JP4741542B2 - エンジンの動弁装置 - Google Patents

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Description

この発明は、一機関弁に対して一対のカムを有するカムシャフトを備え、前記機関弁の開閉作動用に前記各カムの何れかを選択的に用いることを可能にした、自動二輪車等の車両に好適な四ストロークエンジンの可変動弁装置に関する。
従来、上記動弁装置において、前記カムシャフトと平行なロッカーアームシャフトにその軸回りに揺動可能かつ軸方向で移動可能に支持されるロッカーアームを備え、前記カムシャフトの回転駆動に応じて前記ロッカーアームが前記各カムの何れかに当接し揺動して前記機関弁を開閉作動させると共に、前記ロッカーアームが前記軸方向で適宜移動することで前記機関弁の開閉作動に前記各カムの何れかを選択的に用いることを可能にしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−20710号公報
ところで、上記従来の技術では、前記ロッカーアームの軸方向での移動はエンジン油圧を用いて行われるが、機関弁の開閉状態によってはカムシャフトがロッカーアームを介して機関弁を押し下げている状態(バルブ開状態)であるため、ロッカーアームに付与する力を大きくする必要があるという課題がある。また、機関弁の開閉状態に応じてロッカーアームを移動させるべく電気的なセンサ及び制御等を用いると、装置自身の構成を複雑化させるという課題がある。
そこでこの発明は、ロッカーアームを揺動軸方向で移動させて機関弁の開閉作動用のカムを可変とするエンジンの動弁装置において、比較的単純な構成で機関弁の開閉状態に応じたロッカーアームの移動を可能とすることを目的とする。
上記の課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、一機関弁(6)に対して一対の第一及び第二カム(15a,15b:16a,16b)を有するカムシャフト(11)と、該カムシャフト(11)と平行なロッカーアームシャフト(14)にその軸回りに揺動可能かつ軸方向で移動可能に支持されるロッカーアーム(17,18)とを備え、前記カムシャフト(11)の回転駆動に応じて前記ロッカーアーム(17,18)が前記各カム(15a,15b:16a,16b)の何れかに当接し揺動して前記機関弁(6)を開閉作動させると共に、前記ロッカーアーム(17,18)が前記軸方向で前記第一カム(15a:16a)に当接可能な第一作動位置及び前記第二カム(15b:16b)に当接可能な第二作動位置の何れかに移動することで、前記機関弁(6)の開閉作動に前記各カム(15a,15b:16a,16b)の何れかを選択的に用いることを可能にしたエンジンの動弁装置において、前記ロッカーアーム(17,18)を前記第一作動位置側から第二作動位置側へ移動させる第一ロッカーアーム移動手段(21)と、前記ロッカーアーム(17,18)を前記第二作動位置側から第一作動位置側へ移動させる第二ロッカーアーム移動手段(22)と、前記ロッカーアーム(17,18)の前記軸方向での移動を規制するロッカーアーム移動規制手段(31)とを備え、前記ロッカーアーム移動規制手段(31)が、前記ロッカーアーム(17,18)に前記軸方向での移動を規制するべく係合するアーム部材(33)と、前記カムシャフト(11)に設けられて該カムシャフト(11)の回転駆動時に前記アーム部材(33)を作動させて前記ロッカーアーム(17,18)との係合を解除させる第三カム(36)とを有し、前記機関弁(6)が閉弁したときに、前記アーム部材(33)が前記ロッカーアーム(17、8)との係合を解除し、前記ロッカーアーム(17,18)が前記各ロッカーアーム移動手段(21,22)の何れかにより対応する作動位置に移動し、前記各ロッカーアーム移動手段(21,22)が、それぞれ前記ロッカーアーム(17,18)における前記ロッカーアームシャフト(14)を挿通する基部(17a,18a)に一端を係合させてこれに前記軸方向での力を付与する第一及び第二スプリング(23,24)と、前記ロッカーアームシャフト(14)の外周にその軸方向で相対移動不能に支持されて前記各スプリング(23,24)の他端に係合する第一及び第二スプリング受けカラー(25,26)とを有し、前記ロッカーアーム移動規制手段(31)が、前記各スプリング(23,24)の何れかに前記所定の力を蓄えるまで前記ロッカーアーム(17,17)の前記軸方向での移動を規制する第二アーム部材(34,35)を有し、前記ロッカーアームシャフト(14)はその軸方向で移動可能にエンジン構造体(2)に支持され、前記第二アーム部材(34,35)が前記ロッカーアーム(14)の前記エンジン構造体(2)に対する前記軸方向での移動を規制した状態で、前記ロッカーアームシャフト(14)が前記各スプリング受けカラー(25,26)と共に前記エンジン構造体(2)に対して前記軸方向で移動することで、前記各スプリング(23,24)の何れかに前記所定の力を蓄え、かつ該所定の力が蓄えられた時点で、前記各スプリング受けカラー(25,26)の何れかが前記第二アーム部材(34,35)に当接して該第二アーム部材(34,35)による前記ロッカーアーム(17,18)の移動規制を解除することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記アーム部材(33)が、前記ロッカーアーム(17,18)における前記ロッカーアームシャフト(14)を挿通する基部(17a,18a)に設けられた鍔部(19)に係合することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記各ロッカーアーム移動手段(21,22)における前記ロッカーアーム(17,18)を前記軸方向で移動させる力が、前記ロッカーアーム(17,18)における前記ロッカーアームシャフト(14)を挿通する基部(17a,18a)に入力されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、カムシャフトの回転駆動状態に応じてすなわち機関弁の開閉状態に応じて、ロッカーアームの移動規制及びその解除を機械的に切り替えることで、機関弁の開閉状態に応じたロッカーアームの移動を可能とし、特に機関弁が閉弁した状態でロッカーアームの移動を可能とするので、ロッカーアームを軸方向で移動させるために付与する力を抑えることができる。また、機関弁の開閉状態を検出するための電気的なセンサ及び制御等が不要になり、装置自身の単純化を図ることができる。さらに、複数気筒のエンジンにおいても、各気筒にアーム部材を設けて気筒毎にロッカーアームの移動タイミングを設定することが可能となり、各気筒に最適なタイミングでバルブ駆動用カムを切り替えることができる。
また、ロッカーアームシャフトを各スプリング受けカラーと共に軸方向で移動させることで、各スプリングの何れかを圧縮して前記所定の力を蓄えると共に、各スプリング受けカラーの移動に伴い、第二アーム部材によるロッカーアームの移動規制を解除することで、各ロッカーアーム移動手段が所定の力を蓄える前にロッカーアームが移動してしまうことを防止でき、該ロッカーアームの迅速かつ確実な移動を行うことができる。
請求項2に記載した発明によれば、ロッカーアームの前記軸方向での移動規制を単純かつ確実に行うことができる。
請求項3に記載した発明によれば、ロッカーアームの前記軸方向での移動を円滑に行うことができる。また、各ロッカーアーム移動手段からの力を受けるロッカーアームの基部(鍔部)にアーム部材が係合する構成であれば、ロッカーアーム移動手段からの力をアーム部材が効率良く受けることができる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、説明都合上、図中矢印FRは前方を、矢印LHは左方を、矢印UPは上方をそれぞれ示すものとする。
図1は、例えば自動二輪車等の車両の原動機に用いられる四ストロークDOHC並列四気筒エンジン1のシリンダヘッド2の左側面図である。シリンダヘッド2上にはヘッドカバー3が取り付けられ、これらが形成する動弁室4内には、吸排気バルブ6,7駆動用の動弁装置5が収容される。なお、図中符号C1はシリンダ本体のシリンダボアの中心軸線(シリンダ軸線)を示す。
シリンダヘッド2には気筒毎に吸排気ポート8,9が形成され、該各吸排気ポート8,9の燃料室側開口がそれぞれ前記吸排気バルブ6,7により開閉される。各バルブ6,7は、前記燃焼室側開口に整合する傘状の弁体6a,7aから棒状のステム6b,7bを動弁室4側に延出してなり、該ステム6b,7bが筒状のバルブガイド6c,7cを介してシリンダヘッド2に往復動可能に保持される。
各バルブ6,7のステム6b,7b先端部にはリテーナ6d,7dが取り付けられ、該リテーナ6d,7dとシリンダヘッド2との間に縮設されたバルブスプリング6e,7eのバネ力により、各バルブ6,7が上方に付勢されてその弁体6a,7aが前記燃焼室側開口を閉塞する。一方、前記バルブスプリング6e,7eの付勢力に抗して各バルブ6,7を下方にストロークさせることで、該各バルブ6,7の弁体6a,7aが燃焼室側開口から離間してこれを開放する。
各バルブ6,7のステム6b,7bは、側面視V字状をなすようにシリンダ軸線C1に対して傾斜して設けられる。各ステム6b,7bの上方には、左右方向に沿う吸気側カムシャフト11及び排気側カムシャフト12がそれぞれ配設される。各カムシャフト11,12は、その軸回りに回転可能となるようにシリンダヘッド2(シャフトホルダ2a含む)に支持され、エンジン1の運転時には例えばチェーン式の伝動機構を介してクランクシャフトと連係して回転駆動する(何れも不図示)。なお、図中符号C2,C3は各カムシャフト11,12の中心軸線(カム軸線)を示す。
ここで、エンジン1は四バルブ式であり、気筒毎にそれぞれ左右一対の吸排気バルブ6,7を有する。
各吸気バルブ6は、気筒毎に設けられたロッカーアーム13を介して吸気側カムシャフト11のカム11Aに押圧されて開閉作動する。一方、各排気バルブ7は、ステム7b先端部に装着されたバルブリフタ7fを介して排気側カムシャフト12のカム12Aにより直接的に押圧されて開閉作動する。前記ロッカーアーム13は、吸気バルブ6のステム6b先端部の後方において吸気側カムシャフト11と平行に配設されたロッカーアームシャフト14にその軸回りに揺動可能に支持される。なお、図中符号C4はロッカーアームシャフト14の中心軸線(ロッカー軸線)を示す。
ロッカーアーム13におけるロッカーアームシャフト14を挿通する円筒状の基部13aからは、吸気バルブ6のステム6b先端部に向けてアーム部13bが延出する。アーム部13bの先端部上側には吸気側カムシャフト11のカム11Aが摺接可能なカム摺接部13cが設けられると共に、アーム部13bの先端部下側にはステム6b先端部を下方に押圧可能なバルブ押圧部13dが設けられる。
そして、エンジン1の運転時に吸気側カムシャフト11が回転駆動すると、そのカム11Aがカム摺接部13cに摺接してロッカーアーム13を適宜揺動させ、該ロッカーアーム13のバルブ押圧部13dが吸気バルブ6のステム6b先端部を押圧し、該吸気バルブ6をそのステム6bに沿って適宜往復動させて燃料室側開口を開閉させる。なお、ロッカーアーム13が吸気側カムシャフト11のカム11Aに転接するカムローラを有するものであってもよい。
ここで、エンジン1の動弁装置5の吸気側には、各吸気バルブ6のバルブ開閉タイミングやリフト量を変化させるバルブ可変機構5aが構成される。バルブ可変機構5aは、例えばエンジン回転数が6000rpm(Revolutions Per Minute)未満の低速回転域では吸気側カムシャフト11における低速回転用のカムを用いて各吸気バルブ6を開閉作動させると共に、エンジン回転数が6000rpm以上の高速回転域では吸気側カムシャフト11における高速回転用のカムを用いて各吸気バルブ6を開閉作動させる。
以下、バルブ可変機構5aの一気筒分について説明するが、他の気筒も同様の構成を有するものとしてその説明は省略する。
図2を併せて参照し、吸気側カムシャフト11のカム11Aは、左右吸気バルブ6に対応する前記低速回転域用の左右第一カム15a,16a及び高速回転域用の左右第二カム15b,16bからなる。すなわち、吸気側カムシャフト11は、一気筒当たりに左右吸気バルブ6のそれぞれに対応する左右第一カム15a,16a及び左右第二カム15b,16bの計四つのカムを有する。
以下、左右吸気バルブ6のそれぞれに対応する第一カム15a,16a及び第二カム15b,16bの組を左右カム対15A,16Aとする。左右カム対15A,16Aは、シリンダ軸線C1を挟んで概ね左右対称となる位置に振り分けて配置され、これらの間はカム軸方向で所定量離間する。また、左右カム対15A,16Aは、それぞれ第一カム15a,16aを右側、第二カム15b,16bを左側としてこれらをカム軸方向で隣接させる。左右カム対15A,16A間には、後述のロッカーアーム移動規制機構31のタイミングアーム33を揺動させるためのタイミングカム36が設けられる。
ロッカーアーム13は、ロッカーアームシャフト14にその軸回り(ロッカー軸線C4中心)に揺動可能かつ軸方向(ロッカー軸線C4に沿う方向)で移動可能に支持される。また、ロッカーアーム13は、互いに相対運動可能な(前記軸回りに相対揺動可能かつ軸方向で相対移動可能な)左右ロッカーアーム17,18に分割構成される。左右ロッカーアーム17,18はそれぞれ左右吸気バルブ6に対応して設けられ、これら左右ロッカーアーム17,18が左右第一カム15a,16a又は第二カム15b,16bにより個別に揺動して左右吸気バルブ6を開閉作動させる。
以下、左右ロッカーアーム17,18の基部を符号17a,18a、アーム部を符号17b,18b、カム摺接部を符号17c,18c、バルブ押圧部を符号17d,18dとする。なお、左右アーム部17b,18b、カム摺接部17c,18c及びバルブ押圧部17d,18dは、左右基部17a,18aのロッカーアームシャフト14の軸方向での中心に対してそれぞれシリンダ左右外側にオフセットして設けられる。
図4を併せて参照し、第一及び第二カム15a,16a,15b,16bは、カム軸線C2を中心としかつ互いに同径の円筒状のゼロリフト面F1と、所定の回転位置においてゼロリフト面F1よりも外周側に突出する山形のリフト面F2とを形成する。
また、タイミングカム36も同様に、カム軸線C2を中心とした円筒状のゼロリフト面F3と、所定の回転位置においてゼロリフト面F3よりも外周側に突出する山形のリフト面F4とを形成する。
これら各カム15a,16a,15b,16bのゼロリフト面F1が左右ロッカーアーム17,18のカム摺接部17c,18cに対向する場合には、吸気バルブ6が全閉とされた(リフト量が0とされた)バルブ閉状態となり、リフト面F2がカム摺接部17c,18cに摺接する場合には、吸気バルブ6が所定量開いた(所定量リフトされた)バルブ開状態となる。また、タイミングカム36のゼロリフト面F3がタイミングアーム33のカム摺接部33dに対向する場合には、タイミングアーム33が後述の揺動前状態となり、リフト面F4がタイミングアーム33のカム摺接部33dに摺接する場合には、タイミングアーム33が後述の揺動状態となる。
左右カム対15A,16Aにおける第一カム15a,16aのリフト面F2の突出量(リフト量)は、第二カム15b,16bのそれよりも小さくされる。また、左右カム対15A,16Aの第二カム15b,16bのリフト面F2の突出量及び形状は互いに同一とされる。一方、例えば左カム対15Aの第一カム15aのリフト面F2の突出量は、右カム対16Aのそれよりも小さくされる。これにより、エンジン1の低速回転域での吸気流速が高まると共に、カム切り替え時の吸気量差を増加させて吸気特性の変化が強調される。なお、前記左カム対15Aの第一カム15aのリフト量を0としてもよく、又は第一カム15a,16aのリフト面F2の突出量を互いに同一としてもよい。
左右ロッカーアーム17,18は、それぞれ後述の第一及び第二ロッカーアーム移動機構21,22によりシリンダ左右内側に向けて付勢され、互いの基部17a,18aをロッカーアームシャフト14の軸方向で突き当てた状態で、該ロッカーアームシャフト14にその軸方向で一体的に移動可能に支持される。
左右ロッカーアーム17,18は、エンジン1の運転停止時及び低速回転域での運転時には前記軸方向での右方への移動限界位置にあり、この状態において、左右ロッカーアーム17,18のカム摺接部17c,18cは、それぞれ左右カム対15A,16Aの第一カム15a,16aの下方においてその外周面(カム面)に摺接可能な位置に配置される。
左右ロッカーアーム17,18のバルブ押圧部17d,18dは、カム摺接部17c,18cよりも左右に幅広に設けられ、左右ロッカーアーム17,18が前記右方への移動限界位置にある場合において、その左端部が左右吸気バルブ6のステム6b先端部を押圧可能な位置に配置される。このときの左右ロッカーアーム17,18の前記軸方向での位置を第一作動位置とする。
一方、図3を併せて参照し、左右ロッカーアーム17,18は、エンジン1の高速回転域での運転時には前記軸方向での左方への移動限界位置にあり、この状態において、左右ロッカーアーム17,18のカム摺接部17c,18cは、それぞれ左右カム対15A,16Aの第二カム15b,16bの下方においてその外周面(カム面)に摺接可能な位置に配置される。
左右ロッカーアーム17,18のバルブ押圧部17d,18dは、左右ロッカーアーム17,18が前記左方への移動限界位置にある場合において、その右端部が左右吸気バルブ6のステム6b先端部を押圧可能な位置に配置される。このときの左右ロッカーアーム17,18の前記軸方向での位置を第二作動位置とする。
すなわち、バルブ可変機構5aは、エンジン回転数に応じて第一及び第二ロッカーアーム移動機構21,22を作動させ、左右ロッカーアーム17,18をロッカーアームシャフト14の軸方向で前記第一作動位置及び第二作動位置の何れかに移動させることで、左右吸気バルブ6の開閉作動に各カム15a,16a,15b,16bの何れかを選択的に用いることを可能とする。
第一ロッカーアーム移動機構21は、右ロッカーアーム18の基部18aの右方に位置して該基部18aに前記第一作動位置側(低速回転側)から第二作動位置側(高速回転側)への力を付与する第一スプリング23と、該第一スプリング23の右方に位置してロッカーアームシャフト14の外周にその軸方向で相対移動不能に支持される第一スプリング受けカラー25とを有する。
同様に、第二ロッカーアーム移動機構22は、左ロッカーアーム17の基部17aの左方に位置して該基部17aに前記第二作動位置側から第一作動位置側への力を付与する第二スプリング24と、該第二スプリング24の左方に位置してロッカーアームシャフト14の外周にその軸方向で相対移動不能に支持される第二スプリング受けカラー26とを有する。
各スプリング23,24は、ロッカーアームシャフト14の外周を巻回するように(ロッカーアームシャフト14を挿通させるように)設けられる圧縮コイルスプリングである。第一スプリング23の左端部は右ロッカーアーム18の基部18aの右側外周に嵌合し、第一スプリング23の右端部は第一スプリング受けカラー25の左側内周に嵌合する。一方、第二スプリング24の右端部は左ロッカーアーム17の基部17aの左側外周に嵌合し、第二スプリング24の左端部は第二スプリング受けカラー26の右側内周に嵌合する。
ここで、ロッカーアームシャフト14は、その軸方向で移動可能にシリンダヘッド2に支持され、後述のシャフト駆動機構41の作動によりその軸方向でシリンダヘッド2に対して往復動可能とされる。
ロッカーアームシャフト14及び各スプリング受けカラー25,26は、エンジン1の運転停止時及び低速回転域での運転時にはその軸方向での右方への移動限界位置にある(図2参照)。このとき、左右ロッカーアーム17,18は前記第一作動位置にあり、これら左右ロッカーアーム17,18の基部17a,18aと前記各スプリング受けカラー25,26との間には、それぞれ各スプリング23,24が所定の初期圧縮がなされた状態で縮設される。このときの各スプリング23,24が有する初期荷重は互いに同一とされ、もって左右ロッカーアーム17,18が第一作動位置に保持される。
またこのとき、左ロッカーアーム17の左方への移動は、ロッカーアーム移動規制機構31のタイミングアーム33により規制され、右ロッカーアーム18の左方への移動は、同じくロッカーアーム移動規制機構31の第一爪部材34により規制される。
一方、図3を参照し、ロッカーアームシャフト14及び各スプリング受けカラー25,26は、エンジン1の高速回転域での運転時にはその軸方向での左方への移動限界位置にある。このとき、左右ロッカーアーム17,18は前記第二作動位置にあり、これら左右ロッカーアーム17,18の基部17a,18aと前記各スプリング受けカラー25,26との間には、それぞれ各スプリング23,24が前記同様の初期圧縮がなされた状態で縮設される。このときの各スプリング23,24が有する初期荷重も互いに同一であり、もって左右ロッカーアーム17,18が第二作動位置に保持される。
またこのとき、左ロッカーアーム17の右方への移動は、ロッカーアーム移動規制機構31のタイミングアーム33により規制され、かつロッカーアーム移動規制機構31の第二爪部材35によっても規制される。
なお、ロッカーアームシャフト14及び各スプリング受けカラー25,26の前記軸方向での移動量は、左右ロッカーアーム17,18の前記軸方向での移動量(各作動位置間での移動量)と同一である。
そして、ロッカーアーム移動規制機構31のタイミングアーム33及び各爪部材34,35により、左右ロッカーアーム17,18のシリンダヘッド2に対する前記軸方向での移動を規制した状態で、ロッカーアームシャフト14及び各スプリング受けカラー25,26をシリンダヘッド2に対して前記軸方向で一体的に移動させることで、各スプリング23,24間に所定の弾性力差を生じさせる。
具体的には、前記タイミングアーム33及び第一爪部材34により左右ロッカーアーム17,18の左方への移動を規制した状態で、ロッカーアームシャフト14及び各スプリング受けカラー25,26がシリンダヘッド2に対して前記右方への移動限界位置から左方への移動限界位置に移動することで、その移動分だけ第一スプリング23が圧縮されて弾性力を増加させると共に、第二スプリング24が伸長して弾性力を減少させる。
一方、前記タイミングアーム33及び第二爪部材35により左右ロッカーアーム17,18の右方への移動を規制した状態で、ロッカーアームシャフト14及び各スプリング受けカラー25,26がシリンダヘッド2に対して前記左方への移動限界位置から右方への移動限界位置に移動することで、その移動分だけ第二スプリング24が圧縮されて弾性力を増加させると共に、第一スプリング23が伸長して弾性力を減少させる。
このように各スプリング23,24間の弾性力差(以下、各スプリング23,24の何れかに蓄力した弾性力という)を用いて、左右ロッカーアーム17,18の前記第一又は第二作動位置から第二又は第一作動位置への移動がなされる。なお、各スプリング23,24の前記伸長分には前記初期圧縮分が用いられる。
図2〜4に示すように、ロッカーアーム移動規制機構31は、各スプリング23,24の何れかに所定の弾性力が蓄力されるまで左右ロッカーアーム17,18の前記軸方向での移動を規制するもので、シリンダヘッド2にロッカーアームシャフト14と平行な支持軸32を介してその軸回りに揺動可能かつ軸方向で移動不能に支持されるタイミングアーム33と、左右ロッカーアーム17,18の基部17a,18aの後方かつ左右カム対15A,16Aよりも左右外側においてシリンダヘッド2にロッカーアームシャフトと直交する支持軸34a,35aを介してその軸回りに揺動可能に支持される第一及び第二爪部材34,35とを有してなる。
タイミングアーム33は吸気側カムシャフト11の後方において上下に延在するもで、その上端部は吸気側カムシャフト11の斜め後上方に位置し、該上端部(基部33a)に支持軸32が挿通される。タイミングアーム33の基部33aからは、カム軸線C2に直交する板状のアーム部33bが下方に向けて延出する。
タイミングアーム33のアーム部33bは、その先端部がロッカーアームシャフトに近接するまで下方に延びる。アーム部33bの先端部は、前方に開放する側面視U字状をなすフック部33cとされ、該フック部33cが、左右ロッカーアーム17,18の基部17a,18aの何れかに後方から係合可能とされる。
タイミングアーム33は、フック部33cを左右ロッカーアーム17,18に係合させる側(図4における右回りすなわち時計回り、CW)に付勢されており、このタイミングアーム33のフック部33cが左右ロッカーアーム17,18の何れかに係合した状態で、該左右ロッカーアーム17,18の前記軸方向での移動が規制される。このときのタイミングアーム33の状態を該タイミングアーム33の揺動前状態とする。
また、タイミングアーム33のアーム部33bは、側面視で前方(吸気側カムシャフト11側)に凸の湾曲状をなし、その中間部前側には、吸気側カムシャフト11のタイミングカム36が摺接可能なカム摺接部33dが設けられる。
そして、吸気側カムシャフト11が回転駆動し、所定のタイミングでタイミングカム36のリフト面F4がタイミングアーム33のカム摺接部33dに摺接すると、該タイミングアーム33が前記付勢力に抗して図4における左回り(反時計回り、CCW)に揺動し、そのフック部33cを後方に移動させて左右ロッカーアーム17,18との係合を解除させる。
これにより、例えば各カムが吸気バルブ6を閉めた直後から開き始めるまでの期間(バルブリフト量が0又は微小量の期間)において、タイミングアーム33による左右ロッカーアーム17,18の前記軸方向での移動規制が解除され、左右ロッカーアーム17,18の前記軸方向での移動を可能とする。このときのタイミングアーム33の状態を該タイミングアーム33の揺動状態とする。
また、例えば左ロッカーアーム17の基部17aの右側には、該基部17aよりも大径の鍔部19が一体に設けられる。鍔部19は左右方向に直交する壁状のもので、基部17a全周に渡る環状をなし、かつ所定の左右幅を有して設けられる。この鍔部19の右側面に右ロッカーアーム18の基部18aの左側面が突き当たった状態で、左右ロッカーアーム17,18が一体的に保持される。
タイミングアーム33のフック部33cは、左右ロッカーアーム17,18が第一作動位置にあるときには、鍔部19の左方に当接して左ロッカーアーム17の基部17aに係合し(図2参照)、左右ロッカーアーム17,18が第二作動位置にあるときには、鍔部19の右方に当接して右ロッカーアーム18の基部18aに係合する(図3参照)。すなわち、鍔部19の左右幅は、左右ロッカーアーム17,18の各作動位置間の移動量に相当する。
また、左右ロッカーアーム17,18の基部17a,18aにおける各スプリング23,24と当接する側の端部には、それぞれ前記第一及び第二爪部材34,35が係合可能な第一及び第二係合突部17e,18eが一体に設けられる。
そして、左右ロッカーアーム17,18が第一作動位置にある状態において、第二係合突部18eに第一爪部材34が係合することで、右ロッカーアーム18(ひいては左右ロッカーアーム17,18)の左方への移動が規制される。またこのとき、右基部18aがシリンダヘッド2の第一ストッパ壁2bの左方に隣接することで、右ロッカーアーム18(ひいては左右ロッカーアーム17,18)の右方への移動も規制される。
一方、左右ロッカーアーム17,18が第二作動位置にある状態において、第一係合突部17eに第二爪部材35が係合することで、左ロッカーアーム17(ひいては左右ロッカーアーム17,18)の右方への移動が規制される。またこのとき、左基部17aがシリンダヘッド2の第二ストッパ壁2cの右方に隣接することで、左ロッカーアーム17(ひいては左右ロッカーアーム17,18)の左方への移動も規制される。
第一及び第二爪部材34,35は、支持軸34a,35aを挿通する基部からシリンダ中心側に延出し、その先端部前側にそれぞれ第一及び第二係合突部17e,18eへの係合用の第一及び第二係止爪34b,35bを形成すると共に、中間部前側にはそれぞれ第一及び第二係合突部17e,18eとの係合解除用の第一及び第二トリガー爪34c,35cを形成する。
各爪部材34,35は、それぞれ各係止爪34b,35bを各係合突部17e,18eに係合させる側(第一爪部材34は図2,3における時計回り、第二爪部材35は図2,3における反時計回り)に付勢されている。そして、前述の如く左右ロッカーアーム17,18が第一又は第二作動位置にある状態において、各爪部材34,35の何れかが対応する係合突部17e,18eに係合することで、左右ロッカーアーム17,18の前記軸方向での移動が規制される。このときの各爪部材34,35の状態を該各爪部材34,35の揺動前状態とする。
ここで、第二爪部材35は、ロッカーアームシャフト及び各スプリング受けカラー25,26が右方への移動限界位置にあるとき、第二スプリング受けカラー26にトリガー爪35cが乗り上げることで、前記付勢力に抗して図2,3における時計回りに揺動して第一係合突部17eとの係合を解除する。
一方、第一爪部材34は、ロッカーアームシャフト及び各スプリング受けカラー25,26が左方への移動限界位置にあるとき、第一スプリング受けカラー25にトリガー爪34cが乗り上げることで、前記付勢力に抗して図2,3における反時計回りに揺動して第二係合突部18eとの係合を解除する。
すなわち、各爪部材34,35は、各スプリング受けカラー25,26の移動に伴い、各係合突部17e,18eとの係合状態を切り替え可能とされる。以下、前述の如く爪部材34,35が揺動して係合突部17e,18eとの係合を解除した状態を該爪部材34,35の揺動状態とする。
各係止爪34b,35bの先端前側には傾斜辺が形成され、係合突部17e,18eの近接時にはこれに傾斜辺が摺接し係止爪34b,35bが乗り上げることで、爪部材34,35を前記付勢力に抗して揺動させて係合突部17e,18eを所定の係合位置まで移動可能とされる。
また、トリガー爪34c,35cの先端前側にも傾斜辺が形成され、スプリング受けカラー25,26の近接時にはこれに傾斜辺が摺接しトリガー爪34c,35cが乗り上げることで、爪部材34,35を前記付勢力に抗して揺動させて係合突部17e,18eとの係合を解除可能とされる。
そして、左右ロッカーアーム17,18が前記第一作動位置にあるときに、これを第二作動位置に移動させるべく第一ロッカーアーム移動機構21に所定の力を蓄える際には、まず、図5に示すように、前記シャフト駆動機構41を作動させ、前記右方への移動限界位置にあるロッカーアームシャフト14を各スプリング受けカラー25,26と共に左方へ移動させる。
このとき、第一スプリング受けカラー25が左方への移動限界位置に達する前であれば、第一爪部材34が右ロッカーアーム18の第一係合突部17eに係合したままとなり、該第一爪部材34により右ロッカーアーム18の左方への移動が規制される。
また、第一スプリング受けカラー25が左方への移動限界位置まで移動すると、該第一スプリング受けカラー25と右ロッカーアーム18の基部18aとの間で第一スプリング23が所定量圧縮され、該第一スプリング23が左右ロッカーアーム17,18を第一作動位置から第二作動位置に移動させるだけの弾性力を蓄力した状態となる。
またこのとき、第一スプリング受けカラー25の端部に第一爪部材34のトリガー爪34cが乗り上げ、該第一爪部材34が図5における反時計回りに揺動することで、その係止爪34bの第二係合突部18eへの係合が解除され、当該部位における右ロッカーアーム18の左方への移動規制が解除される。なお、このときの第二爪部材35は、第二スプリング受けカラー26が左方に移動することで、該第二スプリング受けカラー26の端部へのトリガー爪35cの乗り上げが無くなり、前記揺動状態から揺動前状態に戻る。
前述の如く第一爪部材34による右ロッカーアーム18の左方への移動規制が解除された状態において、図7(a)に示すように、タイミングアーム33がそのフック部33cを左ロッカーアーム17の基部17aに係合させた状態であれば、該フック部33cが前記鍔部19に左方から当接して左ロッカーアーム17(ひいては左右ロッカーアーム17,18)の左方への移動を規制する。
一方、図7(b)に示すように、所定のバルブタイミングにおいて、タイミングアーム33のカム摺接部33dにタイミングカム36が摺接し、該タイミングアーム33を図7における反時計回りに揺動させてそのフック部33cの左ロッカーアーム17への係合を解除した状態であれば、当該部位における左ロッカーアーム17(ひいては左右ロッカーアーム17,18)の左方への移動規制も解除され、もって左右ロッカーアーム17,18が前記第一作動位置から第二作動位置へ移動可能となる。
この移動タイミング(タイミングアーム33の揺動タイミング)は吸気バルブ6の全閉時であることから、左右ロッカーアーム17,18の移動に吸気バルブ6からの押圧反力がほとんど影響せず、左右ロッカーアーム17,18をスムーズに移動させることが可能である。
なお、第一係止爪34bによる右ロッカーアーム18の左方への移動規制が解除される前(第一スプリング23に所定の弾性力が蓄力される前)においては、前記所定のバルブタイミングにおいてタイミングアーム33が揺動しても、左右ロッカーアーム17,18が左方へ移動することはない。
また、第二爪部材35は、左ロッカーアーム17の左方への移動時にはその第一係合突部17eに係止爪35bが乗り上げることで前記揺動状態となり、かつ第一係合突部17eが所定の係合位置まで移動した後には前記揺動前状態に戻って係止爪35bを第一係合突部17eに係合させる。
このとき、左右ロッカーアーム17,18が左方への移動限界位置となり、左ロッカーアーム17の左方への移動は前記第二ストッパ壁2cにより規制されると共に、左ロッカーアーム17の右方への移動は第二爪部材35により規制される。
またこのとき、タイミングアーム33は鍔部19の右方に当接する位置において右ロッカーアーム18の基部18aに係合可能となる。なお、右ロッカーアーム18の右方への移動は、第一スプリング23の弾性力により規制される。
次いで、左右ロッカーアーム17,18が前記第二作動位置にあるときに、これを第一作動位置に移動させるべく第二ロッカーアーム移動機構22に所定の力を蓄える際には、まず、図6に示すように、前記シャフト駆動機構41を作動させ、前記左方への移動限界位置にあるロッカーアームシャフト14を各スプリング受けカラー25,26と共に右方へ移動させる。
このとき、第二スプリング受けカラー26が右方への移動限界位置に達する前であれば、第二爪部材35が左ロッカーアーム17の第二係合突部18eに係合したままとなり、該第二爪部材35により左ロッカーアーム17の右方への移動が規制される。
また、第二スプリング受けカラー26が右方への移動限界位置まで移動すると、該第二スプリング受けカラー26と左ロッカーアーム17の基部17aとの間で第二スプリング24が所定量圧縮され、該第二スプリング24が左右ロッカーアーム17,18を第二作動位置から第一作動位置に移動させるだけの弾性力を蓄力した状態となる。
またこのとき、第二スプリング受けカラー26の端部に第二爪部材35のトリガー爪35cが乗り上げ、該第二爪部材35が図6における時計回りに揺動することで、その係止爪35bの第一係合突部17eへの係合が解除され、当該部位における左ロッカーアーム17の右方への移動規制が解除される。なお、このときの第一爪部材34は、第一スプリング受けカラー25が右方に移動することで、該第一スプリング受けカラー25の端部へのトリガー爪34cの乗り上げが無くなり、前記揺動状態から揺動前状態に戻る。
前述の如く第二爪部材35による左ロッカーアーム17の右方への移動規制が解除された状態において、図7(a)に示すように、タイミングアーム33がそのフック部33cを右ロッカーアーム18の基部18aに係合させた状態であれば、該フック部33cが前記鍔部19に右方から当接して左ロッカーアーム17(ひいては左右ロッカーアーム17,18)の右方への移動を規制する。
一方、図7(b)に示すように、所定のバルブタイミングにおいて、タイミングアーム33のカム摺接部33dにタイミングカム36が摺接し、該タイミングアーム33を図7における反時計回りに揺動させてそのフック部33cの右ロッカーアーム18への係合を解除した状態であれば、当該部位における左ロッカーアーム17(ひいては左右ロッカーアーム17,18)の右方への移動規制も解除され、もって左右ロッカーアーム17,18が前記第二作動位置から第一作動位置へ移動可能となる。
この移動タイミング(タイミングアーム33の揺動タイミング)は吸気バルブ6の全閉時であることから、左右ロッカーアーム17,18の移動に吸気バルブ6からの押圧反力がほとんど影響せず、左右ロッカーアーム17,18をスムーズに移動させることが可能である。
なお、第二係止爪35bによる左ロッカーアーム17の右方への移動規制が解除される前(第二スプリング24に所定の弾性力が蓄力される前)においては、前記所定のバルブタイミングにおいてタイミングアーム33が揺動しても、左右ロッカーアーム17,18が右方へ移動することはない。
また、第一爪部材34は、右ロッカーアーム18の右方への移動時にはその第二係合突部18eに係止爪34bが乗り上げることで前記揺動状態となり、かつ第二係合突部18eが所定の係合位置まで移動した後には前記揺動前状態に戻って係止爪34bを第二係合突部18eに係合させる。
このとき、左右ロッカーアーム17,18が左方への移動限界位置となり、右ロッカーアーム18の左方への移動は前記第一ストッパ壁2bにより規制されると共に、右ロッカーアーム18の左方への移動は第一爪部材34により規制される。
またこのとき、タイミングアーム33は鍔部19の左方に当接する位置において左ロッカーアーム17の基部17aに係合可能となる。なお、左ロッカーアーム17の左方への移動は、タイミングアーム33の他に第二スプリング24の弾性力によっても規制される。
このように、エンジン1の回転数(クランクシャフトの回転数)が停止又は低速回転域にある場合と高速回転域にある場合とで、吸気バルブ6の開閉タイミングやバルブリフト量を適宜変化させる(可変にする)ことで、エンジン1の低速回転域ではバルブオーバーラップを少なくすると共にリフト量を抑える一方、エンジン1の高速回転域ではバルブオーバーラップを増やすと共にリフト量を増加させることが可能となる。なお、エンジン1の排気側においても同様のバルブ可変機構を構成してももちろんよく、この場合にはエンジン1の各回転域においてより効率の良い吸排気が可能となる。
図8,9に示すように、シャフト駆動機構41は、その駆動源としての電動モータ42と、該電動モータ42の駆動軸42aと平行に配置される減速ギヤ軸43と、該減速ギヤ軸43の偏心軸43aとロッカーアームシャフト14の一端側とを連結するコンロッド44とを有する。
電動モータ42はシリンダヘッド2の左(又は右)側面に取り付けられ、その駆動軸線C5を側面視でシリンダ軸線C1と直交させるように配置される。電動モータ42の駆動軸42aの外周には駆動ギヤ42bが形成され、該駆動ギヤ42bが減速ギヤ軸43一端側の大径ギヤ43bに噛み合う。これら各ギヤ42b,43bを介して電動モータ42の回転駆動力が減速して減速ギヤ軸43に伝達され、該減速ギヤ軸43の偏心軸43aが左右に変位することで、エンジン1の各気筒に跨って延びる単一のロッカーアームシャフト14が左右方向(軸方向)にストロークする。なお、図9中符号C6は減速ギヤ軸43の回転中心軸線を、符号C7はロッカーアームシャフト14を右方へ移動させた際の偏心軸43aの中心軸線を、符号C7’はロッカーアームシャフト14を左方へ移動させた際の偏心軸43aの中心軸線をそれぞれ示す。
以上説明したように、上記実施例におけるエンジン1の動弁装置5は、一吸気バルブ6に対して一対の第一カム15a,16a及び第二カム15b,16bを有する吸気側カムシャフト11と、該吸気側カムシャフト11と平行なロッカーアームシャフト14にその軸回りに揺動可能かつ軸方向で移動可能に支持される左右ロッカーアーム17,18とを備え、前記吸気側カムシャフト11の回転駆動に応じて前記左右ロッカーアーム17,18が前記各カム15a,16a,15b,16bの何れかに当接し揺動して前記吸気バルブ6を開閉作動させると共に、前記左右ロッカーアーム17,18が前記軸方向で前記第一カム15a,16aに当接可能な第一作動位置及び前記第二カム15b,16bに当接可能な第二作動位置の何れかに移動することで、前記吸気バルブ6の開閉作動に前記各カム15a,16a,15b,16bの何れかを選択的に用いることを可能にしたものにおいて、前記左右ロッカーアーム17,18を前記第一作動位置側から第二作動位置側へ移動させる第一ロッカーアーム移動機構21と、前記左右ロッカーアーム17,18を前記第二作動位置側から第一作動位置側へ移動させる第二ロッカーアーム移動機構22と、前記左右ロッカーアーム17,18の前記軸方向での移動を規制するロッカーアーム移動規制機構31とを備え、前記ロッカーアーム移動規制機構31が、前記左右ロッカーアーム17,18に前記軸方向での移動を規制するべく係合するタイミングアーム33と、前記吸気側カムシャフト11に設けられて該吸気側カムシャフト11の回転駆動時に前記タイミングアーム33を作動させて前記左右ロッカーアーム17,18との係合を解除させるタイミングカム36とを有し、前記吸気バルブ6が閉弁したときに、前記タイミングアーム33が前記左右ロッカーアーム17,18との係合を解除し、前記左右ロッカーアーム17,18が前記各ロッカーアーム移動機構21,22の何れかにより対応する作動位置に移動するものである。
この構成によれば、吸気側カムシャフト11の回転駆動状態に応じてすなわち吸気バルブ6の開閉状態に応じて、左右ロッカーアーム17,18の移動規制及びその解除を機械的に切り替えることで、吸気バルブ6の開閉状態に応じた左右ロッカーアーム17,18の移動を可能とし、特に吸気バルブ6が閉弁した状態で左右ロッカーアーム17,18の移動を可能とするので、左右ロッカーアーム17,18を軸方向で移動させるために付与する力を抑えることができる。また、吸気バルブ6の開閉状態を検出するための電気的なセンサ及び制御等が不要になり、装置自身の単純化を図ることができる。さらに、複数気筒のエンジンにおいても、各気筒にタイミングアーム33を設けて気筒毎に左右ロッカーアーム17,18の移動タイミングを設定することが可能となり、各気筒に最適なタイミングでバルブ駆動用カムを切り替えることができる。
また、上記動弁装置5は、前記タイミングアーム33が、前記左ロッカーアーム17における前記ロッカーアームシャフト14を挿通する基部17aに設けられた鍔部19に係合することで、左右ロッカーアーム17,18の前記軸方向での移動規制を単純かつ確実に行うことができる。
さらに、上記動弁装置5は、前記各ロッカーアーム移動機構21,22における前記左右ロッカーアーム17,18を前記軸方向で移動させる力が、前記左右ロッカーアーム17,18における前記ロッカーアームシャフト14を挿通する基部17a,18aに入力されることで、左右ロッカーアーム17,18の前記軸方向での移動を円滑に行うことができる。また、各ロッカーアーム移動機構21,22からの力を受ける左右ロッカーアーム17,18の基部17a,18a(鍔部19)にタイミングアーム33が係合する構成であれば、各ロッカーアーム移動機構21,22からの力をタイミングアーム33が効率良く受けることができる。
しかも、上記動弁装置5は、前記各ロッカーアーム移動機構21,22が、それぞれ前記左右ロッカーアーム17,18における前記ロッカーアームシャフト14を挿通する基部17a,18aに一端を係合させてこれに前記軸方向での力を付与する第一及び第二スプリング23,24と、前記ロッカーアームシャフト14の外周にその軸方向で相対移動不能に支持されて前記各スプリング23,24の他端に係合する第一及び第二スプリング受けカラー25,26とを有し、前記ロッカーアーム移動規制機構31が、前記各スプリング23,24の何れかに前記所定の力を蓄えるまで前記左右ロッカーアーム17,18の前記軸方向での移動を規制する第一及び第二爪部材34,35を有し、前記ロッカーアームシャフト14はその軸方向で移動可能にシリンダヘッド2に支持され、前記各爪部材34,35の何れかが前記左右ロッカーアーム17,18の前記シリンダヘッド2に対する前記軸方向での移動を規制した状態で、前記ロッカーアームシャフト14が前記各スプリング受けカラー25,26と共に前記シリンダヘッド2に対して前記軸方向で移動することで、前記各スプリング23,24の何れかに前記所定の力が蓄えられ、かつ該所定の力が蓄えられた時点で、前記各スプリング受けカラー25,26の何れかが前記左右ロッカーアーム17,18の移動を規制した状態の前記各爪部材34,35の何れかに当接することで、該各爪部材34,35の何れかによる前記左右ロッカーアーム17,18の移動規制を解除するものである。
この構成によれば、ロッカーアームシャフト14を各スプリング受けカラー25,26と共に軸方向で移動させることで、各スプリング23,24の何れかを圧縮して前記所定の力を蓄えると共に、各スプリング受けカラー25,26の移動に伴い、各爪部材34,35の何れかによる左右ロッカーアーム17,18の移動規制を解除することで、各ロッカーアーム移動機構21,22が所定の力を蓄える前に左右ロッカーアーム17,18が移動してしまうことを防止でき、該左右ロッカーアーム17,18の迅速かつ確実な移動を行うことができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、タイミングアーム33が左右ロッカーアーム17,18に跨って係合してこれらの移動規制を行うものであってもよい。また、各爪部材34,35を用いて左右ロッカーアーム17,18の移動規制を行わず、各ロッカーアーム移動機構21,22が各スプリング23,24の所定の蓄力状態まで作動を規制する構成であってもよい。さらに、ロッカーアームシャフト14が軸方向で移動せず、各スプリング受けカラー25,26のみが適宜移動して各スプリング23,24に蓄力する構成であってもよい。
また、この発明を適用するエンジンは、四バルブ式に限らず二バルブ式又は三バルブ式であってもよく、かつ一気筒の吸気及び排気側に相対揺動不能な単一のロッカーアームを有するものであってもよい。また、DOHCエンジンに限らずOHC又はOHVエンジンであってもよい。さらに、四気筒以外の並列複数気筒エンジンや単気筒エンジン、さらにはV型複数気筒エンジン等、各種形式のレシプロエンジンであってもよい。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例におけるエンジンのシリンダヘッドの左側面図である。 上記エンジンのバルブ可変機構の要部における低速運転時の上面図である。 上記バルブ可変機構の要部における高速運転時の上面図である。 図2のA−A断面図である。 上記バルブ可変機構の第一の作用を示す図2に相当する上面図である。 上記バルブ可変機構の第二の作用を示す図2に相当する上面図である。 (a)は上記バルブ可変機構の第三の作用を示す図4に相当する断面図、(b)は前記第四の作用を示す図4に相当する断面図である。 上記バルブ可変機構のシャフト駆動機構を示す図1に相当する左側面図である。 上記シャフト駆動機構の要部の後面図である。
符号の説明
1 エンジン
2 シリンダヘッド(エンジン構造体)
5 動弁装置
6 吸気バルブ(機関弁)
11 吸気側カムシャフト(カムシャフト)
14 ロッカーアームシャフト
15a,16a 第一カム
15b,16b 第二カム
17,18 左右ロッカーアーム(ロッカーアーム)
17a,18a 左右基部(基部)
19 鍔部
21 第一ロッカーアーム移動機構(第一ロッカーアーム移動手段)
22 第二ロッカーアーム移動機構(第二ロッカーアーム移動手段)
23 第一スプリング
24 第二スプリング
25 第一スプリング受けカラー
26 第二スプリング受けカラー
31 ロッカーアーム移動規制機構(ロッカーアーム移動規制手段)
33 タイミングアーム(アーム部材)
34 第一爪部材(第二アーム部材)
35 第二爪部材(第二アーム部材)
36 タイミングカム(第三カム)

Claims (3)

  1. 一機関弁(6)に対して一対の第一及び第二カム(15a,15b:16a,16b)を有するカムシャフト(11)と、該カムシャフト(11)と平行なロッカーアームシャフト(14)にその軸回りに揺動可能かつ軸方向で移動可能に支持されるロッカーアーム(17,18)とを備え、前記カムシャフト(11)の回転駆動に応じて前記ロッカーアーム(17,18)が前記各カム(15a,15b:16a,16b)の何れかに当接し揺動して前記機関弁(6)を開閉作動させると共に、前記ロッカーアーム(17,18)が前記軸方向で前記第一カム(15a:16a)に当接可能な第一作動位置及び前記第二カム(15b:16b)に当接可能な第二作動位置の何れかに移動することで、前記機関弁(6)の開閉作動に前記各カム(15a,15b:16a,16b)の何れかを選択的に用いることを可能にしたエンジンの動弁装置において、
    前記ロッカーアーム(17,18)を前記第一作動位置側から第二作動位置側へ移動させる第一ロッカーアーム移動手段(21)と、前記ロッカーアーム(17,18)を前記第二作動位置側から第一作動位置側へ移動させる第二ロッカーアーム移動手段(22)と、前記ロッカーアーム(17,18)の前記軸方向での移動を規制するロッカーアーム移動規制手段(31)とを備え、
    前記ロッカーアーム移動規制手段(31)が、前記ロッカーアーム(17,18)に前記軸方向での移動を規制するべく係合するアーム部材(33)と、前記カムシャフト(11)に設けられて該カムシャフト(11)の回転駆動時に前記アーム部材(33)を作動させて前記ロッカーアーム(17,18)との係合を解除させる第三カム(36)とを有し、
    前記機関弁(6)が閉弁したときに、前記アーム部材(33)が前記ロッカーアーム(17、8)との係合を解除し、前記ロッカーアーム(17,18)が前記各ロッカーアーム移動手段(21,22)の何れかにより対応する作動位置に移動し
    前記各ロッカーアーム移動手段(21,22)が、それぞれ前記ロッカーアーム(17,18)における前記ロッカーアームシャフト(14)を挿通する基部(17a,18a)に一端を係合させてこれに前記軸方向での力を付与する第一及び第二スプリング(23,24)と、前記ロッカーアームシャフト(14)の外周にその軸方向で相対移動不能に支持されて前記各スプリング(23,24)の他端に係合する第一及び第二スプリング受けカラー(25,26)とを有し、
    前記ロッカーアーム移動規制手段(31)が、前記各スプリング(23,24)の何れかに前記所定の力を蓄えるまで前記ロッカーアーム(17,17)の前記軸方向での移動を規制する第二アーム部材(34,35)を有し、
    前記ロッカーアームシャフト(14)はその軸方向で移動可能にエンジン構造体(2)に支持され、
    前記第二アーム部材(34,35)が前記ロッカーアーム(14)の前記エンジン構造体(2)に対する前記軸方向での移動を規制した状態で、前記ロッカーアームシャフト(14)が前記各スプリング受けカラー(25,26)と共に前記エンジン構造体(2)に対して前記軸方向で移動することで、前記各スプリング(23,24)の何れかに前記所定の力を蓄え、かつ該所定の力が蓄えられた時点で、前記各スプリング受けカラー(25,26)の何れかが前記第二アーム部材(34,35)に当接して該第二アーム部材(34,35)による前記ロッカーアーム(17,18)の移動規制を解除することを特徴とするエンジンの動弁装置。
  2. 前記アーム部材(33)が、前記ロッカーアーム(17,18)における前記ロッカーアームシャフト(14)を挿通する基部(17a,18a)に設けられた鍔部(19)に係合することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの動弁装置。
  3. 前記各ロッカーアーム移動手段(21,22)における前記ロッカーアーム(17,18)を前記軸方向で移動させる力が、前記ロッカーアーム(17,18)における前記ロッカーアームシャフト(14)を挿通する基部(17a,18a)に入力されることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンの動弁装置。
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