JP4511421B2 - 液体封入ブッシュ - Google Patents

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Description

本発明は、内外筒に挟まれたゴム弾性体の内部に液室を形成し、液体の流動抵抗によって振動を減衰させるようにした液体封入ブッシュに関し、特に、自動車のサスペンションアームやトルクロッドなどのリンク装置に好適な構造の技術分野に属する。
従来より、一般的に、自動車のサスペンションアームやトルクロッドなどに用いられるリンク装置は、2つの部材同士を所定の軌跡に沿って相対移動するように連結するとともに、それらの部材間の振動伝達を抑制するために、主軸部の両端における各部材との連結部にそれぞれゴムブッシュを設けている(例えば特許文献1を参照)。
また、ゴム弾性体の内部に液室を形成して、液体の流動抵抗により振動を減衰させるようにした液体封入式のゴムブッシュは自動車用のエンジンマウントなどに広く利用されており(例えば特許文献2、3などを参照)、これを前記リンク装置に適用して、振動減衰作用を高めることも提案されている(例えば特許文献4を参照)。
前記提案例の液入り防振リンク装置では、ゴムブッシュの内部に形成した複数の液室間で液体を流動させるオリフィス通路が、リンク装置の主軸部を軸心方向に貫通して延びるように形成されており、その通路長さをゴムブッシュの大きさに制約されることなく、十分に長くすることができるので、非常に大きな振動減衰作用を得ることができる。
特開平6−109075号公報 特許第3601196号公報 特開平10−78076号公報 特公平6−29637号公報
ところで、一般にリンク装置は、主軸部の軸心方向に主たる荷重が入力するように設けられ、この主荷重を受け止めた後は、これによる揺り返しを速やかに減衰させることが求められている。そこで、前記提案例(特許文献4)のものでも、ゴムブッシュ内には主軸部の軸心方向、即ちブッシュの径方向に並ぶように一対の液室を形成し、これら各液室の容積を前記主荷重によるゴム弾性体の変形によって大きく変化させて、オリフィス通路における液体の流通量を確保するようにしている。
しかし、例えば、自動車に横置き搭載されたパワープラントの前後方向の揺れを抑えるために、その下部を車体部材に連結するトルクロッドの場合は、急加速時などの大荷重が前記のようにロッド(主軸部)の軸方向に作用し、これによりゴムブッシュに径方向の主荷重が入力して、その内外筒が径方向に相対変位する一方で、エンジンのアイドル振動などパワープラントのロール軸周りの振動はロッドを捩るように作用し、これによりゴムブッシュの内外筒が相対的に回動変位することになる。
また、所謂シェークと呼ばれる上下方向の振動によってトルクロッドが上下に揺動するときにも、ゴムブッシュの内外筒は相対的に回動変位することになるが、このように内外筒が相対回動変位するときにはゴム弾性体が或る程度、変形しても、液室の容積はあまり変化しないので、オリフィス通路における液体の流動量は少なく、これによる減衰はあまり期待できない。
つまり、従来構造の液体封入ブッシュを防振リンク装置に適用しても、これをトルクロッドとして用いる場合、エンジンのアイドル振動やシェークなどについては液体封入式であることのメリットを活かすことができず、それらの振動を効果的に低減することができないという問題がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、例えば前記トルクロッドのような防振リンク装置に適用される液体封入ブッシュにおいて、その筒軸に略直交する主荷重入力方向の振動だけでなく、内外筒が相対回動するような別の方向の振動に対しても液体の流動による減衰を付与して、この振動を効果的に低減できるようにすることにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、液体封入ブッシュの内筒体側から主液室内を径方向外方に延びて、当該主液室を周方向に複数の区域に分ける区分壁部を設け、この区分壁部の外端面と相対向する主液室の外周壁面との間に所定間隔の隙間を形成して、内外筒が相対回動するときに、その隙間がオリフィス通路として機能するようにした。
具体的に、請求項1の発明は、内筒体と、その径方向外方を囲む外筒体と、これら内筒体及び外筒体の間に介装されて両者を連結するゴム弾性体と、このゴム弾性体内にその変形に伴い容積が変化するように形成された主液室と、この主液室にオリフィス通路を介して連通された副液室と、を備えた液体封入ブッシュを前提とする。
そして、前記主液室を、径方向の所定方向からの主荷重入力によって容積が変化するよう、その主荷重入力方向で前記内筒体と隣り合うように設ける場合に、前記内筒体には、その外周から前記主液室内に向かって径方向外方に突出する突出部を形成し、この突出部を覆うゴム層を当該突出部の先端からさらに径方向外方に延ばして、前記主液室を周方向に複数の区域に分ける区分壁部を構成するとともに、この区分壁部の径方向外端面と相対向する主液室の外周壁面との間に、その区分壁部の両側の区域間で液体が流通するオリフィス通路となるように、所定間隔の隙間を形成したものである。
より具体的に、前記区分壁部は2つ形成し、筒軸方向に見て、その2つの区分壁部が主荷重入力方向の仮想の直線を挟んで、径方向外方に向かい互いに徐々に離れるように設け、それら2つの区分壁部の間に挟まれるように、主液室の外周壁面から径方向内方に向かって膨出する膨出部を形成したものである。
前記の構成により、まず、液体封入ブッシュに、その径方向の所定方向から主荷重が入力すると、ゴム弾性体の変形によって主液室の容積が比較的大きく変化し、この主液室と副液室との間のオリフィス通路を液体が流通するときの抵抗によって、前記主荷重入力に起因する振動が効果的に減衰されるようになる。
また、前記液体封入ブッシュに、その内外筒が相対的に回動変位するような方向の振動が入力すると、ゴム弾性体の変形によって内外筒が相対回動変位し、内筒体側の区分壁部が主液室内を周方向に移動する。このとき、該区分壁部により分けられている複数の区域間で液体が、当該区分壁部の外端面と相対向する主液室の外周壁面との間の隙間、即ちオリフィス通路を介して流通するようになり、その流動抵抗によって前記の入力振動が効果的に減衰される。
そのように区分壁部の外端面と主液室の外周壁面との間の隙間をオリフィス通路として機能させるためには、液体の粘性などにもよるが、両者の間隔を概略1〜6mmとすればよい。そうして、前記の構成によると、ブッシュに径方向から入力する主荷重による振動だけでなく、内外筒が相対回動するような別の方向の振動に対しても液体の流動による減衰を付与して、振動を効果的に低減することができる。
さらに、液体封入ブッシュに径方向の主荷重が入力して、内外筒が径方向に大きく相対変位するときには、その主荷重入力方向に向かい内筒体側から径方向外方に延びた2つの区分壁部の各外端面が、それぞれ、主液室の外周壁面に当接するとともに、その外周壁面から、即ち外筒体側から径方向内方に膨出する膨出部の端部が、相対向する主液室の内周壁面に当接して、それぞれ内外筒の相対変位を規制するストッパとして機能する。こうして2段構えのストッパにより、大きな主荷重入力に対してもゴム弾性体の過度の変形を防止して、耐久性を確保することができる。
その場合に、より好ましいのは、前記各区分壁部にそれぞれ埋設されている内筒体の突出部の先端と、膨出部の先端とが、前記主荷重入力方向にオーバーラップしていることである。こうすれば、内外筒が相対回動変位するときにも、その変位が大きくなれば区分壁部と膨出部とが当接して、過度の変位を規制するストッパとして機能するようになるので、ゴム弾性体の過度の変形をより確実に防止することができる。
前記の如き構成の液体封入ブッシュにおいて、好ましいのは、区分壁部の形状を、径方向外方側に向かって徐々に周方向の厚みが増大する先太りのものとすることである(請求項2の発明)。こうすれば、オリフィス通路として機能する隙間の通路長さを長くすることができ、液体の流動抵抗による減衰を安定的に得る上で有利になる
た、前記膨出部をブッシュの径方向内方に向かって徐々に周方向に狭まる台形状とし、その周方向一側面に開口するように穴部が形成してもよい。こうすると、膨出部の先端が主液室の内周壁面に当接してストッパとして機能するときに、膨出部の変形に伴い穴部から主液室に押し出される液体の流動抵抗によっても減衰作用が得られる。この場合には、前記穴部の開口が区分壁部によって塞がれることがないよう、その穴部の開口する膨出部の周方向一側に位置する一方の区分壁部は、他方よりも径方向の長さを短くすることが好ましい(請求項の発明)
記の如き構成の液体封入ブッシュは、特に自動車の車体とパワープラントとを連結するトルクロッドのような防振リンク装置に適用するのが好ましい。すなわち、自動車の車体に横置きに搭載されたパワープラントには、その揺動を抑えるために下部にトルクロッドが取り付けられるが、このトルクロッドには急加速時などの大荷重がロッド(主軸部)の軸方向に作用し、これが液体封入ブッシュに径方向の主荷重として入力するとともに、エンジンのアイドル振動や所謂シェークなどによって、特にパワープラント側のブッシュにはその内外筒を相対回動させるような方向の振動が入力する。
したがって、上述したように径方向の主荷重の入力に起因する振動だけでなく、内外筒が相対回動するような別の方向の振動に対しても液体の流動による減衰を付与して、振動を効果的に低減することができる、という本発明の液体封入ブッシュの作用は、前記トルクロッドの特にパワープラント側のブッシュとして用いたときに、非常に有効なものとなるのである
以上、説明したように、本発明に係る液体封入ブッシュによると、ゴム弾性体に設けられた主液室内を内筒体側から径方向外方に延びて、当該主液室を周方向に複数の区域に分ける区分壁部を設け、この区分壁部の外端面と相対向する主液室の外周壁面との間に所定間隔の隙間を形成して、内外筒が相対回動するときにオリフィス通路として機能させるようにしたから、径方向の主荷重入力に起因する振動だけでなく、内外筒が相対回動するような別の方向の振動に対しても液体の流動による減衰を付与して、振動を効果的に低減することができる、
そして、前記区分壁部を利用して2段構えのストッパを構成すれば、大きな主荷重入力に対してもゴム弾性体の過度の変形を防止して、液体封入ブッシュの耐久性を十分に確保することができる
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1及び図2は、本発明の実施形態1に係る液体封入式のゴムブッシュ1を示し、このゴムブッシュ1は、例えば図3に一例を示すようなトルクロッドA(防振リンク装置)のパワープラント側の連結部に用いられる。トルクロッドAは、図示しないが、自動車のエンジンルームに横置きに搭載されるエンジン及びトランスミッション(パワープラント)の下端部を後方のサブフレーム等の車体側部材に連結して、そのパワープラントの過大な揺動を規制するためのものである。
図示のトルクロッドAは、長手方向の両端部に小嵌入孔10a及び大嵌入孔10bが平行に設けられたアルミニウム合金製のブラケット10と、その各嵌入孔10a,10bにそれぞれ嵌め込まれたゴムブッシュ1,11とからなる。小嵌入孔10aには前記液体封入式のゴムブッシュ1が嵌め込まれ、その内筒2は図示しないボルトなどによってパワープラントの下部に連結される。また、大嵌入孔10bに嵌め込まれたゴムブッシュ11の内筒12も同様にして車体側の部材に連結される。尚、2つの嵌入孔10a,10bに挟まれたブラケット10の中間部(トルクロッドの主軸部)には軽量化のための貫通孔10cが形成されている。
そうしてパワープラントの下部を後方の車体側部材に連結するトルクロッドAには、自動車の急加速時などにその反力によってパワープラントが後傾するとき、長手方向(主軸部の軸方向)に大きな引っ張り荷重が作用し、これがゴムブッシュ1,11にそれぞれ径方向の主荷重として入力する。従って、ゴムブッシュ1,11には、そのように大きな主荷重を受け止めた後に、これによる揺り返しを速やかに減衰させることが求められる。
また、エンジンのアイドル振動などパワープラントのロール軸周りの振動はトルクロッドAを捩るように作用し、さらに、所謂シェークと呼ばれる上下方向の振動によって、トルクロッドAは上下に揺動する。このようにトルクロッドAが捩られたり、上下動したりするときには、ゴムブッシュ1,11の内外筒は相対的に回動変位することになるが、特にパワープラント側のゴムブッシュ1は、アイドル振動の伝達を抑えるために比較的柔らかなゴムを用いており、その内外筒の回動変位は相対的に大きなものになりやすい。
そこで、本発明では、前記パワープラント側のゴムブッシュ1を液体封入式のものとして、液体の流動により振動の減衰を図るようにしている。すなわち、この実施形態1のゴムブッシュ1は、前記図1、2に拡大して示すように、内筒体2と、その径方向外方を所定間隔を隔てて囲む外筒体3と、これら内筒体2及び外筒体3の間に介装されて両者を連結するゴム弾性体4と、このゴム弾性体4内にその変形に伴い容積が変化するように形成された主液室5と、この主液室5に一対のオリフィス通路6,6を介して連通された副液室7と、を備えている。
前記内筒体2及び外筒体3の軸線X1,X2(筒軸)は、図2に示すように所定方向(図の上下方向)にオフセットして、互いに平行になっており、そのオフセット方向がトルクロッドAの長手方向、即ちゴムブッシュ1への径方向の主荷重入力方向となるようにして、前記ブラケット10の小嵌入孔10aに嵌め込まれる。言い換えると、内筒体2及び外筒体3の軸線X1,X2は前記主荷重入力方向にオフセットしており、両者は主荷重入力方向に見ると、合致する。
そして、そのようにブラケット10の小嵌入孔10aに嵌め込まれた状態で、ゴムブッシュ1の主液室5及び副液室7は、前記主荷重の入力方向で内筒体2を両側から挟むように、言い換えると、主荷重入力方向で内筒体2と隣り合うように設けられている。また、図2(a)に示すように軸線X1,X2方向に見ると、内筒体2と外筒体3とを連結するゴム弾性体4の主ばね部40,40は、前記主荷重入力方向(直線Lで示す)に対し略直交する径方向で内筒体2を両側から挟むように、即ち同図において内筒体2の左右両側に位置している。
さらに、前記オリフィス通路6,6は、それぞれゴム弾性体4の各主ばね部40の外周面に周方向に延びるように形成された溝部と、その主ばね部40の外周面が接着される外筒体3の内周面との間に形成され、一端部(図2(a)の下端部)が主液室5を臨んで開口する一方、他端部(同図の上端部)は副液室7を臨んで開口している。そして、内筒体2及び外筒体3が前記主荷重入力方向に相対変位して、主液室5の容積が変化すると、オリフィス通路6,6を介して主液室5と副液室7との間で液体が流通し、その流動抵抗によって前記内外筒2,3の相対変位に減衰が付与されるようになっている。
尚、前記ゴム弾性体4の外周付近には、これを補強するための中間筒体41が埋め込まれている。また、内筒体2と副液室7との間には軸線X1,X2方向に貫通する貫通空所42が形成され、この貫通空所42と副液室7との間の隔壁部43は、液体の流出に伴う副液室7容積変化を吸収するダイヤフラムとして機能するようになっている。
上記の構成に加えて、この実施形態のゴムブッシュ1では、本発明の特長部分として、主液室5を周方向に区分けする区分壁部8,8が設けられており、その径方向外方の端面と相対向する主液室5の外周壁面との隙間S,Sが、オリフィス通路として機能するとともに、その区分壁部8,8がストッパとしても機能するようになっている。
すなわち、まず、前記内筒体2には、その外周から主液室5内に向かって突出する2つの突出片20,20(突出部)が形成されている。この各突出片20は、それぞれ、内筒体2に、その外周における軸方向中央部を含む所定範囲から径方向外方に突出するように一体成形されていて、これを覆うように形成されたゴム弾性体4のゴム層44,44が、各突出片20,20の先端からさらに径方向外方に延びて、主液室5を周方向に3つの区域に分ける2つの区分壁部8,8を構成している。
前記2つの区分壁部8,8は、図2(a)のように軸線X1,X2方向に見ると、主荷重入力方向の仮想直線Lを挟んで径方向外方に向かい徐々に離れるように設けられ、同図では下方に向かって広がるハの字状になっている。この区分壁部8,8によって主液室5は、同図にのみ左側から右側に順に示すように、周方向に第1、第2及び第3の3つの区域5a、5b、5cに分けられている。そして、各区分壁部8の径方向外端面(図の下端面)とその径方向外方に対向する主液室5の外周壁面との間に隙間S,Sが形成されている。
この隙間Sは、ゴムブッシュ1の内筒体2及び外筒体3が相対回動変位して、内筒体2側の区分壁部8,8が主液室5内を周方向に移動するときに、前記の区域5a〜5c間で相互に液体が流通するオリフィス通路となり、その液体の流動抵抗によって前記内外筒2,3の回動変位に減衰を付与するようになっている。この実施形態では、主にエンジンのアイドル振動に起因する内外筒2,3の回動変位に対して効果的に減衰を付与するために、前記隙間Sの大きさ(区分壁部8の外端面と相対向する主液室5外周壁面との間の径方向の間隔)を概略3〜4mmくらいに設定しているが、適切な隙間Sの大きさは液体の粘性などによっても異なるもので、概略1〜6mmとすればよい。
また、前記2つの区分壁部8,8の間に挟まれるようにして、主液室5の外周側にはストッパ部材9が配設されている。このストッパ部材9は、金属製乃至樹脂製の円弧状プレート90と、その内周面に内方に向かって膨出するように形成されたゴムのストッパ部91(膨出部)とからなり、そのプレート90の内周面が概略、中間筒体41の内周面と連続するようにゴム弾性体4に組み付けられて、これと一体に外筒体3内に圧入されたものである。
こうして組み付けられたストッパ部材9のプレート90の内周面には、前記ゴムストッパ部91と一体の薄いゴム膜が形成されていて、これがゴムブッシュ1の主液室5の外周壁面になっている。また、そこから膨出する前記ゴムストッパ部91は、主液室5をその外周壁面から主荷重入力方向に内筒体2側に向かって膨出するとともに、先端側ほど徐々に周方向に狭まる台形状とされており、その先端面は、主液室5の内周面、即ち内筒体2の外周面を覆うゴム弾性体4と一体のゴム膜と、所定の間隔を空けて対峙している。
そのため、前記内筒体2及び外筒体3が主荷重入力方向に大きく相対変位すると、前記の如く内筒体2側から径方向外方に延びた2つの区分壁部8,8の各外端面がそれぞれ主液室5の外周壁面に当接するとともに、その外周壁面から径方向内方に膨出するストッパ部91の先端面が主液室5の内周壁面に当接して、それぞれ内外筒2,3の相対変位を規制するストッパとして機能することになる。
その際、前記各区分壁部8の径方向外側がゴム層44のみで形成されているため、その外端面と主液室5の外周壁面との当接初期には区分壁部8が容易に撓むようになり、その当接の際の衝撃を非常に小さくすることができる。言い換えると、そのように区分壁部8の径方向外側が容易に撓む間はストッパとしての機能はかなり弱くなるから、その外端面と主液室5外周壁面との間の隙間Sの間隔を前記のように小さく設定していても、このことによって内外筒体2,3間の相対変位が小さくなり過ぎることはない。
一方で、図2(a)に明らかなように、筒軸X1,X2方向に見ると、前記各区分壁部8の径方向内方に埋設されている内筒体2の突出片20,20と、前記のように主液室5内を主荷重入力方向に径方向内方に向かうゴムストッパ部91とは、その主荷重入力方向にオーバーラップしている。このため、内筒体2及び外筒体3が相対的に回動変位して、いずれかの区分壁部8の側面とゴムストッパ部91の側面とが当接すれば、それ以上の回動変位が規制されることになる。つまり、前記区分壁部8,8及びゴムストッパ部91によって、内外筒2,3の過度の相対回動変位を規制するストッパも構成されている。
したがって、この実施形態1の如き構成の液体封入ブッシュ1は、自動車の車体に横置きに搭載されたパワープラントが加速時の反力などによって後傾し、その下部に取り付けられたトルクロッドAの長手方向に引っ張り荷重が作用すると、この荷重が径方向の主荷重として入力し、内筒体2及び外筒体3が主荷重入力方向に相対変位する。これによりゴム弾性体4の主ばね部40,40が撓んで、主液室5の容積が比較的大きく変化し、オリフィス通路6,6を流通する液体の流動抵抗によって、前記の主荷重入力に起因する振動が効果的に減衰される。よって、加減速時などのパワープラントの揺動を速やかに減衰させることができる。
また、例えば急加速時など、前記主荷重による内外筒2,3の相対変位が大きいときには、内筒体2側の区分壁部8,8が主液室5の外周壁に当接するとともに、その外周壁の、即ち外筒体3側のゴムストッパ部91が主液室5の内周壁に当接して、それぞれ内外筒2,3の相対変位を規制するストッパとして機能する。この2段構えのストッパにより、大きな主荷重入力に対してもゴム弾性体4の主ばね部40,40の過度の変形を防止して、耐久性を確保することができる。
さらに、エンジンのアイドル振動などがトルクロッドAを捩るように作用し、これによりゴムブッシュ1の内外筒2,3が相対回動変位するときには、内筒体2側の区分壁部8,8の外端面と主液室5の外周壁面との隙間S,Sにおける液体の流動抵抗によって減衰力が発生し、これにより、アイドル振動も効果的に低減することができる。
図4は、エンジンのアイドル振動を含む比較的低周波の振動(例えば振幅が±0.1mmで周波数が10〜30Hz)の入力に対してトルクロッドAが示す捩り方向の動ばね特性を数値計算によって予測したグラフ図である。図に実線で示すように、この実施形態の液体封入ブッシュ1をパワープラント側に用いると、上述の如く液体の流動抵抗による減衰が得られることから、10〜30Hzにおける損失係数tanδの値が0.20以上とかなり高くなっており、総ゴムの場合(図示しないが通常、0.1くらい)に比べて、アイドル振動の低減に優れることが分かる。
また、図に破線で示すように内部損失の増大に伴う動ばねの上昇は比較的低く抑えられており、仮に総ゴムのブッシュでゴムの物性等を変更することにより、同等の減衰効果を得ようとする場合に比べると、動ばねの上昇による弊害は非常に小さいと言える。
さらにまた、この実施形態では、所謂シェークなど上下方向の振動によってトルクロッドAが上下に揺動するときにも、ゴムブッシュ1の内外筒2,3が相対回動変位して、前記アイドル振動の場合と同様に液体の流動抵抗によって振動の減衰が図られる。しかも、その回動変位量が大きくなれば、内筒体2側の区分壁部8,8と外筒体3側のゴムストッパ部91とが当接して、ストッパとして機能することになるので、ゴムブッシュ1の耐久性をより確実なものとすることができる。
−変形例−
図5は、前記した実施形態1のゴムブッシュ1の変形例を示し、同図(a)は、2つの区分壁部8,8の形状を、それぞれ、径方向外方に向かって徐々に周方向の厚みが増大する先太りにしたものである。こうすれば、オリフィス通路として機能する隙間S,Sの通路長さが長くなるので、液体の流動抵抗による減衰を安定的に得る上で有利になる。
また、同図(b)は、ゴムストッパ部91の周方向一側面(図の右側面)に開口するように穴部91aを形成したものである。こうすると、主荷重の入力により内外筒2,3が径方向に大きく相対変位して、ゴムストッパ部91の先端が主液室5の内周壁面に当接し、ストッパとして機能するときには、該ゴムストッパ部91の弾性変形に伴い穴部91aから主液室5内に押し出される液体の流動抵抗によっても、減衰が得られるようになる。そして、そのように主液室5内に向かって液体の押し出される穴部91aの開口を塞がないように、その穴部91aの開口するゴムストッパ部91の周方向一側に位置する一方の区分壁部8(図の右側の区分壁部8)は、他方よりも径方向の長さを短くしている。
参考例
図6は、参考例に係る液体封入式のゴムブッシュ1’を示す。このゴムブッシュ1’は、区分壁部80を1つだけとし、これに対応して主液室5の外周壁面に形成するゴムストッパ部92の形状を前記実施形態1と異ならせたものであり、それ以外の構造は実施形態1のものと同じなので、同一部材には同一符号を付して、その説明は省略する。
そして、この参考例では、図6(a)に示すように筒軸X1,X2方向に見て、内筒体2の外周から突出する突出片21(突出部)と、これを覆って径方向外方に延びるゴム層45とによって、主液室5内を主荷重入力方向(L)に径方向内方から外方に向かって延びて、当該主液室5を周方向に2つの区域5a,5bに分ける単一の区分壁部80が構成されている。この区分壁部80の径方向外端面(図の下端面)とその径方向外方に対向する主液室5の外周壁面との間には、前記実施形態1と同様にオリフィス通路として機能する隙間Sが形成されている。
また、前記区分壁部80に対応して主液室5の外周側に設けられたゴムストッパ部92は、この参考例では、前記区分壁部80の径方向外端部を周方向の両側(同図(a)の左右両側)から囲むように、主液室5の外周壁面から径方向内方に向かって膨出する一対の膨出部92a,92aを有している。そして、その一対の膨出部92a,92aの先端部同士を同図(b)に示すように軸線X1,X2方向の両端部でそれぞれ連繋する半円状の連繋壁部92b,92bが設けられており、これら膨出部92a及び連繋壁部92bは、図示の如く、区分壁部80の径方向内方に埋設されている内筒体2の突出片21と主荷重入力方向(図の上下方向)にオーバーラップしている。
したがって、この参考例の液体封入ブッシュ1’を用いたトルクロッドAによっても、前記実施形態1のものと同様に、オリフィス通路6,6における液体の流動抵抗により加減速時などのパワープラントの揺動を速やかに減衰させることができるとともに、主液室5の外周壁面と区分壁部80の外端面との隙間Sにおける液体の流動抵抗によって、アイドル振動を効果的に低減することができる。
また、前記実施形態1と同様に、急加速時などには、内筒体2側の前記区分壁部80と外筒体3側のゴムストッパ部92とがそれぞれ内外筒2,3の径方向の相対変位を規制する2段構えのストッパとして機能するとともに、それら区分壁部80及びゴムストッパ部92が内外筒2,3の相対回動変位に対してもストッパとして機能するようになるので、大きな荷重入力に対してもゴム弾性体4の主ばね部40,40の過度の変形を防止して、耐久性を確保することができる。
尚、本発明の構成は、前記の実施形態1に限定されるものではなく、その他の種々の態様を包含するものである。すなわち、例えば前記の実施形態1で、本発明に係るゴムブッシュ1(液体封入ブッシュ)を自動車のパワープラントのトルクロッドAに適用しているが、これに限らず、本発明の液体封入ブッシュは例えばサスペンションリンクなど種々の防振リンク装置に適用することができる。
以上、説明したように、本発明に係る液体封入ブッシュを用いた防振リンク装置は、その軸方向に入力する主荷重による振動だけでなく、ブッシュの内外筒が相対回動するような別の方向の振動に対しても液体の流動による減衰を付与して、この振動を効果的に低減できるものなので、例えば自動車のエンジンマウント、サスペンションブッシュを始めとして、各種産業機械などにも好適である。
実施形態1に係る液体封入ブッシュの(a)外観を示す斜視図及び(b)一部を切り欠いて内部構造を示す斜視図である。 同ブッシュの(a)横断面図及び(b)縦断面図である。 同ブッシュを用いたトルクロッドの斜視図である。 同トルクロッドの捩り方向の動ばね特性を示すグラフである。 (a),(b)はそれぞれ同ブッシュの変形例に係る図2(a)相当図である。 参考例に係る液体封入ブッシュの図2相当する参考図である。
L 主荷重入力方向の仮想直線
S 隙間
1 ゴムブッシュ(液体封入ブッシュ)
2 内筒体
20,21 突出片(突出部)
3 外筒体
4 ゴム弾性体
44,45 ゴム層
5 主液室
6 オリフィス通路
7 副液室
8,80 区分壁部
9 ストッパ部材
91,92 ゴムストッパ部(膨出部)
91a 穴部

Claims (3)

  1. 内筒体と、その径方向外方を囲む外筒体と、これら内筒体及び外筒体の間に介装されて両者を連結するゴム弾性体と、このゴム弾性体内にその変形に伴い容積が変化するように形成された主液室と、この主液室にオリフィス通路を介して連通された副液室と、を備えた液体封入ブッシュにおいて、
    前記主液室は、径方向の所定方向からの主荷重入力によって容積が変化するよう、その主荷重入力方向で前記内筒体と隣り合うように設けられ、
    前記内筒体には、その外周から前記主液室内に向かって径方向外方に突出する突出部が形成され、この突出部を覆うゴム層が当該突出部の先端からさらに径方向外方に延びて、前記主液室を周方向に複数の区域に分ける区分壁部とされており、
    前記区分壁部の径方向外端面と相対向する主液室の外周壁面との間には、その区分壁部の両側の区域間で液体が流通するオリフィス通路となるように、所定間隔の隙間が形成されており、
    前記区分壁部は2つ設けられ、筒軸方向に見て、その2つの区分壁部が主荷重入力方向の仮想の直線を挟んで、径方向外方に向かい互いに徐々に離れるように設けられ、
    前記2つの区分壁部の間に挟まれるように、主液室の外周壁面から径方向内方に向かって膨出する膨出部が形成されていることを特徴とする液体封入ブッシュ。
  2. 請求項1の液体封入ブッシュにおいて、
    前記区分壁部は、径方向外方に向かって徐々に周方向の厚みが増大する形状とされていることを特徴とする液体封入ブッシュ。
  3. 請求項1又は2のいずれかの液体封入ブッシュにおいて、
    前記膨出部は、径方向内方に向かって徐々に周方向に狭まる台形状とされ、その周方向一側面に開口するように穴部が形成されていて、
    前記2つの区分壁部のうち、前記穴部の開口する膨出部の周方向一側に位置する一方の区分壁部は、他方よりも径方向の長さが短くされていることを特徴とする液体封入ブッシュ。
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