JP5217975B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1には、車両のドアミラーに内蔵されるコネクタが開示されている。このコネクタは、電線の端末に接続された端子金具を収容可能なハウジングと、ハウジングが装着されるホルダとを備え、ハウジングを装着したホルダが取付対象のドアミラーに固定されるようになっている。
ホルダは、前後両面と一側面とが開放された箱形状をなし、その一側面開口部を通して内部にハウジングが挿入可能とされている。ホルダに装着されたハウジングは、ホルダの前面開口部を通して相手ハウジングとの嵌合動作を行い、またホルダの後面開口部を通してその後面から延びる電線を外部に導出させている。
特開2008−65985公報
ところで、取付状況等によっては、ホルダにハウジングをその後面側から装着して、電線を前後方向と交差する方向に導出させたい場合があった。しかるに上記形態のホルダでは、そのような使用態様に対応することができなかった。またこの場合に、ハウジングの後面からは電線が引き出されるため、ハウジングの後面とホルダとの間に十分なスペースが確保されていないと、電線が無理曲げされてその取り回しにも難渋するおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線の取り回しを良好に確保しつつホルダにハウジングをその後面側から装着できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、電線の端末に接続された端子金具を収容可能であって後面から前記電線が引き出されるハウジングと、前記ハウジングが装着されるホルダとを備え、前記ハウジングの後面には、前記電線の周りを包囲するように配される突板部が後方へ突出して設けられ、前記突板部は、その後端側から取付対象に設けられたホルダ内に挿入保持され、前記ホルダには、前記電線を外部に導出する電線導出口が前後方向と交差する方向に開口して形成され、さらに、前記突板部には、前記電線を外部に導出するハウジング側電線導出口が前後方向と交差する方向に開口して形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記突板部は、第1板と、前記第1板と交差する方向に連結されて自由端を有する第2板とからなるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記ホルダには、前記第2板の内面と当接可能に配されて、前記第2板の前記電線側への内倒れを規制する倒れ規制部が設けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記ホルダにはホルダロック受部が設けられ、前記突板部にはホルダロック部が設けられており、前記ホルダロック受部と前記ホルダロック部とが互いに係止されることで、前記ホルダと前記ハウジングとが互いの離脱を規制されるようになっており、かつ、前記ホルダには、前記倒れ規制部を含む壁によって前記第2板を挿入可能な第2板収容凹部が画成されており、前記第2板の前記第2板収容凹部への挿入によって前記突板部の位置決めがなされ、その状態で前記ホルダロック受部と前記ホルダロック部との係止動作がなされるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ハウジングの後面には突板部が後方へ突出して設けられ、突板部はその後端側から取付対象に設けられたホルダ内に挿入保持されるから、ホルダにハウジングをその後面側から装着することができる。また、ハウジングの後面とホルダとの間に突板部が設けられ、電線導出口がホルダに開口して形成されているから、突板部及びホルダ内にて電線の取り回しスペースを十分に確保することができる。
また、電線は、電線導出口とハウジング側電線導出口の両方から導出可能とされるため、電線導出口のみから導出されるよりも突板部及びホルダ内にて無理曲げされ難く、その取り回しの自由度が高められる。
請求項2の発明>
突板部が第1板と第1板と交差する方向に連結されて自由端を有する第2板とからなるため、構成の簡素化が実現される。
請求項3の発明>
第2板は、自由端を有するため、第1板との連結端を略支点として撓み変形等する可能性がある。しかるに本発明によれば、ホルダに、第2板の電線側への内倒れを規制する倒れ防止部が設けられているから、突板部のホルダへの装着によって第2板が変形するのが回避され、ハウジングのホルダへの組付信頼性が高められる。
請求項4の発明>
小型化の要請等に起因して突板部の板厚寸法が小さい場合には、突板部の剛性が低下するのを避け得ない。このため、突板部のホルダへの装着過程で突板部が変形し、ホルダロック受部とホルダロック部とが正規のロック位置から位置ずれして、ロック信頼性が低下する可能性がある。しかるに本発明によれば、第2板の第2板収容凹部への挿入によって突板部の位置決めがなされ、その状態でホルダロック受部とホルダロック部との係止動作がなされるから、ホルダロック受部とホルダロック部とが正規のロック位置に確実に至らしめられ、ロック信頼性が高められる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図20によって説明する。本実施形態に係るコネクタは、雌雄一対のハウジング10、40、リテーナ70A、70B、ホルダ90及び雌雄一対の端子金具110、140を備えて構成されている。雌側ハウジング10はドアミラー等の車体側の取付対象に一体に設けられたホルダ90に装着された状態で雄側ハウジング40と嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については両ハウジング10、40の互いの嵌合面側を前方とし、上下方向については図1を基準とする。
