JP4760683B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に記載のコネクタは、端子金具を挿入可能なキャビティを幅方向に並列させたコネクタハウジングと、コネクタハウジングの外面に開口しつつ各キャビティに連通する装着孔と、装着孔に挿入されてキャビティ内に正規挿入された端子金具を抜け止め係止するリテーナとを備えている。
幅方向で隣接するキャビティ間には隔壁が設けられ、装着孔に対応する位置の隔壁には、その下端端から上端側へ向かって切り込まれた嵌入凹部が設けられている。装着孔はキャビティの内壁に開口しており、この開口の高さ位置と同じ高さ位置に隔壁の下端が位置している。そして、リテーナには、嵌入凹部に嵌入可能な突壁が設けられている。
特開2003−151672公報
ところで、例えば、コネクタが自動車のミッション内の油中で使用される場合には、ギアの削れかす等の糸状鉄がコネクタハウジングの装着孔内に侵入し、さらにこうした糸状鉄が隔壁の下を跨ぎつつ隣接する両端子金具を通電可能につなげることがある。
上記の構成によれば、仮に、装着孔に糸状鉄が侵入していても、隔壁の嵌入凹部にリテーナの突壁が嵌入しているため、沿面距離が長くなり、糸状鉄に起因する端子金具同士の短絡は発生し難い。しかし、隔壁は、嵌入凹部を有する分、脆弱化しており、リテーナの非装着時には強度不足になることが懸念される。そして、万一、隔壁が強度不足により折損等されていると、隣接する両端子金具間を仕切るものが無くなるため、直線上に延びた糸状鉄によって端子金具同士がつながるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、隔壁を挟んで隣接する端子金具同士の短絡を確実に防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、端子金具を挿入可能なキャビティを幅方向に複数並列して有するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに装着されるリテーナとを備え、前記コネクタハウジングには前記リテーナの装着孔が設けられ、前記装着孔の外側開口が前記コネクタハウジングの外面に開口し、前記装着孔の内側開口が前記幅方向に並列された各キャビティの内壁に開口しており、前記外側開口から前記内側開口側へ向かって前記装着孔内に前記リテーナが挿入されて、前記リテーナに設けられた係止部が前記内側開口から前記キャビティ内に進入することにより、前記係止部が前記キャビティ内に挿入された前記端子金具を抜け止め係止するコネクタであって、前記幅方向で隣接するキャビティ間を仕切る隔壁には、前記装着孔内に突出する延長壁が設けられるとともに、この延長壁の突出端の高さ位置が前記内側開口の高さ位置よりも前記外側開口側寄りにあり、かつ前記キャビティの底内面の最下端よりさらに低位にあるようになっており、また前記延長壁は前後方向の長さが前記装着孔の前後長さの全長に亘るように形成され、前記リテーナには、このリテーナが前記装着孔内に正規深さで挿入された状態で前記延長壁と凹凸嵌合する凹部が設けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記リテーナは、前記コネクタハウジングに対して、前記係止部を前記キャビティから退避させることで前記端子金具の前記キャビティへの挿抜動作を許容する仮係止位置と、前記装着孔内に正規深さで挿入され、前記係止部を前記キャビティ内に進入させることで前記端子金具に正規挿入された前記端子金具に前記係止部を作用させる本係止位置とを移動可能に保持されており、前記凹部は、前記リテーナが前記仮係止位置にあるときにも、その開口端側で前記延長壁の突出端側と部分的に嵌合しているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記端子金具のうち、前記キャビティへの挿入過程で前記装着孔側に対面する側壁には、係止受け部が突出して形成されており、前記係止受け部に前記係止部が個別に係止することで前記端子金具の抜け止めがなされるものであり、前記係止受け部は、前記側壁の幅方向中央部において、隣接する前記隔壁から離れて配置されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
