JP4775413B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4775413B2
JP4775413B2 JP2008175266A JP2008175266A JP4775413B2 JP 4775413 B2 JP4775413 B2 JP 4775413B2 JP 2008175266 A JP2008175266 A JP 2008175266A JP 2008175266 A JP2008175266 A JP 2008175266A JP 4775413 B2 JP4775413 B2 JP 4775413B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
electrical
torque
rotational speed
electrical output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008175266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010012964A (ja
Inventor
中根  直樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008175266A priority Critical patent/JP4775413B2/ja
Priority to US12/495,907 priority patent/US8204647B2/en
Publication of JP2010012964A publication Critical patent/JP2010012964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4775413B2 publication Critical patent/JP4775413B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/0481Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures
    • B62D5/049Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures detecting sensor failures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/0481Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures
    • B62D5/0484Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures for reaction to failures, e.g. limp home
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/08Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to driver input torque
    • B62D6/10Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to driver input torque characterised by means for sensing or determining torque

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Description

本発明は、電動モータの出力により舵輪の操舵をアシストする電動パワーステアリング装置(以下、EPSと呼ぶ)に関するものである。
従来から、EPSにおける電動モータの動作は、主として、乗員により舵輪に与えられるトルクに基づき制御されている。また、このトルクは、例えば、ステアリングシャフトに組み込まれたトルクセンサにより検出されて電子制御装置(ECU)に出力され、ECUは、検出されたトルクに応じて電動モータの動作制御を実行している。
近年、EPSの搭載は、軽自動車ばかりでなく、普通乗用車においても一般的となっており、EPSにより舵輪の操舵がアシストされる車両は、顕著に増加している。このため、ごく稀にEPSが故障したときに、EPSによるアシストが停止して乗員の操舵感が急激に変動するのを回避するため、何らかの対策を採っておく必要があり、様々な制御手段が考えられている(例えば、特許文献1〜7)。
すなわち、特許文献1〜7のEPSによれば、EPSに故障が発生した場合でも、EPSによるアシストを全面的に停止するのではなく、EPS故障時の制御方式に従って電動モータの動作制御を続行し、乗員の操舵感が急激に変動するのを回避している。
ところで、特許文献1〜7の制御手段は、アシストの続行によって操舵感の急激な変動を回避することを主目的としているので、アシスト力は限定的な弱いものであり、応急処置としての対策と考えられる。このため、特許文献1〜7の制御手段によれば、アシスト力を徐々に下げていき、最終的にはアシストを停止することが必要となる。
そこで、今後の更なる改善策として、EPS故障時でもアシスト力を弱めることなく、最終的なアシスト停止を回避できるような制御手段が要求されている。
特開平9−58505号公報 特開2002−255054号公報 特開2005−193834号公報 特開2004−196128号公報 特開2005−271860号公報 特開2005−289190号公報 特開2007−283891号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、EPS故障時でもアシスト力を弱めることなく、最終的なアシスト停止を回避できるような制御手段を提供することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載のEPSは、舵輪の操舵をアシストする出力を発生する電動モータと、舵輪に与えられるトルクに応じた複数の電気的出力を発生するトルク検出手段と、トルク検出手段から得られる複数の電気的出力に基づき、電動モータの動作を制御する制御手段と、前方右側転舵輪と前方左側転舵輪との回転速度差、または後方右側転舵輪と後方左側転舵輪との回転速度差を検出する回転速度差検出手段とを備える。
また、トルク検出手段は、舵輪の操舵に応じて変化する磁束を発生する磁束発生手段と、磁束発生手段で発生した磁束に応じて電気的出力を発生する複数の出力発生手段とを有する。そして、制御手段は、複数の出力発生手段の中に故障した出力発生手段があるか否かを判定する故障判定手段と、故障した出力発生手段があると判定されたときに、回転速度差に基づいて複数の電気的出力の数値範囲を推定し、推定された複数の電気的出力の数値範囲に、実際の複数の電気的出力の数値が含まれるか否かを判定することにより、故障した出力発生手段を特定する故障器特定手段とを有する。
これにより、故障器特定手段は、左右転舵輪の回転速度差とトルク検出手段の電気的出力とに基づき高精度に故障した出力発生手段(以下、故障器と呼ぶ)を特定することができる。すなわち、回転速度差は転舵輪の切れ角に応じて変化するものであり、転舵輪の切れ角は、舵輪に加えられたトルクに応じて定まるものであるため、左右転舵輪の回転速度差とトルク検出手段の電気的出力との間には高い相関があると考えられる。
このため、電気的出力に係わる何らかのパラメータに関し、回転速度差から推定した間接値と、実際の電気的出力から求めた直接値とを比較することで、比較の対象となっている電気的出力を発生した出力発生手段が故障器であるか否かを判断することができる。そして、故障器から得られる電気的出力の利用を停止し、他の故障していない出力発生手段から得られる電気的出力に基づいて制御を続行すれば、アシスト力を弱めることなく、またアシストを停止することなくEPSによるアシストを続行することができる。
また、EPSの故障では、機械構造的な部分が故障することはほとんど考えられず、トルク検出手段の信号出力系統に何らかの不具合がごく稀に発生するのみと考えられる。そこで、トルク検出手段に複数の出力発生手段が備わっている場合に、上記のような制御手段を構築しておくことで、EPSの故障に対してほぼ完全に対処でき、アシスト力を弱めることなく、またアシストを停止することなくEPSによるアシストを続行することが可能となる。
さらに、近年、転舵輪ごとに回転速度を検出するためのセンサを有する車両が多くなっているため、左右転舵輪の回転速度差を利用して複数の出力発生手段の中から故障器を特定できるEPSを比較的安価に構成することができる。
なお、複数の出力発生手段から出力される電気的出力は、トルクの変化に応じて互いに異なり、各出力発生手段に対応する相関線に沿うように変化する。そして、制御手段は、この相関線を出力発生手段ごとに記憶している。故障器特定手段は、回転速度差に基づき舵輪が右切り操舵されているか左切り操舵されているかを判定する。また、判定された操舵方向、および判定対象となる出力発生手段の相関線に基づき、出力発生手段ごとに電気的出力の現在の数値範囲を推定する。そして、出力発生手段ごとに、推定された電気的出力の数値範囲に実際の電気的出力の数値が含まれるか否かを判定する。
この手段は、判定された操舵方向に基づき、所定操舵後の電気的出力の数値範囲を推定して間接値とみなし、この間接値としての数値範囲と、直接値としての実際の電気的出力の数値とを比較するものである。そして、回転速度差を利用して操舵方向を判定し、判定された操舵方向に基づき数値範囲を推定しているため、数値範囲の推定を簡便に行うことができる。
すなわち、操舵方向は、右切り操舵、および左切り操舵の2つの方向のみなので、推定された数値範囲は、例えば、何らかの境界線または境界値よりも大側の領域、または小側の領域のいずれか一方に含まれる。このため、操舵方向を利用することで、数値範囲の推定が簡便になる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載のEPSによれば、制御手段は、間欠的に、回転速度差に基づいて複数の電気的出力の数値範囲を推定し、推定された複数の電気的出力の数値範囲に、実際の複数の電気的出力の数値が含まれるか否かを判定することにより、故障した出力発生手段を特定する故障器特定手段を有する。
これにより、複数の出力発生手段の中に故障器があるか否かを判定することなく、常時、故障した出力発生手段を特定することができる。このため、いずれかの出力発生手段に故障が生じたときに、故障器を迅速に特定することができる。
複数の出力発生手段から出力される電気的出力は、トルクの変化に応じて互いに異なり、各出力発生手段に対応する相関線に沿うように変化する。そして、制御手段は、この相関線を出力発生手段ごとに記憶している。故障器特定手段は、回転速度差に基づき舵輪が右切り操舵されているか左切り操舵されているかを判定し、判定された操舵方向、および判定対象となる出力発生手段の相関線に基づき、出力発生手段ごとに電気的出力の現在の数値範囲を推定する。そして、出力発生手段ごとに、推定された電気的出力の数値範囲に実際の電気的出力の数値が含まれるか否かを判定する。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載のEPSによれば、トルク検出手段は2つの出力発生手段を有し、2つの出力発生手段の変化が沿う相関線は、それぞれ、縦軸を電気的出力、横軸をトルクとした場合に、舵輪を右側または左側のいずれかに一方に切るときのトルクは正値となり、他方に切るときのトルクが負値となるように、電気的出力の上限値と下限値との間で変化するものである。
そして、一方の出力発生手段の変化が沿う相関線と、他方の出力発生手段の変化が沿う相関線とは、上限値と下限値との中間値を通る直線に対して線対称となるように設定されている。
また、故障器特定手段は、回転速度差に基づき舵輪が右切り操舵されているか左切り操舵されているかを判定することで、出力発生手段ごとに電気的出力が、縦軸の右側領域(トルク正値領域)か左側領域(トルク負値領域)のいずれにあるかを推定するとともに、出力発生手段ごとの相関線に基づき、電気的出力が、中間値を通る直線の上側領域か下側領域のいずれにあるかを推定することで、電気的出力の現在の数値範囲を推定し、出力発生手段ごとに、推定された電気的出力の数値範囲に実際の電気的出力の数値が含まれるか否かを判定する。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載のEPSによれば、故障器特定手段は、回転速度差の時間的変化率および相関線に基づき、出力発生手段ごとに電気的出力の時間的変化率を推定し、出力発生手段ごとに、推定された電気的出力の時間的変化率と出力発生手段から得られる実際の電気的出力の時間的変化率とを比較する。
この手段は、所定時期における電気的出力の時間的変化率を、間接値と直接値とを比較すべきパラメータとするものである。そして、時間的変化率は算出対象の今回値と前回値との差分を利用して迅速に求めることができるので、間接値と直接値との比較を迅速に行うことができる。
最良の形態1のEPSは、舵輪の操舵をアシストする出力を発生する電動モータと、舵輪に与えられるトルクに応じた複数の電気的出力を発生するトルク検出手段と、トルク検出手段から得られる複数の電気的出力に基づき、電動モータの動作を制御する制御手段と、前方右側転舵輪と前方左側転舵輪との回転速度差、または後方右側転舵輪と後方左側転舵輪との回転速度差を検出する回転速度差検出手段とを備える。
また、トルク検出手段は、舵輪の操舵に応じて変化する磁束を発生する磁束発生手段と、磁束発生手段で発生した磁束に応じて電気的出力を発生する複数の出力発生手段とを有する。そして、制御手段は、複数の出力発生手段の中に故障した出力発生手段があるか否かを判定する故障判定手段と、故障した出力発生手段があると判定されたときに、回転速度差に基づいて複数の電気的出力の数値範囲を推定し、推定された複数の電気的出力の数値範囲に、実際の複数の電気的出力の数値が含まれるか否かを判定することにより、故障した出力発生手段を特定する故障器特定手段とを有する。
複数の出力発生手段から出力される電気的出力は、トルクの変化に応じて互いに異なり、各出力発生手段に対応する相関線に沿うように変化する。そして、制御手段は、この相関線を出力発生手段ごとに記憶している。
また、故障器特定手段は、回転速度差に基づき舵輪が右切り操舵されているか左切り操舵されているかを判定し、判定された操舵方向、および判定対象となる出力発生手段の相関線に基づき、出力発生手段ごとに電気的出力の現在の数値範囲を推定し、出力発生手段ごとに、推定された電気的出力の数値範囲に実際の電気的出力の数値が含まれるか否かを判定する。
最良の形態2のEPSによれば、故障器特定手段は、回転速度差の時間的変化率および相関線に基づき、出力発生手段ごとに電気的出力の時間的変化率を推定し、出力発生手段ごとに、推定された電気的出力の時間的変化率と出力発生手段から得られる実際の電気的出力の時間的変化率とを比較する。
〔実施例1の構成〕
実施例1のEPS1を図面に基づいて説明する。
EPS1は、図1に示すように、電動モータ2の出力により舵輪3の操舵をアシストするものであり、主として、乗員により舵輪3に与えられるトルクに基づき制御されている。また、このトルクは、例えば、ステアリングシャフト(以下、シャフト4と呼ぶ)に組み込まれたトルクセンサ5により検出されてECU6に出力され、ECU6は、検出されたトルク等に応じて電動モータ2の動作制御を実行している。
すなわち、EPS1は、舵輪3の操舵をアシストする出力を発生する電動モータ2と、舵輪3に与えられるトルクに応じた電気的出力を発生するトルクセンサ5と、トルクセンサ5から得られる電気的出力に基づき、電動モータ2の動作を制御するECU6とを備える。
そして、舵輪3に与えられたトルクが、シャフト4およびラックアンドピニオン機構7等を介して転舵輪8に伝達され、転舵輪8が転舵される。また、電動モータ2の出力が、例えばラックアンドピニオン機構7に伝達されて、転舵輪8の転舵、つまり舵輪3による操舵がアシストされる。
なお、電動モータ2には、直流モータ、ブラシレスDCモータ、スイッチトリラクタンスモータ、埋込磁石型同期モータ等、種々の形式のモータを採用することができる。
トルクセンサ5は、図2および図3に示すように、舵輪3の操舵に応じて変化する磁束を発生する磁束発生手段11と、磁束発生手段11で発生した磁束に応じた電気的出力を発生する2つの出力発生手段13、14とを有する。
磁束発生手段11は、例えば、舵輪3側のシャフト4(インプットシャフト16とする)と一体的に回転する磁石17、転舵輪8側のシャフト4(アウトプットシャフト18とする)と一体的に回転するとともに、磁石17から生じる磁束を集める櫛歯状のヨーク19、両端が、各々、ピン20によりインプット、アウトプットシャフト16、18に係止され、舵輪3の操舵に応じて捩れるトーションバー21等により構成されている。
出力発生手段13、14は、各々、ヨーク19を介してリング22により集められた磁束に感磁するホール素子、ホール素子が感磁した磁束の磁束密度、および印加電圧に応じた電気的出力を発生する出力回路等により構成されるホールICである(以下、出力発生手段13、14をホールIC13、14とする)。
ここで、ホールIC13、14は、図3に示すように、各々、電気的出力をECU6に出力するための出力端子24、25を有する。また、ホールIC13、14は、電源12から印加電圧を受けるための共通の入力端子26、および接地するための共通のGND端子27を有する。さらに、ホールIC13、14と各端子との配線間にはノイズ除去用のコンデンサ28が配され、主に外乱としての電磁波を吸収できるように配線が組まれている。
なお、電源12から印加電圧を受けるための共通の入力端子26、および接地するための共通のGND端子27の替わりに、ホールIC13、14ごとに、印加電圧を受けるための入力端子、および接地するためのGND端子を配してもよい。
このような構成により、トルクセンサ5では、舵輪3の操舵によりトーションバー21が捩れると、磁石17とヨーク19とが互いに相対変位するので、ホール素子が感磁する磁束の磁束密度が変化して、ホールIC13、14からそれぞれ得られる電気的出力が変化する。
この結果、トルクセンサ5は、舵輪3に与えられるトルクに応じた電気的出力を発生することができる。
また、ホールIC13、14は、トーションバー21の捩れ量が同じでも(つまり、舵輪3に与えられるトルクが同じでも)、異なる大きさの電気的出力を発生するように設けられている。例えば、ホールIC13、14から得られる電気的出力は、トルクの変化に応じて、互いに異なる相関線L1、L2に沿うように変化する(図4(a)参照)。
ここで、相関線L1、L2は、図4(a)に示すように、電気的出力が上限値VHと下限値VLとの間で変化するように設定されており、さらに、上限値VHと下限値VLとの中間値VMを通る直線Lmに関して線対称となるように設定されている。なお、直線Lmは、縦軸を電気的出力、横軸をトルクとした場合に、「電気的出力=中間値VM」の関係を満たすように表されるものである。また、舵輪3を右側に切るときのトルクは正値で示され、舵輪3を左側に切るときのトルクは負値で示されているものとする。
そして、相関線L1によれば、例えば、トルクが負の領域で変化し、かつトルクの絶対値が負側の閾値TLよりも大きい範囲で変化するとき、電気的出力は下限値VLを示し、トルクが正の領域で変化し、かつトルクの絶対値が正側の閾値THよりも大きい範囲で変化するとき、電気的出力は上限値VHを示す。また、トルクが閾値TLと閾値THとの間の範囲で変化するとき、電気的出力は(トルク、電気的出力)の座標系で(TL、VL)と(TH、VH)とを結ぶ正の傾きを有する一次相関線に沿って変化する。
また、相関線L2によれば、例えば、トルクが負の領域で変化し、かつトルクの絶対値が負側の閾値TLよりも大きい範囲で変化するとき、電気的出力は上限値VHを示し、トルクが正の領域で変化し、かつトルクの絶対値が正側の閾値THよりも大きい範囲で変化するとき、電気的出力は下限値VLを示す。また、トルクが閾値TLと閾値THとの間の範囲で変化するとき、電気的出力は(トルク、電気的出力)の座標系で(TL、VH)と(TH、VL)を結ぶ負の傾きを有する一次相関線に沿って変化する。
なお、相関線L1、L2は、ECU6のマイコン30に記憶されており、トルク検出値の算出等の各種の制御処理に利用される。
ECU6は、図3に示すように、ホールIC13、14から電気的出力の入力を受けて電動モータ2の動作を制御するための演算処理等を行うマイコン30、電動モータ2の駆動回路31、ノイズ除去用のコンデンサ28、トルクセンサ5から得られる電気的出力を安定させるプルダウン抵抗32等が基板上に搭載されて構成されている。また、マイコン30は、制御処理および演算処理を行うCPU、各種のデータおよびプログラム等を記憶するROMおよびRAM等の記憶装置、入力装置、ならびに出力装置等を含んで構成される周知構造を有する。
そして、マイコン30は、トルクセンサ5から得られる電気的出力、その他のセンサから得られる電気的出力に基づいて、電動モータ2の動作制御に必要な各種の検出値を得るとともに、例えば、電動モータ2に通電させる電流の指令値を算出する。さらに、マイコン30は、算出した指令値に基づき、駆動回路31に与える制御信号を合成して出力する。この結果、電動モータ2では指令値に応じた通電が行われ、トルクに応じたアシストが行われる。
〔実施例1の特徴〕
実施例1のEPS1の特徴を、図面を用いて説明する。
まず、EPS1は、図1および図3に示すように、例えば、前方右側の転舵輪8と前方左側の転舵輪8との回転速度差(以下、単に「回転速度差」と呼ぶ)を検出する回転速度差検出手段として機能する2つの車輪速センサ34、35を備える。
ここで、車輪速センサ34、35は、それぞれ前方右側の転舵輪8、前方左側の転舵輪8に組み付けられており、例えば、外周に凸状歯が形成され、転舵輪8とともに回転する回転磁性体と、凸状歯の接近、離間に応じてパルス状の出力信号を発生する出力部とを有する周知構造の電磁式センサである。
そして、ECU6のマイコン30は、車輪速センサ34、35から得られる単位時間当たりのパルスのカウント数の差分を算出することで回転速度差を把握する。
なお、車輪速センサ34、35を、それぞれ後方右側の転舵輪8、後方左側の転舵輪8に組み付けて、後方右側の転舵輪8と後方左側の転舵輪8との回転速度差を検出するようにしてもよい。また、車輪速センサ34、35には、外周に多極磁石を具備して転舵輪8とともに回転する回転磁石と、回転磁石のN極またはS極の接近、離間に応じてパルス状の出力信号を発生する出力部とを有する電磁式センサを採用してもよい。
また、マイコン30は、2つのホールIC13、14の中に故障したものがあるか否かを判定する故障判定手段として機能する。例えば、マイコン30は、ホールIC13、14から得られる電気的出力の和sumVを、常時、算出している。
そして、マイコン30は、和sumVが中間値VMを2倍した数値2VMに許容範囲αを加算した上限2VM+αよりも大きくなったり、数値2VMから許容範囲αを減算した下限2VM−αよりも小さくなったりしたときに、ホールIC13、14の中に故障したものがあると判定する。
また、マイコン30は、ホールIC13、14の中に故障したものがあると判定されたときに、回転速度差およびホールIC13、14から得られる電気的出力に基づき、ホールIC13、14の中で故障したものを特定する故障器特定手段として機能する(以下、ホールIC13、14の中で、故障器特定手段により故障したものと特定されたものを故障器と呼び、故障器特定手段により故障したものと特定されなかったものを非故障器と呼ぶ)。
すなわち、マイコン30は、故障器特定手段の機能の一部として、故障器があると判定されたときに、回転速度差に基づき舵輪3が右切り操舵されているか左切り操舵されているかを判定する。ここで、マイコン30は、図4(b)に示すように、転舵輪8の切れ角と回転速度差との相関線を記憶している(以下、切れ角と回転速度差との相関線を第2相関線L3と呼ぶ)。
第2相関線L3は、横軸に切れ角を採り、縦軸に回転速度差を採った座標系に表示されるものであり、例えば、転舵輪8が右側に転舵されているときの切れ角を正の数値で表し、転舵輪8が左側に転舵されているときの切れ角を負の数値で表している。また、回転速度差は、前方右側の転舵輪8の回転速度から前方左側の転舵輪8の回転速度を引いた数値として示されている。このため、第2相関線L3は、(切れ角、回転速度差)の座標系で原点を通るとともに負の傾きを有する直線として表される。
そして、マイコン30は、例えば、回転速度差を負の数値として把握した場合、第2相関線L3に基づき、切れ角を正の数値として把握するので、舵輪3が右切り操舵されているものと判定する。また、マイコン30は、回転速度差を正の数値として把握した場合、切れ角を負の数値として把握するので、舵輪3が左切り操舵されているものと判定する。
そして、マイコン30は、判定された操舵方向および相関線L1、L2に基づき、ホールIC13、14ごとに電気的出力の現在の数値範囲を推定し、ホールIC13、14ごとに、推定された電気的出力の数値範囲に実際の電気的出力の数値が含まれるか否かを判定する。
例えば、マイコン30は、ホールIC13に関して電気的出力の現在の数値範囲を、以下のようにして推定する。
まず、マイコン30は、例えば、舵輪3が右切り操舵されていると判定した場合、舵輪3に加えられたトルクが正の数値であると判断する。
つまり、マイコン30は、図5の縦軸右側の領域に、ホールIC13に関する現在の(トルク、電気的出力)の座標が存在するものと判断する。さらに、マイコン30は、ホールIC13に関して推定を行っていることに基づき、相関線L1に関して縦軸よりも右側の部分を参照して、ホールIC13に関する現在の(トルク、電気的出力)の座標が直線Lmよりも上側の領域に存在するものと判断する。
以上により、マイコン30は、ホールIC13に関する現在の(トルク、電気的出力)の座標が、図5において、縦軸よりも右側の領域、かつ直線Lmよりも上側の領域に存在するものと判断する。つまり、マイコン30は、判定された操舵方向(右切り操舵)および相関線L1に基づき、ホールIC13の現在の電気的出力が中間値VMよりも大きいことを推定する。
そして、推定された数値範囲(中間値VMよりも大きい数値範囲)に対して、実際にホールIC13から得られる電気的出力が中間値VMよりも小さい数値である場合、マイコン30は、推定された数値範囲に実際の数値が含まれないものと判定する。この結果、マイコン30は、ホールIC13を故障器として特定する。
さらに、マイコン30は、ホールIC14に関しても同様の判定を行って、ホールIC14が故障器であるか非故障器であるかの特定を行う。そして、マイコン30は、ホールIC14を非故障器として特定した場合、ホールIC13から得られる電気的出力の利用を停止し、ホールIC14から得られる電気的出力のみに基づいて電動モータ2の動作制御を続行する。
〔実施例1の制御方法〕
実施例1のEPS1の制御方法を、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップS1で、ホールIC13、14から得られる電気的出力に基づいて、和sumVを算出する。次に、ステップS2で、和sumVが2VM±αの範囲内にあるか否かを判定する。そして、和sumVが2VM±αの範囲内にないと判定した場合(NO)、ホールIC13、14の中に故障器があると判定し、故障器を特定するための処理を実行する。
すなわち、ステップS3に進んで、回転速度差に基づき舵輪3の操舵方向を判定し、さらに、ステップS4に進んで、判定された操舵方向に基づき故障器を特定する。なお、和sumVが2VM±αの範囲内にあると判定した場合(YES)、ステップS5に進み、通常の制御処理に従って電動モータ2の制御を続行する。
ここで、ステップS4では、ホールIC13、14ごとに故障器であるか、非故障器であるかが特定される。つまり、ホールIC13に関しては、判定された操舵方向および相関線L1に基づき、ホールIC13の電気的出力の現在の数値範囲を推定し、実際にホールIC13から得られる電気的出力の数値が、推定された数値範囲に含まれるか否かを判定する。
この結果、ホールIC13から得られる電気的出力の数値が、推定された数値範囲に含まれない場合、ホールIC13は故障器として特定され、ホールIC13から得られる電気的出力の数値が、推定された数値範囲に含まる場合、ホールIC13は非故障器として特定される。
また、ホールIC14に関しては、判定された操舵方向および相関線L2に基づき、ホールIC13と同様にして故障器であるか、非故障器であるかが特定される。
そして、ステップS6で、故障器から得られる電気的出力の利用を停止し、非故障器の電気的出力に基づく電動モータ2の制御を続行する。
〔実施例1の効果〕
実施例1のEPS1は、前方右側の転舵輪8と前方左側の転舵輪8との回転速度差を検出する回転速度差検出手段として機能する車輪速センサ34、35を備える。また、ECU6は、トルクセンサ5のホールIC13、14から得られる2つの電気的出力に基づき、電動モータ2の動作を制御する。そして、ECU6のマイコン30は、ホールIC13、14の中に故障器があるか否かを判定する故障判定手段、ならびに、故障器があると判定されたときに、回転速度差および2つの電気的出力に基づき故障器を特定する故障器特定手段として機能する。
これにより、マイコン30は、左右の転舵輪8の回転速度差とトルクセンサ5の電気的出力とに基づき高精度に故障器を特定することができる。すなわち、回転速度差は転舵輪8の切れ角に応じて変化するものであり、転舵輪8の切れ角は、舵輪3に加えられたトルクに応じて定まるものであるため、回転速度差とトルクセンサ5の電気的出力との間には高い相関があると考えられる。
