JP4360284B2 - ウエザストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、断面略U字状のトリム部を備えたウエザストリップに関するものである。
一般に、自動車等の車両のドア開口周縁には、例えば、EPDM等のゴム材料よりなるウエザストリップが設けられる。ウエザストリップは、押出成形によって断面形状一定の長尺状に形成されている。また、図6(a)に示すように、ウエザストリップ51は、ドア開口周縁のフランジに対し嵌め込まれることによって保持されるトリム部52と、前記トリム部52から突出して設けられる中空状のシール部53とを備えている。トリム部52は、基底部54と、該基底部54から略平行に延びる車内側側壁部55及び車外側側壁部56を備え、全体として断面略U字形状を成している。トリム部52の内部には前記略U字形状を保持するための金属製のインサート57が埋設されている。
このようなウエザストリップ51をドア開口周縁のコーナー部に組み付ける際には、コーナー部の湾曲形状に沿わせるために、ウエザストリップ51を長手方向に対し曲げる必要がある。ここで、前記湾曲形状の曲率が大きいと、図6(b)に示すようにトリム部58の前記略U字形状の開口部が開く、いわゆる「口開き」を生じてしまうおそれがある。口開きの生じたウエザストリップ59にあっては、フランジとの間に隙間が生じて外観品質が悪化したり、挟持力が低下して脱落しやすくなったりといった不具合を生じることが懸念される。
そこで、コーナー部に対応するトリム部の開口幅をストレート部に対応する部分よりも狭くするよう、ウエザストリップの長手方向の位置によって開口幅を変更したり(例えば、特許文献1参照)、口開きの生じた部分に後からかしめ加工を施したりするといった対策も考えられる。
特許第2750641号公報
しかしながら、開口幅を部分的に変える場合には、製造工程が複雑になるとともに、製造設備も複雑化してしまう。このため、ウエザストリップの製造コストが増加してしまうおそれがある。そのうえ、単に開口幅を狭くしただけでは、口開き対策として不十分な場合があった。また、後からかしめ加工を施す場合も、該加工分の工程が増えるため、コストの増加を招くおそれがある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、コストの増大を抑制することができるとともに、トリム部の口開きの抑制を図ることの可能なウエザストリップを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.底壁部と一対の側壁部とにより形成された断面略U字形状のトリム部を備え、
前記トリム部内にその長手方向に沿ってインサートが埋設され、コーナー部では前記底壁部がカーブ内側になり、湾曲して取付けられるウエザストリップであって、
前記インサートは、略平行に配設された複数の短冊状の骨片部と、前記底壁部内の幅方向略中央に位置し、前記各骨片部同士を連結する連結部とを備え、
前記骨片部は、前記底壁部内に略直線状に埋設された底壁辺と、前記一対の側壁部内にそれぞれ略直線状に埋設された一対の側壁辺とを具備し、
前記底壁辺と前記各側壁辺とのなす角度がそれぞれ80度以上84度以下の鋭角に形成され、
さらに、
前記一対の側壁部のうち、一方の側壁部の先端近傍は前記トリム部の外側に突出するようにして、トリム部と同じ材質で形成された厚肉部を具備し、
前記トリム部の外側に膨出し、一端が前記厚肉部に連結され、他端が前記一方の側壁部の基端部またはその近傍に連結された中空部を有するシール部を備えるとともに、
前記トリム部は、前記シール部よりも剛性の高い材質で形成され、
前記トリム部の長手方向に対して直交する断面において、前記中空部を画定する中空部ラインLa上の前記厚肉部と前記シール部との境界点Paの接線Lbよりも先端側における、前記一方の側壁部の領域の重心を点Pbとし、
前記底壁辺に沿う直線Lcと前記一方の側壁部の側壁辺に沿う直線Ldとの交点を点Pcとしたとき、
前記点Pbと前記点Pcとを結ぶ直線Leと、前記底壁辺に沿う直線Lcとのなす角度θdが80度を超え90度未満の鋭角に構成されていることを特徴とするウエザストリップ。
上記手段1によれば、ウエザストリップは、底壁部と一対の側壁部とにより形成された断面略U字形状のトリム部を備え、該トリム部内には、その長手方向に沿ってインサートが埋設されている。インサートは、略平行に配設された複数の短冊状の骨片部と、底壁部内の幅方向略中央に位置し、前記各骨片部同士を連結する連結部とを備えている。ウエザストリップの組付に際し、底壁部をカーブの内側にし、側壁部の先端側をカーブの外側にして、ウエザストリップを長手方向に対して湾曲させると、底壁部が圧縮され、側壁部の先端側が伸張されるような応力が付与される。このとき、底壁部内にはインサートの連結部が存在しており、底壁部が圧縮されにくく、前記側壁部へ加えられる伸張応力が大きくなる。特に、前記湾曲の曲率が大きく、側壁部の伸張限度を超える応力が付与される場合には、該応力は側壁部の先端側を伸張量の少ないカーブ内側、すなわち、底壁部側へと近づく方向に移動させる力へと変換される。この点、手段1では、インサートの骨辺部は、底壁部内に略直線状に埋設された底壁辺と、前記一対の側壁部内にそれぞれ略直線状に埋設された一対の側壁辺とのなす角度がそれぞれ鋭角になるように形成されている。このため、前記応力が付与された場合でも、前記両側壁部がそれぞれ前記鋭角を狭める方向へと倒れる。従って、両側壁部の先端部が互いに接近する方向へ移動させられることとなり、トリム部の開口幅が狭められる。その結果、湾曲させた部位における口開きの抑制を図ることができる。ひいては、開口幅を部分的に変更させたり、口開きの生じた部位に後からかしめ加工を施したりする従来技術とは異なり、工程の増加等を抑制でき、コストの増加の抑制を図ることができる。また、車両のドア開口周縁のコーナー部のフランジへ装着させる場合に、フランジとの間に隙間が生じることなく外観品質の向上を図ることができるとともに、挟持力の低下をも抑制できる。なお、前記「鋭角」とあるのは、両側壁部の先端側の開口幅が所定寸法確保可能な角度であり、80度以上、84度以下である。
また、一方の側壁部にはトリム部の外側に膨出する中空部を有するシール部が設けられている。該シール部の一端は、前記一方の側壁部の先端近傍のトリム部の外側に突出するように形成された厚肉部に連結されているとともに、他端は前記一方の側壁部の基端部またはその近傍に連結されている。このようなウエザストリップを湾曲させる際に、前記一方の側壁部の先端の伸張に大きな影響を及ぼす厚肉部が、上記と同様の作用により、角度θdを小さくする方向、つまり、内側へと移動させられる。従って、開口幅を狭くする方向に前記一方の側壁部を確実に移動させることができる。このため、確実に口開きの抑制を図ることができる。
また、トリム部は、シール部よりも剛性が高い材質からなる。ウエザストリップを湾曲させる際には、前記一方の側壁部が前記開口幅を狭める方向に移動させられると、シール部に対して、中空部が潰されるような応力が付与されることとなる。この点、本手段では、シール部の一端が、前記側壁部の先端に形成された比較的剛性の高い厚肉部に連結されている。このため、該厚肉部の剛性によって、シール部の変形が抑制されるため、シール部の形状が保持され、中空部の潰れを抑制することができる。従って、車両のドア開口周縁のコーナー部においてもシール部の変形を抑制でき、結果としてシール性の低下を抑制できる。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図2,3に示すように、本実施形態におけるウエザストリップ1は、自動車2の側方のドア3に対応するボディ側のドア開口4周縁のフランジに装着されている。また、ウエザストリップ1は、押出成形法により、断面一定の長尺状に形成されている。
図1(a),(b)に基づいて、かかるウエザストリップ1の構造について説明すると、ウエザストリップ1は、フランジに装着するためのトリム部6を備えている。トリム部6は、底壁部9、一対の側壁部としての車内側側壁部10及び車外側側壁部11を備えており、全体として断面略U字形状をなしている。車内側側壁部10には、内側に向かって延びる保持リップ12が形成されているとともに、車外側側壁部11には、内側に複数の補助リップ13が形成されている。また、トリム部6は、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)のソリッド材よりなるとともに、内部には金属製のインサート14が埋設されている。
前記車外側側壁部11の車外側壁面には、前記トリム部6よりも軟質なEPDMのスポンジ材からなるシール部17が設けられている。該シール部17は、中空部17aを有するとともに、車外側側壁部11に対して、先端側と底壁部9側との2箇所で連結されている。シール部17の一端は、車外側側壁部11の先端(図の上端)において車外側に突出するように形成された厚肉部18に対し連結されている。該厚肉部18もまた、EPDMのソリッド材よりなる。ドア3閉時には、このシール部17が潰れ変形することで、ドア3と自動車2のボディとの間がシールされるようになっている。
さらに、底壁部9の外側には、車内側へと延びるカバーリップ19が連結されている。カバーリップ19は、その先端部分が図示しない天井やガーニッシュ等の内装品の端部を覆うようになっている。
ここで、本実施形態の特徴であるインサート14について説明する。インサート14は、互いに略平行に配設された複数の短冊状の骨片部22と、該骨片部22の幅方向中央近傍において骨片部22を連結するための連結部としての中央連結部23とを備えた所謂センターボンドタイプである。中央連結部23は、底壁部9の幅方向略中央に配設されている。
骨片部22は、トリム部6の断面形状に沿った略U字形状をなしている。本実施形態では、該骨片部22において、底壁部9内に直線状に埋設された底壁辺22aと、車内側側壁部10内に直線状に埋設された側壁辺としての車内辺22bとのなす角度θaが、鋭角になっている。同様に、前記底壁辺22aと、車内側側壁部11内に直線状に埋設された側壁辺としての車外辺22cとのなす角度θbも鋭角になっている。但し、車内側側壁部10と車外側側壁部11との先端部の開口幅jは、略直線状をなすフランジに対して、適切な装着性及び挟持力となる寸法に設定されている。すなわち、車内側側壁部55と車外側側壁部56とが略平行に形成された従来のウエザストリップ51の開口幅Waとほぼ同一寸法となっている(図6(a)参照)。従って、鋭角とはいっても、開口幅jが所定寸法確保可能な角度であり、好ましい角度としては70度以上89度以下であり、より好ましい角度としては80度以上84度以下である。
次に、上記のように構成されてなるウエザストリップ1の作用効果について説明する。該ウエザストリップ1のうち、曲率の大きな湾曲部分のフランジに装着されるコーナー部C(図3参照)は、底壁部9がカーブ内側になり、車内側壁部10及び車外側壁部11の先端部がカーブ外側になるようにして湾曲させられる。つまり、コーナー部Cにおいては、前記湾曲によって、カーブ内側の底壁部9が圧縮され、カーブ外側の車内側壁部10及び車外側壁部11の先端部が伸張されるような応力が付与されることとなる。
ところが、底壁部9内にはインサート14の中央連結部23が存在するため、底壁部9は縮みにくい。一方、車内側壁部10及び車外側壁部11は、比較的硬質なEPDMのソリッド材からなるため、伸張しにくい。それゆえ、前記湾曲時における応力は、車内側壁部10及び車外側壁部11の先端部を伸張量の少ないカーブ内側、すなわち底壁部9側へ近づく方向に移動させる力へと変換される。
本実施形態では、インサート14の底壁辺22aと車内辺22bとのなす角度θaが鋭角になっている。このため、前記角度θaを広げる方向ではなく、狭める方向に車内側壁部10が倒される。同様に、底壁辺22aと車外辺22cとのなす角度θbが鋭角になっているため、角度θbを狭める方向に車外側壁部11が倒される。従って、車内側壁部10及び車外側壁部11の先端部が互いに接近する方向へ移動させられることとなり、トリム部6の開口幅jが狭められる。その結果、コーナー部Cにおける口開きの抑制を図ることができる。
加えて、コーナー部Cにおいて車外側側壁部11が前記開口幅jを狭める方向に移動させられると、シール部17に対して、中空部17aが潰されるような応力が付与されることとなる。この点、本実施形態では、シール部17の一端が、車外側側壁部11の先端に形成された比較的剛性の高い厚肉部18に連結されている。このため、該厚肉部18の剛性によって、シール部17の変形が抑制されるため、シール部17の形状が保持され、中空部17aの潰れを抑制することができる。従って、コーナー部Cにおけるシール性の低下を抑制することができる。
以上詳述したように、インサート14が所定の角度に形成されているため、コーナー部Cにおいては、開口幅jを狭める方向に車内側側壁部10及び車外側側壁部11が倒されることとなり、口開きを抑制できる。このため、開口幅を部分的に変更させたり、口開きの生じた部位に後からかしめ加工を施したりする従来技術とは異なり、工程の増加等を抑制できる。従って、コストの増加の抑制を図ることができる。ひいては、コーナー部Cにおいて、フランジとの間に隙間が生じることなく外観品質の向上を図ることができるとともに、挟持力の低下をも抑制できる。
また、カバーリップ19の先端が車内側へ延びている場合には、コーナー部Cでは車内側側壁部10が口開きする方向へ倒れ易い傾向にある。この点、本実施形態では、上述したようにインサート14の形状が形成されていることで、車内側壁部10が角度θaを狭める方向に倒され、カバーリップ19に影響されることなく確実に口開きを抑制できる。
さらに、開口幅jは、略直線状をなすフランジへの装着に適切な寸法に設定されているため、ウエザストリップ1長手方向全体の開口幅を狭く設定する場合と異なり、コーナー部C以外での組付性が悪化するといった不具合を抑制できる。
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されることなく、例えば次のように実施してもよい。
(a)上記実施形態ではインサート14の角度のみによって、車内側側壁部10及び車外側側壁部11の位置を設定しているが、これに加えて、インサート14を被覆する部分をも加味して、前記車内側側壁部10及び車外側側壁部11の位置を設定してもよい。例えば、本実施形態では、図4に示すように、車外側側壁部11の先端の伸張に大きな影響を及ぼす厚肉部32が存在する。このため、厚肉部32を考慮することで、確実に口開きの抑制を図ることができる。具体的には、ウエザストリップ31の長手方向に対して直交する断面において、中空部17aを画定する中空部ラインLa上の厚肉部32とシール部33との境界点Paの接線Lbよりも先端側に位置するEPDMのソリッド材からなる領域(図の散点模様を付した部分)の重心を点Pbとする。インサート35の前記底壁辺35aに沿う直線Lcと車外辺35cに沿う直線Ldとの交点を点Pcとする。この場合において、前記点Pbと点Pcとを結ぶ直線Leと、前記底壁辺35aに沿うLcとのなす角度θdが鋭角になるように、車外側側壁部11の位置を設定してもよい。これにより、コーナー部Cでは厚肉部32が、前記角度θdを小さくする方向へと移動させられる。また、この場合、インサート35の底壁辺35aと車外辺35cとのなす角度θeも鋭角となっている。従って、コーナー部Cにおいては、開口幅kを狭くする方向に車外側側壁部11を確実に移動させることができ、確実に口開きの抑制を図ることができる。
(b)上記実施形態では、「鋭角」で定義されている底壁部9と車内側側壁部10との間の湾曲部、及び、底壁部9と車外側側壁部11との間の湾曲部を形成するための半径については、特に言及していないが、図5のように、底壁部41と車内側側壁部42との間の湾曲部43、及び、底壁部41と車外側側壁部44との間の湾曲部45を形成するための半径を、図1(a)に示すウエザストリップ1よりも大きく形成したウエザストリップ47としてもよい。これにより、ウエザストリップ47の長手方向に直交する断面におけるトリム部48の全長を短縮化することができ、この場合、インサートの骨片部49の長さの増加を抑制できる。従って、例えば、従来の車内側側壁部55と車外側側壁部56とが略平行に形成されたトリム部52を備えたウエザストリップ51に使用していた既存のインサート(図6(a)参照;つまり、今までと同一サイズのインサート)を採用することもできる。従って、本発明では角部が湾曲部で形成されていても、全体的にみて鋭角状になっているものも「鋭角」に含むものである。
(c)上記実施形態では、トリム部6の材質として、EPDMのソリッド材を採用し、シール部17の材質として、EPDMのスポンジ材を採用しているが、トリム部6が比較的剛性の高い材質であり、かつ、シール部17が比較的柔軟な材質であれば、他の材料を採用してもよい。例えば、TPOのソリッド材とスポンジ材とを用いてもよい。また、PP(ポリプロピレン)とTPOのスポンジ材との組み合わせでもよい。
一実施形態におけるウエザストリップの構造を示す図であって、(a)は図3におけるJ−J断面図であり、(b)は斜視図である。 自動車を示す斜視図である。 フランジに装着されたウエザストリップを示す側面図である。 別の形態のウエザストリップであって、厚肉部を所定の位置になるよう形成した場合の断面図である。 別の形態のウエザストリップであって、底壁部と車内側側壁部との間の湾曲部、及び、底壁部と車外側側壁部との間の湾曲部を形成するための半径が大きい場合の断面図である。 従来のウエザストリップを説明するための図であって、(a)は一般断面図であり、(b)は口開きの生じた場合の断面図である。
符号の説明
1…ウエザストリップ、9…底壁部、10…側壁部としての車内側側壁部、11…一方の側壁部としての車外側側壁部、14…インサート、17…シール部、17a…中空部、18…厚肉部、22…骨片部、22a…底壁辺、22b…側壁辺としての車内辺、22c…側壁辺としての車外辺、23…連結部としての中央連結部、32…厚肉部。

Claims (1)

  1. 底壁部と一対の側壁部とにより形成された断面略U字形状のトリム部を備え、
    前記トリム部内にその長手方向に沿ってインサートが埋設され、コーナー部では前記底壁部がカーブ内側になり、湾曲して取付けられるウエザストリップであって、
    前記インサートは、略平行に配設された複数の短冊状の骨片部と、前記底壁部内の幅方向略中央に位置し、前記各骨片部同士を連結する連結部とを備え、
    前記骨片部は、前記底壁部内に略直線状に埋設された底壁辺と、前記一対の側壁部内にそれぞれ略直線状に埋設された一対の側壁辺とを具備し、
    前記底壁辺と前記各側壁辺とのなす角度がそれぞれ80度以上84度以下の鋭角に形成され、
    さらに、
    前記一対の側壁部のうち、一方の側壁部の先端近傍は前記トリム部の外側に突出するようにして、トリム部と同じ材質で形成された厚肉部を具備し、
    前記トリム部の外側に膨出し、一端が前記厚肉部に連結され、他端が前記一方の側壁部の基端部またはその近傍に連結された中空部を有するシール部を備えるとともに、
    前記トリム部は、前記シール部よりも剛性の高い材質で形成され、
    前記トリム部の長手方向に対して直交する断面において、前記中空部を画定する中空部ラインLa上の前記厚肉部と前記シール部との境界点Paの接線Lbよりも先端側における、前記一方の側壁部の領域の重心を点Pbとし、
    前記底壁辺に沿う直線Lcと前記一方の側壁部の側壁辺に沿う直線Ldとの交点を点Pcとしたとき、
    前記点Pbと前記点Pcとを結ぶ直線Leと、前記底壁辺に沿う直線Lcとのなす角度θdが80度を超え90度未満の鋭角に構成されていることを特徴とするウエザストリップ。
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