JP4425705B2 - 可動式ホーム柵装置 - Google Patents

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Description

この発明は、鉄道の列車が走行する軌道とプラットホームとの空間を隔離する可動式のホーム柵装置に関するものである。
鉄道の列車が走行する軌道とプラットホームとの空間を隔離するために、プラットホーム上の側縁部に沿って設置される従来のホーム柵装置は、鉄道車両への乗客の乗降に合わせて開閉する扉と、この扉の開放時に扉が収納される戸袋とから構成されており、プラットホームに鉄道車両が停止した際に、ホーム柵装置の扉が鉄道車両の乗降口と対向するように、鉄道車両の乗降口の両側となる位置に戸袋が設置されている。しかし、鉄道車両の乗降口位置が異なる異形型車両が同一のプラットホームに停止する場合、例えば、1つの鉄道車両に4つの乗降口を有する列車と6つの乗降口を有する列車とが同一のプラットホームに停止する場合では、プラットホームの同じ位置に停止してもその乗降口の位置は異なるため、一方の列車の乗降口の位置に合わせてホーム柵を設置してしまうと、他方の列車への乗降の際に、プラットホームに固定されたホーム柵の戸袋が邪魔になってしまうという問題が生じていた。
そこで、このような不具合を解消するため、車両の乗降口位置が異なる異形型車両に対応した従来のホーム柵装置には、複数のグループに分けられ、各グループ毎にプラットホームの長手方向に直交する方向にずれて複数列に配設された扉と、この扉をプラットホームの長手方向に移動させる扉開閉手段と、プラットホームに停止する列車の車別及び停止位置をそれぞれ検出する列車車別検知手段及び停止位置検知手段とを備え、プラットホームに停止する列車の車別及びその列車の停止位置の検出結果に基づいて、停止する列車の乗降口に対応する扉の開放区間を形成するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−362354号公報
特許文献1記載のホーム柵装置では、プラットホームの長手方向に渡って複数列に扉が配設され、プラットホームに停止する列車の種別及び停止位置に応じて開放区間が形成されるため、乗降口位置の異なる異形型車両が同一のプラットホームに停止する場合でも、鉄道車両への円滑な乗降が可能となる。しかし、プラットホームの長手方向に渡って扉が配設されているため、この扉を案内する案内レールをプラットホーム全体に敷設する必要があった。このため、案内レールによって開放区間に段差が生じ、乗降部をフラット化することができなかった。また、このホーム柵装置をプラットホームに設置する場合には、プラットホームの長手方向全体に案内レールを設置する必要があるため、その設置に時間を要することとなっていた。特に、既存のプラットホームにホーム柵装置を設置する場合には、列車の運行の妨げとならない終電から始発までの限られた時間内に作業を完了させる必要があり、設置作業時間の短縮が必要であった。なお、開放区間の段差を解消するために、上方に位置する鴨居内に設けられた戸車レールによって扉が案内されるものも考えられているが、プラットホームの長手方向全体に鴨居を設置する必要があり、装置が大掛かりになるとともに、その設置作業に多大な時間と労力とが必要とされていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、プラットホームへの設置を短時間で行うことができるとともに、乗降口位置が異なる異形型車両にも対応することができる可動式ホーム柵装置を提供することである。
この発明に係る可動式ホーム柵装置は、鉄道列車のプラットホームの側縁部に設けられ、列車が走行する軌道とプラットホームの空間とを隔離するホーム柵装置において、列車への乗客の乗降に合わせて開閉する扉と、この扉を駆動する扉駆動装置と、プラットホームの側縁部に固定された取付台と、この取付台に設けられ、プラットホームに停止する列車の乗降口に合わせてプラットホームの長手方向に移動する戸袋と、この戸袋をプラットホームの長手方向に移動させる本体駆動装置とを備え、取付台は、プラットホームに固定された取付ベースと、この取付ベースに設けられ、戸袋の下部に設けられた本体案内レールを介して戸袋のプラットホーム長手方向の移動を案内する本体スライド受けとを備えたものである。
