JP4387826B2 - 電気自動車の車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電気自動車の車体構造のうち、特に車体前部構造に関する。
従来、電気自動車の車体前部構造として、例えば特許文献1,2に記載の技術が開示されている。特許文献1に記載されている電気自動車の車体前部構造は、現行のガソリンエンジン車とほぼ同じであり、強度確保のための構造として、左右のメインフレームが車室のフロントガラスを越えて更に前方向に伸びており、左右メインフレームの前端部及び途中部はそれぞれクロスメンバで連結されている。また、特許文献2に記載されている電気自動車の車体前部構造は、強度確保のための構造として、車室のフロントガラスより前方において、左右センターフレームの前方延長部がそれぞれクロスプレートで連結されている。また、サスペンションアームは、クロスプレートに配設固定された支持ブラケットに回動可能に取り付けられている。
特開平10−138956(図2参照) 特開平08−332853(図2参照)
しかしながら、一人乗りないし二人乗りのような小型電気自動車の車体前部構造において上述の構造を適用した場合、車体前部が拡大し、結果として車体全体が拡大化する。小型電気自動車は小出力電気モータを用いているが、車体が拡大して車体の重量が増えると、電気モータの出力を大きくする必要がある。このことが更に車体の大きさを拡大させる要因となり、製造コスト増に繋がるという問題がある。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、小型電気自動車の車体前部構造において、車両の安定性を確保し、且つ車体の強度を確保しつつ軽量でコンパクトな車体前部構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、電気自動車の車体前部構造において、車体の左右下部においてそれぞれ前後に伸びているサイドメンバと、左右サイドメンバの前端部を連結するロアフロントクロスメンバと、左右サイドメンバの前端部から上方向に伸びる左右のフロントピラと、ロアフロントクロスメンバより上方位置において左右のフロントピラを連結する第1アッパフロントクロスメンバと、ロアフロントクロスメンバの中央部から車両前方へ突き出しているロアサポートメンバと、一端側が第1アッパフロントクロスメンバの両端部側、またはフロントピラのロアサポートメンバよりも高い位置の部分に取り付けられ、他端側がロアサポートメンバの前端側に連結され、車体前方に向かうに従って互いの間隔が狭くなるように前方下方に向けて伸びるアッパサポートメンバと、前輪を回転自在に支持し、ロアサポートメンバの両側面側にそれぞれ前後位置に設けたブラケットを介して揺動可能に支持された左右のフロントサスペンションアームと、前輪に少なくとも一部が内蔵されるホイールインモータとから構成することとした。
上記構成により、小型電気自動車の車体前部構造において、車両の安定性を確保し、且つ車体の強度を確保しつつ軽量でコンパクトな車体前部構造を提供することができる。
以下、本発明の電気自動車の車体前部構造を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
図1は実施例1における電気自動車の車体前部構造を示す斜視図である。
尚、図1は車体前部構造がよく分かるように、フロントサスペンション20をロアサポートメンバ5から外した状態の車体前部構造を示してあり、図2は、フロントサスペンション20をロアサポートメンバ5に取り付けた状態の車体前部構造を示している。
車体前部構造は、フロントピラ3等と共に車室等の下部を形成し、前方部分がロアフロントクロスメンバ2で連結されて車体前部構造の一部を構成する左右のサイドメンバ(シル)1と、左右のフロントサスペンションアーム22を支持するロアサポートメンバ5と、このロアサポートメンバ5の前方でバンパを支持するバンパサポートメンバ13とを有する。
サイドメンバ1は車体の左右下部においてそれぞれ前後に伸びている。サイドメンバ1は、これらの前端部間が車体幅方向に伸びるロアフロントクロスメンバ2により、またこれらの後端部間がロアリアクロスメンバ7により連結されている。サイドメンバ1の前端部には、左右サイドメンバ1からそれぞれ上方に伸びる左右のフロントピラ3が取り付けられる。左右のフロントピラ3間は、更にロアフロントクロスメンバ2より上方位置において車体幅方向に伸びる第1アッパフロントクロスメンバ4にて連結される。尚、この第1アッパフロントクロスメンバ4は、その両端部が後方へ湾曲するように形成されてロアフロントクロスメンバ2に固定されており、この結果、それら端部の中間はフロントピラ3より車体前方側に位置するようになる。ロアサポートメンバ5は、この後端部がロアフロントクロスメンバ2の中央部に固着され、車体中央位置で車体前方へ突出するようにしてある。
