JP2005084797A - ゴルフ場予約システム、ゴルフ場予約方法及びそのプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】会員でないゴルフ愛好者が、ゴルフ場の予約を行うには、手間がかかっていた。
【解決手段】本発明はゴルフプレーの予約を誰でもが簡単な希望条件をユーザ端末から入力する事により、予約をする事が出来る手段を提供するものである。ゴルフ場を予約する際、本システムでは各ゴルフ場の場所、料金、予約状況を予め予約システムに集約して設定し、ユーザ端末から予約システムに対して、自宅から車で何分以内の場所で料金は何円以下を条件として申し込みをすると、予約システムでは、ゴルフ場の場所と自宅の距離を検索する所在地検索手段と、料金検索手段によって検索し、結果をユーザ端末に応答する。また予約システムは、同時にゴルフ会員権を持つ会員に、当該するゴルフ場を非会員が利用した場合の恩典としてその非会員のプレー料金の一部を会員に配当する自動配当手段を有している。
【選択図】 図１

Description

本発明は、ゴルフ場の予約に関し、特に、複数のゴルフ場を代表する予約システムによってユーザの希望するゴルフ場の検索を行うことで、希望に適うゴルフ場の選択を容易にしたゴルフ場予約システム、ゴルフ場予約方法及びそのプログラムに関する。

ゴルフコンペの幹事になった場合、ゴルフ場をどこにするか、空きはあるか、参加者の希望はどうかなど複数人の意向を考慮して、いくつもの条件を満足するゴルフ場へ電話等による確認を行わなければならず、相当な負担が幹事には掛かるという問題が有った。

また、非会員が会員制のゴルフ場でプレーできる可能性は極めて低く、非会員の場合、条件にあうゴルフ場が少ないため、いつも同じゴルフ場でプレーする事が多くなり、ゴルフ本来の面白さや、広がり、経験が狭くなり、上達の度合いも限られるという問題があった。

さらに会員の場合にも、会員となったゴルフ場を必然的に利用することが多くなるため、他のゴルフ場を利用する機会が少なく、経験を十分育てられないという非会員の場合と同様の問題があった。

以上のような問題を解決するため、特許文献１には、ゴルフプレーを希望するユーザが、希望に沿ったゴルフ場をインターネットに開設されたサービス法人等によるシステムを利用し、検索条件を与えて検索し、検索されたゴルフ場と最終的な交渉をすることで希望するゴルフ場を求める内容が記載されている。

特開２００１−１５５１０４（ページ５−６，図１）

会員制のゴルフ場でも、収入の増加を図るには、早急な会員の増加が見込めない場合、会員以外のユーザにも有る程度利用をしてもらう形での対応が必要となる。その場合、非会員であるビジターの利用により、正規の会員が利用しようとしても利用できないことが、時には発生し、会員に迷惑を掛けるという問題もある。

本発明は、会員制、非会員制に関わらず複数のゴルフ場と提携したインターネット上のゴルフ場予約システムにおいて、ゴルフ場利用ユーザがゴルフ予約システムを通じて利用した会員制のゴルフ場の会員に、非会員のユーザの利用による収益の一部を配当することによって、上記問題の解決を図るとともに、前記特許文献１の内容をさらに推し進めて希望する条件のゴルフ場を尚一層容易に検索できるようにすることを目的とする。

本発明は、以上のように、複数のゴルフ場と業務提携して、ゴルフ場の予約状況を一括して管理するゴルフ場予約システムを設け、ユーザがゴルフ場予約システムをアクセスすることで、ゴルフ場の会員、非会員に関わりなく複数のゴルフ場からユーザの希望に沿ったゴルフ場の検索を可能する等の内容を有するゴルフ場予約システム、ゴルフ場予約方法及びそのプログラムを提案するものである。

本発明の第１のゴルフ場予約システムは、ユーザが利用条件を指定してゴルフ場の検索を行うユーザ端末と、１以上のゴルフ場の予約状況を前記ユーザ端末に公開するゴルフ場予約システムと、ゴルフ場が使用するゴルフ場端末と、金融機関が使用する金融端末と、前記ユーザ端末と前記ゴルフ場予約システムと前記金融端末とを接続するインターネットと、を備えたゴルフ場予約システムであって、
前記ゴルフ場予約システムは、前記ゴルフ場端末から送信された非会員に対するゴルフ場の募集情報を予約情報データベースに記憶して前記ユーザ端末に公開し、ユーザによる前記募集情報に対する所与の利用条件による検索後のゴルフ場予約申し込みを前記ユーザ端末から受け付けると、前記ゴルフ場端末に前記予約申し込みの通知を行うとともに、ユーザのゴルフ場の利用後に、ユーザの支払ったゴルフ場利用料金の一部を前記ゴルフ場会員の口座へ振り込むように前記金融端末に指示することを備える。

本発明の第２のゴルフ場予約システムは、第１の発明において、前記ゴルフ場予約システムは、前記ユーザ端末からのゴルフ場の検索要求時、ユーザの指定した場所からゴルフ場までの車での所要時間の上限値と、ゴルフ場利用料金の上限値とを含む検索条件に従ってゴルフ場の検索を行うことを備える。

本発明の第３のゴルフ場予約システムは、第１の発明において、前記ゴルフ場予約システムは、ユーザが前記ゴルフ場予約システムを通じてゴルフ場を利用する都度、利用先のゴルフ場に関わりなく特典としてポイントをユーザに付与し、個人情報データベースに記憶することを備える。

本発明の第４のゴルフ場予約システムは、第１の発明において、前記ゴルフ場端末は、前記ゴルフ場予約システムを経由せず、直接前記ゴルフ場端末が受け付けた予約情報を前記ゴルフ場予約システムに送信し、前記ゴルフ場予約システムは、前記予約情報を前記予約データベースに反映することを備える。

本発明の第５のゴルフ場予約システムは、第１の発明において、前記ゴルフ場予約システムは、前記ユーザ端末からの検索条件に適う１以上のゴルフ場を検索すると、検索結果としての該ゴルフ場をユーザ端末に送信するとともに、該ゴルフ場についての予約状況を仮予約として前記予約データベースに記憶し、検索結果から利用を決定したゴルフ場の通知を前記ユーザ端末から受信すると、前記予約データベースの前記仮予約状況を確定状態に更新することを備える。

本発明の第６のゴルフ場予約システムは、第１、３または５の発明において、前記ゴルフ場予約システムは、検索条件に従って前記ユーザ端末に応答したゴルフ場について、仮予約状態の期間と仮予約したゴルフ場の数をもとにユーザの前記個人情報データベースのポイントを増減することを備える。

本発明の第７のゴルフ場予約システムは、第１の発明において、前記ゴルフ場予約システムは、前記予約データベースに記憶されたある一定期間におけるゴルフ場を利用した全ユーザの利用料金総額をもとめ、その総額のうち、予め決められた割合の金額を該ゴルフ場の全会員に配当することを備える。

本発明の第１のゴルフ場予約方法は、１以上のゴルフ場端末から送信された非会員に対するゴルフ場の募集情報をデータベースに記憶して、ゴルフ場の利用を希望するユーザの使用するユーザ端末に公開するゴルフ場予約システムが実行する第１のステップと、
前記ユーザ端末は、ユーザによる前記募集情報に対して所与の利用条件によるゴルフ場の検索を実行し、検索後のゴルフ場への予約申し込みを行う第２のステップと、
前記ゴルフ場予約システムは、前記ゴルフ場端末に前記予約申し込みの通知を行う第３のステップと、
前記ゴルフ場予約システムは、ユーザのゴルフ場の利用後に、ユーザの支払ったゴルフ場利用料金の一部を前記ゴルフ場会員の口座へ振り込むように金融機関に指示する第４のステップと、
を備える。

本発明の第２のゴルフ場予約方法は、第１の発明において、前記第２のステップは、前記ユーザ端末からのゴルフ場の検索要求時、ユーザの指定した場所からゴルフ場までの車での所要時間の上限値と、ゴルフ場利用料金の上限値とを含む検索条件に従ってゴルフ場の検索を行うステップを備える。

本発明の第３のゴルフ場予約方法は、第１の発明において、前記第４のステップは、前記予約データベースに記憶されたある一定期間におけるゴルフ場を利用した全ユーザの利用料金総額をもとめ、その総額のうち、予め決められた割合の金額を該ゴルフ場の全会員に配当するステップを備える。

本発明の第１のプログラムは、
コンピュータに、
１以上のゴルフ場端末から送信された非会員に対するゴルフ場の募集情報をデータベースに記憶して、ゴルフ場の利用を希望するユーザの使用するユーザ端末に公開するゴルフ場予約システムが実行する第１のステップと、
前記ユーザ端末は、ユーザによる前記募集情報に対して所与の利用条件によるゴルフ場の検索を実行し、検索後のゴルフ場への予約申し込みを行う第２のステップと、
前記ゴルフ場予約システムは、前記ゴルフ場端末に前記予約申し込みの通知を行う第３のステップと、
前記ゴルフ場予約システムは、ユーザのゴルフ場の利用後に、ユーザの支払ったゴルフ場利用料金の一部を前記ゴルフ場会員の口座へ振り込むように金融機関に指示する第４のステップと、
を実行させる。

本発明により以下の効果がある。
１） プレイヤーは会員制ゴルフ場の予約が、紹介者無しでも簡単に予約できるようになる。
２） 会員制ゴルフ場経営者は、会員より収益性の高いプレイヤーを確保でき稼働率向上による収益率のアップが期待できる。
３） 会員権を持っているユーザは、配当による利益が今まで以上に期待できる。
４） ゴルフ場の公開する利用範囲の決定権はゴルフ場側にあるので、募集人員、金額を随時更新できる。又差別化も可能となる。
５） ４の理由により、競争原理が導入され金額が下がることが予想され、プレイヤーがその恩恵を享受でき、長期的にはゴルフ人口の増加が期待出来る。

次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。

本発明の実施の形態の構成は、図１に示すようにゴルフ場の予約を行うユーザが使用するユーザ端末１０と，会員制や非会員制のゴルフ場が使用するゴルフ場端末２０と，１または複数のゴルフ場の予約状況をユーザ端末１０に公開するゴルフ場予約システム３０と、金融機関にあってゴルフ場を利用するユーザやゴルフ場予約システム３０やゴルフ場の各口座間の金銭の移動を行う金融端末４０と、から構成されていて、各々インターネット１００を介して接続されている。尚、以降の説明において、ユーザはどのゴルフ場の会員にもなっていないか、ユーザが会員になっていないゴルフ場を利用しようとしているものとする。

ユーザ端末１０は、図２に示すようにコンピュータである処理装置１０１と、ゴルフプレーの申し込み情報を入力するためのキーボード等の入力装置１０２と、申し込みの結果、確定したゴルフ場に関する使用日時や交通情報等を出力するプリンター等からなる出力装置１０３と、を含んで構成されており、パソコンや携帯電話等の情報処理装置である。

ユーザ端末１０は、インターネット１００を介して、ユーザの希望するゴルフ場についての条件を入力してゴルフプレーの申し込み情報をゴルフ場予約システム３０に対して送信する機能と、申し込み依頼後のユーザの希望に沿ったゴルフ場の候補一覧を受信する機能等を有している。

ゴルフ場端末２０は、各ゴルフ場が有する端末であり、図３に示すように処理装置２０１と、出力装置２０２と、から構成されている。

処理装置２０１は、ワークステーション等の情報処理装置であり、例えば当該ゴルフ場の会員から直接プレーの申し込みを受けると、受け付けた申し込みを予約情報として図示しない記憶装置に記憶するとともに、記憶した当該ゴルフ場の予約状況をゴルフ場予約システム３０にも適時に送信し、ゴルフ場予約システム３０の予約状況ＤＢ３０３への登録処理を実行する。さらに、ゴルフ場予約システム３０がユーザ端末１０から受け付けた予約情報を受信してゴルフ場端末２０の予約情報へ反映を行う。出力装置２０２は、処理装置２０１の処理結果であるプレー当日の名簿を時間順に出力し、ユーザへの領収書を出力する機能を有する。

ゴルフ場予約システム３０は、ゴルフ場予約システム３０と提携する１又は複数の会員制又は非会員制のゴルフ場について、各ゴルフ場の最新の予約状況をインターネット上で公開している。ユーザー端末１０からのゴルフ場の使用の申し込みを受け付けると、ユーザの指定したゴルフ場の所在地条件と利用料金条件を元にして、ユーザの希望条件に適ったゴルフ場を検索し、ユーザ端末１０へ検索結果を送信し提供する事、各ゴルフ場の会員情報をもとにゴルフ場を利用した非会員であるユーザから得た収益金の一部を配当金として会員の口座へ自動配当する事等を実行する。

ゴルフ場予約システム３０の構成は、図３に示すように処理装置３０１と，ゴルフ場予約システム３０と提携するゴルフ場についての所在地や利用料金を記憶するゴルフ場ＤＢ３０２と，提携先のゴルフ場の予約状態を記憶する予約状況ＤＢ３０３と，ゴルフ場の所在地をゴルフ場ＤＢ３０２から検索する所在地検索手段３０４と，ゴルフ場の利用料金をゴルフ場ＤＢ３０２から検索する料金検索手段３０５と，予約状況ＤＢ３０３からユーザの指定した日時や利用者数に適ったゴルフ場を検索する日時検索手段３０６と、ユーザの個人情報を記憶するユーザ登録ＤＢ３０７と、会員制ゴルフ場についてはそのゴルフ場の会員名簿と金融機関における各会員の口座情報を記憶する会員情報ＤＢ３０８と、会員への配当金の振り込みを指示する自動配当手段３０９と、から構成されている。

処理装置３０１は、ワークステーション等の情報処理装置であり、ユーザ端末１０からのゴルフ場の申し込み情報を受信するとこれを日時検索手段３０６に送る。日時検索手段３０６は、ユーザの希望する所在地条件についての情報を所在地検索手段３０４、ユーザの希望する利用料金についての情報を料金検索手段３０５へ送る。さらに、検索された結果を元に予約状況ＤＢ３０３を更新し、予約状況ＤＢ３０３の更新情報を随時ゴルフ場端末２０へ送信する。

更に、処理装置２０１はユーザ端末１０からの申し込み状況の変更を受信すると、予約状況ＤＢ３０３を更新すると同時に、該状況をユーザ端末１０、ゴルフ場端末２０へ送信する。

ゴルフ場ＤＢ３０２は、所在地検索手段３０４、料金検索手段３０５によって使用され、処理装置３０１からのゴルフ場の申し込み条件に適ったゴルフ場を検索する為のデータベースである。各ゴルフ場名、ゴルフ場所在地、電話番号、利用料金等で構成されている。さらに、全国の地図と、そのゴルフ場までの道路情報、所要時間が格納されている。それによって、例えばプレーヤーの自宅からゴルフ場迄の最適経路の抽出と走行距離による所要時間を算出することが可能となる。図９にその内容を例示する。

予約状況ＤＢ３０３は、各ゴルフ場別に作成されたデータベースであり、ゴルフ場端末２０からの更新情報、処理装置３０１からの更新情報をリアルタイムに反映したデータベースである。ゴルフ場名、日付、ゴルフコースの空き本数、プレー申し込み者とそのスタート時間、その他サービス、ユーザのトータル利用料金から構成される。図１０にその内容を例示する。

所在地検索手段３０４は、ユーザ端末１０からの申し込み条件としての、例えば自宅から自動車で××分以内に所在するゴルフ場を希望する等の条件のもとに、その条件に適ったゴルフ場をゴルフ場ＤＢ３０２から検索する為の手段である。

料金検索手段３０５は、ユーザ端末１０から入力された料金条件を元にその料金以内の利用料金をもつゴルフ場をゴルフ場ＤＢ３０２から検索し結果を日時検索手段３０６へ送付する機能を有する。

日時検索手段３０６は、検索されたそれぞれの結果をＡＮＤして３つの条件を満たすゴルフ場を求め順位をつける。処理装置３０１は、ユーザの希望条件に従って順位付けされた検索結果をユーザ端末１０へ送信する。

ユーザ登録ＤＢ３０７は、ゴルフ場予約システム３０を利用するユーザの個人情報を登録したものである。

会員情報ＤＢ３０８は、提携先の会員制ゴルフ場についてゴルフ場別の会員情報が登録されており、配当金を算出する際に使用される。

自動配当手段３０９は、会員情報ＤＢと予約状況ＤＢより、本システムを利用しゴルフをプレーした人が実際に支払った金額のうちの有る決められたパーセンテージ分の収益を配当金として該当ゴルフ場の各会員が保有する金融機関の口座へ振り込みを行う。前記収益金は、会員数で分配した金額を配当金とする。

金融端末４０は、ゴルフ場の使用の申し込みを行うユーザの口座やゴルフ場の会員が口座を保有する金融機関の情報処理装置であり、ゴルフ場を使用したユーザからのゴルフ場利用料金の引き落としや自動配当手段３０７からの要請により前記会員の口座へ配当金を振り込む機能を有する。

次に、本発明を実施するための最良の形態の動作について図面を参照して説明する。

次に図１〜図６、図７のフローチャート及び図８〜図１０を参照して本発明の動作を詳細に説明する。文中のステップＡ１〜Ａ１６は、図７のフローチャートに記載の処理を示すものである。

ゴルフ場を利用するユーザは、ゴルフ場予約システム３０に予めユーザ登録を行う。ユーザ登録を行うと、ゴルフ場予約システム３０からユーザＩＤ（ＩＤ番号）とパスワードが交付され、その後、ユーザ端末１０からは、このＩＤ番号を用いてゴルフ場予約システム３０にアクセスが可能となる。ユーザ登録にあたっては、ユーザの氏名、住所、料金支払方法（クレジットカード決済、金融機関の口座引き落し）等の情報がユーザ端末１０から提供されるので、処理装置３０１はこれをユーザ登録ＤＢ３０７に登録する。

ゴルフ場予約システム３０は、１又は複数のゴルフ場と業務提携をしていて、このようにユーザ登録をしたユーザは、業務提携先のすべてのゴルフ場の準会員とするようにして特典を与えるようにしてもよい。

例えば、ゴルフ場予約システム３０では、ユーザが提携先のゴルフ場を利用する都度、利用先のゴルフ場に関わりなく特典としてポイントをユーザに付与するようにし、この蓄積されたポイント数は、ユーザ登録ＤＢ３０７で管理する。一定のポイントが蓄積されると、ポイント数に準ずるゴルフ場利用料金の割引を行うようにすることができる。

ゴルフ場端末２０は、インターネット１００を介してゴルフ場予約システム３０の予約状況ＤＢ３０３へ当該ゴルフ場の非会員に対する募集情報を送信する（ステップＡ１）。

ゴルフ場端末２０では、図５に例示するような募集条項を適時、ゴルフ場予約システム３０に送信する。募集情報は、例えば、募集年月日、募集ゴルフコース本数、利用料金等からなっている。ゴルフ場予約システム３０は、この募集年月日と募集ゴルフコース本数（空き本数）をゴルフ場別に予約状況ＤＢ３０３に記憶し、利用料金をゴルフ場ＤＢ３０２に記録する（ステップＡ２）。

ゴルフ場端末２０では、当該ゴルフ場へ直接予約を行う会員や非会員の予約情報を一括して予約状況として管理していて予約状況に変更が入ると、逐次、この変更情報をゴルフ場予約システム３０に通知する。ゴルフ場予約システム３０には、提携先のゴルフ場からの最新の予約状況が送信されてくるので、処理装置３０１は、これを予約状況ＤＢ３０３に反映し、募集情報の一部がふさがった旨を表示する。

図１０には、この予約状況を反映した予約状況ＤＢ３０３の内容を例示している。それによると、各ゴルフ場の各日付について、すでに入っている予約状況が表されていて、予約状況としてプレー者氏名、住所、電話番号、プレーをスタートするスタート時間等の項目からなっている。

ユーザがプレーの申し込みを行う場合、ユーザー端末１０からインターネット１００を介してゴルフ場予約システム３０の開設するホームページをアクセスし、ユーザＩＤとパスワードを入力してユーザの認証を受けると、表示されるメニュー画面から「ゴルフ場の検索」等の項目を選択してプレーの申し込み依頼を送信する（ステップＡ３）。

ユーザ端末１０から送信される情報は、図６に例示するように、申し込み者氏名、申し込み者住所・電話、電子メールアドレス、プレー希望日、自宅からゴルフ場までの希望する所用時間（××分以内等）、プレー人数、希望料金（金額××円以内等）の情報である。尚、ユーザは、前回利用したゴルフ場が気にいっていたような場合、ユーザ端末１０からゴルフ場予約システム３０のホームページのメニュー画面から「ゴルフ場の指定」等の項目を選択し、該当するゴルフ場のプレー希望日付における予約状況を参照し、もし、空きがあれば、直接当該ゴルフ場の予約を行うことも可能である。

ユーザ端末１０からのプレーの申し込み情報を受信したゴルフ場予約システム３０の処理装置３０１は、これを日時検索手段３０６に渡す。日時検索手段３０６は、申し込み情報内の検索条件である自宅住所情報と自宅から××分以内の条件を所在地検索手段３０４へ、料金××円以内の条件を料金検索手段３０５へ送付する。

所在地検索手段３０４は、例えば、ユーザの住所、自宅から××分以内の条件をもとにゴルフ場ＤＢ３０２に対して検索を実行し、全国地図データと入力された住所情報より最適経路を算出し、距離へ変換し車で何分という情報と共に該当するゴルフ場を日時検索手段３０６に応答する。

一方、料金検索手段３０５は、利用料金××円以内の条件より同様にゴルフ場ＤＢ３０２を検索し条件に適うゴルフ場を日時検索手段３０６に応答する。

日時検索手段３０６は、双方から受け取ったゴルフ場情報に対してＡＮＤを取り、両方の条件を満足するゴルフ場を決める。日時検索手段３０６は、予約状況ＤＢ３０３を参照してＡＮＤでもとめたゴルフ場について、プレー希望日におけるプレー人数分について空きがあるかをチェックする。空きがあればユーザに報告を行うゴルフ場の候補とする。ＡＮＤを取ったすべてのゴルフ場について、空きのチェックを行い、以上のようにして、ユーザの指定したすべての条件に適うゴルフ場を求める。

このようにして求めたゴルフ場に対して、例えば、ユーザの住所から近い順に１又は複数の候補を整列する。検索の結果、沢山のゴルフ場候補がある場合、例えば、候補第５位迄をユーザに送信するゴルフ場候補とする。

ゴルフ場予約システム３０は、決定したゴルフ場候補をユーザ端末１０へインターネット１００を介して応答する（ステップＡ４）。

この応答内容を図８に例示する。尚、応答に要する時間は、通常数秒程度であるが、時間がかかるような場合は電子メールで応答しても構わない。

日時検索手段３０７は、このようにして決定したゴルフ場について、予約状況ＤＢ３０３に仮予約のマークを付けて登録を行う（ステップＡ５）。

登録する内容は、図１０に例示するように、選択されたゴルフ場のユーザのプレー希望日欄において、プレーをするユーザの氏名、住所、電話番号、スタート時間等であり、仮予約の場合は予約状況ＤＢ３０３上のユーザの氏名の前に「仮１」等のマークを付与する。「仮１」の１は仮予約順位である。また、仮予約を行った日付の空き本数をプレー人数に必要数分マイナスする。

ゴルフ場予約システム３０は、インターネット１００を介してユーザに応答した各ゴルフ場のゴルフ場端末２０に対して、予約状況ＤＢ３０３に仮予約として登録した内容と使用本数を通知する（ステップＡ６）。ゴルフ場端末２０は、これを仮予約情報として記憶する。

尚、ゴルフ場予約システム３０は、仮予約の期間として、例えば１日（２４時間）を設定し、ユーザ端末１０にゴルフ場候補の通知をした後、１日が経過してもユーザ端末１０からの応答が無い場合は、仮予約したゴルフ場候補を予約状況ＤＢ３０３から消去し空き本数を元の状態に復旧するとともに、ユーザ端末１０と関連するゴルフ場端末２０にも仮予約の解除を通知する。

図８に例示する内容の結果を受け取ったユーザ端末１０には、３つの選択肢がある。

１つ目は、申し込み自体をキャンセルする場合である。その場合は終了処理へ進む（ステップＡ１７）。

終了処理ではユーザ端末１０からインターネット１００を介してゴルフ場予約システム３０へキャンセル情報は伝えられ、これを受け取った処理装置３０１は、予約状況ＤＢ３０３から当該するユーザの仮予約情報を消去し空き本数をプラスして復旧を行う（ステップＡ９）。

ゴルフ場予約システム３０はインターネット１００を介してゴルフ場端末２０への情報伝達を行う（ステップＡ１０）。

さらに、インターネット１００を介してユーザ端末１０へも最終取り消し完了通知を発行する（ステップＡ１１）。

２つ目は、ユーザが使用するゴルフ場についての申し込み条件を見直し変更したい場合である（ステップＡ８）。

ユーザ端末１０から、前回の申し込み条件の取り消しと新たな申し込み条件の提示が行われる。この場合は（ステップＡ３）からの処理と同等となるが、ゴルフ場予約システム３０は、最初に仮予約した予約状況ＤＢ３０３の仮予約情報の取り消しと関連するゴルフ場への取り消し通知を行う。その後、新規の申し込み条件に適うゴルフ場の検索を実行する。このようにして再度検索された情報は更にインターネット１００を介してゴルフ場端末２０とユーザ端末１０へ送信される（ステップＡ８ → ステップＡ１７ → ステップＡ９ →ステップＡ１０ →ステップＡ１１）。

３つ目は、送付されたゴルフ場候補リストの中に気に入った候補が有り、申し込みを確定する場合である（ステップＡ９）。この場合ユーザ端末１０は候補の中から気に入った候補１つを選択し、確定したゴルフ場をインターネット１００を介してゴルフ場予約システム３０へ通知する。

この確定通知をうけると、ゴルフ場予約システム３０の処理装置３０１は、予約状況ＤＢの該当ゴルフ場の予約情報を仮予約状態から確定状態と変化させ、残りの候補については、仮予約状態を空き状態へ変化させる（ステップＡ９）。

このようにして、予約状況ＤＢが更新されると、その情報はゴルフ場予約システム３０からインターネット１００を介して関連するゴルフ場端末２０へ確定または、取り消し通知として送信される（ステップＡ１０）。

さらに、ゴルフ場予約システム３０からインターネット１００を介してユーザー端末１０へ最終確定通知が利用料金とともに送信される（ステップＡ１１）。

予約状況ＤＢ３０３の確定状態への変化については、図１０にその内容を例示するが、プレー者氏名欄に「確」とあるのが確定状態を表している。さらに、予約状況ＤＢ３０３の金額欄に利用料金を記録する。この利用料金には、プレー後の懇親会を行う場合等のその他サービス費用も含まれている。

ゴルフ場予約システム３０は、この確定状態の通知時に併せてゴルフ場予約システムの金融端末４０の口座情報を提示して当該口座への利用料金の振り込みをユーザに依頼する。ゴルフ場予約システム３０は、ユーザからの振り込みを確認すると、ユーザの利用する該当ゴルフ場のゴルフ場端末１０にユーザからの入金が行われた旨を通知する。

ユーザは、希望日にゴルフ場に出向きプレーを堪能する。

ゴルフ場端末２０では、プレー当日のパーティ別のプレー表やスタート時間順の稼動状況一覧及び領収書を出力装置２０２に出力する。

ゴルフ場端末２０は、インターネット１００を介してゴルフ場予約システム３０の予約状況ＤＢ３０３をアクセスし、前述の当日等の指定日の予約状況をゴルフ場端末２０の出力装置２０２へ出力する（ステップＡ１２）。

ゴルフ場予約システム３０の自動配当手段３０９は、例えば月始めにおいて、予約状況ＤＢ３０３を参照して前月におけるあるゴルフ場に対するゴルフ場予約システム３０を通じて当該ゴルフ場を利用した全ユーザの利用金額の合計を行う。

自動配当手段３０９は、この合計金額のうちの第１の有る決められたパーセンテージの金額を計算し、ゴルフ場予約システムの持つ口座から当該ゴルフ場の持つ口座へのこの金額の振り込みを金融端末４０に依頼する。

次に、自動配当手段３０９は、この合計金額のうちの第２の有る決められたパーセンテージの金額を計算する。会員情報ＤＢ３０８から当該ゴルフ場の会員数をもとめ、第２のパーセンテージによって計算した金額をその全会員数で割り、会員一人あての配当金を求める（ステップＡ１３）。そのすべての会員の口座に対し、ゴルフ場予約システム３０の口座からの求めた配当金の振り込みを金融端末４０に依頼する（ステップＡ１４）。

自動配当手段３０９は、ゴルフ場予約システム３０が提携するすべてのゴルフ場の会員に対して以上の処理を行う。第１と第２のパーセンテージによって振り込みを行った金額から残った金額が、ゴルフ場予約システム３０の収益金となる。

金融端末４０は会員が口座を保有する金融機関であり、ゴルフ場予約システム３０からインターネット１００を介しての要請により前記会員の口座へ配当金を振り込む（ステップＡ１５）。

尚、第１と第２のパーセンテージについては、予めゴルフ場予約システム３０と提携先のゴルフ場との間で数値の取り決めが行われているものとする。さらに、会員制ゴルフ場については、その会員についての金融機関の口座情報を含む個人情報の一部がゴルフ場予約システム３０に通知されているものとする。

以上の説明において、ユーザは自宅からＸＸ分以内の指定による検索について説明したが、例えば、北海道に複数人で慰安旅行に行き、その宿泊先のホテルに近いゴルフ場を事前に調べておきたいような場合には、宿泊先のホテルを基点とした検索を指示することになる。

さらに、以上の説明において、ユーザからのゴルフ場の申し込みについて条件に適うゴルフ場の仮予約を行う内容を説明したが、この仮予約についての拡張機能について説明する。

仮予約するゴルフ場の数、仮予約状態にある時間数がそれぞれ多いほどゴルフ場に取っては他のユーザに対するゴルフ場の利用機会の損失をこうむることになる。

ゴルフ場予約システム３０は、ユーザの指定した条件でのゴルフ場の候補をユーザ端末１０に応答する時、この応答した第１の時刻を記憶する。応答の結果、ユーザ端末１０からの何らかの通知を受け取ると、この通知を受けた時刻と第１の時刻との差分を計算し、ユーザ端末１０に送信した候補のゴルフ場の数とこの差分の時間とを掛け合わせる。

この掛け合わせた数値がある閾値と比較し小さければ、例えばユーザにポイントを与え、ある閾値より大きければ、ユーザのポイントを減らすようにすることも可能である。

数値が小さいほど、与えるポイントを大きくし、数値が大きいほど減らすポイント数を大きくする。

また、ユーザがユーザ端末１０からゴルフ場の検索を指示する時に、応答されるゴルフ場の数の上限を予めゴルフ場予約システム３０に指定するようにしてもよい。ゴルフ場予約システム３０では、検索時にヒットしたゴルフ場が上限値以下であればその数で、上限値を超える場合は、上限値で切った数のゴルフ場を通知する。

さらに、以上は、ゴルフ場の予約について詳述したが、本発明の適用領域はゴルフ場に限定されるものではなく、会員制の、例えば宿泊施設、スポーツクラブ等多方面の分野にも適用可能なことは明らかである。

ゴルフ場、ホテル等の予約システムに適用ができると思われる。

本発明の実施の形態の構成を説明するブロック図である。 ユーザー端末１０の構成を説明するブロック図である。 ゴルフ場端末２０の構成を説明するブロック図である。 ゴルフ場予約システム３０の構成を説明するブロック図である。 ゴルフ場端末２０からゴルフ場予約システム３０へ送信される募集条件の説明図である。 ユーザー端末１０からゴルフ場予約システム３０へ送信される申し込み内容の説明図である。 本発明の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。 ゴルフ場予約システム３０からユーザ端末１０へ応答するゴルフ場検索結果を例示する説明図である。 ゴルフ場ＤＢ３０２の構成内容を例示した説明図である。 予約状況ＤＢ３０３の構成内容を例示した説明図である。

符号の説明

１０ ユーザ端末
１０１ 処理装置
１０２ 入力装置
１０３ 出力装置
２０ ゴルフ場端末
２０１ 処理装置
２０２ 出力装置
３０ ゴルフ場予約システム
３０１ 処理装置
３０２ ゴルフ場ＤＢ
３０３ 予約状況ＤＢ
３０４ 所在地検索手段
３０５ 料金検索手段
３０６ 日時検索手段
３０７ ユーザ登録ＤＢ
３０８ 会員情報ＤＢ
３０９ 自動配当手段
４０ 金融端末
１００ インターネット

Claims (11)

1. ユーザが利用条件を指定してゴルフ場の検索を行うユーザ端末と、１以上のゴルフ場の予約状況を前記ユーザ端末に公開するゴルフ場予約システムと、ゴルフ場が使用するゴルフ場端末と、金融機関が使用する金融端末と、前記ユーザ端末と前記ゴルフ場予約システムと前記金融端末とを接続するインターネットと、を備えたゴルフ場予約システムであって、
   前記ゴルフ場予約システムは、前記ゴルフ場端末から送信された非会員に対するゴルフ場の募集情報を予約情報データベースに記憶して前記ユーザ端末に公開し、ユーザによる前記募集情報に対する所与の利用条件による検索後のゴルフ場予約申し込みを前記ユーザ端末から受け付けると、前記ゴルフ場端末に前記予約申し込みの通知を行うとともに、ユーザのゴルフ場の利用後に、ユーザの支払ったゴルフ場利用料金の一部を前記ゴルフ場会員の口座へ振り込むように前記金融端末に指示することを特徴とするゴルフ場予約システム。
2. 請求項１において、前記ゴルフ場予約システムは、前記ユーザ端末からのゴルフ場の検索要求時、ユーザの指定した場所からゴルフ場までの車での所要時間の上限値と、ゴルフ場利用料金の上限値とを含む検索条件に従ってゴルフ場の検索を行うことを特徴とするゴルフ場予約システム。
3. 請求項１において、前記ゴルフ場予約システムは、ユーザが前記ゴルフ場予約システムを通じてゴルフ場を利用する都度、利用先のゴルフ場に関わりなく特典としてポイントをユーザに付与し、個人情報データベースに記憶することを特徴とするゴルフ場予約システム。
4. 請求項１において、前記ゴルフ場端末は、前記ゴルフ場予約システムを経由せず、直接前記ゴルフ場端末が受け付けた予約情報を前記ゴルフ場予約システムに送信し、前記ゴルフ場予約システムは、前記予約情報を前記予約データベースに反映することを特徴とするゴルフ場予約システム。
5. 請求項１において、前記ゴルフ場予約システムは、前記ユーザ端末からの検索条件に適う１以上のゴルフ場を検索すると、検索結果としての該ゴルフ場をユーザ端末に送信するとともに、該ゴルフ場についての予約状況を仮予約として前記予約データベースに記憶し、検索結果から利用を決定したゴルフ場の通知を前記ユーザ端末から受信すると、前記予約データベースの前記仮予約状況を確定状態に更新することを特徴とするゴルフ場予約システム。
6. 請求項１，３または５において、前記ゴルフ場予約システムは、検索条件に従って前記ユーザ端末に応答したゴルフ場について、仮予約状態の期間と仮予約したゴルフ場の数をもとにユーザの前記個人情報データベースのポイントを増減することを特徴とするゴルフ場予約システム。
7. 請求項１において、前記ゴルフ場予約システムは、前記予約データベースに記憶されたある一定期間におけるゴルフ場を利用した全ユーザの利用料金総額をもとめ、その総額のうち、予め決められた割合の金額を該ゴルフ場の全会員に配当することを特徴とするゴルフ場予約システム。
8. １以上のゴルフ場端末から送信された非会員に対するゴルフ場の募集情報をデータベースに記憶して、ゴルフ場の利用を希望するユーザの使用するユーザ端末に公開するゴルフ場予約システムが実行する第１のステップと、
   前記ユーザ端末は、ユーザによる前記募集情報に対して所与の利用条件によるゴルフ場の検索を実行し、検索後のゴルフ場への予約申し込みを行う第２のステップと、
   前記ゴルフ場予約システムは、前記ゴルフ場端末に前記予約申し込みの通知を行う第３のステップと、
   前記ゴルフ場予約システムは、ユーザのゴルフ場の利用後に、ユーザの支払ったゴルフ場利用料金の一部を前記ゴルフ場会員の口座へ振り込むように金融機関に指示する第４のステップと、
   を備えることを特徴とするゴルフ場予約方法。
9. 請求項８において、前記第２のステップは、前記ユーザ端末からのゴルフ場の検索要求時、ユーザの指定した場所からゴルフ場までの車での所要時間の上限値と、ゴルフ場利用料金の上限値とを含む検索条件に従ってゴルフ場の検索を行うステップを含むことを特徴とするゴルフ場予約方法。
10. 請求項８において、前記第４のステップは、前記予約データベースに記憶されたある一定期間におけるゴルフ場を利用した全ユーザの利用料金総額をもとめ、その総額のうち、予め決められた割合の金額を該ゴルフ場の全会員に配当するステップを含むことを特徴とするゴルフ場予約方法。
11. コンピュータに、
    １以上のゴルフ場端末から送信された非会員に対するゴルフ場の募集情報をデータベースに記憶して、ゴルフ場の利用を希望するユーザの使用するユーザ端末に公開するゴルフ場予約システムが実行する第１のステップと、
    前記ユーザ端末は、ユーザによる前記募集情報に対して所与の利用条件によるゴルフ場の検索を実行し、検索後のゴルフ場への予約申し込みを行う第２のステップと、
    前記ゴルフ場予約システムは、前記ゴルフ場端末に前記予約申し込みの通知を行う第３のステップと、
    前記ゴルフ場予約システムは、ユーザのゴルフ場の利用後に、ユーザの支払ったゴルフ場利用料金の一部を前記ゴルフ場会員の口座へ振り込むように金融機関に指示する第４のステップと、
    を実行させるプログラム。
    

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