JP4511754B2 - シール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置 - Google Patents
シール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4511754B2 JP4511754B2 JP2001067468A JP2001067468A JP4511754B2 JP 4511754 B2 JP4511754 B2 JP 4511754B2 JP 2001067468 A JP2001067468 A JP 2001067468A JP 2001067468 A JP2001067468 A JP 2001067468A JP 4511754 B2 JP4511754 B2 JP 4511754B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealant
- station
- tire tube
- filling hole
- sealing agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤチューブの内部に空気が充填される空気室とシール剤が充填されるシール剤室とを備えたシール剤入りタイヤチューブに関し、特にそのシール剤室へのシール剤の封入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤチューブの内部にシール剤を充填しておき、釘等によるタイヤチューブの刺傷を前記シール剤で自封して空気の漏出を遅らせるようにしたシール剤入りタイヤチューブが、特開昭58−74342号公報、特開平9−300481号公報により公知である。
【0003】
前記特開昭58−74342号公報に記載されたものは、シール剤入りのカプセルを加硫成形前のタイヤチューブの内部に挿入しておき、加硫成形後に前記カプセルを外力で破壊してタイヤチューブ内にシール剤を分散させるようになっている。また前記特開平9−300481号公報に記載されたものは、タイヤチューブの空気室に空気を充填してシール剤室から空気を押し出した状態で、タイヤチューブに形成したシール剤充填孔からシール剤室にシール剤を充填するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記前者のシール剤充填方法は、カプセルを破壊すべく外力を加えた際にタイヤチューブが損傷する可能性があるだけでなく、シール剤がタイヤチューブに設けた空気弁を詰まらせる可能性があった。また上記後者のシール剤充填方法は、シール剤室の空気を完全に排出するのが困難であるだけでなく、シール剤室からの空気の排出に時間が掛かるという問題があった。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、タイヤチューブのシール剤室にシール剤を封入する作業を短時間で効率的に行えるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載された発明によれば、タイヤチューブの内部に区画されたシール剤室に、空気が混入しない状態でシール剤を封入するためのシール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置であって、所定角度ずつ間欠回転するインデックステーブルと、インデックステーブルの外周に前記所定角度毎に設けられたタイヤチューブ支持部と、各々のタイヤチューブ支持部に支持されたタイヤチューブのシール剤充填孔の周囲をクランプするクランプ部材と、インデックステーブルが停止したときに該インデックステーブルの複数のタイヤチューブ支持部に臨む位置に設けられた複数の作業ステーションとを備え、前記複数の作業ステーションは、シール剤室の内部にシール剤充填孔から充填されたシール剤と空気とが存在するタイヤチューブを、タイヤチューブ支持部に支持してクランプ部材でクランプするワークセットステーションと、シール剤充填孔の周囲をバフで研磨するバフステーションと、クランプ部材によるクランプを一時的に解除した状態で、シール剤室に存在する空気を真空引きするバキュームステーションと、シール剤充填孔の周囲を脱脂する脱脂ステーションと、シール剤充填孔の周囲にプライマを塗布するプライマ塗布ステーションと、シール剤充填孔を覆うように熱硬化性樹脂をモールドするモールドステーションと、モールドした熱硬化性樹脂を加熱硬化させてシール剤充填孔を閉塞するアイロンステーションとを含み、インデックステーブルを間欠回転させながら各々のタイヤチューブ支持部を前記ワークセットステーション、バフステーション、バキュームステーション、脱脂ステーション、プライマ塗布ステーション、モールドステーション、アイロンステーションに臨む位置に順次停止させ所定の作業を行うことを特徴とするシール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置が提案される。
【0007】
