JPH09303539A - 自動変速機の後退防止装置 - Google Patents

自動変速機の後退防止装置

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JPH09303539A
JPH09303539A JP8141169A JP14116996A JPH09303539A JP H09303539 A JPH09303539 A JP H09303539A JP 8141169 A JP8141169 A JP 8141169A JP 14116996 A JP14116996 A JP 14116996A JP H09303539 A JPH09303539 A JP H09303539A
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JP
Japan
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sensor
automatic transmission
vehicle
prevention device
pressure
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Pending
Application number
JP8141169A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Yamazaki
努 山崎
Taku Murasugi
卓 村杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09303539A publication Critical patent/JPH09303539A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 勾配センサー及びホイールブレーキ液圧セン
サーを取り付けることで、平坦路や勾配の少ない登坂路
においては、シフト用ブレーキの係合圧を必要以上に高
くしないように制御し、以って、アイドル燃費を向上さ
せることができる自動変速機の後退防止装置を提供す
る。 【解決手段】 出力軸の逆転を車両が後退しないよう阻
止する締結要素を含む自動変速機に、自動変速機の前進
自動変速レンジ選択中を検知する前進自動変速レンジ検
知手段と、車速を検知する車速センサーと、アクセル開
度を検知するスロットルセンサーと、これらの手段から
の信号により車両が後退しないように阻止する締結要素
への締結圧を可変制御する手段と、を接続して構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動変速機のク
リープを抑制すると共に登坂路における車両の後退を防
止するための自動変速機の後退防止装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来のこの種の車両後退防止装
置としては、例えば、特開昭63−2737号公報に示
されるものが公知である。これは、アイドル運転時にラ
イン油圧を通常時より高くすることにより、シフト用ブ
レーキの係合圧を高くして車両を停止状態に保つ装置で
ある。
【0003】しかしながら、かかる従来の車両後退防止
装置にあっては、平坦路においてもシフト用ブレーキの
係合圧を過剰に高くしているため、オイルポンプ負荷が
増大し、アイドル燃費の悪化が避けられない、という課
題を有していた。
【0004】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、勾配センサー
及びホイールブレーキ液圧センサーを取り付けること
で、平坦路や勾配の少ない登坂路においては、シフト用
ブレーキの係合圧を必要以上に高くしないように制御
し、以って、アイドル燃費を向上させることができる自
動変速機の後退防止装置を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る自動変速機の後退防止装置にあって
は、出力軸の逆転を車両が後退しないよう阻止する締結
要素を含む自動変速機に、自動変速機の前進自動変速レ
ンジ選択中を検知する前進自動変速レンジ検知手段と、
車速を検知する車速センサーと、アクセル開度を検知す
るスロットルセンサーと、これらの手段からの信号によ
り車両が後退しないように阻止する締結要素への締結圧
を可変制御する手段と、を接続して構成したことを特徴
とするものである。
【0006】この発明にあっては、上記構成に加え、ブ
レーキ作動スイッチやブレーキ液圧を検知するセンサ
ー、勾配を検知するセンサー、パーキングブレーキが作
動状態であることを検知するセンサーを接続してもよ
い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の一形
態例に基づきこの発明を詳細に説明する。
【0008】図1には本発明により制御される自動変速
機の変速歯車列が例示されており、図2には、その第1
の形態例が示されている。
【0009】ここで、先ず図1に示した自動変速機の変
速歯車列の構成を説明すると、変速歯車列は、同軸に配
列された入出力軸14,12間に、入力軸側14のフロ
ントプラネタリギヤ3及び出力軸側のリヤプラネタリギ
ヤ4を同軸に介在させ、さらに、以下の各種締結要素を
付加して構成されている。
【0010】即ち、フロントプラネタリギヤ3のサンギ
ヤ3SをバンドブレーキB/Bにより固定できるように
接続すると共に、リバースクラッチR/Cにより入力軸
14に結合できるように構成し、ピニオン3Pを支持す
るキャリア3CをハイクラッチH/Cにより入力軸1に
結合できるように構成すると共に、ローワンウェイクラ
ッチLO/Cにより入力軸1と逆の方向へ回転しないよ
うに構成する。
【0011】また、ローリバースブレーキLR/Bによ
り固定できるように構成すると共に、フォワードクラッ
チF/C及びフォワードワンウェイクラッチFO/Cに
よりリヤプラネタリギヤ4のインターナルギヤ4Rに結
合できるように構成する。
【0012】上記フォワードワンウェイクラッチFO/
Cは、フロントキャリア3Cからリヤインターナルギヤ
4Rへ入力軸14と同じ方向の回転を伝達可能な向きに
配置し、リヤインターナルギヤ4Rが同方向においてフ
ロントキャリア3Cより高速回転するときに、フォワー
ドワンウェイクラッチFO/Cが解放されて両者の相対
回転数を許容するように構成されている。
【0013】尚、上記フォワードワンウェイクラッチF
O/Cは、出力軸12から逆駆動トルクが入力されると
きに解放され、エンジンブレーキを得られなくなるた
め、エンジンブレーキ要求時には、上記フォワードワン
ウェイクラッチFO/Cの機能を殺し、その入出力要素
間を結合し得るようなオーバーランクラッチOR/Cを
設ける。
【0014】また、リヤプラネタリギヤ4のキャリア4
Cは、フロントプラネタリギヤ3のインターナルギヤ3
Rおよび出力軸12に結合され、サンギヤ4が入力軸1
4に結合される。
【0015】かかる構成においては、表1に示す各種締
結要素の選択差動により第1速、第2速、第3速又は第
4速、或は、後退を得ることができる。
【0016】
【表1】
【0017】尚、表1中、●印が作動する締結要素を、
また、無印が作動しない締結要素を夫々示し、○印は対
応変速段でエンジンブレーキを希望する時に作動させる
べき締結要素を示す。
【0018】また、図2に示す構成において、ある締結
要素はバンドブレーキB/Bがこれに相当し、別の締結
要素はフォワードワンウェイクラッチFO/Cがこれに
相当する。つまり、バンドブレーキB/Bを作動させる
と、出力軸12はローワンウェイクラッチLO/Cによ
り逆転(入力軸1と逆方向の回転)を阻止され、車両を
登坂路でも後退しない状態に保つことができる。また、
フォワードクラッチF/Cを非作動にすると、入力軸1
4を空転可能にすることができる。
【0019】制御装置6は、アクセル開度がアイドルの
位置であることを検知するためのスロットルセンサ21
と、車速が「0」であることを検知するための車速セン
サ22と、シフトレンジが前進位置であることを検知す
るためのレンジセンサ23と、勾配を検知するための勾
配センサ24と、を有し、これらの信号を制御し適正な
ライン圧を発生させる信号を出力するように構成され、
かつ、この出力信号によりオイルポンプ吐出圧を必要な
ライン圧に調整するライン圧ソレノイド7と、このライ
ン圧を各締結要素に分配する変速油圧回路8と、を有し
て構成されている。
【0020】自動変速機16は、シフトレンジが前進時
は常に締結状態である締結要素15とワンウェイクラッ
チ11と、ワンウェイクラッチ11を介して作動中の出
力軸の逆転を車両が後退しないよう阻止する締結要素1
3と、を有している。
【0021】この形態例に係る自動変速機の後退防止装
置の作用について説明する。
【0022】図3に示すように、スロットルセンサ21
と車速センサ22およびレンジセンサ23によりアイド
ル状態を検知し、また、勾配センサ24により、車両位
置の勾配を検知する。
【0023】これらの各信号を制御装置6に取り込み、
現在の勾配に対して車両が後退しないために必要なシフ
ト用ブレーキの係合圧やライン圧を求める。
【0024】このライン圧を発生させる信号を、上記ラ
イン圧ソレノイド7に送ってライン圧の調整をし、変速
油圧回路8により各締結要素へと油圧を供給する。
【0025】勾配が大きい場合にはライン圧を高くし、
勾配が小さい場合にはライン圧を小さくする。
【0026】このような制御により、登坂路において
は、車両が後退しないために必要な最低限の油圧を発生
させ、また、平坦路においては、登坂より著しく低い油
圧にすることにより、アイドル燃費の悪化を避けること
ができる。
【0027】図4は、この発明の第2形態例を示してお
り、この形態例では、第1の形態例の勾配センサの代わ
りに、ホイールブレーキの液圧を検知するブレーキ液圧
センサ25を設けて構成されている他は、他の構成は第
1形態例と同様であるので、図面には第1形態例で用い
た符号と同一の符号を付して、その詳細な説明をここで
は省略する。
【0028】このように構成された自動変速機の後退防
止装置の作用は第1形態例と同様であるが、この第2形
態例においては、運転者にホイールブレーキを踏み続け
る意志のある場合には、ライン圧を低くするようにし、
アイドル燃費の向上を図ることができる。
【0029】即ち、運転者によるホイールブレーキの踏
み込みの有無は、図5に示すように、ホイールブレーキ
の液圧センサ25により検知する。ホイールブレーキの
液圧の高低によりライン圧を調整すれば、さらにアイド
ル燃費は向上する。
【0030】また、パーキングブレーキが作動している
場合には、上記ホイールブレーキと同様にライン圧を低
くし、アイドル燃費を向上させることも可能である。
【0031】図6は、この発明の第3形態例を示してお
り、この形態例では、第1形態例の勾配センサに代え
て、パーキングブレーキが作動状態であることを検知す
るためのパーキングブレーキスイッチ26が設けられて
いる他は、他の構成は第1形態例と同様であるので、図
面には第1形態例で用いた符号と同一の符号を付して、
その詳細な説明をここでは省略する。
【0032】このように構成された自動変速機の後退防
止装置の作用は第1形態例と同様であるが、この第3形
態例においては、車両が停止状態にあり、パーキングブ
レーキが作動している場合には、図7に示すように、ラ
イン圧を低くするようにして、アイドル燃費の向上を図
ることができる。
【0033】
【発明の効果】この発明に係る自動変速機の後退防止装
置は、以上説明したように、制御装置の入力信号に勾配
信号を入れ、登坂路の勾配に応じ車両が後退しないため
に必要な締結力が得られるようにシフト用ブレーキの係
合圧を発生させ、該シフト用ブレーキの係合圧の調整は
ライン圧を制御して行うように構成されているので、ア
イドル燃費を向上させることができる。
【0034】また、運転者にフットブレーキを踏み続け
る意志のある場合においては、その意志をホイールブレ
ーキの液圧を検知することにより行うように構成し、こ
れにより車両が後退しないために必要な最低限のシフト
用ブレーキの係合圧を発生させるため、アイドル燃費の
悪化を最低限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明により制御される自動変速機の概略的
な要部構成を示すスケルトン図である。
【図2】この発明の実施の第1形態例に係る自動変速機
の後退防止装置の構成を示すブロック図である。
【図3】同後退防止装置のフローチャートである。
【図4】この発明の実施の第2形態例に係る自動変速機
の後退防止装置の構成を示すブロック図である。
【図5】同後退防止装置のフローチャートである。
【図6】この発明の実施の第3形態例に係る自動変速機
の後退防止装置の構成を示すブロック図である。
【図7】同後退防止装置のフローチャートである。
【符号の説明】
3 フロントプラネタリギヤ 4 リヤプラネタリギヤ 6 制御装置 7 ライン圧ソレノイド 8 変速油圧回路 11 ワンウェイクラッチ 12 出力軸 13 車両の後退を防止する締結要素 14 入力軸 15 非作動中入力軸を空転可能にする締結要素 16 自動変速機 21 スロットルセンサ 22 車速センサ 23 レンジセンサ 24 勾配センサ 25 ブレーキ液圧センサ 26 パーキングブレーキスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:66

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力軸の逆転を車両が後退しないよう阻
    止する締結要素を含む自動変速機に、自動変速機の前進
    自動変速レンジ選択中を検知する前進自動変速レンジ検
    知手段と、車速を検知する車速センサーと、アクセル開
    度を検知するスロットルセンサーと、これらの手段から
    の信号により車両が後退しないように阻止する締結要素
    への締結圧を可変制御する手段と、を接続したことを特
    徴とする自動変速機の後退防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動変速機の後退防止
    装置には、ブレーキ作動スイッチまたはブレーキ液圧を
    検知するセンサーが接続されていることを特徴とする自
    動変速機の後退防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の自動変速機の後退防止装置には、勾配を検知するセ
    ンサーが接続されていることを特徴とする自動変速機の
    後退防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の自動変速機の後退防止装置には、パーキングブレーキ
    が作動状態であることを検知するセンサーが接続されて
    いることを特徴とする自動変速機の後退防止装置。
JP8141169A 1996-05-13 1996-05-13 自動変速機の後退防止装置 Pending JPH09303539A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002168331A (ja) * 2000-11-28 2002-06-14 Aisin Seiki Co Ltd 自動変速機の制御装置
JP2002295657A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Aisin Aw Co Ltd 車輌のパーキング制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002168331A (ja) * 2000-11-28 2002-06-14 Aisin Seiki Co Ltd 自動変速機の制御装置
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JP4617589B2 (ja) * 2001-03-29 2011-01-26 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 車輌のパーキング制御装置

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