JP6862977B2 - 通信制御プログラム、通信制御方法、および通信制御装置 - Google Patents

通信制御プログラム、通信制御方法、および通信制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信制御プログラム、通信制御方法、および通信制御装置に関する。
従来、各地に設置されたカメラの映像を、ネットワークを介して、マルチキャストによる配信を行い、配信された映像をネットワークに接続された端末装置により閲覧可能な技術がある。関連する従来技術としては、UEカウンタ(ブロードキャストサービスのデータコンテンツ毎の配信端末の数)がゼロとなった場合に、対応するブロードキャストデータの配信を停止するようにした技術がある。また、各エンコーダの位置情報と災害通知サーバから送信される災害位置とをもとに、災害位置に近いエンコーダから順に優先順位を高く設定するようにした技術がある。また、情報配信サーバが配信情報の発生元を基準にして、この配信情報の情報配信優先度を決定するようにした技術がある。
特開2012−104976号公報 国際公開第2005/043913号 特開2009−005310号公報
しかしながら、従来技術では、配信の要求数に応じた映像の配信を行うことができない場合がある。例えば、配信の要求数が多い映像の配信と、配信の要求数が少ない映像の配信とが重なる場合に、配信の要求数が少ない映像の配信によってネットワークの帯域が使われ、配信の要求数が多い映像を配信する際に帯域を十分に確保できない場合がある。
一つの側面では、本発明は、配信の要求数に応じた映像の配信を行うことができる、通信制御プログラム、通信制御方法、および通信制御装置を提供することを目的とする。
1つの実施態様では、通信制御プログラム、および通信制御方法は、複数のエンコーダに含まれるエンコーダに対する映像の配信の要求を受け付けた場合に、複数のエンコーダに接続されたそれぞれの伝送装置において映像の配信の要求を他の伝送装置に送信したかどうかを判定し、それぞれの伝送装置において、他の伝送装置に送信しない配信の要求の数を計測し、計測した配信の要求の数に基づいて、それぞれの伝送装置に接続されたエンコーダからの映像の配信を制御し、判定は、複数のエンコーダに接続されたそれぞれの伝送装置が映像の配信の要求を他の伝送装置に送信したか否かを含む要求ごとに更新記憶したパケット情報を、それぞれの伝送装置から取得して行う。
また、1つの実施態様では、通信制御装置は、複数のエンコーダからの映像の配信を制御する通信制御装置であって、複数のエンコーダに含まれるエンコーダに対する映像の配信の要求を受け付けた場合に、複数のエンコーダに接続されたそれぞれの伝送装置において映像の配信の要求を他の伝送装置に送信したかどうかを判定する判定部と、それぞれの伝送装置において、他の伝送装置に送信しない配信の要求の数を計測する計測部と、計測した配信の要求の数に基づいて、それぞれの伝送装置に接続されたエンコーダからの映像の配信を制御する制御部と、を有し、判定部は、複数のエンコーダに接続されたそれぞれの伝送装置が映像の配信の要求を他の伝送装置に送信したか否かを含む要求ごとに更新記憶したパケット情報を、それぞれの伝送装置から取得して判定を行う。
1つの側面では、本発明は、配信の要求数に応じた映像の配信を行うことが可能になる。
図1は、実施の形態にかかる通信制御方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、通信制御システム200の構成例を示す説明図である。 図3は、通信制御装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、伝送装置td1のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、通信制御装置101の機能的構成例を示すブロック図である。 図6は、閲覧要求に応じて優先度を動的に決定する場合の一例を示す説明図である。 図7は、災害情報に応じて優先度を動的に決定する場合の一例を示す説明図である。 図8は、通信制御装置101が行う処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかる通信制御プログラム、通信制御方法、および通信制御装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる通信制御方法の一実施例を示す説明図である。図1において、カメラcr1〜cr3は、映像を撮影可能であり、撮影した映像をエンコードするエンコーダである。カメラcr1〜cr3は、例えば道路や建物の屋上などに設置され、設置場所周辺を撮影する。カメラcr1〜cr3は、通信装置cd1〜cd3と接続され、撮影した映像をエンコードし、エンコードした映像データを通信装置cd1〜cd3へ送信する。
通信装置cd1〜cd3は、カメラcr1〜cr3およびネットワークnwと接続される。通信装置cd1〜cd3は、カメラcr1〜cr3から受信した映像データをネットワークnw側へ送信したり、ネットワークnw側から受信した情報をカメラcr1〜cr3へ送信したりする。通信装置cd1〜cd3は、例えば伝送装置とすることができる。また、ネットワークnwは、例えばWAN(Wide Area Network)とすることができる。
図1において、端末装置T1〜T3は、映像データをデコードするデコーダである。端末装置T1〜T3は、例えば、映像を表示可能な表示装置や、各々のユーザからの操作を受け付けるための入力デバイスを有する。具体的に、例えば、端末装置T1〜T3は、PC(Personal Computer)やテレビ受像機とすることができる。
端末装置T1〜T3は、ネットワークnwと接続される。端末装置T1〜T3は、例えば、カメラcr1〜cr3により撮影された映像の映像データを、ネットワークnwを介して受信する。端末装置T1〜T3は、受信した映像データをデコードし、デコードして得られた映像を自装置の表示装置に表示させる。
また、端末装置T1〜T3は、自装置の入力デバイスを介して受け付けたユーザの操作に応じて、カメラcr1〜cr3のうちいずれかのカメラにより撮影された映像の閲覧要求(配信の要求)を、ネットワークnw側へ送信することも可能である。
例えば、端末装置T1が、カメラcr1により撮影された映像の閲覧要求(以下「閲覧要求brT1」という)をネットワークnw側へ送信したとする。閲覧要求brT1は、ネットワークnwを介して、通信装置cd1へ送信される。通信装置cd1は、閲覧要求brT1を受信すると、端末装置T1へ向けて、カメラcr1により撮影された映像の映像データを送信する。これにより、端末装置T1のユーザは、カメラcr1により撮影された映像を試聴することができる。
同様に、例えば、端末装置T2が、カメラcr1により撮影された映像の閲覧要求(以下「閲覧要求brT2」という)をネットワークnw側へ送信したとする。閲覧要求brT2は、ネットワークnwを介して、通信装置cd1へ送信される。通信装置cd1は、閲覧要求brT2を受信すると、端末装置T2へ向けて、カメラcr1により撮影された映像の映像データを送信する。これにより、端末装置T2のユーザも、カメラcr1により撮影された映像を試聴することができる。
このようなマルチキャストによる映像の配信を行うシステムでは、各々のカメラにより撮影された映像の需要が一定でない場合がある。すなわち、各々のカメラにより撮影された映像には、システムのユーザ(例えば端末装置T1〜T3のユーザ)による需要の高い映像と、システムのユーザによる需要の低い映像とがある場合がある。需要の高い映像は、例えば、多くのユーザが閲覧を希望した映像であり、多くのユーザにとって重要な映像である可能性が高い映像である。具体的に、例えば、災害地域(被災地域)に設置されたカメラにより撮影された映像は、多くのユーザにとって重要な映像(関心がある映像)であり、このような映像は需要が高くなる傾向となる。
ところで、このようなマルチキャストによる映像の配信を行うシステムでは、各々のカメラにより撮影された映像は、限られたネットワークの帯域をそれぞれ使って配信される。このため、需要の高い映像と、需要の低い映像との配信が同時期に発生する場合、需要の低い映像の配信によりネットワークの帯域が使用され、需要の高い映像の配信に必要な帯域を確保できない場合がある。例えば、ネットワークには、狭帯域回線(例えばマイクロ無線区間や100Mbps回線区間)を利用している箇所もあり、このような箇所については帯域不足の問題が特に生じ易い。
このため、例えば、特定のカメラにより撮影された映像が他のカメラにより撮影された映像よりも優先的に配信されるように予め設定し、特定のカメラにより撮影された映像を配信するために必要な帯域を確保する方法が考えられる。しかしながら、この方法は、各々のカメラにより撮影された映像の需要が変化する場合、この変化に追従して、動的に優先的に配信される映像を切り替えることができない。したがって、この方法では、需要の高い映像の配信に必要な帯域を確保できない場合がある。
また、例えば、システムの管理者が各々のカメラの設置場所を把握・管理し、需要が高くなりそうな地域(例えば災害が発生した災害地域)に設置されたカメラにより撮影された映像が優先的に配信されるように都度設定するという方法が考えられる。しかしながら、この方法は、システムの管理者によるカメラの設置場所の管理作業が必要となる。カメラの設置場所の管理作業は、カメラの台数の増加に比例して繁雑となる。特に、カメラの増設や設置場所の移動(すなわちシステム構成の変化)が頻繁に行われると、この管理作業には多大な労力を要することになる。
そこで、本実施の形態にかかる通信制御方法は、映像配信する各々のエンコーダを配下とする各々の伝送装置への配信要求が他の伝送装置に転送(送信)されない数に応じて、各々のエンコーダの映像の配信優先度を変える。ここで、伝送装置によって配信要求が他の伝送装置に転送されないのは、配信要求を受信した伝送装置の配下に配信要求の対象となったエンコーダがある場合である。したがって、各々の伝送装置において配信要求が他の伝送装置に転送されない数は、各々の伝送装置における配下のエンコーダを対象とする配信要求の数と見なせる。これにより、本実施の形態にかかる通信制御方法は、配信の要求数が多く高需要なエンコーダの映像を優先的に配信する。
本実施の形態にかかる通信制御方法では、図1に示すように、通信制御装置101を設ける。通信制御装置101は、カメラcr1〜cr3からの映像の配信を制御するコンピュータである。通信制御装置101は、例えば、サーバとすることができる。通信制御装置101は、ネットワークnwに接続され、ネットワークnwを介して、通信装置cd1〜cd3と双方向に通信可能である。
通信装置cd1〜cd3は、受信した閲覧要求が、自装置と接続されたカメラにより撮影された映像の閲覧要求であれば、他の通信装置へ送信しない。一方、通信装置cd1〜cd3は、受信した閲覧要求が、自装置と接続されたカメラにより撮影された映像の閲覧要求でなければ、他の通信装置へ送信する。また、通信装置cd1〜cd3は、自装置における閲覧要求の送受信履歴を、通信制御装置101へ送信する(図1中符号(1)の点線矢印参照)。
通信制御装置101は、通信装置cd1〜cd3から受信した閲覧要求の送受信履歴から、通信装置ごとの、他の通信装置へ送信しなかった閲覧要求数を計測する(図1中符号(2)参照)。例えば、通信装置cd1が他の通信装置へ送信しない閲覧要求は、通信装置cd1と接続されたカメラcr1により撮影された映像の閲覧要求と見なせる。したがって、例えば、通信装置cd1における他の通信装置へ送信しなかった閲覧要求数が多かった場合、これは通信装置cd1と接続されたカメラcr1により撮影された映像の閲覧要求数が多いことを意味する。すなわち、カメラcr1により撮影された映像が需要の高い映像となる。
このため、通信制御装置101は、通信装置cd1における閲覧要求数が所定の閾値よりも大きかった場合、カメラcr1から配信される映像を優先的に配信する。例えば、カメラcr1から配信される映像は需要が高い映像、すなわち、多くのユーザにとって重要な映像である可能性が高い映像であるので、通信制御装置101は、カメラcr1の映像品質を高める旨の指示を、通信装置cd1へ送信する(図1中符号(3)参照)。
通信装置cd1は、カメラcr1の映像品質を高める旨の指示を通信制御装置101から受信すると、映像品質を高める旨の指示をカメラcr1へ送信する。カメラcr1は、映像品質を高める旨の指示を受信すると、例えば、エンコード時における映像データのビットレートを高める。これにより、カメラcr1から配信される映像が高画質化する(図1中符号(4)参照)。なお、ビットレートを高める例としては、画像サイズを大きくしたり、フレームレートを大きくしたりすることが挙げられる。
また、この場合、通信制御装置101は、映像品質を下げる旨の指示を、通信装置cd1以外の通信装置cd2,cd3へ送信してもよい。通信装置cd2,cd3は、映像品質を下げる旨の指示を通信制御装置101から受信すると、映像品質を下げる旨の指示を自装置に接続されたカメラへ送信する。映像品質を下げる旨の指示を受信したカメラは、例えば、エンコード時における映像データのビットレートを下げる。これにより、映像品質を下げる旨の指示を受信したカメラから配信される映像のデータサイズを小さくすることができる。そして、映像品質を下げる旨の指示を受信したカメラからの映像を配信するために必要なネットワークnw上の帯域を少なくすることができる。
また、通信制御装置101は、カメラcr1から配信される映像を表示させる旨の指示を、端末装置T1〜T3へ送信してもよい(図1中符号(5)の点線矢印参照)。これにより、端末装置T1〜T3の表示装置にはカメラcr1から配信された映像Vcr1が表示される。そして、端末装置T1〜T3のユーザは、需要の高い映像Vcr1を試聴することができる。
また、通信制御装置101は、カメラcr1から配信される映像を拡大して表示させる旨の指示を、端末装置T1〜T3へ送信してもよい。例えば、図1に示す例では、端末装置T3が拡大表示の指示を受信しており、これによって、映像Vcr1が拡大して表示されている。
また、通信制御装置101は、カメラcr1から配信される映像の表示時間を長くする旨の指示を端末装置T1〜T3へ送信してもよい。例えば、端末装置T1〜T3は、カメラcr1〜cr3のそれぞれから配信された映像が、所定の表示時間(例えば5秒間)ごとに順次表示されるように、閲覧要求を自動的に送信することもできる。端末装置T1〜T3は、例えば、カメラcr1から配信される映像の表示時間を長くする旨の指示を受信すると、カメラcr1から配信される映像の表示時間については15秒間とする。
このように、本実施の形態の通信制御方法では、需要の高い映像が変化する場合であっても、この変化に追従して優先的に配信する映像を切り替えることができ、限られたネットワークの帯域を利用して効率的な映像の配信を行うことができる。
以下、通信制御装置101を含んで形成される通信制御システムの詳細について説明する。
(通信制御システム200の構成例)
図2は、通信制御システム200の構成例を示す説明図である。図2に示すように、通信制御システム200は、通信制御装置101と、エンコーダenc1〜enc3と、デコーダdec1〜dec3と、伝送装置td1〜td6とを含む。
エンコーダenc1〜enc3は、例えば、図1に示したカメラcr1〜cr3に相当する。デコーダdec1〜dec3は、例えば、図1に示した端末装置T1〜T3に相当する。伝送装置td1〜td6は、例えば、図1に示した通信装置cd1〜cd3に相当する。
通信制御装置101および伝送装置td1〜td6は、双方向に通信可能な状態で、WAN(Wide Area Network)210によって接続される。エンコーダenc1と伝送装置td1とは、ルータrt1を介して、双方向に通信可能な状態で、LAN(Local Area Network)221によって接続される。同様に、エンコーダenc2と伝送装置td2とは、ルータrt2を介して、LAN222によって接続される。エンコーダenc3と伝送装置td3とは、ルータrt3を介して、LAN223によって接続される。
また、デコーダdec1と伝送装置td4とは、ルータrt4を介して、双方向に通信可能な状態で、LAN224によって接続される。同様に、デコーダdec2と伝送装置td5とは、ルータrt5を介して、LAN225によって接続される。デコーダdec3と伝送装置td6とは、ルータrt6を介して、LAN226によって接続される。
なお、以下の説明において、伝送装置td1のLAN221側に接続されていることを「伝送装置td1の配下にある」といい、伝送装置td1のLAN221側に接続されていないことを「伝送装置td1の配下にない」という場合がある。同様に、伝送装置tdi(i=2,3,…6)のLAN22i側に接続されていることを「伝送装置tdiの配下にある」といい、伝送装置tdiのLAN22i側に接続されていないことを「伝送装置tdiの配下にない」という場合がある。
エンコーダenc1は、例えば、第1の場所に設置されたカメラである。エンコーダenc1は、例えば、撮影した映像を、映像符号化方式に従ってエンコードし、映像データを生成する。動画像符号化方式は、例えば、MPEG(Moving Picture Expert Group)−2や、H.264などがある。ここで、エンコーダenc1は、ハードウェアエンコーディングにより、映像データを生成する。ただし、エンコーダenc1は、ソフトウェアエンコーディングにより、映像データを生成してもよい。
そして、エンコーダenc1は、生成した映像データをパケット化した配信映像情報を、LAN221(ルータrt1)を介して、伝送装置td1へ送信する。伝送装置td1は、LAN221側から受信した配信映像情報の送信先を他の伝送装置(例えば伝送装置td4〜td6)へと変更し、WAN210を介して、他の伝送装置へ送信する。
エンコーダenc2は、例えば、第1の場所とは異なる第2の場所に設置されたカメラである。エンコーダenc2も、例えば、エンコーダenc1と同様に、撮影した映像を映像符号化方式に従ってエンコードし、映像データを生成する。そして、エンコーダenc2は、生成した映像データをパケット化した配信映像情報を、LAN222(ルータrt2)を介して、伝送装置td2へ送信する。伝送装置td2は、LAN222側から受信した配信映像情報の送信先を他の伝送装置(例えば伝送装置td4〜td6)へと変更し、WAN210を介して、他の伝送装置へ送信する。
エンコーダenc3は、例えば、第1の場所および第2の場所とは異なる第3の場所に設置されたカメラである。エンコーダenc3も、例えば、エンコーダenc1と同様に、撮影した映像を映像符号化方式に従ってエンコードし、映像データを生成する。そして、エンコーダenc3は、生成した映像データをパケット化した配信映像情報を、LAN223(ルータrt3)を介して、伝送装置td3へ送信する。伝送装置td3は、LAN223側から受信した配信映像情報の送信先を他の伝送装置(例えば伝送装置td4〜td6)へと変更し、WAN210を介して、他の伝送装置へ送信する。
伝送装置td4は、WAN210を介して、伝送装置td1〜td3から送信された配信映像情報を受信する。伝送装置td4は、WAN210側から受信した配信映像情報の送信先をデコーダdec1へと変更し、LAN224(ルータrt4)を介して、デコーダdec1へ送信する。
デコーダdec1は、例えば、表示装置を有するPCである。デコーダdec1は、例えば、LAN224側から受信した配信映像情報を映像データに変換し、映像データを映像符号化方式に従ってデコードし、デコードして得られた映像を自装置の表示装置に表示させる。ここで、デコーダdec1は、ハードウェアエンコーディングにより、映像データをデコードしてもよいし、ソフトウェアでコーディングにより、映像データをデコードしてもよい。これにより、デコーダdec1へ配信された映像が、デコーダdec1に表示される。
同様に、伝送装置td5は、WAN210を介して、伝送装置td1〜td3から送信された配信映像情報を受信する。伝送装置td5は、WAN210側から受信した配信映像情報の送信先をデコーダdec2へと変更し、LAN225(ルータrt5)を介して、デコーダdec2へ送信する。
そして、デコーダdec2も、例えば、表示装置を有するPCである。デコーダdec2も、例えば、デコーダdec1と同様に、LAN225側から受信した配信映像情報を映像データに変換し、映像データを映像符号化方式に従ってデコードし、デコードして得られた映像を自装置の表示装置に表示させる。これにより、デコーダdec2へ配信された映像が、デコーダdec2に表示される。
また、伝送装置td6は、WAN210を介して、伝送装置td1〜td3から送信された配信映像情報を受信する。伝送装置td6は、WAN210側から受信した配信映像情報の送信先をデコーダdec3へと変更し、LAN226(ルータrt6)を介して、デコーダdec3へ送信する。
そして、デコーダdec3も、例えば、表示装置を有するPCである。デコーダdec3も、例えば、デコーダdec1と同様に、LAN226側から受信した配信映像情報を映像データに変換し、映像データを映像符号化方式に従ってデコードし、デコードして得られた映像を自装置の表示装置に表示させる。これにより、デコーダdec3へ配信された映像が、デコーダdec3に表示される。
また、デコーダdec1は、例えば、入力デバイスを有し、入力デバイスを介して、ユーザからの操作を受付可能である。デコーダdec1は、例えばユーザの操作に応じて、エンコーダenc1〜enc3のうちのいずれかのエンコーダを対象とする映像の閲覧要求を、LAN224を介して、伝送装置td4へ送信する。伝送装置td4は、LAN224側から受信した閲覧要求の送信先を他の伝送装置(例えば伝送装置td1〜td3)へと変更し、WAN210を介して、他の伝送装置へ送信する。
詳細は図6などを用いて後述するが、伝送装置td1〜td6は、WAN210側から受信した閲覧要求において対象とされたエンコーダが自装置と接続されたエンコーダであれば、この閲覧要求を自装置と接続されたエンコーダへ送信する。一方、伝送装置td1〜td6は、WAN210側から受信した閲覧要求において対象とされたエンコーダが自装置と接続されたエンコーダでなければ、この閲覧要求を他の伝送装置へ送信する。
これにより、デコーダdec1から送信された閲覧要求は、最終的に、閲覧要求において対象とされたエンコーダと接続された伝送装置へ送信される。そして、閲覧要求において対象とされたエンコーダからの映像がデコーダdec1へ配信され、デコーダdec1のユーザはこの映像を視聴することができる。
同様に、デコーダdec2も、例えば、入力デバイスを有し、入力デバイスを介して、ユーザからの操作を受付可能である。デコーダdec2は、例えばユーザの操作に応じて、エンコーダenc1〜enc3のうちのいずれかのエンコーダを対象とする映像の閲覧要求を、LAN225を介して、伝送装置td5へ送信する。伝送装置td5は、LAN225側から受信した閲覧要求の送信先を他の伝送装置(例えば伝送装置td1〜td3)へと変更し、WAN210を介して、他の伝送装置へ送信する。
これにより、デコーダdec2から送信された閲覧要求は、最終的に、閲覧要求において対象とされたエンコーダと接続された伝送装置へ送信される。そして、閲覧要求において対象とされたエンコーダからの映像がデコーダdec2へ配信され、デコーダdec2のユーザはこの映像を視聴することができる。
また、デコーダdec3も、例えば、入力デバイスを有し、入力デバイスを介して、ユーザからの操作を受付可能である。デコーダdec3は、例えばユーザの操作に応じて、エンコーダenc1〜enc3のうちのいずれかのエンコーダを対象とする映像の閲覧要求を、LAN226を介して、伝送装置td6へ送信する。伝送装置td6は、LAN226側から受信した閲覧要求の送信先を他の伝送装置(例えば伝送装置td1〜td3)へと変更し、WAN210を介して、他の伝送装置へ送信する。
これにより、デコーダdec3から送信された閲覧要求は、最終的に、閲覧要求において対象とされたエンコーダと接続された伝送装置へ送信される。そして、閲覧要求において対象とされたエンコーダからの映像がデコーダdec3へ配信され、デコーダdec3のユーザはこの映像を視聴することができる。
また、デコーダdec1〜dec3は、自動的に閲覧要求を送信してもよい。例えば、デコーダdec1〜dec3は、エンコーダenc1〜enc3のそれぞれから配信された映像が所定の表示時間(例えば5秒間)ごとに順次表示されるように、閲覧要求を自動的に送信してもよい。また、デコーダdec1〜dec3は、複数のエンコーダに対して、閲覧要求を送信し、複数のエンコーダから配信された複数の映像を同時に表示させるようにしてもよい。
また、伝送装置td1〜td6は、例えば、自装置が送受信した情報(自装置が送受信したパケット)を監視し、監視結果を示すパケット情報を記憶する。これにより、伝送装置td1には、エンコーダenc1を対象とする閲覧要求をLAN221側(例えばLAN221によりエンコーダenc1)へ送信したことを示すパケット情報が記憶され得る。また、伝送装置td1には、エンコーダenc2,enc3を対象とする閲覧要求をWAN210側(例えばWAN210により他の伝送装置)へ送信したことを示すパケット情報が記憶され得る。
また、これにより、伝送装置td2には、エンコーダenc2を対象とする閲覧要求をLAN222側(例えばLAN222によりエンコーダenc2)へ送信したことを示すパケット情報が記憶され得る。また、伝送装置td2には、エンコーダenc1,enc3を対象とする閲覧要求をWAN210側(例えばWAN210により他の伝送装置)へ送信したことを示すパケット情報が記憶され得る。
また、これにより、伝送装置td3には、エンコーダenc3を対象とする閲覧要求をLAN223側(例えばLAN223によりエンコーダenc3)へ送信したことを示すパケット情報が記憶され得る。また、伝送装置td3には、エンコーダenc1,enc2を対象とする閲覧要求をWAN210側(例えばWAN210により他の伝送装置)へ送信したことを示すパケット情報が記憶され得る。
また、これにより、伝送装置td4には、任意のエンコーダを対象とする閲覧要求をLAN224側(例えばLAN224によりデコーダdec1)から受信したことを示すパケット情報が記憶され得る。また、伝送装置td4には、任意のエンコーダを対象とする閲覧要求をWAN210側(例えばWAN210により他の伝送装置)へ送信したことを示すパケット情報が記憶され得る。
また、これにより、伝送装置td5には、任意のエンコーダを対象とする閲覧要求をLAN225側(例えばLAN225によりデコーダdec2)から受信したことを示すパケット情報が記憶され得る。また、伝送装置td5には、任意のエンコーダを対象とする閲覧要求をWAN210側(例えばWAN210により他の伝送装置)へ送信したことを示すパケット情報が記憶され得る。
また、これにより、伝送装置td6には、任意のエンコーダを対象とする閲覧要求をLAN226側(例えばLAN226によりデコーダdec3)から受信したことを示すパケット情報が記憶され得る。また、伝送装置td6には、任意のエンコーダを対象とする閲覧要求をWAN210側(例えばWAN210により他の伝送装置)へ送信したことを示すパケット情報が記憶され得る。
伝送装置td1〜td6は、自装置のパケット情報を、WAN210を介して、通信制御装置101へ送信する。これにより、通信制御装置101は、伝送装置td1〜td6のパケット情報を取得することができる。
また、図2に示すように、通信制御システム200において、通信制御装置101は、ネットワーク240を介して、災害情報サーバ230と接続されてもよい。災害情報サーバ230は、例えば、災害が発生した場合に、災害地域(被災地域)を示す情報を含む災害情報を、ネットワーク240を介して、通信制御装置101へ送信する。これにより、通信制御装置101は、災害地域を示す情報を取得することができる。なお、災害情報サーバ230は、例えば、サーバとすることができる。また、図2では、ネットワーク240をWAN210とは別のネットワークとして図示したが、ネットワーク240はWAN210であってもよい。
また、伝送装置td1〜td6には、各々の設置地域に応じたグローバルIP(Internet Protocol)アドレスが付与されるようにしてもよい。グローバルIPアドレスから、国、地域単位の位置情報を得ることができる場合がある。このようにすることにより、通信制御装置101は、伝送装置td1〜td6に付与されたグローバルIPアドレスから、伝送装置td1〜td6の大まかな設置地域を特定可能となる。
なお、ここで説明した例では、伝送装置td1〜td6の6つの伝送装置を設けたが、伝送装置の数は任意の数としてもよい。同様に、エンコーダの数、およびデコーダの数も任意の数としてもよい。
また、ここで説明した例では、エンコーダenc1〜enc3がカメラと一体的に設けられるようにしたが、これに限らない。エンコーダenc1〜enc3は、カメラと別体として設けられ、カメラに接続されるようにしてもよい。また、エンコーダenc1〜enc3は、映像データを出力可能なコンピュータ(例えばPC)と接続され、コンピュータから入力された映像データをパケット化した配信映像情報を出力するようにしてもよい。
また、ここで説明した例では、ルータrt1〜rt6のそれぞれに、エンコーダあるいはデコーダが1つずつ接続されるようにしたが、これに限らない。ルータrt1〜rt6のそれぞれには、エンコーダあるいはデコーダが複数接続されてもよい。また、ルータrt1〜rt6は、伝送装置td1〜td6内に組み込まれてもよい。
(通信制御装置101のハードウェア構成例)
図3は、通信制御装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、通信制御装置101は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、通信制御装置101の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク310に接続され、ネットワーク310を介して他のコンピュータに接続される。I/F303は、ネットワーク310と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。ネットワーク310は、例えば、図2に示したWAN210やネットワーク240を含む。すなわち、I/F303は、例えば、ネットワーク310を介して、伝送装置td1〜td6、災害情報サーバ230に接続される。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、通信制御装置101は、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。また、災害情報サーバ230は、例えば、通信制御装置101と同様のハードウェア構成により実現することができる。
(伝送装置td1のハードウェア構成例)
図4は、伝送装置td1のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、伝送装置td1は、CPU401と、メモリ402と、WAN側ポート403と、LAN側ポート404と、SSD405とを有する。また、各構成部はバス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、伝送装置td1の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
WAN側ポート403は、通信回線を通じてWAN210に接続され、WAN210を介して他の装置(例えば、通信制御装置101や他の伝送装置)に接続される。そして、WAN側ポート403は、WAN210と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。
LAN側ポート404は、通信回線を通じてLAN221に接続され、LAN221を介して他の装置(例えば、ルータrt1やエンコーダenc1)に接続される。そして、LAN側ポート404は、LAN221と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。
SSD405は、CPU401の制御に従ってセルに対するデータのリード/ライトを制御し、書き込んだデータを記憶する。なお、伝送装置td1は、上述した構成部のほか、例えば、ディスクドライブ、ディスク、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。
伝送装置td2〜td6は、伝送装置td1と同様の構成により実現することができる。ただし、伝送装置td2のLAN側ポートはLAN222に接続され、伝送装置td3のLAN側ポートはLAN223に接続される。また、伝送装置td4のLAN側ポートはLAN224に接続され、伝送装置td5のLAN側ポートはLAN225に接続され、伝送装置td6のLAN側ポートはLAN226に接続される。
(通信制御装置101の機能的構成例)
つぎに、通信制御装置101の機能的構成例について説明する。図5は、通信制御装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図5に示すように、通信制御装置101は、例えば、パケット情報取得部501と、第1判定部502と、計測部503と、判断部504と、制御部505と、災害情報取得部506と、第2判定部507とを含む。
なお、パケット情報取得部501〜第2判定部507の各機能部は、例えば、図3に示したメモリ302やディスク305などに記憶されたプログラムをCPU301が実行することにより、またはI/F303により、その機能を実現することができる。また、パケット情報取得部501〜第2判定部507の処理結果は、例えば、メモリ302やディスク305などに記憶される。
パケット情報取得部501は、伝送装置td1〜td6のパケット情報を取得する。パケット情報取得部501は、例えば、WAN210を介して、パケット情報の送信要求を伝送装置td1〜td6へ送信する。伝送装置td1〜td6は、パケット情報の送信要求を受信すると、WAN210を介して、自装置のパケット情報を通信制御装置101へ送信する。
伝送装置td1〜td6は、パケット情報を記憶するごとに、新たに記憶したパケット情報を通信制御装置101へ送信してもよい。また、伝送装置td1〜td6は、所定の周期で(例えば1分間ごとに)パケット情報を通信制御装置101へ送信してもよい。パケット情報取得部501は、伝送装置td1〜td6から送信されたパケット情報を受信することにより、伝送装置td1〜td6のパケット情報を取得することができる。
第1判定部502は、パケット情報取得部501によって取得されたパケット情報ごとに、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報であるか否かを判定する。第1判定部502は、例えば、伝送装置td1から取得されたパケット情報の場合、閲覧要求をLAN221側へ送信したことを示すパケット情報であるか否かを判定する。なお、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報は、閲覧要求を自装置配下のエンコーダへ送信したことを示すパケット情報であり、換言すれば、閲覧要求を他の伝送装置へ送信していないことを示すパケット情報である。
計測部503は、伝送装置td1〜td6に接続されたエンコーダごとに、閲覧要求の対象となった回数(以下「閲覧数」という)を計測する。計測部503は、パケット情報取得部501によって取得されたパケット情報と、第1判定部502の判定結果とに基づいて、閲覧数の計測を行う。計測部503は、例えば、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報が1つあるごとに、この閲覧要求の対象となったエンコーダの閲覧数を「1」カウントアップする。
具体的には、例えば、初期状態(全エンコーダの閲覧数「0」)において、伝送装置td1から取得されたパケット情報に、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報が1つあり、この閲覧要求の対象がエンコーダenc1であったとする。この場合、計測部503は、エンコーダenc1の閲覧数を「1」とする。
その後、伝送装置td1から取得されたパケット情報に、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報がまた1つあり、この閲覧要求の対象もエンコーダenc1であったとする。この場合、計測部503は、エンコーダenc1の閲覧数を「2」とする。同様にして、計測部503は、エンコーダenc2,enc3の閲覧数もカウントとする。
なお、計測部503は、例えば、パケット情報取得部501によって取得されたパケット情報に基づいて、閲覧数のカウントダウンを行ってもよい。具体的に、例えば、伝送装置td1から取得されたパケット情報に、配信の停止要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報が1つあり、この停止要求の対象がエンコーダenc1であったとする。この場合、計測部503は、エンコーダenc1の閲覧数を「1」カウントダウンするようにしてもよい。
判断部504は、パケット情報取得部501によって取得されたパケット情報と、第1判定部502の判定結果とに基づいて、閲覧要求の対象となったエンコーダがいずれの伝送装置の配下にあるかを判断する。例えば、伝送装置td1から取得されたパケット情報に、エンコーダenc1を対象とする閲覧要求をLAN221側へ送信したことを示すパケット情報があったとする。この場合、判断部504は、エンコーダenc1が伝送装置td1の配下にあると判断し、この判断結果(エンコーダenc1が伝送装置td1の配下にあること)を示す情報を記憶する。
また、判断部504は、パケット情報取得部501によって取得されたパケット情報のうち閲覧要求をLAN側から受信したことを示すパケット情報に基づいて、閲覧要求を送信したデコーダがいずれの伝送装置の配下にあるかを判断してもよい。例えば、伝送装置td4から取得されたパケット情報に、デコーダdec1から送信された閲覧要求をLAN224側から受信したことを示すパケット情報があったとする。この場合、判断部504は、デコーダdec1が伝送装置td4の配下にあると判断し、この判断結果(デコーダdec1が伝送装置td4の配下にあること)を示す情報を記憶してもよい。
制御部505は、計測部503の計測結果と、判断部504の判断結果とに基づいて、伝送装置td1〜td6に接続されたエンコーダからの映像の配信を制御する。例えば、閲覧数が多いエンコーダは、需要の高い映像を配信しているエンコーダである。すなわち、閲覧数が多いエンコーダは、多くのユーザにとって重要な映像を配信している可能性が高いエンコーダであり、優先すべき度合い(以下「優先度」という)が高いエンコーダとなる。したがって、制御部505は、閲覧数が多いエンコーダからの映像を優先的に配信するように制御する。
具体的に、例えば、制御部505は、閲覧数が所定の閾値以上のエンコーダがある場合、判断部504の判断結果からこのエンコーダを配下に持つ伝送装置を特定する。そして、制御部505は、特定した伝送装置に対して、閲覧数が多いエンコーダの映像品質を高める旨の指示を送信する。映像品質を高める旨の指示を受信した伝送装置は、自装置配下のエンコーダ(閲覧数が多いエンコーダ)へ、映像品質を高める旨の指示を送信する。
映像品質を高める旨の指示を受信したエンコーダは、例えば、映像品質を高める旨の指示の受信前より、ビットレートを高めてエンコードする。これにより、映像品質を高める旨の指示を受信したエンコーダから配信される映像の映像品質を向上させることができる。そして、映像品質を高める旨の指示を受信したエンコーダから配信される映像の視認性を高めることができる。なお、制御部505が、閲覧数が多いと判断するための閾値は、例えば、通信制御装置101の製造者が任意に定めてよい。
また、制御部505は、例えば、閲覧数が多いエンコーダの映像品質を高めた場合、他のエンコーダ(閲覧数が少ないエンコーダ)の映像品質を下げるように制御してもよい。この場合、制御部505は、判断部504の判断結果から他のエンコーダを配下に持つ伝送装置を特定し、特定した伝送装置に対して、他のエンコーダの映像品質を下げる旨の指示を送信する。映像品質を下げる旨の指示を受信した伝送装置は、自装置配下のエンコーダへ、映像品質を下げる旨の指示を送信する。
映像品質を下げる旨の指示を受信したエンコーダは、例えば、映像品質を下げる旨の指示の受信前より、ビットレートを下げてエンコードする。これにより、映像品質を下げる旨の指示を受信したエンコーダから配信される映像の映像データのデータサイズを小さくすることができる。そして、映像品質を下げる旨の指示を受信したエンコーダからの映像を配信するために必要な帯域を減らすことができる。
また、制御部505は、計測部503の計測結果と、判断部504の判断結果とに基づいて、デコーダdec1〜dnc3を制御するようにしてもよい。例えば、制御部505は、閲覧数が多いエンコーダがある場合、判断部504の判断結果から各々のデコーダを配下に持つ伝送装置を特定し、特定した伝送装置に対して、閲覧数が多いエンコーダを対象とする閲覧要求を送信するよう指示する。
閲覧要求の送信指示を受信した伝送装置は、自装置配下のデコーダへ閲覧要求の送信指示を送信する。閲覧要求の送信指示を受信したデコーダは、閲覧要求の送信指示にしたがって、閲覧要求を送信する。これにより、閲覧数が多いエンコーダからの映像が各々のデコーダに配信されるようになり、各々のデコーダのユーザは閲覧数が多いエンコーダからの映像を試聴することができる。
また、制御部505は、閲覧数が多いエンコーダから配信された映像を拡大して表示させるように、伝送装置を介して、デコーダに指示してもよい。また、制御部505は、閲覧数が多いエンコーダから配信された映像については長時間表示させるように(表示時間を長くするように)、伝送装置を介して、デコーダに指示してもよい。これにより、閲覧数が多いエンコーダからの映像の視認性を高めることができる。また、閲覧数が多いエンコーダからの映像があることを、各々のデコーダのユーザに気づかせることができる。
なお、ここでは、閲覧数が閾値よりも大きいか否かにより、制御部505が所定の制御を行うようにしたが、これに限らない。制御部505は、例えば、全エンコーダの閲覧数の和に占める特定のエンコーダの閲覧数の割合が所定値以上(例えば1/2以上)である場合に、このエンコーダからの映像を優先的に配信するように制御してもよい。
災害情報取得部506は、災害地域(被災地域)を示す情報を含む災害情報を取得する。災害情報取得部506は、例えば、ネットワーク240を介して、災害情報サーバ230から災害情報を受信することにより、災害情報を取得する。
第2判定部507は、災害情報取得部506によって取得された災害情報に基づいて、伝送装置td1〜td6の各々の設置地域について、災害が発生しているか否かを判定する。例えば、第2判定部507は、伝送装置td1〜td6のグローバルIPアドレスから、伝送装置td1〜td6の各々の設置地域を特定する。そして、第2判定部507は、災害情報取得部506によって取得された災害情報から、伝送装置td1〜td6の設置地域の各々が、災害地域と合致するか否かを判定する。
例えば、災害地域に設置された伝送装置に接続されたエンコーダは、災害地域に設置されたエンコーダである可能性が高い。すなわち、災害地域に設置された伝送装置に接続されたエンコーダは、ユーザにとって重要な映像を配信している(潜在的な需要が高い)可能性が高いエンコーダであり、優先度が高いエンコーダとなる。したがって、制御部505は、災害地域に設置された伝送装置に接続されたエンコーダからの映像を優先的に配信するように制御する。
具体的に、例えば、制御部505は、災害地域に設置された伝送装置がある場合、判断部504の判断結果からこの伝送装置が配下に持つエンコーダを特定し、災害地域に設置された伝送装置に対して、その配下のエンコーダの映像品質を高める旨の指示を送信する。これにより、災害地域に設置された伝送装置に接続されたエンコーダから配信される映像の映像品質を向上させ、その視認性を高めることができる。
また、制御部505は、例えば、災害地域に設置された伝送装置に接続されたエンコーダの映像品質を高めた場合、他のエンコーダ(災害地域以外に設置された伝送装置に接続されたエンコーダ)の映像品質を下げるように制御してもよい。これにより、災害地域以外に設置された伝送装置に接続されたエンコーダから配信される映像のデータサイズを小さくすることができ、この配信に必要な帯域を減らすことができる。
また、制御部505は、災害地域に設置された伝送装置に接続されたエンコーダがある場合、判断部504の判断結果から各々のデコーダを配下に持つ伝送装置を特定してもよい。そして、制御部505は、特定した伝送装置に対して、災害地域に設置された伝送装置に接続されたエンコーダを対象とする閲覧要求を送信するよう指示してもよい。
また、制御部505は、災害地域に設置された伝送装置に接続されたエンコーダから配信された映像を拡大して表示させるように、伝送装置を介して、デコーダに指示してもよい。そして、制御部505は、災害地域に設置された伝送装置に接続されたエンコーダから配信された映像については長時間表示させるように(表示時間を延長するように)、伝送装置を介して、デコーダに指示してもよい。これにより、災害地域に設置された伝送装置に接続されたエンコーダからの映像の視認性を高めることができる。また、災害地域に設置された伝送装置に接続されたエンコーダからの映像があることを、各々のデコーダのユーザに気づかせることができる。
(通信制御システム200の動作例)
つぎに、通信制御システム200の動作例について説明する。まずは、閲覧要求に応じて優先度を動的に決定する場合の一例について説明する。
(閲覧要求に応じて優先度を動的に決定する場合の一例)
図6は、閲覧要求に応じて優先度を動的に決定する場合の一例を示す説明図である。初期状態(全エンコーダの閲覧数「0」)であるときに、図6に示すように、デコーダdec1が、例えばデコーダdec1のユーザの操作に応じて、LAN224を介して、閲覧要求br1を伝送装置td4へ送信したとする。ここで、閲覧要求br1は、図6に示すように、エンコーダenc2を対象とする閲覧要求である。
伝送装置td4は、閲覧要求br1を受信すると、閲覧要求br1の対象となるエンコーダenc2が自装置の配下にないため、WAN210を介して、閲覧要求br1を他の伝送装置へ送信する。図6に示す例では、伝送装置td4は、閲覧要求br1を伝送装置td1へ送信している。これにより、伝送装置td4には、閲覧要求をWAN側へ送信したことを示すパケット情報#1が記憶される。具体的に、例えば、パケット情報#1は、閲覧要求br1をWAN210により伝送装置td1へ送信したことを示すパケット情報とすることができる。
伝送装置td4は、所定のタイミングで、パケット情報#1を通信制御装置101へ送信する。パケット情報#1は閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報でないので、通信制御装置101はパケット情報#1による閲覧数のカウントアップを行わない。したがって、この段階では、初期状態(全エンコーダの閲覧数「0」)が継続される。
伝送装置td1は、閲覧要求br1を受信すると、閲覧要求br1の対象となるエンコーダenc2が自装置の配下にないため、WAN210を介して、閲覧要求br1を他の伝送装置へ送信する。図6に示す例では、伝送装置td1は、閲覧要求br1を伝送装置td2へ送信している。これにより、伝送装置td1には、閲覧要求をWAN側へ送信したことを示すパケット情報#2が記憶される。具体的に、例えば、パケット情報#2は、閲覧要求br1をWAN210により伝送装置td2へ送信したことを示すパケット情報とすることができる。
伝送装置td1は、所定のタイミングで、パケット情報#2を通信制御装置101へ送信する。パケット情報#2は閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報でないので、通信制御装置101はパケット情報#2による閲覧数のカウントアップを行わない。したがって、この段階でも、初期状態(全エンコーダの閲覧数「0」)が継続される。
伝送装置td2は、閲覧要求br1を受信すると、閲覧要求br1の対象となるエンコーダenc2が自装置の配下にあるため、LAN222を介して、閲覧要求br1をエンコーダenc2へ送信する。これにより、伝送装置td2には、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報#3が記憶される。具体的に、例えば、パケット情報#3は、閲覧要求br1をLAN222によりエンコーダenc2へ送信したことを示すパケット情報とすることができる。
伝送装置td2は、所定のタイミングで、パケット情報#3を通信制御装置101へ送信する。パケット情報#3は閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報であるので、通信制御装置101はパケット情報#3による閲覧数のカウントアップを行う。具体的には、通信制御装置101は、エンコーダenc2の閲覧数を「1」とする。
つづいて、デコーダdec2が、例えばデコーダdec2のユーザの操作に応じて、LAN225を介して、閲覧要求br2を伝送装置td5へ送信したとする。ここで、閲覧要求br2は、図6に示すように、エンコーダenc2を対象とする閲覧要求である。
伝送装置td5は、閲覧要求br2を受信すると、閲覧要求br2の対象となるエンコーダenc2が自装置の配下にないため、WAN210を介して、閲覧要求br2を他の伝送装置へ送信する。図6に示す例では、伝送装置td5は、閲覧要求br2を伝送装置td2へ送信している。これにより、伝送装置td5には、閲覧要求をWAN側へ送信したことを示すパケット情報#4が記憶される。具体的に、例えば、パケット情報#4は、閲覧要求br2をWAN210により伝送装置td2へ送信したことを示すパケット情報とすることができる。
伝送装置td5は、所定のタイミングで、パケット情報#4を通信制御装置101へ送信する。パケット情報#4は閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報でないので、通信制御装置101はパケット情報#4による閲覧数のカウントアップを行わない。したがって、この段階では、エンコーダenc2の閲覧数「1」の状態が継続される。
伝送装置td2は、閲覧要求br2を受信すると、閲覧要求br2の対象となるエンコーダenc2が自装置の配下にあるため、LAN222を介して、閲覧要求br2をエンコーダenc2へ送信する。これにより、伝送装置td2には、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報#5が記憶される。具体的に、例えば、パケット情報#5は、閲覧要求br2をLAN222によりエンコーダenc2へ送信したことを示すパケット情報とすることができる。
伝送装置td2は、所定のタイミングで、パケット情報#5を通信制御装置101へ送信する。パケット情報#5は閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報であるので、通信制御装置101はパケット情報#5による閲覧数のカウントアップを行う。具体的には、通信制御装置101は、エンコーダenc2の閲覧数を「2」とする。
つづいて、デコーダdec3が、例えばデコーダdec3のユーザの操作に応じて、LAN226を介して、閲覧要求br3を伝送装置td6へ送信したとする。ここで、閲覧要求br3は、図6に示すように、エンコーダenc2を対象とする閲覧要求である。
伝送装置td6は、閲覧要求br3を受信すると、閲覧要求br3の対象となるエンコーダenc2が自装置の配下にないため、WAN210を介して、閲覧要求br3を他の伝送装置へ送信する。図6に示す例では、伝送装置td6は、閲覧要求br3を伝送装置td3へ送信している。これにより、伝送装置td6には、閲覧要求をWAN側へ送信したことを示すパケット情報#6が記憶される。具体的に、例えば、パケット情報#6は、閲覧要求br3をWAN210により伝送装置td3へ送信したことを示すパケット情報とすることができる。
伝送装置td6は、所定のタイミングで、パケット情報#6を通信制御装置101へ送信する。パケット情報#6は閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報でないので、通信制御装置101はパケット情報#6による閲覧数のカウントアップを行わない。したがって、この段階では、エンコーダenc2の閲覧数「2」の状態が継続される。
伝送装置td3は、閲覧要求br3を受信すると、閲覧要求br3の対象となるエンコーダenc2が自装置の配下にないため、WAN210を介して、閲覧要求br3を他の伝送装置へ送信する。図6に示す例では、伝送装置td3は、閲覧要求br3を伝送装置td2へ送信している。これにより、伝送装置td3には、閲覧要求をWAN側へ送信したことを示すパケット情報#7が記憶される。具体的に、例えば、パケット情報#7は、閲覧要求br3をWAN210により伝送装置td2へ送信したことを示すパケット情報とすることができる。
伝送装置td3は、所定のタイミングで、パケット情報#7を通信制御装置101へ送信する。パケット情報#7は閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報でないので、通信制御装置101はパケット情報#7による閲覧数のカウントアップを行わない。したがって、この段階では、エンコーダenc2の閲覧数「2」の状態が継続される。
伝送装置td2は、閲覧要求br3を受信すると、閲覧要求br3の対象となるエンコーダenc2が自装置の配下にあるため、LAN222を介して、閲覧要求br3をエンコーダenc2へ送信する。これにより、伝送装置td2には、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報#8が記憶される。具体的に、例えば、パケット情報#8は、閲覧要求br3をLAN222によりエンコーダenc2へ送信したことを示すパケット情報とすることができる。
伝送装置td2は、所定のタイミングで、パケット情報#8を通信制御装置101へ送信する。パケット情報#8は閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報であるので、通信制御装置101はパケット情報#8による閲覧数のカウントアップを行う。具体的には、通信制御装置101は、エンコーダenc2の閲覧数を「3」とする。
これによって、伝送装置td2の配下にあるエンコーダenc2の閲覧数が所定の閾値(ここでは「2」とする)よりも大きくなった。このため、通信制御装置101は、エンコーダenc2からの映像を優先的に配信する。これにより、通信制御装置101は、前述したように、例えば、エンコーダenc2から配信される映像の映像品質を高めるように制御したりする。
(災害情報に応じて優先度を動的に決定する場合の一例)
つぎに、災害情報に応じて優先度を動的に決定する場合の一例について説明する。図7は、災害情報に応じて優先度を動的に決定する場合の一例を示す説明図である。図7に示すように、デコーダdec1が、例えばデコーダdec1のユーザの操作に応じて、LAN224を介して、閲覧要求br11を伝送装置td4へ送信したとする。ここで、閲覧要求br11は、図7に示すように、エンコーダenc2を対象とする閲覧要求である。
伝送装置td4は、閲覧要求br11を受信すると、閲覧要求br11の対象となるエンコーダenc2が自装置の配下にないため、WAN210を介して、閲覧要求br11を他の伝送装置へ送信する。図7に示す例では、伝送装置td4は、閲覧要求br11を伝送装置td1へ送信している。これにより、伝送装置td4には、閲覧要求をWAN側へ送信したことを示すパケット情報#11が記憶される。具体的に、例えば、パケット情報#11は、閲覧要求br11をWAN210により伝送装置td1へ送信したことを示すパケット情報とすることができる。
伝送装置td4は、所定のタイミングで、パケット情報#11を通信制御装置101へ送信する。パケット情報#11は、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報ではない。このため、通信制御装置101は、閲覧要求br11の対象となるエンコーダenc2が伝送装置td4の配下にないと判断する。
伝送装置td1は、閲覧要求br11を受信すると、閲覧要求br11の対象となるエンコーダenc2が自装置の配下にないため、WAN210を介して、閲覧要求br11を他の伝送装置へ送信する。図7に示す例では、伝送装置td1は、閲覧要求br11を伝送装置td2へ送信している。これにより、伝送装置td1には、閲覧要求をWAN側へ送信したことを示すパケット情報#12が記憶される。具体的に、例えば、パケット情報#12は、閲覧要求br11をWAN210により伝送装置td2へ送信したことを示すパケット情報とすることができる。
伝送装置td1は、所定のタイミングで、パケット情報#12を通信制御装置101へ送信する。パケット情報#12は、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報ではない。このため、通信制御装置101は、閲覧要求br11の対象となるエンコーダenc2が伝送装置td1の配下にないと判断する。
伝送装置td2は、閲覧要求br11を受信すると、閲覧要求br11の対象となるエンコーダenc2が自装置の配下にあるため、LAN222を介して、閲覧要求br11をエンコーダenc2へ送信する。これにより、伝送装置td2には、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報#13が記憶される。具体的に、例えば、パケット情報#13は、閲覧要求br11をLAN222によりエンコーダenc2へ送信したことを示すパケット情報とすることができる。
伝送装置td2は、所定のタイミングで、パケット情報#13を通信制御装置101へ送信する。パケット情報#13は、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報である。このため、通信制御装置101は、閲覧要求br11の対象となるエンコーダenc2が伝送装置td2の配下にあると判断する。この場合、通信制御装置101は、エンコーダenc2が伝送装置td2の配下にあることを示す情報を記憶する。
つづいて、デコーダdec3が、例えばデコーダdec3のユーザの操作に応じて、LAN226を介して、閲覧要求br12を伝送装置td6へ送信したとする。ここで、閲覧要求br12は、図7に示すように、エンコーダenc3を対象とする閲覧要求である。
伝送装置td6は、閲覧要求br12を受信すると、閲覧要求br12の対象となるエンコーダenc3が自装置の配下にないため、WAN210を介して、閲覧要求br12を他の伝送装置へ送信する。図7に示す例では、伝送装置td6は、閲覧要求br12を伝送装置td3へ送信している。これにより、伝送装置td6には、閲覧要求をWAN側へ送信したことを示すパケット情報#14が記憶される。具体的に、例えば、パケット情報#14は、閲覧要求br12をWAN210により伝送装置td3へ送信したことを示すパケット情報とすることができる。
伝送装置td6は、所定のタイミングで、パケット情報#14を通信制御装置101へ送信する。パケット情報#14は、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報ではない。このため、通信制御装置101は、閲覧要求br12の対象となるエンコーダenc3が伝送装置td6の配下にないと判断する。
伝送装置td3は、閲覧要求br12を受信すると、閲覧要求br12の対象となるエンコーダenc3が自装置の配下にあるため、LAN223を介して、閲覧要求br12をエンコーダenc3へ送信する。これにより、伝送装置td3には、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報#15が記憶される。具体的に、例えば、パケット情報#15は、閲覧要求br12をLAN223によりエンコーダenc3へ送信したことを示すパケット情報とすることができる。
伝送装置td3は、所定のタイミングで、パケット情報#15を通信制御装置101へ送信する。パケット情報#15は、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報である。このため、通信制御装置101は、閲覧要求br12の対象となるエンコーダenc3が伝送装置td3の配下にあると判断する。この場合、通信制御装置101は、エンコーダenc3が伝送装置td3の配下にあることを示す情報を記憶する。
その後、通信制御装置101は、災害情報サーバ230から受信した災害情報に基づいて、伝送装置td3の設置地域で災害が発生していると判断したとする。この場合、通信制御装置101は、上記により記憶したエンコーダenc3が伝送装置td3の配下にあることを示す情報から、伝送装置td3の配下にエンコーダenc3があることを特定する。そして、通信制御装置101は、エンコーダenc3からの映像を優先的に配信する。これにより、通信制御装置101は、前述したように、例えば、エンコーダenc3から配信される映像の映像品質を高めるように制御したりする。
(通信制御装置101が行う処理手順の一例)
つぎに、通信制御装置101が行う処理手順の一例について説明する。図8は、通信制御装置101が行う処理手順の一例を示すフローチャートである。図8に示すように、通信制御装置101は、伝送装置td1〜td6の各々の伝送装置ごとに、下記の処理を行う。
まず、通信制御装置101は、今回の処理対象の伝送装置tdj(j=1,2,…,6)からパケット情報を受信することにより、伝送装置tdjのパケット情報を収集する(ステップS801)。そして、通信制御装置101は、図8に示すように、ステップS801の処理によって収集されたパケット情報の各々のパケット情報ごとに、下記のステップS802〜ステップS804の処理を行う。
通信制御装置101は、今回の処理対象のパケット情報が閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報であるか否かを判断する(ステップS802)。閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報であると判断した場合(ステップS802:Yes)、通信制御装置101は、このパケット情報の閲覧要求において対象となったエンコーダが該当伝送装置(伝送装置tdj)の配下にあると判断する(ステップS803)。
この場合、通信制御装置101は、前述したように、閲覧要求において対象となったエンコーダが伝送装置tdjの配下にあることを示す情報を記憶する。また、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報であると判断した場合、通信制御装置101は、このパケット情報の閲覧要求において対象となったエンコーダ(該当エンコーダ)の閲覧数を「1」カウントアップする(ステップS804)。なお、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報でないと判断した場合(ステップS802:No)、通信制御装置101は、ステップS803およびステップS804の処理を行わない。
また、通信制御装置101は、ステップS801の処理によって収集されたパケット情報の各々のパケット情報ごとに、今回の処理対象のパケット情報が閲覧要求をLAN側から受信したことを示すパケット情報であるか否かを判断する処理を行ってもよい。このようにした場合、通信制御装置101は、閲覧要求をLAN側から受信したことを示すパケット情報であると判断すると、このパケット情報の閲覧要求を送信したデコーダが該当伝送装置(伝送装置tdj)の配下にあると判断する。そして、通信制御装置101は、閲覧要求を送信したデコーダが該当伝送装置(伝送装置tdj)の配下にあることを示す情報を記憶する。
通信制御装置101は、ステップS801の処理によって収集されたパケット情報の各々のパケット情報ごとにステップS802〜ステップS804の処理を行った結果、閲覧数が所定の閾値よりも大きくなったか否かを判断する(ステップS805)。閾値よりも大きくなったと判断した場合(ステップS805:Yes)、通信制御装置101は、伝送装置tdjに対して、該当エンコーダの優先制御を実施させる(ステップS806)。ここで、該当エンコーダは、例えば、伝送装置tdjの配下のエンコーダであって、閾値よりも大きくなった閲覧数に対応するエンコーダである。
ステップS806において、通信制御装置101は、例えば、伝送装置tdjへ、該当エンコーダから配信される映像の映像品質を高める旨の指示を送信する。さらに、ステップS806において、通信制御装置101は、伝送装置tdj以外の伝送装置へ、配下のエンコーダから配信される映像の映像品質を下げる旨の指示を送信してもよい。
また、ステップS806において、通信制御装置101は、例えば、任意のデコーダを配下に持つ伝送装置へ、該当エンコーダを対象とする閲覧要求の送信指示を送信してもよい。さらに、通信制御装置101は、任意のデコーダを配下に持つ伝送装置へ、該当エンコーダから配信された映像を拡大して表示させる旨の指示を送信してもよい。また、通信制御装置101は、任意のデコーダを配下に持つ伝送装置へ、該当エンコーダから配信された映像の表示時間を長くする旨の指示を送信してもよい。なお、閲覧数が閾値よりも大きくなっていないと判断した場合(ステップS805:No)、通信制御装置101は、ステップS806の処理を行わない。
つづいて、通信制御装置101は、伝送装置tdjの設置地域に災害が発生しているか否かを判断する(ステップS807)。通信制御装置101は、災害情報サーバ230から受信した災害情報の災害地域を示す情報から、伝送装置tdjの設置地域に災害が発生しているか否かを判断する。
伝送装置tdjの設置地域に災害が発生していると判断した場合(ステップS807:Yes)、通信制御装置101は、伝送装置tdjに対して、該当エンコーダの優先制御を実施させる(ステップS808)。ここで、該当エンコーダは、例えば、伝送装置tdjの配下のエンコーダ(例えば伝送装置tdjの配下の全エンコーダ)である。
ステップS808において、通信制御装置101は、例えば、伝送装置tdjへ、該当エンコーダから配信される映像の映像品質を高める旨の指示を送信する。さらに、ステップS808において、通信制御装置101は、伝送装置tdj以外の伝送装置へ、配下のエンコーダから配信される映像の映像品質を下げる旨の指示を送信してもよい。
また、ステップS808において、通信制御装置101は、例えば、任意のデコーダを配下に持つ伝送装置へ、該当エンコーダを対象とする閲覧要求の送信指示を送信してもよい。さらに、ステップS808において、通信制御装置101は、任意のデコーダを配下に持つ伝送装置へ、該当エンコーダから配信された映像を拡大して表示させる旨の指示を送信してもよい。また、ステップS808において、通信制御装置101は、任意のデコーダを配下に持つ伝送装置へ、該当エンコーダから配信された映像の表示時間を長くする旨の指示を送信してもよい。
なお、伝送装置tdjの設置地域に災害が発生していないと判断した場合(ステップS807:No)、通信制御装置101は、ステップS808の処理を行わない。
このように、例えば、通信制御装置101は、各々の伝送装置により他の伝送装置へ送信されなかった閲覧要求数の計測結果から、需要の高い映像を配信しているエンコーダを推定し、このエンコーダからの映像を優先的に配信することができる。これにより、通信制御装置101は、優先して配信する映像を各々の映像の需要に応じて動的に変化させることができ、使用可能な帯域が限られたネットワーク(例えばWAN210)で効率的な映像配信を行うことができる。
また、例えば、通信制御装置101は、閲覧要求をLAN側へ送信したことを示すパケット情報から、各々のエンコーダがいずれの伝送装置の配下にあるかを判断することができる。このため、通信制御装置101は、エンコーダの増設や設置場所の移動などによっていずれかの伝送装置配下のエンコーダが変更(すなわち通信制御システム200のシステム構成が変更)された場合であっても、効率的な映像配信を行うことができる。
また、例えば、通信制御システム200では、通信制御装置101が各々のエンコーダがいずれの伝送装置の配下にあるかを自動的に判断することができる。このため、通信制御システム200の管理者は、効率的な映像配信を行うために各々のエンコーダと各々の伝送装置との関係を管理する必要がない。これにより、通信制御システム200の管理者の、効率的な映像配信を行うために各々のエンコーダと各々の伝送装置との関係を管理するための手間を削減することができる。
以上に説明したように、通信制御装置101は、それぞれの伝送装置において他の伝送装置に送信しない配信の要求(閲覧要求)の数を計測し、計測した配信の要求の数に基づいて、それぞれの伝送装置に接続されたエンコーダからの映像の配信を制御する。これにより、通信制御装置101は、それぞれのエンコーダを対象とした配信の要求の数に応じて、それぞれのエンコーダから配信される映像の配信を制御することができる。したがって、通信制御装置101は、配信の要求の対象とされた回数の多いエンコーダからの映像を、配信の要求の対象とされた回数の少ないエンコーダからの映像よりも、優先して配信することができる。
また、通信制御装置101は、計測した配信の要求の数に基づいて、それぞれの伝送装置に接続されたエンコーダから映像を配信する際の映像品質を制御してもよい。これにより、通信制御装置101は、配信の要求の対象とされた回数の多いエンコーダからの映像を、配信の要求の対象とされた回数の少ないエンコーダからの映像よりも、優先して配信することができる。
また、通信制御装置101は、配信の要求の数が所定の値及び/又は所定の割合以上である伝送装置に接続されたエンコーダから映像を配信する際の映像品質を高めてもよい。これにより、通信制御装置101は、配信の要求の対象とされた回数の多いエンコーダから配信される映像の映像品質を高めて視認性の向上を図ることができる。
また、通信制御装置101は、配信の要求の数が所定の値及び/又は所定の割合未満である伝送装置に接続されたエンコーダから映像を配信する際の映像品質を下げてもよい。これにより、通信制御装置101は、配信の要求の対象とされた回数の少ないエンコーダから配信される映像の映像品質を下げて、配信の要求の対象とされた回数の少ないエンコーダからの映像の配信に必要な帯域を減らすことができる。
また、通信制御装置101は、計測した配信の要求の数に基づいて、それぞれの伝送装置に接続されたエンコーダから配信された映像の表示を制御してもよい。これにより、通信制御装置101は、配信の要求の対象とされた回数の多いエンコーダから配信された映像を、配信の要求の対象とされた回数の少ないエンコーダから配信された映像よりも、優先して表示させることができる。
また、通信制御装置101は、計測した配信の要求の数が所定の値及び/又は所定の割合以上である伝送装置に接続されたエンコーダから配信された映像を拡大して表示させるようにしてもよい。これにより、通信制御装置101は、配信の要求の対象とされた回数の多いエンコーダから配信された映像を拡大して表示させることができ、配信の要求の対象とされた回数の多いエンコーダから配信された映像の視認性の向上を図ることができる。また、通信制御装置101は、配信の要求の対象とされた回数の多いエンコーダから配信された映像が表示されたことを、表示先のユーザに気づかせることができる。
また、通信制御装置101は、計測した配信の要求の数が所定の値及び/又は所定の割合以上である伝送装置に接続されたエンコーダから配信された映像の表示時間を長くするようにしてもよい。これにより、通信制御装置101は、配信の要求の対象とされた回数の多いエンコーダから配信された映像を長く表示させることができ、配信の要求の対象とされた回数の多いエンコーダから配信された映像の視認性の向上を図ることができる。また、通信制御装置101は、配信の要求の対象とされた回数の多いエンコーダから配信された映像が表示されたことを、表示先のユーザに気づかせることができる。
また、通信制御装置101は、それぞれの伝送装置において、配信の要求をWAN側ではなく、LAN側へ送信した場合に、LAN側に接続されたエンコーダをそれぞれの伝送装置に接続されたエンコーダとしてもよい。これにより、通信制御装置101は、それぞれのエンコーダが、いずれの伝送装置の配下にあるかを判断することができる。
また、通信制御装置101は、それぞれの伝送装置の設置地域において災害が発生したか否かの判定結果に基づいて、それぞれの伝送装置に接続されたエンコーダからの映像の配信を制御してもよい。これにより、通信制御装置101は、災害地域に設置された可能性が高いエンコーダからの映像を、災害地域外に設置された可能性が高いエンコーダからの映像よりも、優先して配信することができる。
また、通信制御装置101は、設置地域に災害が発生した伝送装置に接続されたエンコーダから映像を配信する際の映像品質を高めてもよい。これにより、通信制御装置101は、災害地域に設置された可能性が高いエンコーダから配信される映像の映像品質を高めて視認性の向上を図ることができる。
また、通信制御装置101は、設置地域に災害が発生していない伝送装置に接続されたエンコーダから映像を配信する際の映像品質を下げてもよい。これにより、通信制御装置101は、災害地域に設置されていない可能性が高いエンコーダから配信される映像の映像品質を下げて、災害地域に設置されていない可能性が高いエンコーダからの映像の配信に必要な帯域を減らすことができる。
以上のことから、実施の形態にかかる通信制御装置101によれば、配信の要求数に応じた映像の配信を行うことができる。
なお、本実施の形態で説明した通信制御方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。本通信制御プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本通信制御プログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)複数のエンコーダからの映像の配信を制御する通信制御プログラムにおいて、
前記複数のエンコーダに含まれるエンコーダに対する映像の配信の要求を受け付けた場合に、前記複数のエンコーダに接続されたそれぞれの伝送装置において前記映像の配信の要求を他の伝送装置に送信したかどうかを判定し、
前記それぞれの伝送装置において、他の伝送装置に送信しない前記配信の要求の数を計測し、
計測した前記配信の要求の数に基づいて、前記それぞれの伝送装置に接続された前記エンコーダからの映像の配信を制御する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
(付記2)計測した前記配信の要求の数に基づいて、前記それぞれの伝送装置に接続されたエンコーダから映像を配信する際の映像品質を制御する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1に記載の通信制御プログラム。
(付記3)前記映像品質を制御する処理は、
計測した前記配信の要求の数が所定の値及び/又は所定の割合以上である伝送装置に接続されたエンコーダから映像を配信する際の映像品質を高めることを特徴とする付記2に記載の通信制御プログラム。
(付記4)前記映像品質を制御する処理は、
計測した前記配信の要求の数が所定の値及び/又は所定の割合未満である伝送装置に接続されたエンコーダから映像を配信する際の映像品質を下げることを特徴とする付記2または3に記載の通信制御プログラム。
(付記5)計測した前記配信の要求の数に基づいて、前記それぞれの伝送装置に接続されたエンコーダから配信された映像の表示を制御する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の通信制御プログラム。
(付記6)前記映像の表示を制御する処理は、
計測した前記配信の要求の数が所定の値及び/又は所定の割合以上である伝送装置に接続されたエンコーダから映像を拡大して表示させることを特徴とする付記5に記載の通信制御プログラム。
(付記7)前記映像の表示を制御する処理は、
計測した前記配信の要求の数が所定の値及び/又は所定の割合以上である伝送装置に接続されたエンコーダから映像の表示時間を延長して表示させることを特徴とする付記5または6に記載の通信制御プログラム。
(付記8)前記それぞれの伝送装置において、配信の要求をWAN側ではなく、LAN側へ送信した場合に、前記LAN側に接続されたエンコーダを前記それぞれの伝送装置に接続されたエンコーダとする処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の通信制御プログラム。
(付記9)計測した前記配信の要求の数が所定の値及び/又は所定の割合以上である場合に、前記それぞれの伝送装置に対応付けられたエンコーダから映像を配信する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の通信制御プログラム。
(付記10)前記それぞれの伝送装置の設置地域において災害が発生したか否かを判定し、
前記災害が発生したか否かの判定結果に基づいて、前記それぞれの伝送装置に接続された前記エンコーダからの映像の配信を制御する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の通信制御プログラム。
(付記11)前記災害が発生したか否かの判定結果に基づいて映像の配信を制御する処理は、
設置地域に災害が発生した伝送装置に接続されたエンコーダから映像を配信する際の映像品質を高めることを特徴とする付記10に記載の通信制御プログラム。
(付記12)前記災害が発生したか否かの判定結果に基づいて映像の配信を制御する処理は、
設置地域に災害が発生していない伝送装置に接続されたエンコーダから映像を配信する際の映像品質を下げることを特徴とする付記10または11に記載の通信制御プログラム。
(付記13)複数のエンコーダからの映像の配信を制御する通信制御方法において、
前記複数のエンコーダに含まれるエンコーダに対する映像の配信の要求を受け付けた場合に、前記複数のエンコーダに接続されたそれぞれの伝送装置において前記映像の配信の要求を他の伝送装置に送信したかどうかを判定し、
前記それぞれの伝送装置において、他の伝送装置に送信しない前記配信の要求の数を計測し、
計測した前記配信の要求の数に基づいて、前記それぞれの伝送装置に接続された前記エンコーダからの映像の配信を制御する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする通信制御方法。
(付記14)複数のエンコーダからの映像の配信を制御する通信制御装置において、
前記複数のエンコーダに含まれるエンコーダに対する映像の配信の要求を受け付けた場合に、前記複数のエンコーダに接続されたそれぞれの伝送装置において前記映像の配信の要求を他の伝送装置に送信したかどうかを判定する判定部と、
前記それぞれの伝送装置において、他の伝送装置に送信しない前記配信の要求の数を計測する計測部と、
計測した前記配信の要求の数に基づいて、前記それぞれの伝送装置に接続された前記エンコーダからの映像の配信を制御する制御部と、
を有することを特徴とする通信制御装置。
101 通信制御装置
200 通信制御システム
210 WAN
221〜226 LAN
230 災害情報サーバ
td1〜td6 伝送装置
enc1〜enc3 エンコーダ
dec1〜dec3 デコーダ

Claims (8)

  1. 複数のエンコーダからの映像の配信を制御する通信制御プログラムにおいて、
    前記複数のエンコーダに含まれるエンコーダに対する映像の配信の要求を受け付けた場合に、前記複数のエンコーダに接続されたそれぞれの伝送装置において前記映像の配信の要求を他の伝送装置に送信したかどうかを判定し、
    前記それぞれの伝送装置において、他の伝送装置に送信しない前記配信の要求の数を計測し、
    計測した前記配信の要求の数に基づいて、前記それぞれの伝送装置に接続された前記エンコーダからの映像の配信を制御する、処理をコンピュータに実行させ、
    前記判定は、前記複数のエンコーダに接続された前記それぞれの伝送装置が前記映像の配信の要求を他の伝送装置に送信したか否かを含む前記要求ごとに更新記憶したパケット情報を、前記それぞれの伝送装置から取得して行うことを特徴とする通信制御プログラム。
  2. 計測した前記配信の要求の数に基づいて、前記それぞれの伝送装置に接続されたエンコーダから映像を配信する際の映像品質を制御する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の通信制御プログラム。
  3. 計測した前記配信の要求の数に基づいて、前記それぞれの伝送装置に接続されたエンコーダから配信された映像の表示を制御する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御プログラム。
  4. 前記それぞれの伝送装置において、配信の要求をWAN側ではなく、LAN側へ送信した場合に、前記LAN側に接続されたエンコーダを前記それぞれの伝送装置に接続されたエンコーダとする処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の通信制御プログラム。
  5. 計測した前記配信の要求の数が所定の値及び/又は所定の割合以上である場合に、前記それぞれの伝送装置に対応付けられたエンコーダから映像を配信する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の通信制御プログラム。
  6. 前記それぞれの伝送装置の設置地域において災害が発生したか否かを判定し、
    前記災害が発生したか否かの判定結果に基づいて、前記それぞれの伝送装置に接続された前記エンコーダからの映像の配信を制御する、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の通信制御プログラム。
  7. 複数のエンコーダからの映像の配信を制御する通信制御方法において、
    前記複数のエンコーダに含まれるエンコーダに対する映像の配信の要求を受け付けた場合に、前記複数のエンコーダに接続されたそれぞれの伝送装置において前記映像の配信の要求を他の伝送装置に送信したかどうかを判定し、
    前記それぞれの伝送装置において、他の伝送装置に送信しない前記配信の要求の数を計測し、
    計測した前記配信の要求の数に基づいて、前記それぞれの伝送装置に接続された前記エンコーダからの映像の配信を制御する、処理をコンピュータが実行し、
    前記判定は、前記複数のエンコーダに接続された前記それぞれの伝送装置が前記映像の配信の要求を他の伝送装置に送信したか否かを含む前記要求ごとに更新記憶したパケット情報を、前記それぞれの伝送装置から取得して行うことを特徴とする通信制御方法。
  8. 複数のエンコーダからの映像の配信を制御する通信制御装置において、
    前記複数のエンコーダに含まれるエンコーダに対する映像の配信の要求を受け付けた場合に、前記複数のエンコーダに接続されたそれぞれの伝送装置において前記映像の配信の要求を他の伝送装置に送信したかどうかを判定する判定部と、
    前記それぞれの伝送装置において、他の伝送装置に送信しない前記配信の要求の数を計測する計測部と、
    計測した前記配信の要求の数に基づいて、前記それぞれの伝送装置に接続された前記エンコーダからの映像の配信を制御する制御部と、を有し、
    前記判定部は、前記複数のエンコーダに接続された前記それぞれの伝送装置が前記映像の配信の要求を他の伝送装置に送信したか否かを含む前記要求ごとに更新記憶したパケット情報を、前記それぞれの伝送装置から取得して前記判定を行うことを特徴とする通信制御装置。
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