JP4646525B2 - プラズマ検出装置、及びプラズマ検出装置付きレーザ加工機 - Google Patents

プラズマ検出装置、及びプラズマ検出装置付きレーザ加工機 Download PDF

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Description

本発明は、プラズマ検出装置、及びプラズマ検出装置付きレーザ加工機に係り、詳しくは、構成を複雑化させることなく、加工に有害な状態のプラズマを容易に検出することの出来る、プラズマ検出装置、及びプラズマ検出装置付きレーザ加工機に関する。
従来、この種のプラズマ検出装置としては、トーチの先端に設けたセンサ電極と、ワークとの間の電気抵抗を測定して、その電気抵抗に基づいてワークから発生するプラズマを検出する装置が知られている。プラズマが発生すると、センサ電極の電圧(以下「倣い電圧」という。)がトーチとワークとの間隙長に関係なく変動するため、倣い制御が正常に機能しなくなるが、センサ電極とワークとの間は、発生したプラズマを構成する荷電粒子で満たされる。そのため、上記電気抵抗は、開放状態(無限大)から所定値を示すので、電気抵抗を監視することで、プラズマを容易に検出することが出来る。従って、このようにプラズマを検出した際に、例えばトーチの送り速度を減速させることで、プラズマの発生を抑制することが出来るので、倣い制御を安定して機能させることが出来る。
しかし、センサ電極とワークとの間の電気抵抗を測定するためには、プラズマ検出装置に電気抵抗の測定回路を設ける必要があるため、上述したプラズマ検出装置では、その構成が複雑化する不都合があった。
一方、センサ電極とワークとの間の電気抵抗を測定することなく、倣い電圧を監視してプラズマを検出することも可能ではあるが、プラズマが発生した際の倣い電圧は、その発生量が少なく、加工に影響が無い場合であっても変動するため、単に倣い電圧を監視するだけでは、加工に有害な状態のプラズマを容易に検出することは困難であった。そのため、このままではトーチの送り速度を頻繁に減速させてしまうことになり、ワークの加工を円滑に行えない不都合があった。
本発明は、上記した事情に鑑み、構成を複雑化させることなく、加工に有害な状態のプラズマを容易に検出することの出来る、プラズマ検出装置、及びプラズマ検出装置付きレーザ加工機を提供することを目的とするものである。
請求項1の発明は、レーザ光(RZ)をワーク(60)に照射するレーザ照射手段(20)を設け、該レーザ照射手段(20)は前記ワーク(60)に対向するセンサ電極(23)を有し、該センサ電極の電圧(V)を検出するセンサ電極電圧検出手段(36)を設け、該センサ電極電圧検出手段(36)により検出されたセンサ電極の電圧(V)に基づいて、前記レーザ照射手段(20)と前記ワーク(60)との間隙長(GAP)を制御する間隙長制御手段(35、43、43a)を設けた、レーザ加工機(1)であって、前記レーザ加工機(1)のレーザ照射手段(20)から照射されたレーザ光(RZ)により前記ワーク(60)から発生するプラズマ(PZ)を検出することの出来る、レーザ加工機のプラズマ検出装置(31)において、
前記レーザ加工機(1)のセンサ電極電圧検出手段(36)により検出されたセンサ電極の電圧(V)が変動する電圧変動区間(A11、A12、A13)を検出する、電圧変動区間検出手段(41)を設け、
前記電圧変動区間検出手段(41)は、前記レーザ加工機のセンサ電極電圧検出手段(36)により検出されたセンサ電極の電圧(V)についての時間に対する電圧勾配(VS)を演算する、電圧勾配演算手段(40)を有しており、
前記電圧変動区間検出手段(41)は、前記電圧勾配演算手段(40)により演算された電圧勾配(VS)が所定値(VSsh)を超えている区間(A11、A12、A13)を、前記電圧変動区間として検出し、
前記電圧変動区間検出手段(41)により検出された電圧変動区間(A11、A12、A13)に対応する電圧変動時間(T11、T12、T13)を、電圧変動積算時間(Tad)として積算する、電圧変動時間積算手段(38)を設け、
前記電圧変動時間積算手段(38)により積算された電圧変動積算時間(Tad)に基づいて、前記電圧勾配が最初に前記所定値(VSsh)を超えた時点(t11)からの一定時間に対する電圧変動発生率(RT)を演算する、電圧変動発生率演算手段(39)を設け、
前記電圧変動時間積算手段は、前記電圧変動区間に対応する電圧変動時間を、前記一定時間について積算し、
前記電圧変動発生率演算手段(39)により演算された電圧変動発生率(RT)に基づいて、前記プラズマ(PZ)を検出したか否かを判定し、その判定結果を出力する、プラズマ検出判定手段(39)を設け、
たことを特徴として構成される。
請求項2の発明は、請求項に記載したレーザ加工機のプラズマ検出装置(31)を設け、
前記レーザ照射手段(20)を所定の送り速度で移動駆動させる、移動駆動手段(35)を設け、
加工プログラム(PRO)中で指示された送り速度及び前記レーザ光(RZ)の照射出力で、前記ワーク(60)に対する加工を実行する、加工実行手段(43、43X、43Y、45、45a)を設け、
前記プラズマ検出判定手段(39)から前記プラズマ(PZ)を検出した旨の判定結果が出力された場合に、前記加工プログラム(PRO)中で指示された送り速度又はレーザ光(RZ)の照射出力を低下させる形で変更する、加工条件変更手段(35)を設け、
