JP4453633B2 - 内燃機関の蓄熱装置 - Google Patents

内燃機関の蓄熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4453633B2
JP4453633B2 JP2005239880A JP2005239880A JP4453633B2 JP 4453633 B2 JP4453633 B2 JP 4453633B2 JP 2005239880 A JP2005239880 A JP 2005239880A JP 2005239880 A JP2005239880 A JP 2005239880A JP 4453633 B2 JP4453633 B2 JP 4453633B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion engine
internal combustion
cooling water
heat storage
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005239880A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007055299A (ja
Inventor
孝 鈴木
武史 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005239880A priority Critical patent/JP4453633B2/ja
Publication of JP2007055299A publication Critical patent/JP2007055299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4453633B2 publication Critical patent/JP4453633B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

本発明は、内燃機関の蓄熱装置に関する。
内燃機関の作動中に温度が上昇した冷却水を蓄熱タンクに蓄えておき、次回の機関始動時に該蓄熱タンクに蓄えられた冷却水を内燃機関に流すことにより速やかな暖機の完了を図ることができる。蓄熱タンクに蓄えられた温度の高い冷却水は、内燃機関の始動時に消費されるので、内燃機関の始動後に温度の高い冷却水を再度蓄える必要がある。ここで、内燃機関の運転時間が短いと冷却水の温度が十分に上昇しないため、蓄熱タンクに熱を蓄えることが困難となる。
そして、蓄熱タンクとハイブリッドシステムとを備えるものにおいて、内燃機関の停止条件すなわちモータ駆動に切り替わる条件を、蓄熱タンクに熱を蓄える必要があるときと、そうではないときとで変更する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この従来技術によれば、蓄熱タンクに熱を蓄える必要があるときには、内燃機関が停止されにくくなるので冷却水の温度を上昇速やかに上昇させることができる。
特開2003−293769号公報 特開平8−183324号公報
ここで、内燃機関を運転中には冷却水が内燃機関の外部にも循環されるため、該内燃機関の外部の温度やそこを流れる冷却水の温度も上昇させなくてはならない。すなわち、内燃機関を循環する全ての冷却水温度を蓄熱装置に導入し得る温度まで上昇させるのに時間がかかる。したがって、冷却水温度のより速やかな上昇が望まれる。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、内燃機関の蓄熱装置において、より速やかに蓄熱装置に熱を蓄えることができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために本発明による内燃機関の蓄熱装置は、以下の手段を採用した。
すなわち、
内燃機関の冷却水を循環させ且つ冷却水の流量を変更可能なポンプと、
前記内燃機関の冷却水を蓄えることにより熱を蓄える蓄熱装置と、
前記蓄熱装置に熱を蓄える前に前記内燃機関を作動させつつ前記ポンプを停止させることにより冷却水の温度を上昇させた後に前記ポンプを作動させて蓄熱装置へ冷却水を導入する蓄熱制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
蓄熱装置に熱を蓄える前にポンプを停止させることにより、内燃機関内部の冷却水が該内燃機関内部に滞留する。これにより、内燃機関内部の冷却水は、内燃機関から発生する熱を多く受けることができ、温度が速やかに上昇される。このようにして内燃機関内部の冷却水温度を上昇させた後にポンプを作動させることにより、内燃機関内部に滞留していた温度の高い冷却水を蓄熱装置に導入することができる。したがって、早期に蓄熱装置へ
