JPH07313243A - 除毛装置 - Google Patents

除毛装置

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JPH07313243A
JPH07313243A JP6113171A JP11317194A JPH07313243A JP H07313243 A JPH07313243 A JP H07313243A JP 6113171 A JP6113171 A JP 6113171A JP 11317194 A JP11317194 A JP 11317194A JP H07313243 A JPH07313243 A JP H07313243A
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skin
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Shigezaemon Iwasaki
重左エ門 岩崎
Shuichi Sueyoshi
秀一 末吉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肌を縮めることなく、しかも連続的に肌を引
き伸ばして除毛ができる。 【構成】 毛を除毛するための除毛手段を略矩形状をし
たケース1の一端部に位置させる。この除毛手段の側方
において、ケース1の一端部の少なくとも互いに平行で
ない隣合う2辺に自転駆動される回転体100からなる
肌引き伸ばし部材を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、美容などの目的のため
に体毛を取り除くのに使用される脱毛装置や電気かみそ
りなどの除毛装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の脱毛装置として例えば、特開昭
3ー193004号公報、特願昭5ー16852号、特
願昭6ー30459号、特開昭2ー2271号公報など
を従来例として上げることができる。特開昭3ー193
004号公報においては回転体からなる肌引き伸ばし手
段を備えた脱毛装置であるが、肌引き伸ばし手段は肌と
直交する軸を中心として回転するため、肌が捩じられ
て、肌を十分に引き伸ばすことができない。
【0003】また、特願昭5ー16852号のものは、
脱毛装置を肌に沿わせて移動させる時の進行方向の前方
側に肌引き伸ばし手段を設けるため、進行方向と平行に
肌を引き伸ばすものであるが、進行方向と直交する方向
には肌が伸びないばかりか却って縮んでしわが発生して
しまう。また、特願昭6ー30459号のものは、回転
駆動される肌引き伸ばし手段によって、進行方向及びこ
れと直交する方向に肌を引き伸ばすものであり、確実に
肌の引き伸ばしができるが、脱毛手段の側方で回転する
回転体上に脱毛手段との間隔が進行方向前方側で狭く後
方側で広く(つまりハの字状)なった肌との接触部材を
複数設けて、これらの接触部材が次々と肌と接触するこ
とで肌を引き伸ばすようになっていることから、肌の引
き伸ばし動作が断続的になってしまうものである。
【0004】また、特開昭2ー2271号公報にあって
は、回転体からなる肌引き伸ばし部材を電気かみそりの
刃部に隣接して設けてあるが、一方向にのみ肌を引き伸
ばすため、これと直交する方向には肌が伸びないばかり
か、却って縮んでしわが発生してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは、肌を縮めることなく、しかも連続的に肌を
引き伸ばし、除毛装置が脱毛装置の場合には脱毛刺激を
低減し、除毛装置が電気かみそりの場合には深剃りがで
きて刺激が少ないようにできる除毛装置を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明の除毛装置
は、毛を除毛するための除毛手段を略矩形状をしたケー
スの一端部に位置させ、この除毛手段の側方において、
ケースの一端部の少なくとも互いに平行でない隣合う2
辺に自転駆動される回転体からなる肌引き伸ばし部材を
設けて成ることを特徴とするものである。
【0007】また、毛を除毛するための除毛手段を略円
形状をしたケースの一端部に位置させ、除毛手段の側方
において、ケースの一端部の除毛手段の周囲の少なくと
も半周以上に自転駆動される回転体からなる肌引き伸ば
し部材を設けて成ることも好ましい。また、除毛手段の
略全周を囲む肌引き伸ばし部材を設けることも好まし
い。
【0008】また、各辺に設けた肌引き伸ばし部材が一
体のものであることも好ましい。また、ケースの端部の
除毛手段の周りの肌引き伸ばし部材を配置していない部
分で且つ肌引き伸ばし部材と対向する位置に肌に接触す
る肌押さえ部材を設けることも好ましい。そして、この
肌押さえ部材が遊転自在なローラであることも好まし
い。
【0009】また、肌引き伸ばし部材を構成する回転体
を弾性部材で形成することも好ましい。また、肌引き伸
ばし部材を構成する回転体をコイルで形成することも好
ましい。また、肌引き伸ばし部材に毛起こし部を設ける
ことも好ましい。そして、この毛起こし部を回転体の回
転軸と平行な方向に伸びる突起で形成することも好まし
い。
【0010】また、肌引き伸ばし部材を構成する回転体
の回転駆動伝達部にクラッチ機構を設けることも好まし
い。
【0011】
【作用】上記のような構成の本発明によれば、毛を除毛
するための除毛手段を略矩形状をしたケースの一端部に
位置させ、この除毛手段の側方において、ケースの一端
部の少なくとも互いに平行でない隣合う2辺に自転駆動
される回転体からなる肌引き伸ばし部材を設けること
で、前方及び側方に肌が引き伸ばされた状態で、除毛処
理がなされることになる。
【0012】また、毛を除毛するための除毛手段を略円
形状をしたケースの一端部に位置させ、除毛手段の側方
において、ケースの一端部の除毛手段の周囲の少なくと
も半周以上に自転駆動される回転体からなる肌引き伸ば
し部材を設けることで、中心から外側に放射状に肌が引
き伸ばされた状態で、除毛処理がなされることになる。
【0013】また、除毛手段の略全周を囲む肌引き伸ば
し部材を設けることで、全方位に肌を引き伸ばして、除
毛処理ができることになる。また、各辺に設けた肌引き
伸ばし部材が一体のものであると、前方及び側方への肌
の引き伸ばしのための構成が簡略化されることになる。
また、ケースの端部の除毛手段の周りの肌引き伸ばし部
材を配置していない部分で且つ肌引き伸ばし部材と対向
する位置に肌に接触する肌押さえ部材を設けることで、
肌押さえ部材で肌を押さえた状態でこれと対向する位置
に位置する肌引き伸ばし部材により確実に肌を引き伸ば
すことができることになる。
【0014】また、肌押さえ部材が遊転自在なローラで
あると除毛装置を肌に接して移動させる時、肌押さえ部
材が除毛手段の方に肌を押して弛ませることを防止する
ことができる。また、肌引き伸ばし部材を構成する回転
体を弾性部材で形成することで、肌当たりがソフトにな
る。
【0015】また、肌引き伸ばし部材を構成する回転体
をコイルで形成すると、肌との滑りが良くなる。また、
肌引き伸ばし部材に毛起こし部を設けることで、短い毛
でも確実に除毛できることになる。また、毛起こし部を
回転体の回転軸と平行な方向に伸びる突起で形成するこ
とで、簡単な構成で毛起こし部を構成できることにな
る。
【0016】また、肌引き伸ばし部材を構成する回転体
の回転駆動伝達部にクラッチ機構を設けることで、回転
体に毛を挟んだり、異物をかみこんだりした場合にクラ
ッチ機構が作動するようにすることで、回転体の回転を
停止して安全を図ることができるものである。
【0017】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1乃至図6に本発明の一実施例が示して
ある。図1乃至図6においては、除毛装置として脱毛装
置の例が示してある。脱毛装置は、モータ11を内蔵す
る本体となるケース1と、脱毛手段を内蔵する脱毛ブロ
ック2とからなるもので、ケース1は二つ割りハウジン
グ10内に上記モータ11を配置するとともに、電源ジ
ャック14とスイッチ15、そして、モータ11の出力
軸に取付けたピニオン12と噛合する中間ギア13を設
けたものとして形成される。この実施例においては図3
に示すように、ケース1の一端部は矩形状をしており、
この矩形状をしたケース1の一端部に除毛手段となる脱
毛ブロック2が配置してある。
【0018】脱毛ブロック2はビス45により連結され
るケーシング20、21と、ケーシング20、21の対
向面に各々固着される一対のカム板22、22、カム板
22、22間に配設されて両端の軸部が軸支される軸ま
わりの回転が自在な基台23、基台23の外周面に配設
される複数個の脱毛爪3とからなるもので、上記基台2
3の一端側に外周面にはモータ11に取付けられたピニ
オン12と噛合する中間ギア13と噛合するギア24が
一体に形成してある。
【0019】ここにおける脱毛爪3は、図5に示すよう
に、端面同士が小間隙を介して対向する一対の直線上に
並ぶロッド31、32からなるもので、各ロッド31、
32にはレバー35、35が一体に形成されているとと
もに、レバー35、35間には薄肉の板ばね部36がや
はり一体に形成されている。そしてこの脱毛爪3は上記
レバー35が基台23の外周面に形成された蟻溝型の溝
25、25にスライド自在に係合することによって、基
台23に対して軸方向にスライド自在に取付けられてい
る。尚、基台23の周方向に並ぶ複数個の脱毛爪3は各
ロッド31、32間の板ばね部36の弾性で形成される
隙間部分が基台23の軸方向にずれた位置にくるように
形成されている。
【0020】そして、このように基台23に脱毛爪3が
取付けられた時、脱毛爪3におけるレバー35の端部が
カム板22、22と接するのであるが、両カム板22、
22はケーシング20、21の開口部側で間隔が狭くな
るように形成されていることから、モータ11の出力で
基台23が回転駆動される時、各脱毛爪3は回転体23
が一回転する間に軸方向に駆動されるものであり、この
間、一対のロッド31、32の端面同士がケーシング2
0、21の開口部側のところにおいて板ばね部36の弾
性に抗して接触する状態が生じるようになっている。図
6はこの時の動きを順に示しており、図6(a)に示す
ように隙間を介して相対している一対のロッド31、3
2は、図6(b)に示すようにハウジング20、21の
開口部のところに達した時点で端面同士を接触させるも
のであって、この時、毛をロッド31、32間に挟み込
むものであり、そして、上記接触状態が図6(c)に位
置するまでしばし維持されるために毛は引き抜かれるも
のである。このようにして順次脱毛されるため刺激が少
ないものである。
【0021】上記のようにして脱毛される本発明の脱毛
装置(すなわち除毛装置)において、図1、図3、図4
に示すように、弾性を有する回転駆動される回転体10
0を脱毛ブロック2の周囲、つまりケース1の一端部の
開口部の周囲部に設けた凹部20a、21aに回転自在
に嵌め込んであり、この場合、回転体100が脱毛爪3
よりも肌側に突出するように配置してある。そして、図
2のようにギア24の回転をハウジング21に回転自在
に取付けた摩擦車101に伝達し、摩擦車101を回転
体100に接触させて摩擦車101の回転を回転体10
0に伝達するようになっている。つまり、摩擦車101
を介してギア24の回転が回転体100に伝達されて回
転体100が回転するようになっている。この場合の回
転体100の回転方向Cは図1、図3に示すように脱毛
ブロック2の外方向に向けて回転するようになってい
る。図2において20aはハウジング20又は21に設
けた窓部であり、この窓部20a部分で摩擦車101と
回転体100とが接触している。
【0022】ここで、上記のように、摩擦車101によ
り回転体100に回転を伝達しているのは、肌を十分伸
ばす回転動力を伝えることができ、しかも、回転体10
0で肌を挟み込んだり、あるいは回転体100に異物を
かみ込んだ時に、回転体100がスリップしていわゆる
摩擦クラッチとすることで安全性を確保している。ま
た、回転体100はゴムやエラストマー等の弾性体で構
成し、肌との接触を良くして肌当たりを良好にしてい
る。
【0023】しかして、図6のように回転体100によ
り肌が外側に常に均等に伸ばされた中央の肌を脱毛する
ことになり、このため、脱毛の刺激が非常に少なくなる
ものである。また、このように肌を伸ばすため毛を起毛