前記加工実行手段(43、43X、43Y、45、45a)は、前記加工条件変更手段(35)により変更された送り速度又はレーザ光(RZ)の照射出力で、前記ワーク(60)に対する加工を実行することを特徴として構成される。
請求項3の発明は、レーザ光(RZ)をワーク(60)に照射するレーザ照射手段(20)を設け、該レーザ照射手段(20)は前記ワーク(60)に対向するセンサ電極(23)を有し、該センサ電極の電圧(V)を検出するセンサ電極電圧検出手段(36)を設け、該センサ電極電圧検出手段(36)により検出されたセンサ電極の電圧(V)に基づいて、前記レーザ照射手段(20)と前記ワーク(60)との間隙長(GAP)を制御する間隙長制御手段(35、43、43a)を設けた、レーザ加工機(1)において、
前記センサ電極電圧検出手段(36)により検出されたセンサ電極の電圧(V)についての時間に対する電圧勾配(VS)を演算する、電圧勾配演算手段(40)を設け、
前記電圧勾配演算手段(40)により演算された電圧勾配(VS)に基づいて、前記レーザ照射手段(20)から照射されたレーザ光(RZ)により前記ワーク(60)から発生するスパッタを検出したか否かを判定し、その判定結果を出力する、スパッタ検出判定手段(42)を設け、
前記スパッタ検出判定手段がスパッタを検出したものと判定した場合に、前記間隙長制御手段による倣い制御を一時的に停止する、倣い制御停止手段を設け、
前記電圧勾配演算手段(40)により演算された電圧勾配(VS)が所定値(VSsh)を超えている区間を、前記センサ電極電圧検出手段(36)により検出されたセンサ電極の電圧(V)が変動する電圧変動区間(A11、A12、A13)として演算する、電圧変動区間演算手段(41)を設け、
前記電圧変動区間演算手段(41)により演算された電圧変動区間(A11、A12、A13)に対応する電圧変動時間(T11、T12、T13)を、電圧変動積算時間(Tad)として積算する、電圧変動時間積算手段(38)を設け、
前記電圧変動時間積算手段(38)により積算された電圧変動積算時間(Tad)に基づいて、前記電圧勾配が最初に前記所定値を超えた時点からの一定時間に対する電圧変動発生率(RT)を演算する、電圧変動発生率演算手段(39)を設け、
前記電圧変動時間積算手段(38)は、前記電圧変動区間(A11、A12、A13)に対応する電圧変動時間(T11、T12、T13)を、前記一定時間について積算し、
前記電圧変動発生率演算手段(39)により演算された電圧変動発生率(RT)に基づいて、前記プラズマ(PZ)を検出したか否かを判定し、その判定結果を出力する、プラズマ検出判定手段(39)を設け、
前記レーザ照射手段(20)を所定の送り速度で移動駆動させる、移動駆動手段(35)を設け、
加工プログラム(PRO)中で指示された送り速度及び前記レーザ光(RZ)の照射出力で、前記ワーク(60)に対する加工を実行する、加工実行手段(43、43X、43Y、45、45a)を設け、
前記プラズマ検出判定手段(39)から前記プラズマ(PZ)を検出した旨の判定結果が出力された場合に、前記加工プログラム(PRO)中で指示された送り速度又はレーザ光(RZ)の照射出力を低下させる形で変更する、加工条件変更手段(35)を設け、
前記加工実行手段(43、43X、43Y、45、45a)は、前記加工条件変更手段(35)により変更された送り速度又はレーザ光(RZ)の照射出力で、前記ワーク(60)に対する加工を実行し、
前記電圧勾配演算手段による電圧勾配の演算処理を前記スパッタ検出判定手段及びプラズマ検出判定手段で共有させるようにしたことを特徴として構成される。
請求項1の発明によれば、プラズマ(PZ)の発生量を、時間あたりの電圧変動発生率(RT)により、センサ電極の電圧(V)が時間あたりに変動する頻度として捉えるので、上記電圧変動発生率(RT)を監視することで、多量に発生したプラズマ(PZ)を容易に検出することが出来る。これにより、センサ電極の電圧(V)を利用してプラズマ(PZ)を検出することが出来るので、従来のように、センサ電極(23)とワーク(60)の間の電気抵抗を測定する回路を設ける必要がなくなり、プラズマ検出装置(31)の構成を複雑化させることを防止することが出来る。
また、センサ電極の電圧(V)が変動する電圧変動区間(A11、A12、A13)を、電圧勾配(VS)の緩急に基づいて検出するので、電圧変動区間(A11、A12、A13)を正確に検出することが出来、多量に発生したプラズマ(PZ)を正確に検出することが出来る。
更に、電圧変動発生率(RT)を、一定時間について積算された電圧変動積算時間(Tad)に基づいて演算するので、発生したプラズマ(PZ)の量を正確に検出することが出来る。
請求項2の発明によれば、プラズマ(PZ)が多量に発生した際に、送り速度やレーザ光(RZ)の照射出力を低下させることにより、発生したプラズマ(PZ)を消滅させるように制御することが出来、ワーク(60)の加工を中断させることなく円滑に行うことが出来る。
請求項3の発明によれば、電圧勾配(VS)に基づいてスパッタを検出することが出来るので、レーザ加工機(1)の多くに設けられている既存のスパッタ検出装置で、プラズマ検出の際における電圧勾配(VS)の演算処理を兼ねることが出来、レーザ加工機(1)の処理全体の効率化を図ることが出来る。

なお、括弧内の番号などは、本発明の理解を助けるために、図面における対応する要素を便宜的に示すものである。従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではなく、また、この符号の記載により本発明を解釈すべきでない。
