JP4439885B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4439885B2
JP4439885B2 JP2003393315A JP2003393315A JP4439885B2 JP 4439885 B2 JP4439885 B2 JP 4439885B2 JP 2003393315 A JP2003393315 A JP 2003393315A JP 2003393315 A JP2003393315 A JP 2003393315A JP 4439885 B2 JP4439885 B2 JP 4439885B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
fixing belt
heating roller
roller
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003393315A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005156769A (ja
Inventor
雅彦 佐藤
大村  健
直毅 岩谷
晃 進士
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003393315A priority Critical patent/JP4439885B2/ja
Priority to US10/991,545 priority patent/US7239838B2/en
Publication of JP2005156769A publication Critical patent/JP2005156769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4439885B2 publication Critical patent/JP4439885B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2064Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2025Heating belt the fixing nip having a rotating belt support member opposing a pressure member
    • G03G2215/2032Heating belt the fixing nip having a rotating belt support member opposing a pressure member the belt further entrained around additional rotating belt support members

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成で、記録紙、OHP等の記録媒体上のトナーを溶融し、固着させる定着装置及びこの定着装置を用いる画像形成装置に関するものである。
画像形成装置における定着工程は、潜像担持体である感光体から転写された記録媒体上のトナー像を記録媒体上に定着するが、例えば、トナーを加熱・加圧により溶融させた状態で記録媒体である転写紙、樹脂シート等にトナーを浸透させて融着させるという必須の工程である。この定着の方式には、熱源側部材と被定着対象物であるトナーとが直接接触する接触定着方式や赤外線、誘導加熱による雰囲気加熱を用いる非接触方式がある。接触定着方式の代表的なものとして熱ローラ定着方式とベルト定着方式がある。接触定着のいずれの方式における定着装置も、ローラ及び/又はベルトで当接する位置でニップ部を形成し、記録媒体を搬送してニップ部で加熱・加圧してトナーを記録媒体に定着させる。この加熱・加圧は、内部にハロゲンランプ、ニクロム線等の熱源を備える定着ローラ又は加熱されたベルトをトナーと直接接触させて定着する。この定着装置は、ローラ又はベルト表面に設けられている温度センサにより表面温度が所定温度となるように熱源の維持管理が行われるようになっており、これによって、ニップ部を通過するシートに対する供給熱量を安定させている。
近年は、省エネルギー化や待機時間の短縮化が要請されている。しかし、待機時での温度を下げると、定着装置を定着可能な温度に立ち上げるまでの時間、いわゆる、ウォームアップ時間が長くなり、定着の効率が悪くなる。このために、定着装置の熱容量を小さくするには、定着ローラより定着ベルトを用いることでこの要請に対応している。定着ベルトにすることで、定着装置の温度の立ち上がりが早くなり、ウォームアップ時間を短縮して省エネルギー対策にも役立つものである。この定着ベルトを備える定着装置は、ヒーター等の発熱により加熱ローラを暖め、その熱をベルトへ伝達することで、未定着のトナー像を定着させるニップ部へ熱を供給している。
ところが、ウォームアップを加速するために、薄肉の加熱ローラを用いる場合、加熱ローラが設定温度に達する過程で、ベルトへ熱が移動し、放熱されてしまうため、加熱ローラの設定温度へ達する時間が遅れることになる。
そこで、特許文献1では、ベルトの加熱ローラへのテンションを緩めることにより、熱の移動を押さえている。しかし、テンションを緩めると、再度テンションをかける際には、数秒のロスが生じてしまい、折角余分な熱の放出を抑えても、再度テンションをかけることに時間を費やすので、ウォームアップの加速という点では効果が得にくいのが現状である。
特開平6−148856号公報
上記問題点に鑑み、本発明は、定着ベルトと加熱ローラとの接触面積を減じることにより、ウォームアップ時の定着ベルトへの熱の移動を抑制し、加熱ローラの温度上昇の時間を短くすることが可能な定着装置及びこれを用いる画像形成装置、トナーを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、加熱ローラと定着ローラとに張架された定着ベルトと、定着ベルトに対向して配置される加圧ローラとを配設し、通過する記録媒体上のトナーを定着する定着装置において、前記定着ベルトの前記加熱ローラへの巻き付き量を変更することにより、定着ベルトによる加熱ローラへの接触面積が調整される調整手段を備え、前記調整手段は、ウォームアップ時の前記接触面積を、定着時の前記接触面積より減じることを特徴とする定着装置である。
本発明は、加熱ローラと定着ローラとに張架された定着ベルトと、定着ベルトに対向して配置される加圧ローラとを配設し、通過する記録媒体上のトナーを定着する定着装置において、前記定着ベルトの前記加熱ローラへの巻き付き量を変更することにより、定着ベルトによる加熱ローラへの接触面積が調整される調整手段を備え、前記調整手段が、ウォームアップ時は、張架位置を移動させることにより、加熱ローラと定着ベルトとの接触面積を、定着時の前記接触面積より減じることを特徴とする定着装置である。
本発明は、加熱ローラと定着ローラとに張架された定着ベルトと、定着ベルトに対向して配置される加圧ローラとを配設し、通過する記録媒体上のトナーを定着する定着装置において、前記定着ベルトの前記加熱ローラへの巻き付き量を変更することにより、定着ベルトによる加熱ローラへの接触面積が調整される調整手段を備え、前記調整手段が、定着ベルト表面にオイルを塗布するオイル塗布部材であって、オイル塗布部材を定着ベルトに押しつける位置を変更することで定着ベルトの加熱ローラへの巻き付き量を変更し、ウォームアップ時は、これを解除することで接触面積を、定着時の前記接触面積より減じることを特徴とする定着装置である。
本発明は、加熱ローラと定着ローラとに張架された定着ベルトと、定着ベルトに対向して配置される加圧ローラとを配設し、通過する記録媒体上のトナーを定着する定着装置において、前記定着ベルトの前記加熱ローラへの巻き付き量を変更することにより、定着ベルトによる加熱ローラへの接触面積が調整される調整手段を備え、前記調整手段が、ウォームアップ時に、定着ベルトを加熱ローラから離す方向へ定着ベルトを移動させて、定着ベルトと加熱ローラとの接触面積を、定着時の前記接触面積より減じることを特徴とする定着装置である。
本発明は、前記定着装置において、調整手段が、定着ベルトの内側に設けた離間部材により定着ベルトを外側に移動させて、定着ベルトと加熱ローラとの接触面積を減じることを特徴とする定着装置である。
発明は、前記定着装置において、離間部材が、定着ベルトに従動する回転体であることを特徴とする定着装置である。
発明は、前記定着装置において、離間部材が、耐熱樹脂またはゴムからなり、ウォームアップ時に、定着ベルトの内面に沿って加熱ローラと定着ベルトとの間に挿入されることを特徴とする定着装置である。
発明は、前記定着装置において、離間部材が、加熱ローラと定着ローラとの間において定着ベルトにテンションを負荷するテンションローラと対をなし、これらの位置を切り替える切り替え手段を持つことを特徴とする定着装置である。
本発明は、前記定着装置において、切り替え手段が、加熱ローラに設置された温度検知手段が設定温度を検知したときに切り替えることを特徴とする定着装置である。
本発明は、潜像を形成する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、帯電した像担持体表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光装置と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像装置と、像担持体表面をクリーニングするクリーニング装置とを備える画像形成装置であって、像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体に転写した後に記録媒体に転写する転写装置と、記録媒体上のトナー像を定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、加熱ローラと定着ローラとを含む複数のローラ間に張架された定着ベルトと、定着ベルトに対向して配置される加圧ローラとを配設し、通過する記録媒体上のトナーを定着する定着装置であって、前記定着ベルトの前記加熱ローラへの巻き付き量を変更することにより、定着ベルトによる加熱ローラへの接触面積が調整される定着装置を用い、前記調整手段は、ウォームアップ時の前記接触面積を、定着時の前記接触面積より減じることを特徴とする画像形成装置である。
本発明は、潜像を形成する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、帯電した像担持体表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光装置と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像装置と、像担持体表面をクリーニングするクリーニング装置とを備える画像形成装置であって、像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体に転写した後に記録媒体に転写する転写装置と、記録媒体上のトナー像を定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、画像形成装置が、前記いずれか記載の定着装置を用いることを特徴とする画像形成装置である。
本発明により、定着ベルトのテンションを解くことなく、定着ベルトと加熱ローラとの接触面積を減じることにより、ウォームアップ時の定着ベルトへの熱の移動を抑制し、加熱ローラの温度上昇の時間を短くすることが可能な定着装置及びこれを用いる画像形成装置、トナーを提供することが可能となる。
また、ウォームアップ時に定着ベルトが不要に高温になることがなく、定着ベルト、その他の部材に付着している低融点の残トナーが転写紙へ逆転写する温度にまで容易に上昇しないので、鮮明な高画質の画像形成装置を提供することが可能になる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明はこの発明の最良の形態の例であって、いわゆる当業者は特許請求の範囲内で、変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、以下の説明が特許請求の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明に係る画像形成装置の構成を示す概略図であり、図1(a)画像形成装置の全体図であり、図1(b)は画像形成ユニットの構成を示す概略図である。
画像形成装置1内には、4個の像担持体である感光体を有する画像形成ユニット2A、2B、2C、2Dを、画像形成装置1に対してそれぞれ着脱可能に装着している。画像形成装置1の略中央に転写ベルト3aを複数のローラ間に矢示A方向に回動可能に装着した転写装置3を配置している。その転写ベルト3aの上側の面に、画像形成ユニット2A、2B、2C、2Dにそれぞれ設けられている感光体5が接触するように配置している。そして、その画像形成ユニット2A、2B、2C、2Dに対応させて、それぞれ使用するトナーの色が異なる現像装置10A、10B、10C、10Dを配置している。画像形成ユニット2A、2B、2C、2Dは、同一の構成をしたユニットであり、画像形成ユニット2Aはマゼンタ色に対応する画像を形成し、画像形成ユニット2Bはシアン色に対応する画像を形成し、画像形成ユニット2Cはイエロー色に対応する画像を形成し、画像形成ユニット2Dはブラック色に対応する画像を形成する。
また、その画像形成ユニット2A、2B、2C、2Dの上方には書込みユニット6を、転写ベルト3aの下方には両面ユニット7をそれぞれ配置している。この小型プリンタは、画像形成装置1の左方に、画像形成後の記録媒体Pを反転させて排出したり、両面ユニット7へ搬送したりする反転ユニット8を装着している。書込みユニット6は、各色毎に用意されたレーザダイオード(LD)方式の4つの光源と、6面のポリゴンミラーとポリゴンモータから構成される1組のポリゴンスキャナと、各光源の航路に配置されたfθレンズ、長尺シリンドルカルレンズ等のレンズやミラーから構成されている。レーザダイオードから射出されたレーザ光はポリゴンスキャナにより偏向走査され感光体5上に照射される。両面ユニット7は、対をなす搬送ガイド板45a、45bと、対をなす複数(この例では4組)の搬送ローラ46とからなり、記録媒体Pの両面に画像を形成する両面画像形成モード時には、片面に画像が形成されて反転ユニット8の反転搬送路54に搬送されてスイッチバック搬送された記録媒体Pを受入れて、それを給紙部に向けて搬送する。反転ユニット8は、それぞれ対をなす複数の搬送ローラ46と、対をなす複数の搬送ガイド板45とからなり、上述したように両面画像形成する際の記録媒体Pを表裏反転させて両面ユニット7へ搬出したり、画像形成後の記録媒体Pをそのままの向きで機外に排出したり、表裏を反転させて機外に排出したりする働きをする。給紙カセット11、12が設けられている給紙部には、記録媒体Pを1枚ずつ分離して給紙する分離給紙部55、56が、それぞれ設けられている。転写ベルト3aと反転ユニット8との間には、画像が転写された記録媒体Pの画像を定着する定着装置9が設けられている。その定着装置9の記録媒体搬送方向下流側には、反転排紙路20を分岐させて形成し、そこに搬送した記録媒体Pを排紙ローラ対25により排紙トレイ26上に排出可能にしている。
また、画像形成装置1の下部には、上下2段にサイズの異なる記録媒体Pを収納可能な給紙カセット11、12を、それぞれ配設している。さらに、画像形成装置1の右側面には、手差しトレイ13を矢示B方向に開閉可能に設け、その手差しトレイ13を開放することにより、そこから手差し給紙ができるようにしている。
図2は、本発明に係る定着装置の構成を示す概略図である。
本発明の定着装置9は、図2に示すように、加熱ローラ91、定着ローラ92、定着ローラ92に圧接する加圧ロール95と、加熱ローラ91と定着ローラ92との間に掛け渡された定着ベルト93と、定着ベルト93にテンションを負荷するテンションローラを備える調整手段16とからなっている。さらに、定着ベルト93を張架する加熱ローラ91、定着ローラ92と加圧ローラ95のうち少なくとも1つに加熱部材98を設ける。
また、定着ベルト93にトナーとの離型性を良くしてオフセットの発生を防止するために、離型性を向上させるシリコンオイル等のオイルを塗布する塗布ローラ96を設ける。さらに、定着ベルト93、加熱ローラ91、定着ローラ92、加圧ローラ95等の定着装置9における部材のヒータを制御するために、各部材の温度を検知する温度センサを設ける。
定着ベルト93は、基体には、耐熱性樹脂や、金属から形成された無端状のベルト状基体が用いられる。耐熱性樹脂の材質としては、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられ、金属ベルトの材質としては、ニッケル、アルミニウム、ステンレス等が挙げられる。樹脂と重層を形成しても良いし、とくに、ポリイミド樹脂にニッケルを電鋳したベルトが強度と弾性を有し、耐久性があるので好ましい。厚さは100μm以下の薄肉のものが望ましい。定着ベルトは、記録媒体等の記録媒体、トナーと加圧接触するため、高離型シリコンゴム等からなる弾性層と摩擦係数が小さいフッ素系樹脂で耐熱離型層を有する構成になっている。フッ素系樹脂は、吹き付け等により基体表面に塗装し、加熱融着されることにより表面離型層を形成する。高離型シリコンゴム層は、ゴム硬度(JIS A硬度計)が25〜65度で、厚さが100〜300μmの範囲が良好な定着性及び熱応答性を得る条件として望ましい。これによって、定着ベルトは、耐熱性、耐久性に優れた離型性を有する。
加熱ローラ91は、掛け回されている定着ベルト93を張架して、さらに、加熱するための部材である。このため、加熱ローラ91の内部に、ハロゲンランプ、ニクロム線等の加熱部材98を設けられている。また、加熱ローラ91は、アルミ、炭素鋼、ステンレス鋼等の中空金属円筒の薄肉ローラであるが、熱伝導性が良好な厚さ1〜4mmのアルミニウム製円筒が用いることで、軸方向での温度分布を小さくすることができる。さらに、加熱ローラ91の表面には、定着ベルト93との摩耗を防止するために、アルマイト処理の表面処理が施されている。
また、定着ローラ92は、定着ベルト93を挟んで対向する加圧ローラ95とニップ部を形成し、このニップ部で記録紙を挟持搬送し、記録紙上のトナーを加熱・加圧する。このため、定着ローラ92は、芯金表面にシリコンゴム等の弾性層を100〜500μm、好ましくは400μmの厚みに設け、更にトナーの粘性による付着を防止する目的で、フッ素樹脂等の離型性の良い樹脂表層が形成されている。樹脂表層が形成されている。樹脂表層は、フッ素樹脂としてPFAチューブ等で構成され、その厚みは機械的劣化を考慮して10〜50μm程度の厚みが好ましい。定着ローラ92の芯金は、ステンレス等の金属製円筒で構成されており、ローラの軸中心にハロゲンランプ等の加熱部材98を設ける。
加圧ローラ95は、ステンレスなどの金属製円筒に、厚さ2mmのシリコンゴムによる弾性層とその表面にテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂によりオフセットを防止する離型層が被覆されている構成で、円筒内部には、定着ローラ92内のものと同様な構成で、加熱部材98が配置している。加圧ローラ95は、定着ベルト93を挟んで定着ローラ92に向けて図示しないバネ等の加圧部材により押圧されており、ゴム層を弾性変形させることにより定着ローラ92との間で、一定時間トナーを加圧・加熱できるニップ部を形成する。
図3〜図8は、本発明に係る定着ベルトによる加熱ローラへの接触面積を調整する調整手段の配置の例を示す図である。
図3は、調整手段が、その位置により、加熱ローラ91と定着ベルト93との接触面積を調整する構成を示す図である。ウォームアップ時は調整手段をAに配置して、定着ベルト93を破線のように張架して接触面積を減じることで、加熱ローラ91の定着ベルトへの放熱を抑止している。加熱ローラ91が設定温度に達した後は、調整手段をBに配置して、定着ベルト93を実線のように張架し、接触面積を増加させ、定着ベルト93を瞬時に温度上昇させる。このときの調整手段は、テンションローラ101またはオイル塗布部材である塗布ローラでもよい。
図4は、調整手段96を、支点Cを中心に矢印方向へ回転させることにより、定着ローラ92の位置を移動させる構成を示す図である。ウォームアップ時は定着ローラ92の中心がDに位置し、定着ベルト93が破線で示すように張架し、定着時は定着ローラ92の中心がEに位置し、定着ベルト93が実線で示すよう張架する。調整手段96が、定着ベルト93を加熱ローラ91から離す方向へ定着ローラ92を移動させて、ウォームアップ時の定着ベルト93と加熱ローラ91との接触面積を減じている。
図5は、調整手段として、定着ベルト93の内側に離間部材97aを設けた構成を示す図である。離間部材97aは、定着ベルト93に従道する回転体である。ウォームアップ時は、離間部材97aの中心がGに、テンションローラ94の中心がJにそれぞれ位置する。定着時は、離間部材97aの中心がFに、テンションローラ94の中心がHにそれぞれ位置する。定着ベルト93が加熱ローラ91に接触する距離を、定着ベルトの進行方向への距離で表すとき、定着時の距離をa、ウォームアップ時の距離をbとする。図5に示すように、a>bであるので、ウォームアップ時における加熱ローラ91から定着ベルト93への熱の放出は、定着時より減少する。図5では、離間部材97aおよびテンションローラ94の位置をそれぞれ移動させることにより、ウォームアップ時の定着ベルト93の加熱ローラ91への接触面積を調整している。
図6は、離間部材97bを定着ベルト93と加熱ローラ91との間に挿入した図である。離間部材の材質は、耐熱樹脂またはゴムからなるもので、ウォームアップ時に定着ベルト93と加熱ローラ91と間に挿入することで接触面積を調整し、加熱ローラ91から定着ベルト93への熱の放出を減少させている。
図7は、離間部材97bがテンションローラ94aと対をなしている構成を示す図である。離間部材97bとテンションローラ94aとが一体となっていることで、離間部材97bとテンションローラ94aとを同時に直線移動させて定着ベルト93と加熱ローラ91との接触面積を調整することが可能となる。図7では、ウォームアップ時は、離間部材97bの中心がLに位置して定着ベルト93を内側から外側へ押すように接触して従動し、定着時はMに位置して定着ベルト93から離れる。テンションローラ94aは、これとは逆に、ウォームアップ時は定着ベルト93に接触せず、定着時は定着ベルト93を外側から内側へ押している。ウォームアップ時は、bで定着ベルト93は加熱ローラ91に接触し、定着時は、aで定着ベルト93は加熱ローラ91に接触している。図7より明らかなようにa>bであるので、ウォームアップ時における加熱ローラ91から定着ベルト93への熱の放出が減少する。
また、離間部材97bとテンションローラ94aとが一体となっていることで、位置の移動に切り替え手段98aを用いることができ、瞬時に位置を切り替えることが可能となる。
図8は、図7と同様に、離間部材97bがテンションローラ94aと対をなしている構成を示す図である。図7の場合は、離間部材97b及びテンションローラ94aを同時に直線移動させるのに対し、図8では、Nを中心に離間部材97b及びテンションローラ94aを同時に回転移動させている。ウォームアップ時は、離間部材97bの中心がPに位置して定着ベルト93を内側から外側へ押すように接触して従動し、定着時はQに位置して定着ベルト93から離れる。テンションローラ94aは、これとは逆に、ウォームアップ時は定着ベルト93に接触せず、定着時は定着ベルト93を外側から内側へ押している。ウォームアップ時は、bで定着ベルト93は加熱ローラ91に接触し、定着時は、aで定着ベルト93は加熱ローラ91に接触している。図8より明らかなようにa>bであるので、ウォームアップ時における加熱ローラ91から定着ベルト93への熱の放出が減少する。
また、図8の構成も図7の構成と同様に、離間部材97bとテンションローラ94aとが一体となっていることで、位置の移動に切り替え手段98bを用いることができ、瞬時に位置を切り替えることが可能となる。
さらに、図7、図8の構成では、加熱ローラ91に温度検知センサ99を備えることにより、設定温度を検知したときに、切り替え手段98a、98bによる切り替えが可能となる。
このように、図3ないし図8のいずれかに記載の定着装置を画像形成装置に用いることにより、ウォームアップ時における加熱ローラ91から定着ベルト93への熱の移動を抑えることで、ウォームアップ時の待機時間の短縮が可能となる。
この画像形成装置に用いるトナーは、重量平均粒径は、10μm以下にする。重量平均粒径が10μmを越えると高精細な画像再現が困難である。さらに、8μm以下が一層高精細な画像を再現できる。しかし、重量平均粒径は、3μm以上にする。3μm未満では、クリーニングブレード方式によるクリーニング困難になる。また、トナーの単位重量当たりの表面積が大きくなり、逆に1個当たりの熱容量が小さくなるので溶融しやすく、ホットオフセットが発生しやすくなる。さらに、重量平均粒径と個数平均粒径との比で表される分散度は、1.00〜1.40の範囲にする。分散度が1.40を越えるとトナーごとの定着ベルト93の接触が不均一になりホットオフセットが発生することがあり、トナーの一部がホットオフセットして定着ベルト93、クリーニングローラ97を汚し、トナーの溶け出し現象が発生しやすくなる。
また、トナーの平均円形度が0.93以上である。この円形度は、乾式粉砕で製造されるトナーでは、熱的又は機械的に球形化処理する。熱的には、例えば、アトマイザーなどに熱気流とともにトナー粒子を噴霧することで球形化処理を行うことができる。また、機械的にはボールミル等の混合機に比重の軽いガラス等の混合媒体とともに投入して攪拌することで、球形化処理することができる。ただし、熱的球形化処理では凝集し粒径の大きいトナー粒子又は機械的球形化処理では微粉が発生するために再度の分級工程が必要になる。また、水系溶媒中で製造されるトナーでは、溶媒を除去する工程で強い攪拌を与えることで、形状を制御することができる。円形度は、円形度SR=(粒子投影面積と同じ面積の円の周囲長/粒子投影像の周囲長)×100%で定義され、トナーが真球に近いほど100%に近い値となる。円形度の高いトナーは、キャリア又は現像スリーブ5a上において電気力線の影響を受けやすく、静電潜像の電気力線に沿って忠実に現像される。微小な潜像ドットを再現する際には緻密で均一なトナー配置をとりやすいために細線再現性が高くなる。また、円形度の高いトナーは、定着ベルト93等からの熱を均一に受けるためにホットオフセットが発生しにくく、トナーの溶け出し現象を減らすことができる。0.93未満では、溶け出し現象を抑える効果が小さい。これは、不均一な形状では、加圧ローラ95と定着ベルト93とへの接触状態がトナーによって異なり、微量のホットオフセットが発生し、これが定着ベルト93、クリーニングローラ97の汚れとなってトナーの溶け出し現象を発生させる。
また、トナーは、円形度のうち形状係数SF−1が100以上180以下の範囲にあり、形状係数SF−2が100以上180以下の範囲にあることが好ましい。形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記式(1)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1={(MXLNG)/AREA}×(100π/4)……式(1)
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
また、形状係数SF−2は、トナーの形状の凹凸の割合を示すものであり、下記式(2)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−2={(PERI)/AREA}×(100π/4)……式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡(S−800:日立製作所製)でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置(LUSEX3:ニレコ社製)に導入して解析して計算した。
トナーの形状係数SF−1とSF−2は100以上がよい。また、SF−1とSF−2が大きくなると、形状が不定型になり、これは、不均一な形状では、加圧ローラ95と定着ベルト93とへの接触状態がトナーによって異なり、微量のホットオフセットが発生し、これが定着ベルト93、クリーニングローラ97の汚れとなってトナーの溶け出し現象を発生させる。このために、SF−1は180を越えない方が好ましく、SF−2は180を越えない方が好ましい。
このトナーは、長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5〜1.0で、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7〜1.0で表される略球形の形状を有している。なお、軸比は、走査型電子顕微鏡(SEM)で、視野の角度を変え、その場観察しながら測定した。長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5未満では、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7未満では、トナーの外観が不定形状になるために、帯電量分布が広くなり、カブリ、文字チリが多くなって画像品位が低下する。また、定着ベルト93とへの接触状態が不均一になって、微量のホットオフセットが発生し、これが定着ベルト93、クリーニングローラ97の汚れとなってトナーの溶け出し現象を発生させる。
また、このような略球形の形状のトナーとしては、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤を含むトナー組成物を水系媒体中で樹脂微粒子の存在下で架橋及び/又は伸長反応させるトナーが好ましい。この反応で製造されたトナーは、トナー表面を硬化させることで、ホットオフセットの少なくすることができ、定着ベルト93、クリーニングローラ97の汚れとなってトナーの溶け出し現象の発生を抑えることができる。
以下に、トナーの構成材料及び好適な製造方法について説明する。
(ポリエステル)
ポリエステルは、多価アルコール化合物と多価カルボン酸化合物との重縮合反応によって得られる。
多価アルコール化合物(PO)としては、2価アルコール(DIO)および3価以上の多価アルコール(TO)が挙げられ、(DIO)単独、または(DIO)と少量の(TO)との混合物が好ましい。2価アルコール(DIO)としては、アルキレングリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAなど);ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど);上記脂環式ジオールのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリコールおよびビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいものはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物、およびこれと炭素数2〜12のアルキレングリコールとの併用である。3価以上の多価アルコール(TO)としては、3〜8価またはそれ以上の多価脂肪族アルコール(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなど);3価以上のフェノール類(トリスフェノールPA、フェノールノボラック、クレゾールノボラックなど);上記3価以上のポリフェノール類のアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。
多価カルボン酸(PC)としては、2価カルボン酸(DIC)および3価以上の多価カルボン酸(TC)が挙げられ、(DIC)単独、および(DIC)と少量の(TC)との混合物が好ましい。2価カルボン酸(DIC)としては、アルキレンジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸など);アルケニレンジカルボン酸(マレイン酸、フマール酸など);芳香族ジカルボン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸など)などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数4〜20のアルケニレンジカルボン酸および炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸である。3価以上の多価カルボン酸(TC)としては、炭素数9〜20の芳香族多価カルボン酸(トリメリット酸、ピロメリット酸など)などが挙げられる。なお、多価カルボン酸(PC)としては、上述のものの酸無水物または低級アルキルエステル(メチルエステル、エチルエステル、イソプロピルエステルなど)を用いて多価アルコール(PO)と反応させてもよい。
多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の比率は、水酸基[OH]とカルボキシル基[COOH]の当量比[OH]/[COOH]として、通常2/1〜1/1、好ましくは1.5/1〜1/1、さらに好ましくは1.3/1〜1.02/1である。
多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の重縮合反応は、テトラブトキシチタネート、ジブチルチンオキサイドなど公知のエステル化触媒の存在下、150〜280℃に加熱し、必要により減圧としながら生成する水を留去して、水酸基を有するポリエステルを得る。ポリエステルの水酸基価は5以上であることが好ましく、ポリエステルの酸価は通常1〜30、好ましくは5〜20である。酸価を持たせることで負帯電性となりやすく、さらには記録紙への定着時、記録紙とトナーの親和性がよく低温定着性が向上する。しかし、酸価が30を超えると帯電の安定性、特に環境変動に対し悪化傾向がある。
また、重量平均分子量10,000〜400,000、好ましくは20,000〜200,000である。重量平均分子量が10,000未満では、ホットオフセットが発生するため好ましくない。また、400,000を超えると定着性を確保できない。
ポリエステルには、上記の重縮合反応で得られる未変性ポリエステルの他に、ウレア変性のポリエステルが好ましく含有される。ウレア変性のポリエステルは、上記の重縮合反応で得られるポリエステルの末端のカルボキシル基や水酸基等と多価イソシアネート化合物(PIC)とを反応させ、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)を得、これとアミン類との反応により分子鎖が架橋及び/又は伸長されて得られるものである。
多価イソシアネート化合物(PIC)としては、脂肪族多価イソシアネート(テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエートなど);脂環式ポリイソシアネート(イソホロンジイソシアネート、シクロヘキシルメタンジイソシアネートなど);芳香族ジイソシアネート(トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートなど);芳香脂肪族ジイソシアネート(α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなど);イソシアネート類;前記ポリイソシアネートをフェノール誘導体、オキシム、カプロラクタムなどでブロックしたもの;およびこれら2種以上の併用が挙げられる。
多価イソシアネート化合物(PIC)の比率は、イソシアネート基[NCO]と、水酸基を有するポリエステルの水酸基[OH]の当量比[NCO]/[OH]として、通常5/1〜1/1、好ましくは4/1〜1.2/1、さらに好ましくは2.5/1〜1.5/1である。[NCO]/[OH]が5を超えると低温定着性が悪化する。[NCO]のモル比が1未満では、ウレア変性ポリエステルを用いる場合、そのエステル中のウレア含量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中の多価イソシアネート化合物(PIC)構成成分の含有量は、通常0.5〜40wt%、好ましくは1〜30wt%、さらに好ましくは2〜20wt%である。0.5wt%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。また、40wt%を超えると低温定着性が悪化する。
イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中の1分子当たりに含有されるイソシアネート基は、通常1個以上、好ましくは、平均1.5〜3個、さらに好ましくは、平均1.8〜2.5個である。1分子当たり1個未満では、ウレア変性ポリエステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
次に、ポリエステルプレポリマー(A)と反応させるアミン類(B)としては、2価アミン化合物(B1)、3価以上の多価アミン化合物(B2)、アミノアルコール(B3)、アミノメルカプタン(B4)、アミノ酸(B5)、およびB1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)などが挙げられる。
2価アミン化合物(B1)としては、芳香族ジアミン(フェニレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタンなど);脂環式ジアミン(4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン、ジアミンシクロヘキサン、イソホロンジアミンなど);および脂肪族ジアミン(エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど)などが挙げられる。3価以上の多価アミン化合物(B2)としては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどが挙げられる。アミノアルコール(B3)としては、エタノールアミン、ヒドロキシエチルアニリンなどが挙げられる。アミノメルカプタン(B4)としては、アミノエチルメルカプタン、アミノプロピルメルカプタンなどが挙げられる。アミノ酸(B5)としては、アミノプロピオン酸、アミノカプロン酸などが挙げられる。B1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)としては、前記B1〜B5のアミン類とケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)から得られるケチミン化合物、オキサゾリジン化合物などが挙げられる。これらアミン類(B)のうち好ましいものは、B1およびB1と少量のB2の混合物である。
アミン類(B)の比率は、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中のイソシアネート基[NCO]と、アミン類(B)中のアミノ基[NHx]の当量比[NCO]/[NHx]として、通常1/2〜2/1、好ましくは1.5/1〜1/1.5、さらに好ましくは1.2/1〜1/1.2である。[NCO]/[NHx]が2を超えたり1/2未満では、ウレア変性ポリエステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
また、ウレア変性ポリエステル中には、ウレア結合と共にウレタン結合を含有していてもよい。ウレア結合含有量とウレタン結合含有量のモル比は、通常100/0〜10/90であり、好ましくは80/20〜20/80、さらに好ましくは、60/40〜30/70である。ウレア結合のモル比が10%未満では、耐ホットオフセット性が悪化する。
ウレア変性ポリエステルは、ワンショット法、などにより製造される。多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)を、テトラブトキシチタネート、ジブチルチンオキサイドなど公知のエステル化触媒の存在下、150〜280℃に加熱し、必要により減圧としながら生成する水を留去して、水酸基を有するポリエステルを得る。次いで40〜140℃にて、これに多価イソシアネート(PIC)を反応させ、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)を得る。さらにこの(A)にアミン類(B)を0〜140℃にて反応させ、ウレア変性ポリエステルを得る。
(PIC)を反応させる際、及び(A)と(B)を反応させる際には、必要により溶剤を用いることもできる。使用可能な溶剤としては、芳香族溶剤(トルエン、キシレンなど);ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど);エステル類(酢酸エチルなど);アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)およびエーテル類(テトラヒドロフランなど)などのイソシアネート(PIC)に対して不活性なものが挙げられる。
また、ポリエステルプレポリマー(A)とアミン類(B)との架橋及び/又は伸長反応には、必要により反応停止剤を用い、得られるウレア変性ポリエステルの分子量を調整することができる。反応停止剤としては、モノアミン(ジエチルアミン、ジブチルアミン、ブチルアミン、ラウリルアミンなど)、およびそれらをブロックしたもの(ケチミン化合物)などが挙げられる。
ウレア変性ポリエステルの重量平均分子量は、通常1万以上、好ましくは2万〜1000万、さらに好ましくは3万〜100万である。1万未満では耐ホットオフセット性が悪化する。ウレア変性ポリエステル等の数平均分子量は、先の未変性ポリエステルを用いる場合は特に限定されるものではなく、前記重量平均分子量とするのに得やすい数平均分子量でよい。ウレア変性ポリエステルを単独で使用する場合は、その数平均分子量は、通常2000〜15000、好ましくは2000〜10000、さらに好ましくは2000〜8000である。20000を超えると低温定着性およびフルカラー装置に用いた場合の光沢性が悪化する。
未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとを併用することで、低温定着性およびフルカラー画像形成装置1に用いた場合の光沢性が向上するので、ウレア変性ポリエステルを単独で使用するよりも好ましい。尚、未変性ポリエステルはウレア結合以外の化学結合で変性されたポリエステルを含んでも良い。
未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとは、少なくとも一部が相溶していることが低温定着性、耐ホットオフセット性の面で好ましい。従って、未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとは類似の組成であることが好ましい。
また、未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとの重量比は、通常20/80〜95/5、好ましくは70/30〜95/5、さらに好ましくは75/25〜95/5、特に好ましくは80/20〜93/7である。ウレア変性ポリエステルの重量比が5%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。
未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとを含むバインダ樹脂のガラス転移点(Tg)は、通常45〜65℃、好ましくは45〜60℃である。45℃未満ではトナーの耐熱性が悪化し、65℃を超えると低温定着性が不十分となる。
また、ウレア変性ポリエステルは、得られるトナー母体粒子の表面に存在しやすいため、公知のポリエステル系トナーと比較して、ガラス転移点が低くても耐熱保存性が良好な傾向を示す。
なお、ここで、着色剤、帯電制御剤、離型剤等は、既存の物質を選択して用いることができる。
次に、トナーの製造方法について説明する。ここでは、好ましい製造方法について示すが、これに限られるものではない。
(トナーの製造方法)
1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。
有機溶媒は、沸点が100℃未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100重量部に対し、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部、さらに好ましくは25〜70重量部である。
2)トナー材料液を界面活性剤、樹脂微粒子の存在下、水系媒体中で乳化させる。
水系媒体は、水単独でも良いし、アルコール(メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブなど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などの有機溶媒を含むものであってもよい。
トナー材料液100重量部に対する水系媒体の使用量は、通常50〜2000重量部、好ましくは100〜1000重量部である。50重量部未満ではトナー材料液の分散状態が悪く、所定の粒径のトナー粒子が得られない。20000重量部を超えると経済的でない。
また、水系媒体中の分散を良好にするために、界面活性剤、樹脂微粒子等の分散剤を適宜加える。
界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、リン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、アミノアルコール脂肪酸誘導体、ポリアミン脂肪酸誘導体、イミダゾリンなどのアミン塩型や、アルキルトリメチルアンモニム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩化ベンゼトニウムなどの4級アンモニウム塩型のカチオン性界面活性剤、脂肪酸アミド誘導体、多価アルコール誘導体などの非イオン界面活性剤、例えばアラニン、ドデシルジ(アミノエチル)グリシン、ジ(オクチルアミノエチル)グリシンやN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムべタインなどの両性界面活性剤が挙げられる。
また、フルオロアルキル基を有する界面活性剤を用いることにより、非常に少量でその効果をあげることができる。好ましく用いられるフルオロアルキル基を有するアニオン性界面活性剤としては、炭素数2〜10のフルオロアルキルカルボン酸及びその金属塩、パーフルオロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナトリウム、3−[ω−フルオロアルキル(C6〜C11)オキシ]−1−アルキル(C3〜C4)スルホン酸ナトリウム、3−[ω−フルオロアルカノイル(C6〜C8)−N−エチルアミノ]−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、フルオロアルキル(C11〜C20)カルボン酸及び金属塩、パーフルオロアルキルカルボン酸(C7〜C13)及びその金属塩、パーフルオロアルキル(C4〜C12)スルホン酸及びその金属塩、パーフルオロオクタンスルホン酸ジエタノールアミド、N−プロピル−N−(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクタンスルホンアミド、パーフルオロアルキル(C6〜C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、パーフルオロアルキル(C6〜C10)−N−エチルスルホニルグリシン塩、モノパーフルオロアルキル(C6〜C16)エチルリン酸エステルなどが挙げられる。
商品名としては、サーフロンS−111、S−112、S−113(旭硝子社製)、フロラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129(住友3M社製)、ユニダインDS−101、DS−102(ダイキン工業社製)、メガファックF−110、F−120、F−113、F−191、F−812、F−833(大日本インキ社製)、エクトップEF−102、103、104、105、112、123A、123B、306A、501、201、204、(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF−100、F150(ネオス社製)などが挙げられる。
また、カチオン性界面活性剤としては、フルオロアルキル基を有する脂肪族1級、2級もしくは2級アミン酸、パーフルオロアルキル(C6〜C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩などの脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩、商品名としてはサーフロンS−121(旭硝子社製)、フロラードFC−135(住友3M社製)、ユニダインDS−202(ダイキンエ業杜製)、メガファックF−150、F−824(大日本インキ社製)、エクトップEF−132(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF−300(ネオス社製)などが挙げられる。
樹脂微粒子は、水系媒体中で形成されるトナー母体粒子を安定化させるために加えられる。このために、トナー母体粒子の表面上に存在する被覆率が10〜90%の範囲になるように加えられることが好ましい。例えば、ポリメタクリル酸メチル微粒子1μm、及び3μm、ポリスチレン微粒子0.5μm及び2μm、ポリ(スチレン―アクリロニトリル)微粒子1μm、商品名では、PB−200H(花王社製)、SGP(総研社製)、テクノポリマーSB(積水化成品工業社製)、SGP−3G(総研社製)、ミクロパール(積水ファインケミカル社製)等がある。
また、リン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、コロイダルシリカ、ヒドロキシアパタイト等の無機化合物分散剤も用いることができる。
上記の樹脂微粒子、無機化合物分散剤と併用して使用可能な分散剤として、高分子系保護コロイドにより分散液滴を安定化させても良い。例えばアクリル酸、メタクリル酸、α−シアノアクリル酸、α−シアノメタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマール酸、マレイン酸または無水マレイン酸などの酸類、あるいは水酸基を含有する(メタ)アクリル系単量体、例えばアクリル酸−β−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−β−ヒドロキシエチル、アクリル酸−β−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸−β−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−γ−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸−γ−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−3−クロロ2−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸−3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル、ジエチレングリコールモノアクリル酸エステル、ジエチレングリコールモノメタクリル酸エステル、グリセリンモノアクリル酸エステル、グリセリンモノメタクリル酸エステル、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドなど、ビニルアルコールまたはビニルアルコールとのエーテル類、例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルプロピルエーテルなど、またはビニルアルコールとカルボキシル基を含有する化合物のエステル類、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなど、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドあるいはこれらのメチロール化合物、アクリル酸クロライド、メタクリル酸クロライドなどの酸クロライド類、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、エチレンイミンなどの含窒素化合物、またはその複素環を有するものなどのホモポリマーまたは共重合体、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシプロピレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシプロピレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルフェニルエステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエステルなどのポリオキシエチレン系、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース類などが使用できる。
分散の方法としては特に限定されるものではないが、低速せん断式、高速せん断式、摩擦式、高圧ジェット式、超音波などの公知の設備が適用できる。この中でも、分散体の粒径を2〜20μmにするために高速せん断式が好ましい。高速せん断式分散機を使用した場合、回転数は特に限定はないが、通常1000〜30000rpm、好ましくは5000〜20000rpmである。分散時間は特に限定はないが、バッチ方式の場合は、通常0.1〜5分である。分散時の温度としては、通常、0〜150℃(加圧下)、好ましくは40〜98℃である。
3)乳化液の作製と同時に、アミン類(B)を添加し、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)との反応を行わせる。
この反応は、分子鎖の架橋及び/又は伸長を伴う。反応時間は、ポリエステルプレポリマー(A)の有するイソシアネート基構造とアミン類(B)との反応性により選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2〜24時間である。反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げられる。
4)反応終了後、乳化分散体(反応物)から有機溶媒を除去し、洗浄、乾燥してトナー母体粒子を得る。
有機溶媒を除去するためには、系全体を徐々に層流の攪拌状態で昇温し、一定の温度域で強い攪拌を与えた後、脱溶媒を行うことで紡錘形のトナー母体粒子が作製できる。また、分散安定剤としてリン酸カルシウム塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、水洗するなどの方法によって、トナー母体粒子からリン酸カルシウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作によっても除去できる。
5)上記で得られたトナー母体粒子に、帯電制御剤を打ち込み、ついで、シリカ微粒子、酸化チタン微粒子等の無機微粒子を外添させ、トナーを得る。
外添剤、潤滑剤を添加して現像剤を調製する際には、これらを同時に又は別々に添加して混合してもよい。外添剤等の混合は一般の粉体の混合機が用いられるがジャケット等装備して、内部の温度を調節できることが好ましい。使用できる混合設備の例としては、V型混合機、ロッキングミキサー、レーディゲミキサー、ナウターミキサー、ヘンシェルミキサーなどが挙げられる。混合条件である回転数、転動速度、時間、温度などを変化させて、外添剤の埋め込み、潤滑剤のトナー表面の薄膜形成を防止することが好ましい。
これにより、小粒径であって、粒径分布のシャープなトナーを容易に得ることができる。さらに、有機溶媒を除去する工程で強い攪拌を与えることで、真球状から紡錘形状の間の形状を制御することができ、さらに、表面のモフォロジーも滑らかなものから梅干形状の間で制御することができる。
流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤としては、無機微粒子を好ましく用いることができる。特に、疎水性シリカおよびまたは疎水性酸化チタンが好ましい。この無機微粒子の一次粒子径は、5mμ〜2μmであることが好ましく、特に5mμ〜500mμであることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500m/gであることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5重量%であることが好ましく、特に0.01〜2.0重量%であることが好ましい。
その他の無機微粒子の具体例としては、例えば、アルミナ、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ペンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。この他 高分子系微粒子たとえばソープフリー乳化重合や懸濁重合、分散重合によって得られるポリスチレン、メタクリル酸エステルやアクリル酸エステル共重合体やシリコーン、ベンゾグアナミン、ナイロンなどの重縮合系、熱硬化性樹脂による重合体粒子が挙げられる。
このような流動化剤は表面処理を行って、トナー表面を被覆することで定着ベルト93、加圧ローラ95との接触を少なくすることで、トナーの溶け出し現象を少なくすることができ
さらに、疎水性を上げ、高湿度下においても流動特性や帯電特性の悪化を防止することができる。例えばシランカップリング剤、シリル化剤、フッ化アルキル基を有するシランカップリング剤、有機チタネート系カップリング剤、アルミニウム系のカップリング剤、シリコーンオイル、変性シリコーンオイルなどが好ましい表面処理剤として挙げられる。
本発明のトナーは、磁性キャリアと混合して二成分現像剤として用いることができる。この場合、現像剤中のキャリアとトナーとのトナー濃度は、キャリア100重量部に対してトナー1〜10重量部が好ましい。また、本発明のトナーはキャリアを使用しない一成分系の磁性トナー又は非磁性トナーとしても用いることができる。
本発明に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 本発明に係る定着装置の構成を示す概略図である。 調整手段が加熱ローラと定着ベルトとの接触面積を調整する構成を示す図である。 調整手段を回転させることにより、定着ローラの位置を移動させる構成を示す図である。 定着ベルトの内側に離間部材を設けた構成を示す図である。 離間部材を定着ベルトと加熱ローラとの間に挿入した図である。 離間部材がテンションローラと対をなし、これらが直線移動する構成を示す図である。 離間部材がテンションローラと対をなし、これらが回転移動する構成を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像形成ユニット
3 転写装置
3a 転写ベルト
5 感光体(像担持体)
6 書込みユニット
7 両面ユニット
8 反転ユニット
9 定着装置
91 加熱ローラ
92 定着ローラ
93 定着ベルト
94、94a テンションローラ
95 加圧ローラ
96 調整手段
97a、97b 離間部材
98a、98b 切り替え手段
99 温度検知センサ
10 現像装置
11、12 給紙カセット
13 手差しトレイ
14 帯電装置
14a 帯電ローラ
15 クリーニング手段
20 反転排紙路
25 ローラ対
26 排紙トレイ
45a、45b 搬送ガイド板
46 搬送ローラ
55、56 分離給紙部
58 紙吸着ローラ
59 レジストローラ対

Claims (11)

  1. 加熱ローラと定着ローラとに張架された定着ベルトと、定着ベルトに対向して配置される加圧ローラとを配設し、通過する記録媒体上のトナーを定着する定着装置において、
    前記定着ベルトの前記加熱ローラへの巻き付き量を変更することにより、定着ベルトによる加熱ローラへの接触面積が調整される調整手段を備え、
    前記調整手段は、ウォームアップ時の前記接触面積を、定着時の前記接触面積より減じる
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 加熱ローラと定着ローラとに張架された定着ベルトと、定着ベルトに対向して配置される加圧ローラとを配設し、通過する記録媒体上のトナーを定着する定着装置において、
    前記定着ベルトの前記加熱ローラへの巻き付き量を変更することにより、定着ベルトによる加熱ローラへの接触面積が調整される調整手段を備え、
    前記調整手段は、ウォームアップ時は、張架位置を移動させることにより、加熱ローラと定着ベルトとの接触面積を、定着時の前記接触面積より減じる
    ことを特徴とする定着装置。
  3. 加熱ローラと定着ローラとに張架された定着ベルトと、定着ベルトに対向して配置される加圧ローラとを配設し、通過する記録媒体上のトナーを定着する定着装置において、
    前記定着ベルトの前記加熱ローラへの巻き付き量を変更することにより、定着ベルトによる加熱ローラへの接触面積が調整される調整手段を備え、
    前記調整手段は、定着ベルト表面にオイルを塗布するオイル塗布部材であって、オイル塗布部材を定着ベルトに押しつける位置を変更することで定着ベルトの加熱ローラへの巻き付き量を変更し、ウォームアップ時は、これを解除することで接触面積を、定着時の前記接触面積より減じる
    ことを特徴とする定着装置。
  4. 加熱ローラと定着ローラとに張架された定着ベルトと、定着ベルトに対向して配置される加圧ローラとを配設し、通過する記録媒体上のトナーを定着する定着装置において、
    前記定着ベルトの前記加熱ローラへの巻き付き量を変更することにより、定着ベルトによる加熱ローラへの接触面積が調整される調整手段を備え、
    前記調整手段は、ウォームアップ時に、定着ベルトを加熱ローラから離す方向へ定着ベルトを移動させて、定着ベルトと加熱ローラとの接触面積を、定着時の前記接触面積より減じる
    ことを特徴とする定着装置。
  5. 請求項4に記載の定着装置において、
    調整手段は、定着ベルトの内側に設けた離間部材により定着ベルトを外側に移動させて、定着ベルトと加熱ローラとの接触面積を減じる
    ことを特徴とする定着装置。
  6. 請求項5に記載の定着装置において、
    離間部材は、定着ベルトに従動する回転体である
    ことを特徴とする定着装置。
  7. 請求項5に記載の定着装置において、
    離間部材は、耐熱樹脂またはゴムからなり、ウォームアップ時に、定着ベルトの内周面に沿って加熱ローラと定着ベルトとの間に挿入される
    ことを特徴とする定着装置。
  8. 請求項5または6に記載の定着装置において、
    離間部材は、加熱ローラと定着ローラとの間で定着ベルトにテンションを負荷するテンションローラと対をなし、これらの位置を切り替える切り替え手段を持つ
    ことを特徴とする定着装置。
  9. 請求項8に記載の定着装置において、
    切り替え手段は、加熱ローラに設置された温度検知手段が設定温度を検知したときに切り替える
    ことを特徴とする定着装置。
  10. 潜像を形成する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、帯電した像担持体表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光装置と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像装置と、像担持体表面をクリーニングするクリーニング装置とを備える画像形成装置であって、像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体に転写した後に記録媒体に転写する転写装置と、記録媒体上のトナー像を定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、
    加熱ローラと定着ローラとを含む複数のローラ間に張架された定着ベルトと、定着ベルトに対向して配置される加圧ローラとを配設し、通過する記録媒体上のトナーを定着する定着装置であって、前記定着ベルトの前記加熱ローラへの巻き付き量を変更することにより、定着ベルトによる加熱ローラへの接触面積が調整される調整手段を備える定着装置を用い、
    前記調整手段は、ウォームアップ時の前記接触面積を、定着時の前記接触面積より減じる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 潜像を形成する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、帯電した像担持体表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光装置と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像装置と、像担持体表面をクリーニングするクリーニング装置とを備える画像形成装置であって、像担持体表面の可視像を直接又は中間転写体に転写した後に記録媒体に転写する転写装置と、記録媒体上のトナー像を定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、
    画像形成装置が、請求項2ないし9のいずれか記載の定着装置を用いる
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP2003393315A 2003-11-25 2003-11-25 定着装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4439885B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003393315A JP4439885B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 定着装置及び画像形成装置
US10/991,545 US7239838B2 (en) 2003-11-25 2004-11-19 Fixing apparatus and image formation apparatus using same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003393315A JP4439885B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 定着装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005156769A JP2005156769A (ja) 2005-06-16
JP4439885B2 true JP4439885B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=34649810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003393315A Expired - Fee Related JP4439885B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 定着装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7239838B2 (ja)
JP (1) JP4439885B2 (ja)

Families Citing this family (71)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4439885B2 (ja) 2003-11-25 2010-03-24 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US7925177B2 (en) 2004-07-21 2011-04-12 Ricoh Co, Ltd. Image fixing apparatus stably controlling a fixing temperature, and image forming apparatus using the same
JP2006154487A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Ricoh Co Ltd 定着装置、画像形成装置及び定着装置の制御方法
JP4264410B2 (ja) * 2004-11-30 2009-05-20 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
US7317892B2 (en) * 2005-01-26 2008-01-08 Kyocera Mita Corporation Belt fixing unit
JP5024913B2 (ja) * 2005-06-21 2012-09-12 株式会社リコー 画像形成装置
JP5020549B2 (ja) * 2005-06-21 2012-09-05 株式会社リコー 画像形成装置
JP4798699B2 (ja) * 2005-09-12 2011-10-19 株式会社リコー 画像形成装置、およびその定着制御方法
JP2007206265A (ja) 2006-01-31 2007-08-16 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP4999444B2 (ja) 2006-12-20 2012-08-15 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5380774B2 (ja) * 2006-12-28 2014-01-08 日亜化学工業株式会社 表面実装型側面発光装置及びその製造方法
JP5163931B2 (ja) * 2007-03-08 2013-03-13 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US8428499B2 (en) * 2007-05-22 2013-04-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, and fixing apparatus having a heating member to heat a fixing member
US8244168B2 (en) * 2007-06-25 2012-08-14 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with movable transfer device
JP4903641B2 (ja) 2007-07-10 2012-03-28 株式会社リコー 定着装置
JP2009069397A (ja) 2007-09-12 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP5262073B2 (ja) * 2007-11-13 2013-08-14 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5552732B2 (ja) * 2008-03-31 2014-07-16 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5177412B2 (ja) * 2008-09-19 2013-04-03 株式会社リコー 画像形成装置
JP5387884B2 (ja) 2008-10-14 2014-01-15 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US8143558B2 (en) * 2009-01-13 2012-03-27 Xerox Corporation Apparatuses useful for printing and methods for controlling the temperature of media in apparatuses useful for printing
JP5201478B2 (ja) * 2009-02-09 2013-06-05 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5444773B2 (ja) * 2009-03-11 2014-03-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5464411B2 (ja) * 2009-07-29 2014-04-09 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5521776B2 (ja) * 2009-08-24 2014-06-18 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5321905B2 (ja) * 2009-09-01 2013-10-23 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5366005B2 (ja) 2009-09-10 2013-12-11 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5299690B2 (ja) * 2009-09-10 2013-09-25 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5549160B2 (ja) * 2009-09-10 2014-07-16 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2011064726A (ja) 2009-09-15 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2011064767A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP5326958B2 (ja) 2009-09-15 2013-10-30 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5532977B2 (ja) 2009-11-30 2014-06-25 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5403264B2 (ja) * 2010-01-13 2014-01-29 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5381746B2 (ja) * 2010-01-26 2014-01-08 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US8600276B2 (en) * 2010-01-27 2013-12-03 Ricoh Company, Limited Heat conduction unit, fixing device, and image forming apparatus
JP5445188B2 (ja) * 2010-02-07 2014-03-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5445189B2 (ja) 2010-02-08 2014-03-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5564981B2 (ja) 2010-02-25 2014-08-06 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5418913B2 (ja) * 2010-03-04 2014-02-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5600970B2 (ja) 2010-03-08 2014-10-08 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5633386B2 (ja) 2010-03-10 2014-12-03 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5440278B2 (ja) 2010-03-10 2014-03-12 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5408553B2 (ja) 2010-03-12 2014-02-05 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5625406B2 (ja) * 2010-03-16 2014-11-19 株式会社リコー 画像形成装置
JP2011197183A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP5589526B2 (ja) * 2010-03-18 2014-09-17 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
US8478178B2 (en) * 2010-08-12 2013-07-02 Xerox Corporation Fixing devices for fixing marking material to a web with contact pre-heating of web and marking material and methods of fixing marking material to a web
JP5499999B2 (ja) 2010-08-31 2014-05-21 株式会社リコー 画像形成装置
JP5625865B2 (ja) 2010-12-16 2014-11-19 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5589820B2 (ja) 2010-12-17 2014-09-17 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5640750B2 (ja) 2011-01-07 2014-12-17 株式会社リコー 定着装置、画像形成装置、定着制御方法
JP5825545B2 (ja) 2011-01-11 2015-12-02 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP2012185295A (ja) 2011-03-04 2012-09-27 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP5768507B2 (ja) 2011-03-17 2015-08-26 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5822115B2 (ja) 2011-07-20 2015-11-24 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5737629B2 (ja) 2011-12-26 2015-06-17 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5928783B2 (ja) 2012-01-11 2016-06-01 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP5737520B2 (ja) 2012-01-13 2015-06-17 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5761524B2 (ja) 2012-01-13 2015-08-12 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6333511B6 (ja) 2012-01-23 2023-11-08 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6052598B2 (ja) 2012-01-30 2016-12-27 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP6103679B2 (ja) 2012-02-09 2017-03-29 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6209311B2 (ja) 2012-02-09 2017-10-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2013164463A (ja) 2012-02-09 2013-08-22 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2013195857A (ja) 2012-03-22 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 定着装置、及び、画像形成装置
JP5950152B2 (ja) 2012-03-22 2016-07-13 株式会社リコー 定着装置、及び、画像形成装置
JP2014041330A (ja) * 2012-07-26 2014-03-06 Ricoh Co Ltd 定着装置及びこれを用いた画像形成装置
JP6229700B2 (ja) * 2015-09-18 2017-11-15 コニカミノルタ株式会社 定着装置、画像形成装置および定着制御方法
JP2020148958A (ja) 2019-03-14 2020-09-17 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 無端ベルトのためのクリーニング部材を備えた画像形成システム
JP7483460B2 (ja) 2020-03-27 2024-05-15 キヤノン株式会社 定着装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US36124A (en) * 1862-08-05 Improvement in locks
US5300996A (en) * 1991-06-07 1994-04-05 Ricoh Company, Ltd. Fixing apparatus
US5400123A (en) * 1992-07-31 1995-03-21 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus capable of erasing an image recorded in a sheet
DE19650283C2 (de) * 1995-12-05 2001-09-20 Ricoh Kk Heizwalzenfixiervorrichtung
US5970298A (en) * 1997-04-28 1999-10-19 Ricoh Company, Ltd. Fixing method and device with a controllable web system and image forming apparatus incorporating the method device and system
US6305636B1 (en) * 1998-10-23 2001-10-23 Ricoh Company, Ltd. Web driving device
JP2001209266A (ja) 2000-01-28 2001-08-03 Ricoh Co Ltd 定着装置
EP1128225B1 (en) * 2000-02-21 2005-12-14 Canon Kabushiki Kaisha Magnetic toner and image-forming method making use of the same
JP2002251089A (ja) 2001-02-26 2002-09-06 Konica Corp 画像定着装置および画像形成装置
EP1265114A3 (en) * 2001-06-04 2003-05-21 Ricoh Company, Ltd. Fixing device, web differential gear and image formation apparatus
JP2003084609A (ja) * 2001-06-04 2003-03-19 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2003122179A (ja) * 2001-10-19 2003-04-25 Ricoh Co Ltd 定着装置・画像形成装置
JP4099098B2 (ja) * 2002-05-31 2008-06-11 株式会社リコー 定着装置・画像形成装置
JP4439885B2 (ja) 2003-11-25 2010-03-24 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005156769A (ja) 2005-06-16
US20050129432A1 (en) 2005-06-16
US7239838B2 (en) 2007-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4439885B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4418192B2 (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4647232B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US7209698B2 (en) Method and apparatus for image forming capable of using minuscule spherical particles of toner, a process cartridge in use for the apparatus and a toner used in the image forming for obtaining an image with a high thin line reproducibility
JP5338687B2 (ja) 像担持体保護剤、保護層形成装置、画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ
JP4165817B2 (ja) 画像形成装置及びこれに用いられるプロセスカートリッジ
JP4106347B2 (ja) キャリア、現像剤及びこれらを用いる画像形成装置
JP2008096948A (ja) 画像形成装置、プロセスカートリッジ
JP2006301545A (ja) 中間転写体のクリーニング装置及び画像形成装置
KR101013218B1 (ko) 대전 장치, 프로세스 카트리지 및 화상 형성 장치
JP2008139799A (ja) 潤滑剤塗布装置、クリーニング装置、画像形成装置及び画像形成方法
JP2009008819A (ja) 潤滑剤塗布装置、画像形成装置
JP2004333961A (ja) 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2005070278A (ja) 定着装置、画像形成装置及びこれに用いられるトナー
JP2009288585A (ja) 画像形成装置、プロセスカートリッジ
JP2004151206A (ja) クリーニング装置、画像形成装置、ならびにトナー
JP5272522B2 (ja) 像担持体保護剤、保護層形成装置、画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ
JP5257735B2 (ja) 潤滑剤塗布装置並びにこれを備えたクリーニング装置及び画像形成装置
JP2014081557A (ja) 画像形成装置
JP2005128380A (ja) 定着装置、画像形成装置、及びこれに使用されるトナー
JP5272521B2 (ja) 像担持体保護剤、保護層形成装置、画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ
JP2014081520A (ja) 光沢付与装置及び画像形成装置
JP2010139637A (ja) 潤滑剤塗布装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2005257824A (ja) 定着装置、画像形成装置及びトナー
JP2005241772A (ja) 画像形成装置及びこれに用いられるトナー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees