JP5077763B2 - 車両用ドア構造 - Google Patents

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本発明は、ドア上部の窓用開口を昇降ガラス部と固定ガラス部とに仕切るパーティションサッシュを備えた車両用ドア構造に関し、さらに詳しくは、前記パーティションサッシュのインナーパネルへの固定構造に係わるものである。
一般に、車両用ドアを構成するドアパネルは、ドアアウターパネルとドアインナーパネルとが周縁部で接合された中空構造をなし、ドア上部の窓用開口を昇降ガラス部と固定ガラス部とに仕切るパーティションサッシュの下端部は、ドアパネルの内部でブラケットを介してドアインナーパネルまたはリンフォースに固定されている(特許文献1参照)。
このようなドアは、昇降ガラスを窓用開口から挿入して組付けた後、昇降ガラスをドアパネル内に降下させた状態で、固定ガラスおよびパーティションサッシュを組付ける作業手順が採られる。しかし、固定ガラス、パーティションサッシュの組付け前であっても、残る3辺がほぼ同形状の窓用開口を通じて昇降ガラスをドアパネル内部に挿入し組付ける作業は手間を要した。
また、上記特許文献1では、パーティションサッシュの固定部が後方に大きくオフセットしかつ窓用開口(ベルトライン)から下方に離れているが、パーティションサッシュおよび固定ガラスのドアパネルへの組付け精度および組付け剛性を確保するためには、パーティションサッシュの固定部が固定ガラス部の近くに配置され、かつ、固定ブラケットの張出量が小さいことが好ましい。
そこで、パーティションサッシュの固定ガラス部側の縁に切欠部を設け、パーティションサッシュの中心寄りに固定ブラケットを配設する場合がある。しかし、このような固定部を固定ガラス近くに配置すると、固定ガラスの周囲をシールするウエザーストリップの経年劣化によるシール性能の低下に伴い、固定ガラス上端の接合部からウエザーストリップの外側を伝ってきた水が、パーティションサッシュの切欠部から固定ブラケットを伝って室内側に侵入する虞があった。
特開平10−181352号公報
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、昇降ガラスの組付け作業性が良好であり、かつ、固定ガラスのドアパネルへの組付け精度に優れるとともに、サッシュ下部の水密性低下を防止可能な車両用ドア構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するため、本発明は、
ドアアウターパネルとドアインナーパネルとがそれらの周縁部で接合され、上部に窓用開口が画成されているドアパネルと、前記窓用開口を昇降ガラス部と固定ガラス部に仕切るパーティションサッシュと、を備えた車両用ドア構造において、
前記ドアインナーパネルが、前記昇降ガラス部の下辺を画成する第1上端縁と、前記固定ガラス部の下辺を画成する第2上端縁とを有し、前記第1上端縁が、前記第2上端縁より低位置に延在しており、前記ドアインナーパネルと前記パーティションサッシュとが重なる部分に、前記第1上端縁と前記第2上端縁とを繋ぐ傾斜縁が形成され、前記ドアインナーパネルへの前記パーティションサッシュの固定部が、前記傾斜縁の前記第2上端縁側に隣接して配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記パーティションサッシュが、前記昇降ガラス部に沿って延在するガラスラン保持溝と、前記固定ガラス部に沿って延在する固定ガラス保持溝とを有しており、前記パーティションサッシュの前記固定部が、前記固定ガラス保持溝の縁の切欠部に配設された固定ブラケットで構成され、前記切欠部が、前記傾斜縁の前記第2上端縁側のパネル部分で覆われていることを特徴とする。
本発明に係る車両用ドア構造は、上述の通り構成されているので、以下に記載されるような効果を有する。
ドアインナーパネルの昇降ガラス部の下辺を画成する第1上端縁が、固定ガラス部の下辺を画成する第2上端縁より低位置に延在し、その分、ドアインナーパネル上部の窓用開口が下方に拡大されているので、窓用開口を通じて昇降ガラスをドアパネル内部に挿入し組付ける作業を容易に行え、昇降ガラスの組付け作業性が良好である。
また、ドアインナーパネルとパーティションサッシュとが重なる部分に、前記第1上端縁と前記第2上端縁とを繋ぐドアインナーパネルの傾斜縁が形成され、パーティションサッシュの固定部が傾斜縁に隣接して配置されているので、第1端縁が低位置に配設されているにも拘わらず、パーティションサッシュの固定部を固定ガラス部近くの高位置に配置でき、パーティションサッシュおよび固定ガラスのドアパネルへの組付け精度および組付け剛性に優れている。また、パーティションサッシュ固定部が第1端縁から離れるので、ドアインナーパネルに穿設される固定用のボルト孔がパネル縁部から離れ、ボルト孔と縁部との間の応力集中を緩和できる。
さらに、パーティションサッシュがガラスラン保持溝および固定ガラス保持溝を有し、パーティションサッシュ固定部が、固定ガラス保持溝の切欠部に配設された固定ブラケットで構成され、前記切欠部が、前記傾斜縁の第2上端縁側パネル部分で覆われている態様では、パーティションサッシュ固定部(固定ブラケット)が、パーティションサッシュの中心寄りに配設され、組付け精度および組付け剛性に一層優れるとともに、固定ガラスの周囲をシールするウエザーストリップの外側を伝ってきた水が切欠部から室内側に侵入するのが防止され、サッシュ下部の水密性低下を防止できる。
また、本発明において、前記第1上端縁が、車両外面に前記窓用開口の下辺を画成する前記ドアアウターパネルの上端縁より低位置に延在しており、前記ドアインナーパネルの室内側表面に装着されたドアトリムの上端縁が、前記第1上端縁より上方に延出し、かつ、前記第2上端縁および前記ドアアウターパネル上端縁と略等高位置に延在している態様では、昇降ガラスの組付け作業性が良好でありながらも、ドアトリムによってベルトライン付近に良好な室内側外観が維持される。
さらに、本発明において、前記第2上端縁が、車両外面に前記窓用開口の下辺を画成する前記ドアアウターパネルの上端縁より高位置に延在している態様では、パーティションサッシュの固定部をより高位置に配設でき、パーティションサッシュおよび固定ガラスの組付け精度および組付け剛性を一層向上可能である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るドア構造が実施されるドア1(フロントドア)を備えた自動車を示す側面図であり、図2は、ドア1を車室内側から見た側面図、図3はその分解状態を示す斜視図である。各図において、ドア1は、車両室外側の面を形成するドアアウターパネル2と、車両室内側の面を形成するドアインナーパネル3とを、それらの中間部を離間した状態で周縁部においてヘミング加工等で一体に接合した最中状構造をなすドアパネル(2、3)から主に構成され、その上部に窓用開口10を画成するサッシュ部11が一体に形成されたサッシュ一体型ドアである。
図2に示すように、窓用開口10の前部は、パーティションサッシュ12によって区画され、固定ガラス13(三角窓)が設けられる一方、パーティションサッシュ12の後方は、上下方向に昇降して開閉可能な昇降ガラス14が配設されている。窓用開口10下方のインナーパネル3の室内側の面は、樹脂成形品などで形成されたドアトリム4で覆われ、さらに、ドアインナーパネル3の周縁部に沿ってドアウエザーストリップ5が周設されている。ドア1は、ヒンジ機構6、6を介して車体のドア開口部に開閉可能に取付けられる。
ドアパネル(2、3)の内部、ドアアウターパネル2とドアインナーパネル3との中間部には、パーティションサッシュ12、リアサッシュ11bそれぞれの下方に続けて、ロアサッシュ15、16が上下方向に延設されている。これらサッシュ12、11b、15、16の昇降ガラス部(14)に沿った部分には、昇降ガラス14を昇降可能に案内するガラスラン17が嵌着される。
図4は、ドアトリム4を外したドア1の上部を車室内側から見た側面図であり、図示のように、本発明に係るドア1は、ドアインナーパネル3の昇降ガラス部(14)の下辺を画成する第1上端縁31が、固定ガラス部(13)の下辺を画成する第2上端縁32よりも低位置に延在しており、昇降ガラス14側の窓用開口10が下方に拡大されている。
ドアインナーパネル3の第1上端縁31と第2上端縁32との段差部分には、これらの端縁31、32を繋ぐ傾斜縁33が形成されている。この傾斜縁33は、ドアインナーパネル3とパーティションサッシュ12とが重なる領域に位置しており、傾斜縁33の第2上端縁32側に隣接して、パーティションサッシュ12の固定部(8、12b)が配設されている。
また、窓用開口10の車両室外側の下辺、すなわちベルトラインを画成するドアアウターパネル2の上端縁21は、図1に示されるように、固定ガラス13側から昇降ガラス14側にかけて直線的に延在しているが、図4および図5に示すように、固定ガラス部(13)の車室内側の下辺を画成するドアインナーパネル3の第2上端縁32は、ドアアウターパネル2の上端縁21よりも僅かに高位置に延在している。さらに、図示例では、第2上端縁32は、僅かではあるが車両前方に向けて上昇する傾斜を有している。
図5は、図4のパーティションサッシュ12の下端側固定部(8、12b)付近を示す拡大側面図、図6はA−A断面図、図7はB−B断面図である。パーティションサッシュ12は、ロール成形品で構成され、図6に示されるように、昇降ガラス14側にガラスラン17の保持溝127が形成されるとともに、固定ガラス13側にパーティションウェザーストリップ18の保持溝128が形成され、長手方向に一様な断面略H字状をなしているが、下端部においては、保持溝128の側縁が切欠され、この切欠部12cに固定ブラケット12bが配設されている。
ドアパネル(2、3)の内部では、固定ガラス13側の保持溝128は不要であるため、切欠部12cによって、パーティションサッシュ12の機能が損なわれることはない。また、図4に示されるように、ロアサッシュ15は、昇降ガラス14側の保持溝(保持溝127に相当)のみを備えており、パーティションサッシュ12の切欠部12cの残余の部分に続けて下方に延在している。
固定ブラケット12bは、中間部でL字状に屈曲したチャンネル材で構成され、その基端部においてパーティションサッシュ12の中央部125にリベット止め等で接合固定され、切欠部12cを通じて車両室内側に突出しかつ車両前方側に延出した先端部には、ドアインナーパネル3に固定するためのボルト8を挿通する孔(図示せず)が穿設されている。
すなわち、切欠部12cを設けたことにより、固定ブラケット12bが、パーティションサッシュ12の最も強度の高い中央部125に固定されることに加えて、ボルト固定部(8)がパーティションサッシュ12の比較的中心寄りに配置され、パーティションサッシュ12の固定強度および組付け剛性を確保する上で有利な構成となっている。
また、固定ガラス13の組付け剛性および位置精度を確保するためには、固定ブラケット12bが固定ガラス部(13)に近い方が好ましく、これに伴い、切欠部12cの上端は、ドアインナーパネル3の第1上端縁31よりも高位置に達している。しかし、切欠部12cは、傾斜縁33の第2縁端32側(固定ガラス13側)に設けられているため、ドアインナーパネル3の傾斜縁33および第2縁端32で覆われ、ドアインナーパネル3の車両室内側には露見しない構成となっている。
一方、固定ガラス部(13)の下方のドアアウターパネル2には、ドアミラー7が取り付けられている(図1)。このドアミラー取付け部を補強するために、ドアアウターパネル2の車両室内側にはミラーリンフォース27が配設されており、ドアミラー7への給電用のハーネス71は、ドアアウターパネル2およびミラーリンフォース27の開口部70、ドアインナーパネル3の開口部30を通じて、ドアインナーパネル3の車両室内側に引き出され、傾斜縁33の下方に配置されたカプラー72(ミラーコネクタ)を介して給電側のメインハーネス73に接続される。なお、開口部30は、ハーネス71、73の結線後に図示しない樹脂製シート材で閉鎖される。
図4に示すように、パーティションサッシュ12の上端側の固定部ブラケット12aは、ガラスラン17とパーティションウェザーストリップ18との接合部を貫通してサッシュ部11に固定される。このため、従来、接合部の経年劣化などによるシール性能の低下により、この部分からパーティションウェザーストリップ18の裏面側に侵入した雨水W(図6)が、シールリップ18cに沿って流下し、図7に示すように、パーティションサッシュ12の下端部に達する事例が確認されている。
しかし、本発明のドア構造では、上述したように、パーティションサッシュ12の切欠部12cがドアインナーパネル3の傾斜縁33で覆われているため、仮に、パーティションサッシュ12の下端部に雨水Wが到達し、その一部が矢印W1、W2で示すように、パーティションサッシュ12の中央部125から切欠部12cを通り、あるいは固定ブラケット12bを伝ってドアインナーパネル3の裏面に到達したとしても、ドアインナーパネル3の室内側への侵入は回避され阻止される。
したがって、切欠部12cが、ドアインナーパネル3の第1上端縁31より高位置に配置されていても、この切欠部12cによって、パーティションサッシュ12下部の止水性能が低下することはなく、ドアインナーパネル3の車両室内側(傾斜縁33の下方)にカプラー72を配置することで、カプラー72に非防水カプラーを使用でき、ドアミラー7及びメインハーネス73のコストダウンが可能となる。また、カプラー72による結線位置がドアミラー7の近くに配置され、カプラー72のドアインナーパネル3へのクランプ位置の自由度が向上する利点もある。
ドアパネル(2、3)への各部品の組付けに際しては、図3に示すように、先ず、車両後方側のロアサッシュ16をベルトライン開口部20からドアパネル内部に挿入し、上下2箇所の固定部16a、16bを図示しない締結部材によりドアインナーパネル3に固定する。この際、ロアサッシュ16にはガラスラン17の下部を予め嵌着しておき、ロアサッシュ16の固定後に、ガラスラン17の残余の部分をリアサッシュ11bに嵌着する。また、ドアインナーパネル3の作業用開口部90からウィンドウレギュレータ19を挿入し、その本体部および固定側レール19bをドアインナーパネル3の内面に取付け、その他、ドアハンドル等の機構部品(図示せず)の組付けを行う。
次いで、ベルトライン開口部20から、昇降ガラス14をドアパネル内部に挿入し、昇降ガラス14のフレーム14aをウィンドウレギュレータ19の可動側レール19aに取付ける。この際、先述したように、上端縁21や第2上端縁32より低位置に延在するドアインナーパネル3の第1上端縁31により、窓用開口10が下方に拡大されているので、昇降ガラス14をドアパネル内部に挿入し組付ける作業を容易に行える。
その後、車両前方側のロアサッシュ15をベルトライン開口部20からドアパネル内部に挿入し、上下2箇所の固定部15a、15bを図示しない締結部材によりドアインナーパネル3に固定する。この際、車両前方側のロアサッシュ15に図示しないガラスランを予め嵌着しておき、各側のガラスランを昇降ガラス14の側縁に係合した状態でロアサッシュ15を固定する。
続いて、周囲にパーティションウェザーストリップ18を装着した固定ガラス13を窓用開口10の前部に嵌着し、さらに、固定ガラス13(パーティションウェザーストリップ18)にパーティションサッシュ12を嵌着した状態で、該パーティションサッシュ12の上下両端の固定部(12a、12b)を、サッシュ部11およびドアインナーパネル3に固定する。その後、ガラスラン17の残余の部分をサッシュ部11およびパーティションサッシュ12に嵌着する。
最終的に、ドアアウターパネル2の上端縁21にはアウターシールリップ22が被着され、ドアインナーパネル3の室内側表面にはドアトリム4が被着される。ドアトリム4の昇降ガラス14側および固定ガラス13側の上端縁41、42は、図2に示すように、ほぼ直線的に延在している。固定ガラス13側より低位置に延在する上端縁31により下方に拡大された昇降ガラス14側の窓用開口10は、ドアトリム4の上端縁41によって補完され、図7に示すように、ドアアウターパネル2の上端縁21(アウターシールリップ22)とほぼ同レベルとなる。
以上のように構成されたドア1は、ドアインナーパネル3の第1上端縁31が、第2上端縁32よりも低位置に延在する構成により、昇降ガラス14側の窓用開口10が下方に広く確保され、昇降ガラス14の良好な組付け性を維持しながらも、高位置に延在する第2上端縁32により、パーティションサッシュ12の下端側固定部(12b)が固定ガラス13の直下に位置することになり、固定ガラス13およびパーティションサッシュ12のドアインナーパネル3への組付け精度を向上できる。
さらに、固定ガラス13およびパーティションサッシュ12の組付け時におけるばらつきが小さくなることで、固定ガラス13上下端末部付近の止水性能を向上でき、かつ、パーティションサッシュ12の切欠部12cがドアインナーパネル3で覆われることにより、シール材の経年劣化等で侵入した雨水が、切欠部12cから車両室内側に侵入するのを防止できる。また、切欠部12cがドアインナーパネル3で覆われることにより、走行時の音が車両室内側に直接的に透過しないため、静粛性の点でも有利である。
さらに、上記実施形態のドア構造では、ドアインナーパネル3の第2上端縁32が、第1上端縁31に対しては勿論、ドアアウターパネル2の上端縁21よりも高位置に延在する構成により、昇降ガラス14の組付け性を損なわずに、固定ガラス13およびパーティションサッシュ12の組付け剛性、位置精度を一層向上できる。また、高位置に延在する第2上端縁32および傾斜縁33により、これらの縁部からドアインナーパネル3の固定用のボルト孔(8)が適度に離間され、ボルト孔とパネル縁部との間の応力集中を防止できる利点もある。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明を自動車のフロントドアに実施する場合を示したが、本発明のドア構造は、自動車のリアドア等にも実施可能であり、さらに、ヒンジ開閉方式のサイドドアのみならず、スライド開閉式のサイドドアにも実施可能である。
本発明が実施されるドアを備えた自動車を示す側面図である。 本発明が実施されるドアを車室内側から見た側面図である。 本発明実施形態に係るドアの分解状態を示す斜視図である。 本発明実施形態に係るドア上部を車室内側から見た側面図である。 本発明実施形態に係るドアのパーティションサッシュ下部付近を示す車室内側から見た拡大側面図である。 図4のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。
符号の説明
1 ドア
2 ドアアウターパネル
3 ドアインナーパネル
4 ドアトリム
5 ウエザーストリップ
6 ヒンジ機構
7 ドアミラー
8 ボルト(締結部材、固定部)
10 窓用開口
11 サッシュ部
12 パーティションサッシュ
12a、12b 固定ブラケット(固定部)
12c 切欠部
13 固定ガラス
14 昇降ガラス
15、16 ロアサッシュ
17 ガラスラン
18 パーティションウェザーストリップ
19 ウィンドウレギュレータ
20 ベルトライン開口部
30 開口部
21 上端縁
31 第1上端縁
32 第2上端縁
33 傾斜縁

Claims (4)

  1. ドアアウターパネルとドアインナーパネルとがそれらの周縁部で接合され、上部に窓用開口が画成されているドアパネルと、前記窓用開口を昇降ガラス部と固定ガラス部に仕切るパーティションサッシュと、を備えた車両用ドア構造において、
    前記ドアインナーパネルが、前記昇降ガラス部の下辺を画成する第1上端縁と、前記固定ガラス部の下辺を画成する第2上端縁とを有し、前記第1上端縁が、前記第2上端縁より低位置に延在しており、前記ドアインナーパネルと前記パーティションサッシュとが重なる部分に、前記第1上端縁と前記第2上端縁とを繋ぐ傾斜縁が形成され、前記ドアインナーパネルへの前記パーティションサッシュの固定部が、前記傾斜縁の前記第2上端縁側に隣接して配置されていることを特徴とする車両用ドア構造。
  2. 前記パーティションサッシュが、前記昇降ガラス部に沿って延在するガラスラン保持溝と、前記固定ガラス部に沿って延在する固定ガラス保持溝とを有しており、前記パーティションサッシュの前記固定部が、前記固定ガラス保持溝の縁の切欠部に配設された固定ブラケットで構成され、前記切欠部が、前記傾斜縁の前記第2上端縁側のパネル部分で覆われていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア構造。
  3. 前記第1上端縁が、車両外面に前記窓用開口の下辺を画成する前記ドアアウターパネルの上端縁より低位置に延在しており、前記ドアインナーパネルの室内側表面に装着されたドアトリムの上端縁が、前記第1上端縁より上方に延出し、かつ、前記第2上端縁および前記ドアアウターパネル上端縁と略等高位置に延在していることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ドア構造。
  4. 前記第2上端縁が、車両外面に前記窓用開口の下辺を画成する前記ドアアウターパネルの上端縁より高位置に延在していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ドア構造。
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