尿吸収マット3は平板状のものであり、1枚用いられている。尿吸収マット3は、少なくとも表面シート4との対向面が平坦面であることが好ましい。これによって、ペットが表面シート4に載っていない場合であっても(つまり表面シート4が無荷重状態であっても)、尿吸収マット3と表面シート4とが密接し、両者間に尿残りの原因となる空間が形成されなくなる。その結果、尿に起因する悪臭の発生が抑制される。
尿吸収マット3は、植物性繊維若しくはパルプ又は粘土鉱物系材料を含む成形原料を板状に成形したものであることが好ましい。尿吸収マット3として好ましく用いられるものは、例えば本出願人の先の出願に係る特開2001−258416号公報に記載の排尿処理成形物である。
尿吸収マット3は、その厚さが好ましくは3mm以上、更に好ましくは5〜50mm、一層好ましくは8〜20mmである。これによって、シート状の吸収マットに比べて尿の吸収量が多くなり、また強度も高くなる。さらに、粒状タイプの吸尿材と異なり、取り扱い時に粉塵が発生することが殆どなく廃棄が容易となる。尿吸収マット3は、その嵩密度が0.05〜0.3g/cm3、特に0.1〜0.25g/cm3、とりわけ0.15〜0.2g/cm3であることが好ましい。嵩密度を前記範囲内とすることにより、成形物としての必要強度を維持しつつ、尿の吸収速度を向上させることができる。嵩密度は、次の方法により測定される。先ず、尿吸収マット3から、縦6cm、横6cm、厚さ1cmの試験片(体積36cm3)を裁断する。次に、該試験片の重量を測定する。測定された重量を36(cm3)で除すことで、嵩密度(g/cm3)が算出される。なお、厚さが1cmに満たない場合には、縦6cm、横6cmの試験片を裁断した後、該試験片の重量を測定し、測定された重量を36で除し、さらに厚さ(cm)で除すことで、嵩密度(g/cm3)が算出される。
尿吸収マット3は、その湿潤強度が49cN以上、特に98cN以上、とりわけ196cN以上であることが、尿を吸収して湿潤状態となっても平板状の形状が維持でき、取り扱い及び廃棄が容易となる点から好ましい。湿潤強度は、その上限値に特に制限はなく、高いほど好ましいが、廃棄の際の強度とのバランスの点から、400cN程度を上限としてもよい。湿潤強度は、上述した本出願人の先の出願に係る特開2001−258416号公報の図3に記載されている方法で測定される。具体的には、尿吸収マット3を、厚みはそのままで縦80mm、横25mmに裁断し、試験片を採取する。該試験片を水に5分間浸漬する。浸漬後、該試験片を、50mm間隔で平行に配置された三角柱状の2つの支持台上に、該試験片の縦方向の中央部が2つの該支持台間の中央に位置するように載置する。次いで、プッシュプルゲージを、該試験片の中心に押しつけ、該試験片が折れたときのゲージ圧を測定し、これを湿潤強度(cN)とする(n=3の平均値)。
表面シート4は、液保持性の吸収体である尿吸収マット3の上面の全域を覆うように配されている。表面シート4は液透過性である。表面シート4は、図4に模式的に示すように、最表層に位置する第1層41を有している。また、第1層41の下側に位置し、かつ第1層41と一体的に結合した第2層42を有している。さらに、第2層42の下側に位置し、かつ第2層42と一体的に結合した最下層としての第3層43を更に有している。第3層43の表面と、第3層43に対向する尿吸収マット3の表面とは、無荷重下において、それらの全域において当接している。
第1層41及び第3層43は、繊維によって形成された多数の液体透過孔を有する繊維構造体から構成されている。第1層41及び第3層43を構成する繊維構造体は、表面シート4の平面方向に配向する繊維を有するものである。このような構造の繊維構造体は、繊維の編成体から構成されている。すなわち表面シート4は、二重編地からなることが好ましい。繊維が主として表面シート4の平面方向に配向した編成体からなる繊維構造体は、例えばダブルラッセル編機、ダブルトリコット編機、ダブル丸編機、Vベッドを有する横編機等の編機で編成することができる。