雌側ハウジング10は合成樹脂製であって、ブロック状のハウジング本体11を有している。ハウジング本体11は、図10に示すように、大まかにいって断面長方形状をなし、その両側面が上下方向(高さ方向)に互いに平行に配される一対の長辺部12とされ、その上下両面が左右方向(幅方向)に互いに平行に配される一対の短辺部13とされている。
ハウジング本体11の外面の角部は、面取りが施された面取り部14、15とされている。具体的には、4つの角部のうち、ハウジング本体11の上面両端の面取り部14が互いに同形状とされ、ハウジング本体11の下面両端の面取り部15が互いに同形状とされ、対角上に位置する上面両端の面取り部14と下面両端の面取り部15とが互いに異形状とされており、各面取り部14、15がハウジング本体11の前後方向の全長に亘って形成されている。
上面両端の面取り部14は、高さ方向(後述するリテーナ70Aのリテーナ装着孔28への挿入方向と同義)に対する傾斜角が比較的大きく、幅方向に対する傾斜角が比較的小さくされたテーパ状の緩傾斜部14とされ、下面両端の面取り部15は、高さ方向に対する傾斜角が比較的小さく、幅方向に対する傾斜角が比較的大きくされたテーパ状の急傾斜部15とされている。また、ハウジング本体11の両側面には、緩傾斜部14と急傾斜部15との間に、括れ状の凹所16が設けられ、この凹所16の上下両面はテーパ状の斜面とされ、この斜面の傾斜角は緩傾斜部14の傾斜角とほぼ同じとされている。
ハウジング本体11の上面の幅方向中央部には、雄側ハウジング40を嵌合状態に保持するためのロック受部17が台状に突出して設けられている。ロック受部17の前面は後方に向けて上り勾配となる案内斜面とされ、ロック受部17の後面は略垂直に切り立つ係止面とされている。ハウジング本体11の上面のうちロック受部17の直後方には、後述するロック部50のロック爪54が当接可能な扁平状の台部18が設けられ、台部18の上面は、周囲の上面よりも一段高い位置に配されたフラット面とされている。また、ハウジング本体11の上面は、ロック受部17及び台部18の形成部位を除いてほぼ同一高さで連なるフラット面とされている。
ハウジング本体11の内部には、図17に示すように、雌側端子金具110を収容可能な複数のキャビティ19が前後方向に設けられている。キャビティ19は高さ方向に複数段でかつ幅方向に複数列に分かれて配されている。キャビティ19の前面は相手の雄側端子金具140のタブ142(後述する)が挿入されるタブ挿入口20とされ、ハウジング本体11の前面には、タブ挿入口20の周りを全周に亘って取り囲むとともに、前方へ向かってラッパ状に拡開するタブ142の誘い込み部21が設けられている。一方、ハウジング本体11の後面は、雌側端子金具110に接続された電線Wが引き出される電線引出面とされている。
そして、図10に示すように、幅方向に隣接するキャビティ19同士は高さ方向に並列に延びる複数の縦壁(隔壁22)によって仕切られ、高さ方向に隣接するキャビティ19同士は幅方向に並列に延びる複数の横壁23によって仕切られている。キャビティ19の内壁下面には、撓み可能なランス24が設けられている。ランス24は前後両端が支持された両持ち梁状をなし、その前端支持部が二股状に分かれて配されている。ランス24の上面には係止突起25が設けられ、この係止突起25が雌側端子金具110を弾性的に係止することで、雌側端子金具110がキャビティ19内に一次的に抜け止めされるようになっている。
各ランス24のうち最下段に位置するランス24の先端部は、図14に示すように、雌側ハウジング10の下面に開設された切欠部26を通して外部に露出されている。撓み状態にあるランス24の先端部は切欠部26に進入可能に配されており、ランス24の撓み空間を画成する壁を有しない分、雌側ハウジング10の低背化が実現されている。
ハウジング本体11の下面には、図10に示すように、その幅方向中央よりも一側寄りの位置でかつ2つの隔壁22のうちの一方の隔壁22と対応する位置に、雌側ハウジング10が雄側ハウジング40に誤って嵌合されるのを規制する誤嵌合防止部27が下向きに突出して設けられている。誤嵌合防止部27は、隔壁22から連続して高さ方向に延びるとともに、雌側ハウジング10の前端よりも少し後退した位置から後方へ向けて延びるリブ状をなしている。誤嵌合防止部27の後端は後述するリテーナ装着孔28の前端よりも前方に位置している。また、誤嵌合防止部27の幅方向両側には、この誤嵌合防止部27と平行に並ぶようにして上記の切欠部26が配されている。
なお、本実施形態には、図11に示すように、誤嵌合防止部27の配設位置のみ異なる上記とは別の雌側ハウジング10Aが用意されている。具体的には、この別の雌側ハウジング10Aの下面には、その幅方向中央よりも他側寄りの位置でかつ2つの隔壁22のうちの他方の隔壁22と対応する位置に、上記と同形状の誤嵌合防止部27が突出して設けられている。したがって、両雌側ハウジング10、10Aは誤嵌合防止部27によって互いの構造が識別されるようになっている。
ハウジング本体11の下面には、図17に示すように、全キャビティ19に通じる深さをもったリテーナ装着孔28が凹設されている。リテーナ装着孔28はハウジング本体11の下面から両側面の下端側にかけて開口する形状とされ、ここには下方からリテーナ70Aが挿入可能とされている。リテーナ装着孔28の内面のうち、奥側(上端側)の前面の幅方向両端部には、図15に示すように、リテーナ70Aを移動規制状態に保持する一対の第1係止部29が突出して設けられ、これと対向する後面には同じくリテーナ70Aを移動規制状態に保持する一対の第2係止部30が突出して設けられている。第1係止部29は第2係止部30よりも上方に段違い状に配されており、ハウジング本体11の後部には、第1係止部29を成形する際に金型が抜かれることによってなる型抜き孔31が後面に開口して設けられている。図12に示すように、第1係止部29は型抜き孔31を通して後方から視認可能とされている。また、第2係止部30の上面は型抜き孔31の内下面と面一で連続している。
第1係止部29は、緩傾斜部14の内側に近接して設けられ、具体的には、高さ方向に関してハウジング本体11の中央よりも緩傾斜部14寄りの位置でかつ幅方向に関して緩傾斜部14と重なり合う位置に配されている。第1係止部29の外側には緩傾斜部14の内側において急傾斜部15と比べて増肉された領域Pが確保されており、これによって第1係止部29の形成に伴うハウジング本体11の剛性低下が回避されている。
また、雌側ハウジング10は、ハウジング本体11の後端に一体に連なって後方へ突出する突板部32を有している。具体的には、突板部32は、電線引出面から引き出される電線Wの周りを包囲するように、電線Wとの干渉を回避した電線引出面の外周縁から突出する板状をなし、その後端側からホルダ90内に挿入されるようになっている。より具体的には、突板部32は、図9に示すように、ハウジング本体11の上面に面一で連続する上面を有する第1板33と、ハウジング本体11の両側面に面一で連続する両側外面を有し、かつ第1板33の幅方向両端に対して交差する方向に連結されて下方へ垂下される左右一対の第2板34とからなり、全体として、後方及び下方が開放された門形枠状をなしている。本実施形態の場合には、小型化の要請等によって突板部32の板厚が十分に小さくされており、これによって第2板34は内外に撓み変形可能となっている。
突板部32の外面のうち第1板33と第2板34との交差部位には、ハウジング本体11からの緩傾斜部14が面一で連続して設けられている。突板部32の内面のうち第1板33と第2板34との交差部位には、緩傾斜部14との間に板厚分の距離をおいて緩傾斜部14と平行に配される内側傾斜部35が設けられている。また、第2板34の内面の上端側にはハウジング本体11からの型抜き孔31が連続して凹み形成され、この型抜き孔31によって内側傾斜部35が画成されている。
第1板33と第2板34の後端は前後方向に関して同じ位置に揃えられ、ここがホルダ90に当て止めされる背面視門形の突き当て端面36とされている。両第2板34の下端はハウジング本体11の両側面におけるリテーナ装着孔28の上端とほぼ同じ高さ位置に揃えられ、図5に示すように、両下端間にはハウジング側電線導出口37が保有されている。ハウジング本体11の電線引出面から引き出された電線Wは、ホルダ90及び突板部32の内側にて強制的に屈曲変形され、ホルダ90の電線導出口99(後述する)及びハウジング側電線導出口37を通して下方へ導出されるようになっている。第1板33の上面の幅方向中央部には、雌側ハウジング10をホルダ90に離脱規制状態で保持するためのホルダロック部38が突出して設けられている。ホルダロック部38の後面は前方へ向けて上り勾配となる案内斜面とされ、ホルダロック部38の前面は略垂直に切り立つ係止面とされている。ロック受部17とホルダロック部38とは互いに前後方向の同軸上に同幅をもって配され、ロック受部17のほうがホルダロック部38よりもやや大きくされている。
雌側端子金具110は、図1に示すように、導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、相手側のタブ142を受け入れてこれと接続される筒状の接続部111と、接続部111よりも後方に位置して電線Wの端末に接続されるオープンバレル状のバレル部112、113とからなる。バレル部112、113はさらに電線Wの端末芯線に接続されるワイヤバレル112と、その後方に位置して電線Wの端末被覆に接続されるインシュレーションバレル113とからなる。接続部111には係止突起25を受けるランス孔114が開口して設けられ、また、接続部111の後端顎部115はリテーナ70Aに係止されるようになっている。
リテーナ70Aは合成樹脂製であって、図14、図15及び図17に示すように、幅方向に延びる格子状のリテーナ本体部71と、リテーナ本体部71の幅方向両端に一体に接合されて上方へ突出する板状の側片部72とからなる。リテーナ本体部71には、中段及び下段の各キャビティ19と対応する位置毎に、各キャビティ19と連通可能な窓部73が開設されている。窓部73の内壁下面には雌側端子金具110の後端顎部115に係止可能な抜止部74が突出して設けられている。この抜止部74はリテーナ本体部71の上端において上段の各キャビティ19と対応する位置にも設けられている。
また、リテーナ70Aの下端部には、図14に示すように、リテーナ装着孔28の開口を通して外部に露出される露出部75が設けられている。露出部75の下端の前後両端縁は、リテーナ装着孔28の開口の前後両端縁と対向して配され、そのエッジ部分に面取りが施されることにより、図13に示すように、下向きに傾斜するテーパ状の斜面部76が全幅に亘って構成されている。一方、リテーナ装着孔28の開口の前後両端縁にも同様の下向きに傾斜するテーパ状の斜面部39が全幅に亘って構成されており、両斜面部39、76間に凹み空間が保有されている。
両側片部72の外面下端部には急傾斜部15と対応する一対の切欠斜面77が設けられており、後述する本係止位置において両側片部72がハウジング本体11の両側面より側方へ出っ張らないようにされている。そして、図16に示すように、両側片部72の前側には第1係止受部78が上方へ撓み可能に突出して設けられ、両側片部72の後側には第2係止受部79が同じく上方へ撓み可能に突出して設けられている。両係止受部78、79の間には基部80が設けられ、両係止受部78、79と基部80との間には両係止受部78、79のそれぞれの撓み空間が保有されている。第1係止受部78の上端部(突出端部)には、第1係止部29に弾性的に係止可能な第1係止爪81が前方へ突出して設けられ、第2係止受部79の突出端部には、第2係止部30に弾性的に係止可能な第2係止爪82、83が後方へ突出して設けられている。第2係止爪82、83はさらに上側係止爪82と下側係止爪83とに分かれている。
かかるリテーナ70Aは仮係止位置と本係止位置とに高さ方向に移動可能とされている。仮係止位置では、図15に示すように、下側係止爪83と上側係止爪82との間に第2係止部30が挟持されるとともに、第1係止爪81の上面に第1係止部29の下面が当接することで、リテーナ70Aが移動規制状態に保持される。この状態では、露出部75がハウジング本体11の下面よりも下方に位置し、かつ各抜止部74がキャビティ19から退避した位置にあって、雌側端子金具110のキャビティ19への挿抜が許容される。一方、本係止位置では、図16に示すように、第1係止爪81の下面が第1係止部29の上面に当接するとともに、下側係止爪83の下面が第2係止部30の上面に当接することで、リテーナ70Aが下方(仮係止位置側)へ戻り移動するのが規制される。この状態では、露出部75がハウジング本体11の内側に引っ込み、かつ、各抜止部74がキャビティ19内に進入して、キャビティ19内に正規挿入された雌側端子金具110の後端顎部115に後方から係止可能に配され、もって雌側端子金具110が二次的に抜け止めされるようになっている。なお、上側係止爪82と下側係止爪83との間における内面は第2係止部30の外面形状にほぼ適合する形状とされている。また、上記の露出部75の下面は、リテーナ70Aの仮係止位置から本係止位置への移動の際に押圧される操作面として機能するようになっている。
ホルダ90は合成樹脂製であって、図20に示すように、前方及び下方が開放された略角筒状をなし、その内部には前方から雌側ハウジング10の突板部32を挿入可能な組付空間91が保有されている。ホルダ90の上壁91の幅方向中央部には、ホルダロック部38を案内する斜面の直後方に、ホルダロック部38が嵌合可能な平面視略方形のホルダロック受部92が貫通して設けられている。
また、ホルダ90には、突板部32の第2板34を受け入れ可能な左右一対の第2板収容凹部93が設けられている。第2板収容凹部93は、略垂直に配される側壁94と、側壁94の下端に連なって略水平に配される下壁95と、下壁95の内端に連なって側壁94と略平行に配される内壁96とによって画成されており、側壁94と内壁96との間の距離は、第2板34の板厚寸法と同じか又はそれより僅かに大きくされている。また、ホルダ90には、側壁94、下壁95及び内壁96の各後端に一体に接合して後面を閉止する左右一対の背壁97が設けられている。
また、ホルダ90には、電線Wを外部に導出する電線導出口99が前後方向と直交する下方に開口して設けられている。具体的には電線導出口99は、左右一対の下壁95における互いに平行な対向縁間にてホルダ90の前後方向の略全長に亘って配されている。突板部32がホルダ90に正規装着された状態では、電線導出口99とハウジング側電線導出口37とが前後方向に一部ラップしつつ並んで配されるようになっている。さらに、両側壁94の高さ方向中央部には一対の耳部98が設けられている。
ホルダ90の組付空間91への突板部32の挿入過程では、突板部32の両第2板34が対応する第2板収容凹部93内を位置決め状態で摺動可能に後進する。その後、ホルダ90の組付空間91に突板部32が正規深さで挿入されると、突板部32の位置決め状態が保たれつつホルダロック部38とホルダロック受部92とが弾性的に係止され、もって雌側ハウジング10がホルダ90に保持されるようになっている。この場合に、内壁96は、第2板34が内側(電線W側)に倒れ込むのを規制する倒れ防止部として機能するようになっている。
続いて雄側ハウジング40について説明すると、雄側ハウジング40は合成樹脂製であって、図1及び図19に示すように、ブロック状の端子収容部41と、端子収容部41の前端から前方へ突出する略角筒状のフード部42とからなる。雄側ハウジング40の一側面には、ブラケットへの取付部43が端子収容部41とフード部42とに跨って設けられている。
端子収容部41には、雄側端子金具140を収容可能なキャビティ44が前後方向に設けられている。キャビティ44の内壁下面には雄側端子金具140を抜け止めするためのランス45が撓み可能に設けられている。また、端子収容部41の下面には、下方からリテーナ70Bが装着されるリテーナ装着孔46が開口して設けられている。なお、ランス45及びリテーナ70Bの形状は、既述したランス24及びリテーナ70Aの形状と基本的に同じであり、重複する説明は省略する。
雄側端子金具140は導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、筒状の端子本体部141と、端子本体部141の前端から前方に突出する細棒状のタブ142と、端子本体部141よりも後方に位置して電線Wの端末芯線に接続されるワイヤバレル143と、その後方に位置して電線Wの端末被覆に接続されるインシュレーションバレル144とからなる。端子本体部141にはランス45の係止突起46を受けるランス孔145が開口して設けられ、また、端子本体部141の後端顎部146がリテーナ70Bに係止されるようになっている。
フード部42は、端子収容部41の前方に位置してハウジング本体11の外面形状と対応する内面形状を有するとともに、雌側ハウジング10を位置決め状態で収容可能な嵌合凹部47と、端子収容部41の上面よりも上方に略門形に膨出されたロック部形成用凹部48とからなり、両凹部47、48が高さ方向に連通する内部空間を共有している。ロック部形成用凹部48と端子収容部41との間にはロック受部17を弾性的に係止することで両ハウジング10、40を離脱規制状態に保持するロック部50が配設されている。ロック部50は、端子収容部41の上面前端に接続されて上方に立ち上がる脚部51と、脚部51の上端から前後両方向に延びるアーム部52とからなり、脚部51を支点としてアーム部52が高さ方向に揺動変位可能(弾性変位可能)とされている。アーム部52の後端部は端子収容部41の上面上方に配され、ここには両ハウジング10、40の嵌合状態を解除する際に押圧される解除操作部53が設けられている。また、アーム部52の前端部はロック部形成用凹部48内に配され、ここにはロック受部17を係止可能なロック爪54が下向き(嵌合凹部47の嵌合空間60側)に突出して設けられている。
嵌合凹部47の内面には、面取り部14、15と対応する4つの角部を嵌合空間60側に増肉することにより、面受部55、56が設けられている。面受部55、56は、フード部42の前後方向の全長に亘って形成され、上面両端に位置して緩傾斜部14と適合する一対の緩傾斜受部55と、下面両端に位置して急傾斜部15と適合する一対の急傾斜受部56とからなる。もっとも、嵌合凹部47の内面には凹所16と適合する増肉部分を有しておらず、両ハウジング10、40の嵌合時には嵌合凹部47の内面と凹所16の内面との間に隙間が保有されるようになっている。
また、嵌合凹部47の内面には、ロック部形成用凹部48と対向する下面における幅方向中央よりも一側寄りの位置に、両ハウジング10、40の嵌合時に誤嵌合防止部27を受け入れる誤嵌合防止受部57が凹設されている。この誤嵌合防止受部57は、誤嵌合防止部27の外面形状と適合する略方形の内面形状を有し、フード部42の前端から奥端寄りの位置にかけて誤嵌合防止部27よりも長く延出して構成されている。なお、本実施形態には、誤嵌合防止受部57の配設位置のみ異なる上記とは別の雄側ハウジング(図示せず)が用意されている。
さらに、ロック部形成用凹部48の内面には、雌側ハウジング10が正逆反転した姿勢でかつロック部形成用凹部48の内側にせり出す斜め姿勢をとっている場合に、この雌側ハウジング10の前端と干渉する規制部58が設けられている。詳しくは規制部58は、ロック部形成用凹部48の両側内面における嵌合凹部47の嵌合空間60を臨む位置に対をなして配され、緩傾斜部14の上端に連なりながら内側へ略水平に突出する形状をなしている。規制部58とロック爪54とは、高さ方向に関して互いに重なり合う位置関係にある。
次に、本実施形態に係るコネクタの作用について説明する。
雌側ハウジング10にリテーナ70Aを仮係止位置に留め置き、その状態で雌側ハウジング10のキャビティ19内に雌側端子金具110を挿入する。正規挿入された雌側端子金具110はランス24によって一次的に抜け止めされる。全ての雌側端子金具110を挿入したら、今度はリテーナ70Aを本係止位置に押し込み、図18に示すように、抜止部74を雌側端子金具110の後端顎部115に対峙させることによって雌側端子金具110を二次的に抜け止めする。このとき、リテーナ70Aの露出部75とリテーナ装着孔28の開口の各対向縁には斜面部39、76が面取りされているため、ここに電線W等の異物が引っ掛かるのが防止される。同様に、雌側ハウジング10のキャビティ19内に雄側端子金具140を抜け止め状態で収容する。
続いて、パネル100に開設された貫通孔101にその表面側から裏面側へと雌側ハウジング10を挿通し、さらに裏面側にてホルダ90の組付空間91に雌側ハウジング10をその後端側から後向きの状態で挿入する。雌側ハウジング10の挿入過程では、図2に示すように、第2板34が第2板収容凹部93に位置決め状態で挿入され、これによって雌側ハウジング10が高さ方向及び幅方向に位置ずれするのが規制され、ホルダロック部38がホルダロック受部92と対応(正対)する位置に誘導される。雌側ハウジング10がホルダ90に正規に装着されると、図3に示すように、ホルダロック部38がホルダロック受部92を弾性的に係止して雌側ハウジング10のホルダ90からの離脱が規制される。このとき、図5に示すように、ホルダ90の背壁97の前面には突板部32の突き当て端面36が当て止めされ、かつ取付対象及び背板97には電線Wが当接して下方へ強制的に屈曲させられる。屈曲された電線Wはハウジング側電線導出口37及び電線導出口99を通して外部に導出される。また、雌側ハウジング10がホルダ90に正規に装着されると、図4に示すように、第2板34は、側壁94によって外側への撓み変形が規制されるとともに、内壁96によって内側への撓み変形が規制され、かつ第2板収容凹部93にほぼ密嵌状態で収容される。
ところで、上記の場合に、貫通孔101の裏面側に既に先行ハウジング(図示せず)が配されることにより、貫通孔101内に先行ハウジングから引き出された電線Wが束になって挿入されていると、貫通孔101内のハウジング挿通領域が圧迫されて上記の雌側ハウジング10の挿通動作が規制されるおそれがある。しかるに本実施形態によれば、図8に示すように、雌側ハウジング10には、その4角に面取り部14、15が施されているとともに、短辺部13である下面に誤嵌合防止部27が設けられているから、長辺部12と電線Wとが対向するようにして、電線Wを避けながら雌側ハウジング10の貫通孔101への挿通動作が許容される。特に、誤嵌合防止部27がロック受部17が突成されたハウジング本体11の上面とは反対側の下面に設けられているから、ロック受部17を挟んだ両側に誤嵌合防止部27が設けられる場合と違って、誤嵌合防止部27が貫通孔101の孔周りとの干渉を回避可能な位置に設けられることが可能となる。
続いて、上記の雌側ハウジング10に雄側ハウジング40を正対させ、その状態でハウジング本体11をフード部42内に嵌合する。このとき、雌側ハウジング10が正規の嵌合姿勢をとっていれば、緩傾斜部14及び急傾斜部15がそれぞれ対応する緩傾斜受部55及び急傾斜受部56と適合して摺動可能とされ、その案内作用によって雌側ハウジング10がフード部42の奥側へと円滑に進入する。こうして雌側ハウジング10が正規の嵌合状態に至ると、図1に示すように、ロック部50がロック受部17を弾性的に係止して両ハウジング10、40が離脱規制状態に保持される。このとき、フード部42内にはハウジング本体11の大部が嵌合され、突板部32の全体はホルダ90内に嵌合されている。
ところで、雌側ハウジング10が正逆反転した姿勢をとって嵌合されようとすると、図6の二点鎖線で示すように、急傾斜部15が緩傾斜受部55と対向するとともに、緩傾斜部14が急傾斜受部56と対向するようにして、ハウジング本体11の前端がフード部42(嵌合凹部47)の前端に突き当たり、もって両ハウジング10、40の嵌合動作が規制される。これにより、雌側ハウジング10が正逆反転姿勢のまま雄側ハウジング40に嵌合されてしまうのが回避される。
さらに、上記のように雌側ハウジング10が正逆反転した姿勢をとりながらも無理やりこじ入れられようとすると、図7の二点鎖線で示すように、雌側ハウジング10は、前後軸周りにローリングして斜め姿勢をとりながら嵌合凹部47とロック部形成用凹部48とに跨って両凹部47、48内に進入するおそれがある。しかるに本実施形態によれば、正逆反転姿勢でかつ斜め姿勢をとった雌側ハウジング10は規制部58と干渉してそれ以上の進入動作が規制されるから、雌側ハウジング10が正逆反転姿勢のまま雄側ハウジング40に嵌合されてしまうのがいっそう確実に回避される。
また、両ハウジング10、40の嵌合過程では、誤嵌合防止部27が誤嵌合防止受部57に摺動可能に進入し、さらに両ハウジング10、40の嵌合後には、誤嵌合防止部27が誤嵌合防止受部57内に嵌合状態で収容されるようになっている。このとき、誤って別の雌側ハウジング10Aが嵌合されようとすると、その誤嵌合防止部27が誤嵌合防止受部57に非対応となってフード部42の前端に突き当たりそれ以上の嵌合動作が規制されるため、両ハウジング10、40が誤嵌合されることもない。
以上説明したように本実施形態によれば、次の効果を奏し得る。
雌側ハウジング10が正規の嵌合姿勢をとっていると、面取り部14、15がフード部42の対応する部位に適合して両ハウジング10、40の嵌合動作が支障なく進行する。一方、雌側ハウジング10が正逆反転した姿勢をとっていると、面取り部14、15がフード部42の対応する部位に適合せずに両ハウジング10、40の嵌合動作が規制される。したがって、かかる状態を確認することにより、両ハウジング10、40の誤嵌合が防止される。この場合に、誤嵌合を防止する手段が面取り部14、15によって構成されているから、従来の突部と違って、雌側ハウジング10が嵩張ることがなく、ひいては雄側ハウジング40をも含めたコネクタ全体がコンパクトにまとめられる。
また、面取り部14、15が急傾斜部15と緩傾斜部14とを有し、第1係止部29が緩傾斜部14の内側に近接して設けられているから、緩傾斜部14の内側における急傾斜部15よりも増肉された領域Pが有効に活用され、スペース効率が良好となる。
また、リテーナ70Aの露出部75とリテーナ装着孔28の開口の互いの対向縁には斜面部39、76が面取りされているから、露出部75の対向縁に電線Wが引っ掛かることに起因して、電線Wの被覆が切れたり、リテーナ70Aが雌側ハウジング10から不用意に脱落したりするのが防止される。
また、雌側ハウジング10が正逆反転した姿勢でかつロック部形成用凹部48の内側にせり出した斜め姿勢をとった場合には、ハウジング本体11が規制部58と干渉してそれ以上の嵌合動作を規制するから、雌側ハウジング10が正逆反転姿勢のままフード部42内に進入する事態を回避できる。
そして、誤嵌合防止部27は、ハウジング本体11の下面のうちの互いに隣接するキャビティ19間を仕切る隔壁22と対応する位置に設けられているから、下段のキャビティ19の内壁下面に接続されたランス24が撓み変形しても、誤嵌合防止部27の配設位置が変動することはなく、誤嵌合防止機能の信頼性が高められる。
また、誤嵌合防止部27は、ロック受部17が設けられた短辺部13とは反対側の短辺部13であるハウジング本体11の下面に突出して設けられているから、雌側ハウジング10が貫通孔101に挿通される際に、ハウジング本体11の外面と貫通孔101の内面との間に形成された隙間を誤嵌合防止部27の進入空間105(図8を参照)とすることができ、貫通孔101への挿通動作の円滑性が担保される。
また、ハウジング本体11の外面には撓み状態にあるランス24の先端部が進入可能な切欠部26が開口して設けられているから、ランス24の撓み空間を画成する壁を設けなくて済む分、雌側ハウジング10の低背化が実現される。この場合、ランス24の先端部が切欠部26を通して露出するため、ランス24の先端部が異物と干渉して折損・破損されるおそれがあるものの、本実施形態によれば、誤嵌合防止部27が隣接する切欠部26の間に配されているため、異物が誤嵌合防止部27と当接することによってランス24と干渉するのが回避される。
また、雌側ハウジング10の後面には突板部32が後方へ突出して設けられ、突板部32はその後端側からホルダ90内に挿入保持されるから、ホルダ90に雌側ハウジング10をその後面側から装着することができる。また、雌側ハウジング10の後面とホルダ90との間に突板部32が設けられ、電線導出口99がホルダ90に開口して形成されているから、突板部32及びホルダ90内にて電線Wの取り回しスペースを十分に確保することができる。
また、電線Wが電線導出口99とハウジング側電線導出口37の両方から導出可能とされるため、突板部32及びホルダ90内における電線Wの無理曲げが規制され、電線Wの取り回しの自由度が高められる。また、突板部32が第1板33と第1板33と交差する方向に連結されて自由端を有する第2板34とからなるため、構成の簡素化が実現される。
また、ホルダ90には、第2板34の電線W側への内倒れを規制する内壁96が設けられているから、突板部32のホルダ90への装着によって第2板34が変形するのが回避され、雌側ハウジング10のホルダ90への組付信頼性が高められる。
さらに、小型化等の要請によって突板部32の板厚寸法が小さいため、突板部32のホルダ90への装着過程で突板部32が変形し、ホルダロック受部92とホルダロック部38とが正規のロック位置から位置ずれして、ロック信頼性が低下する可能性がある。しかるに本実施形態によれば、第2板34の第2板収容凹部93への挿入によって突板部32の位置決めがなされ、その状態でホルダロック受部92とホルダロック部38との係止動作がなされるから、ホルダロック受部92とホルダロック部38とが正規のロック位置に確実に至らしめられ、ロック信頼性が高められる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)ハウジング本体の外面における対角上の角部が互いに異形状の面取り部とされていればよく、例えば、各角部がいずれも異形状とされてもよい。
(2)面取り部は、直線状のテーパ面に限らず、曲線状のアール面であってもよい。
(3)斜面部は、直線状のテーパ面に限らず、曲線状のアール面であってもよい。
(4)リテーナ装着孔の開口縁には斜面部が設けられていなくてもよい。
(5)規制部は1つだけ設けられるものであってもよい。
(6)ハウジング本体の下面のうちのランスの先端部と対向する部位は切欠部として構成されずに閉止されていてもよい。
(7)突板部は、第1板と1つの第2板とを交差連結することで背面視L字形に形成されてもよく、あるいは第1板と第2板のいずれか一方だけで構成されてもよい。さらに、突板部は、ハウジング側電線導出口側が開放された断面略半円弧状に形成されてもよい。 (8)実施形態1とは逆に、ホルダロック部が凹設され、ホルダロック受部が突設されるものであってもよい。
(9)実施形態1とは逆に、ロック部が台状に突設され、ロック受部が前後方向にアーム状に突設されるものであってもよい。
(10)ホルダロック部は第2板に設けられてもよい。
(11)ホルダと取付対象とは別体であってもよい。
(12)電線導出口はホルダにおいて前後方向と交差する斜め方向に開口する形態であってもよい。
(13)電線導出口とハウジング側導出口とが前後方向に互いに離間して配されていてもよい。
(14)電線導出口とハウジング側導出口の全体が前後方向にラップして配されていてもよい。
本発明の実施形態1に係り、雌側ハウジングがホルダに装着されるとともに、雌雄の両ハウジングが正規嵌合された状態を示す断面図である。 雌側ハウジングがホルダに装着される過程の状態を示す断面図である。 雌側ハウジングがホルダに装着された状態を示す断面図である。 第2板収容凹部内に第2板が嵌合状態で収容された状態を示す背面視方向の断面図である。 第2板収容凹部内に第2板が嵌合状態で収容された状態を示す平面視方向の断面図である。 雌側ハウジングが正逆反転姿勢をとってその嵌合動作が規制された状態を示す正面図である。 雌側ハウジングが正逆反転姿勢でかつ斜め姿勢をとってその嵌合動作が規制された状態を示す正面図である。 雌側ハウジングがパネルの貫通孔に挿通される状態を示す正面図である。 雌側ハウジングの斜視図である。 雌側ハウジングの正面図である。 誤嵌合防止部の配設位置のみ異なる別の雌側ハウジングの正面図である。 雌側ハウジングの背面図である。 リテーナを装着した雌側ハウジングの側面図である。 リテーナを装着した雌側ハウジングの底面図である。 リテーナが仮係止位置に保持された状態を示す雌側ハウジングのリテーナロック部の断面図である。 リテーナが本係止位置に保持された状態を示す雌側ハウジングのリテーナロック部の断面図である。 リテーナが仮係止位置に保持された状態を示す雌側ハウジングのキャビティ部分の断面図である。 リテーナが本係止位置に保持された状態を示す雌側ハウジングのキャビティ部分の断面図である。 雄側ハウジングの正面図である。 ホルダの斜視図である。
符号の説明
10、10A…雌側ハウジング
11…ハウジング本体
12…長辺部
13…短辺部
14…緩傾斜部(面取り部)
15…急傾斜部(面取り部)
22…隔壁
24…ランス
26…切欠部
27…誤嵌合防止部
28…リテーナ装着孔
32…突板部
33…第1板
34…第2板
37…ハウジング側電線導出口
38…ホルダロック部
40…雄側ハウジング
42…フード部
48…ロック部形成用凹部
50…ロック部
58…規制部
70A、70B…リテーナ
75…露出部
90…ホルダ
92…ホルダロック受部
93…第2板収容凹部
96…内壁(倒れ防止部)
99…電線導出口

Claims (4)

  1. 電線の端末に接続された端子金具を収容可能であって後面から前記電線が引き出されるハウジングと、前記ハウジングが装着されるホルダとを備え、
    前記ハウジングの後面には、前記電線の周りを包囲するように配される突板部が後方へ突出して設けられ、
    前記突板部は、その後端側から取付対象に設けられたホルダ内に挿入保持され、
    前記ホルダには、前記電線を外部に導出する電線導出口が前後方向と交差する方向に開口して形成され、
    さらに、前記突板部には、前記電線を外部に導出するハウジング側電線導出口が前後方向と交差する方向に開口して形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記突板部は、第1板と、前記第1板と交差する方向に連結されて自由端を有する第2板とからなることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ホルダには、前記第2板の内面と当接可能に配されて、前記第2板の前記電線側への内倒れを規制する倒れ規制部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記ホルダにはホルダロック受部が設けられ、前記突板部にはホルダロック部が設けられており、前記ホルダロック受部と前記ホルダロック部とが互いに係止されることで、前記ホルダと前記ハウジングとが互いの離脱を規制されるようになっており、かつ、
    前記ホルダには、前記倒れ規制部を含む壁によって前記第2板を挿入可能な第2板収容凹部が画成されており、
    前記第2板の前記第2板収容凹部への挿入によって前記突板部の位置決めがなされ、その状態で前記ホルダロック受部と前記ホルダロック部との係止動作がなされることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
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