JP3512007B2 - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP3512007B2
JP3512007B2 JP2001013480A JP2001013480A JP3512007B2 JP 3512007 B2 JP3512007 B2 JP 3512007B2 JP 2001013480 A JP2001013480 A JP 2001013480A JP 2001013480 A JP2001013480 A JP 2001013480A JP 3512007 B2 JP3512007 B2 JP 3512007B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ITU−T勧告の
V.8モードの通信手順を用いてファクシミリ送信を行
うファクシミリ装置などの通信端末装置に関し、特に、
ファクシミリ装置などの発信元の通信端末装置からのフ
ァクシミリの画像データを、公衆電話網などの第1の通
信網、上記画像データをパケットデータに変換する第1
のゲートウェイ装置、インターネットなどの第2の通信
網、上記パケットデータを画像データに逆変換する第2
のゲートウェイ装置、及び公衆電話網などの第3の通信
網を介して、ファクシミリ装置などの相手先の通信端末
装置に送信するリアルタイム型インターネットファクシ
ミリ通信システムにおける発信元の通信端末装置に適応
可能な通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発信元のファクシミリ装置からの
ファクシミリの画像データを、公衆電話網、上記画像デ
ータをパケットデータに変換する第1のゲートウェイ装
置、インターネット、上記パケットデータを画像データ
に逆変換する第2のゲートウェイ装置、及び公衆電話網
を介して、相手先のファクシミリ装置に、ITU−T勧
告T.30のファクシミリの通信手順と同様の通信手順
で送信するリアルタイム型インターネットファクシミリ
通信システム(以下、従来例という。)が実用化されて
おり、ITU−T勧告T.38において記載されてい
る。
【0003】この従来例では、発信元の通常のファクシ
ミリ装置が、ITU−T勧告T.30のファクシミリの
通信手順でファクシミリの画像データを公衆電話網を介
して第1のゲートウェイ装置に送信する。次いで、第1
のゲートウェイ装置は、受信したファクシミリの画像デ
ータを所定のパケットデータに変換してインターネット
を介して第2のゲートウェイ装置に送信する。そして、
第2のゲートウェイ装置は、受信したパケットデータを
ファクシミリの画像データに逆変換して公衆電話網を介
して相手先のファクシミリ装置に送信する。ここで、発
信元のファクシミリ装置と、相手先のファクシミリ装置
との間の通信手順の信号は、ITU−T勧告T.30の
ファクシミリの通信手順信号と同様の通信手順信号を用
いる。ただし、2つのゲートウェイ装置間での通信手順
信号はパケットデータを用いてファクシミリ通信がなさ
れる。
【0004】以上のように構成されたリアルタイム型イ
ンターネットファクシミリ通信システムにおいては、公
衆電話網の区間の全体的な距離を短縮できるために、フ
ァクシミリの画像データを送信するときの通信料金を低
減できるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、ITU−T勧
告のV.8モードの通信手順を用いてファクシミリ通信
を行うハンドシェークにおいては、ANSam信号を除
き、受信タイムオーバ−の規定がなく、タイムオーバー
が発生するという問題点があった。
【0006】特に、ITU−T勧告のV.8モードの通
信手順を用いてファクシミリ通信を、上述のITU−T
勧告のT.38に規定するリアルタイム型インターネッ
トファクシミリ通信システムに適用したとき、例えば、
特にインターネットにおける伝送遅延の理由で、JM信
号の返信が遅延する場合があり、ITU−T勧告のV.
8モードの通信手順では、受信側のファクシミリ装置が
JM信号を返信する前に、ダミーデータを送出して送信
側のファクシミリ装置におけるタイムオーバーを回避し
ている。
【0007】本発明の目的は以上の問題点を解決し、I
TU−T勧告のV.8モードの通信手順を用いてファク
シミリ通信を行うファクシミリ装置などの通信端末装置
において、JM信号を検出するための待機中にダミーデ
ータが送出されても、上記JM検出信号タイマーがタイ
ムオーバーとなることを回避できる通信端末装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通信端末装
置は、ITU−T勧告のV.8モードの通信手順を用い
てファクシミリ送信を行う通信端末装置において、AN
Sam信号を検出し、CM信号を送出した後、JM信号
検出タイマーを起動して所定の通常タイマー値をセット
し、上記JM信号検出タイマーがタイムオーバーするま
でにJM信号を検出する場合において、JM信号を検出
するための待機中にダミーデータを検出したとき上記J
M検出信号タイマーをリセットする通信制御手段を備え
たことを特徴とする。
【0009】上記通信端末装置において、上記通信制御
手段は、好ましくは、上記JM検出信号タイマーをリセ
ットすることに代えて、上記JM検出信号タイマーに、
最大ダミーデータ送出時間に、上記通常タイマー値を加
算した時間をセットすることを特徴とする。
【0010】また、上記通信端末装置において、上記通
信制御手段は、好ましくは、上記JM検出信号タイマー
がタイムオーバーしたときに、DIS信号を検出するこ
とを特徴とする。
【0011】さらに、上記通信端末装置は、好ましく
は、発信元の通信端末装置からのファクシミリの画像デ
ータを、第1の通信網、上記画像データをパケットデー
タに変換する第1のゲートウェイ装置、第2の通信網、
上記パケットデータを画像データに逆変換する第2のゲ
ートウェイ装置、及び第3の通信網を介して、相手先の
通信端末装置に送信するリアルタイム型インターネット
ファクシミリ通信システムにおける、発信元の通信端末
装置であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。
【0013】図1は、本発明に係る実施形態である、リ
アルタイム型インターネットファクシミリ通信システム
の構成を示すブロック図である。本実施形態のリアルタ
イム型インターネットファクシミリ通信システムは、I
TU−T勧告T.38において記載された従来例の通信
システムをベースとするものであり、図1に示すよう
に、発信元のファクシミリ装置20Aとゲートウェイ装
置60Aとの間が公衆電話網50Aを介して接続され、
2つのゲートウェイ装置60A,60Bの間がインター
ネット40を介して接続され、ゲートウェイ装置60B
と相手先のファクシミリ装置20Bとの間が公衆電話網
50Bを介して接続されている。ここで、公衆電話網5
0A,50Bは同一の公衆電話網であってもよいし、異
なる公衆電話網であってもよい。ファクシミリ装置20
A,20Bは従来技術の公衆電話網を介してファクシミ
リ通信を行う公知のファクシミリ装置であり総称して符
号20を付す。また、ゲートウェイ装置60A,60B
は、異なる場所に設けられるが、好ましくは同一の装置
で構成され、総称して符号60を付す。
【0014】ここで、発信元のファクシミリ装置20A
は、ITU−T勧告T.30のファクシミリの通信手順
でファクシミリの画像データを含むファクシミリメッセ
ージを公衆電話網50Aを介してゲートウェイ装置60
Aに送信する。次いで、ゲートウェイ装置60Aは、受
信したファクシミリの画像データを含むファクシミリメ
ッセージを所定のパケットデータに変換してインターネ
ット40を介してゲートウェイ装置60Bに送信する。
そして、ゲートウェイ装置60Bは、受信したパケット
データをファクシミリの画像データを含むファクシミリ
メッセージに逆変換して公衆電話網50Bを介して相手
先のファクシミリ装置20Bに送信する。ここで、発信
元のファクシミリ装置20Aと、相手先のファクシミリ
装置20Bとの間の通信手順の信号は、ITU−T勧告
T.30のファクシミリの通信手順信号と同様の通信手
順信号を用いる。ただし、2つのゲートウェイ装置60
A,60B間での通信手順信号はパケットデータを用い
てファクシミリ通信がなされる。また、本明細書におい
て、ファクシミリメッセージとは、ファクシミリ通信の
手順信号及び画像データを伝送するメッセージ信号をい
う。
【0015】本実施形態に係るファクシミリ装置20A
の主制御部1は、ITU−T勧告のV.8モードの通信
手順を用いてファクシミリ送信を行う場合において、A
NSam信号を検出し(図4のステップS4でANSa
m検出)、CM信号を送出した後(図5のステップS1
1)、JM信号検出タイマーを起動して所定の通常タイ
マー値をセットし(ステップS12)、上記JM信号検
出タイマーがタイムオーバーするまでにJM信号を検出
する場合において、JM信号を検出するための待機中に
ダミーデータを検出したとき(ステップS16でYE
S)上記JM検出信号タイマーをリセットする(ステッ
プS17)ことを特徴としている。
【0016】また、ファクシミリ装置20Aの主制御部
1は、上記通信制御手段は、上記JM検出信号タイマー
がタイムオーバーしたときに(ステップS18でYE
S)、DIS信号を検出する(ステップS20)ことを
特徴としている。
【0017】図2は、図1のファクシミリ装置20(2
0A,20B)の構成を示すブロック図である。図2に
おいて、ファクシミリ装置20は、従来のG3方式等の
ファクシミリ通信機能を備えている。主制御部1は具体
的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下
のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御する
ほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。
画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナで原稿を
読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを
出力する。画像記録部3は電子写真方式等のプリンタ装
置であり、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信
により受信したイメージデータをハードコピーとしてプ
リントアウトして記録する。表示部4は、液晶表示装置
(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であ
り、当該ファクシミリ装置20の動作状態を表示した
り、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイ
メージデータの表示を行う。
【0018】操作部5は、当該ファクシミリ装置20を
操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、
短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種
のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部
4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5
の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成し
てもよい。
【0019】ROM6は、当該ファクシミリ装置20の
動作に必要であって主制御部1によって実行される種々
のソフトウェアのプログラムを予め格納する。また、こ
れらのプログラムは、例えば、フロッピー(登録商標)
ディスク、MO、DVD−RAMなどの記録媒体に記録
して、必要に応じてそのドライブ装置を介してRAM7
にロードして当該プログラムを実行してもよい。RAM
7は、SRAMで構成され、主制御部1のワーキングエ
リアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一
時的なデータを記憶する。コンパクトフラッシュ(登録
商標)8は、符号化前後、又は復号化前後の画像データ
を格納するための画像データメモリ領域8aを有する。
【0020】ファックスモデム10は、公衆電話回線L
を介して公衆電話網50に接続され、通常のファクシミ
リ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムであ
り、FSK信号として受信される発信電話番号情報のデ
ータを復調して主制御部1に出力する。NCU(ネット
ワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナロ
グの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の
動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア
回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆
電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電
話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通
常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて
発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2
次応答信号を発信することができる。なお、NCU11
を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端
装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド
伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接
続するようにしてもよい。
【0021】以上のように構成された本実施形態のファ
クシミリ装置20のファクシミリ通信機能において、画
像読取部2により読み取られたドットイメージデータは
ファクシミリ通信の規格で定められているMH,MR,
MMR等の符号化方式に従ってソフトウェアにより符号
化された後、ゲートウェイ装置60A,60B又は相手
先のファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先の
ファクシミリ装置又はゲートウェイ装置60A,60B
から受信した符号化データもソフトウェアによりイメー
ジデータに復号化されて画像記録部3からハードコピー
として出力される。ここで、ファクシミリ装置20Aの
主制御部1は、図4及び図5のファクシミリ送信処理を
実行することを特徴としている。
【0022】図3は、図1のゲートウェイ装置60(6
0A,60B)の構成を示すブロック図である。
【0023】図3において、ゲートウェイ装置60は、
例えばパーソナルコンピュータやワークステーションな
どのディジタル計算機で構成され、主制御部101は、
図1の発信元のファクシミリ装置20Aから、公衆電話
網50及び公衆電話回線L2を介して、ファクシミリの
画像データを受信し、受信したファクシミリの画像デー
タを画像データのパケットデータに変換した後、ルータ
装置109及びインターネット40を介して、ゲートウ
ェイ装置60Bに送信する。一方、主制御部101は、
図1のゲートウェイ装置60Aから、インターネット4
0及びルータ装置109を介して、画像データのパケッ
トデータを受信し、受信した画像データのパケットデー
タを通常のファクシミリ通信用の画像データに逆変換し
た後、公衆電話回線L2及び公衆電話網50Bを介し
て、相手先のファクシミリ装置20Bに送信する。な
お、ファクシミリ装置20Aからゲートウェイ装置60
A及び60Bを介してファクシミリ装置20Bにファク
シミリの画像データを送信するときに、ITU−T勧告
T.30のファクシミリの通信手順での手順信号を、フ
ァクシミリ装置20Aと、ファクシミリ装置20Bとの
相互間で交換を行う。
【0024】ここで、主制御部101は具体的にはCP
Uで構成されており、バス13を介して以下のハードウ
ェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述
する種々のソフトウェアの機能を実行する。表示部10
4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ
等の表示装置であり、当該ゲートウェイ装置60の動作
状態を表示する。操作部105は、当該ゲートウェイ装
置60を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テ
ンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、
及び各種のファンクションキー等を備える。
【0025】ROM106は、当該ゲートウェイ装置6
0の動作に必要であって主制御部101によって実行さ
れる種々のソフトウェアのプログラムを予め格納し、こ
こで、当該プログラムは、少なくとも図4及び図5の通
信制御処理のプログラムを含む。また、これらのプログ
ラムは、例えば、フロッピーディスク、MO、DVD−
RAMなどの記録媒体に記録して、必要に応じてそのド
ライブ装置を介してRAM107にロードして当該プロ
グラムを実行してもよい。RAM107は、SRAMで
構成され、主制御部101のワーキングエリアとして使
用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータ
を記憶する。ハードディスクドライブ108は、例えば
記録再生用ハードディスクを内蔵する記憶装置であっ
て、送受信されるファクシミリメッセージのデータなど
を格納する。
【0026】さらに、ファックスモデム110及びNC
U111はそれぞれ、ファクシミリ装置10のファック
スモデム10及びNCU11と同様に構成され、NCU
111は公衆電話回線L2を介して公衆電話網50に接
続される。また、ルータ装置109はインターネット4
0を介して相手先のゲートウェイ装置60A又は60B
(図1)に接続される。ここで、ゲートウェイ装置60
Aから送信されるパケットデータは、ゲートウェイ装置
60Aのルータ装置109から転送されて、インターネ
ット40を介して相手先のゲートウェイ装置60Bに送
られる。逆に、ゲートウェイ装置60Bから送信される
パケットデータは、ゲートウェイ装置60Bのルータ装
置109から転送されて、インターネット40を介して
相手先のゲートウェイ装置60Aに送られる。なお、ル
ータ装置109からインターネット40への回線接続
は、専用回線などに限らず、公衆電話回線L2を用いた
ダイヤルアップ接続でもよい。
【0027】図4及び図5は、図2のファクシミリ装置
20Aの主制御部1によって実行される、ファクシミリ
送信処理を示すフローチャートである。
【0028】図4において、ステップS1においてゲー
トウェイ装置60Aにダイヤルして発呼しT0タイマー
をセットし、ステップS2においてCNG信号を送出す
る。次いで、ステップS3において相手先のゲートウェ
イ装置60Aが応答したか否かが判断され、YESであ
るときは、ステップS4においてANSam信号又はC
ED信号を検出したか否かが判断され、NOであれば、
当該ステップS4の処理を繰り返し、ここで、ANSa
m信号を検出したときは図5のステップS11に進む一
方、CED信号を検出したときはステップS8の処理に
進み、ITU−T勧告T.30に基づく従来のファクシ
ミリ送信処理を実行して当該ファクシミリ送信処理を終
了する。
【0029】ステップS3でNOであるときは、ステッ
プS5においてT0タイマーがタイムオーバーしたか否
かが判断され、NOのときはステップS2に戻る一方、
YESのときはステップS6に進む。ステップS6にお
いてリダイヤルした回数は6回か否かが判断され、YE
Sであるときは当該ファクシミリ送信処理を終了する一
方、NOであるときは、ステップS7において前のダイ
ヤルから3分が経過したか否かが判断される。ステップ
S7でNOであるときは当該ステップS7の処理を繰り
返すが、YESとなったときにステップS1に戻り、リ
ダイヤルの処理を行う。
【0030】図5のステップS11においてCM信号を
送出し、ステップS12においてJM信号検出タイマー
を3秒にセットし、ステップS13においてJM信号を
検出したか否かが判断され、YESであるときは、ステ
ップS14においてCJ信号を送出し、ステップS15
においてV.34モードに基づくファクシミリ送信処理
を行った後、当該ファクシミリ送信処理を終了する。
【0031】一方、ステップS13でNOであるとき
は、ステップS16においてダミーデータを検出したか
否かが判断され、YESであるときは、ステップS17
においてJM信号検出タイマーをリセットした後、ステ
ップS13に戻る。一方、ステップS16でNOである
ときは、ステップS18においてJM信号検出タイマー
がタイムオーバーしたか否かが判断され、NOであると
きはステップS13に戻る一方、YESであるときは、
ステップS19においてV.8モードに基づくファクシ
ミリ送信処理を終了し、ステップS20において、DI
S信号の検出や、DCS信号、TSI信号及びNSS信
号並びにトレーニング信号の送出、画像データの送出な
どを含むITU−T勧告T.30に基づくファクシミリ
送信処理を行う。このステップS20の後、当該ファク
シミリ送信処理を終了する。
【0032】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ファクシミリ装置20Aの主制御部1は、ITU−
T勧告のV.8モードの通信手順を用いてファクシミリ
送信を行う場合において、ANSam信号を検出し(図
4のステップS4でANSam検出)、CM信号を送出
した後(図5のステップS11)、JM信号検出タイマ
ーを起動して所定の通常タイマー値をセットし(ステッ
プS12)、上記JM信号検出タイマーがタイムオーバ
ーするまでにJM信号を検出する場合において、JM信
号を検出するための待機中にダミーデータを検出したと
き(ステップS16でYES)上記JM検出信号タイマ
ーをリセットする(ステップS17)。従って、JM信
号を検出するための待機中にダミーデータが送出されて
も、上記JM検出信号タイマーがタイムオーバーとなる
ことがなく、受信エラーとならずに、ITU−T勧告の
V.34モード又はT.30の通常のファクシミリ通信
の通信手順に戻ってファクシミリ通信を続行することが
できる。
【0033】また、ファクシミリ装置20Aの主制御部
1は、上記通信制御手段は、上記JM検出信号タイマー
がタイムオーバーしたときに(ステップS18でYE
S)、DIS信号を検出する(ステップS20)。従っ
て、上記JM検出信号タイマーがタイムオーバーしたと
き、ITU−T勧告のT.30の通常のファクシミリ通
信の通信手順に戻ってファクシミリ通信を続行すること
ができる。
【0034】<変形例>以上の実施形態においては、公
衆電話網50A,50B及びインターネット40を用い
ているが、本発明はこれに限らず、公衆電話網50A,
50Bは互いに同一の公衆電話網やその他の種々の回線
交換網であってもよいし、また、インターネット40は
種々のパケット交換網又は専用回線であってもよい。
【0035】以上の実施形態においては、ファクシミリ
装置20の例について述べているが、本発明はこれに限
らず、公衆電話網又は公衆デジタル通信網などの公衆網
に接続された、例えば電話機、データ通信装置などを含
む通信端末装置に適用することができる。
【0036】以上の実施形態においては、ITU−T勧
告のT.38に規定されたリアルタイム型インターネッ
トファクシミリ通信システムにおける、発信元のファク
シミリ装置などの通信端末装置について説明している
が、本発明はこれに限らず、公衆電話網などの通信網を
介して直接的に、ITU勧告のV.8モードの通信手順
を用いてファクシミリ通信を行うファクシミリ装置など
の通信端末装置に適用することができる。従って、IT
U−T勧告のT.38の規定に基づくリアルタイム型イ
ンターネットファクシミリ通信システムにおいて、JM
信号を検出するための待機中にダミーデータが送出され
ても、上記JM検出信号タイマーがタイムオーバーとな
ることがなく、受信エラーとならずに、ITU−T勧告
のV.34モード又はT.30の通常のファクシミリ通
信の通信手順に戻ってファクシミリ通信を続行すること
ができる。
【0037】以上の実施形態において、図5のステップ
S17では、JM検出信号タイマーをリセットしている
が、本発明はこれに限らず、上記JM検出信号タイマー
に、最大ダミーデータ送出時間(例えば、2秒)に、上
記通常タイマー値(例えば、3秒)を加算した時間をセ
ットするようにしてもよい。この場合においても、JM
信号を検出するための待機中にダミーデータが送出され
ても、上記JM検出信号タイマーがタイムオーバーとな
ることがなく、受信エラーとならずに、ITU−T勧告
のV.34モード又はT.30の通常のファクシミリ通
信の通信手順に戻ってファクシミリ通信を続行すること
ができる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る通信
端末装置によれば、ITU−T勧告のV.8モードの通
信手順を用いてファクシミリ送信を行う通信端末装置に
おいて、ANSam信号を検出し、CM信号を送出した
後、JM信号検出タイマーを起動して所定の通常タイマ
ー値をセットし、上記JM信号検出タイマーがタイムオ
ーバーするまでにJM信号を検出する場合において、J
M信号を検出するための待機中にダミーデータを検出し
たとき上記JM検出信号タイマーをリセットする通信制
御手段を備える。従って、JM信号を検出するための待
機中にダミーデータが送出されても、上記JM検出信号
タイマーがタイムオーバーとなることがなく、受信エラ
ーとならずに、ITU−T勧告のV.34モード又は
T.30の通常のファクシミリ通信の通信手順に戻って
ファクシミリ通信を続行することができる。
【0039】上記通信端末装置において、上記通信制御
手段は、好ましくは、上記JM検出信号タイマーをリセ
ットすることに代えて、上記JM検出信号タイマーに、
最大ダミーデータ送出時間に、上記通常タイマー値を加
算した時間をセットする。従って、JM信号を検出する
ための待機中にダミーデータが送出されても、上記JM
検出信号タイマーがタイムオーバーとなることがなく、
受信エラーとならずに、ITU−T勧告のV.34モー
ド又はT.30の通常のファクシミリ通信の通信手順に
戻ってファクシミリ通信を続行することができる。
【0040】また、上記通信端末装置において、上記通
信制御手段は、好ましくは、上記JM検出信号タイマー
がタイムオーバーしたときに、DIS信号を検出する。
従って、上記JM検出信号タイマーがタイムオーバーし
たとき、ITU−T勧告のT.30の通常のファクシミ
リ通信の通信手順に戻ってファクシミリ通信を続行する
ことができる。
【0041】さらに、上記通信端末装置は、好ましく
は、発信元の通信端末装置からのファクシミリの画像デ
ータを、第1の通信網、上記画像データをパケットデー
タに変換する第1のゲートウェイ装置、第2の通信網、
上記パケットデータを画像データに逆変換する第2のゲ
ートウェイ装置、及び第3の通信網を介して、相手先の
通信端末装置に送信するリアルタイム型インターネット
ファクシミリ通信システムにおける、発信元の通信端末
装置である。従って、ITU−T勧告のT.38の規定
に基づくリアルタイム型インターネットファクシミリ通
信システムにおいて、JM信号を検出するための待機中
にダミーデータが送出されても、上記JM検出信号タイ
マーがタイムオーバーとなることがなく、受信エラーと
ならずに、ITU−T勧告のV.34モード又はT.3
0の通常のファクシミリ通信の通信手順に戻ってファク
シミリ通信を続行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態である、リアルタイム
型インターネットファクシミリ通信システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】 図1のファクシミリ装置20(20A,20
B)の構成を示すブロック図である。
【図3】 図1のゲートウェイ装置60(60A,60
B)の構成を示すブロック図である。
【図4】 図2のファクシミリ装置20Aの主制御部1
によって実行される、ファクシミリ送信処理の第1の部
分を示すフローチャートである。
【図5】 図2のファクシミリ装置20Aの主制御部1
によって実行される、ファクシミリ送信処理の第2の部
分を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…主制御部、 2…画像読取部、 3…画像記録部、 4…表示部、 5…操作部、 6…ROM、 7…RAM、 8…コンパクトフラッシュ、 8a…画像データメモリ領域、 10…ファックスモデム、 11…NCU、 13…バス、 20,20A,20B…ファクシミリ装置、 40…インターネット、 50,50A,50B…公衆電話網、 60,60A,60B…ゲートウェイ装置、 101…主制御部、 104…表示部、 105…操作部、 106…ROM、 107…RAM、 108…ハードディスクドライブ、 109…ルータ装置、 110…ファックスモデム、 111…NCU、 113…バス、 L1,L2…公衆電話回線。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ITU−T勧告のV.8モードの通信手
    順を用いてファクシミリ送信を行う通信端末装置におい
    て、ANSam信号を検出し、CM信号を送出した後、
    JM信号検出タイマーを起動して所定の通常タイマー値
    をセットし、上記JM信号検出タイマーがタイムオーバ
    ーするまでにJM信号を検出する場合において、JM信
    号を検出するための待機中にダミーデータを検出したと
    き上記JM検出信号タイマーをリセットする通信制御手
    段を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 上記通信制御手段は、上記JM検出信号
    タイマーをリセットすることに代えて、上記JM検出信
    号タイマーに、最大ダミーデータ送出時間に、上記通常
    タイマー値を加算した時間をセットすることを特徴とす
    る請求項1記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 上記通信制御手段は、上記JM検出信号
    タイマーがタイムオーバーしたときに、DIS信号を検
    出することを特徴とする請求項1又は2記載の通信端末
    装置。
  4. 【請求項4】 上記通信端末装置は、 発信元の通信端末装置からのファクシミリの画像データ
    を、第1の通信網、上記画像データをパケットデータに
    変換する第1のゲートウェイ装置、第2の通信網、上記
    パケットデータを画像データに逆変換する第2のゲート
    ウェイ装置、及び第3の通信網を介して、相手先の通信
    端末装置に送信するリアルタイム型インターネットファ
    クシミリ通信システムにおける、発信元の通信端末装置
    であることを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれ
    か1つに記載の通信端末装置。
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