JP4244666B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュロアパネルの上端部からエンジンルームの上側部に左右一対で前方に延びるフロントエプロンレインが設けられたような車両の前部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の前部車体構造としては例えば次のような構造がある。
すなわち、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュロアパネルの下端から後方に連続してフロアパネルが設けられ、このフロアパネルに沿って車両の前後方向に延びる左右一対のフロアフレームを備えたものにおいて、上述のフロアフレームの前端にはキックアップ部を介して左右一対のフロントサイドフレームを設け、これら左右のフロントサイドフレームの後部下面にフロントサスペンションを支持するところのサブフレーム(サスペンションクロスメンバと同意)を取付けたものである(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−179181号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報には明記されていないものの、上述の車体構造には一般的にダッシュロアパネルの上端部からエンジンルームの上側部に左右一対で前方に延びるフロントエプロンレインが設けられている。
【0005】
つまり従来構造においては車体前部の所定高さ位置に前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームが設けられると共に、これらフロントサイドフレームの上方においてエンジンルームの上側部には車両の前後方向に延びる左右一対のフロントエプロンレインが設けられている。
【0006】
この従来構造を小型車両に適用した場合、衝突荷重は主として左右一対のフロントサイドフレームで受けることになり、特に当該小型車両が大型車両と衝突した時、車高の差異により自車両が大型の他車両の下部にもぐり込む問題点があった。
【0007】
そこで、この発明は、サスタワーに接続されたサスタワーボックスを設け、フロントエプロンレインの中間部をサスタワーボックスと一体に連結すると共に、フロントエプロンレインの後端をフロントピラーの前端部と接続することにより、衝突荷重を車体後方に効率的に伝達することができ、しかも、剛性が高いサスタワー(サスペンションタワー部)を利用して荷重を受けるので、大型の他車両との衝突時に自車両が他車両の下部にもぐり込むのを防止することができ、また、サスタワーボックスをダッシュパネルに接続することで、このダッシュパネルにおいても衝突荷重を受けることができ、したがって、衝突耐力の向上を図ることができ、さらに、上記サスタワーの前部および後部には、少なくともフロントエプロンレインに一体に連結されたサスタワー前部ボックスおよびサスタワー後部ボックスを設け、サスタワーの前後両部に耐力構造体としてのサスタワー前部ボックス、サスタワー後部ボックスを設けることで、剛性が高いサスタワーを利用して衝突荷重を受け、大型の他車両との衝突時に自車両が他車両の下部にもぐり込むのを、より一層確実に防止することができ、加えて、上記ダッシュパネルから前方には、フロントエプロンレインの下方にあって該フロントエプロンレインと略平行に延びる左右一対のフロントアッパフレームを配設することで、左右一対のフロントアッパフレームにおいても衝突荷重を受けることができて、衝突耐力のさらなる向上を図ることができる車両の前部車体構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両の前部車体構造は、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルが設けられ、上記ダッシュパネルの上端部からエンジンルームの上側部には左右一対で前方に延びるフロントエプロンレインが設けられた車両の前部車体構造であって、上記エンジンルームの両側には前輪のサスペンションを支持するサスタワーを設けると共に、上記サスタワーに接続されたサスタワーボックスを設け、上記フロントエプロンレインの中間部がサスタワーボックスと一体に連結され、上記フロントエプロンレインの後端は、フロントガラスの側辺部を支持して後方に延びるフロントピラーの前端部と接続され、上記サスタワーボックスを後方に延長してダッシュパネルに接続し、上記サスタワーの前部お よび後部には、少なくともフロントエプロンレインに一体に連結されたサスタワー前部ボックスおよびサスタワー後部ボックスが設けられ、上記ダッシュパネルから前方には、フロントエプロンレインの下方にあって該フロントエプロンレインと略平行に延びる左右一対のフロントアッパフレームが配設され、上記サスタワー前部ボックスとサスタワー後部ボックスとのそれぞれが、サスタワーとフロントエプロンレインとフロントアッパフレームとに接続されてボックスを形成し、上記サスタワー後部ボックスがフロントアッパフレームとフロントエプロンレインの後端部まで延長されて接続され、上記サスタワー前部ボックスがフロントアッパフレームとフロントエプロンレインの前端部まで延長されて接続され、上記サスタワー後部ボックスとサスタワーとサスタワー前部ボックスとが、ダッシュパネル前方のフロントアッパフレームとフロントエプロンレインの前端まで連続して配設されたものである。
