JP2010068641A - 駆動装置およびその制御方法並びに車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバータ回路を冷却する冷却液を圧送する装置が駆動停止する異常時でもインバータ回路が過熱するのを抑制する。
【解決手段】第2モータが略回転停止している状態で(S110)、冷却システムのウォータポンプが駆動停止する異常が生じていない正常時には、冷却水温Twが第1冷却水温以上の範囲でモータ回転停止時の上限トルク設定用マップを用いて第2モータの上限トルクTlimを設定し(S130,S140)、ウォータポンプが駆動停止する異常が生じている異常時には、冷却水温Twが第1冷却水温よりオフセット温度ΔTだけ低い第2冷却水温以上の範囲でモータ回転停止時の上限トルク設定用マップを用いて第2モータの上限トルクTlimを設定し(S130,S150)、第2モータを制御する(S160,S170)。これにより、ウォータポンプが駆動停止する異常時でも第2モータ用のインバータが過熱するのを抑制することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、駆動装置およびその制御方法並びに車両に関する。
従来、この種の駆動装置としては、モータとモータ駆動用のインバータとインバータの冷却系に設けられ冷却水を循環させるポンプとを備え、車両に搭載されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、冷却系のラジエータにより冷却された冷却水の温度とインバータの素子温度との差分に基づいてなまし処理定数を定め、なまし処理を施したインバータ素子温度に応じてモータの負荷率を制限するものとしている。
特開2006−9149064号公報
上述の駆動装置では、インバータ近くに設けられた冷却水の水温センサにより検出されインバータの素子温度を反映する冷却水の温度に応じて、インバータが過熱しないようモータの負荷制限を行なうことが考えられるが、インバータが過熱し、場合によっては故障してモータを正常に駆動できなくなる場合が生じる。例えば、冷却系のポンプが駆動停止する異常が生じると、冷却水の滞留により水温センサからの温度にインバータの素子温度が直ちには反映されなくなり、インバータの温度が高くなってもモータの負荷制限がなされずにインバータが過熱してしまう。
本発明の駆動装置およびその制御方法並びに車両は、インバータ回路を冷却する冷却液を圧送する装置が駆動停止する異常が生じたときでもインバータ回路が過熱するのを抑制することを主目的とする。
本発明の駆動装置およびその制御方法並びに車両は、少なくとも上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の駆動装置は、
動力を入出力する電動機と、
前記電動機を駆動するインバータ回路と、
前記インバータ回路を介して前記電動機と電力をやり取りする蓄電手段と、
前記インバータ回路を冷却する冷却液の循環流路に設けられ、該冷却液が該循環流路を循環するよう該冷却液を圧送する圧送手段と、
前記循環流路における前記インバータ回路近傍に設けられ、前記冷却液の温度である冷却液温度を検出する冷却液温度検出手段と、
前記圧送手段が駆動停止する異常が生じていない正常時には前記冷却液温度が第1の所定温度以上の範囲で前記電動機から出力するトルクが制限されるよう第1のトルク制限を用いて前記検出された冷却液温度に基づいて前記電動機の上限トルクを設定し、前記圧送手段が駆動停止する異常が生じている異常時には前記冷却液温度が前記第1の所定温度より低い第2の所定温度以上の範囲で前記電動機から出力するトルクが制限されるよう第2のトルク制限を用いて前記検出された冷却液温度に基づいて前記電動機の上限トルクを設定する上限トルク設定手段と、
前記設定された電動機の上限トルクの範囲内で前記電動機に要求されるトルクが前記電動機から出力されるよう前記インバータ回路を制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の駆動装置では、冷却液を圧送する圧送手段が駆動停止する異常が生じていない正常時には、冷却液温度が第1の所定温度以上の範囲で電動機から出力するトルクが制限されるよう第1のトルク制限を用いて冷却液温度に基づいて電動機の上限トルクを設定し、設定された電動機の上限トルクの範囲内で電動機に要求されるトルクが電動機から出力されるようインバータ回路を制御する。これにより、圧送手段が駆動停止する異常が生じていない正常時には、インバータ回路が過熱するのを抑制することができる。また、圧送手段が駆動停止する異常が生じている異常時には冷却液温度が第1の所定温度より低い第2の所定温度以上の範囲で電動機から出力するトルクが制限されるよう第2のトルク制限を用いて冷却液温度に基づいて電動機の上限トルクを設定し、設定された電動機の上限トルクの範囲内で電動機に要求されるトルクが電動機から出力されるようインバータ回路を制御する。これにより、圧送手段が駆動停止する異常が生じている異常時には、正常時に比して冷却液温度が低いときでも電動機から出力するトルクが制限されるから、インバータ回路が過熱するのを抑制することができる。
こうした本発明の駆動装置において、前記第1のトルク制限は、前記冷却液温度が高いほど前記電動機から出力するトルクを大きく制限する傾向に定められた前記冷却液温度と前記電動機の上限トルクとの関係である第1の温度トルク関係であり、前記第2のトルク制限は、前記冷却液温度が高いほど前記電動機から出力するトルクを大きく制限する傾向に定められた前記冷却液温度と前記電動機の上限トルクとの関係である第2の温度トルク関係であるものとすることもできる。こうすれば、電動機の上限トルクをより確実に設定することができる。この場合、前記上限トルク設定手段は、前記正常時には前記第1の温度トルク関係に前記検出された冷却液温度を与えることにより前記電動機の上限トルクを設定し、前記異常時には前記第1の温度トルク関係に前記検出された冷却液温度より所定値だけ高い温度を与えることにより前記電動機の上限トルクを設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、電動機の上限トルクをより確実に且つより簡易に設定することができる。