第1層41及び第3層43を構成する繊維構造体には、繊維の編成によって多数の液体透過孔が形成されている。十分な透液性を確保しながら良好なクッション性を発現させる点で、液体透過孔は、四角形や六角形等のメッシュ、格子状、畦調、マーキゼット等の孔空き組織で構成されていることが好ましい。液体透過孔は、1メッシュを構成する編目数(コース数)を12コース以下に設定して編成されることが好ましい。
図5には、第1層41及び第3層43を構成する繊維構造体に編成によって形成された液体透過孔の例が示されている。図5(a)では、四角形のメッシュによって液体透過孔Hが形成されている。図5(b)では、六角形のメッシュ(ハニカム)によって液体透過孔Hが形成されている。第1層41及び第3層43における液体透過孔Hの大きさは、その平均値が1個当たりの開孔面積で表して、3〜50mm2程度、特に5〜10mm2程度であることが、***物の透過性と、表面の風合いとのバランスの観点から好ましい。同様の観点から、第1層41及び第3層43においては、表面シート4の面積に対する液体透過孔の面積の総和の割合が60〜95%、特に80〜90%であることが好ましい。
第1層41及び第3層43においては、液体透過孔の形状や大きさ、個数などは、同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。また、構成繊維の種類や太さ、層の厚み等に関しても、同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。
第1層41及び第3層43の編地を構成する繊維としては、例えばポリエチレンテレフタレート繊維、ポリトリメチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維、ポリエチレンナフタレート繊維等のポリエステル系繊維;ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維等のポリオレフィン系繊維;ポリアミド系繊維;ポリ塩化ビニル繊維、ポリビニルアルコール繊維等のポリビニル系繊維;、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリフッ化ビニリデン繊維等のポリビニリデン系繊維;ポリアクリル繊維、ポリアクリレート繊維等のアクリル酸系繊維などの合成繊維が挙げられる。これらの合成繊維の他に、綿、麻、羊毛等の天然繊維や、レーヨン、テンセル(登録商標)、リヨセル(登録商標)等の再生繊維を用いることもできる。さらに、これらの各種繊維を組み合わせて用いることもできる。
特に、第1層41及び第3層43の編地を構成する繊維として、撥水性のものを用いると、表面シート4の表面に液残りが起こりにくくなるので好ましい。繊維を撥水性とするためには、例えば疎水性の合成樹脂を原料とする繊維を用いればよい。
第1層41及び第3層43の編地を構成する繊維としては、未加工糸、紡績糸、撚糸、仮撚加工糸等が用いられる。これらの糸はマルチフィラメントでもよく、あるいはモノフィラメントでもよい。後述するように、第2層42の構成繊維としてモノフィラメントを用いる場合には、該モノフィラメントが第1層41及び第3層43を構成する編地の表面に露出しないようにするために、少なくとも最表面に位置する層である第1層41の構成繊維としてマルチフィラメントの糸を用いることが好ましい。
第1層41及び第3層43の構成繊維としてマルチフィラメントの糸を用いる場合には、その総繊度が50〜25000dtex、特に200〜3000dtexであることが好ましい。これによって、ペットが爪で表面シート4を引っ掻いても破れ等の破損が起こりづらくなる。マルチフィラメントの単糸繊度は0.1〜30dtex、特に3〜10dtexであることが好ましい。
第1層41と第3層43との間に介在し、これらの層41,43と結合している第2層42は、繊維の編成体からなる繊維構造体から構成されている。該編成体はその構成繊維の一部が表面シート4の厚み方向に延びて、第1層41における液体透過孔の周囲に、編成によって結合している。同様に、第2層42を構成する繊維は、その一部が表面シート4の厚み方向に延びて、第3層43における液体透過孔の周囲に、編成によって結合している。ここで、「厚み方向」とは、厚みを形成する方向という意味であり、第2層が存在することにより表面シートが第1層よりも厚さを増すことができれば十分である。すなわち、第1層に対して垂直であることに限定されるものではなく、例えば、第2層を構成する繊維は第1層に対して斜めに連結していてもよく、あるいは繊維が曲線を描いていてもよい。
特に、第2層42は、第1層41及び第3層43を間隔をあけて連結するモノフィラメントの連結糸からなる繊維構造体であることが好ましい。これによって、表面層4を嵩高くすることができ、また表面層4の柔軟性が高くなる。更に通液性も良好になる。この連結糸は、表裏の編地中にループ状の編目を形成していてもよく、あるいは表裏の編地にタック組織状に引っかけた構造でもよい。モノフィラメントからなる連結糸は、その繊度が50〜2000dtex、特に100〜1500dtexであることが、表面シート4の形態安定性の点から好ましい。
連結糸モノフィラメントからなる第2層42の繊維構造体は、例えば図6(a)に示すように柱状構造であり得る。表面シート4の形態安定性の観点からは、少なくとも2本の連結糸が表裏の編地を互いに逆方向に斜めに傾斜して、図6(b)ないし(d)に示すように、筋交状、クロス状又はトラス状に連結した構造になっていることが好ましい。
第1層41及び第3層43を連結する第2層42は、その厚さが0.5〜10mm、特に3〜5mmであることが、表面シート4の柔軟性を高くし、また尿吸収マット3に吸収された液の逆戻りを防止する観点から好ましい。
第2層42の繊維構造体は、これを平面方向に横切る6.45cm2(2.54cm×2.54cm)の面積中に占める連結糸の断面積の総和が、0.02〜0.35cm2であることが好ましい。これによって、尿吸収マット3に吸収された液の逆戻りが一層効果的に防止される。この値は、第2層42の繊維構造体を平面方向に横切る6.45cm2の面積中に存在する連結糸の本数をN、繊度(dtex)をT、比重をρ(g/cm3)とすると、NT/(1×106ρ)で表される。
第2層42の繊維構造体を構成する繊維は一般に合成繊維である。この合成繊維としては、第1層41及び第3層43の構成繊維として先に例示したものと同様のものを用いることができる。第2層42の繊維構造体を構成する繊維は撥水性であることが好ましい。これによって、表面シート4に液残りが起こりづらくなる。また、液で濡れた状態の表面シート4が乾燥しやすくなり、特に犬が続けて排尿しやすくなる(犬は濡れている場所では排尿しないことが多いからである)。繊維を撥水性とするためには、例えば疎水性の合成樹脂を原料とする繊維を用いればよい。
以上の3層構造を有する表面シート4は、例えば6枚筬を装備したダブルラッセル編機を用い、中間に位置する二枚の筬から連結糸として合成繊維のモノフィラメントを供給し、編機前面に位置する二枚の筬から第1層41の編地用糸として、合成繊維のマルチフィラメントを供給し、また編機背面に位置する二枚の筬から第3層43の編地用糸として、合成繊維のマルチフィラメントを供給することで編成することができる。
表面シート4は、以上の構造を有することに起因して、厚みがあり柔軟でクッション感の高いものとなる。詳細には、表面シート4は、JIS L1096に従い測定された、荷重0.7kPa下における初期厚みが好ましくは1〜12mm、特に好ましくは3〜6mmであり、20kPaの圧力を加えたときの厚みが、初期厚みの好ましくは75%以下、更に好ましくは50%以下であるというクッション性を有する。これに加え、20kPaの圧力を加えた状態から該圧力を解放して10秒以内に初期厚みの好ましくは90%以上に回復する素早い圧縮回復性を有する。これらの特性に起因して、表面シート4は、尿吸収体3に吸収された液の逆戻りが起こりにくくなる。またペットの脚が液で濡れていても、脚離れ時に液が表面シート4の構成繊維によって拭き取られるという利点もある。
柔軟性に関し、表面シート4はJIS K6400 D法に従い測定された硬さが100〜600N、特に200〜400N以下であることも好ましい。
更に表面シート4は、以上の構造を有することに起因して、軽量であるにもかかわらず、高強度を有するものとなる。詳細には、表面シート4はJIS L1096 6.16.1A法に従い測定された破裂強さが好ましくは100kPa以上、更に好ましくは400kPa以上という高強度のものとなる。引裂強度の上限値に特に制限はないが、シート4の強度と柔らかさとのバランスを考慮して1000kPa以下が好ましい。
図7には、本発明の別の実施形態の表面シート4が示されている。本実施形態の表面シート4は、最表層に位置し、繊維構造体からなる第1層41と、第1層41の下側に位置し、第1層41と一体的に結合した繊維構造体からなる第2層42との2層構造である。
第1層41は、先に述べた実施形態と同様の構造を有するものである。第2層42は、不織布から構成されている。この不織布は、繊維の集合体により表面シート4の厚みを形成するものである。そのような不織布としては、例えばニードルパンチ不織布、メルトブローン不織布、エアレイド不織布、ヒートロール、スパンレース不織布等が挙げられる。不織布構成後に厚み方向に針状物の厚入加工や打ち抜き処理をしても良い。
第1層41と第2層42とは、例えば両者の当接面において接着剤等の接合手段によって一体化されている。あるいは繊維の編成によって形成された第1層41の構成繊維に、不織布からなる第2層42の構成繊維が交絡して一体化されている。
第2層42を構成する不織布の繊維としては、0.1〜50dtex、特に2〜5dtexのものを用いることが好ましい。また、不織布の坪量は、50〜500g/m2、特に100〜300g/m2であることが好ましい。さらに、第2層42の透液性を高める観点から、不織布の見掛け比重は0.001〜0.1、特に0.01〜0.04であることが好ましい。
なお、図7に示す実施形態に関し、特に説明しない点については、先に述べた実施形態に関する説明が適宜適用される。
図8及び図9は、本発明の***物処理具の別の例としてのペット用シート10を示している。ペット用シート10は、長方形の平面視形状を有している。ペット用シート10は、液透過性の表面シート4、液不透過性又は撥水性の裏面シート50、及び両シート4,50間に介在配置された液保持性の吸収性コア61を備えている。吸収性コア61は、図10に示すように、吸収性コア61の上面を被覆する上面被覆シート62と、吸収性コア61の下面を被覆する下面被覆シート63とで被覆されて吸収体60を構成している。
表面シート4、裏面シート50及び吸収体60は、何れも長方形の平面視形状を有している。表面シート4及び裏面シート50の長さ及び幅は、ペット用シート10全体の長さ及び幅と同じである。ペット用シート10の寸法は、飼育するペットの種類に応じて適宜調整可能である。例えば犬や猫を飼育する場合には、長さ40〜90cm程度、幅30〜60cm程度に設定することができる。吸収体60の長さ及び幅は、表面シート4及び裏面シート50の長さ及び幅よりも、それぞれ短くなっている。表面シート4は、吸収体60の上面全域を被覆している。表面シート4の長手方向両端部は、吸収体60の長手方向両端部それぞれから長手方向に延出している。表面シート4の幅方向両端部は、吸収体60の幅方向両端部それぞれから幅方向に延出している。
裏面シート50は、吸収体4の下面全域を被覆している。裏面シート50の長手方向両端部は、吸収体60の長手方向両端部それぞれから長手方向に延出している。裏面シート50の幅方向両端部は、吸収体60の幅方向両端部それぞれから幅方向に延出している。表面シート4と裏面シート50とは、吸収体60よりも延出した領域において接合されている。その接合には、例えば、ホットメルト型接着剤、ヒートシール、超音波シールが用いられる。
而して、本実施形態においては、表面シート4として、先に述べた各実施形態において用いられる表面シートと同様のものが用いられている。これによって、先に述べた実施形態によって奏される効果と同様の効果が、本実施形態によっても奏される。
なお、裏面シート50としては、液不透過性又は撥水性のものであれば制限はない。例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの高分子化合物製のフィルム等が挙げられる。また、スパンボンド不織布(S)とメルトブロー不織布(M)が特定の層順で積層されて複合化されたシート(例えばSM、SMS、SMMSなど)を用いることも柔軟性等の点から好ましい。吸収性コア61は、液を吸収し保持し得る材料から構成されている。例えばパルプ繊維等の親水性繊維の集合体や、パルプ繊維等の親水性繊維と吸収性ポリマーとの混合物を用いることができる。あるいはスポンジ等の吸水性多孔質体を用いることもできる。上面被覆シート62及び下面被覆シート63としては、紙、不織布又はこれらの積層複合体等からなるシート等の吸収紙を用いることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば図7に示す実施形態において、第2層42の下側に、第2層42と一体的に結合した第3層を設けてもよい。
本発明のペットの***物処理具の一実施形態であるペット用トイレを示す斜視図である。 図1におけるII−II線断面図である。 図2の分解断面図である。 表面シートの構造を模式的に示す斜視図である。 表面シートにおける第1層に形成された液体透過孔を示す模式図である。 表面シートの構造を模式的に示す側面図である。 別の実施形態の表面シートの断面構造を示す模式図である。 本発明のペットの***物処理具の他の実施形態であるペット用シートを示す一部破断斜視図である。 図8におけるIX−IX線断面図である。 吸収体の構造を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 ペット用トイレ
4 表面シート
41 第1層
42 第2層
43 第3層
50 裏面シート
60 吸収体
61 吸収体コア
62 上面被覆シート
63 下面被覆シート
H 液体透過孔

Claims (10)

  1. ペットの***物の処理に用いられる処理具であって、液保持性の吸収体と、該吸収体を覆うように配された液透過性の表面シートとを具備し、
    該表面シートが、最表層に位置し、かつ多数の液体透過孔を有する繊維構造体からなる第1層と、該第1層の下側に位置すると共に該第1層と一体的に結合し、かつ該表面シートの厚み方向に配向した繊維を有する繊維構造体からなる第2層とを有するペットの***物処理具。
  2. 第1層を構成する繊維構造体が、表面シートの平面方向に配向している繊維を有するものである、請求項1記載のペットの***物処理具。
  3. 前記表面シートは、JIS L1096に従い測定された、荷重0.7kPa下における初期厚みが1〜12mmであり、
    20kPaの圧力を加えたときの厚みが、初期厚みの75%以下であり、
    更に20kPaの圧力を加えた状態から該圧力を解放して10秒以内に初期厚みの90%以上に回復するものである請求項1又は2記載のペットの***物処理具。
  4. 前記表面シートは JIS L1096 6.16.1A法に従い測定された破裂強さが100kPa以上である請求項1〜3のいずれか一項に記載のペットの***物処理具。
  5. 前記表面シートはJIS K6400 D法に従い測定された硬さが100〜600Nである請求項1〜4のいずれか一項に記載のペットの***物処理具。
  6. 第1層が繊維の編成体から構成されており、繊維の編成によって多数の前記液体透過孔が形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のペットの***物処理具。
  7. 第2層が繊維の編成体から構成されているか、又は不織布から構成されている請求項1〜6のいずれか一項に記載のペットの***物処理具。
  8. 第2層が繊維の編成体から構成されており、
    該編成体の構成繊維の一部が前記表面シートの厚み方向に延びて、繊維の編成体から構成されている第1層における前記液体透過孔の周囲に、編成によって結合している請求項7記載のペットの***物処理具。
  9. 前記表面シートの面積に対する前記液体透過孔の面積の総和の割合が60〜95%である請求項1〜8のいずれか一項に記載のペットの***物処理具。
  10. 前記表面シートが、第2層の下側に位置すると共に該第2層と一体的に結合し、かつ該表面シートの平面方向に配向した繊維を主体とすると共に該繊維によって形成された多数の液体透過孔を有する繊維構造体からなる第3層を更に有する請求項1〜9のいずれか一項に記載のペットの***物処理具。
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