JP2000035247A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000035247A
JP2000035247A JP10202281A JP20228198A JP2000035247A JP 2000035247 A JP2000035247 A JP 2000035247A JP 10202281 A JP10202281 A JP 10202281A JP 20228198 A JP20228198 A JP 20228198A JP 2000035247 A JP2000035247 A JP 2000035247A
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shaft
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Yukito Nawata
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸込グリルに設けたフィルタを、低所で簡単
に交換することのできる空気調和機を提供する。 【解決手段】 化粧パネル7に収納されプーリ26、2
8が設けられた吸込グリル8と、前記化粧パネル7に設
けられモータ34により回転駆動されるシャフト30
と、前記シャフト30に固定された第1のドラム24
と、前記シャフト30に対して回転可能に取り付けられ
た第2のドラム25と、前記シャフト30の回転力を摩
擦力により前記第2のドラム25に伝達する回転力伝達
手段33と、前記第1のドラム24に一端が固定される
と共に前記第2のドラム25に他端が固定され前記プー
リに掛け渡される吊紐22とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井に設置される
ユニット本体を有する空気調和機の吸込グリルの取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、天井埋込型空気調和機の化粧パ
ネルに吸込グリルを設け、この吸込グリルにはフィルタ
を設けた天井埋込型空気調和機は知られている。(特開
平2−233920)この種のものは、化粧パネルから
吸込グリルを取り外すことにより、フィルタを取り外す
ことができるので、それ以前のものに比べると、フィル
タの清掃時にこのフィルタを着脱する作業が簡単になる
という利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、天井埋
込型の空気調和機では、化粧パネルや吸込グリルは当然
に天井に設置されるので、上述した吸込グリルの取り外
しは高所での作業になるので、フィルタの着脱が簡単に
なったとしても、フィルタの交換があまり行われず、空
気調和機の性能が十分に発揮されないまま運転が継続さ
れる事態が発生するという問題が発生する。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、吸込グリルに設けたフィ
ルタを低所で簡単に交換することのできる空気調和機を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の空気調和機は、化粧パネルに収納されプー
リが設けられた吸込グリルと、化粧パネルに設けられ昇
降用モータにより回転駆動されるシャフトと、シャフト
に固定された第1のドラムと、シャフトに対して回転可
能に取り付けられた第2のドラムと、シャフトの回転力
を摩擦力により第2のドラムに伝達する回転力伝達手段
と、第1のドラムに一端が固定されると共に第2のドラ
ムに他端が固定されプーリに掛け渡される吊紐とを備え
る。
【0006】第1のドラムはシャフトの回転と共に回転
し、第2のドラムはクラッチ等により構成される回転力
伝達手段を介した連結により所定以内の負荷まではシャ
フトの回転と共に回転、所定以上の負荷がかかるとドラ
ムの内周壁をシャフトが空回する。このような第1のド
ラムと第2のドラムとを一対とする2組をシャフトに設
け、吊紐を吸込グリルのそれぞれの辺に設けたプーリに
掛け渡して、吸込グリルを化粧パネルに吊り下げる。昇
降用モータを駆動することにより、両ドラムが回転し、
2本の吊紐の両端がそれぞれ一対の第1のドラムと第2
のドラムに巻き取られ、これにより吸込グリルが上昇
し、化粧パネルが収納される。
【0007】吸込グリルが化粧パネルに当接して吊紐に
過大な負荷がかかった場合には、回転力伝達手段が動作
し、第2のドラムの内周壁をシャフトが空回りする。
【0008】また、吊紐の巻き取り時に、例えば、2本
の吊紐の長さにアンバランスが生じて、吸込グリルの一
部が化粧パネルに当接しても第2のドラムの内周壁をシ
ャフトが空回りすることにより、吸込グリルは化粧パネ
ルの所定の位置に密着して閉まる。
【0009】吸込グリルのプーリにスリットを設けれ
ば、プーリに掛け渡されている吊紐をこのスリットに通
してプーリから外すことができる。これにより、空気調
和機本体と吊紐でつながっていた吸込グリルを空気調和
機本体から簡単に分離することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図4は一般的な天井埋込型空気調和機1の
縦断面図であり、この図4において、1は天井埋込型空
気調和機を示している。この天井埋込型空気調和機1
は、天井内部2に収納される板金製のユニット本体3
と、中央に吸込口4を外周部の四辺に吹出口5を有し、
天井穴6を塞ぐように天井面16に設けられる化粧パネ
ル7と、中央に吸込口4を有する吸込グリル8とにより
構成されている。
【0012】9はターボファン10と天板11に取り付
けられたファン用モータ11からなる送風機、13は吸
込口4からの室内空気をターボファン10に案内するノ
ズル口、14は内側立上がり部15aと外側立上がり部
15bとを有し、角張った環形状に発泡スチロールで形
成されたドレンパン、17はターボファン10の吐出側
にこのファンを取り囲むように環状に配置されたプレー
トフィン型熱交換器である。そして、18はユニット本
体3の周面に巻付けられた断熱材、19は前記熱交換器
17で熱交換された空気を吹出口5へ導く導風部、20
はユニット本体3を吊具で天井梁に吊下げるための吊下
げボルト、21は吸込グリル8下流側に取付けられたフ
ィルタ21である。
【0013】次に、図1ないし図3を参照し、本実施形
態の要部を説明すると、図1において、天井面16に設
けられる化粧パネル7の内側の対向する2辺にはそれぞ
れパネルプーリ26A、26B及び26C、26Dが取
り付けられている。これらパネルプーリ26と吸込グリ
ル8の2辺に設けられたグリルプーリ28とは、それぞ
れ吊紐22が掛け渡され、これら吊紐22a、22bの
2本で吸込グリル8は、化粧パネル7に支持されてい
る。これら2本の吊紐22a、22bには樹脂ワイヤあ
るいは金属ワイヤの外周にビニールコーティングを施し
たもの等が使用される。尚、44は天井埋込型空気調和
機1を操作するワイヤレスリモコン(図示せず)から発
信された信号を受信する受信部である。
【0014】図2において、シャフト30にはシャフト
30に固定された第1のドラム24A、24Bと、シャ
フト30に回転可能に取り付けられた第2のドラム25
A、25Bと、シャフト30に固定された固定部31
A、31Bとが設けられている。このような第1のドラ
ム24A、24Bと第2のドラム25A、25Bとを一
対とした2組がシャフトの両端部に設けられ、その外側
に固定部31A、31Bが固定されている。この固定部
31Aとドラム25A間及び固定部31Bとドラム25
B間にはコイルスプリングとクラッチ板よりなる回転力
伝達手段(以下クラッチという)33A、33Bが介装
されている。クラッチ33A、33Bは、第2のドラム
25A、25Bの側面にコイルスプリングのばね力にて
クラッチ板を押しつけて、クラッチ板と第2のドラム2
5A、25Bの側面との摩擦力によりシャフト30の回
転力を第2のドラム25A、25Bに伝達する。ドラム
24A、25A及びドラム24B、25Bにはそれぞれ
吊紐22a、22bの端部が固定され、シャフト30の
回転とともに吊紐22a、22bが繰り出されまたは巻
き取られる。尚、45は上限位置検出センサ、46は下
限位置検出センサであり、それぞれ吸込グリル8が上限
位置、下限位置に到達したことを検知する。具体的に
は、上限位置検出センサ45は吸込グリル8が当接して
オンするリミットスイッチにて構成され、下限位置検出
センサ46はドラム24A、24B、25A、25Bに
巻回された吊紐22a、22bの巻数(高さ)で検出す
る。
【0015】図3において、吸込グリル8には対向する
2辺にそれぞれグリルプーリ28A、28B及び28
C、28Dが取り付けられている。ドラム24A、24
Bに一端が固定された吊紐22a、22bは、パネルプ
ーリ26A、26Cをへて、グリルプーリ28A、28
C及びグリルプーリ28B、28Dに掛け渡され、パネ
ルプーリ26B、26Dをへて、ドラム25A、25B
に他端が固定される。このように吊紐22a、22bを
各プーリに掛け渡すことによって、吸込グリル8を昇降
自在に吊り下げている。吸込グリル8はシャフト30と
共にドラム24、25が吊紐22a、22bを繰り出す
方向に回転することによって、下っていく。下に降りた
吸込グリル8は、シャフト30と共にドラム24,25
が吊紐22a、22bを巻き取る方向に回転することに
よって上がっていく。そして、吸込グリル8が多少傾い
て上限位置に到達して吸込グリル8の一部が、化粧パネ
ル7に当接し、吊紐22a、22bを介してドラム25
A、25Bに所定以上の負荷がかかるとドラム25A、
25Bは停止して、ドラム24A、24Bが吊紐22
a、22bを巻き取り、吸込グリル8は化粧パネル7に
完全に密着し、そこに隙間が生じることはない。また、
グリルプーリ28と吊紐22の間には吸込グリル8が不
用意に傾いたりしないように若干の抵抗がついている。
【0016】吊紐22a、22bに吸込グリル8の自重
がかかる程度では、ドラム25A、25Bが停止してそ
の内周壁をシャフトが空回りしないが、2本の吊紐22
a、22bに過大な負荷がかかると、クラッチ33A、
33Bの摩擦力に抗してドラム25A、25Bが停止し
その内周壁をシャフト30が空回りし、ドラム24A、
24Bが回転するから吸込グリル8のアンバランスが解
消されて完全に閉まる。
【0017】吸込グリル8を昇降させるために昇降用モ
ータ34、ギヤ41a、41b、シャフト30、クラッ
チ33などから成る駆動系47は、図1に示すように、
ユニット本体3の開口部内に延在する支持板36上にま
とめて配置されている。
【0018】つぎに、実施形態の動作を説明する。
【0019】例えば、ワイヤレスリモコンに吸込グリル
8の「上昇」・「停止」・「下降」を行うためのボタン
を設け、このボタンを目的に応じて押す。ワイヤレスリ
モコンのスイッチやボタンを操作すると、ワイヤレスリ
モコンから信号が発信される。この信号を受信部44で
受信し、信号に応じた天井埋込型空気調和機の制御を行
う。下降ボタンを押すと、昇降用モータ34が正回転し
て、駆動系47が駆動され、吊紐22が繰り出されて、
吸込グリル8が降下を開始する。次に、停止ボタンを押
すと、昇降用モータ34が停止して吸込グリル8が降下
を停止し、さらに、下降ボタンを押すと、昇降用モータ
34が今度は逆回転して、吸込グリル8が上昇に転じ
る。
【0020】吸込グリル8が上昇に転じた後、この吸込
グリル8が上限位置に到達すると、上限位置検出センサ
45が作動し、これと同時にタイマー43が作動し、X
秒(例えば0.3〜2秒)経過後に、昇降用モータ34
の逆回転が停止されて、吸込グリル8の上昇が停止され
る。
【0021】吊紐22a、22bによる吸込グリル8の
吊上げ時には、必ずしも、2本の吊紐22a、22bの
長さが等しくならないことに起因して、場合によって
は、吸込グリル8が傾いた状態で吊上げられることがあ
る。
【0022】しかして、吸込グリル8が傾いた状態で吊
上げられたとしても、上限位置検出センサ45が作動し
てから所定時間(X秒)経過した後に、昇降用モータ3
4の逆回転が停止されているので、それまでの間はすべ
ての吊紐22が完全に巻き取られるまで、ドラム24の
回転は継続されるので、吸込グリル8は水平になるまで
完全に吊上げられ、化粧パネル7に密着される。この場
合に、吊紐22a、22bのうち、すでに巻き取られて
いるドラム25Aまたは25Bにあっては、上述したよ
うにドラム25の内周壁をシャフト30が空回りする。
【0023】次に、吸込グリル8の降下の過程では、下
降ボタンを押すことにより吸込グリル8は降下し、停止
ボタンを押すと、吸込グリル8が降下を停止し、任意の
位置で吸込グリル8の一時停止が可能である。図3では
図示を省略したが、吸込グリル8の上部には、図4と同
様に空気清浄用のフィルタが装着されるので、図示のよ
うに、吸込グリル8を天井面16から引き下ろして、途
中で一時停止させたときには、フィルタの交換、清掃等
の作業を低所で行うことができる。従って、高所で作業
する場合に比べ、作業が簡単にできるばかりでなく、作
業の安全性を向上させることができる。
【0024】上昇した吸込グリル8は、図示を省略した
吸込グリルロック手段を介して、化粧パネルに固定する
ような構成をしてもよいが、このロック手段は必須のも
のではなく、本実施形態では省略している。尚、簡単な
吸込グリルロック手段として化粧パネルにマグネットを
設け、このマグネットで吸込グリル8をロックすること
は可能である。
【0025】要するに、昇降用モータ34を駆動するこ
とにより、シャフト30が回転し、このシャフト30に
連結されたドラム24及び25が回転し、このドラム2
4及び25に巻回された吊紐22が繰り出し/巻き戻し
され、これにより吸込グリル8が自動的に昇降されるの
で、空気清浄用のフィルタ21をメンテナンスする時に
は、低所に引き下ろしてからメンテナンスすることがで
きる。
【0026】また、この構成によれば、昇降用モータ3
4は1つ設ければ良いのでコストの増大は少なくて済
み、昇降用モータ34を複数台設ける場合に比べ、構造
は簡単で、故障の少ないものになる。また、過大な負荷
がかかった場合には、クラッチが動作し、ドラム25
A、25Bの内周壁をシャフトが空回りするので、昇降
用モータ34の焼損は防止される。
【0027】また、吊紐22を4本使い、それぞれ一方
の端を吸込グリル8の四隅に接続し、他方の端をそれぞ
れクラッチを介して駆動される4つのドラム24に接続
し、吊紐22をそれぞれ繰り出し/巻き戻して吸込グリ
ル8を昇降自在にするという機構の場合、吸込グリル8
を天井面から引き下ろした時、4本の吊紐22の長さが
それぞれに異なる長さで停止し、吸込グリル8のバラン
スが悪いことがある。例えば、吸込グリル8の1隅が上
がった状態や1隅が下がった状態などがある。本実施形
態で、このような吸込グリル8にアンバランスを生じ吸
込グリル8が傾いているようなときには、それぞれ2本
の吊紐22がそれぞれ吸込グリル8の辺2箇所のプーリ
に掛け渡され、吊紐22が2箇所のグリルプーリ28間
を移動することができるので、手で吸込グリル8の傾き
を正せば、吸込グリル8は簡単に直り、その直された位
置に保たせることができる。従って、前述の吊紐22を
4本使った場合に比べ、吸込グリル8の傾きは少なく、
吸込グリル8を天井面から引き下ろしてのフィルタ21
の交換、清掃等の作業を行う時、より吸込グリル8の傾
きの少ない状態で行うことができる。また、クラッチ3
3は2つ設ければ良いので、吊紐22を4本使っていた
場合に比べ、クラッチ33が2つ減って構造が簡単にな
り、且つ、コストの低減になる。
【0028】また、吊紐22の最終巻き取り時に、例え
ば、2本の吊紐22の長さにアンバランスが生じても、
吸込グリル8の最終巻き戻し時には、ドラム25A、2
5Bのいずれかが停止してその内周壁をシャフトが空回
りすることにより、吊紐22の長さのアンバランスが吸
収されるので、吸込グリル8は化粧パネル7に完全に密
着し、そこに隙間が生じることはない。
【0029】また、図5に示すようにグリルプーリ28
にスリット29を設ければ、吊紐22をこのスリット2
9に通してグリルプーリ28から外すことができる。吊
紐22がグリルプーリ28から外れれば、吊紐22で化
粧パネル7とつながっていた吸込グリル8を簡単に分離
することができる。これにより、吸込グリル8のメンテ
ナンスや吸込グリル8の交換等が簡単になるばかりでな
く、天井埋込型空気調和機本体の故障の修理やメンテナ
ンスのときなど、作業のじゃまにならず、やり易くな
る。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、吸込グリルを引き下げ
可能としているので、空気清浄用のフィルタをメンテナ
ンスするときには、それを低所に下ろしてからメンテナ
ンスすることができ、従来のように、高所での作業に比
べ、作業が簡単になるとともに、作業の安全性を向上さ
せることができる。また、昇降用モータは一つ設ければ
よいので、コストの増大は少なくて済み、昇降用モータ
を複数台設ける場合に比べ、構造は簡単で、故障の少な
いものになる。
【0031】また、吊紐を4本使い、それぞれ一方の端
を吸込グリルの四隅に接続し、他方の端を4つのドラム
に接続し、吊紐をそれぞれ繰り出し/巻き戻して吸込グ
リルを昇降自在にするという機構の場合、吸込グリルを
天井面から引き下ろした時、4本の吊紐の長さがそれぞ
れに異なる長さで停止し、吸込グリルのバランスが悪い
ことがある。例えば、吸込グリルの1隅が上がった状態
や1隅が下がった状態などがある。本実施形態で、この
ような吸込グリルにアンバランスを生じ吸込グリルが傾
いているようなときには、それぞれ2本の吊紐がそれぞ
れ吸込グリルの辺2箇所のプーリに掛け渡され、吊紐が
2箇所のグリルプーリ間を移動することができるので、
手で吸込グリルの傾きを正せば、吸込グリルは簡単に直
り、その直された位置に保たせることができる。従っ
て、前述の吊紐を4本使った場合に比べ、吸込グリルの
傾きは少なく、吸込グリルを天井面から引き下ろしての
フィルタの交換、清掃等の作業を行う時、より吸込グリ
ルの傾きの少ない状態で行うことができる。また、クラ
ッチは2つ設ければ良いので、吊紐を4本使っていた場
合に比べ、クラッチが2つ減って構造が簡単になり、且
つ、コストの低減になる。
【0032】また、吊紐の最終巻き戻し時に、吊紐の巻
き取り長さにアンバランスが生じても、吸込グリルの最
終巻き戻し時には、吊紐の一端が固定される第2のドラ
ムが停止してその内周壁をシャフトが空回りし、吊紐の
他端が接続された第1のドラムに吊紐が巻き取られるこ
とにより、吊紐の巻き取り長さのアンバランスが吸収さ
れるので、吸込グリルは化粧パネルに完全に密着させる
ことができる。
【0033】また、吸込グリルのプーリにスリットを設
けたことにより、吸込グリルのプーリに掛け渡されてい
る吊紐をこのスリットに通して吸込グリルのプーリから
外すことができる。吊紐が吸込グリルのプーリから外れ
れば、吊紐で化粧パネルとつながっていた吸込グリルを
簡単に化粧パネルから分離することができる。これによ
り、吸込グリルのメンテナンスや吸込グリルの交換等が
簡単になるばかりでなく、空気調和機本体の故障の修理
やメンテナンスのときなど、作業のじゃまにならず、や
り易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による天井埋込型空気調和機の一実施形
態を示す斜視図である。
【図2】本発明の吸込グリルを示す平面図である。
【図3】本発明の吸込グリルを吊下げた状態を示す斜視
図である。
【図4】天井埋込型空気調和機の縦断面図である。
【図5】本発明の吸込グリルのプーリの斜視図である。
【符号の説明】
1 天井埋込型空気調和機 8 吸込グリル 22 吊紐 24 固定された第1のドラム 25 空回りする第2のドラム 29 スリット 30 シャフト 33 クラッチ 34 昇降用モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧パネルに収納されプーリが設けられ
    た吸込グリルと、前記化粧パネルに設けられ昇降用モー
    タにより回転駆動されるシャフトと、前記シャフトに固
    定された第1のドラムと、前記シャフトに対して回転可
    能に取り付けられた第2のドラムと、前記シャフトの回
    転力を摩擦力により前記第2のドラムに伝達する回転力
    伝達手段と、前記第1のドラムに一端が固定されると共
    に前記第2のドラムに他端が固定され前記プーリに掛け
    渡される吊紐とを備える空気調和機。
  2. 【請求項2】 化粧パネルに昇降自在に支持した吸込グ
    リルと、この吸込グリルを昇降自在に吊り下げる吊紐
    と、この吊紐が巻回されたドラムと、このドラムを取り
    付けたシャフトと、このシャフトに連結した昇降用モー
    タとを有する空気調和機において、 吸込グリルには対向する2辺にプーリを設け、シャフト
    には固定された第1のドラムと空回りする第2のドラム
    とシャフトに固定された固定部とが連結され、第1のド
    ラムはシャフトの回転と共に回転し、第2のドラムは固
    定部とクラッチとを介した連結により所定以内の負荷ま
    ではシャフトの回転と共に回転、所定以上の負荷がかか
    るとドラムの内周壁をシャフトが空回りし、このような
    第1のドラムと第2のドラムとを一対とする2組がシャ
    フトに設けられ、吊紐は吸込グリルのそれぞれの辺に設
    けられたプーリに掛け渡され、2本の吊紐の両端はそれ
    ぞれ第1のドラムと第2のドラムに巻回され、これによ
    り吸込グリルが吊り下げられていることを特徴とする空
    気調和機。
  3. 【請求項3】 前記プーリに前記吊紐を外すことのでき
    るスリットを設けたことを特徴とする請求項1または2
    記載の空気調和機。
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