また、本発明の駆動装置において、前記インバータ回路の一部のスイッチング素子の温度である素子温度を検出する素子温度検出手段を備え、前記上限トルク設定手段は、前記電動機が略回転停止した状態となる前記電動機の回転数が所定回転数未満のときには前記正常時か前記異常時かと前記検出された冷却液温度とに基づいて前記電動機の上限トルクを設定し、前記電動機の回転数が前記所定回転数以上のときには前記正常時か前記異常時かに拘わらず且つ前記検出された冷却液温度に拘わらず前記検出された素子温度に基づいて前記電動機の上限トルクを設定する手段であるものとすることもできる。電動機が略回転停止した状態のときには、インバータ回路の一部の相に電流が集中して一部のスイッチング素子の温度が他のスイッチング素子の温度よりも高くなったり低くなったりするため、冷却液温度に基づいて電動機の上限トルクを設定することにより、素子温度に基づいて電動機の上限トルクを設定するものに比して電動機の上限トルクをより適正に設定することができる。
本発明の車両は、前述のいずれかの態様の本発明の駆動装置、即ち、基本的には、動力を入出力する電動機と、前記電動機を駆動するインバータ回路と、前記インバータ回路を介して前記電動機と電力をやり取りする蓄電手段と、前記インバータ回路を冷却する冷却液の循環流路に設けられ、該冷却液が該循環流路を循環するよう該冷却液を圧送する圧送手段と、前記循環流路における前記インバータ回路近傍に設けられ、前記冷却液の温度である冷却液温度を検出する冷却液温度検出手段と、前記圧送手段が駆動停止する異常が生じていない正常時には前記冷却液温度が第1の所定温度以上の範囲で前記電動機から出力するトルクが制限されるよう第1のトルク制限を用いて前記検出された冷却液温度に基づいて前記電動機の上限トルクを設定し、前記圧送手段が駆動停止する異常が生じている異常時には前記冷却液温度が前記第1の所定温度より低い第2の所定温度以上の範囲で前記電動機から出力するトルクが制限されるよう第2のトルク制限を用いて前記検出された冷却液温度に基づいて前記電動機の上限トルクを設定する上限トルク設定手段と、前記設定された電動機の上限トルクの範囲内で前記電動機に要求されるトルクが前記電動機から出力されるよう前記インバータ回路を制御する制御手段と、を備える駆動装置を搭載し、前記電動機は車軸に動力を出力可能に連結されてなることを要旨とする。
この本発明の車両では、前述のいずれかの態様の本発明の駆動装置を搭載するから、本発明の駆動装置が奏する効果、例えば、インバータ回路が過熱するのを抑制することができる効果などと同様の効果を奏することができる。
本発明の駆動装置の制御方法は、
動力を入出力する電動機と、前記電動機を駆動するインバータ回路と、前記インバータ回路を介して前記電動機と電力をやり取りする蓄電手段と、前記インバータ回路を冷却する冷却液の循環流路に設けられ該冷却液が該循環流路を循環するよう該冷却液を圧送する圧送手段と、を備える駆動装置の制御方法であって、
前記圧送手段が駆動停止する異常が生じていない正常時には前記循環流路の前記インバータ回路近傍における前記冷却液の温度である冷却液温度が第1の所定温度以上の範囲で前記電動機から出力するトルクが制限されるよう第1のトルク制限を用いて前記冷却液温度に基づいて前記電動機の上限トルクを設定し、前記圧送手段が駆動停止する異常が生じている異常時には前記冷却液温度が前記第1の所定温度より低い第2の所定温度以上の範囲で前記電動機から出力するトルクが制限されるよう第2のトルク制限を用いて前記冷却液温度に基づいて前記電動機の上限トルクを設定し、
前記設定された電動機の上限トルクの範囲内で前記電動機に要求されるトルクが前記電動機から出力されるよう前記インバータ回路を制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の駆動装置の制御方法では、冷却液を圧送する圧送手段が駆動停止する異常が生じていない正常時には、冷却液温度が第1の所定温度以上の範囲で電動機から出力するトルクが制限されるよう第1のトルク制限を用いて冷却液温度に基づいて電動機の上限トルクを設定し、設定された電動機の上限トルクの範囲内で電動機に要求されるトルクが電動機から出力されるようインバータ回路を制御する。これにより、圧送手段が駆動停止する異常が生じていない正常時には、インバータ回路が過熱するのを抑制することができる。また、圧送手段が駆動停止する異常が生じている異常時には冷却液温度が第1の所定温度より低い第2の所定温度以上の範囲で電動機から出力するトルクが制限されるよう第2のトルク制限を用いて冷却液温度に基づいて電動機の上限トルクを設定し、設定された電動機の上限トルクの範囲内で電動機に要求されるトルクが電動機から出力されるようインバータ回路を制御する。これにより、圧送手段が駆動停止する異常が生じている異常時には、正常時に比して冷却液温度が低いときでも電動機から出力するトルクが制限されるから、インバータ回路が過熱するのを抑制することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である駆動装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関としてのエンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパを介してキャリアが接続された遊星歯車機構30と、遊星歯車機構30のサンギヤに回転子が接続されたモータMG1と、遊星歯車機構30のリングギヤに接続されると共にデファレンシャルギヤ62を介して駆動輪63a,63bに接続されたドライブシャフト32に回転子が接続されたモータMG2と、インバータ41,42を介してモータMG1,MG2に接続されたバッテリ50と、装置全体をコントロールする電子制御ユニット70とを備える。また、ハイブリッド自動車20は、図2に示すように、インバータ41,42およびモータMG1,MG2を冷却する冷却システム90も備える。
図3は、モータMG1,MG2やバッテリ50を中心とした電気駆動系の構成の概略を示す構成図である。モータMG1,MG2は、いずれも永久磁石が埋め込まれた回転子と三相コイルが巻回された固定子とを有し、発電機として駆動できると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42は、いずれも6個のトランジスタT1〜T6,T7〜T12とトランジスタT1〜T6,T7〜T12に逆並列接続された6個のダイオードD1〜D6,D7〜D12とにより構成されている。各6個のトランジスタT1〜T6,T7〜T12は、バッテリ50の正極が接続された正極母線とバッテリ50の負極が接続された負極母線とに対してソース側とシンク側とになるよう2個ずつペアで配置され、その接続点にモータMG1,MG2の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続されている。したがって、対をなすトランジスタT1〜T6,T7〜T12のオン時間の割合を調節することにより三相コイルが巻回された各固定子に回転磁界を形成でき、モータMG1,MG2を回転駆動することができる。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線から構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。また、モータMG1,MG2は、いずれも電子制御ユニット70により駆動制御されている。なお、以下の説明では、トランジスタT1〜T3,T7〜T9のことを「上アーム」、トランジスタT4〜T6,T10〜T12のことを「下アーム」と称することがある。
冷却システム90は、図2に示すように、循環流路92に不凍液としての冷却水を循環させることによりインバータ41,42およびモータMG1,MG2を冷却する水冷方式の冷却系として構成されており、循環流路92には、主として走行風により冷却水を冷却するラジエータ94と、図示しないモータにより駆動されインバータ41,42を冷却した冷却水を吸入してモータMG1,MG2に圧送する電動式のウォータポンプ96とが設けられている。また、図2は、インバータ41,42を構成するトランジスタT1〜T6,T7〜T12とこれらに対応するダイオードD1〜D6,D7〜D12との計12組の各々が基板49上に配置されている様子も模式的に示している。これら計12組の各々は、図中上側のインバータ41の計6組と図中下側のインバータ42の計6組とが、それぞれ図中左側から右側にW相の上アーム,下アーム,V相の上アーム,下アーム,U相の上アーム,下アームの組の順で配置され、基板49内を通過するようにして配置された循環流路92を冷却水が循環することにより各組のトランジスタT1〜T6,T7〜T12とダイオードD1〜D6,D7〜D12とを冷却することができるようになっている。ウォータポンプ96は、循環流路92の基板49への入口に設けられ冷却水の温度を検出する水温センサ93からの冷却水温Twに基づいて設定されるインバータ41,42とモータMG1,MG2が十分に機能できる程度に冷却されるのに必要な冷却水の目標流量が確保されるよう、電子制御ユニット70により駆動制御されている。なお、実施例では、ウォータポンプ96は、冷却システム90が正常に機能することができるときには駆動停止することなく常時駆動するよう制御されるものとした。
電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートを備える。電子制御ユニット70には、クランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサなどのエンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号や、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置やモータMG1,MG2の三相コイルのU相,V相に流れる相電流を検出する電流センサ45U,45V,46U,46Vからの相電流,インバータ41,42におけるトランジスタT1,T7の温度を検出する温度センサ47,48からの素子温度Tinv1,Tinv2などのモータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、バッテリ50の出力端子近傍に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流やバッテリ50に取り付けられた図示しない温度センサからのバッテリ温度などのバッテリ50を管理するのに必要な信号、前述した冷却システム90の循環流路92におけるインバータ41,42の基板49への入口に設けられた水温センサ93からの冷却水温Twやウォータポンプ96から吐出された冷却水の流量を検出する流量センサ97からの流量の他、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、電子制御ユニット70からは、エンジン22を運転制御するための信号やインバータ41,42へのスイッチング制御信号,ウォータポンプ96への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、電子制御ユニット70は、クランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neを演算したり、回転位置検出センサ43,44からの各回転子の回転位置に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのドライブシャフト32に出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がドライブシャフト32に出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが遊星歯車機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてドライブシャフト32に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が遊星歯車機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がドライブシャフト32に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をドライブシャフト32に出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。ハイブリッド自動車20では、こうした運転モードの切り替えを伴って要求トルクに対応する要求動力がドライブシャフト32に出力されるようエンジン22の目標回転数および目標トルクやモータMG1,MG2の目標トルクを設定し、エンジン22が目標回転数および目標トルクで運転されるよう燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御が行なわれると共に、モータMG1,MG2が目標トルクを必要に応じて制限したトルクで駆動されるようインバータ41,42のトランジスタT1〜T6,T7〜T12をスイッチング制御する駆動制御が行なわれている。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20に搭載された駆動装置の動作、特にモータMG2を駆動制御する際の動作について説明する。図4は電子制御ユニット70により実行されるモータ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、ハイブリッド自動車20の図示しない駆動制御ルーチンの処理の一部として駆動制御ルーチンと共に所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
モータ制御ルーチンが実行されると、電子制御ユニット70のCPU72は、まず、モータMG2の回転数Nm2や循環流路92の基板49への入口に設けられた水温センサ93からの冷却水温Tw,インバータ42のトランジスタT7の温度を検出する温度センサ48からの素子温度Tinv2,ポンプ異常停止フラグF,モータ要求トルクTm2reqなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG2の回転数Nm2は、回転位置検出センサ44により検出されたモータMG2の回転子の回転位置に基づいて演算されたものを入力するものとした。また、ポンプ異常停止フラグFは、図示しないポンプ異常停止判定ルーチンにより、ウォータポンプ96を駆動停止すべき所定の異常が生じていると判定されたときに値1が設定され、所定の異常が生じていないと判定されたときに値0が設定されたものを入力するものとした。ポンプ異常停止フラグFに値1が設定されるとウォータポンプ96は駆動停止するよう制御される。所定の異常としては、実施例では、ウォータポンプ96の駆動制御に用いられる目標流量と流量センサ97からの流量との差分が例えば目詰まりなどにより正常を示す所定範囲でなくなる異常を用いるものとした。さらに、モータ要求トルクTm2reqは、図示しない駆動制御ルーチンによりアクセル開度Accと車速Vとに基づく要求トルクに対応する要求動力がドライブシャフト32に出力されるよう設定されたモータMG2の目標トルクを入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したモータMG2の回転数Nm2の絶対値をモータMG2の略回転停止と判定される予め定めた閾値Nref(例えば、50rpmや100rpmなど)と比較し(ステップS110)、モータMG2の回転数Nm2の絶対値が閾値Nref以上のときには、モータMG2は回転していると判断し、インバータ42のトランジスタT7の素子温度Tinv2に基づいてモータMG2の上限トルクTlimを設定する(ステップS120)。ここで、上限トルクTlimは、実施例では、素子温度Tinv2と上限トルクTlimとの関係を予め定めてモータ回転時の上限トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、素子温度Tinv2が与えられると記憶したマップから対応する上限トルクTlimを導出して設定するものとした。図5にモータ回転時の上限トルク設定用マップの一例を示す。モータMG2が回転駆動されているときには、モータMG2の三相全てに相電流が流れ、インバータ42のトランジスタT7〜T12の各々がスイッチングにより略均一に発熱するため、トランジスタT7の温度をトランジスタT7〜T12やダイオードD7〜D12を代表する温度として、即ちインバータ42全体の温度を表すものとしてモータMG2の上限トルクTlimの設定に用いるのである。したがって、図5に示すように、インバータ42が過熱しないようモータMG2やインバータ42の特性に基づいて実験や解析により素子温度Tinv2が高くなるほど上限トルクTlimが小さくなる傾向の関係が予め定められている。図中、最大トルクTmaxは、モータMG2の定格最大トルクを示し、最小トルクTminは、モータMG2が回転しているか否かに拘わらず且つ冷却システム90が正常に機能しているか否かに拘わらずインバータ42の過熱を確実に抑制することができるトルクとしてモータMG2やインバータ42の特性に基づいて実験や解析により予め定められたトルク(例えば、最大トルクTmaxの10%や20%に相当するトルクなど)を示す。
こうしてモータMG2の上限トルクTlimを設定すると、入力したモータ要求トルクTm2reqを次式(1)により上限トルクTlimと上限トルクTlimに値−1を乗じたもの(−Tlim)とで制限してモータMG2の制御用トルクTm2*を設定し(ステップS160)、設定した制御用トルクTm2*に相当するトルクがモータMG2から出力されるようインバータ42のトランジスタT7〜T12をスイッチング制御して(ステップS170)、モータ制御ルーチンを終了する。こうした制御により、インバータ42が過熱するのを抑制しながらモータMG2を駆動することができる。
Tm2*=max(min(Tm2req,Tlim),-Tlim) (1)
ステップS110でモータMG2の回転数Nm2の絶対値が閾値Nref未満のときには、ポンプ異常停止フラグFを調べ(ステップS130)、ポンプ異常停止フラグFが値0のときには、モータMG2が略回転停止している状態で冷却水が循環流路92を循環していると判断して、入力した冷却水温Twに基づいてモータMG2の上限トルクTlimを設定し(ステップS140)、モータ要求トルクTm2reqを設定した上限トルクTlimを用いて制限して制御用トルクTm2*を設定すると共に(ステップS160)、設定した制御用トルクTm2*でインバータ42をスイッチング制御して(ステップS170)、モータ制御ルーチンを終了する。ここで、上限トルクTlimは、実施例では、冷却水温Twと上限トルクTlimとの関係を予め定めてモータ回転停止時の上限トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、冷却水温Twが与えられると記憶したマップから対応する上限トルクTlimを導出して設定するものとした。図6にモータ回転停止時の上限トルク設定用マップの一例を示す。モータMG2が回転停止しているときに駆動されると、モータMG2の一部の相に相電流が集中し、インバータ42のトランジスタT7〜T12の各々が均一には発熱しないため、トランジスタT7の温度を示す素子温度Tinv2をインバータ42全体の温度を表すものとして用いることができない。このとき、冷却水が循環流路92を循環している場合には、インバータ42全体の温度が冷却水の温度に反映されるから、水温センサ93からの冷却水温TwをモータMG2の上限トルクTlimの設定に用いることができる。したがって、図6に示すように、インバータ42が過熱しないようモータMG2やインバータ42の特性に基づいて実験や解析により定められる関係として、冷却水温Twが第1冷却水温Tw1より高くなるほど上限トルクTlimが最大トルクTmaxから最小トルクTminまで小さくなるような関係が予め定められている。第1冷却水温Tw1は、この水温以上の範囲でモータMG2からのトルクを制限することを示す温度であり、モータMG2やインバータ42の特性,ウォータポンプ96の性能などの冷却システム90の特性に基づいて実験や解析により予め求められた水温(例えば、60℃や70℃など)を用いることができる。こうした制御により、ウォータポンプ96が駆動停止する異常が生じていないときにインバータ42が過熱するのを抑制することができる。
ステップS110,S130でモータMG2の回転数Nm2の絶対値が閾値Nref未満であり且つポンプ異常停止フラグFが値1のときには、モータMG2が略回転停止している状態で冷却水が循環流路92を循環していないと判断して、入力した冷却水温Twに所定温度ΔTを加えたものに基づいて前述のモータ回転停止時の上限トルク設定用マップを用いてモータMG2の上限トルクTlimを設定し(ステップS150)、モータ要求トルクTm2reqを設定した上限トルクTlimを用いて制限して制御用トルクTm2*を設定すると共に(ステップS160)、設定した制御用トルクTm2*でインバータ42をスイッチング制御して(ステップS170)、モータ制御ルーチンを終了する。ここで、上限トルクTlimは、実施例では、前述の図6に例示したモータ回転停止時の上限トルク設定用マップに対して冷却水温Twにオフセット温度ΔTを加えたものを与えることにより記憶したマップから対応する上限トルクTlimを導出して設定するものとした。モータMG2が略回転停止しているときに冷却水が循環流路92を循環していない場合、即ち循環流路92内で冷却水が滞留している場合には、インバータ42全体の温度が循環流路92の冷却水の温度に直ちには反映されない。このため、実施例では、オフセット温度ΔTを、モータMG2やインバータ42の特性,冷却水の熱伝導率などの冷却システム90の特性に基づいて、ウォータポンプ96が駆動停止した状態でモータMG2の駆動を継続したときに到達しうる最大の冷却水温TwとモータMG2の駆動をインバータ42が過熱しない範囲内で継続したときに到達する冷却水温Twとの差分(例えば、20℃や30℃など)として実験や解析により予め求めて、冷却水温Twが第1冷却水温Tw1よりオフセット温度ΔTだけ低い第2冷却水温Tw2(=Tw1−ΔT)以上の範囲でモータMG2からのトルクを制限するのである。こうした制御により、ウォータポンプ96が駆動停止する異常が生じているときでも、インバータ42が過熱するのを抑制することができる。この結果、インバータ42の過熱による故障を抑制することができ、モータMG2が駆動不能となるのを回避することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、モータMG2が略回転停止している状態で、冷却システム90のウォータポンプ96が駆動停止する異常が生じていない正常時には、循環流路92におけるインバータ41,42の基板49への入口の冷却水温Twが第1冷却水温Tw1以上の範囲でモータMG2からのトルクが制限されるようモータ回転停止時の上限トルク設定用マップを用いてモータMG2の上限トルクTlimを設定し、ウォータポンプ96が駆動停止する所定の異常が生じている異常時には、冷却水温Twが第1冷却水温Tw1よりオフセット温度ΔTだけ低い第2冷却水温Tw2以上の範囲でモータMG2からのトルクが制限されるようモータ回転停止時の上限トルク設定用マップを用いてモータMG2の上限トルクTlimを設定し、設定した上限トルクTlim2の範囲内でモータMG2からモータ要求トルクTm2reqが出力されるようインバータ41,42を制御するから、正常時はもとよりウォータポンプ96が駆動停止する異常時でもインバータ42が過熱するのを抑制することができる。この結果、インバータ42の過熱による故障を抑制することができ、モータMG2が駆動不能となるのを回避することができる。また、ウォータポンプ96が駆動停止する異常時には、正常時に用いるモータ回転停止時の上限トルク設定用マップを用いてモータMG2の上限トルクTlimを設定するから、モータMG2の上限トルクTlimをより確実且つより簡易に設定することができる。さらに、モータMG2が回転している状態ではインバータ42のトランジスタT7〜T12のうちトランジスタT7の素子温度Tinv2を用いてモータMG2の上限トルクTlimを設定するのに対し、モータMG2が略回転停止している状態では水温センサ93からの冷却水温Twを用いてモータMG2の上限トルクTlimを設定するから、モータMG2が略回転停止しているときでも素子温度Tinv2に基づいて上限トルクTlimを設定するものに比して上限トルクTlimをより適正に設定することができる。しかも、モータMG2が回転している状態ではトランジスタT7の素子温度Tinv2だけを用いてモータMG2の上限トルクTlimを設定し、モータMG2が略回転停止している状態ではウォータポンプ96の駆動制御に必要な水温センサ93からの冷却水温Twだけを用いてモータMG2の上限トルクTlimを設定するから、インバータ42のトランジスタT7とは異なるトランジスタT8〜T12の温度を検出して上限トルクTlimを設定するものに比してより簡易な構成でインバータ42の過熱を抑制することができる。また、モータMG2が回転している状態ではインバータ42のトランジスタT7の温度を素子温度Tinv2として直接検出してモータMG2の上限トルクTlimの設定に用いるから、モータMG2の上限トルクTlimをより適正に設定することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2が略回転停止している状態で、ウォータポンプ96が駆動停止する異常が生じていない正常時とこうした異常が生じている異常時との両方のときに図6に例示したモータ回転停止時のトルク制限設定用マップを用いて冷却水温Twに基づいてモータMG2の上限トルクTlimを設定するものとしたが、正常時には図6のマップを用いると共に異常時には図6のマップとは異なるマップを用いて冷却水温Twに基づいてモータMG2の上限トルクTlimを設定するものとしてもよい。図7にモータ回転停止時かつ異常時のトルク制限設定用マップの一例を示す。図中、実線は異常時のマップを示し、比較のための一点鎖線は正常時に用いる図6のマップを示す。図示するように、異常時に冷却水温Twが第1冷却水温Tw1よりオフセット温度ΔTだけ低い第2冷却水温Tw2以上の範囲で冷却水温Twが第2冷却水温Tw2より高くなるほど上限トルクTlimが小さくなる程度と、正常時に冷却水温Twが第1冷却水温Twより高くなるほど上限トルクTlimが小さくなる程度とが同じになるように、異常時のマップを定めることができる。また、正常時には図6のマップを用いると共に異常時には図8に例示するマップを用いて冷却水温Twに基づいてモータMG2の上限トルクTlimを設定するものとしてもよい。図中、実線は異常時のマップを示し、比較のための一点鎖線は正常時に用いる図6のマップを示す。さらにまた、正常時には図9に一点鎖線で示すマップを用いると共に異常時には図9に実線で示すマップを用いて冷却水温Twに基づいてモータMG2の上限トルクTlimを設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、温度センサ93からの冷却水温Twやインバータ42の素子温度Tinv2に基づいてモータMG2の上限トルクTlimを設定するものとしたが、冷却水温Twや素子温度Tinv2に基づいてモータMG2の制限率または値1から制限率を減じたものとしての駆動率を設定すると共に設定した制限率または駆動率にモータMG2の定格最大トルクを乗じて上限トルクTlimを設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の回転数Nm2の絶対値が閾値Nref以上のときにはインバータ42の素子温度Tinv2に基づいてモータMG2の上限トルクTlimを設定すると共にモータMG2の回転数Nm2の絶対値が閾値Nref未満のときには温度センサ93からの冷却水温Twに基づいてモータMG2の上限トルクTlimを設定するものとしたが、モータMG2の回転数Nm2に拘わらず冷却水温Twに基づいて上限トルクTlimを設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、温度センサ93からの冷却水温Twやインバータ42の素子温度Tinv2に基づいてモータMG2のトルク制限Tlimを設定してモータMG2を制御するものとしたが、これに加えて、温度センサ93からの冷却水温Twやインバータ41の素子温度Tinv1に基づいてモータMG2と同様にモータMG1のトルク制限を設定してモータMG1を制御するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、循環流路92におけるインバータ41,42の基板49への入口に水温センサ93を設けるものとしたが、循環流路92における基板49からの出口や基板49の内部などに温度センサ93を設けるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、冷却システム90に不凍液としての冷却水を用いるものとしたが、冷却システム90に冷却用のオイルを用いるものとしてもよい。
実施例では、エンジン22からの動力をモータMG1からの動力を用いて遊星歯車機構30を介してドライブシャフト32に出力すると共にモータMG2からの動力をドライブシャフト32に出力するハイブリッド自動車20に適用するものとしたが、モータMG1や遊星歯車機構30を備えずにエンジン22からの動力とモータMG2からの動力とをドライブシャフト32に出力するハイブリッド自動車や、更にエンジン22を備えずにモータMG2からの動力のみをドライブシャフト32に出力する自動車に適用するものとしてもよい。
また、こうしたハイブリッド自動車に適用するものに限定されるものではなく、自動車以外の車両や船舶,航空機などの移動体に搭載される駆動装置の形態や建設設備などの移動しない設備に組み込まれた駆動装置の形態としても構わない。さらに、こうした駆動装置の制御方法の形態としてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータMG2が「電動機」に相当し、インバータ42が「インバータ回路」に相当し、バッテリ50が「蓄電手段」に相当し、ウォータポンプ96が「圧送手段」に相当し、水温センサ93が「冷却液温度検出手段」に相当し、ポンプ異常停止フラグFが値0のときには水温センサ93からの冷却水温Twが第1冷却水温Tw1以上の範囲で高くなるほどモータMG2の最大トルクTmaxより小さくなるようモータ回転時の上限トルク設定用マップを用いてモータMG2の上限トルクTlimを設定すると共にポンプ異常停止フラグFが値1のときには水温センサ93からの冷却水温Twが第1冷却水温Tw1よりオフセット温度ΔTだけ低い第2冷却水温Tw2以上の範囲で高くなるほどモータMG2の最大トルクTmaxより小さくなるようモータ回転時の上限トルク設定用マップを用いてモータMG2の上限トルクTlimを設定する図4のモータ制御ルーチンのステップS110〜S150の処理を実行する電子制御ユニット70が「上限トルク設定手段」に相当し、上限トルクTlimを用いてモータ要求トルクTm2reqを制限して制御用トルクTm2*を設定すると共に設定した制御用トルクTm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ42をスイッチング制御する図4のモータ制御ルーチンのステップS160,S170の処理を実行する電子制御ユニット70が「制御手段」に相当する。また、モータMG1も「電動機」に相当し、インバータ41も「インバータ回路」に相当する。
ここで、「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2やモータMG1に限定されるものではなく、誘導電動機など、動力を入出力するものであれば如何なるタイプの電動機としても構わない。「インバータ回路」としては、インバータ42やインバータ41に限定されるものではなく、電動機を駆動するものであれば如何なるものとしても構わない。「圧送手段」としては、電動式のウォータポンプ96に限定されるものではなく、機械式など、インバータ回路を冷却する冷却液の循環流路に設けられ冷却液が循環流路を循環するよう冷却液を圧送するものであれば如何なるものとしても構わない。「冷却液温度検出手段」としては、循環流路92における基板49への入口に設けられた水温センサ93に限定されるものではなく、基板49の内部や出口に設けられたものなど、循環流路におけるインバータ回路近傍に設けられ冷却液の温度である冷却液温度を検出するものであれば如何なるものとしても構わない。「上限トルク設定手段」や「制御手段」としては、単一の電子制御ユニットにより構成されるものに限定されるものではなく、複数の電子制御ユニットの組み合わせにより構成されるものとしても構わない。また、「上限トルク設定手段」としては、ポンプ異常停止フラグFが値0のときには水温センサ93からの冷却水温Twが第1冷却水温Tw1以上の範囲で高くなるほどモータMG2の最大トルクTmaxより小さくなるようモータ回転時の上限トルク設定用マップを用いてモータMG2の上限トルクTlimを設定すると共にポンプ異常停止フラグFが値1のときには水温センサ93からの冷却水温Twが第1冷却水温Tw1よりオフセット温度ΔTだけ低い第2冷却水温Tw2以上の範囲で高くなるほどモータMG2の最大トルクTmaxより小さくなるようモータ回転時の上限トルク設定用マップを用いてモータMG2の上限トルクTlimを設定するものに限定されるものではなく、圧送手段が駆動停止する異常が生じていない正常時には冷却液温度が第1の所定温度以上の範囲で電動機から出力するトルクが制限されるよう第1のトルク制限を用いて検出された冷却液温度に基づいて電動機の上限トルクを設定し、圧送手段が駆動停止する異常が生じている異常時には冷却液温度が第1の所定温度より低い第2の所定温度以上の範囲で電動機から出力するトルクが制限されるよう第2のトルク制限を用いて検出された冷却液温度に基づいて電動機の上限トルクを設定するものであれば如何なるものとしても構わない。また、「制御手段」としては、上限トルクTlimを用いてモータ要求トルクTm2reqを制限して制御用トルクTm2*を設定すると共に設定した制御用トルクTm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ42をスイッチング制御するものに限定されるものではなく、設定された電動機の上限トルクの範囲内で電動機に要求されるトルクが電動機から出力されるようインバータ回路を制御するものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、駆動装置や車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 冷却システム90の構成の概略を示すと共にインバータ41,42を構成するトランジスタT1〜T6,T7〜T12とダイオードD1〜D6,D7〜D12との計12組の各々が基板49上に配置されている様子を模式的に示す説明図である。 モータMG1,MG2やインバータ41,42,バッテリ50を中心とした電気駆動系の構成の概略を示す構成図である。 実施例の電子制御ユニット70により実行されるモータ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 モータ回転時の上限トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 モータ回転停止時の上限トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 変形例のモータ回転停止時かつ異常時のトルク制限設定用マップの一例を示す説明図である。 変形例のモータ回転停止時かつ異常時のトルク制限設定用マップの一例を示す説明図である。 変形例のモータ回転停止時のトルク制限設定用マップの一例を示す説明図である。
符号の説明
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、26 クランクシャフト、30 遊星歯車機構、32 ドライブシャフト、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、45U,45V,46U,46V 電流センサ、47,48 温度センサ、49 基板、50 バッテリ、54 電力ライン、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、70 電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、90 冷却システム、92 循環流路、93 水温センサ、94 ラジエータ、96 ウォータポンプ、97 流量センサ、MG1,MG2 モータ、D1〜D12 ダイオード、T1〜T12 トランジスタ。

Claims (6)

  1. 動力を入出力する電動機と、
    前記電動機を駆動するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を介して前記電動機と電力をやり取りする蓄電手段と、
    前記インバータ回路を冷却する冷却液の循環流路に設けられ、該冷却液が該循環流路を循環するよう該冷却液を圧送する圧送手段と、
    前記循環流路における前記インバータ回路近傍に設けられ、前記冷却液の温度である冷却液温度を検出する冷却液温度検出手段と、
    前記圧送手段が駆動停止する異常が生じていない正常時には前記冷却液温度が第1の所定温度以上の範囲で前記電動機から出力するトルクが制限されるよう第1のトルク制限を用いて前記検出された冷却液温度に基づいて前記電動機の上限トルクを設定し、前記圧送手段が駆動停止する異常が生じている異常時には前記冷却液温度が前記第1の所定温度より低い第2の所定温度以上の範囲で前記電動機から出力するトルクが制限されるよう第2のトルク制限を用いて前記検出された冷却液温度に基づいて前記電動機の上限トルクを設定する上限トルク設定手段と、
    前記設定された電動機の上限トルクの範囲内で前記電動機に要求されるトルクが前記電動機から出力されるよう前記インバータ回路を制御する制御手段と、
    を備える駆動装置。
  2. 請求項1記載の駆動装置であって、
    前記第1のトルク制限は、前記冷却液温度が高いほど前記電動機から出力するトルクを大きく制限する傾向に定められた前記冷却液温度と前記電動機の上限トルクとの関係である第1の温度トルク関係であり、
    前記第2のトルク制限は、前記冷却液温度が高いほど前記電動機から出力するトルクを大きく制限する傾向に定められた前記冷却液温度と前記電動機の上限トルクとの関係である第2の温度トルク関係である、
    駆動装置。
  3. 前記上限トルク設定手段は、前記正常時には前記第1の温度トルク関係に前記検出された冷却液温度を与えることにより前記電動機の上限トルクを設定し、前記異常時には前記第1の温度トルク関係に前記検出された冷却液温度より所定値だけ高い温度を与えることにより前記電動機の上限トルクを設定する手段である請求項2記載の駆動装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の駆動装置であって、
    前記インバータ回路の一部のスイッチング素子の温度である素子温度を検出する素子温度検出手段を備え、
    前記上限トルク設定手段は、前記電動機が略回転停止した状態となる前記電動機の回転数が所定回転数未満のときには前記正常時か前記異常時かと前記検出された冷却液温度とに基づいて前記電動機の上限トルクを設定し、前記電動機の回転数が前記所定回転数以上のときには前記正常時か前記異常時かに拘わらず且つ前記検出された冷却液温度に拘わらず前記検出された素子温度に基づいて前記電動機の上限トルクを設定する手段である
    駆動装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載の駆動装置を搭載し、前記電動機は車軸に動力を出力可能に連結されてなる車両。
  6. 動力を入出力する電動機と、前記電動機を駆動するインバータ回路と、前記インバータ回路を介して前記電動機と電力をやり取りする蓄電手段と、前記インバータ回路を冷却する冷却液の循環流路に設けられ該冷却液が該循環流路を循環するよう該冷却液を圧送する圧送手段と、を備える駆動装置の制御方法であって、
    前記圧送手段が駆動停止する異常が生じていない正常時には前記循環流路の前記インバータ回路近傍における前記冷却液の温度である冷却液温度が第1の所定温度以上の範囲で前記電動機から出力するトルクが制限されるよう第1のトルク制限を用いて前記冷却液温度に基づいて前記電動機の上限トルクを設定し、前記圧送手段が駆動停止する異常が生じている異常時には前記冷却液温度が前記第1の所定温度より低い第2の所定温度以上の範囲で前記電動機から出力するトルクが制限されるよう第2のトルク制限を用いて前記冷却液温度に基づいて前記電動機の上限トルクを設定し、
    前記設定された電動機の上限トルクの範囲内で前記電動機に要求されるトルクが前記電動機から出力されるよう前記インバータ回路を制御する、
    駆動装置の制御方法。
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