JP4807309B2 - 冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載された駆動モータを冷却する冷却装置に関する。
一般に、自動車等の車両に搭載される駆動モータは、回転子(ロータ)と、その周囲に配設されステータコイルが巻き付けられたステータコアとを有しており、ステータコイルに通電して回転力を得るようになっている。そして、ロータ回転時にステータコイルに電流が流れると、ステータコアやステータコイルが発熱し、これが駆動モータの内部を貫通する磁束に影響を与え、ロータの回転効率を低下させてしまう。したがって、ロータの回転効率を維持するため、駆動モータを冷却する必要がある。
従来の冷却装置としては、駆動モータの温度が予め定められた温度以上であって、外気の温度が予め定められた温度以上である場合に、駆動モータに冷却媒体を供給するための電動オイルポンプを作動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、その他の冷却装置としては、カーナビゲーションシステムから道路情報を取得し、取得した道路情報に基づいて車両が登坂路を走行しているか否かを判定し、車両が登坂路を走行していると判定した場合に、駆動モータに冷却媒体を供給するための電動オイルポンプの吐出量を増加させるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−245085号公報 特開2006−312353号公報
しかしながら、特許文献1に記載された冷却装置においては、駆動モータの温度が上昇しやすい状況を考慮すると、比較的余裕のある温度から電動オイルポンプを作動させる必要があるため、必要以上に駆動モータを冷却することになる。このため、駆動モータに冷却媒体を供給するためのエネルギーを必要以上に消費してしまい、車両の燃費が悪くなるという問題があった。
また、特許文献2に記載された冷却装置においては、特許文献1に記載された冷却装置を適用した場合、車両の走行状態に関係なく駆動モータが一定温度に到達すると、電動オイルポンプを作動させることとなる。ここで、車両が登坂路を走行している場合、高いトルクが必要であり、駆動モータの限界温度に到達する時間が短くなるため、余裕のある温度から電動オイルポンプを作動させる必要がある。一方、車両が平坦路を走行している場合には、登坂路に比較して駆動モータの限界温度に到達する時間が長いにもかかわらず、登坂路を走行している場合と同じ温度から電動オイルポンプを作動させることになる。したがって、駆動モータに冷却媒体を供給するためのエネルギーを必要以上に消費してしまい、車両の燃費が悪くなるという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、駆動モータに冷却媒体を供給するためのエネルギーを必要最低限に抑えることができ、車両の燃費を向上させることができる冷却装置を提供することを目的とする。
本発明に係る冷却装置は、上記目的を達成するため、(1)車両に搭載された駆動モータを冷却する冷却装置であって、前記駆動モータに冷却媒体を供給する供給手段と、前記車両が登坂路を走行しているか否かを判定する判定手段と、前記駆動モータの温度を検出する温度検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、前記判定手段により前記車両が登坂路を走行していると判定され、かつ、前記温度検出手段により検出された温度が前記第1の温度に到達していない場合には、前記駆動モータに冷却媒体を供給することを前記供給手段に停止させる一方、前記判定手段により前記車両が登坂路を走行していないと判定され、かつ、前記温度検出手段により検出された温度が前記第2の温度に到達していない場合には、前記駆動モータに冷却媒体を供給することを前記供給手段に停止させるとともに、前記車速検出手段により検出された車速が予め定められた車速以上であることを条件に、前記判定手段により前記車両が登坂路を走行していると判定され、かつ、前記温度検出手段により検出された温度が第1の温度に到達した場合には、前記駆動モータに冷却媒体を供給することを前記供給手段に開始させる一方、前記判定手段により前記車両が登坂路を走行していないと判定され、かつ、前記温度検出手段により検出された温度が前記第1の温度より高い第2の温度に到達した場合には、前記駆動モータに冷却媒体を供給することを前記供給手段に開始させる制御手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、車速が予め定められた車速以上であることを条件に、車両が登坂路を走行している場合には、駆動モータの温度が上昇する速さが大きいため、駆動モータの温度が第1の温度に到達したときに、駆動モータに冷却媒体を供給することを開始させ、車両が登坂路を走行していない場合には、駆動モータの温度が上昇する速さが小さいため、駆動モータの温度が第1の温度より高い第2の温度に到達したときに、駆動モータに冷却媒体を供給することを開始させる。したがって、車両の走行状態に応じて駆動モータに冷却媒体を供給することを開始させるタイミングを制御するため、駆動モータに冷却媒体を供給するためのエネルギーを必要最低限に抑えることができ、車両の燃費を向上させることができる。
また、車両が登坂路を走行し、かつ、駆動モータの温度が第1の温度に到達していない場合に、駆動モータに冷却媒体を供給することを停止させる。このため、不必要に駆動モータへ冷却媒体が供給されてしまうことを防止することができる。したがって、駆動モータに冷却媒体を供給するためのエネルギーをより必要最低限に抑えることができる。
また、車両が登坂路を走行しておらず、かつ、駆動モータの温度が第2の温度に到達していない場合に、駆動モータへ冷却媒体が供給されることを停止させる。このため、駆動モータの温度が急激に上昇しない場合に、不必要に駆動モータへの冷却媒体の供給を防止することができる。したがって、駆動モータに冷却媒体を供給するためのエネルギーをより必要最低限に抑えることができる。
また、本発明に係る冷却装置は、上記(1)に記載の冷却装置において、()前記第1の温度が、車両の傾斜角に応じて変更される構成を有している。
この構成により、第1の温度が車両の傾斜角に応じて変更される。このため、車両の傾斜角が小さい場合、すなわち、駆動モータの温度の上昇する速さが小さい場合に、不必要に駆動モータへの冷却媒体の供給を開始させてしまうことを防止することができる。したがって、駆動モータに冷却媒体を供給するためのエネルギーをより必要最低限に抑えることができる。
本発明によれば、駆動モータに冷却媒体を供給するためのエネルギーを必要最低限に抑えることができ、車両の燃費を向上させることができる冷却装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る冷却装置を搭載したハイブリッド自動車の概略構成図である。
まず、構成について説明する。
図1に示すように、ハイブリッド自動車1は、エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)3により運転制御されるエンジン2と、エンジン2のクランクシャフトにキャリアが接続されるとともに前輪の車軸に連結された駆動軸にリングギヤが接続された遊星歯車機構4と、遊星歯車機構4のサンギヤに回転軸が接続された発電可能なモータMG1と、駆動軸に回転軸が接続された発電可能なモータMG2と、ラジエータ11とこのラジエータ11とエンジン2とを循環するよう接続する冷却水循環路10に冷却水を循環させる冷却水ポンプ12とを有するエンジン用冷却循環系9と、モータMG1、MG2の潤滑と冷却とを行う潤滑冷却媒体としてのオイルを冷却するモータ用冷却循環系13と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット17とを備えている。なお、モータMG1、MG2はモータ用電子制御ユニット(モータECU)5によりその駆動回路としてのインバータ6、7のスイッチング素子をスイッチング制御することによってバッテリ8の充放電を伴って駆動される。また、本実施の形態では、モータMG2を本発明の駆動モータとして説明する。
モータ用冷却循環系13は、車両前方に配置されて外気との熱交換によりオイルを冷却するオイルクーラ15と、このオイルクーラ15に対してモータMG1、MG2が並列に接続されるようオイルクーラ15とモータMG1、MG2とにオイルを循環させるオイル循環路14と、モータMG1、MG2からのオイルをオイルクーラ15側に圧送することによりオイル循環路14にオイルを循環させるオイルクーラポンプ16とを有している。ここで、オイルクーラポンプ16は、モータMG2に冷却オイルを供給することになるため、本発明の供給手段を構成する。
ハイブリッド用電子制御ユニット17は、CPU18を中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、CPU18の他に、処理プログラムなどを記憶するROM19や一時的にデータを記憶するRAM20、図示しない入力ポート、出力ポートおよび通信ポートを有している。
また、ハイブリッド用電子制御ユニット17には、モータ温度センサ21、車速センサ22、ジャイロセンサ23が接続されている。
モータ温度センサ21は、モータMG2に取り付けられ、モータMG2の温度Tを検出し、検出した温度Tに応じた信号をハイブリッド用電子制御ユニット17に出力するようになっている。すなわち、モータ温度センサ21は、本発明の温度検出手段を構成する。
車速センサ22は、ハイブリッド自動車1の車速Vを検出し、検出した車速Vに応じた信号をハイブリッド用電子制御ユニット17に出力するようになっている。すなわち、車速センサ22は、本発明の車速検出手段を構成する。
ジャイロセンサ23は、ハイブリッド自動車1の水平および垂直方向の重力加速度を検出し、検出した重力加速度に応じた信号をハイブリッド用電子制御ユニット17に出力するようになっている。ハイブリッド用電子制御ユニット17は、ジャイロセンサ23によって検出された重力加速度の水平および垂直方向の成分の変化に基づいて、車両勾配を表す登坂角θを算出するようになっている。
また、ハイブリッド用電子制御ユニット17からは、オイルクーラポンプ16への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット17は、エンジンECU3やモータECU5と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU3やモータECU5と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
ハイブリッド用電子制御ユニット17のCPU18は、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行しているか否かを判定するようになっている。すなわち、CPU18は、本発明の判定手段を構成する。ここで、本発明における登坂路とは、高いトルクが必要となる車両勾配を有する道路をいい、本実施の形態では、登坂角θが10°以上である道路をいう。
また、CPU18は、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行していると判定し、かつ、モータ温度センサ21により検出された温度Tが予め定められた温度T1に到達した場合、モータMG2に冷却オイルを供給することをオイルクーラポンプ16に開始させ、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行していないと判定し、かつ、モータ温度センサ21により検出された温度Tが温度T1より高い温度T2に到達した場合には、モータMG2に冷却オイルを供給することをオイルクーラポンプ16に開始させるようになっている。すなわち、CPU18は、本発明の制御手段を構成する。
また、CPU18は、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行していると判定し、かつ、モータ温度センサ21により検出された温度Tが温度T1に到達した場合、車速Vが予め定められた車速V1以上であるときには、モータMG2に冷却オイルを供給することをオイルクーラポンプ16に開始させるようになっている。
また、CPU18は、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行していないと判定し、かつ、モータ温度センサ21により検出された温度Tが温度T2に到達した場合、車速Vが予め定められた車速V1以上であるときには、モータMG2に冷却オイルを供給することをオイルクーラポンプ16に開始させるようになっている。
ここで、本実施の形態に係る冷却装置は、オイルクーラポンプ16と、CPU18と、モータ温度センサ21と、車速センサ22とによって構成される。
次に、動作について説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る冷却装置のハイブリッド用電子制御ユニットにおけるCPUで実行するプログラムの概略処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に説明するプログラムはROM19に予め記憶されている。
図2に示すように、まず、ハイブリッド用電子制御ユニット17のCPU18は、車速センサ22によって検出された車速Vが予め定められた速度V1(例えば、15km/h)以上であるか否かを判定する(ステップS1)。ここで、CPU18は、車速Vが速度V1以上でないと判定した場合(ステップS1でNOの場合)、ステップS5に移行する。
一方、CPU18は、車速Vが速度V1以上であると判定した場合(ステップS1でYESの場合)には、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行しているか否かを判定する(ステップS2)。例えば、CPU18は、ジャイロセンサ23によって検出された重力加速度に基づいて算出した登坂角θが予め定められた角度θ1(例えば、10°)以上であるか否かを判定する。CPU18は、登坂角θが角度θ1以上であると判定した場合、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行していると判定し、登坂角θが角度θ1以上でないと判定した場合には、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行していないと判定する。
ここで、CPU18は、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行していないと判定した場合(ステップS2でNOの場合)、ステップS9に移行する。一方、CPU18は、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行していると判定した場合(ステップS2でYESの場合)には、モータ温度センサ21によって検出されたモータMG2の温度Tが温度T1(例えば、120℃)以上であるか否かを判定する(ステップS3)。
ここで、CPU18は、モータMG2の温度Tが温度T1以上でないと判定した場合(ステップS3でNOの場合)、ステップS8に移行する。一方、CPU18は、モータMG2の温度Tが温度T1以上であると判定した場合(ステップS3でYESの場合)には、オイルクーラポンプ16に対して作動指令信号を出力し、オイルクーラポンプ16を作動させて(ステップS4)、処理を終了する。すなわち、オイルクーラポンプ16は、モータMG2に冷却オイルを供給することを開始する。
また、CPU18は、ステップS1において、車速Vが速度V1以上でないと判定した場合、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行しているか否かを判定する(ステップS5)。ここで、CPU18は、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行していないと判定した場合(ステップS5でNOの場合)、ステップS7に移行する。一方、CPU18は、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行していると判定した場合(ステップS5でYESの場合)には、モータ温度センサ21によって検出されたモータMG2の温度Tが温度T1以上であるか否かを判定する(ステップS6)。
ここで、CPU18は、モータMG2の温度Tが温度T1以上でないと判定した場合(ステップS6でNOの場合)、ステップS8に移行する。一方、CPU18は、モータMG2の温度Tが温度T1以上であると判定した場合(ステップS6でYESの場合)には、処理を終了する。
CPU18は、ステップS5において、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行していないと判定した場合、モータ温度センサ21によって検出されたモータMG2の温度Tが、温度T1より高い温度T2(例えば、140℃)以上であるか否かを判定する(ステップS7)。ここで、CPU18は、モータMG2の温度Tが温度T2以上でないと判定した場合(ステップS7でNOの場合)、ステップS8に移行する。一方、CPU18は、モータMG2の温度Tが温度T2以上であると判定した場合(ステップS7でYESの場合)には、処理を終了する。
また、CPU18は、ステップS3またはステップS6において、モータMG2の温度Tが温度T1以上でないと判定した場合、ステップS7において、モータMG2の温度Tが温度T2以上でないと判定した場合、オイルクーラポンプ16に対して作動停止信号を出力し、オイルクーラポンプ16を停止させて(ステップS8)、処理を終了する。すなわち、オイルクーラポンプ16は、モータMG2に冷却オイルを供給することを停止する。
また、CPU18は、ステップS2において、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行していないと判定した場合、モータ温度センサ21によって検出されたモータMG2の温度Tが温度T2以上であるか否かを判定する(ステップS9)。
ここで、CPU18は、モータMG2の温度Tが温度T2以上であると判定した場合(ステップS9でYESの場合)、オイルクーラポンプ16に対して作動指令信号を出力し、オイルクーラポンプ16を作動させて(ステップS10)、処理を終了する。
一方、CPU18は、モータMG2の温度Tが温度T2以上でないと判定した場合(ステップS9でNOの場合)には、オイルクーラポンプ16を停止させて(ステップS11)、処理を終了する。
次に、本実施形態に係るモータMG2の温度推移を説明する。
図3は、従来の冷却装置におけるモータの温度の時間変化を示すグラフである。図4は、本発明の実施の形態に係る冷却装置におけるモータの温度の時間変化を示すグラフである。
図3および図4に示すように、破線101aおよび103aは、ハイブリッド自動車が登坂路を走行しており、オイルクーラポンプを作動させなかった場合のモータの温度の時間変化を示している。実線101bおよび103bは、ハイブリッド自動車が登坂路を走行しており、オイルクーラポンプを作動させた場合のモータの温度の時間変化を示している。破線102aおよび104aは、ハイブリッド自動車が平坦路を走行しており、オイルクーラポンプを作動させなかった場合のモータの温度の時間変化を示している。実線102bおよび104bは、ハイブリッド自動車が平坦路を走行しており、オイルクーラポンプを作動させた場合のモータの温度の時間変化を示している。
従来の冷却装置においては、モータの限界温度を160℃とすると、ハイブリッド自動車が登坂路を走行しているか否かにかかわらず、そのモータの限界温度に対して余裕のある温度である120℃でオイルクーラポンプを作動させている。この結果、ハイブリッド自動車が登坂路を走行している場合、実線101bに示すように、モータの限界温度に対して少し低い温度でモータの温度が抑えられることになる。また、ハイブリッド自動車が平坦路を走行している場合には、実線102bに示すように、ハイブリッド自動車が登坂路を走行している場合と比較して大幅に低い温度でモータの温度が抑えられることになる。したがって、ハイブリッド自動車が平坦路を走行している場合には、必要以上にモータを冷却してしまうことになるため、モータに冷却オイルを供給するためのエネルギーを余分に消費してしまい、ハイブリッド自動車の燃費が悪くなってしまう。
一方、本実施形態の冷却装置においては、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行している場合、モータMG2の限界温度を160℃とすると、そのモータMG2の限界温度に対して余裕のある温度である120℃でオイルクーラポンプ16を作動させている。また、ハイブリッド自動車1が平坦路を走行している場合には、120℃より高い温度である140℃でオイルクーラポンプ16を作動させている。この結果、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行している場合およびハイブリッド自動車1が平坦路を走行している場合ともに、実線103bおよび104bに示すように、モータMG2の限界温度に対して少し低い温度でモータMG2の温度が抑えられることになる。したがって、必要以上にモータMG2の温度を冷却することにはならず、モータMG2に冷却オイルを供給するためのエネルギーを必要最低限に抑えることができ、ハイブリッド自動車1の燃費を向上させることができることとなる。
以上のように、本実施の形態に係る冷却装置は、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行している場合には、モータMG2の温度が上昇する速さが大きいため、モータMG2の温度Tが温度T1(例えば、120℃)に到達したときに、モータMG2に冷却オイルを供給することをオイルクーラポンプ16に開始させ、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行していない場合には、モータMG2の温度Tが上昇する速さが小さいため、モータMG2の温度Tが温度T1より高い温度T2(例えば、140℃)に到達したときに、モータMG2に冷却オイルを供給することをオイルクーラポンプ16に開始させる。したがって、ハイブリッド自動車1の走行状態に応じてモータMG2に冷却オイルを供給することを開始させるタイミングを制御するため、モータMG2に冷却オイルを供給するためのエネルギーを必要最低限に抑えることができ、ハイブリッド自動車1の燃費を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る冷却装置は、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行し、かつ、モータMG2の温度Tが温度T1に到達した場合に、車速Vが予め定められた車速V1以上であるときには、モータMG2に冷却オイルを供給することをオイルクーラポンプ16に開始させる。このため、車速Vが予め定められた車速V1未満である場合、すなわち、モータMG2の温度Tが急激に上昇しない場合に、不必要にモータMG2への冷却オイルの供給を開始させてしまうことを防止することができる。したがって、モータMG2に冷却オイルを供給するためのエネルギーをより必要最低限に抑えることができる。
また、本実施の形態に係る冷却装置は、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行しておらず、かつ、モータMG2の温度Tが温度T2に到達した場合に、車速Vが予め定められた車速V1以上であるときには、モータMG2に冷却オイルを供給することをオイルクーラポンプ16に開始させる。このため、車速Vが予め定められた車速V1未満である場合、すなわち、モータMG2の温度Tが急激に上昇しない場合に、不必要にモータMG2への冷却オイルの供給を開始させてしまうことを防止することができる。したがって、モータMG2に冷却オイルを供給するためのエネルギーをより必要最低限に抑えることができる。
また、本実施の形態に係る冷却装置は、モータMG2に冷却オイルを供給することをオイルクーラポンプ16に開始させる条件が成立しなかった場合(ステップS3、S6、S7、S9でNOの場合)に、モータMG2に冷却オイルを供給することをオイルクーラポンプ16に停止させているため、不必要にモータMG2への冷却オイルの供給を継続させてしまうことを防止することができる。したがって、モータMG2に冷却オイルを供給するためのエネルギーをより必要最低限に抑えることができる。
なお、本実施の形態に係る冷却装置においては、ハイブリッド自動車1が登坂路を走行している場合には、モータの温度Tが温度T1(例えば、120℃)に到達したときに、オイルクーラポンプ16を作動させているが、これに限られず、以下に説明するように、モータの温度Tが、ジャイロセンサ23によって検出された重力加速度に基づいて算出した登坂角θに応じた温度に到達したときに、オイルクーラポンプ16を作動させるようにしてもよい。
これにより、オイルクーラポンプ16を作動させる温度がハイブリッド自動車1の登坂角θに応じて変更される。このため、ハイブリッド自動車1の登坂角θが小さい場合、すなわち、モータMG2の温度Tの上昇する速さが小さい場合に、不必要にモータMG2への冷却オイルの供給を開始させてしまうことを防止することができる。したがって、モータMG2に冷却オイルを供給するためのエネルギーをより必要最低限に抑えることができる。
図5は、本発明の実施の形態に係る冷却装置の変形例におけるモータの温度の時間変化を示すグラフである。
図5に示すように、破線105aは、登坂角θが角度θ2(例えば、15°)以上であり、オイルクーラポンプ16を作動させなかった場合のモータMG2の温度の時間変化を示している。実線105bは、登坂角θが角度θ2以上であり、オイルクーラポンプ16を作動させた場合のモータMG2の温度の時間変化を示している。
破線106aは、登坂角θが角度θ1(例えば、10°)以上θ2未満であり、オイルクーラポンプ16を作動させなかった場合のモータMG2の温度の時間変化を示している。実線106bは、登坂角θが角度θ1以上θ2未満であり、オイルクーラポンプ16を作動させた場合のモータMG2の温度の時間変化を示している。破線107aは、ハイブリッド自動車1が平坦路を走行しており、オイルクーラポンプ16を作動させなかった場合のモータMG2の温度の時間変化を示している。実線107bは、ハイブリッド自動車1が平坦路を走行しており、オイルクーラポンプ16を作動させた場合のモータMG2の温度の時間変化を示している。
本実施形態の冷却装置においては、登坂角θが角度θ2以上である場合、すなわち、急な登坂路である場合には、モータMG2の限界温度を160℃とすると、そのモータMG2の限界温度に対して余裕のある温度である120℃でオイルクーラポンプ16を作動させている。また、登坂角θが角度θ1以上θ2未満である場合、すなわち、緩やかな登坂路である場合には、120℃より高い130℃でオイルクーラポンプ16を作動させている。ハイブリッド自動車1が平坦路を走行している場合には、130℃より高い温度である140℃でオイルクーラポンプ16を作動させている。ここで、ハイブリッド自動車1の登坂角θが大きくなるにしたがってモータMG2の温度が上昇する速さが大きくなる。したがって、登坂角θに応じてオイルクーラポンプ16を作動させる温度を変更することにより、オイルクーラポンプ16を作動させるためのエネルギーをより必要最低限に抑えることができ、ハイブリッド自動車1の燃費を向上させることができる。
以上説明したように、本発明に係る冷却装置は、駆動モータに冷却媒体を供給するためのエネルギーを必要最低限に抑えることができ、車両の燃費を向上させることができるという効果を有するものであり、車両に搭載された駆動モータを冷却する冷却装置に有用である。
本発明の実施の形態に係る冷却装置を搭載したハイブリッド自動車の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る冷却装置のハイブリッド用電子制御ユニットにおけるCPUで実行するプログラムの概略処理手順を示すフローチャートである。 従来の冷却装置におけるモータの温度の時間変化を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係る冷却装置におけるモータの温度の時間変化を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係る冷却装置の変形例におけるモータの温度の時間変化を示すグラフである。
符号の説明
1 ハイブリッド自動車
16 オイルクーラポンプ(供給手段)
17 ハイブリッド用電子制御ユニット
18 CPU(判定手段、制御手段)
21 モータ温度センサ(温度検出手段)
22 車速センサ(車速検出手段)
23 ジャイロセンサ

Claims (2)

  1. 車両に搭載された駆動モータを冷却する冷却装置であって、
    前記駆動モータに冷却媒体を供給する供給手段と、
    前記車両が登坂路を走行しているか否かを判定する判定手段と、
    前記駆動モータの温度を検出する温度検出手段と、
    車速を検出する車速検出手段と
    記判定手段により前記車両が登坂路を走行していると判定され、かつ、前記温度検出手段により検出された温度が前記第1の温度に到達していない場合には、前記駆動モータに冷却媒体を供給することを前記供給手段に停止させる一方、前記判定手段により前記車両が登坂路を走行していないと判定され、かつ、前記温度検出手段により検出された温度が前記第2の温度に到達していない場合には、前記駆動モータに冷却媒体を供給することを前記供給手段に停止させるとともに、
    前記車速検出手段により検出された車速が予め定められた車速以上であることを条件に、
    前記判定手段により前記車両が登坂路を走行していると判定され、かつ、前記温度検出手段により検出された温度が第1の温度に到達した場合には、前記駆動モータに冷却媒体を供給することを前記供給手段に開始させる一方、前記判定手段により前記車両が登坂路を走行していないと判定され、かつ、前記温度検出手段により検出された温度が前記第1の温度より高い第2の温度に到達した場合には、前記駆動モータに冷却媒体を供給することを前記供給手段に開始させる制御手段と、を備えたことを特徴とする冷却装置。
  2. 前記第1の温度は、車両の傾斜角に応じて変更されることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
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