JP4109771B2 - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents

天井埋込型空気調和機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の冷暖房等の空気調和を行なう天井埋込型空気調和機に係り、特に天井パネルに吸込グリルを昇降自在に設けた天井埋込型空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
室内の冷暖房等の空気調和を行なう空気調和機の中には、そのユニット本体を天井に埋設した埋込型空気調和機がある。この埋込型空気調和機には、特開平9−21545号公報や実用新案登録第2532897号公報に開示されたものがある。
【0003】
前者の天井埋込型空気調和機は、天井にユニット本体を埋設し、このユニット本体側から延びる4本の吊りワイヤ(吊り紐)で吸込グリルを昇降自在に支持し、この吸込グリルをクラッチ機構を介して昇降用モータの駆動で自動的に昇降させ得るようにしたものである。
【0004】
また、後者の天井埋込型空気調和機は、ユニット本体から延びる吊りワイヤで天井パネルを昇降自在に支持し、この天井パネルを昇降用モータのモータ駆動により各トルクリミッタを介して昇降自在としたものである。なお、天井パネルには吸込グリルが備えられている。
【0005】
従来の天井埋込型空気調和機は、ユニット本体側から吊り降ろされる4本の吊りワイヤの各先端を吸込グリルあるいは天井パネルに個別にかつ直接取付け、昇降用モータのモータ駆動によりクラッチ機構あるいはトルクリミッタを介して吸込グリルあるいは天井パネルを昇降自在に支持している。
【0006】
従来の天井埋込型空気調和機は、吸込グリルや天井パネルの昇降をクラッチ機構あるいはトルクリミッタを介して昇降用モータにて行ない、上記クラッチ機構やトルクリミッタにて吊りワイヤの長さのバラツキや巻むらを吸収し、吸込グリルや天井パネルを安定的に昇降させ、ユニット本体の下部側に据付けることができるようになっている。
【0007】
しかし、従来の天井埋込型空気調和機においては、クラッチ機構やトルクリミッタの機能部品を設けて吊りワイヤの長さのバラツキや巻きむらを吸収しているが、クラッチ機構やトルクリミッタが昇降機構の中に組み込まれるために、その分構成部品が増加し、コストアップの原因となったり、取付時の調整工数が増え、取付作業の簡素化が図れなかったり、故障発生要因の増加を招く等の問題があった。
【0008】
クラッチ機構やトルクリミッタを昇降機構の中に組み込むことによる不都合を解消する手段として、特開平10−38309号公報記載の天井埋込型空気調和機がある。この天井埋込型空気調和機は、吸込グリルの4隅に吊りワイヤガイド手段を設け、さらにこの吊りワイヤガイド手段の上方の取付筐体に吊りワイヤガイド手段を2つ設け、これらの吊りワイヤガイド手段に1本の吊りワイヤを通し、この吊りワイヤの1端を取付筐体に固定し、他端をモータ駆動される単一メカユニットの巻取プーリに取り付け、この巻取プーリを正逆回転させることにより吊りワイヤを巻取もしくは繰り出すことにより吸込グリルを昇降自在にしたものである。
【0009】
この天井埋込型空気調和機では、単一の昇降メカユニットの巻取プーリに固定された吊りワイヤを巻き取っているので、単一の巻取プーリに巻き取られる吊りワイヤの巻取量が多く、吸込グリルの昇降に時間がかかり、また、1か所から吊りワイヤを巻き取るので、吸込グリルの昇降時にバランスが崩れやすくなり、不安定である。吸い込みグリルの昇降時に1方向から吊りワイヤの全量を巻き取っており、この巻き取りでは巻きむらが生じたり、吸込グリルがスムーズに安定的に昇降できない恐れがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の天井埋込型空気調和機においては、クラッチ機構やトルクリミッタの機能部品を設けて吊りワイヤの長さのバラツキや巻きむらを吸収しているが、クラッチ機構やトルクリミッタが昇降機構の中に組み込まれるために、その分構成部品が増加し、コストアップの原因となったり、取付時の調整工数が増え、取付作業の簡素化が図れなかったり、故障発生要因の増加を招く等の問題があった。
【0011】
また、単一の昇降メカユニットの巻取プーリで1方向から吊りワイヤを巻き取るタイプの天井埋込型調和機では、一端が取り付け筐体に固定されたワイヤをモータにて駆動される単一の巻取プーリで巻き取っているので、巻取プーリに巻き取られるワイヤの量が多く、吸込グリルの昇降に時間がかかり、また、1方向からワイヤを巻き取るので、吸込グリルの昇降時にバランスが崩れやすくなり、不安定である。したがって、吸い込みグリルの昇降時にワイヤが絡まりやすく、ワイヤが引っ掛かると、1方向からのワイヤの巻き取りでは吸込グリルが昇降不能となってしまう。
【0012】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、クラッチ機構やトルクリミッタを必要としなくても吊りワイヤの長さのバラツキや巻むらを吸収可能とし、吸込グリルを昇降自在に安定的に支持した天井埋込型空気調和機を提供することを目的とする。
【0013】
本発明の他の目的は、クラッチ機構やトルクリミッタを不要として構成部品を削減し、取付作業を簡素化し、作業性を向上させた天井埋込型空気調和機を提供するにある。
【0014】
本発明のさらに他の目的は、吸込グリルを昇降自在で着脱自在に支持し、メンテナンス時やサービス時の作業性を向上させる一方、吸込グリルを開放させることで昇降メカユニットや制御器の取外し、交換が容易に行なえる天井埋込型空気調和機を提供するにある。
【0015】
本発明の別の目的は、吊りワイヤに吸込グリルを昇降可能で傾斜・摺動可能に支持することで、吸込グリルへのフィルタの脱着を能率よく、安定した定位置で行なうことができる天井埋込型空気調和機を提供するにある。
【0016】
本発明のさらに別の目的は、吸込グリルの上昇時に、吸込グリルの振れを有効的に防止し、ユニット本体の下部に安定的に干渉を生じさせることなく据付けることができる天井埋込型空気調和機を提供するにある。
【0017】
本発明の別の目的は、クラッチ機構やトルクリミッタを不要として構成部品を削減し、取付作業を簡素化し、作業性を向上させ、さらには、吸込グリルの昇降時間を短縮させた天井埋込型空気調和機を提供するにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明では、熱交換器、送風機および制御器を内蔵したユニット本体を天井に埋設し、上記ユニット本体下部に吸込グリルを着脱自在に保持した空気調和機において、前記ユニット本体下部に昇降用モータとこのモータにて駆動される2連の巻取プーリとを有する昇降メカユニットを設け、上記巻取プーリからそれぞれ繰り出される1本の吊りワイヤの各先端部同士をワンタッチ式接続金具で着脱可能に連結して接続し、上記吊りワイヤを上記吸込グリルに設けられた吊りワイヤガイド手段に摺動可能に挿通させたことを特徴とする。
【0019】
請求項2の発明では、前記ユニット本体下部に前記昇降メカユニットを対向して2台設け、上記昇降メカユニットからそれぞれ両側に繰り出される吊りワイヤの各先端部同士を相互に接続したものである。
【0020】
請求項3の発明では、前記ユニット本体下部に単一の昇降メカユニットを設け、上記昇降メカユニットから両側に繰り出される吊りワイヤの各先端部同士を接続したものである。
【0022】
請求項4の発明では、吊りワイヤガイド手段は、吊りワイヤを挿通ガイド可能なガイドポートを有し、上記ガイドポートのポート径を接続金具の外径寸法より大きく形成し、前記吊りワイヤガイド手段は吊りワイヤを着脱可能に挿通支持させたものである。
【0023】
請求項5の発明では、吊りワイヤガイド手段は、ユニット本体の昇降メカユニットの両側にそれぞれ取り付けられて対をなし、対をなすユニット本体側の吊りワイヤガイド手段に対向して吸込グリル側に対を成す吊りワイヤガイド手段が取付けられ、前記ユニット本体側の対の吊りユニットガイド手段の取付スパンlを吸込グリル側の対のワイヤガイド手段の取付けスパンlより大きく形成し、昇降メカユニットの両側から繰り出される吊りワイヤで閉じた吊設支持ループをほぼ逆台形形状に構成したものである。
【0024】
請求項6の発明では、ユニット本体は下部に矩形の取付枠体を有し、この取付枠体の対向する側辺に昇降メカユニットをそれぞれ取付け、上記取付枠体の残りの側辺の一方に制御器を設けたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明に係る天井埋込型空気調和機の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0026】
【第1実施形態】
図1は、本発明に係る天井埋込型空気調和機の第1実施形態を示すもので、空気調和機の室内側ユニット10を天井に埋設した状態を簡略的に示す断面図である。
【0027】