図1は、本発明が適用されるレーザ加工機の一例を示す全体斜視図、図2は、トーチの一例を示す概略側面(一部断面)図、図3は、制御装置の一例を示すブロック図、図4は、倣い制御の説明図で、(a)はプラズマが発生していない場合の静電容量、(b)はプラズマが多量に発生した場合の静電容量、図5は、スパッタが発生した場合におけるタイムチャートの一例で、(a)は倣い電圧、(b)は電圧勾配、(c)は制御信号、図6は、プラズマが多量に発生した場合におけるタイムチャートの一例で、(a)は倣い電圧、(b)は電圧勾配、(c)は制御信号、(d)は積分信号である。
図1は、本発明の一実施例であるレーザ加工機1を示している。本発明が適用されるレーザ加工機1は、例えば加工用CNC装置(NC切断機)であり、ワーク設置装置1a、レーザ照射装置1b、及び制御装置1cを備えている。ワーク設置装置1aの図中上方には、レーザ照射装置1bが配設されており、ワーク設置装置1a及びレーザ照射装置1bには、制御装置1cが付設されている。
ワーク設置装置1aには、レーザ加工機1を床に固定させるベース2が設けられており、ベース2には、その上面にテーブル3が設けられている。テーブル3には、ワーク60を設置する水平なワーク設置面3aが設けられており、ワーク設置面3aは、後述するX軸駆動モータ43X(図示せず)により、ベース2に対して矢印A、B方向(X軸方向)に移動駆動自在に設けられている。また、ワーク設置面3aには、ワーク60を接地する接地処理手段(図示せず)が設けられている。
レーザ照射装置1bには、コラム5が設けられており、コラム5は、X軸方向に移動駆動自在な上記テーブル3に干渉することがないように、テーブル3を跨ぐ形でベース2に固定されている。また、コラム5には、X軸方向に直角かつ水平な矢印C、D方向(Y軸方向)に沿って、サドル用レール5a、5aが設けられており、サドル用レール5a、5aには、後述するY軸駆動モータ43Y(図示せず)により、コラム5に対してY軸方向に移動駆動自在なサドル6が設けられている。
また、サドル6の内部には、加工ヘッド本体(図示せず)が設けられており、加工ヘッド本体は、後述するZ軸駆動モータ43Z(図示せず)により、コラム5に対してX及びY軸方向に直角な矢印E、F方向(Z軸方向)に、移動駆動自在に構成されている。
また、コラム5には、上記サドル6よりも図1中の矢印B側(紙面奥側)の位置において、後述するレーザ発振器45a(図示せず)が設けられている。レーザ発振器45aは、レーザ媒質が、例えば、CO(炭酸ガス)やYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット単結晶)などからなり、当該媒質を介してレーザ光を発振・射出自在に構成されている。また、レーザ発振器45aは、レーザ光路管7を介して上記加工ヘッド本体に接続されている。
レーザ光路管7は、上記レーザ発振器45aに接続された光路管7a(破線により一部のみ図示)及び、該光路管7aと加工ヘッド本体との間を矢印A、B方向に接続した伸縮管7bを有している。伸縮管7bは、サドル6と光路管7aとの間の動きに伴って伸縮するテレスコーピック機構などにより構成されている。従って、レーザ発振器45aにより射出されたレーザ光は、光路管7aの内部を通過し、更に伸縮管7bの内部を通過する形で、サドル6内の加工ヘッド本体に到達するようになっている。
加工ヘッド本体には、外スリーブ部材9が設けられており、外スリーブ部材9は、適宜な駆動モータ(図示せず)により、Z軸に平行な軸心CT1を中心に、加工ヘッド本体に対して回転駆動・位置決め自在に軸支されている。外スリーブ部材9には、回転先端部材10が設けられており、回転先端部材10は、適宜な駆動モータ(図示せず)により、軸心CT1に直角かつ水平な軸心CT2を中心に、外スリーブ部材9に対して回転駆動・位置決め自在に軸支されている。回転先端部材10には、ワーク設置面3aに対して直角に向いたトーチ20が設けられている。
また、トーチ20には、後述する倣い制御駆動モータ43a(図示せず)が設けられており、トーチ20は、該倣い制御駆動モータ43aを介して、レーザ光の射出方向であるトーチ軸心CT3に沿って、所定距離に亙り移動・位置決め自在に構成されている。
外スリーブ部材9及び回転先端部材10の内部には、適宜な反射鏡(図示せず)が設けられており、これら反射鏡は、加工ヘッド本体に到達したレーザ光を、外スリーブ部材9、回転先端部材10、及びトーチ20の内部を通過させて、ワーク60に対して法線方向(トーチ軸心CT3)から照射出来るように構成されている。
また、外スリーブ部材9の内部には、適宜な集光レンズ(図示せず)が設けられており、該集光レンズは、レーザ光を、ワーク60の板厚方向に対して、所定の焦点位置で集光出来るように構成されている。更に、トーチ20には、窒素などアシストガスのボンベに接続されたアシストガス放出手段(図示せず)が設けられており、アシストガス放出手段は、ワーク60に対してアシストガスを放出自在に構成されている。
トーチ20は、図2に示すように、スリーブ部材21が設けられており、スリーブ部材21は、図1で説明した回転先端部材10に、保持部25を介して係合されている。また、スリーブ部材21には、係合部材22が設けられており、更に、係合部材22には、ノズルを兼ねる中心電極23が嵌入されている。これらスリーブ部材21、係合部材22、及び中心電極23には、集光されたレーザ光RZ(1点鎖線)を干渉しないように、略円錐形状の中空部21aが形成されており、レーザ光RZは、中心電極(ノズル)23の下端部であるトーチ先端部23aから、照射されるようになっている。
上記係合部材22、及び中心電極23は、適宜な導電性材料で構成されており、中心電極23は、係合部材22を介して、電気配線26に接続されている。更に、電気配線26は、後述する倣い電圧検出部36に接続されている。
次いで、レーザ加工機1の制御装置1cは、図3に示すように、主制御部30を有しており、主制御部30にはバス線46を介して、キーボードなどの入力部33、加工制御部35、倣い電圧検出部36、メモリ部37、積分処理部38、プラズマ検出判定部39、微分処理部40、制御信号生成部41、スパッタ検出判定部42、駆動制御部43、照射出力制御部45などが接続されている。これらのうち、積分処理部38、プラズマ検出判定部39は、プラズマ検出装置31(1点鎖線)として機能しており、微分処理部40、制御信号生成部41、スパッタ検出判定部42は、スパッタ検出装置32(破線)として機能している。
また、倣い電圧検出部36には、センサ電極23が接続されている。駆動制御部43には、X軸駆動モータ43X、Y軸駆動モータ43Y、Z軸駆動モータ43Z、倣い制御駆動モータ43aが接続されている。照射出力制御部45には、レーザ発振器45aが接続されている。
レーザ加工機1は以上のような構成を有するので、レーザ加工機1を用いて、例えば板状のワーク60を加工するには、まずオペレータは、図1に示すように、ワーク60をワーク設置面3a上に設置して、制御装置1cに設けられた起動スイッチ(図示せず)を介して電源投入すると、レーザ加工機1が起動され、接地処理手段(図示せず)は、設置されたワーク60を接地する。
レーザ加工機1を起動すると、オペレータは、入力部33を介して、加工プログラムPRO及びワーク情報WDを入力する(ワーク情報WDは、加工プログラムPROの一部を構成することもある)。加工プログラムPROは、ワーク60の加工形状、トーチ20の送り速度、レーザ光RZの照射出力などに関する指令からなり、ワーク情報WDは、ワーク60の材質や板厚に関する情報からなる。オペレータが、加工プログラムPRO及びワーク情報WDを入力すると、主制御部30は、入力された加工プログラムPRO及びワーク情報WDを、メモリ部37に格納する。
次いで、オペレータが、入力部33を介して加工指令を入力すると、これを受けて主制御部30は、加工制御の実行を、加工制御部35に指令する。加工制御部35は、まず、メモリ部37から、加工プログラムPROを読み出し、駆動制御部43を介して、X、Y、Z軸駆動モータ43X、43Y、43Zを駆動制御して、トーチ20を、加工プログラムPROが指示する所定位置(例えばピアシングポイント)に配置させる。
トーチ20を所定位置に配置すると、加工制御部35は、照射出力制御部45を介して、加工プログラムPROが指示する照射出力で、レーザ発振器45aを発振させ、レーザ光RZを射出させる。射出されたレーザ光RZは、レーザ光路管7、加工ヘッド本体(図示せず)、外スリーブ部材9、回転先端部材10、及びトーチ20を経由して、ワーク60に照射される。また、加工制御部35は、アシストガス放出手段(図示せず)を起動させ、アシストガスをワーク60に放出させる。
レーザ光RZをワーク60に照射すると、加工制御部35は、トーチ20の移動制御を開始する。即ち、加工制御部35は、駆動制御部43を介して、X、Y軸駆動モータ43X、43Yを駆動制御して、加工プログラムPROが指示する送り速度で、かつ加工プログラムPROが指示する加工形状に沿って、トーチ20をワーク60に対して相対的に移動制御する。
また、主制御部30は、加工制御部35に対して、上述したトーチ20の移動制御と共に、倣い制御を実行するように指令する。倣い制御の実行指令を受けて、加工制御部35は、倣い電圧検出部36から、センサ電極23の電圧(以下「倣い電圧V」という。)の取り込みを開始する。
図4は、倣い制御の説明図で、トーチ20とワーク60との間に発生した静電容量の一例を示している。なお、同図に示す静電容量は、発明の理解を容易にするために単純化したものである。
トーチ先端部23aとワーク60との間には、図4(a)に示すように、それぞれを対向電極とする(つまり間隙長GAPを電極間の距離とする)コンデンサの静電容量CGAPが発生している。ワーク60は、接地処理手段(図示せず)により接地されているので、倣い電圧Vは、上記コンデンサの電圧に相当する。
図4(a)に示すように、プラズマが発生していない場合、上記コンデンサの電荷量Q(図示せず)は略一定なので、倣い電圧Vは静電容量CGAPと反比例の関係(V=Q/CGAP)にあると共に、静電容量CGAPは間隙長GAPと反比例の関係(CGAP=εS/GAP、εは空気中の誘電率、Sは実効断面積)にあるので、倣い電圧Vと間隙長GAPとは、比例関係となる。
メモリ部37には、この比例関係を示す、間隙長GAPに対応する倣い電圧Vの対応テーブルが準備されており、加工制御部35は、倣い電圧検出部36から倣い電圧Vの取り込みを開始すると、メモリ部37から、上述した対応テーブルとワーク情報WDとを呼び出す。
加工制御部35は、上記対応テーブル及びワーク情報WDを呼び出すと、呼び出したワーク情報WDが示す、ワーク60の材質や板厚に関する情報に基づいて、板厚方向の焦点位置をワーク表面60aに対して一定に維持するように、設定すべき間隙長GAPを演算する。設定すべき間隙長GAPを演算すると、更に、呼び出した対応テーブルに基づいて、上記演算した間隙長GAPに対応する倣い電圧V(以下「基準電圧VGAP」という。)を設定する。
基準電圧VGAPを設定すると、加工制御部35は、取り込んだ倣い電圧Vの、基準電圧VGAPに対する差分電圧ΔVを演算し、該差分電圧ΔVが0となる方向に、駆動制御部43を介して、倣い制御駆動モータ43aを駆動制御する。これにより、トーチ20は、間隙長GAPが所定値に略々維持され、ワーク60上の起伏に関係なく、板厚方向の焦点位置がワーク表面60aに対して略々一定に維持されることになる。また、間隙長GAPが所定値に維持されるので、倣い電圧Vも同様に、基準電圧VGAPに略々維持されることになる。
次いで、主制御部30は、スパッタ検出装置32(図3に示す破線)に対して、上述した倣い制御と共に、スパッタ検出制御を実行するように指令する。このスパッタ検出装置32は、レーザ光RZの照射によりワーク60から発生したスパッタ(金属粒子の飛散)を検出するように構成されている。スパッタ検出装置32の微分処理部40は、スパッタ検出制御の実行指令を受けて、倣い電圧検出部36から、倣い電圧Vの取り込みを開始する。微分処理部40は、倣い電圧Vの取り込みを開始すると、順次取り込まれる倣い電圧Vを微分演算し、時間に対する電圧勾配VSとして、スパッタ検出装置32の制御信号生成部41に出力する。
制御信号生成部41は、微分処理部40から入力される電圧勾配VSを、所定周期でサンプリングして、サンプリングした電圧勾配VSが、所定の閾勾配VSshを超えたか否かを判定する。制御信号生成部41は、所定電圧のパルス(例えば最小パルス幅が1ms)を、制御信号SPCとして出力自在に構成されており、電圧勾配VSが閾勾配VSshを超えたと判定した場合、制御信号SPCの出力をONにし、一方、電圧勾配VSが閾勾配VSshを超えていないと判定した場合、制御信号SPCの出力をOFFにする。
具体的に、スパッタが発生した場合における、上記スパッタ検出制御について、図5に沿って説明する。図5は、スパッタが発生した場合におけるタイムチャートの一例で、(a)は倣い電圧V、(b)は電圧勾配VS、(c)は制御信号SPCを示している。
図5(a)に示すように、時点t0で、倣い電圧Vが、基準電圧VGAPに略々維持されている場合、電圧勾配VSは、同図(b)に示すように0なので、制御信号生成部41は、電圧勾配VSが閾勾配VSsh(図5(b)に示す1点鎖線)を超えていないと判定し、同図(c)に示すように、制御信号SPCの出力をOFFにする。
その後、スパッタが発生すると、倣い電圧Vが上昇し始め、それに伴い電圧勾配VSも上昇する。時点t1で、電圧勾配VSが閾勾配VSshを超えると、制御信号生成部41は、電圧勾配VSが閾勾配VSshを超えたと判定し、出力を制御信号SPCのONにする。
そして、倣い電圧VがピークPK1に近付くにつれ、電圧勾配VSが低下していき、時点t2で、電圧勾配VSが閾勾配VSshより低くなると、制御信号生成部41は、電圧勾配VSが閾勾配VSshを超えていないと判定し、制御信号SPCの出力をOFFにする。
従って、制御信号生成部41は、時点t1からt2までの、倣い電圧Vが急勾配で変動した区間A1(図5(a)参照)を検出することになり、図5(c)に示すように、当該区間A1をON時間とする制御信号SPC1を生成して、スパッタ検出判定部42に出力する。
スパッタ検出判定部42は、制御信号生成部41から制御信号SPC1が入力されると、入力された制御信号SPC1のON時間が、閾時間Tsh(図5(c)に示す2点鎖線)を超えたか否かを判定する。ON時間が閾時間Tshを超えたと判定した場合、スパッタを検出した旨の信号を、加工制御部35に出力する。一方、ON時間が閾時間Tshを超えていないと判定した場合、スパッタを検出した旨の信号を出力しない。
ここでは、閾時間Tshは、スパッタが発生した際に測定演算される平均的な制御信号SPCのON時間よりも、若干短く設定されており、従って、図5(c)に示す制御信号SPC1のON時間T1は、閾時間Tshより長くなるので、スパッタ検出判定部42は、ON時間T1が閾時間Tshを超えたと判定し、スパッタを検出した旨の信号を、加工制御部35に出力する。加工制御部35は、スパッタを検出した旨の信号を受けると、駆動制御部43に所定信号を出力して、上述した倣い制御を一時停止する。そして、スパッタによる倣い電圧Vの変動が収束するであろう所定時間後に、駆動制御部43に対して、倣い制御を再開するように所定信号を出力する。
こうして、スパッタ検出制御が実行されると、ワーク60の加工実行中にスパッタが発生した場合であっても、倣い制御がスパッタによる影響を回避した形で実行されるので、倣い制御は極力正常に機能されることになる。
次いで、主制御部30は、プラズマ検出装置31(図3に示す1点鎖線)に対して、上述したスパッタ検出制御と共に、本発明の要旨であるプラズマ検出制御を実行するように指令する。
プラズマ検出制御の実行指令を受けて、プラズマ検出装置31の積分処理部38は、スパッタ検出装置32の制御信号生成部41から、制御信号SPCの取り込みを開始する。積分処理部38は、制御信号SPCの取り込みを開始すると、順次取り込まれる制御信号SPCを、それらのON時間を積算する形に、積分演算する。積分処理部38は、この積分演算を後述する所定時間Tctについて行ない、積分演算した制御信号SPCを、積分信号SPCadとして、プラズマ検出装置31のプラズマ検出判定部39に出力する。
具体的に、プラズマPZが多量に発生した場合における、上記プラズマ検出制御について、図4(b)及び図6に沿って説明する。図6は、プラズマPZが多量に発生した場合におけるタイムチャートの一例で、(a)は倣い電圧V、(b)は電圧勾配VS、(c)は制御信号SPC、(d)は積分信号SPCadを示している。
図6(a)に示すように、時点t10で、倣い電圧Vが、基準電圧VGAPに略々維持されている場合、電圧勾配VSは、同図(b)に示すように0なので、上述したスパッタ検出制御で説明したように、スパッタ検出装置32の制御信号生成部41は、電圧勾配VSが閾勾配VSsh(図6(b)に示す1点鎖線)を超えていないと判定し、同図(c)に示すように、制御信号SPCを出力しない。
その後、図4(b)に示すように、ワーク60からプラズマPZが発生すると、トーチ先端部23aとプラズマPZとの間で、静電容量CPZが発生する。プラズマPZは、電子やイオンの荷電粒子などから構成されており、その発生量が多くなると、上記静電容量CPZは、プラズマPZから多量の電子が供給されるため、その電荷量Qが上昇して、倣い電圧Vが、間隙長GAPに関係なく上昇することになる。
こうして、倣い電圧Vが、図6(a)に示すように上昇して、時点t11からt12の区間A11で、その電圧勾配VSが閾勾配VSshを超えると、スパッタ検出装置32の制御信号生成部41は、図6(c)に示すように、区間A11に対応する制御信号SPC11を出力する。
ところで、上述した静電容量CPZに帯電した電子は、その近傍に存在する、プラズマPZを構成するイオンと再結合するため、その電荷量Qは安定することなく、プラズマPZが発生した場合の倣い電圧Vは、スパッタが発生した場合と異なり、図6(a)に示すように変動を繰り返す挙動を示す。
従って、制御信号生成部41は、倣い電圧Vが上昇するたびに、上述と同様に、制御信号SPCを出力することになり、図6(c)に示すように、時点t13からt14の区間A12に対応する制御信号SPC12、及び時点t15からt16の区間A13に対応する制御信号SPC13を、それぞれ出力する。
積分処理部38は、これら制御信号SPC11、SPC12、SPC13を取り込み、これらのON時間T11、T12、T13を積算し、図6(d)に示す積分信号SPCadとして、スパッタ検出装置32のプラズマ検出判定部39に出力する。
こうして、積分信号SPCadをプラズマ検出判定部39に出力すると、プラズマ検出判定部39は、所定時間Tctについて、電圧変動発生率RTを演算する。この所定時間Tctとは、電圧勾配VSが閾勾配VSshを最初に超えた時点からの一定時間をいい、本実施形態における所定時間Tctは、例えば20msに設定されているものとする。従って、上記電圧変動発生率RTは、図6(d)に示すように、時点t11から20msを経過した時点t17までの所定時間Tctに対して、積分信号SPCadのON時間(同図(d)に示す積算時間Tad)が占有する割合であり、つまり、倣い時間Vが所定時間Tctにおいて変動する頻度に相当する。
そして、プラズマ検出判定部39は、演算した電圧変動発生率RTが、閾発生率RTshを超えたか否かを判定する。プラズマPZが発生した場合の倣い電圧Vは、上述したように変動を繰り返すが(図6(a)参照)、その変動する頻度は、一般的にプラズマPZの発生量が多いほど高くなるので、プラズマPZの発生量を、電圧変動発生率RTとして捉えることが出来る。従って、プラズマ検出判定部39は、閾発生率RTshを超えたと判定した場合、プラズマPZを検出した旨の信号を、加工制御部35に出力し、一方、電圧変動発生率RTが閾発生率RTshを超えていないと判定した場合、プラズマPZを検出した旨の信号を出力しない。
ここでは、閾発生率RTshは、プラズマPZが多量に発生して、倣い制御に障害が生じる時の平均的な電圧変動発生率RTよりも、若干低い値(例えば10%)に設定されている。仮に、図6(d)に示す積分信号SPCadにより、プラズマ検出判定部39で演算された電圧変動発生率RTが18%だとすると、閾発生率RTshである10%を超えるので、プラズマ検出判定部39は、電圧変動発生率RTが閾発生率RTshを超えたと判定して、プラズマPZを検出した旨の信号を、加工制御部35に出力する。
加工制御部35は、プラズマPZを検出した旨の信号を受けると、加工プログラムPROが指示する送り速度に対して所定割合(例えば50%)、オーバライドをかけて送り速度を減速する指令を、駆動制御部43に対して出力する。その信号を受けて駆動制御部43は、X、Y軸の駆動モータ43X、43Yを駆動制御し、送り速度を所定割合、減速させる。
送り速度が減速されると、ワーク60から発生する金属蒸気の供給量が減少するため、コンデンサに帯電する電荷量Qが減少して、倣い電圧Vが下降してゆく。同時に、電子の生成速度が、電子とイオンとの再結合速度に追いつかなくなり、プラズマPZが消滅するので、トーチ先端部23aとワーク60との間の静電容量は、図4(a)に示したCGAPに戻り、倣い電圧Vが基準電圧VGAPに回復することになる。
このように、プラズマPZが消滅した場合、送り速度を減速したままにする必要がないので、加工制御部35は、プラズマ検出判定部39からのプラズマPZを検出した旨の信号の非入力状態が、所定時間継続したところで、上述したオーバライドをキャンセルする。従って、プラズマPZが消滅すると、加工制御部35は、上記所定時間の経過後、減速した送り速度を、加工プログラムPROが指示する送り速度に回復させるように、駆動制御部43に対して指令する。その信号を受けて駆動制御部43は、X、Y軸の駆動モータ43X、43Yを駆動制御し、送り速度を増加させて、加工プログラムPROが指示する送り速度に回復させる。
なお、図6(c)に示す制御信号SPCのON時間T11、T12、T13が、スパッタ検出判定部42における閾時間Tsh(図5(c)参照)を超える場合があるが、これにより、加工制御部35による倣い制御が一時停止されても、プラズマ検出装置31によるプラズマ検出判定動作には、何ら影響がない。
こうして、加工中は、プラズマ検出装置31により、プラズマPZを検出したか否かが判定されて、プラズマPZが検出される毎に送り速度が減速されるので、プラズマPZの影響を回避した形で、倣い制御が実行されていくことになる。
以上のように、本発明に係るプラズマ検出装置31は、プラズマPZの発生量を、時間あたりの電圧変動発生率RTにより、倣い電圧Vが時間あたりに変動する頻度として捉えるので、上記電圧変動発生率RTを監視することで、多量に発生したプラズマPZを容易に検出することが出来る。これにより、プラズマPZの発生量が少なく倣い制御に影響がない場合には、プラズマPZを発生していないものと判定することが出来るので、送り速度を頻繁に減速する必要がなくなり、ワーク60の加工を円滑に行うことが出来る。
また、倣い電圧Vを利用してプラズマPZを検出することが出来るので、従来のように、センサ電極23とワーク60の間の電気抵抗を測定する回路を設ける必要がなくなり、プラズマ検出装置、及びプラズマ検出装置を設けたレーザ加工機の構成を、複雑化させることを防止することが出来る。
更に、本実施形態におけるプラズマ検出装置31は、スパッタ検出装置32からの制御信号SPCを利用してプラズマPZを検出するので、プラズマ検出装置31とスパッタ検出装置32とで処理の一部を共有することが出来、これにより処理の効率化を図ることが出来る。
なお、プラズマ検出装置31とスパッタ検出装置32とで処理の一部を共有する一例として、制御信号SPCの生成処理を共有した場合について説明したが、電圧勾配VSの演算処理のみを共有させることも可能である。また、スパッタ検出制御とプラズマ検出制御とで、閾勾配VSshが同じ値である場合について説明したが、必ずしも同じ値である必要はなく、上述したように、電圧勾配VSの演算処理のみを共有させることにより、スパッタ検出制御とプラズマ検出制御とで、閾勾配VSshを異なる値に設定することも可能である。
なお、上述した実施形態において、倣い電圧Vが変動する区間を検出する一例として、電圧勾配VSに基づいて検出する場合について説明したが、これに限られない。例えば、基準電圧VGAPより若干大きい電圧を、閾電圧として設定して、倣い電圧Vがその閾電圧を超えた区間を、倣い電圧Vが変動する区間として検出することも可能である。
なお、上述した実施形態において、電圧変動発生率RTの演算例として、電圧勾配VSが閾勾配VSshを最初に超えた時点からの所定時間Tcyについて積分演算された積算時間Tadに基づいて、電圧変動発生率RTを演算する場合について説明したが、これに限られない。例えば、電圧勾配VSが閾勾配VSshを最初に超えた時点からの経過時間を常に計測し、電圧変動発生率RTを、その経過時間について常時演算することも可能である。
なお、上述した実施形態において、プラズマPZの発生を抑制する一例として、送り速度を減速する場合について説明したが、プラズマPZの発生を抑制することの出来る加工条件の変更であればこれに限る必要はなく、例えば、レーザ光RZの照射出力を低下させることも可能である。
図1は、本発明が適用されるレーザ加工機の一例を示す全体斜視図である。 図2は、トーチの一例を示す概略側面(一部断面)図である。 図3は、制御装置の一例を示すブロック図である。 図4は、倣い制御の説明図で、(a)はプラズマが発生していない場合の静電容量、(b)はプラズマが多量に発生した場合の静電容量である。 図5は、スパッタが発生した場合におけるタイムチャートの一例で、(a)は倣い電圧、(b)は電圧勾配、(c)は制御信号である。 図6は、プラズマが多量に発生した場合におけるタイムチャートの一例で、(a)は倣い電圧、(b)は電圧勾配、(c)は制御信号、(d)は積分信号である。
符号の説明
1……レーザ加工機
20……レーザ照射手段(トーチ)
23……センサ電極
31……プラズマ検出装置
35……間隙長制御手段、移動駆動手段、加工条件変更手段(加工制御部)
36……センサ電極電圧検出手段(倣い電圧検出部)
38……電圧変動時間積算手段(積分処理部)
39……電圧変動発生率演算手段、プラズマ検出判定手段(プラズマ検出判定部)
40……電圧勾配演算手段(微分処理部)
41……電圧変動区間検出手段、電圧変動区間演算手段(制御信号生成部)
42……スパッタ検出判定手段(スパッタ検出判定部)
43……間隙長制御手段、加工実行手段(駆動制御部)
43a……間隙長制御手段(倣い制御駆動モータ)
43X……加工実行手段(X軸駆動モータ)
43Y……加工実行手段(Y軸駆動モータ)
45……加工実行手段(照射出力制御部)
45a……加工実行手段(レーザ発振器)
60……ワーク
A11、A12、A13……電圧変動区間(区間)
GAP……間隙長
PRO……加工プログラム
PZ……プラズマ
RT……電圧変動発生率
RZ……レーザ光
T11、T12、T13……電圧変動時間(ON時間)
Tad……電圧変動積算時間(積算時間)
Tct……所定時間
V……センサ電極の電圧(倣い電圧)
VS……電圧勾配
VSsh……所定値(閾勾配)

Claims (3)

  1. レーザ光をワークに照射するレーザ照射手段を設け、該レーザ照射手段は前記ワークに対向するセンサ電極を有し、該センサ電極の電圧を検出するセンサ電極電圧検出手段を設け、該センサ電極電圧検出手段により検出されたセンサ電極の電圧に基づいて、前記レーザ照射手段と前記ワークとの間隙長を制御する間隙長制御手段を設けた、レーザ加工機であって、前記レーザ加工機のレーザ照射手段から照射されたレーザ光により前記ワークから発生するプラズマを検出することの出来る、レーザ加工機のプラズマ検出装置において、
    前記レーザ加工機のセンサ電極電圧検出手段により検出されたセンサ電極の電圧が変動する電圧変動区間を検出する、電圧変動区間検出手段を設け、
    前記電圧変動区間検出手段は、前記レーザ加工機のセンサ電極電圧検出手段により検出されたセンサ電極の電圧についての時間に対する電圧勾配を演算する、電圧勾配演算手段を有しており、
    前記電圧変動区間検出手段は、前記電圧勾配演算手段により演算された電圧勾配が所定値を超えている区間を、前記電圧変動区間として検出し、
    前記電圧変動区間検出手段により検出された電圧変動区間に対応する電圧変動時間を、電圧変動積算時間として積算する、電圧変動時間積算手段を設け、
    前記電圧変動時間積算手段により積算された電圧変動積算時間に基づいて、前記電圧勾配が最初に前記所定値を超えた時点からの一定時間に対する電圧変動発生率を演算する、電圧変動発生率演算手段を設け、
    前記電圧変動時間積算手段は、前記電圧変動区間に対応する電圧変動時間を、前記一定時間について積算し、
    前記電圧変動発生率演算手段により演算された電圧変動発生率に基づいて、前記プラズマを検出したか否かを判定し、その判定結果を出力する、プラズマ検出判定手段を設け、
    たことを特徴とする、レーザ加工機のプラズマ検出装置。
  2. 請求項1に記載したレーザ加工機のプラズマ検出装置を設け、
    前記レーザ照射手段を所定の送り速度で移動駆動させる、移動駆動手段を設け、
    加工プログラム中で指示された送り速度及び前記レーザ光の照射出力で、前記ワークに対する加工を実行する、加工実行手段を設け、
    前記プラズマ検出判定手段から前記プラズマを検出した旨の判定結果が出力された場合に、前記加工プログラム中で指示された送り速度又はレーザ光の照射出力を低下させる形で変更する、加工条件変更手段を設け、
    前記加工実行手段は、前記加工条件変更手段により変更された送り速度又はレーザ光の照射出力で、前記ワークに対する加工を実行することを特徴とする、プラズマ検出装置付きレーザ加工機。
  3. レーザ光をワークに照射するレーザ照射手段を設け、該レーザ照射手段は前記ワークに対向するセンサ電極を有し、該センサ電極の電圧を検出するセンサ電極電圧検出手段を設け、該センサ電極電圧検出手段により検出されたセンサ電極の電圧に基づいて、前記レーザ照射手段と前記ワークとの間隙長を制御する間隙長制御手段を設けた、レーザ加工機において、
    前記センサ電極電圧検出手段により検出されたセンサ電極の電圧についての時間に対する電圧勾配を演算する、電圧勾配演算手段を設け、
    前記電圧勾配演算手段により演算された電圧勾配に基づいて、前記レーザ照射手段から照射されたレーザ光により前記ワークから発生するスパッタを検出したか否かを判定し、その判定結果を出力する、スパッタ検出判定手段を設け、
    前記スパッタ検出判定手段がスパッタを検出したものと判定した場合に、前記間隙長制御手段による倣い制御を一時的に停止する、倣い制御停止手段を設け、
    前記電圧勾配演算手段により演算された電圧勾配が所定値を超えている区間を、前記センサ電極電圧検出手段により検出されたセンサ電極の電圧が変動する電圧変動区間として演算する、電圧変動区間演算手段を設け、
    前記電圧変動区間演算手段により演算された電圧変動区間に対応する電圧変動時間を、電圧変動積算時間として積算する、電圧変動時間積算手段を設け、
    前記電圧変動時間積算手段により積算された電圧変動積算時間に基づいて、前記電圧勾配が最初に前記所定値を超えた時点からの一定時間に対する電圧変動発生率を演算する、電圧変動発生率演算手段を設け、
    前記電圧変動時間積算手段は、前記電圧変動区間に対応する電圧変動時間を、前記一定時間について積算し、
    前記電圧変動発生率演算手段により演算された電圧変動発生率に基づいて、前記プラズマを検出したか否かを判定し、その判定結果を出力する、プラズマ検出判定手段を設け、
    前記レーザ照射手段を所定の送り速度で移動駆動させる、移動駆動手段を設け、
    加工プログラム中で指示された送り速度及び前記レーザ光の照射出力で、前記ワークに対する加工を実行する、加工実行手段を設け、
    前記プラズマ検出判定手段から前記プラズマを検出した旨の判定結果が出力された場合に、前記加工プログラム中で指示された送り速度又はレーザ光の照射出力を低下させる形で変更する、加工条件変更手段を設け、
    前記加工実行手段は、前記加工条件変更手段により変更された送り速度又はレーザ光の照射出力で、前記ワークに対する加工を実行し、
    前記電圧勾配演算手段による電圧勾配の演算処理を前記スパッタ検出判定手段及びプラズマ検出判定手段で共有させるようにしたことを特徴とする、プラズマ検出装置付きレーザ加工機。
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