JP2003331138A - 情報処理システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2003331138A
JP2003331138A JP2002136534A JP2002136534A JP2003331138A JP 2003331138 A JP2003331138 A JP 2003331138A JP 2002136534 A JP2002136534 A JP 2002136534A JP 2002136534 A JP2002136534 A JP 2002136534A JP 2003331138 A JP2003331138 A JP 2003331138A
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Jun Furukawa
潤 古川
Takahiro Sasaki
貴宏 佐々木
Yusuke Kurokawa
裕介 黒川
Takeshi Miyashita
武史 宮下
Fumiya Kasai
文哉 笠井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツの対価を利用者の評価を反映させ
て決定する。 【解決手段】 コンテンツプロバイダサーバ12は、コ
ンテンツデータを利用者端末13に配信し、利用者端末
13は、そのコンテンツについての評価を評価データと
してコンテンツプロバイダサーバ12に送信する。コン
テンツプロバイダサーバ12は、これらの評価データを
蓄積し、最終的に蓄積された評価データをプラットフォ
ームサーバ11に送信する。プラットフォームサーバ1
1は、全てのコンテンツプロバイダから送信されてくる
評価データの合計に対するコンテンツ毎の評価データ割
合を、各利用者端末13より集めた利用料金の合計に乗
じてコンテンツの対価を決定する。本発明は、コンテン
ツを配信するシステムに適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理システム
および方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並び
にプログラムに関し、特に、コンテンツプロバイダがコ
ンテンツを配信するシステムにおいて、コンテンツプロ
バイダに支払われるコンテンツの対価を、コンテンツの
配信を受けるユーザの評価に応じて設定できるようにし
た情報処理システムおよび方法、情報処理装置および方
法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークを介してコンテンツを配信
するコンテンツ配信システムが一般に普及しつつある。
【0003】コンテンツ配信システムは、コンテンツを
提供するコンテンツプロバイダ、コンテンツプロバイダ
により提供されたコンテンツを配信するインフラストラ
クチャであるプラットフォームを所持し、コンテンツプ
ロバイダとの契約によりコンテンツを配信するプラット
フォーム業者、さらに、プラットフォーム業者に対して
所定の利用料金を支払って、コンテンツの配信を受ける
利用者の3者より構成される。
【0004】従来、このコンテンツ配信システムにおい
ては、利用者がプラットフォーム業者に対して、コンテ
ンツの利用料金を支払い、プラットフォーム業者が、こ
の利用料金のうち所定の手数料を自らの取り分として取
得し、その残りを、コンテンツの対価としてコンテンツ
プロバイダに支払うようにしていた。
【0005】また、コンテンツの利用料金は、コンテン
ツのプラットフォーム業者により設定されるか、また
は、利用時間や利用回数により設定され、さらに、コン
テンツの対価は、その設定された利用料金に応じて設定
されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなシステムでは、配信されるコンテンツの利用料金
(コンテンツの対価)は、コンテンツの内容、特に、利
用者からみたコンテンツの内容への評価を反映させて設
定することができないという課題があった。
【0007】また、上記のシステムでは、各コンテンツ
に対する評価は、例えば、利用回数や利用時間などによ
るものでしかなく、多くの人に支持されていない分野の
コンテンツであると、利用者が少ないというだけで、コ
ンテンツの内容とは無関係に低い評価となってしまい、
結果として、コンテンツの内容が、優れたものであった
としても、その内容に相応する評価が得られず、同時に
相応の対価を設定することができないと言う課題があっ
た。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ユーザのコンテンツに対する評価に応じた
適正なコンテンツの利用料金、および、対価を設定でき
るようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理システ
ムは、第1の情報処理装置が、コンテンツを提供するコ
ンテンツ提供手段と、第3の情報処理装置より送信され
てくる、コンテンツに対する対価を示す対価データを受
信する対価データ受信手段とを備え、第2の情報処理装
置が、第1の情報処理装置により提供されたコンテンツ
を受信するコンテンツ受信手段と、コンテンツに対する
評価を入力する評価入力手段と、評価入力手段により入
力された評価に対応する評価データを送信する第1の評
価データ送信手段とを備え、第3の情報処理装置が、評
価データを受信する第1の評価データ受信手段と、評価
データに基づいて、コンテンツに対する対価を決定する
対価決定手段と、対価決定手段により決定された対価に
対応する対価データを第1の情報処理装置に送信する対
価データ送信手段とを備えることを特徴とする。
【0010】前記第1の情報処理装置には、第2の情報
処理装置の評価データ送信手段より送信されてくる評価
データを受信する第2の評価データ受信手段と、評価デ
ータを第3の情報処理装置に送信する第2の評価データ
送信手段をさらに設けるようにさせることができ、第3
の情報処理装置には、第1の評価データ受信手段が、第
1の情報処理装置の第2の評価データ送信手段より送信
されてくる評価データを受信するようにさせるようにす
ることができる。
【0011】前記第3の情報処理装置には、第1の評価
データ受信手段が、第2の情報処理装置の第1の評価デ
ータ送信手段より送信されてくる評価データを受信する
ようにさせることができる。
【0012】前記第2の情報処理装置には、コンテンツ
の利用料金の支払い処理を実行する利用料金支払手段を
さらに設けるようにさせることができ、第3の情報処理
装置には、利用料金に対応する利用料金データを受信す
る利用料金データ受信手段をさらに設けるようにさせる
ことができ、対価決定手段には、利用料金データに対応
した利用料金を、評価データに基づいてコンテンツ毎に
分配することにより、コンテンツに対する対価を決定さ
せるようにすることができる。
【0013】本発明の情報処理システムの情報処理方法
は、第1の情報処理装置の情報処理方法が、コンテンツ
を提供するコンテンツ提供ステップと、第3の情報処理
装置より送信されてくる、コンテンツに対する対価を示
す対価データを受信する対価データ受信ステップとを含
み、第2の情報処理装置の情報処理方法が、第1の情報
処理装置により提供されたコンテンツを受信するコンテ
ンツ受信ステップと、コンテンツに対する評価を入力す
る評価入力ステップと、評価入力ステップの処理で入力
された評価に対応する評価データを送信する第1の評価
データ送信ステップとを含み、第3の情報処理装置の情
報処理方法が、評価データを受信する第1の評価データ
受信ステップと、評価データに基づいて、コンテンツに
対する対価を決定する対価決定ステップと、対価決定ス
テップの処理で決定された対価に対応する対価データを
第1の情報処理装置に送信する対価データ送信ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0014】本発明の第1の記録媒体のプログラムは、
第1の情報処理装置を制御するプログラムが、コンテン
ツの提供を制御するコンテンツ提供制御ステップと、第
3の情報処理装置より送信されてくる、コンテンツに対
する対価を示す対価データの受信を制御する対価データ
受信制御ステップとを含み、第2の情報処理装置を制御
するプログラムが、第1の情報処理装置により提供され
たコンテンツの受信を制御するコンテンツ受信制御ステ
ップと、コンテンツに対する評価の入力を制御する評価
入力制御ステップと、評価入力制御ステップの処理で入
力された評価に対応する評価データの送信を制御する第
1の評価データ送信制御ステップとを含み、第3の情報
処理装置を制御するプログラムが、評価データの受信を
制御する第1の評価データ受信制御ステップと、評価デ
ータに基づいて、コンテンツに対する対価の決定を制御
する対価決定制御ステップと、対価決定制御ステップの
処理で決定が制御された対価に対応する対価データの第
1の情報処理装置への送信を制御する対価データ送信制
御ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】本発明の第1のプログラムは、第1の情報
処理装置を制御するコンピュータに、コンテンツの提供
を制御するコンテンツ提供制御ステップと、第3の情報
処理装置より送信されてくる、コンテンツに対する対価
を示す対価データの受信を制御する対価データ受信制御
ステップとを実行させ、第2の情報処理装置を制御する