室内側ユニット10のユニット本体11は、天井12に埋設される一方、ユニット本体11内の中央部に送風機13が内蔵され、この送風機13の周りに熱交換器14が配設される。熱交換器14の下部には、発生したドレンを集めるドレン皿15が設けられる。送風機13はファンモータ16にて駆動されるファン17を備え、このファンモータ16はユニット本体11側に設置されたマイコン等の制御器18により駆動制御される。制御器18はユニット本体11内に形成される空気流路20を阻害しないように、例えばドレン皿15の内周側に設けられる。
【0028】
また、ユニット本体11の下部には矩形の取付枠体(箇体)21が設けられ、この取付枠体21と一体あるいは一体的に天井パネル22が備えられる。天井パネル22は化粧パネルを構成しており、ユニット本体11の底部に設けられている。天井パネル22は天井12に形成される室内側ユニット10の取付開口23を下方から覆うようにして据付けられる。
【0029】
天井パネル22の中央部には、吸込グリル25が着脱自在にかつ昇降自在に設けられる。吸込グリル25にはオイルガードフィルタ等の長寿命タイプのフィルタ26が着脱自在に設置される。吸込グリル25は昇降装置としての昇降メカユニット27により吊りワイヤ28を介して昇降自在に支持され、天井パネル22の中央に形成される取付開口23に着脱可能に据付けられる。
【0030】
昇降メカユニット27はユニット本体11下部の取付枠体21に対向して一対設けられる。昇降メカユニット27は取付枠体21の対向する側辺の内周面に取付けられ、その作動は、マイコン等の昇降用制御器29により制御される。この制御器29は吸込グリル25の昇降を作動制御するもので取付枠体21の残りの側辺の一方に設けられる。昇降メカユニット27や制御器29は吸込グリル25から吸い込まれる空気流の流れを阻害しないユニット本体11内下部のデッドスペース位置に設けられる。
【0031】
しかして、天井埋込型空気調和機の室内側ユニット10はユニット本体11内に送風機13、熱交換器14および制御器18、29が内蔵される。ユニット本体11内には吸込グリル25に形成される吸込口から熱交換器14を経て吹出口30に至る空気流路20が形成される。吹出口30は、天井パネル22に形成され、吹出ルーバー31により吹出角度が調整される。吹出口30は吸込グリル25の外周辺に形成され、空気流路20はユニット本体11内で反転した流路となっている。
【0032】
一方、送風機13の作動により、吸込グリル25の吸込口から吸引された室内空気は放射方向外方に案内されて熱交換器14側に吹き出され、この熱交換器14側で熱交換された冷却風あるいは湿風が、反転して空気流路20を通り、吹出口30から室内に吹き出され、室内の冷暖房等の空気調和を行なうようになっている。送風機13の作動制御は、ユニット本体11側設置の空調機用制御器18にて行なわれ、図示しないリモートコントローラにより遠隔制御される。
【0033】
一方、図1において左右一対設けられる2台の昇降メカユニット27、27は、相互に同じ構成を有するので、片方の説明を省略する。昇降メカユニット27はユニット本体11下部に、例えば取付枠体21の内側面に、吸込口からの空気流路20を阻害しないように設置される。
【0034】
昇降メカユニット27は、図2乃至図4に示すようにボックス状のユニットケーシング33が取付枠体21に取付けられる一方、昇降メカユニット27は可逆式の昇降用モータ35と、このモータ出力軸36に設けられるモータギア37と、このモータギア37に噛合するドリブンギアとしてのプーリギア38とを有する。昇降用モータ35には図示しない減速機が必要に応じて備えられる一方、プーリギア38は2連の巻取プーリ40を一体に備えており、昇降用モータ35の駆動により、巻取プーリ40が回転駆動せしめられる。昇降用モータ35の駆動はリミットスイッチ41によって制限される。
【0035】
2連の巻取プーリ40から巻取ワイヤとしての吊りワイヤ28a、28bがガイドリーブ(ガイドローラ)43に案内されて左右両側から繰り出されるようになっている。吊りワイヤ28a、28bは巻取プーリ40内で連なり、一体化させて1本の吊りワイヤ28で構成される。吊りワイヤ28はワイヤケーブルであっても、吊り紐であってもあるいは吊りロープであってもよい。巻取プーリ40から繰り出された吊りワイヤ28a、28bは吊りワイヤガイド手段44に摺動可能に案内される。吊りワイヤ28a、28bの各先端部はワンタッチ式のワイヤ接続金具45により着脱可能に相互に連結され、閉じた吊設支持ループを構成している。
【0036】
吊りワイヤ28a、28bを摺動自在にガイドする吊りワイヤガイド手段44は、ユニット本体11側と吸込グリル25側に2個づつ対をなして設けられる。ユニット本体11側には昇降メカユニット27の左右両側に設けられ、また、吸込グリル25側にもユニット本体11側に対向して一対の吊りワイヤガイド手段44が設けられる。各吊りワイヤガイド手段44は互いに同一構造のワイヤガイドメンバ46で構成され、コストダウンを図っている。その際、ユニット本体11側の対をなす吊りワイヤガイド手段44、44の取付スパンlP は吸込グリル25側の対の吊りワイヤガイド手段44、44の取付スパンlG より大きく形成され、昇降時における吸込グリル25の制振作用と、吸込グリル25の据付時における吊りワイヤガイド手段44、44相互の干渉防止を効率よく行なっている。
【0037】
吊りワイヤガイド手段44のワイヤガイドメンバ46は型成形で形成される。ワイヤガイドメンバ46は吊りワイヤ28a、28bを挿通ガイド可能なガイドポート47を有し、そのポート径はワイヤ接続金具45が容易に挿通されるように、接続金具45の外径寸法より大きく形成される。ワイヤガイドメンバ46のガイドポート47は、図5(A)および(B)に示すように弧状のなめらかなワイヤ接触ガイド面48を少なくともポート一側に形成し、ガイドポート47に挿通される吊りワイヤ28となめらかに接触し、吊りワイヤ28の損傷や折損を有効的に防止している。ワイヤ接触ガイド面48は吊りワイヤ28をどの方向からも自由に案内できるようにガイドポート47の周方向にわたって形成される。
【0038】
また、2連の巻取プーリ40から左右に繰り出される対をなす吊りワイヤ28a、28bの先端部はリング状にかしめられて図6に示すように接続ループ50が形成される。一方の吊りワイヤ28bの接続ループ50に図6に示されるワンタッチ式接続金具45が通されて掛止めされ、この接続金具45を他方の吊りワイヤ28aの接続ループ50に掛止めすることで、相互にワンタッチで着脱可能に連結される。
【0039】
しかして、2連の巻取プーリ40から一側に繰り出される吊りワイヤ28bの先端をユニット本体11側の吊りワイヤガイド手段44を通した後、さらに吸込グリル25側の吊りワイヤガイド手段44にも挿通させる。同様に2連の巻取プーリ40の他側から繰り出される吊りワイヤ28aの先端をユニット本体11側の吊りワイヤガイド手段44、続いて吸込グリル25側の吊りワイヤガイド手段44をそれぞれ挿通させる。その後、1本の吊りワイヤ28で構成される吊りワイヤ28a,28bの先端部同士をワンタッチ式接続金具45を用いて連結することで、吊りワイヤ28は図2に示すように略逆台形形状の吊設支持ループが構成され、この吊設支持ループで吸込グリル25の一側が、ユニット本体11側に吊設され、昇降メカユニット27により昇降自在に支持される。
【0040】
吸込グリル25の他側も、ユニット本体11の他側に取付けられた昇降メカユニット27に支持されることで、吸込グリル25はユニット本体11に昇降自在に支持され、各昇降メカユニット27の昇降用モータ35をリモートコントローラを用いて駆動させることにより、吸込グリル25がユニット本体11の下部に着脱自在に据付けられる。
【0041】
リモートコントローラからの送信信号は受光部51を通して室内制御器18や昇降用制御器29に伝達される。受光部51は例えば天井パネル22や吸込グリル25にそれぞれ設けられる。リモートコントローラから昇/降/停止の信号が送信されると、昇降メカユニット27のモータ35が正/逆/回転あるいは停止される。この昇降用モータ35のモータ駆動により吸込グリル25のユニット本体11への着脱や昇降が案内される。
【0042】
次に、天井埋込型空気調和機における吸込グリル25の脱着や昇降作用を、従来の天井埋込型空気調和機と比較しながら説明する。
【0043】
図7(A)は本実施形態の天井埋込型空気調和機における吸込グリル25の支持方法を示したものであり、図7(B)は従来の天井埋込型空気調和機における吸込グリルaの支持方法を示したものである。
【0044】
本実施形態の天井埋込型空気調和機においては、吸込グリル25の据付時に、昇降メカユニット27のモータ35を駆動させて吸込グリル25を上昇させる際、吸込グリル25が斜めの状態で引き上げられても、吸込グリル25をユニット本体11下部にスムーズに安定的に据付けることができる。
【0045】
この場合、吸込グリル25は昇降メカユニット27の左右両側から繰り出される吊りワイヤ28a、28bにより支持されるが、左右対をなす吊りワイヤ28a、28bはワンタッチ式接続金具45で接続されて閉じた吊設支持ループを構成しており、各吊りワイヤ28a、28bは吊りワイヤガイド手段44に摺動自在にガイドされるので、吸込グリル25の斜め状態は自動的に矯正することができる。
【0046】
このため、昇降メカユニット27の駆動時に吸込グリル25が斜めの傾斜状態で引き上げられ、吸引グリル25の一側が点Pで先に接触しても、昇降メカユニット27のワイヤ巻上げ作動を停止させることなく、継続させることができる。昇降メカユニット27のワイヤ巻上げ運転をそのまま継続させても、閉じた吊設支持ループを構成する吊りワイヤ28(28a,28b)が吊りワイヤガイド手段44にスライド自在にガイドされるので、吸込グリル25の斜め状態が自動的に矯正されてユニット本体11下部の天井パネル取付開口23に確実にかつ安定的に据付けられる。すなわち、吸込パネル25が天井パネル22の段付き取付開口23に確実に納まり、「閉状態」になるまで昇降メカユニット27の運転を継続させることができる。
【0047】
従来の天井埋込型空気調和機では、図7(B)に示すように、昇降メカユニットbの左右両側から繰り出される吊りワイヤcの先端部がそれぞれ吸込グリルaに直接接続されているので、昇降メカユニットbに△Lの巻きむらが存在すると、吸込みグリルaがユニット本体dの下部に納まる前に昇降メカユニットbのワイヤ巻上げ作動を停止させる必要がある。
【0048】
すなわち、昇降メカユニットbに△Lの巻むらが存在する状態で吸込みグリルaを巻上げ、点Pで吸込グリルaの一側が接触すると、昇降メカユニットbのモータeはロック状態となって停止してしまう。このため、クラッチ機構等を用いて昇降用モータeを遅延動作させない限り、巻むら△Lの隙間を解消させることができない。
【0049】
しかし、本実施形態の天井埋込型空気調和機では、昇降メカユニット27に巻きむらが存在しても、この巻きむらによる隙間の発生をクラッチ機構やトルクリミッタを用いることなく吊りワイヤ28のスライドにより自動的に解消することができる吊設支持方法を提供することができる。
【0050】
また、本実施形態の天井埋込型空気調和機においては、吸込グリル25は左右対をなす吊りワイヤ28a,28bにより図8(A)に示すように支持され、このとき、左右対をなす吊りワイヤ28a,28bは逆台形形状の閉ループを構成する。
【0051】
吸込グリル25を逆台形形状の吊設支持ループを構成する吊りワイヤ28a、28bで支持することにより、吸込グリル25はユニット本体11から離れた支持状態で振れ止め機能が生じる。図7(A)に示される吸込グリル25の支持状態において、吊りワイヤ28a、28bに作用する張力の分力が吸込グリル25の振れを防止する方向に常時作用するので、吸込グリル25の振動を従来より小さくでき、振動減衰効果が大きい。
【0052】
例えば、吸込グリル25が図7(A)に点線で示す左側位置にくると、右側の吊りワイヤ28bに右側に戻そうとする分力が作用する。一方、吸込グリル25が一点鎖線で示す右側位置に来ると、左側の吊りワイヤ28aに左側に戻そうとする分力が作用する。吸込グリル25が中央位置にくると、左右の吊りワイヤ28a,28bに互いに打ち消し合う分力が作用するので、吸込グリル25に振れ減衰作用が働く。
【0053】
これに対し、従来の天井埋込型空気調和機では、吸込グリルaはユニット本体dに吊りワイヤcでブランコ状態に支持され、吸込グリルaに振れ止め機能が作用しない。このため、吸込グリルaに左右の振れが生じると、吸込グリルaの振れが継続され、不安定な吊設状態におかれる。
【0054】
また、図9に示すように、吸込グリル25を傾けて上昇させた場合、吸込グリル25が天井パネル22の片側に点Pでしっかり当接しようとする分力がより強く働くので、吸込グリル25を天井パネル22に確実にかつスムーズに納める効果がある。
【0055】
すなわち、吊りワイヤガイド手段44のユニット本体11側の取付スパンを
P 、吸込グリル25側の取付スパンをlG としたとき、lP >lG の関係に取り付けたので、吸込グリル25の自重による吊りワイヤ28bの張力をFとすると、吊りワイヤ28bに作用する分力はFcos θ となり、取付スパンをlP =lG としたときより大きくできる。したがって、吸込グリル25が斜め状態で引き上げられても、吸込グリル25が途中が引っ掛かることなく、点Pに安定的に当接するので、吸込グリル25の対辺側を天井パネル22の段付き取付開口23に確実にかつしっかり納めることができる。
【0056】
また、吸込グリル25に吊りワイヤガイド手段44を対をなすように取り付け、この吊りワイヤガイド手段44に吊りワイヤ28a,28bをスライド自在に挿通させたので、吸込グリル25を傾斜可能で昇降自在に支持させることができる。これにより、フィルタ掃除時に、吸込グリル25からフィルタ26の取付、取外しが容易になる。図10は吸込グリル25を傾斜可能で昇降自在に支持した状態を説明する図である。
【0057】
吸込グリル25の降下位置は、多段階に切換可能に昇降用制御器29により調整される。昇降メカユニット27の駆動により、例えば天井から3m/2m/1.5m/1.0m位置に降下できるようになっているが、吸込グリル25を傾斜可能でスライド自在に閉じた吊設支持ループで挿通支持させることにより、作業員の身長如何に拘らず、フィルタ26の取付、取外しを容易に行なうことができる。下方に障害物53がある場合にも、フィルタ脱着作業を円滑かつスムーズに行なうことができる。
【0058】
また、この天井埋込型空気調和機においては、サービス時やメンテナンス時に1箇所のワンタッチ式接続金具45を外すだけで図11に示すように、吸込グリル25はオープンな垂直状態となり、室内ユニット10側のメンテナンスやサービス時の作業性が向上する一方、吸込グリル25の保守やメンテナンス作業も円滑かつスムーズに行なうことができる。
【0059】
吸込グリル52を開けるだけで、ユニット本体11側に設けられた昇降メカユニット27や制御器18,29の脱着作業をスムーズに行なうことができる。
【0060】
例えば、室内ユニット10や吸込グリル25のサービス・メンテナンス時に、吸込グリル25の片側の接続金具45を外すだけで、室内ユニット10内の制御器18、29や昇降メカユニット27のサービス・点検が可能となる。昇降メルカユニット27や吸込グリル用制御器29はユニット本体11下部の取付枠体21にねじ固定してあるので、容易に脱着・交換が可能となる。その際、天井の高い位置で重量のある天井パネル22をその都度取り外す必要がないので、サービス・メンテナンス時の安定性や作業性が向上する。
【0061】
さらに、昇降メカユニット27や昇降用制御器29はユニット本体11の下部に取り付けられる。この昇降メカユニット27や制御器29は、ユニット本体11下部の取付枠体(取付枠筺体)21の内側面に取り付けたので、吸込部の面積を占領することがなく、ユニット本体11内に形成される空気流路20の抵抗損失を増加させない。したがって、空気調和機の性能低下を招くこともない。
【0062】
【第2実施形態】
図12は、本発明に係る天井埋込型空気調和機の第2実施形態を示す概略斜視図である。
【0063】
本実施形態の天井埋込式空気調和機の室内ユニット10Aでは、吸込グリル25およびユニット本体11側にそれぞれ4個づつ吊りワイヤガード手段44が対をなして設けられる。これらの吊りワイヤガイド手段44には、1本の吊りワイヤ28が挿通される。このワイヤの両端は昇降用モータ35にて駆動される2連の巻取プーリ40aを有する昇降メカユニット27aにそれぞれ接続され、この昇降メカユニット27aの2連の巻取プーリ40a内で接合される。
【0064】
この昇降メカユニット27aでは、2連の巻取プーリ40aに接続された吊りワイヤ28を昇降メカユニット27aの両側から繰出しまたは巻き戻すことにより吸込グリル25の昇降作業を行う。そのほかは前記実施形態と同様なので説明を省略する。
【0065】
この天井埋込型空気調和機では、2連の巻取プーリ40aに接続されたワイヤを昇降メカユニット27の両側から繰出しまたは巻き戻すことにより、図13に示すように吸込グリルの昇降時に、吸込グリル25がある程度傾いてもクラッチ機構やトルクリミッタを要せずに取り付け開口23にしっかりと固定される。
【0066】
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果に加え、昇降用モータ35にて駆動される単一の昇降メカユニット27aを備え、単一の昇降メカユニット27aにモータ駆動の2連の巻き取りプーリ40aを有する構成とすることができ、装置構成を簡略化することができる。
【0067】
また、2連の巻取プーリ40aにより昇降メカユニット27aの両側から吊りワイヤ28をバランスよく巻き取るので吊りワイヤ28を安定的に巻き取りまたは繰り出すことができ、吊りワイヤ28が絡まりにくく、効率よく安定的に巻き取ることができる。また、2連の巻き取りプーリ40aにて昇降メカユニット27aの両側から吊りワイヤ28を同時に巻き取るので吊りワイヤー28巻取量や繰出し量がその分少なくなり、巻き取りもしくは繰出しに要する時間が短縮され、吸込グリル25の昇降作業時間が短縮されるという効果が得られる。
【0068】
(変形例)
図14は、空気調和機の第2実施形態における変形例を示すものである。
【0069】
本変形例の室内ユニット10Bでは、昇降メカユニット27aの巻き取りプーリ40aから巻き取りまたは繰出される吊りワイヤ28の各先端部をワンタッチ式の接続金具45で係止したものである。その他は、第2実施形態と異ならないので説明を省略する。
【0070】
本変形例によれば第2実施形態と同様の効果に加え、ワンタッチ式の接続金具45の脱着作業により吸込グリル25のメンテナンスを容易に行えるという効果が得られる。
【0071】
なお、天井埋込型空気調和機の第1実施形態では、天井パネルをユニット本体下部に据え付け、据え付けられた天井パネル22に対し吸込グリル25を脱着自在で昇降可能に取り付けた例を示したが、天井パネル22をユニット本体11下部に脱着自在で昇降可能に取り付けてもよい。この場合には、吸込グリル25を天井パネル22に一体あるいは一体的に形成しても、天井パネル22に着脱自在としてもよい。
【0072】
さらに、昇降メカユニット27は2連の巻取プーリ40aを可逆回転可能に備え、上記巻取プーリ40aから1本の吊りワイヤを左右に繰り出すようにしたが、昇降メカユニット27aが共通あるいは個別の昇降用モータ35でモータ駆動される2連の巻取プーリ40aを備え、各巻取プーリ40aから両側に吊りワイヤ28を個別に繰り出すようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明に係る天井埋込型空気調和機においては、昇降メカユニットの両側から繰り出さる吊りワイヤの各先端部同士を相互に接続する一方、上記吊りワイヤを吸込グリルに設けられた吊りワイヤガイド手段に摺動可能に挿通支持させたので、昇降メカユニットの両側から繰り出される吊りワイヤで閉じた吊持支持ループを構成し、この吊持支持ループで吸込グリルを摺動自在に支持させることができ、吸込グリル据付操作時の昇降メカユニットによる吊りワイヤの巻きむらをクラッチ機構やトルクリミッタを設けることなく自動的に吸収し、解消させることができ、吸込グリルを傾き可能で摺動自在に支持したので、吸込グリルへのフィルタの脱着作業の簡易化が図れる。
【0074】
また、本発明に係る天井埋込型空気調和機においては、ユニット本体の下部に吸込グリルを昇降自在で着脱可能に取り付ける際、クラッチ機構やトルクリミッタを不要として構成部品を削減することができるので、組付作業が簡素化され、作業性を向上させることができる一方、保守・メンテナンス時に1箇所の取付金具を吊りワイヤから外すだけで、空気調和機の室内ユニットや吸込グリルのフィルタの保守・メンテナンスを効率よく能率的に行なうことができる。
【0075】
本発明に係る天井埋込型空気調和機においては、吸込グリルを傾けた傾斜状態で上昇させても、吸込グリルがユニット本体下部(天井パネル)にしっかり当接しようとする吊りワイヤへの分力が強く作用し、吸込グリルをユニット本体下部(天井パネルの取付開口)に安定的にかつ確実に納めることができ、この吸込グリルの据付操作が円滑かつ自動的に行なわれる。
【0076】
さらに、本発明に係る天井埋込型空気調和機においては、吸込グリルをユニット本体下部から解放させるだけで室内ユニットに据え付けられた昇降メカユニットの脱着操作を容易に行なうことができ、保守・メンテナンス時の作業性が向上する一方、昇降メカユニットや制御器をユニット本体下部の内側面にユニット本体内の空気流路を阻害することなく設けたので、空気流路の抵抗損失を増大させることがなく、室内ユニットの熱交換性能を充分に維持することができ、機器の信頼性向上を図ることができる。
【0077】
本発明に係る天井埋込型空気調和機においては、単一の昇降メカユニット内にモータ駆動される2連の巻取プーリを有し、この2連の巻取プーリにて単一の昇降メカユニットの両側から同時に吊りワイヤを巻取りまたは繰り出すのでので、ワイヤ巻取量や繰り出し量を少なくすることができ、吸込グリルの昇降時の不安定を防止でき、吸込グリルの昇降作業を安定的に行うことができ、吊りワイヤに取り付けたワンタッチ式の接続金具の脱着により吸込グリル側の吊りワイヤガイド手段に挿通した吊りワイヤを取り外すことができ、室内ユニットからの吸込グリルの脱着作業を行うことができ、吸込グリルのメンテナスを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る天井埋込型空気調和機の第1実施形態を簡略的に示す断面図。
【図2】本発明に係る天井埋込型空気調和機における吸込グリルの支持構造を示す斜視図。
【図3】上記吸込グリルを昇降自在に支持する昇降メカユニットの取付態様を示す図。
【図4】昇降メカユニットに備えられる構成部品の分解斜視図。
【図5】(A)は昇降メカユニットから繰り出される吊りワイヤを挿通可能で摺動可能に案内する吊りワイヤガイド手段を示す図、(B)は図5(A)のV−V線に沿う縦断面図。
【図6】昇降メカユニットの両側から繰り出される吊りワイヤ先端部の接続構造の一例を示す図。
【図7】(A)および(B)は本発明に係る天井埋込型空気調和機と従来の空気調和機における吸込グリル支持状態を比較して示す図。
【図8】(A)および(B)は本発明に係る天井埋込型空気調和機と従来の空気調和機における吸込グリル支持状態において、吊りワイヤに作用する力を分析して示す図。
【図9】本発明に係る天井埋込型空気調和機において、吸込グリルを傾けて上昇させた場合の吊りワイヤに作用する力関係を解析した図。
【図10】比較的高い位置で吸込グリルへのフィルタの交換作業を示した図。
【図11】本発明に係る天井埋込型空気調和機のメンテナンス時における吸込グリルのオープン状態を示す図。
【図12】本発明に係る天井埋込型空気調和機の第2実施形態を示す概略斜視図。
【図13】本発明に係る天井埋込型空気調和機の第2実施形態を説明する概略斜視図。
【図14】本発明に係る天井埋込型空気調和機の第2実施形態における変形例を説明する概略斜視図。
【符号の説明】
10、10A、10B 室内ユニット
11 ユニット本体
12 天井
13 送風機
14 熱交換器
15 ドレン皿
16 ファンモータ
17 ファン
18 制御器
20 空気流路
21 取付枠体(取付筺体)
22 天井パネル
23 取付開口
25 吸込グリル
26 フィルタ
27、27a 昇降メカユニット
28、28a、28b 吊りワイヤ
29 昇降用制御器
30 吹出口
31 吹出ルーバ
33 ユニットケーシング
35 昇降用モータ
36 出力軸
37 モータギア
38 プーリギア
40、40a 巻取プーリ
41 リミットスイッチ
44 吊りワイヤガイド手段
45 接続金具
46 ワイヤガイドメンバ
47 ガイドポート
48 ワイヤ操作ガイド面
50 接続金具

Claims (6)

  1. 熱交換器、送風機および制御器を内蔵したユニット本体を天井に埋設し、上記ユニット本体下部に吸込グリルを着脱自在に保持した空気調和機において、前記ユニット本体下部に昇降用モータとこのモータにて駆動される2連の巻取プーリとを有する昇降メカユニットを設け、上記巻取プーリからそれぞれ繰り出される1本の吊りワイヤの各先端部同士をワンタッチ式接続金具で着脱可能に連結して接続し、上記吊りワイヤを上記吸込グリルに設けられた吊りワイヤガイド手段に摺動可能に挿通させたことを特徴とする天井埋込型空気調和機。
  2. 前記ユニット本体下部に前記昇降メカユニットを対向して2台設け、上記昇降メカユニットからそれぞれ両側に繰り出される吊りワイヤの各先端部同士を相互に接続した請求項1記載の天井埋込型空気調和機。
  3. 前記ユニット本体下部に単一の昇降メカユニットを設け、上記昇降メカユニットから両側に繰り出される吊りワイヤの各先端部同士を接続した請求項1記載の天井埋込型空気調和機。
  4. 吊りワイヤガイド手段は、吊りワイヤを挿通ガイド可能なガイドポートを有し、上記ガイドポートのポート径を接続金具の外径寸法より大きく形成し、前記吊りワイヤガイド手段は吊りワイヤを着脱可能に挿通支持させた請求項1乃至3のいずれかに記載の天井埋込型空気調和機。
  5. 吊りワイヤガイド手段は、ユニット本体の昇降メカユニットの両側にそれぞれ取り付けられて対をなし、対をなすユニット本体側の吊りワイヤガイド手段に対向して吸込グリル側に対を成す吊りワイヤガイド手段が取付けられ、前記ユニット本体側の対の吊りユニットガイド手段の取付スパンlP を吸込グリル側の対のワイヤガイド手段の取付けスパンlG より大きく形成し、昇降メカユニットの両側から繰り出される吊りワイヤで閉じた吊設支持ループをほぼ逆台形形状に構成した請求項1乃至4に記載の天井埋込型空気調和機。
  6. ユニット本体は下部に矩形の取付枠体を有し、この取付枠体の対向する側辺に昇降メカユニットをそれぞれ取付け、上記取付枠体の残りの側辺の一方に制御器を設けた請求項1乃至3のいずれかに記載の天井埋込型空気調和機。
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