JP4816413B2 - 現像ローラの製造方法、現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像ローラの製造方法、現像装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、現像ローラの製造方法、現像装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用するコピー、プリンタなどの画像形成装置は、帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、定着工程などの一連の画像形成プロセスによって、紙などの記録媒体上に、トナーからなる画像を形成する。
現像工程では、例えば、静電的な潜像を担持する感光体に、トナーを担持する現像ローラを接触させた状態で、帯電したトナーを現像ローラから潜像へ付与し、潜像をトナー像として可視化する。
従来、トナー等のような粉状体を付与(塗布)するものとしては、例えば、特許文献1に記載されているような1成分現像用現像ローラが知られている。
しかしながら、この現像ローラは、ローラとなる円筒部材にブラスト処理を施すことで、該円筒部材の表面を粗面化して製造されている。そのため、円筒部材が砥粒(研磨材)によって変形し、歩留まりが悪いという問題がある。
この問題を解決するために、ブラスト処理を施すことなく、センタレス研削装置により円筒部材の表面を粗面化した現像ローラが知られている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、この現像ローラの研削目(凹凸)はローラの回転方向に沿って形成されているため、トナーを摩擦帯電させる場合、ローラの回転方向に沿って現像剤が転がり、凹凸による摩擦抵抗が小さくなる。その結果、該現像ローラは、トナーの帯電不良、かぶりの発生を引き起こしている。
一方で、互いに平行な多数の第1の溝と、これらの第1の溝と交差するように設けられた互いに平行な多数の第2の溝とが設けられ、それらにより区画された格子状の多数の凸部が形成された現像ローラも知られている。
しかしながら、このような現像ローラでは、溝の横断面形状がU字状であり、凸部の頂面が平滑面であるため、帯電不良、カートリッジからのトナー漏れ、画像に濃淡ムラが発生してしまうという問題がある。
特開昭55−26526号公報 特開平8−328376号公報
本発明の目的は、トナーの帯電不良を防止し、かぶり消費量が少ない現像ローラの製造方法、トナーの帯電不良を防止し、かぶり消費量が少ない現像ローラを備える現像装置およびこれを備える画像形成装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の現像装置は、トナーと、外周面に前記トナーを保持する現像ローラと、を備える現像装置であって、
前記現像ローラは、互いに平行でありかつ前記現像ローラの前記外周面の周方向に対して傾斜する方向に略等間隔で形成された複数の第1の溝と、互いに平行でありかつ前記現像ローラの外周面の周方向に対して傾斜する方向に略等間隔で形成され、前記各第1の溝と交差する複数の第2の溝と、を有し
前記第1の溝と前記第2の溝はそれぞれ横断面がU字形状をなし、
前記第1の溝と前記第2の溝とで囲まれる領域に凸部が設けられ、
該凸部の頂面には複数の微小な突起が形成され、当該頂面の表面粗さRzをRとしたとき、Rは、前記トナー粒子の平均粒径の0.5〜2倍であり、
前記表面粗さRの粗さ曲線の平均線から前記第1の溝の最大深部までの距離をD、前記表面粗さRの粗さ曲線の平均線から前記第2の溝の最大深部までの距離をDとしたとき、DおよびDは、それぞれ前記トナー粒子の平均粒径の0.5〜2倍であり、
前記R<D、かつ、前記R<Dとなる関係を満たすことを特徴とする。
これにより、現像ローラの外周面にトナーが転動する面積が増大するので、トナーが微小な突起や凸部の上を転動することで、トナーを均一に帯電することできる。その結果、かぶり消費量が少なく、ムラのない高画質な画像の印字が可能となる。
本発明の現像装置では、前記微小な突起は、前記現像ローラの外周面の周方向に沿って延在する凸条に形成されていることが好ましい。
これにより、各凸部の頂面の表面粗さが一定になるので、トナーが現像ローラの外周面を転動することで、トナーをより均一に帯電することができる。その結果、常に一定の性能で、高画質な画像の印字が可能となる。
本発明の現像装置では、前記第1の溝と前記第2の溝は、それぞれ内表面の表面粗さRzが前記凸部の前記頂面の前記表面粗さRよりも小さいものであることが好ましい。
これにより、トナーが溝を滑らかに移動するので、トナーが溝から凸部へと効率的に転動することができる。
本発明の現像装置では、前記第1の溝と前記第2の溝とは、90°よりも小さい角度で交差していることが好ましい。
これにより、現像ローラの外周面の周方向に沿って凸部が多く形成されるので、トナーが凸部の上を転動する回数が増え、トナーの帯電性が良好になる。
本発明の現像装置では、隣り合う前記凸部同士のピッチが、50〜100μmであることが好ましい。
これにより、現像ローラの外周面に適切な量の凸部を設定することができるので、溝から凸部、凸部から溝へとトナーが転動することにより、トナーの帯電性を良好にすることができる。
本発明の現像ローラの製造方法は、外周面にトナーを保持する現像ローラを製造する方法であって、
円柱状のローラ基材の前記外周面に粗面加工を施して多数の微小な突起を形成する第1の工程と、
前記粗面加工された前記ローラ基材の前記外周面に、互いに平行でありかつ前記ローラ基材の前記外周面の周方向に対して傾斜する方向に略等間隔で複数の第1の溝と、互いに平行でありかつ前記ローラ基材の前記外周面の周方向に対して傾斜する方向に略等間隔で、前記各第1の溝と交差する複数の第2の溝とを転造により形成する第2の工程とを有し、
前記第1の工程で前記粗面加工が施された前記外周面の表面粗さRzをRとしたとき、Rは、前記トナー粒子の平均粒径の0.5〜2倍であり、
前記第2の工程の前記転造は、前記第1の溝および前記第2の溝以外の部分に形成された微小な突起が残存するように行われることを特徴とする。
これにより、粗面化された面が残存するように転造が行われるので、トナーの帯電性が良好な現像ローラを簡単に製造することができる。
本発明の現像ローラの製造方法では、前記第1の工程における前記粗面加工は、前記外周面の両端部の表面粗さRが前記外周面の中間部の表面粗さRよりも小さくなるように行われることが好ましい。
これにより、感光体との距離を精度よく設定することができる。
本発明の現像ローラの製造方法では、前記第1の工程における前記粗面加工は、前記ローラ基材の外周面に全周にわたって環状に凸条が形成されるように行われることが好ましい。
これにより、ローラ基材の表面粗さが一定になるので、各凸部の頂面の表面粗さにばらつきがない現像ローラを確実に製造することができる。
本発明の現像ローラの製造方法では、前記第2の工程における前記転造は、前記表面粗さRの粗さ曲線の平均線から前記第1の溝の最大深部までの距離をD、前記表面粗さRの粗さ曲線の平均線から前記第2の溝の最大深部までの距離をDとしたとき、DおよびDは、それぞれ前記トナー粒子の平均粒径の0.5〜2倍であり、
前記R<D、かつ、前記R<Dとなる関係を満たすように行われることが好ましい。
これにより、現像ローラの外周面に寸法精度よく溝や凸部が形成されるので、トナー帯電性が良好な現像ローラを製造することができる。
本発明の現像ローラの製造方法では、前記第2の工程における前記転造は、前記第1の溝に対応する凸条が形成された第1の転造用ダイスと、前記第2の溝に対応する凸条が形成された第2の転造用ダイスとの間に前記粗面化された前記ローラ基材を狭持し、
前記第1の転造用ダイスと前記第2の転造用ダイスとを同方向に回転して行われることが好ましい。
これにより、簡単かつ確実に第1の溝と第2の溝とを有する現像ローラを製造することができる
発明の画像形成装置は、本発明の現像装置を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い画像形成装置を得ることができる。
以下、本発明の現像ローラ、現像装置および画像形成装置の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の画像形成装置の概略構成を示す模式的断面図、図2は、本発明の現像装置(第1実施形態)の概略構成を示す模式的断面図である。なお、以下の説明では、図中の上側を「上」、下側を「下」という。
(画像形成装置)
まず、図1に基づいて、画像形成装置の一例としてレーザビームプリンタ(以下単に「プリンタ」と言う)10について説明する。
図1に示すように、プリンタ10は、潜像を担持し図中矢印方向に回転する感光体20を有し、その回転方向(時計方向)に沿って帯電ユニット30、露光ユニット40、現像ユニット50、一次転写ユニット60および中間転写体70、クリーニングユニット75がこの順に配設されている。また、プリンタ10は、図1の下部に、紙などの記録媒体P1を給紙する給紙トレイ92を有し、該給紙トレイ92からの記録媒体P1の搬送方向下流に向かって、二次転写ユニット80、定着ユニット90が順次配設されている。
感光体20は、円筒状の導電性基材と、その外周面に形成された感光層とを有し、その軸線回りに図1中矢印方向(時計方向)に回転可能となっている。帯電ユニット30は、コロナ帯電などにより感光体20の表面を一様に帯電させるための装置である。
露光ユニット40は、図示しないパーソナルコンピュータなどのホストコンピュータから画像情報を受け、これに応じて、一様に帯電された感光体20にレーザ光を所望のパターンで照射することにより、感光体20の外周面に静電的な潜像(静電潜像)を担持(形成)させる装置である。
現像ユニット50は、ブラック現像装置51、マゼンタ現像装置52、シアン現像装置53およびイエロー現像装置54の4つの現像装置を有し、これらの現像装置を感光体20上の潜像に対応して選択的に用いて、前記潜像を感光体20上においてトナー像として可視化する装置である。ブラック現像装置51はブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52はマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53はシアン(C)トナー、イエロー現像装置54はイエロー(Y)トナーを用いてそれぞれ現像を行う。
本実施形態における現像ユニット50は、前述の4つの現像装置51、52、53、54を選択的に(所定の順序で)感光体20に対向することができるように、回転可能となっている。具体的には、この現像ユニット50では、軸50aを中心として回転可能な保持体の4つの保持部55a、55b、55c、55dにそれぞれ4つの現像装置51、52、53、54が保持されており、前記保持体の回転により、各現像装置51、52、53、54がそれらの相対位置関係を維持したまま、感光体20に選択的に対向するようになっている。なお、各現像装置の詳細な構成については後述する。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成されたトナー像を中間転写体70に転写するための装置である。
中間転写体70は、エンドレスのベルトで構成されており、図1に示す矢印方向に、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動(循環)される。中間転写体70上には、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローのうちの少なくとも1色のトナー像が担持され、例えばフルカラー画像の形成時に、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの4色のトナー像が順次重ねて転写されて、フルカラーのトナー像が形成される。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色やフルカラーなどのトナー像を、紙、フィルム、布等の記録媒体P1に転写するための装置である。
定着ユニット90は、前記トナー像の転写を受けた記録媒体P1を加熱および加圧することにより、前記トナー像を記録媒体P1上に融着させて永久像として定着させるための装置である。
クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間で感光体20の表面に当接するゴム製のクリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーをクリーニングブレード76により掻き落として除去するための装置である。
次に、このように構成されたプリンタ10の動作を説明する。
まず、図示しないホストコンピュータからの指令により、感光体20、現像ユニット50の各現像装置51、52、53、54に対応して設けられた後述の現像ローラ510(図2、図3参照)、および中間転写体70が回転を開始する。そして、感光体20は、回転することによって帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20上の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光ユニット40と対向する露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が前記領域に形成される。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。このとき、現像ユニット50は、イエロー現像装置54が、前記現像位置にて感光体20と対向している(図1参照)。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。具体的には、一次転写ユニット60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧(一次転写バイアス)が印加されているため、該一時転写電圧によって感光体20上に形成されたイエロートナー像が中間転写体70に吸着される。なお、この間、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
前述の処理と同様の処理が、第2色目、第3色目および第4色目について繰り返して実行されることにより、各画像信号に対応した各色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上には、フルカラートナー像が形成される。
一方、記録媒体P1は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96によって二次転写ユニット80へ搬送される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写ユニット80が配置された二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録媒体P1に転写される。具体的には、二次転写ユニット80は、中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧(二次転写バイアス)が印加されているので、該二次転写電圧によって中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像が、中間転写体70および二次転写ユニット80の間に介在する記録媒体P1に吸着されて転写される。
記録媒体P1に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱および加圧されて記録媒体P1上に融着され、これにより定着されたトナー像が得られる。
一方、感光体20は、一次転写位置を経過した後に、クリーニングユニット75のクリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーは、クリーニングユニット75内の残存トナー回収部(図示しない)に回収される。
(現像装置)
次に、現像ユニット50の現像装置51、52、53、54について詳細に説明するが、これらは、ほぼ同一の構成であるため、以下、図2に基づき、イエロー現像装置54を代表的に説明する。
図2に示すイエロー現像装置54は、イエロートナーであるトナーTを収容するハウジング540と、トナー担持体たる現像ローラ510と、この現像ローラ510にトナーTを供給するトナー供給ローラ550と、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規制する規制ブレード560とを有している。
ハウジング540は、その内部空間として形成された収容部530内にトナーTを収容する。ハウジング540では、収容部530の下部に形成された開口およびその近傍において、トナー供給ローラ550および現像ローラ510が互いに圧接回転可能に支持されている。また、ハウジング540には、規制ブレード560が取り付けられていて、これが現像ローラ510に圧接されている。さらに、ハウジング540には、前記開口におけるハウジング540と現像ローラ510との間からのトナーの漏れを防止するためのシール部材520が取り付けられている。
現像ローラ510は、外周部にトナーTを保持(担持)して、該保持されたトナーTを感光体20へ付与する、すなわち、保持されたトナーTを感光体20と対向する現像位置に搬送するものである。また、現像ローラ510は、軸線まわりに回転可能な円柱状物であり、本実施形態では、感光体20の回転方向と逆の方向に回転する。
また、本実施形態では、イエロー現像装置54による現像時に、現像ローラ510と感光体20とが微小間隙をもって、非接触状態で対向する。そして、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界を印加する(以下、この状態を「電界印加状態」という)ことにより、トナーTを現像ローラ510上から感光体20へ飛翔させて、感光体20上の潜像についての現像が行われる。
トナー供給ローラ550は、収容部530に収容されたトナーTを現像ローラ510に供給する。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ510に圧接している。本実施形態では、トナー供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向と逆の方向に回転する。なお、トナー供給ローラ550は、収容部530に収容されたトナーTを現像ローラ510に供給する機能を有するだけでなく、現像後に現像ローラ510に残存しているトナーTを現像ローラ510から剥ぎ取る機能をも有している。
規制ブレード560は、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規制するとともに、その規制時における摩擦帯電により、現像ローラ510に担持されたトナーTに電荷を付与する。この規制ブレード560は、現像ローラ510の回転方向にて現像位置の上流側のシール部材としても機能している。この規制ブレード560は、現像ローラ510の軸方向に沿って当接される当接部材としてのゴム部560aと、このゴム部560aを支持する支持部材としてのゴム支持部560bとを有している。ゴム部560aは、シリコンゴム、ウレタンゴム等を主材料として構成され、ゴム支持部560bは、ゴム部560aを現像ローラ510側に付勢する機能も有するため、リン青銅、ステンレス等のバネ性(弾性)を有するシート状の薄板が用いられる。ゴム支持部560bは、その一端がブレード支持板金562に固定されている。ブレード支持板金562は、ハウジング540に取り付けられ、シール部材520もハウジング540に取り付けられる。さらに現像ローラ510が取り付けられた状態で、ゴム部560aは、ゴム支持部560bの撓みによる弾性力によって、現像ローラ510に押しつけられている。
また、本実施形態では、規制ブレード560の現像ローラ510側とは逆側には、ブレード裏部材570が設けられ、ゴム支持部560bとハウジング540との間にトナーTが入り込むことを防止するとともに、ゴム部560aを現像ローラ510へ押圧して、ゴム部560aを現像ローラ510に押しつけている。
本実施形態では、規制ブレード560の自由端部、すなわち、ブレード支持板金562に支持されている側とは逆側の端部は、その端縁で現像ローラ510に接触せずに、端縁から若干離れた部位で現像ローラ510に接触している。また、規制ブレード560は、その先端が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くように配置されており、いわゆるカウンタ当接している。
なお、現像ユニット50の現像装置51、52、53の各部の構成、作用、効果も、前記現像装置54と同様である。
(現像ローラ)
次に、図3〜図5に基づき、本発明の現像ローラ510について詳細に説明する。
図3は、現像ローラの概略構成を示す平面図、図4は、図3に示す現像ローラに形成された溝の拡大平面図、図5は、図4中のA−A線断面図である。
図3に示すように、現像ローラ510は、円柱状の本体300と、該本体300の回転軸(中心軸)Oに沿って本体300の両端からそれぞれ突出し、本体300の外径より縮径した縮径部310とを有している。この現像ローラ510の本体300は、アルミニウム、ステンレス、鉄等のような金属材料を主材料として構成されている。これにより、後述する溝2を例えば転造(転写法)によって本体300(現像ローラ510)の外周部301に形成するとき、当該溝2を容易かつ確実に形成することができる。また、トナーTが本体300の外周部301上を搬送することで、トナーTを効率よく帯電させることができる。
なお、本体300の外周面301a(外周部301)には、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が施されていてもよい。
また、本体300の直径は、特に限定されないが、例えば、10〜30mmであるのが好ましく、15〜20mmであるのがより好ましい。
現像ローラ510には、図3に示すように、その外周部301に、トナーTの粒子が入る溝2が形成されている。該溝2は、複数の第1の溝21と、各第1の溝21と交差する複数の第2の溝22とで構成されている。そして、第1の溝21と第2の溝22とで囲まれる領域に凸部3が形成されている。
図4に示すように、複数の第1の溝21は、互いに平行であり、それぞれ、外周面301aの周方向に対して傾斜する方向に略等間隔で形成されている。
また、図4に示すように、複数の第2の溝22は、複数の第1の溝21と同様に、互いに平行であり、それぞれ、外周面301aの周方向に対して傾斜する方向に略等間隔で形成されている。そして、本実施形態では、図4に示すように、第2の溝22は第1の溝21と直交している。
図5に示すように、各第1の溝21および各第2の溝22のそれぞれには、トナー供給ローラ550から供給されたトナーTの粒子が入る。そして、これら第1の溝21および第2の溝22のそれぞれをトナーTが転動することにより、トナーTが現像ローラ510と接触し、擦られる。これにより、トナーが均一に帯電される。
なお、第1の溝21と第2の溝22のそれぞれの形状は、ほぼ同一であるため、以下、第1の溝21を代表的に説明する。
第1の溝21は、前述したように、互いに平行であり、それぞれ、外周面301aの周方向に対して傾斜する方向に略等間隔で形成されている。これにより、トナーTが第1の溝21に収容され、適正な量のトナーTを搬送することができる。
ここで、トナーTの平均粒径の具体的な範囲としては、例えば、1〜10μmであるのが好ましく、1〜7μmであるのがより好ましい。このような平均粒径の範囲のトナーTを用いれば、トナーTが第1の溝21に積み重なって収容されることがなく、外周面301a上を滑らかに転動するので、トナーTが確実かつ均一に帯電される。
トナーTの平均粒径が前記下限値よりも小さければ、第1の溝21にトナーTが積み重なって収容され、トナーTの帯電が不均一となる。
一方、トナーTの平均粒径が前記上限値よりも大きければ、トナーTが適切に外周面301aを転動せず、帯電性が悪くなる可能性がある。
また、第1の溝21の最大幅Aは、トナーT粒子の平均粒径の2.5〜20倍であることが好ましく、3〜10倍であることがより好ましい。
これにより、トナーTが第1の溝21に確実に収容され、適正量の搬送が可能となる。また、トナーT粒子と現像ローラ510の外周面301aとの接触面が大きくなり、トナーTが良好に帯電される。
第1の溝21の最大幅AがトナーT粒子の平均粒径の前記下限値よりも小さければ、トナーTが第1の溝21の幅に収容されないおそれがあり、トナーTの帯電性が悪くなる。また、十分な量のトナーTを搬送することができない。
一方、第1の溝21の最大幅AがそれぞれトナーT粒子の平均粒径の前記上限値よりも大きければ、トナーTが第1の溝21に大量に収容され、トナーT漏れを引き起こすおそれがある。また、トナーTと外周面301aとの接触する面が上記好ましい範囲よりも小さくなるため、トナーTの帯電性が悪くなる。
第1の溝21の最大幅Aは、隣り合う凸部3同士の離間距離dの50〜90%であることが好ましく、60〜80%であることがより好ましい。
第1の溝21の幅をこのような範囲とすることで、外周面301aに対して第1の溝21の割合が多くなり、トナーTが第1の溝21に収容されることにより、十分なトナーT量を搬送することができる。また、寸法精度のよい凸部3が形成され、トナーT粒子と現像ローラ510の外周面301aとの接触面が大きくなる。したがって、トナーTが外周面301aを転動することにより、良好に帯電される。その結果、かぶりが少ない高画質な印字が可能となる。
第1の溝21の最大幅Aが前記下限値よりも小さければ、第1の溝21にトナーTが収容され難くなって、十分なトナーT量を搬送できない。また、トナーTが第1の溝21内で積み重なり、帯電が不均一となる。
一方、第1の溝の最大幅Aが前記上限値よりも大きければ、第1の溝21にトナーTが大量に収容され、トナーT漏れを引き起こす。また、上記好ましい範囲の場合よりも、外周面301aとの接触面が小さくなり、帯電性が低下する。
凸部3の頂面31の粗さ曲線の平均線から第1の溝21の最大深部213までの距離D(以下、「第1の溝21の深さD」という。)は、トナーTの粒子の平均直径(平均粒径)の0.5〜2倍が好ましく、0.8〜1.5倍がより好ましい。かかる範囲内であれば、トナーTが積み重なることなく、第1の溝21にトナーTを収容することができる。よって、外周面301aとの接触によりトナーTを適切に帯電させることができ、かぶりが少ない高画質な印字が可能となる。
第1の溝21の深さDが、トナーTの粒子の平均直径(平均粒径)の前記下限値よりも小さければ、第1の溝21の深さDが浅くなるため、トナーTの搬送量が低下する可能性がある。また、トナーTが外周面301aと接触する割合も減少するため、帯電性が低下するおそれがある。
一方、第1の溝21の深さDが、トナーTの粒子の平均直径(平均粒径)の前記上限値よりも大きければ、第1の溝21内をトナーTが転動しにくくなる。よって、トナーTの搬送性が低下し、帯電性も悪くなる。
なお、第1の溝21の深さDと第2の溝22の深さD(凸部3の頂面31の粗さ曲線の平均線から第2の溝22の最大深部までの距離D)とは、前記トナー粒子の平均粒径との関係を満足する限り、(第1の溝21の深さD)=(第2の溝22の深さD)なる関係を満足していてもよいし、(第1の溝21の深さD)>(第2の溝22の深さD)なる関係を満足していてもよいし、(第1の溝21の深さD)<(第2の溝22の深さD)なる関係を満足していてもよい。本実施形態では、D=Dなる関係を満足している。これにより、現像ローラ510の外周面301aが段差のない滑らかな形状となるため、トナーTが当該外周面301aを滑らかに転動することができる。
また、第1の溝21の深さDと第2の溝22の深さDとの比D/Dは、特に限定されないが、例えば、0.5〜2であるのが好ましく、0.8〜1.5であるのがより好ましい。これにより、現像ローラ510の外周面301aが段差のない滑らかな形状となるため、トナーTが当該外周面301aを滑らかに転動することができる。
図5に示すように、第1の溝21は、その縦断面形状がU字形状をなし、側面211と底面212と最大深部213とを有する。縦断面形状がU字形状であることにより、トナーTが滑らかに転動することができる。そして、現像ローラ510の外周面301aとトナーTが接触することにより、トナーTが均一に帯電される。
また、図5に示すように、第1の溝21のU字形状は、左右対称に形成されている。これにより、トナーT粒子の第1の溝21への収容、離脱がスムーズに進行し、トナーTを滑らかに搬送することができる。したがって、トナーTが外周面301aと接することにより、トナーTを均一に帯電させることができる。
このときの第1の溝21の底面212の曲率半径は、トナーT粒子の平均粒径の半分より大きいことが好ましく、0.6〜10倍であることがより好ましい。より具体的には、第1の溝21の底面212の曲率半径は、0.5μmよりも大きいことが好ましく、0.6〜50μmであることがより好ましい。
これにより、トナーT粒子が第1の溝21中で転動し易い溝形状となり、トナーTと外周面301aが接触することにより、トナーT粒子が良好に帯電される。
第1の溝21の底面212の曲率半径が前記下限値よりも小さいければ、第1の溝21にトナーTが積み重なって収容され、トナーTの帯電が不均一となる。
一方、第1の溝21の底面212の曲率半径が前記上限値よりも大きければ、第1の溝21内をトナーTが滑らかに転動せず、トナーTの帯電性が悪くなる。
第1の溝21同士の間隔は、略等間隔で形成される。具体的には、後述するCの長さの範囲であることが好ましい。かかる範囲内であれば、外周面301aに対して適度な間隔で第1の溝21が形成され、適正な量のトナーTを搬送することができる。また、外周面301aとの接触により、トナーTが均一に帯電される。したがって、かぶりの少ない、高画質な印字が可能となる。
また、現像ローラ510の外周面301aにおいて、第1の溝21が占める(以下、溝2が形成されている部位を「溝形成部320」という)面積率は、外周面301aの面積の40〜90%であるのが好ましく、60〜80%であるのがより好ましい。溝形成部320の面積率が前記範囲内の値であると、より均一かつ最適な量のトナーTを搬送することができる。また、現像ローラ510とトナーTが接触する割合が多くなるため、トナーTの帯電性が良好となる。したがって、かぶりが少なく、ムラのない高画質な印字が可能となる。
溝形成部320の面積率が外周面301aの面積の前記下限値より小さければ、トナーTが外周面301aと接触する面が小さくなり、トナーTの帯電性が悪くなる。また、外周面301aに対して溝2の割合が小さいので、十分な量のトナーTを搬送することができない。
一方、溝形成部320の面積率が外周面301aの面積の前記上限値より大きければ、第1の溝21から凸部3へと転動する割合が少なくなるため、トナーTの帯電性が悪くなる。また、トナーTと外周面301aとの接触する面が上記好ましい範囲よりも小さくなるため、トナーTの帯電性が悪くなる。
第2の溝22は、その各部の寸法、形状について、前記第1の溝21のものと同様である。また、その作用、効果も同様である。
なお、図5では、第1の溝21および第2の溝22は、それぞれほぼ同じU字形状をなしていたが、それそれ、異なるU字形状であってもよい。例えば、第1の溝21は半円形状であるが、第2の溝22は半楕円形状であってもよい。また、第1の溝21または第2の溝22の一部の部位のU字形状が他の部位のU字形状と異なっていてもよい。
凸部3は、第1の溝21と第2の溝22とが交差することにより生じる、第1の溝21と第2の溝22とのそれぞれで囲まれる領域に形成される。このような領域に凸部が形成されることにより、例えば、第1の溝21に位置するトナーTが、現像ローラ510の回転に伴なって、凸部3に向って転動し、さらに、第2の溝22に収容される。これにより、トナーTは、現像ローラ510の外周面301aと多く接触し、トナーTが均一に帯電される。また、トナーTが溝2に収用されることにより、適正なトナーT量を搬送することができる。
凸部3は、その頂面31が略平面で形成され、該平面上に微小な突起32が形成されている。そして、凸部3全体として截頭錐体状の形状をなしている。頂面31を平面とすることで、トナーTや規制ブレードとの摩擦により表面が磨耗しにくくなり、現像ローラ510の性能が長期にわたり維持される。また、頂面31をトナーTが転動するため、トナーTの帯電性を上げることができる。なお、微小な突起32については、後述する。
本実施形態では、図4示すとおり、頂面31は略正四角形で形成されている。これにより、第1の溝21と第2の溝22を直交させるだけで当該頂面31が得られるので、頂面31が略正四角形である凸部3を簡便に得ることができる。
なお、凸部3は現像ローラ510の外周面301a上に形成されているので、その頂面31は現像ローラ510の外径の曲率半径と略同程度に湾曲している。この程度の湾曲は、前記「略平面」に含まれるものとする。
凸部3の頂面31の大きさは、第1の溝21同士および第2の溝22同士のそれぞれの間隔によって定まる。具体的には、凸部3の頂面31の中心を通り第2の溝22と平行な方向の頂面31の長さをCとしたとき、Cは10〜50μmであることが好ましく、10〜30μmであることがより好ましい。
また、凸部3の頂面31の中心を通り第1の溝21と平行な方向の頂面31の長さをCとしたとき、Cは10〜50μmであることが好ましく、10〜30μmであることがより好ましい。
およびCのそれぞれを上記範囲とすることで、頂面31が適度な大きさとなり、頂面31をトナーTが転動することにより効率的にトナーTを帯電させることができる。
およびCのそれぞれが前記下限値よりも小さければ、長時間の使用により規制ブレードやトナーとの摩擦で凸部が磨耗しやすくなり、トナー搬送量、帯電量を維持することができなくなる。
一方、CおよびCのそれぞれが前記上限値よりも大きければ、外周面301aに対して溝2の割合が小さくなるため、トナーT漏れを引き起こす。また、トナーTと外周面301aとの接触する面が上記好ましい範囲よりも小さくなるため、トナーTの帯電性が悪くなる。
なお、凸部3の高さは、第1の溝21の深さDおよび第2の溝22の深さDと同じである。
凸部3は、隣り合う凸部3との離間距離(ピッチ)dが、50〜100μmであることが好ましく、60〜90μmであることがより好ましい。かかる範囲内であれば、現像ローラ510の外周面301aに適度な数の凸部3が存在することなり、適正な量のトナーTを搬送することができる。また、第1の溝21および/または第2の溝22から凸部3へとトナーTが効率よく転動することにより、現像ローラ510の外周面301aとトナーTが効率的に接触し、トナーTの帯電性が良好となる。さらに、現像後に現像ローラ510に残存しているトナーTを現像ローラ510から剥ぎ取る、リセット性にも優れる。また、現像ローラとしての機能(帯電、搬送性能)が良好であると同時に、その性能を維持する耐久性とのバランスが優れている。
隣り合う凸部3との離間距離dが前記下限値よりも小さければ、帯電性能は上がるが、溝幅(A、B)などの条件を満足させた場合、凸部3の面積が小さくなるため摩擦により磨耗し、現像ローラ510として初期の性能を維持できない。
一方、隣り合う凸部3との離間距離dが前記上限値よりも大きければ、第1の溝21の最大幅Aが大きくなり、トナーT漏れを引き起こしてしまう恐れがある。また、トナーTと外周面301aとの接触する面が上記好ましい範囲よりも小さくなるため、トナーTの帯電性が悪くなる。
さて、図4および図5に示すように、本発明においては、各凸部3の頂面31に複数の微小な突起32が形成されている。すなわち、頂面31は、粗面となっている。
頂面31の表面粗さRz(JIS B 0601)をRとしたとき、RはトナーTの平均粒径の0.5〜2倍であることが好ましく、0.7〜1.5倍であることがより好ましい。
がトナーTの平均粒径の前記範囲内であることにより、トナーTが頂面31の突起32に衝突しながら転動するので、トナーTの帯電性が向上する。したがって、かぶりを抑えた、ムラのない高画質な印字が可能となる。
がトナーT粒子の平均粒径の前記下限値よりも小さいければ、トナーTが頂面31を滑らかに転動し、十分な帯電性が得られないおそれがある。
一方、RがトナーT粒子の平均粒径の前記上限値よりも大きければ、トナーTが頂面31を転動しにくくなり、十分な帯電性が得られず、その結果、かぶり量の増加を招くおそれがある。
の具体的な大きさとしては、0.5〜20μmであることが好ましく、1〜14μmであることがより好ましい。Rの大きさがこのような範囲であることにより、トナーTが頂面31の突起32に衝突しながら転動するので、トナーTの帯電性が向上する。したがって、かぶりを抑えた、ムラのない高画質な印字が可能となる。
の大きさが前記下限値よりも小さいければ、トナーTが頂面31を滑らかに転動し、十分な帯電性が得られないおそれがある。
一方、Rの大きさが前記上限値よりも大きければ、トナーTが頂面31を転動しにくくなり、十分な帯電性が得られず、その結果、かぶり量の増加を招くおそれがある。
このような頂面31の表面粗さRは、現像ローラ510の本体300の溝形成部320全体で同一であっても、本体300の長手方向に沿って部分的に変化していてもよい。本実施形態では、各頂面31の表面粗さRは、溝形成部320全体で同じであるとして説明する。
なお、表面粗さRを変更する場合は、第3実施形態で詳細に説明する。
また、頂面31の表面粗さRは、R<D、かつ、R<Dの関係を満たしていることが条件となる。
このような条件であれば、DおよびDのそれぞれが均一となり、トナーTが溝2から凸部3、凸部3から溝2へと確実に転動するので、帯電性が良好になる。
一方、RがDやDよりも大きければ、DおよびDのそれぞれが不均一となるため、トナーTが現像ローラ510の外周面301aを転動しにくくなり、トナーTの帯電性が低下するおそれがある。
各凸部3の頂面31に形成されている微小な突起32は、図4に示すように、現像ローラ510の外周面301aの周方向に沿って延在して形成されているが、傾斜していてもよい。そして、凸条321は、ほぼ平行に複数形成されている。その間隔は、ほぼ等間隔となっている。
また、1つの凸条321の長手方向の長さは、図4に示すように、凸部3の頂面31の全体を横断するような長さとなっているが、凸条321が間欠的に形成されてその長さが短くなっていてもよい。
なお、凸部3の頂面31における凸条321の数量は、複数に限らず、1本であってもよい。また、微小な突起32は、凸条321に限らず、例えば、散点状に形成されていてもよい。
突起32として上記のような凸条321が形成されることにより、各凸部3において、頂面31の表面粗さRのばらつきが小さくなるので、トナーTが現像ローラ510の外周面301aを転動することで、トナーTが常に一定の性能で、均一に帯電することができる。
凸条321の形成は、例えば、後述するように、ローラ基材400を回転しながら、センタレス研削によって、容易に行うことができる。
第1の溝21の内表面(側面211、底面212)の表面粗さは、凸部3の頂面31の表面粗さRよりも小さくなっている。具体的には、第1の溝21の内表面の表面粗さRz(JIS B 0601)をRとしたとき、Rは、0.01〜10μmであることが好ましく、0.1〜1μmであることがより好ましい。
がこのような範囲であることにより、トナーTが第1の溝21を滑らかに転動するので、トナーTの第1の溝21、第2の溝22への収容、離脱が容易となる。
なお、本実施形態では、図5に示すように、第1の溝21の内表面は平滑面になっている。
また、現像ローラ510の外周面301aにおいて、前述した条件を満たす表面粗さRを有する頂面31が占める割合は、特に限定されないが、例えば、全ての凸部3の頂面31に対して50〜100%であるのが好ましく、60〜100%であるのがより好ましい。
前述した条件を満たす表面粗さRを有する頂面31の割合が多ければ、凸部3の頂面31に微小な突起32を設けたことによる、前述した効果が十分に発揮される。
以上のように、本発明の現像ローラ510は、互いに交差する第1の溝21と第2の溝22とを有するため、トナーTを収容し、搬送することができる。このとき、第1の溝21と第2の溝22の縦断面形状が左右対称のU字形状をなしているため、トナーTの転動が滑らかに進行し、溝2からトナーTが離脱する。そして、離脱したトナーTは、凸部3の頂面31に到達し、頂面31上の突起32(凸条321)に衝突しながらを転動し、再度溝2に収容される。
このように、トナーTが溝2内で積み重なることなく、凸条321に衝突しながら転動するので、トナーTを均一かつ良好に帯電させることができる。したがって、かぶりが少なく、ムラのない高画質な画像の印字が可能となる。
(現像ローラの製造方法)
図6〜図8および図11は、それぞれ、図3に示す現像ローラの製造方法の工程の一例を説明するための図(図6は平面図、図7、図8は断面図、図11は側面図)である。
なお、以下の説明では、図7および図8中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
本発明の現像ローラ製造方法は、例えば、円柱状のローラ基材の前記外周面に粗面加工を施して多数の微小な突起を形成する第1の工程と、粗面加工されたローラ基材の外周面に、互いに平行でありかつローラ基材の外周面の周方向に対して傾斜する方向に略等間隔で複数の第1の溝と、互いに平行でありかつローラ基材の外周面の周方向に対して傾斜する方向に略等間隔で、各第1の溝と交差する複数の第2の溝とを転造により形成する第2の工程とを有する。
以下、本発明の現像ローラ510の製造方法を詳細に説明する。
[1]第1の工程
まず、図6(a)および図7(a)に示すように、現像ローラ510の本体300となるローラ基材400を用意する。
次に、図6(b)および図7(b)に示すように、ローラ基材400の外周面401に対し粗面加工(突起32を形成するための加工)を施すことにより、本体300を作製する。
ローラ基材400の外周面401の粗面加工は、例えば、センタレス研削などの研削加工、研磨加工、ブラスト処理(加工)、転写、ドライエッチングなどの各種機械的加工や、ウェットエッチング、電解処理などの各種化学的処理、その他、放電加工、プラズマ加工、レーザー加工などが挙げられる。粗面加工は、これらの加工のうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの加工のうち、特に、センタレス研削、ブラスト処理を用いることが好ましい。センタレス研削を用いる場合、ローラ基材400を回転しながら研削するので、凸条321を簡単かつ正確に形成することができる。また、ローラ基材400にセンタ穴を必要としないため、研削盤などへの取り付けが不要で、簡単に研削を施すことができる。さらに、ローラ基材400全体が支持されているので、研削抵抗によるたわみが少なく、研削精度を一定に保つことができる。
また、ブラスト処理を用いる場合、砥粒を吹き付けるのみで突起32が形成されるので、効率よく粗面加工を施すことができる。また、吹き付ける砥粒の種類や粒度によって加工の程度を変えることができるので、これらを適宜選択することで所望の表面粗さRに加工することができる。さらに、ローラ基材400の外周面401の表面粗さのばらつきも少ない。
このような粗面加工を、例えば、センタレス研削、ブラスト処理で行う場合、その加工は次に示すように行うことができる。
A.粗面加工としてセンタレス研削を用いる場合
図6(a)、図7(a)に示すローラ基材400をセンタレス研削機を用いて、粗面化する。これにより、図6(b)、図7(b)に示すように、突起32である凸条321が、ローラ基材400の外周面401に形成される。
センタレス研削は、例えば、ローラ基材400を支持する支持刃と、ローラ基材400の回転を調整する調整車と、ローラ基材400の外周面401を研削する研削砥石とを有するセンタレス研削機を用いて行うことができる。
すなわち、センタレス研削は、ローラ基材400をこのセンタレス研削機に設置する。そして、研削砥石をローラ基材400に接触し、ローラ基材400の回転と送りを調整車の回転で調整しながらローラ基材400の外周面401を研削する。これにより、外周面401の全面または一部に凸条321を形成する。
また、ローラ基材400の端部と中間部とに対応する研削砥石の位置に粗さが異なる2種類の研削砥石を用いれば、ローラ基材400の端部と中間部とで表面粗さが異なる研削をすることができる。
B.粗面加工としてブラスト処理を用いる場合
図6(a)、図7(a)に示すローラ基材400をブラスト処理により粗面化する。これにより、図6(b)、図7(b)に示すように、微小な突起32がローラ基材400の外周面401に形成される。
ブラスト処理は、例えば、砥粒を噴出するノズルと、砥粒を貯蔵する砥粒タンクと、砥粒の粒度を分ける分級機と、砥粒とともにノズルから噴出するキャリアガスを供給するガス供給手段とを有するブラスト装置を用いて行うことができる。
すなわち、ブラスト処理は、アルミナ、炭化ケイ素、ダイヤモンドなどの砥粒を圧縮空気などのキャリアガスとともにローラ基材400の外周面401に向けて噴出し、外周面401を粗面化する。そして、ローラ基材400の回転と、ノズルの走査とを適宜組み合わせて、外周面401の全体を粗面化する。これにより、外周面401の全面または一部に微小な突起32を形成する。
また、ローラ基材400の端部と中間部とで、粒度の異なる砥粒を用いてブラスト処理を行えば、ローラ基材400の端部と中間部とで表面粗さが異なる粗面化を施すことができる。
以上のような粗面加工により、図6(b)および図7(b)に示すように、ローラ基材400の外周面401が粗面化され、凸条321が形成された現像ローラ510が得られる。
[2]第2の工程
[2−1]転造用ダイス(転造装置)の用意
次に、図7(c)、図11に示すように、凸条321が形成された本体300の外周面301aに、第1の溝21と第2の溝22とを形成するために、第1の溝21転造用のダイス(ローラ)900aと、第2の溝22転造用のダイス(ローラ)900bとを用意する。
ダイス900aには、第1の溝21に対応する凸条901が形成されている。一方、ダイス900bには、第2の溝に対応する凸条903が形成されている。そして、ダイス900a、bのそれぞれには、溝902、904が形成されており、その最大深さが凸部3の高さ(第1の溝21の深さ、第2の溝22の深さD)よりも大きくなっている。これにより、ダイス900a、bを本体300に押圧しても凸部3の頂面31は押圧されないので、頂面31に凸条321が確実に残存することができる。
[2−2]第1の溝、第2の溝の転造
次に、図7(d)、図11に示すように、ダイス900a、bを本体300に押圧する。すなわち、ダイス900a、bの溝902、904が凸部3の頂面31の凸条321に接触しないようにダイス900a、bを本体300に押圧し、第1の溝21と第2の溝22とを転造する。
転造は、図11に示すように、例えば、第1の溝21を転造するダイス900aと、第2の溝22を転造するダイス900bと、それらを回転する回転手段(図示しない)とを有する転造装置を用いて行うことができる。
具体的には、粗面化されたローラ基材400(本体300)をダイス900aとダイス900bとの間に支持(狭持)する。そして、ダイス900aとダイスbとを同じ方向に回転させつつ、本体300をダイス900a、bと逆方向に回転させる。
ダイス900aと本体300とが回転すると、図7(d)、図11に示すように、ダイス900aの凸条901が本体300を押圧し、それに応じて本体300の外周面301aが変形する。そして、第1の溝21が転造される。
一方、ダイス900bと本体300とが回転すると、図7(d)、図11に示すように、ダイス900bの凸条903が本体300を押圧し、それに応じて本体300の外周面301aが変形する。そして、第2の溝22が転造される。
第2の溝22は、第1の溝21に半周遅れて(または進んで)形成さる。そして、本体300がほぼ1周することで、第1の溝21と第2の溝22とが重なって(交差して)形成され、図6(c)に示す現像ローラが得られる。このとき、ダイス900a、bの溝902、904の最大深部は、本体300の粗面化された外周面301aに接触せずに、凸条321が残存する。
そして、転造後、転造装置から本体300を離脱させる。
以上により、図8(e)に示すように、本体300に第1の溝21と、第2の溝22と、頂面31に凸条321が残存した凸部3とが形成される。
このように、ダイス900aとダイス900bとの間に狭持して転造を行うことにより、特に、第1の溝21と第2の溝22とを別々のダイス900a、bで形成することにより、本体300に過剰な押圧力がかからず、均等な圧力がかかるので、第1の溝21と第2の溝22とを効率よく、正確に形成することができる。
なお、転造装置には、ダイス900aの回転軸と本体300の回転軸O、ダイス900bの回転軸と本体300の回転軸Oのそれぞれの軸間距離を規定(調整)する手段(図示しない)を備えていてもよい。
該軸間距離が短過ぎると、ダイス900a、bが本体300を過剰に押圧してしまうので、凸部3の頂面31が設計値より小さくなるか、または平滑面になるおそれがある。
一方、該軸間距離が長過ぎると、ダイス900a、bが本体300を押圧する力が弱くなるので、凸部3の頂面31が設計値より大きくなるか、または第1の溝の深さDと第2の溝の深さDとが設計値より小さくなるおそれがある。
したがって、前述した条件を満たす頂面31を形成するためには、前記規定手段を設けることが好ましい。このような規定手段を設けることにより、適度な深さの第1の溝21および第2の溝と、凸部3の頂面31の凸条321とを確実かつ再現性よく形成することができる。
なお、以上説明したダイス900a、bは、ダイス900aに第1の溝21に対応する凸条901が、ダイス900bに第2の溝22に対応する凸条903がそれぞれ分離して形成されていたが、これに限らず、例えば、ダイス900aに第1の溝21と第2の溝22とに対応する凸条901、903が形成されていてもよい。
<第2実施形態>
図9は、現像ローラ510に形成された溝2の拡大平面図である。
以下、この図を参照して本発明の現像ローラ510の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、凸部3の形状、第1の溝21と第2の溝22との交わる角度が第1実施形態と相違している。
図9に示すように、凸部3の頂面31は菱形の略平面形状となっている。すなわち、複数の第1の溝21と複数の第2の溝22とが、直交しないで交差している。このときの第1の溝21と第2の溝22とが交わる角度θは、20〜135°であることが好ましく、45〜90°であることがより好ましい。第1の溝21と第2の溝22の交わる角度をこのような角度にすることで、菱形の頂面31が得られ、現像ローラ510の周方向に沿って凸部3の数が増加する。そのため、第1実施形態の場合(直交の場合)よりも、トナーTが凸部3に多く衝突しながら転動する。これにより、トナーTが現像ローラ510の外周面301aとより効率良く接することにより、トナーTの帯電性がより良好となる。したがって、よりかぶりが少なく、ムラのない高画質な印字を実現できる。
なお、微小な突起32の条件は、第1実施形態で述べたものと同様である。
<第3実施形態>
図10は、現像ローラ510の概略構成を示す平面図である。
以下、この図を参照して本発明の現像ローラ510の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、凸部3の頂面31の表面粗さRが本体300の長手方向に沿って部分的に異なっていること以外は第1実施形態と同様である。
すなわち、第1実施形態では、凸部3の頂面31の表面粗さRは、溝形成部320の全体で同じであったが、本実施形態では、本体300の溝形成部320の端部323に位置する頂面31の表面粗さRが、溝形成部320の中央部322に位置する頂面31の表面粗さRよりも小さくなっている。
具体的には、本体300の溝形成部320の端部323に位置する頂面31の表面粗さRは、溝形成部320の中央部322に位置する頂面31の表面粗さRの好ましくは50〜90%、より好ましくは60〜80%とされる。
現像ローラ510の中央部322にはより多くのトナーTが転動するので、溝形成部320の端部323に位置する頂面31の表面粗さRを、上記のような範囲で溝形成部320の中央部322に位置する頂面31の表面粗さRよりも小さくすることで、より効率的にトナーTの帯電性を向上することができる。
このように、凸部3の頂面31の表面粗さRは、現像ローラ510の本体300の端部323と中央部322とで異なっていてもよいが、各凸部3の頂面31毎に異なっていてもよい。例えば、頂面31の表面粗さRが、長手方向の1つおきに異なっていてもよい。
また、本体300の外周面301aの一部の領域や一部の凸部3の頂面31が粗面化されていなくてもよい。
なお、本実施形態では、端部323に位置する頂面31の表面粗さRは、中央部322に位置する頂面31の表面粗さRよりも小さいが、第1実施形態で説明した表面粗さRの条件は満たしている。
以上、本発明の現像装置および画像形成装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、現像装置および画像形成装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の現像装置および画像形成装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、粗面化された凸部の頂面の一部が、第1実施形態で説明した条件を満たしていなくてもよい。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
1.現像装置の製造
(実施例1)
[1.1]現像ローラの製造
[1.1.1]センタレス研削
長さ314.5mm、直径18mmの機械構造用炭素鋼鋼管STKM11Aで形成された円柱状のローラ基材を、センタレス研削機(ミクロン社製MD600III−4W)に設置した。なお、このセンタレス研削機は、研削するローラ基材の端部と中間部とに対応する研削砥石の位置において、それぞれ粗さが異なる砥石を用いている。
このローラ基材にセンタレス研削機の砥石を接触した。そして、ローラ基材を回転速度30rpmで回転させながら、10秒間、ローラ基材の外周面の研削を行った。
その結果、ローラ基材の外周面全面が粗面化され、凸条が形成された。このときのローラ基材の外周面の、中間部の表面粗さRは5.9μmであり、端部の表面粗さは、2.4μmであった。
[1.1.2]第1の溝、第2の溝の転造
第1の溝に対応する凸条が形成されているダイスと、第2の溝に対応する凸条が形成されているダイスとを用意した。
次に、[1.1.1]で得られた粗面化されたローラ基材(本体)を転造装置((株)ニッセー社製 ND−10/CNC)に設置した。そして、2つのダイスと本体とを逆方向に、回転速度150rpmで回転させながら、ダイスを本体に14秒間押圧し、第1の溝と第2の溝とを本体に転造した。転造後、ダイスと本体の回転を停止し、本体を転造装置から離脱した。
その結果、第1の溝と、第1の溝に90°で交差する第2の溝と、頂面に凸条が残存した凸部とが、本体の外周面に形成された。
このときの本体の外周面に形成された、第1の溝の最大幅Aは40μm、第1の溝の深さDは6.5μm、第2の溝の最大幅Aは40μm、第2の溝の深さDは6.5μm、溝ピッチ(凸部ピッチ)は80μmであった。また、凸部の頂面は、40μm×40μmの平面であった。
[1.1.3]無電解NiPめっき処理
次に、第1の溝と第2の溝とが形成された現像ローラを脱脂液に浸漬し、60℃で、5分間脱脂処理を行った。
その後、脱脂処理した現像ローラを、NiPめっき液(上村工業社製ニムデンSX)に浸漬し、80℃、1分間、無電解めっきを施した。得られた現像ローラを洗浄、乾燥したところ、現像ローラの外周面に膜厚4μmのNiP層が形成された。
このときの凸部の頂面の表面粗さRは5.8μm、現像ローラ本体の触れは3μmだった。また、第1の溝と第2の溝のそれぞれの内表面の表面粗さRは、0.5μmだった。
以上により、現像ローラの外周面に第1の溝、第2の溝および頂面に凸条が残存した凸部を有する、図3に示す構造の現像ローラを製造した。
なお、めっき後の凸部の頂面の表面粗さR、表面粗さRの粗さ曲線の平均線から第1の溝の最大深部までの距離D、表面粗さRの粗さ曲線の平均線から第2の溝の最大深部までの距離をD、凸部ピッチ(d)などは表1中にも示した。
[1.2]現像装置の製造
この現像ローラを組み込んだ図2に示す構造の現像装置を製造した。
[1.3]画像形成装置の製造
この現像装置を組み込んだ図1に示す構造の画像形成装置を製造した。
(実施例2)〜(実施例14)
実施例1において、現像ローラのR、D、D、dなどの条件を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様に行い、画像形成装置を製造した。
(実施例15)
[1.1]現像ローラの製造
[1.1.1]ブラスト処理
長さ31.45cm、直径1.8cmの機械構造用炭素鋼鋼管STKM11Aで形成された円柱状のローラ基材をステージに設置した。
次に、ブラスト処理装置((株)不二製作所社製 SGM−5GTJ−DC−303
12×12)のノズルから砥粒をローラ基材に噴出(圧力0.35〜0.45Mpa)し、ローラを12rpmで回転させながら、ローラ基材の外周面全体を粗面化した。
なお、砥粒は平均粒径125μmのジルコニアを、キャリアガスは空気を用いた。
その結果、ローラ基材の外周面全面が粗面化され、微小な突起が複数形成された。このときのローラ基材の外周面の表面粗さRは、6.2μmであった。
[1.1.2]第1の溝、第2の溝の転造
次に、実施例1と同様の方法により、第1の溝および第2の溝を転造した。なお、第1の溝の最大幅A、第1の溝の深さD、第2の溝の最大幅A、第2の溝の深さD、溝ピッチ(凸部ピッチ)、凸部の頂面の大きさは、実施例1と同様だった。
[1.1.3]NiPめっき処理
次に、実施例1と同様の方法により、第1の溝と第2の溝とが形成された現像ローラにNiPめっき処理を施した。なお、NiPの膜厚は、4μmだった。
このときの凸部の頂面の表面粗さRは6.1μm、第1の溝と第2の溝のそれぞれの内表面の表面粗さRは、0.55μmだった。
以上により、現像ローラの外周面に第1の溝、第2の溝および頂面に微小な突起が残存した凸部を有する、図3に示す構造の現像ローラを製造した。
なお、めっき後の凸部の頂面の表面粗さR、表面粗さRの粗さ曲線の平均線から第1の溝の最大深部までの距離D、表面粗さRの粗さ曲線の平均線から第2の溝の最大深部までの距離をD、凸部ピッチ(d)などは表1中にも示した。
[1.2]現像装置の製造
実施例1と同様にして行い、[1.1]で得られた現像ローラを組み込んだ図2に示す構造の現像装置を製造した。
[1.3]画像形成装置の製造
実施例1と同様にして行い、[1.2]で得られた現像装置を組み込んだ図1に示す構造の画像形成装置を製造した。
(実施例16)〜(実施例18)
実施例15において、現像ローラのR、D、D、dなどの条件を表1に示すように変えた以外は、実施例15と同様に行い、画像形成装置を製造した。
(実施例19)
実施例15の[1.1.1]ブラスト処理において、砥粒の平均粒径を100μmに変えて実施例15と同様の方法でブラスト処理を行った。その結果、ローラ基材の外周面の表面粗さRは、3.8μmであった。
その後、粗面化されたローラ基材を10%硫酸を含む電解処理液に浸漬し、40℃で1分間電解処理を施すことで、ローラ基材の外周面を滑らかに仕上げた。その結果、ローラ基材の外周面の表面粗さRは、3.3μmであった。
その後、実施例15と同様に行い、画像形成装置を製造した。
なお、めっき処理後の凸部の頂面の表面粗さRは3.3μmであった。
(比較例1)
実施例1において、センタレス研削を行わない以外は、実施例1と同様に行い、画像形成装置を製造した。
(比較例2)〜(比較例10)
実施例1において、現像ローラのR、D、D、dなどの条件を表2に示すように変えた以外は、実施例1と同様に行い、画像形成装置を製造した。
(比較例11)
実施例1において、第1の溝の転造および第2の溝の転造を行わない(D=0、D=0)以外は、実施例1と同様に行い、画像形成装置を製造した。
なお、めっき前の現像ローラの本体の表面粗さは6.8μm、めっき後の現像ローラの本体の表面粗さは6.3μmであった。
2.評価
以上のように、実施例1〜19、比較例1〜11で得られた各現像ローラについて、帯電量、かぶり消費量を下記の方法により測定した。
なお、トナーは、平均粒径は6.5μmのポリエステル系樹脂の組成のものを用いた。また、紙は市販のコピー用紙を用い、紙送り速度40PPMで評価した。
[2.1]帯電量
実施例1〜19、比較例1〜11で得られた画像形成装置において、印字途中で画像形成装置を停止させ、カートリッジを取り外した。そして、粉黛帯電量分布測定装置(ホソカワミクロン社製、E−spart analyzer)を用いて、帯電量分布を測定した。その結果から、帯電量を求めた。
[2.2]かぶり消費量
実施例1〜19、比較例1〜11で得られた画像形成装置において、100枚印字毎に印字で消費したトナーを補給してゆき、合計2000枚印字を行った。そのときの安定時(100枚連続印字後)のかぶり消費量とトナー補給直後のかぶり消費量(補給時かぶり消費量)を測定した。
[2.3]印字特性
実施例1〜19、比較例1〜11で得られた画像形成装置において、30000枚印字した後の印字特性を目視により確認し、以下の4段階の基準に従い評価した。
◎:ムラが全く認められなかった。
○:ムラがわずかに認められた。
△:ムラが顕著に認められた。
×:トナー規制漏れ発生。
これらの結果を表1および表2にまとめて示した。なお、表1および表2中、R<D、R<Dの条件の○は当該条件を満たすことを意味し、×は当該条件を満たさないことを示す。
Figure 0004816413
Figure 0004816413
表1から明らかなように、本発明の現像ローラは、いずれも、帯電量およびかぶり消費量、印字ともに優れていた。特に、トナー補給直後のかぶり消費量が少ないことがわかった。
特に実施例1〜5、12〜14では、凸部の頂面の表面粗さ、D、Dが、それぞれトナー平均粒径の0.5〜2倍の範囲内であるため、帯電量、かぶり消費量、印字特性に特に優れていた。
また、実施例6、7では、第1の溝と、第2の溝との交差する角度が90°よりも小さいため、帯電量、かぶり消費量、印字特性に特に優れていた。
また、実施例8、9では、隣り合う凸部同士のピッチが50〜100μmであるため、帯電量、かぶり消費量、印字特性に優れていた。
また、実施例10、11では、隣り合う凸部同士のピッチが上記範囲外であるが、凸部の頂面の表面粗さ、D、Dが、それぞれトナー平均粒径の0.5〜2倍の範囲内であるため、帯電量、かぶり消費量、印字特性に優れていた。
また、実施例15〜19では、ローラ基材の研削方法にかかわらず、帯電量、かぶり消費量、印字特性に優れることがわかった。
これに対して、比較例の現像ローラでは、本発明の所定の条件を満たしていないので、帯電量、かぶり消費量および印字特性のいずれも実施例に劣るものであった。
特に、比較例1〜4は、凸部の頂面の表面粗さが、トナー平均粒径の0.5〜2倍の範囲外であるため、帯電特性に劣っていた。
また、比較例5〜10では、D、Dが、それぞれトナー平均粒径の0.5〜2倍の条件またはR<D、R<Dの条件を満たしていないため、帯電量、かぶり消費量、印字特性のいずれも劣っていた。
本発明の画像形成装置の概略構成を示す模式的断面図である。 本発明の現像装置の概略構成を示す模式的断面図である。 本発明の現像ローラの第1実施形態の概略構成を示す平面図である。 図3に示す現像ローラに形成された溝の拡大平面図である。 図4中のA−A線断面図である。 図3に示す現像ローラの製造方法の工程の一例を説明するための図である。 図3に示す現像ローラの製造方法の工程の一例を説明するための図である。 図3に示す現像ローラの製造方法の工程の一例を説明するための図である。 図3に示す現像ローラに形成された溝の第2実施形態を示す拡大平面図である。 本発明の現像ローラの第3実施形態の概略構成を示す平面図である。 本発明の現像ローラの製造方法の転造工程を説明するための図である。
符号の説明
10……プリンタ 2……溝 21……第1の溝 211……側面 212……底面 213……最大深部 22……第2の溝 20……感光体 3……凸部 31……頂面 32……突起 321……凸条 30……帯電ユニット 300……本体 301……外周部 301a……外周面 310……縮径部 320……溝形成部 322……中央部 323……端部 40……露光ユニット 400……ローラ基材 401……外周面 50……現像ユニット 50a……軸 51……ブラック現像装置 52……マゼンタ現像装置 53……シアン現像装置 54……イエロー現像装置 55a〜55d……保持部 510……現像ローラ 520……シール部材 530……収容部 540……ハウジング 550……トナー供給ローラ 560……規制ブレード 560a……ゴム部 560b……ゴム支持部 562……ブレード支持板金 570……ブレード裏部材 60……一次転写ユニット 70……中間転写体 75……クリーニングユニット 76……クリーニングブレード 80……二次転写ユニット 90……定着ユニット 92……給紙トレイ 94……給紙ローラ 96……レジローラ 900a、900b……ダイス 901、903……凸条 902、904……溝 P1……記録媒体 T……トナー O……回転軸(中心軸)

Claims (11)

  1. トナーと、外周面に前記トナーを保持する現像ローラと、を備える現像装置であって、
    前記現像ローラは、互いに平行でありかつ前記現像ローラの前記外周面の周方向に対して傾斜する方向に略等間隔で形成された複数の第1の溝と、互いに平行でありかつ前記現像ローラの外周面の周方向に対して傾斜する方向に略等間隔で形成され、前記各第1の溝と交差する複数の第2の溝と、を有し、
    前記第1の溝と前記第2の溝はそれぞれ横断面がU字形状をなし、
    前記第1の溝と前記第2の溝とで囲まれる領域に凸部が設けられ、
    該凸部の頂面には複数の微小な突起が形成され、当該頂面の表面粗さRzをRとしたとき、Rは、前記トナー粒子の平均粒径の0.5〜2倍であり、
    前記表面粗さRの粗さ曲線の平均線から前記第1の溝の最大深部までの距離をD、前記表面粗さRの粗さ曲線の平均線から前記第2の溝の最大深部までの距離をDとしたとき、DおよびDは、それぞれ前記トナー粒子の平均粒径の0.5〜2倍であり、
    前記R<D、かつ、前記R<Dとなる関係を満たすことを特徴とする現像装置。
  2. 前記微小な突起は、前記現像ローラの外周面の周方向に沿って延在する凸条に形成されている請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第1の溝と前記第2の溝は、それぞれ内表面の表面粗さRzが前記凸部の前記頂面の前記表面粗さRよりも小さいものである請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記第1の溝と前記第2の溝とは、90°よりも小さい角度で交差している請求項1ないし3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 隣り合う前記凸部同士のピッチが、50〜100μmである請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 外周面にトナーを保持する現像ローラを製造する方法であって、
    円柱状のローラ基材の前記外周面に粗面加工を施して多数の微小な突起を形成する第1の工程と、
    前記粗面加工された前記ローラ基材の前記外周面に、互いに平行でありかつ前記ローラ基材の前記外周面の周方向に対して傾斜する方向に略等間隔で複数の第1の溝と、互いに平行でありかつ前記ローラ基材の前記外周面の周方向に対して傾斜する方向に略等間隔で、前記各第1の溝と交差する複数の第2の溝とを転造により形成する第2の工程とを有し、
    前記第1の工程で前記粗面加工が施された前記外周面の表面粗さRzをRとしたとき、Rは、前記トナー粒子の平均粒径の0.5〜2倍であり、
    前記第2の工程の前記転造は、前記第1の溝および前記第2の溝以外の部分に形成された微小な突起が残存するように行われることを特徴とする現像ローラの製造方法。
  7. 前記第1の工程における前記粗面加工は、前記外周面の両端部の表面粗さRが前記外周面の中間部の表面粗さRよりも小さくなるように行われる請求項6に記載の現像ローラの製造方法。
  8. 前記第1の工程における前記粗面加工は、前記ローラ基材の外周面に全周にわたって環状に凸条が形成されるように行われる請求項6または7に記載の現像ローラの製造方法。
  9. 前記第2の工程における前記転造は、前記表面粗さRの粗さ曲線の平均線から前記第1の溝の最大深部までの距離をD、前記表面粗さRの粗さ曲線の平均線から前記第2の溝の最大深部までの距離をDとしたとき、DおよびDは、それぞれ前記トナー粒子の平均粒径の0.5〜2倍であり、
    前記R<D、かつ、前記R<Dとなる関係を満たすように行われる請求項6ないし8のいずれかに記載の現像ローラの製造方法。
  10. 前記第2の工程における前記転造は、前記第1の溝に対応する凸条が形成された第1の転造用ダイスと、前記第2の溝に対応する凸条が形成された第2の転造用ダイスとの間に前記粗面化された前記ローラ基材を狭持し、
    前記第1の転造用ダイスと前記第2の転造用ダイスとを同方向に回転して行われる請求項6ないし9のいずれかに記載の現像ローラの製造方法。
  11. 請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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