JP4529487B2 - 車両の燃料タンク支持構造 - Google Patents

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Description

この発明は、フロアパネルの車幅方向中央部に車室内側に向けて上方に突設されたトンネル部を設け、このトンネル部の内空間に燃料タンクが配設されたような車両の燃料タンク支持構造に関する。
従来、上述例の車両の燃料タンク支持構造としては、次のようなものがある。
すなわち、車室下面を形成するフロアパネルの車幅方向中央部には車室内側に向けて上方に突設したトンネル部を設け、運転席と助手席との間におけるトンネル部をさらに上方に膨出させて中央膨出部を形成すると共に、運転席と助手席とのシートクッション下部におけるフロアパネルを上方に膨出してサイド膨出部を形成し、このサイド膨出部をトンネル部とサイドシルとの間にわたって車幅方向に形成して、上述の中央膨出部および左右のサイド膨出部の車外側に車幅方向に延びるように燃料タンクを配設したものである(特許文献1参照)。
この従来構造においては、フロントシート(運転席および助手席)下方のデッドスペースを有効利用して燃料タンクを配設することができるので、コンパクトな車両であっても広い居住空間を確保することができる利点がある反面、燃料タンクが車幅方向に延びているので、側突時に不利となる。
加えて、上述の燃料タンクの後部において車幅方向に延じる後部フロアフレームを設ける一方、車幅方向に延じるクロスメンバ部と、該クロスメンバ部から後方に延じる2つのビーム部が一体形成されたサブフレームを設け、このサブフレームにおけるクロスメンバ部を燃料タンクの前部に位置させると共に、ビーム部後端を後部フロアフレームに締結することで、左右のビーム部により上述の燃料タンクを支持する構造であるから、タンク支持に要する部品点数が多くなり、燃料タンクの支持構造が複雑化する問題点があった。
一方、従来の車両の燃料タンク支持構造の他の構造としては、次のような構造のものがある。
つまり、車室下面を形成するフロアパネルの車幅方向中央部には車室内側に向けて上方に突設したトンネル部を設け、このトンネル部の下部をフロアパネルと略面一状に塞ぐカバー部材を設けて、このカバー部材とトンネル部との間に車両の前後方向に延びる燃料タンクを配設したものである(特許文献2参照)。
この従来構造においては、燃料タンクがフロアパネルよりも下方に出ないようにトンネル部内部に配設されているので、タンク容量を確保するためにはトンネル部の上下方向の高さが高く、トンネル部が大型化するので、車幅方向へのウオークスルーが困難となり、特にコンパクトカーには不向きであった。
特開2000−85382号公報 実開昭59−78131号公報
そこで、この発明は、フロアパネル下部にトンネル部を横切って車幅方向に延設されたクロスメンバを設けると共に、該クロスメンバに対して燃料タンクを支持させることにより、フロアパネルを下げて居住性の向上を図ることができ、しかも燃料タンクをクロスメンバで直接支持して、タンク支持に要する部品点数の低減を図り、簡単な構造でありながら車体剛性およびタンク支持剛性を確保することができる車両の燃料タンク支持構造の提供を目的とする。
この発明による車両の燃料タンク支持構造は、車室下面を形成するフロアパネルの車幅方向中央部に車室内側に向けて上方に突設されたトンネル部が設けられ、上記フロアパネル下のトンネル部内空間に燃料タンクが配設された車室の燃料タンク支持構造であって、上記フロアパネル下部には上記トンネル部を横切って車幅方向に延設されたクロスメンバが車両の前後方向に離間して複数設けられると共に、該クロスメンバが前後に所定間隔を隔てて上記燃料タンクを支持しており、上記フロアパネルの車幅方向両端部には、車両の前後方向に延じるサイドシルが設けられ、上記クロスメンバの車幅方向両端部が上記サイドシルに接続されており、上記トンネル部は車幅方向の幅が大きい前部と、該前部に比較して車幅方向の幅が狭い後部とを備え、上記燃料タンクは上記トンネル部に対応した車幅方向の形状に形成されると共に、上記クロスメンバは少なくとも上記トンネル部の車幅方向の幅が大きい前部に対応して配設されており、車室内には前部座席と該前部座席の後方に配設された後部座席とが設けられ、上記前部座席は上記トンネル部の車幅方向の幅が大きい前部の上方に配設される一方、上記後部座席は上記トンネル部の車幅方向の幅が狭い後部よりもさらに車幅方向の幅が小さいスリム部の上方に配設されており、上記トンネル部の車幅方向の幅が大きい前部は上記前部座席と平面視車幅方向で重なる位置まで延びると共に、上記トンネル部内に配設された燃料タンクが上記前部座席と平面視車幅方向で重なる位置まで延びており、上記クロスメンバは上記前部座席の下方に平面視前後方向で重なる位置に配設されているものである。