上記構成によれば、所定角度ずつ間欠回転するインデックステーブルの外周に、複数のタイヤチューブを支持してクランプ部材でクランプする複数のタイヤチューブ支持部を設け、停止したインデックステーブルの複数のタイヤチューブ支持部に臨む位置に、ワークセットステーションと、バフステーションと、バキュームステーションと、脱脂ステーションと、プライマ塗布ステーションと、モールドステーションと、アイロンステーションとを設けたので、ワークセットステーションでタイヤチューブ支持部にタイヤチューブを支持してシール剤充填孔の周囲をクランプした状態でインデックステーブルを間欠回転させることで、バフステーションでシール剤充填孔の周囲を研磨し、バキュームステーションでシール剤室に存在する空気を真空引きし、脱脂ステーションでシール剤充填孔の周囲を脱脂し、プライマ塗布ステーションでシール剤充填孔の周囲にプライマを塗布し、モールドステーションでシール剤充填孔に熱硬化性樹脂をモールドし、アイロンステーションで熱硬化性樹脂を加熱硬化させてシール剤充填孔を閉塞することができ、上記一連の作業をインデックステーブルの回転に伴って順次行うことで短時間で効率的に完了させることができる。
【0008】
しかもシール剤充填孔の周囲をクランプした状態でバフ磨きするので、バフ磨きの荷重によりタイヤチューブが損傷するのを防止することができるだけでなく、油や汚れを除去して熱硬化性樹脂の接着強度を高めることができ、またシール剤室の空気を真空引きにより排出するのでシール剤に空気が混入してシール性能が低下するのを防止することができ、更にシール剤充填孔の周囲に脱脂処理およびプライマ塗布処理を行った後に熱硬化性樹脂でシール剤充填孔を閉塞するので、熱硬化性樹脂の密着性を高めてシール性能を確保することができる。更にまたシール剤充填孔の周囲をクランプした状態で脱脂、プライマ塗布、モールドおよびアイロンの各工程を行うので、シール剤室に再度空気が侵入するのを防止してシール剤の性能を確保することができる。
【0009】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、各々のタイヤチューブ支持部は、複数のタイヤチューブを支持可能であることを特徴とするシール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置が提案される。
【0010】
上記構成によれば、各々のタイヤチューブ支持部に複数のタイヤチューブを支持するので、同時に複数のタイヤチューブに加工を施すことが可能になって作業効率が向上する。
【0011】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、各々の作業ステーションは、各々のタイヤチューブ支持部に支持した複数のタイヤチューブを同時に加工可能であることを特徴とするシール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置が提案される。
【0012】
上記構成によれば、各々の作業ステーションで各々のタイヤチューブ支持部 に支持した複数のタイヤチューブを同時に加工するので、複数の作業を同時に進行させて作業効率を高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0014】
図1〜図19は本発明の一実施例を示すもので、図1はチューブ入りタイヤを装着した車輪の横断面図、図2は図1の2−2線断面図、図3はシール剤の封入工程を説明する第1分図、図4はシール剤の封入工程を説明する第2分図、図5はシール剤充填ステーションの斜視図、図6はシール剤封入装置の全体平面図、図7はインデックステーブルの全体平面図、図8はツールベースの全体平面図、図9は図6の9−9線断面図、図10は図9の要部拡大図(図11の10−10線断面図)、図11は図10の11方向矢視図、図12は図8の12方向矢視図、図13は図12の13方向矢視図、図14は図13の14方向矢視図、図15は図8の15方向矢視図、図16は図15の16方向矢視図、図17は図8の17方向矢視図、図18は図8の18方向矢視図、図19は図9の要部拡大図である。
【0015】
図1および図2に示すように、自動二輪車の車輪のリムRには、タイヤ本体1と、その内部に収納されたタイヤチューブ2とからなるチューブ入りタイヤTが装着される。タイヤチューブ2は、タイヤTの半径方向内側に位置する空気室周壁3iと、半径方向外側に位置するシール剤室周壁3oとを備えて横断面が環状に形成された周壁3を備える。周壁3の空気室周壁3iとシール剤室周壁3oとの接続部間は、それと一体に形成された隔壁4によって相互に接続される。空気室周壁3iと隔壁4との間に画成された断面略円形の空気室5には空気が充填され、シール剤室周壁3oと隔壁4との間に画成された断面略円弧状のシール剤室6にはゲル状のシール剤7が充填される。
【0016】
リムRはタイヤTの円周方向に延びる環状のリム本体部11と、リム本体部11の幅方向両端から半径方向外側に延びてタイヤ本体1の内周を保持する一対のフランジ部12,12とを備える。タイヤチューブ2の内部に形成された空気室5に空気を充填する空気弁13は、リム本体部11の円周方向1個所に形成した空気弁取付部14を貫通して支持される。
【0017】
而して、タイヤチューブ2のシール剤室6は空気室5の空気圧によりトレッド15の内側に沿った形状に保持されるため、タイヤチューブ2が釘等により半径方向あるいは側方から刺傷を受けても、シール剤7がその刺傷を直ちに埋めて補修し、空気室5からの空気の漏出を遅らせる。またシール剤7はシール剤室6に保持されていて空気室5側へ流出することがないから、空気弁13やそれに当てがわれる圧力ゲージ等を詰まらせることもない。
【0018】
シール剤封入装置の構造を説明する前に、タイヤチューブ2のシール剤室6にシール剤7を封入する工程の概略を、図3および図4に基づいて説明する。
【0019】
先ず、シール剤7を充填する前のタイヤチューブ2の内周面(空気室周壁3i)を水平に配置したタイヤチューブ支持部材19の上面に支持し、電気ヒータにより約400℃に加熱されたホットネイル22を上方からタイヤチューブ支持部材19に向けて下降させ、タイヤチューブ2の外周面(シール剤室周壁3o)にシール剤充填孔2aを形成する。このように加熱されたホットネイル22を用いることにより、ゴム製のタイヤチューブ2にシール剤充填孔2aを簡単かつ確実に形成することができる(図3(A)参照)。ホットネイル22を上方に退避させた後に、タイヤチューブ支持部材20に支持したタイヤチューブ2のシール剤充填孔2aからシール剤室6の底部までシール剤注入ホース23を挿入し、このシール剤注入ホース23を通してシール剤充填孔2aからシール剤室6の底部にシール剤7を注入する。シール剤注入ホース23を抜き取ったとき、シール剤7は重力でシール剤室6の底部に滞留し、そのシール剤室6の上部には空気が残留している(図3(B)参照)。
【0020】
図5には、シール剤充填ステーションS0が示される。シール剤充填ステーションS0は4個のタイヤチューブ2にシール剤7を充填できるようになっており、シール剤7を貯留したシール剤タンク32と、シール剤7を供給するシール剤ポンプ33と、シール剤ポンプ33をタイヤチューブ2に供給する前記シール剤注入ホース23と、作業員により操作される操作盤34とを備える。タイヤチューブ2を支持するタイヤチューブ支持部材20は電子天秤35に接続されており、この電子天秤35により測定されたタイヤチューブ2の重量に基づいてシール剤7の充填量を確認することができる。尚、シール剤7の充填に先立って、空気弁13から空気室5に空気を供給すると、シール剤室6内の空気がシール剤充填孔2aから押し出されるため、空気室5内の空気を抜きながらシール剤室6内にシール剤7を供給することで、シール剤室6内に残留する空気量を最小限に抑えることができる。
【0021】
続いて、部分円錐状のタイヤチューブ支持部材21にタイヤチューブ2を載置し、その上方から部分円錐状の開口25aを有するクランプ部材25を下降させてシール剤充填孔2aの周囲をクランプする(図3(C)参照)。続いて、クランプ部材25によるクランプを維持したまま、クランプ部材25に囲まれたシール剤充填孔2aの周囲をバフ26で研磨することにより、シール剤充填孔2aの周囲に付着した油や汚れを除去する(図3(D)参照)。このとき、回転するバフ26によってシール剤充填孔2aの周囲に荷重が加わるが、その部分がクランプ部材25で移動不能にクランプされているため、バフ26から受ける摩擦力でタイヤチューブ2が変形して損傷するのを確実に防止することができる。続いて、図示せぬ負圧源に接続された真空パッド24を下降させてシール剤充填孔2aの周囲に吸着させた後に、クランプ部材25によるクランプを一時的に解除してシール剤室6に残留する空気を吸引する(図3(E)参照)。シール剤室6の空気を吸引した後に、クランプ部材25でタイヤチューブ2を再度クランプして真空パッド24を退避させる。これにより、シール剤充填孔2aからシール剤室6に再び空気が侵入する虞はない。
【0022】
続いて、脱脂装置27によりキシレンやトルエンのような溶剤でシール剤充填孔2aの周囲を拭き取って脱脂し(図4(F)参照)、更にプライマ塗布装置28でシール剤充填孔2aの周囲にプライマを塗布した後に(図4(G)参照)、シーラ供給ノズル29からシール剤充填孔2aにアクリル系あるいはウレタン系の熱硬化性樹脂30を供給する(図4(H)参照)。そしてシーラ供給ノズル29を上方に退避させた後に、略180℃に加熱したアイロン31で前記熱硬化性樹脂30を15秒〜30秒間加熱して所定の形状に成形する(図4(I)参照)。而して、熱硬化性樹脂30が硬化するとシール剤充填孔2aが閉塞され、タイヤチューブ2が完成する(図4(J)参照)。このシール剤充填孔2aの閉塞工程の間、クランプ部材25はシール剤充填孔2aの周囲を囲むようにクランプしている。
【0023】
このように、シール剤充填孔2aの周囲にバフ磨き、脱脂およびプライマ塗布を施した後に、熱硬化性樹脂30をモールドしてシール剤充填孔2aを閉塞するので、シール剤充填孔2aの周囲の汚れによる熱硬化性樹脂30の密着強度の低下を回避することができる。尚、完成直後のタイヤチューブ2はシール剤7がシール剤室6の底部に滞留しているが、このタイヤチューブ2をタイヤ本体1に装着して実際に走行すると、シール剤7は遠心力でシール剤室6の内部に均一に拡散する。
【0024】
次に、前記図3(C)〜図4(J)の工程を実行するためのシール剤封入装置の具体的構造を、図6〜図19に基づいて説明する。
【0025】
図6に破線で示す部分は6個のタイヤチューブ支持部41を60°間隔で備えたインデックステーブル42であって、各々のタイヤチューブ支持部41に4個のタイヤチューブ2を支持した状態で、軸線L回りに60°間隔で間欠回転する。図6に実線で示す部分は回転不能に固定されたツールベース43であって、その外周に6個の作業ステーションS1〜S6を60°間隔で備えている。6個の作業ステーションS1〜S6は、前記シール剤充填ステーションS0(図5参照)でシール剤7を充填した4個のタイヤチューブ2をインデックステーブル42に移載するワークセットステーションS1と、タイヤチューブ支持部41に支持したタイヤチューブ2のシール剤充填孔2aの周囲をバフ磨きしてからシール剤室6内の空気を真空吸引するバフ・バキュームステーションS2と、シール剤充填孔2aの周囲の油分を除去する脱脂ステーションS3と、シール剤充填孔2aの周囲にプライマを塗布して熱硬化性樹脂の密着性を向上させるプライマ塗布ステーションS4と、シール剤充填孔2aに熱硬化性樹脂をモールドするモールドステーションS5と、モールドした熱硬化性樹脂を加熱硬化させてシール剤充填孔2aを閉塞するアイロンステーションS6とから構成される。
【0026】
図7および図9〜図11に示すように、床面44に基台45を介して立設した支柱46の中間部にベアリング47を介して回転自在に支持されたインデックステーブル42は、中央に位置する環状の回転板48と、回転板48から放射状に延びる12本のアーム部材49と、隣接する2本のアーム部材49を連結する前記タイヤチューブ支持部41とを備える。タイヤチューブ支持部41は、インデックステーブル42の接線方向に延びる連結部材50と、連結部材50から半径方向外側に平行に延びる4個の基板51と、基板51の先端に設けられた前記タイヤチューブ支持部材21と、基板51の下面に鉛直方向に支持されたシリンダ52と、基板51の上面に突出するシリンダ52のピストンロッド52aに固定された前記クランプ部材25とを備える。
【0027】
支柱46に放射方向に固定したステー53の先端に支持板54が固定されており、この支持板54にインデックステーブル42の位置決め用のシリンダ55が鉛直方向に固定される。支持板54に固定したガイド部材56に位置決めピン57が摺動自在に支持されており、シリンダ55のピストンロッド55aの上端に位置決めピン57の下端が結合される。一対のアーム部材49の下面間を連結する連結板58に位置決めブロック59が固定されており、この位置決めブロック59に位置決めピン57の上端が嵌合可能なピン孔59aが形成される。
【0028】
支柱46に放射方向に固定したステー60にモータ支持板61が位置調整可能に固定されており、このモータ支持板61に支持したモータ62の出力軸62aに駆動スプロケット63が固定される。駆動スプロケット63と回転板48に固定した従動スプロケット64とが無端チェーン65で接続される。
【0029】
而して、モータ62を駆動すると駆動スプロケット63、無端チェーン65および従動スプロケット64を介してインデックステーブル42が回転する。6個のタイヤチューブ支持部41が対応する作業ステーションS1〜S6に対向する位置に停止すると、シリンダ55が伸長して位置決めピン57が対応する位置決めブロック59のピン孔59aに嵌合し、インデックステーブル42を回転不能に位置決めする。
【0030】
図8に示すように、支柱46の上端に固定されたツールベース43は、放射状に延びる6本のアーム部材71と、アーム部材71の先端を六角形状に連結する連結部材72とを備えており、6本の連結部材72の各々に6個の作業ステーションS1〜S6が支持される。
【0031】
先ず、図8および図10に基づいてワークセットステーションS1の構造を説明する。
【0032】
ワークセットステーションS1は、連結部材72にL字状のステー73を介して支持したレーザーポインタ支持部材74を備えており、このレーザーポインタ支持部材74に設けた4個のレーザーポインタ75は、それぞれタイヤチューブ支持部材21の中心を指向する。
【0033】
従って、ワークセットステーションS1において、作業者がインデックステーブル42のタイヤチューブ支持部材21にそれぞれ4個のタイヤチューブ2を装着するとき、レーザーポインタ75からレーザービームが照射された位置にタイヤチューブ2のシール剤充填孔2aを位置決めし、この状態でシリンダ52を収縮駆動することにより、クランプ部材25とタイヤチューブ支持部材21との間にタイヤチューブ2のシール剤充填孔2aの周囲を正確にクランプすることができる(図3C参照)。
【0034】
次に、図12〜図14に基づいてバフ・バキュームステーションS2の構造を説明する。
【0035】
連結部材72に固定した支持板76の上面にガイドレール77が固定されており、このガイドレール77に摺動自在に嵌合するスライダ78にスライド板79が固定される。スライド板79の上面に支持したモータ80からスライド板79を貫通して下向きに延びる出力軸80aの下端にピニオン81が固定されており、支持板76の上面にガイドレール77と平行に固定されたラック82に前記ピニオン81が噛合する。従って、モータ80を駆動するとピニオン81がラック82から受ける反力により、スライド板79はスライダ78をガイドレール77に案内されて往復移動する。
【0036】
スライド板79に固定された支持板83に2本のガイドレール84が鉛直方向に固定されており、このガイドレール84にスライダ85を介してスライド板86が摺動自在に支持される。支持板83に固定したステー87とスライド板86とがスプリング88により連結されており、スライド板86はスプリング88で吊り下げられている。スプリング88の張力は、その上端を支持する調整ボルト89で調整可能である。また上下動するスライド板86の下限位置は、スライド板86に固定したステー90の上端に設けた調整ボルト91を支持板83の上端に当接させることにより調整可能である。
【0037】
スライド板86の背面に支持したモータ92の出力軸はスライド板86を貫通し、そこに固定された駆動プーリ93と、スライド板86にブラケット94を介して支持したバフ軸95に固定された従動プーリ96とが無端ベルト97で連結される。従って、モータ92を駆動すると、駆動プーリ93、無端ベルト97および従動プーリ96を介してバフ軸95が回転し、バフ軸95に固定したバフ26が回転する。バフ26の周囲はカバー99で覆われており、このカバー99の内部はエアブローダクト100を介して図示せぬブロアに接続される。
【0038】
アーム部材71の上面に立設した2本のステー101の先端に支持部材102が固定されており、支持部材102にブラケット103を介して4個のシリンダ104が下向きに支持される。シリンダ104のピストンロッド104aの下端に前記真空パッド24が設けられており、真空パッド24と図示せぬ真空源がバキュームホース105で接続される。尚、支持部材102に立設した支柱106の上端にスプリング107を介してエアブローダクト100の中間部が吊り下げ支持される。
【0039】
而して、バフ・バキュームステーションS2において、モータ92でバフ26を回転させながらモータ80でスライド板79を水平方向に一往復させることにより、タイヤチューブ支持部41にクランプ部材25でクランプされた4個のタイヤチューブ2のシール剤充填孔2aの周囲をバフ磨きし、そこに付着した汚れ等を清掃する。このとき、バフ26とタイヤチューブ2との干渉量は調整ボルト91により調整可能であり、かつバフ26がタイヤチューブ2に接触する面圧は調整ボルト89により調整可能である。バフ26による研磨中にカバー99の内部に飛散した粉塵はエアブローダクト100からの空気で吹き払われる。
【0040】
バフ26が真空パッド24と干渉しない位置に退避すると、シリンダ104を伸長駆動して真空パッド24を下降させ、タイヤチューブ2のシール剤充填孔2aの周囲を吸着する。そしてクランプ部材25によるクランプを一時的に解除した状態で、タイヤチューブ2のシール剤室6に残留する空気を真空パッド24で吸引する。そしてクランプ部材25でタイヤチューブ2を再度クランプしてシール剤室6に空気が進入しないように閉塞した状態で、シリンダ104を収縮駆動して真空パッド24を上方に退避させる。
【0041】
次に、図8、図15および図16に基づいて脱脂ステーションS3の構造を説明する。
【0042】
連結部材72から延びる2本のアーム部材141の先端に支持板142が固定されており、この支持板142に下向きに支持した4個の駆動源143の下端に前記脱脂装置27が設けられる。脱脂装置27の下端には円柱状のフェルト27aが設けられており、このフェルト27aにキシレンやトルエンのような溶剤が含浸される。脱脂装置27の近傍には脱脂部にエアーを吹き付けて溶剤を揮発させるエアーノズル144と、シリンダ145で昇降して溶剤の塗布状態を光沢により確認する光沢センサ146とが設けられる。
【0043】
而して、駆動源143で脱脂装置27を下降させ、タイヤチューブ2のシール剤充填孔2aの周囲に当接させたフェルト27aを回転させることで、該シール剤充填孔2aの周囲に付着した油分を溶剤で除去する。フェルト27aを上方に退避させた後に、エアーノズル144からエアーを噴出して溶剤を速やかに揮発させることができる。
【0044】
次に、図8および図17に基づいてプライマ塗布ステーションS4の構造を説明する。
【0045】
連結部材72から延びる2本のアーム部材147の先端に支持板148が固定されており、この支持板148に下向きに支持した4個の駆動源149の下端に前記プライマ塗布装置28が設けられる。プライマ塗布装置28の下端には円柱状のフェルト28aが設けられており、このフェルト28aに熱硬化性樹脂30の付着性を高めるためのプライマが含浸される。プライマ塗布装置28の構造は、エアーノズル144および光沢センサ146を備えていない以外は、前記脱脂装置27と同一構造である。
【0046】
而して、駆動源149でプライマ塗布装置28を下降させ、タイヤチューブ2のシール剤充填孔2aの周囲に当接させたフェルト28aを回転させることで、該シール剤充填孔2aの周囲にプライマを塗布することができる。
【0047】
次に、図8および図18に基づいてモールドステーションS5の構造を説明する。
【0048】
連結部材72から延びる2本のアーム部材150の先端に支持板151が固定されており、この支持板151に下向きに支持した4個の駆動源152の下端に前記シーラ供給ノズル29が設けられる。従って、駆動源152でシーラ供給ノズル29を下降させてタイヤチューブ2のシール剤充填孔2aにシーラとしての熱硬化性樹脂30(図4(H)参照)をモールドするとができる。
【0049】
次に、図8および図19に基づいてアイロンステーションS6の構造を説明する。
【0050】
連結部材72から延びる2本のアーム部材130の先端に支持板131が固定されており、この支持板131に4個のシリンダ132が下向きに支持される。シリンダ132のピストンロッド132aの下端に前記アイロン29が設けられる。従って、タイヤチューブ2にモールドされた熱硬化性樹脂30に高温のアイロン29を押し付けて加熱硬化させることにより、シール剤充填孔2aを閉塞することができる。
【0051】
以上のように、インデックステーブル42を60°ずつ回転させて各々のタイヤチューブ支持部41を6つの作業ステーションS1〜S6において順次停止させ、そられ作業ステーションS1〜S6の設備で4個のタイヤチューブ2のシール剤充填孔2aを閉塞する作業を所定の順序で行うことができ、しかも複数の作業ステーションS1〜S6で同時並行的に作業を行うことができるので、短時間で多数のタイヤチューブ2を処理することができる。
【0052】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0053】
例えば、実施例ではバフステーションとバキュームステーションとを一体化したバフ・バキュームステーションS2を設けているが、バフステーションとバキュームステーションとを別個に設けても良い。
【0054】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、所定角度ずつ間欠回転するインデックステーブルの外周に、複数のタイヤチューブを支持してクランプ部材でクランプする複数のタイヤチューブ支持部を設け、停止したインデックステーブルの複数のタイヤチューブ支持部に臨む位置に、ワークセットステーションと、バフステーションと、バキュームステーションと、脱脂ステーションと、プライマ塗布ステーションと、モールドステーションと、アイロンステーションと設けたので、ワークセットステーションでタイヤチューブ支持部にタイヤチューブを支持してシール剤充填孔の周囲をクランプした状態でインデックステーブルを間欠回転させることで、バフステーションでシール剤充填孔の周囲を研磨し、バキュームステーションでシール剤室に存在する空気を真空引きし、脱脂ステーションでシール剤充填孔の周囲を脱脂し、プライマ塗布ステーションでシール剤充填孔の周囲にプライマを塗布し、モールドステーションでシール剤充填孔に熱硬化性樹脂をモールドし、アイロンステーションで熱硬化性樹脂を加熱硬化させてシール剤充填孔を閉塞することができ、上記一連の作業をインデックステーブルの回転に伴って順次行うことで短時間で効率的に完了させることができる。
【0055】
しかもシール剤充填孔の周囲をクランプした状態でバフ磨きするので、バフ磨きの荷重によりタイヤチューブが損傷するのを防止することができるだけでなく、油や汚れを除去して熱硬化性樹脂の接着強度を高めることができ、またシール剤室の空気を真空引きにより排出するのでシール剤に空気が混入してシール性能が低下するのを防止することができ、更にシール剤充填孔の周囲に脱脂処理およびプライマ塗布処理を行った後に熱硬化性樹脂でシール剤充填孔を閉塞するので、熱硬化性樹脂の密着性を高めてシール性能を確保することができる。更にまたシール剤充填孔の周囲をクランプした状態で脱脂、プライマ塗布、モールドおよびアイロンの各工程を行うので、シール剤室に再度空気が侵入するのを防止してシール剤の性能を確保することができる。
【0056】
また請求項2に記載された発明によれば、各々のタイヤチューブ支持部に複数のタイヤチューブを支持するので、同時に複数のタイヤチューブに加工を施すことが可能になって作業効率が向上する。
【0057】
また請求項3に記載された発明によれば、各々の作業ステーションで各々のタイヤチューブ支持部 に支持した複数のタイヤチューブを同時に加工するので、複数の作業を同時に進行させて作業効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チューブ入りタイヤを装着した車輪の横断面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】シール剤の封入工程を説明する第1分図
【図4】シール剤の封入工程を説明する第2分図
【図5】シール剤充填ステーションの斜視図
【図6】シール剤封入装置の全体平面図
【図7】インデックステーブルの全体平面図
【図8】ツールベースの全体平面図
【図9】図6の9−9線断面図
【図10】図9の要部拡大図(図11の10−10線断面図)
【図11】図10の11方向矢視図
【図12】図8の12方向矢視図
【図13】図12の13方向矢視図
【図14】図13の14方向矢視図
【図15】図8の15方向矢視図
【図16】図15の16方向矢視図
【図17】図8の17方向矢視図
【図18】図8の18方向矢視図
【図19】図9の要部拡大図
【符号の説明】
2 タイヤチューブ
2a シール剤充填孔
6 シール剤室
7 シール剤
25 クランプ部材
26 バフ
30 熱硬化性樹脂
41 タイヤチューブ支持部
42 インデックステーブル
S1 ワークセットステーション(作業ステーション)
S2 バフ・バキュームステーション(作業ステーション、バフステーション、バキュームステーション)
S3 脱脂ステーション(作業ステーション)
S4 プライマ塗布ステーション(作業ステーション)
S5 モールドステーション(作業ステーション)
S6 アイロンステーション(作業ステーション)
Claims (3)
- タイヤチューブ(2)の内部に区画されたシール剤室(6)に、空気が混入しない状態でシール剤(7)を封入するためのシール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置であって、
所定角度ずつ間欠回転するインデックステーブル(42)と、
インデックステーブル(42)の外周に前記所定角度毎に設けられたタイヤチューブ支持部(41)と、
各々のタイヤチューブ支持部(41)に支持されたタイヤチューブ(2)のシール剤充填孔(2a)の周囲をクランプするクランプ部材(25)と、
インデックステーブル(42)が停止したときに該インデックステーブル(42)の複数のタイヤチューブ支持部(41)に臨む位置に設けられた複数の作業ステーション(S1〜S6)と、
を備え、
前記複数の作業ステーション(S1〜S6)は、
シール剤室(6)の内部にシール剤充填孔(2a)から充填されたシール剤(7)と空気とが存在するタイヤチューブ(2)を、タイヤチューブ支持部(41)に支持してクランプ部材(25)でクランプするワークセットステーション(S1)と、
シール剤充填孔(2a)の周囲をバフ(26)で研磨するバフステーション(S2)と、
クランプ部材(25)によるクランプを一時的に解除した状態で、シール剤室(6)に存在する空気を真空引きするバキュームステーション(S2)と、
シール剤充填孔(2a)の周囲を脱脂する脱脂ステーション(S3)と、
シール剤充填孔(2a)の周囲にプライマを塗布するプライマ塗布ステーション(S4)と、
シール剤充填孔(2a)を覆うように熱硬化性樹脂(30)をモールドするモールドステーション(S5)と、
モールドした熱硬化性樹脂(30)を加熱硬化させてシール剤充填孔(2a)を閉塞するアイロンステーション(S6)と、
を含み、
インデックステーブル(42)を間欠回転させながら各々のタイヤチューブ支持部(41)を前記ワークセットステーション(S1)、バフステーション(S2)、バキュームステーション(S2)、脱脂ステーション(S3)、プライマ塗布ステーション(S4)、モールドステーション(S5)、アイロンステーション(S6)に臨む位置に順次停止させ所定の作業を行うことを特徴とするシール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置。 - 各々のタイヤチューブ支持部(41)は、複数のタイヤチューブ(2)を支持可能であることを特徴とする、請求項1に記載のシール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置。
- 各々の作業ステーション(S1〜S6)は、各々のタイヤチューブ支持部(41)に支持した複数のタイヤチューブ(2)を同時に加工可能であることを特徴とする、請求項2に記載のシール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001067468A JP4511754B2 (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | シール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001067468A JP4511754B2 (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | シール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002264224A JP2002264224A (ja) | 2002-09-18 |
JP4511754B2 true JP4511754B2 (ja) | 2010-07-28 |
Family
ID=18925814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001067468A Expired - Fee Related JP4511754B2 (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | シール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4511754B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101383110B1 (ko) * | 2012-12-21 | 2014-04-08 | 한국타이어 주식회사 | 타이어 내부의 밀봉재 도포장치 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63169209A (ja) * | 1986-12-29 | 1988-07-13 | Niigata Eng Co Ltd | 自動バリ取り装置 |
JPH01208207A (ja) * | 1988-02-16 | 1989-08-22 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JPH09174710A (ja) * | 1995-12-26 | 1997-07-08 | Honda Motor Co Ltd | シール剤入りタイヤチューブの製造方法 |
JPH09300481A (ja) * | 1996-03-11 | 1997-11-25 | Honda Motor Co Ltd | シール剤入りタイヤチューブの製造方法 |
JPH1016522A (ja) * | 1996-06-27 | 1998-01-20 | Honda Motor Co Ltd | チューブ入りタイヤ |
JP2001301050A (ja) * | 2000-04-21 | 2001-10-30 | Honda Motor Co Ltd | シール剤入りタイヤチューブにおけるシール剤充填方法 |
JP2001301051A (ja) * | 2000-04-21 | 2001-10-30 | Honda Motor Co Ltd | シール剤入りタイヤチューブにおけるシール剤充填方法 |
-
2001
- 2001-03-09 JP JP2001067468A patent/JP4511754B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63169209A (ja) * | 1986-12-29 | 1988-07-13 | Niigata Eng Co Ltd | 自動バリ取り装置 |
JPH01208207A (ja) * | 1988-02-16 | 1989-08-22 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JPH09174710A (ja) * | 1995-12-26 | 1997-07-08 | Honda Motor Co Ltd | シール剤入りタイヤチューブの製造方法 |
JPH09300481A (ja) * | 1996-03-11 | 1997-11-25 | Honda Motor Co Ltd | シール剤入りタイヤチューブの製造方法 |
JPH1016522A (ja) * | 1996-06-27 | 1998-01-20 | Honda Motor Co Ltd | チューブ入りタイヤ |
JP2001301050A (ja) * | 2000-04-21 | 2001-10-30 | Honda Motor Co Ltd | シール剤入りタイヤチューブにおけるシール剤充填方法 |
JP2001301051A (ja) * | 2000-04-21 | 2001-10-30 | Honda Motor Co Ltd | シール剤入りタイヤチューブにおけるシール剤充填方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002264224A (ja) | 2002-09-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN207447963U (zh) | 变速箱箱体用加工装夹装置 | |
CN104972733B (zh) | 一种真空贴合一体机和真空贴合方法 | |
CN104440585B (zh) | 一种全自动高效喷砂除飞边设备 | |
JP4511754B2 (ja) | シール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置 | |
KR102260842B1 (ko) | 자동차 내장재의 스킨 부착 자동화 장치 | |
CN100448652C (zh) | 装入密封剂的轮胎内胎的密封剂充填方法 | |
CN107962781A (zh) | 一种喷胶包边一体机 | |
JP4511753B2 (ja) | シール剤入りタイヤチューブのシール剤封入装置 | |
CN207984005U (zh) | 一种喷胶包边一体机 | |
JP3404189B2 (ja) | タイヤ加硫装置 | |
KR100516783B1 (ko) | 타이어 리트레드 장치 | |
KR100853121B1 (ko) | 인몰드 사출장치 | |
CN112497150A (zh) | 一种用于液压衬套的组装装置及加工工艺 | |
JP4363743B2 (ja) | シール剤入りタイヤチューブにおけるシール剤充填方法 | |
CN215964582U (zh) | 具有自动上料功能的固化装置 | |
CN220201776U (zh) | 一种玻璃镀膜喷涂装置 | |
CN214234633U (zh) | 一种自动喷胶机 | |
KR100774955B1 (ko) | 자동차용 고무호스 고정부재의 고정 및 회전장치 | |
CN219446205U (zh) | 一种轮胎子口修补装置 | |
CN220532018U (zh) | 一种汽车零件喷漆烘干设备 | |
CN116618241B (zh) | 一种汽车电池包灌胶装置 | |
CN218225437U (zh) | 一种气瓶装配装置 | |
CN212795969U (zh) | 一种焊接设备的上模夹具 | |
CN221272038U (en) | Protective mask heat seal device of lockstitching a border | |
CN115816130B (zh) | 一种汽车发电机外壳加工夹具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100413 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100421 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100507 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |