JP6072439B2 - ペット用吸収性シート - Google Patents

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Description

本発明は、ペット用吸収性シートに関する。
従来、犬、猫等のペットが***した尿等を吸収するためのペット用吸収性シートが普及している(例えば、特許文献1参照)。ペット用吸収性シートは、近年のペットの飼育形態の多様化により、毎日交換する必要のあるものから、数日間に一度交換すればよいという比較的長期に亘って使用が可能なものへと移行しつつある。
このようなペット用吸収性シートは、例えば、ペットの***物を処理するためのペット用トイレにセットして使用される。
ペット用トイレとしては、例えば、トイレ本体を液透過性の簀の子により上下に区画して、上層部分に便床を形成する粒状の***物処理材を敷設し、下層部分の引き出し可能なトレーに上記したペット用吸収性シートを敷設して使用する二層式のものが知られている。
こうしたペット用トイレでは、上層部分に敷設された***物処理材が、ペットの***液を素早く通過させ、通過した***液を簀の子の通液孔を介して下層部分に落下させ、落下した***液を下層部分のトレーに敷設されたペット用吸収性シートに吸収させている。
トレーは一般に平面視略長方形状であって、ペット用吸収性シートをセットする際にはトイレ本体から引き出され、ペット用吸収性シートは、その長手方向一端部からトレー内に挿入され、当該トレーの内部底面全体を覆うように敷設される。
ペット用吸収性シートとしては、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、表面シート及び裏面シートの間に介装される吸収体とを備え、平面視略長方形状に形成されたものなどが知られている。かかるペット用吸収性シートは、一般に、表面シートを内側として折り畳まれた状態で包装され、使用時に展開されて平面状態とされる。
特開2010−51261号公報
しかしながら、上記したペット用トイレには多様なサイズのものが存在し、トレーのサイズも一通りではない。そこで、様々なサイズのトレーに使用可能となるよう大きめのペット用吸収性シートを選んだ場合、当該シートより小さなトレーに用いようとすると、図10に示すように、ペット用吸収性シートの縁部が持ち上がるため、トレーをトイレ本体に押し戻す際に引っかかり、その結果、トレーとペット用吸収性シートとの間に隙間ができてしまう。
こうしたトレーとペット用吸収性シートとの間の隙間は、ペット用トイレの上層部分から***液が流れてきた場合に、ペット用吸収性シートがこれを受け止めきれずにモレが発生する原因となり、結果として臭いを発生させてしまうという問題があった。かかる問題は、比較的長期に亘って使用するペット用吸収性シートにおいては特に顕著である。
本発明の課題は、ペット用トイレのトレーに敷設した場合に、トレーのサイズに関わらず当該トレーとの間に隙間の発生しづらいペット用吸収性シートを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体とからなるペット用吸収性シートにおいて、
平面視略矩形状を呈し、
当該ペット用吸収性シートの一辺に平行な一の方向に沿って延在し、折り曲げが他の部分よりも容易な折り曲げ部が、前記一の方向と直交する他の方向の両端から予め設定された一又は複数の位置に備えられ、
前記他の方向の両端には、前記裏面シート側から前記表面シート側に亘って前記吸収体の端面を覆う補強部が備えられ、
当該補強部は、前記裏面シートと別体として、前記吸収体における、前記表面シート側の面、端面、及び前記裏面シート側の面を覆うように備えられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のペット用吸収性シートにおいて、
前記折り曲げ部は、前記一の方向の両端から予め設定された一又は複数の位置に、前記他の方向に沿って延在するよう更に備えられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のペット用吸収性シートにおいて、
前記折り曲げ部は、前記吸収体が他の部分より薄く、かつ高密度となったエンボス加工部によって形成されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のペット用吸収性シートにおいて、
前記エンボス加工部は、厚さ方向の深さが互いに異なる高圧縮部及び低圧縮部を、前記エンボス加工部の幅方向の全体に亘り、交互に配置されるように備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のペット用吸収性シートにおいて、
前記エンボス加工部は、厚さ方向の深さが互いに異なる高圧縮部及び低圧縮部を、前記高圧縮部が前記エンボス加工部の幅方向の両側部に交互に配置されるように備えることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項3に記載のペット用吸収性シートにおいて、
前記エンボス加工部は、厚さ方向の深さが互いに異なる高圧縮部及び低圧縮部を、平面視円形状に形成された前記高圧縮部が所定間隔毎に配置されるように備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載のペット用吸収性シートにおいて、
前記折り曲げ部は、前記吸収体が全体的又は部分的に欠落していることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載のペット用吸収性シートにおいて、
前記補強部は、前記折り曲げ部よりも前記他の方向に沿った外側に位置することを特徴とする。
本発明によれば、ペット用吸収性シートは、平面視略矩形状を呈し、当該ペット用吸収性シートの一辺に平行な一の方向に沿って延在し、折り曲げが他の部分よりも容易な折り曲げ部が、一の方向と直交する他の方向の両端から予め設定された一又は複数の位置に備えられている。
このため、ペット用トイレのトレーのサイズがペット用吸収性シートより小さい場合、ペット用吸収性シートを折り曲げ部により折り曲げてセットすることができるため、当該シートとトレーとの間に隙間が発生しづらくなる。
よって、ペット用トイレの上層部分から***液が流れてきた場合に、ペット用吸収性シートがこれを受け止めきれずにモレが発生するという事態が起こりづらく、かかるモレに起因する臭いが発生するのを防止することができる。
また、このように折り曲げ部によりペット用吸収性シートのサイズを調整できるため、ペットの飼育者にとって、トレーに合ったサイズのペット用吸収性シートを選ぶという手間を省くことができる。
本発明の実施の形態に係るペット用吸収性シートの一例を示す平面図である。 図1のII−II線における断面図である。 図2の要部拡大図である。 (a)は、図1のエンボス加工部を示す平面図であり、(b)は、A−A線における断面図である。 エンボス加工部の変形例を示す平面図である。 図1のペット用吸収性シートをペット用トイレのトレーに挿入する様子を示す図である。 変形例1に係るペット用吸収性シートの一例を示す断面図である。 変形例2に係るペット用吸収性シートの一例を示す断面図である。 変形例3に係るペット用吸収性シートの一例を示す平面図である。 従来のペット用吸収性シートの問題点を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
先ず、構成について説明する。
本実施形態に係るペット用吸収性シート1は、例えば、図1に示すように、短辺及び長辺を有する平面視略長方形状に形成され、表面からペットにより***された***物の水分をシート内に吸収することができるものである。
なお、以下の説明においては、ペット用吸収性シート1の長辺に沿った長手方向をX方向(一の方向)とし、X方向と直交する短手方向(幅方向)をY方向(他の方向)とする。また、ペット用吸収性シート1の厚さ方向をZ方向とする。
ペット用吸収性シート1は、例えば、図1、2に示すように、尿などの液体を速やかに透過させる透液性の表面シート11と、表面シート11の裏面側に配置される不透液性の裏面シート12と、これら表面シート11と裏面シート12との間に介装される吸収体13と等を備えて構成されている。
表面シート11は、吸収体13の天面を覆う大きさに設けられている。表面シート11は、透液性であって、有孔または無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどにより形成されている。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布を製造する方法としては、公知の方法を適宜用いることができ、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブロー法、ニードルパンチ法、或いはこれらを組み合わせた方法等によって不織布を製造することができる。
表面シート11に多数の透孔を形成した場合には、尿等の液体がより速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。
裏面シート12は、吸収体13底面を覆い、さらに吸収体13の端面を覆って、吸収体13上面の長手両側縁(他の方向の両端)において、表面シート11側に折り返される補強部14、14を備えている。なお、補強部14、14は、例えば、図3に示すように、後述するエンボス加工部15、15よりもY方向の外側に配されるものであって、補強部14、14がエンボス加工部15、15を覆わないように構成されていることが好ましい。
そして、表面シート11側に折り返された補強部14、14の上面に、表面シート11がホットメルト接着剤、ヒートシール、超音波シール等により接着されている。
裏面シート12は、不透液性の素材であれば、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シートなどを例示することができる。また、このほかにも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、プラスチックフィルムを用いずに液不透過性としたシートも裏面シートとして用いることができる。また、裏面シート12は、例えば、防漏シートと吸液シートを組み合わせたシートのように、その最外面が吸液性のものであってもよい。これにより、ペット用吸収性シート1同士の接合部から、万が一、尿等の液体のしみ出しがあった場合でも、少量であれば吸液シートにより吸液できるため、衛生的である。
吸収体13は、尿等の水様成分を吸収するものであり、例えば、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。また、繊維集合体に、高吸水性樹脂(SAP;Super Absorbent Polymer 以下「SAP」と略す。)を組み合わせて吸収体を構成することもできる。
SAPとしては、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸およびその塩類、アクリル酸塩重合体架橋物、澱粉−アクリル酸グラフト共重合体、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、ポリオキシエチレン架橋物、カルボキシメチルセルロース架橋物、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド等の水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの、あるいはイソブチレンとマレイン酸との共重合体等が好適に用いられる。
さらに、消臭機能を持たせるため、消臭剤を吸収体13に入れてもよい。消臭剤としては、例えば、活性炭や天然鉱物(例えば、ベントナイト、カオリナイト、カネマイト等)、合成無機物(ゼオライト、アモルファスシリカ等)を用いることができる。
なお、吸収体13は、図示しないクレープ紙により包まれて形成されている。
このようなペット用吸収性シート1には、折り曲げ部として、吸収体13をZ方向(厚さ方向)に圧縮して形成されたエンボス加工部15、15が形成されている。
エンボス加工部15、15は、ペット用吸収性シート1の長手両側縁(他の方向の両端)から予め設定された位置において、X方向(一の方向)に沿って延在するよう備えられている。
ここで、予め設定された位置とは、市販のペット用トイレのトレーの幅に合わせて予め設定された所定位置をいう。
かかるエンボス加工部15、15は、吸収体13を圧縮して形成されるので周囲(他の部分)と比較して薄いものであり、このため、他の部分よりも容易に折り曲げることができるようになっている。
なお、このときエンボス加工部15、15においては、吸収体13を全体的又は部分的に欠落させることで、エンボス加工前の吸収体13の厚さを他の部分よりも薄く形成することが好ましい。このようにすることで、より容易に折り曲げることができることとなる。
なお、エンボス加工部15、15は、例えば、繊維集合体やSAPからなる吸収体をクレープ紙で包んで吸収体13を形成した後、上面側からエンボスロールによりマシン流れ方向に平行に施されるものである。エンボス加工部15、15の施された吸収体13は、下面側に備えられた裏面シート12により長手両側縁部を上面側にかけて覆われ、その後、上面側から表面シート11が備えられる。
また、吸収体13に表面シート11を貼り合わせた後、エンボス加工部15、15を施すことも可能である。
こうしたエンボス加工部15、15は、例えば、1〜5mmの幅で形成されることが好ましい。エンボス加工部15、15の幅が1mmより小さいと、折り曲げ位置が視認しにくくなったり、表面シート11がエンボスの圧力により切れる可能性があり、5mmより大きいと、吸収体13のSAPの膨張を妨げる可能性が高くなるためである。
また、エンボス加工部15においては、例えば、図4(a)(b)に示すように、Z方向の深さが互いに異なる高圧縮部151及び低圧縮部152を交互に設けることが好ましい。このようにすることで、エンボス加工後において、エンボス加工部15の形状を保ちやすくすることができる。
なお、図4(a)に示すように、高圧縮部151及び低圧縮部152を、交互に、エンボス加工部15の幅(エンボス加工部15のY方向に沿った長さ)全体に亘り形成することで、エンボス加工部15が目立ち、折り曲げ位置を視認し易くすることができる。
また、エンボス加工部15における高圧縮部151及び低圧縮部152の形状は、上記したものに限定されず、例えば、図5(a)に示すように、高圧縮部151をエンボス加工部15の幅方向の両側部に交互に配置する形状としても良いし、図5(b)に示すように、平面視円形状の高圧縮部151をX方向に沿って所定間隔毎に配置する形状としても良い。
図5(a)の形状であれば、より折り曲げ易くすることができ、図5(b)の形状であれば、折り曲げ易いのは勿論のこと、デザイン性の優れたものとすることができる。
また、かかるエンボス加工部15、15よりもY方向外側であるペット用吸収性シート1の長手両側縁に補強部14、14が配され、当該補強部14、14がエンボス加工部15、15を覆うことがないように構成されている。
次に、作用について説明する。
本実施形態に係るペット用吸収性シート1は、例えば、ペットの***物を処理するためのペット用トイレ100にセットして使用される。
ここで、ペット用トイレ100について説明する。
ペット用トイレ100は、例えば、図6に示すように、トイレ本体101と、トイレ本体101から引き出し可能なトレー102と、を備えて構成されている。
トイレ本体101は、上面の開放された略直方体形状の箱体であり、その内部が液透過性の簀の子101aにより上下に区画されている。
トイレ本体101の簀の子101a上には、便床を形成する粒状の***物処理材(図示省略)が敷設される。
***物処理材としては、例えば植物由来の素材の粉砕物及び合成樹脂を含む成形物からなるものが用いられる。これらの成形物は、吸水率が好ましくは1〜10%、より好ましくは1〜5%の低吸水性を備えることから、ペットが***する尿等の***液を素早く通過させて、簀の子101aの透液孔101bを介して下層部分に落下させ、当該下層部分に配置されたトレー102内のペット用吸収性シート1に***液を積極的に吸収させるものである。
また、トレー102は、平面視略長方形状の盆状に形成されている。
トレー102は、ペット用吸収性シート1が敷設された状態でトイレ本体101の下層部分に配置され、簀の子101aの透液孔101bを介して落下してきた***液を受け止める。
トレー102は、ペット用吸収性シート1を交換する際に、トイレ本体101の端面下部に形成された引き出し口101cから長手方向に沿って引き出される。
ペット用吸収性シート1は、このようなペット用トイレ100のトレー102にセットされる場合、トイレ本体101から引き出した状態のトレー102に対して、X方向(長手方向)一端部から挿入される。
このとき、ペット用吸収性シート1がトレー102より幅広な場合には、ペット用吸収性シート1は、折り曲げ部であるエンボス加工部15、15により折り曲げて挿入される。
このため、ペット用吸収性シート1のエンボス加工部15、15よりY方向の内側部分はトレー102底面に密着するので、ペット用吸収性シート1のY方向両端部が浮き上がるのが防止されることとなり、ペット用吸収性シート1とトレー102との間に隙間が発生しづらいものとなっている。
また、ペット用吸収性シート1の長手両側縁には補強部14、14が備えられているため、折り曲げて挿入されたときに、トレー102の抜き差しによりペット用吸収性シート1の長手両側縁が擦れた場合に、ペット用吸収性シート1が裂ける等の劣化が発生するのを防止することができる。
また、かかる補強部14、14は、エンボス加工部15、15よりもY方向外側に位置しているため、エンボス加工部15、15によりペット用吸収性シート1を折り曲げた場合に、エンボス加工部15、15よりY方向内側部分に位置する吸収体を覆わないため、***液の吸収が阻害されることがない。
更に、かかる補強部14、14は、防漏性を有するため、***液が長手両側縁より染み出すのを防止することができる。
以上のように、本実施形態によれば、透液性の表面シート11と、不透液性の裏面シート12と、表面シート11と裏面シート12との間に介装される吸収体13とからなるペット用吸収性シート1において、平面視略矩形状を呈し、当該ペット用吸収性シート1の一辺に平行な一の方向(X方向)に沿って延在し、折り曲げが他の部分よりも容易な折り曲げ部が、前記一の方向(X方向)と直交する他の方向(Y方向)の両端から予め設定された一の位置に備えられ、前記折り曲げ部は、吸収体13を厚さ方向(Z方向)に圧縮して形成されたエンボス加工部15、15により、他の部分よりも薄く形成されている。
このため、ペット用トイレ100のトレー102のサイズがペット用吸収性シート1より小さい場合、ペット用吸収性シート1をエンボス加工部15、15により折り曲げてセットすることができるので、当該シート1とトレー102との間に隙間が発生しづらくなる。
よって、ペット用トイレ100の上層部分から***液が流れてきた場合に、ペット用吸収性シート1がこれを受け止めきれずにモレが発生するという事態が起こりづらく、かかるモレに起因する臭いが発生するのを防止することができる。
また、このようにエンボス加工部15、15によりペット用吸収性シート1のサイズを調整できるため、ペットの飼育者にとって、トレー102に合ったサイズのペット用吸収性シート1を選ぶという手間を省くことができる。
また、本実施形態によれば、エンボス加工部15、15は、吸収体13が全体的又は部分的に欠落している。
このため、より容易に折り曲げることができる。
また、本実施形態によれば、他の方向(Y方向)の両端には、裏面シート12側から表面シート11側に亘って吸収体13の端面を覆う補強部14、14が備えられている。
このため、トレー102の抜き差し作業時において、ペット用吸収性シート1の長手両側縁(Y方向両端)が劣化するのを防止することができる。
また、本実施形態によれば、補強部14、14は、裏面シート12と連続して形成されている。
このため、補強部14、14を別部材で形成する場合と比べて、部材の点数が増えず、生産性が高い。
また、本実施形態によれば、補強部14、14は、エンボス加工部15、15よりも他の方向(Y方向)に沿った外側に位置している。
このため、エンボス加工部15、15によってペット用吸収性シート1を折り曲げた場合に、エンボス加工部15、15よりY方向内側部分に位置する吸収体を補強部14、14が覆わないため、***液の吸収が阻害されることがない。
なお、上記実施形態においては、折り曲げ部をエンボス加工部15、15により形成する構成を例示して説明したが、折り曲げ部は、ペット用吸収性シートを折り曲げられるものであればこれに限定されず、例えば、折り曲げ線などであっても良い。
また、上記実施形態おいては、短辺及び長辺を有する平面視略長方形状に形成されたペット用吸収性シート1を例示して説明したが、ペット用吸収性シートの形状は平面視略矩形状であれば良く、例えば、略正方形状などであっても良い。
また、上記実施形態おいては、エンボス加工部15、15の吸収体13が全体的又は部分的に欠落している構成を例示して説明したが、エンボス加工部15、15の吸収体13を欠落させない構成としても良いのは勿論である。即ち、エンボス加工部15、15は、吸収体13を欠落させなくても、エンボス加工で吸収体13を圧縮することにより、周囲(他の部分)よりも薄くすることができ、容易に折り曲げることができることとなる。
<変形例1>
次に、変形例1のペット用吸収性シート1Aについて説明する。
変形例1のペット用吸収性シート1Aは、例えば、図7に示すように、補強部14A、14Aが、裏面シート12と別体として備えられている。
補強部14A、14Aは、裏面シート12と同様の不透液性の素材であれば、特に限定されるものではないが、より高強度の素材や、表面親水性で内面疎水性の素材等を使うことで、その補強性能を向上させることができるため好ましい。
このように変形例1のペット用吸収性シート1Aによれば、その長手両側縁(Y方向両端)をより補強されたものとすることができる。
<変形例2>
次に、変形例2のペット用吸収性シート1Bについて説明する。
変形例2のペット用吸収性シート1Bは、例えば、図8に示すように、ペット用吸収性シート1Bの長手両側縁(Y方向両端)から予め設定された複数の位置に、折り曲げ部として、X方向に沿って延在するエンボス加工部15、15が備えられている。
このように構成することで、ペット用吸収性シート1Bは、より多様なトレー102のサイズに対応可能となり、利便性をさらに向上させることができる。
<変形例3>
次に、変形例3のペット用吸収性シート1Cについて説明する。
変形例3のペット用吸収性シート1Cは、例えば、図9に示すように、ペット用吸収性シート1Cの長手両端縁(X方向両端)から予め設定された位置に、折り曲げ部として、Y方向に沿って延在するエンボス加工部16が更に備えられている。
このように構成することで、長手両端縁(X方向両端)も折り曲げることが可能となるため、より多様なトレー102のサイズに対応可能となり、利便性をさらに向上させることができる。
なお、図示は省略するが、こうしたY方向に沿って延在するエンボス加工部16も、長手両端縁(X方向両端)から予め設定された複数の位置に備えることとしても良い。
また、ペット用吸収性シート1CのX方向両端においても、補強部を備える構成とすることもできる。
1、1A、1B、1C ペット用吸収性シート
11 表面シート
12 裏面シート
13 吸収体
14、14A 補強部
15 エンボス加工部(折り曲げ部)
151 高圧縮部
152 低圧縮部
16 エンボス加工部(折り曲げ部)
100 ペット用トイレ
101 トイレ本体
102 トレー

Claims (8)

  1. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体とからなるペット用吸収性シートにおいて、
    平面視略矩形状を呈し、
    当該ペット用吸収性シートの一辺に平行な一の方向に沿って延在し、折り曲げが他の部分よりも容易な折り曲げ部が、前記一の方向と直交する他の方向の両端から予め設定された一又は複数の位置に備えられ、
    前記他の方向の両端には、前記裏面シート側から前記表面シート側に亘って前記吸収体の端面を覆う補強部が備えられ、
    当該補強部は、前記裏面シートと別体として、前記吸収体における、前記表面シート側の面、端面、及び前記裏面シート側の面を覆うように備えられていることを特徴とするペット用吸収性シート。
  2. 前記折り曲げ部は、前記一の方向の両端から予め設定された一又は複数の位置に、前記他の方向に沿って延在するよう更に備えられていることを特徴とする請求項1に記載のペット用吸収性シート。
  3. 前記折り曲げ部は、前記吸収体が他の部分より薄く、かつ高密度となったエンボス加工部によって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のペット用吸収性シート。
  4. 前記エンボス加工部は、厚さ方向の深さが互いに異なる高圧縮部及び低圧縮部を、前記エンボス加工部の幅方向の全体に亘り、交互に配置されるように備えることを特徴とする請求項3に記載のペット用吸収性シート。
  5. 前記エンボス加工部は、厚さ方向の深さが互いに異なる高圧縮部及び低圧縮部を、前記高圧縮部が前記エンボス加工部の幅方向の両側部に交互に配置されるように備えることを特徴とする請求項3に記載のペット用吸収性シート。
  6. 前記エンボス加工部は、厚さ方向の深さが互いに異なる高圧縮部及び低圧縮部を、平面視円形状に形成された前記高圧縮部が所定間隔毎に配置されるように備えることを特徴とする請求項3に記載のペット用吸収性シート。
  7. 前記折り曲げ部は、前記吸収体が全体的又は部分的に欠落していることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載のペット用吸収性シート。
  8. 前記補強部は、前記折り曲げ部よりも前記他の方向に沿った外側に位置することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載のペット用吸収性シート。
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