上述のクロスメンバは、閉断面構造のメンバであることが望ましい。
上記構成によれば、フロアパネルの下部にクロスメンバを設けたので、フロアパネルを下げることができ、これにより居住性の向上を図ることができる。
しかも、上述の燃料タンクをクロスメンバで直接支持したので、タンク支持に要する部品点数の低減を図ることができ、簡単な構造でありながら、車体剛性およびタンク支持剛性を確保することができる。
さらに上述のクロスメンバはトンネル部を横切って車幅方向に真っ直ぐに延設する事が可能なため、高い車体剛性を確保することができる。
また、サイドシルが燃料タンクの支持剛性を受けもつので、タンク支持剛性がさらに向上し、側突荷重に対しても有利となる。
さらに、燃料タンクを車両の前後方向に長く形成しても、複数のクロスメンバで燃料タンクを直接支持するので、燃料タンクを安定して支持することができる。
さらに、上述のトンネル部と燃料タンクとの形状により、該燃料タンクの上下方向の高さを可及的小さくしつつ、タンク容量を確保することができ、しかも車室内の上下方向の居住性確保を図ることができる。つまり、タンク容量の確保と、居住性確保との両立を図ることができる。
さらに、トンネル部の車幅方向の幅が大きいと、一般に側突に対して不利になる傾向にあるが、この部分に対応してクロスメンバを設けたので、側突に対する車体剛性が向上し、側突に対して有利で、かつ安全性の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記燃料タンクの側方において車両の前後方向に延じるよう排気管が配設され、上記クロスメンバの車幅方向中間部には上記排気管との干渉を回避する凹部が形成されたものである。
上記構成によれば、上述の凹部が排気管との干渉を回避するので、クロスメンバの配設と、排気管の配設との両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記燃料タンク下部のクロスメンバ配設部には車幅方向に延じる凹部が形成され、上記クロスメンバは上記凹部に位置して車幅方向に直線的に配設されたものである。
上記構成によれば、クロスメンバを直線的に配設したので、車体剛性がさらに向上し、側突に対して有利となるうえ、凹部の形成により燃料タンクそれ自体の剛性が強くなるので、タンク剛性の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記クロスメンバの車幅方向両端部はサイドシルに対して着脱可能に接続されたものである。
上記構成によれば、燃料タンクのメンテナンス性の向上を図ることができる。
この発明によれば、フロアパネル下部にトンネル部を横切って車幅方向に延設されたクロスメンバを設けると共に、該クロスメンバに対して燃料タンクを支持させたので、フロアパネルを下げて居住性の向上を図ることができ、しかも燃料タンクをクロスメンバで直接支持して、タンク支持に要する部品点数の低減を図り、簡単な構造でありながら車体剛性およびタンク支持剛性を確保することができる効果がある。
フロアパネルを下げて居住性の向上を図り、かつ燃料タンクをクロスメンバで直接支持して、タンク支持に要する部品点数の低減を図り、簡単な構造でありながら車体剛性およびタンク支持剛性を確保するという目的を、フロアパネル下部にトンネル部を横切って車幅方向に延設されたクロスメンバを車両の前後方向に離間して複数設けると共に、該クロスメンバに対して前後に所定間隔を隔てて燃料タンクを支持させ、上記フロアパネルの車幅方向両端部には、車両の前後方向に延じるサイドシルが設けられ、上記クロスメンバの車幅方向両端部が上記サイドシルに接続されており、上記トンネル部は車幅方向の幅が大きい前部と、該前部に比較して車幅方向の幅が狭い後部とを備え、上記燃料タンクは上記トンネル部に対応した車幅方向の形状に形成されると共に、上記クロスメンバは少なくとも上記トンネル部の車幅方向の幅が大きい前部に対応して配設されており、車室内には前部座席と該前部座席の後方に配設された後部座席とが設けられ、上記前部座席は上記トンネル部の車幅方向の幅が大きい前部の上方に配設される一方、上記後部座席は上記トンネル部の車幅方向の幅が狭い後部よりもさらに車幅方向の幅が小さいスリム部の上方に配設されており、上記トンネル部の車幅方向の幅が大きい前部は上記前部座席と平面視車幅方向で重なる位置まで延びると共に、上記トンネル部内に配設された燃料タンクが上記前部座席と平面視車幅方向で重なる位置まで延びており、上記クロスメンバは上記前部座席の下方に平面視前後方向で重なる位置に配設されている構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の燃料タンク支持構造を示し、図1、図2、図3において、エンジンルーム1と車室2とを前後方向に仕切るダッシュロアパネル(ダッシュパネル)3を設け、このダッシュロアパネル3の下端部には車室2の下面を形成するフロアパネル4を連接している。
上述のフロアパネル4は前部から後方に向けて略水平状に延び、このフロアパネル4の後端部にはキックアップ部5を介してリヤフロアパネル6を一体連接し、該リヤフロアパネル6のほぼ中央部にはスペアタイヤパン7を段下げ形成している。
上述のフロアパネル4の車幅方向中央部には車室2の内側に向けて上方に突設されたトンネル部8を設けている。
このトンネル部8は図3、図4に示すように、ダッシュロアパネル3からキックアップ部5に向けて車両の前後方向に延びるもので、その前部には車幅方向の幅が大きい幅広部8aを形成し、この幅広部8aの後部には後方に向けて幅狭となる傾斜部8bを介して、車幅方向の幅が狭い幅狭部8cと、この幅狭部8cよりもさらに車幅方向の幅が小さいスリム部8dとを形成している。
また上述の幅広部8aの前部には車幅方向の幅が前方に向って幅狭となる傾斜部8eと、ダッシュロアパネル3に向けて前方に延びるスリム部8fとを形成している。
そして、上述のトンネル部8の車幅方向の幅が大きい幅広部8aの上方に前部座席としてのフロントシート9,9を配設する一方、トンネル部8の車幅方向の幅が狭いスリム部8dの後部上方に後部座席としてのリヤシート10,10を配設し、車室2内の前後にシート9,10を複数列配設している。
ここで、上述のフロントシート9は図1、図2、図4に示すように、シートクッション11と、シートバック12と、ヘッドレスト13とを有し、リヤシート10も同様にシートクッション14と、シートバック15と、ヘッドレスト16とを有する。
上述のトンネル部8の幅狭部8cおよびスリム部8dの側方はリヤシート10に着座する後席乗員Y(図2参照)の脚部スペースに設定されている。特に、この実施例では、図2に示すように、トンネル部8の幅狭部8c側方と、フロアパネル4上面と、フロントシート9におけるシートクッション11の下部との間が、後席乗員Y(図2参照)の足置きスペースに設定されている。
さらに上述の傾斜部8eおよびスリム部8fの側方が前席乗員X(図2参照)の脚部スペースに形成されている。
ところで、図1、図4に示すように、エンジンルーム1内の両サイドにおいてダッシュロアパネル3から前方に延びる車体剛性部材としての左右一対のフロントサイドフレーム17,17(フロントフレーム)を設け、これら各フロントサイドフレーム17,17をダッシュロアパネル3の前面に沿って後方に沿設し、このフロントサイドフレーム17の沿設端部にはフロアフレーム18を一体または一体的に取付けている。
上述のフロアフレーム18は図3に示すようにフロアパネル4の上面に沿って車両の前後方向に一直線状に延びる車体剛性部材であって、このフロアフレーム18とフロアパネル4との間には同方向に延びる閉断面19が形成されている。
またフロアパネル4の左右両側端には車両の前後方向に延びるサイドシル20が設けられている。このサイドシル20は図6、図7、図8に示すようにサイドシルインナ21と、サイドシルレインフォースメント22と、サイドシルアウタ23とを接合して成る車体剛性部材であって、サイドシルインナ21とサイドシルアウタ23との間には車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面24が形成されている。
ここで、上述のフロアフレーム18は図1に示すように、サイドシル20とトンネル部8との間において、フロアパネル4上面に沿って車両の前後方向に延びるように設けられており、平面から見てこのフロアフレーム18とトンネル部8との間に対応した位置で、かつフロアパネル4下方には、エンジン25の排気ガスを車両後方に排出する排気通路としての排気管26を配設している。
上述の排気管26の中途部には図1、図2に示すように、プリサイレンサ27を介設すると共に、排気管26の後端部にはメインサイレンサ28を取付けている。
図1、図2、図3に示すように、トンネル部8の幅広部8aと対応して上述のフロアパネル4の下部にはトンネル部8を横切って左右のサイドシル20,20におけるサイドシルインナ21,21まで車幅方向に延設された車体剛性部材としてのクロスメンバ30(いわゆるNo.2クロスメンバ)が設けられている。
このクロスメンバ30に対して車両の前後方向に離間した位置、詳しくはトンネル部8の幅狭部8cと対応する位置において、フロアパネル4の下部には左右のサイドシル20,20におけるサイドシルインナ21,21まで車幅方向に延設された車体剛性部材としてのクロスメンバ31(いわゆるNo.2.5クロスメンバ)が設けられている。
また、図1、図2に示すようにサイドシル20後端側のキックアップ部5背面には車幅方向に延びるクロスメンバ32(いわゆるNo.3クロスメンバ)を取付けると共に、キックアップ部5の左右からリヤフロアパネル6の下面左右にかけてリヤサイドフレーム33,33を取付け、リヤフロアパネル6の前部下面には左右のリヤサイドフレーム33,33間を車幅方向に接続するクロスメンバ(いわゆるNo.4クロスメンバ)34を取付けている。上述のクロスメンバ32,34およびリヤサイドフレーム33は何れも車体剛性部材である。
さらに、図1に示すようにフロアパネル4の下面には左右一対のリヤフロアフレーム35,35を取付けている。このリヤフロアフレーム35は、前後方向においてはクロスメンバ31,32間に対応して車両の前後方向に延び、車幅方向においてはサイドシル20とフロアフレーム18との間に位置する車体剛性部材である。
なお、図中36は前輪、37は後輪、38はインストルメントパネルである。
図5はフロアパネル4下のトンネル部8内の空間に配設されるフュエルタンク40を示し、このフュエルタンク40はトンネル部8の形状に対応するように形成されている。
すなわち、同図に示すように、フュエルタンク40は、その前部に車幅方向の幅が大きい幅広部40aを形成し、この幅広部40aの後部には後方に向けて幅狭となる傾斜部40bを介して、車幅方向の幅が狭い幅狭部40cと、この幅狭部40cよりもさらに車幅方向の幅が小さいスリム部40dとを形成している。
また上述の幅広部40aの前部には車幅方向の幅が前方に向って幅狭となる傾斜部40eと、所定量前方に延びるスリム部40fとを形成している。フュエルタンク40をこのような形状に構成することで、タンク全高を可及的低く設定しながらも、タンク容量を確保すべく構成している。
そして、このような形状のフュエルタンク40が図1〜図4に示すようにフロアパネル4下部のトンネル部8内の空間に配設されている。この場合、フュエルタンク40の上側に過半部40U(図5参照)はトンネル部8内に位置し、下側の一部40L(図5参照)はフロアパネル4の下面より下方の車外側に位置するように配設されている。
しかも、図5に示すように、上述のフュエルタンク40下部において幅広部40aには閉断面構造のクロスメンバ30の配設部に対応して車幅方向に凹部41が形成されると共に、該フュエルタンク40下部において幅狭部40cには、上述のクロスメンバ30に対して車両の前後方向に離間して設けられた別のクロスメンバ31の配設部に対応して車幅方向に延じる凹部42が形成されている。
次に図6〜図9を参照して上述のフュエルタンク40の支持構造いついて説明する。
図6は図1のA−A線矢視断面図、図7は図1のB−B線矢視断面図、図8は図6の部分拡大図、図9はクロスメンバ30の斜視図である。
図6、図8、図9に示すように車幅方向に延じる閉断面構造のクロスメンバ30(いわゆるNo,2クロスメンバ)の車幅方向の左右両端部には接合片30a,
30aが一体または一体的に形成され、これら左右の各接合片30a,30aがサイドシル20のサイドシルインナ21にボルト、ナットなどの取付け部材43を用いて着脱可能に接続されている。
この実施例では図8に拡大図で示すように、サイドシルインナ21の閉断面24側に予めナット44を溶接固定し、このナット44にボルト45を締付けることで、クロスメンバ30をサイドシル20に対して着脱可能に構成している。
上述のクロスメンバ30はその中間部がフュエルタンク40下部の前側の凹部41に位置すると共に、図1、図3、図4で示したように平面から見て車幅方向に一直線上に延び、該クロスメンバ30の両端部は既述したようにサイドシルインナ21に着脱可能に接続されている。
また、上述のクロスメンバ30の排気管26と対応する中間部には該排気管26との干渉を回避する凹部30Aが形成されている。この実施例では凹部30Aはフロアパネル4側へ***するように形成されている。
上述のクロスメンバ30はその車幅方向の両端がサイドシル20のサイドシルインナ21に対して着脱可能に接続されるが、フロアパネル4に対しては非接続となるように構成されている。
図7に示すように、上述の閉断面構造のクロスメンバ30(いわゆるNo,2クロスメンバ)に対して車両後方側に位置する閉断面構造のクロスメンバ31(いわゆるNo,2.5クロスメンバ)の車幅方向の左右両端部には接合片31a,31aが一体または一体的に形成され、これら左右の各接合片31a,31aがサイドシル20のサイドシルインナ21にボルト、ナットなどの取付け部材46を用いて着脱可能に接続されている。この取付け部材46の具体的構造は図8のそれと同様になるように構成されている。
上述のクロスメンバ31はその中間部がフュエルタンク40下部の後側の凹部42に位置すると共に、図1、図3、図4で示したように平面から見て車幅方向に一直線状に延じ、該クロスメンバ31の両端部は既述したようにサイドシルインナ21に着脱可能に接続されている。
また、上述のクロスメンバ31の排気管26と対応する中間部には該排気管
26との干渉を回避する凹部31Aが形成されている。この実施例では凹部31Aはフロアパネル4側へ***するように形成されている。
上述のクロスメンバ31はその車幅方向の両端がサイドシル20のサイドシルインナ21に対して着脱可能に接続されるが、フロアパネル4に対しては非接続となるように構成されている。
要するに、上述のフュエルタンク40は前後に離間する複数のクロスメンバ30,31で直接支持されるように構成されており、かつ、これらの各クロスメンバ30,31は平面から見て車幅方向に直線的に延びるように配置されている。また、図6、図7で示すように、フュエルタンク40の上部とトンネル部8との間、並びにフュエルタンク40側の各凹部41,42とクロスメンバ30,31との間には、耐熱性を有する繊維質の面状のシール部材50が介設されている。なお、上述のクロスメンバ30,31は車体に対して後付けされるものであって、前後のクロスメンバ30,31上部にフュエルタンク40を搭載した状態で、各クロスメンバ30,31がサイドシル20,20に対して接続固定されるものである。
図7に示すクロスメンバ構造に代えて、図10に示すようにクロスメンバ31を一側のクロスメンバ31Lと他側のクロスメンバ31Rとに左右2分割し、これら各クロスメンバ31L,31Rの対向部に接合フランジ51,52を一体形成または一体的に形成して、これらの各接合フランジ51,52をボルト、ナット等の取付け部材53を用いて着脱可能に構成し、サイドシル20に対するクロスメンバ31の着脱性の向上を図るように構成してもよい。この点については車両前方側に位置するクロスメンバ30についても同様である。
なお、図2において54はダッシュクロスメンバ、図5、図9における矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示す。また、図4はリヤシート10のシートクッション14をシートバック15側に起立状に折り畳んだ後に、助手席側のフロントシート9を後方にスライドさせたシートアレンジ状態を示している。
このように上記実施例の車両の燃料タンク支持構造は、車室2の下面を形成するフロアパネル4の車幅方向中央部に車室2内側に向けて上方に突設されたトンネル部8が設けられ、上記フロアパネル4下のトンネル部8内空間にフュエルタンク40が配設された車室の燃料タンク支持構造であって、上記フロアパネル4下部には上記トンネル部8を横切って車幅方向に延設されたクロスメンバ30が設けられると共に、該クロスメンバ30に対して上記フュエルタンク40を支持したものである。
この構成によれば、フロアパネル4の下部にクロスメンバ30を設けたので、フロアパネル4を下げることができ、これにより居住性の向上を図ることができる。詳しくは、フロアパネル4の下部にクロスメンバ30を設け、フロアフレーム18をフロアパネル4の上部に設けて、フロントサイドフレーム17とフロアフレーム18とを車両の前後方向に連続して配設するので、フロアパネル4を下げることができる。
しかも、上述のフュエルタンク40をクロスメンバ30で直接支持したので、タンク支持に要する部品点数の低減を図ることができ、簡単な構造でありながら、車体剛性およびタンク支持剛性を確保することができる。
さらに上述のクロスメンバ30はトンネル部8を横切って車幅方向に真っ直ぐに延設する事が可能なため、高い車体剛性を確保することができる。
また、上記フロアパネル4の車幅方向両端部には、車両の前後方向に延じるサイドシル20,20が設けられ、上記クロスメンバ30の車幅方向両端部が上記サイドシル20,20に接続されたものである。
この構成によれば、サイドシル20がフュエルタンク40の支持剛性を受けもつので、タンク支持剛性がさらに向上し、側突荷重に対しても有利となる。
さらに、上記クロスメンバ30,31は車両の前後方向に離間して複数設けられ、上記クロスメンバ30,31が前後に所定間隔を隔てて上記フュエルタンク40を支持したものである。
この構成によれば、フュエルタンク40を車両の前後方向に長く形成しても、複数のクロスメンバ30,31でフュエルタンク40を直接支持するので、フュエルタンク40を安定して支持することができる。
しかも、上記トンネル部8は車幅方向の幅が大きい前部(幅広部8a参照)と、該前部に比較して車幅方向の幅が狭い後部(幅狭部8c参照)とを備え、上記フュエルタンク40は上記トンネル部8に対応した車幅方向の形状に形成されたものである。
この構成によれば、上述のトンネル部8とフュエルタンク40との形状により、該フュエルタンク40の上下方向の高さを可及的小さくしつつ、タンク容量を確保することができ、しかも車室2内の上下方向の居住性確保を図ることができる。つまり、タンク容量の確保と、居住性確保との両立を図ることができる。さらに上述のトンネル部8およびフュエルタンク40の形状により、トンネル部8の上方への突出量を抑制することができるので、車幅方向へのウォークスルーも容易となる。
加えて、上記クロスメンバ30は少なくともトンネル部8の車幅方向の幅が大きい前部(幅広部8a参照)に対応して配設されたものである。
この構成によれば、トンネル部8の車幅方向の幅が大きいと、一般に側突に対して不利になる傾向にあるが、この部分に対応してクロスメンバ30を設けたので、側突に対する車体剛性が向上し、側突に対して有利で、かつ安全性の向上を図ることができる。
また、上記クロスメンバ31はトンネル部8の車幅方向の幅が狭い後部(幅狭部8c参照)に対応して配設されたものである。
この構成によれば、側突に対する車体剛性の向上およびタンク支持剛性の向上を図ることができる。
さらに、上記フュエルタンク40の側方において車両の前後方向に延じるよう排気管26が配設され、上記クロスメンバ30,31の車幅方向中間部には上記排気管26との干渉を回避する凹部30A,31Aが形成されたものである。
この構成によれば、上述の凹部30A,30Aが排気管26との干渉を回避するので、クロスメンバ30,31の配設と、排気管26の配設との両立を図ることができる。
しかも、上記フュエルタンク40下部のクロスメンバ配設部には車幅方向に延じる凹部41,42が形成され、上記クロスメンバ30,31は上記凹部41,42に位置して車幅方向に直線的に配設されたものである。
この構成によれば、クロスメンバ30,31を直線的に配設したので、車体剛性がさらに向上し、側突に対する耐力が確保できるので側突に対して有利となるうえ、凹部41,42の形成によりフュエルタンク40それ自体の剛性が強くなるので、タンク剛性の向上を図ることができる。
さらに、上記クロスメンバ30,31の車幅方向両端部はサイドシル20に対して着脱可能に接続されたものである。
この構成によれば、上記着脱構造により、フュエルタンク40のメンテナンス性の向上を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のトンネル部の車幅方向の幅が大きい前部は、実施例の幅広部8aに対応し、
以下同様に、
前部に比較して車幅方向の幅が狭い後部は、幅狭部8cに対応し、
燃料タンクは、フュエルタンク40に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明の車両の燃料タンク支持構造を示す平面図。 車両の燃料タンク支持構造を示す側面図。 図1の要部の斜視図。 助手席をシートアレンジさせた状態で示す平面図。 燃料タンクの斜視図。 図1のA−A線矢視断面図。 図1のB−B線矢視断面図。 図6の部分拡大図。 クロスメンバの斜視図。 本発明の車両の燃料タンク支持構造の他の実施例を示す断面図。
2…車室
4…フロアパネル
8…トンネル部
8a…幅広部(前部)
8c…幅狭部(後部)
20…サイドシル
26…排気管
30,31…クロスメンバ
30A,31A…凹部
40…フュエルタンク(燃料タンク)
41,42…凹部

Claims (4)

  1. 車室下面を形成するフロアパネルの車幅方向中央部に車室内側に向けて上方に突設されたトンネル部が設けられ、
    上記フロアパネル下のトンネル部内空間に燃料タンクが配設された
    車室の燃料タンク支持構造であって、
    上記フロアパネル下部には上記トンネル部を横切って車幅方向に延設されたクロスメンバが車両の前後方向に離間して複数設けられると共に、該クロスメンバが前後に所定間隔を隔てて上記燃料タンクを支持しており、
    上記フロアパネルの車幅方向両端部には、車両の前後方向に延じるサイドシルが設けられ、
    上記クロスメンバの車幅方向両端部が上記サイドシルに接続されており、
    上記トンネル部は車幅方向の幅が大きい前部と、該前部に比較して車幅方向の幅が狭い後部とを備え、
    上記燃料タンクは上記トンネル部に対応した車幅方向の形状に形成されると共に、
    上記クロスメンバは少なくとも上記トンネル部の車幅方向の幅が大きい前部に対応して配設されており、
    車室内には前部座席と該前部座席の後方に配設された後部座席とが設けられ、
    上記前部座席は上記トンネル部の車幅方向の幅が大きい前部の上方に配設される一方、上記後部座席は上記トンネル部の車幅方向の幅が狭い後部よりもさらに車幅方向の幅が小さいスリム部の上方に配設されており、
    上記トンネル部の車幅方向の幅が大きい前部は上記前部座席と平面視車幅方向で重なる位置まで延びると共に、
    上記トンネル部内に配設された燃料タンクが上記前部座席と平面視車幅方向で重なる位置まで延びており、
    上記クロスメンバは上記前部座席の下方に平面視前後方向で重なる位置に配設されている
    車両の燃料タンク支持構造。
  2. 上記燃料タンクの側方において車両の前後方向に延じるよう排気管が配設され、
    上記クロスメンバの車幅方向中間部には上記排気管との干渉を回避する凹部が形成された
    請求項1記載の車両の燃料タンク支持構造。
  3. 上記燃料タンク下部のクロスメンバ配設部には車幅方向に延じる凹部が形成され、
    上記クロスメンバは上記凹部に位置して車幅方向に直線的に配設された
    請求項1または2記載の車両の燃料タンク支持構造。
  4. 上記クロスメンバの車幅方向両端部はサイドシルに対して着脱可能に接続された
    請求項1〜3の何れか1に記載の車両の燃料タンク支持構造。
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