JP4774848B2 - 画像形成装置および該装置における位相調整方法 - Google Patents

画像形成装置および該装置における位相調整方法 Download PDF

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Description

この発明は、複数の駆動モータの各々に少なくとも1つ以上の像担持体を接続し、複数の駆動モータを所定の通常速度で駆動することによって複数の像担持体を回転させながら、複数の像担持体の各々に形成されるトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置に関するものであり、特に複数の像担持体間での位相関係を調整する技術に関するものである。
カラー画像を形成する装置として、いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置が知られている。この画像形成装置では、それぞれが互いに異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成ステーションが、中間転写ベルトなどの転写媒体の移動方向に沿って配置されている。また、各画像形成ステーションでは、感光体ドラムなどの像担持体が所定の回転速度で回転駆動されるとともに、像担持体の周囲に帯電部、像書込部および現像部が配置されている。そして、全ての像担持体を回転駆動しながら、各像担持体に形成されるトナー像が転写媒体上で重ね合わされてカラー画像が形成される。
このように複数の像担持体を回転駆動するために、従来より大きく分けて、(1)単一の駆動モータを用いるとともに、該駆動モータの回転駆動力を輪列により各像担持体に伝達して駆動する方式と、(2)複数の駆動モータを用いる方式とが存在している。特に後者の方式として、例えば特許文献1に記載の装置では、イエロー、マゼンタおよびシアンの3色については組立段階で既に位相合わせを行った上で共通の駆動モータで回転駆動する一方、ブラック色については別個の独立した駆動モータで回転駆動している。
ところで、このように複数の駆動モータを用いたタンデム装置では、各像担持体の軸ぶれ、各像担持体に直結されたギアの偏心などの要因により周期的な色ずれが発生することがある。そこで、この周期的な色ずれを補正するために、複数の駆動モータを個別に制御している。つまり、各駆動モータを個別に制御することによって、4色の像担持体の位相を制御して各色の像担持体間での位相関係を調整している。これにより、周期的な色ずれを抑えて画像品質の向上を図っている。
特開2003−66676号公報([0029]〜[0036])
上記従来装置では、各駆動モータは常に一定の立ち上がり特性で駆動されるという前提で位相調整が行われている。しかしながら、駆動モータにかかる負荷は種々の要因により変動する。例えば像担持体は個体差を有しており、駆動すべき像担持体が異なるのに応じて立ち上がり特性が異なることがある。また、駆動モータの駆動力を用いて像担持体のみならず該像担持体に対応する現像部を作動させる場合には、使用履歴、例えば現像部に貯留されている残留トナー量に応じて駆動モータへの負荷が変動する。したがって、位相調整を高精度に行うためには、駆動モータの立ち上がり特性をも考慮する必要がある。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、複数の駆動モータの各々に少なくとも1つ以上の像担持体を接続し、複数の駆動モータを所定の通常速度で駆動することによって複数の像担持体を回転させながら、複数の像担持体の各々に形成されるトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置において、像担持体間での位相関係を高精度に調整することを目的とする。
この発明は、複数の駆動モータの各々に少なくとも1つ以上の像担持体を接続し、複数の駆動モータを所定の通常速度で駆動することによって複数の像担持体を回転させながら、複数の像担持体の各々に形成されるトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置であって、上記目的を達成するため、各駆動モータの立ち上がり特性に関連する立ち上がり情報を記憶する記憶手段と、複数の像担持体の各々に対応して設けられ、それぞれが対応する像担持体の基準位置を検出して検出信号を出力する複数の位相検出手段と、複数の駆動モータを通常速度よりも遅い位相検出速度で駆動しながら複数の位相検出手段からの検出信号の出力時間差を算出し、該算出結果と記憶手段に記憶されている立ち上がり情報とに基づき位相検出速度から通常速度に加速するタイミングを各駆動モータ毎に制御して複数の像担持体間での位相関係を調整する位相制御手段とを備えたことを特徴としている。
また、この発明は、複数の駆動モータの各々に少なくとも1つ以上の像担持体を接続し、複数の駆動モータを所定の通常速度で駆動することによって複数の像担持体を回転させながら、複数の像担持体の各々に形成されるトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置において、複数の像担持体間での位相関係を調整する位相調整方法であって、上記目的を達成するため、各駆動モータの立ち上がり特性に関連する立ち上がり情報を記憶する記憶手段と、複数の駆動モータを通常速度よりも遅い位相検出速度で駆動しながら、複数の像担持体の各々について、該像担持体の基準位置を検出して検出信号を出力する工程と、複数の像担持体間での検出信号の出力時間差を求める工程と、出力時間差および立ち上がり情報に基づき位相検出速度から通常速度に加速するタイミングを各駆動モータ毎に制御して複数の像担持体間での位相関係を調整する工程とを備えたことを特徴としている。
このように構成された発明(画像形成装置および該装置における位相調整方法)では、駆動モータは、通常速度に駆動される前に、その通常速度よりも遅い位相検出速度で駆動される。このモータ駆動によって複数の像担持体が回転するとともに、各像担持体に対応して設けれた位相検出手段が基準位置を検出して検出信号を出力する。したがって、像担持体間での検出信号の出力時間差が像担持体間の位相差に相当することとなる。そこで、各駆動モータを位相検出速度から通常速度に加速するにあたって、出力時間差に応じて加速タイミングを制御することで、像担持体間での位相関係を調整することが可能となる。ただし、各駆動モータの立ち上がり特性は個々に相違することがある。この点を考慮し、本発明では予め各駆動モータの立ち上がり特性に関連する立ち上がり情報が記憶手段に記憶され、上記出力時間差と立ち上がり情報とに基づき位相検出速度から通常速度に加速するタイミングが各駆動モータ毎に制御されて複数の像担持体間での位相関係が調整される。したがって、それらの駆動モータにかかる負荷が相互に異なり、各駆動モータの立ち上がり特性が異なったとしても、像担持体間での位相関係を適切に、かつ高精度に調整することができる。