すなわち、ロアサポートメンバ5は、ロアフロントクロスメンバ2の中央部から車両前方へ突き出しており、T字状に組み合わされた前方メンバ5aと後方メンバ5bからなる。尚、後方メンバ5bはロアフロントクロスメンバ2側にあって車体前後方向に伸び、車体前後端部が開口した四角筒状をなしている。前方メンバ5aは、車体左右端部が開口した四角筒状をなしており、後方メンバ5bの前端部に設けられ、アッパサポートメンバ6の他端側が固定されると共に、開口端にブラケット21が取り付けられている。尚、ロアサポートメンバ5の両端面には、それぞれ前後方向に設けたブラケット21を介して揺動可能にフロントサスペンションアーム22が支持されている。
アッパサポートメンバ6は、一端側が第1アッパフロントクロスメンバ4の両端側に、また、他端側が車体前方下方に向かうに従って互いの間隔が狭くなるように伸びてロアサポートメンバ5の前端側に連結されている。
補助クロスメンバ9は、左右のアッパサポートメンバ6の途中を車体幅方向に連結している。補助連結メンバ10は、補助クロスメンバ9と第1アッパフロントクロスメンバ4とを上下方向に連結している。
補強プレート11a,11bは、それぞれロアサポートメンバ5のロアフロントクロスメンバ2側の上部とロアフロントクロスメンバ2の中央部との間、ロアサポートメンバ5のロアフロントクロスメンバ側の底部とロアフロントクロスメンバ2の中央部との間を連結している。尚、補強プレート11a,11bは、上下で同材質・同形とし、取付け時の上下方向だけを反対にしている。このため、製造コストを抑えることができる。フロントバンパ支持部12は、ロアサポートメンバ5の前方端部において車体幅方向に伸びており、前面が平坦になっている。左右のバンパサポートメンバ13は、ロアサポートメンバ5の前方メンバ5aからフロントバンパ支持部12に向かって拡開するように伸び、フロントバンパ支持部12をロアサポートメンバ5に支持する役割を担っている。
すなわち、上記車体前部構造にあっては、ロアフロントクロスメンバ2、第1アッパフロントクロスメンバ4及び左右のフロントピラ3で車体正面側から見て閉構造をとり、これらのメンバにロアサポートメンバ5及びアッパサポートメンバ6で側面方向から見ても閉構造をとっている。更に左右のアッパサポートメンバ6と第1アッパフロントクロスメンバ4とロアサポートメンバ5でも閉構造をとる構成としている。
以上説明したように、本実施例1の車体前部の構成にあっては、車両前部に複数の閉構造を設ける構成としているため、軽量でコンパクトながらも十分な強度を確保することが可能となる。この結果、フロントサスペンションアーム22がこれらの取付部が容易に変形してサスペンションジオメトリが変わることで走行中の車両の安定性が損なわれるのを抑止でき、また、衝突時に衝撃を吸収することができる。
また、ロアサポートメンバ5の各メンバ(前方メンバ5a,後方メンバ5b)は強度に影響しない範囲で壁面をくり抜いており、軽量化が可能である。
また、車体前部はできる限り少ない部品から構成され、部品間のスペースを十分大きくとることができるため、メンテナンス性もよい。
図2は、フロントサスペンション20を取り付けた状態の車体前部構造を表す図である。
フロントサスペンション20は、図示しない前輪を回転自在に支持する左右のフロントサスペンションアーム22と、車体を支持し外力を緩和するコイルスプリング23と、コイルスプリング23の振動を減衰するショックアブソーバ24と、左右のフロントサスペンションアーム22を連結するスタビライザー25とを有する。
フロントサスペンションアーム22は、その車体側支持を、ロアフロントクロスメンバ2に取り付けられ、車体中央部に位置するロアサポートメンバ5により行う。ロアサポートメンバ5の両端面には、それぞれ前後方向ブラケット21が設けられており、ブラケット21を介して揺動可能にフロントサスペンションアーム22が支持されている。
一方、フロントサスペンションアーム22の外側端にはナックル28を介してショックアブソーバを内蔵しコイルスプリング23を有するストラット(図示せず)が取り付けられている。このストラットの上端部(ショックアブソーバのロット上端部)は、車体側に弾性体を介して支持される。
スタビライザー25は、トーションバーで構成され、両端がそれぞれフロントサスペンションアーム22に支持され、その中間部が車体側に支持され、車両走行中に左右のホイールが車体に対し互いに上下するとき、トーションバーの捩れを利用し、捩れにより発生するばね力を用いて車両の傾きを少なくする。すなわち、スタビライザー25はこの中間部がフロントバンパ支持部12にブッシュ27を介してボルト固定されている。ここで、フロントバンパ支持部12は、フロントバンパ(図外)を支持する役割に加え、スタビライザー25を支持する役割を兼用するように構成されている。
スタビライザー25の端部は、それぞれ左右のフロントサスペンションアーム22に固着され、車体前後方向に伸びるスタビライザー支持部26にブッシュ27を介してボルト固定されている。ブッシュ27は、コイルスプリング23やショックアブソーバ24では吸収し切れない前後左右上下方向の衝撃を吸収緩和するものである。このスタビライザー支持部26には、ホイールインモータ8もその後端側が固定支持されている。
ステアリングナックル28は、ボールジョイント(図外)を介してフロントサスペンションアーム22に取り付けられており、上下運動と操向の為の回動運動を可能にしている。
以上説明したように、本実施例1のフロントサスペンション20部の構成にあっては、フロントサスペンションアーム22の取付けにおいて、ロアサポートメンバ5が車体中央部に位置しているため、コンパクトでありながらもフロントサスペンションアーム22の取付け空間を十分に確保できる。よって、従来の左右サイドメンバを持つ構成のようにフロントサスペンションアームと車輪、サイドメンバとの干渉の心配がないため、設計の自由度が高まる。
また、ロアサポートメンバ5が車体中央部に位置していると、例えば一人乗りの小型車のように車幅を小さく設計した場合でもサスペンションアーム22の車体幅方向の長さを長くすることが可能となる。これにより、フロントサスペンションアーム22の揺動によるサスペンションジオメトリの変化に起因する車両走行性の悪化を抑制することが可能となる。
また、第1アッパフロントクロスメンバ4をフロントピラ3よりも前方に出るように曲げ加工して設置しており、更に第1アッパフロントクロスメンバ4の前方にサスペンション固定部29を溶接により固定している。曲げ加工により前方からの衝撃吸収能力を高めることが可能となる。また、サスペンション固定部29が第1アッパフロントクロスメンバ4の前方に固定されていることから、フロントサスペンション20の上方支持位置を車両の操舵性・安定性にとって最適な位置に設定することができる。
更に、スタビライザー25はフロントバンパ支持部12にボルト固定されている。つまり、フロントバンパ支持部12は、フロントバンパ(図外)を支持する役割と、スタビライザー25を支持する役割とを兼用することができる。
図3は、上記車体前部構造をフロント車体パネル16にて覆った状態を表す図である。
フロント車体パネル16の下方中央部に、フロントガラス15とは別に小窓14を設けている。これにより、例えば車庫入れ等、車両の前方下部の状況が見づらい場合に、小窓14から車両下部を見ながら運転することで、運転しやすく、障害物に衝突するのを防止できる。よって、特に年配者等にとって運転しやすい車を提供することができる。
尚、図3で小窓14はフロント車体パネル16の下方中央部に設置しているが、この場所に限るものではなく、フロント車体パネル16の下方左右それぞれに1つずつ設けることとしてもよい。
以上説明した構成により得られる効果を以下に列挙する。
1)フロントサスペンションアーム22の車体側支持を、ロアフロントクロスメンバ2に取り付けられたロアサポートメンバ5により行う。ロアサポートメンバ5は車体中央部に位置して車両前後方向に伸びる部材で構成するため、コンパクトな構成でありながらもフロントサスペンションの取付け空間を十分に確保できる。これにより、従来の左右サイドメンバを持つ構成のようにフロントサスペンションアームや車輪とサイドメンバとの干渉の心配がないため、設計の自由度が高まる。よって、例えば車高を低くする等が可能となり、車両走行の安定性を確保することができる。
また、ロアサポートメンバ5が車両中央部に位置しているため、小型車のように車幅を小さく設計した場合でもサスペンションアーム22の車体幅方向の長さを長くすることが可能となる。これにより、フロントサスペンションアーム22の揺動によるサスペンションジオメトリの変化に起因した車両走行の安定性・操舵性の悪化を抑制することが可能となる。
フロントサスペンションアーム22を、車体中央位置で前後に伸ばしたロアサポートメンバ5により支持しているため、少ない材料で強度を確保することが可能となり、コスト削減に繋がる。
また、車両前部に複数の閉構造を設けているため、十分な強度を確保することが可能となり、衝突時における衝撃吸収能力を向上させることができる。
更に、前輪駆動用モータとしてホイールインモータ8を使用している。これにより、スペースを縮小することが可能となり、車体構造の軽量簡素化を図ることができる。よって、コスト削減を達成できる(請求項1に対応)。
2)補助クロスメンバ9により左右のアッパサポートメンバ6の途中部を車体幅方向に連結している。また、補助連結メンバ10により補助クロスメンバ9と第1アッパフロントクロスメンバ4とを連結している。すなわち、軽量な構造で、左右のアッパサポートメンバ10と第1アッパフロントクロスメンバ4の間の強度向上を図ることができる。これにより、衝突時のエネルギ吸収能力を向上させることができる(請求項2に対応)。
3)小型の補強プレート11a,11bにより、ロアサポートメンバ5の後方とロアフロントクロスメンバ2の中央部との間を連結することとした。この補強プレート11a,11bは前方側が後方側よりも幅が狭くなるようにしているため、フロントサスペンションアーム22との干渉防止を図りつつ、ロアサポートメンバ5とロアフロントクロスメンバ2の間の強度を向上させることができる。また、補強プレート11a,11bの壁面をくり抜いているため、軽量化を図ることが可能となる。これらの軽量化に伴い、ホイールインモータ8を低出力モータにすることができるため、ホイールインモータ8の大きさを小さくすることが可能となり、更なるスペース縮小を図ることができる。更に、補強プレート11a,11bは、上下で同材質・同形とし、取付け時の上下方向だけを反対にしている。このため、製造コストを抑えることができる。(請求項3に対応)。
4)ロアサポートメンバ5の前方メンバ5aの前方端部に車体幅方向に沿って伸びるフロントバンパ支持部12を設けており、フロントバンパ支持部12は、前面が平坦な構造となっている。したがって、フロントバンパ支持部12は簡単な構造で衝撃を吸収することができる。しかも前面が平坦な構造となっているため、バンパ等の取付けを容易に行うことができる。(請求項4に対応)。
5)フロントバンパ支持部12は、ロアサポートメンバ5の前端部から車体に向かうに従い拡開する左右のバンパサポートメンバ13により、ロアサポートメンバ5に取り付けられている。したがって、簡単で軽量な構成でフロントバンパ支持部12を支持することが可能となり、しかも衝突時の衝突エネルギ吸収能力を増大させることができる(請求項5に対応)。
6)ロアサポートメンバ5は、四角筒状で車両の左右方向に開口した前方メンバ5aと、同じく四角筒状で車両の前後方向に開口した後方メンバ5bとから構成される。ロアサポートメンバ5の各メンバ(前方メンバ5a,後方メンバ5b)共に四角筒状であるため、軽量化を図りつつロアサポートメンバ5の強度を向上させて、サスペンションジオメトリ変化による車両走行の安定性・操舵性の悪化を抑制することができる。また、前方メンバ5aと後方メンバ5bにより、十分な強度を確保することが可能となり、衝突時の衝撃吸収性を向上させることができる。更に、前方メンバ5bは、前方部が平坦であるため、フロントバンパ支持部12の取付けを容易に行うことができる(請求項6に対応)。
7)第1アッパフロントクロスメンバ4をフロントピラ3よりも前方に出るように曲げ加工して設置し、第1アッパフロントクロスメンバ4の前方にサスペンション固定部29を溶接により固定した。第1アッパフロントクロスメンバ4を曲げているため、前方からの衝撃吸収能力を向上させることができる。また、第1アッパフロントクロスメンバ4の前方にサスペンション固定部29があるため、フロントサスペンション20の上方支持位置を、車両の操舵性・安定性にとって最適な位置に設定することができる(請求項7に対応)。
8)スタビライザー25はフロントバンパ支持部12にボルト固定されている。つまり、フロントバンパ支持部12は、フロントバンパ(図外)を支持する役割と、スタビライザー25を支持する役割とを兼用している。すなわち、1つの部材でフロントバンパ(図外)の支持とスタビライザー25の支持の両方を行うことが可能となり、少ない部材で支持を行うことができる。よって、強度を確保しつつコンパクトで軽量な構成を達成することが可能となり、コスト削減を図ることができる(請求項8に対応)。
9)スタビライザー支持部26は、スタビライザー25の支持部とホイールインモータ8の支持部とを兼用している。この結果、1つの部材でスタビライザー25とホイールインモータ8のフロントサスペンションアーム22への支持を同時に行うことが可能となる。よって、少ない部材で強度を確保しつつコンパクトで軽量な構成を達成することが可能となり、コスト削減を図ることができる(請求項9に対応)
10)フロント車体パネル16に小窓14を設けている。この結果、車庫入れ時等に車両前方下部及び車両側部の視界が確保されるため、特に年配者等にとっても運転しやすい車を提供することができる(請求項10に対応)。
実施例1における電気自動車の車体前部構造を示す斜視図である。 実施例1におけるフロントサスペンションを取り付けた状態の車体前部構造を表す図である。 実施例1におけるフロント車体パネル下部に小窓を設けた場合を表す図である。
符号の説明
1 サイドメンバ(シル)
2 ロアフロントクロスメンバ
3 フロントピラ
4 第1アッパフロントクロスメンバ
5 ロアサポートメンバ
5a 前方メンバ
5b 後方メンバ
6 アッパサポートメンバ
7 ロアリアクロスメンバ
8 ホイールインモータ
9 補助クロスメンバ
10 補助連結メンバ
11a,11b 補強プレート
12 フロントバンパ支持部
13 バンパサポートメンバ
14 小窓
15 フロントガラス
16 フロント車体パネル
20 フロントサスペンション
21 ブラケット
22 フロントサスペンションアーム
23 コイルスプリング
24 ショックアブソーバ
25 スタビライザー
26 スタビライザー支持部
27 ブッシュ
28 ステアリングナックル
29 フロントサスペンション固定部

Claims (10)

  1. 車体の左右下部においてそれぞれ前後に伸びているサイドメンバと、
    前記左右サイドメンバの前端部を連結するロアフロントクロスメンバと、
    前記左右サイドメンバの前端部から上方向に伸びる左右のフロントピラと、
    前記ロアフロントクロスメンバより上方位置において前記左右のフロントピラを連結する第1アッパフロントクロスメンバと、
    前記ロアフロントクロスメンバの中央部から車両前方へ突き出しているロアサポートメンバと、
    一端側が前記第1アッパフロントクロスメンバの両端部側、または前記フロントピラの前記ロアサポートメンバよりも高い位置の部分に取り付けられ、他端側が前記ロアサポートメンバの前端側に連結され、車体前方に向かうに従って互いの間隔が狭くなるように前方下方に向けて伸びるアッパサポートメンバと、
    前輪を回転自在に支持し、前記ロアサポートメンバの両側面側にそれぞれ前後位置に設けたブラケットを介して揺動可能に支持された左右のフロントサスペンションアームと、
    前記前輪に少なくとも一部が内蔵される前輪駆動用モータとしてのホイールインモータと、
    から構成されることを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  2. 請求項1記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記左右のアッパサポートメンバの途中を車体幅方向に伸びて互いに連結する補助クロスメンバと、
    上下方向に伸びて前記補助クロスメンバと前記第1アッパフロントクロスメンバとを連結する補助連結メンバとを備えることを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  3. 請求項1または2いずれか1項に記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記ロアサポートメンバと前記ロアフロントクロスメンバの中央部との間を連結する補強プレートを備えることを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記ロアサポートメンバの前方端部に車体幅方向に沿って伸びるフロントバンパ支持部を支持することを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  5. 請求項4記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記フロントバンパ支持部は、前記ロアサポートメンバの前端部から車体前方に向かうに従って拡開する左右のバンパサポートメンバにより前記ロアサポートメンバの前端部に取り付けられることを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  6. 請求項1ないし5いずれか1項に記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記ロアサポートメンバは、前記ロアクロスメンバ側にあって車体前後方向に伸びる四角筒状をなし、前記ロアクロスメンバに固定されると共に前記後位置のブラケットが左右の側面部に取り付けられる後方メンバと、車体左右方向に伸びる四角筒状をなし、該後方メンバの前端部に取り付けられ、前記アッパサポートメンバの他端部が固定されると共に、左右の開口端に前記前位置のブラケットがそれぞれ取り付けられる前方メンバとから構成されることを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  7. 請求項1ないし6いずれか1項に記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記フロントサスペンションアームにはショックアブソーバを内蔵するストラットが取り付けられ、該ストラット上端側が前記第1アッパフロントクロスメンバに取り付けられたフロントサスペンション固定部に支持されることを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  8. 請求項1ないし7いずれか1項に記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記フロントバンパ支持部は、フロントバンパと、前記フロントサスペンションアームに取り付けられたスタビライザーの中間部とを支持することを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  9. 請求項1ないし8いずれか1項に記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記フロントサスペンションアームは、車体前後方向に伸びてスタビライザーを支持するスタビライザー支持部を有し、該スタビライザー支持部により前記ホイールインモータを支持することを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の電気自動車の車体前部構造において、
    前記ロアサポートメンバ及び前記アッパサポートメンバを覆うフロント車体パネルを有し、該フロント車体パネルの下部に運転席から車外を可視するための小窓を設けたことを特徴とする電気自動車の車体前部構造。
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