隣接するキャビティ間を仕切る隔壁には装着孔内に突出する延長壁が設けられているため、仮に、装着孔内に糸状鉄等の異物が侵入していても、延長壁に沿ったクランク形状によって沿面距離が長くなり、隔壁を挟んで隣接する端子金具同士が短絡するのを防止できる。また、延長壁が設けられても隔壁の必要強度は確保されるから、隔壁が折損等される事態を回避でき、端子金具同士の短絡防止機能が保障される。さらに、延長壁は、リテーナが装着孔内に正規深さで挿入された状態でリテーナの凹部と凹凸嵌合するから、リテーナの装着姿勢が安定化する。
<請求項2の発明>
リテーナの凹部はリテーナが仮係止位置にあるときにもその開口端側で延長壁の突出端側と部分的に嵌合しているから、リテーナの仮係止状態が安定して保持されるとともに、リテーナが本係止位置側へ向かって移動する際にその移動動作が案内される。
<請求項3の発明>
係止受け部は端子金具の側壁の幅方向中央部において隣接する隔壁から離れて配置され、リテーナの係止部によって個別に係止されるから、隔壁に係止部とは非干渉に延長壁を設けることが可能となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。
本実施形態のコネクタは、コネクタハウジング10、端子金具40、リテーナ60を備え、コネクタハウジング10は図示しない相手側のコネクタハウジングに嵌合可能とされる。
コネクタハウジング10は合成樹脂製であって、全体として扁平なブロック状をなしている。コネクタハウジング10の上面には、このコネクタハウジング10の前端から後方へ向かって片持ち梁状に延びるロックアーム11が形成されている。ロックアーム11は、その前端部を支点としてその後端側(自由端側)が上下方向に撓み変形可能とされ、撓み動作を伴いつつ相手側のコネクタハウジングを弾性係止することで両コネクタハウジングを離脱規制状態にロックする。コネクタハウジング10の後端部には操作部12が設けられ、ここを押圧操作することで相手側のコネクタハウジングとのロック状態が解除される。
コネクタハウジング10内には、高さ方向(上下方向)に一段でかつ幅方向(左右方向)に複数列のキャビティ13が設けられている。コネクタハウジング10のキャビティ13内には後方から端子金具40が挿入され、正規挿入された端子金具40は、図1に示すように、キャビティ13の前壁14に当て止めされるとともに、キャビティ13の内壁に設けられたランス15によってキャビティ13からの抜け止めがなされる。キャビティ13の前壁14には、相手側端子金具のタブの挿入孔16が前後に貫通して形成されている。ランス15は、キャビティ13の底内面に沿うように配されて上下方向に撓み変形可能とされ、その上面に、端子金具40を抜け止め係止する係止突起17が設けられている。コネクタハウジング10におけるランス15の下方には、ランス15の撓み空間18が保有されており、この撓み空間18及びランス15の前方がコネクタハウジング10の前面に開放されている。
端子金具40は導電性の金属板を曲げ加工等して形成される雌側端子金具であって、前から順に、箱部41、括れ部42、ワイヤーバレル43、インシュレーションバレル44を備える。ワイヤーバレル43は電線90の芯線部分にかしめ付けられ、インシュレーションバレル44は電線90の被覆部分にかしめ付けられる。箱部41は、全体として角筒状をなし、その前面開口から相手側端子金具のタブが挿入可能とされ、その内部に、タブに接続可能とされる弾性接触片45が設けられている。また、箱部41には、キャビティ13の底内面側(後述する装着孔21側)と対面可能な側壁46に、前後一対の係止受け部47,48が突出して形成されている。両係止受け部47,48は、図2に示すように、側壁46の幅方向中央部にあって山状に叩き出された形状をなし、それぞれ前後の同軸上に配置されている。このうち、前方係止受け部47は、ランス15の係止突起17によって係止され、後方係止受け部48は、リテーナ60に設けられた係止部63によって係止される。
コネクタハウジング10におけるキャビティ13の底内面の幅方向中央部には、係止受け部47,48と対応する位置に、この係止受け部47,48の外周面にほぼ沿った弧状の受け溝19が、前後方向に凹設されている。コネクタハウジング10に端子金具40が正しい姿勢で挿入されると、受け溝19に係止受け部47,48が摺接しつつ端子金具40の挿入操作が許容される一方、コネクタハウジング10に端子金具40が正逆反転した姿勢で挿入されようとすると、係止受け部47,48がキャビティ13の後面開口縁と干渉してそれ以上の挿入動作が規制される。つまり、係止受け部47,48は端子金具40のキャビティ13への誤挿入を防止する役割を果たす。
また、コネクタハウジング10の外周面には、このコネクタハウジング10の前後方向略中央に、リテーナ60の装着孔21が凹設されている。この装着孔21は、幅方向に並列する各キャビティ13と連通するとともにコネクタハウジング10の外側面に開口する形態であり、詳しくは、コネクタハウジング10の外側面のうち、ロックアーム11の配設側とは反対側の下面とこの下面に略直角に連なる左右の両側面の三面に跨って開口している。より詳しくは、装着孔21は、図5に示すように、コネクタハウジング10の下面に開口する外側開口22を有するとともに、幅方向に並列されたキャビティ13毎の底内面に開口する内側開口23を有し、さらにコネクタハウジング10の両側面に開口する側面開口24を有しており、その形成領域が、高さ方向については外側開口22から内側開口23に亘る範囲で規定され、幅方向については左右の両側面開口24間で規定されている。コネクタハウジング10の左右の両側面には、リテーナ60の係止部63に係止可能とされる仮係止受け部25及び本係止受け部26が設けられている。仮係止受け部25及び本係止受け部26は、夫々、前後方向に延びるリブ状をなし、コネクタハウジング10の両側面における前方の側面開口24に沿って上下一対ずつ並設されている。
コネクタハウジング10において幅方向で隣接するキャビティ13間は、複数の隔壁27によって仕切られており、これら隔壁27によって各端子金具40が相互に絶縁されている。そして、隔壁27には、装着孔21との対応位置にて、装着孔21内を外側開口22側へ向かって突出する延長壁28が、隔壁27毎に一体に設けられている。詳しくは延長壁28は、隔壁27より厚み幅を狭めつつ高さ方向に延出するとともに装着孔21の前後長さの全長に亘ってほぼ同幅で延出する板状の形態であって、その突出端の高さ位置が、装着孔21の内側開口23の高さ位置より外側開口22寄りにあり、キャビティ13の底内面の最下端よりさらに下位にある。隣接する端子金具40間の沿面距離は延長壁28によってクランク状に長くなっている。
続いてリテーナ60について説明すると、リテーナ60は同じく合成樹脂製であって、図2及び図6に示すように、幅方向に延びるリテーナ本体61と、リテーナ本体61の両端に連なって高さ方向に沿って配される左右一対の保持板62とを備える。リテーナ本体61には、幅方向に並列された各端子金具40の後方係止受け部48毎に対応して、複数の係止部63が設けられている。そして、保持板62の上端部には保持爪64が内向きに突出して形成されている。
ここで、リテーナ60は、端子金具40のキャビティ13内への挿抜動作を許容するべくキャビティ13外へ係止部63を退避させる仮係止位置と、キャビティ13内に正規挿入された端子金具40を係止するべくキャビティ13内に係止部63を進入させる本係止位置との間を移動可能とされる。リテーナ60が仮係止位置にあるときには、装着孔21に浅く挿入された状態で、保持爪64が仮係止受け部25を引掛け係止することでコネクタハウジング10に保持される一方、リテーナ60が本係止位置にあるときには、装着孔21に深く(正規深さで)挿入された状態で、保持爪64が本係止受け部26を引掛け係止することでコネクタハウジング10に保持される。そして、リテーナ60は、仮係止位置と本係止位置との間を端子金具40の挿入方向(コネクタハウジング10の嵌合離脱方向に同じ)と直交する方向に移動する。
係止部63は、リテーナ本体61の略前半部にて略後半部より一段高く形成され、その前端面が、リテーナ60が本係止位置にあるときに、端子金具40の箱部41の後端顎面及び後方係止受け部48と端子金具40の抜け方向で対峙する係止面65とされる。そして、リテーナ本体61の上端における係止部63を挟んだ両側位置には、延長壁28に嵌入可能とされる凹部66が、延長壁28毎に複数設けられている。凹部66は、延長壁28との間に僅かな隙間(狭小間隙31)をあけつつこの延長壁28と凹凸嵌合する形態であって、平面視によれば、端子金具40の挿入方向後端側から前端側にかけて拡幅状の形態をなしている。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。まず、外側開口22から装着孔21内にリテーナ本体61を差し込むとともに、保持爪64を、保持板62の撓み動作を伴いつつ仮係止受け部25に弾性係止させ、これにより、図3に示すように、リテーナ60を仮係止位置に留め置おく。このとき、延長壁28の突出端側(下端側)とリテーナ本体61の凹部66の開口端側(上端側)とは、互いに高さ方向に重なり合うことで、部分的に嵌合している。また、係止部63はキャビティ13内に進入することなく、装着孔21内にて内側開口23に臨んでいる。
続いて、キャビティ13内に後方から端子金具40を挿入する。端子金具40の挿入過程では、係止受け部47,48が受け溝19を摺接するとともに係止部63上を通過する。端子金具40が正規挿入されると、端子金具40の前端が前壁14に当接して端子金具40のそれ以上の前方移動が規制されるとともに、端子金具40の前方係止受け部47がランス15の係止突起17に弾性係止されて端子金具40のそれ以上の後方移動が規制され、端子金具40が移動規制状態で一次的に係止される。
次いで、リテーナ60を本係止位置側に押し込み、保持爪64を、保持板62の撓み動作を伴いつつ本係止受け部26に弾性係止させることで、リテーナ60を本係止位置に留め置く。リテーナ60が仮係止位置から本係止位置に至る過程では、延長壁28が凹部66内に徐々に進入していってリテーナ60の挿入動作が案内される。そして、リテーナ60が本係止位置に至ると、図1及び図2に示すように、係止部63が装着孔21の内側開口23からキャビティ13内に進入するとともに端子金具40の括れ部42の直下方における括れ空間29に入り込み、これにより、係止部63と後方係止受け部48とが各端子金具40の抜け方向で対峙して、端子金具40が二次的に係止される。この状態で、延長壁28と凹部66とは互いに凹凸嵌合してリテーナ60の装着姿勢が安定した状態に保たれる。詳しくはリテーナ60が本係止位置にあるときに、延長壁28の突出端が凹部66の底面近傍に位置し、延長壁28と凹部66との間にはクランク状の狭小間隙31が保有される。
ここで、仮に、装着孔21に糸状鉄等の異物が侵入すると、この異物が延長壁28と凹部66との間(狭小間隙31)に挟み込まれることがある。しかるに隔壁27を挟んで隣接するキャビティ13間は延長壁28によって沿面距離をかせいでいるから、よほど長尺の異物でない限り、両キャビティ13内に収容された端子金具40同士をつなげることはない。その結果、隔壁27を挟んで隣接する端子金具40同士の短絡を防止することができる。また、隔壁27側に凹部66(嵌入凹部)が設けられていないから、隔壁27の必要強度が確保され、リテーナ60の非装着時に、隔壁27が折損等される事態を回避できる結果、端子金具40同士の短絡防止機能がより確実となる。さらに、リテーナ60が装着孔21内に正規深さで挿入された状態で、延長壁28はリテーナ60の凹部66と凹凸嵌合するから、リテーナ60の装着姿勢が安定化する。
また、リテーナ60の凹部66はリテーナ60が仮係止位置にあるときにもその開口端側で延長壁28の突出端側と部分的に嵌合しているから、リテーナ60の仮係止状態が安定して保持されるとともに、リテーナ60が本係止位置側へ向かって移動する際にその移動動作が案内される。
さらに、後方係止受け部48は端子金具40の側壁46の幅方向中央部において隣接する隔壁27から離れて配置され、リテーナ60の係止部63によって個別に係止されるから、隔壁27に係止部63とは非干渉に延長壁28を設けることが可能となり、設計上の自由度が高められる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本発明によれば、リテーナが本係止位置にあるときに、延長壁とリテーナの凹部とが緊密に凹凸嵌合するものであってもよい。
(2)本発明によれば、リテーナはヒンジによってコネクタハウジングに一体連結されていてもよい。
(3)本発明によれば、リテーナは仮係止位置が無く、装着孔への挿入動作によってそのまま本係止位置に達して端子金具を係止する構成であってもよい。
(4)本発明によれば、端子金具から係止受け部(後方係止受け部)を無くしてもよく、リテーナが本係止位置にあるときに、リテーナの係止部が端子金具の箱部の後端顎面を係止するだけでも構わない。
(5)本発明は、雄側の端子金具を収容したコネクタハウジングにリテーナが装着される場合にも適用可能である。
実施形態1のコネクタの側断面図 リテーナが本係止位置にあるときのコネクタの縦断面図 リテーナが仮係止位置にあるときのコネクタの縦断面図 リテーナの平面図 コネクタハウジングの側面図 コネクタハウジングとリテーナの横断面図
符号の説明
10…コネクタハウジング
13…キャビティ
21…装着孔
27…隔壁
28…延長壁
40…端子金具
46…側壁
60…リテーナ
61…リテーナ本体
62…保持板
66…凹部
63…係止部
64…保持爪
65…係止面

Claims (3)

  1. 端子金具を挿入可能なキャビティを幅方向に複数並列して有するコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングに装着されるリテーナとを備え、
    前記コネクタハウジングには前記リテーナの装着孔が設けられ、前記装着孔の外側開口が前記コネクタハウジングの外面に開口し、前記装着孔の内側開口が前記幅方向に並列された各キャビティの内壁に開口しており、前記外側開口から前記内側開口側へ向かって前記装着孔内に前記リテーナが挿入されて、前記リテーナに設けられた係止部が前記内側開口から前記キャビティ内に進入することにより、前記係止部が前記キャビティ内に挿入された前記端子金具を抜け止め係止するコネクタであって、
    前記幅方向で隣接するキャビティ間を仕切る隔壁には、前記装着孔内に突出する延長壁が設けられるとともに、この延長壁の突出端の高さ位置が前記内側開口の高さ位置よりも前記外側開口側寄りにあり、かつ前記キャビティの底内面の最下端よりさらに低位にあるようになっており、また前記延長壁は前後方向の長さが前記装着孔の前後長さの全長に亘るように形成され、
    前記リテーナには、このリテーナが前記装着孔内に正規深さで挿入された状態で前記延長壁と凹凸嵌合する凹部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記リテーナは、前記コネクタハウジングに対して、前記係止部を前記キャビティから退避させることで前記端子金具の前記キャビティへの挿抜動作を許容する仮係止位置と、前記装着孔内に正規深さで挿入され、前記係止部を前記キャビティ内に進入させることで前記端子金具に正規挿入された前記端子金具に前記係止部を作用させる本係止位置とを移動可能に保持されており、
    前記凹部は、前記リテーナが前記仮係止位置にあるときにも、その開口端側で前記延長壁の突出端側と部分的に嵌合していることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記端子金具のうち、前記キャビティへの挿入過程で前記装着孔側に対面する側壁には、係止受け部が突出して形成されており、前記係止受け部に前記係止部が個別に係止することで前記端子金具の抜け止めがなされるものであり、
    前記係止受け部は、前記側壁の幅方向中央部において、隣接する前記隔壁から離れて配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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