JP4620403B2 - クラッチカバー組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、クラッチカバー組立体、特に、エンジンのフライホイールにクラッチディス組立体の摩擦部材を押し付け及び押し付け解除するためものに関する。
クラッチカバー組立体は、一般に、エンジンのフライホイールに装着され、エンジンの駆動力をトランスミッション側に伝達するために用いられている。このようなクラッチカバー組立体は、主に、フライホイールに固定されるクラッチカバーと、フライホイールとの間でクラッチディスク組立体の摩擦部材を挟持するためのプレッシャープレートと、プレッシャープレートをフライホイール側に押圧するためのダイヤフラムスプリングとから構成されている。ダイヤフラムスプリングは、環状弾性部と、環状弾性部の内周縁から径方向内側に延びる複数のレバー部とからなる。ダイヤフラムスプリングは、プレッシャープレートを押圧する機能とともに、プレッシャープレートへの押圧を解除するためのレバー機能も有している。
クラッチカバー組立体の押付荷重特性を説明する。押付荷重特性とは、ダイヤフラムスプリングの荷重特性において押付荷重としての使用領域を表すものである。例えば図6に示すように、押付荷重特性20において、クラッチカバー組立体の有効使用領域(摩耗代)は、一定の押付荷重が得られる領域(新品のセットライン25から、摩擦部材が摩耗限界まで達したウェアーライン26まで)である。
次に、クラッチカバー組立体のレリーズ荷重特性について説明する。レリーズ荷重特性とは、レリーズレバーの作動量(レバーストローク量)と、レリーズレバー先端に作用する荷重(レリーズ荷重)の関係を表すものである。例えば、図9に示すように、レリーズ荷重特性60は、レバー作動量ゼロから直線的に増大していく第1部分61と、なだらかに小さくなっていく第2部分62とを有しており、両者の接点がピーク63となっている。第1部分61はダイヤフラムスプリングのレバー剛性を表しており、第2部分62は押付荷重特性におけるセットラインから図右側への変化に対応している。
押付荷重特性20は、図6に示すように、ダイヤフラムスプリングの変位量がゼロから大きくなるにつれて、一定の割合で増大していくが、たわみ量がある点(ピーク点)を越えると以後はなだらかに減少していき、さらにあるたわみ量を超えるとなだらかに増大していく。このため、有効使用領域内では、山部分21(上側に凸となる部分)となっており、摩擦部材の摩耗が大きくなるにつれて(セットラインが図の左側に移動するにつれて)押付荷重が大きくなる。すなわち、摩擦部材が摩耗すると、レリーズ荷重が大きくなり、さらにはクラッチペダル踏力が大きくなってしまう。
そこで従来より、押付荷重特性におけるピークをカットするための構造として、摩擦部材が摩耗するとダイヤフラムスプリングの荷重に対して対抗するように作用する荷重を発生させる弾性部材を用いるピークカットクラッチが知られている。ピークカットクラッチでは、ダイヤフラムスプリングの特性の山部分に弾性部材の特性の反対向きの山部分の特性が重ね合わせられ、その結果、合成荷重において平坦部分が得られる(例えば、特許文献1を参照。)。
実開平3−22131号
前記従来のクラッチカバー組立体では、摩擦部材が摩耗したときにダイヤフラムスプリングの荷重を相殺する荷重を発生する弾性部材として1枚のコーンスプリングを用いている。その場合は、コーンスプリングの荷重特性において谷荷重までのたわみ量が例えば8〜12mmにもなり、ウェアイン代3〜5mmに対し大きくなりすぎて所望の特性を得ることができない。つまり全摩耗状態での合成荷重が小さくなりすぎることになる。
本発明の課題は、ピークカット構造を有するクラッチカバー組立体において、十分な摩耗代を確保しつつ、押付荷重の平坦化を実現することにある。
請求項1に記載のクラッチカバー組立体は、エンジンのフライホイールにクラッチディス組立体の摩擦部材を押し付け及び押し付け解除するためのものであって、クラッチカバーと、プレッシャープレートと、ダイヤフラムスプリングと、複数の弾性部材とを備えている。クラッチカバーは、フライホイールに固定されている。プレッシャープレートは、クラッチカバーに対して相対回転不能に連結され、フライホイールとの間で摩擦部材を挟むための部材である。ダイヤフラムスプリングは、クラッチカバーに支持され、プレッシャープレートをフライホイール側に付勢するための部材である。複数の弾性部材は、クラッチカバーに支持され、ダイヤフラムスプリングの付勢力に対抗する荷重を発生することで、ダイヤフラムスプリングの変位量に対するプレッシャープレートへの押付荷重の変化を平坦化するための部材である。複数の弾性部材は、互いに異なる位置に配置されている。そして、複数の弾性部材は、ダイヤフラムスプリングの変位量の変化に対して荷重発生開始が異なるように設定されている。
このクラッチカバー組立体では、複数の弾性部材が互いに異なる位置に配置されているため、弾性部材の組み合わせによって好ましい押付荷重特性を実現できる。例えば、十分な摩耗代を確保しつつ押付荷重特性の平坦化を実現できる。また、このクラッチカバー組立体では、荷重発生開始が異なる複数の弾性部材を用いることによって、好ましい押付荷重特性を実現できる。
請求項2に記載のクラッチカバー組立体は、エンジンのフライホイールにクラッチディス組立体の摩擦部材を押し付け及び押し付け解除するためのものであって、クラッチカバーと、プレッシャープレートと、ダイヤフラムスプリングと、複数の弾性部材とを備えている。クラッチカバーは、フライホイールに固定されている。プレッシャープレートは、クラッチカバーに対して相対回転不能に連結され、フライホイールとの間で摩擦部材を挟むための部材である。ダイヤフラムスプリングは、クラッチカバーに支持され、プレッシャープレートをフライホイール側に付勢するための部材である。複数の弾性部材は、クラッチカバーに支持され、ダイヤフラムスプリングの付勢力に対抗する荷重を発生することで、ダイヤフラムスプリングの変位量に対するプレッシャープレートへの押付荷重の変化を平坦化するための部材である。複数の弾性部材は、互いに異なる位置に配置されている。そして、弾性部材は各位置において複数配置されている。
このクラッチカバー組立体では、各位置において、弾性部材の組み合わせによって好ましい荷重特性を実現できる。
請求項3に記載のクラッチカバー組立体は、エンジンのフライホイールにクラッチディス組立体の摩擦部材を押し付け及び押し付け解除するためのものであって、クラッチカバーと、プレッシャープレートと、ダイヤフラムスプリングと、複数の弾性部材とを備えている。クラッチカバーは、フライホイールに固定されている。プレッシャープレートは、クラッチカバーに対して相対回転不能に連結され、フライホイールとの間で摩擦部材を挟むための部材である。ダイヤフラムスプリングは、クラッチカバーに支持され、プレッシャープレートをフライホイール側に付勢するための部材である。複数の弾性部材は、クラッチカバーに支持され、ダイヤフラムスプリングの付勢力に対抗する荷重を発生することで、ダイヤフラムスプリングの変位量に対するプレッシャープレートへの押付荷重の変化を平坦化するための部材である。複数の弾性部材は、互いに異なる位置に配置されている。そして、複数の弾性部材はクラッチカバーの摩擦部材側と軸方向反対側に配置されている。
このクラッチカバー組立体では、複数の弾性部材の組み付けや取り外しが容易である。
請求項4に記載のクラッチカバー組立体は、エンジンのフライホイールにクラッチディス組立体の摩擦部材を押し付け及び押し付け解除するためのものであって、クラッチカバーと、プレッシャープレートと、ダイヤフラムスプリングと、複数の弾性部材とを備えている。クラッチカバーは、フライホイールに固定されている。プレッシャープレートは、クラッチカバーに対して相対回転不能に連結され、フライホイールとの間で摩擦部材を挟むための部材である。ダイヤフラムスプリングは、クラッチカバーに支持され、プレッシャープレートをフライホイール側に付勢するための部材である。複数の弾性部材は、クラッチカバーに支持され、ダイヤフラムスプリングの付勢力に対抗する荷重を発生することで、ダイヤフラムスプリングの変位量に対するプレッシャープレートへの押付荷重の変化を平坦化するための部材である。複数の弾性部材は、互いに異なる位置に配置されている。そして、複数の弾性部材は複数のコーンスプリングを組み合わせることで必要な特性が得られるよう設定されている。コーンスプリングの組み合わせは同一方向に荷重を発生するように組み合わせるだけでなく、反対方向に荷重を発生するように組み合わせることもできる。その場合は、以下のような特別な特性を得ることができる。弾性部材の合成特性において谷荷重をゼロに近づけることもでき、ウェアイン領域での荷重の調整が望ましいものになる。
請求項に記載のクラッチカバー組立体では、請求項1から4のいずれかにおいて、複数の弾性部材は円周方向に並んで配置されている。
このクラッチカバー組立体では、複数の弾性部材は円周方向にバランスよく荷重を発生できる
求項6に記載のクラッチカバー組立体は、請求項において、プレッシャープレートからクラッチカバー側に延びる支持部材をさらに備えている。弾性部材は支持部材に対して摩擦部材側と軸方向反対側に荷重を付与する。
請求項7に記載のクラッチカバー組立体では、請求項6において、複数の弾性部材は、クラッチカバーと支持部材との間で、ダイヤフラムスプリングの変位量の変化に対して圧縮開始が異なるように配置されている。
