JP4617589B2 - 車輌のパーキング制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輌のパーキング制御装置に係り、詳しくは、坂道等に車輌を停止し、かつパーキングギヤが係合しているパーキングレンジの状態で、該パーキングギヤを円滑に解除するためのパーキング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば車輌などに搭載される自動変速機などにおいて、運転者などがシフトレバーを所定のレンジに選択すると、電気的な信号などの指令によりレンジ切替え駆動装置を駆動し、シフト操作手段(マニュアルバルブ)を選択されたレンジに操作する、いわゆるシフトバイワイヤシステムが適用されているものがある。
【0003】
このような自動変速機などにおけるパーキング制御装置では、例えば運転者がシフトレバーをP(パーキング)レンジに選択すると、上記レンジ切替え駆動装置にPレンジを指令し、該レンジ切替え駆動装置が駆動することで該指令を伝達して油圧制御装置をPレンジ(ニュートラル状態)に形成する。そして、該油圧制御装置がPレンジに形成されると、パーキング機構を駆動し、車輪に連動する自動変速機の出力軸上に配設されたパーキングギヤとパーキングポールとを機械的に噛合わせてパーキング状態を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したパーキング制御装置においては、車輌が傾斜している状態(例えば坂道などに車輌を停車している状態)でシフトレバーをPレンジに選択し、パーキングギヤとパーキングポールとを噛合わせると、車輌の自重によって車輪にトルク負荷が生じて、ドライブシャフトなどを介して自動変速機などの出力軸上のパーキングギヤが回転方向に負荷されている状態となる。
【0005】
図8は従来のパーキング状態を解除する際を示すタイムチャートである。図8に示すように、時点t0において、車輌が傾斜した状態で、かつパーキング状態(図中P−on)である場合には、上述したように車輌の自重によりパーキングギヤにトルク負荷が生じ、自動変速機などの出力軸にはトルクT1が発生している。
【0006】
時点t1において、例えば運転者がシフトレバーをP(パーキング)レンジからD(ドライブ)レンジに選択すると、該シフトレバーからの指令によりパーキング機構が駆動され、時点t2においてパーキングギヤとパーキングポールとの噛合いが解除される(図中P−off)。一方、レンジ切替え駆動装置も該シフトレバーからの指令により駆動され、該レンジ切替え駆動装置から伝達された指令により、時点t3において油圧制御装置はDレンジを形成し、パーキング状態が解除される。
【0007】
しかしながら、上述のパーキング解除では、時点t3において油圧制御装置がDレンジを形成するに先立って、時点t2においてパーキングギヤとパーキングポールとが解除されてしまうため、時点t2と時点t3との間は、出力軸が解放状態となっていた。そのため、時点t2において該出力軸の車輌の自重によるトルク負荷が瞬時に解放されて、図8中に示すように、該出力軸のトルクTは該負荷の解放に伴って振動しながらDレンジの状態であるトルクTDに収束する形となっていた。つまり、車輌が傾斜している状態でパーキング解除すると、大きな音やシフトショックなどが発生するという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、車輌の傾斜状態に基づき、パーキング状態の解除を指令された際に前進状態又は後進状態を形成し、もって上記課題を解決した車輌のパーキング制御装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明は(例えば図1乃至図7参照)、シフト(例えばPレンジ,Rレンジ,Nレンジ,Dレンジなど)を選択・指令するための操作手段(40)と、前記操作手段(40)の指令に基づいて前進状態及び後進状態を形成する制御装置(20)と、前記シフトのパーキングレンジ(例えばPレンジ)指令に基づいて前記制御装置とは独立して駆動され、パーキング状態又は該パーキング状態を解除するパーキング機構(1)と、を備えた車輌のパーキング制御装置(50)において、
車輌の傾斜状態を検出する傾斜検出手段(101)と、
前記操作手段(40)により前記パーキング状態の解除を指令され、かつ前記傾斜検出手段(101)により検出された傾斜状態に基づき前記車輌が傾斜していることが検出された際に、前記検出された傾斜状態に基づく傾斜方向に基づいて前記制御装置(20)を前進状態又は後進状態に設定する解除前切換手段(102)と、
前記解除前切換手段(102)により前記制御装置にて前記前進状態又は後進状態が形成された後に前記パーキング状態を解除する解除手段(104)と、を備える、
ことを特徴とする車輌のパーキング制御装置(50)にある。
【0010】
請求項2に係る本発明は(例えば図4参照)、前記解除前切換手段(102)により前記前進状態又は後進状態が形成されたことを検出する解除前切換検出手段(103)を備え、
前記解除手段(104)は、前記解除前切換検出手段(103)による検出に基づいて前記パーキング状態を解除してなる、
請求項1記載の車輌のパーキング制御装置(50)にある。
【0011】
請求項3に係る本発明は(例えば図4参照)、前記パーキング機構(1)は、自動変速機の出力軸をロックするものであって、
前記解除前切換検出手段(103)は、前記解除前切換手段(102)により前進状態又は後進状態が形成されたことを、入力回転数(例えばクラッチC1の回転数)の変化に基づいて検出してなる、
請求項2記載の車輌のパーキング制御装置(50)にある。
【0012】
請求項4に係る本発明は(例えば図5参照)、前記傾斜検出手段(101)は、前記車輌が停止する直前に前記傾斜方向を記憶することで前記傾斜を検出してなる、
請求項1ないし3のいずれか記載の車輌のパーキング制御装置(50)にある。
【0013】
請求項5に係る本発明は(例えば図5参照)、前記傾斜検出手段(101)は、平坦勾配として算出された前記車輌の基準加速度(AB)と前記車輌の実際の加速度(AV)とに基づいて前記傾斜を検出されてなる、
請求項4記載の車輌のパーキング制御装置(50)にある。
【0014】
請求項6に係る本発明は(例えば図6参照)、前記解除前切換手段(102)は、前記傾斜が登坂方向である場合に前進状態(例えばDレンジ)を設定し、前記傾斜が降坂方向である場合に後進状態(例えばRレンジ)を設定してなる、
請求項1ないし5のいずれか記載の車輌のパーキング制御装置(50)にある。
【0015】
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
【0016】
【発明の効果】
請求項1に係る本発明によると、傾斜検出手段が車輌の傾斜状態を検出して、解除前切換手段が、操作手段によりパーキング状態の解除を指令され、かつ傾斜検出手段により検出された傾斜状態に基づき車輌が傾斜していることが検出された際に、検出された傾斜状態に基づく傾斜方向に基づいて制御装置を前進状態又は後進状態に設定し、解除手段が該解除前切換手段により制御装置にて前進状態又は後進状態が形成された後にパーキング状態を解除するので、車輌が傾斜している状態でパーキング状態を解除する前に、出力軸に発生している該車輌の自重によるトルク負荷に対抗するように前進方向又は後進方向のトルクを入力側から作用させることができ、円滑にパーキング状態を解除することができる。それにより、パーキング状態を解除する際に発生する大きな音やシフトショックを低減することができる。
【0017】
請求項2に係る本発明によると、解除前切換検出手段が解除前切換手段により前進状態又は後進状態が形成されたことを検出し、解除手段は、該解除前切換検出手段による検出に基づいてパーキング状態を解除するので、パーキング状態を解除する前に、出力軸に発生している該車輌の自重によるトルク負荷に対して前進方向又は後進方向のトルクを、確実に作用させてからパーキング状態を解除することができる。
【0018】
請求項3に係る本発明によると、解除前切換検出手段は、解除前切換手段により前進状態又は後進状態が形成されたことを、入力回転数の変化に基づいて検出するので、パーキング状態を解除する前に、自動変速機の出力軸が固定されている状態でありながら、所定変速段が形成されたことを検出することができる。
【0019】
請求項4に係る本発明によると、傾斜検出手段は、車輌が停止する直前に傾斜方向を記憶することで傾斜を検出するので、パーキング状態を解除する際に、停車中である車輌の傾斜方向を検出することができる。
【0020】
請求項5に係る本発明によると、平坦勾配として算出された車輌の基準加速度と車輌の実際の加速度とに基づいて車輌が停車する際の傾斜を検出するので、パーキング状態を解除する際の車輌の傾斜方向を精度良く検出することができる。
【0021】
請求項6に係る本発明によると、解除前切換手段は、傾斜が登坂方向である場合に前進状態を設定し、傾斜が降坂方向である場合に後進状態を設定するので、出力軸に発生している該車輌の自重によるトルク負荷に対して前進方向又は後進方向のトルクを打消す方向に作用させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車輌のパーキング制御装置を図に沿って説明する。図1は本発明に係るパーキング機構を示す模式図である。パーキング機構1は、不図示の例えば自動変速機などの出力軸上に配設されたパーキングギヤ2と、該パーキングギヤ2に噛合うパーキングポール3と、該パーキングギヤ3を駆動するためのパーキングロッド8と、から構成されている。
【0023】
パーキングギヤ2は、上記出力軸に対して固定されており、該出力軸の回転に伴い図中矢印A−Bで示す回転方向に回転する。パーキングポール3は、不図示のミッションケースなどに対して固定されている支点4を介して図中矢印C−Dで示す方向に回動自在に配設されており、該支点4にはパーキングポール3を矢印D方向に付勢するバネ5が配設されている。パーキングロッド8には、その軸上に図中矢印E−Fで示す軸方向に対して移動自在に配設されたカム7を備えており、該カム7はバネ10により矢印F方向に付勢されている。また、パーキングロッド8とパーキングポール3とは、例えばワイヤーリング9などにより位置ずれしないように支持されている。
【0024】
パーキングロッド8のカム7が図1に示す矢印F方向の位置に駆動されると、該カム7によりパーキングポール3がバネ5の付勢に反して矢印C方向に押圧される。すると、パーキングポール3の爪がパーキングギヤ2に噛合って、該パーキングギヤ2の回転方向(矢印A−B方向)を固定し、パーキング状態にする。また、パーキングロッド8のカム7がバネ10の付勢に反して矢印E方向の位置に駆動されると、該カム7によるパーキングポール3の押圧が解除され、バネ5の付勢により矢印D方向に駆動される。すると、パーキングポール3の爪とパーキングギヤ2と噛合いが解除されることで、該パーキングギヤ2及び出力軸を回転自在として、つまりパーキング状態を解除する。
【0025】
ついで、本発明に係るパーキング制御装置について図2及び図3に沿って説明する。図2及び図3はパーキング制御装置を示す模式図である。図2に示すように、パーキング制御装置50は、上述したパーキング機構1のパーキングロッド8をその軸方向(矢印E−F方向)に駆動するモータ12と、例えば不図示の自動変速機などを変速制御する油圧制御装置(制御装置)20と、不図示の運転席に備えられているシフトレバー(操作手段)40から選択されたシフトの指令を該油圧制御装置20に伝達するレンジ切替え駆動装置30と、から構成されている。
【0026】
レンジ切替え駆動装置30は、シフトレバー40からの指令を受け、詳しくは後述する制御部(ECU)100を介して駆動するモータ21を備えており、またモータ21のモータ軸21aにはディテントレバー22が固定されて配設されている。一方、ディテントスプリング24は、その一端側の固定部24bにて油圧制御装置20に固定されており、他端側にはローラ24aを有して、上記ディテントレバー22の先端部分に形成されている例えば6個の溝部22aに嵌入係合している。また、該ディテントレバー22にはピン25が植設されており、該ピン25は油圧制御装置20のマニュアルバルブ23の先端に有する2枚の円板23a,23aの間に挿入されて係合している。
【0027】
例えば運転者がシフトレバー40を動かしてレンジを選択すると、制御部100を介して指令がモータ21に伝達される。該指令を受けたモータ21は、選択されたレンジの指令に基づいてモータ軸21aを図中矢印G−H方向に所定量回転し、該モータ軸21aに固定されているディテントレバー22を所定量回動する。すると、ディテントスプリング24のローラ24aが、ディテントレバー22の例えば6個の溝部22aとの嵌入係合している位置を替えて再度嵌入係合する。そして、ディテントレバー22に植設されたピン25を介してマニュアルバルブ23が上記指令に合わせて図中矢印I−J方向に駆動され、油圧制御装置20にシフトレバー40からの指令を伝達する。
【0028】
上記ディテントレバー22の先端部分の例えば6個の溝部22aは、それぞれシフトレバー40の各レンジに対応しており、例えばマニュアルバルブ23を矢印J方向に駆動した位置(モータ軸21aが矢印H方向に回転した位置)から順に、例えば「P」,「R」,「N」,「D」,「S(Ds)」,「L」の各レンジに対応している。また、シフトレバー40の各レンジが例えば5個である場合(例えば「P」,「R」,「N」,「D」,「Ds」である場合)は、ディテントレバー22の先端部分の溝部22aが5個であり、つまりシフトレバー40のレンジ数に対して上記溝部22aがそれぞれ形成されている。
【0029】
なお、上述のように図2に沿ってレンジ切替え駆動装置30について説明したが、例えば図3に示すパーキング制御装置50’のレンジ切替え駆動装置30’のような構成であってもよい。レンジ切替え駆動装置30’内には、例えば不図示のソレノイドバルブ等を有しており、シフトレバー40からの指令が制御部100を介して伝達されると、該ソレノイドバルブなどが駆動され、油圧制御装置20内に有するマニュアルバルブにレンジの指令を伝達するように構成されている。
【0030】
そして、例えば運転者などがP(パーキング)レンジにシフトレバー40をシフトした場合は、上述のように油圧制御装置20にPレンジの指令が伝達され、該油圧制御装置20がPレンジ(ニュートラル状態)を形成する一方で、制御部100を介してモータ12に該パーキング指令が伝達される。すると、該モータ12によりパーキングロッド8が矢印F方向に駆動されて、上述のようにパーキングギヤ2とパーキングポール3が噛合って、つまりパーキング状態となる。
【0031】
ついで、本発明の要部である制御部(ECU)100について図4に沿って説明する。図4は本発明に係る制御部を示すブロック図である。図4に示すように、制御部100は、傾斜検出手段101、解除前切換手段102、解除前切換検出手段103及び解除手段104を備えている。
【0032】
傾斜検出手段101は、各センサ60から、例えばスロットル開度、車速、エンジン回転数、例えば自動変速機などの入力軸回転数、自動変速機のギヤ比、などを検知し、それら各パラメータに基づいて、平坦路を走行している状態を想定した基準加速度ABを算出し、また実際に走行している状態の実際加速度AVを検知する。そして、基準化速度ABと実際加速度AVとの差に基づいて車輌の傾斜状態を検出し、車輌が停車する直前に該車輌の傾斜状態を記憶する(詳しくは後述する)。
【0033】
シフトレバー40が操作されてPレンジ以外(例えばDレンジ、Nレンジ、Rレンジなど)に選択されると、該シフトレバー40からパーキング状態の解除の指令が上記傾斜検出手段101に出力される。すると、該傾斜検出手段101は、上述のように記憶した車輌の傾斜状態に基づいて、登坂方向又は降坂方向に傾斜している場合には、解除前切換手段102にパーキング解除の指令及び車輌の傾斜方向を出力し、平坦路である場合には、解除手段104にパーキング解除の指令を出力する。
【0034】
なお、本実施の形態において傾斜検出手段101は、上述のように基準化速度ABと実施加速度AVとに基づいて車輌の傾斜状態を検出しているが、これに限らず、例えば、傾斜角センサを使用して車輌の傾斜状態を検出する、ナビゲーションシステムの情報に基づいて車輌の傾斜状態を検出する、上記モータ12の駆動を行った際の電流通電量を検出することでパーキングギヤに生じているトルク負荷を検出して車輌の傾斜状態を検出する、GPSを車輌の前後に配置してそれら2個の情報に基づいて車輌の傾斜状態を検出する、などの何れの検出方法でもよく、これらに限らず、車輌の傾斜状態が検出できるものであればよい。
【0035】
解除前切換手段102は、上記傾斜検出手段101により検出された車輌の傾斜状態に基づいて、例えば車輌が登坂路(登坂方向の傾斜状態)に停車していることを判断すると、前進方向の変速段(例えばDレンジ)を設定する(切換える)ようにレンジ切替え駆動装置30に出力し、例えば車輌が降坂路(降坂方向の傾斜状態)に停車していることを判断すると、後進方向の変速段(例えばRレンジ)を設定する(切換える)ようにレンジ切替え駆動装置30に出力する。
【0036】
解除前切換検出手段103は、例えば油圧制御装置20内の入力軸のトルク伝達を行う摩擦係合手段、即ち、エンジンからのトルクを例えば自動変速機の入力軸に(特に前進時に)伝達する入力クラッチ(例えばクラッチC1)の回転数変化を検出することで、上記解除前切換手段102の出力によりレンジ切替え駆動装置30が駆動して油圧制御装置20が所定変速段(例えば前進状態のDレンジ又は後進状態のRレンジ)が形成されたこと(切換えられたこと)を検出すると、解除手段104に出力する。また、該油圧制御装置20が所定変速段に形成されていない(切換えられていない)場合は、解除変速手段102に再度所定変速段を設定するように出力する。
【0037】
なお、本実施の形態において解除前変速検出手段103は、油圧制御装置20内の入力軸のトルク伝達を行う摩擦係合要素(例えばクラッチC1)の回転数変化を検出することで、所定変速段が形成されたことを検出しているが、これに限らず、各摩擦係合要素を制御する油圧の変化、トルクコンバータのタービン回転数変化、油圧制御装置20の指令値の変化、などに基づいて所定変速段が形成されたことを検出してもよく、更に、これらに限らず、解除前切換手段102により油圧制御装置20が所定変速段に形成されたことを検出できるものであれば、何れのものであってもよい。また、解除前変速検出手段103を配設せずに、解除前切換手段102からの出力に基づいてタイマーを起動し、該タイマーに基づいて所定変速段が形成されるタイミングを図4中破線で示すように解除手段に出力するようにしてもよい。
【0038】
そして、上記解除前変速検出手段103が、油圧制御装置20が所定変速段に形成されたことを検出し、出力すると、解除手段104は、パーキング機構1にパーキング状態の解除を出力し、モータ12を駆動してパーキングギヤ2とパーキングポール3との噛合いを解除し、つまりパーキング状態を解除する。
【0039】
なお、解除手段104は、上述したように傾斜検出手段101により車輌の傾斜状態に基づいて平坦路であると判断された場合には、該傾斜検出手段101から出力されたパーキング状態の解除の指令に基づいてパーキング機構1にパーキング状態の解除を出力し、パーキング状態の解除を行う。
【0040】
また、解除手段104はパーキング状態の解除を行うと、レンジ切替え駆動装置30にシフトレバー40により選択されたレンジ(例えばDレンジ、Nレンジ、Rレンジなど)の指令を出力して、該レンジ切替え駆動装置30を介して油圧制御装置20に該指令を伝達し、油圧制御装置20は選択されたレンジを形成する。
【0041】
ついで、上記傾斜検出手段101による車輌の傾斜状態を検出する制御について図5に沿って詳細説明する。図5は車輌の傾斜状態を検出する制御を示すフローチャートである。図5に示すように、車輌が走行している状態では、車輌の傾斜状態を検出する制御をスタートする(S200)。すると、上述したように、各種センサ60により検知された、例えばスロットル開度、車速、エンジン回転数、自動変速機の入力軸回転数、自動変速機のギヤ比、などのパラメータに基づいて、平坦路を走行している状態を想定して基準加速度ABを算出し(S201)、またそれらパラメータに基づいて車輌の実際の加速度AVを検知する(S202)。
【0042】
そして、上記基準加速度ABと実際の加速度AVとが同じ値である場合は(S203)、車輌は平坦路を走行しているので、傾斜検出手段101は平坦路であることを記憶し(S207)、リターンする(S208)。一方、基準加速度ABと実際の加速度AVとが同じ値でない場合は(S203)、基準加速度ABが実際の加速度AVより大きい値であるか否かを判定する(S204)。
【0043】
基準加速度ABが実際の加速度AVより大きい値である場合は、平坦路を走行している状態よりも実際の加速度AVが小さい値である状態、つまり登坂路を走行している状態であるので、傾斜検出手段101は登坂路であることを記憶し(S205)、リターンする(S208)。また、基準加速度ABが実際の加速度AVより大きい値でない場合は、平坦路を走行している状態よりも実際の加速度AVが大きい値である状態、つまり降坂路を走行している状態であるので、傾斜検出手段101は降坂路であることを記憶し(S206)、リターンする(S208)。
【0044】
上記制御は、車輌が走行している間、繰り返されているが、車輌が停車すると該制御を終了する。すると、上記傾斜検出手段101には、車輌が停車する直前の傾斜方向(平坦路、登坂路、又は降坂路)が記憶されており、つまり停車中である車輌の傾斜を検出することができる。また、車輌の傾斜を、上記基準加速度ABと実際の加速度AVとに基づいて検出するので、パーキング状態を解除する際の車輌の傾斜方向を精度良く検出することができる。
【0045】
つづいて、本発明を適用し得る自動変速機のパーキング制御装置50の制御について図6に沿って説明する。図6は本発明を適用し得る自動変速機のパーキング制御装置50の制御を示すフローチャートである。例えば運転者によりシフトレバー40が、Pレンジに選択されている状態からその他のレンジ(例えばDレンジ、Nレンジ、Rレンジなど)に選択されると、該シフトレバー40がパーキング解除の指令を出力し、制御部100は制御をスタートする(S300)。
【0046】
パーキング解除の指令が傾斜検出手段101に入力されると(図4参照)、該傾斜検出手段101は上記車輌が停車する直前に記憶した傾斜方向に基づいて車輌が傾斜しているか否かを判断する(S301)。車輌が傾斜していないこと(平坦路であること)を判断すると、傾斜検出手段101は、解除手段104にパーキング解除の指令を出力する。すると、該解除手段104は、パーキング機構1にパーキング解除の指令を出力し、該パーキング機構1がパーキングポール3を駆動してパーキング状態を解除する(S307)。
【0047】
そして、該解除手段104は、レンジ切替え駆動装置30に選択されたレンジの指令を出力して、該レンジ切替え駆動装置30を介して油圧制御装置20が選択されたシフトのレンジ(例えばDレンジ、Nレンジ、Rレンジなど)を形成し(S308)、制御を完了する(S309)。
【0048】
一方、上記ステップS301において車輌が傾斜している(登坂路又は降坂路である)ことを判断すると、傾斜検出手段101は、パーキング解除の指令及び車輌の傾斜状態を解除前切換手段102に出力する。そして、該指令及び傾斜状態を入力した解除前切換手段102は、該車輌の傾斜方向が登坂方向であるか否かを判断する(S302)。
【0049】
解除前切換手段102は、該車輌の傾斜方向が登坂方向であることを判断すると、レンジ切替え駆動装置30にDレンジ(前進方向の変速段)の指令を出力して、該レンジ切替え駆動装置30をDレンジに設定する。すると、該レンジ切替え駆動装置30を介して油圧制御装置20は、Dレンジを形成して(S303)、前進方向のトルクを自動変速機の出力軸に伝達することで車輌の自重による後進方向のトルク負荷を打消すように作用させる。
【0050】
そして、解除前切換検出手段103は、該油圧制御装置20に有する駆動源を接・断する摩擦係合手段(例えばクラッチC1)の回転数変化を検出し、該油圧制御装置20がDレンジを形成したか否かを判断し(S304)、Dレンジが形成されていないことを判断すると、解除前切換手段102に出力し、該解除前切換手段102は再度Dレンジの指令を出力して、該レンジ切替え駆動装置30をDレンジに設定し、油圧制御装置20を、再度Dレンジに形成する(S303)。
【0051】
また、上記ステップS302において、解除前切換手段102は、該車輌の傾斜方向が登坂方向でないことを判断すると、レンジ切替え駆動装置30にRレンジ(後進方向の変速段)の指令を出力して、該レンジ切替え駆動装置30をRレンジに設定し、該レンジ切替え駆動装置30を介して油圧制御装置20は、Rレンジを形成して(S305)、後進方向のトルクを自動変速機の出力軸に伝達することで車輌の自重による前進方向のトルク負荷を打消すように作用させる。
【0052】
そして同様に、解除前切換検出手段103は、該油圧制御装置20に有する駆動源を接・断する摩擦係合手段(例えばクラッチC1)の回転数変化を検出し、該油圧制御装置20がRレンジを形成したか否かを判断し(S306)、Rレンジが形成されていないことを判断すると、解除前切換手段102に出力し、該解除前切換手段102は再度Rレンジの指令を出力して、該レンジ切替え駆動装置30をRレンジに設定し、油圧制御装置20を、再度Rレンジに形成する(S305)。
【0053】
上記ステップS304又はステップS306において油圧制御装置20がDレンジ又はRレンジを形成したことを判断すると、解除前切換検出手段103は解除手段104にパーキング解除の指令を出力する。該パーキング解除の指令を入力した該解除手段104は、パーキング機構1を駆動してパーキング状態を解除する(S307)。
【0054】
この際、上述のように、登坂路ではDレンジを形成し、降坂路ではRレンジを形成しているので、つまり出力軸には、パーキング状態を解除する前に車輌の自重によるトルク負荷が打消される方向にトルクが作用されて、上記パーキングギヤ2とパーキングポール3との噛合いを円滑に解除し、つまりパーキング状態を円滑に解除することができる。それにより、パーキング状態を解除する際に発生する大きな音やシフトショックを低減することができる。
【0055】
また、解除前切換手段103は、駆動源を接・断する摩擦係合手段(例えばクラッチC1)の入力回転数の変化を検出しているので、パーキング状態を解除する前に、つまり出力軸が固定されている状態でありながら、所定変速段が形成されたことを検出することができる。更に、該検出に基づいてパーキング状態を解除するので、パーキング状態を解除する前に、出力軸に発生している該車輌の自重によるトルク負荷に対して前進方向又は後進方向のトルクを打消す方向に、確実に作用させてからパーキング状態を解除することができる。
【0056】
そして、レンジ切替え駆動装置30にシフトレバー40により選択されたレンジの指令を出力し、レンジ切替え駆動装置30を介して油圧制御装置20を選択されたレンジに形成し(S308)、制御を完了する(S309)。
【0057】
ついで、上記自動変速機のパーキング制御装置50を適用した際の一例を図7に沿って説明する。図7はパーキング状態を解除する際を示すタイムチャートである。図7に示すように、時点t0において車輌が登坂方向に傾斜状態で、かつパーキング状態(図中P−on)である。上述したように、この状態ではパーキングギヤ2に車輌の自重によるトルク負荷が生じており、自動変速機の出力軸トルクTは、後進方向のトルクT1が発生している。
【0058】
例えば運転者が時点t1においてシフトレバー40をDレンジに選択すると、傾斜検出手段101により車輌の傾斜が登坂方向であることを検出し、解除前切換手段102がレンジ切替え駆動装置30をDレンジに設定する。すると、時点t2において油圧制御装置20がDレンジに形成され、自動変速機の出力軸にDレンジのトルクが、例えば不図示のトルクコンバータなどの作用により徐々に伝達する。そのため、該出力軸トルクTは、後進方向のトルクT1とDレンジのトルクとが徐々に打消し合う形で出力軸トルクTDになる。
【0059】
そして、時点t3において解除手段104によりパーキング機構1が駆動されるが、該時点t3では出力軸トルクTがDレンジのトルクTDになっており、円滑にパーキングギヤ2とパーキングポール3との噛合いが解除されて(図中P−off)、つまりパーキング状態を解除する際に発生する大きな音やシフトショックを低減することができる。
【0060】
なお、上記図7に示す制御例は、車輌の傾斜が登坂方向で、選択されたレンジがDレンジであるが、車輌の傾斜が降坂方向でRレンジが選択された場合は、出力軸トルクTの発生する方向が反対であるが、同様に制御されることは勿論である。また、車輌の傾斜が登坂方向でRレンジが選択された場合は、時点t3の後にRレンジが形成され、車輌の傾斜が降坂方向でDレンジが選択された場合は、時点t3の後にDレンジが形成されるが、時点t3までの制御が同様であることは勿論である。
【0061】
また、以上の本発明に係る実施の形態において、シフトを選択するための操作手段としてシフトレバー40としているが、これに限らず、運転者のシフト選択の意思を例えば電気的な信号によって伝達するものであればよく、シフトスイッチ、シフトボタン、音声入力装置など各種の態様を採用してもよい。
【0062】
さらに、上記実施の形態において、本発明を自動変速機に適用した一例として説明したが、前進状態と後進状態とを切換える制御装置と、パーキング機構と、をそれぞれ独立して制御できるものであれば本発明を適用することができ、例えばハイブリッド車輌、電気自動車などにおいても、同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパーキング機構を示す模式図。
【図2】パーキング制御装置を示す模式図。
【図3】パーキング制御装置を示す模式図。
【図4】本発明に係る制御部を示すブロック図。
【図5】車輌の傾斜状態を検出する制御を示すフローチャート。
【図6】本発明を適用し得る自動変速機のパーキング制御装置の制御を示すフローチャート。
【図7】パーキング状態を解除する際を示すタイムチャート。
【図8】従来のパーキング状態を解除する際を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 パーキング機構
20 制御装置(油圧制御装置)
40 操作手段(シフトレバー)
50 自動変速機のパーキング制御装置
101 傾斜検出手段
102 解除前切換手段
103 解除前切換検出手段
104 解除手段
C1 摩擦係合手段(クラッチ)
AB 基準加速度
AV 実際の加速度
Claims (6)
- シフトを選択・指令するための操作手段と、前記操作手段の指令に基づいて前進状態及び後進状態を形成する制御装置と、前記操作手段の指令に基づいて前記制御装置とは独立して駆動され、パーキング状態又は該パーキング状態を解除するパーキング機構と、を備えた車輌のパーキング制御装置において、
車輌の傾斜状態を検出する傾斜検出手段と、
前記操作手段により前記パーキング状態の解除を指令され、かつ前記傾斜検出手段により検出された傾斜状態に基づき前記車輌が傾斜していることが検出された際に、前記検出された傾斜状態に基づく傾斜方向に基づいて前記制御装置を前進状態又は後進状態に設定する解除前切換手段と、
前記解除前切換手段により前記制御装置にて前記前進状態又は後進状態が形成された後に前記パーキング状態を解除する解除手段と、を備える、
ことを特徴とする車輌のパーキング制御装置。 - 前記解除前切換手段により前記前進状態又は後進状態が形成されたことを検出する解除前切換検出手段を備え、
前記解除手段は、前記解除前切換検出手段による検出に基づいて前記パーキング状態を解除してなる、
請求項1記載の車輌のパーキング制御装置。 - 前記パーキング機構は、自動変速機の出力軸をロックするものであって、
前記解除前切換検出手段は、前記解除前切換手段により前進状態又は後進状態が形成されたことを、入力回転数の変化に基づいて検出してなる、
請求項2記載の車輌のパーキング制御装置。 - 前記傾斜検出手段は、前記車輌が停止する直前に前記傾斜方向を記憶することで前記傾斜を検出してなる、
請求項1ないし3のいずれか記載の車輌のパーキング制御装置。 - 前記傾斜検出手段は、平坦勾配として算出された前記車輌の基準加速度と前記車輌の実際の加速度とに基づいて前記傾斜を検出されてなる、
請求項4記載の車輌のパーキング制御装置。 - 前記解除前切換手段は、前記傾斜が登坂方向である場合に前進状態を設定し、前記傾斜が降坂方向である場合に後進状態を設定してなる、
請求項1ないし5のいずれか記載の車輌のパーキング制御装置。
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