JP6528526B2 - ガラスランの固定構造 - Google Patents
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Description
前記ドアサッシュは、前記アウタパネルの上端部と前記インナパネルの上端部とが接合されて車室外側へ向かう姿勢で配置されるとともに前記ドアガラスの上縁部から離隔して前記上縁部に沿って延在する上側フランジ部を備える。また、前記ガラスランは、前記上縁部から離隔して前記上縁部に沿って延在する上面部と前記ドアガラスに当接する複数のリップとを有するとともに前記ドアガラス及び前記ドアサッシュの間をシールするチャンネル部を備える。さらに、前記ガラスランは、下部が車室内側に開放するとともに上部が車室外側に開放した断面S字状に形成され、前記下部の対向する二面のうちの前記ドアガラス側の一方が前記上面部で構成される第一固定部を備える。また、前記モールは、前記第一固定部を車室外側から覆う装飾部と、前記装飾部の上部において車室内側へ突設された差込部と、を備える。前記差込部は、前記第一固定部の前記上部の対向する二面のうち、一方である上面に当接する上側当接部と、他方である下面に当接するとともに前記上側当接部に対して段差を形成する下側当接部と、前記段差に設けられて前記上側当接部及び前記下側当接部を繋ぐ第一接続部と、を有する。前記第一固定部は、前記下部が前記上側フランジ部を挟み込むとともに、前記上部が前記上面を前記上側当接部に当接させつつ前記下面を前記下側当接部に当接させることで前記差込部を挟み込む。
(4)前記第一延出部が、前記第一固定部よりも低硬度に形成されることが好ましい。なお、前記第一固定部は、前記リップよりも高硬度に形成されることが好ましい。
(6)前記モールが、ステンレス鋼をロール成形することによって形成されることが好ましい。
(7)前記装飾部は、その上縁部から内側へ屈曲形成された横当接部を有し、前記差込部は、前記下側当接部が前記上側当接部よりも車室外側に設けられるとともに、前記下側当接部と前記横当接部とを繋ぐ第二接続部を有し、前記横当接部の内縁部は、前記上面の車室外側の先端に当接することが好ましい。
以下の説明では、車両の進行方向を前方,その逆を後方とし、前方を基準に左右を定めるとともに、重力の方向を下方,その逆を上方として説明する。また、車両の左右方向(車幅方向ともいう)において、中央に向かう側を車室内側又は単に内側といい,その逆側を車室外側又は単に外側という。
[1−1.全体構成]
本実施形態に係るガラスランの固定構造は、図1に示す車両のドア10に適用される。このドア10は、車両側面のサイドドアであり、アウタパネル12と、アウタパネル12の車室内側に配置されたインナパネル13(図2参照)とを備える。アウタパネル12及びインナパネル13は、例えば鋼板がプレス加工されることによって形成され、互いに対応した形状に形成される。アウタパネル12及びインナパネル13の上半部には、昇降自在なドアガラス11によって開閉される開口部が設けられる。
図2に示すように、ドアサッシュ2は、アウタパネル12のサッシュ部12Sの車室内側にインナパネル13のサッシュ部13Sを配して形成される。以下、アウタパネル12のサッシュ部12Sをアウタサッシュ部12Sといい、インナパネル13のサッシュ部13Sをインナサッシュ部13Sという。アウタサッシュ部12S,インナサッシュ部13Sは、それぞれアウタパネル12,インナパネル13の一部である。
ガラスラン4は、ドアサッシュ2の外側に設けられることで、ドアサッシュ2とドアガラス11の上縁部との間に介在する。本実施形態のガラスラン4は、その横断面(ドアサッシュ2の長手方向に対して垂直な断面)が一様な形状に形成される。ガラスラン4は、シール機能を有するチャンネル部43と、ガラスラン4をドアサッシュ2に固定するとともにモール5をガラスラン4に固定するための第一固定部41と、ガラスラン4をドアサッシュ2に固定するための第二固定部42と、トリム14の取付部となるトリム固定部44とを備える。なお、図2では、ガラスラン4の断面を示すハッチングを省略する。
モール5は、ガラスラン4の車室外側の表面を覆うように設けられ、ガラスラン4に沿って取り付けられる。本実施形態のモール5は、ステンレス鋼の平板をロール成形することによって形成されている。モール5は、その横断面(ドアサッシュ2の長手方向に対して垂直な断面)が一様なクランク形状に形成される。モール5は、ガラスラン4の第一固定部41を車室外側から覆う装飾部5Aと、モール5をガラスラン4に固定するための差込部5Bとを備える。
横当接部56は、本体部57の上縁部から内側へ略直角に屈曲形成されて、内縁部がガラスラン4の第三面部41dの先端に当接する。横当接部56は、その上面が第三面部41dの上面と同一面を形成するように同一の高さ位置に設けられる。これにより、見栄えの向上が図られている。
(1)上述のガラスラン4は、第一固定部41の下部がドアサッシュ2の上側フランジ部2Aを挟み込むとともに、第一固定部41の上部がモール5の差込部5Bを挟み込む。そのため、ドアサッシュ2に対するガラスラン4の外れを防止することができるとともに、ガラスラン4に対するモール5の外れを防止することができる。
また、上述の爪部12cは、アウタパネル12の上端部12aの一部を切り起こすことによって形成されるため、製造コストを抑制することができる。
また、第一固定部41が高硬度に形成されることにより第一固定部41の変形を抑制することができるため、第一固定部41の変形を抑制するための部品(例えば芯金)を設ける必要がなく、ガラスラン4の軽量化を図ることができる。
なお、上述のモール5は、上側返し部51と下側返し部58との二つが係止される。これにより、モール5の外れや上下方向の位置ずれを防止できる。
(14)上述のモール5は、第一固定部41の上部に挟み込まれて固定されるため、モール5が上側フランジ部2Aに接触することが防止される。つまり、第一固定部41がモール5を挟み込むことにより、何れも金属である上側フランジ部2A及びモール5の接触を防止しながらモール5を固定することができる。
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。上述した実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
2A 上側フランジ部
2B 下側フランジ部
4 ガラスラン
41 第一固定部
41f 突起部
42 第二固定部
43 チャンネル部
43a 第一面部(上面部)
43d〜43f リップ
5 モール
5A 装飾部
5B 差込部
5D 係止部
52 上側当接部(当接部)
11 ドアガラス
12 アウタパネル
12a 上端部
12b 下端部
13 インナパネル
13a 上端部
13b 下端部
Claims (7)
- 車両のドアサッシュと昇降自在なドアガラスとの間をシールするガラスランの固定構造において、
アウタパネルの車室内側にインナパネルを配して形成された前記ドアサッシュと、
前記ドアサッシュに沿って設けられる前記ガラスランと、
前記ガラスランに沿って取り付けられるモールと、を具備し、
前記ドアサッシュは、前記アウタパネルの上端部と前記インナパネルの上端部とが接合されて車室外側へ向かう姿勢で配置されるとともに前記ドアガラスの上縁部から離隔して前記上縁部に沿って延在する上側フランジ部を備え、
前記ガラスランは、前記上縁部から離隔して前記上縁部に沿って延在する上面部と前記ドアガラスに当接する複数のリップとを有するとともに前記ドアガラス及び前記ドアサッシュの間をシールするチャンネル部と、下部が車室内側に開放するとともに上部が車室外側に開放した断面S字状に形成され、前記下部の対向する二面のうちの前記ドアガラス側の一方が前記上面部で構成される第一固定部と、を備え、
前記モールは、前記第一固定部を車室外側から覆う装飾部と、前記装飾部の上部において車室内側へ突設された差込部と、を備え、
前記差込部は、前記第一固定部の前記上部の対向する二面のうち、一方である上面に当接する上側当接部と、他方である下面に当接するとともに前記上側当接部に対して段差を形成する下側当接部と、前記段差に設けられて前記上側当接部及び前記下側当接部を繋ぐ第一接続部と、を有し、
前記第一固定部は、前記下部が前記上側フランジ部を挟み込むとともに、前記上部が前記上面を前記上側当接部に当接させつつ前記下面を前記下側当接部に当接させることで前記差込部を挟み込む
ことを特徴とする、ガラスランの固定構造。 - 前記差込部が、前記差込部の端部において前記上側当接部から下方に突設されるとともに先端側に行くほど先細りとなる楔状の係止部を有し、
前記第一固定部は、前記上部の前記下面に上方へ突設されて前記係止部が係止される突起部を有する
ことを特徴とする、請求項1記載のガラスランの固定構造。 - 前記チャンネル部が、前記上面部の車室外側の縁部から下方に延出されて前記ドアガラスの車室外側に位置する第一延出部と、前記上面部の車室内側の縁部から下方に延出されて前記ドアガラスの車室内側に位置する第二延出部と、を有し、
前記装飾部は、前記第一延出部に当接する
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のガラスランの固定構造。 - 前記第一延出部が、前記第一固定部よりも低硬度に形成される
ことを特徴とする、請求項3記載のガラスランの固定構造。 - 前記ドアサッシュは、前記アウタパネルの下端部と前記インナパネルの下端部とが接合され下方に向かう姿勢で配置された下側フランジ部を備え、
前記ガラスランが、前記チャンネル部よりも下方において上側が開放した断面U字状に形成されて前記下側フランジ部を下方から挟み込む第二固定部を備える
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のガラスランの固定構造。 - 前記モールが、ステンレス鋼をロール成形することによって形成される
ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載のガラスランの固定構造。 - 前記装飾部は、その上縁部から内側へ屈曲形成された横当接部を有し、
前記差込部は、前記下側当接部が前記上側当接部よりも車室外側に設けられるとともに、前記下側当接部と前記横当接部とを繋ぐ第二接続部を有し、
前記横当接部の内縁部は、前記上面の車室外側の先端に当接する
ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載のガラスランの固定構造。
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