JP4603667B2 - 根巻きボタン付けミシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボタン付けミシン、更に詳細には、生地の厚さに応じたすくい量でボタンを生地に縫製した後、ボタンと生地間の縫い付け糸(根糸)を根巻きするボタン付けミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
根巻きボタン付け縫いミシンについて図17及び図18を用いて説明する。
このミシンの備える機構には、ミシン針の昇降経路に対し、生地Cのボタン縫着箇所を図18(b)に示すように折曲させた状態で保持するタング1及びこれに対向して設けられた支持板2と、ボタンBUを水平または垂直に保持し得るボタン挟持部材(ボタンチャック)3を備えたボタン保持ユニット4とが設けられている。ボタン保持ユニット4はミシン本体に回転可能に設けられた回転軸6に接続され、回転軸6は接続されたエアシリンダ7の進退動により回転する。
この回転軸6の回転に伴いボタン挟持部材3は揺動する。
【0003】
以上の構成により以下のような作用を生ずる。
ボタンBUを生地Cに縫着するに際し、まず前記タング1及び支持板2に保持された生地Cの上方に水平な状態でボタンBUを位置させるようになっている(図18(a),(b)参照)。そして、ミシンが駆動されると、縫い針5の昇降動作に同期してタング1、支持板2及びボタン挟持部材3は共に水平移動を行い、ボタン縫着孔Baに縫い針5を交互に落下させて、生地Cをすくって生地CとボタンBとが所定間隔空いた状態の長さ(根糸高さ)となる単糸環縫い目を形成させ、ボタンBUを縫着する。この後、縫着動作が終了すると、ボタン挟持部材3は図18(c)に示すようにボタンBUをタング1の先方に垂直な状態で保持させる。ここで再びミシンが駆動されると、タング1、支持板2及びボタン挟持部材3は水平方向へ移動し、図19に示すように、ボタンBUと生地Cとの間を結ぶ縫目糸(根糸)Sa,Sbの両側に縫い針5を交互に落下させ、縫い糸Sa、Sbに根巻き縫いを施す。このようにして行う根巻き縫いには、ボタンBUの縫着強度の増強、縫着されたボタンBUのふらつきの防止などの効果に加え、ボタンホールにボタンをかけた際に、ボタンホールが縫い糸Sa、Sbによって押し広げられてしまうという不体裁の発生を防止することができるという効果もある。すなわち、根巻き縫いを施すことにより、縫い糸Sa、Sbは根巻き糸Scによって内方へ絞られ、細く収束した状態となるため、ボタンホールが大きく押し広げられることを防止している。
【0004】
さらにこのボタン付けミシンは高さ調節つまみ8を備えており、高さ調節つまみ8を回動させることによってボタン挟持部材3の高さが変更され、これによって生地からボタンまでの距離を変更することができた。
ところが、このようなボタン付けミシンでは、高さ調節つまみ8を手動で調節するようにしており、縫製途中で高さを調節することができないので、根糸縫製時と根巻き縫製時とを略同様の高さとすることしかできなかった。これによって、図19に示すように、根糸縫製時にかけられた張力が縫い糸Sa,Sbにそのまま発生することになり、根糸縫製時の糸張力が、小さい場合には縫い糸Sa,Sb間が縮まらず、見た目が悪いという問題が生じ、また、大きい場合には図19(b)に示すように布Cが上方へと引き上げられてしまい、布Cの縫い目形成部周辺にしわC1(エクボ)が発生し、見た目の綺麗さが著しく損なわれるという問題が生じた。さらに、上記根糸縫製時の糸張力が適度な場合であっても根巻き糸が根糸(縫い糸Sa,Sbに相当)の中央部に集約され略ツツミ状になり見た目が悪くなるとともに根巻き糸が前記根糸の中央部に集約されることで根糸の両端部がよれてしまい縫い目自体の強度が低下してしまうという問題が生じた。
【0005】
そこで、見た目がよく綺麗な縫製を行うように根糸高さ及び根巻き高さと変更するミシンが特許第2655749号公報に開示されている。すなわち、このボタン付けミシンは、ボタン挟持部材の高さを調節する高さ調節つまみの他に、該高さ調節つまみによって調節された高さに加えてボタン挟持部材の高さを上昇させる押上げレバーと、この押上げレバーを駆動するシリンダと、押上げレバーによるボタン挟持部材の上昇高さを調整する調整ネジを備えている。
そして、根糸縫製に先立ってシリンダにより押上げレバーを駆動してボタン挟持部材の高さを高さ調節つまみによって調節された高さよりも上昇させ、この状態で根糸縫製を行い、縫製が終了した後、シリンダを不作用状態にして押上げレバーを戻すことでボタン挟持部材を下降し、続いてボタンを垂直にして根巻き縫製が行われる。
これによって根糸の張力を根巻き縫製前に緩ませることができ、上記問題点を解決している。
【0006】
さらに、上述した構成の各根巻きボタン付けミシンにおけるボタン挟持部材へのボタン供給は、周知のように、ボタン供給部からボタンをボタン保持ユニットのボタン挟持部材まで移送するボタンローダを用いて行われている。
上記構成のミシンでは、高さ調整ツマミにより高さが調整されたボタン挟持部材に対応した位置に合わせるようにして、ボタンローダのボタン保持部の高さを調節し、ボタンキャリアのボタン保持部からボタンをボタン挟持部材に渡す構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記根巻きボタン付けミシンでは、根巻き縫製時の高さは高さ調節つまみのみにより決定され、根糸縫製時の高さは高さ調節つまみ及び調整ネジとで決定されるため、根巻き縫製時の高さを変更しようとして高さ調節つまみを操作すると同時に根糸縫製時の高さも変わってしまうので、根巻き縫製時の高さのみ変更する場合、根糸縫製時の高さが変わらないように調節ネジも同時に操作する必要があり、作業に手間が掛かるものとなっていた。
また、根糸縫製時の高さと根巻き縫製時の高さをそれぞれ作業者が調節する必要があり、作業に手間が掛かるものとなっていた。
また、サイクル縫いによって、根糸縫製時の高さや根巻き縫製時の高さの異なるボタンを順次縫い付ける場合には、その都度、両高さを変更しなければならず、作業に手間がかかるものとなっていた。
さらに、従来の根巻きボタン付けミシンでは、シャンクボタンを使用する場合には、作業者はねじを緩めることでボタン挟持部材を調節する必要があり、作業者にとって手間がかかるものとなっていた。
【0008】
さらに、上述した構成の根巻きボタン付けミシンにおいて生地に縫い付けられるボタンの外形が先に縫い付けられたボタンと異なる場合、ボタンの底面と生地との距離を前記ボタンに好適な長さとするためにボタン挟持部材の高さを調節する必要があった。
このため、従来の根巻きボタン付けミシンが備えるボタンローダの構成では、ボタンローダのボタン挟持部材に対応して、ボタンの受け渡し位置を変更する必要が生じ、その作業に手間がかかるものとなっていた。
【0009】
本発明の課題は、煩雑な手間が掛からず根糸高さ及び根巻き高さの設定を行うことができる根巻きボタン付けミシンを提供することである
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜3に示すように、ボタンホルダを水平な回転軸220を中心に回動して、ボタンホルダ(例えば、ボタン保持ユニット20)のボタンチャック21に保持されたボタン(例えば、ボタンBU)を水平状態と垂直状態とに姿勢を変更可能とし、前記ボタンを水平状態にして生地に縫い付けることで根糸縫製を行い、その後、ボタンを垂直状態にしてボタンと生地間の縫い付け糸を根巻きすることにより根巻き縫製を行う根巻きボタン付けミシン10であって、ボタンを縫い付けるべき生地を折曲させて保持するとともに、その折曲位置を縫い針の昇降経路中に位置させる板状のタング311と、前記タングとで生地を保持する布受け板312と、前記布受け板を移動させ、縫い針のすくい量を変えるすくい量調整機構駆動モータ32と、生地からのボタンの高さを変更するように前記ボタンチャックを駆動するモータ(例えば、チャック上下動駆動モータ22)と、根巻き縫製時における生地からのボタンの高さ及びすくい量を設定する設定手段(例えば、入力ボックス40等)と、前記設定手段の設定に基づいて根糸縫製時の高さを決定し、ボタンチャックが根糸縫製時と根巻き縫製時とでそれぞれ所望の高さとなるようにモータを制御するとともに、前記設定手段により設定されたすくい量データに基づいてすくい量調整機構駆動モータを制御する制御手段(例えば、CPU72等)と、前記設定手段の設定に基づいて決定された根糸縫製時における高さを補正する補正手段(例えば、CPU72、ROM71、RAM73等)と、を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項記載の発明によれば、根巻き縫製時における生地からのボタンの高さに基づいて、根糸縫製時の高さが決定されるので、設定作業は根巻き縫製時における生地からのボタンの高さのみの設定でよいから、設定作業が簡略化される。また、根糸縫製時の高さを補正することができるので、期待した風合いが得られなかった場合、補正することで期待した風合いを得ることができる。なお、設定とは入力ボックス等の入力手段によって入力することにより設定される入力設定や、記憶装置(RAM,ROM等)に記憶されるデータテーブルから所望のデータを読み出すことにより設定される読み出し設定が考えられる。また、根糸縫製時における高さの決定は、根巻き縫製時における生地からボタンの高さから演算によって算出してもよいし、また、予め記憶装置(RAM,ROM,フロッピー(登録商標)ディスク等)にデータテーブルとして、根巻き縫製時における生地からボタンの高さに対応して根糸縫製時における高さを記憶しておき、根巻き縫製時における生地からボタンの高さを設定することによりデータテーブルから根糸縫製時における高さを読み出すようにしてもよい。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項記載の根巻きボタン付けミシンにおいて、前記設定手段の設定に基づく根糸縫製時における高さの決定が、演算によって算出されること、を特徴とする。
【0015】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、根糸縫製時における高さの決定が、根巻き縫製時における生地からボタンの高さから演算によって算出されるので、根糸縫製時における高さを全てデータとして持つ必要がなくなり、その分のデータ容量を少なくすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1に示すように、この実施の形態に示す根巻きボタン付けミシン10は、縫い針を上下駆動させるとともに縫い針の上下動とともにルーパを駆動させることによりボタンのボタン孔から糸を通して生地に縫い付けたり根巻き縫製を行うミシン縫製部11、ボタンを挟持するとともに挟持したボタンを水平または垂直に切り替えて保持し得るボタン保持ユニット20、送り機構30、入力ボックス(入力手段、設定手段)40、ボタンローダ50、ボタンローダ50を駆動するボタンローダ駆動部60、電装ボックス70、電磁弁80、表示部90等を備える。
【0025】
ミシン縫製部11は、縫い針、ルーパなど備えるとともに、これら縫い針、ルーパを駆動させる駆動部を有し、駆動部を駆動させて糸を生地に縫い付けるといった通常の縫製を行うものである。
ボタン保持ユニット20は、従来のボタン保持ユニットと同様に、ミシン本体に水平に回転可能に設けられた回転軸(図2の220で示す)に接続され、回転軸220の回転により保持するボタンを該ボタンが縫製されるべき生地に対して水平状態にまた垂直状態に切り替えて保持することができるように構成されている。そして、このボタン保持ユニット20は、ボタンBUを保持するボタンチャック21、ボタンチャック21を上下動させるチャック上下動駆動モータ22等を備え、回転軸220に連結されたチャック揺動装置23としてのエアシリンダ23の駆動により、回転軸220を中心に揺動、つまりボタンが縫製されるべき生地に対して水平な状態及び垂直な状態となるように構成されている。なお、本実施の形態における回転軸220、回転軸220を回転させるエアシリンダ23及び回転軸220に接続されたボタン保持ユニット20と従来の図17で示す回転軸6、エアシリンダ7及びボタン保持ユニット4との関係は、ボタン保持ユニットの構成のみ異なり、他の構成は同様とされている。
【0026】
ここでボタン保持ユニット20について図3〜図6を参照して詳細に説明する。
ボタン保持ユニット20は、回転軸(図2中、符号220)に固定されてなり、ボタンを挟持した状態で保持するボタンチャック21、ボタンチャック21を上下駆動させるチャック上下動駆動モータ22、ボタンチャック21を着脱可能に支持するチャック支持部23等とを備える。
【0027】
ボタンチャック21は、ボタンBUを縫製位置で保持するものであり、チャック支持部23に取り付けられるチャック本体板部211と、このチャック本体板部211に前後動可能に設けられたチャックアーム212,213を有する。
このチャックアーム212,213は、水平で略平行に配置されており、チャック本体板部211の裏面に形成される2本のスライド溝211a,211bにスライド可能に嵌合している。ここで、チャックアーム212の方がチャックアーム213よりも動作方向に長尺なものとなっている。そして、それぞれの先端部にはボタンを側方から挟み込むことにより挟持するチャック部217,218が互いに対向するように取り付けられている。
【0028】
また、図4に示すように、チャック本体板部211の下面には回転板215が軸部214により回転可能に取り付けられている。回転板215の軸部214を挟んで両側には径方向に延びる長孔215a,215bが形成されており、この長孔215a,215bにチャックアーム212,213の基端から突出するピン212P,213Pが係合している。
これによって、この回転板215がチャックアーム212,213のスライド溝211a,211bからの飛び出しを防止するとともに回転板215の回転によって長孔215a,215bがピン212P,213Pに作用してチャックアーム212,21をスライド溝211a,211bに沿って移動させ、チャック部217,218を接離させる。
【0029】
また、回転板215の長孔215a,215bの中間且つ下方には突出ピン215cが突出するとともにチャック本体板部211の左下の延出部先端には突出ピン211cが突出しており、この両突出ピン215c,211cに付勢部材(バネ)216が架設されている。この付勢部材216により、回転板215は常に時計周りに回転するように付勢されている。
つまり、この付勢部材216によりチャック部217,218は常に近接する方向に付勢された状態となっており、ボタンを一層確実に挟持することができる構成となっている。また、回転板215には、後述するチャック開閉作動レバー241が接続される。
【0030】
また、チャック部217,218は、縫い付けられるボタンの形状に対応して、それぞれチャックアーム212,213に対し着脱可能に取り付けられる。
つまり、図5に示すように、チャック部217,218には、ボタンを挟む挟持本体部分の他に、それぞれチャックアーム212,213のホルダ取り付け部2121,2131の取付孔部2121a(2131a)に挿入される取付軸部217a,218aが設けられている。
【0031】
取付軸部217a、218aの外周部には周方向に延在する溝が設けられ、この溝が取付孔部2121a(2131a)の内周壁から内側に出没可能に設けられている突起部2121b(2131b)に嵌る。この構成により、チャック部217,218は取り付け部2121,2131に着脱自在となっている。なお、突起部2121b、2131bは、付勢部材2121c(2131c)により取付孔部2121a(2131a)の内周壁から内側に突起しているものであり、取付孔部の半径方向に進退可能となっている。
このチャック部217,218の挟持本体部分には、ボタンの周縁部を内嵌させるための切り欠き部(図示省略)が形成され、これら切り欠き部は、チャック部217,218がチャックアーム212,213にそれぞれ取り付けられた際に対向して水平方向に開口するように形成されている。この切り欠き部どうしでボタンを挟むことにより、ボタンの底面の高さを一定とすることができる。
【0032】
次に、ボタンチャック21を上下動可能に支持するチャック支持部23の構成について説明する。なお、ボタンチャック21が上下動されて所定の高さに配置されることにより、生地に縫い付けられるボタンの根高さが設定される。
チャック支持部23は、チャック上下動駆動モータ22と、このチャック上下動駆動モータ22が固定される土台231と、土台231に上下動可能に取り付けられる根高さ移動ベース245等を備える。
チャック上下動駆動モータ22はパルスモータであり、モータ中継ケーブル101を介して電源信号が供給され、モータ軸の先端には根高さ駆動歯車22aが根高さ駆動歯車ネジ22bにより固定されている。
【0033】
このチャック上下動駆動モータ22は、駆動歯車22aが挿通される開口を備えたモータ調節板232に、止めネジ232aにより固定されている。
この調節板232を介してチャック上下動駆動モータ22は土台231に取り付けられている。
土台231は断面コ字状に形成された本体部を有し、チャック上下動駆動モータ22の駆動歯車22aが本体部の背板231aからコ字状の内側に水平に突出するように調節板232がネジ102を介して土台231に取り付けられている。
土台231には、上下方向に延在する根高さ駆動軸233が上下動可能に設けられている。
【0034】
この根高さ駆動軸233は、土台231の上下板231b,231cの軸穴に取付られた軸受け231dに挿通され、両端部にEリング233bが取り付けられることにより土台231から抜けないようになっている。軸受け231dは、上下板231b,231cに螺着された止めネジ231eにより土台231に固定されている。
この根高さ駆動軸233には、土台231のコ字状の内側に配置される駆動歯車22aとかみ合うラック部233aが設けられている。
土台231のコ字状の内側で、駆動歯車22aにするラック部233aがかみ合っているので、根高さ駆動軸233はチャック上下動駆動モータ22の駆動により上下動するようになっている。
【0035】
また、土台231の上下板231b、231c間には、上下方向に根高さ駆動軸233と平行な根高さガイド軸235が架設されている。なお、これら根高さ駆動軸233及び根高さガイド軸235の外周にはグリースが塗布されており、それぞれに接触する部材が円滑に摺動できるようになっている。
さらに土台231には、根高さ駆動軸233の移動位置に基づいて根高さの原点位置を検知する根高さ原点センサ236が取り付けられている。
【0036】
さらに 根高さ駆動軸233には、根高さ移動ベース245が止めネジ245aを介して水平方向に延在した状態で一体となるように取り付けられている。
この根高さ移動ベース245には、ボタンチャック21のチャック本体板部211が固定される。
また、根高さ移動ベース245の一端部には、根高さガイド軸235に摺動するスライド部材246が固定されている。
このスライド部材246は根高さ駆動軸233が土台231に対して上下動する際に、根高さガイド軸235に沿って摺動することにより、根高さ駆動軸233及び根高さ移動ベース245自体が回転することを防止している。
【0037】
また根高さ移動ベース245には水平方向に突出し、根高さ移動ベース245に取り付けられるボタンチャック21の位置決めを行う位置決めピン237が設けられている。
この位置決めピン237の先端は、チャッククランプレバー238の軸部の先端部238aに螺合可能である。
この位置決めピン237をボタンチャック21のチャック本体板部211の基端面に挿入し、チャック本体板部211に設けられた取付部材211dの挿通部にチャッククランプレバー238の軸部を挿入し、チャッククランプレバー238の先端部238aを位置決めピン237に螺合することにより、ボタンチャック21は根高さ移動ベース245に固定される。
【0038】
さらに根高さ移動ベース245には、ボタンチャック21のチャック部217,218の開閉を行うためのシリンダ装置239が、シリンダ取付板240を介して取り付けられている。
シリンダ装置239はシリンダ取付板240の下部に固定されており、シリンダ装置239が備える進退動可能なシリンダロッド239aの先端には、チャック開閉作動レバー241が取り付けられており、このチャック開閉作動レバー241の半円切欠部241aはボタンチャック21の回転板215の突出ピン215cに係合する(図4参照)。このシリンダロッド239aの駆動によりボタンチャック217,218を移動させ、ボタンを挟持したり解放したりできるようになっている。
また、シリンダ取付板240の上部には、根高さ原点センサ236に検出される原点センサ板242が設けられている。
つまり、根高さ駆動軸233の移動に伴い、根高さ移動ベース245とともに移動するボタンチャック21の原点位置が検出されるようになっている。なお、土台231の下方に形成される貫通穴231fに回転軸220が挿通されて固定されている。
【0039】
上記のように構成されたボタン保持ユニット20の動作は、チャック上下動駆動モータ22が回転することにより、チャック上下動駆動モータ22のモータ軸に結合されている駆動歯車22aが回転する。この回転力が根高さ駆動軸233に伝達され、図2において上下方向に駆動する。この根高さ駆動軸233に固定されている根高さ移動ベース245が上下動する。このとき根高さ移動ベース245の備えるスライド部材246が根高さガイド軸235に沿って摺動し、根高さ移動ベース245自体が軸方向に移動(ガタつくことがない)しないようになっている。この根高さ移動ベース245の移動により、該根高さ移動ベース245に結合されているボタンチャック21が上下する。
【0040】
なお、上記根高さ駆動軸233のラック部233aと駆動歯車22aとでボタンチャック21を上下動させる構成であるので、従来のようにカムを用いてボタンチャック21を上下動させる構成ではボタンチャック21の上下移動幅が3mm程度であるのに対し、30mmの上下移動幅とすることができる。これにより生地に縫い付けられるボタンのできあがり高さを従来より大きくすることができ、30mmの範囲内において種種のできあがり高さのボタンを縫製することができる。
【0041】
送り機構30は、従来の根巻きボタン付けミシンの送り機構と略同様の構成であり、針、ルーパの駆動に対応して駆動するものであり、送りフレーム31、すくい量調整機構駆動モータ32、送りフレーム31を縫製箇所に対応して所定の箇所に移動させるための送りR軸(送りフレーム31を半径方向に移動させる)モータ33、送りθ軸(送りフレーム31を円弧方向に移動させる)モータ34等を備える。
【0042】
送りフレーム31には、ボタンを縫い付けるべき生地を折曲させて保持するとともに、その折曲位置を縫い針の昇降経路中に位置させる板状のタング311(図2参照)と該タング311とで生地を保持する布受け板312(図2参照)とが備えられている。なお、すくい量調整機構駆動モータ32により、布受け板312の位置が決定し、この布受け板312の位置を変化させることにより、縫い針の昇降位置に対して水平方向に生地の折曲部分が移動し、これにより縫い針の針落ち位置を変更して針のすくい量を変えることができる。
【0043】
入力ボックス40は、生地に縫製されるボタンの根糸高さ及び根巻き高さを所定の高さ情報として入力するためのものであり、例えば、テンキー等を備えた操作パネル等を備える。この入力ボックス40で入力された値の情報は電装ボックス70に送信される。
【0044】
ボタンローダ50は、縫製されるボタンをボタンチャック21に移送するためのものであり、その一例を図7〜図9に示す。
ボタンローダ50は、チャック部217,218へのボタンの供給を自動化して、根巻きボタン縫製作業の能率化を図るものであり、図7及び図8に示されるように根巻きボタン付けミシンにおいて、ミシン本体の側方に、縫製箇所(針落ち位置)から所定間隔を開けた位置に配置されている。
【0045】
ボタンローダ50は、ミシン本体部に固定される基台61と、基台61上部に配置され、水平方向に回転可能に取り付けられた回転台62と、回転台62に前後動可能に設けられたスライド腕部63と、スライド腕部63に設けられたボタン保持部64などとから構成されている。
基台61は長尺の水平な上面部を有するとともに、エアシリンダ65が固定されている。
回転台62は、基台61に鉛直に設けられた回転軸66を中心に回動自在となっているとともに、基台61に固定されたエアシリンダ65にリンク67を介して連結されている。つまり、回転台62はエアシリンダ65の駆動により基台61に対して回転する。
【0046】
スライド腕部63は、基端部で、回転台62に設けられたスリット62aを介して段ねじ63aによって取り付けられている。この段ねじ63aがスリット62aに沿って移動することにより、スライド腕部63は回転台62に対してスライド移動自在となっている。
また、スライド腕部63は回転台62に固定されたエアシリンダ68のシリンダロッド68aの先端部に連結されている。シリンダロッド68aはスライド腕部63のスライド移動方向と平行な方向に進退動するものであり、エアシリンダ68の駆動によってスライド腕部63は矢印方向に進退動するようになっている。
【0047】
ボタン保持部64はスライド腕部63の先端部に設けられており、ボタンを水平に保持可能となっている。
上記構成のうちエアシリンダ65、回転軸66,リンク67、回転台62、エアシリンダ68、スライド腕部63等でボタンローダ駆動部60は構成されており、ボタンローダ駆動部60を駆動させることで、ボタンローダ前後動(つまりボタン保持部64の前後動)、ボタンローダ揺動(ボタン保持部64の揺動)を行うことができる。
よって、図8に示すように、ボタンローダ50は、回転台62の回転とスライド腕部63のスライド移動によって、ボタン保持部64は仮想線で示す位置に移動して、保持したボタンを供給位置SPへ供給する。詳細にはミシンの縫製状態に対応して駆動するものであり、チャック部217,218により挟持されたボタンが生地に縫い付けられた際に、チャック部217,218が挟持できる箇所(供給位置SP)に次に縫製されるボタンを供給するように制御駆動される。
【0048】
電装ボックス70は、その基本構成として、予めミシンを制御するためのプログラムや、該プログラムで使用されるデータが記憶されたROM71と、ROM71から読み出したデータ、入力ボックス40から入力もしくは設定されたデータ、プログラムに基づいて後述するCPU72により算出されたデータ等が記憶されるRAM73と、プログラムに基づく各種処理を行なう上記CPU72とを備えるものである。
上記ROM71には、後述する根巻き縫いの根糸高さ及び根巻き高さの設定からボタンの縫い付けまでの処理をCPU72に行なわせるためのプログラムなどが記憶される。上記RAM73には、図16に示される根巻き縫い縫製データ、演算処理を行うための演算プログラムデータなどの制御データが記憶されている。
【0049】
そして、電装ボックス70のCPU72は、図示しないインターフェースを介して、入力ボックス40に接続され、入力ボックス40から入力されるデータに基づき制御データの選択及び変更を行なう。また、CPU72は、インターフェースを介して、ミシン縫製部11の主軸サーボモータを駆動するサーボモータドライブ回路に接続され、主軸サーボモータの回転を制御することにより、上軸や下軸を含む針棒、ルーパー及びスプレッダの駆動機構を介して、針棒、ルーパー及びスプレッダの動作を制御する。
【0050】
また、CPU72は、インターフェースを介して、送りフレーム31を駆動させる送りR軸モータ(パルスモータ)33、送りθ軸モータ(パルスモータ)及びすくい量調整機構駆動モータ34をそれぞれ駆動するドライブ回路に接続され、送りフレーム31のR軸方向の動作、θ軸方向の動作及びすくい量の調整動作を制御する。
また、CPU72は、インターフェースを介して、根巻きボタンの縫い付け作業において針棒とルーパー土台とを回転させるモータを駆動するパルスモータドライブ回路に接続され、針棒とルーパー土台の回転を制御する。
また、CPU72は、インターフェースを介して、ボタンローダ50を駆動させるボタンローダ駆動部(エアシリンダ65,68)60を駆動する電磁弁80に接続され、ボタンローダ50の前後動及び揺動を制御する。
なお、CPU72は電磁弁80を介してボタン保持ユニット20側の各駆動部(チャック揺動装置であるエアシリンダ23、ボタンチャック21のシリンダ装置239、パルスモータであるチャック上下動駆動モータ22等)も制御している。
【0051】
次に、できあがり高さから根糸高さ及び根巻き高さを求めるためにCPU72で計算される演算プログラムを図2を参照しながら説明する。
なお、Pはボタン穴芯間、Sはすくい量、Tは根巻き縫製時における生地からボタンまでの距離(以下、単に「できあがり高さ」と呼ぶ)、T1は根糸縫製時における回転軸220中心からボタンまでの距離(以下、単に「根糸高さ」と呼ぶ)、T2は根巻き縫製時における回転軸220からボタンまでの距離(以下、単に「根巻き高さ」と呼ぶ)、T3は根巻き縫製時における生地から回転軸220中心までの距離(以下、単に「オフセット量」と呼ぶ)、Bはボタン厚み、Hはボタン内径である。
まずはじめに、できあがり高さTから根糸高さT1を求める演算式を作成する。
【0052】
○でき上がり高さ時の必要なループ糸長さをRTとすると、
RT=2(P+B+T+S+2S’)…▲1▼(但し、S=S’と近似していると仮定する)
○根糸縫製時のループ糸総長さは
【数1】
Figure 0004603667
▲1▼式と▲2▼式が等しいと判別し、これをT1について解くと、
【数2】
Figure 0004603667
【数3】
Figure 0004603667
ここで、X=RT−P+H−2B,
【数4】
Figure 0004603667
と式を置き換える。
【数5】
Figure 0004603667
両項を二乗する
(XーT1)2=Y2+(T1+S)2
2−2XT1+T12=Y2+T12+2ST1+S2
2−Y2−S2=T12−T12+2ST1+2XT1
2(S+X)T1=X2−Y2−S2
【数6】
Figure 0004603667
となり、この▲3▼式を用いることによって、できあがり高さTから根糸高さT1が根糸縫製時の高さとして求まるので、ボタンチャック21を駆動して回転軸220中心からボタンまでの距離がT1となるように移動することで、根糸縫製時における生地からボタンまでの高さを最適な高さとすることができる。
【0053】
次に、根糸縫製時におけるボタンチャックの高さと根巻き縫製時におけるボタンチャックの高さとの可変量αを求める。
はじめに根巻き高さT2を求める演算式を作成する。
できあがり高さTとの関係から
T=T2+T3 ……▲4▼が成り立つ。これをT2について解くと、
T2=T−T3 ……▲5▼となる。
そして、可変量αは根糸高さT1と根巻き高さT2との差であるから、
α=T1−T2となるので、この式に▲3▼式及び▲5▼式を代入した式によって、できあがり高さTから可変量αを求めることができる。
これによって、根巻き縫製時に、根糸縫製時における高さから可変量αだけボタンチャック21を移動することによって、ボタンチャック21を回転軸220中心からボタンまでの距離がT2となるように移動することができるので、根巻き縫製時における生地からボタンまでの高さをできあがり高さTとすることができる。なお、実施の形態のボタン付け縫いミシンでは、回転軸220が生地からオフセット量T3だけずれているので、単にボタンチャック21を揺動しただけでは、根巻き縫製時における生地からボタンまでの距離が、根糸縫製時に比べて長くなってしまい根糸によって生地を引っ張ってしまうが、上記のように可変量α移動することでこのような不具合も解消することができる。
【0054】
次に、本発明に係る根巻きボタン付けミシンにおいてボタンを生地に縫い付ける動作を図11〜図14に基づいて説明する。
図11に示すように、まず、根巻きボタン付けミシンの電源が投入されて(ステップS1)、ステップS2に移行する。
ステップS2では、電装ボックス70のCPU72によりミシンの各駆動部に原点復帰の信号を送り、ステップS3に移行する。
ステップS3では、各駆動部が原点復帰しているか否かの判別を各駆動部の動作状態を検知する各センサーによって行う。このとき、各駆動部が正常に原点復帰していれば、ステップS5に移行し、正常でなければステップS6に移行する。ステップS6では、図示しないエラー表示部にエラーを表示させて、ステップS7に移行する。ステップS7では電源を切りステップS8に移行する。ステップS8でエラーを解除、修復を行ってステップS1に移行する。
【0055】
ステップS5においては入力ボックス40を介して、各縫製データが入力されてステップS9に移行する。本実施の形態では、できあがり高さ(T)から、根糸高さ及び根巻き高さを自動調整するようにしているので、できあがり高さ(T)が入力される。その他、入力されるデータは、ボタン穴径(H)、ボタン穴芯間(P)、ボタン厚み(B)、すくい量(S)、ボタン種類の選択(平ボタンかシャンクボタン等)、ボタン受け渡し高さ(Tp)、根糸縫製スピード等である。
ステップS9では生地に縫い付けられるボタン(入力されたボタン)がシャンクボタンか否かを判別し、シャンクボタンであれば、ステップS10へ移行し、シャンクボタンでなければステップS11へ移行する。
【0056】
<シャンクボタンでない場合>
ステップS11においてCPU72は、入力された縫製データと制御プログラムに基づいて演算処理を行い、根糸高さ(T1)を前述の式▲3▼に基づいて算出し、また、根巻き高さ(T2)を前述の式▲4▼に基づいて算出してステップS12に移行する。
ステップS12では、ステップS5にて入力されたボタン受け渡し高さ(Tp)に基づいてチャック上下動駆動モータ22を制御してボタンチャック21のチャック部217,218を上下動し、ボタンローダ50のボタン保持部64によって供給位置SPへと供給されるボタンをチャック部217,218に挟持させ、ステップS13に移行する。
ステップS13では、演算して算出した値を修正するか否かを判別し、修正するのであれば、ステップS14に移行し、修正しないのであればステップS15に移行する。なお、このステップS13においては基本的に試し縫いを行った後で演算値を修正するか否かを判別する。
【0057】
ステップS14では、算出された演算値(根糸高さ(T1)、根巻き高さ(T2))に補正値をそれぞれ付加する。なお、補正値は仕上がり根巻き高さ補正値であり、生地ののび等により演算値にずれが生じるために付加されるものである。この補正値は通常0.1mm単位で付加される。この処理の後、ステップS15に移行する。
ステップS15では、オペレータにより、所定の縫製位置に縫製物をセットする。具体的には、ボタンが縫製される生地を所定の縫製位置で、布受け板312とタング311とで折曲した状態(図2参照)にセットする。ステップS15の後ステップS16に移行する。
【0058】
ステップS16では、タングを固定してステップS17に移行する。
ステップS17では図示しない縫製物セットスイッチをオンしてステップS18に移行して布押さえ装置を作動(ステップS18)させて、ステップS19に移行する。
ステップS19では、チャック上下動駆動モータ22を制御してボタン保持ユニット20を移動させることで、ボタンチャック21を根糸高さ(T1)に移動し、ステップS20に移行する。
ステップS20では、ボタンチャック21を縫い始め点に移動させてステップS21に移行する。
【0059】
ステップS21ではセットスイッチがオンされたかを判別し、オンされた場合ステップS22に移行して縫製物を解除し、オンされなければステップS23に移行する。
ステップS22において縫製物を解除した後、ステップS15に戻り再び縫製物をセットし直す。
ステップS23においては、根糸縫製スタートスイッチが入力されてステップS24に移行する。
ステップS24ではミシン縫製部11において針棒、ルーパ等を駆動させて根糸縫製を開始し、ステップS25に移行する。
ステップS25では根糸を切って根糸縫製を終了してステップS26に移行する。
【0060】
ステップS26では、回転軸220(図2参照)を回転させることにより該回転軸220の軸心を中心として、ボタン保持ユニット20を揺動させてボタンを90°反転(揺動)させて、ステップS27に移行する。
ステップS27では、可変量αを演算して求め、この可変量αに基づいてボタンチャック21を根巻き高さ(T2)に移動させてステップS28に移行する。
ステップS28では、ミシン縫製部11を駆動させることにより根巻き縫製を開始してステップS29に移行する。
ステップS29では、根巻き糸を切って根巻き縫製を終了しステップS30に移行する。
【0061】
ステップS30では根巻きボタンが縫い付けられた縫製物を解除してステップS31に移行する。
ステップS31では布送り機構をボタン受け渡し位置(水平方向におけるボタン供給位置)に移動してステップS32に移行する。つまり布送り機構をボタン受け渡し位置に移動することによりボタンチャックもボタン供給位置SPに水平に移動させる。
ステップS32ではボタンチャック21をボタンチャック高さTpに移動してステップS33に移行する。
ステップS33ではボタンチャック21のチャック部217,218にボタンローダからボタンを受け渡し、その後、ステップS13に移行し、以降ボタン縫い付け終了まで各動作処理を繰り返す。
【0062】
<シャンクボタンの場合>
ステップS9でシャンクボタンであると判別した場合、ステップS10において根巻きの高さ(T2)を算出して、ステップS35に移行する。
ステップS35において、CPU72は、根巻き高さ(T2)にシャンクボタン切替値ωを加えた演算(T2=T2+ω)を行い、ステップS36に移行する。
ステップS36では、ボタンチャック高さをボタン受け渡し高さ(Tp)の位置に移動させて、ボタンチャックにボタンをセットし、ステップS37に移行する。
ステップS37では、演算して算出した値を修正するか否かを判別し、修正するのであれば、ステップS38に移行し、修正しないのであればステップS395に移行する。なお、このステップS13においては基本的に試し縫いを行った後で演算値を修正するか否かを判別する。
【0063】
ステップS38では、算出された演算値(根巻き高さ(T2)及び受け渡し高さ(Tp))に補正値をそれぞれ付加する。なお、補正値は仕上がり根巻き高さ補正値であり、生地ののび等により演算値にずれが生じるために付加されるものである。この補正値は通常0.1mm単位で付加される。この処理の後、ステップS39に移行する。
ステップS39では、オペレータにより、所定の縫製位置に縫製物をセットする。具体的には、ボタンが縫製される生地を所定の縫製位置で、布受け板とタングとで折曲した状態にセットする。ステップS39の後ステップS40に移行する。
ステップS40では、タングを固定してステップS41に移行する。
【0064】
ステップS41では図示しない縫製物セットスイッチをオンしてステップS42に移行し、布押さえ装置を作動させる。
ステップS42の後、ステップS43に移行する。
ステップS19では、ボタン保持ユニット20を移動させることで、ボタンチャック21を根巻き高さ(T2)に移動し、ステップS45に移行する。
ステップS45では、回転軸220(図2参照)を回転させることにより該回転軸220の軸心を中心として、ボタン保持ユニット20を揺動させてボタンを90°反転(揺動)させて、ステップS46に移行する。
ステップS46では、ボタンチャック21を縫い始め点に移動させてステップS47に移行する。
ステップS47ではセットスイッチがオンされたかを判別し、オンされた場合ステップS48に移行して縫製物を解除し、オンされなければステップS49に移行する。
【0065】
ステップS48において縫製物を解除した後、ステップS39に戻り再び縫製物をセットし直す。
ステップS49においては、根巻き縫製スタートスイッチが入力されてステップS50に移行する。
ステップS50では根糸縫製を開始して根糸縫製を行い、ステップS51に移行する。
ステップS51では、ミシン縫製部11を駆動させることにより根巻き縫製を開始してステップS52に移行する。
ステップS52では、根巻き糸を切って根巻き縫製を終了しステップS53に移行する。
ステップS53では根巻きボタンが縫い付けられた縫製物を解除してステップS54に移行する。
ステップS54では布送り機構をボタン受け渡し位置に移動する。つまり、布送り機構をボタン受け渡し位置に移動することによりボタンチャックもボタン供給位置に水平に移動させてステップS55に移行する。
【0066】
ステップS55ではボタンチャック21をボタンチャック高さTpに移動してステップS56に移行する。このステップS55ではボタンチャック21をボタンが受け渡される高さ位置に移動している。
ステップS56ではボタンチャック21のチャック部217,218にボタンローダからボタンを受け渡し、その後、ステップS37に移行し、以降ボタン縫い付け終了まで各動作処理を繰り返す。
以上が根巻きボタンを縫い付けるためのボタン保持ユニット、布送り機構などによる縫製動作を示す処理であるが、次に、これら処理とともに行われているボタンローダ50の動作処理について説明する。
【0067】
<ボタンローダ50の動作>
図12に示すように、CPU72で行われる処理がステップS13やステップS14からステップS15に移行するとともに、またはステップS37やステップS38からステップS39に移行するとともに、それぞれステップS57に移行する。
【0068】
ステップS57はボタンローダ50駆動について行う処理であり、ボタンローダ駆動部60を駆動してボタンローダ50を、オペレータによりボタンが供給できる位置に状態で待機させ(ボタンセット待機状態)てステップS58に移行する。ステップS58ではボタンをボタン保持部でボタンを保持させて(ボタンプリセット)て、ステップS33あるいはステップS56に移行するようになっている。
また、ステップS33の処理の後ステップS13に移行するとともに、あるいはステップS56の処理の後ステップS37に移行するととともに、ステップS33やステップS56からステップS59に移行する。
【0069】
ステップS59では、エアシリンダ68を駆動(後退駆動)させてボタン保持部64をボタン受け渡し位置から後退させ、ステップS60に移行する。
ステップS60ではエアシリンダ65を駆動させることにより、ボタン保持部64を回転台62とともに回転軸66を中心に回転してミシン側に移動(揺動)し、ステップS61に移行する。
ステップS61ではボタン保持部64をエアシリンダ68の駆動により前進させて、縫製作業領域から撤退させた状態とし、ステップS13やステップS37に移行する。
【0070】
本実施の形態では、設定手段の構成として入力ボックス40が用いられているが、他の方法としては予め記憶装置(RAM、ROM等)にデータテーブルとして大、中、小なる文字に対応して、それぞれできあがり高さを、例えば、20mm、15mm、10mmとして記憶しておき、入力ボックス40から大、中、小のいずれかを選択することによって、それぞれに対応したできあがり高さが読み出され、設定されるようにし、すなわち、できあがり高さを読み出すCPU及びデータテーブルを記憶する記憶装置によって設定手段を構成するようにしてもよい。
【0071】
なお、本実施の形態では、できあがり高さ(T)を入力するようにしているが、例えば、根糸高さT1と根巻き高さT2を直接入力するようにしてもよい。この場合、図10に示すように、入力する根糸高さ及び根巻き高さを表示する表示部90と、それぞれの高さを変更可能な操作キー41とにより、入力ボックス40を構成し、各高さに対応する操作キー41の上下矢印を操作することにより各高さの数字を変更することができる。なお、表示部間の白抜きの点は、小数点を意味し、単位はmmである。
また、入力する情報としては、他に、根糸縫製時及び根巻き縫製時における生地からボタンまでの距離であってもよく、入力された情報に基づいてボタンチャックが根糸縫製時と根巻き縫製時とでそれぞれ所望の高さに制御できればよい。
このような構成とすることによって、オペレータ(作業者)は表示部90に表示された根糸高さ及び根巻き高さを視認できるので作業性が向上する。
【0072】
<サイクル縫いについて>
本実施の形態における根巻きボタン付けミシンでは、根糸縫製及び根巻き縫製を行う機構部分を電子制御方式に変更する事で、できあがり根巻き高さが自由に設定可能とすると共に、図16のデータ構成として、このデータをRAM71に記憶させることで、更にサイクル縫いの指示があれば順次このメモリーデータを呼び出す事で、縫製可能としサイクル縫いを行えるようにした。
【0073】
図16において、縦項目はサイクル縫いで最低限必要な入力データを示し、横項目は各縫製箇所を示す。但し縫製箇所はN個までとし、説明上、四ヶ所のサイクル縫いとして説明する。
第一ボタン縫製はフロント上部の縫製で、第二ボタン縫製はフロント下部の縫製を示す。第一ボタン縫製と第二ボタン縫製の違いは布厚みの違いから、すくい量のみのデータが異なっている。
次に第三ボタン縫製は、フロントの飾りボタン(シャンクボタン)を示す。飾りボタンのボタンにはボタンホールが嵌め合わされる事はなく根巻き高さはあまり必要としない。また飾り位置により布厚みも、第一ボタン、第二ボタンとは異なった縫製条件となっている。この時根巻き高さ駆動モータ22が駆動する事で対応可能となっている。
次に第四ボタン縫製は内側ポケット用ボタンを示す。ボタン外形は第一〜第三ボタンとは異なり小径であり、さらに縫いパターンも二つ穴縫製となっている。もちろんすくい量データ等も異なっている。この時ボタンローダーを複数台持つ事でサイクル縫いパターンによってボタンを供給するボタンローダーを選択できるようにすると好適である。又、ボタンローダーは休止(スキップ)して手挿入でのボタンセットを待てるように構成されている。
【0074】
このように本発明に係る根巻きボタン付けミシンでは、根巻き高さを縫製過程の途中で変更可能であるので、第三ボタン縫製時にオペレータを介入させることなく容易にサイクル縫いを行うことができる。
また従来では実施できなかった一台のミシンでフロントボタン、飾りボタン(シャンクボタン)、袖ボタン、内側ボタン、肩ボタンなどとそれぞれ外形が異なるボタンを用いて自由にサイクル縫いが行えるようになり一着縫製が可能となっている。また、このようにボタン外形サイズが異なるボタンがあっても、サイクル縫いに支障を来すことなく効率の良い縫製作業を可能とすることができる。
【0075】
なお、根糸縫製後に、根糸をそのままの状態で根巻き縫製するだけでなく、ボタンを回転させることで根糸をねじり上げて柱状としてもよい。これにより、根巻きが確実及び風合いのある堅剛な根巻き縫製とすることができる。
【0077】
【発明の効果】
請求項記載の発明によれば、根巻き縫製時における生地からのボタンの高さに基づいて、根糸縫製時の高さが決定されるので、設定作業は根巻き縫製時における生地からのボタンの高さのみの設定でよいから、設定作業が簡略化される。
また、根糸縫製時の高さを補正することができるので、期待した風合いが得られなかった場合、補正することで期待した風合いを得ることができる。
【0078】
請求項記載の発明によれば、根糸縫製時における高さの決定が、根巻き縫製時における生地からボタンの高さから演算によって算出されるので、根糸縫製時における高さを全てデータとして持つ必要がなくなり、その分のデータ容量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る根巻きボタン付けミシンの全体構成を示す概略ブロック図である。
【図2】同ミシンにおいてボタン保持ユニットに保持されるボタンと、該ボタンが縫い付けられる生地との位置関係を示す図である。
【図3】同ミシンにおいてボタンを挟持するボタン保持ユニットの全体斜視図である。
【図4】図3のボタン保持ユニットが備えるボタンチャックの底面図である。
【図5】ボタンチャックのボタンアームの先端の断面と、該ボタンアームの先端から取り外された状態のチャック部とを示す図である。
【図6】図3のボタン保持ユニットにおいてボタンチャックを支持するチャック支持部の分解斜視図である。
【図7】根巻きボタン付けミシンの備えるボタンローダの側面図である。
【図8】根巻きボタン付けミシンの備えるボタンローダの平面図である。
【図9】同ボタンローダの斜視図である。
【図10】本発明に係る根巻きボタン付けミシンの備える表示部の一例を示す図である。
【図11】本発明の根巻きボタン付けミシンにおける根巻きボタン縫い付け動作処理を説明するフローチャートである。
【図12】本発明の根巻きボタン付けミシンにおける根巻きボタン縫い付け動作処理を説明するフローチャートである。
【図13】本発明の根巻きボタン付けミシンにおける根巻きボタン縫い付け動作処理を説明するフローチャートである。
【図14】本発明の根巻きボタン付けミシンにおける根巻きボタン縫い付け動作処理を説明するフローチャートである。
【図15】本発明に係る根巻きボタン付けミシンにより縫い付けられたボタンの一例を示す図である。
【図16】本発明に係る根巻きボタン付けミシンにおいてサイクル縫いを行う際に必要なデータの一例を示す図である。
【図17】従来の根巻きボタン付けミシンの要部斜視図である。
【図18】従来の根巻きボタン付けミシンによるボタン縫いの方法を示す図であり、(a)は根糸縫い付け時のボタン給仕部材の状態を示す平面図、(b)は(a)の側面図、(c)は根巻き縫製動作時のボタン挟持部材の状態を示す図である。
【図19】従来の根巻きボタン付けミシンによるボタンの縫い付け状態を示す図であり、(a)は図18(c)の状態における縫い目糸の状態を示す側面図、(b)は(a)に根巻き縫いを施した状態の出来上がり根巻き高さを有する縫い目を示す側面図である。
【符号の説明】
10 根巻きボタン付けミシン
20 ボタン保持ユニット(ボタンホルダ)
21 ボタンチャック
22 チャック上下動駆動モータ(モータ)
40 入力ボックス(設定手段)
50 ボタンローダ
71 ROM(記憶手段)
72 CPU(設定手段、制御手段、補正手段、選択手段、記憶手段)
73 RAM(記憶手段)
BU ボタン
BU1 シャンクボタン

Claims (2)

  1. ボタンホルダを水平な回転軸を中心に回動して、ボタンホルダのボタンチャックに保持されたボタンを水平状態と垂直状態とに姿勢を変更可能とし、前記ボタンを水平状態にして生地に縫い付けることで根糸縫製を行い、その後、ボタンを垂直状態にしてボタンと生地間の縫い付け糸を根巻きすることにより根巻き縫製を行う根巻きボタン付けミシンであって、
    ボタンを縫い付けるべき生地を折曲させて保持するとともに、その折曲位置を縫い針の昇降経路中に位置させる板状のタングと、
    前記タングとで生地を保持する布受け板と、
    前記布受け板を移動させ、縫い針のすくい量を変えるすくい量調整機構駆動モータと、
    生地からのボタンの高さを変更するように前記ボタンチャックを駆動するモータと、
    根巻き縫製時における生地からのボタンの高さ及びすくい量を設定する設定手段と、
    前記設定手段の設定に基づいて根糸縫製時の高さを決定し、ボタンチャックが根糸縫製時と根巻き縫製時とでそれぞれ所望の高さとなるようにモータを制御するとともに、前記設定手段により設定されたすくい量データに基づいてすくい量調整機構駆動モータを制御する制御手段と、
    前記設定手段の設定に基づいて決定された根糸縫製時における高さを補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする根巻きボタン付けミシン。
  2. 請求項記載の根巻きボタン付けミシンにおいて、
    前記設定手段の設定に基づく根糸縫製時における高さの決定が、演算によって算出されること、を特徴とする根巻きボタン付けミシン。
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