JP4497696B2 - コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像コンテンツに代表される大容量のコンテンツについて、利用者の要求に応じて早期かつ低コストで配信するためのコンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、番組等のコンテンツを一般受信者に配信する方法としては、インターネット等に代表されるように、個々の受信者に対して個別に配信する方法と、放送等に代表されるように、複数の受信者に同時に配信する方法の2つに大別されている。
【0003】
このうち、インターネット等に代表される個々の受信者に対して個別に配信する方法においては、受信者の配信要求に応じて、ニーズに合致したコンテンツを配信することができるというメリットがある。その反面、一般に回線速度が遅く、また回線コストも比較的高いというデメリットを有することから、動画像コンテンツに代表されるような大容量コンテンツの配信には不向きな配信方法であると考えられる。
【0004】
一方、放送等に代表される複数の受信者に同時に配信する方法においては、回線速度が比較的高速であり、回線コストも安いというメリットがある。その反面、配信するコンテンツは送信者側に決定権があり、送信者側が決定した番組スケジュールにしたがって配信されることから、受信者の配信要求に応じて配信を行うことが困難であるというデメリットがある。よって、受信者は、提供される番組の中から配信を希望するコンテンツを選択することができず、真の受信者の配信ニーズに合致した配信を行っているとは言えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような問題を解決するべく、特開平8−213962号公報においては、受信者からの送信要求に基づいて送信者側が送信スケジュールを作成し、当該送信スケジュールに基づいてコンテンツを配信する方法が開示されている。
【0006】
しかしながら、特開平8−213962号公報に開示されているコンテンツ配信方法によれば、受信者の配信要求に応じた配信を行うことはできるものの、配信要求を出した順序に左右され、先に出した配信要求が要求者数の少ない要求であった場合、極端な場合、配信要求者が一人でもあれば送信スケジュールへ組み込まれることから、一般受信者の多くが配信を要求しているコンテンツを配信できず、いわゆる少数の受信者に支持されるコンテンツのみが配信されるという事態が生ずるおそれがあるという問題点があった。
【0007】
この場合、いわゆる少数派の受信者にとっては、利用価値の高い番組となるが、多数の受信者にとっては魅力がなくなる番組構成となることが予想されることから、番組自体の受信者数の減少を招き、配信サービス事業自体の存続が困難となってしまう。
【0008】
本発明は、かかる問題点を解消するべく、受信者の配信ニーズが高いコンテンツを優先して、早期にかつ低コストで配信することができるコンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかるコンテンツ配信システムは、コンテンツの配信及び配信に使用する第1の通信回線を管理する配信サーバと、受信者端末と配信サーバとが第2の通信回線で接続されているコンテンツ配信システムにおいて、配信サーバが受信者端末に対して開示するコンテンツ概要に基づいて、受信者が配信を希望するコンテンツを選択し、選択されたコンテンツの配信要求を受信者端末から入力して配信サーバに送信するとともに、配信サーバにおいて、配信要求者数を選択されたコンテンツごとに集計し、選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える配信要求者数に到達した順に、選択されたコンテンツの配信スケジュールを決定し、配信スケジュールに従って、受信者端末に選択されたコンテンツを配信することを特徴とする。
【0010】
かかる構成により、配信により収益を見込むことができる程度に配信希望者数が到達したコンテンツから順に配信スケジュールに組み込むことができるので、受信者のニーズの高いコンテンツから優先的に配信することが可能となる。
【0011】
次に、上記目的を達成するために本発明にかかるコンテンツ配信システムは、コンテンツの配信を管理する発信者サーバと、配信に使用する第1の通信回線を管理する回線管理者サーバと、受信者端末と発信者サーバとが第2の通信回線で接続されているコンテンツ配信システムにおいて、発信者サーバが受信者端末に対して開示するコンテンツ概要に基づいて、受信者が配信を希望するコンテンツを選択し、選択されたコンテンツの配信要求を受信者端末から入力して発信者サーバに送信するとともに、発信者サーバにおいて、配信要求者数を選択されたコンテンツごとに集計し、選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える配信要求者数に到達した順に、選択されたコンテンツの配信スケジュールを決定し、配信スケジュールに従って、受信者端末に選択されたコンテンツを配信するとともに、回線管理者サーバにおいて、選択されたコンテンツの配信に、配信要求者数に応じて回線使用料の変動する第1の通信回線を用いることを特徴とする。
【0012】
かかる構成により、配信により収益を見込むことができる程度に配信希望者数が到達したコンテンツから順に配信スケジュールに組み込むことができるので、受信者のニーズの高いコンテンツから優先的に配信することが可能となる。また、配信要求者数に応じて同報通信回線の使用料(賃借料)が安くなることから、配信ニーズの高いコンテンツであるほど安価に配信することが可能となる。
【0013】
次に、上記目的を達成するために本発明にかかるコンテンツ配信システムにおける配信サーバは、配信の対象となるコンテンツを登録するコンテンツ登録部と、配信の対象となるコンテンツの概要を受信者端末に送信するコンテンツ開示部と、受信者によって選択されたコンテンツの配信要求を受信する配信要求受信部と、受信者による配信要求数を累計するとともに、選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える配信要求者数と比較する配信要求判定部と、選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える配信要求者数に到達した順に、選択されたコンテンツの配信スケジュールを決定する配信スケジュール決定部と、選択されたコンテンツを配信するコンテンツ配信部を含むことを特徴とする。
【0014】
かかる構成により、配信により収益を見込むことができる程度に配信希望者数が到達したコンテンツから順に配信スケジュールに組み込むことができるので、受信者のニーズの高いコンテンツから優先的に配信することが可能となる。
【0015】
また、本発明は、上記のようなコンテンツ配信方法を配信サーバにおけるコンピュータの処理ステップとして実行するソフトウェアを特徴とするものであり、具体的には、配信の対象となるコンテンツの概要を受信者端末に送信する工程と、受信者によって選択されたコンテンツの配信要求を受信する工程と、受信者による配信要求数を累計するとともに、選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える配信要求者数と比較する工程と、選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える配信要求者数に到達した順に、選択されたコンテンツの配信スケジュールを決定する工程と、選択されたコンテンツを配信する工程を含むコンテンツ配信方法並びにそのような工程をプログラムとして記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0016】
かかる構成により、コンピュータ上へ当該プログラムをロードさせ実行することで、配信により収益を見込むことができる程度に配信希望者数が到達したコンテンツから順に配信スケジュールに組み込むことができるので、受信者のニーズの高いコンテンツから優先的に配信することができるコンテンツ配信システムを実現することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1にかかるコンテンツ配信方法について、図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態1においては、回線管理者がコンテンツの発信者と同一である場合について説明する。図1は本発明の実施の形態1にかかるコンテンツ配信システムの構成図である。図1において、1は配信サーバを、2は受信者端末を、3は同報通信回線を、4は個別通信回線を、それぞれ示す。
【0018】
まず、発信者とはコンテンツの配信者を意味し、配信サーバ1では発信者サーバとしての機能、すなわち配信するコンテンツの保存・管理及び発信スケジュールの管理を行う機能を有している。また配信サーバ1は、本実施の形態1においては、それだけではなく回線管理者サーバとしての機能を併有することになる。ここで、回線管理者とは、テレビ放送等における通信回線の管理者を意味し、一般には同報通信回線の管理者をいうものとする。同報通信回線としては、地上波、衛星回線、ケーブルテレビ等が考えられる。これに対して、個別通信回線とは、各受信者端末2と配信サーバ1を接続する通信回線をいい、例えばインターネット等が考えられる。
【0019】
一般に、2000年9月現在の技術水準において、同報通信回線の通信速度は10Mbps程度であるのに対して、個別通信回線の通信速度は128kbps程度であることから、同報通信回線の通信速度の方がはるかに高速である。したがって、高速である同報通信回線をより低コストで活用するためには、できるだけ多数の受信者に同一コンテンツを同時に配信することが必要となる。
【0020】
ただし、将来の技術進歩によって、個別通信回線の通信速度が同報通信回線なみに改善されることを想定すれば、本発明にかかるコンテンツ配信システムに用いられる通信回線の種類を特に限定するものではない。
【0021】
ここで、本発明の実施の形態1にかかるコンテンツ配信方法を実現する配信サーバ1の構成を図2に示す。図2において、21は配信の対象となるコンテンツを登録するコンテンツ登録部を、22は配信の対象となるコンテンツの概要を受信者端末に送信するコンテンツ開示部を、23は受信者によって選択されたコンテンツの配信要求を受信する配信要求受信部を、それぞれ示す。
【0022】
また、24は配信要求判定部を示し、受信者による配信要求数を累計するとともに、選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える配信要求者数と比較するものである。
【0023】
さらに、25は配信スケジュール決定部を示し、選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える配信要求者数に到達した順に、選択されたコンテンツの配信スケジュールを決定するものであり、26は選択されたコンテンツを配信するコンテンツ配信部を示している。
【0024】
本実施の形態1においては、コンテンツ登録部21において事前に登録されているコンテンツの配信前に、まず各受信者に送信可能なコンテンツの内容をコンテンツ開示部22において開示する。コンテンツの内容は、配信サーバ1から各受信者端末2へ、同報通信回線3又は個別通信回線4を介して送信することになる。
【0025】
コンテンツ内容の開示は、例えば動画コンテンツの場合、動画の1シーン(トピック動画)の再生、あるいは静止画、内容の紹介文等が考えられる。また、ソフトウェアのようなデジタルコンテンツの場合、デモンストレーション・プログラムの配布や内容紹介文等が考えられる。
【0026】
また、コンテンツ内容の開示をウェブページで行うことも考えられる。この場合、例えばインターネット等の個別通信回線を介して個々の受信者に動画の1シーン等を送信することは、そのデータ量が膨大であることから通信量が増大し、通信トラフィック上問題となる。よって、動画の1シーン等に代表される大容量の動画ファイルの送信には同報通信回線を介し、例えば図3に示すように表示用ウェブの一部に表示するようにすれば良い。
【0027】
図3では、インターネット等の個別通信回線を通じて送信されてくるウェブページ31上に、同報通信回線を通じて送信されてきた動画サンプル32、動画サンプル32の紹介文であるテキストデータ33、および動画サンプル32の受信希望を通知する受信希望アイコン34が表示されている。そして、開示されている動画サンプル32およびテキストデータ33からコンテンツの内容を確認して、当該コンテンツの受信を希望する場合には、受信希望アイコン34をクリックすることによって配信要求が配信サーバ1に送信される。
【0028】
なお、配信要求の方法は、特に限定されるものではなく、図3の例のようにあらかじめ設定された情報に対象となるコンテンツを指定する情報を組み込んだものを通知するものであっても良いし、要求コンテンツを入力することにより指定するものであっても良い。
【0029】
また、配信要求は、1つのコンテンツに対しては1受信者当たり1要求に限定するものとする。すなわち、1人の受信者が、ある特定のコンテンツの配信を要求するために、何度も同一コンテンツに対する配信要求を送信するといった行為を未然に防止し、真に一般受信者の配信ニーズの高いコンテンツを優先して配信できるようにしたものである。
【0030】
配信要求受信部23が配信要求を受信すると、配信要求判定部24において、各コンテンツごとの配信希望者数を累計する。コンテンツの配信料に基づいて採算ラインに到達する配信希望者数が定まるので、配信スケジュール決定部25では、当該配信希望者数に累計した配信希望者数が到達した時点で、そのコンテンツの配信スケジュールを決定するものとする。
【0031】
図4は配信スケジュールの決定方法を示す模式図である。図4ではコンテンツA、コンテンツB、コンテンツCの3つのコンテンツに関するスケジューリングの例を説明する。
【0032】
まず、各コンテンツの内容が開示されると、時間の経過と共に各コンテンツの配信を希望する受信者数が増加してくる。図4では、最初に、コンテンツAの配信希望者数41が時刻t1においてコンテンツAの配信採算ライン44を超えることから、コンテンツAについては時刻t2から配信することが決定される。
【0033】
次に、コンテンツBの配信希望者数42が時刻t3においてコンテンツBの配信採算ライン45を超えることから、コンテンツBについては、コンテンツAの配信が終了した後で最も早期に配信することができる時刻t4から配信することが決定される。
【0034】
そして、コンテンツCの配信希望者数43が時刻t5においてコンテンツCの配信採算ライン46を超えることから、コンテンツCについては、コンテンツBの配信が終了した後で最も早期に配信することができる時刻t6から配信することが決定される。
【0035】
このように配信スケジュールを決定することで、受信者にとって配信希望の高いコンテンツから順に、しかも配信要求が強ければ強いほど早期に配信することが可能となる。また、配信希望者数が多ければ多いほど同一コンテンツについて多数の配信希望者に同時配信することができることから、同報通信回線による配信コストも安く抑えることができ、低価格で配信サービスを提供することが可能となる。
【0036】
また、配信採算ラインの決定方法としては、以下のような方法が考えられる。すなわち、まずコンテンツの配信料Sを決定する。次に、配信サーバ1や通信回線等の固定費用Pを算出すると共に、受信者数に応じた回線利用料Qを算出するが、本実施の形態1においては発信者と回線管理者が同一であることから、回線利用料Qは無償となる。そこで、収益をRとして、収入と支出の関係から(数1)に示す関係にある場合に採算がとれることになる。
【0037】
(数1)
SN≧P+R
よって、(数1)について、Nに関する一次不等式を解くことによって、採算がとれる配信希望者数Nの最小値NLは(数2)のように決定される。
【0038】
(数2)
L=(P+R)/S
ただし、配信採算ラインの決定方法自体はこれに限定されるものではなく、あらかじめコンテンツ発信者の恣意を含ませること、例えば推奨するコンテンツは配信料を安価に設定するとか、配信希望者が多数になると開示前から予測できるコンテンツについては、あらかじめ高めに価格を設定しておくといった配信料Sを変動させることによって、配信採算ラインを恣意的に上下動させるものであっても良い。
【0039】
また、自動的に配信採算ラインを決定するものであっても良いし、発信者がサーバ端末上から所定の値を入力できるものであっても良い。後者の場合には、図2に示すように、配信サーバ1内に配信採算ライン入力部27を設けておく必要がある。配信採算ライン入力部27としては、キーボード入力の他、マウス等によるグラフィカルな画面上の操作によって採算ラインを入力するもの等が考えられるが、特にこれらに限定されるものではなく、発信者が自己の意思でもって指定できる手段であればどのような手段であっても良い。
【0040】
最後に、コンテンツ配信部26において、配信スケジュールにしたがって配信サーバ1から各受信者端末2へ選択されたコンテンツが配信される。このとき、受信者はリアルタイムに配信されたコンテンツを閲覧等するものであっても良いし、配信によって各受信者端末2に自動的に保存されるものであっても良い。
【0041】
なお、上述した配信方法においては、コンテンツの配信料について、コンテンツ開示時に設定した料金で固定する方法について説明しているが、配信料を配信希望者数に応じて変動させることも考えられる。
【0042】
すなわち、配信希望者数が予定していた希望者数よりも多くなることが配信スケジュール決定前に予測された場合においては、配信料を下げても所定の利益を確保することができることから、配信希望者の多い人気コンテンツとなればなるほど配信料を安価にするというサービスを受信者に提供することが可能となる。
【0043】
逆に、配信料はそのままにしておいて、配信採算ラインを下げることも考えられる。この場合には、より早期に配信希望者数の多い人気コンテンツを配信できることになる。
【0044】
次に、本発明の実施の形態1にかかるコンテンツ配信方法を実現する配信サーバ1におけるプログラムの処理の流れについて説明する。図5に本発明の実施の形態1にかかるコンテンツ配信方法を実現する配信サーバ1におけるプログラムの処理の流れ図を示す。
【0045】
図5において、まず配信対象となるコンテンツを配信サーバへ登録し、当該コンテンツの配信料や配信採算ラインを設定する(ステップS500)。そして、登録されているコンテンツの内容について、受信者端末に対して開示用画像データ等を送信する(ステップS501)。原則として、登録コンテンツの概要についてはすべて確認できるものとするが、受信者端末上で確認する場合には1コンテンツごとの確認となるため、受信者による選択に応じて開示用画像データ等を送信することになる。
【0046】
次に、各受信者端末からの配信要求を受信して(ステップS502)、コンテンツごとに配信要求数を累計する(ステップS503)。そして、配信要求累計が、コンテンツごとに設定された配信採算ラインを超えたか否かを確認する(ステップS504)。
【0047】
配信要求累計が配信採算ラインを超えていれば(ステップS504:Yes)、配信対象コンテンツとして、その時点で最も早く配信できる時間帯にコンテンツの配信をスケジュールする(ステップS505)。
【0048】
そして、配信時間になると、各受信者端末に対して当該コンテンツを同時配信する(ステップS506)。受信者は配信と同時に閲覧するか、配信コンテンツを保存することができるが、配信サーバ1はその形態にかかわらず、一律に配信を実行することになる。
【0049】
次に、コンテンツの配信に伴う配信料の決済や精算について説明する。まず、コンテンツ配信に伴う配信料等の決済についてであるが、決済方法としてはクレジットカードによる決済や、銀行口座からの自動引落等の金融機関を介した決済が考えられる。
【0050】
決済に当たっては、受信者が本人であることの識別が重要となるが、クレジットカード番号や口座番号、及びこれらの暗証番号等の個人識別情報を発信者及び受信者間で相互に保持していることを前提としてサービスの提供を受けるものとする。また、場合によっては、指紋や声紋等のような人間の身体的特徴に基づいた識別情報であっても良い。
【0051】
また、決済を行う時期としては、配信スケジュール確定時よりも実際に配信が行われる時点で決済を行う方が望ましい。配信希望者数が多ければ多いほど配信料を安価に設定できることから、配信スケジュール確定後で実際に配信が行われるまでの間にも配信要求が送信されることが予想されるため、最終的に同時配信を行うべき受信者数に応じて配信料を決定すべきだからである。
【0052】
例えば図4におけるコンテンツBについて説明すると、時刻t3に配信採算ラインである配信希望者数Nに到達したことから、時刻t4からの配信スケジュールが決定しているが、時刻t3からt4までの間に送信された配信希望者数をΔNとすると、(N+ΔN)の受信者に対して同時配信する必要がある。したがって、コンテンツBの配信料についても、(N+ΔN)を基準として算定する必要がある。
【0053】
また、あらかじめコンテンツの受信権に対する対価を前払いしておき、配信を希望したコンテンツの配信スケジュールが決定し、実際に配信された時点で、そのコンテンツ後との配信料を精算していく方法も考えられる。かかる方法では、前払い金額の残高よりも配信料の方が高くなるまでコンテンツの配信を受けることが可能となる。そして、先払いということで料金のディスカウントも可能である。
【0054】
さらに、受信者が希望するコンテンツが配信の対象となりうるか否か、あるいは配信時期の予想等の判断に用いるべく、どのコンテンツがどの程度の配信希望者を集めており、希望者数の時間単位の伸び率やその時点における配信採算ライン等を提示するウェブページを公開することも考えられる。
【0055】
受信者は、かかるウェブページを閲覧することで、自分が配信を希望しているコンテンツの配信可能性を知ることができ、またいつ頃配信されそうか、配信料は安くなりそうか、等について検討しながら、コンテンツを選択することが可能となる。
【0056】
また、単位時間当たりの配信希望者数の伸び率を算出することで、将来の配信希望者数を予測することができるので、配信採算ラインに相当する配信希望者数に到達する予測時点の早い順に配信スケジュールを決定することも有効な方法である。こうすることで、より早期に配信スケジュールを決定することができ、受信者にとっては、受信要求に対するレスポンスが速くなるという効果が生じる。
【0057】
例えば、ある時刻t0おいて次の配信スケジュールを定めるものとすると、その時点における配信希望者数の予測式は(数3)のようになる。
【0058】
(数3)
N(t,t0)=A(t0)(t−t0)+N(t0
ここで、N(t0)は時刻t0における配信希望者数を、A(t0)は時刻t0における単位時間当たりの配信希望者数の伸び率を、N(t,t0)は時刻tにおける配信希望者数の予測値を、それぞれ示す。
【0059】
なお、時刻t0において配信スケジュールを決定したら、適当な時間経過後において次の配信スケジュールを決定する。また、配信スケジュールを決定すべき時刻より一定時間前の段階で、前もって配信コンテンツを決定するような方法でも良い。
【0060】
また、受信者相互による情報交換の場を提供することも考えられる。新規に開示されたコンテンツの内容に関して相互に情報を交換し合うことによって、真に欲するコンテンツを探索することを容易にでき、受信者にとっての利便性が向上する。
【0061】
以上のように本実施の形態1によれば、配信希望者数が所定の採算ラインを超えたコンテンツから順に配信することができることから、受信者にとっては配信ニーズの高いコンテンツの早期配信を受けることが可能となる。また、配信希望者数の多い人気コンテンツであるほど配信料が安価になるという利益を享受することも可能となる。
【0062】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2にかかるコンテンツ配信方法について、図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態2においては、回線管理者とコンテンツの発信者とが別個の事業者である場合について説明する。図6は本発明の実施の形態2にかかるコンテンツ配信システムの構成図である。図6において、61は発信者サーバを、62は回線管理者サーバを、2は受信者端末を、3は同報通信回線を、4は個別通信回線を、それぞれ示す。
【0063】
まず、発信者サーバ61は、配信するコンテンツの保存・管理及び発信スケジュールの管理を行う機能を有している。また、回線管理者サーバ62は、回線の使用許可や回線使用料の算出等を行う機能を有しており、実施の形態1と同様に、テレビ放送等における通信回線の管理者たる回線管理者、一般には同報通信回線の管理者に要求される機能を実現するものである。
【0064】
さらに、発信者サーバ61と回線管理者サーバ62とは個別の通信回線63で接続されており、回線貸借料についての情報を発信者サーバ61へ送信することで、配信採算ラインの算出精度を高めることになる。
【0065】
本実施の形態2においても、コンテンツの配信前に、まず各受信者に送信可能なコンテンツの内容を開示する。コンテンツの内容は、発信者サーバ61から各受信者端末2へ、同報通信回線3又は個別通信回線4を介して送信することになる。コンテンツ内容の開示方法については、実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は省略する。そして、開示されている動画サンプル32およびテキストデータ33からコンテンツの内容を確認して、当該コンテンツの受信を希望する場合には、受信希望アイコン34をクリックすることによって配信要求が発信者サーバ61に送信される。
【0066】
配信要求が発信者サーバ61へ通知されると、発信者サーバ61では各コンテンツごとの配信希望者数を累計する。そして、コンテンツの配信料、及び回線管理者サーバ62より取得する使用する回線の貸借料に基づいて採算ラインに到達する配信希望者数が定まるので、当該配信希望者数に累計した配信希望者数が到達した時点で、そのコンテンツの配信スケジュールを決定するものとする。
【0067】
配信スケジュールの決定方法は、原理的には実施の形態1と同様であるが、配信採算ラインの決定方法において相違する。すなわち、まずコンテンツの配信料Sを決定する。次に、発信者サーバ61や通信回線等の固定費用Pを算出すると共に、受信者数に応じた回線利用料Qを算出する。配信希望者数をNとすると、回線利用料Qは配信希望者数Nの関数Q(N)であることから、収益をRとして、収入と支出の関係から(数4)に示す関係にある場合に採算がとれることになる。
【0068】
(数4)
SN≧P+R+Q(N)
ここで、回線利用料Qは配信希望者数Nに反比例するものと仮定すると、定数をKとしてQ=K/Nで表すことができる。したがって、(数4)は(数5)のように表すことができる。
【0069】
(数5)
SN≧P+R+K/N
よって、(数5)を整理して、Nに関する二次不等式を解くことによって、採算がとれる配信希望者数Nの最小値NLは(数6)のように決定される。
【0070】
(数6)
L=(P+R+((P+R)2+4SK)1/2)/2S
ただし、回線利用料Qと配信希望者数Nの関係はこれに限定されるものではなく、例えば所定の配信希望者数Nに応じて階段状に減少していくものであっても良いし、一定料金であっても良い。
【0071】
また、配信採算ラインの決定方法自体もこれに限定されるものではなく、あらかじめコンテンツ発信者の恣意を含ませること、例えば推奨するコンテンツは配信料を安価に設定するとか、配信希望者が多数になると開示前から予測できるコンテンツについては、あらかじめ高めに価格を設定しておくといった配信料Sの変動によって、配信採算ラインを恣意的に上下動させるものであっても良い。
【0072】
また、自動的に配信採算ラインを決定するものであっても良いし、発信者がサーバ端末上から所定の値を入力できるものであっても良い。後者の場合には、図6に示すように、発信者サーバ61内に配信採算ライン入力部64を設けておく必要がある。配信採算ライン入力部64としては、キーボード入力の他、マウス等によるグラフィカルな画面上の操作によって採算ラインを入力するもの等が考えられるが、特にこれらに限定されるものではなく、発信者が自己の意思でもって指定できる手段であればどのような手段であっても良い。
【0073】
なお、上述した配信方法においては、コンテンツの配信料について、コンテンツ開示時に設定した料金で固定する方法について説明しているが、配信料を配信希望者数に応じて変動させることも考えられる。
【0074】
すなわち、配信希望者数が予定していた希望者数よりも多くなった場合においては、配信料を下げても所定の利益を確保することができるとともに、回線使用料も安価になることが期待できることから、配信希望者の多い人気コンテンツとなればなるほど配信料を安価にするというサービスを受信者に提供することも可能となる。
【0075】
逆に、配信料はそのままにしておいて、配信採算ラインを下げることも考えられる。この場合には、より早期に配信希望者数の多い人気コンテンツを配信できることになる。
【0076】
以上のように本実施の形態2によれば、配信希望者数が所定の採算ラインを超えたコンテンツから順に配信することができることから、受信者にとっては配信ニーズの高いコンテンツの早期配信を受けることができ、かつ受信者数が多数であることから、同時配信による配信コストの低減を図ることができ、低料金での配信を受けることが可能となる。
【0077】
なお、本発明の実施の形態にかかるコンテンツ配信システムを実現するプログラムを記憶した記録媒体は、図7に示す記録媒体の例に示すように、CD−ROM72−1やフロッピーディスク72−2等の可搬型記録媒体72だけでなく、通信回線の先に備えられた他の記憶装置71や、コンピュータ73のハードディスクやRAM等の記録媒体74のいずれでも良く、プログラム実行時には、プログラムはローディングされ、主メモリ上で実行される。
【0078】
また、本発明の実施の形態にかかるコンテンツ配信システムに用いられる動画コンテンツデータ等を記録した記録媒体も、図7に示す記録媒体の例に示すように、CD−ROM72−1やフロッピーディスク72−2等の可搬型記録媒体72だけでなく、通信回線の先に備えられた他の記憶装置71や、コンピュータ73のハードディスクやRAM等の記録媒体74のいずれでも良く、例えば本発明にかかるコンテンツ配信システムを利用する際にコンピュータ73により読み取られる。
【0079】
(付記1) コンテンツの配信及び配信に使用する第1の通信回線を管理する配信サーバと、受信者端末と前記配信サーバとが第2の通信回線で接続されているコンテンツ配信システムにおいて、
前記配信サーバが受信者端末に対して開示するコンテンツ概要に基づいて、受信者が配信を希望するコンテンツを選択し、選択されたコンテンツの配信要求を前記受信者端末から入力して前記配信サーバに送信するとともに、
前記配信サーバにおいて、配信要求者数を前記選択されたコンテンツごとに集計し、前記選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える前記配信要求者数に到達した順に、前記選択されたコンテンツの配信スケジュールを決定し、前記配信スケジュールに従って、前記受信者端末に前記選択されたコンテンツを配信することを特徴とするコンテンツ配信システム。
【0080】
(付記2) コンテンツの配信を管理する発信者サーバと、配信に使用する第1の通信回線を管理する回線管理者サーバと、受信者端末と前記発信者サーバとが第2の通信回線で接続されているコンテンツ配信システムにおいて、
前記発信者サーバが受信者端末に対して開示するコンテンツ概要に基づいて、受信者が配信を希望するコンテンツを選択し、選択されたコンテンツの配信要求を前記受信者端末から入力して前記発信者サーバに送信するとともに、
前記発信者サーバにおいて、配信要求者数を前記選択されたコンテンツごとに集計し、前記選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える前記配信要求者数に到達した順に、前記選択されたコンテンツの配信スケジュールを決定し、前記配信スケジュールに従って、前記受信者端末に前記選択されたコンテンツを配信するとともに、
前記回線管理者サーバにおいて、前記選択されたコンテンツの配信に、前記配信要求者数に応じて回線使用料の変動する前記第1の通信回線を用いることを特徴とするコンテンツ配信システム。
【0081】
(付記3) 前記配信要求が、前記選択されたコンテンツに対して前記受信者端末単位又は前記受信者単位で行われる付記1又は2記載のコンテンツ配信システム。
【0082】
一人の受信者が同一コンテンツに対して複数の配信要求を出すことを未然に防止することができ、受信者の真のニーズに合致したコンテンツを優先して配信することができるからである。
【0083】
(付記4) 前記第1の通信回線が同報通信回線である付記1又は2記載のコンテンツ配信システム。
【0084】
同報通信回線は、同時に配信する受信者数が多ければ多いほど安価に通信回線使用料を設定することができるため、配信ニーズの高いコンテンツほど安価に提供することができるからである。
【0085】
(付記5) 前記配信要求が多いほど配信料を安価に設定する付記1又は2記載のコンテンツ配信システム。
【0086】
配信ニーズの高いコンテンツほど配信コストを安くすることができるからである。
【0087】
(付記6) 配信前に配信ニーズが高いと予測できるコンテンツについては、配信料を高めに設定しておく付記1又は2記載のコンテンツ配信システム。
【0088】
配信ニーズの高いコンテンツであれば、配信料が高くても配信要求者数に大差はないものと考えられ、利益率を高めておく方が配信による利益が増えるからでる。
【0089】
(付記7) 単位時間当たりの配信要求者数の伸び率が所定の伸び率よりも高いコンテンツについては、前記選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える前記配信要求者数の到達点を下げる付記1又は2記載のコンテンツ配信システム。
【0090】
配信ニーズの高まっているコンテンツについては、できるだけ速く配信する方が受信者のニーズに合致しているからである。
【0091】
(付記8) 前記発信者サーバにおいて、配信要求者数を前記選択されたコンテンツごとに集計し、前記選択されたコンテンツの配信スケジュールを前記選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える前記配信要求者数に到達した順に決定する代わりに、単位時間当たりの前記配信要求者数の伸び率を算出し、将来の配信要求者数を予測することで前記配信要求者数に到達する時点を予測し、予測時点の早い順に配信スケジュールを決定する付記1又は2記載のコンテンツ配信システム。
【0092】
配信スケジュールをより早期に決定することができることから、受信者にとって受信計画を立てることがより容易となるからである。
【0093】
(付記9) 配信の対象となるコンテンツの概要を受信者端末に送信する工程と、
受信者によって選択されたコンテンツの配信要求を受信する工程と、
前記受信者による配信要求数を累計するとともに、前記選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える前記配信要求者数と比較する工程と、
前記選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える前記配信要求者数に到達した順に、前記選択されたコンテンツの配信スケジュールを決定する工程と、
前記選択されたコンテンツを配信する工程を含むことを特徴とするコンテンツ配信方法。
【0094】
(付記10) 配信の対象となるコンテンツを登録するコンテンツ登録部と、
前記配信の対象となるコンテンツの概要を受信者端末に送信するコンテンツ開示部と、
受信者によって選択されたコンテンツの配信要求を受信する配信要求受信部と、
前記受信者による配信要求数を累計するとともに、前記選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える前記配信要求者数と比較する配信要求判定部と、
前記選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える前記配信要求者数に到達した順に、前記選択されたコンテンツの配信スケジュールを決定する配信スケジュール決定部と、
前記選択されたコンテンツを配信するコンテンツ配信部を含むことを特徴とする配信サーバ。
【0095】
(付記11) 配信の対象となるコンテンツの概要を受信者端末に送信するステップと、
受信者によって選択されたコンテンツの配信要求を受信するステップと、
前記受信者による配信要求数を累計するとともに、前記選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える前記配信要求者数と比較するステップと、
前記選択されたコンテンツの配信による収益が一定の水準を超える前記配信要求者数に到達した順に、前記選択されたコンテンツの配信スケジュールを決定するステップと、
前記選択されたコンテンツを配信するステップを含むことを特徴とするコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0096】
【発明の効果】
以上のように本発明にかかるコンテンツ配信方法によれば、配信希望者数が所定の採算ラインを超えたコンテンツから順に配信することができることから、受信者にとっては配信ニーズの高いコンテンツの早期配信を受けることが可能となる。また、配信希望者数の多い人気コンテンツであるほど配信料が安価になるという利益を享受することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかるコンテンツ配信システムの構成図
【図2】 本発明の実施の形態1にかかるコンテンツ配信システムにおける配信サーバの構成図
【図3】 本発明の実施の形態1にかかるコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ開示画面の例示図
【図4】 本発明の実施の形態1にかかるコンテンツ配信システムにおける配信スケジュール決定方法の説明図
【図5】 本発明の実施の形態1にかかるコンテンツ配信システムにおける配信サーバにおける処理の流れ図
【図6】 本発明の実施の形態2にかかるコンテンツ配信システムの構成図
【図7】 記録媒体の例示図
【符号の説明】
1 配信サーバ
2 受信者端末
3 同報通信回線
4 個別通信回線
21 コンテンツ登録部
22 コンテンツ開示部
23 配信要求受信部
24 配信要求判定部
25配信スケジュール決定部
26 コンテンツ配信部
27 配信採算ライン入力部
31 ウェブページ
32 動画サンプル
33 テキストデータ
34 受信希望アイコン
41 コンテンツAの配信希望者数
42 コンテンツBの配信希望者数
43 コンテンツCの配信希望者数
44 コンテンツAの配信採算ライン
45 コンテンツBの配信採算ライン
46 コンテンツCの配信採算ライン
61 発信者サーバ
62 回線管理者サーバ
63 個別通信回線
64 配信採算ライン入力部
71 回線先の記憶装置
72 CD−ROMやフロッピーディスク等の可搬型記録媒体
72−1 CD−ROM
72−2 フロッピーディスク
73 コンピュータ
74 コンピュータ上のRAM/ハードディスク等の記録媒体

Claims (5)

  1. コンテンツの配信及び配信に使用する第1の通信回線を管理する配信サーバと、受信者端末と前記配信サーバとが第2の通信回線で接続されているコンテンツ配信システムにおいて、
    前記配信サーバが受信者端末に対して開示するコンテンツ概要に基づいて、受信者が配信を希望するコンテンツを選択し、選択されたコンテンツの配信要求を前記受信者端末から入力して前記配信サーバに送信するとともに、
    前記配信サーバにおいて、配信要求者数を前記選択されたコンテンツごとに集計し、単位時間当たりの前記配信要求者数の伸び率を算出し、将来の配信要求者数を予測することで前記配信要求者数に到達する時点を予測し、予測時点の早い順に配信スケジュールを決定し、前記配信スケジュールに従って、前記受信者端末にコンテンツを配信することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. コンテンツの配信を管理する発信者サーバと、配信に使用する第1の通信回線を管理する回線管理者サーバと、受信者端末と前記発信者サーバとが第2の通信回線で接続されているコンテンツ配信システムにおいて、
    前記発信者サーバが受信者端末に対して開示するコンテンツ概要に基づいて、受信者が配信を希望するコンテンツを選択し、選択されたコンテンツの配信要求を前記受信者端末から入力して前記発信者サーバに送信するとともに、
    前記発信者サーバにおいて、配信要求者数を前記選択されたコンテンツごとに集計し、単位時間当たりの前記配信要求者数の伸び率を算出し、将来の配信要求者数を予測することで前記配信要求者数に到達する時点を予測し、予測時点の早い順に配信スケジュールを決定し、前記配信スケジュールに従って、前記受信者端末にコンテンツを配信するとともに、
    前記回線管理者サーバにおいて、前記選択されたコンテンツの配信に、前記配信要求者数に応じて回線使用料の変動する前記第1の通信回線を用いることを特徴とするコンテンツ配信システム。
  3. コンピュータが、配信の対象となるコンテンツの概要を受信者端末に送信する工程と、
    前記コンピュータが、受信者によって選択されたコンテンツの配信要求を受信する工程と、
    前記コンピュータが、前記受信者による配信要求数を累計するとともに、単位時間当たりの前記配信要求者数の伸び率を算出し、将来の配信要求者数を予測することで前記配信要求者数に到達する時点を予測する工程と、
    前記コンピュータが、前記予測時点の早い順に配信スケジュールを決定する工程と、
    前記コンピュータが、前記配信スケジュールに従ってコンテンツを配信する工程を含むことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  4. 配信の対象となるコンテンツを登録するコンテンツ登録部と、
    前記配信の対象となるコンテンツの概要を受信者端末に送信するコンテンツ開示部と、
    受信者によって選択されたコンテンツの配信要求を受信する配信要求受信部と、
    前記受信者による配信要求数を累計するとともに、単位時間当たりの前記配信要求者数の伸び率を算出し、将来の配信要求者数を予測することで前記配信要求者数に到達する時点を予測する配信要求判定部と、
    前記予測時点の早い順に配信スケジュールを決定する配信スケジュール決定部と、
    前記配信スケジュールに従って、記コンテンツを配信するコンテンツ配信部を含むことを特徴とする配信サーバ。
  5. 配信の対象となるコンテンツの概要を受信者端末に送信するステップと、
    受信者によって選択されたコンテンツの配信要求を受信するステップと、
    前記受信者による配信要求数を累計するとともに、単位時間当たりの前記配信要求者数の伸び率を算出し、将来の配信要求者数を予測することで前記配信要求者数に到達する時点を予測するステップと、
    前記予測時点の早い順に配信スケジュールを決定するステップと、
    前記配信スケジュールに従って、コンテンツを配信するステップを含むことを特徴とするコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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