コンピュータに、第1の情報処理装置により提供された
コンテンツの受信を制御するコンテンツ受信制御ステッ
プと、コンテンツに対する評価の入力を制御する評価入
力制御ステップと、評価入力制御ステップの処理で入力
された評価に対応する評価データの送信を制御する第1
の評価データ送信制御ステップとを実行させ、第3の情
報処理装置を制御するコンピュータに、評価データの受
信を制御する第1の評価データ受信制御ステップと、評
価データに基づいて、コンテンツに対する対価の決定を
制御する対価決定制御ステップと、対価決定制御ステッ
プの処理で決定が制御された対価に対応する対価データ
の第1の情報処理装置への送信を制御する対価データ送
信制御ステップとを実行させることを特徴とする。
【0016】本発明の情報処理装置は、評価データを受
信する評価データ受信手段と、評価データに基づいて、
コンテンツに対する対価を決定する対価決定手段と、対
価決定手段により決定された対価に対応する対価データ
を送信する対価データ送信手段とを備えることを特徴と
する。
【0017】本発明の情報処理装置の情報処理方法は、
評価データを受信する評価データ受信ステップと、評価
データに基づいて、コンテンツに対する対価を決定する
対価決定ステップと、対価決定ステップの処理で決定さ
れた対価に対応する対価データを送信する対価データ送
信ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】本発明の第2の記録媒体のプログラムは、
評価データの受信を制御する評価データ受信制御ステッ
プと、評価データに基づいて、コンテンツに対する対価
の決定を制御する対価決定制御ステップと、対価決定制
御ステップの処理で決定が制御された対価に対応する対
価データの送信を制御する対価データ送信制御ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0019】本発明の第2のプログラムは、評価データ
の受信を制御する評価データ受信制御ステップと、評価
データに基づいて、コンテンツに対する対価の決定を制
御する対価決定制御ステップと、対価決定制御ステップ
の処理で決定が制御された対価に対応する対価データの
送信を制御する対価データ送信制御ステップとをコンピ
ュータに実行させることを特徴とする。
【0020】本発明の情報処理システムおよび方法、並
びにプログラムにおいては、第1の情報処理装置によ
り、コンテンツが提供され、第3の情報処理装置より送
信されてくる、コンテンツに対する対価を示す対価デー
タが受信され、第2の情報処理装置により、第1の情報
処理装置により提供されたコンテンツが受信され、コン
テンツに対する評価が入力され、入力された評価に対応
する評価データが送信され、第3の情報処理装置によ
り、評価データが受信され、評価データに基づいて、コ
ンテンツに対する対価が決定され、決定された対価に対
応する対価データが第1の情報処理装置に送信される。
【0021】本発明の情報処理装置および方法、並びに
プログラムにおいては、評価データが受信され、評価デ
ータに基づいて、コンテンツに対する対価が決定され、
決定された対価に対応する対価データが送信される。
【0022】評価とは、ユーザがコンテンツを利用する
ことにより主観的に得るコンテンツに対する評価を所定
の尺度で表したものである。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るコンテンツ
配信システムの一実施の形態の構成を示す図である。
【0024】本発明のコンテンツ配信システムは、例え
ば、インターネットなどのネットワーク1上にプラット
フォームサーバ11、コンテンツプロバイダサーバ12
−1乃至12−n、利用者端末13−1乃至13−n、
および金融サーバ14が接続されており、それぞれが相
互にデータを授受できる構成となっている。尚、以下の
説明において、特にコンテンツプロバイダサーバ12−
1乃至12−n、または、利用者端末13−1乃至13
−nを区別する必要がない場合、単にコンテンツプロバ
イダサーバ12、または、利用者端末13と称するもの
とし、その他の構成についても同様に称するものとす
る。
【0025】プラットフォームサーバ11は、独自のフ
ォーマットに則ったコンテンツを利用者端末13に配信
するためのインフラストラクチャを有する業者により管
理運営されるサーバである。このプラットフォーム業者
としては、例えば、衛星放送によりコンテンツを配信す
るDirecTV(商標)や、Sky PerfecTV(商標)などが代
表的なものとして知られている。また、各ケーブルテレ
ビジョンの配給会社なども、このプラットフォーム業者
に相当する。さらに、インターネットにより配信される
コンテンツについては、コンテンツプロバイダにより提
供されたコンテンツをインターネットにより配信するイ
ンターネットサービスプロバイダなども、このプラット
フォーム業者といえる。尚、配信されるコンテンツの種
類としては、画像、音声、または、文字データなどや、
これらを組み合わせたものであってもよく、電子的なデ
ータの形式で配信可能なものであればいずれのものでも
よい。また、配信方法は、上述のように有線、または、
無線方式でも、インターネットによるものでも、コンテ
ンツの配信が可能な方法であれば、どのような方法でも
よい。
【0026】プラットフォーム業者は、利用者端末13
を所有するユーザからコンテンツの利用料金を徴収し、
徴収した利用料金のうちの一部を自らの手数料とするこ
とにより自らの利益を獲得し、利用料金の残りの分をコ
ンテンツプロバイダサーバ12に対して、配信したコン
テンツの対価として支払う。コンテンツプロバイダサー
バ12は、このように支払われるコンテンツの対価を得
ることにより利益を獲得している。
【0027】プラットフォームサーバ11は、コンテン
ツプロバイダサーバ12により提供されたコンテンツを
ネットワーク1を介して配信するとともに、ネットワー
ク1を介して各利用者端末13よりコンテンツの配信
(コンテンツの利用)の要求と、その利用料金の徴収処
理(例えば、口座引き落とし処理)を実行する。より詳
細には、プラットフォームサーバ11は、各利用者端末
13からの配信要求に基づいて、金融サーバ14にアク
セスし、利用者端末13からの金融情報(銀行口座番
号、クレジットカード番号など)に対応する利用者の銀
行口座(または、クレジットカード会社)などから所定
の利用料金の徴収処理が実行されていることを確認す
る。
【0028】また、プラットフォームサーバ11は、コ
ンテンツプロバイダサーバ12よりコンテンツの評価デ
ータを取得し、この評価データに基づいて、各利用者よ
り徴収した利用料金の総額を分配することによりコンテ
ンツの対価を決定し、対応するコンテンツプロバイダサ
ーバ12に対価を支払う。この際、プラットフォームサ
ーバ11は、金融サーバ14にアクセスし、複数の利用
者端末13−1乃至13−nより徴収した利用料金の合
計額から所定の割合、または、固定額の手数料を自らの
利益として差し引き、その残りとなる分を評価データに
基づいて各コンテンツ毎に分配し、これをコンテンツの
対価として各コンテンツプロバイダの銀行口座に振り込
み、振込み処理結果をコンテンツプロバイダサーバ12
に通知する。
【0029】コンテンツプロバイダサーバ12−1乃至
12−nは、コンテンツを提供し、配信するコンテンツ
プロバイダにより管理運営されるサーバである。コンテ
ンツプロバイダサーバ12は、配信されたコンテンツに
対する各利用者端末13からの評価を評価データとして
受信し、これをプラットフォームサーバ11に送信す
る。この処理により、コンテンツプロバイダサーバ12
には、実質的に、その評価に相応のコンテンツの対価の
支払いが要求されることになる。この際、コンテンツプ
ロバイダにより評価の改ざんを防止するために、必要に
応じて暗号化の技術などを用いる。
【0030】利用者端末13−1乃至13−nは、コン
テンツの提供を受ける利用者(ユーザ)により操作され
る端末装置であり、例えば、STB(Set Top Box)などで
ある。利用者端末13は、プラットフォーム11に対し
てコンテンツの配信を要求するとともに、配信を受ける
利用料金の支払い処理をネットワーク1、および金融サ
ーバ14を介して実行する。
【0031】また、利用者端末13は、プラットフォー
ムサーバ11より配信されるコンテンツを受信し、再生
するとともに、ユーザにより入力されるコンテンツに対
する評価を評価データとしてネットワーク1を介してコ
ンテンツプロバイダサーバ12に送信する。
【0032】金融サーバ14は、銀行やクレジットカー
ド会社などにより管理運営されるサーバであり、プラッ
トフォーム11、コンテンツプロバイダサーバ12、お
よび、利用者端末13の間でなされる利用料金の支払い
処理、および、コンテンツに対する対価の支払い処理な
どを実行する。
【0033】図2は、本発明に係るプラットフォームサ
ーバ11の構成を示す図である。CPU(Central Process
ing Unit)31は、ROM(Read Only Memory)32、ま
たは記憶部38に記憶されているプログラム(入出金管
理プログラム38a、評価データ38b、および、対価
決定プログラム38c)に従って各種の処理を実行す
る。RAM(Random Access Memory)33には、CPU31が
実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。こ
れらのCPU31、ROM32、およびRAM33は、バス34
により相互に接続されている。
【0034】CPU31には、また、バス34を介して入
出力インタフェース35が接続されている。入出力イン
タフェース35には、キーボード、マウス、マイクロホ
ンなどよりなる入力部36、ディスプレイ、スピーカな
どよりなる出力部37が接続されている。CPU31は、
入力部36から入力される指令に対応して各種の処理を
実行する。そして、CPU31は、処理の結果得られた画
像や音声等を出力部37に出力する。
【0035】入出力インタフェース35に接続されてい
る記憶部38は、例えばハードディスクなどで構成さ
れ、CPU41が実行するプログラムや各種のデータを記
憶する。通信部39は、図1のネットワーク1で示す、
例えば、インターネット、その他のネットワークを介し
て外部の装置と通信するとともに、さらに、利用者端末
13に対してコンテンツを配信する(尚、コンテンツを
配信する機能は、プラットフォームサーバ11の特有の
機能である)。
【0036】また、記憶部38は、入出金管理プログラ
ム38a、評価データ38b、対価決定プログラム38
c、配信プログラム38d等のプログラムを記憶してお
り、CPU31は、これらのプログラムを読み出して対応
する処理を実行する。さらに、記憶部38は、この他に
も、基本プログラムであるOS(Operating System)17
1(図6)や、ドライバ172(図6)も記憶してい
る。尚、各種のプログラムについては、図6を参照して
後述する。
【0037】また、記憶部38に記憶されるプログラム
は、上述のほかにも、通信部39を介してプログラムを
取得し、記憶部38に記憶してもよい。
【0038】入出力インタフェース35に接続されてい
るドライブ40は、磁気ディスク51、光ディスク5
2、光磁気ディスク53、或いは半導体メモリ54など
が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されて
いるプログラムやデータなどを取得する。取得されたプ
ログラムやデータは、必要に応じて記憶部38に転送さ
れ、記憶される。
【0039】次に、図3を参照して、コンテンツプロバ
イダサーバ12の構成について説明する。コンテンツプ
ロバイダサーバ12は、基本的に図2で説明したプラッ
トフォームサーバ11の構成と同様である。すなわち、
コンテンツプロバイダサーバ12のCPU71,ROM72,
RAM73,バス74,入出力インタフェース75,入力
部76,出力部77,記憶部78,通信部79,ドライ
ブ80,磁気ディスク91,光ディスク92,光磁気デ
ィスク93、および半導体メモリ94は、図2のプラッ
トフォームサーバ11のCPU31,ROM32,RAM33,
バス34,入出力インタフェース35,入力部36,出
力部37,記憶部38,通信部39,ドライブ40,磁
気ディスク51,光ディスク52,光磁気ディスク5
3、および半導体メモリ54に対応するものであり、同
様の機能を有するものである。
【0040】但し、記憶部78に記憶されているプログ
ラムは、図2のプラットフォームサーバ11の記憶部3
8に記憶されているプログラムとは異なる。記憶部78
は、コンテンツ管理プログラム78a、評価データ管理
プログラム78b、対価管理プログラム78c、および
コンテンツ提供プログラム78dを記憶しており、CPU
71は、これらのプログラムを適宜読み出して実行す
る。さらに、記憶部78は、基本プログラムであるOS1
81(図8)や、ドライバ182(図8)も記憶してい
る。尚、各種のプログラムについては、図8を参照して
後述する。
【0041】次に、図4を参照して、利用者端末13の
構成について説明する。利用者端末13は、基本的に図
2,図3で説明したプラットフォームサーバ11、およ
び、コンテンツプロバイダサーバ12の構成と同様であ
る。すなわち、利用者端末13のCPU111,ROM11
2,RAM113,バス114,入出力インタフェース1
15,入力部116,出力部117,記憶部118,通
信部119,ドライブ120,磁気ディスク131,光
ディスク132,光磁気ディスク133、および半導体
メモリ134は、図2のプラットフォームサーバ11の
CPU31,ROM32,RAM33,バス34,入出力インタ
フェース35,入力部36,出力部37,記憶部38,
通信部39,ドライブ40,磁気ディスク51,光ディ
スク52,光磁気ディスク53、および半導体メモリ5
4、または、図3のコンテンツプロバイダサーバ12の
CPU71,ROM72,RAM73,バス74,入出力インタ
フェース75,入力部76,出力部77,記憶部78,
通信部79,ドライブ80,磁気ディスク91,光ディ
スク92,光磁気ディスク93、および半導体メモリ9
4に対応するものであり、同様の機能を有するものであ
る。
【0042】但し、記憶部118に記憶されているプロ
グラムは、図2のプラットフォームサーバ11の記憶部
38、または、図3のコンテンツプロバイダサーバ12
の記憶部78に記憶されているプログラムとは異なる。
記憶部118は、受信コンテンツ再生プログラム118
a、評価入力プログラム118b、および支払管理プロ
グラム118cを記憶しており、CPU111は、これら
のプログラムを適宜読み出して実行する。さらに、記憶
部118は、この他にも、基本プログラムであるOS19
1(図9)や、ドライバ192(図9)も記憶してい
る。尚、各種のプログラムについては、図9を参照して
後述する。
【0043】また、利用者端末13において、通信部1
19は、さらに、インターネットなどからなるネットワ
ーク1を介して他の装置と通信するだけでなく、(例え
ば、無線または有線で)配信されるコンテンツを受信す
る機能を備えている。
【0044】尚、利用者端末13は、プラットフォーム
サーバ11、および、コンテンツプロバイダサーバ12
に比べて、扱うデータ量は少なく、処理速度も高速であ
る必要はないので、その性能はやや劣るものであっても
よい。また、受信コンテンツ再生プログラム118a、
評価入力プログラム118b、および支払管理プログラ
ム118cについては、図9を参照して後述する。
【0045】次に、図5を参照して、金融サーバ14の
構成について説明する。金融サーバ14は、基本的に図
2乃至図4で説明したプラットフォームサーバ11、コ
ンテンツプロバイダサーバ12、および利用者端末13
の構成と同様である。すなわち、金融サーバ14のCPU
141,ROM142,RAM143,バス144,入出力イ
ンタフェース145,入力部146,出力部147,記
憶部148,通信部149,ドライブ150,磁気ディ
スク161,光ディスク162,光磁気ディスク16
3、および半導体メモリ164は、図2のプラットフォ
ームサーバ11のCPU31,ROM32,RAM33,バス3
4,入出力インタフェース35,入力部36,出力部3
7,記憶部38,通信部39,ドライブ40,磁気ディ
スク51,光ディスク52,光磁気ディスク53、およ
び半導体メモリ54、図3のコンテンツプロバイダサー
バ12のCPU71,ROM72,RAM73,バス74,入出
力インタフェース75,入力部76,出力部77,記憶
部78,通信部79,ドライブ80,磁気ディスク9
1,光ディスク92,光磁気ディスク93、および半導
体メモリ94、または、図4の利用者端末13のCPU1
11,ROM112,RAM113,バス114,入出力イン
タフェース115,入力部116,出力部117,記憶
部118,通信部119,ドライブ120,磁気ディス
ク131,光ディスク132,光磁気ディスク133、
および半導体メモリ134に対応するものであり、同様
の機能を有するものである。
【0046】但し、記憶部148に記憶されているプロ
グラムは、図2のプラットフォームサーバ11の記憶部
38、図3のコンテンツプロバイダサーバ12の記憶部
78、または図4の利用者端末13の記憶部118に記
憶されているプログラムとは異なる。記憶部148は、
入出金管理プログラム148aを記憶しており、CPU1
41は、これらのプログラムを適宜読み出して実行す
る。さらに、記憶部148は、図5には図示しないが、
この他にも、基本プログラムであるOS201(図10)
や、ドライバ202(図10)も記憶している。尚、各
種のプログラムについては、図10を参照して後述す
る。
【0047】次に、図6の機能ブロック図を参照して、
プラットフォームサーバ11の機能について説明する。
【0048】プラットフォームサーバ11のCPU31
は、その基本ソフトウェアであるOS171を実行させ
る。OS171は、例えば、MicroSoft社のWindows(登録
商標)xp、ME、または2000などである。プラットフォー
ムサーバ11のCPU31は、そのOS171上で、ドライ
バ172を介して上述の入出金管理プログラム38a、
評価データ管理プログラム38b、対価決定プログラム
38c、および配信プログラム38dを実行させてい
る。
【0049】入出金管理プログラム38aは、図7の番
号1'で示すように、コンテンツの配信要求に基づい
て、図7上の番号2で示すように金融サーバ14にアク
セスし、利用者端末13の支払処理により入金された、
コンテンツ配信にかかる利用料金データを、図7上の番
号3で示すように取得し、利用料金の支払があった各利
用者端末13を確認する。また、入出金管理プログラム
38aは、図7の番号7で示すように、金融サーバ14
にアクセスし、対価決定プログラム38cにより決定さ
れたコンテンツの対価を、そのコンテンツを配信したコ
ンテンツプロバイダに対して支払う処理を実行する(例
えば、コンテンツプロバイダの指定金融口座に振り込む
処理を実行する)。
【0050】評価データ管理プログラム38bは、利用
料金の支払があった各利用者端末13に各コンテンツを
評価する際に必要となる評価ポイントのデータを送信す
る。評価データ管理プログラム38bは、各利用者端末
13より送信されてくる、各コンテンツ毎の評価データ
を、図7の番号6’で示すように受信し、評価データを
記憶するとともに、対価決定プログラム38cが、各コ
ンテンツの対価を決定する際に、記憶したコンテンツ毎
の評価データを供給する。
【0051】対価決定プログラム38cは、評価データ
管理プログラム38bにより記憶された各コンテンツ毎
の評価データを読み出し、全ての評価ポイントの合計値
に対する、各コンテンツ毎の評価ポイントの割合に基づ
いて、利用者から入金された利用料金の合計金額を分配
することによりコンテンツの対価を決定し、図7の番号
8で示すように、決定された対価の対価データをコンテ
ンツプロバイダサーバ12に送信するとともに、入出金
管理プログラム38aに供給する。
【0052】配信プログラム38dは、コンテンツプロ
バイダサーバ12により提供されたコンテンツのコンテ
ンツデータを受信して、スクランブル処理し、通信部3
9を制御して配信する。また、配信プログラム38d
は、入出金管理プログラム38aにより利用料金の支払
が確認された各利用者端末13に対して、図7の番号4
で示すように、各コンテンツの再生に必要なデスクラン
ブルキーを送信する。
【0053】次に、図8の機能ブロック図を参照して、
コンテンツプロバイダサーバ12の機能について説明す
る。
【0054】コンテンツプロバイダサーバ12のCPU7
1は、その基本ソフトウェアであるOS181を実行さ
せ、そのOS181上で、ドライバ182を介して上述の
コンテンツ管理プログラム78a、評価データ管理プロ
グラム78b、対価管理プログラム78c、およびコン
テンツ提供プログラム78dを実行させている。
【0055】コンテンツ管理プログラム78aは、図7
の番号5で示されるように利用者端末13に配信したコ
ンテンツの種類を管理する。尚、図7の番号5で示すよ
うに、コンテンツプロバイダサーバ12が、直接利用者
端末13に対して配信しているように示されているが、
詳細には、番号5'で示すように、コンテンツプロバイ
ダサーバ12のコンテンツ提供プログラム78dにより
提供されたコンテンツは、プラットフォームサーバ11
に一旦渡された後、プラットフォームサーバ11が、ス
クランブル処理を施した後、番号5''で示すように各利
用者端末13に配信する。ここでは、説明の都合上、コ
ンテンツデータ、利用料金データ、および、対価データ
のそれぞれの授受の関係を理解しやすくするため、図7
の番号5で示すように表示する。尚、もちろん、コンテ
ンツプロバイダサーバ12自身が、配信装置を所持し、
図7の番号5で示すように自ら提供したコンテンツを、
直接利用者端末13に対して配信するようにしても良
い。
【0056】評価データ管理プログラム78bは、図7
上の番号6で示すように、各利用者端末13より送信さ
れてくる評価データをコンテンツ毎に受信し、内蔵する
メモリに記憶して、蓄積する。尚、図7の番号6で示さ
れているように、コンテンツプロバイダサーバ12が、
利用者端末13より、直接評価データを受信するように
示されているが、詳細には、番号6’で示すように、利
用者端末13の評価入力プログラム118aにより送信
される評価データは、プラットフォームサーバ11に一
旦渡されて、プラットフォームサーバ11の評価データ
管理プログラムが、コンテンツに対する対価の支払いの
ための計算を行った後、番号6’’で示すようにコンテ
ンツプロバイダサーバ11に送信する。この評価データ
は、コンテンツに対する各利用者の評価ポイントを示す
データである。また、評価データ管理プログラム78b
は、必要に応じて対価管理プログラム78cに評価デー
タを供給する。
【0057】対価管理プログラム78cは、評価データ
管理プログラム78bに蓄積された評価データに基づい
て、、図7の番号8で示されるようにプラットフォーム
サーバ11から送信される対価データに対応するコンテ
ンツの対価が、金融サーバ14からの図7の番号9で示
す振込み処理結果通知の対価と一致していること、すな
わち、対価が支払われていることを確認する。
【0058】コンテンツ提供プログラム78dは、コン
テンツプロバイダによりコンテンツが提供されるとき使
用されるプログラムであり、配信が契約されたコンテン
ツを予めプラットフォームサーバ11に送信する。
【0059】次に、図9の機能ブロック図を参照して、
利用者端末13の機能について説明する。
【0060】利用者端末13のCPU111は、その基本
ソフトウェアであるOS191を実行させ、そのOS191
上で、ドライバ192を介して上述の受信コンテンツ管
理プログラム118a、評価入力プログラム118b、
および支払管理プログラム118cを実行させている。
【0061】受信コンテンツ再生プログラム118a
は、図7の番号4で示すように、プラットフォームサー
バ11より送信されてくるデスクランブルキーを受信し
て記憶するとともに、そのデスクランブルキーを用い
て、図7の番号5で示すように(図7の番号5'、およ
び、5''で示すように)自らが受信したコンテンツを出
スクランブル処理して、再生する。
【0062】評価入力プログラム118bは、配信され
たコンテンツを利用したうえでのユーザの評価の入力処
理を実行し、入力された評価のポイントに対応する評価
データを生成し、図7上の番号6で示すように、コンテ
ンツプロバイダサーバ12に送信する。尚、上述のよう
に、詳細には、番号6’,6’’で示すように、評価入
力プログラム118bは、評価データをプラットフォー
ムサーバ11を介して、コンテンツプロバイダサーバ1
2に送信しているが、以下の説明においては、説明の都
合上、番号6により評価データが送信されるものとす
る。
【0063】ここで、入力される評価は、配信を受ける
べき利用料金が支払われた複数のコンテンツに対する評
価ポイントの合計が、プラットフォームサーバ11より
送信されてきた総評価ポイントを超えないように、ユー
ザにより入力される。例えば、利用者端末13よりコン
テンツA乃至Cの3個のコンテンツの配信が要求され、
これらを受けるための利用料金が支払われた場合、プラ
ットフォームサーバ11が300ポイントを総評価ポイ
ントとして送信するものとする。
【0064】この場合、各コンテンツに対する標準的な
評価が、100ポイントであり、標準的なものよりも良
かったと思うとき、ユーザは、それ以上のポイントを入
力し、標準的なものより良くないと思うとき、それ以下
のポイントを入力する。例えば、コンテンツの利用者
が、コンテンツAは優れており、コンテンツBは標準的
であり、コンテンツCはあまり良くないと評価したと
き、利用者は、コンテンツAに対して120ポイント
を、コンテンツBに対して100ポイントを、コンテン
ツCに対して80ポイントを入力することができる。も
ちろん、コンテンツA以外のコンテンツB,Cは、標準
的なものとみなせないと判断する時は、例えば、コンテ
ンツAに対して200ポイントを、コンテンツB,Cに
それぞれ50ポイントずつ入力することもできる。
【0065】また、ユーザにより入力された評価ポイン
トの合計が、プラットフォームサーバ11から送られて
きた総評価ポイントよりも小さい場合、評価入力プログ
ラム78bは、入力された個々のコンテンツ毎に入力さ
れた評価ポイントの比率に基づいて、残りのポイントを
再分配して加算するようにしてもよい。すなわち、例え
ば、コンテンツAについては、100ポイントが、コン
テンツB,Cについては、50ポイントづつ入力されて
いた場合、残りのポイントは、100ポイント(=30
0−100−50−50)であるので、この100ポイ
ントを各コンテンツの評価ポイントの比率(100:5
0:50)で分配し(50ポイント:25ポイント:2
5ポイント)、入力されたポイントに加算する。今の場
合、コンテンツAには、入力されたポイントに対して5
0ポイントが再分配されて加算されるので、150(=
100+50)ポイントとなり、コンテンツB,Cに
は、25ポイントずつ再分配されて加算されるのでポイ
ントは、それぞれ75(=50+25)ポイントずつと
なる。
【0066】さらに、コンテンツに対する評価は、これ
以外の方法であっても良く、例えば、評価は、「よ
い」、「普通」、「わるい」などの3択方式として、そ
れぞれについて重み付けし、総評価ポイントを分配する
ようにしてもよい。すなわち、「よい」が3ポイント、
「普通」が2ポイント、「わるい」が1ポイントとする
場合、コンテンツAが「よい」=3ポイント、コンテン
ツBが「わるい」=1ポイント、コンテンツCが「わる
い」=1ポイントであると評価されたとき、総評価ポイ
ントは300ポイントであるので、評価入力プログラム
78bは、各々のコンテンツの評価を、その比率で分配
する。今の場合、コンテンツAは、180ポイント(=
3/(3+1+1)×300ポイント)、コンテンツ
B,Cは、60ポイント(=1/(3+1+1)×30
0ポイント)ずつとするようにしてもよい。
【0067】支払管理プログラム118cは、ユーザに
より所望とするコンテンツの個数や種類に応じて生じ
る、利用料金の支払処理を、金融サーバ14にアクセス
して実行する。
【0068】次に、図10の機能ブロック図を参照し
て、金融サーバ14の機能について説明する。
【0069】金融サーバ14のCPU141は、その基本
ソフトウェアであるOS201を実行させ、そのOS201
上で、ドライバ202を介して上述の入出金管理プログ
ラム148aを実行させている。
【0070】入出金管理プログラム148aは、図7の
番号1で示されるように利用者端末13との間で利用料
金の入金処理を実行する(実際には、利用料金データに
基づいて振り込み処理などを実行する)と共に、入金さ
れた利用料金データをプラットフォームサーバ11から
の確認要請に応じて供給する。また、入出金管理プログ
ラム148aは、図7の番号7で示すように、プラット
フォームサーバ11より送信されてくる対価データに基
づいてコンテンツ毎の対価の支払処理を実行し、対価の
支払処理が完了した時点で、番号9で示すように入金の
あった対価に対応する対価データを示す振込み処理結果
通知をコンテンツプロバイダサーバ12に送信する。
【0071】尚、図6,8,9,10の機能ブロック図
を参照して説明した構成は、プラットフォームサーバ1
1、コンテンツプロバイダサーバ12、利用者端末1
3、および、金融サーバ14の装置上で実行されるプロ
グラム上の構成を示すものであるが、各プログラムと同
様の機能を有するハードウェアを構成するようにしても
良い。
【0072】次に、図11のフローチャートを参照し
て、利用者端末13、プラットフォームサーバ11、お
よび、金融サーバ14による利用料金支払処理について
説明する。
【0073】ステップS1において、利用者端末13の
支払管理プログラム118cは、番号1'で示すよう
に、通信部119を制御してプラットフォーム11に対
してコンテンツの配信を要求すると共に、図7の番号1
で示すように、金融サーバ14にアクセスし、ユーザに
よる入力部116の操作内容に応じて、ユーザの口座番
号などの情報と共に配信を希望するコンテンツの利用料
金データを金融サーバ14に送信して、利用料金の支払
処理を実行する。
【0074】ステップS21において、金融サーバ14
の入出金管理プログラム148aは、利用者端末13よ
り送信されてくるユーザの口座番号などの情報に基づい
て、利用料金データに対応する金額を入金する処理を実
行する。
【0075】また、ステップS11において、プラット
フォームサーバ11の入出金管理プログラム38aは、
コンテンツの配信要求に応じて、図7の番号2で示すよ
うに、通信部49を制御して、金融サーバ14にアクセ
スし、コンテンツの配信要求のあった利用者の口座に、
配信の要求の有ったコンテンツに相当する利用料金が入
金さているか否かを確認を要求する。
【0076】ステップS22において、金融サーバ14
の入出金管理プログラム148aは、図7の番号3で示
すように、プラットフォームサーバ11から指定された
口座に、所定のコンテンツの配信に対応する利用料金の
入金状態を確認し、問い合わせに対して応答する。
【0077】ステップS12において、プラットフォー
ムサーバ11の入出金管理プログラム38aは、金融サ
ーバ14からの応答に基づいて、配信を希望するコンテ
ンツに対応する利用料金が支払われているか否かを判定
し、利用料金が支払われていると判定した場合、その処
理は、ステップS13に進む。
【0078】ステップS13において、配信プログラム
38dは、図7の番号4で示すように、要求されたコン
テンツの再生に必要なデスクランブルキー(予め配信さ
れるコンテンツをスクランブル処理するのに用いたスク
ランブルキーに対応するデスクランブルキー)を送信す
ると共に、評価データ管理プログラム38bは、コンテ
ンツの評価に必要な総評価ポイントの評価データを、通
信部39を制御して、利用者端末13に送信する。例え
ば、上述のようにコンテンツA乃至Cの3個の配信が要
求された場合、コンテンツA乃至Cのデスクランブル処
理に必要なデスクランブルキーと、標準の評価ポイント
が、1個のコンテンツについて100ポイントであった
場合、300ポイント(100ポイント×3個のコンテ
ンツ)が送信されることになる。
【0079】ステップS2において、支払管理プログラ
ム118cは、プラットフォームサーバ11より利用料
金未納を示す通知が送信されてきたか否かを判定し、利
用料金未納を示す通知が送信されていないと判定された
場合、その処理は、ステップS3に進む。
【0080】ステップS3において、受信コンテンツ再
生プログラム118aは、プラットフォームサーバ11
より送信されてくる、コンテンツを再生するために必要
となるデスクランブルキーを受信すると共に、評価入力
プログラム118bは、総評価ポイントの評価データを
受信し、記憶する。
【0081】以上のような処理により、利用者端末13
には、コンテンツを再生するために必要なデスクランブ
ルキーを取得することにより、コンテンツの配信を受け
ることができる。また、利用者端末13は、総評価ポイ
ントの評価データを取得することにより、後述するコン
テンツの受信時に、コンテンツを受信した総評価ポイン
トの範囲内で評価することができる。
【0082】ステップS12において、利用料金が支払
われていないと判定された場合、ステップS14におい
て、入出金管理プログラム38aは、利用料金未納を示
す通知を利用者端末13に送信する。
【0083】このとき、ステップS2において、利用料
金未納が受信されたと判定されるので、ステップS3の
処理がスキップされて、処理が終了する。結果として、
利用者端末13は、コンテンツの配信を受ける際に、必
要となるデスクランブルキーを取得していないので、コ
ンテンツの配信を受けることができない。また、この
際、利用者端末13においては、利用料金が未納である
ことが出力部117に表示されるようにしても良い。
【0084】次に、図12のフローチャートを参照し
て、コンテンツ配信処理について説明する。
【0085】ステップS31において、プラットフォー
ムサーバ11の配信プログラム38dが、番号5’’で
示すように、コンテンツプロバイダサーバ12により提
供された、コンテンツのコンテンツデータをスクランブ
ル処理し、コンテンツを配信する。尚、上述のように配
信されるコンテンツは、予めコンテンツプロバイダサー
バ12よりプラットフォームサーバ11に送信されてお
り、コンテンツ管理プログラム78aは、配信されたコ
ンテンツデータを記憶している。
【0086】ステップS41において、利用者端末13
の受信コンテンツ再生プログラム118aは、所定のコ
ンテンツを受信するように指令されたか否かを判定し、
指定のコンテンツの受信が指令されるまで、その処理を
繰り返し、例えば、所定のコンテンツの受信が指令され
た場合、その処理は、ステップS42に進む。
【0087】ステップS42において、受信コンテンツ
再生プログラム118aは、指定されたコンテンツデー
タを受信し、ステップS43において、受信したコンテ
ンツデータを、図11のフローチャートのステップS3
において予め受信したデスクランブルキーを用いてデス
クランブル処理し、出力部117に出力する(再生す
る)。
【0088】次に、図13のフローチャートを参照し
て、コンテンツ評価処理について説明する。
【0089】ステップS51において、評価入力プログ
ラム118bは、再生されたコンテンツについて評価が
入力されたか否かを判定し、評価が入力されるまで入力
待ちの状態となり、例えば、再生されたコンテンツに対
して評価ポイントが入力されたと判定された場合、その
処理は、ステップS52に進む。
【0090】ステップS52において、評価入力プログ
ラム118bは、入力された評価ポイントを総評価ポイ
ントから減算し、ステップS53において、残りの総評
価ポイントが0以上であるか否かを判定する。ステップ
S52において、残りの総評価ポイントが0以上である
と判定された場合、その処理は、ステップS54に進
む。
【0091】ステップS54において、評価入力プログ
ラム118bは、図7の番号6で示すように、入力され
た評価ポイントに応じて評価データを生成して、通信部
119を制御して評価データをコンテンツプロバイダサ
ーバ12に送信する。すなわち、例えば、上述のように
コンテンツA乃至Cのそれぞれについて入力された評価
ポイントの総合計が300ポイントであった場合、それ
ぞれに入力された評価ポイントがそのまま評価データと
してコンテンツプロバイダサーバ12に送信される。ま
た、評価ポイントの総合計が300ポイント以下であっ
た場合、上述のように残りの総評価ポイントを入力され
た評価ポイントの比率で再分配し、入力された評価ポイ
ントにそれぞれ加算した値を評価データとしてコンテン
ツプロバイダサーバ12に送信するようにしてもよい。
【0092】ステップS61において、コンテンツプロ
バイダサーバ12の評価データ管理プログラム78b
は、これらの評価データを受信し、記憶する。
【0093】ステップS53において、残りの総評価ポ
イントが0以上ではない場合、すなわち、入力された評
価ポイントが、プラットフォームサーバ11より送信さ
れてきたポイントより大きいとき、ステップS55にお
いて、評価入力プログラム118bは、出力部117を
制御して、今現在の総評価ポイントを表示し、その処理
は、ステップS51に戻り、それ以降の処理が繰り返さ
れる。
【0094】以上の処理により、各利用者端末13から
コンテンツプロバイダサーバ12に評価データが送信さ
れ、コンテンツプロバイダサーバ12の評価データ管理
プログラム78bは、複数の利用者端末13からの評価
データを順次蓄積していく。
【0095】次に、図14のフローチャートを参照し
て、対価支払処理について説明する。
【0096】ステップS71において、対価管理プログ
ラム78cは、評価データ管理プログラム78bの処理
により蓄積された評価データを読出し、通信部79を制
御して、プラットフォームサーバ11に送信する。
【0097】ステップS81において、プラットフォー
ムサーバ11の評価データ管理プログラム38bは、コ
ンテンツプロバイダサーバ12より送信されてくる評価
データを受信する。
【0098】ステップS82において、対価決定プログ
ラム38cは、評価データ管理プログラム38bにより
受信された評価データを読み出し、読み出した評価デー
タに基づいて各コンテンツの対価を計算し、決定する。
【0099】ここで、図15のフローチャートを参照し
て、対価計算処理について説明する。
【0100】ステップS101において、対価決定プロ
グラム38cは、総手数料Pを計算する。すなわち、対
価決定プログラム38cは、図11のフローチャートを
参照して説明した利用料金支払処理により各利用者端末
13より入金された利用料金の総額から所定の自らの手
取り分となる手数料Pを計算する。例えば、利用料金と
して入金された総額に対して手数料率α(0<α<1)
を設定することにより、以下の式(1)で示すように計
算する。 P=α×T=α×Σij(tij)・・・(1)
【0101】ここで、Tは、全ての利用者から入金され
た利用料金の合計額を示し、tijは、利用者iがコンテ
ンツjを利用するために支払う利用料金を示し、Σij
(tij)は、総利用料金T、すなわち、全ての利用者か
ら入金された利用料金の合計額を示す。
【0102】ステップS102において、対価決定プロ
グラム38cは、総利用料金Tから全てのコンテンツプ
ロバイダの対価として支払われる合計額Rを以下の式
(2)により計算する。 R=T−P=(1−α)×Σij(tij)・・・(2) となる。
【0103】ステップS103において、対価決定プロ
グラム38cは、評価ポイントの総合計に対する各コン
テンツの評価ポイントの比率を対価の合計Rに乗じてコ
ンテンツに対する対価を計算する。コンテンツjに対す
る対価gjは、以下の式(3)を計算することにより求
めることができる。 gj=Σi(eij)/Σij(eij)×R・・・(3)
【0104】ここで、eijは、利用者iによりコンテン
ツjに対してなされた評価ポイントを示し、Σi(ei
j)は、コンテンツjに対する評価ポイントの全利用者
にわたる合計を示す。また、Σij(eij)は、全てのコ
ンテンツに対する、全ての利用者による評価ポイントの
合計を示している。
【0105】すなわち、例えば、コンテンツAに対する
評価ポイントが、図16で示すように得られ、コンテン
ツBに対する評価ポイントが、図17で示すように得ら
れ、利用料金の総額Tが1000万円、手数料率が10
%、さらに、全ての利用者に配布した評価ポイント数の
合計が10000ポイントであった場合、コンテンツ
A,Bの対価は以下のように計算されることになる。こ
こで、図16,17は、縦軸にユーザ数を各マス目の数
で示し、横軸に評価ポイントを示しており、今の場合、
評価ポイントは10ポイント単位となっている。
【0106】まず、ステップS101の処理により、手
数料Pは、式(1)を演算することにより求められ、1
000万円×α=1000万円×10%=100万円と
なる。
【0107】ステップS102の処理により、コンテン
ツプロバイダに支払われるコンテンツの対価の合計額R
は、式(2)を演算することにより求められ、1000
万円−100万円=900万円となる。
【0108】ステップS103の処理により、式(3)
を演算することにより、各コンテンツの対価を決定す
る。すなわち、コンテンツAの場合、Σj(eij)は、
図16で示すように、700ポイント(=30ポイント
×2名+40ポイント×3名+50ポイント×4名+6
0ポイント×3名+70ポイント×2名)となる。今の
場合、評価ポイント数の合計が10000ポイントなの
でコンテンツAの対価は、63万円(=700/100
00×900万円)となる。
【0109】また、コンテンツBの場合、Σj(eij)
は、図17で示すように、720ポイント(=60ポイ
ント×1名+70ポイント×2名+80ポイント×3名
+90ポイント×2名+100ポイント×1名)とな
る。今の場合、評価ポイント数の合計が10000ポイ
ントなのでコンテンツBの対価は、64万8千円(=7
20/10000×900万円)となる。
【0110】以上のように、コンテンツの対価は決定さ
れることになるが、図16,図17で示すように、利用
者数は、コンテンツAが14名であるのに対して、コン
テンツBは9人であり、従来の対価決定方法であるとそ
の人数比が反映されてしまっていた。しかしながら、コ
ンテンツA,Bにおいては、図16,図17で示すよう
に、コンテンツAの評価ポイントよりもコンテンツBの
評価ポイントの方が高く評価されている。この点が、上
述の式(3)を用いた演算方式により、対価の決定に反
映されるので、コンテンツBは、利用者数がコンテンツ
Aよりも少ないにもかかわらず、その対価においては、
コンテンツAよりも高くなり得る。
【0111】結果として、利用人数だけでなくコンテン
ツの内容に即した、適正な対価を設定することが可能と
なる。また、このようにコンテンツの内容が対価に反映
されるため、逆に対価により利用者からのコンテンツの
内容の評価を示すことが可能となる。
【0112】ここで、図14のフローチャートの説明に
戻る。
【0113】ステップS83において、対価決定プログ
ラム38cは、金融サーバ14にアクセスし、各コンテ
ンツ毎に決定された対価に基づいて、各コンテンツプロ
バイダに支払う対価データを送信すると共に、コンテン
ツプロバイダサーバ12に対しても、決定された対価の
情報を送信する。
【0114】ステップS92において、金融サーバ14
の入出金管理プログラム148aは、プラットフォーム
サーバ11より送信されてきたコンテンツ毎の対価デー
タに基づいて、対応するコンテンツプロバイダの口座に
入金し、入金結果を対価データとしてコンテンツプロバ
イダサーバ12に通知する。
【0115】ステップS72において、コンテンツプロ
バイダサーバ12の対価管理プログラム78cは、プラ
ットフォームサーバ11より送信されてくるコンテンツ
毎の対価データを受信し、プラットフォームサーバ11
により決定されたコンテンツの対価を記憶し、さらに、
ステップS73において、金融サーバ14より送信され
てくる、対価データを受信して、入金された対価を確認
する。
【0116】すなわち、例えば、対価管理プログラム7
8cは、プラットフォームサーバ11により決定された
コンテンツの対価と、金融サーバ14に入金された対価
を比較することにより入金を確認する。
【0117】以上の処理により、各コンテンツの対価
は、利用者の評価ポイントに反映して設定されることに
なる。
【0118】また、以上においては、式(1)乃至式
(3)によりコンテンツの対価が決定される例について
説明してきたが、式(1)乃至(3)を用いたコンテン
ツの対価の決定方法では、場合によっては、コンテンツ
の対価が0円となる可能性があるため、コンテンツプロ
バイダの経済上の問題が生じる可能性がある。そこで、
コンテンツプロバイダに対して、コンテンツの評価とは
別に、最低補償額、いわゆるギャランティを設定するよ
うにしても良い。
【0119】ここで、図18のフローチャートを参照し
て、全てのコンテンツプロバイダ(コンテンツプロバイ
ダ数をnとする)に対して一律の金額であるギャランテ
ィCを補償させる場合の対価計算処理について説明す
る。
【0120】ステップS111乃至S112の処理は、
図15のフローチャートを参照して説明したステップS
101乃至S102の処理と同様であるので、その説明
は省略する。
【0121】ステップS113において、対価決定プロ
グラム38cは、式(2)を用いて計算した対価の合計
Rから全てのコンテンツプロバイダに支払われるギャラ
ンティを減じた、対価の合計R'を以下の式(4)を計
算することにより求める。R'=R−n×C・・・
(4)
【0122】ステップS114において、対価決定プロ
グラム38cは、式(5)を演算することにより、式
(4)を用いて計算した対価の合計R'に、評価ポイン
トの総合計に対する、コンテンツの評価ポイントの比率
を乗じて、さらに、ギャランティCを加算することによ
りコンテンツjに対する対価g'jを計算する。g'j=Σ
i(eij)/Σij(eij)×R'+C・・・(5)
【0123】このように、式(5)により対価g'jを求
めることにより、1個のコンテンツjに対しての最小の
対価、すなわち、ギャランティCを設定しながら、利用
者の評価を反映させて対価g'jを決定することが可能と
なる。
【0124】本発明の情報処理システムおよび方法、並
びにプログラムによれば、第1の情報処理装置が、コン
テンツを提供し、第3の情報処理装置より送信されてく
る、コンテンツに対する対価を示す対価データを受信
し、第2の情報処理装置が、第1の情報処理装置により
提供されたコンテンツを受信し、コンテンツに対する評
価を入力し、入力した評価に対応する評価データを送信
し、第3の情報処理装置が、評価データを受信し、評価
データに基づいて、コンテンツに対する対価を決定し、
決定した対価に対応する対価データを第1の情報処理装
置に送信するようにした。
【0125】尚、以上の例においては、利用者によるコ
ンテンツの評価がコンテンツの対価を決定する場合につ
いて説明してきたが、例えば、コンテンツプロバイダに
よる利用者の評価をコンテンツの対価に反映させるよう
にしてもよい。すなわち、図7で示す番号5’,5’’
の流れのように、コンテンツプロバイダサーバ12から
プラットフォームサーバ11を経由して、利用者端末1
3にコンテンツプロバイダによる利用者の評価データを
送信する流れを設けるようにしても良い。
【0126】本発明の情報処理装置および方法、並びに
プログラムによれば、評価データを受信し、評価データ
に基づいて、コンテンツに対する対価を決定し、決定し
た対価に対応する対価データを送信するようにした。
【0127】結果として、いずれにおいても、コンテン
ツ配信システムにおいて、コンテンツの利用者による評
価を反映させて、コンテンツの対価を決定することが可
能となる。その結果、利用者により高い評価を得る、優
れたコンテンツは、複数の利用者から支払われた総利用
料金のうち、対価として還元される割合が高くなるので
(コンテンツの評価が高ければ、実質的に対価が上がる
ことになるので)、コンテンツの制作者に対して、質の
高いコンテンツの制作意欲を向上させることが可能とな
る。また、コンテンツの配信を受ける利用者は、自らの
要求に合うコンテンツに対して高い評価を与えることに
なるので(実質的に、自らが好みとするコンテンツに利
用料金を高く支払うことができるので)、自らの好みに
合うコンテンツの制作者を自らが応援しようとする意識
を高めることが可能となる。
【0128】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行させることが可能な、例え
ば汎用のパーソナルコンピュータなどに記録媒体からイ
ンストールされる。
【0129】この記録媒体は、図2乃至図5に示すよう
にプラットフォームサーバ11、コンテンツプロバイダ
サーバ12、利用者端末13、および金融サーバ14に
予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラ
ムが記録されている記憶部38,78,118,148
だけではなく、コンピュータとは別に、ユーザにプログ
ラムを提供するために配布される、プログラムが記録さ
れている磁気ディスク51,91,131,161(フ
レキシブルディスクを含む)、光ディスク52,92,
132,162(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memo
ry),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気
ディスク53,93,133,163(MD(Mini-Dis
c)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリ5
4,94,134,164(Memory Stickを含む)など
よりなるパッケージメディアにより構成される。
【0130】尚、本明細書において、記録媒体に記録さ
れるプログラムを記述するステップは、記載された順序
に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理を含むものである。
【0131】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0132】
【発明の効果】本発明によれば、利用者の評価に対して
適正なコンテンツの対価を設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコンテンツ配信システムのブ
ロック図である。
【図2】図1のプラットフォームサーバのブロック図で
ある。
【図3】図1のコンテンツプロバイダサーバのブロック
図である。
【図4】図1の利用者端末のブロック図である。
【図5】図1の金融サーバのブロック図である。
【図6】図2のプラットフォームサーバの機能ブロック
図である。
【図7】図1のコンテンツ配信システムのコンテンツ、
評価データ、および対価データの流れを示す図である。
【図8】図3のコンテンツプロバイダサーバの機能ブロ
ック図である。
【図9】図4の利用者端末の機能ブロック図である。
【図10】図5の金融サーバの機能ブロック図である。
【図11】利用料金支払処理を説明するフローチャート
である。
【図12】コンテンツ配信処理を説明するフローチャー
トである。
【図13】コンテンツ評価処理を説明するフローチャー
トである。
【図14】対価支払処理を説明するフローチャートであ
る。
【図15】対価計算処理を説明するフローチャートであ
る。
【図16】対価計算処理を説明する図である。
【図17】対価計算処理を説明する図である。
【図18】対価計算処理を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ネットワーク, 11 プラットフォームサーバ1
1,12−1乃至12−n コンテンツプロバイダサー
バ, 13,13−1乃至13−n 利用者端末, 1
4 金融サーバ, 38a 入出金管理プログラム,
38b 評価データ管理プログラム, 38c 対価決
定プログラム, 78a コンテンツ管理プログラム,
78b 評価データ管理プログラム, 78c 対価
管理プログラム, 118a 受信コンテンツ再生プロ
グラム118a 評価入力プログラム,118c 支払
管理プログラム,148a 入出金管理プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒川 裕介 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 宮下 武史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 笠井 文哉 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツを提供する第1の情報処理装
    置と、前記第1の情報処理装置より提供された前記コン
    テンツを受信する第2の情報処理装置と、前記コンテン
    ツの対価を決定する第3の情報処理装置からなる情報処
    理システムにおいて、 前記第1の情報処理装置は、 前記コンテンツを提供するコンテンツ提供手段と、 前記第3の情報処理装置より送信されてくる、前記コン
    テンツに対する対価を示す対価データを受信する対価デ
    ータ受信手段とを備え、 前記第2の情報処理装置は、 前記第1の情報処理装置により提供された前記コンテン
    ツを受信するコンテンツ受信手段と、 前記コンテンツに対する評価を入力する評価入力手段
    と、 前記評価入力手段により入力された評価に対応する評価
    データを送信する第1の評価データ送信手段とを備え、 前記第3の情報処理装置は、 前記評価データを受信する第1の評価データ受信手段
    と、 前記評価データに基づいて、前記コンテンツに対する対
    価を決定する対価決定手段と、 前記対価決定手段により決定された対価に対応する対価
    データを前記第1の情報処理装置に送信する対価データ
    送信手段とを備えることを特徴とする情報処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記第1の情報処理装置は、 前記第2の情報処理装置の前記評価データ送信手段より
    送信されてくる前記評価データを受信する第2の評価デ
    ータ受信手段と、 前記評価データを前記第3の情報処理装置に送信する第
    2の評価データ送信手段をさらに備え、 前記第3の情報処理装置は、 前記第1の評価データ受信手段が、前記第1の情報処理
    装置の前記第2の評価データ送信手段より送信されてく
    る評価データを受信することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理システム。
  3. 【請求項3】 前記第3の情報処理装置は、 前記第1の評価データ受信手段が、前記第2の情報処理
    装置の前記第1の評価データ送信手段より送信されてく
    る評価データを受信することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理システム。
  4. 【請求項4】 前記第2の情報処理装置は、 前記コンテンツの利用料金の支払い処理を実行する利用
    料金支払手段をさらに備え、 前記第3の情報処理装置は、 前記利用料金に対応する前記利用料金データを受信する
    利用料金データ受信手段をさらに備え、 前記対価決定手段は、前記利用料金データに対応した前
    記利用料金を、前記評価データに基づいてコンテンツ毎
    に分配することにより、前記コンテンツに対する対価を
    決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 コンテンツを提供する第1の情報処理装
    置と、前記第1の情報処理装置より提供された前記コン
    テンツを受信する第2の情報処理装置と、前記コンテン
    ツの対価を決定する第3の情報処理装置からなる情報処
    理システムの情報処理方法において、 前記第1の情報処理装置の情報処理方法は、 前記コンテンツを提供するコンテンツ提供ステップと、 前記第3の情報処理装置より送信されてくる、前記コン
    テンツに対する対価を示す対価データを受信する対価デ
    ータ受信ステップとを含み、 前記第2の情報処理装置の情報処理方法は、 前記第1の情報処理装置により提供された前記コンテン
    ツを受信するコンテンツ受信ステップと、 前記コンテンツに対する評価を入力する評価入力ステッ
    プと、 前記評価入力ステップの処理で入力された評価に対応す
    る評価データを送信する第1の評価データ送信ステップ
    とを含み、 前記第3の情報処理装置の情報処理方法は、 前記評価データを受信する第1の評価データ受信ステッ
    プと、 前記評価データに基づいて、前記コンテンツに対する対
    価を決定する対価決定ステップと、 前記対価決定ステップの処理で決定された対価に対応す
    る対価データを前記第1の情報処理装置に送信する対価
    データ送信ステップとを含むことを特徴とする情報処理
    システムの情報処理方法。
  6. 【請求項6】 コンテンツを提供する第1の情報処理装
    置と、前記第1の情報処理装置より提供された前記コン
    テンツを受信する第2の情報処理装置と、前記コンテン
    ツの対価を決定する第3の情報処理装置からなる情報処
    理システムを制御するプログラムであって、 前記第1の情報処理装置を制御するプログラムは、 前記コンテンツの提供を制御するコンテンツ提供制御ス
    テップと、 前記第3の情報処理装置より送信されてくる、前記コン
    テンツに対する対価を示す対価データの受信を制御する
    対価データ受信制御ステップとを含み、 前記第2の情報処理装置を制御するプログラムは、 前記第1の情報処理装置により提供された前記コンテン
    ツの受信を制御するコンテンツ受信制御ステップと、 前記コンテンツに対する評価の入力を制御する評価入力
    制御ステップと、 前記評価入力制御ステップの処理で入力された評価に対
    応する評価データの送信を制御する第1の評価データ送
    信制御ステップとを含み、 前記第3の情報処理装置を制御するプログラムは、 前記評価データの受信を制御する第1の評価データ受信
    制御ステップと、 前記評価データに基づいて、前記コンテンツに対する対
    価の決定を制御する対価決定制御ステップと、 前記対価決定制御ステップの処理で決定が制御された対
    価に対応する対価データの前記第1の情報処理装置への
    送信を制御する対価データ送信制御ステップとを含むこ
    とを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラ
    ムが記録されている記録媒体。
  7. 【請求項7】 コンテンツを提供する第1の情報処理装
    置と、前記第1の情報処理装置より提供された前記コン
    テンツを受信する第2の情報処理装置と、前記コンテン
    ツの対価を決定する第3の情報処理装置からなる情報処
    理システムを制御するコンピュータのうち、 前記第1の情報処理装置を制御するコンピュータに、 前記コンテンツの提供を制御するコンテンツ提供制御ス
    テップと、 前記第3の情報処理装置より送信されてくる、前記コン
    テンツに対する対価を示す対価データの受信を制御する
    対価データ受信制御ステップとを実行させ、 前記第2の情報処理装置を制御するコンピュータに、 前記第1の情報処理装置により提供された前記コンテン
    ツの受信を制御するコンテンツ受信制御ステップと、 前記コンテンツに対する評価の入力を制御する評価入力
    制御ステップと、 前記評価入力制御ステップの処理で入力された評価に対
    応する評価データの送信を制御する第1の評価データ送
    信制御ステップとを実行させ、 前記第3の情報処理装置を制御するコンピュータに、 前記評価データの受信を制御する第1の評価データ受信
    制御ステップと、 前記評価データに基づいて、前記コンテンツに対する対
    価の決定を制御する対価決定制御ステップと、 前記対価決定制御ステップの処理で決定が制御された対
    価に対応する対価データの前記第1の情報処理装置への
    送信を制御する対価データ送信制御ステップとを実行さ
    せるプログラム。
  8. 【請求項8】 コンテンツの対価を決定する情報処理装
    置において、 評価データを受信する評価データ受信手段と、 前記評価データに基づいて、前記コンテンツに対する対
    価を決定する対価決定手段と、 前記対価決定手段により決定された対価に対応する対価
    データを送信する対価データ送信手段とを備えることを
    特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 コンテンツの対価を決定する情報処理装
    置の情報処理方法において、 評価データを受信する評価データ受信ステップと、 前記評価データに基づいて、前記コンテンツに対する対
    価を決定する対価決定ステップと、 前記対価決定ステップの処理で決定された対価に対応す
    る対価データを送信する対価データ送信ステップとを含
    むことを特徴とする情報処理方法。
  10. 【請求項10】 コンテンツの対価を決定する情報処理
    装置を制御するプログラムであって、 評価データの受信を制御する評価データ受信制御ステッ
    プと、 前記評価データに基づいて、前記コンテンツに対する対
    価の決定を制御する対価決定制御ステップと、 前記対価決定制御ステップの処理で決定が制御された対
    価に対応する対価データの送信を制御する対価データ送
    信制御ステップとを含むことを特徴とするコンピュータ
    が読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒
    体。
  11. 【請求項11】 コンテンツの対価を決定する情報処理
    装置を制御するコンピュータに、 評価データの受信を制御する評価データ受信制御ステッ
    プと、 前記評価データに基づいて、前記コンテンツに対する対
    価の決定を制御する対価決定制御ステップと、 前記対価決定制御ステップの処理で決定が制御された対
    価に対応する対価データの送信を制御する対価データ送
    信制御ステップとを実行させるプログラム。
JP2002136534A 2002-05-13 2002-05-13 情報処理システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Withdrawn JP2003331138A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010176323A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Nintendo Co Ltd プログラム、情報処理装置、および情報処理システム
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US9415302B2 (en) 2009-01-28 2016-08-16 Nintendo Co., Ltd. Storage medium for storing program capable of improving degree of freedom and effect of content provided by sponsor and information processing device
US9492754B2 (en) 2009-01-28 2016-11-15 Nintendo Co., Ltd. Method, system, and storage medium for displaying distributed media content in a calendar screen
JP6369709B1 (ja) * 2018-02-15 2018-08-08 震太郎 徳永 情報管理装置

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US9827497B2 (en) 2009-01-28 2017-11-28 Nintendo Co., Ltd. Information processing system relating to content distribution, storage medium for storing program directed thereto, and information processing device
US10311447B2 (en) 2009-01-28 2019-06-04 Nintendo Co., Ltd. Storage medium for storing program capable of ensuring that evaluation of content is made after watching thereof, information processing device, and information processing system
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JP2019140629A (ja) * 2018-02-15 2019-08-22 震太郎 徳永 情報管理装置

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