JP2006290141A - 車両の下部車体構造 - Google Patents

車両の下部車体構造 Download PDF

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Abstract

【課題】低全高のコンパクトなボディと、乗員の居住性および車体剛性の向上との両立を図ることができ、特に、チャイルドシートの補強ができて、チャイルドシート乗員の安全性を確保することができる車両の下部車体構造の提供を目的とする。
【解決手段】車室の下面を形成するフロアパネルの後方に上方へ段上げされたキックアップ部が設けられた車両の下部車体構造であって、キックアップ部は第1キックアップ部と、第1キックアップ部と車幅方向で並設されると共に、高さ方向でより高い第2キックアップ部とから成り、第2キックアップ部の上方にチャイルドシート64が配設され、チャイルドシート64に沿って車幅方向に延びる補強メンバ77を設けたことを特徴とする。
【選択図】図12

Description

この発明は、車室の下面(床面)を形成するフロアパネルの後方に上方へ段上げされたキックアップ部が設けられたような車両の下部車体構造に関する。
従来、上述例の車両の下部車体構造としては、図20、図21、図22に示す構造のものがある。
すなわち、車室の下面を形成するフロアパネル200を設け、このフロアパネル200の前部に運転席シート201と助手席シート202とを左右に並設する一方、フロアパネル200の後方には上方へ段上げされた左右同一高さのキックアップ部203を設け、このキックアップ部203上には左右の乗員用シートとしてのリヤシート204,205を並設し、さらに、上述のキックアップ部203の車幅方向中間部において、その車外側下方には大型の車両補機としての燃料タンク206を配設した構造である。
一方、特許文献1には、フロアパネルに対して、湾曲部と、この湾曲部をそのまま上方に延長させた延長部とを備えて成る左右同一高さのキックアップ部を段上げ形成し、このキックアップ部の前部車体側と後部車外側とに車幅方向に延びるクロスメンバをそれぞれ設ける一方、上記キックアップ部上にはリヤシートを配設し、キックアップ部の車外側の下方空間において上記前後の各クロスメンバ間には、その上面が上述の湾曲部および延長部に沿う形状の燃料タンク(車両補機)を配設したものが開示されている。
また、特許文献2には、車室の下面を形成するフロアパネルの後方に段部を介してキックアップフロア部を連設し、このキックアップフロア部にリヤキックアップ部を介してリヤフロアを連設し、これら段部、キックアップフロア部、リヤキックアップ部、リヤフロアを左右同一高さに設定すると共に、上述のキックアップフロア部およびリヤキックアップ部上に乗員用シートとしてのリヤシートを配設する一方、上述の段部、キックアップフロア部、リヤキックアップ部およびリヤフロアの車外側の下方空間には、これら各要素の連続形状に沿う構造の燃料タンク(車両補機)を配設したものが開示されている。
しかしながら、上述の各特許文献1、2には、車幅方向においてキックアップ部の大きさ(高さ)を異ならせるという技術思想は何等開示されていない。
ところで、低全高のコンパクトな車両を構成する要請があり、この場合、乗員の居住性を確保すると共に、側突に対する耐力、走行中の性能、車両の動きに追従する車体剛性を考慮して、充分な車体剛性を確保する必要があり、特に、キックアップ部上にチャイルドシートを配設する際には、チャイルドシート乗員の安全を図ることが要請されるものである。
特開平6−211169号公報 特開平5−627号公報
そこで、この発明は、第1キックアップ部と、この第1キックアップ部に対して車幅方向で並設され、かつ、第1キックアップ部よりも高さ方向で高い第2キックアップ部とでキックアップ部を構成し、第2キックアップ部の上方にチャイルドシートを配設し、このチャイルドシートに沿って車幅方向に延びる補強メンバを設けることにより、低全高のコンパクトなボディと、乗員の居住性および車体剛性の向上との両立を図ることができ、特に、チャイルドシートの補強ができて、チャイルドシート乗員の安全性を確保することができる車両の下部車体構造の提供を目的とする。
この発明による車両の下部車体構造は、車室の下面を形成するフロアパネルの後方に上方へ段上げされたキックアップ部が設けられた車両の下部車体構造であって、上記キックアップ部は第1キックアップ部と、該第1キックアップ部と車幅方向で並設されると共に、高さ方向でより高い第2キックアップ部とから成り、
上記第2キックアップ部の上方にチャイルドシートが配設され、上記チャイルドシートに沿って車幅方向に延びる補強メンバを設けたものである。
上述のチャイルドシートは、第1キックアップ部の上方に配設可能な通常の乗員用シート(大人の着座が許容されるシート)に対して小型の子供用シート(小型のシート)である。
上記構成によれば、高さが低い第1キックアップ部上には通常の乗員用シートを配設することが可能となり、高さが高い第2キックアップ部上には通常の乗員用シートに対して小型のチャイルドシートを配設するので、低全高のコンパクトなボディと、乗員の居住性および車体剛性の向上との両立を図ることができる。
しかも、チャイルドシートに沿って車幅方向に延びる補強メンバを設けたので、この補強メンバでチャイルドシートの補強ができて、該シートに着座するチャイルドシート乗員の安全性を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記フロアパネルには前後方向に延びるトンネルメンバが設けられ、上記補強メンバは上記チャイルドシートのシートクッション部を車幅方向に延びて上記トンネルメンバに接続されたものである。
上述のトンネルメンバは、フロアパネルのトンネル部に沿って、車両の前後方向に延びるメンバに設定してもよく、このトンネルメンバはフロア剛性の向上と車体剛性の向上とに寄与する強度部材である。また、上述の補強メンバはシートクッションフレームおよびチャイルドシート取付け部材を兼ねるメンバに設定してもよい。
上記構成によれば、チャイルドシートのシートクッション部に沿って車幅方向に延びる補強メンバを上記トンネルメンバ(強度部材)に接続したので、車体剛性の向上と、チャイルドシートの補強との両立を図ることができると共に、側突荷重入力時には、その入力荷重を強度部材としてのトンネルメンバに分散することができ、このため、側突に対する耐力の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記フロアパネルの後方には車幅方向に延びるデッキメンバが設けられ、上記補強メンバはチャイルドシートのシートバック部を車幅方向に延びて上記デッキメンバに接続されたものである。
上述の補強メンバは、シートバックフレームおよびチャイルドシート取付け部材を兼ねるメンバに設定してもよい。
上記構成によれば、チャイルドシートのシートバック部に沿って車幅方向に延びる補強メンバを上述のデッキメンバ(車体剛性部材)に接続したので、車体剛性の向上と、チャイルドシートの補強との両立を図ることができると共に、側突荷重入力時には、その入力荷重を車体剛性部材としてのデッキメンバに分散することができ、この結果、側突に対する耐力の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記第2キックアップ部の下方空間には燃料タンクが配設されたものである。
上述の第2キックアップ部は第1キックアップ部よりも高さが高いので、その下方には大きい空間が形成される。
上記構成によれば、第2キックアップ部の下方空間に大型の車両補機(燃料タンク)を配設するので、補強メンバによる車体剛性の向上と、大型の車両補機のレイアウトとの両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記下方空間に燃料タンクが配設された第2キックアップ部の車室内側には、車幅方向に延びるクロスメンバが設けられ、上記クロスメンバで上記補強メンバを兼ねるように構成したものである。
上記構成によれば、既設のNo.3クロスメンバを廃止することができ、車室内側においてチャイルドシートに沿って車幅方向に延びるクロスメンバが補強メンバを兼ねるので、車体剛性の向上と、チャイルドシートの補強と、チャイルドシート乗員の安全性確保とを達成しつつ、No.3クロスメンバを廃止した分、燃料タンクの容量拡大を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記チャイルドシートは上記補強メンバまたは上記クロスメンバを介して車体に取付けられたものである。
上記構成によれば、チャイルドシート側の補強メンバまたはチャイルドシート側のクロスメンバが、チャイルドシートを車体に取付けるための取付け部材を共用(兼用)するので、部品点数および取付け工数の低減を図りつつ、チャイルドシートの補強と車体剛性の向上との両立を図ることができる。
この発明によれば、第1キックアップ部と、この第1キックアップ部に対して車幅方向で並設され、かつ、第1キックアップ部よりも高さ方向で高い第2キックアップ部とでキックアップ部を構成し、第2キックアップ部の上方にチャイルドシートを配設し、このチャイルドシートに沿って車幅方向に延びる補強メンバを設けたので、低全高のコンパクトなボディと、乗員の居住性および車体剛性の向上との両立を図ることができ、特に、チャイルドシートの補強ができて、該チャイルドシート乗員の安全性を確保することができる効果がある。
低全高のコンパクトなボディと、乗員の居住性および車体剛性の向上との両立を図り、特にチャイルドシートの補強ができ、チャイルドシート乗員の安全性を確保するという目的を、車室の下面を形成するフロアパネルの後方に上方へ段上げされたキックアップ部が設けられた車両において、キックアップ部を、第1キックアップ部と、第1キックアップ部と車幅方向で並設されると共に、高さ方向でより高い第2キックアップ部とから構成し、第2キックアップ部の上方にチャイルドシートを配設し、チャイルドシートに沿って車幅方向に延びる補強メンバを設けるという構造にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の下部車体構造を示し、図1(斜視図)、図2(平面図)、図3(底面図)、図4(運転席側の側面図)、図5(助手席側の側面図)において、エンジンルームと車室とを前後方向に仕切るダッシュロアパネル1(図4、図5参照)を設け、このダッシュロアパネル1(ダッシュパネル)の下端後部には、後方に向けてほぼ水平に延びるフロアパネル2を連設し、このフロアパネル2で車室の下面つまり床面を構成している。
上述のフロアパネル2の後部には上方へ段上げされたキックアップ部3を設けるが、このキックアップ部3は図1、図2に示すように、助手席側(車両の右側参照)の第1キックアップ部4と、この第1キックアップ部4と車幅方向で並設された運転席側(車両の左側参照)の第2キックアップ部5とを備えている。
しかも、第2キックアップ部5(図4参照)は第1キックアップ部4(図5参照)よりも高さ方向でより一層高く形成されている。この実施例では、第2キックアップ部5の高さは第1キックアップ部4の高さの2倍以上に設定されている。
ここで、上述の第1キックアップ部4は、図1、図5に示すように、フロアパネル2の後方から上方に立上がる前面壁部4aと、この前面壁部4aから後方に延びるキックアップフロア部4bとを有するが、このキックアップフロア部4bの中間は下方に窪む凹状に形成されている。
また、上述の第2キックアップ部5は、図1、図4に示すように、フロアパネル2の後方から上方に立上がる前面壁部5aと、この前面壁部5aから後方に向けて略水平に延びるキックアップフロア部5bとを有し、第2キックアップ部5の前面壁部5aの立上り量(図4参照)は第1キックアップ部4の前面壁部4aの立上り量(図5参照)よりも大きく設定されている。
上述のキックアップ部3における各キックアップフロア部4b,5bのさらに後方には図1、図2に示すように、キックアップ量が小さいリヤキックアップ部6を介して、リヤフロア7を連設している。
一方、フロアパネル2の中央部には車室内方へ突出して、車両の前後方向に延びるトンネル部8を形成している。このトンネル部8はダッシュロアパネル1とキックアップ部3との間において車両の前後方向に延びるように形成されると共に、このトンネル部8の上部には該トンネル部8との間に2つの閉断面9,9(図6参照)を形成するトンネルメンバ10(いわゆるハイマウントバックボーンフレーム)を接合している。
このトンネルメンバ10はトンネル部8の上部に沿って、ダッシュロアパネル1とリヤキックアップ部6との間において車両の前後方向に延びる車体剛性部材(強度部材)であり、このトンネルメンバ10によりフロア剛性および車体剛性の向上を図っている。
また、図1、図2に示すように、フロアパネル2の車幅方向両側部には車両の前後方向に延びるサイドシルを接合している。
このサイドシルは、サイドシルアウタとサイドシルインナ11とサイドシルレインフォースメントとを接合して、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面をもった車体剛性部材である。なお、図面では図示の便宜上、サイドシルインナ11のみを示している。
図1、図2、図4、図5に示すように、フロアパネル2の前後方向中間部には、トンネル部8とサイドシルインナ11とを連結して車幅方向に延びる左右一対のクロスメンバ12,12(No.2クロスメンバ)を設け、このクロスメンバ12とフロアパネル2の上面との間には閉断面13を形成している。
図4に示すように、第2キックアップ部5の前面壁部5aにおける背面下部には車幅方向に延びる前部クロスメンバとしてのクロスメンバロア14A(No.3クロスメンバ)を接合し、このクロスメンバロア14Aと前面壁部5aとの間には車幅方向に延びる閉断面15Aを形成している。
図5に示すように、上記クロスメンバロア14Aと車幅方向で対向するように、第1キックアップ部4の前面壁部4aにおける背面下部には車幅方向に延びるクロスメンバロア14Bを接合し、このクロスメンバロア14Bと前面壁部4aとの間には車幅方向に延びる閉断面15Bを形成している。
図3、図4に示すように、第2キックアップ部5における前面壁部5aとキックアップフロア部5bの角部の下部には、車幅方向に延びる中間クロスメンバとしてのクロスメンバアッパ16(No.3クロスメンバアッパ)を接合し、このクロスメンバアッパ16と各部5a,5bのコーナ部下面との間には車幅方向に延びる閉断面17を形成している。
このクロスメンバアッパ16は運転席側と対応する第2キックアップ部5側にのみ存在し、助手席側と対応する第1キックアップ部4側には存在しない。
図4に示すように、第2キックアップ部5におけるキックアップフロア部5b直後のリヤキックアップ部6の下面には、車幅方向に延びる後部クロスメンバとしてのリヤクロスメンバ18(No.4クロスメンバ)を接合し、このリヤクロスメンバ18とリヤキックアップ部6下面との間には、車幅方向に延びる閉断面19を形成している。
図5に示すように、このリヤクロスメンバ18は第1キックアップ部4のキックアップフロア部4b直後のリヤキックアップ部6下面に向けて延長して配設され、第1キックアップ部4側においてもリヤキックアップ部6の下面とリヤクロスメンバ18との間には、車幅方向に延びる閉断面19が形成されている。
上述のリヤクロスメンバ18は運転席側および助手席側におけるリヤキックアップ部6の車幅方向ほぼ全幅にわたって一体かつ連続して設けられた車体剛性部材である。
要するに、図4に示すように、第2キックアップ部5には複数のクロスメンバ(クロスメンバアッパ16、クロスメンバロア14A参照)が車両の前後方向に離間して並設されたものである。
また、図4に示すように、第2キックアップ部5には閉断面15A,17,19を形成して車幅方向に延びる複数のクロスメンバ14A,16,18が配設されたものであり、これら複数のクロスメンバ14A,16,18により車体剛性の向上と、側突に対する耐力の向上を図るように構成している。
ここで、上述のクロスメンバロア14Aとクロスメンバアッパ16とは車両の上下方向にも離間しており、これにより、第2キックアップ部5にはクロスメンバ14A,16が上下に複数並設されていることになる。
一方、図1、図3に示すように、フロアパネル2の下面において、サイドシルインナ11とトンネル部8との間の車幅方向の中間部を、車両の前後方向に延びる左右一対のフロアフレーム20,20を設け、このフロアフレーム20とフロアパネル2の下面との間には、同方向に延びる閉断面21を形成している。
このフロアフレーム20はフロアパネル2に接合された車体剛性部材である。
また、キックアップフロア部4b,5bおよびリヤフロア7の側部下面には、左右一対のリヤサイドフレーム22を設けるが、図2のA−A線矢視断面図を図6に示すように、上述のキックアップフロア部4b,5bおよびリヤフロア7の左右の側端部には、リヤサイドインナパネル23,23が接合されており、図6に示すように助手席と対応する車両右側にあっては、リヤサイドインナパネル23とキックアップフロア部4bとの間に、リヤサイドフレームロア24を接合している。
また図6に示すように、運転席と対応する車両左側にあっては、キックアップフロア部5bとリヤサイドインナパネル23との間に、リヤフロアフレーム25を接合して、車両の前後方向に延びる閉断面26を形成すると共に、このリヤフロアフレーム25とリヤサイドインナパネル23との間には、リヤサイドフレームアッパ27およびリヤサイドフレームロア28を接合して、車両の前後方向に延びる閉断面29を形成している。
ところで、図3に底面図で示すように、トンネル部8の車外側下部空間内には、トランスミッション30を配設し、このトランスミッション30の出力をプロペラシャフト31を介してリヤディファレンシャル装置32に伝達し、リヤディファレンシャル装置32の差動出力を左右の後輪ドライブシャフト33,33を介して、左右の後輪34,34に伝達すべく構成している。なお、左右の各後輪34,34はダブルウィッシュボーン型のリヤサスペンション装置35,35により左右独立して懸架されている。
また、上述のトランスミッション30のミッションケースと、リヤディファレンシャル装置32のデフケースとの間には、断面略Z字状で、車両の前後方向に延びるパワープラントフレーム36を設けている。
このパワープラントフレーム36(いわゆるPPF)はエンジン駆動系からのロール方向の動きを許容しつつ、リヤディファレンシャル装置32のワインドアップ振動を抑制するためのものである。
次に、車両の補機配設構造について説明する。
図3に底面図で示すように、エンジンの排気系には、フロントエキゾーストパイプ37、キャタリスト38、ミドルエキゾーストパイプ39、プリサイレンサ40、リヤエキゾーストパイプ41、メインサイレンサ42、テールパイプ43,43から成る排気通路44を接続し、この排気通路44をブラケット45を介してボディ側に支持すると共に、フロントエキゾーストパイプ37、キャタリスト38、ミドルエキゾーストパイプ39は、トンネル部8の車外側下部空間内に位置させ、ミドルエキゾーストパイプ39の下流側の一部およびプリサイレンサ40は、図6に示す如く、上述の第2キックアップ部5の車外側の下方空間46に配設している。
加えて、上述の第2キックアップ部5の車外側の下方空間46には、図6に示すように、大型の車両補機として、フュエルポンプ47を備えた燃料タンク48を配設している。
ここで、図6に示すように、上述の燃料タンク48におけるプロペラシャフト31、パワープラントフレーム36、プリサイレンサ40と対応する部分には、凹部48aが形成されており、下方空間46における上記凹部48aと対応する部分にはパワープラントフレーム36、プロペラシャフト31、プリサイレンサ40を配設している。
つまり、第2キックアップ部5の下方空間46は、第1キックアップ部4の下方空間に対して充分大きいので、この第2キックアップ部5の下方空間46には、
複数の車両補機として燃料タンク48(大型の車両補機)と、プリサイレンサ40(サイレンサ)およびミドルエキゾーストパイプ39(排気管)の一部とが車幅方向に並列に配設され、これにより、車両の前後方向のスペースを有効に利用すべく構成している。
また、上述の燃料タンク48は図4に示すように、クロスメンバロア14Aとリヤクロスメンバ18との間にボルト、ナット等の締結部材49を用いて取付けられるタンクバンド50により車体側に支持されるものである。
なお、図4、図5において、51はインストルメントパネル、52はメータフード、53はステアリングホイールであり、図6において54はトンネルメンバ10の上部に設けられたセンタコンソールである。
次に図4、図5、図7を参照して、乗員用シートの配設構造について説明する。
図5に示すように、前述の第1キックアップ部4のキックアップフロア部4b上には大人の乗員が着座可能な大型の第1シートとしてのリヤシート60を配設している。このリヤシート60はシートクッション61と、シートバック62と、ヘッドレスト63とを有し、上述のシートクッション61は図5に示すように、キックアップフロア部4b中間の凹状部に沿うように配置され、この構造により該シート60に着座する後席乗員の上下方向のスペース拡大を図るように構成している。
また、図4に示すように、第2キックアップ部5のキックアップフロア部5b上には第1シート(リヤシート60参照)より小型の第2シートとしての子供専用シート64(以下、単にチャイルドシートと略記する)を配設している。このチャイルドシート64はシートクッション部65と、シートバック部66とを備えている。
上述のリヤシート60、チャイルドシート64から成る後列シートの前方には図7に示すように前列シートがそれぞれ配設されるが、第1シートとしてのリヤシート60の前方にはパッセンジャーズシート67(助手席シート)が配設され、第2シートとしてのチャイルドシート64の前方にはドライバーズシート68(運転席シート)が配設されていて、これらの前列シートは車幅方向に並設されている。
ここで、パッセンジャーズシート67は、シートクッション69と、シートバク70と、ヘッドレスト71とを有し、同様にドライバーズシート68も、シートクッション72と、シートバック73と、ヘッドレスト74とを有する。
また、パッセンジャーズシート67は図7に平面図で示すように、ドライバーズシート68に対して所定量車両前方にオフセットして配設され、このオフセット構造により、リヤシート60に着座する後席乗員(大人)の足元スペースを確保すべく構成している。なお、図7において75はシフトレバーである。
図8はシートの配設構造を示す概略平面図、図9は車両左側の運転席側のシート配設構造を示す概略側面図、図10は車両右側の助手席側のシート配設構造を示す概略側面図であって、第1キックアップ部4上に図10に示す如く大型のリヤシート60を配設し、第2キックアップ部5上に図9に示す如く小型のチャイルドシート64を配設し、これら各シート60,64の前方においてフロントシートを配置する際、チャイルドシート64の前方にドライバーズシート68を、またリヤシート60の前方にパッセンジャーズシート67を配設し、このパッセンジャーズシート67を車両前方にオフセットさせることにより、ドライバD、パッセンジャP、後席乗員(大人)R、後席乗員(子供)Cの大人3人および子供1人の乗員居住性を確保しつつ、これら各乗員D,P,R,Cの多人数乗車を達成すべく構成したものである。
また、図8、図9で示すように、第1キックアップ部4よりもその高さが高い第2キックアップ部5の車外側の下方空間46には大型の車両補機としての燃料タンク48を配設し、この燃料タンク48の充分な容量確保を図るように構成している。
特に、図8、図9、図10は従来構造を示した図20、図21、図22との対比用の図面である。
図11、図12はキックアップフロア部5b、リヤキックアップ部6、リヤフロア7を省略した状態でチャイルドシート64の取付け構造を示す斜視図であって、フロアパネル2の後方で、リヤフロア7の上方には車幅方向に延びる閉断面構造のデッキメンバ76(車体剛性部材)が設けられる一方、チャイルドシート64のシートバック部66には車幅方向に延びる補強メンバ77が設けられている。この補強メンバ77はシートバックフレームと、チャイルドシート64を車体に取付けるための取付け部材とを共用するものである。また、この実施例においては左ハンドル車に対応して、上述の補強メンバ77は車外側が低く、車内側が高くなるスラント状で、かつ車幅方向に延びるように配設されているが、上記構造を右ハンドル車に適用する場合には該補強メンバ77の傾斜方向は図示実施例と逆の傾斜方向(つまり左右対称となる方向)に設定してもよい。
ここで、上述の補強メンバ77の傾斜下部と対応するように、リヤクロスメンバ18上部にはボックス形状のブラケット78を取付けている。
さらにシートバックフレームを兼ねる上述の補強メンバ77の傾斜上部および傾斜下部にはそれぞれ複数のボルト挿通孔79,79,80,80(取付け孔)を形成し、傾斜上部のボルト挿通孔79,79と対応すべく上述のデッキメンバ76の前面にはその内部にナットが予め溶接固定された取付け部81,81を設け、傾斜下部のボルト挿通孔80,80と対応すべく上述のブラケット78の前面にはその内部にナットが予め溶接固定された取付け部82,82を設けている。
そして、図11に示すチャイルドシート64の分解状態(取付け前の状態)から、図12に示すように、補強メンバ77のボルト挿通孔79,79に挿通したボルト83,83(取付け部材)をデッキメンバ76の取付け部81,81におけるナットに締結すると共に、補強メンバ77のボルト挿通孔80,80に挿通したボルト84,84(取付け部材)をブラケット78の取付け部82,82におけるナットに締結して、チャイルドシート64をボディ側に固定するように構成している。つまり、上述のチャイルドシート64は補強メンバ77を介して車体(デッキメンバ76、リヤクロスメンバ18参照)に取付けられるものである。
なお、上述のデッキメンバ76側の取付け部81,81は、該デッキメンバ76に直接設けてもよく、または、デッキメンバ76にブラケット(図示せず)を取付けて、このブラケットに取付け部81,81を形成してもよい。
このように、図1〜図12で示した実施例の車両の下部車体構造は、車室の下面を形成するフロアパネル2の後方に上方へ段上げされたキックアップ部3が設けられた車両の下部車体構造であって、上記キックアップ部3は第1キックアップ部4と、該第1キックアップ部4と車幅方向で並設されると共に、高さ方向でより高い第2キックアップ部5とから成り、上記第2キックアップ部5の上方にチャイルドシート64が配設され、上記チャイルドシート64に沿って車幅方向に延びる補強メンバ77を設けたものである。
この構成によれば、高さが低い第1キックアップ部4上には通常の乗員用シート(リヤシート60参照)を配設することが可能となり、高さが高い第2キックアップ部5上には通常の乗員用シートに対して小型のチャイルドシート64を配設するので、低全高のコンパクトなボディと、乗員の居住性および車体剛性の向上との両立を図ることができる。
しかも、チャイルドシート64に沿って車幅方向に延びる補強メンバ77を設けたので、この補強メンバ77でチャイルドシート64の補強ができて、該シート64に着座するチャイルドシート乗員の安全性を確保することができる。
また、上記フロアパネル2の後方には車幅方向に延びる閉断面構造のデッキメンバ76が設けられ、上記補強メンバ77は上記チャイルドシート64のシートバック部66を車幅方向に延びて上記デッキメンバ76に接続されたものである。
この構成によれば、チャイルドシート64のシートバック部66に沿って車幅方向に延びる補強メンバ77を上述のデッキメンバ76に接続したので、車体剛性の向上と、チャイルドシート64の補強との両立を図ることができると共に、側突荷重入力時には、その入力荷重を強度部材としてのデッキメンバ76に分散することができ、この結果、側突に対する耐力の向上を図ることができる。
また、燃料タンク48を側突荷重入力から保護することができる。
さらに、実施例で示したように、上述の補強メンバ77でデッキメンバ76とリヤクロスメンバ18とを接続すると、車体のねじり剛性が高くなるので、特に、車両走行時のねじり剛性が要求されるスポーツカーに対して有効となる。
加えて、上記第2キックアップ部5の下方空間46には燃料タンク48が配設されたものである。
この第2キックアップ部5は第1キックアップ部4よりも高さが高いので、その下方には大きい空間46が形成される。
この構成によれば、第2キックアップ部5の下方空間46に大型の車両補機(燃料タンク48)を配設するので、補強メンバ77による車体剛性の向上と、大型の車両補機のレイアウトとの両立を図ることができる。
さらに、上記チャイルドシート64は上記補強メンバ77を介して車体(デッキメンバ76、リヤクロスメンバ18参照)に取付けられたものである。
この構成によれば、チャイルドシート64側の補強メンバ77がチャイルドシート64を車体に取付けるための取付け部材を共用(兼用)するので、部品点数および取付け工数の低減を図りつつ、チャイルドシート64の補強と車体剛性の向上との両立を図ることができる。
図13、図14、図15は車両の下部車体構造の他の実施例を示すものである。
この実施例においては、チャイルドシート64のシートクッション部65下部に該シートクッション部65に沿って車幅方向に延びる補強メンバ86を設けている。
この補強メンバ86は図15に示すように閉断面87構造に形成され、車幅方向に延びるNo.3クロスメンバアッパと、シートクッションフレームと、チャイルドシート64を車体に取付けるための取付け部材とを兼ねるものである。つまり、図15に示すように、この補強メンバ86は第2キックアップ部5の車室内側に設けられたものであり、さらに詳しくは、上述の補強メンバ86でNo.3クロスメンバアッパを兼ねることで、図4で示したNo.3クロスメンバアッパ16を廃止し、第2キックアップ部5の各要素5a,5b間のコーナ部下面からクロスメンバアッパ16が取り除かれた分に相当して、燃料タンク48には突部48bを形成し、タンク容量の拡大を図るように構成している。
図13、図14に示すようにチャイルドシート64側に取付けられた上述の補強メンバ86は、強度部材としてのトンネルメンバ10と、車体剛性部材として車両左側に位置するリヤサイドフレーム22との間に車幅方向に接続されるものである。
このため、補強メンバ86の左右には取付け座88,89が一体形成され、左側の取付け座88には複数のボルト挿通孔90,90(取付け孔)を形成し、同様に右側の取付け座89にも複数のボルト挿通孔91,91(取付け孔)を形成している。
一方、補強メンバ86の左側の取付け座88と対応して、リヤサイドフレーム22にはその内部にナットが予め溶接固定された取付け部92,92を設け、補強メンバ86の右側の取付け座89と対応して、トンネルメンバ10の所定部にはその内部にナットが予め溶接固定された取付け部93,93を設けている。ここで、上述の各取付け部92,93はリヤサイドフレーム22、トンネルメンバ10に直接形成してもよく、またはトンネルメンバ10、リヤサイドフレーム22にブラケット(図示せず)を取付けて、このブラケットに取付け部92,93を形成すべく構成してもよい。
そして、図13に示すチャイルドシート64の分解状態(取付け前の状態)から、図14に示すように、補強メンバ86のボルト挿通孔90,90に挿通したボルト94,94(取付け部材)をリヤサイドフレーム22の取付け部92,92におけるナットに締結すると共に、補強メンバ86のボルト挿通孔91,91に挿通したボルト95,95(取付け部材)をトンネルメンバ10の取付け部93,93におけるナットに締結して、チャイルドシート64をボディ側に固定するように構成している。つまり、上述のチャイルドシート64は補強メンバ86を介して車体(トンネルメンバ10、リヤサイドフレーム22参照)に取付けられるものである。
このように、図13〜図15で示した実施例においては、上記フロアパネル2には前後方向に延びるトンネルメンバ10が設けられ、上記補強メンバ86は上記チャイルドシート64のシートクッション部65を車幅方向に延びて上記トンネルメンバ10に接続されたものである。
この構成によれば、チャイルドシート64のシートクッション部65に沿って車幅方向に延びる補強メンバ86を上記トンネルメンバ10に接続したので、車体剛性の向上と、チャイルドシート64の補強との両立を図ることができると共に、側突荷重入力時には、その入力荷重を強度部材としてのトンネルメンバ10に分散することができ、このため、側突に対する耐力の向上を図ることができる。
しかも、上記下方空間46に燃料タンク48が配設された第2キックアップ部5の車室内側には、車幅方向に延びるクロスメンバ(補強メンバ86参照)が設けられ、上記クロスメンバで上記補強メンバ86を兼ねるように構成したものである。
換言すれば、チャイルドシート64のシートクッション部65には、第2キックアップ部5の車室内側に位置して車幅方向に延びる補強メンバ86を設け、この補強メンバ86でクロスメンバ(No.3クロスメンバアッパ)を兼ねるように構成したものである。
この構成によれば、既設のNo.3クロスメンバアッパ16(図4参照)を廃止することができ、車室内側においてチャイルドシート64に沿って車幅方向に延びるクロスメンバが補強メンバ86を兼ねるので、車体剛性の向上と、チャイルドシート64の補強と、チャイルドシート乗員の安全性確保とを達成しつつ、No.3クロスメンバアッパ16を廃止した分、図15で示したように、燃料タンク48の容量拡大を図ることができる。
この図13〜図15で示した実施例においても、その他の構成、作用、効果については、図1〜図12で示した先の実施例とほぼ同様であるから、図13〜図15において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図16は車両の下部車体構造のさらに他の実施例を示し、図13〜図15で示した先の実施例においては、トンネルメンバ10とリヤサイドフレーム22との間に、車幅方向に延びる閉断面87構造の補強メンバ86を設けたが、図16に示すこの実施例においてはシートクッション部65に沿って、トンネルメンバ10とリヤサイドフレーム22との間に、車幅方向に延びる開断面構造の補強メンバ96を設ける一方、第2キックアップ部5における前面壁部5aとキックアップフロア部5bとのコーナ部を上記開断面内に位置するように***させて、***部97を形成し、この***部97と補強メンバ96との間に閉断面98を形成すべく構成したものである。
このように構成すると、燃料タンク48の突部48cを図15で示した突部48bよりも、さらに高く設定し、この突部48cのトップデッキ部をキックアップフロア部5bの高さと同等または、それ以上に高く設定することができるので、タンク容量のさらなる拡大を図ることができる。
この図16で示した実施例においても、その他の構成、作用、効果については図13〜図15で示した先の実施例とほぼ同様であるから、図16において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図17、図18は車両の下部車体構造のさらに他の実施例を示し、この図17、図18に示す構造は、図11、図12で示した実施例と、図13、図14で示した実施例とを組合わせたものである。
すなわち、チャイルドシート64のシートバック部66には該シートバック部66に沿って車幅方向に延びる補強メンバ77(シートバックフレームおよび取付け部材を兼ねるメンバ)を設け、チャイルドシート64のシートクッション部65の前部下面には該シートクッション部65に沿って車幅方向に延びる補強メンバ86(No.3クロスメンバアッパシートクッションフレームおよび取付け部材を兼ねるメンバ)を設けている。
つまり、チャイルドシート64側に複数の補強メンバ77,86を設けたものである。
そして、図17に示すチャイルドシート64の分解状態(取付け前の状態)から、図18に示すように、ボルト83,84を用いてシートバック部66側の補強メンバ77を、デッキメンバ76とリヤクロスメンバ18との間に斜交い状に接続すると共に、ボルト94,95を用いてシートクッション部65側の補強メンバ86を、トンネルメンバ10とリヤサイドフレーム22との間に車幅方向に接続したものである。
このように構成すると、複数の補強メンバ77,86によりチャイルドシート64をより一層確実に補強することができると共に、車体剛性をさらに向上させることができ、特に側突荷重入力時には、その入力荷重を車体剛性部材、強度部材としてのデッキメンバ76、リヤクロスメンバ18、トンネルメンバ10、リヤサイドフレーム22にそれぞれ荷重分散することができ、側突に対する耐力をより一層向上させることができる。
図17、図18で示したこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図17、図18において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図19は車両の下部車体構造のさらに他の実施例を示し、この図19で示す構造は、図1〜図12で示したチャイルドシート取付け構造をそのまま採用し、燃料タンク48の構造を次に示すように構成したものである。
つまり、図4で示した燃料タンク48の前側形状は、該燃料タンク48がクロスメンバロア14Aおよびクロスメンバアッパ16と干渉しないように前低後高状に傾斜するスラント形状と成したが、図19に示すこの実施例においては、クロスメンバロア14Aとクロスメンバアッパ16との間の空間部99内に燃料タンク48の前側突部48dが臨設するタンク形状と成して、燃料タンク48の容量拡大を図ったものである。
換言すれば、燃料タンク48の前側において、該燃料タンク48のクロスメンバアッパ16と対応する部分を凹設して、凹設部48eを形成し、燃料タンク48とクロスメンバアッパ16との干渉を回避しつつ、クロスメンバアッパ16による車体剛性の向上と、大型の車両補機(燃料タンク48参照)のレイアウトとの両立を図るように構成したものである。
図19で示したこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については図1〜図12で示した先の実施例とほぼ同様であるから、図19において前図(特に、図4)と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略するが、図4、図5、図9、図10、図15、図16、図19において、
100はルーフ、101はフロントウインドガラス、102はボンネットである。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のクロスメンバは、実施例のシートクッションフレームを兼ねる補強メンバ86,96に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明の車両の下部車体構造を示す斜視図 下部車体構造を示す平面図 車両の要部の底面図 運転席側の構成を示す側面図 助手席側の構成を示す側面図 図2のA−A線矢視断面図 シートの配設構造を示す平面図 車両補機およびシートの配設構造を示す概略平面図 運転席側の乗員着座状態を示す概略側面図 助手席側の乗員着座状態を示す概略側面図 チャイルドシートの取付け構造を示す分解斜視図 チャイルドシートの取付け構造を示す斜視図 チャイルドシートの取付け構造の他の実施例を示す分解斜視図 チャイルドシートの取付け構造を示す斜視図 チャイルドシートの取付け構造を示す側面図 車両の下部車体構造の他の実施例を示す側面図 チャイルドシートの取付け構造のさらに他の実施例を示す分解斜視図 チャイルドシートの取付け構造を示す斜視図 燃料タンク構造の他の実施例を示す側面図 従来の車両補機およびシートの配設構造を示す概略平面図 図20の運転席側の概略側面図 図20の助手席側の概略側面図
符号の説明
2…フロアパネル
3…キックアップ部
4…第1キックアップ部
5…第2キックアップ部
10…トンネルメンバ
46…下方空間
48…燃料タンク
64…チャイルドシート
65…シートクッション部
66…シートバック部
76…デッキメンバ
77,86,96…補強メンバ

Claims (6)

  1. 車室の下面を形成するフロアパネルの後方に上方へ段上げされたキックアップ部が設けられた車両の下部車体構造であって、
    上記キックアップ部は第1キックアップ部と、該第1キックアップ部と車幅方向で並設されると共に、
    高さ方向でより高い第2キックアップ部とから成り、
    上記第2キックアップ部の上方にチャイルドシートが配設され、
    上記チャイルドシートに沿って車幅方向に延びる補強メンバを設けた
    車両の下部車体構造。
  2. 上記フロアパネルには前後方向に延びるトンネルメンバが設けられ、
    上記補強メンバは上記チャイルドシートのシートクッション部を車幅方向に延びて上記トンネルメンバに接続された
    請求項1記載の車両の下部車体構造。
  3. 上記フロアパネルの後方には車幅方向に延びるデッキメンバが設けられ、
    上記補強メンバはチャイルドシートのシートバック部を車幅方向に延びて上記デッキメンバに接続された
    請求項1または2記載の車両の下部車体構造。
  4. 上記第2キックアップ部の下方空間には燃料タンクが配設された
    請求項1〜3の何れか1に記載の車両の下部車体構造。
  5. 上記下方空間に燃料タンクが配設された第2キックアップ部の車室内側には、車幅方向に延びるクロスメンバが設けられ、
    上記クロスメンバで上記補強メンバを兼ねるように構成した
    請求項4記載の車両の下部車体構造。
  6. 上記チャイルドシートは上記補強メンバまたは上記クロスメンバを介して車体に取付けられた
    請求項1〜5の何れか1に記載の車両の下部車体構造。
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