JP2001517971A - 使い捨てシールを備える再使用可能なカニューレ - Google Patents

使い捨てシールを備える再使用可能なカニューレ

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Abstract

(57)【要約】 再使用可能なカニューレと共に使用する使い捨てシールアセンブリであり、シールアセンブリは一つの医療処置においてカニューレと共に使用するように設計され、カニューレは、多数の医療処置において多重使用(各使用時において異なるシールアセンブリと共にに使用)するように設計されている。シールアセンブリは、フラップ弁(器具がシールアセンブリに挿入されていないときにカニューレをシールするためのもの)と、少なくとも一つの器具シール(器具がシールアセンブリに挿入されているときにカニューレをシールするためのもの)とを含む。好ましくは、シールアセンブリは、使用される前に、カニューレに嵌着され、そして使用後は容易に離脱されるフランジを備える体を有する。また、好ましくは、フラップ弁はオーバ・センタードヒンジを有する。他の実施態様において、発明装置は、犠牲フランジとシールフランジを備える少なくとも一つの2重器具シールと、追加的にまた、フラップ弁を有する。シールフランジは、器具がシールフランジに挿入されたときに、器具によって犠牲フランジが切断されたときでさえカニューレをシールする。別の実施態様において、再使用可能なカニューレと、使用前にカニューレに嵌着され、使用後は容易に離脱可能である説明したいずれのタイプの使い捨てシールアセンブリとを含む装置である。

Description

【発明の詳細な説明】 使い捨てシールを備える再使用可能なカニューレ 技術分野 本発明は、再使用可能なカニューレと共に使用する使い捨てシールアセンブリ に関する。このシールアセンブリは腹腔鏡術のような1つの医療処置に使用する カニューレに着脱自在に嵌着するように設計されており、カニューレは多重医療 処置の際に複数回使用(各使用において異なるシールアセンブリを使用)するよ うに設計されている。シールアセンブリは、少なくとも一つの器具シール(医療 器具がシールアセンブリの孔に挿入されたときに、カニューレから流体が流れ出 すことを防止するためのもの)を有し、好ましくは、更にフラップ弁流体シール (シールアセンブリに医療器具を挿入していないときにカニューレをシールする ためのもの)を有する。 背景技術 多くの医療処置はカニューレの使用を必要とし、一つ又は複数の医療器具をカ ニューレに挿入して患者の体内へ導びき、また、体内から取り出す。 例えば、多様な腹腔鏡術(ヘルニア腹腔鏡術を含む)において、カニューレは 、その末端部を患者体内に入れ、基端部を患者の体外に出すように位置され、一 つ又は二つ以上の医療器具がカニューレを介して患者の体内へ挿入される。例え ば、連続して器具(内視鏡を含む)の各々をカニューレを介して患者の体内に順 に挿入することができ、その後、患者体内及びカニューレから(反対方向に)引 き抜くことができる。 そういった多くの処置の間に、患者の体内に広い作業スペースを(十分に高圧 の膨張ガスをその作業スペースにおいて維持することにより)形成維持する必要 があり、また同時に、カニューレの末端部をその作業スペース内に延伸させてお かなければならない。これらの処置における使用の間、患者体内からカニューレ を介して望ましくない流体が吹き出すことを防止するため、カニューレにシール を備えることが必要である。用語「流体」は、ここでは、ガス又は液体をいう。 そういったシール(ここで「流体」シールと呼ぶ)は、カニューレのチャンネル (溝)に医療器具が存在しないときに、流体がカニューレから流れ出すことを防 止する。流体シールは、カニューレチャンネルに医療器具が存在しないときに、 流体がカニューレから流れ出すことを防止するように閉鎖位置に付勢されるフラ ップ弁、ダックビル弁、あるいはその他の弁とすることができる。前記チャンネ ルに器具の末端部を挿入して器具をそのチャンネルを介して患者の体内へ前進さ せるとき、器具は流体シールを開く(例えば、ダッグビル弁の可撓性スリットを 変位させること又はフラップ弁のはねぶた(はね戸)を変位させることによって そうする)。 典型的にまた、別のシール(ここで「器具シール」と呼ぶ)をカニューレ内に 用いて器具の外周部回りの流体シールを与え、器具とチャンネル壁との間の空間 から流体が流れ出ることを防止する。そういったカニューレは製造に費用がかさ む。また、使用後の清掃が困難である。なぜなら、カニューレチャンネル又はカ ニューレに挿入された器具と流体連通した小さな弁及びシール部分を汚染物質が 被い、あるいは目詰まりさせるからである。しばしば、そういったカニューレの 設計は、手動でフラップ弁を制御する機械式リンク機構を必要とするため(例え ば、弁、カニューレのその他の構成要素又は器具を損なうことなく器具により直 接弁に十分な力を当てることができない場合にユーザが十分な手動の力をリンク 機構に与えてフラップ弁を開くため、あるいは掃除等のためにフラップ弁を開放 するため)、かなり複雑であった。 例えば、1992年4月14日に発行された米国特許第5,104,383号は、内蔵 フラップ弁を有するカニューレと、第1直径の器具に対して器具シールを与える 着脱自在な「アダプタシール」について説明している。このアダプタシールを除 去することができ、第2直径の器具に対して器具シールを与える別のアダプタシ ールと交換される。 別の例として、1995年1月31日に発行された米国特許第5,385,560号は 、組込型フラップ弁を有するカニューレと、比較的大径の器具に用いる組込型器 具シールについて説明している。「径違い継手」部材がカニューレの端部に嵌着 され、カニューレを介して挿入される(比較的小径の)器具用の器具シールを与 え ている。 別の例として、1994年3月1日に発行された米国特許第5,290,245号は、 互いに螺合することによって組み立てられる幾つかのねじ付き部分を有するカニ ューレについて説明している。このカニューレは、ねじ付き部分の一つに設けた フラップ弁と、別のねじ付き部分に設けた器具シールを含む。 カニューレに末端部(患者体内へ挿入するためのもの)と、第1部分に着脱自 在に取り付け可能であり流体シールを備える基端部を設ける設計が提案されてき た。例えば、1995年10月24日にカール・ストルツ(Karl Storz)に対し て発行された米国特許第5,460,615号は、(図4乃至7に関して)末端部(これ はトロカールスリーブと弁ハウジングを備える)と、基端部(これはフラップ弁 と、第1器具シールと、つなぎひもによって第1器具シールに取り付けられた第 2器具シールを有する)を備える。基端部を末端部に着脱自在に取り付けるため にフード取付爪包囲体を設けている。しかしながら、基端部の構造は複雑であり 、製造コストが高くなるので使用されない。 本発明がなされるまで、単純構造の再使用できるカニューレと、このカニュー レに嵌着され使用後は容易に除去することができる単純構造の使い捨てシール( フラップ弁流体シールと、少なくとも一つの流体シールを含む)を備えるカニュ ーレアセンブリを設計することは知られていなかった。 発明の概要 好ましい実施態様において、本発明は再使用されるカニューレと共に使用され る使い捨てシールアセンブルに関し、このシールアセンブリは、一つの医療処置 (腹腔鏡術のようなもの)を行う際にカニューレと共に使用するように設計され たシールアセンブリであり、カニューレは、多数の医療処置を行う際に多重使用 (それぞれの使用時に別のシールアセンブリが使用される)目的のために設計さ れている。チャンネルはシールアセンブリ全長に渡って延伸し、シールアセンブ リは、フラップ弁流体シール(シールアセンブリに医療器具が挿入されていない ときにカニューレをシールするためのもの)と、少なくとも一つの器具シール( シールアセンブリに医療器具が挿入されているときにカニューレをシールするた めのもの)の両方を有する。好ましくは、シールアセンブリは、使用前にカニュ ー レに嵌着されるフランジ(フランジはカニューレの溝に嵌挿人される)を備える 体を有し、使用後にカニューレから容易に離脱される。シールアセンブリは、そ れのフラップ弁のはねぶたをのそき、好ましくはエラストマー材料(例えば、ゴ ム)から成型される。好ましい実施の態様において、はねぶたは剛性材料(例え ば、剛性プラスチック)から成型され、アセンブリのエラストマー材料部分に搭 載される。この単純構造によりアセンブリの製造コストを低くすることができ、 使い捨てが可能になる。代替的に、シールアセンブリ全体(そのはねぶた部分を 含む)をエラストマー材料(例えば、ゴム)から成型することもできる。 好ましくは、はねぶたは、器具がはねぶたのそばを移動してそれを変位させる ときに、器具上の開いたはねぶたによって生じる引き抜き力を減ずるように設計 されたオーバ・センタードドアヒンジに設けられる。はねぶたは好ましくはその 全長に渡って延伸する複数のスリットを有し、上部回転軸は好ましくはシールア センブリのエラストマー材料部分の適当な形状の複数の延長部を有し、これらの 延長部は上記複数のスリットに挿入されはねぶた上に設けられる。各延長部は典 型的に矢じり顎(延長部の端部と矢じり顎が一つのスリットを介してはねぶたに 挿入された後にはねぶたを保持するためのもの)を有し、従って、しばしばここ で延長部のことを「顎付き部」と呼ぶ。 はねぶたが適正位置に置かれないときに、延伸部がはねぶたに復元力を与える ことによりはねぶたを正しい位置に位置させるために、はねぶたは、好ましくは 、シールアセンブリのエラストマー材料部分の可撓性の延長部に機械的に連結( 例えば、型成形により連結)される。代替的に、ユーザによって直接的に手動に よりはねぶたに与えられる力と、延長部によってはねぶたに与えられる力は、は ねぶたが不適正な位置に位置するときにそれを正規位置に位置させるに十分な大 きさである。 好ましくは、チャンネルはシールアセンブリの体の第1端部において第1半径 を有し、(チャンネルの中心縦軸に関して)第1半径よりも小さな半径を有する チャンネルに沿って第1端部から離れる方向にバンパが存在する。このバンパは 、好ましくはシールアセンブリの体の成型部分であり、チャンネル内を延伸する 器具の横方向の運動を制限するように働く。好ましくは、シールアセンブリをカ ニ ューレに取り付けたときに、器具によりバンパに生じた荷重の少なくとも一部を カニューレが支持する(シールアセンブリのエラストマー材料部分の望ましくな い変形を制限する)ような位置にバンパは位置される。 好ましい実施の態様において、シールアセンブリは主部とアダプタ部を含む。 主部は比較的大径の器具と共に用いる器具シールを含み、アダプタ部は小径の器 具と共に用いる器具シールと、好ましくは、またバンパを含む。好ましくは、主 部とアダプタ部は互いにつなぎひも部によって連結され、これらの三つの部分( アダプタ部のバンパを含む)はエラストマー材料による一つの型成形品である。 他の実施の態様において、本発明は、少なくとも一つの2重器具シールを含む シールアセンブリであり、犠牲フランジと、第2シーリングフランジ(医療器具 をシールアセンブリに挿入するとき、犠牲フランジが器具の挿入の際に切断され るときにさえ、カニューレをシールするためもの)を含む。 好ましい実施の形態において、シールアセンブリは、そういった器具シールに 加えて、フラップ弁流体シールを含む。 他の実施の形態において、本発明装置は、再使用するカニューレと、使用前に カニューレに嵌着され使用後は容易に離脱可能な使い捨てシールアセンブリ(上 述したいずれかのタイプのもの)とを含むカニューレアセンブリである。その他 の実施の形態において、本発明はそういったカニューレ装置を用いる方法である 。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の実施態様の使い捨てシールと四つの再使用可能なカニューレ (各カニューレはそのシールに対して使用可能)の側面図。 図2は、図1の使い捨てシール2の側面断面図であり、アダプタ部20が体部 14に嵌着された状態を示す。 図3は、図1の使い捨てシール2のはねぶた16の平面図。 図4は、図1の使い捨てシール2のはねぶた16の(部分断面)側面図。 図5は、図1の使い捨てシール2(はねぶた16がない)の平面図(一つの顎 付き部分18の位置を示すために部分的に断面を示す)。 図6は、図1の使い捨てシール2(はねぶた16がない)の底面図。 図7は、図1の使い捨てシール2の側面断面図。 図8は、図1の「DETAIL A」と表示した部分の拡大詳細図。 図9は、図1の「DETAIL B」と表示した部分の拡大詳細図。 図10は、本発明の代替実施例の器具シールの側面断面図。 図11は、図10の装置の一部を示す拡大図であり、医療器具24が装置の左 側へ移動される状態を示す図。 図12は、本発明の好ましい実施態様の再使用可能なカニューレの側面図。 図13は、図12のカニューレ100の断面(図12のZ−Z線に沿ったもの )と止コックを示す図.。 図14は、再使用可能なカニューレ8(図1のもの)であって、その基端部に 嵌着されたシール2(図1のもの)を備えるカニューレと、カニューレに設けた 止コックの側面図。 図15は、カニューレ4(図1のもの)の端部に本発明の使い捨てシールを嵌 着した代替実施態様の概略側面断面図であり、器具24によってカニューレを介 して患者体内から組織標本200を取り出している状態を示す図。 図16は、図15の装置を示し、標本200が更にカニューレから取り出され た状態を示す図。 図17は、図16の装置を示し、標本200が更にカニューレから取り出され た状態を示す図。 図18は、図15の装置を示し、標本200が更にカニューレから完全に取り 出された状態を示す図。 図19は、図18の装置を示し、ユーザがはねぶた16を押してカニューレ内 に戻した状態を示す。 図20は、エラストマー材料の一つのピース(はねぶた部を含む)として成型 された本発明の使い捨てシールの代替実施態様の側面断面図。 図21は、エラストマー材料の一つのピースとして成型された本発明の使い捨 てシールの代替実施態様の部分断面側面図。 図22は、カニューレ4(図1のもの)の端部に嵌着された本発明のシールの 代替実施態様の側面断面図。 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明の好ましい実施態様の一つを図1乃至9及び14に関して説明する。他 の実施態様は図10乃至13と、図15乃至20に関して説明する。 図1に示すように、シールアセンブリ2は本発明の使い捨てシールの好ましい 実施形態であり、カニューレ4,カニューレ6,カニューレ8,カニューレ10 のいずれも本発明の再使用可能なカニューレの実施形態である。カニューレ4, 6,8,10のいずれも、使用の際に患者体内へ挿入される基端部(それぞれ基 端部4A,6A,8A,10A)と、基端部の反対側に位置する末端部を有する 。各カニューレは、その長手方向に延伸する中央チャンネルを有し、多様な器具 (栓塞子、内視鏡といった比較的小径の器具24’)は、カニューレが患者体内へ 挿入されるとき(あるいはカニューレが患者体内へ挿入された後)、チャンネル 内に位置される。各カニューレ(各カニューレは好ましくは金属又は剛性プラス チックのような合成材科から作られる)の外壁は把持部5を有する。好ましくは 、把持部5はカニューレの金属外表面にパターン状のくぼみ(例えば、図1に示 す螺旋パターン)を設けることによって形成される。カニューレの代替実施態様 においては、把持部を設けずに、カニューレの外表面を滑らかにする。 シールアセンブリ2がいずれのカニューレにも嵌着されるように各カニューレ の基端部の形状及びサイズは定められる。特に、各カニューレ4,6,8,10 の基端部はほぼ円柱形であり、その回りに同じ環状溝12を有する。シールアセ ンブリ2の体部14のフランジ部(図1ではなく、図2に示すフランジ17)は 環状溝12に嵌着され、シールアセンブリ2をいずれかのカニューレに離脱可能 に取り付けることになる。好ましくは体14は、フランジ17と体4との間に薄 肉環状部14a(図2)を有する。この薄肉部14a(1実施態様において0.03 インチ、即ち約0.76mm厚である)は、フランジ17を体14の主部に対して撓む ことを許容するベロウクズとして機能し、そのため、アセンブリ2は、溝12か らフランジ17を取り除くことなくユーザによって操作される。 図14はカニューレ10の側面図であり、シールアセンブリ2の体部14がカ ニューレ10の基端部に嵌着され、シール2のアダプタ部20はつなぎひもによ り体部に連結されている。 図1及び図14に示すように、止コック9をカニューレ8内で延伸するオリフ ィス(図1,14では示しておらず、図12,13に示すオリフィス101と同 じもの)に設けている。膨張ガス源を医療処置の所望の時に止コック9に接続で きるようにしてあり、止コック9を開き、(オリフィスを介してガスをカニュー レ内へ又はカニューレから流し、)又は閉じ(オリフィスをシールす)ることが できる。図1は、カニューレ10に取り付けた同一の止コック9を示す。本発明 の幾つかの実施形態における再使用可能なカニューレは止コックを取り付けるこ とができるオリフィスを備え、一方、他のもの(例えば、カニューレ4)はそう いったオリフィスを有しない。 好ましくは、シール2は、剛性はねぶた16(これはポリカーボネート材料の ような硬質プラスチックから成型される)を除き、弾性材料(医療グレードのシ リコンゴム、その他の医療グレードのエラストマーといったもの)から成型され る。従って、シールはただ二つの構成要素からなる単純構造を有する。代替実施 態様として、はねぶたは非剛性材料からなる。図2に関して以下に説明するそう いったいくつかの代替実施態様において、本発明のシールはエラストマー材料の 一つのピース(エラストマーはねぶた部を含む)として成型される。カニューレ 4,6,8,10は、好ましくは、ステンレススチール(その他の金属)のよう な剛性金属又は剛性プラスチックから形成される。 二つの可撓性延長部18はシール2の体部14から突出し、はねぶた16は延 長部18に設けられている。好ましくは、各延長部18は矢じり顎18aを有し 、これにより、延長部の頭部(これは好ましくはほぼ三角形断面を有する)と顎 がスリットを介してはねぶたに挿入された後にはねぶたを体部14に対して保持 する。各延長部18はまた、前記頭部を体部14に連結する可撓性シャフトを有 する。従って、各延長部18は、本発明の代替実施態様において別の形状を備え る可撓性延長部が使用されるけれども、ここでしばしば「顎付き部」と呼ばれる 。 体部14ははねぶた座部(図1ではなく図2に示すフランジ31)を有し、こ のフランジは、体部14を貫通して延伸する中央チャンネル15(図5,6に示 す)の末端部を囲む。中央チャンネル15はシール2の中央長手方向軸Z(図2 )に沿って延伸し、好ましくは、軸Zに関して軸対称である。 はねぶた16は、通常はねぶた座に対して閉じた状態であるように顎付き部1 8に偏倚されており、その閉じたはねぶた16は中央チャンネルから流体が流れ 出ることを防止する。はねぶた16、顎付き部18及びはねぶた座部は、以下の ように機能するフラップ弁を含む。顎付き部18は可撓性であり、シール2がカ ニューレに嵌着され、器具(例えば、図1の比較的大径の器具24)が中央チャ ンネルを介して体部14(及びはねぶた座に、そしてカニューレ内で延伸するチ ャンネル)に挿入されると、器具ははねぶた16をはねぶた座から変位させ(そ れにより顎付き部18を曲げ、器具の末端が完全にチャンネルを通過し、カニュ ーレの末端から出るまで)カニューレのチャンネル内で前進する。次に、器具が チャンネルとシール2から引き抜かれると、顎付き部18は押圧から解放されて はねぶた16を通常位置へ戻しはねぶた座付近で流体が流れることを防止する。 好ましくは、また、体14は、シール2に挿人された器具の近辺で流体が流れ ることを防止する器具シール部(以下に説明するフランジ31,32)を含む。 典型的に、そういった器具シール部はシール2を介して中央チャンネル内に延伸 する一つの単純なフランジ(又は以下に説明するタイプのダブルフランジ)であ る。そういった一つのフランジ(又はダブルフランジ)は固定された直径を有す るので、特定の値よりも小さな径を有する器具の回りで良好なシールを与えない 。従って、シール2のアダプタ部20を設けて、(可撓性のつなぎひも22によ って体部14に取り付けられた)アダプタ部20を体部14に嵌着してシールを 小径器具に対して用いることができる。アダプタ20は器具シール部を有し、こ の器具シール部は、一つの単純なフランジ(例えば、図5,6,9に示すフラン ジ38)とすることができ、あるいは、アダプタ20を介して中央チャンネル内 に延伸するダブルフランジ(犠牲フランジとシールフランジを含む)とすること もでき、比較的小径の器具のまわりで良好なシールを与えることができる。例え ば、シールアセンブリ2が大径チャンネル10の端部に嵌着されると、比較的大 径の器具24を体14に挿入することができ、体14内の器具シールは器具24 の回りで良好な流体シールを与える。もしもユーザが器具24(例えば、比較的 小径の器具24’)よりも実質的に小さな径を有する器具をカニューレ10内に 挿入することを望むならば、ユーザはアダプタ20を体14に嵌着し(それによ り体 14内の中央チャンネルとアダプタが一直線上に並び)、次に比較的小径の器具 をアダプタ20に挿入する。比較的小径の器具(例えば、器具24’)がそのよ うにアダプタ20(及び体14)を介してカニューレ10内にに挿入されると、 アダプタ20内の器具シールは比較的小径の器具の回りで良好な流体シールを与 え、比較的小径の器具は体14内のフラップ弁のはねぶた16を変位させる。 カニューレに対して置換性のある使い捨てシール2の多様な変更が可能である ことが考慮される。そういった変更は、少なくとも一つの器具シール(特別な外 径又は外径範囲を有する器具と共に使用可能)とフラップ弁を有する使い捨てシ ールである。 一つの実施形態において、短いカニューレ4と長いカニューレ6は、それぞれ 、5mmよりも僅かに大きな直径のチャンネルを有し(5mm径の器具と共に使用さ れる)、カニューレ8は10mmよりも僅かに大きな直径のチャンネルを有し(1 0mm径の器具と共に使用される)、カニューレ10は12mmよりも僅かに大きな 直径のチャンネルを有する(12mm径の器具と共に使用される)。そういった全 てのカニューレ及び器具と一緒に使用する場合、シール2のアダプタ部20は、 5mm径の器具の回りでシールを与える直径の器具シールを含むことができ、シー ル2の体部は、10mmから12mmの範囲のいかなる径を有する器具の回りのシー ルを与える直径の器具シールを含むことができる。 図2に関し、シール2のアダプタ部20は円形フランジ33によって囲まれた 末端部を有する。図2に示すように、フランジ33を移動して体14の肩14C の付近を通過させ体14の溝14Dに入るまでアダプタ部20の末端部を体14 を介して中央チャンネルに挿入することによりアダプタ部20を体14に嵌着す ることができる。フランジ33のこの位置において、ユーザが体14を把持し、 (体14を固定位置に保持し、)そして、例えば、アダプタ20のフラップ23 を引っ張ることにより手動による力をアダプタ20の一側に(基端部方向に)与 える迄、肩14Cはアダプタ部20を正規位置にロックし、フランジ33が基端 部方向(図2の上側)へ移動することを防止する。 はねぶた16は、体14の顎付き部18(図2,6,7,8に示す)に設けら れている。はねぶた16は、ほぼ半球状の部分を有し、この部分は、フラップ弁 が図2に示す位置にあるとき、フランジ31で支持されている。はねぶた16は またフランジ16Bを有し、(図3,4に示すように)このフランジに二つの貫 通スリット16Aが設けられている。(各顎付き部18の)肩18Aをスリット 16Aに通してはねぶた16のスペーサ部16Dを体14に当接させ顎付き部1 8をスリット16Aに挿入することによりはねぶた16は体14に取り付けられ る。従って、顎付き部18ははねぶた16によって肩18Aに与えられた力によ って僅かながら伸長され、顎付き部18は(図2に示すように)はねぶた16を その閉鎖位置へ付勢してはねぶた座に着座させる。はねぶた16の半球状部分は 、(器具が体14の中央チャネルを通るときに半球状部分を押すので、)はねぶ た座から離脱し、顎付き部18は曲がって伸長し、故に、はねぶた16と顎付き 部18は(共にスペーサ16D回りに一つのユニットとして)回転して器具から 離れる。 顎付き部18のはねぶた16に対する偏倚回転力(はねぶた16を図2に示す 閉鎖位置に保持するトルク)は、T=2PXであり、ここで、Pは、各顎付き部 18によってはねぶた16に作用する(図2において上向きの)力であり、Xは スペーサ16Dの中心と、各顎付き部の中心縦軸との間の距離(図2)である。 距離Xは0より大きいので、はねぶた16は「オーバ・センタード(over-cente red)」ドアヒンジであるということができる。 はねぶた16が(器具によって押されて)開位置に位置すると、顎付き部18 は湾曲し伸長し、スペーサ16Dが僅かながら左側へ(図2)摺動するのでスペ ーサ16Dと各顎付き部の中心軸との間の距離は減少しX’となる(X’はXよ り小さい)。この影響ははねぶた16に与えるトルクを減少させることになる。 顎付き部18によってはねぶた16に作用するトルク(はねぶた16が開位置に あるとき)は、T=2P’X’+Mであり、ここでMは顎付き部18の曲げによ る曲げモーメントであり、P’は各顎付き部18からはねぶた16に作用する増 大した力である(P’はPより大きい。なぜなら、はねぶた16が開位置にある とき、顎付き部18は伸長されているから)。はねぶた16と顎付き部18は、 はねぶた16の閉位置からの(回転軸回りの)回転角にかかわらず(例えば、小 さくなった係数X’によって生じるトルクの減少がパラメータP’とMによる大 きなトルク増加量を打ち消すことができるように)、顎付き部18によってはね ぶた16に最大許容トルクを越えるトルクが生じないように設計されている。こ のように(顎付き部18によって)はねぶた16に作用するトルクを制御すれば 、開いたはねぶた16は、シール2が接続されたカニューレ内でチャンネル15 を介して移動され(挿入あるいは引き抜かれ)、器具に作用する抗力は許容抗力 を越えることがない。 更に一般的には、本発明シールのはねぶたは好ましくはオーバ・センタードド アヒンジに設けられ、はねぶた16の角変化に対し、シールによるはねぶたに作 用するトルクの変化は、はねぶたの開位置からの回転変位が増加すると共に、減 少する(即ち、d2T/dA2は負であり、ここで、Tは作用するトルク、Aはは ねぶたの閉位置からの開いた角度である。 また、はねぶたを移動(開閉)させる器具にはねぶたから作用する抗力を減少 させるために、器具に係合するはねぶたの表面は滑らかで堅くなければならない (摩擦を少なくするため)。 発明の代替実施例において、はねぶたを本発明のシールの体に取り付けるため にただ一つの顎付き部を用いる。この場合、はねぶたは、図3に示す二つのスリ ット16Aではなく、ただ一つのスリットを有する。はねぶたを安定するように 位置決めするため、そういった一つの顎付き部は典型的に、図2及び図6乃至8 に示す顎付き部よりも幅広となるであろう。顎付き部をチャンネル15の周辺に (図2及び図6乃至8の)顎付き部18よりも広く拡幅することになる。 また、本発明シールアセンブリの代替実施態様において、シールアセンブリの はねぶたは、シールアセンブリの延長部をはねぶたのスリットに挿入する以外の 方法で可撓性延長部(これは顎付き、あるいは矢じり顎のように形成する必要は ない)に取り付けられる。例えば、接着のりその他の接着剤によりはねぶたを延 長部に取り付けることができ(この場合、はねぶたは貫通スリットを備える必要 はない)、あるいは、延長部は1又はそれ以上の貫通スリットを備え、はねぶた をこのスリットに嵌着させることとしてもよい。 図2に関し、次に、シール2の本体の小径部14Bについて説明する。小径部 14Bは、(アダプタ部20が本体14内の図2に示す位置から除去されたとき ) シール2のチャンネルを占領する大径器具の横方向の運動を制限するバンパとし て機能する。カニューレは第1直径2Rを有し(図2)、従って、本体14の第 1端部において第1半径Rを有し、バンパ14Bは小直径2R’(従って、チャ ンネルの中心縦軸Z回りの半径R’、この半径R’は第1半径よりも小さい)を 有する。バンパ14Bは、フランジ32又は31ほどチャンネルの半径内側へは 延伸していない(従って、フランジのシール機能を妨げない)。代わりに、バン パ14Bは、(以下に説明する図11の実施態様におけるバンパリング95のよ うに)チャンネル内を延伸する大径器具の横方向の運動を制限する。 好ましくは、バンパ14をシールアセンブリ2の長軸に沿って十分低い位置に 設けて(アセンブリ2がカニューレの端部に嵌着されたときに)バンパがカニュ ーレに支持されるようにし、器具からバンパ14Bに作用する荷重がアセンブリ 2が取り付けられているカニューレの内壁によって受けるようにする。このこの ましい実施形態は図15の実施形態(以下に説明する)と対照的であり、図15 の実施形態では、カニューレ4(図15)の壁の端部4Aはシールアセンブリ2’ 及びカニューレ4内で延伸するチャンネル(このチャンネルに器具24は整合す る)の縦軸方向においてバンパ14B’の下に存し、故に、図15のバンパ14 B’はカニューレ4の壁によって直接支持されず、カニューレは器具の荷重を直 接バンパ14’によって支持しない。 好ましくは、アダプタ20はまた、器具シール(図9において最もよく示され るフランジ38)と、アダプタ20の中央チャンネル内に延伸する比較的小径の 器具の横方向の運動を制限するバンパ(図9において最もよく示されるバンパ2 0A)を有する。図15乃至9に示すアダプタ20の好ましい実施態様において 、円形フランジ38は半径方向内側に十分に中央チャンネル内へ延伸するので、 フランジ38と、中央チャンネル内を延伸する比較的小径器具の外周との間で流 体が流れることを防止するシールを与える。アダプタ20のバンパ部20Aは、 フランジ38ほど半径方向内側に中央チャンネル内へ延伸していない(それ故、 フランジ38のシール機能を妨げない)。上記説明の通り、アダプタ20(比較 的小径器具と共に使用するように設計されたもの)はそういった比較的小径器具 に対して使用される体14に嵌着され、比較的大径の器具が直接に体14を介し て カニューレに挿入されるとき、アダプタ20は使用されない。この実施態様の変 形例において、本発明のシールアセンブリのアダプタ部は、その体部の内部では なく、外部に嵌着される構造である。 例えば、図21は本発明のシールの代替実施態様の側面図であり、このシール は主部240と、つなぎひも部222(側面を示す)と、アダプタ部220(断 面で示す)を有する。図21のシールは、エラストマー材料の一つのピースとし て成型されている。各部220,240はここで説明するタイプのいずれかのタ イプの器具シールを含む(部240は、ここで説明するタイプのいずれかのフラ ップ弁をさらに含むことができる)。図21に示す形態において、主部240は カニューレの端部に嵌着され、比較的大径の器具は主部240を介してカニュー レに挿入される。 図21に示すシールを採用して小径器具の回りに良好なシールを与えるために 、アダプタ部220は図22に示すように主部240上に嵌着され、主部240 のリング状フランジ242はアダプタ部220のリング状の溝221に嵌入され る。可撓性のつなぎひも部分222は折れ曲がって図22に示す位置となり、アダ プタ部220と主部240は一直線上になり互いに嵌合する。図22に示す状態 で、主部240はカニューレの端部上に嵌着され、比較的小径の器具はアダプタ 部220と、主部240の両方を介してカニューレに挿入される。主部240か らアダプタ部220を取り外すために、ユーザは部240のフラップ243を把 持し(主部240を固定位置に保持し)、例えば、アダプタ部220のフラップ 223を引っ張ることによりアダプタ部220の一側に(基部方向に、即ち、図 22の上側に)手動による力を与える。 図1乃至9に関する上記実施例のその他の変形例として、剛性の(又は実質的 に剛性の)バンパリングを本発明のシールの中央チャンネルに(器具シールの位 置の上または下の位置で)取り付ける。このバンパリングは、器具シール(これ は典型的に薄肉のフランジである)ほどは内側に延伸していないので、器具シー ルのシール機能を妨害しない。むしろ、このバンパリングは、器具が器具の外周 と器具シールの間で流体が流れることを防止する間に、チャンネル内へ延伸する 器具の横方向の運動を制限するバンパとして機能する。バンパリングは、シール アセンブリに取り付けられる別の要素とすることができ、あるいは、シールアセ ンブリの体と一体的に成型された部分とすることができる。好ましくは(バンパ リングから器具に作用する抗力を小さくするため)、器具と係合するパンパリン グの表面は滑らかでありかつ硬質である。 次に、シール2の体部14の円形フランジ31,32について説明する。これ らのフランジは(体14内の図2に示す位置からアダプタ部20が除去されたと き)器具シールとして機能する。円形フランジ32は次の意味で犠牲シールとし て機能する。フランジ32は、薄肉円形フランジ31よりも先に、軸Z上を下方 にシール2の中央チャンネルに(そしてシール2が取り付けられているカニュー レに)挿入された器具に当接し、フランジ32がそのように挿入されたとがった 器具によって変位され(あるいは、時には切断され)ると、フランジ31は良好 な流体シールを保持する(よって、フランジ31と器具の外周との間で流体が流 れることを防止する)。好ましくは、フランジ31は、フランジ32よりも更に チャンネル15内に延伸し(軸Zとフランジ31との半径方向の距離は軸Zとフ ランジ32との半径方向の距離よりも小さい)、また、図2及び8に示すように 、フランジ31はフランジ31よりも薄肉である(例えば、一つの実施態様にお いて、フランジ31は0.005インチ(約0.13mm)であり、フランジ32は0.028イ ンチ(約0.71mm)である)。この好ましい構造において、フランジ32が軸Z方 向に下方に挿入された器具によって変位され(あるいは、鋭い器具により切断さ れたときでさえ)、フランジ32の変位した部分(例えば、フランジ32の切断 された付近のフランジ32の変位部分)は、下方に折れ曲がり、フランジ31の 部分を一時的に(Z軸から半径方向外側に)若干開くので、(器具が継続してフ ランジ32部分を通過する際に)器具によってフランジ31が切断されることを 防止する。このように一時的にフランジ31が開いた後、フランジ31(エラス トマー材料によって形成されている)は解放されて器具の外周をシールする位置 へ復元する。好ましくは、フランジ31を犠牲フランジ32に対して図示の角度 (カニューレが使用される際にフランジ31がカニューレの末端部に向かって犠 牲フランジ32から遠ざかるように)に設け、器具に対して良好な流体シールを 与えるというフランジの機能を改善する(しかし、これに代えて、フランジ31 , 32を(実質的に)平行にすることもできる)。フランジ31ははねぶた座とし てだけではなく、器具シールとしても機能する。フランジ32が器具によって切 断されないならば、両方のフランジ32,31はこれらのフランジ内に延伸する 器具の外周をシールする機能を果たす。 図1乃至9の実施態様の変形例として、本発明のシールの体部は、中央チャン ネルに沿ってはねぶた座から分離した器具シールを含む。例えば、シールは第1 フランジ(はねぶた座として機能する)と、中央チャンネルに沿って第1フラン ジから離間した第2フランジ(これは器具シールとして機能する)を含む。この 変形例において、はねぶた座は図2に示すフランジ31と異なる形状を有するこ とができる。図1乃至9の実施形態のこういった変形例の利点は、中央チャンネ ルに挿入された特別な器具の回りのシールに最適な寸法を有する器具シールの設 計が可能なことであり、一方、はねぶた座は、はねぶたとはねぶた座との間の流 体シールを与える最適寸法を備える設計とすることができる。これとは対照的に 、図1乃至9の実施態様は、フランジ31,32がはねぶた座と器具シールの2 重機能を果たすように設計されなければならない。 図15乃至19に言及して本発明の別の利点について説明する。この利点は、 可撓性シールにフラップ弁を設けることにより、フラップ弁を制御する機械式リ ンク機構を設ける必要がないことである。これとは対照的に、フラップバルブが 剛性カニューレに永久的に取り付けられている従来技術の装置においては、ある 条件下(例えば、フラップ弁がくっついたとき)においてユーザが手動によりフ ラップ弁を開閉できるような機械式リンク機構もカニューレに設ける必要がある 。 図15は、(図1の)カニューレ4基端部4D上に嵌着したシール2’(本発 明の使い捨てシールの一つの代替実施例)の概略側面断面図であり、(末端部が カニューレ4内に存する器具24によって)患者体内から引き抜かれた組織標本 200を示す。シール2’ははねぶた16と、はねぶた16が取り付けられた顎 付き部18と、フランジ31,32を含み、これらは全て図1乃至9に関し先に 説明した実施形態に、おけるシール2の番号を付した要素と同一である。シール 2’は、先に説明したシール2と異なる。シール2’はアダプタ部を含まず、シ ール2’のバンパ14B’とフランジ17’は、シール2の対応要素14Bと、 フランジ17と形状が若干異なる。 図16乃至19は、患者体内から組織標本を取り出す際(及び取り出した後) の4つの連続する瞬間における図15の装置を示す。 図16は、器具がカニューレ4及びシール2’から完全に引き抜かれてはいる が、標本200が未だカニューレ4とシール2’から引き抜かれる処置の最中で あるときの図15の装置を示す。標本200ははねぶた16に引っかかっており 、標本200のはねぶた16に作用する上向きの力は顎付き部18を時計回りに 湾曲させかつ伸長させる。 器具(図示省略)が標本200を上方へ(図17に示す位置まで)引っ張り上 げると、顎付き部18は伸長され、はねぶた16は完全にシール2’の主部の外 側(及び上側)に位置する。 はねぶた16は可撓性かつ復元性の材料(シール2’のすべて、はねぶた16 を除き、顎付き部18を含む)に取り付けられるため、顎付き部18は、図17 に示す位置に変位されたときでさえ破断しない。標本200が装置から引っ張り 取られた後(従って、標本によるはねぶた16又は顎付き部18に作用する力は もうなくなっている)、顎付き部は(図17の位置から)図18の位置に戻る。 図18の位置において、はねぶた16は、その閉位置(フランジ31,32の下 )に戻るよりも、上側フランジ32の上面によって支持される。はねぶた16を 元の閉位置に復帰させるために、ユーザは(例えば、指で)下側にはねぶた16 に圧力を与えてフランジ31,32の下へ位置させることができる。 図19は、ユーザがはねぶた16をフランジ31,32の下へ押し下げた後の 図18の装置を示し、はねぶた16は顎付き部18によって付勢されて通常の閉 位置に位置する。図15乃至19より明らかなように、シール2’あるいはカニ ューレ4のいずれにもフラップ弁のいかなる部分(はねぶた16、顎付き部18 、及びはねぶた座として機能するフランジ31)を操作する機械式リンク機構を 設ける必要がない。はねぶた16が(おそらく、図18に示すように器具又は標 本がはねぶた16に引っかかったことにより)不適正な位置に位置するならば、 シール2’の単純構造により、シール2’が引き裂かれることを防止し(はねぶ た16が不適正位置に位置するとき)、ユーザが直接手動による力をはねぶた1 6 に作用させてそれを正規位置に位置させることができる。 図20に言及して、本発明のシールの別の実施態様を説明する。図20の使い 捨てシールアセンブリ102はエラストマー材料の一つの成型されたピース(は ねぶた部116を含む)である。シールアセンブリ102は、再使用可能なカニ ューレ104の基端部上に嵌着することができ、シールアセンブリ102のフラ ンジ部109は、ユーザがシールアセンブリ102をカニューレ104から取り 除かない限り、シールアセンブリをカニューレ104の基端部上の適正位置に保 持する。フランジ部131は、シールアセンブリ102内の軸方向チャンネル内 に延伸する。フランジ部131(軸方向チャンネルの長軸に直角な平面内に存す るようにその向きが与えられている)は、(器具がそれに挿入されたときに)器 具シールとして機能し、また、はねぶた座として機能する(この座にはねぶた部 116が支持される)。好ましくは、シール102は、(図20に示す位置にお いて、)はねぶた部116と共に延長部117の端部において成型される。図1 0に示すように、延長部117はフランジ部131の平面に対してある角度でも ってシール102の残りの部分から延伸するので、はねぶた部はフランジ131 に着座しない。 図20は、シール102がカニューレ104上で下方に押されて嵌着された状 態を示し、シール102をカニューレ104に対して更に下げることができるよ うにしている。シール102が(図20で示す位置を越えて)カニューレ104 に対して下げられると、カニューレ104の上端は延長部117と係合し、延長 部117を上方に変位させ、はねぶた部116が閉位置においてフランジ131 に着座する。はねぶた部116が一旦この閉位置に達すると、(延長部117を 介した)カニューレ104によるはねぶた部116に作用する付勢力ははねぶた 部116を閉位置に保持する。図20の実施形態の変形例において、はねぶた部 (はねぶた部116に相当するもの)は、本発明のシールアセンブリの残りの部 分とは一体的に成型されないが、本発明のシールアセンブリに(接着剤等により )取り付けられる。 本発明の器具シールの別の実施態様を図10及び11に言及して説明する。そ ういった幾つかの実施態様(例えば、図10の実施態様)のシールは、外周に円 形フランジを備える構造であり、そのため、再使用可能なカニューレの端部に離 脱自在に嵌着可能である。そういった実施形態の他のものは、フラップ弁(この フラップ弁は再使用可能なカニューレの端部に嵌着可能である)を含む本発明の シールアセンブリの実施態様のものに離脱可能に嵌着できるフランジと共に設計 される。そういった実施態様の他のものは、フラップ弁を含む本発明のシールア センブリの実施態様のものと共に一体的に成型される(例えば、そういった実施 態様はそれぞれ、図2のアセンブリのフランジ31,32及びバンパ14Bを含 む部分を置き換える)。 図10のシール90は、肉厚円形フランジ(バンパリング)95、薄肉円形フ ランジ93(フランジ93は犠牲フランジ)、薄肉円形フランジ92(フランジ 92はリング95,フランジ93よりも薄い)を含む。シール90の外周の円形 フランジ99はカニューレの端部(例えば、図1のカニューレ4,6,8又は1 0の溝12)に離脱可能に嵌着できる。代替的に、フランジ99は、フラップ弁 を含む本発明のシールアセンブリの実施態様の端部に離脱自在に嵌着できる。こ の代替例の場合、図10のシール90は、シール90が嵌着されるシールアセン ブリにおいて大径器具シールによってシールされるよりも小径器具シールの回り に(例えば、フランジ92,93の直径が十分小さく、フランジ92,93によ ってなされる)小径器具シールを与えるアダプタシールとして機能することがで きる。シール90に関する次の説明において、シール90は、使用されるとき、 カニューレに対してカニューレ端部の適正位置に嵌着されると仮定する。従って 、器具は次のようにカニューレに挿人される。器具は、図10において左から右 へ移動され、最初にリング95を通過し、次にフランジ92,そして次にカニュ ーレ内の中央チャンネルに入る。 中央チャンネル(図10において水平方向に向いている)はシール90を貫通 して延伸し、シール90はこのチャンネルに関して回転対称である。リング95 は、フランジ93又はフランジ92ほど中央チャンネルの半径内側方向に延伸し ていない(故に、リング95はフランジ92のシール機能を阻害していない)。 代わりに、リング95はチャンネル内に延伸する器具の横方向移動を制限する機 能を果たす。円形フランジ93は次の意味において犠牲シールとして機能する。 フランジ93は、左側から右側へとシール90の中央チャンネル挿入された器具 に、フランジ92より先に、当接する。フランジ93がそのように挿入された器 具(例えば、鋭い器具)により変位されると(あるい変位され切断されると)、 フランジ92は器具に対して良好なシールを維持する(故に、フランジ92と器 具の外周との間で流体がながれることを防止する)。好ましくは、フランジ92 は、図示の通り、フランジ93よりも更にチャンネル内側に延伸し、従って、挿 入された器具によってフランジ93が変位され(かつまた切断され)ると、フラ ンジ93の変位された部分はフランジ92側へ曲がり、前進する器具の通路の外 へフランジ92を押し出す(したがって、フランジ92が器具によって切断され ることを防止する)。フランジ92は好ましくは、図示のようにフランジ93に 対して角度をなし(従って、カニューレが使用されるとき、フランジ92はカニ ューレの末端部の方へ延伸する)、器具に与える良好な流体シール機能を改善し 、フランジ92と93を相互に離間させる(従って、これらのフランジが重なっ て器具に過度の抗力を与えることを防止する)。代替的に、フランジ92,93 は平行に(実質的に平行に)することもできる。 シール90は、好ましくは、エラストマー材料からなる一つの成型ピースであ り、肉厚のリング部94を有し、このリング部からフランジ92,93が延伸す る。リング94の機能について図11に言及して説明する。 図11は、(図の右側から左側へ)シールから引き抜かれるときの、シール9 0の中央チャンネル内を延伸する器具24を示す。この引き抜き動作の時、典型 的に、フランジ92と器具24の外周部との間の良好なシールを維持する必要が ある。しかしながら、器具24によりフランジ92に作用する力がフランジ92 (及び93)を(図11に示す矢印Yの方向に)かなりリング95の方へ湾曲さ せ伸長させると、フランジ92と、時にはまたフランジ93は、器具24とリン グ95の間に捕捉される。これにより器具に生じる抗力を実質的に増加させ、ま た、特に、リング95と器具24の合力によりフランジ92が引きちぎられると 、器具とフランジ92との間のシールが破られる。リング94は、フランジ92 によるそういったシールの破壊を防止するために備えられる。特に、リング94 は、器具が引き抜かれるときに、フランジ92,93が器具24に応答して回転 軸心 回りに回転することができるような安定した回転軸心を与える。このように、リ ング94はフランジ92の運動範囲を制限し、フランジ92がリング95に到達 することを十分に防止する(したがって、フランジ92がリング95と器具24 との間に捕捉されることを防止する)。 上述したように、シール90は、剛性カニューレの適当形状の端部に離脱自在 に嵌着されるフランジ99を有するように設計されている。好ましくは、フラン ジ99は、シール90がカニューレに取り付けられるときにリング94が剛性カ ニューレによって直接支持されるような形状とされる。そうすれば、カニューレ によって与えられる支持により、器具のシール90内のチャンネルへの挿入(又 は引き抜き)によりリング94が変位することを防止でき、リング94の目的と する機能を遂行することができる。 図12,13は、本発明の好ましい実施態様である金属製カニューレ100を 示す。カニューレ100の基端部は、本発明の一つの使い捨てシールアセンブリ のフランジを受ける環状溝102を有する(従って、シールアセンブリを離脱自 在にカニューレ100に嵌着できる)。カニューレ100の末端部は剛性の、ほ ぼ円筒形であり、筒孔の断面形状は円形である。筒孔は、内視鏡のような器具を 収容するためのチャンネルを形成する。この設計の変形例において、カニューレ の末端部の孔はいかなる断面形状を有することができるが、医療器具を受ける大 きさ及び形状にしなければならない。カニューレ100の末端部の外壁は把持部 103を有する。好ましくは、把持部5は、図12に示すようにクロスハッチパ ターン(あるいは、図1に示す螺旋パターン)のくぼみを形成することにより構 成される。 カニューレ100の大径部104を貫通するオリフィス101が機械加工(又 はその他の方法)により設けられている。図13に示すように、止コック9をオ リフィス9に挿入することができる。膨張ガス源を医療処置における必要なとき に止コック9に接続し、止コック9を開き(オリフィス101を介してガスをカ ニューレ100に若しくはカニューレ100から流し)、又は、閉じる(オリフ ィス101をシールする)。 図23は、(図1の)カニューレ4の基端部4Dに嵌着したシールアセンブリ 302(本発明の使い捨てシールアセンブリの代替実施態様)の側面断面図であ る。シールアセンブリ302は、はねぶた316、はねぶた316が取り付けら れる可撓性顎付き部318及びカニューレの環状溝(基端部4Dの付近)に嵌着 されるフランジ317を有する。シールアセンブリ302は薄肉じゃま膜303 (この形状は環状である)を有し、このじゃま膜は、アセンブリ302のリム部 305からアセンブリ302のバンパ部304を分離する。リム部305は、図 23の装置の使用の際に、カニューレに対して固定されている。膜303は可撓 性であり、従って、バンパ部304を器具24によりそれに作用する力に応答し て(固定リム部305に対して)移動することを許容する。 図23の装置を使用する際に、器具24はアセンブリ302(これは図23の 垂直方向に向く)の中央軸方向チャンネルに挿入され、器具24の末端はカニュ ーレ4の中央チャンネル内に延伸し、バンパ部304の円筒面の少なくとも一部 は(図に示すように)器具24と係合する。フランジ310は、その中に器具2 4が挿入される器具シールであり、フランジ310は器具24の外周の回りにお いてチャンネルで流体が流れることを防止する。器具24を移動させ(例えば、 図23の左側へ横方向に移動させ)器具24がバンパ部304の円筒表面の点B に横方向(図23において左側へ)の荷重を与えると、バンパ部304はバンパ 部304の点A回りに回転し(点Aは、図23の紙面平面におけるシールアセン ブリ302の中央縦軸方向において、カニューレ4に接するバンパ部304の表 面の最も低い点である)、従って、(図23の紙面平面における器具24の反対 側の)バンパ部340の点Cを点A側へ横方向に(かつ、シールアセンブル30 2の中央縦軸方向僅か下方に)引っ張る。バンパ部304のこの回転により、フ ランジ310は点Bに作用する横力の方向に(即ち、ほぼ点Aの方向)に移動し 、従って、フランジ310を器具24に密着させ、(器具24の横方向の移動に もかかわらず、)器貝24の外周の回りに良好な流体シールを保持することができ る。シールアセンブリ302は、点Aが点Bの上(シールアセンブリ302の中 央縦軸方向において)に位置するように設計されるべきであり、それにより、バ ンパ部304を望むように回転することができる。 本発明は、その範囲としてまた、再使用可能なカニューレと、使い捨てシール (又はシールアセンブリ)を含んでなる上述のカニューレ装置の実施態様のいず れかを用いる方法を含む。そういった一つの方法は、再使用可能なカニューレと 、このカニューレの端部に離脱自在に取付可能な形状のフランジを有する使い捨 てシールアセンブリとを有するカニューレ装置を用いる方法であり、ここで、シ ールアセンブリはエラストマー材料でできた取付部と、該取付部に取り付けるは ねぶたとを有し、カニューレは内部を貫通する第1チャンネルを有し、シールア センブリは内部を貫通する第2チャンネルを有し、前記方法は、 (a) 前記カニューレ端部において前記カニューレの溝に前記シールアセン ブリの前記フランジを嵌着することによって装置を組み立て、前記第1チャンネ ルを前記第2チャンネルと整合させ、前記はねぶたを前記取付部によって、前記 第1チャンネルをシールする閉位置に付勢し、 (b) 前記第1チャンネル内で器具を第1方向に前進させ、前記はねぶたを 前記閉位置から開位置へ移動させ前記取付部を湾曲伸長させ、 (c) 前記第1方向と反対方向の第2方向に前記第1チャンネルから前記器 具を引き抜き、前記取付部を解放して前記はねぶたを前記閉位置に復帰させる、 工程を含んでなる。 取付部は、好ましくは、次の意味ではねぶたのオーバ・センタードヒンジであ る。はねぶたは第1チャンネルをシールする主部(例えば、図4のはねぶた16 の半球部分)と、器具によってはねぶたが移動されるときにはねぶたの回転中心 となる端部(例えば、図4のはねぶた16の部分16D)と、取付部の第1部分 取り付けられる中間部(はねぶた16のこの中間部は図2に示す顎付き部18と 係合する)とを有し、ここにおいて、はねぶたが前記閉位置に位置するとき前記 端部と前記第1部分は(チャンネルの中央長軸Zに垂直な方向に)第1距離(図 2の距離X)だけ離間し、はねぶたが開位置に存するときに前記工程(b)の際 の取り付け部の湾曲伸長により、前記端部と前記第1部分を(チャンネルの中央 長軸Zに垂直な方向に)前記第1距離よりも小さい第2距離だけ離間させる。工 程(b)における取付部の湾曲伸長は端部を移動させて第1部分に接近させるの で、はねぶたが開位置に位置するとき、端部と第1部分は第2距離だけ離間する 。 本発明のカニューレ装置を用いる別の方法の例において、装置はカニューレと 、 該カニューレの端部に離脱自在に取り付けられる形状のフランジを備える使い捨 てシールアセンブリとを含み、ここで、カニューレは内部を貫通する第1チャン ネルを有し、シールアセンブリは内部を貫通する第2チャンネルを有し、シール アセンブリは、第1チャンネルの延伸方向の第1位置において犠牲フランジを、 第1チャンネルの延伸方向の第2位置においてシールフランジを有する。 この方法は、 (a) カニューレの前記端部においてカニューレの溝にシールアセンブリの フランジを嵌着することによって装置を組み立て、第1チャンネルを第2チャン ネルに整合させ、 (b) 器具を器具の先端(この先端は鋭い先端であり得る)が犠牲フランジ の一部に係合し該一部を変位させ(かつまた、おそらく、切断する)まで前記第 1チャンネル内で前進させ、それにより、前記犠牲フランジの変位した部分を介 して一時的にシールフランジの一部を器具から遠ざかるように移動させ、 (c) 器具を器具の先端が犠牲フランジ及びシールフランジを通過するまで 前記第1チャンネル内を前進させ、同時に、シールフランジを解放して器具の外 周に係合させ、これにより、前記外周において第1チャンネルで流体が流れるこ とを防止する、 工程を含んでなる。 上記説明は、本発明装置及び方法の好ましい実施態様を単に例示し説明したも のである。構成要素の大きさ及び形状を変えること、ここで説明した実施態様の その他の詳細は添付した請求の範囲に含まれる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年6月4日(1998.6.4) 【補正内容】 図14はカニューレ8の側面図であり、シールアセンブリ2の体部14がカニ ューレ8の基端部に嵌着され、シール2のアダプタ部20はつなぎひもにより体 部に連結されている。 図20に言及して、本発明のシールの別の実施態様を説明する。図20の使い 捨てシールアセンブリ102はエラストマー材料の一つの成型されたピース(は ねぶた部116を含む)である。シールアセンブリ102は、再使用可能なカニ ューレ104の基端部上に嵌着することができ、シールアセンブリ102のフラ ンジ部109は、ユーザがシールアセンブリ102をカニューレ104から取り 除かない限り、シールアセンブリをカニューレ104の基端部上の適正位置に保 持する。フランジ部131は、シールアセンブリ102内の軸方向チャンネル内 に延伸する。フランジ部131(軸方向チャンネルの長軸に直角な平面内に存す るようにその向きが与えられている)は、(器具がそれに挿入されたときに)器 具シールとして機能し、また、はねぶた座として機能する(この座にはねぶた部 116が支持される)。好ましくは、シール102は、(図20に示す位置にお いて、)はねぶた部116と共に延長部117の端部において成型される。図2 0に示すように、延長部117はフランジ部131の平面に対してある角度でも ってシール102の残りの部分から延伸するので、はねぶた部はフランジ131 に着座しない。 カニューレ100の大径部104を貫通するオリフィス101が機械加工(又 はその他の方法)により設けられている。図13に示すように、止コック9をオ リフィス101に挿入することができる。膨張ガス源を医療処置における必要な ときに止コック9に接続し、止コック9を開き(オリフィス101を介してガス をカニューレ100に若しくはカニューレ100から流し)、又は、開じる(オ リフィス101をシールする)。 図23の装置を使用する際に、器具24はアセンブリ302(これは図23の 垂直方向に向く)の中央軸方向チャンネルに挿入され、器具24の末端はカニュ ーレ4の中央チャンネル内に延伸し、バンパ部304の円筒面の少なくとも一部 は(図に示すように)器具24と係合する。フランジ310は、その中に器具2 4が挿入される器具シールであり、フランジ310は器具24の外周の回りにお いてチャンネルで流体が流れることを防止する。器具24を移動させ(例えば、 図23の左側へ横方向に移動させ)器具24がバンパ部304の円筒表面の点B に横方向(図23において左側へ)の荷重を与えると、バンパ部304はバンパ 部304の点A回りに回転し(点Aは、図23の紙面平面におけるシールアセン ブリ302の中央縦軸方向において、カニューレ4に接するバンパ部304の表 面の最も低い点である)、従って、(図23の紙面平面における器具24の反対 側の)バンパ部304の点Cを点A側へ横方向に(かつ、シールアセンブル30 2の中央縦軸方向僅か下方に)引っ張る。バンパ部304のこの回転により、フ ランジ310は点Bに作用する横力の方向に(即ち、ほぼ点Aの方向)に移動し 、従って、フランジ310を器具24に密着させ、(器具24の横方向の移動に もかかわらず、)器具24の外周の回りに良好な流体シールを保持することがで きる。シールアセンブリ302は、点Aが点Bの上(シールアセンブリ302の 中央縦軸方向において)に位置するように設計されるべきであり、それにより、 バンパ部304を望むように回転することができる。 6.前記可撓性延長部は、前記エラストマー材料から成型された前記単一ピー スの2つの顎付き部を含み、前記はねぶたは2つのスリットを有し、前記顎付き 部分は前記スリットを貫通して延伸する請求項2に記載のシールアセンブリ。 7.前記顎付き部が前記はねぶたのオーバ・センタードドアヒンジとして作用 するように前記顎付き部分と前記はねぶたの形状を定めた請求項6に記載のシー ルアセンブリ。 8.前記チャンネルは前記本体の第1端部において第1半径を有し、前記チャ ンネルにおいて第1端部から離れた位置に位置するバンパであって、前記第1半 径よりも小さな第2半径を有し、前記器具が前記チャンネル内に位置するときに 前記バンパが前記器具の横方向の移動を制限するバンパを更に含む請求項1に記 載のシールアセンブリ。 9.前記本体、前記バンパ、前記フランジ、前記可撓性延長部、前記各器具シ ールは、エラストマー材料から成型された1つのピースの一部である請求項8に 記載のシールアセンブリ。 10.前記パンパは前記チャンネル上の位置に位置し、前記シールアセンブリ が前記カニューレに取り付けられたとき、前記器具によって前記バンパに作用す る荷重の少なくとも一部を前記カニューレが支持する請求項8に記載のシールア センブリ。 11.前記器具は第1直径を有し、前記少なくとも1つの器具シールは、 前記チャンネル上の第1位置に位置する犠牲フランジと、 前記チャンネル上の第2位置に位置するシールフランジであって、前記器具が 前記チャンネル内に位置するとき前記器具の周りをシールするシールフランジと を、 含んでなる請求項1に記載のシールアセンブリ。 12.前記器具が前記チャンネル内に挿入されたときの前記器具による前記犠 牲フランジの一部の移動に応答して前記犠牲フランジの変位部分が前記シールフ ランジの方へ曲がり、これにより前記シールフランジを変位させて、前記器具が 前記チャンネル内で続けて移動されるときに、前記器具によって前記シールフラ ンジが切断されることを防止するように前記犠牲フランジの形状を定めた請求項 11に記載のシールアセンブリ。 13.前記シールフランジは、前記犠牲フランジに対して角度をなして前記本 体から突出し、前記犠牲フランジから遠ざかるように延伸する請求項11に記載 のシールアセンブリ。 14.前記はねぶたは、前記閉位置に位置するとき、前記シールフランジに寄 りかかる請求項13に記載のシールアセンブリ。 15.前記シールフランジは前記犠牲フランジにほぼ平行である請求項11に 記載のシールアセンブリ。 16.前記器具は第1直径を有し、前記少なくとも1つの器具シールは、前記 器具が前記チャンネル内に位置するときに、前記器具の周りをシールし、前記シ ールアセンブリは、また、前記本体に連結されたアダプタを含み、該アダプタは 、 内部をアダプタチャンネルが貫通して延伸するアダプタ本体と、 前記本体と前記アダプタ本体を連結するつなぎひもと、 前記アダプタチャンネルが前記チャンネルと整合するように前記アダプタ本体 を離脱自在に前記本体に取り付けることができる形状のアダプタフランジと、 前記第1直径よりも小さい第2直径を有する小径器具が前記アダプタ内に位置 するときに、前記小径器具の周りをシールするアダプタ器具シールとを、 含んでなる請求項1に記載のシールアセンブリ。 17.前記本体、前記つなぎひもを含む前記アダプタ、前記フランジ及び前記 可撓性延長部は前記、エラストマー材料で成型された1つのピースの一部である 請求項16に記載のシールアセンブリ。 18.前記はねぶたが不適正位置に移動されたことに応答して前記可撓性延長 部は復元力を前記はねぶたに与え、これにより前記はねぶたを前記閉位置に位置 させるように前記はねぶたは前記延長部に取り付けられている請求項1に記載の シールアセンブリ。 19.前記はねぶたが前記閉位置に位置するとき前記はねぶたが寄りかかるた めの器具シールを前記本体が有し、前記はねぶたが前記器具シール部を通り抜け て移動したとき、前記延長部は破断せず、かつ、ユーザが直接前記はねぶたに作 用させる手動による力は、前記延長部分が前記はねぶたに作用させる復元力と共 に、前記はねぶたを前記閉位置に復帰させるように設けた請求項1に記載のシー ルアセンブリ。 20.内部をチャンネルが延伸する本体であって、カニューレに離脱自在に取 り付けられる形状のフランジと、取付部分とを備える本体と、 前記本体の取付部に取り付けられたはねぶたであって、前記はねぶたが前記チ ャンネルを閉鎖する閉位置に前記取付部が前記はねぶたを付勢し、かつ、前記チ ャンネルを通過する器具によって前記閉位置から移動する前記はねぶたに応答し て前記取付部が移動できるように設けたはねぶたと、 前記器具が前記チャンネル内に位置するとき前記チャンネルをシールする少な くとも1つの器具シールであって、前記取付部を含む前記本体と、前記フランジ と、前記各器具シールはエラストマー材料から成型される1つのピースの一部で ある器具シールとを、 含んでなる使い捨てシールアセンブリ。 21.前記取付部分は前記はねぶたのオーバ・センタードドアヒンジである請 求項20に記載のシールアセンブリ。 22.前記取付部は前記エラストマー材料の前記ピースの2つの顎付き部を有 し、前記はねぶたは2つの貫通スリットを有し、前記顎付き部は前記スリットを 貫通して延伸する請求項20に記載のシールアセンブリ。 23.内部をチャンネルが延伸する本体と、 前記チャンネル上の第1位置に位置する犠牲フランジと、 前記チャンネル上の第2位置に位置するシールフランジであって、前記犠牲フ ランジと前記シールフランジの少なくとも1つは、器具が前記チャンネル内に位 置するときに前記器具の周りをシールし、前記チャンネルに器具が挿入されたと きに前記器具によって前記犠牲フランジの一部が移動され、その移動に応答して 前記犠牲フランジの移動された部分が湾曲し、これにより、前記シールフランジ を移動させ、前記器具が前記チャンネル内で続けて移動するときに前記器具によ って切断されることを防止するように前記犠牲フランジを形成したシールフラン ジとを、 含んでなる使い捨てシールフランジアセンブリ。 24.前記本体から突出する取付フランジであって、前記本体を離脱自在にチ ャンネルに嵌着できるように形状を定めた取付フランジを含んでなる請求項23 に記載のシールアセンブリ。 25.前記本体、前記犠牲フランジ、前記シールフランジ及び前記取付フラン ジはエラストマー材料で成型された1つのピースの一部である請求項24に記載 のシールアセンブリ。, 26.前記シールフランジは前記犠牲フランジに対して角度をなして前記本体 から突出し、前記シールフランジは前記犠牲フランジから遠ざかる方向に延伸す る請求項23に記載のシールアセンブリ。 27.前記シールアセンブリはエラストマーシールアセンブリのアダプタシー ルであり、前記シールアセンブリは、前記本体から突出する取付フランジであっ て、前記本体を前記エラストマーシールアセンブリに離脱自在に取り付けること ができる形状の取付フランジを含んでなる請求項23に記載のシールアセンブリ 。 28.第1端部を有するが、流体シールあるいは器具シールのいずれも含まな い再使用可能なカニューレと、 以下の要素を有する使い捨てシールアセンブリとを含んでなるカニューレ装置 、 内部をチャンネルが延伸する本体であって、離脱自在に前記カニューレの第1 端部に取り付けられる本体と、 前記本体から突出する可撓性延伸部と、 前記可撓性延伸部に機械的に連結されたはねぶたであって、前記チャンネルを 閉鎖する閉位置に前記可撓性延伸部は前記はねぶたを付勢し、前記可撓性延長部 は、前記チャンネル内を移動する器具によって前記閉位置から移動する前記はね ぶたの該移動に応答して移動するはねぶたと、 前記器具が前記チャンネル内に位置するときに、前記チャンネルをシールする 少なくとも1つの器具シール。 29.前記カニューレは前記第1端部において溝を有し、前記フランジは離脱 自在に前記溝に嵌着可能である請求項28に記載のカニューレ装置。 30.前記可撓性延長部は前記はねぶたが回転するためのオーバ・センタード ドアヒンジである請求項28に記載のカニューレ装置。 31.前記本体、前記フランジ、前記可撓性延長部及び前記各器具シールはエ ラストマー材料で成型された単一ピースの一部である請求項28に記載のカニュ ーレ装置。 32.前記カニューレは金属製である請求項31に記載のカニューレ装置。 33.前記可撓性延長部は前記エラストマー材料で成型された単一ピースの2 つの顎付き部を有し、前記はねぶたは2つの貫通スリットを有し、前記顎付き部 は前記スリットを貫通して延伸する請求項31に記載のカニューレ装置。 34.前記顎付き部と前記はねぶたははねぶたが回転するためのオーバ・セン タードドアヒンジを形成するように前記顎付き部と前記はねぶたの形状を定めた 請求項33に記載のカニューレ装置。 35.前記チャンネルは前記本体の第1端部において第1半径を有し、前記チ ャンネル上で前記本体の第1端部から離間した位置に位置し前記第1半径よりも 小さな第2半径を有するバンパであって、前記器具が前記チャンネル内に位置す るときに前記器具の横方向の移動を制限するバンパを更に含んでなる請求項28 に記載のカニューレ装置。 36.前記本体、前記バンパ、前記フランジ、前記可撓性延長部及び前記各器 具シールはエラストマー材料で成型された単一ピースの一部である請求項35に 記載のカニューレ装置。 37.前記器具によって前記バンパに作用する荷重の少なくとも一部を前記カ ニューレが支持するように前記バンパを前記チャンネル上の位置に位置させた請 求項35に記載のカニューレ装置。 38.前記器具は第1直径を有し、前記器具が前記チャンネル内に位置すると きに前記少なくとも1つの器具シールは前記器具の周りにシールを形成し、前記 使い捨てシールアセンブリは前記本体に連結されたアダプタを有し、前記アダプ タは、 内部をアダプタチャンネルが延伸するアダプタ本体と、 前記アダプタ本体と前記本体を連結するつなぎひもと、 前記アダプタチャンネルと前記チャンネルが整合するように前記本体に前記ア ダプタ本体を離脱自在に取り付けることができる形状のアダプタフランジと、 前記第1直径よりも小さい第2直径を有する小径器具が前記アダプタチャンネ ル内に位置するときに前記小径器具の周りにシールを形成するアダプタ器具シー ルとを、 含んでなる請求項28に記載のカニューレ装置。 39.再使用可能なカニューレと、該カニューレの端部に離脱自在に取り付け られる形状のフランジを備える使い捨てシールアセンブリとを有するカニューレ 装置を用いる方法であって、前記シールアセンブリはエラストマー材料で形成さ れた取付部と、該取付部に取り付けられたはねぶたとを有し、前記カニューレは 内部を延伸する第1チャンネルを有し、前記シールアセンブリは内部を延伸する 第2チャンネルを有し、 前記方法は、 (a)前記カニューレの前記端部において前記カニューレの溝に前記シールア センブリの前記フランジを嵌着させることにより装置を組み立て、前記第1チャ ンネルを前記第2チャンネルと整合させ、前記第1チャンネルを閉鎖する閉位置 へ前記はねぶたを前記取付部によって付勢し、 (b)前記第2チャンネル内で器具を第1方向に前進させ、これにより前記は ねぶたを前記閉位置から開位置へ移動させ前記取付部を湾曲伸長させ、 (c)前記第1方向と反対の第2方向に前記器具を引き抜き、前記取付部を解 放して前記はねぶたを前記閉位置へ復帰させる、 工程を含んでなる方法。 40.請求項39に記載の方法であって、前記取付部は第1部分を有し、前記 第2チャンネルは縦軸を有し、前記はねぶたは前記第2チャンネルをシールする 主部と、前記はねぶたが前記器具によって移動されたときにはねぶたが回転する ための回転中心としての端部と、前記取付部の第1部分に取り付けられた中間部 とを有し、前記はねぶたが前記閉位置に位置するときに前記端部と前記第1部分 は前記縦軸に直交する方向に第1距離だけ離間し、 前記工程(b)における取付部の湾曲伸長により、前記はねぶたが前記開位置 に位置するときに前記端部と前記第1部分は前記第1距離よりも小さい第2距離 だけ前記縦軸に直交する方向に離間させる方法。 41.再使用可能なカニューレと、該カニューレの端部に離脱自在に取り付け られる形状のフランジを備える使い捨てシールアセンブリとを有するカニューレ 装置を用いる方法であって、前記カニューレは内部を延伸する第1チャンネルを 有し、前記シールアセンブリは内部を延伸する第2チャンネルを有し、前記シー ルアセンブリは前記第1チャンネル上の第1位置において犠牲フランジを、前記 第1チャンネル上の第2位置においてシールフランジを有し、 前記方法は、 (a)前記カニューレの前記端部において前記カニューレの溝に前記シールア センブリの前記フランジを嵌着させることにより装置を組み立て、前記第1チャ ンネルを前記第2チャンネルと整合させ、 (b)器具の先端が前記犠牲フランジと係合して前記犠牲フランジを移動させ るまで前記第1チャンネル内で器具を前進させ、これにより、前記犠牲フランジ の移動した部分により前記シールフランジの一部を一時的に前記器具から遠ざけ 、 (c)前記器具先端が前記犠牲フランジ及び前記シールフランジを通過するま で前記器具を前記第1チャンネル内で前進させると共に、シールフランジを解放 して前記器具の外周と係合させ、これにより、前記外周において前記第1チャン ネルで流体が流れることを防止する、 工程を含んでなる方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コヴァック、ティム・ジェイ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 95030、ロス・ガトス、アシュラー・アベ ニュー 33 (72)発明者 クレイマー、トーマス アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94070、サン・カルロス、オレンジ・アベ ニュー 1149 (72)発明者 ルーマス、ブライアン アメリカ合衆国、カリフォルニア州 95051、サンタ・クララ、オズワルド・プ レイス 1755 (72)発明者 ト、ジョン アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94086、サニーベイル、ベルモント・テラ ス 999―5 【要約の続き】 レをシールする。別の実施態様において、再使用可能な カニューレと、使用前にカニューレに嵌着され、使用後 は容易に離脱可能である説明したいずれのタイプの使い 捨てシールアセンブリとを含む装置である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 内部をチャンネルが延伸する本体であって、カニューレに離脱自在に取 り付けられる形状のフランジを備える本体と、 前記本体から突出する可撓性の延長部と、 前記可撓性延長部に取り付けられたはねぶたであって、前記はねぶたが前記チ ャンネルを開鎖する閉位置に前記可撓性延長部が前記はねぶたを付勢し、かつ、 前記チャンネルを通過する器具によって前記閉位置から移動する前記はねぶたに 応答して前記可撓性延長部が移動できるように設けたはねぶたと、 前記器具が前記チャンネル内に位置するとき前記チャンネルをシールする少な くとも一つの器具シールを、 含んでなる使い捨てシールアセンブリ。 2.前記本体、前記フランジ、前記可撓性延長部、前記各器具シールは、エラ ストマー材料から成型された単一ピースの一部である請求項1に記載のシールア センブリ。 3.前記エラストマー材料は、医療グレードのエラストマーである請求項2に 記載のシールアセンブリ。 4.前記はねぶたは剛性材料からなる請求項2に記載のシールアセンブリ。 5.前記可撓性延長部は前記エラストマー材料から成型された単一ピースの二 つの部分を含み、前記はねぶたを前記二つの部分に機械的に連結可能に設けた請 求項2に記載のシールアセンブリ。 6.前記可撓性延長部は、前記エラストマー材料から成型された前記単一ピー スの二つの顎付き部を含み、前記はねぶたは二つのスリットを有し、前記顎付き 部分は前記スリットを貫通して延伸する請求項2に記載のシールアセンブリ。 7.前記顎付き部が前記はねぶたのオーバ・センタードドアヒンジとして作用 するように前記顎付き部分と前記はねぶたの形状を定めた請求項6に記載のシー ルアセンブリ。 8.前記本体、前記フランジ、前記可撓性延長部、前記はねぶた、前記各器具 シールは、エラストマー材料から成型された一つのピースの一部である請求項1 に記載のシールアセンブリ。 9.前記チャンネルは前記本体の第1端部において第1半径を有し、前記チャ ンネルにおいて第1端部から離れた位置に位置するバンパであって、前記第1半 径よりも小さな第2半径を有し、前記器具が前記チャンネル内に位置するときに 前記バンパが前記器具の横方向の移動を制限するバンパを更に含む請求項1に記 載のシールアセンブリ。 10.前記体、前記バンパ、前記フランジ、前記可撓性延長部、前記各器具シ ールは、エラストマー材料から成型された一つのピースの一部である請求項9に 記載のシールアセンブリ。 11.前記パンパは前記チャンネル上の位置に位置し、前記シールアセンブリ が前記カニューレに取り付けられたとき、前記器具によって前記バンパに作用す る荷重の少なくとも一部を前記カニューレが支持する請求項9に記載のシールア センブリ。 12.前記器具は第1直径を有し、前記少なくとも一つの器具シールは、 前記チャンネル上の第1位置に位置する犠牲フランジと、 前記チャンネル上の第2位置に位置するシールフランジであって、前記器具が 前記チャンネル内に位置するとき前記器具の回りをシールするシールフランジと を、 含んでなる請求項1に記載のシールアセンブリ。 13.前記器具が前記チャンネル内に挿入されたときの前記器具による前記犠 牲フランジの一部の移動に応答して前記犠牲フランジの変位部分が前記シールフ ランジの方へ曲がり、これにより前記シールフランジを変位させて、前記器具が 前記チャンネル内で続けて移動されるときに、前記器具によって前記シールフラ ンジが切断されることを防止するように前記犠牲フランジの形状を定めた請求項 12に記載のシールアセンブリ。 14.前記シールフランジは、前記犠牲フランジに対して角度をなして前記本 体から突出し、前記犠牲フランジから遠ざかるように延伸する請求項12に記載 のシールアセンブリ。 15.前記はねぶたは、前記閉位置に位置するとき、前記シールフランジに寄 りかかる請求項14に記載のシールアセンブリ。 16.前記シールフランジは前記犠牲フランジにほぼ平行である請求項12に 記載のシールアセンブリ。 17.前記器具は第1直径を有し、前記少なくとも一つの器具シールは、前記 器具が前記チャンネル内に位置するときに、前記器具の周りをシールし、前記シ ールアセンブリは、また、前記体に連結されたアダプタを含み、該アダプタは、 内部をアダプタチャンネルが貫通して延伸するアダプタ本体と、 前記本体と前記アダプタ本体を連結するつなぎひもと、 前記アダプタチャンネルが前記チャンネルと整合するように前記アダプタ体を 離脱自在に前記本体に取り付けることができる形状のアダプタフランジと、 前記第1直径よりも小さい第2直径を有する小径器具が前記アダプタ内に位置 するときに、前記小径器具の周りをシールするアダプタ器具シールとを、 含んでなる請求項1に記載のシールアセンブリ。 18.前記本体、前記つなぎひもを含む前記アダプタ、前記フランジ及び前記 可撓性延長部は前記エラストマー材料で成型された一つのピースの一部である請 求項17に記載のシールアセンブリ。 19.前記はねぶたが不適正位置に移動されたことに応答して前記可撓性延長 部は復元力を前記はねぶたに与え、これにより前記はねぶたを前記閉位置に位置 させるように前記はねぶたは前記延長部に取り付けられている請求項1に記載の シールアセンブリ。 20.前記はねぶたが前記閉位置に位置するとき前記はねぶたが寄りかかるた めの器具シールを前記体が有し、前記はねぶたが前記器具シール部を通り抜けて 移動したとき、前記延長部は破断せず、かつ、ユーザが直接前記はねぶたに作用 させる手動による力は、前記延長部分が前記はねぶたに作用させる復元力と共に 、前記はねぶたを前記閉位置に復帰させるように設けた請求項1に記載のシール アセンブリ。 21.内部をチャンネルが延伸する本体であって、カニューレに離脱自在に取 り付けられる形状のフランジを備える体と、 前記体の取付部に取り付けられたはねぶたであって、前記はねぶたが前記チャ ンネルを開鎖する閉位置に前記取付部が前記はねぶたを付勢し、かつ、前記チャ ンネルを通過する器具によって前記閉位置から移動する前記はねぶたに応答して 前記取付部が移動できるように設けたはねぶたと、 前記器具が前記チャンネル内に位置するとき前記チャンネルをシールする少な くとも一つの器具シールであって、前記取付部を含む前記本体と、前記フランジ と、前記各器具シールはエラストマー材料から成型される一つのピースの一部で ある器具シールとを、 含んでなる使い捨てシールアセンブリ。 22.前記取付部分は前記はねぶたのオーバ・センタードドアヒンジである請 求項21に記載のシールアセンブリ。 23.前記取付部は前記エラストマー材料の単一ピースの二つの顎付き部を有 し、前記はねぶたは二つの貫通スリットを有し、前記顎付き部は前記スリットを 貫通して延伸する請求項21に記載のシールアセンブリ。 24.内部をチャンネルが延伸する体と、 前記チャンネル上の第1位置に位置する犠牲フランジと、 前記チャンネル上の第2位置に位置するシールフランジであって、前記犠牲フ ランジと前記シールフランジの少なくとも一つは、器具が前記チャンネル内に位 置するときに前記器具の周りをシールするシールフランジとを、 含んでなる使い捨てシールフランジアセンブリ。 25.前記本体から突出する取付フランジであって、前記体を離脱自在にチャ ンネルに嵌着できるように形状を定めた取付フランジを含んでなる請求項24に 記載のシールアセンブリ。 26.前記本体、前記犠牲フランジ、前記シールフランジ及び前記取付フラン ジはエラストマー材料で成型された一つのピースの一部である請求項25に記載 のシールアセンブリ。 27.前記器具が前記チャンネル内に挿入されたときに前記器具によって前記 犠牲フランジの一部が移動し、この移動に応答して、犠牲フランジの移動した部 分がシールフランジの方へ湾曲し、これにより、前記器具が前記チャンネル内を 続けて移動するときに前記シールフランジを変位させ、該シールフランジが前記 器具によって切断されることを防止するように前記犠牲フランジの形状を定めた 請求項24に記載のシールアセンブリ。 28.前記シールフランジは前記犠牲フランジに対して角度をなして前記本体 から突出し、前記シールフランジは前記犠牲フランジから遠ざかる方向に延伸す る請求項24に記載のシールアセンブリ。 29.前記シールアセンブリはエラストマーシールアセンブリのアダプタシー ルであり、前記シールアセンブリは、前記体から突出する取付フランジであって 、前記本体を前記エラストマーシールアセンブリに離脱自在に取り付けることが できる形状の取付フランジを含んでなる請求項24に記載のシールアセンブリ。 30.流体シール、器具シールのいずれも含まない再使用可能なカニューレと 、 以下の要素を有する使い捨てシールアセンブリとを含んでなるカニューレ装置 、 内部をチャンネルが延伸する本体であって、離脱自在に前記カニューレの第1 端部に取り付けられる前記本体と、 前記本体から突出する可撓性延伸部と、 前記可撓性延伸部に機械的に連結されたはねぶたであって、前記チャンネルを 閉鎖する閉位置に前記可撓性延伸部は前記はねぶたを付勢し、前記可撓性延長部 は、前記チャンネル内を移動する器具によって前記閉位置から移動する前記はね ぶたの該移動に応答して移動するはねぶたと、 前記器具が前記チャンネル内に位置するときに、前記チャンネルをシールする 少なくとも一つの器具シール。 31.前記カニューレは前記第1端部において溝を有し、前記フランジは離脱 自在に前記溝に嵌着可能である請求項30に記載のカニューレ装置。 32.前記可撓性延長部は前記はねぶたが回転するためのオーバ・センタード ドアヒンジである請求項30に記載のカニューレ装置。 33.前記体、前記フランジ、前記可撓性延長部及び前記各器具シールはエラ ストマー材料で成型された単一ピースの一部である請求項30に記載のカニュー レ装置。 34.前記カニューレは金属製である請求項33に記載のカニューレ装置。 35.前記体、前記フランジ、前記可撓性延長部、前記はねぶた及び前記各器 具シールはエラストマー材料で成型された単一ピースの一部である請求項30に 記載のカニューレ装置。 36.前記可撓性延長部は前記エラストマー材料で成型された前記ピースの二 つの顎付き部を有し、前記はねぶたは二つの貫通スリットを有し、前記顎付き部 は前記スリットを貫通して延伸する請求項30に記載のカニューレ装置。 37.前記顎付き部と前記はねぶたははねぶたが回転するためのオーバ・セン タードドアヒンジを形成するように前記顎付き部と前記はねぶたの形状を定めた 請求項36に記載のカニューレ装置。 38.前記チャンネルは前記本体の第1端部において第1半径を有し、前記チ ャンネル上で前記体の第1端部から離間した位置に位置し前記第1半径よりも小 さな第2半径を有するバンパであって、前記器具が前記チャンネル内に位置する ときに前記器具の横方向の移動を制限するバンパを更に含んでなる請求項30に 記載のカニューレ装置。 39.前記本体、前記バンパ、前記フランジ、前記可撓性延長部及び前記各器 具シールはエラストマー材料で成型された単一ピースの一部である請求項38に 記載のカニューレ装置。 40.前記器具に.よって前記バンパに作用する荷重の少なくとも一部を前記 カニューレが支持するように前記バンパを前記チャンネル上の位置に位置させた 請求項38に記載のカニューレ装置。 41.前記器具は第1直径を有し、前記器具が前記チャンネル内に位置すると きに前記少なくとも一つの器具シールは前記器具の周りにシールを形成し、前記 使い捨てシールアセンブリは前記体に連結されたアダプタを有し、前記アダプタ は、 内部をアダプタチャンネルが延伸するアダプタ本体と、 前記アダプタ本体と前記本体を連結するつなぎひもと、 前記アダプタチャンネルと前記チャンネルが整合するように前記本体に前記ア ダプタ本体を離脱自在に取り付けることができる形状のアダプタフランジと、 前記第1直径よりも小さい第2直径を有する小径器具が前記アダプタチャンネ ル内に位置するときに前記小径器具の周りにシールを形成するアダプタ器具シー ルとを、 含んでなる請求項30に記載のカニューレ装置。 42.再使用可能なカニューレと、該カニューレの端部に離脱自在に取り付け られる形状のフランジを備える使い捨てシールアセンブリとを有するカニューレ 装置を用いる方法であって、前記シールアセンブリはエラストマー材料で形成さ れた取付部と、該取付部に取り付けられたはねぶたとを有し、前記カニューレは 内部を延伸する第1チャンネルを有し、前記シールアセンブリは内部を延伸する 第2チャンネルを有し、 前記方法は、 (a)前記カニューレの前記端部において前記カニューレの溝に前記シールア センブリの前記フランジを嵌着させることにより装置を組み立て、前記第1チャ ンネルを前記第2チャンネルと整合させ、前記第1チャンネルを開鎖する閉位置 へ前記はねぶたを前記取付部によって付勢し、 (b)前記第2チャンネル内で器具を第1方向に前進させ、これにより前記は ねぶたを前記閉位置から開位置へ移動させ前記取付部を湾曲伸長させ、 (c)前記第1方向と反対の第2方向に前記器具を引き抜き、前記取付部を解 放して前記はねぶたを前記閉位置へ復帰させる、 工程を含んでなる方法。 43.請求項42に記載の方法であって、前記第2チャンネルは縦軸を有し、 前記はねぶたは前記第2チャンネルをシールする主部と、前記はねぶたが前記器 具によって移動されたときにはねぶたが回転するための回転中心としての端部と 、前記取付部の第1部分に取り付けられた中間部とを有し、前記はねぶたが前記 閉位置に位置するときに前記端部と前記第1部分は前記縦軸に直交する方向に第 1距離だけ離間し、 前記工程(b)における取付部の湾曲伸長により、前記はねぶたが前記開位置 に位置するときに前記端部と前記第1部分は前記第1距離よりも小さい第2距離 だけ前記縦軸に直交ずる方向に離間させる方法。 44.再使用可能なカニューレと、該カニューレの端部に離脱自在に取り付け られる形状のフランジを備える使い捨てシールアセンブリとを有するカニューレ 装置を用いる方法であって、前記カニューレは内部を延伸する第1チャンネルを 有し、前記シールアセンブリは内部を延伸する第2チャンネルを有し、前記シー ルアセンブリは前記第1チャンネル上の第1位置において犠牲フランジを、前記 第1チャンネル上の第2位置においてシールフランジを有し、 前記方法は、 (a)前記カニューレの前記端部において前記カニューレの溝に前記シールア センブリの前記フランジを嵌着させることにより装置を組み立て、前記第1チャ ンネルを前記第2チャンネルと整合させ、 (b)器具の先端が前記犠牲フランジと係合して前記犠牲フランジを移動させ るまで前記第1チャンネル内で器具を前進させ、これにより、前記犠牲フランジ の移動した部分により前記シールフランジの一部を一時的に前記器具から遠ざけ 、 (c)前記器具先端が前記犠牲フランジ及び前記シールフランジを通過するま で前記器具を前記第1チャンネル内で前進させると共に、シールフランジを解放 して前記器具の外周と係合させ、これにより、前記外周において前記第1チャン ネルで流体が流れることを防止する、 工程を含んでなる方法。 45.内部をチャンネルが延伸する本体であって、カニューレに離脱自在に前 記本体を取り付けることができる形状のリム部を含み、さらに、前記リム部に連 結された可撓性部分を含み、前記チャンネルは前記本体の第1端部において第1 半径を有する前記本体と、 前記本体に取り付けられたはねぶたであって、前記チャンネルを閉鎖する閉位 置に付勢され、前記チャンネル内を移動する器具によって前記閉位置から移動さ れるはねぶたと、 前記可撓性部分に連結されたバンパであって、前記リム部が固定された状態で 残ったときに前記リム部に対して回転する自由性を有し、前記チャンネル上に前 記第1端部から離れた第1部分を有し、前記第1部分は、前記器具が前記チャン ネルに位置されたときに前記器具の横方向の運動を制限するために前記第1半径 よりも小さい第2半径を有するバンパとを、 含んでなる使い捨てシールアセンブリ。 46.前記バンパは、前記器具が前記チャンネル内に位置するときに前記チャ ンネルをシールする器具シールを含み、かつ、前記シールは、前記器具によって 前記第1方向に前記第1部分に作用する横方向荷重に応答して前記第1部分が回 転し、前記器具シールを前記第1方向に移動させ、これにより、前記器具シール により、前記器具の外周において良好な流体シールを与える請求項45に記載の シールアセンブリ。
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