このため、電気的出力に係わる何らかのパラメータに関し、回転速度差から推定した間接値と、実際の電気的出力から求めた直接値とを比較することで、ホールIC13、14の中で、比較対象となっている電気的出力を発生したものが故障器であるか、非故障器であるかを判断することができる。そして、故障器から得られる電気的出力の利用を停止し、非故障器から得られる電気的出力に基づいて制御を続行すれば、アシスト力を弱めることなく、またアシストを停止することなくEPS1によるアシストを続行することができる。
また、EPS1の故障では、機械構造的な部分が故障することはほとんど考えられず、トルクセンサ5の信号出力系統に何らかの不具合がごく稀に発生するのみと考えられる。そこで、トルクセンサ5に2つのホールIC13、14が備わっている場合に、上記のようなECU6を構築しておくことで、EPS1の故障に対してほぼ完全に対処でき、アシスト力を弱めることなく、またアシストを停止することなくEPS1によるアシストを続行することが可能となる。
さらに、近年、車輪速センサ34、35のように、転舵輪8ごとに回転速度を検出するための検出器を有する車両が多くなっているため、左右の転舵輪8の回転速度差を利用して故障器を特定できるEPS1を比較的安価に構成することができる。
また、マイコン30は、ホールIC13、14ごとに、トルクと電気的出力との相関を相関線L1、L2として記憶している。そして、マイコン30は、故障器があると判定されたときに、回転速度差に基づき舵輪3が右切り操舵されているか左切り操舵されているかを判定し、判定された操舵方向および相関線L1、L2に基づき、ホールIC13、14ごとに電気的出力の現在の数値範囲を推定し、ホールIC13、14ごとに、推定された電気的出力の数値範囲に実際の電気的出力の数値が含まれるか否かを判定する。
これにより、マイコン30は、判定された操舵方向に基づき、所定操舵後の電気的出力の数値範囲を推定して間接値とみなし、この間接値としての数値範囲と、直接値としての実際の電気的出力の数値とを比較する。そして、マイコン30は、回転速度差を利用して操舵方向を判定し、判定された操舵方向に基づき数値範囲を推定しているため、数値範囲の推定が簡便になる。
すなわち、操舵方向は、右切り操舵、および左切り操舵の2つの方向のみなので、推定された数値範囲は、例えば、図5に示すように(トルク、電気的出力)の座標系で縦軸よりも右側の領域、または左側の領域のいずれか一方に含まれる。このため、操舵方向を利用することで、数値範囲の推定が簡便になる。
〔実施例2の特徴〕
実施例2のEPS1によれば、マイコン30は、故障器特定手段の機能として、回転速度差の時間的変化率および相関線L1、L2に基づき、ホールIC13、14ごとに電気的出力の時間的変化率を推定し、ホールIC13、14ごとに、推定された電気的出力の時間的変化率とホールIC13、14から得られる実際の電気的出力の時間的変化率とを比較する。
例えば、マイコン30は、今回のサンプリング周期で得られた回転速度差の数値(今回値)と、前回のサンプリング周期で得られた回転速度差の数値(前回値)との差分に基づき、回転速度差の時間的変化率を算出する。また、マイコン30は、図7(b)に示すように、算出した回転速度差の時間的変化率と第2相関線L3とに基づき切れ角の時間的変化率を算出する。
ここで、マイコン30は、転舵輪8の切れ角と、舵輪3に与えられるトルクとの相関を、車速等の各種運転条件ごとに記憶している。そして、マイコン30は、この切れ角とトルクとの相関、および算出された切れ角の時間的変化率等に基づいて、トルクの時間的変化率を算出する。さらに、マイコン30は、図7(a)に示すように、算出されたトルクの時間的変化率、および相関線L1、L2等に基づいて、ホールIC13、14ごとに電気的出力の時間的変化率を推定する。
そして、例えば、ホールIC13から実際に得られる電気的出力が、トルクの数値に関わらず一定の数値である場合、ホールIC13から実際に得られる電気的出力の今回値と前回値は同じ数値であり時間的変化率はゼロである。この場合、マイコン30は、ホールIC13に関して、推定された電気的出力の時間的変化率と、実際の電気的出力の時間的変化率とが明らかに異なることから、ホールIC13を故障器として特定する。
〔実施例2の制御方法〕
実施例2のEPS1の制御方法を、図8に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、ステップS11、S12、S15およびS16は、それぞれ、実施例1のステップS1、S2、S5およびS6と同じ処理を実行するものであり、説明を省略する。
まず、ステップS13では、回転速度差の今回値と前回値との差分に基づき回転速度差の時間的変化率を算出し、さらにステップS14では、算出された回転速度差の時間的変化率に基づき故障器を特定する。
ここで、ステップS14では、ホールIC13、14ごとに故障器であるか、非故障器であるかが特定される。つまり、ホールIC13に関しては、算出された回転速度差の時間的変化率、第2相関線L3、切れ角とトルクとの相関、および相関線L1等に基づき、電気的出力の時間的変化率を推定する。また、ホールIC13から実際に得られる電気的出力の今回値と前回値との差分に基づき、ホールIC13の実際の電気的出力の時間的変化率を算出する。
そして、ホールIC13に関して、推定された電気的出力の時間的変化率と、実際の電気的出力の時間的変化率とを比較することで、ホールIC13が故障器であるか、非故障器であるかを特定する。
また、ホールIC14に関しては、算出された回転速度差の時間的変化率、第2相関線L3、切れ角とトルクとの相関、および相関線L2等に基づき、ホールIC13と同様にして故障器であるか、非故障器であるかが特定される。
〔実施例2の効果〕
実施例2のEPS1によれば、マイコン30は、回転速度差の時間的変化率、相関線L1、L2および第2相関線L3に基づき、ホールIC13、14ごとに電気的出力の時間的変化率を推定し、ホールIC13、14ごとに、推定された電気的出力の時間的変化率と実際の電気的出力の時間的変化率とを比較する。
時間的変化率は、算出対象の今回値と前回値との差分を利用して迅速に求めることができるので、故障器または非故障器の特定を迅速に行うことができる。
〔変形例〕
実施例1、2のEPS1によれば、トルクセンサ5は、2つのホールIC13、14を有していたが、3つ以上のホールICを有するようにトルクセンサ5を構成してもよい。この場合、非故障器が2つ以上あれば、これらの非故障器について、さらに出力異常がないか否かを別途の手段により確認し、出力異常のない非故障器により得られる電気的出力に基づき電動モータ2の動作制御を続けることができる。
また、実施例1、2のEPS1によれば、マイコン30は、ホールIC13、14の中に故障したものがあるか否かを判定し、故障器があると判定されたときに故障器の特定を行ったが、ホールIC13、14の中に故障器があるか否かを判定せず、予め決められた周期で間欠的に、回転速度差およびホールIC13、14の電気的出力に基づき、故障器を特定するようにしてもよい。
電動パワーステアリング装置の構成図である(実施例1)。 トルクセンサの構成図である(実施例1)。 電動パワーステアリング装置の部分的回路構成図である(実施例1)。 (a)は舵輪に与えられるトルクとトルクセンサから得られる電気的出力との相関図であり、(b)は転舵輪の切れ角と左右転舵輪の回転速度差との相関図である(実施例1)。 回転速度差に基づく故障器の特定を説明する説明図である(実施例1)。 電動パワーステアリング装置の制御方法を示すフローチャートである(実施例1)。 回転速度差に基づく故障器の特定を説明する説明図である(実施例2)。 電動パワーステアリング装置の制御方法を示すフローチャートである(実施例2)。
符号の説明
1 EPS(電動パワーステアリング装置)
2 電動モータ
3 舵輪
5 トルクセンサ(トルク検出手段)
6 ECU(制御手段)
8 転舵輪
11 磁束発生手段
13 ホールIC(出力発生手段)
14 ホールIC(出力発生手段)
30 マイコン(故障判定手段、故障器特定手段)
34、35 車輪速センサ(回転速度差検出手段)
L1、L2 相関線

Claims (4)

  1. 舵輪の操舵をアシストする出力を発生する電動モータと、
    前記舵輪に与えられるトルクに応じた複数の電気的出力を発生するトルク検出手段と、
    このトルク検出手段から得られる前記複数の電気的出力に基づき、前記電動モータの動作を制御する制御手段と、
    前方右側転舵輪と前方左側転舵輪との回転速度差、または後方右側転舵輪と後方左側転舵輪との回転速度差を検出する回転速度差検出手段とを備え、
    前記トルク検出手段は、
    前記舵輪の操舵に応じて変化する磁束を発生する磁束発生手段と、
    この磁束発生手段で発生した磁束に応じて前記電気的出力を発生する複数の出力発生手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記複数の出力発生手段の中に故障した前記出力発生手段があるか否かを判定する故障判定手段と、
    故障した前記出力発生手段があると判定されたときに、前記回転速度差に基づいて前記複数の電気的出力の数値範囲を推定し、推定された前記複数の電気的出力の数値範囲に、実際の前記複数の電気的出力の数値が含まれるか否かを判定することにより、故障した前記出力発生手段を特定する故障器特定手段とを有し、
    前記複数の出力発生手段から出力される前記電気的出力は、トルクの変化に応じて互いに異なり、各出力発生手段に対応する相関線に沿うように変化し、
    前記制御手段は、前記相関線を前記出力発生手段ごとに記憶しており、
    前記故障器特定手段は、前記回転速度差に基づき前記舵輪が右切り操舵されているか左切り操舵されているかを判定し、
    判定された操舵方向、および判定対象となる前記出力発生手段の前記相関線に基づき、前記出力発生手段ごとに前記電気的出力の現在の数値範囲を推定し、
    前記出力発生手段ごとに、推定された前記電気的出力の数値範囲に実際の前記電気的出力の数値が含まれるか否かを判定することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 舵輪の操舵をアシストする出力を発生する電動モータと、
    前記舵輪に与えられるトルクに応じた複数の電気的出力を発生するトルク検出手段と、
    このトルク検出手段から得られる前記複数の電気的出力に基づき、前記電動モータの動作を制御する制御手段と、
    前方右側転舵輪と前方左側転舵輪との回転速度差、または後方右側転舵輪と後方左側転舵輪との回転速度差を検出する回転速度差検出手段とを備え、
    前記トルク検出手段は、
    前記舵輪の操舵に応じて変化する磁束を発生する磁束発生手段と、
    この磁束発生手段で発生した磁束に応じて前記電気的出力を発生する複数の出力発生手段とを有し、
    前記制御手段は、
    間欠的に、前記回転速度差に基づいて前記複数の電気的出力の数値範囲を推定し、推定された前記複数の電気的出力の数値範囲に、実際の前記複数の電気的出力の数値が含まれるか否かを判定することにより、故障した前記出力発生手段を特定する故障器特定手段を有し、
    前記複数の出力発生手段から出力される前記電気的出力は、トルクの変化に応じて互いに異なり、各出力発生手段に対応する相関線に沿うように変化し、
    前記制御手段は、前記相関線を前記出力発生手段ごとに記憶しており、
    前記故障器特定手段は、前記回転速度差に基づき前記舵輪が右切り操舵されているか左切り操舵されているかを判定し、
    判定された操舵方向、および判定対象となる前記出力発生手段の前記相関線に基づき、前記出力発生手段ごとに前記電気的出力の現在の数値範囲を推定し、
    前記出力発生手段ごとに、推定された前記電気的出力の数値範囲に実際の前記電気的出力の数値が含まれるか否かを判定することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記トルク検出手段は2つの出力発生手段を有し、
    前記2つの出力発生手段の変化が沿う前記相関線は、それぞれ、
    縦軸を前記電気的出力、横軸をトルクとした場合に、前記舵輪を右側または左側のいずれかに一方に切るときのトルクは正値となり、他方に切るときのトルクが負値となるように、前記電気的出力の上限値と下限値との間で変化するものであり、
    一方の出力発生手段の変化が沿う前記相関線と、他方の出力発生手段の変化が沿う前記相関線とは、前記上限値と前記下限値との中間値を通る直線に対して線対称となるように設定されており、
    前記故障器特定手段は、
    前記回転速度差に基づき前記舵輪が右切り操舵されているか左切り操舵されているかを判定することで、前記出力発生手段ごとに前記電気的出力が、前記縦軸の右側領域(トルク正値領域)か左側領域(トルク負値領域)のいずれにあるかを推定するとともに、
    前記出力発生手段ごとの前記相関線に基づき、前記電気的出力が、前記中間値を通る直線の上側領域か下側領域のいずれにあるかを推定することで、前記電気的出力の現在の数値範囲を推定し、
    前記出力発生手段ごとに、推定された前記電気的出力の数値範囲に実際の前記電気的出力の数値が含まれるか否かを判定することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の内のいずれか1つに記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記制御手段は、前記トルクと前記電気的出力との相関線を前記出力発生手段ごとに記憶しており、
    前記故障器特定手段は、
    前記回転速度差の時間的変化率および前記相関線に基づき、前記出力発生手段ごとに前記電気的出力の時間的変化率を推定し、
    前記出力発生手段ごとに、推定された前記電気的出力の時間的変化率と前記出力発生手段から得られる実際の前記電気的出力の時間的変化率とを比較することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
JP2008175266A 2008-07-04 2008-07-04 電動パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP4775413B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008175266A JP4775413B2 (ja) 2008-07-04 2008-07-04 電動パワーステアリング装置
US12/495,907 US8204647B2 (en) 2008-07-04 2009-07-01 Electric power steering system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008175266A JP4775413B2 (ja) 2008-07-04 2008-07-04 電動パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010012964A JP2010012964A (ja) 2010-01-21
JP4775413B2 true JP4775413B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=41465009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008175266A Expired - Fee Related JP4775413B2 (ja) 2008-07-04 2008-07-04 電動パワーステアリング装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8204647B2 (ja)
JP (1) JP4775413B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016217870A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 株式会社デンソー センサ装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP2016217871A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 株式会社デンソー センサ装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP2019007975A (ja) * 2018-08-27 2019-01-17 株式会社デンソー センサ装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006096708A2 (en) * 2005-03-07 2006-09-14 Black & Decker Inc. Power tools with motor having a multi-piece stator
JP5578432B2 (ja) 2010-01-25 2014-08-27 株式会社リコー 画像形成装置
JP6569387B2 (ja) * 2015-08-21 2019-09-04 株式会社デンソー センサ装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP6138881B2 (ja) * 2015-09-25 2017-05-31 株式会社Subaru 操舵支援制御装置
EP3378734B1 (en) * 2016-02-29 2020-04-01 NSK Ltd. Electric power steering apparatus
US9751556B1 (en) * 2016-03-03 2017-09-05 GM Global Technology Operations LLC Method and system for fault isolation in an electric power steering system
CN106428200B (zh) * 2016-12-05 2019-03-08 潍柴动力股份有限公司 多相电机控制方法、控制器及多相电机电动转向泵***
JP6514295B2 (ja) * 2017-10-02 2019-05-15 株式会社ショーワ 故障検出装置、電動パワーステアリング装置
US11148678B2 (en) * 2019-04-26 2021-10-19 GM Global Technology Operations LLC Controlling operation of a vehicle with a supervisory control module having a fault-tolerant controller

Family Cites Families (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63173760A (ja) * 1987-01-12 1988-07-18 Toyota Motor Corp 電気式パワ−ステアリング装置
JPH0958505A (ja) 1995-08-30 1997-03-04 Jidosha Kiki Co Ltd 電動式パワーステアリング装置
US6013994A (en) * 1996-10-01 2000-01-11 Nsk Ltd. Controller of electric power-steering system
JP3063893B2 (ja) * 1997-01-07 2000-07-12 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置
JP3390333B2 (ja) * 1997-08-27 2003-03-24 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置
JP3257971B2 (ja) * 1997-09-12 2002-02-18 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置
EP1098805A4 (en) * 1998-07-21 2001-11-07 Techco Corp FEEDBACK AND SERVO CONTROL FOR AN ELECTRONIC POWER STEERING SYSTEM
JP3463580B2 (ja) * 1998-10-21 2003-11-05 トヨタ自動車株式会社 電動パワーステアリング装置
JP2000185660A (ja) 1998-12-24 2000-07-04 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
US6422335B1 (en) * 2000-04-11 2002-07-23 Trw Inc. Method and apparatus for controlling steering feel with diagnostics
JP3464195B2 (ja) * 2000-06-23 2003-11-05 株式会社村田製作所 磁気センサ、磁気センサ装置およびトルクセンサ
ES2250255T3 (es) * 2000-09-20 2006-04-16 Thyssenkrupp Presta Steertec Gmbh Nivel de emergencia adicional en caso de averia de los sensores angulares para un sistema de direccion controlada por cable sin conexion de emergencia mecanica/hidraulica y procedimiento para determinar angulo de rotacion del elemento maniobra direccion de una direccion asistida.
JP3884238B2 (ja) 2001-03-01 2007-02-21 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
US6609052B2 (en) * 2001-03-16 2003-08-19 Visteon Global Technologies, Inc. Torque sensor backup in a steer-by-wire system
JP4618474B2 (ja) * 2001-04-16 2011-01-26 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
JP3622956B2 (ja) * 2001-05-11 2005-02-23 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置
JP2003341539A (ja) * 2002-05-23 2003-12-03 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP3826286B2 (ja) 2002-06-28 2006-09-27 三菱自動車工業株式会社 電動パワーステアリング装置
JP2004050972A (ja) 2002-07-19 2004-02-19 Mitsubishi Motors Corp 電動パワーステアリング装置
JP4107030B2 (ja) 2002-09-24 2008-06-25 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
JP2004196128A (ja) 2002-12-18 2004-07-15 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP4007200B2 (ja) * 2003-01-20 2007-11-14 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
US7272478B2 (en) * 2003-02-26 2007-09-18 General Motors Corporation Control system for active attenuation of torque-steer via electric power steering
JP4135537B2 (ja) 2003-03-14 2008-08-20 三菱自動車工業株式会社 電動パワーステアリング装置
CN100436227C (zh) * 2003-10-02 2008-11-26 日产自动车株式会社 车辆转向装置
US6899196B2 (en) * 2003-10-16 2005-05-31 Visteon Global Technologies, Inc. Driver interface system for steer-by-wire system
JP2005186759A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2005193834A (ja) 2004-01-09 2005-07-21 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2005271860A (ja) 2004-03-26 2005-10-06 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2005289190A (ja) 2004-03-31 2005-10-20 Nissan Motor Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP4475403B2 (ja) * 2004-09-07 2010-06-09 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング制御装置
JP2006162272A (ja) 2004-12-02 2006-06-22 Favess Co Ltd トルク検出装置
US7664584B2 (en) * 2005-03-01 2010-02-16 Nissan Motor Co., Ltd. Steering control system
JP4806941B2 (ja) * 2005-03-10 2011-11-02 日本精工株式会社 パワーステアリング制御装置
JP4715351B2 (ja) * 2005-07-19 2011-07-06 株式会社デンソー ステアリング制御システム
DE102005044629A1 (de) * 2005-09-19 2007-03-22 Infineon Technologies Ag Elektromotorregelung mit kontrolliertem Fehlerabfang
JP4246191B2 (ja) * 2005-09-29 2009-04-02 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング制御装置
EP1777806A2 (en) * 2005-10-21 2007-04-25 NSK Ltd. Motor drive control apparatus and electric power steering apparatus
JP2007283891A (ja) 2006-04-17 2007-11-01 Jtekt Corp 車両用操舵装置
JP4329792B2 (ja) * 2006-08-10 2009-09-09 トヨタ自動車株式会社 電動パワーステアリング装置
JP2008068777A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Toyota Motor Corp 電動パワーステアリング装置
EP1975041B1 (en) * 2007-03-27 2013-10-16 Honda Motor Co., Ltd. Steering system
EP1995150A3 (en) * 2007-05-25 2009-05-06 NSK Ltd. Electric power steering apparatus
JP4636127B2 (ja) * 2008-06-19 2011-02-23 株式会社デンソー 電動パワーステアリング装置
JP2010002297A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Nippon Soken Inc 車両用操舵角検出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016217870A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 株式会社デンソー センサ装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP2016217871A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 株式会社デンソー センサ装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP2019007975A (ja) * 2018-08-27 2019-01-17 株式会社デンソー センサ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20100004817A1 (en) 2010-01-07
JP2010012964A (ja) 2010-01-21
US8204647B2 (en) 2012-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4775413B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US11084523B2 (en) Vehicle-mounted device actuator and power steering device
EP3708967B1 (en) Motor rotational angle detection device and electric power steering device using motor rotational angle detection device
JP4636127B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US8660755B2 (en) Electric power steering system
US8434583B2 (en) Electric power steering system
US20100299027A1 (en) Electric power steering apparatus and control method thereof
EP2518894B1 (en) Motor control unit and vehicle steering system
US10994772B2 (en) Vehicle power steering system
JP5726012B2 (ja) モータ制御装置
JP5086385B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置
EP2754601B1 (en) Motor control device and electric power steering apparatus
JP6556343B2 (ja) 角度検出装置および電動パワーステアリングの制御装置
US20230093616A1 (en) Rotation angle detection device
WO2017002593A1 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置及び電動パワーステアリング装置
JP5387994B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2012006463A (ja) 電動パワーステアリング装置
KR20090027494A (ko) 고장 검출을 수행하는 전동 조향 장치
JP2009096325A (ja) ステアリング装置の故障検知装置
JP2013079003A (ja) 車両用操舵装置
JP5045585B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5991273B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JP2012112778A (ja) 故障検出装置、故障検出方法および電動パワーステアリング装置
CN116923528A (zh) 转矩传感器故障检测方法
JP2011196858A (ja) トルクセンサの故障検出方法、及びパワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110613

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4775413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees