JP4184940B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファクシミリ装置に関し、詳細には、IP電話網に接続されている場合にも安定したファクシミリ通信を行うファクシミリ装置に関する。
ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、FTTH(Fiber To The Home)、ケーブルネットを使用するブロードバンドサービス等が普及し、それに伴いIP(Internet Protocol)ネットワークを使用して、音声を流すIP(Internet Protocol)電話が普及しつつある。
IP電話は、VoIP(Voice over IP)と呼ばれるIPネットワーク上で音声通話を実現する技術を使用しており、現在ではH.323と呼ばれる通信規約がITU−Tで標準勧告されている。また、IETF(Internet Engineering Task Force)によりSIP(Session Initiation Protocol)と呼ばれる別のプロトコルを規定している。
IP電話は、公衆回線を使用する電話に比較して、通信費が安価であり、また、IP電話アダプタを使用することで、従来の公衆回線用の電話を使用することができる。
IP電話アダプタは、VoIP機能を搭載し、IPネットワークを用いた音声通話を実現するとともに、公衆回線を使用した電話を切り換えて使用することができ、これらの切換は電話機から行うことができる(特許文献1、特許文献2等参照)。
実用新案登録第3092983号公報 特開2000−41063号公報
しかしながら、IP電話網に接続されているファクシミリ装置にファクシミリ送信する場合、通信エラーが発生することが多いという問題があった。
すなわち、ファクシミリ装置は、モデムで、プロトコル信号や画情報をV.21、V.8、V.17、V.34、V.23等の規格に従って変復調を行い、DTMFの発信、トーン検出、音声メッセージの送出を行うが、例えば、ADSLモデムに接続されて通信を行う場合、IP電話網に接続されると、種々のモデム間の接続を適切に行うための手順であるV.8でパケットロス等により、通信エラーが発生することが多い。
一方、IP電話網に接続する場合には、ADSLモデムまたはIP端末が介在し、これらのADSLモデムやIP端末は、IP電話網に発信すると、特殊な信号を発信元に送出する。
また、送信時、IP電話網に接続されたことを上記ADSLモデムやIP端末からの特殊な信号で認識すると、極性反転を検出した後、特定の信号(例えば、800Hz)を送出するファクシミリ装置がある。
そこで、本発明は、上記ADSLモデムやIP端末の送出する信号及び送信側ファクシミリ装置がIP電話網に送信する場合に送出する信号を利用して、送信時及び受信時にIP電話網に接続されたか否か判断して、IP電話網に接続されると、ファクシミリ通信を安定させる処理を行うファクシミリ装置を提供することを目的としている。
請求項1にかかる発明のファクシミリ装置は、所定の信号の検出に基づいて所定の電話網への接続を判断し、前記所定の電話網での高速受信機能と低速受信機能とを切り換える制御手段を備えたファクシミリ装置であって、前記制御手段は、前記高速受信機能を用いたファクシミリ通信時に、ライン間/フレーム間タイムアウトし、且つ所定の時間として与えられた高速待ち時間のタイムアウトが検出されたとき、前記高速受信機能から前記低速受信機能に切り換えるとともに前記高速待ち時間を短縮し、継続したデータがあるときには、前記低速受信機能から前記高速受信機能に切り換えるとともに前記高速待ち時間を延長して受信動作を行うことを特徴とする。
請求項2にかかる発明のファクシミリ装置は、所定の信号の検出に基づいて所定の電話網への接続を判断し、前記所定の電話網での高速受信機能と低速受信機能とを切り換える制御手段を備えたファクシミリ装置であって、前記制御手段は、前記高速受信機能を用いたファクシミリ通信時に、ライン間/フレーム間タイムアウトし、且つ所定の時間として与えられた高速待ち時間のタイムアウトが検出されたとき、前記高速受信機能から前記低速受信機能に切り換えるとともに前記高速待ち時間を短縮し、前記低速受信機能にて所定のポストメッセージ待ち時間として与えられる低速待ち時間の間にポストメッセージを受信しないときは、通信エラーとして処理するとともに前記低速待ち時間を延長して受信動作を行うことを特徴とする。
請求項1にかかる発明のファクシミリ装置によれば、高速受信の途中で受信に失敗しても再度高速受信に復帰できるようにすることができ、安定したファクシミリ通信を行うことができる。
請求項2にかかる発明のファクシミリ装置によれば、高速受信に失敗して高速受信に復帰できなかったとしても、低速の信号を捕まえて再度通信をやり直すことができ、安定したファクシミリ通信を行うことができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1及び図2は、本発明のファクシミリ装置の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明のファクシミリ装置の第1実施例を適用したファクシミリ装置1のブロック構成図である。
図1において、ファクシミリ装置1は、システム制御部2、システムメモリ部3、画像メモリ部4、符号化・復号化部5、記録部6、読取部7、操作部8、I/O制御部9、モデム部10、通信アナログ部11及びNCU(Network Control Unit)部12等を備えており、主要各部は、バス13により接続されている。
システムメモリ部3は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成され、ファクシミリ装置1の制御プログラムと当該制御プログラムの実行に必要な各種データ及び規定信号の周波数、規定信号のOn/Off(オン/オフ)時間、繰り返し回数及び各種待ち時間等を記憶する。
システム制御部2は、システムメモリ部3内の制御プログラムに基づいて、ファクシミリ装置1の各部を制御し、ファクシミリ装置1としての基本制御処理を実行するとともに、後述する通信管理処理を実行する。
画像メモリ部4は、例えば、大容量のRAMあるいはハードディスク装置等で構成され、主に送信用の画情報や受信した画情報等の通信情報を記憶して、所定時期に読み出されて送信処理や記録処理等が行われる。
符号化・復号化部5は、画情報の画像メモリ部4への蓄積の効率化及び伝送時間の短縮化を図るためのものであり、所定の符号化方式に従って画情報を符号化し、また、符号化された画情報を復号化する。
記録部6は、例えば、インク噴射方式の記録装置あるいは電子写真式記録装置等が使用されており、受信した画情報や読取部7で読み取った原稿の画情報を記録紙に記録出力する。
読取部7は、例えば、CCD(Charge Coupled Device )を利用したイメージスキャナ等が利用されており、一般に、ADF(自動原稿送り装置)を備えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、ADFは、セットされた原稿を1枚ずつ読取部7の原稿読取位置に送給する。読取部7は、ADFから搬送されてきた原稿を走査し、原稿の画像を所定の解像度で読み取る。
操作部8は、テンキー、スタートキー、ワンタッチキー、短縮ダイヤルキー及びファンクションキー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイ等を備えており、操作キーからは、送信操作等の各種命令が入力される。操作部8のディスプレイには、操作キーから入力された各種命令内容やファクシミリ装置1からオペレータに通知する各種情報が表示される。
I/O制御部9は、通信アナログ部11及びNCU部12に接続されており、システム制御部2との間でハンドシェイクを行って、通信アナログ部11及びNCU部12の制御を行う。
モデム部10は、システム制御部2の制御下で動作して、プロトコル信号や画情報をV.21、V.8、V.17、V.34、V.23等の規格に従って変復調を行い、DTMFの発信、トーン検出、音声メッセージの送出を行う。また、モデム部10は、イコライザーを内蔵しており、回線状況に応じて当該イコライザーの設定を行うとともに、イコライザーをフリーズさせて、イコライザーの更新を禁止する機能を有している。
すなわち、モデム部10は、電送手順信号を相手ファクシミリ装置とやりとりするための低速モデム機能(V.21)及び主に画像データをやりとりするための高速モデム機能(V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデム等)を備えている。
通信アナログ部11は、NCU部12に接続され、アナログ信号の経路として動作する。
NCU部12には、所定の回線、例えば、PSTN(Public Swiched Telephone Network:公衆電話網)等が接続されており、NCU部12は、回線とのインタフェースであって、オフフック検出、ダイヤルパルス送出を行って、回線からの発呼に対して自動着呼し、また、回線への自動発呼処理を行う。また、NCU部12は、通信制御部を内蔵しており、この通信制御部により、相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号を交換して、ファクシミリ通信手順を実行する。
さらに、NCU部12には、外付けの電話機20が接続され、NCU部12は、回線をファクシミリ装置1の本体側と外付け電話機20側とに切り換えて接続する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のファクシミリ装置1は、送信時、発信後に規定の信号を検出すると、モデム部10のV.8機能をオフにして、安定した通信を行う。
すなわち、ファクシミリ装置1は、図2に示すように、システム制御部2が、発信を開始すると(ステップS101)、特殊信号(規定の信号)を受信するかチェックして、IP電話網で接続したか、一般公衆網で接続したかをチェックする(ステップS102)。
すなわち、ファクシミリ装置1が、IP電話網に接続されていると、IP電話網とファクシミリ装置1の間にADSLモデムあるいはIP端末が介在することになるが、ADSLモデムやIP端末には、複数のランプが付いており、その点灯、点滅、消灯等によりユーザに現在の通信が一般公衆網経由で行われているのか、IP電話網経由で行われているのかを確認できるようになっている。また、発信した後に特殊な信号をユーザに送出することにより、音でIP電話網で接続したかどうかを確認することができる。
そこで、本実施例のファクシミリ装置1は、この特殊な信号を検出するか否かにより、IP電話網に接続されているのか、一般公衆網に接続されているのかを判断する。
システム制御部2は、ステップS102で、特殊信号を受信すると、IP電話網に接続されていると判断して、モデム部10のV.8機能をオフに設定して(ステップS103)、送信動作を実施して、モデム部10がV.34送信に移行しないようにし(ステップS104)、送信を完了すると、送信処理を終了する(ステップS105)。
このように、本実施例のファクシミリ装置1は、ファクシミリ送信時、発信後に所定の信号を検出すると、モデムのV.8機能をオフにして送信動作を行っている。
したがって、IP電話網とファクシミリ装置との間に介在するADSLモデムやIP端末の発信する所定の信号を検出すると、IP電話網に接続されたと判断して、V.8機能をオフにしてV.34での通信を行わないようにすることができ、IP電話網に接続された場合にも安定したファクシミリ通信を行うことができる。
図3は、本発明のファクシミリ装置の第2実施例を適用したファクシミリ装置による通信管理処理を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、上記第1実施例のファクシミリ装置1と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例のファクシミリ装置1は、受信側であって、呼出信号を検出した後、特定の信号を受信すると、IP電話網に接続されていると判断して、モデム部10のイコライザーをフリーズさせて受信を行う。
すなわち、ファクシミリ装置としては、発信後にIP電話網であることを示す規定の信号を検出すると、極性反転を検出した後に、IP電話網で送信していることを示す特定の信号を送出するファクシミリ装置がある。
そこで、本実施例のファクシミリ装置1は、このようなファクシミリ装置からファクシミリ受信があり、呼出信号を検出した後、当該送信側のファクシミリ装置からのIP電話網で送信していることを示す特定の信号を受信すると、IP電話網に接続されていると判断して、モデム部10のイコライザーをフリーズさせて受信を行う。
具体的には、ファクシミリ装置1は、図3に示すように、システム制御部2が、着呼があって発信を開始すると(ステップS201)、特殊信号(特定の信号)を検出するかチェックして、IP電話網に接続されているか、一般公衆網に接続されているかをチェックする(ステップS202)。
ステップS202で、特殊信号を検出すると、システム制御部2は、IP電話網に接続していると判断して、IPフラグをセットして(ステップS203)、受信動作を開始し(ステップS204)、ステップS202で、特殊信号を検出しないときには、一般公衆網に接続されていると判断して、IPフラグをセットすることなく、受信動作を開始する(ステップS204)。
システム制御部2は、受信動作を開始すると、高速の画情報を受信して(ステップS205)、IPフラグがオンであるかチェックし(ステップS206)、IPフラグがオンであると、モデム部10のイコライザーをフリーズして(ステップS207)、受信を行って、1ページの受信を完了すると、イコライザーのフリーズを解除する(ステップS208)。
次に、システム制御部2は、次ページがあるかチェックし(ステップS209)、次ページがあるときには、ステップS205に戻って、上記同様に処理する(ステップS205〜S209)。
ステップS209で、次ページがないときには、システム制御部2は、受信を完了して、受信処理を終了する(ステップS210)。
そして、ステップS206で、IPフラグがオンでないときには、IP電話網ではなく、一般公衆網に接続されているため、モデム部10のイコライザーをフリーズさせず、回線の状況に合わせてモデム部10のイコライザーを更新して受信を行って、1ページの受信を完了すると、次ページがあるかチェックし(ステップS209)、次ページがあるときには、ステップS205に戻って、上記同様に処理する(ステップS205〜S209)。
ステップS209で、次ページがないときには、システム制御部2は、受信を完了して、受信処理を終了する(ステップS210)。
すなわち、本実施例のファクシミリ装置1では、一般公衆網に接続されているときには、モデム部10のイコライザーをフリーズさせずに、回線の状況に合わせてモデム部10のイコライザーを更新するが、IP電話網に接続されているときには、パケットロスが発生しやすいため、イコライザーを固定して、回線の急激な変化にイコライザーを追従させないようにし、安定した通信を確保している。
このように、本実施例のファクシミリ装置1は、着信時、所定の信号を検出すると、画情報の受信を開始した直後に、モデム部10のイコライザーをフリーズさせて受信動作を行っている。
したがって、IP電話網使用時に送信側ファクシミリ装置の送出する所定の信号を検出すると、IP電話網に接続されたと判断して、高速受信時にモデム部10の内蔵するイコライザーをフリーズさせて、イコライザーを更新しないようにすることができ、IP電話網でのファクシミリ通信時にパケットロスがあっても安定したファクシミリ通信を行うことができる。
図4は、本発明のファクシミリ装置の第3実施例を適用したファクシミリ装置による通信管理処理を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、上記第1実施例のファクシミリ装置1と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例のファクシミリ装置1は、受信側であって、呼出信号を検出した後、特定の信号を受信すると、IP電話網に接続されていると判断して、高速待ち時間(高速受信状態継続時間)を調整して受信を行う。
すなわち、ファクシミリ装置としては、発信後にIP電話網であることを示す規定の信号を検出すると、極性反転を検出した後に、IP電話網で送信していることを示す特定の信号を送出するファクシミリ装置がある。
そこで、本実施例のファクシミリ装置1は、このようなファクシミリ装置からファクシミリ受信があり、呼出信号を検出した後、当該送信側のファクシミリ装置からの特定の信号を受信すると、IP電話網に接続されていると判断して、モデム部10のライン間/フレーム間タイムアウト時の高速待ち時間を調整して受信を行う。
具体的には、ファクシミリ装置1は、図4に示すように、システム制御部2が、着呼があって発信を開始すると(ステップS301)、特殊信号(特定の信号)を検出するかチェックして、IP電話網に接続されているか、一般公衆網に接続されているかをチェックする(ステップS302)。
ステップS302で、特殊信号を検出すると、システム制御部2は、IP電話網に接続していると判断して、IPフラグをセットして(ステップS303)、受信動作を開始し(ステップS304)、ステップS302で、特殊信号を検出しないときには、一般公衆網に接続されていると判断して、IPフラグをセットすることなく、受信動作を開始する(ステップS304)。
システム制御部2は、受信動作を開始すると、ライン間/フレーム間タイムアウトかチェックし(ステップS305)、ライン間/フレーム間タイムアウトであると、IPフラグがオンか、すなわち、IP電話網に接続されているかチェックする(ステップS306)。
ステップS306で、IPフラグがオンのときには、システム制御部2は、IP電話網に接続されていると判断して、高速待ち時間(高速受信状態継続時間)を30秒(30s)にセットして(ステップS307)、高速待ち時間がタイムアウトかチェックし(ステップS308)、高速待ち時間がタイムアウトでないときには、高速受信かチェックする(ステップS309)。
ステップS309で、高速受信であるときには、システム制御部2は、ステップS305に戻って、上記同様に処理する(ステップS305〜S309)。
ステップS305で、ライン間/フレーム間タイムアウトでないときには、システム制御部2は、ステップS308に移行して、高速待ち時間のタイムアウトかチェックし(ステップS308)、高速待ち時間のタイムアウトでないときには、高速受信かチェックする(ステップS309)。
ステップS309で、高速受信でないときには、システム制御部2は、ステップS308に戻って高速待ち時間のタイムアウトかチェックする(ステップS308)。
そして、ステップS308で、高速待ち時間がタイムアウトとなっていると、システム制御部2は、低速モードに移行するとともに、高速待ち時間がステップS307で30秒に設定されていると、当該高速待ち時間を通常の0秒(0s)に戻す設定を行い(ステップS310)、次ページがあるかチェックする(ステップS311)。
ステップS311で、次ページがあると、システム制御部2は、ステップS305に戻って、上記同様の処理を行い(ステップS305〜S311)、次ページがないと、受信を完了して、受信処理を終了する(ステップS312)。
このように、本実施例のファクシミリ装置1は、ファクシミリ通信時に、ライン間/フレーム間タイムアウトすると、高速受信から低速受信に切り換えるに際して、着信時、所定の信号を検出すると、ライン間/フレーム間タイムアウト時の高速受信から低速受信に切り換えるまでの高速待ち時間(高速受信状態継続時間)を所定時間延長して受信動作を行っている。
したがって、IP電話網使用時に送信側ファクシミリ装置の送出する所定の信号を検出すると、IP電話網に接続されたと判断して、高速待ち時間を所定時間延長させて、高速受信の途中で受信に失敗しても再度高速受信に復帰できるようにすることができ、IP電話網に接続されたファクシミリ装置からのファクシミリ受信の場合にも、安定したファクシミリ通信を行うことができる。
図5は、本発明のファクシミリ装置の第4実施例を適用したファクシミリ装置による通信管理処理を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、上記第1実施例のファクシミリ装置1と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例のファクシミリ装置1は、受信側であって、呼出信号を検出した後、特定の信号を受信すると、IP電話網に接続されていると判断して、高速待ち時間(高速受信状態継続時間)及びポストメッセージ待ち時間を調整して受信を行う。
すなわち、ファクシミリ装置としては、発信後にIP電話網であることを示す規定の信号を検出すると、極性反転を検出した後に、IP電話網で送信していることを示す特定の信号を送出するファクシミリ装置がある。
そこで、本実施例のファクシミリ装置1は、このようなファクシミリ装置からファクシミリ受信があり、呼出信号を検出した後、当該送信側のファクシミリ装置からの特定の信号を受信すると、IP電話網に接続されていると判断して、モデム部10のライン間/フレーム間タイムアウト時の高速待ち時間及びポストメッセージ待ち時間を調整して受信を行う。
具体的には、ファクシミリ装置1は、図5に示すように、システム制御部2が、着呼があって発信を開始すると(ステップS401)、特殊信号(特定の信号)を検出するかチェックして、IP電話網に接続されているか、一般公衆網に接続されているかをチェックする(ステップS402)。
ステップS402で、特殊信号を検出すると、システム制御部2は、IP電話網に接続していると判断して、IPフラグをセットして(ステップS403)、受信動作を開始し(ステップS404)、ステップS402で、特殊信号を検出しないときには、一般公衆網に接続されていると判断して、IPフラグをセットすることなく、受信動作を開始する(ステップS404)。
システム制御部2は、受信動作を開始すると、ライン間/フレーム間タイムアウトかチェックし(ステップS405)、ライン間/フレーム間タイムアウトであると、IPフラグがオンか、すなわち、IP電話網に接続されているかチェックする(ステップS406)。
ステップS406で、IPフラグがオンのときには、システム制御部2は、IP電話網に接続されていると判断して、高速待ち時間を30秒(30s)にセットして(ステップS407)、高速待ち時間がタイムアウトかチェックし(ステップS408)、高速待ち時間がタイムアウトでないときには、高速受信かチェックする(ステップS409)。
ステップS409で、高速受信であるときには、システム制御部2は、ステップS405に戻って、上記同様に処理する(ステップS405〜S409)。
ステップS405で、ライン間/フレーム間タイムアウトでないときには、システム制御部2は、ステップS408に移行して、高速待ち時間のタイムアウトかチェックし(ステップS408)、高速待ち時間のタイムアウトでないときには、高速受信かチェックする(ステップS409)。
ステップS409で、高速受信でないときには、システム制御部2は、ステップS408に戻って高速待ち時間のタイムアウトかチェックする(ステップS408)。
そして、ステップS408で、高速待ち時間がタイムアウトとなっていると、システム制御部2は、低速モードに移行するとともに、高速待ち時間がステップS407で30秒に設定されていると、当該高速待ち時間を通常の0秒(0s)に戻す設定を行い(ステップS410)、IPフラグがオンか、すなわち、IP電話網に接続されているかチェックする(ステップS411)。
ステップS411で、IPフラグがオンであると、システム制御部2は、IP電話網に接続されていると判断して、ポストメッセージ待ち時間である低速待ち時間を30秒(30s)にセットして(ステップS412)、ポストメッセージを低速待ち時間がタイムアウトする前に受信したかチェックし(ステップS413、S414)、低速待ち時間がタイムアウトする前に、ポストメッセージを受信すると、次ページがあるかチェックする(ステップS415)。
ステップS415で、次ページがあると、システム制御部2は、ステップS405に戻って、上記同様の処理を行い(ステップS405〜S415)、ステップS415で、次ページがないと、受信を完了して、低速待ち時間として、ECMを18秒(18s)に、非ECMを6秒(6s)に設定して、受信処理を終了する(ステップS416)。
そして、ステップS414で、ポストメッセージを受信することなく、低速待ち時間がタイムアウトすると、システム制御部2は、通信エラーとして(ステップS417)、受信を完了して、低速待ち時間として、ECMを18秒(18s)に、非ECMを6秒(6s)に設定して、受信処理を終了する(ステップS416)。
すなわち、IP電話網のようなパケットロスの発生しやすい回線では、高速受信の途中で受信に失敗し、再度高速受信に復帰できないことも多い。その場合、低速信号の受信待ち状態になるが、送信側は、ECMの場合は、1Block分、非ECMの場合は、1ページ分の画情報を送信し終わらないと低速信号を送出しないため、非ECMで1ページが長い場合には、ポストメッセージを受信する前に受信待ちを止めて通信エラーになってしまうこともある。そこで、本実施例のファクシミリ装置1は、低速待ち時間を延長することで、ポストメッセージの待ち時間を延長して、高速受信に失敗して高速受信に復帰できなかったとしても、低速の信号を捕まえて再度通信をやり直すことができるようにしている。
このように、本実施例のファクシミリ装置1は、ファクシミリ通信時に、低速受信状態で所定のポストメッセージ待ち時間の間にポストメッセージを受信しないと、通信エラーとして処理するに際して、着信時、所定の信号を検出すると、ポストメッセージ待ち時間を所定時間延長して受信動作を行っている。
したがって、IP電話網使用時に送信側ファクシミリ装置の送出する所定の信号を検出すると、IP電話網に接続されたと判断して、ポストメッセージ待ち時間を所定時間延長して、高速受信に失敗して高速受信に復帰できなかったとしても、低速の信号を捕まえて再度通信をやり直すことができ、IP電話網に接続されたファクシミリ装置からのファクシミリ受信の場合にも、安定したファクシミリ通信を行うことができる。
また、本実施例のファクシミリ装置1は、ライン間/フレーム間タイムアウトすると、高速受信から低速受信に切り換え、低速受信状態で所定のポストメッセージ待ち時間の間にポストメッセージを受信しないと、通信エラーとして処理するに際して、着信時、所定の信号を検出すると、ライン間/フレーム間タイムアウト時の高速受信から低速受信に切り換えるまでの高速受信状態継続時間を所定時間延長するとともに、ポストメッセージ待ち時間を所定時間延長して受信動作を行っている。
したがって、IP電話網使用時に送信側ファクシミリ装置の送出する所定の信号を検出すると、IP電話網に接続されたと判断して、高速受信状態継続時間を所定時間延長させるとともに、ポストメッセージ待ち時間を所定時間延長して、高速受信の途中で受信に失敗しても再度高速受信に復帰できるようにすることができ、また、高速受信に失敗して高速受信に復帰できなかったとしても、低速の信号を捕まえて再度通信をやり直すことができ、IP電話網に接続されたファクシミリ装置からのファクシミリ受信の場合にも、安定したファクシミリ通信を行うことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
IP電話網に接続された場合にも安定してファクシミリ通信するファクシミリ装置に適用することができる。
本発明のファクシミリ装置の第1実施例を適用したファクシミリ装置の概略ブロック構成図。 図1のファクシミリ装置による通信管理処理を示すフローチャート。 本発明のファクシミリ装置の第2実施例を適用したファクシミリ装置による通信管理処理を示すフローチャート。 本発明のファクシミリ装置の第3実施例を適用したファクシミリ装置による通信管理処理を示すフローチャート。 本発明のファクシミリ装置の第4実施例を適用したファクシミリ装置による通信管理処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 ファクシミリ装置
2 システム制御部
3 システムメモリ部
4 画像メモリ部
5 符号化・復号化部
6 記録部
7 読取部
8 操作部
9 I/O制御部
10 モデム部
11 通信アナログ部
12 NCU部
13 バス

Claims (2)

  1. 所定の信号の検出に基づいて所定の電話網への接続を判断し、前記所定の電話網での高速受信機能と低速受信機能とを切り換える制御手段を備えたファクシミリ装置であって、
    前記制御手段は、前記高速受信機能を用いたファクシミリ通信時に、ライン間/フレーム間タイムアウトし、且つ所定の時間として与えられた高速待ち時間のタイムアウトが検出されたとき、前記高速受信機能から前記低速受信機能に切り換えるとともに前記高速待ち時間を短縮し、継続したデータがあるときには、前記低速受信機能から前記高速受信機能に切り換えるとともに前記高速待ち時間を延長して受信動作を行うことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 所定の信号の検出に基づいて所定の電話網への接続を判断し、前記所定の電話網での高速受信機能と低速受信機能とを切り換える制御手段を備えたファクシミリ装置であって、
    前記制御手段は、前記高速受信機能を用いたファクシミリ通信時に、ライン間/フレーム間タイムアウトし、且つ所定の時間として与えられた高速待ち時間のタイムアウトが検出されたとき、前記高速受信機能から前記低速受信機能に切り換えるとともに前記高速待ち時間を短縮し、前記低速受信機能にて所定のポストメッセージ待ち時間として与えられる低速待ち時間の間にポストメッセージを受信しないときは、通信エラーとして処理するとともに前記低速待ち時間を延長して受信動作を行うことを特徴とするファクシミリ装置。
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