【0009】
上記構成のフロントガラスは、ガラス製のものと強化プラスチック製のものとの双方を含むフロントウインド部材である。
上記構成によれば、衝突荷重を、サスタワーボックスで補強されたフロントエプロンレインからフロントピラーに伝達するので、この衝突荷重を車体後方に効率的に伝達することができる。
【0010】
しかも、サスタワーに接続されたサスタワーボックスを設け、このサスタワーボックスをフロントエプロンレインと一体に連結しているので、剛性が高いサスタワーを利用して衝突荷重を受けることができ、この結果、大型の他車両との衝突時に自車両が他車両の下部にもぐり込むのを防止することができる。
【0011】
また、上記サスタワーボックスを後方に延長してダッシュパネルに接続したものであって、このように、サスタワーボックスがダッシュパネルに接続されているので、このダッシュパネルにおいても衝突荷重を受けることができ、したがって衝突耐力の向上を図ることができる。
【0012】
さらに、上記サスタワーの前部および後部には、少なくともフロントエプロンレインに一体に連結されたサスタワー前部ボックスおよびサスタワー後部ボックスが設けられたものであって、このように、サスタワーの前後両部に耐力構造体としてのサスタワー前部ボックス、サスタワー後部ボックスを設け、剛性が高いサスタワーを利用して衝突荷重を受けるので、大型の他車両との衝突時に自車両が他車両の下部にもぐり込むのを、より一層確実に防止することができる。
【0013】
加えて、上記ダッシュパネルから前方には、フロントエプロンレインの下方にあって該フロントエプロンレインと略平行に延びる左右一対のフロントアッパフレームが配設されたものであるから、左右一対のフロントアッパフレームにおいても衝突荷重を受けることができるので、衝突耐力のさらなる向上を図ることができる。
【0014】
この発明の一実施態様においては、上記ダッシュパネルの下端の前方にはフロントアッパフレームと略平行に延びるフロントアンダフレームが配設されたものである。
【0015】
上記構成によれば、フロントフレームをフロントアッパフレームとフロントアンダフレームとで構成し、これら上下の両フレームで(片側2本のフレーム)で衝突荷重を受けるので、従来の片側一本の断面が大きいフロントサイドフレームで荷重を受ける構造と比較して、衝突耐力の向上を図りつつ、断面を小型化し、衝突性能向上と軽量化との両立を図ることができる。
【0016】
また衝突耐力が向上した分、フロントフレーム(フロントアッパフレーム、フロントアンダフレーム参照)の車両前後方向の長さを短くすることができ、この結果、フロントオーバハングの短縮を図って、車両デザインの自由度が向上する。
【0017】
この発明の一実施態様においては、上記フロントアンダフレームの前端とフロントアッパフレームとを上下方向に接続するメンバが設けられたものである。
上記構成によれば、フロントアンダフレーム前端とフロントアッパフレームとを上記メンバで上下方向に接続したので、フロントサスペンションの支持剛性、特に横剛性が向上し、操縦安定性の向上を図ることができる。
【0018】
この発明の一実施態様においては、上記フロントアンダフレームは、ダッシュパネルの下端から後方に連続して設けられたフロアパネルに沿って前後方向に延びる左右一対のフロアフレームの前端に接続されたものである。
【0019】
上記構成によれば、フロントアンダフレームに入力した衝突荷重を左右一対のフロアフレームに伝達することができるので、衝突耐力をより一層向上させることができる。
【0020】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の前部車体構造を示し、図1、図2、図3において、エンジンルーム1と車室2とを前後に仕切るダッシュロアパネル3を設け、このダッシュロアパネル3の下端から後方に連続して略水平に延びるフロアパネル4を設けている。
【0021】
上述のフロアパネル4の車幅方向中央部には車両の前後方向に延びるトンネル部5が形成されると共に、フロアパネル4の左右両側にはサイドシルインナとサイドシルアウタとから成り、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面をもった車体剛性部材としてのサイドシル6,6が設けられている。
【0022】
また上述のフロアパネル4の下部において該フロアパネル4に沿って車両の前後方向に延びる車体剛性部材として左右一対のフロアフレーム7,7を設けている。
【0023】
図面では概略的に示したが上述のフロアフレーム7は逆ハット状の断面形状を有し、フロアパネル4下面との間に車両の前後方向に延びる閉断面を形成するものである。
【0024】
上述のフロアフレーム7,7の前方は、エンジンルーム1の下方においてパワートレイン8(エンジンとトランスミッション参照)と前輪とを接続するドライブシャフト9よりもさらに前方まで一体的に延長されて、左右一対の閉断面構造のフロントアンダフレーム10,10を形成している。
【0025】
これら左右一対のフロントアンダフレーム10,10の前端部相互間は、車幅方向に延びるフロントクロスメンバ11で連結されると共に、左右一対のフロントアンダフレーム10,10のダッシュロアパネル3の下部近傍が車幅方向に延びるリヤクロスメンバ12で結合されて、図2、図3に示すように、平面視で略井型状のペリメータフレーム13が形成されている。ここで、上述の前後の各クロスメンバ11,12は断面方形枠状に形成され、剛性確保と軽量化との両立を図る閉断面部材にて構成されている。
【0026】
このペリメータフレーム13は前輪を懸架するところのフロントサスペンションを支持するサスペンションクロスメンバ(いわゆるサブフレーム)を兼ねるものである。図2ではフロントサスペンションの一部を構成する左右のロアアーム14,14を仮想線で示している。
また上述の左右一対のフロントアンダフレーム10,10の先端にはクラッシュカン等から成るエネルギ吸収部材15,15を配設している。
【0027】
一方、ダッシュロアパネル3の上下方向中間部前面には該ダッシュロアパネル3からエンジンルーム1内に向けて前方に延びる左右一対のフロントアッパフレーム16,16を配設している。
【0028】
このフロントアッパフレーム16はフロントアンダフレーム10の上方に所定間隔を隔てて平行に延びる閉断面構造のフレームで、左右一対のフロントアッパフレーム16,16間の車幅方向の離間距離は、左右一対のフロントアンダフレーム10,10間の車幅方向の離間距離よりも大きく設定されている。
【0029】
このフロントアッパフレーム16の後部にはキックアップ部16Kが一体または一体的に形成されており、このキックアップ部16Kはダッシュロアパネル3に沿って下方かつ車幅方向内方に延設され、その後端部はフロントアンダフレーム10の後部に接続されている。
【0030】
また上述の左右一対のフロントアッパフレーム16,16の先端にはクラッシュカン等から成るエネルギ吸収部材17,17を配設している。
この実施例では上述のフロントアンダフレーム10およびフロントアッパフレーム16はパワートレイン8の前方部まで延長されると共に、下側に位置するペリメータフレーム13の前端部左右両部は上下方向に延びるメンバ18,18(閉断面構造部材)を介して上側に位置する左右一対のフロントアッパフレーム16,16の先端部下面に接続されている。
【0031】
さらに上述のフロントアッパフレーム16におけるキックアップ部16Kの上端部相互間は車幅方向に延びるレインフォースメント19によって接続されており、このレインフォースメント19とダッシュロアパネル3との間には車幅方向に延びる閉断面20が形成されている。
【0032】
また図2に示すように左右一対のサイドシル6,6の前端部と、フロントアンダフレーム10の後端側およびフロアフレーム7の前端側との間を、トルクボックス21,21で接続して、車体のねじれを防止すべく構成している。
【0033】
図4は図2のA−A線矢視断面図、図5は図2のB−B線矢視断面、図6は図2のC−C線矢視断面であって、図3〜図6に示すように、上述のダッシュロアパネル3の上端からエンジンルーム1の上側部には左右一対で車両の前方に延びるフロントエプロンレイン22,22を設けている。但し、図面では図示の便宜上、車両右側のフロントエプロンレイン22を示す。
【0034】
このフロントエプロンレイン22は、フロントエプロンレインアウタ23と、フロントエプロンレインインナ24とを接合して車両の前後方向に延びる閉断面25を有するものである。ここで、上述の左右一対のフロントアッパフレーム16,16はフロントエプロンレイン22,22と略平行に延びるフレームであり、または左右一対のフロントアンダフレーム10,10はフロントアッパフレーム16,16の下方において該フロントアッパフレーム16,16と略平行に延びるフレームである。
【0035】
上述のフロントエプロンレインインナ24の上側折曲げ部には、フロントフェンダ26の接合フランジ部26aが接合されている。
【0036】
また図3に示すようにエンジンルーム1の両側で、かつフロントエプロンレインインナ24のエンジンルーム1側の面には、前輪のサスペンション上部を支持する高剛性のサスタワー27(サスペンションタワー部)を設けている。
【0037】
このサスタワー27の下部には図2に示すようにホイールハウス28が一体的に接合されており、図4〜図6に示すように、このホイールハウス28の上端部28aはフロントエプロンレインインナ24に接合されると共に、ホイールハウス28の下端部28bは、フロントアッパアウタフレーム16aとフロントアッパインナフレーム16bとを接合して、車両の前後方向に延びる閉断面16cをもった前述のフロントアッパフレーム16における上側の接合フランジ部の車外側の面に連結されている。
しかも、上述のサスタワー27の前後両部には図3〜図6に示すようにサスタワー前部ボックス29とサスタワー後部ボックス30とを設けている。
【0038】
上述のサスタワー前部ボックス29は、図1〜図5および図7に示すように、前部壁29aと、上部壁29bと、車外側の折曲げ片29cと、リヤ側の折曲げ片29dとを一体または一体的に形成したもので、前部壁29aの下部をフロントアッパフレーム16のフロントアッパインナフレーム16b上部に接合し、折曲げ片29cをフロントエプロンレインインナ24の中間部に接合し、折曲げ片29dをサスタワー27のフロント側面に接合している。
【0039】
上述のサスタワー後部ボックス30は図1、図3、図6、図8に示すように、上部壁30aと、内部壁30bと、前部壁30cと、車外側の折曲げ片30dと、フロント側の折曲げ片30eと、リヤ側の折曲げ片30fと、下部折曲げ片30gとを一体または一体的に形成したもので、図1に示すようにフロント側の折曲げ片30eをサスタワー27のリヤ側面に接合し、リヤ側の折曲げ片30fをダッシュロアパネル3の前面に接合すると共に、図6に示すように車外側の折曲げ片30dをフロントエプロンレインインナ24の中間部に接合し、下部折曲げ片30gをフロントアッパフレーム16のフロントアッパフレーム16上部に接合している。
【0040】
つまり、サスタワー27の前部および後部にはフロントエプロンレイン22およびフロントアッパフレーム16の双方に接続されたサスタワー前部ボックス29およびサスタワー後部ボックス30を設けると共に、サスタワー後部ボックス30を後方に延長してダッシュロアパネル3に接続したものである。なお、図4〜図8で示した構造については車両の左側においても略対称に構成されている。
【0041】
さらに、図3に示すように、車両剛性部材の上述のフロントエプロンレイン22の後端は、フロントウインド部材としてのフロントガラスの側辺部を支持して後方に延びる車体剛性部材のフロントピラー31の前端部と接続されている。
【0042】
ところで、図3に示すように、上述のダッシュロアパネル3の上端部にはダッシュアッパパネル32を接合する一方、ダッシュロアパネル3およびダッシュアッパパネル32の左右両端部には、ヒンジピラーのヒンジピラーインナパネル33を接合している。
【0043】
このヒンジピラーインナパネル33は図示しないヒンジピラーアウタパネルと接合されて、上下方向に延びる閉断面をもったヒンジピラーを構成すると共に、このヒンジピラーでフロントドアを開閉可能に支持するものである。
【0044】
図2に示すように上述のパワートレイン8はフロントアッパフレーム16とフロントアンダフレーム10との双方にマウントされている。
図2、図3、図5に示すようにフロントアッパフレーム16に連結されたホイールハウス28の略水平部分にはボルト34、ナット35等の複数組の締結部材を用いてマウントブラケット36を固定し、このマウントブラケット36にエンジンマウント37を取付けている。
【0045】
図3、図5では一方のエンジンマウント37のみを示したが、このエンジンマウント37は図2に示すように各フロントアッパフレーム16,16の上方に左右一対設けられている。
【0046】
また図2、図3に示すように左右一対のフロントアンダフレーム10,10間を車幅方向に連結するリヤクロスメンバ12の車幅方向中間部には、内部にダンパ機構(図示せず)を備えたエンジンマウント用のロッド38を設け、これら各要素37,37,38からなるペンディラム(pendulum)式のエンジンマウントにより、パワートレイン8を3点支持している。
【0047】
このペンディラム式のエンジンマウントはパワートレイン8それ自体の振りを許容するもので、エンジン振動が可及的車体に伝達しにくい方式のエンジンマウントである。
【0048】
なお、図1において、39はドア開口部、40はボンネット、41はバンパレインフォースメント,42はフロントクロスメンバであり、また矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示すものである。
【0049】
このように構成した車両の前部車体構造の作用を以下に説明する。
前面衝突のうち、車体前面の全体で衝撃を受けるフルラップ衝突時には、衝突荷重はサスタワー前部ボックス29、サスタワー27、サスタワー後部ボックス30、フロントエプロンレイン22を介してフロントピラー31に伝達されると共に、フロントアッパフレーム16、キックアップ部16Kを介してフロアフレーム7に伝達され、またフロントアンダフレーム10の後端部からフロアフレーム7の前端部に伝達される。
【0050】
つまり、各要素29,27,30,22を介してフロントピラー31に荷重伝達される1つの経路と、各要素16,16Kを介してフロアフレーム7に荷重伝達される他の1つの経路と、各要素10,10を介してフロアフレーム7,7に荷重伝達されるさらに他の1つの経路との合計3つの経路を介して入力荷重を逃がすことができる。
【0051】
図9はフルラップ衝突時におけるエネルギ吸収特性を示し、横軸にクラッシュストロークをとり、縦軸に減速Gをとって、フロントアンダフレーム10を含むペリメータフレーム13の特性aと、フロントアッパフレーム16の特性bと、これら両特性a,bの総合特性cと、従来の片側一本の断面が大きいフロントサイドフレームで荷重を受ける従来特性dとを示すものである。
【0052】
衝突耐力は特性c,dの曲線以下の面積で表わすことができ、実線で示すこの実施例の総合特性cと、点線で示す従来特性dとの対比から明かなように、この実施例ではフロントアッパフレーム16とフロントアンダフレーム10とで荷重を分担しているので総合的な衝突耐力の向上を図ることができ、この分、フロントアッパフレーム16およびフロントアンダフレーム10の断面を小さくして、これら両者16,10の軽量化を図ることができると共に、衝突耐力の向上により、両フレーム16,10、特にフロントアッパフレーム16の前後方向の長さを、図2に仮想線βで示す従来の片側一本の断面が大きいフロントサイドフレームに対して短縮することができ、これにより、フロントオーバハングの短縮化を図って、車両デザインの自由度の向上を図ることができる。またキックアップ部16Kの補強構造も不要となる。
【0053】
前面衝突のうち、車体前面の片側で衝撃を受けるオフセット衝突時には、左右一対のフロントアンダフレーム10,10間を車幅方向に延びる前後のクロスメンバ11,12で接続しているので、ペリメータフレーム13によりオフセット衝突時の荷重を吸収することができる。
【0054】
図10はオフセット衝突時におけるエネルギ吸収特性を示し、横軸にクラッシュストロークをとり、縦軸に減速Gをとって、ペリメータフレーム13を備えたこの実施例の特性eと、従来の片側一本の断面が大きいフロントサイドフレームで荷重を受け、かつペリメータフレームを有さない従来特性fとを示すものである。
【0055】
図10に実線で示すこの実施例の特性eはフロントアンダフレーム10,10間をクロスメンバ11,12で車幅方向に連結しているので、同図に点線で示す従来特性fに対して図示の便宜上ハッチングを施した分、衝突初期から衝突中期にかけての衝突耐力の向上を図ることができる。
【0056】
また上述のペリメータフレーム13の前端部左右を上下方向に延びるメンバ18,18によりフロントアッパフレーム16,16の先端部に接続したので、該ペリメータフレーム13の剛性(いわゆるサスクロスの剛性、特にその横剛性)が向上し、この結果、操縦安定性の向上を図ることができる。
【0057】
しかも、サスタワー27の前後にサスタワー前部ボックス29およびサスタワー後部ボックス30を設け、剛性が高いサスタワー27を利用して荷重を受けるので、大きい他車両との衝突時においても、自車両が該他車両の下方にもぐり込むのを防止することができる。
【0058】
このように図1〜図10で示した実施例の車両の前部車体構造は、エンジンルーム1と車室2とを仕切るダッシュロアパネル3が設けられ、上記ダッシュロアパネル3の上端部からエンジンルーム1の上側部には左右一対で前方に延びるフロントエプロンレイン22が設けられた車両の前部車体構造であって、上記エンジンルーム1の両側には前輪のサスペンション上部を支持するサスタワー27を設けると共に、上記サスタワー27に接続されたサスタワーボックス(サスタワー前部ボックス29、サスタワー後部ボックス30参照)を設け、上記フロントエプロンレイン22の中間部がサスタワーボックス29,30と一体に連結され、上記フロントエプロンレイン22の後端は、フロントガラスの側辺部を支持して後方に延びるフロントピラー31の前端部と接続されたものである。
【0059】
この構成によれば、衝突荷重を、サスタワーボックス29,30で補強されたフロントエプロンレイン22からフロントピラー31に伝達するので、この衝突荷重を車体後方に効率的に伝達することができる。
【0060】
しかも、サスタワー27に接続されたサスタワーボックス29,30を設け、このサスタワーボックス29,30をフロントエプロンレイン22と一体に連結しているので、剛性が高いサスタワー27を利用して衝突荷重を受けることができ、この結果、大型の他車両との衝突時に自車両が他車両の下部にもぐり込むのを防止することができる。
【0061】
また、上記サスタワーボックス(サスタワー後部ボックス30参照)を後方に延長してダッシュロアパネル3に接続したものである。
この構成によれば、サスタワーボックス(サスタワー後部ボックス30参照)がダッシュロアパネル3に接続されているので、このダッシュロアパネル3においても衝突荷重を受けることができ、したがって衝突耐力の向上を図ることができる。
【0062】
さらに、上記サスタワー27の前部および後部には、少なくともフロントエプロンレイン22に一体に連結されたサスタワー前部ボックス29およびサスタワー後部ボックス30が設けられたものである。
【0063】
この構成によれば、サスタワー27の前後両部に耐力構造体としてのサスタワー前部ボックス29、サスタワー後部ボックス30を設け、剛性が高いサスタワー27を利用して衝突荷重を受けるので、大型の他車両との衝突時に自車両が他車両の下部にもぐり込むのを、より一層確実に防止することができる。
【0064】
加えて、上記ダッシュロアパネル3から前方には、フロントエプロンレイン22の下方にあって該フロントエプロンレイン22と略平行に延びる左右一対のフロントアッパフレーム16,16が配設されたものである。
この構成によれば、左右一対のフロントアッパフレーム16,16においても衝突荷重を受けることができるので、衝突耐力のさらなる向上を図ることができる。
【0065】
また、上記ダッシュロアパネル3の下端の前方にはフロントアッパフレーム16,16と略平行に延びるフロントアンダフレーム10,10が配設されたものである。
【0066】
この構成によれば、フロントフレームをフロントアッパフレーム16とフロントアンダフレーム10とで構成し、これら上下の両フレームで(片側2本のフレーム)で衝突荷重を受けるので、従来の片側一本の断面が大きいフロントサイドフレームで荷重を受ける構造と比較して、衝突耐力の向上を図りつつ、断面を小型化し、衝突性能向上と軽量化との両立を図ることができる。
【0067】
つまり、片側一本の断面が大きいフロントサイドフレームを用いる従来構造と比較して、上側のフロントアッパフレーム16と、下側のフロントアンダフレーム10との片側2本のフロントフレームを用いるので、図9に特性cで示すように、総合的に衝突耐力の向上を図ることができると共に、従来の片側一本のフロントサイドフレームの重量に対して、フロントアッパフレーム16とフロントアンダフレーム10との重量の総和を小さくすることができ、断面を小型化し、軽量化と衝突性能向上とを図ることができる。
【0068】
また衝突耐力が向上した分、フロントフレーム(フロントアッパフレーム16、フロントアンダフレーム10参照)の車両前後方向の長さを短くすることができ、この結果、フロントオーバハングの短縮を図って、車両デザインの自由度が向上する。
【0069】
さらに、上記フロントアンダフレーム10の前端とフロントアッパフレーム16とを上下方向に接続するメンバ18が設けられたものである。
この構成によれば、フロントアンダフレーム10前端とフロントアッパフレーム16とを上記メンバ18で上下方向に接続したので、フロントサスペンションの支持剛性、特に横剛性が向上し、操縦安定性の向上を図ることができる。
【0070】
そのうえ、上記フロントアンダフレーム10は、ダッシュロアパネル3の下端から後方に連続して設けられたフロアパネル4に沿って前後方向に延びる左右一対のフロアフレーム7の前端に接続されたものである。
【0071】
この構成によれば、フロントアンダフレーム10に入力した衝突荷重を左右一対のフロアフレーム7,7に伝達することができるので、衝突耐力をより一層向上させることができる。
【0072】
また実施例で示したように、上記左右一対のフロントアンダフレーム10,10のダッシュロアパネル3の下部近傍をリヤクロスメンバ12で結合して、平面視で略井型状のフレーム(ペリメータフレーム13参照)が形成される構造を採用すると、図10に特性eで示したように、オフセット衝突に対する耐力の向上と、フロントサスペンションの支持剛性の向上との両立を図ることができる。
【0073】
さらに実施例で示したように、上記フロントアッパフレーム16とフロントアンダフレーム10との双方にパワートレイン8をマウントする構造を採用すると、パワートレイン8を構成するエンジンの振動を効率的に車体に吸収することができる。
【0074】
さらに実施例で示したように、上記フロントアッパフレーム16とフロントアンダフレーム10の先端にクラッシュカン等のエネルギ吸収部材17,15を配設する構造を採用すると、エネルギ吸収部材17,15にて衝撃吸収を行なうことができるのは勿論、エネルギ吸収部材17,15の大きさの変更により車両デザインに対応した調整を行なうことができ、いわゆる派生車のアレンジが容易となる。つまり、エネルギ吸収部材17,15により車両の全長を調整することができる。
【0075】
図11は車両の前部車体構造の他の実施例を示し、図1の実施例ではフロアフレーム7のエンジンルーム1下方へ延長構造を、加工性を考慮してフロアフレーム7とは別部材のフロントアンダフレーム10を設け、このフロントアンダフレーム10をフロアフレーム7からエンジンルーム1の下方へ一体的に延長させたが、図11に示すこの実施例では上記延長構造を、部品点数を考慮して、フロアフレーム7を一体に前方へ延長させて、フロントアンダフレーム10を構成したものである。
【0076】
このように構成すると、部品点数の低減を図ることができる。なお、図11に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については、先の実施例とほぼ同様であるから、図11において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0077】
図12は車両の前部車体構造のさらに他の実施例を示し、図3の実施例ではフロントアンダフレーム10,10の先端部に対応して、ペリメータフレーム13の先端両側部にのみエネルギ吸収部材15,15を取付けたが、図12に示すこの実施例ではフロントアンダフレーム10,10を車幅方向に連結するフロントクロスメンバ11の先端にその車幅方向の全幅にわたってクラッシュカン等から成るエネルギ吸収部材15を配設したものである。
【0078】
このように構成しても、先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図12において、前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0079】
図13は車両の前部車体構造のさらに他の実施例を示し、この実施例ではサスタワー27の前後両部に位置するサスタワー前部ボックス29およびサスタワー後部ボックス30に、車両の前後方向に延び、かつ上方またはエンジンルーム1側へ膨出する少なくとも1つのビード43を一体形成したものである。
【0080】
このように構成すると、部品点数の増加および重量の増加を招くことなく、サスタワー前部ボックス29およびサスタワー後部ボックス30の強度向上を図ることができ、衝突荷重入力に対する耐力の向上を図ることができる。
【0081】
なお、図13に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については、先の実施例とほぼ同様であるから、図13において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0082】
図14、図15、図16は車両の前部車体構造のさらに他の実施例を示し、サスペンションクロスメンバを構成するフロントアンダフレーム10,10の前端を一体的に上方に湾曲させて、湾曲部10A,10Aを形成し、これら各湾曲部10A,10Aの上端をフロントアッパフレーム16,16の先端部下面に接続したものである。
また、この実施例においては図14で示すように、上述のフロントアンダフレーム10,10の下側前部に平面視でコの字形のブラケット44を介してクラッシュカン等から成るエネルギ吸収部材15を取付けている。
【0083】
このように構成すると、別部材のメンバ18(前図参照)を用いることなく、フロントアンダフレーム10の前端を上方に湾曲させて、その湾曲部10Aをフロントアッパフレーム16に接続することができるので、部品点数の低減を図ることができる。
【0084】
図14〜図16で示したこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図14〜図16において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0085】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のダッシュパネルは、実施例のダッシュロアパネル3に対応し、
以下同様に、
サスタワーボックスは、サスタワー前部ボックス29、サスタワー後部ボックス30に対応し、
フロントアンダフレーム前端とフロントアッパフレームとを上下方向に接続するメンバは、別体構造のメンバ18または一体構造の湾曲部10Aに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0086】
【発明の効果】
この発明によれば、サスタワーに接続されたサスタワーボックスを設け、フロントエプロンレインの中間部をサスタワーボックスと一体に連結すると共に、フロントエプロンレインの後端をフロントピラーの前端部と接続したので、衝突荷重を車体後方に効率的に伝達することができ、しかも、剛性が高いサスタワー(サスペンションタワー部)を利用して荷重を受けるので、大型の他車両との衝突時に自車両が他車両の下部にもぐり込むのを防止することができる効果があり、また、サスタワーボックスをダッシュパネルに接続したので、このように、サスタワーボックスがダッシュパネルに接続されているので、このダッシュパネルにおいても衝突荷重を受けることができ、したがって、衝突耐力の向上を図ることができ、さらに、上記サスタワーの前部および後部には、少なくともフロントエプロンレインに一体に連結されたサスタワー前部ボックスおよびサスタワー後部ボックスを設け、サスタワーの前後両部に耐力構造体としてのサスタワー前部ボックス、サスタワー後部ボックスを設けたことにより、剛性が高いサスタワーを利用して衝突荷重を受け、大型の他車両との衝突時に自車両が他車両の下部にもぐり込むのを、より一層確実に防止することができ、加えて、上記ダッシュパネルから前方には、フロントエプロンレインの下方にあって該フロントエプロンレインと略平行に延びる左右一対のフロントアッパフレームを配設したので、左右一対のフロントアッパフレームにおいても衝突荷重を受けることができて、衝突耐力のさらなる向上を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両の前部車体構造を示す側面図。
【図2】 図1の要部の平面図。
【図3】 前部車体構造を示す斜視図。
【図4】 図2のA−A線矢視断面図。
【図5】 図2のB−B線矢視断面図。
【図6】 図2のC−C線矢視断面図。
【図7】 サスタワー前部ボックスの斜視図。
【図8】 サスタワー後部ボックスの斜視図。
【図9】 フルラップ衝突時のエネルギ吸収特性を示す特性図。
【図10】 オフセット衝突時のエネルギ吸収特性を示す特性図。
【図11】 車両の前部車体構造の他の実施例を示す側面図。
【図12】 車両の前部車体構造のさらに他の実施例を示す斜視図。
【図13】 車両の前部車体構造のさらに他の実施例を示す斜視図。
【図14】 車両の前部車体構造のさらに他の実施例を示す側面図。
【図15】 図14の要部の平面図。
【図16】 図14の斜視図。
【符号の説明】
1…エンジンルーム
2…車室
3…ダッシュロアパネル(ダッシュパネル)
4…フロアパネル
7…フロアフレーム
10…フロントアンダフレーム
10A…湾曲部
16…フロントアッパフレーム
18…メンバ
22…フロントエプロンレイン
27…サスタワー
29…サスタワー前部ボックス(サスタワーボックス)
30…サスタワー後部ボックス(サスタワーボックス)
31…フロントピラー

Claims (4)

  1. エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルが設けられ、
    上記ダッシュパネルの上端部からエンジンルームの上側部には左右一対で前方に延びるフロントエプロンレインが設けられた車両の前部車体構造であって、
    上記エンジンルームの両側には前輪のサスペンションを支持するサスタワーを設けると共に、
    上記サスタワーに接続されたサスタワーボックスを設け、
    上記フロントエプロンレインの中間部がサスタワーボックスと一体に連結され、
    上記フロントエプロンレインの後端は、フロントガラスの側辺部を支持して後方に延びるフロントピラーの前端部と接続され
    上記サスタワーボックスを後方に延長してダッシュパネルに接続し、
    上記サスタワーの前部および後部には、少なくともフロントエプロンレインに一体に連結されたサスタワー前部ボックスおよびサスタワー後部ボックスが設けられ、
    上記ダッシュパネルから前方には、フロントエプロンレインの下方にあって該フロントエプロンレインと略平行に延びる左右一対のフロントアッパフレームが配設され、
    上記サスタワー前部ボックスとサスタワー後部ボックスとのそれぞれが、サスタワーとフロントエプロンレインとフロントアッパフレームとに接続されてボックスを形成し、
    上記サスタワー後部ボックスがフロントアッパフレームとフロントエプロンレインの後端部まで延長されて接続され、
    上記サスタワー前部ボックスがフロントアッパフレームとフロントエプロンレインの前端部まで延長されて接続され、
    上記サスタワー後部ボックスとサスタワーとサスタワー前部ボックスとが、ダッシュパネル前方のフロントアッパフレームとフロントエプロンレインの前端まで連続して配設された
    車両の前部車体構造。
  2. 上記ダッシュパネルの下端の前方にはフロントアッパフレームと略平行に延びるフロントアンダフレームが配設された
    請求項1記載の車両の前部車体構造。
  3. 上記フロントアンダフレームの前端とフロントアッパフレームとを上下方向に接続するメンバが設けられた
    請求項記載の車両の前部車体構造。
  4. 上記フロントアンダフレームは、ダッシュパネルの下端から後方に連続して設けられたフロアパネルに沿って前後方向に延びる左右一対のフロアフレームの前端に接続された
    請求項2または3記載の車両の前部車体構造。
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