JP4500310B2 - 挿入装置、及び内視鏡システム - Google Patents

挿入装置、及び内視鏡システム Download PDF

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Description

本発明は、内視鏡の挿入部を体腔内に導入する際に使用される挿入装置、及びその挿入装置を備える内視鏡システムに関する。
近年、細長で可撓性を有する挿入部を備えた内視鏡は、医療分野において、検査或いは処置等に利用されている。この内視鏡では、挿入部を体腔内に挿入させることによって、切開することなく体腔内臓器等の観察を行えるばかりでなく、必要に応じて、挿入部に設けられている処置具挿通チャンネルを介して処置具を体腔内に導入することによって各種治療や処置を行える。前記内視鏡においては、挿入部の先端側に湾曲部が設けられている。湾曲部は、この湾曲部を構成する湾曲駒に連結された操作ワイヤを進退移動させることによって、例えば上下方向或いは左右方向等に湾曲動作するようになっている。操作ワイヤは、操作部に設けられている例えば湾曲ノブを回動操作されることによって進退移動されるようになっている。
内視鏡検査を行う場合、挿入部を、複雑に入り組んだ体腔内に挿入しなければならない。挿入部を複雑に入り組んだ管腔である、例えば大腸などのように360°のループを描く管腔に挿入する際、術者は、湾曲ノブを操作して湾曲部を湾曲動作させるとともに、挿入部を捻り操作するなどの手元操作を行って、挿入部の先端部を観察目的部位に向けて導入していく。
しかし、挿入部を、複雑に入り組んだ大腸の深部まで患者に苦痛を与えることなく、スムーズに短時間で導入できるようになるまでには熟練を要する。言い換えれば、経験の浅い術者においては、挿入部を深部まで挿入していく際に、挿入方向を見失って挿通に手間取ってしまうおそれや、挿入部を深部に向けて挿通させていく際に腸の走行状態を変形させてしまうおそれがあったこのため、挿入部の挿入性を向上させるための各種提案がなされている。
例えば、特開平10−113396号公報には、生体管の深部まで容易にかつ低侵襲で医療機器を誘導し得る、医療機器の推進装置が示されている。この推進装置では、回転部材に、この回転部材の軸方向に対して斜めのリブが設けてある。このため、回転部材を回転動作させることにより、回転部材の回転力がリブによって推進力に変換され、推進装置に連結されている医療機器が前記推進力によって深部方向に向かって移動される。
しかしながら、前記特開平10−113396号公報の医療機器の推進装置においては、例えば推進装置の回転部材が管腔の屈曲部を通過する際、回転部材の一部だけが管腔内壁に対して接触した状態になってしまうことがある。この場合、管腔内壁に対する接触状態が不十分であることによって、所望の推進力を得られなくなるおそれがある。
さらに、回転部材を管腔に挿入する際に、例えば回転部材の先端部位が腸の襞や小さな凹み等に引っかかり、これによって円滑に前進することが妨げられるおそれもある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、内視鏡挿入部を所望の部位まで案内するための挿入部を、体腔内において常に円滑に進行させる挿入装置、及び内視鏡システムを提供することを目的にしている。
本発明の挿入装置は、被検体に挿入される長尺な部材により構成され、予め被検体に挿入された後、内視鏡挿入部を当該被検体に挿入する際当該内視鏡挿入部を案内する案内管と、前記案内管の外周面に設けられた推進力発生部と、前記推進力発生部が設けられた前記案内管を長手軸廻りに回転させる案内管回転装置を有する回転部と、前記回転部の制御を行う回転制御部と、を具備し、前記案内管の先端部には被検体を観察するための観察手段が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の挿入装置は、被検体に挿入される長尺な部材により構成され、予め被検体に挿入された後、内視鏡挿入部を当該被検体に挿入する際当該内視鏡挿入部を案内する案内管と、前記案内管の外周面に設けられた推進力発生部と、前記推進力発生部が設けられた前記案内管を長手軸廻りに回転させる案内管回転装置を有する回転部と、前記回転部の制御を行う回転制御部と、を具備し、前記回転制御部は少なくとも一つまたは複数の操作部材を具備し、この操作部材を操作することにより生じる指示信号にしたがって前記回転部の駆動制御を行い、前記操作部材は、操作することによって前記案内管回転装置の回転部のオフ制御を行うと同時に、前記案内管回転装置内における前記案内管との連繋を解除する緊急停止用操作部材であることを特徴とする。
本発明の内視鏡システムは、外周面に螺旋形状部を備えた被検体に挿入可能な可撓性部材で構成され、予め被検体に挿入された後、内視鏡挿入部を当該被検体に挿入する際当該内視鏡挿入部を案内する案内管と、前記案内管を長手軸廻り所定方向に回転させる案内管回転装置の有する回転部と、前記案内管回転装置の回転部を制御することによって、前記案内管の回転状態の制御を行う回転制御部と、を有する挿入装置と、被検体に挿入した前記案内管に沿わせて当該被検体に挿入可能とする内視鏡挿入部と、前記内視鏡挿入部に形成され、前記案内管の少なくとも一部を挿入可能とするチャンネルと、を有する内視鏡と、を具備したことを特徴とする。
本発明の第1の実施形態に係る内視鏡システムの概略構成を説明する図 挿入部の構成を説明する図 挿入部の大腸内への挿入状態を説明する図 盲腸部近傍まで挿入された挿入部を示す図 挿入部を内視鏡の挿入部に設けられている処置具挿通用チャンネルに挿通する手順を説明する図 挿入部を案内にして内視鏡の挿入部を大腸内に挿入している状態を説明する図 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡システムを構成する挿入装置の概略構成を説明する図 挿入装置を構成する案内管収納カートリッジの外観斜視図 案内管収納カートリッジの長手方向断面図 本発明の第3の実施形態に係る内視鏡システムの概略構成を説明する図 第3の実施形態の変形例であって、内視鏡カプセルの基端側に配置された案内管の構成を説明する図 挿入装置を構成する案内管収納カートリッジの他の構成例を説明する図 カートリッジの別の構成例を説明する図であって、図14のXIII−XIII線断面図 図13のXIV−XIV線断面図 案内管収納カートリッジのさらに他の構成例を説明する図 案内管収納カートリッジのさらに別の構成を説明する側面図 案内管収納カートリッジの正面図 図16のXVIII−XVIII線断面図 カートリッジの構成を説明する外観斜視図 保持部材の拡大図を含む、図19のXX−XX線断面図 案内管が収容されている状態のカートリッジ本体を示す上面図 本発明の第4の実施形態の内視鏡システムの概略構成を説明する図 内視鏡システムにおける内視鏡の操作部の構成を説明する拡大図 第4の実施形態の内視鏡システムを構成する挿入装置における案内管回転装置の機構部の概略構成を説明する図 案内管の回転速度や回転方向の制御パターンの一例を示すタイムチャート図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1ないし図6を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1に示すように本実施形態の内視鏡システム1は、医療機器であって観察部を備える内視鏡2と、挿入装置3とで主に構成されている。
内視鏡2は、内視鏡挿入部(以下、挿入部と記載する)11と、この挿入部11の基端側に設けられた操作部12、及び操作部12の側部から延出するユニバーサルコード13を備えて構成されている。挿入部11は、先端側から順に先端硬性部14と、例えば上下左右方向に湾曲自在に構成された湾曲部15、及び柔軟性を有する可撓管部16を連設して構成されている。内視鏡2の操作部12には処置具挿入口17が設けられている。処置具挿入口17は、挿入部11内に設けられ処置具(特に図示せず)を挿通するための処置具挿通用チャンネル(図5の符号11a参照)に連通している。
内視鏡2には外部装置として、光源装置4、ビデオプロセッサ5、及びモニタ6が備えられている。光源装置4は内視鏡2に照明光を供給する。ビデオプロセッサ5は信号処理回路を有し、内視鏡2に設けられている撮像素子(特に図示せず)を駆動させる駆動信号の供給とともに、撮像素子によって光電変換されて伝送された電気信号を映像信号に変換し、その生成された映像信号をモニタ6へ出力する。モニタ6の画面上にはビデオプロセッサ5から出力された映像信号を受けて内視鏡画像が表示される。
挿入装置3は、被検体に挿入される挿入部であり、かつ挿入部11を案内する案内部材である案内管21と、案内管回転装置22とで主に構成されている。