熱を蓄えることが可能となる。これにより、内燃機関の運転時間が短い場合であっても蓄熱装置に熱を蓄えることが可能となる。
また、本発明においては、モータを有するハイブリッドシステムをさらに備え、前記蓄熱制御手段によりポンプが停止されているときに内燃機関の出力が第1所定値以下となるように前記モータを作動させることができる。
ポンプを停止させることにより、内燃機関内部の温度が局所的に上昇し、冷却水が沸騰するおそれがある。ここで、ハイブリッドシステムにおいては、モータの出力を補助的に用いて車輪を駆動させることができる。すなわち、内燃機関の負荷が高くなったときにモータを作動させることにより、内燃機関の負荷を低下させつつ車両全体としては出力を一定に保つことができる。これにより、内燃機関から発生する熱量を減少させることができるので、冷却水温度が過剰に上昇することを抑制できる。そして、内燃機関の耐久性および信頼性を高めることができる。
ここで、前記第1所定値とは、内燃機関が過熱するおそれのない出力の最高値、若しくは冷却水が沸騰するおそれのない出力の最高値とすることができる。
さらに、本発明においては、モータを有するハイブリッドシステムをさらに備え、前記蓄熱制御手段によりポンプが停止されているときに内燃機関の出力が第2所定値以上となるように前記モータを作動させることができる。
内燃機関の負荷が低い場合には、内燃機関の出力が小さくなり発生する熱量も少なくなる。内燃機関から発生する熱量が少ないと、冷却水温度を上昇させるために長い時間が必要となる。ここで、ハイブリッドシステムにおいては、モータを発電機として用いることにより内燃機関の負荷を増加させることができる。なお、発電機とモータとは別々に設けられていてもよい。そして、モータにより内燃機関の負荷を増加させることにより、内燃機関から発生する熱量を増加させることができるので、冷却水温度をより速やかに上昇させることができる。これにより、蓄熱装置へ熱を速やかに蓄えることが可能となる。
なお、前記第2所定値とは、蓄熱装置に早期に熱を蓄えるために必要となる内燃機関の出力の最低値とすることができる。
本発明に係る内燃機関の蓄熱装置は、より速やかに蓄熱装置に熱を蓄えることができる。
以下、本発明に係る内燃機関の蓄熱装置の具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施例に係る内燃機関の蓄熱装置の概略構成を示す図である。
内燃機関1は、4サイクル機関であり、シリンダヘッド2およびシリンダブロック3を備えて構成されている。
内燃機関1の内部には冷却水を循環させるためのウォータジャケット4が形成されている。また、内燃機関1には冷却水を循環させるための通路が接続されている。この冷却水を循環させるための通路は、ラジエータ5を循環する第1循環通路6、ヒータコア7を循
環する第2循環通路8、バイパス通路9を循環する第3循環通路10を備えて構成されている。各循環通路の一部には、他の循環通路と共有されている箇所があり、例えばウォータジャケット4は全ての循環通路に含まれている。
第1循環通路6は、ラジエータ5、サーモスタット11、電動ポンプ12、ウォータジャケット4を備えて構成されている。サーモスタット11は、冷却水温度が設定温度よりも高くなると作動して第1循環通路6に冷却水を流し、冷却水温度が低いときには第3循環通路10に冷却水を流す。また、第2循環通路8には、冷却水温度によらず冷却水が流れている。
第1循環通路6では、電動ポンプ12から吐出された冷却水が、ウォータジャケット4、ラジエータ5、サーモスタット11の順に流れる。
第2循環通路8は、ヒータコア7、電動ポンプ12、ウォータジャケット4、蓄熱装置20、三方弁21を備えて構成されている。三方弁21は後述するECU14からの信号により作動し、ヒータコア7または蓄熱装置20の何れか一方に冷却水を流す。なお、三方弁21は、ヒータコア7または蓄熱装置20へ流す冷却水の割合を変更可能なものでもよい。
第2循環通路8では、電動ポンプ12から吐出された冷却水が、ウォータジャケット4、ヒータコア7、三方弁21の順、またはウォータジャケット4、蓄熱装置20、三方弁21の順に流れる。
第3循環通路10は、バイパス通路9、サーモスタット11、電動ポンプ12、ウォータジャケット4を備えて構成されている。
第3循環通路10では、電動ポンプ12から吐出された冷却水が、ウォータジャケット4、バイパス通路9、サーモスタット11の順に流れる。
第1循環通路6および第2循環通路8の内燃機関1からの出口付近には、該第1循環通路6および第2循環通路8内を流れる冷却水の温度に応じた信号を出力する冷却水温度センサ13が取り付けられている。この冷却水温度センサ13は、バイパス通路9の近くに取り付けられているため、冷却水温度センサ13により得られる冷却水温度(以下、検出水温という。)は、該バイパス通路9を流れる冷却水の温度をも示している。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU14が併設されている。このECU14は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。
ECU14には、冷却水温度センサ13の他、アクセル開度すなわち機関負荷に応じた信号を出力するアクセル開度センサ15、内燃機関1の回転数に応じた信号を出力するクランクポジションセンサ16が電気配線を介して接続され、これらセンサの出力信号がECU14に入力されるようになっている。
一方、ECU14には、電動ポンプ12および三方弁21が電気配線を介して接続され、ECU14はこの電動ポンプ12および三方弁21を制御する。電動ポンプ12は、該電動ポンプ12へ供給する電力を調整することにより、冷却水の吐出量すなわち冷却水の流量を調整することができる。また、内燃機関1の運転中であっても、電動ポンプ12を停止することができる。
そして、本実施例においては、蓄熱装置20に熱を蓄える必要があるときに電動ポンプ12を停止させている。これにより、ウォータジャケット4内(以下、内燃機関1の内部ともいう。)の冷却水の温度を速やかに上昇させることができる。そして、ウォータジャケット4内の冷却水温度が十分に上昇したときに電動ポンプ12を作動させ、且つ蓄熱装置20に冷却水が流れるように三方弁21を制御する。その後、蓄熱装置20に熱が蓄えられたならば、三方弁21を制御してヒータコア7へ冷却水を流すようにする。
なお、乗員がヒータのスイッチを入れる等してヒータコア7へ冷却水を流す必要がある場合には、電動ポンプ12を作動させヒータコア7へ冷却水を流すようにしてもよい。また、電動ポンプ12を停止させるのは、ウォータジャケット4内の冷却水が沸騰するおそれのない条件で行うようにしてもよい。
ここで、図2は、内燃機関1の内部の冷却水温と、三方弁21が冷却水を流す部位と、電動ポンプ12の作動状態と、の推移を示したタイムチャートである。
電動ポンプ12が停止(OFF)されると内燃機関1の内部の冷却水温度が上昇する。冷却水の上昇途中ではまだ蓄熱装置に流すほど温度が上昇していないため、三方弁21はヒータコア7へ冷却水を流している。そして、内燃機関1の内部の冷却水温度が十分に高くなったときに、電動ポンプ12が作動(ON)され、同時に三方弁21が蓄熱装置20に冷却水を流す。このときに、内燃機関1の外部に滞留していた冷却水が該内燃機関1に流入するため冷却水温度が低下する。そして、蓄熱装置20に温度の低い冷却水を流さないように三方弁21が制御され、これによりヒータコア7へ冷却水が流される。
次に、本実施例における蓄熱制御のフローについて説明する。
図3は、本実施例における蓄熱制御のフローを示したフローチャートである。本ルーチンは所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、蓄熱装置20に熱を蓄える条件が成立しているか否か判定される。すなわち、蓄熱装置20に蓄えられている冷却水温度が所定値以下であり、電動ポンプ12が停止されており、且つ内燃機関1の内部の冷却水温度が所定値以上であるか否か判定される。
ここで、蓄熱装置20に蓄えられている冷却水温度が所定値以下であるとは、蓄熱装置20に熱を蓄える必要があるということを意味している。また、電動ポンプ12が停止されているとは、内燃機関1の内部の冷却水温度が上昇されているということを意味している。さらに、内燃機関1の内部の冷却水温度が所定値以上であるとは、内燃機関1の内部の冷却水温度が、蓄熱装置20に蓄えても良いほど上昇しているということを意味している。
なお、蓄熱装置20内の冷却水温度は、例えば該蓄熱装置20内に温度センサを取り付けることにより得ることができる。また、内燃機関1の内部の冷却水温度は、例えば冷却水温度センサ13から得られる冷却水温度から推定することができる。
ステップS101で肯定判定がなされた場合にはステップS102へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS102では、蓄熱装置20に熱が蓄えられる。すなわち、電動ポンプ12が作動され、三方弁21が蓄熱装置20へ冷却水を流すように制御される。
このようにして、内燃機関1の完全暖機前、すなわち、各循環通路内の冷却水温度がまだ暖機完了とされる温度まで上昇していなくても、内燃機関1の内部の冷却水温度を上昇させることができるので、蓄熱装置20へ速やかに熱を蓄えることができる。これにより、内燃機関1の運転時間が短い場合であっても蓄熱装置20に熱を蓄えることができる。また、より温度の高い冷却水を蓄熱装置20に蓄えることができる。さらに、サーモスタット11を電気的に制御する必要もない。
本実施例においては、電動ポンプ12の停止中に冷却水温度が過剰に上昇しないように内燃機関1の出力を所定値以下に制限している。そのために、本実施例においては、実施例1の装置に加えてハイブリッドシステムを備えている。
図4は、本実施例におけるハイブリッドシステムの概略構成図である。
本実施例によるハイブリッドシステムは、内燃機関1、動力分割機構31、電動モータ32、発電機33、バッテリ34、インバータ35、車軸36、減速機37、車輪38を備えて構成されている。
動力分割機構31は、内燃機関1からの出力を発電機33や車軸36に振り分けている。この動力分割機構31は、電動モータ32からの出力を車軸36に伝達する機能をも有する。電動モータ32は、減速機37を介して車軸36と比例した回転数にて回転する。該電動モータ32は、通常運転時には必要に応じて内燃機関1の出力を補助することもできる。また、電動モータ32及び発電機33には、インバータ35を介してバッテリ34が接続されている。そして、発電機33は、内燃機関1からの動力を得て発電しバッテリ34の充電を行う。
このように構成されたハイブリッドシステムでは、通常走行時には内燃機関1の出力若しくは電動モータ32の出力により車軸36を回転させ、車輪38が駆動される。また、内燃機関1の出力と電動モータ32の出力とを合わせて車軸36を回転させ、車輪38を駆動することもできる。一方、減速時には、車輪38の回転力により電動モータ32を発電機として作動させることで、運動エネルギを電気エネルギに変換しバッテリ34に回収させることもできる。このように、車両減速時に運動エネルギを電気エネルギに変換するため、車両の減速を補助することが可能となっている。
そして、本実施例においては、蓄熱装置20に熱を蓄えるために電動ポンプ12が停止されている間は、内燃機関1の出力が所定値以下となるように電動モータ32を制御する。すなわち、内燃機関1への要求負荷が高く、該内燃機関1の出力が所定値を超える場合には、その超えた分を電動モータ32の出力により補う。
次に、本実施例による蓄熱制御のフローについて説明する。
図5は、本実施例による蓄熱制御のフローを示したフローチャートである。本ルーチンは所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS201では、蓄熱装置20に熱を蓄える条件が成立しているか否か判定される。すなわち、蓄熱装置20に蓄えられている冷却水温度が所定値以下であり、バッテリ34の充電量が所定値範囲内であり、且つ内燃機関1に要求される出力が所定値以下であるか否か判定される。
ここで、蓄熱装置20に蓄えられている冷却水温度が所定値以下であるとは、蓄熱装置
20に熱を蓄える必要があるということを意味している。また、バッテリ34の充電量が所定値範囲内であるとは、内燃機関1の出力を電動モータ32で補うことが可能なほどの充電量が確保されているということを意味している。さらに、内燃機関1に要求される出力が所定値以下であるとは、電動モータ32では補えないほどの出力が要求されていないということを意味している。
なお、内燃機関1に要求されている出力は、アクセル開度センサ15の出力信号により得ることができる。
ステップS201で肯定判定がなされた場合にはステップS202へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS203へ進む。
ステップS202では、内燃機関1の出力が制限される。すなわち、要求出力が所定値よりも高い場合には電動モータ32の出力が上昇される。ここでの所定値とは、内燃機関1の内部の冷却水の沸騰を抑制し得る内燃機関1の出力の上限値である。
ステップS203では、電動ポンプ12の通常制御が行われる。ここでいう通常制御とは、蓄熱装置20に熱を蓄えるとき以外における電動ポンプ12の制御をいう。ここでは、電動ポンプ12を作動させたり、内燃機関1の運転状態に応じて冷却水流量を制御したりする。
ステップS204では、内燃機関1の内部の冷却水温度が所定値以上であるか否か判定される。
ここで、内燃機関1の内部の冷却水温度が所定値以上であるとは、内燃機関1の内部の冷却水温度が、蓄熱装置20に蓄えても良いほど上昇しているということを意味している。
ステップS204で肯定判定がなされた場合にはステップS205へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS206へ進む。
ステップS205では、蓄熱装置20に熱が蓄えられる。すなわち、電動ポンプ12が作動され、三方弁21が蓄熱装置20へ冷却水を流すように制御される。
ステップS206では、電動ポンプ12が停止される。これにより、内燃機関1の内部の冷却水温度がさらに上昇される。
このようにして、内燃機関1の出力を制限しつつ内燃機関1の内部の冷却水温度を速やかに上昇させることができるので、蓄熱装置20に速やかに熱を蓄えることが可能となる。そして、電動ポンプ12の停止時に例えば急加速等が行われたとしても、内燃機関1の出力は制限されているため冷却水温度が過剰に上昇することが抑制される。さらに、内燃機関1の内部の冷却水が局所的に沸騰することが抑制される。これらにより、内燃機関1の耐久性および信頼性を向上させることができる。
本実施例においては、内燃機関1の出力が小さいときに該内燃機関1の負荷を増加させることにより、該内燃機関1の出力を増加させて、内燃機関1の内部の冷却水温度の早期上昇を図る。そのために、本実施例においては、実施例2で説明したハイブリッドシステムを備えている。
ここで、内燃機関1の出力が小さいときに発電機33により発電を行うと、内燃機関1の負荷が増加して該内燃機関1の出力が増加する。このときに得られる電力は、バッテリ34へ充電させることができる。
次に、本実施例による蓄熱制御のフローについて説明する。
図6は、本実施例による蓄熱制御のフローを示したフローチャートである。本ルーチンは所定の時間毎に繰り返し実行される。なお、前記フローチャートと同じ処理がなされるステップについては、同じ番号を付して説明を省略する。
ステップS301では、内燃機関1の要求出力が所定値以下であるか否か判定される。ここでは、内燃機関1の内部の冷却水温度を早期に上昇させるために必要となる内燃機関1の出力が得られない状態であるか否か判定されている。
ステップS301で肯定判定がなされた場合にはステップS302へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS204へ進む。
ステップS302では、内燃機関1の出力が増加される。内燃機関1の出力が予め定められた値となるように、発電機33による発電量が調整される。
このようにして、内燃機関1の出力を増加させつつ内燃機関1の内部の冷却水温度を速やかに上昇させることができるので、蓄熱装置20に速やかに熱を蓄えることが可能となる。
実施例に係る内燃機関の蓄熱装置の概略構成を示す図である。 内燃機関の内部の冷却水温と、三方弁が冷却水を流す部位と、電動ポンプの作動状態と、の推移を示したタイムチャートである。 実施例2における蓄熱制御のフローを示したフローチャートである。 実施例におけるハイブリッドシステムの概略構成図である。 実施例2による蓄熱制御のフローを示したフローチャートである。 実施例3による蓄熱制御のフローを示したフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
2 シリンダヘッド
3 シリンダブロック
4 ウォータジャケット
5 ラジエータ
6 第1循環通路
7 ヒータコア
8 第2循環通路
9 バイパス通路
10 第3循環通路
11 サーモスタット
12 電動ポンプ
13 冷却水温度センサ
14 ECU
15 アクセル開度センサ
16 クランクポジションセンサ
20 蓄熱装置
21 三方弁
31 動力分割機構
32 電動モータ
33 発電機
34 バッテリ
35 インバータ
36 車軸
37 減速機
38 車輪

Claims (3)

  1. 内燃機関の冷却水を循環させ且つ内燃機関の内部を流通する冷却水の流量を変更可能なポンプと、
    前記内燃機関の冷却水を蓄えることにより熱を蓄える蓄熱装置と、
    前記蓄熱装置に熱を蓄える前に前記内燃機関を作動させつつ前記ポンプを停止させることにより該内燃機関の内部における冷却水の流通を停止させることで冷却水の温度を上昇させた後に前記ポンプを作動させて蓄熱装置へ冷却水を導入する蓄熱制御手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の蓄熱装置。
  2. モータを有するハイブリッドシステムをさらに備え、前記蓄熱制御手段によりポンプが停止されているときに内燃機関の出力が第1所定値以下となるように前記モータを作動させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の蓄熱装置。
  3. モータを有するハイブリッドシステムをさらに備え、前記蓄熱制御手段によりポンプが停止されているときに内燃機関の出力が第2所定値以上となるように前記モータを作動させることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の蓄熱装置。
JP2005239880A 2005-08-22 2005-08-22 内燃機関の蓄熱装置 Expired - Fee Related JP4453633B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005239880A JP4453633B2 (ja) 2005-08-22 2005-08-22 内燃機関の蓄熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005239880A JP4453633B2 (ja) 2005-08-22 2005-08-22 内燃機関の蓄熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007055299A JP2007055299A (ja) 2007-03-08
JP4453633B2 true JP4453633B2 (ja) 2010-04-21

Family

ID=37919171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005239880A Expired - Fee Related JP4453633B2 (ja) 2005-08-22 2005-08-22 内燃機関の蓄熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4453633B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4915856B2 (ja) 2007-03-06 2012-04-11 Necトーキン株式会社 固体電解コンデンサ
RU2493986C2 (ru) 2009-02-02 2013-09-27 Тойота Дзидося Кабусики Кайся Устройство для управления гибридным транспортным средством
JP5359496B2 (ja) * 2009-04-15 2013-12-04 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
KR101201419B1 (ko) 2009-12-10 2012-11-14 한양대학교 에리카산학협력단 축열기를 이용한 내연기관의 냉각 시스템
JP2013160058A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Denso Corp 内燃機関温度調整システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007055299A (ja) 2007-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2224110B1 (en) Cooling control device and method for vehicle
JP2013095409A (ja) バッテリ暖機装置およびバッテリ暖機方法
JP2011116366A (ja) ハイブリッド電気自動車における冷却システムの補助ポンプ構成
JP5104708B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置および制御方法
JP4453633B2 (ja) 内燃機関の蓄熱装置
JP4438772B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
CN102084112A (zh) 带原动机的车辆的控制装置
JP4807309B2 (ja) 冷却装置
JP2016003603A (ja) 車両
JP2009248889A (ja) 電池温度制御装置
JP5760759B2 (ja) 駆動装置及び冷却装置
JP2009040322A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5558697B2 (ja) ハイブリッド車両のモータ制御装置
US9168917B2 (en) Controller for hybrid vehicle
JP2004108159A (ja) エンジンの冷却制御装置及びその冷却制御装置を備えた車両
JP4052256B2 (ja) 温度調節装置
JP2007247506A (ja) 内燃機関冷却系の不凍液濃度推定装置
JP5267171B2 (ja) ハイブリッド車両の冷却装置
JP2009079549A (ja) 内燃機関の排気管から吸気管に還流される還流ガスの冷却制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2010125956A (ja) 電動車両の制御システム
JP2005113831A (ja) ハイブリッド自動車用冷却システム
JP2007216799A (ja) 車両の冷却装置
WO2012059969A1 (ja) 内燃機関の冷却システム
JP2006125218A (ja) ハイブリッド車両
JP2006101588A (ja) 車両用発電機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees