JP4854249B2 - 天井埋込型空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吊りロープを介して昇降可能に吸込みグリルを設けた天井埋込型空気調和装置に関する。
従来、天井埋込型空気調和装置において、吸込空気の塵等を除去するフィルタを備えた吸込みグリルを吊りロープ(紐)によって吊り下げ、この吊りロープを巻き取り及び繰り出すことによって吸込グリルを昇降させ、フィルタ交換作業等のメンテナンスを容易にしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−148390号公報
このような天井埋込型空気調和装置においては、安定した昇降動作を実現するため、効率よく吊りロープを取り回す必要がある。しかしながら、吊りロープの取り回し位置は、吊りロープの巻き取り及び繰り出しを行う昇降装置の位置や昇降装置からの吊りロープの引き出し方向等に制限される。このため、天井埋込型空気調和装置の仕様毎に吊りロープの取り回しを決めなければならず、効率が悪いという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、吊りロープを介して吸込みグリルを昇降可能な天井埋込型空気調和装置において、吊りロープの取り回しの自由度を高めることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、熱交換器、及び送風機が収納された本体に化粧パネルを設け、この化粧パネルには昇降装置により巻き取り・繰り出しされる吊りロープを介して昇降可能に吸込みグリルを設けた天井埋込型空気調和装置において、前記昇降装置は、前記吊りロープの巻取部を収納した横長の外装ケースを備え、この横長の外装ケースには、当該外装ケースの短手一方向に、前記巻取部により巻き取り・繰り出しされる吊りロープを案内可能な第1のローラと、前記外装ケースの短手他方向に、前記巻取部により巻き取り・繰り出しされる吊りロープを案内可能な第2のローラとを配置し、前記巻取部は、前記吊りロープを巻き取る複数のボビンを同軸に重ねた構成を有し、前記第1のローラは、複数のボビンにより巻き取り・繰り出しされる複数の吊りロープを個別に案内可能な複数の案内溝を有し、複数の吊りロープの一方は、前記第1のローラの一方の案内溝を介して当該外装ケースの短手一方向に導出し、複数の吊りロープの他方は、前記第1のローラの他方の案内溝、又は前記第2のローラを介して、外装ケースの短手一方向、又は外装ケースの短手他方向のいずれかに選択的に導出することを特徴としている。
ここで、吸込みグリルとは、それ自体に空気を通す複数の孔が形成されたものに限定されない。すなわち、それ自体には孔が形成されておらず、上端位置まで上昇した場合において側方に空気を通す空間を形成する、いわゆるセンターパネルを含む。また、吊りロープは、吸込みグリルの昇降に要する強度を有するものであればよく、いわゆるロープに加え、一本の糸からなるものや、複数の糸を編んだ紐を含む。
さらに、上記発明において、前記昇降装置は、前記化粧パネルの中央開口に設けられた内パネルに固定され、前記吊りロープは、この内パネルの貫通孔を貫通して吸込みグリル側に引き出され、前記貫通孔は、ノックアウトホール形状に形成された構成としてもよい。
さらにまた、上記発明において、前記昇降装置は、前記化粧パネルの中央開口に設けられた内パネルの上面に固定され、前記内パネルは、前記昇降装置を上からビス止めするためのビス受け部を有する構成としてもよい。
本発明によれば、吊りロープを介して昇降可能に吸込みグリルを設けた天井埋込型空気調和装置において、昇降装置が、その横長の外装ケースの短手一方向に吊りロープを案内可能な第1のローラと、外装ケースの短手他方向に吊りロープを案内可能な第2のローラとを配置した構成を有するので、昇降装置の短手方向において、2方向のうち任意の方から吊りロープを引き出すことができる。これにより、吊りロープの取り回しにおける自由度が格段に向上する。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態に係る天井埋込型空気調和装置の構成を示す斜視図である。
天井埋込型空気調和装置の本体1の下端には、両端に吹出口7を有する化粧パネル9が固定される。化粧パネル9の中央は略矩形に開口し、この中央開口内に熱交換器3及び送風機5等が収容される。また、化粧パネル9の中央開口には、両側に吸込口15としての空間を残すように、板金製のセンターパネル17が上記中央開口を塞ぐよう設けられる。
図1及び図2に示すように、センターパネル17には、吸込空気を浄化するフィルタ13が支持され、これらは一体となって、四本の吊りロープ19A、19B、19C、19Dを介して昇降自在に吊持されている。
また、化粧パネル9の中央開口内には昇降装置23が配設される。昇降装置23は、横長の外装ケースを有し、この外装ケースの短手方向と中央開口の長手方向とが略一致する向きに取り付けられる。昇降装置23は、吊りロープ19A、19B、19C、19Dの巻き取り動作及び繰り出し動作を行い、センターパネル17を昇降させる。
図2に示すように、センターパネル17が化粧パネル9の中央開口に収納された状態で、センターパネル17の両側に形成される吸込口15から、図2中に矢印で示すように室内の空気が吸い込まれる。すると、この空気はフィルタ13を通って浄化され、送風機5に吸い込まれて吐出され、熱交換器3を通って熱交換された後、化粧パネル9の両端の吹出口7から室内へ吐出される。
なお、本第1の実施の形態に係る天井埋込型空気調和装置は、その表面に空気を通すための孔を有しないセンターパネル17を昇降させるものであるが、上述のように吸込口15を形成することにより、いわゆる吸込みグリルと同等に機能する。すなわち、本第1の実施の形態では、本発明の吸込みグリルの一態様としてセンターパネル17を用いた場合を例示する。
図3に示すように、昇降装置23は、本体1の長手方向の一端部に寄った位置において、内パネル30の上に載せられて固定される。内パネル30は、本体1が有する中央開口において下側に露出する樹脂製のパネルである。
図4に示すように、昇降装置23の本体側端部は下方に延伸され、その先端は折り曲げ加工されて水平面をなし、この水平面にはビス穴23Aが穿設されている。また、このビス穴23Aに対応して、内パネル30にはビス受け部としてのボス31が配設される。
図5に示すように、ボス31にはビスを受ける穴が形成されているので、昇降装置23を内パネル30の上に載せ、ボス31とビス穴23Aの位置を合わせてビス止めすることにより、昇降装置23が固定される。
ここで、昇降装置23を固定するビスは内パネル30の上面にのみ露出し、内パネル30の下面、すなわち化粧パネル9の中央開口に露出する面からはビスが見えないので、本体1の美観が損なわれないという利点がある。
そして、図3に示すように、昇降装置23からは吊りロープ19A、19B、19C、19Dが引き出され、センターパネル17を吊持する。4本の吊りロープ19A、19B、19C、19Dは、いずれも昇降装置23の一側面より引き出されて略水平に案内された後、内パネル30に取り付けられた上ロープガイド22に巻き掛けられる。
図6に示すように、上ロープガイド22は、吊りロープ19A、19B、19C、19Dが巻き掛けられるプーリ22Aを有し、このプーリ22Aによって吊りロープ19A、19B、19C、19Dを下方に案内する。上ロープガイド22は、角柱状に形成されたカラー22Bを有し、このカラー22Bには貫通孔が設けられ、プーリ22Aにより案内された吊りロープ19A、19B、19C、19Dはカラー22Bの貫通孔を通って引き出される。
図3に示すように、内パネル30の上面には、上ロープガイド22を取り付けるためのガイド取付部33が設けられる。
図9Aに詳細に示すように、ガイド取付部33にはビスを受けるボス34が立設され、ボス34の隣には角形の凹部が形成され、この凹部の底面にノックアウトホール35が形成される。ノックアウトホール35は円形のリブを有し、本体1の組み立て前においては塞がれており、上ロープガイド22を取り付ける際に、図9Bに示すように円形のリブの内側に孔が穿設される。
図9Cに示すように、上記角形の凹部には、上ロープガイド22のカラー22Bが上方から嵌め込まれる。ここで、上ロープガイド22の基台部に形成されたビス穴を通してボス34にビス止めすることにより、上ロープガイド22の基台部が内パネル30に固定される。
このようにガイド取付部33に上ロープガイド22を取り付けると、ノックアウトホール35に穿設された穴からカラー22Bの貫通孔が露出し、この貫通孔を通って吊りロープ19A、19B、19C、19Dが下方へ引き出される。
図3に示すように、上ロープガイド22によって下方に案内された吊りロープ19A、19B、19C、19Dは、センターパネル17の四つのコーナー部にそれぞれ取り付けられた4個の下ロープガイド20に係合する。吊りロープ19A、19B、19C、19Dは、下ロープガイド20により向きを変えられてセンターパネル17の長手方向に沿って延び、2本づつ連結される。
すなわち、センターパネル17の長手方向に対向する2個の下ロープガイド20によって各々案内された吊りロープ19Aと吊りロープ19Cとがスプリング21を介して連結され、同様に、吊りロープ19Bと吊りロープ19Dとがスプリング21を介して連結される。
図6及び図7に示すように、吊りロープ19A、19B、19C、19Dの先端にはフック50が固定されており、このフック50をスプリング21の端部に引っ掛けて固定することで、吊りロープ19A、19B、19C、19Dがスプリング21に連結される。
このスプリング21の作用により、センターパネル17の上昇時に、センターパネル17及びフィルタ13を水平な状態で吊り上げ、化粧パネル9の中央開口に確実に収容できるという利点がある。すなわち、センターパネル17が長手方向に傾いて化粧パネル9の中央開口に収納される場合、センターパネル17の傾きにより上方側となった吊りロープに対して昇降駆動装置23から巻き取り力が作用し、この巻き取り力によりスプリング21が伸長する。スプリング21が伸長されることで、センターパネル17の傾きにより下方側となった吊りロープが巻き取られる。この動作により、センターパネル17の傾きが徐々に解消され、センターパネル17及びフィルタ13が、水平状態で化粧パネル9の中央開口内に収納される。
また、下ロープガイド20に巻き掛けられた吊りロープ19Aと吊りロープ19C、及び、吊りロープ19Bと吊りロープ19Dは、スプリング21を介して連結されて各々ループを構成するので、センターパネル17は、その長手方向に延びる2本のループによって吊持される。従って、仮に、一方のループを構成する吊りロープが切れたとしても、センターパネル17はもう一方のループによって吊持された状態を保ち、落下しない。この場合、センターパネル17は、異常がない側のループを中心として回転・揺動する可能性があるが、その回転半径はセンターパネル17の短手方向のサイズ以下であるため、センターパネル17が動く範囲は最小限に抑えられる。
さらに、吊りロープ19A、19B、19C、19Dのいずれかが切れた場合、切れた吊りロープにスプリング21を介して連結された他の吊りロープの端部が解放されてしまうが、当該吊りロープに固定されたフック50及びスプリング21が下ロープガイド20に引っかかることで、当該吊りロープが下ロープガイド20から脱落することはない。従って、吊りロープ19A、19B、19C、19Dのいずれか1本が切れたとしても、センターパネル17は他の3本の吊りロープにより吊持され、速やかに静止する。
続いて、昇降装置23の構成について説明する。
図6の断面視図及び図7の正面図に示すように、昇降装置23は横長の外装ケースを有し、この外装ケース内に駆動部40を備える。駆動部40は、上記外装ケースの長手方向両端に配設される一対の駆動機構40A、40Bにより構成される。駆動機構40Aは、吊りロープ19A、19Cの巻き取り及び繰り出しを行い、駆動機構40Bは吊りロープ19B、19Dの巻き取り及び繰り出しを行う。
駆動機構40Aは、図示しない制御部の制御に従って正転及び逆転動作するモータ41と、モータ41の駆動力により回転する複数のギアからなる駆動輪列42とを備える。モータ41の回転軸にはピニオンギアが固定され、このピニオンギアには駆動輪列42が有する傘歯ギアが噛み合い、モータ41の回転に伴って傘歯ギアが水平方向に回転する。そして、この傘歯ギアの回転は、駆動輪列42が有する別のギアを介して巻取部43に伝達される。
巻取部43は、駆動輪列42が有するギアに噛み合うギアと、吊りロープ19Aを巻き取るボビンと、吊りロープ19Cを巻き取るボビンとが同軸に重ねて固定された構成を有し、これらギア及び2個のボビンは一体に回転する。吊りロープ19Aを巻き取るボビンと、吊りロープ19Cを巻き取るボビンとは異なる高さ位置にあり、吊りロープ19Aと吊りロープ19Cはボビンから平行に引き出され、ローラ44に巻き掛けられて略直角に向きを変えて案内されて、一対のローラ45、46の間を通る。
一方、昇降装置23の外装ケースの正面、すなわち化粧パネル9の中央開口の中心に向かう面には、ロープ取出口47が設けられる。ロープ取出口47は、昇降装置23内の駆動部40から吊りロープを引き出すための貫通孔を有し、駆動機構40A側には吊りロープ19A、19Cに対応して2個の孔を有するロープ取出口47が形成され、駆動機構40B側にも吊りロープ19B、19Dに対応する2個の孔を有するロープ取出口47が形成される。
さらに、昇降装置23の反対側の面、すなわち背面には、ロープ取出口48が設けられる。ロープ取出口48は、昇降装置23内の駆動部40から吊りロープを引き出すための貫通孔を有し、駆動機構40A側には、吊りロープ19Aに対応して1個の孔を有するロープ取出口48が形成され、駆動機構40B側には、吊りロープ19Bに対応して1個の孔を有するロープ取出口48が形成される。
このように、昇降装置23の外装ケースにおいて、その短手方向の一方の面にはロープ取出口47が形成され、他方の面にはロープ取出口48が形成されており、これらロープ取出口47、48から後述するようにロープ19A、19B、19C、19Dを引き出すことができる。
そして、駆動機構40Aが備える一対のローラ45、46のうち、第1のローラとしてのローラ45は、吊りロープ19A、19Cに対してロープ取出口47側に位置し、第2のローラとしてのローラ46は、ロープ取出口48側に位置する。
図8は、ローラ45、46の断面図である。図8に示すように、ローラ45の周面には異なる高さ位置において、上から順に案内溝45A、45Bが形成される。例えば、吊りロープ19Cが巻取部43の上側のボビンに巻き取られ、吊りロープ19Aが巻取部43の下側のボビンに巻き取られる場合、案内溝45Aは吊りロープ19Cを巻き掛けることが可能な高さ位置にあり、案内溝45Bは吊りロープ19Aを巻き掛けることが可能な高さ位置にある。従って、ローラ45に吊りロープ19A、19Cの両方を同時に巻き掛けた場合、吊りロープ19A、19Cはローラ45の周面において互いに接触しないよう個別に案内され、吊りロープ19A、19Cを確実に巻き取り・繰り出すことができる。
また、ローラ46の周面には、吊りロープ19Aの高さ位置に合わせて案内溝46Aが形成され、この案内溝46Aに吊りロープ19Aを巻き掛けることが可能である。
このように、駆動機構40Aが有するローラ45は、昇降装置23の外装ケースの短手一方向に吊りロープ19A、19Cを案内し、ローラ46は、昇降装置23の外装ケースの短手他方向に吊りロープ19Aを案内する。すなわち、吊りロープ19Aは、ローラ45の案内溝45Bを介してロープ取出口47へ案内することも、ローラ46の案内溝46Aを介してロープ取出口48へ案内することも可能であり、吊りロープ19Cは案内溝45Aを介してロープ取出口47へ案内される。
本第1の実施の形態において、吊りロープ19A、19Cはいずれもローラ45に巻き掛けられ、略直角に向きを変えて案内され、ロープ取出口47から引き出される。
さらに、駆動機構40Aには、ローラ46からロープ取出口48に至る線に沿って仕切板49が配設される。仕切板49は、ローラ46からロープ取出口48へ延びる吊りロープ19A、19Cのいずれかを、巻取部43に接触しないよう案内する。
また、ローラ44とローラ45、46との間にはロープ切れ検出部51が配設される。ロープ切れ検出部51は、吊りロープ19A、19Cに各々対応する2個の板体を有し、これら2個の板体には吊りロープ19A、19Cを通す貫通孔が形成され、さらに、上記2個の板体は吊りロープ19A、19Cに向けて付勢される。また、ロープ切れ検出部51は、上記2個の板体の位置に応じてON/OFFされるスイッチを有する。
吊りロープ19A、19Cがともにスプリング21に連結されてたるみなく張られた状態では、上記板体の付勢力と吊りロープ19A、19Cの張力とが抗して、板体の貫通孔の縁が吊りロープ19A、19Cに接して安定する。ここで吊りロープ19Aが切れた場合、吊りロープ19Aに接している板体が、その付勢力によって移動して、この移動によって上記スイッチが切り替わる。同様に、吊りロープ19Cが切れた場合、吊りロープ19Cに接している板体が移動し、この移動によって上記スイッチが切り替わる。従って、ロープ切れ検出部51が備えるスイッチのON/OFF状態を制御部(図示略)で検出することで、吊りロープ19A、19Cの異常を検出できる。
駆動機構40Bは、駆動機構40Aと同様に、モータ41、駆動輪列42、巻取部43、及びローラ44、45、46等を備えて構成され、昇降装置23の外装ケースの長手方向中央に対し、駆動機構40Aと対称に構成される。駆動機構40Bの巻取部43が有するボビンには吊りロープ19B、19Dが巻き取られており、これら吊りロープ19B、19Dは、ローラ45、46の間を通る。吊りロープ19Bは、ローラ45に巻き掛けられてロープ取出口47から引き出され、或いはローラ46に巻き掛けられてロープ取出口48から引き出される。また、吊りロープ19Dはローラ45を介してロープ取出口47から引き出される。
以上のように構成される昇降装置23は、駆動機構40A及び駆動機構40Bが有する2個のモータ41を正転(若しくは逆転)させることにより、吊りロープ19A、19B、19C、19Dを繰り出してセンターパネル17を下降させることができ、さらにモータ41を逆転(若しくは正転)させることにより、吊りロープ19A、19B、19C、19Dを巻き取ってセンターパネル17を上昇させることができる。
上述したように、昇降装置23においては、その外装ケースの短手一方向に吊りロープ19A、19B、19C、19Dを引き出すことが可能であり、さらに、吊りロープ19A、19Bは、外装ケースの短手他方向に引き出すことも可能であり、吊りロープの取り回しにおける自由度が極めて高い。このため、本第1の実施の形態においては、昇降装置23の一方側の面に形成されたロープ取出口47から4本の吊りロープ19A、19B、19C、19Dを引き出せば、昇降装置23からセンターパネル17の四つのコーナー部に配設された下ロープガイド20まで、効率よく吊りロープ19A、19B、19C、19Dを取り回すことができる。
なお、本第1の実施の形態では、昇降装置23が化粧パネル9の中央開口の端部に固定され、昇降装置23の正面に設けられたロープ取出口47から全ての吊りロープ19A、19B、19C、19Dを引き出す場合について説明した。しかしながら、上述したように、吊りロープ19A、19Bは、昇降装置23の背面のロープ取出口48から引き出すことが可能であり、これにより、例えば昇降装置23が中央開口の略中央に配設された場合にも対応できる。以下、この場合について第2の実施の形態として説明する。
[第2の実施の形態]
図10は、本発明を適用した第2の実施の形態に係る天井埋込型空気調和装置の構成を示す斜視図である。この天井埋込型空気調和装置は、化粧パネル9の中央開口内に2個の送風機5が長手方向に並べて配設され、これら2個の送風機5の間、すなわち中央開口の略中央に、昇降装置23が配設される。昇降装置23は、その外装ケースの短手方向が中央開口の長手方向に略一致するよう取り付けられる。
図11に示すように、センターパネル17を吊り下げる吊りロープ19A、19B、19C、19Dのうち、吊りロープ19A、19Bが昇降装置23の背面のロープ取出口48から引き出され、吊りロープ19C、19Dが昇降装置23の正面のロープ取出口47から引き出される。
これら吊りロープ19A、19B、19C、19Dは、内パネル30の四つのコーナー部に各々取り付けられた4個の上ロープガイド22に巻き掛けられ、内パネル30を貫通して下方に延び、センターパネル17に配設された下ロープガイド20によってセンターパネル17の長手方向に案内されてループをなし、センターパネル17を吊持する。
図12に示すように、昇降装置23が有する駆動機構40Aにおいては、巻取部43のボビンに巻き取られた吊りロープ19A、19Cのうち、吊りロープ19Aがローラ46に巻き掛けられてロープ取出口48へ案内され、吊りロープ19Cがローラ45に巻き掛けられてロープ取出口47へ案内される。ロープ取出口48へ案内される吊りロープ19Aと巻取部43との間は仕切板49によって仕切られており、吊りロープ19Aは巻取部43に接触しない。
同様に、駆動機構40Bにおいては、吊りロープ19B、19Dのうち吊りロープ19Bがローラ46に巻き掛けられてロープ取出口48へ案内され、吊りロープ19Dがローラ45に巻き掛けられてロープ取出口47へ案内される。また、吊りロープ19Bと巻取部43との間は仕切板49によって仕切られる。
昇降装置23は、中央開口の長手方向両端部に向かう2つの面にロープ取出口47及びロープ取出口48を備え、吊りロープ19C、19Dをロープ取出口47から引き出すとともに、吊りロープ19A、19Bは、ロープ取出口47、48のうち任意の側から引き出し可能である。このため、本第2の実施の形態のように、昇降装置23が化粧パネル9の中央開口の略中央に配設された場合には、ロープ取出口47、48から2本づつ対称に吊りロープを引き出せばよい。
これにより、化粧パネル9の中央開口のどの位置に昇降装置23を固定しても、無理なく吊りロープ19A、19B、19C、19Dを取り回して、吊りロープ19A、19B、19C、19Dに加わる負荷を抑え、安定した昇降動作を行うことができる。
なお、上述した第1及び第2の実施の形態は、本発明の一実施態様を示すものであり、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記第1及び第2の実施の形態に係る天井埋込型空気調和装置は、2つの吹出口7を有する二方向型の空気調和装置としたが、1つの吹出口を有する一方向側の空気調和装置や、4つの吹出口を有する四方向型の空気調和装置においても本発明を適用可能である。また、上記第1及び第2の実施の形態に係る天井埋込型空気調和装置は、化粧パネル9の中央開口を塞ぎつつ、その側方に吸込み口を形成するセンターパネル17を昇降させるものとしたが、センターパネル17に代えて、格子孔を有する吸込グリルを用いることも勿論可能である。
さらに、上記第1及び第2の実施の形態において、昇降装置23は、それぞれ2本の吊りロープを駆動する駆動機構40A、40Bを備えたものとして説明したが、例えば、駆動機構40A、40Bがそれぞれ3本またはそれ以上の吊りロープを駆動するものであってもよい。この場合、ローラ46及びロープ取出口47に、吊りロープの数に応じた案内溝を設け、ロープ取出口47及びロープ取出口48に、吊りロープの数に応じた孔を設けておけば、上記第1及び第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
また、昇降装置23が、駆動機構40A、40Bと同様に構成される駆動機構をさらに多く備える構成としてもよく、その他の細部構成についても任意に変更可能である。
本発明を適用した第1の実施の形態に係る天井埋込型空気調和装置の概略構成を示す斜視図である。 天井埋込型空気調和装置の本体の横断面図である。 センターパネルの吊り下げ状態を示す要部斜視図である。 昇降装置の取り付け状態を示す要部分解斜視図である。 内パネルの要部を拡大して示す斜視図である。 昇降装置の構成を示す断面視図である。 昇降装置の構成を示す正面図である。 昇降装置が有するローラの構成を示す断面図である。 内パネルの要部を拡大して示す斜視図である。 本発明を適用した第2の実施の形態に係る天井埋込型空気調和装置の概略構成を示す斜視図である。 センターパネルの吊り下げ状態を示す要部斜視図である。 昇降装置の構成を示す断面視図である。
符号の説明
1 本体
9 化粧パネル
13 フィルタ
17 センターパネル
19A、19B、19C、19D 吊りロープ
20 下ロープガイド
22 上ロープガイド
23 昇降装置
30 内パネル
31 ボス(ビス受け部)
33 ガイド取付部
35 ノックアウトホール
40 駆動部
40A、40B 駆動機構
43 巻取部
44 ローラ
45 ローラ(第1のローラ)
46 ローラ(第2のローラ)
45A、45B、46A 案内溝
47、48 ロープ取出口

Claims (3)

  1. 熱交換器、及び送風機が収納された本体に化粧パネルを設け、この化粧パネルには昇降装置により巻き取り・繰り出しされる吊りロープを介して昇降可能に吸込みグリルを設けた天井埋込型空気調和装置において、
    前記昇降装置は、前記吊りロープの巻取部を収納した横長の外装ケースを備え、この横長の外装ケースには、当該外装ケースの短手一方向に、前記巻取部により巻き取り・繰り出しされる吊りロープを案内可能な第1のローラと、前記外装ケースの短手他方向に、前記巻取部により巻き取り・繰り出しされる吊りロープを案内可能な第2のローラとを配置し
    前記巻取部は、前記吊りロープを巻き取る複数のボビンを同軸に重ねた構成を有し、前記第1のローラは、複数のボビンにより巻き取り・繰り出しされる複数の吊りロープを個別に案内可能な複数の案内溝を有し、複数の吊りロープの一方は、前記第1のローラの一方の案内溝を介して当該外装ケースの短手一方向に導出し、複数の吊りロープの他方は、前記第1のローラの他方の案内溝、又は前記第2のローラを介して、外装ケースの短手一方向、又は外装ケースの短手他方向のいずれかに選択的に導出すること
    特徴とする天井埋込型空気調和装置。
  2. 前記昇降装置は、前記化粧パネルの中央開口に設けられた内パネルに固定され、前記吊りロープは、この内パネルの貫通孔を貫通して吸込みグリル側に引き出され、前記貫通孔は、ノックアウトホール形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の天井埋込型空気調和装置。
  3. 前記昇降装置は、前記化粧パネルの中央開口に設けられた内パネルの上面に固定され、前記内パネルは、前記昇降装置を上からビス止めするためのビス受け部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の天井埋込型空気調和装置。
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