案内管回転装置22は、回転部であるモータ23と、案内管固定部24とを有している。モータ23は、案内管21を案内管長手軸廻り(以下、軸廻りと記載する)の所定の方向に回転させる。モータ23は回転装置用カート(以下、カートと略記する)25の台25aの上に設置される。カート25は例えば、患者100が横たわるベッド8の近くに配置される。具体的には、モータ23は、台25a上の所定の固定部材(図示せず)に固定されている。この場合において、当該モータ23のモータ軸23aは、カート25の台25aの上部平面に対して平行になるように設定される。
モータ23のモータ軸23aには案内管固定部24が一体的に固設されている。案内管固定部24には、案内管21の一端部である基端側端部が着脱自在に取り付けられるようになっている。したがって、案内管21が取り付けられた状態において、モータ23を駆動状態にすることにより、モータ軸23aが回転する。このことによって、モータ軸23aに一体に固定された案内管固定部24に取り付けられた案内管21も軸廻りに回転する。
なお、案内管21は管状部材からなる保護管26によって覆われている。保護管26は、案内管21が手術室内の床等に直接触れることを防止する。保護管26に内孔が設けられており、内孔に対して案内管21が遊嵌状態で挿通される。保護管26の両端部26a、26bは、それぞれ保護管保持部材27,28に対して着脱自在に取り付け固定されるようになっている。ここで、一方の保護管保持部材27は、ベッド8上に例えば高さ位置調整可能なスタンド29を介して配置されている。これに対して、他方の保護管保持部材28は、カート25に設けられたテーブル25b上にモータ23に対峙する位置に配置されている。前記保護管26の代わりに、例えば雨樋形状等、長手方向の一面が開口し、かつ全体が可撓性を有する凹状部材等を配置するようにしてもよい。
案内管回転装置22には、モータ23の駆動制御を行う制御回路、及び複数の操作部材等を備え、これにより案内管21の回転制御を行う回転制御部である回転コントロールボックス7が接続されている。
回転コントロールボックス7の内部には、上述したようにモータ23の駆動制御を行う制御回路(不図示)が配設されている。回転コントロールボックス7の外側パネルには、モータ23の駆動制御を行うための各種の操作部材が配設されている。操作部材としては、モータ23の回転駆動制御のオン又はオフ操作をおこなう例えば回転オンオフ操作部材7aや、モータ23の回転方向の切り換え操作をおこなう回転正逆切換操作部材7bや、モータ23の回転速度の調節をおこなう速度調節操作部材7c等である。
回転オンオフ操作部材7aは、本内視鏡システム1の使用時において、案内管21の挿入状況や患者100の状態に応じて、任意にモータ23(案内管21)の回転状態のオン又はオフ制御を行う際に用いる操作部材である。回転オンオフ操作部材7aは、モータ23(案内管21)の回転を一時的に停止させたり、再度回転を開始させる等の制御を行う。
回転正逆切換操作部材7bは、本内視鏡システム1の使用時において、回転方向の正逆回転制御を行う際に用いる操作部材である。回転正逆切換操作部材7bは、挿入した案内管21を抜去する際に、モータ23を逆回転させて案内管21を逆転させる操作を行う。また、案内管21の挿入操作時において例えばスタック等が発生した場合に、このスタック状態を解消するためにモータ23を一時的に逆回転状態にして案内管21を逆転させる。そして、再度挿入させる際に、逆回転状態を正回転状態に切り換える。
速度調節操作部材7cは、本内視鏡システム1の使用時において、モータ23の回転速度制御を行う際に用いる操作部材である。モータ23の回転速度、つまり案内管21の回転速度は、検査時間や患者100の検査対象である腸等、体腔内の状態に応じて任意に調節される。
なお、これらの各操作部材7a,7b,7cの形態としては、例えば図1において操作部材7aを回転式の操作部材とし、操作部材7bを押しボタン式の操作部材とし、操作部材7cをスライド式の操作部材としている。しかし、操作部材の形態はこれらに限定されることはなく、広く一般に用いられている形態の各種の操作部材を適宜採用することができる。
図2に示すように案内管21は、体腔内への挿通性を考慮した螺旋管である。案内管21は、例えばステンレス製で所定の径寸法の金属素線31を螺旋状に2層に巻回して所定の可撓性を有するように形成したものである。案内管21の外表面には金属素線31の表面が形成する推進力発生部である螺旋形状部21aが設けられる。なお、案内管21の外径寸法は、前記内視鏡2の処置具挿通用チャンネル内に挿通可能な寸法に設定されている。
なお、案内管21は例えば4条等、多条に巻いて構成するようにしてもよい。また、金属素線31を螺旋状に巻いていくとき、金属素線間の密着度を変化させたり、螺旋の角度を変化させることによって、案内管21の特性を種々設定することができる。
上述のように構成した内視鏡システム1の作用を以下に説明する。
案内管21を大腸に挿入するための準備手順を説明する。
内視鏡2の挿入部11を大腸の例えば盲腸部まで挿通するに当たって、まず医療関係者(スタッフと略記する)は、保護管26と所望の挿入性を備えた案内管21を準備する。次に、スタッフは、保護管26のそれぞれの端部を保護管保持部材27,28に固定する。次いで、スタッフは、保護管26の内孔に案内管21を挿通させる。そして、保護管26から突出させた案内管21の基端部をモータ23のモータ軸23aに固定されている案内管固定部24に取り付ける。また、案内管21の先端部を例えばベッド上あるいはスタンド29に配置する。これによって、案内管21を大腸内に挿通させるための準備が完了する。また、挿入装置3の準備とともに、内視鏡2,光源装置4,ビデオプロセッサ5、及びモニタ6の準備も行う。
案内管21を大腸に挿入する手順を説明する。
まず、図1に示されているように術者(不図示)は、案内管21の先端側部を把持して、ベッド8上に横たわっている患者100の肛門から案内管21の先端部を大腸内に挿入する。すると、案内管21の外表面に設けられている螺旋形状部21aが腸壁に接触する。このとき、案内管21に形成されている螺旋形状部21aと腸壁の襞との接触状態が、雄ねじと雌ねじとの関係になる。
この接触状態において、案内管回転装置22のモータ23を回転駆動状態にする。すると、案内管固定部24が回転する。すると、案内管固定部24に取り付けられている案内管21の基端部が所定の回転をして、この回転が基端部から先端側に伝達される。このことによって、図3の矢印に示すように案内管21は、該案内管21の螺旋形状部21aが基端側から先端側に移動するように、軸廻り方向に回転した状態になる。
このことによって、回転された案内管21の螺旋形状部21aと、腸壁の襞との接触部分に雄ねじが雌ねじに対して移動するような、案内管21を前進させる、推進力が発生する。すると、案内管21は、推進力によって大腸内を深部に向かって前進していく。このとき、術者は、把持している案内管21を押し進めるような手元操作を行うようにしてもよい。
肛門71から挿入された案内管21は、前記推進力及び術者の手元操作によって、直腸72からS字状結腸部73に向かって進んでいく。そして、図3に示すように案内管21の先端部がS字状結腸部73に到達する。このとき、案内管21の螺旋形状部21aと腸壁との接触長が長くなっている。そのため、螺旋形状部21aの一部だけがS字状結腸部73の襞に接触している状態、或いは、案内管21が複雑に屈曲している状態でも安定した推進力が得られる。加えて、案内管21が十分な可撓性を有していることから、容易に位置が変化するS字状結腸部73の走行状態を変化させることなく、腸壁に沿ってスムーズに進んでいく。
そして、回転されている状態の案内管21は、S字状結腸部73を通過し、その後、S字状結腸部73と可動性に乏しい下行結腸部74との境界である屈曲部、下行結腸部74と可動性に富む横行結腸部75との境界である脾湾曲76、横行結腸75と上行結腸78との境界である肝湾曲77の壁に沿うようにスムーズに前進していく。すると、図4に示すように大腸の走行状態を変化させることなく、案内管21の先端部が、例えば目的部位である盲腸部79近傍に到達する。
術者によって案内管21が盲腸部79近傍まで到達したと判断されたなら、術者からの指示に基づいて、スタッフは、回転コントロールボックス7の回転オンオフ操作部材7aを操作して、案内管回転装置22のモータ23の回転駆動状態をオフ状態に切り換える。
その後、術者からの指示に基づいて、スタッフは保護管26から突出している案内管21の基端部を案内管固定部24から取り外す。そして、案内管21を保護管26から抜去する。そして、内視鏡2の挿入部11を大腸内に挿入する手順に移行する。
なお、上述した案内管21の挿入作業中において、例えば案内管21の先端部が腸の襞や小さな凹み等に引っかかって、案内管21が円滑に前進するのを妨げられる場合がある。
このような場合、術者は、回転コントロールボックス7の回転正逆切換操作部材7bを適宜操作して、案内管21の回転方向を逆方向に回転させる操作を行う。すると、案内管21は前進時の回転方向に対して逆回転して、案内管21が後退される。このことで、案内管21の先端部の引っかかりが解かれる。その後、案内管21をある程度後退させた後、再度回転コントロールボックス7の回転正逆切換操作部材7bを操作して、案内管21の回転方向を前進させる方向に切り換える。これにより、案内管21の先端部の位置は、腸内において若干位置ズレするので、再度、先端部が引っかかることなく前進を再開する。
また、案内管21を前進、及び後退移動させる際の微妙な操作を行う際に、回転コントロールボックス7の速度調節操作部材7cを操作することで、通常の前進操作時よりも低速で案内管21を回転させることもできる。
このように、回転コントロールボックス7の各操作部材7a、7b、7cを用いて案内管21の回転方向や回転速度等を適宜、変更することによって、案内管21を体腔内にて任意に前進と後退と繰り返しながら、最終的に所望の部位まで進行させられる。
内視鏡2の挿入部11を大腸内に挿入する手順を説明する。
まず、術者は、保護管26から抜去された案内管21の基端部を、図5の矢印に示すように先端硬性部14の先端面14aに設けられている先端開口14bに挿入する。その後、案内管21を先端開口14bに連通する処置具挿通用チャンネル11aを介して操作部12側に向けて挿入していく。そして、案内管21の基端部を、図中の一点鎖線に示すように操作部12に設けられている処置具入口17から突出させる。符号14bは観察窓、符号14cは照明窓である。
次に、術者は、案内管21が処置具入口17から所定量突出したことを確認したなら、挿入部11を大腸内に挿入するために内視鏡2を観察可能状態にする。そして、術者は、処置具挿通用チャンネル11a内に案内管21が挿通されている状態で、挿入部11を構成する先端硬性部14を肛門71から挿入する。すると、先端硬性部14の先端面に設けられている観察窓14dを通して撮像素子で撮像された内視鏡画像がモニタ6の画面上に表示される。
ここで、術者は、モニタ6の画面上において大腸内に挿通されている案内管21の延出方向を確認する。そして、術者は、湾曲部15を湾曲させる操作や、挿入部11を捻る操作等を行いながら、図6に示すように挿入部11の先端硬性部14を大腸内の深部に向けて挿入していく。この際、予め大腸内に挿通されている案内管21が、挿入部11の挿入させる方向を示す目印になっている。したがって、術者は、挿入方向を見失うことなく、挿入部11の先端硬性部14をスムーズに盲腸部79近傍に向けて挿入していくことができる。
術者が、モニタ6の画面上に表示されている内視鏡画像から挿入部11が目的部位である盲腸部79近傍に到達したことを確認したなら、大腸内の内視鏡検査に移行する。その際、術者は挿入部11の引き戻しを行う。このとき、案内管21は処置具挿通用チャンネル11a内に挿通されたままの状態、或いは案内管21を予め処置具挿通用チャンネル11aから抜去した状態のいずれかである。
以上の作用を簡略に説明する。案内管21の先端部位を大腸内の目的部位まで挿通させる。その後、案内管21の体外にある部位を内視鏡2の処置具挿通用チャンネル11a内に挿通する。その後、処置具挿通用チャンネル11a内に案内管21が挿通されている状態の挿入部11を大腸内に挿入していく。その際、内視鏡2の観察窓14dを通して大腸内の案内管21を観察しつつ挿入部11を深部に向けて挿入する。これにより、術者は、挿入部11を挿入させる挿入方向を見失うことなく、かつ適切な湾曲操作や捻り操作を行える。したがって、挿入部11を体腔内における管腔(大腸等)の深部まで円滑にかつ短時間で挿入することができる。
以上説明したように、案内管21の外表面に螺旋形状部21aを設けたことにより、案内管21を例えば大腸内に挿入させた状態において、螺旋形状部21aと腸壁の襞との接触状態が、いわゆる雄ねじと雌ねじとの関係になる。この接触状態において、案内管回転装置22を構成するモータ23を回転駆動して、案内管21を軸廻り方向に回転させる。このことによって、回転力が推進力に変換されて、雄ねじが雌ねじに対して移動するように、案内管21を回転させながら大腸の深部に向けて進行させることができる。
また、内視鏡システム1には、案内管21の回転動作のオンオフ状態を切り換えたり、回転方向や回転速度等を制御するための回転コントロールボックス7が設けられている。したがって、例えば案内管21の挿入時において、その先端部位が腸の襞や小さな凹み等に引っかかることによって案内管21の前進を阻害されたような場合には、回転コントロールボックス7の操作部材7a、7b、7c等を操作する。このことによって、案内管21の前進を阻害する要因を容易に排除することができる。したがって、案内管21の先端部位を体腔内における所望の部位にまで安全確実、かつ円滑に到達させることが容易になる。
なお、本実施形態においては、内視鏡2の挿入部11を挿入させる管腔を大腸として説明しているが、挿入部11が挿入される管腔は大腸に限定されるものではなく、例えば口腔から食道,胃及び小腸まで等の管腔等であってもよい。
また、本実施形態においては、回転コントロールボックス7を案内管回転装置22に直接接続するように配置しているが、例えば図1において点線で示すように回転コントロールボックス7をベッド8の近傍に配置するようにしてもよい。この場合においては、回転コントロールボックス7からの接続ケーブル7dは、保護管保持部材27を介して保護管26の内部を挿通させて案内管回転装置22に接続するように構成する。その際、保護管26の内部においては、案内管21の挿通する管路とは別に、接続ケーブル7dを挿通させる管路を設けるようにする。このように、回転コントロールボックス7をベッド8の近傍に配置すれば、患者100の近傍に配置することができるので、術者は、案内管21の回転制御をより確実かつ容易に行うことができる。
図7乃至図9を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。
本実施形態の内視鏡システムにおいては挿入装置の構成が若干異なっている。前述した第1の実施形態において、案内管21は、内視鏡2の処置具挿通用チャンネル内に挿通させて使用すべく、細径のものが適用されている。これに対して本実施形態の図7に示す挿入部である案内管21Aでは、体腔内に単独で挿入された後、これをガイドとして当該案内管21Aに沿わせて内視鏡2を体腔内に挿入するものである。そのため、本実施形態の案内管21Aにおいては、前述の第1の実施形態の案内管21に比べて大径である。
その他の点について、前記第1実施形態と同様の構成については、その図示及び詳細な説明を省略し、異なる点についてのみ以下に詳述する。また、本実施形態における挿入装置3Aについては、前記第1の実施形態と略同様の構成は同じ符号を附してその説明は省略する。
本実施形態の内視鏡システムにおける挿入装置3Aは、案内管回転装置22Aをベッド8上、又はベッド8の近傍に配設するようにしている点が、前述した第1の実施形態とは異なっている。
そのため、図7に示すように本挿入装置3Aは、案内管回転装置22Aと、回転コントロールボックス7と、案内管収納カートリッジ(以下、単にカートリッジと略記する)35等によって、主に構成されている。案内管回転装置22Aはベッド8上、又はベッド8の近傍に配設される。案内管回転装置22Aは案内管21Aを回転させる駆動源となるモータ(図示せず)等を備えている。回転コントロールボックス7は案内管21Aの回転制御を行う回転制御部であり、案内管回転装置22Aに接続されている。カートリッジ35には、案内管21Aが巻回された形態で収納される。
回転コントロールボックス7は、案内管回転装置22Aのモータ等の駆動制御を行う制御回路や複数の操作部材等を具備している。ここで、複数の操作部材は、前述の第1の実施形態で示す各操作部材7a、7b、7cと同様である。
案内管回転装置22Aと回転コントロールボックス7とは、ケーブル7dによって電気的に接続されている。案内管回転装置22Aと回転コントロールボックス7との間の制御信号の授受等は、ケーブル7dを介して行われるようになっている。
カートリッジ35は例えば、全体が円筒形状に形成されている。カートリッジ35は、カートリッジ設置台35aによって所定の方向である軸廻りに回動自在するように軸支される。カートリッジ設置台35aは、床面等の所定の固定部材35b上に安定して状態で配置される。
図8、及び図9に示すようにカートリッジ35は、カートリッジ本体35cと、カバー部材35dと、蓋部材35e等によって主に構成されている。カートリッジ本体35cは案内管巻回部35gと案内管収容部35fとを有して形成されている。カバー部材35dは、案内管巻回部35gの外面を覆う。蓋部材35eは、案内管収容部35fの開口部を覆う。
カートリッジ本体35cは、全体として中空の円筒形状で形成されている。カートリッジ本体35cの中心部位には、一側縁部に開口部を有する空洞からなる案内管収容部35fが形成されている。案内管収容部35fの開口部には、蓋部材35eが例えばねじ込み式、又は嵌め込み式などの手段で着脱自在に配設される。蓋部材35eには、これを着脱する際に用いられる取っ手部35eeが一体に形成されている。なお、蓋部材35eは、柔軟な素材からなる部材、例えばプラスチック樹脂材やゴム等のによって形成されている。
カートリッジ本体35cの軸方向の両端部には、案内管巻回部35gを形作るフランジ部35ccが形成されている。このフランジ部35ccには、その最大外径部位よりも小径となる小径部35cdが軸方向の外方に向けて突設されている。そして、小径部35cdの周縁部は、カートリッジ設置台35aの所定の部位に着脱自在に載置されるようになっている。つまり、小径部35cdは、カートリッジ35をカートリッジ設置台35aに対して回動自在に軸支する軸部の役目をしている。
カートリッジ本体35cの胴部略中央には、断面が凹形状に形成される周溝状の案内管巻回部35gが形成されている。案内管巻回部35gには、案内管21Aが巻回されて収納されるようになっている。カートリッジ本体35cにはカバー部材35dが一体に配設されている。カバー部材35dは、案内管巻回部35gの外周側の外面を覆うように全周にわたって設けられている。カバー部材35dはカートリッジ本体35cに対して例えば接着、又は溶融等の手段によって、一体となるように形成されている。
カバー部材35dの所定の部位には、内部に巻回した形態で収容されている案内管21Aを引き出すための貫通孔35ddが穿設されている。貫通孔35ddは、案内管21Aの直径よりも大きい直径を有して形成されている。
このように構成された挿入装置3Aを用いた内視鏡システムの作用は、次のようになる。
まず、案内管21Aを大腸に挿入するための準備手順は、以下の通りである。
図1に示したように内視鏡2の挿入部11を大腸の例えば盲腸部まで挿通する当たって、まず、スタッフは、挿入装置3Aの設定準備を行う。すなわち、案内管21Aが予め巻回された形態で収納されているカートリッジ35を準備する。そして、カートリッジ35をカートリッジ設置台35aの所定の位置に載置する。
次に、スタッフは、カートリッジ35の貫通孔35ddから案内管21Aの先端部を引き出して、案内管回転装置22Aの内部における所定の位置に配置する。これによって、案内管21Aを大腸内に挿通させるための準備が完了する。また、挿入装置3Aの準備とともに、内視鏡2,光源装置4,ビデオプロセッサ5及びモニタ6の準備を行う。
次に、術者は案内管21Aを大腸に挿入する。この手順は上述の第1の実施形態と略同様である。つまり、術者は、案内管21Aの先端部をベッド8上の患者の肛門から大腸内へ挿入する。この状態において、術者は、回転コントロールボックス7Aの回転オンオフ操作部材7aを操作して案内管回転装置22Aのモータ(不図示)を回転駆動状態にする。すると、図2で示すように構成された案内管21Aは、この案内管21Aの螺旋形状部21aが基端側から先端側に移動するように軸廻り方向への所定の回転を開始する。こうして案内管21Aは、自身が発生する推進力によって大腸内を深部に向かって進んでいく。ここで案内管21Aが前進するに伴って、カートリッジ35の貫通孔35ddから当該案内管21Aが繰り出されていく。このことによって、カートリッジ35はカートリッジ設置台35a上で回動する。
そして、案内管21Aは、最終的には図6で示したように例えば目的部位である盲腸部79近傍に到達する。このとき、術者によって案内管21Aが盲腸部79近傍まで到達したと判断される。ここで、術者は、スタッフに指示を出す。すると、スタッフによって回転コントロールボックス7Aの回転オンオフ操作部材7aが操作されて、案内管回転装置22Aのモータの回転駆動状態をオフ状態になる。
なお、案内管21Aを大腸に挿入する作業中においては、前述の第1の実施形態で説明したように、案内管21Aの先端部位が腸の襞や小さな凹み等に引っかかって、円滑に前進することが妨げられる場合がある。このときの対処は、前述の第1の実施形態と全く同様である。すなわち、術者は、回転コントロールボックス7Aの各操作部材7a、7b、7cを適宜操作して案内管21Aの回転方向や回転速度等を制御する。このことで、案内管21Aは、体腔内にて適宜前進と後退と繰り返しながら進み、最終的に所望の部位に到達する。
こうして、肛門から所望の部位である例えば盲腸近傍までの間に案内管21Aが留置された状態になる。この状態において、内視鏡2の挿入部11を大腸内に挿入する。これに先立って、まず術者は内視鏡2を観察可能な状態にする。
術者は、体腔内に案内管21Aが留置されている状態で、挿入部11を構成する先端硬性部14を肛門71から大腸内に挿入する。すると、モニタ6の画面上に内視鏡画像が表示される。
ここで、術者は、モニタ6の画面上において大腸内に挿通されている案内管21Aの延出方向を確認する。そして、術者は、内視鏡2の湾曲部15を湾曲させる操作や、挿入部11を捻る操作等を行いつつ、挿入部11の先端硬性部14を大腸内の深部に向けて挿入していく。この際、予め大腸内に挿通されている案内管21Aが挿入部11を挿入させる方向を示すガイドになっている。したがって、術者は挿入方向を見失うことなく挿入部11の先端硬性部14をスムーズに盲腸部79近傍まで挿入させることができる。
術者は、挿入部11が目的部位である盲腸部79近傍に到達したことをモニタ6の画面上に表示されている内視鏡画像で確認する。ここで、術者は内視鏡検査を行うのに先立って、案内管21Aを抜去する。その後、大腸内の内視鏡検査を行うため、挿入部11の引き戻し操作に移行する。
なお、体腔内から抜去した案内管21Aは、カートリッジ35の蓋部材35eを取り外すことによって露出される開口部より案内管収容部35fの内部に全て収納する。その後、開口部を蓋部材35eにて閉塞状態にしておく。そして、検査終了後、そのカートリッジ35を廃棄する。
以上説明したように第2の実施形態によれば、案内管21Aを単独で体腔内に挿入した後、これをガイドとして当該案内管21Aに沿わせて内視鏡2を体腔内に挿入する形態のものに対しても、容易に適用することができる。したがって、前述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、体腔内に挿入した後抜去された案内管21Aを、カートリッジ35の内部に設けられている案内管収容部35fに収納する。そして、その収納状態のままカートリッジ35を廃棄し得る構成、いわゆる使い捨て品としたので、洗滌作業などの手間を省き、より安全確実でかつ効率的に運用することができる。
図10を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。
本実施形態の内視鏡システム1Bの構成は、上述の第1実施形態、及び第2の実施形態とは大きく異なっている。すなわち、図10に示す本実施形態の内視鏡システム1Bは、内視鏡カプセル2Bと、挿入部である案内管21Bと、案内管回転装置22Bと、回転コントロールボックス7Bと、カートリッジ35Bと、システムセンター9と、モニタ6等によって、主に構成されている。
内視鏡カプセル2Bは小型カプセル形状に構成されている。案内管21Bの先端には内視鏡カプセル2Bが固設される。内視鏡カプセル2Bが先端に固設することによって、案内管21Bは上述の第1の実施形態における内視鏡2の挿入部11に対応し、内視鏡カプセル2Bを体腔内の所望の部位へと案内する。案内管回転装置22Bは、案内管21Bを回転させる駆動源となるモータ(不図示)備えている。案内管回転装置22Bは、ベッド8上、又はベッド8の近傍に配設される。回転コントロールボックス7Bは、案内管21Bの回転制御を行う回転制御部である。カートリッジ35Bは、案内管21Bを巻回させた形態で収納する案内管収納カートリッジである。システムセンター9は、内視鏡カプセル2Bの駆動制御や、該内視鏡カプセル2Bからの信号を受けて各種の信号処理を行う。モニタ6はシステムセンター9によって生成された映像信号を受けて内視鏡画像等を表示する。信号ケーブル9a、9bはシステムセンター9と内視鏡カプセル2Bとの間で各種信号の授受を行う。信号ケーブル9bは案内管21Bの内腔21Beに挿通される。
内視鏡カプセル2Bは、図示は省略するが、内部に照明装置、CCD等の撮像素子を含む電気部材等によって形成される撮像部等を具備して構成されている。そして、撮像部からは信号ケーブル9bが延出している。また、先端部位に設けられる吸引口(不図示)には吸引チューブ(図示せず)が連設される。吸引チューブは、案内管21Bの内腔21Beを挿通して、カートリッジ35Bのカートリッジ設置台35Baの基部に設けられる接続部35Babに接続される。接続部35Babは、カートリッジ設置台35Baの基部を介して接続部35Baaと電気的に接続されている。接続部35Baaには、システムセンター9から延出する信号ケーブル9aが接続される。これにより、システムセンター9と内視鏡カプセル2Bとが電気的に接続される。したがって、システムセンター9は、信号ケーブル9a、9bを介して内視鏡カプセル2Bに対して所定の駆動制御信号を送信したり、内視鏡カプセル2Bからの信号を受信することができるようになっている。
上述したように、内視鏡カプセル2Bは、案内管21Bの先端部位に配設されている。案内管21Bの先端部位と内視鏡カプセル2Bとの間にはベアリング21Bcが配されている。ベアリング21Bcを設けることによって、内視鏡カプセル2Bは案内管21Bに対して回動自在に配設される。したがって、案内管21Bの回転力が内視鏡カプセル2Bに対して伝達されることが防止される。つまり、案内管21Bが回転しても内視鏡カプセル2Bはこれと共に回転してしまうことがない。
また、上述したように案内管21Bは、前述した第1の実施形態における内視鏡2の挿入部11に対応する部材であると同時に、内視鏡カプセル2Bを体腔内の所望の部位へと案内する役目をする部材である。案内管21Bは中空の管状に形成されている。案内管21Bの内腔21Beには上述したように信号ケーブル9bや吸引チューブ等が挿通される。また、案内管21Bの外周には、図2と同様な螺旋形状部21aが構成されている。
したがって、案内管21Bを回転させることによって進退のための推進力を得られる。そして、推進力によって案内管21Bが例えば前進させる際において、内視鏡カプセル2Bに案内管21Bの回転力の伝達が防止されている。このため、モニタ6の画面上に内視鏡カプセル2Bで撮像した内視鏡画像が回転することなく静止した状態で表示される。また、案内管21Bには十分に広い空間である内腔21Beが確保されているので、内腔21Beに挿通されてい信号ケーブル9b等が案内管21Bの回転と共に回転してしまうことがない。
カートリッジ35Bの基本的な構成は、上述した第2の実施形態における案内管収納カートリッジと略同様である。すなわち、カートリッジ35Bは、カートリッジ設置台35Baの所定の部位に配設されて、軸部35Bcを回転中心として所定の方向(軸廻り)に回動自在となる。カートリッジ設置台35Baは、床面等の所定の固定部材35b上に安定して載置される。
なお、案内管回転装置22B、及び回転コントロールボックス7Bの構成は、上述の第1の実施形態と略同様であるので、その詳細な説明は省略する。
また、回転コントロールボックス7Bは、例えば案内管回転装置22B、システムセンター9、又はカートリッジ設置台35Baのいずれにも接続し得るよう、各装置には接続コネクタが設けられている。したがって、使用者は、各装置のうちのいずれかの部位に対して回転コントロールボックス7Bを接続して使用することができるようになっている。
具体的には、図10の符号[A]で示すように回転コントロールボックス7Bを案内管回転装置22Bに接続したり、図10の符号[B]で示すように回転コントロールボックス7Bをシステムセンター9に接続したり、或いは図10の符号[C]で示すように回転コントロールボックス7Bをカートリッジ設置台35Baに接続する。
そして、回転コントロールボックス7Bをシステムセンター9に接続した場合を説明する。この場合、システムセンター9と案内管回転装置22Bとが接続ケーブル22Baを介して接続されている。したがって、回転コントロールボックス7Bによる指示信号は接続ケーブル22Baを介して案内管回転装置22Bへ伝達される。
また、回転コントロールボックス7Bをカートリッジ設置台35Baに接続した場合を説明する。カートリッジ設置台35Baとシステムセンター9が信号ケーブル9aを開始接続されている。そして、システムセンター9と案内管回転装置22Bとが接続ケーブル22Baを介して接続されている。したがって、回転コントロールボックス7Bによる指示信号は、接続ケーブル9a、システムセンター9、接続ケーブル22Baを介して案内管回転装置22Bへ伝達される。
このように構成される第3の実施形態の内視鏡システム1Bにおいては、内視鏡カプセル2Bを体腔内に挿入するに当たり、案内管21Bを案内管回転装置22Bによって回転させることで推進力を得るように構成されている。そして、案内管回転装置22Bのモータ(図示せず)の回転方向や回転速度等の制御は、回転コントロールボックス7Bの操作部材を適宜操作することで行うことができる。したがって、上述の第1の実施形態、及び第2の実施形態と同様に、案内管21Bの先端部位、すなわち本実施形態においては内視鏡カプセル2Bを体腔内における所望の部位にまで安全確実、かつ円滑に到達させることができる。
また、回転コントロールボックス7Bを複数の装置に対して接続し得る構成にしたことにより、使用者は用途に応じて適宜回転コントロールボックス7Bの配置を変更することができる。したがって、内視鏡システム1Bを効率的に運用することができる。
さらに、回転コントロールボックス7Bを図10の[A]、図10の[B]、図10の[C]の全ての部位に接続するようにしてもよい。
なお、第3の実施形態における内視鏡カプセルと案内管については、図11に示すような形態とすることも考えられる。
この変形例に示す内視鏡システムは、上述の第3の実施形態と略同様の構成からなるものである。上述の第3の実施形態においては、図10に示すように内視鏡カプセル2Bの直径に対して案内管21Bの直径を細径で形成している。これに対して、図11に示す内視鏡カプセル2BBにおいては、案内管21Bの直径と内視鏡カプセル2Bの直径とを略同径に形成している。
上述の第3の実施形態では、案内管21Bが細径であるので可撓性に優れ、より柔軟な案内管21Bを形成することができる。これに対して本変形例では、案内管21BBの回転力を内視鏡カプセル2BBの推進力として利用する領域を、案内管21BBの先端面近傍からすぐに用いることができる。したがって、内視鏡カプセル2BBを体腔内に挿入する際の推進力を得る領域が内視鏡カプセル2BB近傍まで広がって、挿入作業をより容易に行うことができるようになる。
一方、案内管を収納するカートリッジの構成は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば以下に示すような様々な形態が考えられる。
図12を参照して挿入装置における案内管収納カートリッジの他の構成例を説明する。
本実施形態のカートリッジ35Aは、前述した第2の実施形態におけるカートリッジ35と略同様の構成である。カートリッジ35Aでは、前述した第2の実施形態におけるカートリッジ35の蓋部材35e、及び取っ手部35eeに代えて、カートリッジ本体35Acを回動させるハンドル部35hを配設し、案内管収容部35fを廃している。この点がカートリッジ35と異なっている。
図に示すようにカートリッジ35Aは、全体が円筒形状に形成されている。カートリッジ35Aは、カートリッジ設置台35Aaによって所定の方向に回動自在に軸支された形態で配設される。カートリッジ設置台35Aaは床面等の所定の固定部材上に安定して載置される。
カートリッジ35Aは、カートリッジ本体35Acと、カバー部材35dと、ハンドル部35h等によって主に構成されている。カートリッジ本体35Acは案内管巻回部35gを有して形成されている。カバー部材35dは案内管巻回部35gの外面を覆う。ハンドル部35hはカートリッジ本体35Acの一端部に配設される。
カートリッジ本体35Acは円筒形状の胴部35Acaを備えている。胴部35Acaには案内管21Aが巻回される。胴部35Acaの軸方向の両端には案内管巻回部35gを形作るフランジ部35Accが一体に設けられている。フランジ部35Accは、胴部35Acaの直径よりも大径となるように形成されている。フランジ部35ccには、その最大外径部位よりも小径な小径部35Acdが、軸方向の外方に向けて突設されている。小径部35cdの周縁部は、カートリッジ設置台35Aaの所定の部位に載置されるようになっている。これにより、小径部35Acdは、カートリッジ35をカートリッジ設置台35Aaに対して回動自在に軸支する軸部の役目をしている。
また、前記小径部35Acdの一方側の中心軸部分にはハンドル部35hの支点が固設される。ハンドル部35hは腕部と把手部とによって形成されている。ハンドル部35hは、カートリッジ本体35Acの一端部に一体に固設されている。ハンドル部35hを図12に示す矢印R方向に回動させることによって、カートリッジ35A全体を同方向に回動させることができるようになっている。
カートリッジ本体35cの胴部略中央部に設けられる案内管巻回部35gには、案内管21Aが巻回されて収納されるようになっている。案内管巻回部35gの外面は、カバー部材35dによってその全周が覆われている。カバー部材35dはカートリッジ本体35cに対して一体に配設されている。具体的には、カバー部材35dはカートリッジ本体35cに対して、例えば接着、又は溶融等の手段によって、一体となるように形成されている。
さらに、カバー部材35dの所定の部位には、内部に巻回した形態で収容されている案内管21Aを引き出すための貫通孔35ddが穿設されている。貫通孔35ddは、案内管21Aの直径よりも大きい直径で形成されている。
このように構成されるカートリッジ35Aにおいては、検査終了後に、ハンドル35hを所定の方向に回転させることで、使用済みの案内管21Aがカートリッジ35Aの内部に再度巻き戻すことができる。そして、案内管21Aの先端部分までを全てカートリッジ35Aの内部に巻き戻したら、そのカートリッジ35Aを廃棄する。
図13、及び図14を参照して案内管収納カートリッジの別の構成を説明する。
図13、及び図14に示すようにカートリッジ35Cは全体として直方体形状に形成されている。カートリッジ35Cは、カートリッジ本体35Ccと、カバー部材35Cda、35Cdbとによって主に構成されている。カバー部材35Cdaとカバー部材35Cdbとはカートリッジ本体35Ccを挟持するようにその二側面を覆っている。
カートリッジ本体35Ccの一方の面側には、案内管21Aを収納する凹溝状収納部35Cgが形成されている。そして、他方の面側には使用済みの案内管21Aを収納する案内管収容部35Cfが形成されている。
そして、凹溝状収納部35Cgはカバー部材35Cdaによって覆われることで所定の空間を形成するようになっている。また、案内管収容部35fはカバー部材35Cdbによって覆われることで所定の空間を形成するようになっている。二つのカバー部材35Cda,35Cdbは、カートリッジ本体35Ccに対して着脱自在に配設されるようになっている。
凹溝状収納部35Cgを覆うカバー部材35Cdaには、凹溝状収納部35Cgの内部に収容されている案内管21Aを引き出すための貫通孔35Cddが穿設されている。この貫通孔35Cddに対応するカートリッジ本体35Ccのがわには切欠35Ccdが形成されている。
このように構成されるカートリッジ35Cにおいては、検査終了後に、カバー部材35Cdbを取り外し、その後、案内管収容部35Cfの内部に使用済みの案内管21Aを収納し、再度カバー部材35Cdbを取り付ける。そして、カートリッジ35Cを廃棄する。
図15を参照して案内管収納カートリッジのさらに他の構成を説明する。
図15に示すようにカートリッジ35Dは、ボビン形状のカートリッジ本体35Dcと、このカートリッジ本体35Dcの全体を収納する円筒形状の外筒35Dd、及びその蓋部材35Djとによって主に構成されている。
カートリッジ本体35Dcは、案内管21Aを巻回する胴部と、胴部両端に設けられる巻止部とを備えている。外筒35Ddの側面がわの内壁とカートリッジ本体35Dcの胴部との間にできる空間が案内管巻回部35Dgとなる。また、カートリッジ本体35Dcの胴部の内側中央部には、空洞が形成されている。この空洞は、使用済みの案内管21Aを収納する案内管収容部35Dfになっている。
外筒35Ddは一方に開口を有し、該外筒35Dd内にはカートリッジ本体35Dcの全体が収納されるようになっている。蓋部材35Djは、外筒35Ddの開口の周縁部に、例えば接着、又は溶着等の接合手段を用いて接合されるようになっている。なお、外筒35Ddとカートリッジ本体35Dcとの間にできた空間である案内管巻回部35Dgには案内管21Aが巻回されている。また、外筒35Ddの側周壁の所定部位には、カートリッジ本体35Dcの胴部に巻回された案内管21Aを引き出すための図示しない貫通孔(以下、引き出し孔と記載する)が穿設されている。
蓋部材35Djの略中央部には、案内管収容部35Dfに連通する貫通孔が穿設されている。貫通孔には蓋部材35Deが着脱自在に配設される。蓋部材35Deは貫通孔に対して、例えばねじ込み式、又は嵌め込み式で着脱自在である。これにより貫通孔は、適宜、開閉自在となっている。
蓋部材35Deには、着脱の際に用いられる取っ手部35eeが一体に設けられている。なお、蓋部材35Deは、柔軟な素材からなる部材、例えばプラスチック樹脂材やゴム等によって形成されている。
このように構成されるカートリッジ35Dにおいては、これを検査使用する際には、外筒35Ddの引き出し孔から案内管21Aを引き出す。このとき、外筒35Ddの内部のカートリッジ本体35Dcのみが回転するので、外筒35Ddを図示しないカートリッジ設置台に対して固設することができる。
また、このような構成としたことで、回転する部分が露出しないので、カートリッジ本体35Dcの回転動作、すなわち案内管21Aの送り出し動作の確実な動作を確保することが容易にできる。
そして、検査終了後には、蓋部材35Deを取り外して、案内管収容部35Dfの内部に使用済みの案内管21Aを収納する。その後、蓋部材35Deを取り付、そのままの状態でカートリッジ35Dを廃棄することができる。
図16乃至図18を参照して案内管収納カートリッジのさらに別の構成を説明する。
図16乃至図18に示すようにカートリッジ35Eは、カートリッジ本体35Ecと、カバー部材35Edとによって主に構成されている。カートリッジ本体35Ecは略円板形状である。カバー部材35Edは、カートリッジ本体35Ecを覆うように配設される。
カートリッジ本体35Ecの略中央部には軸部35Ecaが突設している。この軸部35Ecaに対して案内管21Aが巻回されるようになっている。本実施形態において、案内管21Aは軸部35Ecaに対して多層で巻回されている。
軸部35Ecaの中央部には穴部が形成されている。この穴部内には、カバー部材35Edをカートリッジ本体35Ecに対して固設するための軸部材35Ekが配設されるようになっている。つまり、軸部材35Ekを配設することによって、カートリッジ本体35Ecとカバー部材35Edとが一体に組み付けられるようになっている。そして、カートリッジ本体35Ecとカバー部材35Edとが一体に組み付けられた状態において、その内部に案内管巻回部35Egが形成されるようになっている。
カバー部材35Edは、一方に開口を有する薄型の円筒形状である。面部の略中央部には、前述の軸部材35Ekが挿通する貫通孔が穿設されている。また、カバー部材35Edの周面上の所定の部位には、所定の長さ寸法を有し矩形状に形成された開口35Eddが設けられている。この開口35Eddは、該カートリッジ35Eの内部に巻回して収容された案内管21Aを引き出すための引き出し孔である。
また、軸部材35Ekの頭部35Ekaは、当該軸部材35Ekがカバー部材35Ed及びカートリッジ本体35Ecに組み付けられた状態において、カバー部材35Edの外部に突設されるようになっている。これに対応して、カートリッジ本体35Ecには、軸部35Ecaの設けられているがわとは反対側の面の略中央部に、軸部材35Ekの頭部35Ekaと略同径同形状の小径部35Ecbが形成されている。
そして、カートリッジ本体35Ecとカバー部材35Edとが一体に組み付けられた状態において、軸部材35Ekの頭部35Ekaと小径部35Ecbとを、図示しないカートリッジ設置台の所定の部位に載置させる。このことによって、本カートリッジ35Eを構成するカートリッジ本体35Ecがカートリッジ設置台に対して回動自在となる。したがって、案内管21Aを引き出すことによって、カートリッジ本体35Ecがカートリッジ設置台上で回転して、案内管21Aがスムーズに送り出されることになる。
また、検査終了後には、カートリッジ本体35Ecを回転させることによって、案内管21Aをカートリッジ35Eの案内管巻回部35Eg内に容易に巻き戻すことができる。そして、巻き戻したら、その状態のままカートリッジ35Eを廃棄することができる。
このように構成されるカートリッジ35Eにおいては、カートリッジ本体35Ec、及びカバー部材35Edの形状を工夫して薄型形状を実現している。
また、案内管21Aは、カートリッジ本体35Ecの軸部35Ecaに対して案内管巻回部35Egの内部において多層で巻回されるようにしたので、案内管巻回部35Egにおける案内管21Aの位置と開口35Eddとの位置とを常に一致させることができる。したがって、案内管21Aの送り出しを常に安定した状態で行うことができる。
図19乃至図21を参照して案内管収納カートリッジのさらに他の構成を説明する。
図19乃至図21に示すようにカートリッジ35Fは、カートリッジ本体35Fcと、カバー部材35Fdとによって主に構成されている。カートリッジ本体35Fcは、本カートリッジ35Fの組立状態における円筒部を構成している。カバー部材35Fdは両端部が開口する円錐形状部と、円筒部の縁部を覆う筒部とで構成されている。
カバー部材35Fdは円錐形状に形成されており、頂部には、内部に巻回した形態で収容されている案内管21Aを引き出すための貫通孔35Fddが穿設されている。
カートリッジ本体35Fcの内部平面には、案内管21Aを渦状に巻回した状態で保持する弾性部材で形成された、複数の保持部材35Fcaが固設されている。図20の拡大断面図で示すように、保持部材35Fcaは、その断面形状は略U字形状で形成されている。保持部材35Fcaの溝部は、案内管21Aを挟持した状態でこれを保持し得るだけの幅寸法に設定されている。また、案内管21Aを挟持した状態において、案内管21Aを保持部材35Fcaの溝部開口方向へ引っ張ったとき、案内管21Aを容易に取り外すことができるようになっている。
前記カートリッジ本体35Fcとカバー部材35Fdとを一体に組み付けることで本変形例のカーリッジ35Fが形成される。このように構成されるカートリッジ35Fにおいては、カートリッジ35Fの平面を床面上や固定部材上に載置した状態にする。このことによって、案内管21Aを貫通孔35Fddから送り出すことができる。したがって、カートリッジ設置台を不要とすることもできる。
また、カバー部材35Fdを円錐形状に形成し、その頂部に貫通孔35Fddを設けているので、案内管21Aを引き出す際、案内管21Aが貫通孔35Fddに向けてスムーズに誘導される。したがって、案内管21Aの送り出しを円滑に行うことができる。
図22、及び図23を参照して本発明の第4の実施形態の内視鏡システムについて説明する。
図22に示すように本実施形態の内視鏡システム1Cは、内視鏡2Eと、挿入装置3Eとで主に構成されている。
本実施形態の内視鏡システム1Cの構成は、上述した第1の実施形態と略同様の構成である。本実施形態の内視鏡システム1Cにおいては、案内管21の基端部を案内管固定部24に取り付け、その後、案内管21の先端側を処置具入口17から処置具挿通用チャンネル内に挿通して、先端開口から突出させている。なお、符号49は保護管であり、保護管保持部材28と処置具入口17との間に配置される。
本実施形態の内視鏡システム1Cでは、上述した第1の実施形態における回転コントロールボックス7に代えて制御ユニット7Eを設けた点が異なっている。制御ユニット7Eは、上述した第1の実施形態における回転コントロールボックス7と略同様に、案内管21の回転制御を行う回転制御部である。制御ユニット7Eに対して各種の指示信号を発生させるための操作部材を、内視鏡2Eの操作部12Eに配設している。
すなわち、内視鏡2Eの操作部12Eには、図23に示すように回転オンオフ操作部材7Ea,回転正逆切換操作部材7Eb,速度調節操作部材7Ec等の複数の操作部材がそれぞれ所定の部位に配設されている。
制御ユニット7Eと案内管回転装置22との間は、接続ケーブル7Edによって電気的に接続されている。制御ユニット7Eと操作部12Eとの間は、ユニバーサルコード13と接続ケーブル7Eeとによって電気的に接続されている。
したがって、これにより操作部12Eに設けられる操作部材7Ea、7Eb、7Ecを適宜操作することによって発生される指示信号は、操作部12Eからユニバーサルコード13、及び接続ケーブル7Eeを介して制御ユニット7Eへ伝達されるようになっている。
その他の構成は前記第1の実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
本実施形態の内視鏡システム1Cの作用を説明する。
案内管21及び内視鏡2Eの挿入部11を大腸に挿入するまでの準備手順を説明する。
内視鏡2Eの挿入部11を大腸の例えば盲腸部まで挿通するに当たって、スタッフは、保護管49と所望の挿入性を有する案内管21とを準備する。そして、スタッフは保護管49の一端部を保護管保持部材28に固定する。次いで、スタッフは保護管49、及び内視鏡2Eの挿入部11に設けられている処置具挿通用チャンネル11aの内孔に案内管21を挿通させる。また、保護管49から突出している案内管21の基端部を前記案内管固定部24に取り付ける。そして、制御ユニット7E,光源装置4,ビデオプロセッサ5、及びモニタ6をオン状態にする。これにより、案内管21を介して内視鏡2Eの挿入部11を大腸に挿入する準備が完了する。
案内管21を介して内視鏡2Eの挿入部11を大腸内に挿入する手順を説明する。
図22に示されるように挿入部11に設けられている処置具挿通用チャンネルの先端開口から突出している案内管21の先端側部を把持する。そして、ベッド8上に横たわっている患者の肛門から案内管21の先端部を大腸内に挿入する。すると、上述した第1実施形態と同様に回転状態の案内管21が直腸72,S字状結腸部73,下行結腸部74,横行結腸部75,上行結腸78の各壁に沿うようにスムーズに前進していく。このとき、前記図4で示したように大腸の走行状態を変化させることなく、例えば目的部位である盲腸部79近傍に到達する。
術者は、案内管21が盲腸部79近傍まで到達したと判断したなら、術者は内視鏡2Eの操作部12Eに設けられている回転オンオフ操作部材7Eaを操作する。すると、案内管回転装置22のモータ23の回転駆動状態をオフ状態に切り替わる。
なお、上述のように案内管21を大腸に挿入する挿入作業中において、術者は内視鏡2Eの操作部12Eに設けられる回転オンオフ操作部材7Ea,回転正逆切換操作部材7Eb,速度調節操作部材7Ec等を適宜、必要に応じて操作を行っている。
次に、挿入部11を大腸内に挿入するため、内視鏡2Eの挿入部11の先端硬性部14を肛門71から大腸内に挿入する。その後、前述した第1実施形態と同様に、術者はモニタ6の画面上で大腸内に挿通されている案内管21の延出方向を確認する。そして、術者は、湾曲部15を湾曲させる操作や、挿入部11を捻る操作等を行いながら、前記図6に示したように挿入部11の先端硬性部14を大腸内の深部に向けて挿入する。この際、術者は挿入方向を見失うことなく、挿入部11の先端硬性部14をスムーズに盲腸部79近傍まで挿入させられる。
このように、挿入部に設けられている処置具挿通用チャンネルに案内管を挿通させた状態にして、この案内管を大腸内の目的部位まで挿通させる。このことによって、案内管を目的部位まで挿通させた後に、案内管を処置具挿通用チャンネルに挿通させる手順を省くことができる。したがって、案内管の挿入開始から挿入部の挿入開始までの時間が短縮される。なお、その他の作用及び効果は前述した第1実施形態と同様である。
また、回転コントロールボックス7に代えて制御ユニット7Eを設け、これに対して所定の指示信号を発生させる複数の操作部材を内視鏡2Eの操作部12Eに設けている。このため、案内管21の回転制御を行う操作を、術者が自己の手元において容易に行うことができる。したがって、より安全確実、かつ効率的な挿入操作を実行することができる。
なお、制御ユニット7Eに対して独立した形態の操作部材を別に接続するようにしてもよい。この場合において、独立して設ける操作部材としては、例えば足踏み式のフットスイッチ等が考えられる。そして、フットスイッチには、例えば緊急停止用の指示信号を発生させるようにする。このことによって、術者が両手を使用して操作や検査を行っている際において、何らかの事情によって案内管21Aの移動を停止させたい時に、足踏み式のフットスイッチを踏み込むことによって、挿入装置の動作を緊急的に停止させることができる。また、上述した第1の実施形態、及び第2の実施形態においても、前記足踏み式フットスイッチを別に設け、これを回転コントロールボックスに接続させて同様に構成することもできる。さらに、回転コントロールボックスの操作板上に緊急停止用操作部材を設けるようにしてもよい。
図24を参照して緊急停止用の操作部材を設けた場合における案内管回転装置の構成についての説明する。
本実施形態の内視鏡システムは、基本的には上述した第1実施形態、及び第4の実施形態と略同様の構成である。本実施形態においては、案内管回転装置が緊急停止用操作部材によって動作するように構成されている。したがって、その他の構成については、上述した第1実施形態、及び第4の実施形態を参照し、同じ部材については同じ符号を附してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の内視鏡システムを構成する挿入装置の案内管回転装置22Cは、案内管21を回転させると共に、同案内管21を直進移動させる得るように構成されている。そのため、図24に示すように案内管回転装置22Cは、装置本体部55と、装置カバー部56と、案内管回転モータ(以下、第1モータと記載する)57と、案内管送りモータ(以下、第2モータと記載する)58と、緊急停止用モータ(以下、第3モータと記載する)60とによって主に構成されている。装置本体部55の上部平面の所定位置には案内管21が配置される案内管配置溝55bが形成されている。
第1モータ57は、案内管配置溝55bに配置された案内管21を軸廻りに回転させるモータである。第1モータ57のモータ軸57aには回転用ローラ57bが固設されている。回転用ローラ57bは所定の弾性力を有している。一方、第2モータ58は、案内管配置溝55bに配置された案内管21を案内管軸方向に対して所定の速さで直進移動させるモータである。第2モータ58のモータ軸58aには直進用ローラ58bが固設されている。直進用ローラ58bは所定の弾性力を有している。そして、第1モータ57のモータ軸57aは、装置本体部55の上部平面55aに対して平行で、かつ溝55bに対しても平行な位置関係に設置される。一方、第2モータ58のモータ軸58aは、装置本体部55の上部平面55aに対して平行で、かつ溝55bに対しては直交する位置関係に設置される。第1モータ57は第1取付具59aによって吊り具59の所定の位置に固設されている。また、第2モータ58も第2取付具59bによって吊り具59の所定の位置に固設されている。
したがって、案内管21に対して所定の押圧力で回転用ローラ57bを当接させ、この状態において、第1モータ57を駆動させる。このことによって、回転用ローラ57bが所定方向に回転して案内管21が軸廻りに回転する。一方、案内管21に対して所定の押圧力で直進用ローラ58bを当接させ、この状態において、第2モータ58を駆動させる。このことによって、直進用ローラ58bが所定方向に回転して案内管21が直進移動する。
他方、第3モータ60は、吊り具59を図24に示す矢印X方向に移動させるモータである。第3モータ60は、装置カバー部56の天面に固設されている。第3モータ60のモータ軸60aの先端部には、ねじ部材60bが固設されている。部材60bは、吊り具59の所定位置に形成されているねじ部59cに対して螺合配置されている。したがって、第3モータ60を駆動させてモータ軸60aに固設されるねじ部材60bを所定の方向に回動させることによって、吊り具59が図24に示す矢印X方向に移動する。
その他の構成は、上述した第1実施形態、又は第4の実施形態の内視鏡システムと略同様である。また、案内管21を大腸に挿入し、その後、内視鏡(2)を大腸に挿入する際の作用は、上述した第1実施形態、又は第4の実施形態の内視鏡システムと略同様である。
一方、本実施形態の内視鏡システムにおいて、緊急停止用操作部材が操作された場合の作用は以下に示すとおりである。
案内管21を大腸に挿入する等、本内視鏡システム使用時において、何らかの理由により、術者が回転コントロールボックス、又は所定のフットスイッチ等による緊急停止操作部材(不図示)を操作する。
すると、まず、第1モータ57、及び第2モータ58が停止される。これにより、案内管21は回転、及び直進移動が停止される。この状態においては、回転用ローラ57b、及び直動用ローラ58bが案内管21に対して当接した状態にある。このため、案内管21は、両モータ57,58が停止した時点の位置で固定された状態になっている。
第1モータ57、及び第2モータ58停止後、続いて、第3モータ60が駆動される。すると、第3モータ60のモータ軸60aに固設されるねじ部材60bが所定の方向に回動して、吊り具59が図24に示す矢印X1方向に移動する。このことにより、吊り具59に一体的に固設されている第1モータ57、及び第2モータ56が同方向に移動される。すると、回転用ローラ57b、及び直動用ローラ58bが案内管21から離間して、その当接状態が解除される。つまり、案内管21は自由に移動し得る状態になる。
以上説明したように、第4の実施形態によれば、緊急停止用操作部材が操作されると、第1モータ57、及び第2モータ58が停止され、その後、第3モータ60が駆動させる。このことによって、回転用ローラ57b、及び直動用ローラ58bと、案内管21との当接状態が解除されるように構成されている。したがって、内視鏡システムの使用中において、緊急停止用操作部材を操作することによって、案内管21の回転、及び直進移動の動作を即時停止させ、かつ、案内管21を自由状態にすることができる。
ところで、前述した第4の実施形態では、緊急停止用操作部材の操作を行うことによって、案内管21の駆動を停止させ、その後、案内管21を自由状態とするような機構を実現している。
この場合において、緊急停止用操作部材とは別に自動手動切換操作部材を設けることによって、例えば案内管21の移動をモータによる自動動作にする場合と、案内管21を手動で移動させる手動動作にする場合とを切り換えて使用し得る構成することも可能である。
そして、この場合には図24に示す構成と全く同じ構成において、第1、第2、第3モータ57,58,60の駆動制御を工夫することによりそのことを容易に実現することができる。
上述した第1実施形態、第3実施形態、又は第4実施形態において、回転コントロールボックス、又は制御システム等の回転制御部は、接続ケーブル等を用いて各装置間を接続するようにしている。しかし、各装置間の接続手段については接続ケーブル等に限定されるものではなく、リモートコントロールシステムを適用するようにしてもよい。リモートコントロールシステムとしては、例えば赤外線等を用いた無線通信手段によって、各種の指示信号を所定の制御装置に対して伝達する。このことによって、装置間を接続するための各種ケーブル類を削減することができる。また、これに伴って各装置の配置の自由度を向上させることができるという効果がある。
上述した各実施形態において、案内管の回転速度や、回転方向の制御については、例えば次のような制御を行うことで、より確実な動作を得ることができる。
図25を参照して案内管の制御パターンについて、以下に簡単に説明する。
なお、図において横軸は時間軸を縦軸は案内管の回転方向を示している。ここで、プラス(図中+)は案内管を正転させた場合を示しており、この場合、案内管は前進する。一方、マイナス(図中−)は案内管を逆転させた場合を示しており、この場合、案内管は後退する。そして、ゼロ(図中0)は案内管の回転停止状態を示している。
まず、案内管を回転駆動させる。すると、ゼロ点からプラス方向に所定の時間aだけ駆動される。その後、駆動方向がマイナス方向に転じた後、所定の時間bだけ駆動される。ここで、時間a>時間bの関係となるように設定する。
さらに、駆動方向をプラス方向で所定の時間aだけ駆動した後、時間cだけ停止状態にする。この停止時間cが経過した後、再度プラス方向へ時間aの駆動を行う。そして、以降、同じ動作を繰り返し行う。
このような制御パターンを記述したプログラムを、予め案内管回転装置の制御部を構成する記憶部に記憶させておく。このことによって、常に同じ動作パターンで案内管を回転動作させることができる。
なお、図に示した制御パターンは一例を示すものであり、制御パターンはこれに限定されるものではなく、様々な制御パターンが考えられる。そして、このような制御パターンを、複数種類、予め用意しておき、内視鏡システムの使用目的に応じて好適な制御パターンを選択し得るようにしてもよい。また、制御パターンを使用者が自由に作成し、各使用者が作成した制御パターンを用いて内視鏡システムを動作させるようにしてもよい。
このように、案内管の回転速度や回転方向等の制御パターンを工夫することによって、より安全確実に内視鏡システムを運用することができるようになる。
なお、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。

Claims (5)

  1. 被検体に挿入される長尺な部材により構成され、予め被検体に挿入された後、内視鏡挿入部を当該被検体に挿入する際当該内視鏡挿入部を案内する案内管と、
    前記案内管の外周面に設けられた推進力発生部と、
    前記推進力発生部が設けられた前記案内管を長手軸廻りに回転させる案内管回転装置を有する回転部と、
    前記回転部の制御を行う回転制御部と、
    を具備し
    前記案内管の先端部には被検体を観察するための観察手段が設けられていることを特徴とする挿入装置。
  2. 被検体に挿入される長尺な部材により構成され、予め被検体に挿入された後、内視鏡挿入部を当該被検体に挿入する際当該内視鏡挿入部を案内する案内管と、
    前記案内管の外周面に設けられた推進力発生部と、
    前記推進力発生部が設けられた前記案内管を長手軸廻りに回転させる案内管回転装置を有する回転部と、
    前記回転部の制御を行う回転制御部と、
    を具備し、
    前記回転制御部は少なくとも一つまたは複数の操作部材を具備し、この操作部材を操作することにより生じる指示信号にしたがって前記回転部の駆動制御を行い、
    前記操作部材は、操作することによって前記案内管回転装置の回転部のオフ制御を行うと同時に、前記案内管回転装置内における前記案内管との連繋を解除する緊急停止用操作部材であることを特徴とする挿入装置。
  3. 外周面に螺旋形状部を備えた被検体に挿入可能な可撓性部材で構成され、予め被検体に挿入された後、内視鏡挿入部を当該被検体に挿入する際当該内視鏡挿入部を案内する案内管と、
    前記案内管を長手軸廻り所定方向に回転させる案内管回転装置の有する回転部と、
    前記案内管回転装置の回転部を制御することによって、前記案内管の回転状態の制御を行う回転制御部と、
    を有する挿入装置と、
    被検体に挿入した前記案内管に沿わせて当該被検体に挿入可能とする内視鏡挿入部と、
    前記内視鏡挿入部に形成され、前記案内管の少なくとも一部を挿入可能とするチャンネルと、
    を有する内視鏡と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡システム。
  4. 前記内視鏡は、少なくとも一つ、または複数の操作部材を具備し、この操作部材を操作することにより生じる指示信号にしたがって前記回転制御部を介して前記案内管回転装置の回転部の駆動制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の内視鏡システム。
  5. 前記操作部材は、前記案内管回転装置の回転部のオンオフ制御、または前記案内管回転装置の回転部による前記案内管の回転方向の制御、または前記案内管回転装置の回転部による前記案内管の回転速度の制御、のうちいずれかを行い得ることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡システム。
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