させることができ、脱毛効率も良くなることになる。こ
こで、上記のように、回転体100が脱毛爪3よりも肌
側に突出するように配置してあることで、図6に示すよ
うに肌には回転体100が当たりながら回転し、脱毛爪
3は肌に強く当たらず、この結果、脱毛爪3の回転方向
の前方へ肌を弛ませることがないものであって、、肌伸
ばし手段である回転体100による肌伸ばし効果を減少
させないようになっている。
【0024】上記実施例においては、除毛手段である脱
毛ブロック2の略全周を囲む肌引き伸ばし部材を設けた
例を示したが、図11の実施例のように、肌伸ばし部材
を全周に設けなくても、進行方向及び進行方向と直交す
る方向においてそれぞれ肌を外側へ伸ばす回転体100
が設けてあれば、他辺は肌を押さえる押さえ部材10
2、103だけでも同様の効果が得られる。この時、図
11において脱毛爪3の回転方向をD方向とすると、肌
を押さえる肌押さえ部102はなくても脱毛爪3自体が
肌を器具の進行方向Aと反対側へ伸ばすことになり、前
述の実施例と同様の効果がある。図11中120は抜け
止め用突部120であり、抜け止め用突部120により
回転体100が凹部20a、21aから抜けないように
してある。
【0025】また、図7には回転体100の他の実施例
が示してある。この実施例においては、回転体100を
コイルばねで構成した例が示してある。このように回転
体100をコイルばねで構成すると肌との滑りがよく、
肌当たりが良くなる。ここで、コイルばねはばねが各々
密着状態がないようにして毛を挟むことを防止してい
る。
【0026】図8には本発明の更に他の実施例が示して
ある。この実施例においては、弾性体よりなる回転体1
00に毛起こし部100を設けた実施例が示してある。
この実施例では毛起こし部100aを回転体100の回
転軸と平行な方向に伸びる突起で形成してある。このよ
うな毛起こし部100aを設けると、回転体100が肌
に接して回転し、これに伴い、図8(b)のように毛起
こし部100aにより毛を引っ掛けて起こすことで脱毛
効率を良くしている。
【0027】図9には脱毛爪3の一例の展開図が示して
あり、毛を挟むための隙間3aを順次ずらせて配置して
ある。ここで、同一部分を一回転で数回脱毛するように
脱毛爪3を図10(a)のように板状に形成し、毛を挟
むための隙間3aを多く取るようにすると更に脱毛効率
を上げることができる。図10(b)は脱毛爪3を板状
に形成すると共に爪を曲げた例を示す。この板状に形成
するものは鈑金により形成してもよい。
【0028】なお、添付図において矢印Aは脱毛装置の
進行方向を示し、矢印Bは脱毛ブロックの回転方向を示
しているが、図3に示す実施例においては、回転体10
0が全周に設けてあるので、除毛手段である脱毛ブロッ
ク2の回転方向は逆でもよいものである。また、図11
に示す実施例では脱毛ブロック2の回転方向と脱毛装置
の進行方向の前方に位置する回転体100の回転方向と
は逆にしてあり、このことにより脱毛ブロック2と進行
方向の前方に位置する回転体100との間で更に肌が引
き伸ばされることになる。ここで、Aは脱毛装置の進行
方向を示し、B、Dは脱毛ブロック2の回転方向を示
し、Cは回転体100の回転方向を示している。
【0029】なお、本発明において、脱毛手段は添付図
面に示した回転式のものにのみ限定されず、脱毛手段が
回動式のものであってもよいのは勿論である。図12乃
至図14には本発明の他の実施例が示してある。この実
施例においては、除毛装置として電気かみそりの例が示
してある。本体となるケース1はハウジング204の上
端部にフレーム205を取付けて構成してある。ハウジ
ング204内にはモータ200が配置してあり、モータ
軸にはギア201が圧入固定してあり、モータ軸の上端
部には内刃203を有する内刃取付台202を圧入固定
してある。ハウジング204の上端部にはフレーム20
5が螺合により着脱自在に取付けてあり、このフレーム
205には多数の刃孔を有する外刃209が設けてあ
り、内刃203の回転により毛を切断するようになって
いる。この実施例ではケース1の端部は略円形状をして
おり、このケース1の端部に除毛手段を構成する外刃2
09、内刃203よりなる刃ブロックが配置してある。
【0030】モータ軸に圧入固定したギア201はハウ
ジング204に回転自在に取付けた軸207に圧入固定
されたギヤ206に噛合している。軸207の先端部に
はカップリング208が設けてあり、このカップリング
208に弾性体により形成した回転体210が取付け固
定してある。したがって、回転体210はギア206の
回転で回転駆動されるようになっている。
【0031】外刃209の周囲のフレーム205の周囲
部には外側方に開口する凹部205aが設けてあり、更
にフレーム205の凹部205aの始端部には窓部20
5bが形成してあり、この窓部205bから弾性体によ
り形成した回転体201を外側に導出して凹部205a
に沿って嵌め込み、回転体201の他端部を凹部205
の終端部側においてフレーム205に軸211により取
付けてある。図中220はフレーム205に設けた抜け
止め用突部であって回転体201が凹部205から抜け
るのを防止している。図14には上記実施例における回
転体210の回転伝達構造を示している。
【0032】このようにして取付けられた回転体201
はモータ200を回転することで外刃209の外周で外
方向に回転して、肌を伸ばし、毛を起毛させて肌から突
出させ、伸ばされた中央の肌を外刃209の刃孔に導入
し、短く剃りあげるものである。このように、肌を外周
で伸して、毛を肌から突出させるので、短く剃りあが
り、また起毛によりくせ毛や寝た毛を剃りやすくなり、
早剃りができるものである。
【0033】なお、上記実施例では回転式電気かみそり
を示したが、本発明においては、往復式電気かみそりや
トリマー等でも同様に効果を発揮できるものである。と
ころで、上記した各実施例において肌引き伸ばし部材に
よる肌の引き伸ばしについてさらに詳述すると、今、肌
引き伸ばし部材の肌に対する移動速度をvとし、除毛装
置を移動させる時の進行速度をVとした場合、図3、図
13に示す実施例においては、進行方向の前方において
はv+V、進行方向の後方においてはv−Vとなり、し
たがって(v+V)+(v−V)=2vとなり、2vで
肌が引き伸ばされることになる。また、図11に示す実
施例においては、進行方向の前方においてはv+V、進
行方向の後方においては−Vとなり、したがって(v+
V)+(−V)=vとなり、vで肌が引き伸ばされるこ
とになる。また、図9において、肌当て部材がローラの
場合は、進行方向の前方においてはv+V、進行方向の
後方においては0となり、したがって(v+V)+0=
v+Vとなり、v+Vで肌が引き伸ばされることにな
る。このため、肌当て部材を設ける場合にはローラとす
る方が肌の引き伸ばし効率が向上することになる。
【0034】なお、添付図面に示す実施例では脱毛装置
のケース1の端部を矩形状として、この矩形状をしたケ
ース1の端部中央部に除毛手段を配置した例を示し、電
気かみそりのケース1の端部を円形状として、この円形
状をしたケース1の端部中央部に除毛手段を配置した例
を示したが、脱毛装置のケース1の端部を円形状とし
て、この円形状をしたケース1の端部中央部に除毛手段
を配置し、また、電気かみそりのケース1の端部を矩形
状として、この矩形状をしたケース1の端部中央部に除
毛手段を配置してもよいのは勿論である。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、毛を除毛するための除毛手段を略矩
形状をしたケースの一端部に位置させ、この除毛手段の
側方において、ケースの一端部の少なくとも互いに平行
でない隣合う2辺に自転駆動される回転体からなる肌引
き伸ばし部材を設けてあるので、前方及び側方に肌が引
き伸ばされた状態で、除毛処理ができるものである。こ
の結果、除毛装置が脱毛装置の場合には、脱毛刺激の少
ない脱毛ができ、また、回転体からなる引き伸ばし部材
により起毛させて脱毛ができて、短い毛でも確実に脱毛
ができ、脱毛効率が良く、また肌当たりが良くなるもの
であり、更に、回転体からなる引き伸ばし部材により肌
が伸ばされるので、脱毛手段により肌を挟むことがない
ものであり、また、除毛装置が電気かみそりの場合に
は、肌を伸ばして毛を起毛させてくせ毛や寝た毛を導入
しやすく、早剃り上げができ、また、肌を伸ばして毛を
肌より突出させて短く剃り上げることができるものであ
り、また、肌を十分に緊張させることができて、肌が弛
んで肌を切ったり、角質を剃り取ってしまうことがな
く、刺激を少なくできるものである。
【0036】また、請求項2記載の発明にあっては、毛
を除毛するための除毛手段を略円形状をしたケースの一
端部に位置させ、除毛手段の側方において、ケースの一
端部の除毛手段の周囲の少なくとも半周以上に自転駆動
される回転体からなる肌引き伸ばし部材を設けてあるの
で、中心から外側に放射状に肌が引き伸ばされた状態
で、除毛処理ができるものである。この結果、除毛装置
が脱毛装置の場合には、脱毛刺激の少ない脱毛ができ、
また、回転体からなる引き伸ばし部材により起毛させて
脱毛ができて、短い毛でも確実に脱毛ができ、脱毛効率
が良く、また肌当たりが良くなるものであり、更に、回
転体からなる引き伸ばし部材により肌が伸ばされるの
で、脱毛手段により肌を挟むことがないものであり、ま
た、除毛装置が電気かみそりの場合には、肌を伸ばして
毛を起毛させてくせ毛や寝た毛を導入しやすく、早剃り
上げができ、また、肌を伸ばして毛を肌より突出させて
短く剃り上げることができるものであり、また、肌を十
分に緊張させることができて、肌が弛んで肌を切った
り、角質を剃り取ってしまうことがなく、刺激を少なく
できるものである。
【0037】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、除毛手
段の略全周を囲む肌引き伸ばし部材を設けてあるので、
全方位に肌を引き伸ばして、より効率的な除毛処理がで
きるものである。また、請求項4記載の発明にあって
は、請求項1記載の発明の効果に加えて、各辺に設けた
肌引き伸ばし部材が一体のものであるので、前方及び側
方への肌の引き伸ばしのための構成が簡略化できて、部
材点数が減少し、コストを低減できるものである。
【0038】また、請求項5記載の発明にあっては、請
求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、ケース
の端部の除毛手段の周りの肌引き伸ばし部材を配置して
いない部分で且つ肌引き伸ばし部材と対向する位置に肌
に接触する肌押さえ部材を設けてあるので、肌押さえ部
材で肌を押さえた状態でこれと対向する位置に位置する
肌引き伸ばし部材により確実に肌を引き伸ばすことがで
きて、効果的な肌の引き伸ばしができるものである。
【0039】また、請求項6記載の発明にあっては、請
求項5記載の発明の効果に加えて、肌押さえ部材が遊転
自在なローラであるから、除毛装置を肌に接して移動さ
せる時、肌押さえ部材が除毛手段の方に肌を押して弛ま
せることを防止するものである。また、請求項7記載の
発明にあっては、請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の発明の効果に加えて、肌引き伸ばし部材を構成する
回転体を弾性部材で形成してあるので、肌当たりがソフ
トになり、肌触りをよくして肌を引き伸ばすことができ
るものである。
【0040】また、請求項8記載の発明にあっては、請
求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加
えて、肌引き伸ばし部材を構成する回転体をコイルで形
成してあるので、肌との滑りがよく、肌当たりが良くな
るものである。また、請求項9記載の発明にあっては、
請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、肌引
き伸ばし部材に毛起こし部を設けてあるので、毛起こし
部により毛を起こして除毛ができ、除毛効率を向上させ
ることができる。
【0041】また、請求項10記載の発明にあっては、
請求項9記載の発明の効果に加えて、毛起こし部を回転
体の回転軸と平行な方向に伸びる突起で形成してあるの
で、回転体の回転に伴い、効率よく毛起こし部により起
毛させることができるものである。また、請求項11記
載の発明にあっては、請求項1又は請求項2記載の発明
の効果に加えて、肌引き伸ばし部材を構成する回転体の
回転駆動伝達部にクラッチ機構を設けてあるので、回転
体に毛を挟んだり、異物をかみこんだりした場合にクラ
ッチ機構が作動するようにすることで、回転体の回転を
停止して安全を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面断面図である。
【図2】同上の回転体の動力伝達機構の一例を示す断面
図である。
【図3】同上の全体斜視図である。
【図4】同上の分解斜視図である。
【図5】同上の脱毛爪の斜視図である。
【図6】(a)(b)(c)は同上の動作説明図であ
る。
【図7】同上の回転体の他の実施例の斜視図である。
【図8】(a)は同上の回転体に毛起こし部を設けた例
を示す斜視図であり、(b)は(a)のPーP線におけ
る動作状態を示す断面図である。
【図9】同上の脱毛爪の展開図である。
【図10】(a)(b)は同上の脱毛爪を示す斜視図で
ある。
【図11】本発明の他の実施例の斜視図である。
【図12】本発明の更に他の実施例の断面図である。
【図13】同上の平面図である。
【図14】同上の回転体の駆動機構を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ケース 2 脱毛ブロック 100 回転体 100a 毛起こし部 102 肌押さえ部材 103 肌押さえ部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛を除毛するための除毛手段を略矩形状
    をしたケースの一端部に位置させ、この除毛手段の側方
    において、ケースの一端部の少なくとも互いに平行でな
    い隣合う2辺に自転駆動される回転体からなる肌引き伸
    ばし部材を設けて成ることを特徴とする除毛装置。
  2. 【請求項2】 毛を除毛するための除毛手段を略円形状
    をしたケースの一端部に位置させ、除毛手段の側方にお
    いて、ケースの一端部の除毛手段の周囲の少なくとも半
    周以上に自転駆動される回転体からなる肌引き伸ばし部
    材を設けて成ることを特徴とする除毛装置。
  3. 【請求項3】 除毛手段の略全周を囲む肌引き伸ばし部
    材を設けて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の除毛装置。
  4. 【請求項4】 各辺に設けた肌引き伸ばし部材が一体の
    ものであることを特徴とする請求項1記載の除毛装置。
  5. 【請求項5】 ケースの端部の除毛手段の周りの肌引き
    伸ばし部材を配置していない部分で且つ肌引き伸ばし部
    材と対向する位置に肌に接触する肌押さえ部材を設けて
    成る請求項1又は請求項2記載の除毛装置。
  6. 【請求項6】 肌押さえ部材が遊転自在なローラである
    ことを特徴とする請求項5記載の除毛装置。
  7. 【請求項7】 肌引き伸ばし部材を構成する回転体を弾
    性部材で形成して成ることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれかに記載の除毛装置。
  8. 【請求項8】 肌引き伸ばし部材を構成する回転体をコ
    イルで形成して成ることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれかに記載の除毛装置。
  9. 【請求項9】 肌引き伸ばし部材に毛起こし部を設けて
    成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の除毛
    装置。
  10. 【請求項10】 毛起こし部を回転体の回転軸と平行な
    方向に伸びる突起で形成して成る請求項9記載の除毛装
    置。
  11. 【請求項11】 肌引き伸ばし部材を構成する回転体の
    回転駆動伝達部にクラッチ機構を設けて成ることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の除毛装置。
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