このクラッチカバー組立体では、圧縮開始が異なる複数の弾性部材の組み合わせによって、好ましい押付荷重特性を実現できる。
請求項8に記載のクラッチカバー組立体では、請求項1〜7のいずれかにおいて、複数の弾性部材はコーンスプリングである。
本発明では、ピークカット構造を有するクラッチカバー組立体において、十分な摩耗代を確保しつつセット荷重の平坦化を実現している。
(1)クラッチカバー組立体の全体構造
図1〜図3に示すプルタイプのダイヤフラムスプリング式クラッチカバー組立体1は、エンジンのフライホイール51に対してクラッチディスク組立体52の摩擦部材53を押し付けてクラッチを連結し、あるいは押し付けを解除してクラッチを切断するための装置である。なお、摩擦部材53は、摩擦フェーシング53aとクッショニングプレート53bとを有し、軸方向に所定範囲内でたわみ可能なクッショニング機能を有している。
図1及び図2に示すO−O線が、フライホイール51及びクラッチカバー組立体1の回転軸線である。以下、図の左側を軸方向エンジン側といい、図の右側を軸方向トランスミッション側という。
クラッチカバー組立体1は、主に、クラッチカバー2と、プレッシャープレート3と、ダイヤフラムスプリング4とから構成されている。
クラッチカバー2は、概ね皿形状のプレート部材であり、外周部が例えばボルトによりフライホイール51に固定されている。クラッチカバー2は、フライホイール51の外周部に対して軸方向に隙間をあけて対向する円板状部分を有している。
プレッシャープレート3は、フライホイール51に対向する側に押圧面3aが形成された環状の部材である。押圧面3aとフライホイール51との間には、クラッチディスク組立体52の摩擦部材53が配置される。プレッシャープレート3には、押圧面3aと反対側に軸方向に突出する環状の突出部3bが形成されている。プレッシャープレート3は、複数のストラッププレート7によって、クラッチカバー2に対して、軸方向には移動可能であるが相対回転不能に連結されている。
ダイヤフラムスプリング4は、プレッシャープレート3とクラッチカバー2との間に配置された円板状部材であり、環状弾性部4aと、環状弾性部4aの内周部から径方向内側に延びる複数のレバー部4bとから構成されている。環状弾性部4aの内周部はプレッシャープレート3の突出部3bに当接している。環状弾性部4aの外周部はワイヤリング5を介してクラッチカバー2に支持されている。この状態で環状弾性部4aはプレッシャープレート3をフライホイール51側に付勢している。ダイヤフラムスプリング4のレバー部4b間はスリットになっており、そのスリットの外周部には小判状の孔4cが形成されている。ダイヤフラムスプリング4のレバー部4bの先端にはプルタイプのレリーズ装置(図示せず)が係合している。このレリーズ装置は、レリーズベアリング等から構成されている。
(2)第1低レリーズ荷重特性実現機構
次に、第1低レリーズ荷重特性実現機構8について説明する。第1低レリーズ荷重特性実現機構8は、押付荷重特性の平坦化を達成することで、摩擦部材53の摩耗が進んだ場合でも低レリーズ荷重特性を実現するための機構である。機構8は、円周方向に並んで配置された第1ユニット9と第2ユニット10とから構成されている。第1ユニット9と第2ユニット10はそれぞれ2つずつ設けられており、円周方向に交互に配置されている。このため、機構8は円周方向においてバランスよく荷重を発生する。
第1ユニット9は、図1に示すように、支持ボルト12と、スプリングシート13と、2枚のコーンスプリング14とから構成されている。支持ボルト12は、プレッシャープレート3の突出部3b側の面の内周部から軸方向トランスミッション側に延びている。支持ボルト12は、胴部12aと頭部12bを有している。支持ボルト12の胴部12aは、ダイヤフラムスプリング4の小判状の孔4cを通ってさらに軸方向に延びている。クラッチカバー2において、支持ボルト12に対応する位置には、孔16が形成されている。孔16は、小判状の孔4cより大きな円形状である。支持ボルト12の胴部12aは、孔16を通ってさらに軸方向に延びており、その結果支持ボルト12の頭部12bはクラッチカバー2より軸方向トランスミッション側に位置している。スプリングシート13は、ワッシャ状の部材であり、支持ボルト12の頭部12bの軸方向エンジン側の面に当接して配置されている。コーンスプリング14は、2枚のスプリングが並列に作用するように重ねて配置されており、クラッチカバー2において孔16の軸方向トランスミッション側に配置されている。各スプリングの組み合わせによって各ユニット9において好ましい荷重を発生できる。コーンスプリング14は、外周縁がクラッチカバー2の孔16の縁部分に支持されている。また、クラッチカバー2の孔16の周囲には、支持リング17が固定部材18によって固定されている。支持リング17は、コーンスプリング14の外周部の軸方向トランスミッション側に近接している。このため、コーンスプリング14の外周縁はクラッチカバー2に対して軸方向に大きく移動できないようになっている。コーンスプリング14の内周縁は、スプリングシート13に支持されている。クラッチ未摩耗段階ではクラッチ連結時において、コーンスプリング14は荷重を発生していない。一方、クラッチディスク組立体52の摩擦部材53が摩耗すると、プレッシャープレート3及び支持ボルト12が軸方向エンジン側に移動し、そのためコーンスプリング14はクラッチカバー2とスプリングシート13との間で圧縮され、両部材に対して軸方向に荷重を付与する。コーンスプリング14が支持ボルト12等に与える荷重は、ダイヤフラムスプリング4がプレッシャープレート3に付与する押付荷重と反対側に作用するものであり、押付荷重を低減させ、その結果レリーズ荷重も低く抑える効果を実現している(後述)。
第2ユニット10は第1ユニット9と基本的な構造が同じである。ただし、図5に示すように、コーンスプリング14の内周縁とスプリングシート13との間に軸方向に隙間が確保されている。つまり、摩擦部材53の摩耗の初期段階では第2ユニット10のコーンスプリング14は荷重を発生しない。言い換えると、第2ユニット10のコーンスプリング14の圧縮開始タイミングは、第1ユニット9のコーンスプリング14の圧縮開始タイミングからずらされている。
図6の押付荷重特性について説明する。ダイヤフラムスプリング4の特性20は、すでに説明したように山部分21を有している。それに対して、第1ユニット9のコーンスプリング14の特性22と第2ユニット10のコーンスプリング14の特性23はその部分21を打ち消す反対側の山部分(下に凸となる部分)を有しており、合成荷重平坦部24を形成している。さらに詳細には、第1ユニット9のコーンスプリング14は、セットライン25から荷重を発生しており、谷部分が摩耗代の端部に位置している。第2ユニット10のコーンスプリング14はセットライン25から幾分ずれてから荷重を発生しており、谷部分が摩耗代の端部から幾分ずれている。このように2種類のコーンスプリングを組み合わせて使用することによって、十分に大きい摩耗代を確保した合成荷重平坦部24を実現している。これにより、摩擦部材53が磨耗した時でも摩耗していないときに比べてクラッチペダル踏力がほとんど変化せず、レリーズ操作時の操作フィーリングが向上している。
(3)第2低レリーズ荷重特性実現機構
図2及び図3を用いて、第2低レリーズ荷重特性実現機構30について説明する。第2低レリーズ荷重特性実現機構30は、摩擦部材53におけるクッショニング機能による低レリーズ荷重化を、摩擦部材53が摩耗した状態でも実現するためのレリーズ補助用機構である。最初に、図9を用いて、摩擦部材におけるクッショニング機能による低レリーズ荷重化を説明する。クッショニング機能がない場合は、レリーズ荷重特性60は、ピークすなわち荷重バランス点63までは線形に変化し、そこからなだらかに小さくなっていき、またなだらかに大きくなっていく。また、荷重バランス点63まではプレッシャープレートの切れ量65はゼロである。摩擦部材がクッション機能を有している場合は、レリーズ時のプレッシャープレートの動きが早くなり、プレッシャープレートの切れ量65はクッショニングプレートがない場合に比べて早く大きくなる。また、図9において荷重バランス点63におけるピークが大幅に小さくなり、低レリーズ荷重特性が実現される。以上の結果が得られるのは、プレッシャープレートの位置がレリーズ動作中において、図6の押付荷重特性において負の勾配方向(右方向)に移動するからである。したがって、摩擦部材の摩耗によってセットラインの位置が変わればプレッシャープレートはレリーズ動作中において平坦部分や正勾配部分を移動することも考えられる。そこで、第2低レリーズ荷重特性実現機構30は、摩擦部材が摩耗した場合でも、プレッシャープレートが荷重特性の負の勾配方向に移動することを実現する。
第2低レリーズ荷重特性実現機構30は、第1低レリーズ荷重特性実現機構8の第1ユニット9と第2ユニット10と同一半径方向位置に交互に並んで配置されている。第2低レリーズ荷重特性実現機構30は合計4カ所に配置されている。各機構30は、図4に示すように、第2支持ボルト31と、ホルダー32と、第1支持部材33と、スナップリング34と、第2支持部材35と、一対の第1コーンスプリング36と、第2コーンスプリング37と、支持リング38とから構成されている。
第2支持ボルト31は、プレッシャープレート3の突出部3b側の面から軸方向トランスミッション側に延びている。第2支持ボルト31は、胴部31a、ネジ部31b、頭部31cをこの順に有している。胴部31aは、ダイヤフラムスプリング4の小判状の孔4cを軸方向に貫通している。ネジ部31bは、表面にネジが螺旋状に形成された部分であり、クラッチカバー2に形成された孔11内に配置されている。孔11は概ね円形の形状を有している。頭部31cは軸方向に比較長く形成されており、その回りにはアジャストスプリング39が巻かれている(後述)。
ホルダー32は、筒状の部材であり、筒部32aとフランジ部32bとから構成されている。筒部32aの内周面には、ネジ部31bに螺合するネジ32dが形成されている。なお、図4の状態ではネジ部31bは、筒部32aより軸方向トランスミッション側にも形成されている。フランジ部32bは筒部32aの軸方向トランスミッション側端から外周側に延びている。フランジ部32bには軸方向に貫通する複数の孔32cが形成されている。
第1支持部材33は、筒状の部材であり、ホルダー32の外周に配置されている。ホルダー32の軸方向エンジン側の端部の外周面にはスナップリング34がはめられており、スナップリング34によって、第1支持部材33はホルダー32に対し、わずかな隙間を保って、軸方向に移動不能に保持されている。なお、第1支持部材33の内周面とホルダー32の外周面との間には半径方向隙間が確保されており、そのため両者は相対回転可能である。第2支持部材35は、筒状の部材であり、第1支持部材33の軸方向エンジン側部分の外周面にねじ又はかしめ等により堅く固定されている。以上に述べたように、ホルダー32と第1支持部材33と第2支持部材35は、軸方向に一体に動く1つの構造となっている。また、第1支持部材33は外周側に延びる環状突部33aを有しており、第2支持部材35は外周側に延びる環状突部35aを有している。
一対の第1コーンスプリング36は並列に作用するように重ねて配置されており、内周縁が第1支持部材33の環状突部33aに軸方向エンジン側から当接しており、外周縁が支持リング38に軸方向トランスミッション側から当接している。支持リング38は、クラッチカバー2の孔11の回りの軸方向トランスミッション側に固定部材19によって固定されている。第2コーンスプリング37は、内周縁が第2支持部材35の環状突部35aに軸方向トランスミッション側から当接しており、外周縁が支持リング38に軸方向エンジン側から当接している。以上より、第1コーンスプリング36は、ホルダー32等からなる構造体に対して軸方向トランスミッション側への荷重を与えることが可能であり、第2コーンスプリング37はホルダー32等からなる構造体に対して軸方向エンジン側への荷重を与えることが可能である。コーンスプリング36,37は、クラッチ連結時にはホルダー32等にほとんど荷重を付与していないが、クラッチレリーズ動作中にはホルダー32等に軸方向トランスミッション側に荷重を与えて、レリーズ荷重を低下させる。つまり、第1コーンスプリング36の荷重が第2コーンスプリング37の荷重より大きいことになる。
コーンスプリング36,37は、クラッチカバー2の軸方向トランスミッション側に配置されているため、組み付けや取り外しが容易である。
アジャストスプリング39は、捩りコイルスプリングであって、第2支持ボルト31の頭部31cに巻かれ、一端が頭部31cに係合している。さらに、アジャストスプリング39の係合端39aは、ホルダー32の孔32cに挿入され係合している。この結果、アジャストスプリング39は、ホルダー32を回転方向片側にほぼ一定の荷重を与えている。アジャストスプリング39からの荷重付与方向は、ホルダー32がネジ部31bに沿って軸方向トランスミッション側に移動していく方向である。
第2低レリーズ荷重特性実現機構30の動作について説明する。図7に示すように、第1コーンスプリング36の特性43は正側(軸方向トランスミッション側)に向けて荷重を発生するようになっており、第2コーンスプリング37の特性44は負側(軸方向エンジン側)に向けて荷重を発生するようになっている。第1コーンスプリング36の特性43は谷部と山部の差が大きくて勾配が大きく、第2コーンスプリング37の特性44は谷部と山部の差が小さくて勾配が小さい。合成特性45は、谷部がクラッチエンゲージ位置に配置され、そこでの荷重がゼロになっている。なお、合成特性45の谷荷重はゼロ以下になるように設計されることが好ましい。荷重ゼロから最大レリーズ位置側に移動すると、荷重は正側に徐々に大きくなっていく。これを図8のセット荷重特性でみると、摩擦部材53が摩耗した後にレリーズ動作を行うと、摩擦部材53におけるクッション機能によってセットラインが変位量大側にライン47,48のようにシフトする。つまり、押付特性において負勾配が必ず確保されており、したがってクッション機能による低レリーズ荷重化が確実に実現される。
クラッチ連結状態では、アジャストスプリング39によりホルダー32を回転させる力(トルク)とコーンスプリング36及び37の合成荷重(軸方向荷重)によるねじ面の摩擦力とが釣り合っており、そのためこの状態で第2支持ボルト31にかかる軸方向荷重はゼロよりわずかに大きい値になっている。摩擦部材53が摩耗すると、第2支持ボルト31、ホルダー32等は軸方向エンジン側に移動する。すると、コーンスプリング36及び37の変形が進み、それら部材の荷重が低下しゼロになり、そのとき、アジャストスプリング39がホルダー32を回転させて軸方向エンジン側に移動させる。すると、コーンスプリング36及び37による軸方向の合成荷重が増加し、それに正比例してねじ面の摩擦力が増加するため、アジャストスプリング39のトルクによりホルダー32を回転させることが不可能になり、そこでホルダー32の軸方向移動が停止する。このように、摩擦部材53が摩耗しても、第2低レリーズ荷重特性実現機構30におけるコーンスプリング36,37の姿勢は、元の状態に復帰させられる。その結果、コーンスプリング36,37の姿勢は摩擦部材53が摩耗しても維持され、第2低レリーズ荷重特性実現機構30の荷重は一定に維持される。
(4)クラッチ連結・レリーズ動作
このクラッチカバー組立体1では、図示しないレリーズ装置がダイヤフラムスプリング4のレバー部4bの先端に荷重を与えていない状態で、環状弾性部4aはプレッシャープレート3に押圧荷重を与えている。その結果、クラッチディスク組立体52の摩擦部材53がフライホイール51に押し付けられ、クラッチディスク組立体52にトルクが伝達される(クラッチ連結状態)。
図示しないレリーズ装置がダイヤフラムスプリング4のレバー部4bの先端をトランスミッション側に引き出すと、ワイヤリング5を支点としてダイヤフラムスプリング4の環状弾性部4aの内周部が軸方向トランスミッション側に引き上げられる。これにより、環状弾性部4aがプレッシャープレート3を押圧しなくなり、プレッシャープレート3はストラッププレート7により摩擦部材53から引き離され、最後に摩擦部材53がフライホイール51から離れる(クラッチ解除状態)。
(5)第2低レリーズ荷重特性実現機構の別の実施事例
図10を用いて、第2低レリーズ荷重特性実現機構71を説明する。第2低レリーズ荷重特性実現機構71は、前記実施形態の機構30と同様の機能を実現するための機構であり、クラッチカバー72に設けられている。なお、図10はクラッチ連結状態を示している。
支持ボルト73は、前記実施形態と同様に、プレッシャープレートから軸方向トランスミッション側に延びている。支持ボルト73の胴部73aは、クラッチカバー72に形成された孔72aを貫通している。その結果、胴部73aの一部及び頭部73bはクラッチカバー72の軸方向トランスミッション側に位置している。
スプリングユニット75は、クラッチカバーに形成された円形状の孔72bの軸方向トランスミッション側に配置されている。スプリングユニット75は、支持ボルト73と概ね同一半径方向位置に配置されている。スプリングユニット75は、一対の第1コーンスプリング77と、第2コーンスプリング78と、スプリングシート79と、スナップリング80と、第1部材81と、第2部材82とから構成されている。スプリングシート79は、クラッチカバー72の孔72bの回りに着座した筒状の部材である。第1部材81と第2部材82は、孔72b内に配置され、互いにネジによって堅く固定されている。第1部材81は外周側に延びる環状の突部81aを有し、第2部材82は突部81aに対して軸方向に隙間をあけて対向する部分82bを有している。
第1コーンスプリング77と第2コーンスプリング78の内周縁は、第1部材81と第2部材82との空間内に配置されている。具体的には、第1コーンスプリング77の内周縁は、第1部材81の突部81aに対して軸方向エンジン側から当接している。第2コーンスプリング78の内周縁は、第2部材82の部分82bに軸方向エンジン側から当接している。第1コーンスプリング77と第2コーンスプリング78の外周縁は、スプリングシート79によって支持されている。具体的には、スプリングシート79の軸方向トランスミッション側端の内周面にはスナップリング80が固定され、コーンスプリング77,78の軸方向エンジン側への移動を制限している。第2コーンスプリング78の外周縁は、スプリングシート79の軸方向エンジン側に形成された内周側突出部79aに軸方向トランスミッション側から当接している。第1コーンスプリング77の外周縁と第2コーンスプリング78の外周縁との間には、ワイヤリングが配置されている。第1コーンスプリング77の外周縁とスナップリング80との間には、ワイヤリングが配置されている。以上より、第1コーンスプリング77は第1及び第2部材81,82からなる構造体に対して軸方向トランスミッション側への荷重を与えることが可能であり、第2コーンスプリング78は第1及び第2部材81,82からなる構造体に対して軸方向エンジン側への荷重を与えることが可能である。クラッチ連結時には、コーンスプリング77,78はアーム部材76にほとんど荷重を付与していないが、クラッチレリーズ動作中にはアーム部材76に軸方向トランスミッション側に荷重を与えて、レリーズ荷重を低下させる。つまり、第1コーンスプリング77の荷重が第2コーンスプリング78の荷重より大きいことになる。
また、スプリングユニット75の荷重特性は、前記実施形態のコーンスプリング36及び37の合成荷重特性(図7)と同等であり、またコーンスプリングユニット75の構造も、前記実施形態と同様なものであっても良い。
アーム部材76は、支持ボルト73とスプリングユニット75とを連結させるための部材であり、本体部76aはクラッチカバー72に沿って延びている。本体部76aの一端には、第1係合部76bが形成されている。第1係合部76bは、本体部76aから軸方向エンジン側に延びる第1突出部76eと、その中心からさらに延びる第2突出部76fとから構成されている。第1突出部76eの端面は第1部材81の軸方向トランスミッション側面に当接しており、第2突出部76fは第1部材81の内側に入り込んでいる。本体部76aの他端には、第2係合部76cが形成されている。第2係合部76cは軸方向に延びる孔76dが形成されており、孔76dには支持ボルト73の胴部73aが摩擦係合している。ここでいう摩擦係合とは、所定荷重が作用するまでは固定状態であるが、所定荷重以上の荷重が作用すると滑りが生じることをいう。第2係合部76cは軸方向エンジン側に延びており、先端面がクラッチカバー72の孔72aの周囲の部分に当接している。
図10の状態からクラッチレリーズ動作を行うと、支持ボルト73及びアーム部材76が軸方向トランスミッション側に移動する。このとき、スプリングユニット75からアーム部材76に作用する荷重は徐々に大きくなっていく。以上より、低レリーズ荷重特性が得られる。なお、このとき、支持ボルト73と孔76dの摩擦係合部に対してスプリングユニット75からの荷重が作用するが、支持ボルト73と孔76dの間で滑りが生じない。その理由は、スプリングユニット75による荷重で孔76dがボルト73に対して傾き、孔76dの両端部に軸方向の移動を阻止する力が働く。アーム部76aの長さが孔76dの長さが孔76dの軸長に対して十分に長い場合は、そのロック荷重がスプリングユニット75の荷重を上回るため滑りを阻止することができる(いわゆるセルフロック現象)。。
クラッチ連結状態で摩擦部材が摩耗すると、支持ボルト73はプレッシャープレートともに摩擦部材側に移動する。このときに、支持ボルト73と孔76dでは滑りが生じる。そのため、スプリングユニット75においてコーンスプリング77,78の姿勢は変化しない。つまり、摩擦部材の摩耗によって第2低レリーズ荷重特性実現機構71の荷重特性は変化しない。
以上に述べたように、支持ボルト73とアーム部材76とからなる摩擦係合部において、クラッチ連結時に支持ボルト73に作用する抵抗をクラッチレリーズ時に支持ボルト73に作用する抵抗をより小さくしているため、第2低レリーズ荷重特性実現機構71の機能を維持したまま、プレッシャープレート3への押付荷重低減を防止できる。
前記実施形態は本発明の一実施例にすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、前記実施形態はプルタイプのクラッチカバー組立体であるがプッシュタイプのクラッチカバー組立体にも本発明を適用できる。
本発明の第1実施形態に係るクラッチカバー組立体の縦断面概略図。 本発明の第1実施形態に係るクラッチカバー組立体の縦断面概略図。 本発明の第1実施形態に係るクラッチカバー組立体の平面図。 図2の部分拡大図であり、第2低レリーズ荷重特性実現機構を説明するための図。 第1低レリーズ荷重特性実現機構の第2ユニットの縦断面概略図。 押付荷重特性を説明するための図。 第2低レリーズ荷重特性実現機構の合成特性を説明するための図。 セット荷重特性において、クッショニング機能が発揮されるときに得られる負勾配特性を説明するための図。 レリーズ荷重特性を説明するための図。 第2低レリーズ荷重特性実現機構の別の実施事例の縦断面概略図。
1 クラッチカバー組立体
2 クラッチカバー
3 プレッシャープレート
4 ダイヤフラムスプリング
8 第1低レリーズ荷重特性実現機構
9 第1ユニット
10 第2ユニット
12 支持ボルト(支持部材)
14 コーンスプリング(弾性部材)
51 フライホイール
52 クラッチディスク組立体
53 摩擦部材

Claims (8)

  1. エンジンのフライホイールにクラッチディス組立体の摩擦部材を押し付け及び押し付け解除するためのクラッチカバー組立体であって、
    前記フライホイールに固定されたクラッチカバーと、
    前記クラッチカバーに対して相対回転不能に連結され、前記フライホイールとの間で前記摩擦部材を挟むためのプレッシャープレートと、
    前記クラッチカバーに支持され、前記プレッシャープレートを前記フライホイール側に付勢するダイヤフラムスプリングと、
    前記クラッチカバーに支持され、前記ダイヤフラムスプリングの付勢力に対抗する荷重を発生することで、前記ダイヤフラムスプリングの変位量に対する前記プレッシャープレートへの押付荷重の変化を平坦化するための部材であり、互いに異なる位置に配置された複数の弾性部材と、
    を備え
    前記複数の弾性部材は、前記ダイヤフラムスプリングの変位量の変化に対して荷重発生開始が異なるように設定されている、
    クラッチカバー組立体。
  2. エンジンのフライホイールにクラッチディス組立体の摩擦部材を押し付け及び押し付け解除するためのクラッチカバー組立体であって、
    前記フライホイールに固定されたクラッチカバーと、
    前記クラッチカバーに対して相対回転不能に連結され、前記フライホイールとの間で前記摩擦部材を挟むためのプレッシャープレートと、
    前記クラッチカバーに支持され、前記プレッシャープレートを前記フライホイール側に付勢するダイヤフラムスプリングと、
    前記クラッチカバーに支持され、前記ダイヤフラムスプリングの付勢力に対抗する荷重を発生することで、前記ダイヤフラムスプリングの変位量に対する前記プレッシャープレートへの押付荷重の変化を平坦化するための部材であり、互いに異なる位置に配置された複数の弾性部材と、
    を備え、
    前記弾性部材は各位置において複数配置されている、
    クラッチカバー組立体。
  3. エンジンのフライホイールにクラッチディス組立体の摩擦部材を押し付け及び押し付け解除するためのクラッチカバー組立体であって、
    前記フライホイールに固定されたクラッチカバーと、
    前記クラッチカバーに対して相対回転不能に連結され、前記フライホイールとの間で前記摩擦部材を挟むためのプレッシャープレートと、
    前記クラッチカバーに支持され、前記プレッシャープレートを前記フライホイール側に付勢するダイヤフラムスプリングと、
    前記クラッチカバーに支持され、前記ダイヤフラムスプリングの付勢力に対抗する荷重を発生することで、前記ダイヤフラムスプリングの変位量に対する前記プレッシャープレートへの押付荷重の変化を平坦化するための部材であり、互いに異なる位置に配置された複数の弾性部材と、
    を備え、
    前記複数の弾性部材は、前記クラッチカバーの前記摩擦部材側と軸方向反対側に配置されている、
    クラッチカバー組立体。
  4. エンジンのフライホイールにクラッチディス組立体の摩擦部材を押し付け及び押し付け解除するためのクラッチカバー組立体であって、
    前記フライホイールに固定されたクラッチカバーと、
    前記クラッチカバーに対して相対回転不能に連結され、前記フライホイールとの間で前記摩擦部材を挟むためのプレッシャープレートと、
    前記クラッチカバーに支持され、前記プレッシャープレートを前記フライホイール側に付勢するダイヤフラムスプリングと、
    前記クラッチカバーに支持され、前記ダイヤフラムスプリングの付勢力に対抗する荷重を発生することで、前記ダイヤフラムスプリングの変位量に対する前記プレッシャープレートへの押付荷重の変化を平坦化するための部材であり、互いに異なる位置に配置された複数の弾性部材と、
    を備え、
    前記複数の弾性部材は複数のコーンスプリングを組み合わせることで必要な特性が得られるよう設定されている、
    クラッチカバー組立体。
  5. 前記複数の弾性部材は円周方向に並んで配置されている、請求項1から4のいずれかに記載のクラッチカバー組立体。
  6. 前記プレッシャープレートから前記クラッチカバー側に延びる支持部材をさらに備え、
    前記弾性部材は、前記支持部材に対して前記摩擦部材側と軸方向反対側に荷重を付与する、請求項に記載のクラッチカバー組立体。
  7. 前記複数の弾性部材は、前記クラッチカバーと前記支持部材との間で、前記ダイヤフラムスプリングの変位量の変化に対して圧縮開始が異なるように配置されている、請求項6に記載のクラッチカバー組立体。
  8. 前記複数の弾性部材はコーンスプリングである、請求項1から3,6及び7のいずれかに記載のクラッチカバー組立体。
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