JP4464984B2 - 車両用オイル供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンにより駆動される機械式オイルポンプと電動機により駆動される電動式オイルポンプとを備えている車両用オイル供給装置に係り、特に、エンジン始動時の機械式オイルポンプの油圧の立ち上がりを改善する技術に関するものである。
エンジンにより駆動される機械式オイルポンプと、電動機により駆動される電動式オイルポンプとを備え、それぞれの吐出油路が互いに連結されて所定の油圧制御回路へオイルを供給する車両用オイル供給装置が、車両停止時にエンジンを停止させるエコラン車両や、エンジンおよび電動機を走行用動力源として備えているハイブリッド車両等に搭載されている(特許文献1参照)。
特開2005−315271号公報
ところで、上記機械式オイルポンプは、エンジンとの連結や車両への搭載条件等により油面から上方へ出ている場合が多く、エンジン停止時や車両を長期間放置した場合などにその機械式オイルポンプの隙間(ケースとカバーとの間の隙間など)からオイルが抜け出してエア(空気)が侵入し、エンジン始動時の油圧の立ち上がりが遅くなるという問題があった。例えば、図17に示す車両用オイル供給装置200のように機械式オイルポンプ202および電動式オイルポンプ204を備えている場合、車両を走行可能とするパワースイッチのON操作に伴って、先ず電動式オイルポンプ204のみを作動させて所定の油圧を確保することが行われているが、機械式オイルポンプ202の吸入側へはオイルが行き難いため、その後にアクセル操作等に伴ってエンジン206が始動されても、エアの存在で機械式オイルポンプ202が空回りして出力油圧の立ち上がりが遅くなる。このため、電動式オイルポンプ204として大容量ポンプを使用する必要があるとともに、機械式オイルポンプ202の作動開始に伴って電動式オイルポンプ204を停止させる際の停止時間が遅くなり、燃費が悪化する。
また、図18に示すオイル供給装置210のように、機械式オイルポンプ202、電動式オイルポンプ204を単独で作動させた場合の効率を上げるため、それ等の吐出側の油路にそれぞれ逆止弁212、214が設けられている場合には、例えばハイブリッド車両においてモータ走行モードでエンジン206を停止させた時に機械式オイルポンプ202の隙間からオイルが抜け出してエアが侵入すると、エンジン206を再始動してエンジン走行モードへ移行する際に、エアの存在で油圧の立ち上がりが悪いだけでなく、電動式オイルポンプ204側の油圧で逆止弁212が閉じられているためエアの行き場が無く、機械式オイルポンプ202が空回りし続けて油圧の立ち上がりが一層遅くなる。運転者のパワーON操作時に、電動式オイルポンプ204のみを先行して作動させ、その後にアクセル操作等に伴ってエンジン206を始動させる場合も、同様な問題が発生する。
また、ハイブリッド車両のモータ走行モードでは、エンジン206を停止するとともに電動式オイルポンプ204で所定の油圧を確保するが、搭載スペースの関係で前記オイル供給装置200、210のように共通の吸込み口(図面ではストレーナ)216が設けられている場合、電動式オイルポンプ204の吸入負圧により機械式オイルポンプ202側からもオイルが吸入されるため、それに起因して機械式オイルポンプ202の隙間からエアが侵入することがある。そして、このように機械式オイルポンプ202内に侵入したエアも、図19に示すように電動式オイルポンプ204の吸入負圧によってオイルと共に電動式オイルポンプ204に吸い込まれ、その際にエアの吸込みによるエア吸い異音が発生することがある。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、機械式オイルポンプと電動式オイルポンプとを備えている車両用オイル供給装置において、エンジン停止中に機械式オイルポンプ内にエアが侵入し、そのエアに起因してエンジン始動時の機械式オイルポンプの油圧の立ち上がりが遅くなったり、電動式オイルポンプがエアを吸い込んでエア吸い異音が発生したりすることを防止することにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、エンジンにより駆動される機械式オイルポンプと、電動機により駆動される電動式オイルポンプとを備え、それぞれの吐出油路が互いに連結されて所定の油圧制御回路へオイルを供給する車両用オイル供給装置において、(a) 前記油圧制御回路から潤滑・冷却用のオイルが供給される潤滑・冷却用油路と前記機械式オイルポンプとを連通する連通路を有するとともに、(b) その連通路の油路側ポートは、前記潤滑・冷却用油路内のオイルの流れによりその連通路を介してポンプ側ポートからオイルを吸引する吸引装置に接続されていることを特徴とする。
第2発明は、第1発明の車両用オイル供給装置において、前記連通路のポンプ側ポートは、前記機械式オイルポンプの吸入側に接続されていることを特徴とする。
第3発明は、第1発明の車両用オイル供給装置において、前記連通路のポンプ側ポートは、前記機械式オイルポンプの吐出側に接続されていることを特徴とする。
発明は、第1発明〜第3発明の何れかの車両用オイル供給装置において、前記連通路のポンプ側ポートは、油面よりも上方で前記機械式オイルポンプに接続されていることを特徴とする。
発明は、第1発明〜第4発明の何れかの車両用オイル供給装置において、前記吸引装置は、(a) 前記潤滑・冷却用油路を絞るノズルと、(b) そのノズルの先端部分ののど部と、(c) そののど部から徐々に油路を拡大するディヒューザと、(d) 前記ノズルの外周側に設けられるとともにのど部に開口する吸入路とを有し、(e) 前記連通路の油路側ポートはその吸入路に接続されていることを特徴とする。
発明は、第1発明〜第発明の何れかの車両用オイル供給装置において、前記連通路のポンプ側ポートは、前記機械式オイルポンプと軸方向にラップした位置でその機械式オイルポンプに接続されていることを特徴とする。
発明は、第1発明〜第発明の何れかの車両用オイル供給装置において、前記連通路には、前記機械式オイルポンプの駆動時にオイルの流通を遮断する遮断装置が設けられていることを特徴とする。
このような車両用オイル供給装置においては、油圧制御回路の潤滑・冷却用油路と機械式オイルポンプとを連通する連通路が設けられるとともに、潤滑・冷却用油路内のオイルの流れによりその連通路を介して機械式オイルポンプからオイルを吸引する吸引装置を備えているため、車両を長期間放置した場合に機械式オイルポンプ内に溜まったエアが電動式オイルポンプの作動開始に伴って連通路内に吸引され、機械式オイルポンプの吸入油路内のオイルが吸い上げられるとともに、電動式オイルポンプが作動していればエンジン停止時に機械式オイルポンプ内にエアが溜まることが防止される。これにより、機械式オイルポンプ内のエアに起因して、エンジン始動時の機械式オイルポンプの出力油圧の立ち上がりが遅くなったり、電動式オイルポンプが機械式オイルポンプ内のエアを吸い込んでエア吸い異音が発生したりすることが防止される。
また、潤滑・冷却用油路と機械式オイルポンプとの間に連通路が設けられるため、自動変速機の変速制御など高い油圧を必要とする油圧シリンダ等の油圧装置の作動に影響を与える恐れがなく、その変速制御等の油圧制御を従来と同様に高い精度で行うことができる。
更に、潤滑・冷却用油路内のオイルの流れで連通路からオイルを吸引するため、電動式の吸引ポンプ等を設ける場合に比較して、装置を簡単且つ安価でコンパクトに構成できる。
第2発明は、上記連通路のポンプ側ポートが機械式オイルポンプの吸入側に接続されている場合で、機械式オイルポンプ内に侵入したエアが連通路を経て潤滑・冷却用油路へ吸引されることにより、車両を長期間放置した場合に機械式オイルポンプ内に溜まったエアが電動式オイルポンプの作動開始に伴って速やかに除去されるとともに、エンジン停止時に機械式オイルポンプ内にエアが溜まることが防止される。
第3発明は、連通路のポンプ側ポートが機械式オイルポンプの吐出側に接続されている場合で、機械式オイルポンプ内に侵入したエアが連通路を経て潤滑・冷却用油路へ吸引されることにより、車両を長期間放置した場合に機械式オイルポンプ内に溜まったエアが電動式オイルポンプの作動開始に伴って速やかに除去されるとともに、エンジン停止時に機械式オイルポンプ内にエアが溜まることが防止される。
発明では、連通路のポンプ側ポートが油面よりも上方で機械式オイルポンプに接続されているため、その機械式オイルポンプに侵入したエアを良好に吸引して除去することができる。
発明は、前記吸引装置が、ノズルと、のど部と、ディヒューザと、吸入路とを有する所謂噴流ポンプにて構成されており、その吸入路に連通路が接続されている場合で、比較的流量が少ない場合でもノズルによって流速が増大させられることにより高い吸引性能が得られ、機械式オイルポンプ内のエアを良好に除去することができる。
発明は、連通路のポンプ側ポートが、機械式オイルポンプと軸方向にラップした位置でその機械式オイルポンプに接続されている場合で、その機械式オイルポンプ内のエアを速やかに除去することができるとともに、そのポンプ側ポートの接続位置までオイルを速やかに満たすことが可能で、機械式オイルポンプ内のエアを極力少なくすることができ、エンジン始動時の機械式オイルポンプの出力油圧の立ち上がりを一層早くすることができる。
発明は、機械式オイルポンプの駆動時にオイルの流通を遮断する遮断装置が連通路に設けられている場合で、その機械式オイルポンプの駆動時に連通路を通ってオイルが循環したり、機械式オイルポンプから吐出されたオイルが連通路へ流出したりすることが防止され、オイルの供給効率が向上する。
本発明の車両用オイル供給装置は、走行用動力源としてエンジンおよび電動機を備えており、エンジンを用いて走行するエンジン走行モードおよびエンジンを停止して電動機のみで走行するモータ走行モード等の複数の走行モードを有するハイブリッド車両に好適に適用されるが、車両停止時にエンジンを一時的に停止させるエコラン車両などにも適用され得る。
また、オイル供給装置からオイルが供給される油圧制御回路には、各部の潤滑や冷却のために比較的低圧のオイルを供給する潤滑・冷却用油路が接続される他、例えば自動変速機の変速用油圧装置(クラッチやブレーキなど)等の油圧装置に比較的高圧の所定の油圧のオイルを供給する作動制御用油路が接続されるようになっており、ライン圧等の所定の油圧に電気的或いは機械的に調圧するための調圧弁等を備えている。潤滑・冷却用油路は、自動変速機の変速制御など高い油圧を必要とする油圧シリンダ等の油圧装置の作動に影響を与えない部分の油路を意味するもので、厳密に潤滑或いは冷却のためにオイルを供給する油路である必要はなく、オイルパンへ戻すドレーン油路や、オイルクーラーよりも下流側のリターン油路等を含む趣旨である。
機械式オイルポンプおよび電動式オイルポンプの吸入油路は、例えば途中で互いに連結されて共通の吸込み口からオイルを吸い上げるように構成されるが、吸込み口まで別々の油路を設けることも可能である。また、それ等の機械式オイルポンプおよび電動式オイルポンプの吐出油路には、それぞれ逆流を防止するための遮断装置を設けることが望ましいが、遮断装置を設けることなく互いに連結するようにしても良い。この遮断装置としては、オイルの流れを供給方向のみに制限する逆止弁が好適に用いられるが、所定のパイロット油圧で連通状態と遮断状態とが機械的に切り換えられるパイロット油圧式開閉弁、或いはソレノイドによって連通状態と遮断状態とを任意に電気的に切り換えることができるソレノイド式開閉弁などを採用することもできる。パイロット油圧としては、例えば機械式オイルポンプや電動式オイルポンプと、そのパイロット油圧式開閉弁との間の油圧が好適に用いられる。
機械式オイルポンプは、エンジンとの連結や車両への搭載条件等により、例えばトランスミッションケース等の動力伝達装置のケース内のオイルの油面よりも少なくとも一部が上方へ出ていて、エンジン停止時や車両を長期間放置した場合等にケースとカバーとの間の隙間などからオイルが抜け出してエアが侵入する場合に、本発明は好適に適用される。機械式オイルポンプとしては、例えば内接式や外接式のギヤポンプ、或いはベーン式ポンプ等が好適に用いられ、エンジンとの関係で軸心が略水平となる姿勢で配設されるのが普通である。この機械式オイルポンプは、例えばエンジンと同軸に配設されてクランクシャフトにより回転駆動されるように構成されるが、エンジンの軸心からずれた位置に配設され、平行軸歯車等を介して回転駆動されるようになっていても良い。
電動式オイルポンプは、一般に配設位置の自由度が高く、トランスミッションケース等のオイル内に配設することも可能で、機械式オイルポンプのようにエアの侵入により油圧の立ち上がり等が問題になることはない。電動式オイルポンプが油面から上方に出ている場合でも、シール部材などで電動式オイルポンプ内にエアが侵入することが防止されるようになっておれば良い。また、この電動式オイルポンプは、例えばエンジン停止時に所定のオイルを確保するために用いられ、エンジンの作動時には、機械式オイルポンプにより十分な量のオイルを供給することができることから、燃費向上などのために作動を停止させることができる。
第2発明では、連通路のポンプ側ポートが機械式オイルポンプの吸入側に接続されるが、機械式オイルポンプおよび電動式オイルポンプの吸込み口が共通で吸入油路が途中から分岐している場合には、その分岐点よりも機械式オイルポンプ側に接続することが望ましい。また、その分岐点を経由する機械式オイルポンプと電動式オイルポンプとの間の油路の中間点よりも機械式オイルポンプ側に接続することが望ましい。機械式オイルポンプと軸方向にラップした位置で、その機械式オイルポンプの吸入ポートに直接連通するように、機械式オイルポンプを構成しているケースやカバー等にポンプ側ポートを接続したり、そのケースやカバー等に連通路を直接設けたりすることも可能である。
第3発明では、連通路のポンプ側ポートが機械式オイルポンプの吐出側に接続されるが、少なくとも機械式オイルポンプおよび電動式オイルポンプの吐出油路の連結点よりも機械式オイルポンプ側に接続する必要があり、連結点までの間に逆止弁等の遮断装置が設けられている場合は、その遮断装置よりも機械式オイルポンプ側に接続する必要がある。機械式オイルポンプと軸方向にラップした位置で、その機械式オイルポンプの吐出ポートに直接連通するように、機械式オイルポンプを構成しているケースやカバー等にポンプ側ポートを接続したり、そのケースやカバー等に連通路を直接設けたりすることも可能である。
本発明は、潤滑・冷却用油路内のオイルの流れにより連通路を介して機械式オイルポンプからオイルを吸引する吸引装置を有し、潤滑・冷却用油路内をオイルが所定の流量で流通している必要がある。吸引装置は、例えば第発明のように構成されるが、一定の断面積の潤滑・冷却用油路に対して上流側から下流側に向かって斜めに接続される傾斜油路を設けるだけでも良い。また、潤滑・冷却用油路内のオイルの流れで油圧モータが回転駆動されることより、連通路に設けられたポンプを回転駆動する油圧式オイルポンプを吸引装置として用いることもできるなど、種々の態様が可能である。
発明の遮断装置は、連通路内のオイルの流れを一定方向に制限する逆止弁であっても良いが、所定のパイロット油圧で連通状態と遮断状態とが機械的に切り換えられるパイロット油圧式開閉弁、或いはソレノイドによって連通状態と遮断状態とを任意に電気的に切り換えることができるソレノイド式開閉弁などを採用することもできる。パイロット油圧としては、例えば機械式オイルポンプの吐出油路内の油圧が好適に用いられる。
以下、参考例および本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、車両用オイル供給装置50を説明する回路図である。この車両用オイル供給装置50は参考例で、車両の走行用動力源であるエンジン52によって駆動される機械式オイルポンプ54、および電動機56によって任意に駆動される電動式オイルポンプ58を備えており、例えば図14に示すハイブリッド車両用駆動装置10等のハイブリッド車両、或いは車両停止時にエンジン52の作動を停止させるエコラン車両等に好適に用いられる。
図14のハイブリッド車両用駆動装置10は、主動力源である第1駆動力発生源12のトルクが出力部材として機能する出力軸14に伝達され、その出力軸14から差動歯車装置16を介して左右一対の駆動輪18にトルクが伝達されるようになっている。また、このハイブリッド車両用駆動装置10には、走行のための駆動力を出力する力行制御およびエネルギを回収するための回生制御を選択的に実行可能な第2モータジェネレータMG2が第2駆動力発生源として設けられており、この第2モータジェネレータMG2は自動変速機22を介して出力軸14に連結されている。したがって、第2モータジェネレータMG2から出力軸14へ伝達されるトルク容量が、その自動変速機22で設定される変速比γs (=MG2の回転速度NMG2/出力軸14の回転速度NOUT )に応じて増減させられる。
上記自動変速機22は、何れも変速比γs が「1」より大きいハイギヤ段Hおよびローギヤ段Lの2つのギヤ段を成立させることができるように構成されており、第2モータジェネレータMG2からトルクを出力する力行時には、ローギヤ段Lでトルクを増大させて出力軸14へ伝達することができるので、第2モータジェネレータMG2が一層低容量もしくは小型に構成される。また、車速上昇に伴って出力軸14の回転速度NOUT が高くなった場合には、第2モータジェネレータMG2の運転効率を良好な状態に維持するために、変速比γs が小さいハイギヤ段Hとして第2モータジェネレータMG2の回転速度NMG2を低下させ、出力軸14の回転速度NOUT が低下した場合には、変速比γs が大きいローギヤ段Lとして第2モータジェネレータMG2の回転速度NMG2を増大させる。
第1駆動力発生源12は、前記エンジン52と、第1モータジェネレータMG1と、これらエンジン52と第1モータジェネレータMG1との間でトルクを合成もしくは分配するための遊星歯車装置26とを主体として構成されている。エンジン52は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の内燃機関であって、マイクロコンピュータを主体とするエンジン制御用の電子制御装置(E−ECU)28によって、スロットル弁開度や吸入空気量、燃料供給量、点火時期などの運転状態が電気的に制御されるように構成されている。上記電子制御装置28には、アクセルペダル27の操作量Accを検出するアクセル操作量センサAS、ブレーキペダル29の操作の有無を検出するためのブレーキセンサBS等からの検出信号が供給されている。
上記第1モータジェネレータMG1は、たとえば同期電動機であって、駆動トルクを発生させる電動機としての機能と発電機としての機能とが選択的に得られるように構成され、インバータ30を介してバッテリー、コンデンサなどの蓄電装置32に接続されている。そして、マイクロコンピュータを主体とするモータジェネレータ制御用の電子制御装置(MG−ECU)34によってそのインバータ30が制御されることにより、第1モータジェネレータMG1の出力トルクあるいは回生トルクが調節或いは設定されるようになっている。上記電子制御装置34には、シフトレバー35の操作位置を検出する操作位置センサSS等からの検出信号が供給されている。
前記遊星歯車装置26は、サンギヤS0と、そのサンギヤS0に対して同心円上に配置されたリングギヤR0と、これらサンギヤS0およびリングギヤR0に噛み合うピニオンギヤP0を自転かつ公転自在に支持するキャリアC0とを三つの回転要素として備えており、公知の差動作用を生じるシングルピニオン型の遊星歯車機構である。遊星歯車装置26は、エンジン52および自動変速機22と同心に設けられている。遊星歯車装置26および自動変速機22は中心線に対して略対称的に構成されているため、図14ではそれらの下半分が省略されている。
参考例では、エンジン52のクランク軸36はダンパー38を介して遊星歯車装置26のキャリアC0に連結されている。これに対してサンギヤS0には第1モータジェネレータMG1が連結され、リングギヤR0には出力軸14が連結されている。このキャリアC0は入力要素として機能し、サンギヤS0は反力要素として機能し、リングギヤR0は出力要素として機能している。なお、これ等の連結関係は適宜変更できるし、遊星歯車装置26としてダブルピニオン型の遊星歯車装置を用いることも可能である。
上記トルク合成分配機構として機能するシングルピニオン型の遊星歯車装置26の各回転要素の回転速度の相対的関係は、図15の共線図により示される。この共線図において、縦軸S、縦軸C、および縦軸Rは、それぞれサンギヤS0の回転速度、キャリアC0の回転速度、およびリングギヤR0の回転速度を表す軸であり、縦軸S、縦軸C、および縦軸Rの相互の間隔は、縦軸Sと縦軸Cとの間隔を1としたとき、縦軸Cと縦軸Rとの間隔がギヤ比ρ(サンギヤS0の歯数ZS /リングギヤR0の歯数ZR )となるように設定されたものである。
上記遊星歯車装置26において、キャリアC0に入力されるエンジン52の出力トルクTEに対して、第1モータジェネレータMG1による反力トルクがサンギヤS0に入力されると、出力要素となっているリングギヤR0には、エンジン52から入力されたトルクTEより大きいトルクが現れる。この場合の第1モータジェネレータMG1は発電機として機能する。また、リングギヤR0の回転速度(出力軸回転速度)NOUT が一定であるとき、第1モータジェネレータMG1の回転速度NMG1を上下に変化させることにより、エンジン52の回転速度NEを連続的に(無段階に)変化させることができる。図15の破線は、第1モータジェネレータMG1の回転速度NMG1を実線で示す値から下げたときに、エンジン52の回転速度NEが低下する状態を示している。すなわち、エンジン52の回転速度NEを例えば燃費が最もよい回転速度に設定する制御を、第1モータジェネレータMG1を制御することによって実行することができる。この種のハイブリッド形式は、機械分配式あるいはスプリットタイプと称される。
図14に戻って、上記遊星歯車装置26のキャリアC0には歯車46が設けられ、平行軸歯車48を介して前記機械式オイルポンプ54が接続されており、エンジン52の作動時には、それ等の歯車46および48を介して常に機械的に回転駆動されるようになっている。この機械式オイルポンプ54は、図14ではエンジン52の軸線よりも下方に示されているが、搭載条件により例えばエンジン52の軸線と略同じ高さ或いはそれよりも上方に配設され、遊星歯車装置26や自動変速機22が収容されている図示しないトランスミッションケース内のオイル(潤滑油)の油面60(図1参照)よりも、全部または一部が上方へ突き出す位置に配設されている。
前記自動変速機22は、一組のラビニヨ型遊星歯車機構によって構成されている。すなわち、自動変速機22は、第1サンギヤS1および第2サンギヤS2を備えており、その第1サンギヤS1にショートピニオンP1が噛合するとともに、そのショートピニオンP1がこれより軸長の長いロングピニオンP2に噛合し、そのロングピニオンP2が前記各サンギヤS1、S2と同心円上に配置されたリングギヤR1に噛合している。上記各ピニオンP1、P2は、共通のキャリアC1によって自転かつ公転自在にそれぞれ保持されている。また、第2サンギヤS2がロングピニオンP2に噛合している。
前記第2モータジェネレータMG2は、前記モータジェネレータ制御用の電子制御装置(MG−ECU)34によりインバータ40を介して制御されることにより、電動機または発電機として機能させられ、力行トルクおよび回生トルクが制御される。第2サンギヤS2には、その第2モータジェネレータMG2が連結され、上記キャリアC1が出力軸14に連結されている。第1サンギヤS1とリングギヤR1とは、各ピニオンP1、P2と共にダブルピニオン型遊星歯車装置に相当する機構を構成し、また第2サンギヤS2とリングギヤR1とは、ロングピニオンP2と共にシングルピニオン型遊星歯車装置に相当する機構を構成している。
そして、自動変速機22には、第1サンギヤS1を選択的に固定するためにその第1サンギヤS1と変速機ハウジング42との間に設けられた第1ブレーキB1と、リングギヤR1を選択的に固定するためにそのリングギヤR1と変速機ハウジング42との間に設けられた第2ブレーキB2とが設けられている。これらのブレーキB1、B2は摩擦力によって係合力を生じるいわゆる摩擦係合装置であり、多板形式の係合装置あるいはバンド形式の係合装置を採用することができる。そして、これらのブレーキB1、B2は、油圧アクチュエータ等により発生させられる係合圧に応じてそのトルク容量が連続的に制御されるように構成されている。
以上のように構成された自動変速機22は、第2サンギヤS2が入力要素として機能し、またキャリアC1が出力要素として機能し、第1ブレーキB1が係合させられると「1」より大きい変速比γshのハイギヤ段Hが達成され、第1ブレーキB1に替えて第2ブレーキB2が係合させられると、そのハイギヤ段Hの変速比γshより大きい変速比γslのローギヤ段Lが達成されるように構成されている。これらのギヤ段HおよびLの間での変速は、車速Vやアクセル操作量Acc、或いは要求駆動力Tvなどの走行状態に基づいて実行される。より具体的には、ギヤ段領域を予めマップ(変速線図)として定めておき、検出された運転状態に応じていずれかのギヤ段を設定するように制御される。その制御を行うためのマイクロコンピュータを主体とした変速制御用の電子制御装置(T−ECU)44が設けられている。
上記電子制御装置44には、オイルの温度TOIL を検出するための油温センサTS、第1ブレーキB1の係合油圧を検出するための油圧スイッチSW1、第2ブレーキB2の係合油圧を検出するための油圧スイッチSW2、ライン圧PLを検出するための油圧スイッチSW3等からの検出信号が供給されている。また、第2モータジェネレータMG2の回転速度NMG2を検出するMG2回転速度センサ43、車速Vに対応する出力軸14の回転速度NOUT を検出する出力軸回転速度センサ45からも、それ等の回転速度を表す信号が供給される。
図16は、上記自動変速機22を構成しているラビニヨ型遊星歯車機構についての各回転要素の相互関係を表すために4本の縦軸S1、縦軸R1、縦軸C1、および縦軸S2を有する共線図を示している。それら縦軸S1、縦軸R1、縦軸C1、および縦軸S2は、第1サンギヤS1の回転速度、リングギヤR1の回転速度、キャリアC1の回転速度、および第2サンギヤS2の回転速度をそれぞれ示すためのものである。
以上のように構成された自動変速機22では、第2ブレーキB2によってリングギヤR1が固定されると、ローギヤ段Lが成立し、第2モータジェネレータMG2が出力した力行トルクがそのときの変速比γslに応じて増幅されて出力軸14に付加される。これに替えて、第1ブレーキB1によって第1サンギヤS1が固定されると、ローギヤ段Lの変速比γslよりも小さい変速比γshを有するハイギヤ段Hが成立する。このハイギヤ段Hにおける変速比γshも「1」より大きいので、第2モータジェネレータMG2の出力した力行トルクがその変速比γshに応じて増大させられて出力軸14に付加される。
このようなハイブリッド車両用駆動装置10は、例えばキーがキースロットに挿入された後、ブレーキペダル29が操作された状態でパワースイッチがON操作されることにより制御装置28、34、44が起動され、エンジン52、第1モータジェネレータMG1、および第2モータジェネレータMG2の駆動が可能なアクティブ状態とされる。そして、アクセル操作量Accおよび車速V等に基づいて運転者の要求駆動力Tvを算出し、その要求駆動力Tvが得られるように第1駆動力発生源12および/または第2モータジェネレータMG2のトルクを制御する。例えば、エンジン52を最適燃費曲線上で作動させて駆動力を発生させるとともに、要求駆動力Tvに対する不足分を第2モータジェネレータMG2でアシストするアシスト走行モード、要求駆動力Tvの増大時すなわち発進時や加速時にエンジン52の出力トルクTEおよび第1モータジェネレータMG1の回生制動トルクを共に増加させ、第1駆動力発生源12のトルクを増大させるとともに第2モータジェネレータMG2の力行トルクTMG2を増大させる発進・加速モード、エンジン52を停止し専ら第2モータジェネレータMG2を動力源とするモータ走行モード、エンジン52の動力で第1モータジェネレータMG1により発電を行いながら第2モータジェネレータMG2を動力源として走行する充電走行モード、エンジン52の動力を機械的に駆動輪18に伝えて走行するエンジン走行モード、等を走行状態に応じて切り換える。
また、変速制御用の電子制御装置(T−ECU)44は、例えば車速Vおよびアクセル操作量Accをパラメータとして予め定められた変速線図(変速マップ)に基づいて、実際の車速Vおよびアクセル操作量Accに応じて自動変速機22のギヤ段を決定し、決定されたギヤ段に切り換えるように第1ブレーキB1および第2ブレーキB2を制御する。
図1に戻って、前記機械式オイルポンプ54および電動式オイルポンプ58は、共通の吸込み口62を備えているとともに途中の分岐点64で分岐している吸入油路66、68に接続されており、トランスミッションケースの下部に設けられたオイルパン70に還流したオイルを吸込み口62から吸い上げて吐出油路72、74に吐出する。吐出油路72、74は、連結点76で互いに連結されて油圧制御回路78にオイルを供給するが、一対のオイルポンプ54、58の何れか一方のみでオイルを供給する際の効率を高くするため、各吐出油路72、74の連結点76よりも手前側には、それぞれ連結点76側へのオイルの流通は許容するが逆方向の流通は阻止する逆止弁80、82が設けられている。
油圧制御回路78は、前記ライン圧PL等を発生するための調圧弁等を備えており、前記自動変速機22のブレーキB1、B2を係合させるために比較的高圧の所定の油圧のオイルを供給する作動制御用油路84が接続されているとともに、各部の潤滑や冷却のために比較的低圧のオイルを供給する潤滑・冷却用油路86が接続されている。作動制御用油路84は調圧弁等を挟んで潤滑・冷却用油路86と別個に設けられており、その作動制御用油路84内の油圧は、潤滑・冷却用油路86内の油圧と別個に独立に制御される。
図2は、機械式オイルポンプ54の一例を説明する概略断面図で、内接型のギヤポンプの場合であり、外歯車100と、その外歯車100の外周側に偏心して配設されるとともに部分的に噛み合わされて偏心回転させられる内歯車102とを有するとともに、外歯車100にスプライン嵌合されたシャフト104に前記平行軸歯車48が設けられ、エンジン52によって回転駆動されるようになっている。外歯車100および内歯車102は、トランスミッションケース等によって構成される本体ケース106に設けられた凹所107内に収容されているとともに、その本体ケース106にカバー108がボルト等により一体的に固定されることによりポンプ室が形成され、そのポンプ室に連通するように吸入ポート110および吐出ポート112が設けられている。そして、その吸入ポート110に連通するように前記吸入油路66が接続され、吐出ポート112に連通するように前記吐出油路72が接続される。
上記機械式オイルポンプ54は、その全部または一部がトランスミッションケース内の油面60よりも上方へ突き出しているため、車両を長期間放置した場合やエンジン52の停止時などに、本体ケース106とカバー108との間の隙間などからオイルが抜け出してポンプ室内にエアが侵入することがある。一方、電動式オイルポンプ58は、配設位置の設定の自由度が高く、本参考例ではトランスミッションケース内のオイル内に埋没するように配設されており、機械式オイルポンプ54のようにエアが侵入する恐れはない。また、この電動式オイルポンプ58は、エンジン52の停止時に所定量のオイルを確保するために用いられ、エンジン52の作動時には、機械式オイルポンプ54により十分な量のオイルを供給することができることから、燃費向上などのために作動が停止させられる。
ここで、本参考例のハイブリッド車両用駆動装置10は、パワースイッチがON操作されることにより制御装置28、34、44が起動されると、先ず電動式オイルポンプ58のみを作動させて所定量のオイルを確保するようになっており、その後にアクセル操作等に伴ってエンジン52が始動させられるが、車両が長期間放置されているなどして機械式オイルポンプ54内にエアが侵入していると、前記図17の場合と同様に、エアの存在で機械式オイルポンプ54の出力油圧の立ち上がりが遅くなり、機械式オイルポンプ54の作動開始に伴って電動式オイルポンプ58を停止させる際の停止時間が遅くなって燃費が悪化する。特に、本参考例では機械式オイルポンプ54の吐出油路72に逆止弁80が設けられており、その逆止弁80は電動式オイルポンプ58側の油圧で閉じられるため、前記図18の場合と同様に、機械式オイルポンプ54内のエアの行き場が無く、機械式オイルポンプ54が空回りして油圧の立ち上がりが更に遅くなる。
また、エンジン52を停止して第2モータジェネレータMG2のみで走行するモータ走行時には、電動式オイルポンプ58を作動させてオイルを油圧制御回路78に供給することにより、潤滑・冷却用のオイルを確保するとともに、自動変速機22のブレーキB1またはB2を係合させるために必要な油圧を発生させることができるようにしているが、この場合も、電動式オイルポンプ58の作動による吸入負圧などで機械式オイルポンプ54内にエアが侵入することがあり、エンジン52を再始動してエンジン走行モードや発進・加速モードへ移行する際の機械式オイルポンプ54の出力油圧の立ち上がりが上記と同様に遅くなる。
また、エンジン52の停止時に電動式オイルポンプ58のみが作動させられると、前記図19の場合と同様に、機械式オイルポンプ54内に侵入したエアを電動式オイルポンプ58が吸い込んでエア吸い異音が発生することもある。
これに対し、本体ケース106とカバー108との間にガスケット等のシール部材を配設し、エアの侵入を防止することが考えられるが、エアの侵入を確実に防止することは困難である。また、部品点数が多くなってコストが高くなるとともに、形状が複雑で組付け作業が面倒になるなどの問題がある。
このため、本参考例では、図1に示すように前記潤滑・冷却用油路86と機械式オイルポンプ54との間に連通路90が設けられ、その潤滑・冷却用油路86内のオイルを機械式オイルポンプ54へ導入するようになっている。連通路90には、遮断装置としてパイロット油圧式の開閉弁92が設けられているとともに、潤滑・冷却用油路86に接続された油路側ポート94と開閉弁92との間には絞り96が設けられている。パイロット油圧式の開閉弁92は、機械式オイルポンプ54の吐出油路72内の油圧をパイロット油圧として連通状態から遮断状態に切り換えられるもので、機械式オイルポンプ54の非作動時で吐出油路72内の油圧が低い時には連通状態とされ、連通路90内のオイルの流通を許容するが、エンジン52の作動に伴って機械式オイルポンプ54が駆動され、吐出油路72内の油圧が高くなると、遮断状態とされて連通路90が遮断され、連通路90を含むオイルの循環が防止される。また、絞り96が設けられることにより、潤滑・冷却用油路86から必要以上のオイルが機械式オイルポンプ54側へ流出することが防止される。
上記連通路90のポンプ側ポート98は、機械式オイルポンプ54の吸入側に接続されているが、その接続位置は、分岐点64よりも機械式オイルポンプ54側で、且つ、その分岐点64を経由する機械式オイルポンプ54と電動式オイルポンプ58との間の油路の中間点よりも機械式オイルポンプ54側に接続される。すなわち、ポンプ側ポート98の接続位置と機械式オイルポンプ54との間の距離L1と、ポンプ側ポート98の接続位置と電動式オイルポンプ58との間の距離L2とが、L1<L2の関係となるように、その接続位置が定められるのである。
また、連通路90のポンプ側ポート98は、例えば図1に示すように吸入油路66に接続されるが、機械式オイルポンプ54と軸方向にラップする範囲で、その機械式オイルポンプ54に直接接続することも可能である。すなわち、図2に示すように、軸方向のラップ範囲S内において例えばカバー108に吸入ポート110に連通する連通孔114を形成し、その連通孔114にポンプ側ポート98を接続することもできる。このラップ範囲Sは、ポンプ室を構成する前記凹所107と同じ範囲である。
このような本参考例の車両用オイル供給装置50においては、潤滑・冷却用油路86内のオイルを機械式オイルポンプ54の吸入側へ導入する連通路90を備えているため、例えばパワースイッチのON操作に伴って電動式オイルポンプ58が作動させられると、図3にオイルの流れを矢印で示すように、潤滑・冷却用油路86から連通路90を経て機械式オイルポンプ54の吸入側にオイルが供給されることにより、車両を長期間放置した場合に機械式オイルポンプ54内に溜まったエアが速やかに除去される。すなわち、機械式オイルポンプ54内に溜まったエアは、潤滑・冷却用油路86から供給されるオイルと混ざり合って吸入油路66内を分岐点64側へ逆流し、電動式オイルポンプ58の吸入負圧により吸入油路68内に吸入され、その電動式オイルポンプ58から吐出油路74を経て油圧制御回路78へ送り出される。
また、モータ走行モード時等にエンジン52が停止させられた場合にも、電動式オイルポンプ58が作動させられることにより、上記と同様に潤滑・冷却用油路86から連通路90を経て機械式オイルポンプ54の吸入側にオイルが供給されるため、電動式オイルポンプ58の作動による吸入負圧等により機械式オイルポンプ54内にエアが侵入することが防止される。
このように、長期間の車両の放置時等に機械式オイルポンプ54内に溜まったエアが、電動式オイルポンプ58の作動に伴って速やかに除去されるとともに、モータ走行モード時等にエンジン52が停止させられた時にも、機械式オイルポンプ54内にエアが侵入することがないため、エンジン走行モードや発進・加速モードなどでエンジン52が始動させられた時に、機械式オイルポンプ54の出力油圧が速やかに立ち上げられるようになり、その機械式オイルポンプ54の作動開始に伴って電動式オイルポンプ58を速やかに停止させることができ、燃費が向上する。
また、モータ走行モード時等にエンジン52が停止させられた時に、機械式オイルポンプ54内にエアが侵入することがないことから、電動式オイルポンプ58がエアを吸い込んでエア吸い異音が発生することが防止される。長期間の車両の放置時等に機械式オイルポンプ54内に溜まったエアについても、潤滑・冷却用油路86から供給されるオイルと混ざり合って電動式オイルポンプ58側へ流動させられるため、機械式オイルポンプ54内のエアがそのまま吸入油路66から吸入油路68を経て電動式オイルポンプ58に吸い込まれる場合に比較して、エアの吸込みによるエア吸い異音の発生が抑制される。
また、潤滑・冷却用油路86内のオイルを機械式オイルポンプ54へ導入するようになっているため、自動変速機22の変速制御に用いられる作動制御用油路84内の油圧に影響を与える恐れはなく、その変速制御を従来と同様に高い精度で行うことができる。
また、図2に示すように、連通路90のポンプ側ポート98を、機械式オイルポンプ54と軸方向にラップした範囲S内でその機械式オイルポンプ54に直接接続した場合には、その機械式オイルポンプ54のポンプ室内に直接オイルを供給してエアを速やかに除去することができるとともに、そのポンプ側ポート98の接続位置までオイルを速やかに満たすことが可能で、機械式オイルポンプ54内のエアを極力少なくすることができ、エンジン52の始動時の機械式オイルポンプ54の出力油圧の立ち上がりを一層早くすることができる。
また、本参考例では機械式オイルポンプ54の駆動時にオイルの流通を遮断する開閉弁92が連通路90に設けられているため、その機械式オイルポンプ54の駆動時に連通路90を通ってオイルが循環することが防止され、オイルの供給効率が向上する。特に、本参考例ではパイロット油圧式の開閉弁92が用いられているため、機械式オイルポンプ54の駆動時に連通路90を確実に遮断できるとともに、ソレノイド式の開閉弁に比較して安価でコンパクトに構成され、切換制御も不要である。
参考例では更に、上記開閉弁92と油路側ポート94との間に絞り96が設けられ、潤滑・冷却用油路86から必要以上のオイルが機械式オイルポンプ54側へ流出することが防止されるため、潤滑や冷却性能に対する影響が小さく、連通路90からのオイルの流出を考慮して電動式オイルポンプ58の吐出量を増加させる必要がないか、或いはその増量を最小限に抑えることができる。
次に、本発明の実施例を説明する。なお、以下の実施例において、上記参考例と実質的に共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図4の車両用オイル供給装置124は、前記図1の車両用オイル供給装置50に比較して、前記潤滑・冷却用油路86に並列にバイパス油路126が設けられるとともに、そのバイパス油路126に噴流ポンプ128が設けられ、その噴流ポンプ128に連通路90の油路側ポート94が接続されている。噴流ポンプ128は、バイパス油路126内のオイルの流通エネルギーに基づいて連通路90からオイルを機械的に吸引する吸引装置で、図5に示すように、バイパス油路126の流路を絞って流通断面積を徐々に小さくするノズル130と、そのノズル130の先端部分に設けられたのど部132と、そののど部132から徐々に流路を拡大する逆テーパ形状のディヒューザ134と、ノズル130の外周側に設けられるとともにのど部132に開口する吸入路136とを有し、ノズル130により流速が増大させられたオイルが吸入路136の開口部分を通過する際の負圧により、その吸入路136からオイルを吸引する。のど部132およびディヒューザ134は、本体ブロック138の流路に直接設けられており、別体に構成されたノズル130が本体ブロック138に組み付けられることにより、そのノズル130の周囲に吸入路136が形成されるようになっている。そして、連通路90の油路側ポート94は、上記吸入路136に連通するようにポンプ本体138に設けられた連通孔139に接続されており、その連通孔139および連通路90を介して機械式オイルポンプ54側のオイルやエアが吸引される。上記バイパス油路126は、潤滑・冷却用油路86の一部である。
また、この実施例では、機械式オイルポンプ54側から噴流ポンプ128側への流通は許容するが逆方向の流通は阻止する逆止弁140が、前記パイロット油圧式の開閉弁92の代りに遮断装置として連通路90に設けられている。また、連通路90のポンプ側ポート98は、トランスミッションケース内のオイルの油面60よりも上方に突き出した位置で前記吸入油路66、または機械式オイルポンプ54の吸入ポート110側部分に接続されている。
このような車両用オイル供給装置124においては、潤滑・冷却用油路86に並列に設けられたバイパス油路126に噴流ポンプ128が配設され、その噴流ポンプ128に連通路90が接続されてオイルが吸引されるようになっているため、例えばパワースイッチのON操作に伴って電動式オイルポンプ58が作動させられると、機械式オイルポンプ54の吸入側のオイルやエアが連通路90を経て噴流ポンプ128に吸引されることにより、車両を長期間放置した場合に機械式オイルポンプ54内に溜まったエアが速やかに除去される。また、モータ走行モード時等にエンジン52が停止させられた場合にも、電動式オイルポンプ58が作動させられて潤滑・冷却用油路86内をオイルが流通させられることにより、上記と同様に連通路90を経て機械式オイルポンプ54の吸入側のオイルが吸引されるため、機械式オイルポンプ54の隙間などからエアが侵入して滞留する恐れがない。
このように、長期間の車両の放置時等に機械式オイルポンプ54内に溜まったエアが、電動式オイルポンプ58の作動に伴って速やかに除去されるとともに、モータ走行モード時等にエンジン52が停止させられた時にも、機械式オイルポンプ54内にエアが侵入して滞留することがないため、エンジン走行モードや発進・加速モードなどでエンジン52が始動させられた時に、機械式オイルポンプ54の出力油圧が速やかに立ち上げられるようになるなど、前記参考例と同様の作用効果が得られる。
加えて、本実施例では噴流ポンプ128によりバイパス油路126内のオイルの流通エネルギーに基づいて連通路90からオイルを機械的に吸引するため、電動式の吸引ポンプ等を設ける場合に比較して、装置を簡単且つ安価でコンパクトに構成できる。特に、ノズル130、のど部132、ディヒューザ134、および吸入路136を有する噴流ポンプ128が用いられているため、バイパス通路126内のオイルの流量が比較的少ない場合でも、ノズル130によって流速が増大させられることにより高い吸引性能が得られ、機械式オイルポンプ54内のエアを良好に除去することができる。
また、本実施例では、連通路90のポンプ側ポート98が、トランスミッションケース内のオイルの油面60よりも上方に突き出した位置で吸入油路66、または機械式オイルポンプ54の吸入ポート110側部分に接続されているため、その機械式オイルポンプ54に侵入したエアを良好に吸引して除去することができるとともに、図6に示すように吸入油路66内のオイルの油面を引き上げて機械式オイルポンプ54内をオイルで満たすことができる。
また、連通路90には、機械式オイルポンプ54側から噴流ポンプ128側への流通は許容するが逆方向の流通は阻止する逆止弁140が設けられているため、図7に示すように、エンジン走行モードや発進・加速モード時等の機械式オイルポンプ54の駆動時に、その吸入負圧により連通路90から機械式オイルポンプ54側へオイルが循環することが阻止され、オイルの供給効率が向上する。特に、本実施例では逆止弁140が用いられているため、前記パイロット油圧式開閉弁92に比較して、装置が簡単且つ安価でコンパクトに構成される。
図8の車両用オイル供給装置144は、上記図4の車両用オイル供給装置124に比較して、オイルクーラ146からのリターン油路148に噴流ポンプ128を配設した場合であり、この場合も同様の作用効果が得られる。このリターン油路148も、潤滑・冷却用油路86の一部である。
図9の車両用オイル供給装置150は、上記図8の車両用オイル供給装置144に比較して、前記連通路90のポンプ側ポート98を機械式オイルポンプ54の吐出油路72側に接続した場合で、逆止弁80よりも機械式オイルポンプ54側で、その機械式オイルポンプ54の吐出ポート112の近傍、或いは機械式オイルポンプ54そのものに接続される。また、ソレノイド式の開閉弁152が逆止弁140の代りに遮断装置として連通路90に設けられており、エンジン52の停止時には連通状態とされて連通路90内のオイルやエアの流通を許容するが、エンジン52の作動時すなわち機械式オイルポンプ54の駆動時には、電子制御によって遮断状態に切り換えられ、連通路90内のオイルやエアの流通を阻止する。
したがって、本実施例においても、エンジン52の停止時に噴流ポンプ128によって機械式オイルポンプ54内のエアが連通路90を介して吸引され、除去されることにより、図4図8の実施例と同様の作用効果が得られる。また、エンジン52の作動時には、ソレノイド式開閉弁152が電子制御によって遮断状態に切り換えられ、連通路90内のオイルやエアの流通が阻止されるため、機械式オイルポンプ54から吐出されたオイルが連通路90からそのままリターン油路148へ流出することが防止され、連通路90の存在に拘らずオイルの供給効率が適切に維持される。
図10の車両用オイル供給装置176は、図4の車両用オイル供給装置124に比較して、前記噴流ポンプ128の代りに油圧式オイルポンプ178を潤滑・冷却用油路86に設け、連通路90のポンプ側ポート94をその油圧式オイルポンプ178に接続した場合である。油圧式オイルポンプ178は、潤滑・冷却用油路86内のオイルの流れにより連通路90からオイルを吸引する吸引装置に相当するもので、潤滑・冷却用油路86に設けられた油圧モータ180と、その油圧モータ180により機械的に回転駆動されるポンプ182とを備えており、そのポンプ182の吸入ポートに連通路90の油路側ポート94が接続される。また、ポンプ182の吐出ポートは、油圧モータ180よりも下流側で潤滑・冷却用油路86に連結されるとともに、その連結部との間には絞り184が設けられている。本実施例においても、図4の実施例と同様の作用効果が得られる。
図11は、図4の車両用オイル供給装置124における機械式オイルポンプ54、噴流ポンプ128、およびそれ等の間に設けられた連通路90の具体例を示す図で、噴流ポンプ128の本体ブロック138および機械式オイルポンプ54の本体ケース106は互いに密着するように一体的に固設されており、機械式オイルポンプ54の吸入ポート110と噴流ポンプ128の連通孔139とを連通させるように本体ケース106に設けられた貫通孔によって連通路90が構成されているとともに、その貫通孔内に逆止弁140が設けられている。連通孔139は、連通路90との連通部(油路側ポート94に相当)から吸入路136との連通部に向かうに従って、本体ブロック138内を流通するオイルの流れの上流側から下流側へ向かうように斜めに設けられており、噴流ポンプ128の吸引作用により機械式オイルポンプ54内のエアやオイルが連通孔139を経て噴流ポンプ128側へ良好に吸引される。この場合は、連通路90のための配管等が不要でコンパクトに構成される。
図12の噴流ポンプ186は、本体ブロック138に形成された断面積が略一定の流路188に対して、上記連通孔139と同様に傾斜した傾斜油路190を吸入路として設けたもので、このような噴流ポンプ186においても、流路188内を流通するオイルの流れによって吸引作用が得られ、機械式オイルポンプ54内のエアやオイルが連通路90から傾斜油路190を経て流路188内に吸引される。流路188は、前記バイパス油路126の一部を構成している。
図13の噴流ポンプ192は、上記噴流ポンプ186に比較して、流路188の断面積を途中で変化させた場合で、上流側の大径流路188aと、徐々に径寸法が小さくなるテーパ形状の徐変部を経て接続された下流側の小径流路188bとを有し、その小径流路188bの内周面に傾斜油路190が開口させられている。この場合は、流路188の径寸法が小さくされることによりオイルの流速が早くなるため、図12の噴流ポンプ186に比較して吸引性能が向上する。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
両用オイル供給装置の参考例を説明する回路図である。 図1の機械式オイルポンプの一例を説明する概略断面図である。 図1の参考例の作用効果を説明する図で、オイルの流れを矢印で示した図である。 本発明の実施例を説明する回路図である。 図4の実施例の噴流ポンプを説明する断面図である。 図4の実施例において、吸入油路内のオイルの油面が上昇する作用効果を説明する図である。 図4の実施例において、機械式オイルポンプの駆動時に逆止弁によりオイルの循環が防止される作用効果を説明する図である。 本発明の他の実施例を説明する回路図である。 本発明の更に別の実施例を説明する回路図である。 本発明の更に別の実施例を説明する回路図である。 図4の実施例における機械式オイルポンプや噴流ポンプ、それ等の間に設けられた連通路の具体例を示す断面図である。 噴流ポンプの別の例を説明する図で、図11に対応する断面図である。 噴流ポンプの更に別の例を説明する図で、図11に対応する断面図である。 本発明の車両用オイル供給装置が好適に用いられるハイブリッド車両の駆動装置を説明する骨子図である。 図14の駆動装置において、第1駆動力発生源に備えられている遊星歯車装置の作動を説明する共線図である。 図14の駆動装置において、第2モータジェネレータMG2と出力軸との間に設けられている自動変速機の複数のギヤ段を説明する共線図である。 従来の車両用オイル供給装置の一例を説明する回路図である。 従来の車両用オイル供給装置の別の例を説明する回路図である。 図18の車両オイル供給装置においてエア吸い異音が発生する際のエアの流れを説明する図である。
24、144、150、176:車両用オイル供給装置 52:エンジン 54:機械式オイルポンプ 56:電動機 58:電動式オイルポンプ 72、74:吐出油路 78:油圧制御回路 86:潤滑・冷却用油路 90:連通路 4:油路側ポート 98:ポンプ側ポート 126:バイパス油路(潤滑・冷却用油路) 128、186、192:噴流ポンプ(吸引装置) 140:逆止弁(遮断装置) 148:リターン油路(潤滑・冷却用油路) 152:ソレノイド式開閉弁(遮断装置) 178:油圧式オイルポンプ(吸引装置)

Claims (7)

  1. エンジンにより駆動される機械式オイルポンプと、電動機により駆動される電動式オイルポンプとを備え、それぞれの吐出油路が互いに連結されて所定の油圧制御回路へオイルを供給する車両用オイル供給装置において、
    前記油圧制御回路から潤滑・冷却用のオイルが供給される潤滑・冷却用油路と前記機械式オイルポンプとを連通する連通路を有するとともに、
    該連通路の油路側ポートは、前記潤滑・冷却用油路内のオイルの流れにより該連通路を介してポンプ側ポートからオイルを吸引する吸引装置に接続されている
    ことを特徴とする車両用オイル供給装置。
  2. 前記連通路のポンプ側ポートは、前記機械式オイルポンプの吸入側に接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用オイル供給装置。
  3. 前記連通路のポンプ側ポートは、前記機械式オイルポンプの吐出側に接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用オイル供給装置。
  4. 前記連通路のポンプ側ポートは、油面よりも上方で前記機械式オイルポンプに接続されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用オイル供給装置。
  5. 前記吸引装置は、前記潤滑・冷却用油路を絞るノズルと、該ノズルの先端部分ののど部と、該のど部から徐々に油路を拡大するディヒューザと、前記ノズルの外周側に設けられるとともにのど部に開口する吸入路とを有し、前記連通路の油路側ポートは該吸入路に接続されている
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用オイル供給装置。
  6. 前記連通路のポンプ側ポートは、前記機械式オイルポンプと軸方向にラップした位置で該機械式オイルポンプに接続されている
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の車両用オイル供給装置。
  7. 前記連通路には、前記機械式オイルポンプの駆動時にオイルの流通を遮断する遮断装置が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の車両用オイル供給装置。
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