JP2010136669A - ペット***物処理具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペットの***行為に伴う飼育者の***物処理作業の負担を軽減することができるペット***物処理具を提供すること。
【解決手段】本発明のペット***物処理具は、ペット***物処理用積層シート1と、該ペット***物処理用積層シート1が載置され、その積層シート1の少なくとも一部を固定可能な保持具2とからなり、ペット***物処理用積層シート1は、複数枚の***物処理用シート1A,1Bが重ねられ且つ一部分で相互に固着されて形成されており、保持具2は、ペット***物処理用積層シート1から個々の***物処理用シート1A,1Bを分離するエッジ部(分離手段)22cを備えている。
【選択図】図2

Description

近年、犬や猫等のペットを室内で飼育することが広く行われており、このようなペットの尿や糞で床を汚さないようにするための使い捨てのペット***物処理用シートも知られている。例えば、特許文献1には、吸水シート層と、この吸水シート層の下面と接触するように配置された防水シート層とを有するペット***物処理用シートが開示されている。
従来のペット***物処理用シートは、特許文献1に開示されるようなロール状に巻回された状態とされたり、折り畳まれて包装袋に収納された状態とされて、市販等されている。折り畳まれて包装袋に収納される場合、通常、1枚毎に畳まれたものが複数枚積層されて収納されている。
実開平2−127155号公報
しかし、上述した従来のペット***物処理用シートでは、床やペット用の専用トイレに、包装袋から取り出したシートを設置してペットに***行為をさせた後、***物が付着したシートを廃棄し、同じ場所に新たなシートを敷設するという作業を、ペットの***量や***の頻度にもよるが、通常、一日に複数回行わなければならないことが多く、その作業に、手間がかかるという問題があった。そのため、ペットの***行為に伴う処理作業負担の軽減を図る必要があった。
従って、本発明の目的は、ペットの***行為に伴う飼育者の***物処理作業の負担を軽減することができるペット***物処理具を提供することにある。
本発明は、ペット***物処理用積層シートと、該ペット***物処理用積層シートが載置され、その積層シートの少なくとも一部を固定可能な保持具とからなるペット***物処理具であって、前記ペット***物処理用積層シートは、複数枚の***物処理用シートが重ねられ且つ一部分で相互に固着されて形成されており、前記保持具は、前記ペット***物処理用積層シートから個々の***物処理用シートを分離する分離手段を備えているペット***物処理具を提供することにより前記目的を達成したものである。
また、本発明は、ペット***物処理用積層シートと、該ペット***物処理用積層シートが載置され、その積層シートの少なくとも一部を固定可能な保持具とからなるペット***物処理具であって、前記ペット***物処理用積層シートは、重ねられた複数枚の***物処理用シートからなり、前記保持具は、前記***物処理用シートの一部を分断する分断手段を備えているペット***物処理具を提供するものである(以下、第2発明というときは、この発明をいう)。
また、本発明は、ペット***物処理用積層シートと、該ペット***物処理用積層シートが載置され、その積層シートの少なくとも一部を固定可能な保持具とからなるペット***物処理具であって、前記ペット***物処理用積層シートは、重ねられた複数枚の***物処理用シートからなり、前記保持具は、前記ペット***物処理用積層シートが載置される底部と、該底部に載置されたペット***物処理用積層シートの周縁部を覆うように、該底部に固定可能な枠部とを有しており、前記枠部の一部に、前記***物処理用シートの引き出しを容易とする切欠部が形成されている、ペット***物処理具を提供するものである(以下、第3発明というときは、この発明をいう)。
本発明のペット***物処理具によれば、ペットの***行為に伴う飼育者の***物処理作業の負担を軽減することができる。
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づいて、図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態であるペット***物処理具は、図1〜図3に示すように、ペット***物処理用積層シート1と、該ペット***物処理用積層シート1が載置され、その積層シート1の少なくとも一部を固定可能な保持具2とからなる。
ペット***物処理用積層シート1(以下、単に積層シート1ともいう)は、図2〜4に示すように、複数枚の***物処理用シート1A,1B,1A,1Bが、重ねられ且つ一部分で相互に固着された構造を有している。
積層シート1は、相互に大きさが異なる2種類の***物処理用シート1A,1Bをそれぞれ2枚含んでおり、***物処理用シート1Aと***物処理用シート1Bとは、図2に示すように、積層シート1の厚み方向に交互に配置されている。
積層シート1は、平面視して長方形状を有しており、該長方形の1辺に位置する端部H1に、該積層シート1を構成する4枚の***物処理用シート1A,1B,1A,1Bが相互に固着された固着部を有している。その固着部においては、積層された4枚の***物処理用シートが熱融着により一体化されている。
各***物処理用シート1A,1Bは、それぞれ、上層シート11、下層シート12及びこれら両シート11,12間に配された吸収体13から構成されており、これらは、ホットメルト接着剤等の接着剤により層間が接着されて一体化されている。
上層シート11と下層シート12とは、***物処理用シート1A,1B毎に同一形状及び大きさにされている。また、上層シート11と下層シート12とは、吸収体13の存在しないフラップ部分においては直接接合されている。
***物処理用シート1A,1Bに用いられる上層シート11と下層シート12の材料としては、従来この種の製品に用いられている材料と同様のものを用いることができる。例えば上層シート11として、液透過性のシート材料を用いることができる。シート材料の素材としては、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂などの各種熱可塑性樹脂が挙げられる。これらの素材からなるシート材料は、例えば繊維シート、フィルム、これらの積層体の形態であり得る。シート材料が撥水性の素材から構成されている場合には、各種親水化剤による親水化処理を施してもよい。
前記のシート材料が繊維シートである場合、該繊維シートとしては、織布及び不織布の何れも用いることができる。ペット用シートが使い捨てのものであることを考慮すると、経済性の観点から該繊維シートとして不織布を用いることが好適である。繊維シートとして不織布を用いる場合、該不織布としては、例えばスパンボンド不織布、エアスルー不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、ケミカルボンド不織布などを用いることができる。これらの不織布のうち、強度が高く、また液透過性が良好な不織布であるスパンボンド不織布を用いることが好ましい。
前記の繊維シートは繊維間に空隙を有しているので、この空隙を通して液を透過させることが可能である。しかし、該繊維シートに開孔処理を施して多数の開孔を規則的又は不規則に形成し、液の透過を一層確実にしてもよい。シート材料がフィルムである場合には、液の透過を確保するために、該フィルムに開孔処理を施して多数の開孔を規則的又は不規則に形成することが必要である。これら繊維シートやフィルムに形成される開孔は、平面的なものでもよく、或いは漏斗状の立体的なものでもよい。特に開孔が立体的であると、吸収体に吸収された液の上層シート表面への逆戻り、すなわちウエットバックが起こりにくくなるので有利である。
上層シート11を構成するシート材料は、それが繊維シートであるか或いはフィルムであるか、また、その色を問わず、その坪量が10〜50g/m2、特に15〜25g/m2であることが、上層シート11の十分な強度の確保及び原料コストやシートの厚み感の観点から好ましい。
下層シート12としては、熱可塑性樹脂からなる液不透過性のフィルムを用いることができる。また、このフィルムに不織布等を積層してもよい。或いは下層シート12として、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド不織布のような撥水性のシート材料を用いてもよく、その色についても問わない。下層シート12は、その坪量が10〜50g/m2、特に15〜30g/m2であることが、下層シート12の十分な強度の確保の観点、十分な液遮断性の確保、そして製品シートの厚み及び取り扱い性の観点から好ましい。
吸収体13としては、吸液素材、例えばフラッフパルプ、吸収性ポリマー、それらの混合積繊体などを用いることができる。ここで、吸収性ポリマーとしては、各種公知のものを特に制限なく用いることができ、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、(でんぷん−アクリル酸)グラフト共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸等が挙げられる。また、繊維材料としては、各種公知のものを特に制限なく用いることができ、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維やコットン、酢酸セルロース等の親水性繊維等を用いることができ、これらには、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル、ポリアミド等の縮合系繊維、塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニルモノマー重合体の繊維等を混在させてもよい。
特に、フラッフパルプと吸収性ポリマーの混合積繊体を用いると、十分な吸収容量を確保し得る観点から好ましい。この混合積繊体を用いる場合、その周囲をティッシュペーパーなどの吸収紙で被覆することが、該混合積繊体の保形性の確保や、吸収性ポリマーの脱落防止の観点から好ましく、該ティッシュペーパーに各種の色を配することで、その場所がトイレ場所であると認識し易くなると共に、室内のインテリアとしても有効なものとなる。
本実施形態の積層シート1は、これを構成する複数枚の***物処理用シート1A,1B,1A,1Bを一体的に折り曲げて折り畳んだものを、更に複数枚積層した状態で包装袋や容器等に収容して市場に流通(市販等)させることが、コンパクトな形態で、運搬、商品陳列、保管等することができる観点から好ましい。
本実施形態における保持具2は、全体としてトレイ状の形態を有し、平面状に拡げた状態の積層シート1を内部に載置できると共に、その積層シート1の周縁部の一部を上下から挟持して固定することができるものである。保持具2は、積層シート1を保持した状態で、カーペットや絨毯等からなる室内の床面に載置して使用することができる。
保持具2は、図1に示すように、平面視して長方形状であり、四隅には丸みが形成されている。保持具2の材質としては、プラスチック、木材、高強度パルプモールド、又はセラミックなど各種の材料を採用することができる。尚、図1中には、長方形状の破線が2本描かれているが、外側の破線B1は積層シート1の外形を表しており、内側の破線B2は吸収体13の輪郭を表している。
保持具2は、図2及び図3に示すように、底部21と枠部22から構成されている。底部21は、積層シート1(換言すれば、複数枚の***物処理用シート1A,1B)を載置するトレイ土台21aと、このトレイ土台21aの周縁部近傍から立設した突起部21bとを有している。突起部21bの外側面には溝部21b1が形成され、この溝部21b1に、枠部22の突起22aが嵌合するようになされている。
枠部22は、図1に示すように、長方形状に結合した棒状の4本の枠辺部221〜224からなり、互いに平行な一対の枠辺部222,223には、それぞれの枠部中央側の開口周縁部の下面に、積層シート1の上面に当接する抑え部22bが形成されている。他の一本の枠辺部221には、積層シート1の上面に向かって突出するように、先端部が鋭角のエッジ部22cが形成されている。残りの一本の枠辺部224には、***物処理用シート1A,1Bを取り出し易くするための切欠部2aが形成されており、その部分を含めて積層シートの上面を強く加圧する抑え部は形成されていない。
枠辺部222及び223における抑え部22bは、枠辺部222,223それぞれの長手方向に沿って連続して形成されていても良いし、同方向に所定の間隔(例えば、0.5〜10cm間隔)で間欠的に形成されていても良い。また、分離手段(分断手段)であるエッジ部22cは、枠辺部221の長手方向に沿って連続して形成されていることが好ましいが、***物処理用シートを分断し得るものであれば、枠辺部221の長手方向に間欠的に形成されていても良い。本実施形態におけるエッジ部22cは、枠片部221の枠部の開口周縁部に沿う部分の略全長に亘って連続的に形成されている。
枠部22は、トレイ土台21a上に載置した積層シート1上に覆い被せるようにして、底部21に対して固定することができ、その固定状態においては、枠辺部221のエッジ部22c及び枠辺部222,223の抑え部22bが、積層シート1の周縁部の上方を押圧し、それにより、積層シート1が、拡げられた状態に安定に保持される。
なお、枠部22は、その一部(例えば、枠片部222又は223の一部)が、底部21に対してヒンジ等で連結されているものであっても、底部21から完全に取り外すことができるものであっても良い。
図5には、保持具2に保持させた状態の積層シート1から、該積層シート1の最上層を構成する***物処理用シート1Aを分離する様子が示されている。
より具体的には、ペット飼育者が、ペット排尿後の***物処理用シート1Aの一端を把持し、該***物処理用シート1Aの左右の側部を、枠片部222又は223の下面側から引っ張り出しながら持ち上げ、該***物処理用シート1Aの一部を上述したエッジ部22cにより切断させながら、該***物処理用シート1Aを、残りの***物処理用シート1Bから分離している状態が示されている。
このようにして、積層シート1の最上層の***物処理用シート1Aを分離すると、未使用状態の次の***物処理用シート1Bが表面に現れる。その***物処理用シート1Bについても、ペットの***後に、***物処理用シート1Aと同様にして、保持具2に残る他の***物処理用シート1A,1Bから分離することができる。尚、***物処理用シート1A,1Bの一端を把持するときには、枠部22に形成した円弧状の切欠部2aに指を挿入し、***物処理用シート1A又は1Bの端部を摘むようにすると把持し易い。
本実施形態のペット***物処理具によれば、このようにして、保持具2に保持された積層シート1の一方の面側から***物処理用シート1A,1Bを順次分離していくことができる。
本実施形態のペット***物処理具においては、前記エッジ部22cが、***物処理用シートの一部を分断する分断手段であり、個々の***物処理用シート1A,1Bを引き出す際に、該エッジ部22cにより、それらの一部が分断されることで、個々の***物処理用シート1A,1Bが容易に分離される。
エッジ部22c等による分断を容易にする観点から、少なくとも一枚の前記***物処理用シート、特に、保持具2に載置されたときに最も床寄りに位置する***物処理用シート以外の***物処理用シートは、その取り出し時にエッジ部22cが当たる部分が、エッジ部22c(分断手段)により容易に分断される脆弱部となっていることが好ましい。
例えば、本実施形態における積層シート1においては、***物処理用シートどうしが固着された端部H1の固着部より中央側であって前記吸収体13の周縁端13aより外側(図4に符号14で示す領域)に、エッジ部22c(分断手段)が当接するが、該部分が、エッジ部22cにより容易に分断される脆弱部となっていることが好ましい。
本実施形態における積層シート1においては、前記領域14の全域が脆弱部となっているが、領域14内のエッジ部22cが当接する、より狭い範囲のみが脆弱部となっていても良い。
***物処理用シートに脆弱部を設けるには、例えば、上述した領域14を構成する上層シート11及び下層シート12として、破断し易いシートを用いる方法、脆弱部とする部分のシート間のホットメルト等の接着剤量を減らす方法、部分的なヒートシールによる方法、噛み込みエンボスによる非接着方法によるもの等の方法がある。好ましい方法としては、上層シート11として、ポリオレフィン不織布を用いる一方、下層シート12としてポリエチレンバックシートを用い、それらの両シート間を低温下における部分的ヒートシールで接合する方法等が挙げられる。
また、積層シート1を構成する少なくとも一枚の***物処理用シートは、***物処理用シートどうしが固着された固着部より中央側であって、***物処理用シートの周縁端1から10cmまでの範囲、特に周縁端17から5cmまでの範囲に、エッジ部22c(分断手段)により容易に分断される脆弱部を有していることが好ましい。***物処理用シートどうしが固着された固着部より中央側とは、図4においては、端部H1に形成された固着部より下方ということである。
また、積層シート1は、分離手段が接する部分を、吸収体13が存在しないフラップ部分とすることが好ましい。特に分離手段と接する部分よりもシート1の内側(0.2〜5cm、好ましくは0.5〜2cm)の領域に吸収体がないと、シートを分離したときに吸収体の構成要素が漏れ出ることを抑制可能となり、特に大量の尿を吸収した後には尿を吸収した吸収体の構成要素が漏れ出すことを防ぐことにより、衛生的な使用が可能となる。また、シート1の脆弱部14においては吸収体13が存在しないことが好ましい。このとき、フラップ部では上層シートと下層シートが直接接合されているので、分断作業時に吸収体が仮に破損してもその構成要素が漏れ出すことを有効に抑制可能である。
また、保持具2に分断手段としてエッジ部22cを形成する場合、該エッジ部22cは、図6に示すように、先端部の角度αが鋭角であることが好ましく、該角度αは、5〜85、特に10〜45であることが好ましい。また、保持具2を水平に床に載置した状態において、エッジ部22cの先端部は、斜め下方あるいは真下を向いていることが好ましい。
本発明においては、性能の異なる複数種類の***物処理用シートを組み合わせた積層シートを用いることも好ましい。例えば、上述した実施形態の積層シート1においては、***物処理用シート1Aと***物処理用シート1Bとで、性能を異ならせることもできる。
異ならせる性能としては、消臭性能、吸収性能、そして表面シート強度(犬の悪戯による引っ掻き防止など)等が挙げられ、これら2種以上の性能を異ならせることもできる。
例えば、消臭性能のある***物処理用シート1A又は1Bと、それより消臭性能は劣るが吸収性能は高い***物処理用シート1B又は1Aとを重ね合わせることもできる。
また、日中等にシートを悪戯して破いてしまうことが多いペットの場合には、その時間帯に合わせて表面強度の強いシートが最上面にくるように設置するということも使い勝手の面から工夫することができる。
シートの消臭性能の違いは、例えば、1)香料成分の配合量を異ならせる方法、2)吸水性ポリマーの配合量を異ならせる方法、3)単位あたりの吸収量の異なる吸水性ポリマーを配合する方法、4)木粉ペレットを配合する場合にはその配合量を異ならせる方法、5)これらの方法の2種以上を組み合わせた方法等により発現させることができる。香料の種類としては、特に制限はなく、例えば、特開2007−229151号公報記載の各種の物質を用いることができる。
また、シートの吸収性能の違いは、例えば、吸収性ポリマーの含有量や種類、又はパルプ量を異ならせることで総吸収量の違いとして発現させることができる。
更には、尿臭(アンモニア臭)については、吸収性ポリマーの含有量によっても、その違いを発現することができる。
例えば、共稼ぎや一人暮らしで、***物処理用シート1A,1Bの取替えを朝夜の1日に2回行う場合、***物処理用シート1Aに高吸収性シート、***物処理用シート1Bに消臭力に優れたシートが好適に用いられる。この場合、***物処理用シート1A,1Bからなる積層シート1を夜のうちに設置しておくと、急がしい朝の作業を、***物処理用シート1Aを分離して廃棄するという簡単な作業で終わらせることができる。
上層に高吸収性シートを用いるのは、朝に排出されるペットの大量の尿を吸収するためであり、下層に消臭力に優れたシートを用いるのは、ペットの尿を数回に渡り吸収する必要が生じることがあるため、飼い主が帰宅した時に尿のニオイが気にならないようにするためである。
また、上層に高吸収性シートを用い、下層にそれより低吸収性のシートを用いるようにしてもよい。上層に高吸収性シートを用いるのは、朝一番の大量の尿を吸収するためであり、下層に通常吸収性シートを用いるのは、半日分程度の尿の吸収に対応するためである。吸収性能は、パルプ量やポリマー量を調整することにより変化させることができる。また、上層に通常消臭性シートを用い、下層に高消臭性シートを用いてもよい。上層に通常消臭性シートを用いるのは、朝一回分の尿の消臭に対応するためであり、下層に高消臭性シートを用いるのは、日中の長時間、数回***された尿の消臭に対応するためである。その他、各種組み合わせを適用することができる。
上述した実施形態のペット***物処理具においては、積層シート1が、複数枚の***物処理用シート1A,1Bが、重ねられ且つ一部分で相互に固着された構成を有し、保持具2に保持させた***物処理用シート1から、エッジ部22c(分離手段)により、個々の***物処理用シート1A,1Bを容易に分離可能であるため、積層シート1を保持具2にセットした後、各***物処理用シートの濡れ具合や汚れ具合等に応じて、適宜に分離して使用することで、ペットの***行為に伴う飼育者の***物処理作業の負担を軽減することができる。積層シート1においては、***物処理用シート1A,1Bを、積層シート1の片面側から順次分離可能になされているので、***物処理作業を一層効率的に行うことができる。
また、上述した実施形態では、***物処理用シート1Aと***物処理用シート1Bとで大きさを異ならせてあるため、個々の***物処理用シートの取り出しが容易であると共に、***物処理用シート1Aと***物処理用シート1Bとを交互に重ねてあるので、性能を相互に異ならせて一層効率の良い使用方法も可能である。また、***物処理用シートを、3枚以上、特に4枚以上積層してあるので、ペットと共に過ごす時間の長い専業主婦等が、ペットの排便後に毎回取り替えるといった使用方法も可能である。
第2、第3発明のペット***物処理具の実施形態としては、上述した、積層シート1及び保持具2からなるペット***物処理具の他、そのペット***物処理具の積層シート1に代えて、重ねられた複数枚の同形同大の***物処理用シートからなり、該***物処理用シート間が固着されていないペット***物処理用積層シートを用いたもの等を挙げることができる。このようなペット***物処理用積層シートとしては、例えば、上記の積層シート1における***物処理用シート1Bのみを互いの中心を一致させて複数枚重ねたもの等を用いることができる。
保持具に***物処理用シートの一部を分断する分断手段が形成されていることにより、複数枚の***物処理用シートの一部が保持具によって固定されていても、ペットが***した後の***物処理用シートを、保持具に保持されている残りの***物処理用シートから容易に分離して取り除くことができる。また、保持具の枠体に***物処理用シートの引き出しを容易とする切欠部が形成されていることにより、ペット***物処理用積層シートの周縁部が枠部に覆われていても、切欠部に指を入れて、***物処理用シートを取り出すことで、ペットが***した後の***物処理用シートを、保持具から容易に取り除くことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されず、適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、分離手段として、枠部22にエッジ部22cを設けたが、エッジ部22cに代えて、アルミホイルや、ラップシートの箱体に設ける各種公知の切断刃と同様のものを用いることもできる。また、包丁の刃のような鋭利な刃を設けることもできる。また、上述した実施形態においては、枠片部222,223には、切断手段等を設けなかったが、枠片部222,223にも、枠片部221と同様のあるいはそれとは異なる種類の分断手段等を設けることもできる。また、積層シート1の端部H1に設ける固着部は、各***物処理用シートの周端縁17から所定幅(例えば0.1〜2cm程度)離間させた位置に設けることもできる。更に、***物処理用シートどうしの固着部を、積層シートの端部以外の部分に設けることもできる。
また、***物処理用積層シートは、中心点を一致させて積層された、大きさが総て同じ***物処理用シートからなるものであっても良い。また、大きさの異なる2種類の***物処理用シートが、一方の***物処理用シートにおける相対向する2辺それぞれから他方の***物処理用シートが延出するように積層されていても良い。また、大きさの異なる3種類以上の***物処理用シートが積層されたものであっても良く、その場合においても、積層シートの一面を構成する***物処理用シートの一辺からの延出量が、積層シートの他面側に向かうに連れて漸次増加するように積層されたものとすることもできる。
また、ペット***物処理用積層シートは、性能が同一の複数枚の***物処理用シートからなるものであっても良い。例えば、1回又は2、3回の排尿を吸収するのに必要最小限の吸収力を有する***物処理用シートを3〜5枚重ねて一組としてもよい。
***物処理用シートの積層枚数は、4枚に代えて、2枚又は3枚でも良く、5枚〜10枚程度であっても良い。
ペット***物処理用積層シート及びそれを構成する個々の***物処理用シートの形状は、長方形に代えて、正方形状とすることもでき、楕円形や円形、角部を大きく丸めた四角形、菱形、ハート型等とすることもできる。また、保持具2の平面視形状も、長方形に代えて、正方形状とすることもでき、楕円形や円形、角部を大きく丸めた四角形、菱形、ハート型等とすることもできる。また、枠部に形成する切欠部の平面視形状も、半円形(図1参照)に代えて、長方形、正方形、三角形、半円の円弧を、円弧状に連結した3本以上の直線に置き換えたもの等とすることもできる。
また、個々の***物処理用シートは、上層シート、下層シート及びこれら両シート間に配された吸収体を具備するものに限られず、ある程度の吸収容量を持たせた上層シートと防漏性を有する下層シートのみからなるものであっても良く、パルプシートの片面に樹脂層を形成したもの等であっても良い。
また、複数枚の***物処理用シートを相互に固着する方法は、熱融着に代えて、エンボス加工、接着剤等であっても良い。また、これらの2以上を組み合わせた方法を用いることもできる。
図1は、本発明の一実施形態であるペット***物処理具を、ペット***物処理用積層シートを保持具に保持させた状態として示す平面図(使用時における上方から視た図)である。 図2は、図1のII−II線断面を一部省略して示す模式断面図である。 図3は、図1のIII−III線断面を示す模式断面図である。 図4は、図1に示すペット***物処理具に用いたペット***物処理用積層シートを一部破断して示す平面図である。 図5は、図1に示すペット***物処理具において、保持具に保持させた状態のペット***物処理用積層シートから該積層シートの最上層を構成する***物処理用シートを分離する様子を示す図である。 図6は、エッジ部の拡大模式図である。
符号の説明
1 ペット***物処理用積層シート
1A,1B ***物処理用シート
11 上層シート
12 下層シート
13 吸収体
H1 固着部を有する端部
2 トレイ状の保持具
2a 切欠部
21 底部
21a トレイ土台
21b 突起部
21b1 溝部
22 枠部
22a 突起
22b 抑え部
22c エッジ部(分離手段)

Claims (7)

  1. ペット***物処理用積層シートと、該ペット***物処理用積層シートが載置され、その積層シートの少なくとも一部を固定可能な保持具とからなるペット***物処理具であって、
    前記ペット***物処理用積層シートは、複数枚の***物処理用シートが重ねられ且つ一部分で相互に固着されて形成されており、
    前記保持具は、前記ペット***物処理用積層シートから個々の***物処理用シートを分離する分離手段を備えているペット***物処理具。
  2. 前記分離手段は、前記***物処理用シートの一部を分断する分断手段である、請求項1に記載のペット***物処理具。
  3. 前記分断手段は、複数枚の前記***物処理用シートが相互に固着された固着部より、前記***物処理用積層シートの中央側を分断するように配置されている、請求項1又は2記載のペット***物処理具。
  4. 前記***物処理用シートは、上層シート、下層シート及びそれら両シート間に配置された吸収体からなり、少なくとも一枚の***物処理用シートは、***物処理用シートどうしが固着された固着部より中央側であって前記吸収体の周縁端より外側に、前記分断手段により容易に分断される脆弱部を有している請求項1〜3の何れかに記載のペット***物処理具。
  5. 少なくとも一枚の前記***物処理用シートは、***物処理用シートどうしが固着された固着部より中央側であって、***物処理用シートの周縁端から10cmまでの範囲に、前記分断手段により容易に分断される脆弱部を有している請求項1〜4の何れかに記載のペット***物処理具。
  6. ペット***物処理用積層シートと、該ペット***物処理用積層シートが載置され、その積層シートの少なくとも一部を固定可能な保持具とからなるペット***物処理具であって、
    前記ペット***物処理用積層シートは、重ねられた複数枚の***物処理用シートからなり、
    前記保持具は、前記***物処理用シートの一部を分断する分断手段を備えているペット***物処理具。
  7. ペット***物処理用積層シートと、該ペット***物処理用積層シートが載置され、その積層シートの少なくとも一部を固定可能な保持具とからなるペット***物処理具であって、
    前記ペット***物処理用積層シートは、重ねられた複数枚の***物処理用シートからなり、
    前記保持具は、前記ペット***物処理用積層シートが載置される底部と、該底部に載置されたペット***物処理用積層シートの周縁部を覆うように、該底部に固定可能な枠部とを有しており、
    前記枠部の一部に、前記***物処理用シートの引き出しを容易とする切欠部が形成されている、ペット***物処理具。
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