ここで、「立ち上がり特性に関連する立ち上がり情報」としては、各駆動モータの加速度、各駆動モータが所定速度に達するまでに要する時間、また各駆動モータに接続される構成要素の使用履歴などが含まれる。例えば、複数の駆動モータの各々は個体差を有している場合には、その個体差に関連する情報を「立ち上がり情報」として記憶手段に記憶させておくことができる。また、各駆動モータに接続される構成要素(像担持体や現像部など)の使用履歴、例えばドットカウント値が変化すると、各駆動モータに与えられる負荷が変動する。そこで、構成要素の使用履歴に関する情報を「立ち上がり情報」として記憶手段に記憶させておくことができる。そして、出力時間差および立ち上がり情報に基づき複数の駆動モータ間で加速タイミングを制御することで複数の像担持体間での位相関係を調整してもよい。
図1は本発明にかかる画像形成装置の一実施形態を示す図である。この装置1は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のトナー(現像剤)を重ね合わせてフルカラー画像を形成するカラー印字処理、およびブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成する単色印字処理を選択的に実行する画像形成装置である。この画像形成装置1では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像形成指令(印字指令)がメインコントローラ(図示省略)に与えられると、このメインコントローラからの指令に応じてエンジンコントローラ(図示省略)がエンジン部EG各部を制御して所定の画像形成動作を実行し、複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシート(記録材)Sに画像形成指令に対応する画像を形成する。
図1において、本実施形態の画像形成装置1は、本発明の「装置本体」に相当するハウジング本体2と、ハウジング本体2の前面(同図の右手側面)に開閉自在に装着された第1の開閉部材3と、ハウジング本体2の上面に開閉自在に装着された第2の開閉部材(排紙トレイを兼用している)4とを有している。
ハウジング本体2内には、電源回路基板、メインコントローラおよびエンジンコントローラを内蔵する電装品ボックス5が設けられている。また、画像形成ユニット6、転写ベルトユニット9および給紙ユニット10もハウジング本体2内に配設されている。一方、第1の開閉部材3側には、定着ユニット12が配設されている。なお、この実施形態では、画像形成ユニット6および給紙ユニット10内の消耗品は、ハウジング本体2に対して着脱自在に構成されている。そして、これらの消耗品および転写ベルトユニット9については、それぞれ取り外して修理または交換を行うことが可能な構成になっている。
転写ベルトユニット9は、ハウジング本体2の下方に配設された駆動ローラ14と、駆動ローラ14の斜め上方に配設される従動ローラ15と、この2本のローラ14、15間に張架されて図示矢印方向D16へ循環駆動される中間転写ベルト16と、中間転写ベルト16の表面に当接されるベルトクリーナ17とを備えている。この従動ローラ15は駆動ローラ14に対して斜め上方(図1中の左手上方)に配置されている。このため、中間転写ベルト16は傾斜状態のまま方向D16に回転移動する。また、中間転写ベルト16を駆動した際のベルト搬送方向D16が下向き(図1の右下向き)になるベルト面16aは下方に位置している。本実施形態においては、ベルト面16aがベルト駆動時のベルト張り面(駆動ローラ14により引っ張られる面)となっており、各色の感光体ドラム(像担持体)20の周速よりも遅い周速を有している。このように中間転写ベルト16の周速を各感光体ドラム20の周速よりも遅くなるように設定することで、感光体ドラム20は中間転写ベルト16に回転を抑える向きに引っ張られるようにして駆動している。
駆動ローラ14は、2次転写ローラ19のバックアップローラを兼ねている。駆動ローラ14の周面には、厚さ3mm程度、体積抵抗率が100kΩ・cm以下のゴム層が形成されており、金属製の軸を介して接地することにより、図示を省略する2次転写バイアス発生部から2次転写ローラ19を介して供給される2次転写バイアスの導電経路としている。このように駆動ローラ14に高摩擦かつ衝撃吸収性を有するゴム層を設けることにより、2次転写部へシートSが進入する際の衝撃が中間転写ベルト16に伝達しにくく、画質の劣化を防止することができる。
また、本実施形態においては、駆動ローラ14の径を従動ローラ15の径より小さくしている。これにより、2次転写後のシートSがシートS自身の弾性力で剥離し易くすることができる。また、従動ローラ15をベルトクリーナ17のバックアップローラとして兼用させている。このベルトクリーナ17は、搬送方向下向きのベルト面16a側に設けられており、図1に示すように、残留トナーを除去するクリーニングブレード17aと、除去したトナーを搬送するトナー搬送部材とを備えている。そして、クリーニングブレード17aは従動ローラ15への中間転写ベルト16の巻きかけ部において中間転写ベルト16に当接して2次転写後に中間転写ベルト16の表面に残留しているトナーをクリーニング除去する。
駆動ローラ14および従動ローラ15は転写ベルトユニット9の支持フレーム(図示省略)に回転自在に支持されている。また、中間転写ベルト16の搬送方向下向きのベルト面16a裏面には、後述する各画像形成ステーションY,M,C,Kの感光体ドラム20に対向して1次転写ローラ21が設けられている。これら4つの1次転写ローラ21は上記支持フレームに対して回転自在に軸支され、図示を省略する1次転写バイアス発生部と電気的に接続されており、適当なタイミングで1次転写バイアス発生部から1次転写バイアスが印加される。
上記支持フレームは、駆動ローラ14を回動中心として矢印方向D21にハウジング本体2に対して回動自在となっている。そして、図示を省略するアクチュエータを作動させることで支持フレームが回動してイエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の画像形成ステーションY,M,Cの感光体ドラム20に対向して配置された1次転写ローラ21が感光体ドラム20に向かって近接し、また感光体ドラム20から離間移動する。このため、イエロー、マゼンタおよびシアン用の1次転写ローラ21が感光体ドラム20に向かって近接移動すると、中間転写ベルト16を挟んで該感光体ドラム20に当接する(図1中の実線)。そして、この当接位置が1次転写位置となっており、該1次転写位置でトナー像が中間転写ベルト16に転写される。逆に、イエロー、マゼンタおよびシアン用の1次転写ローラ21が感光体ドラム20から離間移動すると、画像形成ステーションY,M,Cの感光体ドラム20と中間転写ベルト16とは互いに離間する(図1中の破線)。一方、ブラック(K)の画像形成ステーションKの感光体ドラム20に対向して配置された1次転写ローラ21については、中間転写ベルト16を挟んで該感光体ドラム20に当接されたまま回転するように構成されている。したがって、図1の実線で示すように、全1次転写ローラ21を感光体ドラム20側に位置させることでカラー印字処理が実行可能となる。一方、同図の破線で示すように、ブラック用の1次転写ローラ21を残して他の1次転写ローラ21を感光体ドラム20から離間させることでモノクロ印字処理のみを実行しつつ中間転写ベルト16が画像形成ステーションY,M,Cから離間してイエロー、マゼンタおよびシアン色については非印字状態とすることができる。なお、ブラック用の1次転写ローラ21についても、必要に応じて感光体ドラム20から離間移動させるように構成してもよい。
また、転写ベルトユニット9の支持フレームには、駆動ローラ14に近接してテストパターンセンサ18が設置されている。このテストパターンセンサ18は、中間転写ベルト16上の各色トナー像の位置決めを行うとともに、各色トナー像の濃度を検出し、各色画像の色ずれや画像濃度を補正するためのセンサである。
画像形成ユニット6は、複数(本実施形態では4つ)の異なる色の画像を形成する画像形成ステーションY(イエロー用),M(マゼンタ用),C(シアン用),K(ブラック用)を備えている。各画像形成ステーションY,M,C,Kにはそれぞれ、本発明の「像担持体」に相当する感光体ドラム20が設けられている。また、各感光体ドラム20の周囲には、帯電部22、像書込部23、現像部24および感光体クリーナ25が配設されている。そして、これらの機能部によって帯電動作、潜像形成動作およびトナー現像動作が実行される。なお、図1において、画像形成ユニット6の各画像形成ステーションは構成が互いに同一のため、図示の便宜上、一部の画像形成ステーションのみに符号を付けて他の画像形成ステーションについては符号を省略する。また、各画像形成ステーションY,M,C,Kの配置順序は任意である。
この実施形態では、図2に示すように、各画像形成ステーションY,M,C,Kでは、上記した構成部品がカートリッジ本体32に取り付けられてカートリッジ化され、ステーションY,M,C,K毎にカートリッジとしてハウジング本体2に対して着脱自在となっている。また、これらのカートリッジの各々には、不揮発性メモリ62Y,62M,62C,62Kが設けられており、エンジンコントローラのCPU(図示省略)と電気的に接続されている。すなわち、メモリ62Y,62M,62C,62Kの各々は図2に示すようにカートリッジ本体32の側面部に固着されており、ステーション(カートリッジ)の使用履歴に関する情報(ドットカウント値を含む)を記憶している。このように、メモリ62Y,62M,62C,62Kの各々が本発明の「不揮発性記憶素子」に相当している。そして、ハウジング本体2へのステーションの装着によりメモリ62Y,62M,62C,62Kとハウジング本体(装置本体)2に設けられたメモリ58(図5参照)との間で読み書き可能となっている。なお、メモリ62Y,62M,62C,62Kとエンジンコントローラとの電気的な接続方式としては、接触方式でも、無線方式でもよい。
各画像形成ステーションY,M,C,Kの感光体ドラム20は1次転写位置TR1で中間転写ベルト16の搬送方向下向きのベルト面16aに当接されるように配置されている。その結果、各画像形成ステーションY,M,C,Kも駆動ローラ14に対して図で左側に傾斜する方向に配設されることになる。また、これらの感光体ドラム20はそれぞれ専用の駆動モータに接続され、図示矢印D20に示すように、中間転写ベルト16の搬送方向に所定周速で回転駆動される。なお、感光体ドラム20の駆動機構および駆動制御については後で詳述する。
帯電部22は、その表面が弾性ゴムで構成された帯電ローラを備えている。この帯電ローラは帯電位置で感光体ドラム20の表面と当接して従動回転するように構成されており、感光体ドラム20の回転動作に伴って感光体ドラム20に対して従動方向に周速で従動回転する。また、この帯電ローラは帯電バイアス発生部(図示省略)に接続されており、帯電バイアス発生部からの帯電バイアスの給電を受けて帯電位置で感光体ドラム20の表面を帯電させる。
像書込部23は、発光ダイオードやバックライトを備えた液晶シャッタ等の素子を感光体ドラム20の軸方向(図1の紙面に対して垂直な方向)に列状に配列したアレイ状書込ヘッドを用いており、感光体ドラム20から離間配置されている。また、アレイ状書込ヘッドは、レーザー走査光学系よりも光路長が短くてコンパクトである。そのため、感光体ドラム20に対して近接配置が可能であり、装置全体を小型化できるという利点を有する。
次に、現像部24の詳細について、画像形成ステーションKを代表して説明する。この現像部24は、トナーを貯留するトナー貯留容器26と、このトナー貯留容器26内に配設された2つのトナー撹拌供給部材28,29と、トナー撹拌供給部材29に近接配置された仕切部材30と、仕切部材30の上方に配設されたトナー供給ローラ31と、トナー供給ローラ31および感光体ドラム20に当接して所定の周速で図示矢印方向に回転する現像ローラ33と、現像ローラ33に当接される規制ブレード34とから構成されている。
そして、各現像部24では、トナー撹拌供給部材29により撹拌、運び上げられたトナーは、仕切部材30の上面に沿ってトナー供給ローラ31に供給される。また、こうして供給されたトナーは供給ローラ31を介して現像ローラ33の表面に供給される。そして、現像ローラ33に供給されたトナーは規制ブレード34により所定厚さの層厚に規制され、感光体ドラム20へと搬送される。そして、現像ローラ33と電気的に接続された現像バイアス発生部(図示省略)から現像ローラ33に印加される現像バイアスによって、現像ローラ33と感光体ドラム20とが当接する現像位置において、帯電トナーが現像ローラ33から感光体ドラム20に移動して、像書込部23により形成された静電潜像が顕像化される。
また、この実施形態では、感光体ドラム20の回転方向D20において1次転写位置TR1の下流側に、感光体ドラム20の表面に当接して感光体クリーナ25が設けられている。この感光体クリーナ25は、感光体ドラム20の表面に当接することで1次転写後に感光体ドラム20の表面に残留するトナーをクリーニング除去する。
給紙ユニット10は、シートSが積層保持されている給紙カセット35と、給紙カセット35からシートSを一枚ずつ給送するピックアップローラ36とからなる給紙部を備えている。第1の開閉部材3内には、2次転写領域TR2へのシートSの給紙タイミングを規定するレジストローラ対37と、駆動ローラ14および中間転写ベルト16に圧接される2次転写手段としての2次転写ローラ19と、定着ユニット12と、排紙ローラ対39と、両面プリント用搬送路40を備えている。
2次転写ローラ19は、中間転写ベルト16に対して離当接自在に設けられ、2次転写ローラ駆動機構(図示省略)により離当接駆動される。定着ユニット12は、ハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵して回転自在な加熱ローラ45と、この加熱ローラ45を押圧付勢する加圧ローラ46とを有している。そして、シートSに2次転写された画像は、加熱ローラ45と加圧ローラ46で形成するニップ部で所定の温度でシートSに定着される。本実施形態においては、中間転写ベルト16の斜め上方に形成される空間、換言すれば、中間転写ベルト16に対して画像形成ユニット6と反対側の空間に定着ユニット12を配設することが可能になり、電装品ボックス5、画像形成ユニット6および中間転写ベルト16への熱伝達を低減することができ、各色の色ずれ補正動作を行う頻度を少なくすることができる。
また、こうして定着処理を受けたシートSは排紙ローラ対39を経由してハウジング本体2の上面部に設けられた第2の開閉部材(排紙トレイ)4に搬送される。また、シートSの両面に画像を形成する場合には、上記のようにして片面に画像を形成されたシートSの後端部が排紙ローラ対39後方の反転位置まで搬送されてきた時点で排紙ローラ対39の回転方向を反転し、これによりシートSは両面プリント用搬送路40に沿って搬送される。そして、レジストローラ対37の手前で再び搬送経路に乗せられるが、このとき、2次転写領域TR2において中間転写ベルト16と当接して画像を転写されるシートSの面は、先に画像が転写された面とは反対の面である。このようにして、シートSの両面に画像を形成することができる。
図3は中間転写ベルトと各色の感光体ドラムとの配置関係を示す模式図であり、また図4は感光体ドラムを回転駆動する駆動機構を示す図であり、図5は感光体ドラムの位相関係を制御する電気的構成を示すブロック図である。以下、これらの図面を参照しつつ、感光体ドラム20を駆動する駆動機構および駆動制御について詳述する。
この実施形態にかかる画像形成装置1では、4色の感光体ドラム20が設けられているが、これらの感光体ドラム20をそれぞれ回転駆動するために4つの駆動モータ50(50Y,50M,50C,50K)が設けられている。そして、各駆動モータ50を制御することで各色の感光体ドラム(像担持体)20を独立して回転させることが可能となっている。また、図3への図示を省略しているが、駆動モータ50Y,50M,50C,50Kはそれぞれ対応する現像部24と機械的に接続されており、回転駆動力を現像部24の現像ローラ33およびトナー撹拌供給部材28,29に与えている。したがって、現像部24に残留しているトナー量に応じて駆動モータ50にかかる負荷は異なる。つまり、ステーション(カートリッジ)の使用履歴に応じて駆動モータ50への負荷が変動し、モータの立ち上がり特性に影響を与える。なお、感光体ドラム20を回転駆動する駆動機構の構成は互いに同一であるため、ここでは、イエロー用の駆動機構についてのみ説明し、その他のトナー色については同一または相当符号を付して説明を省略する。
この実施形態では、イエロー用駆動モータ50Yとして、DCブラシレスモータが採用されている。この駆動モータ50Yの回転軸にはモータピニオン51が取り付けられるとともに、このモータピニオン51に対してアイドルギア52が歯合配置されている。また、このアイドルギア52と同軸にアイドルギア53が取り付けられており、駆動モータ50Yの回転駆動力がモータピニオン51を介してアイドルギア52に伝達されると、アイドルギア52,53が一体的に回転する。一方、アイドルギア53は感光体ドラム20の回転軸と同軸に取り付けられた感光体ギア54と歯合されており、上記のようにしてアイドルギア53が回転駆動されることで、感光体ドラム20Yが回転駆動される。この実施形態では、感光体ドラム20を目標回転速度として132rpm(1周時間Tdef=454.5ms)で回転させながら画像形成を行うために、例えば駆動モータ50Yの通常速度Vdefを1584rpmに設定する一方、モータピニオン51、ギア52〜54のギア構成よりなる駆動力伝達機構の減速比を1/12に設定することができる。
また、この実施形態では、感光体ドラム20の回転軸に直結された感光体ギア54は感光体ドラム20の直径(30mm)よりも大口径となっており、その外周部の一箇所に凹部55が本発明の「基準位置」として形成されている。そして、凹部55の回転軌跡上に反射型光学センサ56が位相検出センサとして配置されている。このため、感光体ドラム20の基準位置(凹部55)が位相検出センサ56を通過するたびに位相検出センサ56から検出信号がエンジンコントローラに設けられた位相制御ユニット57に出力される。すなわち、この実施形態では、位相検出センサ56が本発明の「位相検出手段」に相当しており、位相検出センサ56からの出力信号に基づき感光体ドラム20が基準位置を通過したか否かを正確に検出することができるとともに、感光体ドラム20の回転位相を検出することができる。
また、駆動モータ50Yには、周波数発生器59Yが設けられており、駆動モータ50Yの回転速度に応じた周波数信号(以下「FG信号」という)を生成して駆動モータ50と位相制御ユニット57に出力する。周波数発生器59Yの構成については特に限定されるものではないが、この実施形態では駆動モータ50Yの1回転を60等分したパルス信号がFG信号として出力されるように構成されている。したがって、周波数発生器59Yから出力されるFG信号は時々刻々と変化する駆動モータ50Yの回転駆動状態を反映したものとなり、駆動モータ50Yが位相制御ユニット57により設定された駆動速度に達して定常状態となっている最中はもちろんのこと、非定常状態となっている間、例えば回転速度を加速している最中であっても、FG信号を参照することで駆動モータ50Yの回転駆動状態を正確に把握することができる。
各駆動モータ50および駆動機構は上記のように構成されているが、装置1がホストコンピュータなどの外部装置から画像形成指令(印字指令)を待っている間、全駆動モータ50は回転を停止している。そして、印字指令が与えられると、メインコントローラはエンジン部EGの動作指示に適した形式のジョブデータに変換し、エンジンコントローラに送出する。これを受けたエンジンコントローラは位相制御ユニット57に対して駆動指令を与えて感光体ドラム20を所望の目標回転速度(132rpm)で回転させる。より具体的には、位相制御ユニット57は次に説明する処理を実行することで感光体ドラム20間での位相関係を調整した後、各感光体ドラム20を所望の回転速度(132rpm)で定常回転させる。なお、図5中の符号58はメモリであり、次に説明する位相調整のための演算式や制御テーブルなどを記憶している。また、符号61は装置内部の温度(機内温度)を検出する温度センサである。
図6は感光体ドラムの間での回転位相を調整する動作を示すフローチャートである。また、図7は立ち上げ時間差を求めるフローチャートである。また、図8は位相差の導出および位相調整動作を示すタイミングチャートである。また、図9はメモリに記憶されているドットカウント値を示す図である。さらに、図10はメモリに記憶されている制御テーブルを示す図である。以下、これらの図を参照しつつ感光体ドラム間での位相差の検出動作および回転位相の調整動作について詳述する。
この装置では、図9に示すように、各カートリッジ(画像形成ステーション)に取り付けられた不揮発性メモリ62Y,62M,62C,62Kにカートリッジの使用履歴を示すドットカウント値DCy,DCm,DCc,DCkがそれぞれ記憶されている。そして、カートリッジがハウジング本体(装置本体)2に装着されると、該カートリッジに取り付けられた不揮発性メモリ62からドットカウント値が読み出され、メモリ58のメモリ空間のうち該カートリッジに対応するアドレスに書き込まれる。したがって、メモリ58には、装着されたカートリッジに関するドットカウント値が正しく記憶される。なお、ドットカウント値はカートリッジに残留するトナー量や感光体ドラム20などのカートリッジ構成部品の使用履歴などを示しており、該感光体ドラム20に連結される駆動モータ50に与える負荷と密接に関連する。本願発明者らが検証したところ、印字実行とともにドットカウント値が増大するが、それにしたがって駆動モータ50に対する負荷が減少し、該駆動モータ50の立ち上がり時間が速くなる。このようにドットカウント値が本願発明の「立ち上がり情報」のひとつとして機能する。そこで、この実施形態では、次に説明するように、ドットカウント値を立ち上がり情報として利用して位相調整を行っている。
この装置において、外部装置からの印字指令に応じてエンジンコントローラから位相制御ユニット57に位相調整指令が与えられると、メモリ58に記憶されているドットカウント値DCy,DCm,DCc,DCkに基づき立ち上がり時間差(tA−tB)を求める(ステップS1)。この立ち上がり時間差(tA−tB)は、後で説明するように位相検出速度Viから通常速度Vdefに加速する際に駆動モータ50間で生じる立ち上がり時間の差を示す値であり、図7のフローチャートで示す手順で求められる。ここでは、4色の感光体ドラム20のうちの一を基準側とし、基準感光体ドラム20に対応するトナー色のドットカウント値を取得する(ステップS101)。また、残りを制御側とし、感光体ドラム20に対応するトナー色のドットカウント値を取得する(ステップS102)。そして、これらのドットカウント値に基づき予めメモリ58に記憶されている制御テーブル(図10)から立ち上がり時間差(tA−tB)を求める(ステップS103)。この制御テーブルでは、10G(ギガ)分のドットを超えると、駆動モータ50に与える負荷が大幅に減少することに着目し、基準側と制御側のドットカウント値の組み合わせに応じて立ち上がり時間差を0、(+8ms)、(−8ms)の3段階に設定している。もちろん、さらに細かく細分化してもよいことは言うまでもない。また、立ち上がり時間差(tA−tB)の導出方式は上記した制御テーブル方式に限定されるものではなく、例えば演算式により求めるように構成してもよい。
こうして立ち上がり時間差(tA−tB)の導出が完了する(ステップS1)と、駆動モータ50Y,50M,50C,50Kの駆動速度を2段階に加速して通常速度Vdefに調整する。その第1段目として、全ての駆動モータ50Y,50M,50C,50Kの駆動が同時に開始される(ステップS2)。この実施形態では、この時点での駆動モータ50の駆動速度は、通常速度Vdefの半分の速度、つまり位相検出速度Vi
Vi=Vdef/2=1584rpm/2=792rpm
に設定されており、位相制御ユニット57は位相検出速度Viで各駆動モータ50を駆動させるように制御信号(パルス信号)を各モータ回転制御部60Y,60M,60C,60Kに与える。これによって、モータ回転制御部60Y,60M,60C,60Kがそれぞれ駆動モータ50Y,50M,50C,50Kを作動させて感光体ドラム20の駆動を開始する。また、位相制御ユニット57は、各色について駆動モータ50からレディ(READY)信号が出力されるのを待つ(ステップS3)。このレディ(READY)信号は、駆動モータ50の回転速度が設定速度または設定速度範囲(設定速度±数%)に到達した際に駆動モータ50から出力される信号である。特に、この第1段目では位相検出速度Viが設定速度となっている。そして、全駆動モータ50からのレディ(READY)信号を検出することで第1段目の速度調整が完了し、駆動モータ50および感光体ドラム20が定常状態で駆動されていることを確認することができる。なお、駆動モータ50が位相検出速度Viで駆動されると、感光体ドラム20の回転数も画像形成時の回転数(132rpm)の半分の66rpmとなり、感光体ドラム20の1周時間Tiは909.1msに倍増する。
そして、全駆動モータ50を位相検出速度Viで駆動しながら、感光体ドラム20間での位相差を検出する(ステップS4〜S7)。すなわち、駆動モータ50により感光体ドラム20が回転駆動されて感光体ドラム20の基準位置が位相検出センサ56を通過すると、位相検出センサ56から検出信号が位相制御ユニット57に出力される。この検出信号は感光体ドラム20の回転位相を検出する信号、つまり位相検出信号として機能するものであり、各色の位相検出信号を参照することで基準色に対する他の色の感光体ドラム20の位相差を求めることができる。つまり、基準感光体ドラム20と制御感光体ドラム20との位相差(位相角)は各感光体ドラム20に対応して設けられた位相検出センサ56から出力される検出信号の出力時間差Δtsに相当する。そして、検出信号の出力時間差Δtsを計測することで両者の位相差を求め、実測した位相差が予め設定した位相差(設定位相角α)からどの程度ずれているのかを導出することができる。そこで、この実施形態では、制御感光体ドラム20の基準位置が検出される(ステップS4)と、この検出信号を受けた位相制御ユニット57は出力時間差Δtsのカウントを開始する(ステップS5)。なお、この実施形態では、カウントクロックCLKを1kHzに設定しており、出力時間差Δtsをカウント値としてデータ処理している。
次に、基準感光体ドラム20の基準位置が検出されるまで、出力時間差Δtsのカウントを継続する(ステップS6、S7)。これにより、基準側および制御感光体ドラム20の位相差を示す出力時間差Δtsが得られる。また、位相制御ユニット57は次式
Δtm=((Vi/(Vdef−Vi))*Δts)+((Tdef*Ti)/(Ti−Tdef)*(α/360))+(tA−tB)
に基づき出力時間差(位相差)Δtsおよび立ち上がり時間差(tA−tB)に応じた制御時間Δtmを算出する(ステップS8)。この制御時間Δtmは次に説明するように基準側と制御側とで駆動モータ50の駆動速度を通常速度Vdefに変更させるタイミング差に相当するものであり、タイミング差を設けることで両者の位相差を設定位相角αにほぼ一致させることができる。例えば、設定位相角αが「0」の場合には、
Δtm=((Vi/(Vdef−Vi))*Δts)+(tA−tB)
で決まる制御時間Δtmに設定することで基準側と制御側との位相角をゼロに調整することができる。
また、基準側の基準位置(凹部55)が検出されると、位相制御ユニット57は通常速度Vdefで基準側駆動モータ50を駆動させるように制御信号を基準側モータ回転制御部60に与える。これによって、制御側駆動モータ50の駆動速度を位相検出速度Viに維持しつつ基準側駆動モータ50は通常速度Vdefで駆動される(ステップS9)。このように駆動モータ間で速度差(=Vdef−Vi)を設けることで基準側および制御感光体ドラム20の位相角を時間経過とともに変化させることができる。そこで、この実施形態では、上記のようにして算出した制御時間Δtmだけ速度差を維持して位相角を調整する(ステップS10〜S12)。すなわち、基準側駆動モータ50の速度変更と同時にカウントを開始する(ステップS10)。そして、該カウント値が制御時間Δtmに対応するカウント値に達して制御時間Δtmの経過が確認される(ステップS11でYESと判定される)と、制御側の駆動モータ50についても駆動速度を位相検出速度Viから通常速度Vdefに変更する(ステップS12)。つまり、位相制御ユニット57は通常速度Vdefで制御側駆動モータ50を駆動させるように制御信号を制御側モータ回転制御部60に与える。このように制御時間Δtmだけ速度差を設けることで基準側および制御感光体ドラム20間での位相差は設定位相角αとなり、位相関係の調整が完了するとともに、そのまま画像形成を行うことができる。
以上のように、この実施形態によれば、駆動モータ50を通常速度Vdefで駆動する前に、その通常速度Vdefよりも遅い位相検出速度Viで駆動しながら、位相検出センサ56から出力される検出信号に基づき感光体ドラム20間での位相差を出力時間差Δtsで求めている。また、各駆動モータ50の立ち上がり特性を考慮し、該立ち上がり特性に関連するドットカウント値(立ち上がり情報)DCy,DCm,DCc,DCkを予めメモリ58に記憶させている。そして、位相調整に先立って、メモリ58からドットカウント値DCy,DCm,DCc,DCkを読み出し、該ドットカウント値DCy,DCm,DCc,DCkに基づき駆動モータ50間での立ち上がり時間差(tA−tB)を求めている。さらに、こうして得られた出力時間差Δtsおよび立ち上がり時間差(tA−tB)に基づき各駆動モータ50を位相検出速度Viから通常速度Vdefに加速するタイミングを制御することで感光体ドラム20間での位相差を設定位相角αに調整している。したがって、各駆動モータ50の立ち上がり特性が個々に相違したとしても、感光体ドラム20間での位相関係を適切に、かつ高精度に調整することができる。
また、上記実施形態では、各トナー色について、カートリッジ本体32に不揮発性メモリ62を取り付けるとともに、該メモリ62に該カートリッジに関するドットカウント値を記憶させている。そして、ハウジング本体(装置本体)2へのカートリッジの装着時に該カートリッジの不揮発性メモリ62に記憶されているドットカウント値を装置本体側のメモリ58に書き込んでいる。したがって、カートリッジが交換された場合であっても、適切なドットカウント値がメモリ58に記憶されて位相調整を精度良く行うことができる。なお、カートリッジを取り外す際にはメモリ58に記憶されているドットカウント値を不揮発性メモリ62に書き込むように構成するのが望ましい。こうすることで、カートリッジがハウジング本体2から取り外された場合にも、適正な使用履歴を示すドットカウント値が不揮発性メモリ62に記憶される。
また、駆動モータ50の駆動速度を2段階に変化させて通常速度Vdefに調整する方法として、例えば位相検出速度Viを通常速度Vdefよりも速く設定し、位相差の検出(出力時間差Δts)後に減速して通常速度Vdefに変更することが考えられる。しかしながら、上記実施形態では駆動モータ50としてDCモータを使用しているため、かかる減速制御を正確に行うことが難しく、各駆動モータ50への負荷状態に応じて減速パターンが変動することがある。したがって、位相検出速度Viを通常速度Vdefよりも遅く設定することは、上記問題の発生を未然に防止する上で、効果的であり、特に駆動モータ50としてDCモータを使用する装置では有益であるといえる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、出力時間差Δtsおよび立ち上がり時間差(tA−tB)に応じた制御時間Δtmを演算式に基づき算出しているが、例えば図11に示すような制御テーブルを用いてもよい。この制御テーブルは、立ち上がり時間差(tA−tB)毎に、出力時間差(カウント値)Δtsと制御時間Δtmとを関連付けたものであり、予めメモリ58に記憶させておくことができる。そして、実測された出力時間差Δtsに対応する制御時間Δtmを、該当する立ち上がり時間差(tA−tB)の制御テーブルから読み出して決定するようにしてもよい。このように制御テーブルを用いることにより上記した演算処理が不要となり、位相調整制御をより簡素化することができる。
また、図11の制御テーブルから明らかなように、設定位相角αが比較的大きな場合には、制御時間Δtmが感光体ドラム20の1周時間Tiよりも長くなる。そこで、例えば1周時間Ti分を差し引いた時間を制御時間Δtmとして設定してもよい。これにより、余分な低速回転動作を省略して位相調整に要する時間を短縮することができる。なお、この点に関しては、演算式で制御時間Δtmを求める実施形態においても同様である。
また、上記実施形態では、全てのトナー色において、ドットカウント値に応じて駆動モータ50に与える負荷が比較的大きく変化して駆動モータ50の立ち上がり時間が変動することを前提としているが、装置構成によって特定のトナー色についてはカートリッジの使用履歴が駆動モータ50の立ち上がり特性にほとんど影響を及ぼさない場合もある。例えば、図1の画像形成装置において、ブラック用駆動モータ50Kをブラック用感光体ドラム20Kのみならず駆動ローラ14や2次転写ローラ19とも接続することがある。
このような駆動構成を採用した装置では、ブラック以外のトナー色については駆動モータ50Y,50M,50Cにカートリッジの構成要素のみが接続されるのに対し、ブラック色については駆動モータ50Kにカートリッジ以外の構成要素が接続される。その結果、ブラック用駆動モータ50Kの立ち上がり特性に対するカートリッジの使用履歴による負荷変動による影響は他のトナー色に比べて小さく、ほとんど無視することができることがある。このような装置では、ブラック用感光体ドラム20Kを基準側とし、それ以外の感光体ドラム20Y,20M,20Cを制御側とすることができる。そして、図12に示すように、基準側のドットカウント値DCkの取得工程(図7のステップS101)を省略することができる。すなわち、外部装置からの印字指令に応じてエンジンコントローラから位相制御ユニット57に位相調整指令が与えられると、メモリ58に記憶されているカラー用のドットカウント値DCy,DCm,DCcを読み出し(ステップS102)、それらの値に基づき立ち上がり時間差(tA−tB)を求める(ステップS104〜S106)。より具体的には、ステップS104で、制御側ドットカウント値が10G(ギガ)を超えているか否かを判別する。そして、制御側ドットカウント値が10G(ギガ)以下である間は、立ち上がり時間差(tA−tB)を22(ms)に設定する(ステップS105)。一方、制御側ドットカウント値が10Gを超えると、立ち上がり時間差(tA−tB)を16(ms)に設定する(ステップS106)。なお、立ち上がり時間差(tA−tB)を16(ms)以上に設定している理由は、基準側駆動モータ50Kにはブラック用カートリッジ以外に駆動ローラ14などが接続されており、ブラック用駆動モータ50Kの立ち上がり時間が必ずカラー用駆動モータ50Y,50M,50Cの立ち上がり時間よりも長くなるためである。
こうして立ち上がり時間差(tA−tB)が求まると、上記実施形態と同様に、出力時間差Δtsを求め、さらに該出力時間差Δtsおよび立ち上がり時間差(tA−tB)に応じた制御時間Δtmを演算式に基づき算出する。そして、位相検出速度Viから通常速度Vdefに加速するタイミングを制御時間Δtmだけずらして基準側および制御感光体ドラム20間での位相差を設定位相角αに調整する。したがって、基本的には上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、この実施形態においても、出力時間差Δtsおよび立ち上がり時間差(tA−tB)に応じた制御時間Δtmを演算式に基づき算出しているが、例えば図13に示すような制御テーブルを用いてもよい。この制御テーブルは、制御側ドットカウント値に応じて設けられている。この制御テーブルでは、出力時間差(カウント値)Δtsと制御時間Δtmとが関連付けられ、予めメモリ58に記憶されている。そして、実測された出力時間差Δtsに対応する制御時間Δtmを、制御側ドットカウント値(DCy,DCm,DCc)に対応する制御テーブルから読み出して決定するようにしてもよい。このように制御テーブルを用いることにより上記した演算処理が不要となり、位相調整制御をより簡素化することができる。
また、装置内部の温度、いわゆる機内温度により駆動モータ50にかかる負荷状態が変動することがある。これに対応するために、予め複数種類、例えば高温用制御テーブル、常温用制御テーブルおよび低温用制御テーブルをメモリ58に記憶させることができる。そして、位相制御ユニット57が温度センサ61により検出された機内温度に応じた制御テーブルを用いて位相調整を行うように構成することができる。この場合、機内温度の変動が生じた場合であっても、それに対応した位相調整を行うことができ、感光体ドラム20間の位相関係をより正確に調整することができる。なお、この点に関しては、演算式で制御時間Δtmを求める実施形態においても同様である。
また、上記実施形態では、位相検出速度Viを通常速度Vdefの半分に設定しているが、位相検出速度Viはこれに限定されるものではなく、通常速度Vdefよりも遅く設定することができる。また、上記実施形態では、立ち上がり情報としてドットカウント値DCy,DCm,DCc,DCkを用いているが、駆動モータの立ち上がり特性を反映させた情報である限り任意である。したがって、例えば駆動モータ50の個体差を示す製造番号などの情報や駆動モータ50の加速度などを本発明の「立ち上がり情報」として用いることができる。
また、上記実施形態では、感光体ドラム20の回転軸に直結された感光体ギア54に設けた凹部55を検出することで感光体ドラム20の基準位置を検出して位相検出センサ56から位相検出信号が出力されているが、位相検出方式についてはこれに限定されるものではなく、感光体ドラム20の基準位置を検出することができるものであれば任意である。例えば、感光体ドラム20の一部に該ドラム回転とともに回転移動する特徴部位を設け、さらに該特徴部位の回転軌跡上にセンサを配置してもよい。
また、上記実施形態では駆動モータ50Y,50M,50C,50Kに感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kをそれぞれ接続して各感光体ドラム20を回転駆動しているが、複数の駆動モータの各々に少なくとも1つ以上の感光体ドラムをそれぞれ接続して4色の感光体ドラムを回転駆動するように構成してもよい。例えばブラック用感光体ドラム20Kについてはブラック用駆動モータで駆動する一方、イエロー、マゼンタおよびシアン用の感光体ドラムについてはカラー用駆動モータで駆動してもよい。
さらに、上記各実施形態は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色のトナーを用いてカラー画像を形成する装置に本発明を適用したものであるが、トナー色の種類および数については上記に限定されるものでなく、複数の駆動モータの各々に少なくとも1つ以上の感光体ドラムなどの像担持体をそれぞれ接続して複数の像担持体を回転駆動しながら、複数の像担持体の各々に形成されるトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置全般に適用することができる。
本発明にかかる画像形成装置の一実施形態を示す図。 図1に装備される画像形成ステーションを示す斜視図。 中間転写ベルトと各色の感光体ドラムとの配置関係を示す模式図。 感光体ドラムを回転駆動する駆動機構を示す図。 感光体ドラム間の位相関係を調整する電気的構成を示すブロック図。 感光体ドラム間の位相関係を調整する動作を示すフローチャート。 立ち上がり時間差の導出動作を示すフローチャート。 位相差の導出および位相調整動作を示すタイミングチャート。 メモリに記憶されているドットカウント値を示す図。 メモリに記憶されている制御テーブルを示す図。 出力時間差と制御時間とを関連付けた制御テーブルを示す図。 本発明にかかる画像形成装置の他の実施形態を示す図。 出力時間差と制御時間とを関連付けた制御テーブルを示す図。
符号の説明
1…画像形成装置、 20,20Y,20M,20C,20K…感光体ドラム(像担持体)、 32…カートリッジ本体、 62、62Y,62M,62C,62K…不揮発性メモリ(不揮発性記憶素子)、 50,50Y,50M,50C,50K…駆動モータ、 56,56Y,56M,56C,56K…位相検出センサ(位相検出手段)、 57…位相制御ユニット、 58…メモリ(記憶手段)、 DCy,DCm,DCc,DCk…ドットカウント値(立ち上がり情報)

Claims (10)

  1. DCモータである複数の駆動モータの各々に少なくとも1つ以上の像担持体を接続し、前記複数の駆動モータを所定の通常速度で駆動することによって前記複数の像担持体を回転させながら、前記複数の像担持体の各々に形成されるトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置において、
    各駆動モータの立ち上がり特性に関連する立ち上がり情報を記憶する記憶手段と、
    前記複数の像担持体の各々に対応して設けられ、それぞれが対応する像担持体の基準位置を検出して検出信号を出力する複数の位相検出手段と、
    前記複数の駆動モータを前記通常速度よりも遅い位相検出速度で駆動しながら、前記複数の像担持体のうちの1つを基準像担持体とする一方、残りの像担持体を制御像担持体とし、前記基準像担持体に対する前記制御像担持体の位相差を前記複数の位相検出手段からの検出信号の出力時間差により算出し、該算出結果と前記記憶手段に記憶されている前記立ち上がり情報とに基づき前記位相検出速度から前記通常速度に加速するタイミングを各駆動モータ毎に制御して前記複数の像担持体間での位相関係を調整する位相制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記位相制御手段は、前記記憶手段から立ち上がり情報を読み出し、該立ち上がり情報に基づき前記複数の駆動モータ間での立ち上がり時間の差を求め、前記出力時間差および前記立ち上がり時間差に基づき前記複数の駆動モータ間で加速タイミングを制御する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記位相制御手段は、
    前記基準像担持体および前記制御像担持体に関する立ち上がり情報を前記記憶手段から読み出して前記基準像担持体に対する前記制御像担持体の立ち上がり時間の差を求め、
    前記出力時間差および前記立ち上がり時間差に基づき前記複数の駆動モータ間で加速タイミングを制御する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記位相制御手段は、
    前記制御像担持体に関する立ち上がり情報のみを前記記憶手段から読み出して前記基準像担持体に対する前記制御像担持体の立ち上がり時間の差を求め、
    前記出力時間差および前記立ち上がり時間差に基づき前記複数の駆動モータ間で加速タイミングを制御する請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の像担持体の各々がカートリッジ本体に取り付けられて複数のカートリッジが形成され、該複数のカートリッジはそれぞれ装置本体に対して着脱自在となっている請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記複数のカートリッジの各々について、該カートリッジに取り付けられて該カートリッジの像担持体が対応する駆動モータに与える負荷に関連する情報を前記立ち上がり情報として記憶する複数の不揮発性記憶素子をさらに備え、
    前記複数のカートリッジの各々が前記装置本体に装着されると、装着済カートリッジに取り付けられた前記不揮発性記憶素子に記憶されている前記立ち上がり情報が前記記憶手段に書き込まれる画像形成装置。
  6. 前記立ち上がり情報は前記カートリッジの使用履歴に関する情報である請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の像担持体の各々に対応して設けられ、その内部に貯留するトナーを用いて対応する像担持体上にトナー像を形成する複数の現像部をさらに備え、
    前記複数の現像部の各々は対応する前記像担持体に接続される駆動モータと接続され、該駆動モータからの駆動力を受けて作動する請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記立ち上がり情報は前記像担持体または前記現像部の使用履歴に関する情報である請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記複数の駆動モータの各々は予め設定された速度あるいは該設定速度を含む所定範囲に達するとレディ信号を出力する請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記位相制御手段は、全駆動モータから前記レディ信号が出力された後に前記出力時間差を算出する画像形成装置。
  10. DCモータである複数の駆動モータの各々に少なくとも1つ以上の像担持体を接続し、前記複数の駆動モータを所定の通常速度で駆動することによって前記複数の像担持体を回転させながら、前記複数の像担持体の各々に形成されるトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置において、前記複数の像担持体間での位相関係を調整する位相調整方法であって、
    各駆動モータの立ち上がり特性に関連する立ち上がり情報を記憶する記憶手段と、
    前記複数の駆動モータを前記通常速度よりも遅い位相検出速度で駆動しながら、前記複数の像担持体の各々について、該像担持体の基準位置を検出して検出信号を出力する工程と、
    前記複数の像担持体のうちの1つを基準像担持体とする一方、残りの像担持体を制御像担持体とし、前記基準像担持体に対する前記制御像担持体の位相差を前記複数の検出信号の出力時間差により算出する工程と、
    前記算出結果および前記立ち上がり情報に基づき前記位相検出速度から前記通常速度に加速するタイミングを各駆動モータ毎に制御して前記複数の像担持体間での位相関係を調整する工程と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置における位相調整方法。
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