JP4612711B2 - 車両のドアサッシュ部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の側部のドアに適用されるドアサッシュ部構造に関する。
車両の側部に形成されたドア開口部に取り付けられるドアは、ドアの前側に設けられるヒンジを介して車体に支持されるドア本体と、このドア本体の上方に設けられてドアガラスが配置されるドアサッシュ部とを備えている。
一般に、ドアサッシュ部は、ドア本体の前方上端からフロントピラーの下部及びルーフサイドレールの下部に沿って車体の前後方向に延びるように設けられる横サッシュ部と、ドア本体の後方上端から横サッシュ部の後端に向かって延びるように設けられる縦サッシュ部とを備えている。
従来、車両のドアサッシュ部構造としては、横サッシュ部と縦サッシュ部とが直角に近い角度をなしているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このドアサッシュ部構造では、例えばロール成形等で得られた横サッシュ部と縦サッシュ部とが溶接等で接合されて前記した角度でコーナー部が形成される。そして、このドアサッシュ部構造では、樹脂製のガーニッシュが縦サッシュ部及びコーナー部の外面を覆うと共にこの覆った領域の輪郭を際立たせることでドアサッシュ部構造の見栄え(デザイン性)を向上させている。
特開2007−302186号公報
ところで、このようなドアサッシュ部構造においては、デザインの豊富化を図るために、例えば、サッシュ部同士が接合されてなすコーナー部に湾曲形状を付与することが考えられる。
しかしながら、従来のドアサッシュ部構造(例えば、特許文献1参照)では、サッシュ部が必要な強度や剛性を発揮するように所定の断面形状を有しているので、サッシュ部の端部を自由に曲げ加工することが困難となっている。そのため、このドアサッシュ部構造では、特に曲率が小さい範囲でコーナー部に所望の湾曲形状を付与することができない場合がある。したがって、コーナー部における曲率の大小に関らずにコーナー部に所望の湾曲形状を付与することができるドアサッシュ部構造が望まれている。
そこで、本発明の課題は、サッシュ部同士が接合されてなすコーナー部に所望の湾曲形状を付与することができるドアサッシュ部構造を提供することにある。
前記課題を解決する本発明は、第1のサッシュ部と第2のサッシュ部との連続部が切り欠かれて輪郭が形成されたカット部を備え、前記連続部には、前記第1のサッシュ部及び前記第2のサッシュ部に渡って前記カット部に沿う輪郭を有するガーニッシュが設けられた車両のドアサッシュ部構造であって、前記ガーニッシュは、前記第1のサッシュ部に沿って形成される第1のガーニッシュ部と、前記第2のサッシュ部に沿って形成される第2のガーニッシュ部と、を有すると共に、前記ガーニッシュは、前記第1のガーニッシュ部又は前記第2のガーニッシュ部のいずれか一方を前記第1のサッシュ部又は前記第2のサッシュ部のいずれか一方に組み付ける際に、前記第1のサッシュ部又は前記第2のサッシュ部のいずれか他方に当接して前記第1のガーニッシュ部又は前記第2のガーニッシュ部のいずれか他方を離反させる突出部を備えることを特徴とする車両のドアサッシュ部構造である。
このドアサッシュ部構造は、第1のサッシュ部と第2のサッシュ部との連続部であるコーナー部が切り欠かれてカット部が形成され、このカット部の輪郭に沿う輪郭が形成されたガーニッシュがコーナー部を覆うことで、第1のサッシュ部及び第2のサッシュ部の端部を折り曲げることなく、しかもコーナー部における曲率の大小に関らずにこのコーナー部に所望の湾曲形状を付与することができる。
このようなドアサッシュ部構造においては、前記第1のサッシュ部がロール成形で形成され、前記第2のサッシュ部がプレス成形で形成されていることが望ましい。
このドアサッシュ部構造は、ロール成形で形成された第1のサッシュ部と、プレス成形で形成された第2のサッシュ部とが接続されて得られたものであるので、例えば第1のサッシュ部と第2のサッシュ部とが一体となるようにプレス成形して得られたものと比較して、原材料を有効に利用することができることから歩留まりが良好となって、製造コストを抑えることができる。
また、このようなドアサッシュ部構造においては、前記カット部を被覆するカバー部が一体に形成されているシール部材を更に備えることが望ましい。
このドアサッシュ部構造は、シール部材のカバー部がカット部を覆うと共にガーニッシュに当接するので、カット部を密に封止することができる。その結果、例えば、雨水や洗浄水等がカット部からドアサッシュ部構造の内部に入り込むことが防止される。
また、このようなドアサッシュ部構造においては、前記カバー部は、前記第1のサッシュ部又は前記第2のサッシュ部に係止する係止部を備えていてもよい。
このドアサッシュ部構造は、シール部材が、第1のサッシュ部又は第2のサッシュ部を係止するので、第1のサッシュ部又は第2のサッシュ部に密着したシール部材の口開きを抑制する。その結果、このドアサッシュ部構造は、前記した雨水や洗浄水等の入り込みをより確実に防止する。
また、このドアサッシュ部構造は、第1のサッシュ部に第1のガーニッシュ部を組み付ける際に、突出部が第2のサッシュ部から第2のガーニッシュ部を離反させ、また第2のサッシュ部に第2のガーニッシュ部を組み付ける際に、突出部が第1のサッシュ部から第1のガーニッシュ部を離反させるので、この組付け時にガーニッシュが第1のサッシュ部又は第2のサッシュ部に干渉することが避けられる。その結果、第1のサッシュ部又は第2のサッシュ部のガーニッシュの対向面に設けられたサッシュテープ等の樹脂部材が傷付くことが避けられる。
本発明によれば、サッシュ部同士が接合されてなすコーナー部に所望の湾曲形状を付与することができるドアサッシュ部構造を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明のドアサッシュ部構造の実施形態について詳細に説明する。以下の説明において、車両の左右両側で相互に対称となるドアサッシュ部構造のうち、車両の右側に配置されるリヤドアのドアサッシュ部構造について説明し、車両の左側に配置されるものの説明は省略する。参照する図1は、実施形態に係るドアサッシュ部構造が適用される車両の側面図であって、車両の後部右側面の様子を示している。図2は、図1中のII部の部分拡大図であって、実施形態に係るドアサッシュ部構造を示す図である。図3は、実施形態に係るドアサッシュ部構造の分解斜視図であって、図2中の矢印III方向から見たコーナー部におけるドアサッシュ部構造の部分分解斜視図である。図4(a)は、ガーニッシュの車内側の様子を示す平面図、図4(b)は、図4(a)のIVb−IVb断面図、図4(c)は、図4(a)のIVc−IVc断面図、図4(d)は、図4(a)のIVd−IVd断面図である。図5(a)は、図2のVa−Va断面図、図5(b)は、図2のVb−Vb断面図、図5(c)は、図2のVc−Vc断面図である。なお、以下の説明において、前後上下の方向は車両の前後上下の方向に一致させた図1に示す前後上下の方向を基準とする。
本実施形態に係るドアサッシュ部構造は、サッシュ部同士が接合されてなすコーナー部の外側が切り欠かれると共に、このコーナー部が切り欠かれて形成されたカット部の輪郭に沿う輪郭を有するガーニッシュがコーナー部に配置されたことを主な特徴とする。
図1に示すように、本実施形態に係るドアサッシュ部構造Sは、リヤドア1(以下、単に「ドア1」ということがある)に組み込まれたものである。ここでドア1について簡単に説明すると、ドア1は、ドア本体6と、このドア本体6の上方でドアガラス4を配置する窓枠を形成するサッシュ部10とを備えている。
ドア本体6は、その前側で図示しないヒンジを介して車体に支持されており、このヒンジ周りにドア1全体が回動することで車両のドア開口部が開閉可能となっている。そして、このドア1の車内側(図1の紙面裏側)には、ドア1がドア開口部を密に閉じるようにウェザーストリップ等のシール部材3が配置されている。
このようなドア1に組み込まれるドアサッシュ部構造Sは、図2に示すように、ドア1の後寄りのサッシュ部10と、ガーニッシュ20とで主に構成されている。
本実施形態でのサッシュ部10は、図1に示すように、ドア本体6の上方で前後方向に延設される第1のサッシュ部11と、図2に示すように、ガーニッシュ20の車内側(図2の紙面裏側)で、ドア1の後端に沿って延設される第2のサッシュ部12とを備えている。ちなみに、本実施形態での第1のサッシュ部11は、ロール成形で形成されたものであり、第2のサッシュ部12は、プレス成形で形成されたものである。
図3に示すように、このような第1のサッシュ部11の後端と第2のサッシュ部12の上端とは、相互に溶接7で接合されることで特許請求の範囲にいう連続部に相当するコーナー部13を形成している。そして、コーナー部13は、その外側が切り欠かれることでカット部14が形成されている。なお、図3のコーナー部13の外側において、仮想線(二点鎖線)で示した部分は、切り欠かれた部分を示している。そして、このカット部14は、図2に示すように、車体の側面視で円弧形状を呈している。
ガーニッシュ20は、図2に示すように、第1のサッシュ部11及びコーナー部13の外面を覆うことが可能な平面形状を有する板状体で形成されている。更に詳しく説明すると、ガーニッシュ20は、第1のサッシュ部11に沿って形成される第1のガーニッシュ部20aと、第2のサッシュ部12に沿って形成される第2のガーニッシュ部20bとを有すると共に、コーナー部13に対応する部分では円弧状のカット部14の輪郭に沿うように円弧状の輪郭を有している。つまり、ガーニッシュ20は、車体の側面視で、第2のサッシュ部12の延設方向にドア本体6の後方上端から上方に立ち上がり、その後、円弧を描いて第1のサッシュ部11の延設方向に延びた略鉤形状を呈している。
そして、ガーニッシュ20の車内側(図2の紙面裏側)には、図4(a)に示すように、係止片22と、ボルト孔21と、リフト部材23とを備えている。
本実施形態での係止片22は、第2のガーニッシュ部20bに配置されている。この係止片22は、図3に示すように、第2のサッシュ部12に形成された係止孔12aに嵌入することで、ガーニッシュ20を第2のサッシュ部12に対して位置決めしつつ支持するものである。更に詳しく説明すると、この係止片22は、図4(b)に示すように、鉤状となっている。破線で示すガーニッシュ20を第2のサッシュ部12の上方からD方向にスライドさせることで、係止片22は第2のサッシュ部12の係止孔12aに嵌入される。その結果、ガーニッシュ20は、係止片22が係止孔12aに拘束されることで、第2のサッシュ部12に支持されることとなる。ちなみに、図4(b)中、符号3は、シール部材である。
図4(a)に示すボルト孔21は、前記したように支持されたガーニッシュ20を第2のサッシュ部12(図4(b)参照)に固定するものある。第2のサッシュ部12には、このボルト孔21に対応する位置にボルト挿通孔(図示省略)が形成されており、このボルト挿通孔に挿通されたボルト(図示省略)がボルト孔21に螺合することで、ガーニッシュ20は第2のサッシュ部12(図4(b)参照)に固定される。
リフト部材23は、図4(b)に示すように、ガーニッシュ20をD方向にスライドさせて第2のサッシュ部12に対して支持させる際に、図3に示す第1のガーニッシュ部20aと第1のサッシュ部11とを離反させるものである。そして、このリフト部材23は、第1のガーニッシュ部20aが第1のサッシュ部11、特に第1のサッシュ部11のガーニッシュ20の対向面に配置された図示しない樹脂製のサッシュテープに干渉することを防止するものである。
リフト部材23(図4(a)参照)は、前記したようにガーニッシュ20をスライドさせるD方向に沿うように延設されたリブ23aで形成されている。そして、図4(c)に示すように、このリフト部材23を形成するリブ23aは、ガーニッシュ20をスライドさせるD方向の前後両端が低く、中央部が高い山型となっている。このリフト部材23は、特許請求の範囲にいう「突出部」に相当する。
このようなリフト部材23の配置位置は、図4(a)に示すように、第1のガーニッシュ部20aであれば特に制限はないが、第2のガーニッシュ部20bとの境界であって、より下方の位置が望ましい。そして、リフト部材23の配置位置は、第2のサッシュ部12に対してガーニッシュ20の位置決めが行われた際に(図4(b)参照)、図4(d)に示すように、第2のサッシュ部12と干渉しない位置である必要がある。ちなみに、図4(d)中、符号3は、シール部材である。
シール部材3は、前記したように、図1に示すドア1が密に閉じるように配置されている。具体的には、例えば図2中のVa−Va断面である図5(a)に示すように、シール部材3は、第1のサッシュ部11と車体側のドア開口部5との間に配置されることで、ドア1(第1のサッシュ部11)が、ドア開口部5を密に閉じるように配置されている。
そして、本実施形態でのシール部材3は、図3に示すように、カバー部3aを有している。このカバー部3aは、コーナー部13を形成する第1のサッシュ部11と第2のサッシュ部12とに渡って形成されたカット部14、及び第2のサッシュ部12の後側エッジ12bを覆うと共に、ガーニッシュ20と当接している。ちなみに、このカバー部3aには、カット部14や後側エッジ12bを嵌込み可能に溝3cが形成されている。
更に具体的には、例えば図2中のVb−Vb断面である図5(b)に示すように、シール部材3のカバー部3aがカット部14を覆うと共に、ガーニッシュ20と当接している。そして、カバー部3aから延び出したリップ部3bは、第2のサッシュ部12と車体側のドア開口部5との間に配置されることで、ドア開口部5を密に閉じている。
また、例えば図2中のVc−Vc断面である図5(c)に示すように、シール部材3のカバー部3aは、第2のサッシュ部12の後側エッジ12bを覆うと共に、ガーニッシュ20と当接している。そして、カバー部3aから延び出したリップ部3bは、第2のサッシュ部12と車体側のドア開口部5との間に配置されることで、ドア開口部5を密に閉じている。なお、符号31は、図2に示すように、第2のサッシュ部12において、前後に配置された2列のシール部材3のうち、ドアガラス4寄りに配置されたシール部材であって、ドアガラス4寄りでドア開口部5(図5(c)参照)を密に閉じている。
シール部材3のカバー部3aは、図5(b)及び(c)に示すように、カット部14、及び第2のサッシュ部12の後側エッジ12bを挟み込んで覆っており、第1のサッシュ部11及び第2のサッシュ部12を係止している。なお、本実施形態でのカバー部3aは、特許請求の範囲にいう「係止部」を兼ねている。
次に、本実施形態に係るドアサッシュ部構造の作用効果について説明する。
本実施形態に係るドアサッシュ部構造Sは、第1のサッシュ部11と第2のサッシュ部12とが接合されてなすコーナー部13において、図3中、仮想線(二点鎖線)で示した部分が切り欠かれてカット部14が形成されている。そして、ドアサッシュ部構造Sは、カット部14の輪郭に沿う輪郭を有するガーニッシュ20がコーナー部13を覆うことで、第1のサッシュ部11及び第2のサッシュ部12の端部を折り曲げることなく、しかもコーナー部13における曲率の大小に関らずにこのコーナー部13に所望の湾曲形状を付与することができる。
また、本実施形態に係るドアサッシュ部構造Sは、ロール成形で形成された第1のサッシュ部11と、プレス成形で形成された第2のサッシュ部12とが接続されて得られたものであるので、例えば第1のサッシュ部11と第2のサッシュ部12とが一体となるようにプレス成形して得られたものと比較して、原材料を有効に利用することができることから歩留まりが良好となって製造コストを抑えることができる。
なお、第2のサッシュ部12は、予めロール成形した後にプレス成形することによって、更に製造コストを抑えることができる。
また、本実施形態に係るドアサッシュ部構造Sは、図3に示すように、シール部材3にカバー部3aが設けられており、このカバー部3aがカット部14を覆うと共にガーニッシュ20に当接するので、カット部14を密に封止することができる。その結果、例えば、雨水や洗浄水等がカット部14からドアサッシュ部構造Sの内部に入り込むことが防止される。
また、本実施形態に係るドアサッシュ部構造Sは、図3に示すシール部材3のカバー部3aが、第1のサッシュ部11及び第2のサッシュ部12を係止する係止部として機能するので、第1のサッシュ部11及び第2のサッシュ部12に密着したシール部材3の口開きを抑制する。その結果、このドアサッシュ部構造Sは、前記した雨水や洗浄水等の入り込みをより確実に防止する。
また、本実施形態に係るドアサッシュ部構造Sは、図4(a)に示すリフト部材23をガーニッシュ20に備えているので、ガーニッシュ20を第2のサッシュ部12に組み付ける際に、第1のサッシュ部11の意匠面の傷つきを防止することができる。ここで参照する図6(a)は、ガーニッシュを第2のサッシュ部に組み付ける際の様子を示す側面図であり、図6(b)は、図6(a)中のVIb方向からガーニッシュを見た様子を示す図である。
ガーニッシュ20は、図4(a)に示すD方向にスライドする際に、図6(a)に示すように、第1のガーニッシュ部20aが第1のサッシュ部11に干渉しようとするところ、図6(b)に示すように、リフト部材23が第1のガーニッシュ部20aを第1のサッシュ部11から離反させる。その結果、第1のサッシュ部11のガーニッシュ20の対抗面、つまり前記した意匠面に施される図示しないサッシュテープの損傷が避けられる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、ドア1(サッシュ部10)の後側に適用されるドアサッシュ部構造Sについて説明したが、本発明はドア1の前側に適用されるものであってもよい。また、本発明はフロントドアに適用してもよい。
また、前記実施形態では、係止片22が第2のガーニッシュ部20bに配置されると共に、係止孔12aが第2のサッシュ部12に形成されているが、本発明は係止片22が第1のガーニッシュ部20aに配置されると共に、係止孔12aが第1のサッシュ部11に形成されたものであってもよい。このようなドアサッシュ部構造Sでは、第1のサッシュ部11の延設方向に沿うようにガーニッシュ20をスライドさせることで、係止孔12aが第1のサッシュ部11の係止孔12aに嵌入されることとなる。また、このようなドアサッシュ部構造Sでは、ガーニッシュ20をスライドさせる際に、第2のサッシュ部12に対する第2のガーニッシュ部20bの干渉を避けるために、第2のガーニッシュ部20bにリフト部材23を設けることが望ましい。
また、前記実施形態では、リフト部材23がリブ23aで構成されているが、ガーニッシュ20をスライドさせてサッシュ部10に組み付ける際にサッシュ部10に対してガーニッシュ20を離反させるものであればよく、本発明はリブ23a以外の突起等の突出部でリフト部材23が形成されたものであってもよい。
また、前記実施形態では、シール部材3のカバー部3aは、第1のサッシュ部11及び第2のサッシュ部12の両方に係止する係止部を形成しているが、本発明はカバー部3aが第1のサッシュ部11及び第2のサッシュ部12のいずれか一方を係止するものであってもよい。また、本発明はカバー部3aがガーニッシュ20をその車内側から係止する係止部を備えるものであってもよい。
実施形態に係るドアサッシュ部構造が適用される車両の側面図であって、車両の後部右側面の様子を示している。 図1中のII部の部分拡大図であって、実施形態に係るドアサッシュ部構造を示す図である。 実施形態に係るドアサッシュ部構造の分解斜視図であって、図2中の矢印III方向から見たコーナー部におけるドアサッシュ部構造の部分分解斜視図である。 (a)は、ガーニッシュの車内側の様子を示す平面図、(b)は、(a)のIVb−IVb断面図、(c)は、(a)のIVc−IVc断面図、(d)は、(a)のIVd−IVd断面図である。 (a)は、図2のVa−Va断面図、(b)は、図2のVb−Vb断面図、(c)は、図2のVc−Vc断面図である。 (a)は、ガーニッシュを第2のサッシュ部に組み付ける際の様子を示す側面図であり、(b)は、(a)中のVIb方向からガーニッシュを見た様子を示す図である。
符号の説明
1 リヤドア(ドア)
3 シール部材
3a カバー部(係止部)
10 サッシュ部
11 第1のサッシュ部
12 第2のサッシュ部
13 コーナー部
14 カット部
20 ガーニッシュ
20a 第1のガーニッシュ部
20b 第2のガーニッシュ部
23 リフト部材(突出部)
23a リブ
S ドアサッシュ部構造

Claims (4)

  1. 第1のサッシュ部と第2のサッシュ部との連続部が切り欠かれて輪郭が形成されたカット部を備え、
    前記連続部には、前記第1のサッシュ部及び前記第2のサッシュ部に渡って前記カット部に沿う輪郭を有するガーニッシュが設けられた車両のドアサッシュ部構造であって、
    前記ガーニッシュは、前記第1のサッシュ部に沿って形成される第1のガーニッシュ部と、前記第2のサッシュ部に沿って形成される第2のガーニッシュ部と、
    を有すると共に、
    前記ガーニッシュは、前記第1のガーニッシュ部又は前記第2のガーニッシュ部のいずれか一方を前記第1のサッシュ部又は前記第2のサッシュ部のいずれか一方に組み付ける際に、前記第1のサッシュ部又は前記第2のサッシュ部のいずれか他方に当接して前記第1のガーニッシュ部又は前記第2のガーニッシュ部のいずれか他方を離反させる突出部を備えることを特徴とする車両のドアサッシュ部構造。
  2. 前記第1のサッシュ部がロール成形で形成され、前記第2のサッシュ部がプレス成形で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のドアサッシュ部構造。
  3. 前記カット部を被覆するカバー部が一体に形成されているシール部材を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の車両のドアサッシュ部構造。
  4. 前記カバー部は、前記第1のサッシュ部又は前記第2のサッシュ部に係止する係止部を備えることを特徴とする請求項3に記載の車両のドアサッシュ部構造。
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