また、この発明に係る可動式ホーム柵装置は、鉄道列車のプラットホームの側縁部に設けられ、列車が走行する軌道とプラットホームの空間とを隔離するホーム柵装置において、列車への乗客の乗降に合わせて開閉する扉と、この扉を駆動する扉駆動装置と、プラットホームの側縁部に固定された取付台と、この取付台に設けられ、プラットホームに停止する列車の乗降口に合わせてプラットホームの長手方向に移動する戸袋と、この戸袋をプラットホームの長手方向に移動させる本体駆動装置とを備え、本体駆動装置は、戸袋の一端部に設けられたサーボモータと、このサーボモータ及び戸袋の他端部に渡って回動可能に設けられ、サーボモータの回動に連動するボールネジとを備えたものである。
また、この発明に係る可動式ホーム柵装置は、鉄道列車のプラットホームの側縁部に設けられ、列車が走行する軌道とプラットホームの空間とを隔離するホーム柵装置において、列車への乗客の乗降に合わせて開閉する扉と、この扉を駆動する扉駆動装置と、プラットホームの側縁部に固定された取付台と、この取付台に設けられ、プラットホームに停止する列車の乗降口に合わせてプラットホームの長手方向に移動する戸袋と、この戸袋をプラットホームの長手方向に移動させる本体駆動装置とを備え、扉は、戸袋のプラットホーム長手方向一端面側から突出する後側扉と、戸袋のプラットホーム長手方向他端面側から突出する前側扉とを備え、後側扉及び前側扉が、戸袋収納時に、戸袋内の線路側及び反線路側にそれぞれ配置され、扉駆動装置は、戸袋内の一端部に設けられた扉駆動用モータと、この扉駆動用モータの回動に連動する駆動プーリと、戸袋内の他端部に回動可能に設けられた反転プーリと、駆動プーリ及び反転プーリに巻き掛けられたタイミングベルトとを備え、タイミングベルトに後側扉及び前側扉が連結されたものである。
この発明に係る可動式ホーム柵装置によれば、プラットホームへの設置を短時間で行うことができるとともに、乗降口位置が異なる異形型車両にも対応することができるようになる
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の配置図である。図において、プラットホーム1の長手方向側縁部に沿って設けられ、鉄道の列車2が走行する軌道とプラットホーム1の空間とを隔離するホーム柵3は、列車2への乗客の乗降に合わせて開閉する扉4と、扉4の開放時にこの扉4を収納する戸袋5とから構成されており、この戸袋5は、プラットホーム1に停止した列車2の乗降口2aに対向することのないように、プラットホーム1の長手方向に沿って移動可能に設置されている。
ここで、図1(a)は扉4閉鎖時の戸袋5の配置を示したものであり、戸袋5は、1つの車両に6つの乗降口2aを有する列車2がプラットホーム1に停止した際に、それぞれの乗降口2aの中間部に位置するように配置されている。したがって、1つの車両に6つの乗降口2aを有する列車2がプラットホーム1に停止した場合には戸袋5の移動は行われず、扉4の開閉のみによって列車2の乗降口2aの対向する位置に開放区間が形成される。例えば、列車2の隣接する乗降口2a端部間の距離が1920mm、1つの戸袋5の長手方向の幅が1260mmの場合、扉4の開放時には、戸袋5の両側に列車2の乗降口2a端部までそれぞれ330mmの間隔が形成される。また、列車2の隣接する乗降口2a中央部間の距離が3260mmの場合には、扉4は、その閉鎖時に戸袋5の両側からそれぞれ1000mm突出することとなる。
また、図1(b)は1つの車両に4つの乗降口2aを有する列車2がプラットホーム1に停止した際の、扉4開放時における戸袋5の配置を示したものである。ここで、鉄道車両の前後部及び中央部にそれぞれ配置された3つの戸袋5は図1(a)と同じ位置に配置されているが、車両前部と中間部との間に配置された2つの戸袋5a、及び、車両後部と中間部との間に配置された2つの戸袋5bは、図1(a)の状態から移動して、それぞれ列車2の隣接する同じ乗降口2a間に配置されている。戸袋5a又は5bのように、隣接する1つの乗降口2a間に2つの戸袋5が配置されている場所では、例えば、列車2の乗降口2a端部間の距離が3630mm、戸袋5の長手方向の幅が1260mm、移動後の戸袋5間の距離が400mmの場合、扉4開放時に、戸袋5端部と乗降口2a端部との間には355mmの間隔がそれぞれ設けられることとなる。
1つの車両に4つの乗降口2aを有する列車2がプラットホーム1に停止すると、図1(a)の状態で配置されていたホーム柵3は、鉄道車両への乗客の乗降のために、扉4の開放を開始する。この時、扉4開放後のホーム柵3が図1(b)の配置となるように、即ち、列車2の乗降口2aの対向する位置に開放区間が形成されるように、移動の必要な戸袋5a及び5bも、扉4の開放開始とともにその移動を開始する。ここで、扉4の移動距離は戸袋5a及び5bの移動距離よりも長いため、扉4の開放と戸袋5a及び5bの移動とを同時に開始することによって、列車2の停止から乗客の乗降開始までに要する時間を乗降口2aの位置が異なる異形型車両間でもほぼ同じにすることができる。なお、戸袋5の移動速度が遅いために扉4の開放に必要な時間よりも戸袋5の移動に必要な時間の方が長い場合には、列車2の停止から乗客の乗降開始までの時間を乗降口2aの位置がことなる異形型車両間で略同程度となるように、列車2の停止前に戸袋5の移動を開始するような構成としても良い。
次に、個々のホーム柵3の構造について説明する。
図2はこの発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の正面図、図3はその側面図である。図において、列車2への乗客の乗降に合わせて開閉する扉4は、戸袋5内の線路側に配置され、ホーム柵3の閉鎖時に戸袋5の一端面からその一端部側が突出する後側扉4aと、この後側扉4aよりも戸袋5内の反線路側に配置され、ホーム柵3の閉鎖時に戸袋5の他端面からその他端部側が突出する前側扉4bとから構成されており、扉4全開時に、正面図上、戸袋5内で後側扉4aと前側扉4bとが重なり合うように配置されている。この後側扉4aの他端部には、その下端部に直動ベアリング6aが、また、上端部にカムフォロア7aが設けられており、この直動ベアリング6aが、戸袋5の線路側下部に、戸袋5両端部に渡って水平に設けられた後側扉案内レール8aに、また、カムフォロア7aが、戸袋5の反線路側上部に、戸袋5両端部に渡って水平に設けられた後側扉案内レール8bにそれぞれ案内されている。一方、前側扉4bの一端部には、その上部に直動ベアリング6bが、また、下部にカムフォロア7bが設けられており、この直動ベアリング6bが、戸袋5の反線路側上部に、戸袋5両端部に渡って水平に設けられた前側扉案内レール9aに、また、カムフォロア7bが、戸袋5の反線路側の中央部に、戸袋5両端部に渡って水平に設けられた前側扉案内レール9bにそれぞれ案内されている。
なお、前述した後側扉案内レール8a及び8bや前側扉案内レール9a及び9b等は、戸袋5内に、その両端部に渡って水平に固定された断面が四角環状を呈する各種移動ベンチに固定されている。この移動ベンチには、戸袋5下端部の線路側及び反線路側にそれぞれ設けられた本体移動ベンチ10a及び10bと、戸袋5上部及び中央部の反線路側にそれぞれ設けられた扉移動ベンチ10c及び10dとがあり、本体移動ベンチ10aの上面に後側扉案内レール8aが、扉移動ベンチ10cの上面及び下面にそれぞれ後側扉案内レール8b及び前側扉案内レール9aが、また、扉移動ベンチ10d下面に前側扉案内レール9bがそれぞれ固定されている。なお、本体移動ベンチ10a及び10bの下面には、それぞれ後述する本体案内レール11a及び11bが、戸袋5の両端部に渡って水平に設けられている。
また、戸袋5内の本体移動ベンチ10bと扉移動ベンチ10dとの間には、その一側に扉駆動用モータ12が設けられており、この扉駆動用モータ12に連動して回動する駆動プーリ12aと、戸袋5の他側に回動可能に設けられた反転プーリ12bとに、無端状のタイミングベルト13が巻き掛けられている。このタイミングベルト13の下部と上部とには、タイミングベルト13の移動によって互いに逆方向に水平移動する駆動腕14a及び14bが連結されており、タイミングベルト13の下部に連結された駆動腕14aが後側扉4a下部の直動ベアリング6aに、また、上部に連結された駆動腕14bが前側扉4b下部のカムフォロア7bに連結されている。
以上のように構成された扉4を駆動する扉駆動装置は、戸袋5内の反線路側中央部に設けられた制御盤15によって制御されている。この制御盤15によって扉駆動用モータ12が駆動してタイミングベルト13が移動すると、駆動腕14a及び14bを介して後側扉4aと前側扉4bとに動力が伝達され、この後側扉4aと前側扉4bとが、後側扉案内レール8a及び8bと前側扉案内レール9a及び9bとに案内されて互いに逆方向に移動する。ここで、駆動腕14a及び14bは、この駆動腕14aから駆動腕14bまでのタイミングベルト13の距離が左右とも同じになるように設けられており、後側扉4aと前側扉4bとの戸袋5端面からの突出量が、扉4の開閉時に略同程度となるように設定されている。
次に、戸袋5をプラットホーム1の長手方向に移動させる本体駆動装置と、プラットホーム1の側縁部に設けられ、戸袋5のプラットホーム1長手方向の移動を案内する取付台について説明する。
図4は、この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の要部平面図、図5はその正面図、図6はその側面図であり、それぞれ、本体駆動装置と取付台とを示すものである。図において、前述したように、戸袋5下部に固定された本体移動ベンチ10a及び10bの下面には、本体案内レール11a及び11bが、戸袋5の両端部に渡って水平に設けられている。また、本体移動ベンチ10aと10bとの間には、戸袋5の他端部側にサーボモータ等からなる本体駆動用モータ16が設けられており、この本体駆動用モータ16と戸袋5の一端部との間に渡って設けられたボールネジ17は、本体駆動用モータ16の回動と連動するように本体案内レール11a及び11bと平行に固定されている。
プラットホーム1線路側突出部の上面及び側面と略面一となるように設けられた略L字状を呈する取付ベース18は、その線路側上面の本体移動ベンチ10aの下方となる位置に、直動ベアリング等からなる2つの本体スライド受け19aが所定の間隔を有して設置され、反線路側上面の本体移動ベンチ10b下方となる位置に2つの本体スライド受け19bが同じく所定の間隔を有して設置されている。この本体スライド受け19a及び19bは、本体移動ベンチ10a及び10bの下面に設けられた本体案内レール11aと11bとがそれぞれ嵌合しており、この本体案内レール11a及び11bを介して戸袋5のプラットホーム1長手方向の移動を案内している。また、取付ベース18一端部の本体スライド受け19aと19bとの間には、ボールネジ17のネジ部と嵌合するネジ穴が設けられたボールネジ嵌合部20が設けられ、このボールネジ嵌合部20のネジ穴にボールネジ17が嵌合されている。以上のように構成された本体駆動装置と取付台とは、本体駆動用モータ16の駆動によってボールネジ17が回動すると、戸袋5に固定されたボールネジ17とプラットホーム1に固定されたボールネジ嵌合部20との嵌合によって、戸袋5は、本体スライド受け19a及び19bに案内されて、戸袋5の長手方向となるプラットホーム1の側縁部に沿って移動する。なお、本体駆動用モータ16の制御は、プラットホーム1突出部下方等に設けられた制御盤(図示せず)によって行われており、この制御盤や電源装置(図示せず)からの配線ケーブル21は、本体移動ベンチ10bの側面に沿って、ボールネジ17の回動の妨げとならないように配置されている。
図7はこの発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の動作を説明するための正面図、図8はその側面図であり、図2及び図3の状態から、戸袋5をプラットホーム1の長手方向(図7において右側)に移動させ、扉4を開放した状態を示したものである。また、図9は、この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の動作を説明するための要部平面図、図10はその正面図であり、図7及び図8の状態における本体駆動装置及び取付台の平面図及び正面図を示している。図において、戸袋5は、プラットホーム1に固定された取付ベース18が、戸袋5の一側から他側に配置されるようにプラットホーム1長手方向に沿って移動されている。ここで、取付台の取付ベース18は、そのプラットホーム1長手方向の幅が戸袋5のプラットホーム1長手方向の幅よりも小さく、戸袋5の移動中や移動後において、常に戸袋5の下方に位置するように配置されているため、乗客の乗降のための開放区間が形成された際に、この開放区間に取付部が突出するようなことはない。
この発明の実施の形態1によれば、取付台上に設けられた戸袋5がプラットホーム1の長手方向に移動可能なため、乗降口2aの位置が異なる異形型車両が同一のプラットホーム1に停止する場合でも、その列車2の乗降口2aに合わせて開放区間を形成させることが可能である。また、乗降口2aに合わせて開放区間を形成した場合でも、扉4は戸袋5によって支持されているため、プラットホーム1上に扉4の案内をするためのレール等は必要なく、開放区間に段差が生じることがない。また、この可動式ホーム柵装置をプラットホーム1に設置する場合には、プラットホーム1側縁部の限定された場所に取付ベース18を固定し、この取付ベース18にホーム柵3を設置するだけであるので、従来のようにプラットホーム1の長手方向全体に渡って取付工事を行う必要はなく、取付工事に要する時間と労力とを大幅に削減することができる。このため、既存のプラットホーム1に設置する場合のように、取付工事の時間が列車2の運行の妨げとならない終電から始発までの限られているような場合には特に有効である。また、取付ベース18上の本体スライド受け19a及び19bの間隔を、戸袋5の移動距離や、ホーム柵3自体の重量等によって適宜設定することによって、種々のホーム柵3に対向することが可能となる。
なお、既設のプラットホーム1にホーム柵装置を設置する際に、ホーム柵を設置してから実際の稼動までに数日必要な場合には、この発明の可動式ホーム柵装置を使用することによって、乗車口2aの位置が異なる異形型車両が同一のプラットホーム1に停止する場合でも、日中の列車2の運行を行うことが可能となる。このような可動式ホーム柵装置稼動前の仮設置について、1つの車両に6つの乗降口2aを有する列車2と4つの乗降口2aを有する列車2とが同一のプラットホーム1に停止する場合について説明する。図11は、この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の仮設置時の配置図である。ここで、図11(a)は1つの車両に6つの乗降口2aを有する列車2がプラットホーム1に停止した場合の可動式ホーム柵装置の稼動時の配置を示したものであり、図1(a)と同様の図である。また、図11(b)は、可動式ホーム柵装置稼動前に仮設置した際の可動式ホーム柵装置の配置を示したものである。図において、車両前部と中間部との間に配置された2つの戸袋5a、及び、車両後部と中間部との間に配置された2つの戸袋5bは、1つの車両に6つの乗降口2aを有する列車2の乗降口2aと4つの乗降口2aを有する列車2の乗降口2aとの中間に位置するように配置されている。なお、図1と同様の寸法の場合には、扉4と車両の乗降口2aとの干渉幅は57.5mmとなるが、乗客の乗降に際しては特に問題となることはない。
この発明では、1つの車両に4つの乗降口2aを有する列車2と6つの乗降口2aを有する列車2とが、同一のプラットホーム1に停止する場合のホーム柵3の配置について説明したが、戸袋5の長手方向の幅や扉4の突出量等を変更することによって様々な異形型車両に対応することも可能である。
この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の配置図である。 この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の正面図である。 この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の側面図である。 この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の要部平面図である。 この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の要部正面図である。 この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の要部側面図である。 この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の動作を説明するための正面図である。 この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の動作を説明するための側面図である。 この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の動作を説明するための要部平面図である。 この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の動作を説明するための要部正面図である。 この発明の実施の形態1における可動式ホーム柵装置の仮設置時の配置図である。
符号の説明
1 プラットホーム
2 列車
2a 乗降口
3 ホーム柵
4 扉
4a 後側扉
4b 前側扉
5、5a、5b 戸袋
6a、6b 直動ベアリング
7a、7b カムフォロア
8a、8b 後側扉案内レール
9a、9b 前側扉案内レール
10a、10b 本体移動ベンチ
10c、10d 扉移動ベンチ
11a、11b 本体案内レール
12 扉駆動用モータ
12a 駆動プーリ
12b 反転プーリ
13 タイミングベルト
14a、14b 駆動腕
15 制御盤
16 本体駆動用モータ
17 ボールネジ
18 取付ベース
19a、19b 本体スライド受け
20 ボールネジ嵌合部
21 配線ケーブル

Claims (4)

  1. 鉄道列車のプラットホームの側縁部に設けられ、前記列車が走行する軌道と前記プラットホームの空間とを隔離するホーム柵装置において、
    前記列車への乗客の乗降に合わせて開閉する扉と、
    この扉を駆動する扉駆動装置と、
    前記プラットホームの側縁部に固定された取付台と、
    この取付台に設けられ、前記プラットホームに停止する前記列車の乗降口に合わせて前記プラットホームの長手方向に移動する戸袋と、
    この戸袋を前記プラットホームの長手方向に移動させる本体駆動装置と
    を備え
    前記取付台は、
    前記プラットホームに固定された取付ベースと、
    この取付ベースに設けられ、前記戸袋の下部に設けられた本体案内レールを介して前記戸袋の前記プラットホーム長手方向の移動を案内する本体スライド受けと
    を備えたことを特徴とする可動式ホーム柵装置。
  2. 鉄道列車のプラットホームの側縁部に設けられ、前記列車が走行する軌道と前記プラットホームの空間とを隔離するホーム柵装置において、
    前記列車への乗客の乗降に合わせて開閉する扉と、
    この扉を駆動する扉駆動装置と、
    前記プラットホームの側縁部に固定された取付台と、
    この取付台に設けられ、前記プラットホームに停止する前記列車の乗降口に合わせて前記プラットホームの長手方向に移動する戸袋と、
    この戸袋を前記プラットホームの長手方向に移動させる本体駆動装置と
    を備え
    前記本体駆動装置は、
    前記戸袋の一端部に設けられたサーボモータと、
    このサーボモータ及び前記戸袋の他端部に渡って回動可能に設けられ、前記サーボモータの回動に連動するボールネジと
    を備えたことを特徴とする可動式ホーム柵装置。
  3. 鉄道列車のプラットホームの側縁部に設けられ、前記列車が走行する軌道と前記プラットホームの空間とを隔離するホーム柵装置において、
    前記列車への乗客の乗降に合わせて開閉する扉と、
    この扉を駆動する扉駆動装置と、
    前記プラットホームの側縁部に固定された取付台と、
    この取付台に設けられ、前記プラットホームに停止する前記列車の乗降口に合わせて前記プラットホームの長手方向に移動する戸袋と、
    この戸袋を前記プラットホームの長手方向に移動させる本体駆動装置と
    を備え
    前記扉は、前記戸袋の前記プラットホーム長手方向一端面側から突出する後側扉と、前記戸袋の前記プラットホーム長手方向他端面側から突出する前側扉とを備え、前記後側扉及び前記前側扉は、前記戸袋収納時に、前記戸袋内の線路側及び反線路側にそれぞれ配置され、
    前記扉駆動装置は、前記戸袋内の一端部に設けられた扉駆動用モータと、この扉駆動用モータの回動に連動する駆動プーリと、前記戸袋内の他端部に回動可能に設けられた反転プーリと、前記駆動プーリ及び前記反転プーリに巻き掛けられたタイミングベルトとを備え、前記タイミングベルトに前記後側扉及び前記前側扉が連結された
    ことを特徴とする可動式ホーム柵装置。
  4. 前記取付台は、そのプラットホーム長手方向の幅が前記戸袋のプラットホーム長手方向の幅よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の可動式ホーム柵装置。
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