JP2013252159A - ボタン穴かがりミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】旋回しつつ針振り縫い目を形成する場合の崩れを低減する。
【解決手段】ボタン穴かがりミシン1において、ボタン穴かがり縫い目は、ボタン穴の長手方向に沿って針振り縫い目が形成される平行部105,106とボタン穴の端部で旋回して針振り縫い目が形成された旋回部101,108とを有し、平行部の針振り縫い目に平行な旋回部の針振り縫い目の幅wwと平行部の針振り縫い目に直交する旋回部の針振り縫い目we,wcの幅を設定する設定入力部75と、旋回部の縫い目の形成時に、針振りの旋回角度方向の変化に応じて、平行部に平行な旋回部の針振り縫い目の幅と平行部に直交する旋回部の針振り縫い目の幅との間で、針振り縫い目の幅が漸次変化するように送り機構を制御する縫い目幅補正制御部を備えている。
【選択図】 図13

Description

本発明は、ボタン穴かがりミシンに関する。
鳩目穴かがり縫い等のようなボタン穴の端部で放射状の縫い目を形成するボタン穴かがりミシンは、所定の幅で針振りを行いつつ針棒を上下動させる針上下動機構と、針振りを行う針棒とルーパ土台を旋回させる旋回機構と、布地を水平面(X−Y平面)に沿って任意に移動させる布送り機構とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
上記ボタン穴かがりミシンは、穴かがり長さ、平行部針数、鳩目部針数、平行部メススペース、鳩目部メススペース、閂止め種別、針振り幅等のパラメータを定めたパターンデータに基づいてボタン穴かがり縫製を行う。このパターンデータのパラメータは任意に設定することができ、これにより、さまざまな形状を縫うことが可能となっている。
ボタン穴かがりミシンでは、ボタン穴周囲の放射状の縫い目を針振り機構により形成する。そして、針振り機構により針振り量は機構設計上の固定値となっている。
そこで、布送り機構による布地のX−Y移動を針振りと同期して行うことにより、針振り量を補正して任意の針振り幅を実現することが可能なボタン穴かがりミシンも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−317161号公報 特開平10−066796号公報
図15(A)は縫製パターンデータに忠実な鳩目穴かがり縫いの縫い目(鳩目穴かがり+丸閂縫い)を示している。図示のように、穴かがり縫いでは、内針から外針又は外針から内針へのそれぞれの縫い目があらゆる方向を向いて形成が行われる。
その場合、上記縫製パターンデータに忠実な鳩目穴かがり縫いの縫い目に比べて、実際に形成された縫い目の幅に違いが生ずる場合ある。これは、生地によって経目方向と緯目方向とで伸縮率に違いがある場合があり、縫い目の形成方向によって縫い終了後の縮み量に違いを生じることによるものである。
例えば、緯目方向に縮み量が大きい布地に対して経目方向又は緯目方向に沿って鳩目穴かがり縫い目を形成した場合には、図15(B)又は図15(C)に示すように、経目方向と緯目方向とで形状のバランスが崩れて見える。図15(B)は鳩目部及び丸閂部が伸びて見え、図15(C)は鳩目部及び丸閂部が潰れて見える。
このような問題に対し、特許文献1のミシンでは、針振り幅が設計値に応じて一体であるために解消することはできなかった。
また、特許文献2のミシンでは、針振り幅を補正することが可能だが、縫い目の方向が変化しても針振り幅+補正値からなる幅を一定に維持するように制御するので、上記の問題を解決することはできなかった。
本発明は、縫い目の方向が変化した場合でも縫い目幅を一定に維持することを可能とするミシンを提供することをその目的とする。
請求項1記載の発明は、
所定の振り幅で針振りを行いつつ針棒を上下動させる針上下動機構と、
ルーパとスプレッダとこれらを支持するルーパ土台とを備えるルーパ機構と、
前記針振りを行う針棒と前記ルーパ土台とを旋回させる旋回機構と、
被縫製物を載置する載置面に沿って前記被縫製物を移動させる送り機構と、
前記ボタン穴かがり縫いの設定を記録した縫製パターンデータを記憶するデータ記憶部と、
前記データ記憶部の縫製パターンデータに基づいて前記針上下動機構、前記旋回機構及び前記布送り機構を制御して穴かがり縫い目を形成する制御部とを備えるボタン穴かがりミシンにおいて、
前記ボタン穴かがり縫い目は、少なくとも、ボタン穴の長手方向に沿って針振り縫い目が形成される平行部と前記ボタン穴の端部で旋回して針振り縫い目が形成された旋回部とを有し、
前記平行部の針振り縫い目に平行な旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅と前記平行部の針振り縫い目に直交する旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅又はこれらの針振り縫い目の幅の差又はこれらの針振り縫い目の幅の比率の何れかを設定する設定入力部と、
前記旋回部の縫い目の形成時に、針振りの旋回角度方向の変化に応じて、前記設定入力部の入力値に基づく前記平行部の針振り縫い目に平行な旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅と前記平行部の針振り縫い目に直交する旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅との間で、前記針振り縫い目の幅が漸次変化するように前記針振り機構又は前記送り機構を制御する縫い目幅補正制御部を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、
ボタン穴の一端部側に形成される前記ボタン穴かがり縫い目の旋回部は、鳩目穴かがり縫い目の鳩目部であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明と同様の構成を備えると共に、
ボタン穴の一端部側に形成される前記ボタン穴かがり縫い目の旋回部は、丸閂止め部であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、
前記設定入力部は、前記平行部の針振り縫い目の幅を設定可能であるとともに、
前記平行部の針振り縫い目の幅が、前記平行部の針振り縫い目に平行な旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅となることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2記載の発明と同様の構成を備えると共に、前記設定入力部は、前記旋回部の鳩目上針振り幅を設定可能であるとともに、前記旋回部の鳩目上針振り幅が、前記平行部の針振り縫い目に直交する旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅となることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3記載の発明と同様の構成を備えると共に、前記設定入力部は、前記旋回部の丸閂針振り幅を設定可能であるとともに、前記旋回部の丸閂針振り幅が、前記平行部の針振り縫い目に直交する旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅となることを特徴とする。
請求項1、4、5又は6記載の発明は、設定入力部により、平行部の針振り縫い目に平行な旋回角度方向となる旋回部の針振り縫い目の幅と平行部の針振り縫い目に直交する旋回角度方向となる旋回部の針振り縫い目の幅のそのものの値又はこれら直交する二方向の針振り縫い目の幅の差若しくは比率を設定入力部で予め設定することができる。
つまり、被縫製物の緯目と経目において収縮率の違いによって、上述する直交する二方向の針振り縫い目の仕上がりの幅に差が生じてしまうような場合に、これを相殺するように、直交する二方向の針振り縫い目の幅をそれぞれ設定する(例えば、緯目方向の幅が縮む場合には緯目方向の縫い目の設定値を縮み量の分だけ大きく設定する)ことができる。或いは、仕上がりの幅に差を相殺するように、直交する二方向の針振り縫い目の幅の差の値或いは比率を設定することができる。
そして、縫い目幅補正制御部は、ボタン穴かがり縫い目の旋回部の針振り縫い目を形成する際に、直交する二方向の針振り縫い目の幅に設定入力部からの設定に応じた差を設けて縫い目の形成を行うように動作制御を行う。また、上記直交する二方向の間の旋回角度方向の針振り縫い目の幅については、直交する二方向の針振り縫い目の幅の設定値に準じて漸次変化を行うので、旋回と共に徐々に縫い目の幅が変化して形成される。
その結果、ボタン穴かがり縫い目の旋回部の針振り縫い目の仕上がりの幅はより均一化され、旋回部の仕上がり形状の潰れを抑制し、バランスの良い円形に近づけることが可能となる。
請求項2記載の発明は、旋回部としての鳩目部の仕上がり形状の潰れを抑制し、バランスの良い円形に近づけることが可能となる。
また、請求項3記載の発明は、旋回部としての丸閂止め部の仕上がり形状の潰れを抑制し、バランスの良い円形に近づけることが可能となる。
本実施形態に係るボタン穴かがりミシンの側面図である。 図1のボタン穴かがりミシンの制御系を示すブロック図である。 図1のボタン穴かがりミシンに備わる操作パネルの正面図である。 操作パネルにより設定される縫製パターンデータの設定項目の一覧を示す説明図である。 図5(A)は鳩目穴かがり縫いの全体形状を模式的に示し、図5(B)は各部の寸法を示す説明図である。 図6(A)は鳩目部の基準となる鳩目穴の具体例を示し、図6(B)は当該鳩目穴の各サイズとを示す説明図である。 眠り穴かがり縫いの全体形状を模式的に示す説明図である。 本実施形態に係るミシンの縫製パターンデータの設定入力から縫製動作までの全体的な処理を示すフローチャートである。 縫製パターンデータの設定処理についてのフローチャートである。 ボタン穴かがりミシンのメカの諸元を示す一覧の図表である。 図4の縫製パターンデータの設定の一例を示す一覧の図表である。 図11に従って設定された縫製パターンデータに基づいて制御装置において作成された縫製縫い目データのデータ内容を一覧表形式で表した説明図である。 縫製縫い目データの生成処理を示すフローチャートである。 針振り縫い目の形成時の布送り機構の動作量を説明する説明図である。 図15(A)は縫製パターンデータに忠実な鳩目穴かがり縫い目を示し、図15(B)は径目方向に沿って実際に形成した場合の鳩目穴かがり縫い目を示し、図15(C)は緯目方向に沿って実際に形成した場合の鳩目穴かがり縫い目を示す。
(実施形態の全体構成)
本発明の実施形態たるボタン穴かがりミシン1を図1乃至図14に基づいて説明する。図1はボタン穴かがりミシン1の側面図、図2はボタン穴かがりミシン1の制御系を示すブロック図である。このボタン穴かがりミシン1は鳩目穴かがり縫いを可能とする鳩目穴かがりミシンである。
図1に示すように、ボタン穴かがりミシン1は、ミシン全体において下部に位置すると共に略矩形箱状をなすベッド部2aと、該ベッド部2aの一端部に設けられた縦胴部2bと、該縦胴部2bからベッド部2aと同方向に延出して設けられたアーム部2cとを備えたミシンフレーム2を備えている。なお、以下の説明において、縦胴部2bが立設された方向をZ軸方向とし、Z軸方向と直交すると共にベッド部2a及びアーム部2cの長手方向をY軸方向とし、Y軸方向とZ軸方向の双方に直交する方向をX軸方向とする。
上記ボタン穴かがりミシン1は、図1及び図2に示すように、上糸が通された縫い針11を保持する針棒12と、針棒12を揺動可能に支持する針棒旋回台13と、針棒12を上下動させると共に揺動を行う針上下動機構(図示略)と、ボタン穴かがり縫いの縫い目を形成するルーパ機構60と、針棒旋回台13及びルーパ機構60のルーパ土台61を旋回させる旋回機構20と、縫製動作の駆動源となるミシンモーター17と、上糸を案内する上糸案内手段30と、縫い針側からの上糸の引き上げ又は糸供給源側からの上糸の繰り出しを行う天秤14と、上糸に張力を付与する糸調子装置35と、X−Y平面に沿って被縫製物としての布地を任意の移動量で移動して位置決めする送り機構としての布送り機構50と、ボタン穴を形成する布切りメス19と、各部の制御を行う制御部としての制御装置70とを備えている。
(針棒関係)
針棒12は、内部中空の管状に形成されると共に、その上端部がミシンフレーム2のアーム部2cの上面から外部に突出しており、上端開口部から上糸が挿入され、その中空内部を通じて下端部の縫い針11まで上糸を案内する構造となっている。
針上下動機構は、縫い針11を保持する針棒12と、ミシンモーターにより全回転のトルクが付与される上軸と、上軸から上下方向の往復駆動力を取り出すクランク機構と、針棒を上下動可能に支持するスリーブと、当該スリーブを支持するX−Y平面に沿った薄板状の板バネとを備えている。
かかる針上下動機構は、クランク機構により針棒12にミシンモーター17の回転数に同期した周期で往復上下動の付与を行うと共に、針棒12を支持するスリーブがX−Y平面に沿った板バネにより揺動可能に支持されていることにより、針棒12の下端部の縫い針11側がX、Yのいずれの方向にも揺動を行うことが可能となっている。
さらに、針上下動機構は、針棒12の上下動を許容しながらX軸方向に沿った往復揺動動作を付与する針棒揺動台と、ミシンモーター17により針棒揺動台に対して往復上下動を付与する伝達機構を備えている。かかる針棒揺動台は、X軸方向とZ軸方向の合成方向に傾斜しているカム溝が形成され、針棒旋回台13がカム溝に沿って移動可能に針棒揺動台を支持している。そして、伝達機構により、針棒揺動台に下降動作が付与されるとカム溝に沿ってX軸方向片側に移動し、上昇動作が付与されるとX軸方向逆側に移動を行う。かかる伝達機構は、針棒12の上下動周期の二倍の周期で上下動を付与するようになっており、これにより、針棒12は、X軸方向の一方と他方のそれぞれに揺動するたびに下降し、針振りを行うことを可能としている。
また、針上下動機構は、前述した板バネが撓まない状態において針棒12がZ軸方向(鉛直方向)となるように支持しており、この基本姿勢において、後述する針振り縫い目の内針の針落ちを行う。また、基本姿勢から揺動動作を付与されてX軸方向とZ軸方向の合成方向に所定の角度だけ傾斜した状態となり、かかる傾斜状態において、針振り縫い目の外針の針落ちを行うこととなる。
針棒旋回台13は、ミシンフレーム2のアーム部2cの下側においてZ軸回りに回転可能に支持されると共に、旋回機構20のタイミングベルト21が掛け渡されるプーリ(図示略)を固定装備している。これにより、旋回機構20から旋回動作が付与されると、前述した針棒揺動台を介して針棒12にZ軸回りの旋回動作を付与することを可能としている。
(ルーパ機構)
ルーパ機構60は、ミシンベッド部2aの上部であって後述する布送り機構50の送り台51の下側に配置されている。かかるルーパ機構60は、ミシンベッド部2aにZ軸回りで回転可能に支持されたルーパ土台61と、ルーパ土台61の上部に搭載され、上糸に下糸を絡げて二重環縫いを行う左ルーパ及び左スプレッダと、上糸により単糸環縫いを行う右ルーパ及び右スプレッダと、各ルーパ及び各スプレッダに対して縫いのための所定の揺動動作を付与する駆動機構とを備えている。
ルーパ土台61は、前述した針棒旋回台の旋回軸と同心で旋回可能に支持されると共に、旋回機構20のタイミングベルト23が掛け渡されるプーリを固定装備している。
左ルーパ及び左スプレッダと右ルーパ及び右スプレッダとは、ルーパ土台61の上部において、互いに旋回軸を中心とする円の半径方向両端に配置されている。そして、縫製時には、左ルーパ及び左スプレッダが針棒12の内針の針落ちに対して二重環縫いを行い、右ルーパ及び右スプレッダが針棒12の外針の針落ちに対して単糸環縫いを行う配置となるように、ルーパ土台61の基本旋回角度が設定されている。
駆動機構は、ルーパ土台61の中心位置において上下動可能に支持された円管状のルーパ駆動軸62と、ルーパ駆動軸62の内側に挿通装備されたスプレッダ駆動軸63と、ルーパ駆動軸62の往復上下動により左右のルーパを揺動させる伝達機構と、スプレッダ駆動軸63の往復上下動により左右のスプレッダを揺動させる伝達機構と、ミシンモーター17により回転駆動が行われる下軸から各駆動軸62,63を上下動させる各々のカム機構とを備えている。
駆動機構は、各駆動軸62,63を針棒12の上下動周期(ミシンモーター17の回転周期と同じ)の二倍の周期で上下動を付与するようになっており、これにより、針棒12が下降するたびに左右のルーパ及びスプレッダが交互に縫い針11から上糸の捕捉を行うことを可能としている。
(旋回機構)
旋回機構20は、ミシンベッド部2a内に配置された旋回モーター24と、旋回モーター24のトルクを針棒旋回台13側に伝達するための同一軸の上下に設けられた伝達プーリ22(下側のプーリは図示略)と、旋回モーター24の出力軸に設けられた主動プーリと前述したルーパ土台61に設けられたプーリと前述した下側の伝達プーリとの間に掛け渡されたタイミングベルト23と、上側の伝達プーリ22と前述した針棒旋回台13に設けられたプーリとの間に掛け渡されたタイミングベルト21とを備えている。
旋回機構20は、旋回モーター24の回転駆動により、ルーパ土台61と針棒旋回台13とが同位相で回転を行うように各プーリの伝達比が設定されている。つまり、旋回機構20は、針棒の針振り方向と左右のルーパ及びスプレッダの並び方向が常に一致して旋回を行うように旋回動作の付与を行う。
(布送り機構)
布送り機構50は、X−Y平面に平行な布地の載置面を備える送り台51と、送り台51をX軸方向に沿って移動させる布移動モーターとしてのX軸モーター52と、送り台51をY軸方向に沿って移動させる布移動モーターとしてのY軸モーター53と、各モーター52,53の回転駆動力をX軸方向及びY軸方向に沿った直動駆動力に変換して送り台51に付与する周知の動力伝達機構から構成されている。また、送り台51にはその載置面に下降して布地を押さえる布押さえ54が併設されている。
(ミシンの制御系)
図2に基づいて、ボタン穴かがりミシン1の制御系について説明する。ボタン穴かがりミシン1の制御装置70は、ミシンモーター17を駆動させるためのミシンモーター駆動回路17aと、当該駆動回路17aを制御装置70のCPU71に接続するためのI/F17bと、布送り機構50に備えられたX軸モーター52を駆動させるためのX軸モーター駆動回路52aと、当該駆動回路52aをCPU71に接続するためのI/F52bと、布送り機構50に備えられたY軸モーター53を駆動させるためのY軸モーター駆動回路53aと、当該駆動回路53aをCPU71に接続するためのI/F53bと、布押さえ54に昇降動作を付与するエアシリンダ55に空圧を供給するための電磁弁56を駆動するための電磁弁駆動回路56aと、当該駆動回路56aをCPU71に接続するためのI/F56bと、旋回モーター24を駆動させるための旋回モーター駆動回路24aと、当該駆動回路24aをCPU71に接続するためのI/F24bと、各種の設定が入力される設定入力部としての操作パネル75と、当該操作パネル75をCPU71に接続するためのI/F75iと、ミシンモーター17の出力軸角度を検出するエンコーダ18の出力パルスをカウントするエンコーダ回路18aと、当該エンコーダ回路18aをCPU71に接続するためのI/F18bと、布押さえ54を下降させるための押さえスイッチ76と、押さえスイッチ76をCPU71に接続するためのI/F76bと、縫製を開始させるためのスタートスイッチ77と、スタートスイッチ77をCPU71に接続するためのI/F77bとを備えている。
なお、上記X軸モーター52、Y軸モーター53、旋回モーター24もパルスモーターであり、原点検索をおこなうための原点センサとCPU71に接続するためのI/Fを備えているが図示は省略する。
また、制御装置70は、各種制御プログラムや、プログラムで使用されるデータが記憶されたROM72と、ROM72から読み出したデータ、操作パネル75から入力もしくは設定されたデータ、演算結果の縫製縫い目データ、プログラムに基づく処理をCPU71が行うための作業領域となるRAM73と、縫製パターンデータ等の記憶が行われるEEPROM74と、プログラムに基づく各種処理を行うCPU71とを備えるものである。なお、EEPROM74は、これにより、データ記憶部として機能する。
制御装置70は、縫製パターンデータに基づいて前記針上下動機構、前記旋回機構20及び前記布送り機構50を制御する。
(操作パネル及び縫製パターンデータ)
図3は操作パネル75の正面図である。操作パネル75は、縫製パターンデータのナンバーの表示部75a及びその選択を行う増減キー75bと、各縫製パターンデータの各種のパラメータの設定値を表示する表示部75c及び設定値の増減を行う増減キー75dと、各種のパラメータを特定する項目番号の表示を行う表示部75e及び設定項目の項目番号の選択を行う増減キー75fと、設定開始を入力するデータ設定キー75gと、設定完了を入力する準備キー75hとを備えている。
この操作パネル75により設定入力された縫製パターンデータの各種パラメータの設定値により縫製の実行に必要となる各種の制御値が算出され、縫製縫い目データが生成される。つまり、操作パネル75が、鳩目穴かがり縫いの縫製パターンデータを設定するパターン設定手段である。
次に、上記操作パネル75により設定される縫製パターンデータの各種の設定パラメータについて図4に基づいて説明する。図4は鳩目穴かがり縫いの縫製パターンデータの各種設定パラメータの内容一覧を示している。図5は、鳩目穴かがり縫い100の全体形状を模式的に示すとともに、各部の寸法を示している。この鳩目穴かがり縫い100は、旋回部としての円弧部101及び円弧部101の端部からY方向に対して内側に傾斜した一対の傾斜部102,103を有する鳩目部104と、一対の傾斜部102からそれぞれY方向に延びる一対の平行部105,106と、平行部105,106に対して円弧部101とは逆側に位置する丸閂部(丸閂止め部)108とを備えている。なお、以下の説明において右側の傾斜部を鳩目右下部102と称し、左側の傾斜部を鳩目左下部103と称す。また、右側の平行部を右平行部105、左側の平行部を左平行部106と称す。さらに、図6は、鳩目部104の基準となる鳩目穴107の具体例と、当該鳩目穴の各サイズとを示している。
まず、操作パネル75から入力する図4の縫製パターンデータとして以下の設定が行われる。
(1)鳩目形状:図6に示すサイズの異なる五段階の鳩目穴107の形状を数値「0」〜「5」により選択する。
(2)穴かがり長さ:形成される穴かがり縫いのY方向における全長mlを数値入力する。
(3)布切りメス動作:布切りメス19の実行の有無及び縫製の前後いずれで布切りを行うかを数値「0」〜「2」により選択する。
(4)平行針数:右平行部105+鳩目右下部102(左平行部106+鳩目左下部103は同じ数値で設定される)の針数lnを数値で入力する。
(5)鳩目針数:円弧部101の針数enを数値で入力する。
(6)平行部メススペース:平行部の布切りメスの落ちる隙間lsを数値で入力する。
(7)鳩目部メススペース:円弧部101の布切りメスの落ちる隙間esを数値で入力する。
(8)閂止め種類:閂止めの形成の有無及び閂止めの種類を数値「0」〜「3」により選択する。
(15)丸閂針数:(8)で丸閂止めを選択した場合にその丸閂針数cnを数値で入力する。
(20)平行部針振り幅:平行部105,106,鳩目右下部102及び鳩目左下部103の針振り幅である平行部針振り幅wwを数値で入力する。
(21)鳩目上針振り幅:円弧部101の頂点位置(円弧部101の始点と終点の中間点)における針振り幅である鳩目上針振り幅weを数値で入力する。なお、円弧部101の頂点位置では平行部105,106の針振り方向(X方向)に対して直交する方向(Y方向)へ針振りを行い、鳩目上針振り幅weは当該直交方向における針振り幅を示している。また、円弧部101の始点及び終点では平行部105,106と同じ針振り幅で針振りが行われる。
(22)丸閂針振り幅:丸閂部108の頂点位置(丸閂部108の始点と終点の中間点)における針振り幅である丸閂針振り幅wcを数値で入力する。なお、丸閂部108の頂点位置では平行部105,106の針振り方向(X方向)に対して直交する方向(Y方向)へ針振りを行い、丸閂針振り幅wcは当該直交方向における針振り幅を示している。また、丸閂部108の始点及び終点では平行部105,106と同じ針振り幅で針振りが行われる。
上記パラメータの鳩目形状において「0」はいわゆる鳩目穴かがり縫いとは異なり、図7に示す眠目穴かがり縫い100Aが選択される。
この眠目穴かがり縫いでは、鳩目穴かがり縫いのようにボタン穴に滴状の鳩目穴の部分が存在せず、一文字のボタン穴が形成される。また、この眠目穴かがり縫いは、鳩目右下部102と鳩目左下部103とが存在せず、右平行部105から直接、円弧部101Aが形成され、円弧部101Aから直接、左平行部102が形成される。なお、この眠目穴かがり縫い100Aの場合も鳩目穴かがり縫い100と同一のパラメータが設定される。なお、眠目穴かがり縫い100Aの場合、円弧部101Aと丸閂部108とが旋回部に相当する。
操作パネル75からは、上記(21)鳩目上針振り幅we及び(22)丸閂針振り幅wcの設定を入力することが可能であり、これにより、操作パネル75は、「前記平行部の針振り縫い目に平行な旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅と前記平行部の針振り縫い目に直交する旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅又はこれらの針振り縫い目の幅の差又はこれらの針振り縫い目の幅の比率の何れかを設定する設定入力部」として機能するものである。
即ち、上述した「平行部針振り幅ww」は「前記平行部の針振り縫い目に平行な旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅」に相当する。
また、上述した「鳩目上針振り幅we」及び「丸閂針振り幅wc」はいずれも「前記平行部の針振り縫い目に直交する旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅」に相当する。
つまり、操作パネル75は、平行部105,106の針振り縫い目に平行な旋回角度方向(X方向)となる鳩目部104の円弧部101又は丸閂部108の始点・終点の針振り縫い目の幅(=平行部針振り幅ww)と、平行部105,106の針振り縫い目に直交する旋回角度方向(Y方向)となる鳩目部104の円弧部101又は丸閂部108の頂点における針振り縫い目の幅である鳩目上針振り幅we及び丸閂針振り幅wcの設定を行っている。
(ボタン穴かがりミシンの制御装置における全体動作)
図8はボタン穴かがりミシン1の縫製パターンデータの設定入力から縫製動作までの全体的な処理を示すフローチャートであり、図9は縫製パターンデータの設定処理についてのフローチャートである。
これらに基づいて、ボタン穴かがりミシン1の全体的な処理を説明する。
まず、CPU71は、操作パネル75の縫製パターンデータのナンバー増減キー75bの押下が行われた否かを判定し(ステップS21)、押下されていない場合には、例えば初期値(パターンナンバー1を選択)を維持して当該パターンナンバーを表示部75aに表示すると共にステップS23に処理を進める。また、ナンバー増減キー75bが押下された場合には、キーの+−に応じてパターンナンバーを増減してパターンナンバーを表示部75aに表示すると共に(ステップS22)、ステップS23に処理を進める。
ステップS23では、CPU71は、設定キー75gの押下が行われた否かを判定し、押下されていない場合にはステップS25に処理を進める。また、設定キー75gが押下された場合には、前述した縫製パターンデータの設定処理を開始し(ステップS24)、設定処理後、ステップS25に処理を進める。
ここで、ステップS24の縫製パターンデータの設定処理について、図9のフローチャートにより詳細に説明する。なお、ここでは図4の縫製パターンデータの設定を例に説明する。
設定キー75gが押下されると、CPU71は、まず、設定対象となる縫製パターンデータとして項目番号(1)の「鳩目穴形状」を自動的に選択し、表示部75eに「1」を表示する(ステップS41)。そして、増減キー75fの入力判定を行い(ステップS42)、入力がなければ処理をステップS44に進め、入力が行われた場合には設定対象となる縫製パターンデータの項目番号を変更してから(ステップS43)、ステップS44に処理を進める。
ステップS44では、現在選択されている設定パラメータについて、増減キー75dの押下による設定数値の増減の入力が行われたか否かの判定を行う。入力がなければ処理をステップS46に進め、入力が行われた場合には設定対象となる設定パラメータの設定数値の変更を行う。つまり、(1)鳩目穴形状、(2)穴かがり長さ、(3)布切りメス動作、(4)平行針数、(5)鳩目針数、(6)平行部メススペース、(7)鳩目部メススペース、(8)閂止め種類、(15)丸閂針数、(20)平行部針振り幅、(21)鳩目上針振り幅、(22)丸閂針振り幅の内の選択されているパラメータについて、その設定数値が変更される(ステップS45)。
ステップS46では、データ設定キー75gの入力が行われたか否かの判定を行う。上記各設定パラメータ(1)〜(22)までの設定が全て完了すれば、データ設定キー75gが押下され、設定パラメータの更新が行われた後(ステップS47)、図8のステップS25の処理に進められる。
また、設定パラメータ(1)〜(22)までの設定が継続される場合には、データ設定キー75gの入力は行われず、処理をステップS42に戻して、変更を行う全ての設定パラメータについて、ステップS42〜S45の処理が繰り返し行われる。
上述の設定パラメータの設定処理が完了すると、図8のステップS5に示すように、CPU71は、操作パネル75の準備キー75hの押下が行われた否かを判定し、押下されていない場合にはステップS21に処理を戻し、準備キー75hが押下された場合には、縫製縫い目データの生成処理を実行する(ステップS26)。即ち、前述したように、縫製パターンデータの設定内容に従ってデータ演算が行われ、縫製縫い目データ(図12参照)が生成される。
そして、ボタン穴かがり縫いの縫製動作を開始するために、送り台51(X軸モーター52及びY軸モーター53)、針棒旋回台13及びルーパ土台61(旋回モーター24)の各原点センサによる原点検索を実行する(ステップS27)。
その後、ボタン穴かがりミシン1に設けられた押さえスイッチ76が押下されると(ステップS28)、CPU71は、布押さえ54を下降させて、布地を押さえる(ステップS29)。
次いで、ボタン穴かがりミシン1に設けられたスタートスイッチ77が押下されると、CPU71は、ボタン穴かがり縫製の動作制御を開始する(ステップS30)。
まずCPU71は、先メスデータが登録されているか否かを判断し(ステップS31)、登録されていない場合はステップS33に移行し、登録されている場合はステップS32に移行する。
ステップS32では、CPU71は、布切りメス19を上下動して、布地に穴開けを行う。
ステップS33では、CPU71は、X軸、Y軸モーター52,53を制御して、原点位置の送り台51を縫い開始位置まで移動させる。
そして、CPU71は、ミシンモーター17を駆動し、ボタン穴かがり縫いを開始する(ステップS34)。CPU71は、毎針ごとに、縫製縫い目データに設定された、「X送り量」、「Y送り量」、「旋回量」(図12参照)を読み込んでX軸モーター52,Y軸モーター53、旋回モーター24に対する制御を行い、例えば、鳩目穴かがり縫い(又は眠目穴かがり縫い)の各部位について順番に縫い目を形成する。
上記縫製縫い目データの全針数に基づくボタン穴かがり縫いの縫製動作が完了すると、CPU71は、送り台51(X軸モーター52及びY軸モーター53)を原点位置に戻してから(ステップS35)、図示しない各糸切り機構を駆動させて、上糸、下糸及び芯糸切りを行う(ステップS36)。
そして、CPU71は、後メスデータが登録されているか否かを判断し(ステップS37)、登録されていない場合はステップS39に移行し、登録されている場合はステップS38に移行する。
ステップS38では、CPU71は、布切りメス19を上下動して、布地に穴開けを行う。
その後、CPU71は、布押さえ54を上昇させて、布地に対する押さえを解除し(ステップS39)、針棒旋回台13及びルーパ土台61(旋回モーター24)を原点位置に戻してから(ステップS40)、処理をステップS28に戻す。つまり、次の縫製のために押さえスイッチが押下されるまで待機状態となる。
(制御手段の処理:縫製縫い目データの生成)
次に、制御装置70で行われる鳩目穴かがり縫い(又は眠目穴かがり縫い)を行うための縫製縫い目データの生成処理について説明する。
図4の縫製パターンデータの設定入力が行われると、CPU71は、縫製縫い目データを生成する。図10はボタン穴かがりミシン1のメカの諸元を示す一覧であり、図11は図4の各種パラメータの設定の一例を示す一覧である。また、図12は図11に従って設定された縫製パターンデータの各種パラメータに基づいて制御装置70において作成された縫製縫い目データのデータ内容を一覧表形式で表した説明図である。
縫製縫い目データにおいて「針位置」は、一つの鳩目穴かがり縫い(又は眠目穴かがり縫い)を行う場合の内針、外針毎の針落ちを示し、針数は、内針、外針の2回の針落ちで1針と数える。「部位」は、各針数が属する鳩目穴かがり縫い(又は眠目穴かがり縫い)における各部位を示す。
「X座標」、「Y座標」は、各針位置における送り台51のX−Y座標系での目標位置座標を示す。毎針の「X座標」、「Y座標」は図9の設定値から算出される。
「旋回位置」は針棒12の毎針の旋回による原点からの積算旋回角度を示す。
「X送り量」、「Y送り量」は現在の針位置からの布送り機構50のX方向とY方向の移動量を示す。
「旋回量」は現在の旋回角度からの旋回動作量を示す。
ところで、このボタン穴かがりミシン1は、布地の緯目方向と経目方向の伸縮性の違いにより生じる円弧部101又は101Aや丸閂部108に生じる潰れを回避するために、操作パネル75において、平行部針振り幅wwに加えて鳩目上針振り幅we又は丸閂針振り幅wcの値も設定可能としている。
従来は、円弧部101(又は101A)や丸閂部108において、針振り縫い目が旋回を行う場合でも、針振り縫い目の幅は全範囲において均一の幅(=平行部105,106の針振り縫い目と同じ幅)に定められ、設定値に従って針振り縫い目の形成が行われていた。
これに対し、ボタン穴かがりミシン1では、円弧部101(又は101A)や丸閂部108の始点と終点とでは平行部105,106と同じ幅(平行部針振り幅ww)で針振り縫い目の形成を行うが、円弧部101(又は101A)や丸閂部108の頂点の位置では、別に設定された鳩目上針振り幅we又は丸閂針振り幅wcに従って針振り縫い目の形成を行う。
また、始点から頂点では、旋回が進むに従って、平行部針振り幅wwから鳩目上針振り幅we又は丸閂針振り幅wcに漸次変化して針振り縫い目を形成し、頂点から終点では、旋回が進むに従って、鳩目上針振り幅we又は丸閂針振り幅wcから平行部針振り幅wwに漸次変化して針振り縫い目を形成する。
従って、制御装置70は、上述のように、円弧部101(又は101A)と丸閂部108とが形成されるような縫製縫い目データを生成する。
この縫製縫い目データの作成処理を図13のフローチャートに従って説明する。
ここで、n針目の内針のX位置、Y位置、旋回位置を(Xin,Yin,Rin)、外針のX位置、Y位置、旋回位置を(Xon,Yon,Ron)、n針目からn+1針目の内針→外針のX送り量、Y送り量、旋回量を(DXion,DYion,DRion)と示し、外針→内針のX送り量、Y送り量、旋回量を(DXoin,DYoin,DRoin)と示し、針上下動機構の設計寸法により固定された針振り幅をW、平行部針振り幅をDP、鳩目上針振り幅をDE、丸閂針振り幅をDCとする。
また、鳩目穴かがり縫製の際には、旋回モーター24は内針→外針の場合にのみ旋回駆動し、外針→内針の場合には動作しない(図12の縫製パターンデータにおいて外針の「旋回量」が常に0に設定される)ことを前提とする。
まず、図4に示す縫製パターンデータより内針のX位置、Y位置、旋回位置を算出する(ステップS61)。内針は周知の図形からなる軌跡上の点なので縫製パターンデータから容易に求めることができるため、その算出方法については説明を省略する。
次に、針数インデックスnを1で初期化する(ステップS63)。
次に、平行部右及び鳩目右下部(眠目穴かがり縫いの場合には平行部右のみ)のn針目のX送り量、Y送り量、旋回量を算出する(ステップS65)。
ここで、仮に、(Xin,Yin)、(Xin+1,Yin+1)、(Xon,Yon)が図14のような位置関係にあると仮定すると、内針(Xin,Yin)→外針(Xon,Yon)の針振り縫い目形成時には布地を図示のM1+M2だけ移動させる必要があり、外針(Xon,Yon)→内針(Xin+1,Yin+1)の針振り縫い目形成時には布地は-M2だけ移動して戻す必要がある。ここで、M2は、設計上固定された針振り幅Wに対して、布送り機構50の相対移動により針振り縫い目の幅を補正するための移動量である。

M1=(Xin+1-Xin)、M2=((DP-W)*cos(Rn+1) (DP-W)*sin(Rn+1))なので、

(DXion,DYion,DRion)
=(Xin+1-Xin+(DP-W)*cos(Rn+1),Yin+1-Yin+(DP-W)*sin(Rn+1),Rn+1-Rn) …(1)
(DXoin,DYoin,DRoin)
=(-(DP-W)*cos(Rn+1),-(DP-W)*sin(Rn+1),0) …(2)

しかし、平行部右及び鳩目右下部(眠目穴かがり縫いの場合には平行部右のみ)の縫いでは旋回は行われないので、実際にはRn+1=0°であるから、
(DXion,DYion,DRion)=(Xin+1-Xin+(DP-W),Yin+1-Yin,0) …(3)
(DXoin,DYoin,DRoin)=(-(DP-W),0,0) …(4)
となる。
次に、針数インデックスnを+1する(ステップS67)。
そして、針数インデックスnが設定された平行針数に達するまで、ステップS65,S67の処理を繰り返す(ステップS69)。
次に、円弧部101(又は101A)のn針目のX送り量、Y送り量、旋回量を算出する(ステップS71)。
円弧部101(又は101A)の始点では、針振り縫い目の幅を平行部針振り幅DPとし、円円弧部101(又は101A)の頂点では鳩目上針振り幅DEとし、円弧部101(又は101A)の終点では平行部針振り幅DPとなるように漸次変化させていく。
そのための式として、旋回角度をパラメータとする式F(Rn)とおく。この式F(Rn)は、F(0°)=F(180°)=DPとなり、F(90°)=DEとなることを前提とする。また、その間の数値の変化は緩やかであることが望ましい。
この場合、前述の式(1),(2)のDPをF(Rn)に置き換えることで、内針(Xin,Yin)→外針(Xon,Yon)のX送り量、Y送り量、旋回量と、外針(Xon,Yon)→内針(Xin+1,Yin+1)のX送り量、Y送り量、旋回量は次式となる。

(DXion,DYion,DRion)
=(Xin+1-Xin+F(Rn)cos(Rn+1),Yin+1-Yin+F(Rn)*sin(Rn+1),Rn+1-Rn) …(5)
(DXoin,DYoin,DRoin)
=(-F(Rn)*cos(Rn+1),-F(Rn)*sin(Rn+1),0) …(6)

F(Rn)が旋回量に応じてDPとDEとの間で緩やかに変化する関数の一例として、例えば、楕円の式が好適である。
F(Rn)=DP*DE/(DE2*cos2(Rn)+DP2*sin2(Rn))1/2-W …(7)
また、他の関数としては
F(Rn)=(DE-DP)*sin2(Rn)+DP-W …(8)
又は F(Rn)=(DE-DP)*|sin(Rn)|+DP-W …(9)
のような近似でもよい。
または、Rnの値の変化に応じて0〜1の間で漸次変化する係数のテーブルを予め用意し、DPに(DE-DP)に係数を乗じた値を加算し、Rnの値の変化に応じて係数を参照しても良い。
次に、針数インデックスnを+1する(ステップS73)。
そして、針数インデックスnが設定された鳩目上針数に達するまで、ステップS71,S73の処理を繰り返す(ステップS75)。
次に、平行部左及び鳩目左下部(眠目穴かがり縫いの場合には平行部左のみ)のn針目のX送り量、Y送り量、旋回量を算出する(ステップS77)。
(DXion,DYion,DRion)
=(Xin+1-Xin+(DP-W)*cos(Rn+1),Yin+1-Yin+(DP-W)*sin(Rn+1),Rn+1-Rn) …(10)
(DXoin,DYoin,DRoin)=(-(DP-W)*cos(Rn+1),-(DP-W)*sin(Rn+1),0) …(11)

但し、Rn+1=180°であるから、
(DXion,DYion,DRion)=(Xin+1-Xin-(DP-W),Yin+1-Yin,0) …(12)
(DXoin,DYoin,DRoin)=((DP-W),0,0) …(13)
となる。
次に、針数インデックスnを+1する(ステップS79)。
そして、針数インデックスnが設定された平行針数に達するまで、ステップS77,S79の処理を繰り返す(ステップS81)。
次に、丸閂部108のn針目のX送り量、Y送り量、旋回量を算出する(ステップS83)。
丸閂部108の始点では、針振り縫い目の幅を平行部針振り幅DPとし、丸閂部108の頂点では丸閂針振り幅DCとし、丸閂部108の終点では平行部針振り幅DPとなるように漸次変化させていく。
そのための式として、旋回角度をパラメータとする式G(Rn)とおく。この式G(Rn)は、
G(180°)=G(360°)=DPとなり、G(270°)=DEとなることを前提とする。また、その間の数値の変化は緩やかであることが望ましい。
つまり、鳩目部104の円弧部101の場合と同様に、内針(Xin,Yin)→外針(Xon,Yon)のX送り量、Y送り量、旋回量と、外針(Xon,Yon)→内針(Xin+1,Yin+1)のX送り量、Y送り量、旋回量は次式となる。
(DXion,DYion,DRion)
=(Xin+1-Xin+G(Rn)cos(Rn+1),Yin+1-Yin+G(Rn)*sin(Rn+1),Rn+1-Rn) …(14)
(DXoin,DYoin,DRoin)
=(-G(Rn)*cos(Rn+1),-G(Rn)*sin(Rn+1),0) …(15)

G(Rn)の式としては、F(Rn)と同様に楕円の式が好適である。
G(Rn)=DP*DC/(DC2*cos2(Rn)+DP2*sin2(Rn))1/2-W …(16)
また、他の関数としては
G(Rn)=(DC-DP)*sin2(Rn)+DP-W …(17)
又は G(Rn)=(DC-DP)*|sin(Rn)|+DP-W …(18)
のような近似でもよい。
または、Rnの値の変化に応じて0〜1の間で漸次変化する係数のテーブルを予め用意し、DPに(DC-DP)に係数を乗じた値を加算し、Rnの値の変化に応じて係数を参照しても良い。
次に、針数インデックスnを+1する(ステップS85)。
そして、針数インデックスnが設定された丸閂針数に達するまで、ステップS83,S85の処理を繰り返す(ステップS87)。
そして、針数インデックスnが丸閂針数に達すると、縫製縫い目データが完成する。
なお、図12の縫製縫い目データの例では、平行部針振り幅DP=固定針振り幅Wの場合を例示しているが、図13のフローチャートのように、DP>W又はDP<Wとしても良い。
(実施形態の効果)
上記ボタン穴かがりミシン1は、操作パネル75から平行部針振り幅と鳩目上針振り幅と丸閂針振り幅とを個別に設定可能としている。
そして、制御装置70は、旋回部としての円弧部101(又は101A)及び丸閂部108の縫い目の形成時に、旋回モーター24による針振りの旋回角度方向の変化に応じて、操作パネル75の入力値に基づくX方向に平行な円弧部101(又は101A)及び丸閂部108の針振り縫い目の幅(始点と終点の針振り縫い目の幅=平行部針振り幅ww)とY方向に平行な円弧部101(又は101A)及び丸閂部108の針振り縫い目の幅(頂点の針振り縫い目の幅=鳩目上針振り幅we又は丸閂針振り幅wc)との間で、針振り縫い目の幅が漸次変化するように縫製縫い目データを生成する。
さらに、制御装置70は、上記縫製縫い目データに基づいて布送り機構50を制御する縫い目幅補正制御部として機能する。
このため、布地の緯目と経目の伸縮率の違いがあって、平行部105,106の針振り縫い目に平行な方向又は直交する方向について縮みやすいような場合に、平行部針振り幅wwと鳩目上針振り幅we(又は丸閂針振り幅wc)の縮みやすい方向に平行な針振り幅の値をより大きめに設定する。
これにより、布地の性質を考慮して、縮む分だけ針振り縫い目の幅を大きくして円弧部101(又は101A)又は丸閂部108を形成することができる。また、その場合、平行部105,106の針振り縫い目に平行な方向と直交する方向とで円弧部101(又は101A)又は丸閂部108の針振り縫い目の幅の設定値は異なっているが、旋回角度に応じて漸次変化させるので、一部のみに針振り縫い目の幅が異なってしまうことがなく、バランス良く円弧部101(又は101A)又は丸閂部108を形成することが可能となる。
(その他)
なお、上記ボタン穴かがりミシン1では、操作パネル75から鳩目上針振り幅weと丸閂針振り幅wcとについて個別に設定可能としているが、これらの針振り縫い目の方向は一致していることから、共通の値を設定可能としても良い。
この場合、X方向針振り幅をDX、Y方向針振り幅をDYとすると
旋回角度による針振り幅を漸次変えるための式として、旋回角度をパラメータとする式H(Zn)とおくと、次のようになる。
(DXion,DYion,DRion)
=(Xin+1-Xin+H(Rn)cos(Rn+1),Yin+1-Yin+H(Rn)*sin(Rn+1),Rn+1-Rn) …(19)
(DXoin,DYoin,DRoin)
=(-H(Rn)*cos(Rn+1),-H(Rn)*sin(Rn+1),0) …(20)
この場合も、H(Rn)が旋回量に応じてDXとDYとの間で緩やかに変化する関数の一例として、例えば、楕円の式が好適である。
H(Rn)=DX*DY/(DY2*cos2(Rn)+DX2*sin2(Rn))1/2-W …(21)
また、他の関数としては
H(Rn)=(DY-DX)*sin2(Rn)+DX-W …(22)
又は H(Rn)=(DY-DX)*|sin(Rn)|+DX-W …(23)
のような近似でもよい。
また、ボタン穴かがりミシン1では、布送り機構としてX−Y駆動としているが、例えばR−θ系の駆動により水平面上を布地が移動する構成としても良い。
その場合、縫製縫い目データのX送り量とY送り量は、同じ目的位置に移動させるためのRの変位量とθの角度変化量に変換することで、同様の縫製動作を実現することが可能である。
また、ボタン穴かがりミシン1は、針上下動機構による針振り幅は機構設計上固定値となっている。しかし、かかる構成に限らず、例えば、針振りをミシンモーター17とは別に独立したモーター(例えば,パルスモーターのような動作量の制御が可能なアクチュエーターで任意に変更可能とし、当該アクチュエーターと針振り機構とを針棒旋回台13の上に搭載し、制御装置70の制御の下で、旋回と針振りとを行いつつ任意に針振り幅を変更制御可能としも良い。
その場合、布送り機構50側で針振り縫い目の幅を変更するための動作を不要とすることができるので、制御を簡易化することが可能となる。
また、操作パネル75では、平行部針振り幅ww(平行部の針振り縫い目に平行な旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅)と鳩目上針振り幅we及び丸閂針振り幅wc(前記平行部の針振り縫い目に直交する旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅)とを個別に設定していたが,これに限るものではない。
例えば、操作パネル75では、平行部針振り幅wwを入力し、鳩目上針振り幅weと丸閂針振り幅wcは入力せず、平行部針振り幅wwに対する鳩目上針振り幅we又は丸閂針振り幅wcの差の値を入力しても良い。
また同様に、操作パネル75では、平行部針振り幅wwを入力し、鳩目上針振り幅weと丸閂針振り幅wcは入力せず、平行部針振り幅wwに対する鳩目上針振り幅we又は丸閂針振り幅wcの比率を入力しても良い。
また、上記ボタン穴かがりミシン1の例では、主に、鳩目穴かがり縫いを行う場合について例示を行ったが、眠目穴かがり縫いを行う場合にも有効である。
1 ボタン穴かがりミシン
12 針棒
13 針棒旋回台
20 旋回機構
50 布送り機構(送り機構)
60 ルーパ機構
61 ルーパ土台
70 制御手段(制御部、縫い目幅補正制御部)
71 CPU
74 EEPROM(データ記憶部)
75 操作パネル(設定入力部)
100 鳩目穴かがり縫い
100A 眠目穴かがり縫い
101,101A 円弧部(旋回部)
102 鳩目右下部
103 鳩目左下部
104 鳩目部
105 右平行部(平行部)
106 左平行部(平行部)
108 丸閂部(旋回部)

Claims (6)

  1. 所定の振り幅で針振りを行いつつ針棒を上下動させる針上下動機構と、
    ルーパとスプレッダとこれらを支持するルーパ土台とを備えるルーパ機構と、
    前記針振りを行う針棒と前記ルーパ土台とを旋回させる旋回機構と、
    被縫製物を載置する載置面に沿って前記被縫製物を移動させる送り機構と、
    前記ボタン穴かがり縫いの設定を記録した縫製パターンデータを記憶するデータ記憶部と、
    前記データ記憶部の縫製パターンデータに基づいて前記針上下動機構、前記旋回機構及び前記布送り機構を制御して穴かがり縫い目を形成する制御部とを備えるボタン穴かがりミシンにおいて、
    前記ボタン穴かがり縫い目は、少なくとも、ボタン穴の長手方向に沿って針振り縫い目が形成される平行部と前記ボタン穴の端部で旋回して針振り縫い目が形成された旋回部とを有し、
    前記平行部の針振り縫い目に平行な旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅と前記平行部の針振り縫い目に直交する旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅又はこれらの針振り縫い目の幅の差又はこれらの針振り縫い目の幅の比率の何れかを設定する設定入力部と、
    前記旋回部の縫い目の形成時に、針振りの旋回角度方向の変化に応じて、前記設定入力部の入力値に基づく前記平行部の針振り縫い目に平行な旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅と前記平行部の針振り縫い目に直交する旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅との間で、前記針振り縫い目の幅が漸次変化するように前記針振り機構又は前記送り機構を制御する縫い目幅補正制御部を備えることを特徴とするボタン穴かがりミシン。
  2. ボタン穴の一端部側に形成される前記ボタン穴かがり縫い目の旋回部は、鳩目穴かがり縫い目の鳩目部における円弧部であることを特徴とする請求項1記載のボタン穴かがりミシン。
  3. ボタン穴の一端部側に形成される前記ボタン穴かがり縫い目の旋回部は、丸閂止め部であることを特徴とする請求項1又は2記載のボタン穴かがりミシン。
  4. 前記設定入力部は、前記平行部の針振り縫い目の幅を設定可能であるとともに、
    前記平行部の針振り縫い目の幅が、前記平行部の針振り縫い目に平行な旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅となることを特徴とする請求項1記載のボタン穴かがりミシン。
  5. 前記設定入力部は、前記旋回部の鳩目上針振り幅を設定可能であるとともに、
    前記旋回部の鳩目上針振り幅が、前記平行部の針振り縫い目に直交する旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅となることを特徴とする請求項2記載のボタン穴かがりミシン。
  6. 前記設定入力部は、前記旋回部の丸閂針振り幅を設定可能であるとともに、
    前記旋回部の丸閂針振り幅が、前記平行部の針振り縫い目に直交する旋回角度方向となる前記旋回部の針振り縫い目の幅となることを特徴とする請求項3記載のボタン穴かがりミシン。
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