JP3507601B2 - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents

天井埋込型空気調和機

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JP3507601B2
JP3507601B2 JP29207595A JP29207595A JP3507601B2 JP 3507601 B2 JP3507601 B2 JP 3507601B2 JP 29207595 A JP29207595 A JP 29207595A JP 29207595 A JP29207595 A JP 29207595A JP 3507601 B2 JP3507601 B2 JP 3507601B2
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grill
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、天井に設置される
ユニット本体を有する天井埋込型空気調和機の吸込グリ
ルの取付け構造に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、天井設置の化粧パネルに吸込グ
リルを設け、この吸込グリルにはフィルタを設けた天井
埋込型空気調和機は知られている(特開平2−2339
20号公報)。この種のものは、化粧パネルから吸込グ
リルを取り外すことにより、フィルタを取り外すことが
できるので、それ以前のものに比べると、フィルタの清
掃時に当該フィルタを着脱する作業が簡単になるという
利点がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、天井埋
込型の空気調和機では、化粧パネルや吸込グリルは当然
に天井に設置されるので、上述した吸込グリルの取り外
し作業は高所での作業になるので、フィルタの着脱が簡
単になったとしても、当該フィルタの交換があまり行わ
れず、空気調和機の性能が十分に発揮されないまま運転
が継続される事態が発生するという問題がある。 【0004】この問題を解消するために、化粧パネルの
下面に対し、昇降用モータを用いて吸込グリルを昇降自
在に支持することが考えられる。そうすればフィルタの
交換時には、その吸込グリルを低所に降下させることが
できるので、低所においてフィルタ交換をすることがで
きる。上記構成とした場合には吸込グリル昇降用の操作
系が必要になるが、この操作系は任意の位置で吸込グリ
ルを停止させることができるようなものでなければなら
ない。吸込グリルを複数本の吊り紐などで昇降自在に支
持する場合などでは、その吊り紐の長さのアンバランス
に起因して、吸込グリルの上限位置で吸込グリルが傾い
たままとなり、化粧パネルと吸込グリルとの間に隙間が
生じるなどのおそれがある。 【0005】また、複数の空気調和機を天井に設置して
いるような場合には、複数の吸込グリルを時間差をおい
て、ほぼ同時に降下させて、複数のフィルタの交換を同
時に行なうような場合がある。このような場合にあっ
て、例えばいずれかの吸込グリルの真下に障害物として
の家具(箪笥)などが位置すると、別の吸込グリルを下
降動作させている時に、この吸込グリルが降下を続けて
真下の家具(箪笥)に当たり、強制的に停止されること
になる。操作者がそれに気付かずに、吸込グリルの下降
動作が継続されると、吊り紐がたるみ、それが絡まり、
再び上昇させようとした時に、上昇させることができな
くなるなどの問題が生じる。 【0006】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、任意の位置で吸込グリル
を停止させることができ、しかも、吸込グリルの上限位
置において、化粧パネルと吸込グリルとの間に隙間が生
じることがなく、更には、吸込グリルにつながる吊り紐
にたるみなどが発生することのないようにした天井埋込
型空気調和機を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、吸込グリルに吊り紐の一端を固定し、この吊り紐の
他端をプーリに巻回し、このプーリを所定以上の負荷が
かかると空回りするクラッチを介してシャフトに連結
し、このシャフトに吸込グリル昇降用モータを連結し、
この昇降用モータを動作させて、前記吊り紐を繰り出し
/巻き戻しして、フィルタ交換、清掃等を行う任意の位
置まで前記吸込グリルを降下し、或いは上昇させる天井
埋込型空気調和機において、前記吸込グリルが前記任意
の位置に向けて降下に転じたときの前記吊り紐のたるみ
を検出するセンサと、このセンサが動作したときに前記
吸込グリル昇降用モータを停止させる手段と、前記吸込
グリルが上昇に転じたときの当該吸込グリルの上限位置
を検出する一つの上限位置検出手段と、この一つの上限
位置検出手段が動作してから所定時間をカウントするタ
イマと、前記吸込グリルが上限位置まで上昇して、前記
タイマが所定時間をカウントした後に、前記吸込グリル
昇降用モータを停止させる制御手段とを備えたことを特
徴とするものである。 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 本発明によれば、吸込グリルを複数本の
吊り紐などで昇降自在に支持することになるが、その吊
り紐の長さのアンバランスに起因して、吸込グリルの上
限位置で吸込グリルが傾いたとしても、タイマが所定時
間をカウントするまで、昇降用モータが動作を継続する
ので、その間は、長さの短い吊り紐の巻き取られたプー
リが上限位置において空回りするなどして、長さの長い
吊り紐が完全に巻き取られるまで、吊り紐の巻き取りが
継続されるので、吸込グリルの傾きは解消され、化粧パ
ネルと吸込グリル間に隙間が生じることはない。 【0014】 【0015】 【0016】 また、天井に埋め込まれた吸込グリルの
下降中に、例えば箪笥などの障害物に当たって、吸込グ
リルの下降動作が強制的に停止されるような場合に、昇
降用モータの運転が停止されるので、それ以上、吊り紐
がたるむようなことはなく、その吊り紐が絡まるような
ことはなく、その場所で吸込グリルは停止し、安全性が
確保される。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。 【0018】図4は一般的な天井埋込型空気調和機の縦
断面図であり、この図4において参照符号50は空気調
和機を示している。この空気調和機50は、天井内部1
に収納される板金製のユニット本体2と、中央に吸込口
3を外周部の4辺に吹出口4を有し、天井穴5を塞ぐよ
うに天井面6に設けられる化粧パネル7と、中央に吸気
口8を有する吸込グリル9とにより構成されている。 【0019】10はターボファン11と天板12に取付
けられたファン用モータ13とからなる送風機、14は
吸気口8からの室内空気をターボファン11に案内する
ノズル口、15は内側立上がり部15aと外側立上がり
部15bとを有し、角張った環形状に発泡スチロールで
形成されたドレンパン、16はターボファン11の吐出
側にこのファンを取囲むように環状に配置されたプレー
トフィン型熱交換器である。そして、17はユニット本
体2の周面に巻付けられた断熱材、21は前記熱交換器
16で熱交換された空気を吹出口4へ導く導風部、22
はユニット本体2を吊具で天井梁に吊下げるための吊下
げボルト、24は吸込グリル9下流側に取付けられたフ
ィルタである。 【0020】図1乃至図3を参照し、本実施の形態の要
部を説明すると、吸込グリル9は四本の吊り紐31を介
して昇降自在に支持されている。この四本の吊り紐31
には樹脂ワイヤ或いは金属ワイヤの外周にビニールコー
ティングを施したものが使用されるが、ダイヤルコード
であってもよい。四本の吊り紐31の一端31aは、図
3に示すように、吸込グリル補強部材90のフック90
aにつながれ、四本の吊り紐31の内の2本の吊り紐3
1の他端31bは、主プーリ100Aに夫々巻回され、
残りの2本の吊り紐31の他端31cは、ロープガイド
200又は補助プーリ(図示せず)を介して、主プーリ
100Bに夫々巻回されている。 【0021】吸込グリル補強部材90のフック90aに
対し、吊り紐31の一端31aをつなぐには、図3bに
示すように、吊り紐31の一端31aを結束体91にカ
シメておき、吊り紐31の引掛け部31dをフック90
aに引掛けた後、吊り紐31を矢印の方向へ引いて軽く
締めればよい。 【0022】この吸込グリル補強部材90は、吸込グリ
ル9の二つの辺にねじなどにより固定され、上述のよう
に、四本の吊り紐31のフックとして機能するほかに、
吸込グリル9の補強、更には吸込グリル9の吸込面に装
着されるフィルタ24(図4)の横ずれ防止などをも兼
ねている。 【0023】合計4つの主プーリ100A,100B
は、図2に示すように、シャフト110の両端部に一対
づつ連結されている。各主プーリ100A,100Bに
は穴があけられ、この穴を通じて、各主プーリ100
A,100Bはシャフト110に対して空回り自在に遊
嵌されている。そして、シャフト110の軸部には複数
のねじなどを介して固定部120が固定され、この固定
部120と主プーリ100A,100B間にはコイルス
プリング、板ばね、電磁石などの回転力伝達手段(以
下、「コイルスプリング」という。)130が介装され
ている。なお、125はフリーに回転するリングであ
り、四本の吊り紐31に吸込グリル9の自重がかかる程
度では、コイルスプリング130を介して、固定部12
0と主プーリ100A,100Bとリング125とが一
体となり、シャフト110の回転とともに、四本の吊り
紐31の繰り出し/巻き戻しが行なわれる。しかして、
四本の吊り紐31に過大な負荷がかかると、コイルスプ
リング130のばね力に抗して主プーリ100A,10
0Bは空回りする。 【0024】更に、この実施の形態によれば、吸込グリ
ル9を昇降させるための駆動系150、すなわち上述し
た主プーリ100A,100B、シャフト110、回転
力伝達手段130を含むクラッチ、後述する吸込グリル
昇降用モータ140などから成る駆動系150は、図1
に示すように、ユニット本体2の開口部内に延在する支
持板151上にまとめて配置されている。 【0025】この支持板151は、図2に示すように、
化粧パネル7に固定され、上述の駆動系150はこの化
粧パネル7側に固定される。この支持板151と対向す
るように、ユニット本体2の開口部内には本空気調和機
の制御を司るための電装箱160が延在する。この電装
箱160と支持板151とは、ユニット本体2のいわば
空気取込用の開口部内に延在する。すなわち、支持板1
51はエリア190Aに延在し、電装箱160はエリア
190Bに延在するが、これらの存在が空気取込機能を
疎外することはない。残りの空間170において十分空
気を取込できるように形成されている。上述の駆動系1
50は化粧パネル7に固定されるのに対し、この電装箱
160はユニット本体2に固定されている。 【0026】駆動系150についてより詳しく説明する
と、シャフト110は支持板151上に二つの軸受15
2を介して回転自在に支持されている。 【0027】また、シャフト110の軸部のほぼ中央に
はギア153が固定され、このギア153にはギア15
4が噛み合い、このギア154は、上述した吸込グリル
昇降用モータ140の出力軸に固定されている。参照符
号141はモータ用コンデンサ、143はタイマー(修
正用)である。 【0028】吸込グリル9を昇降させるために、図1を
参照して、プルスイッチ(操作スイッチ)51が設けら
れ、更に図2を参照して、上限位置検出センサ52と下
限位置検出センサ53とが設けられる。この下限位置検
出センサ53は吸込グリル9の下限位置を吊り紐31の
繰出し長さにより検出する。 【0029】具体的には、この吊り紐31の繰出し長さ
は、主プーリ100Bに巻回された吊り紐31の巻数
(高さ)で検出する。 【0030】なお、操作スイッチとしてはプルスイッチ
51に限定されるものではない。例えば、壁掛け式など
の固定式スイッチにしておいて、この固定式スイッチを
昇降用モータ140にケーブル接続してもよい。 【0031】つぎに、図5を参照して、実施の形態の作
動を説明する。 【0032】例えば、引下げ棒などを用意しておいて、
これを用いてプルスイッチ51を引く(プル操作する)
と(S1)、吸込グリル昇降用モータ140が正回転し
て、駆動系150が駆動され、吊り紐31を介して、吸
込グリル9が降下を開始する(S2)。また更に、プル
スイッチ51をプル操作すると(S3)、吸込グリル9
が降下を停止し(S4)、更に、プルスイッチ51をプ
ル操作すると(S5)、吸込グリル昇降用モータ140
が今度は逆回転して、吸込グリル9が上昇に転じる(S
6)。尚、プルスイッチ51には、ロータリー式プルス
イッチが採用され、繰り返してスイッチがプル操作され
ると、吸込グリル昇降用モータ140は「正回転」・
「停止」・「逆回転」を繰り返して、吸込グリル9は
「降下」・「停止」・「上昇」・「停止」の動作を順に
繰り返すようになっている。 【0033】S6で、吸込グリル9が上昇に転じた後、
この吸込グリル9が上限位置に到達すると、上限位置検
出センサ52が作動し、これと同時にタイマー143が
作動し、X秒(例えば0.3〜2秒)経過後に(S
7)、吸込グリル昇降用モータ140の逆回転が停止さ
れて、吸込グリル9の上昇が停止される(S8)。 【0034】吊り紐31による吸込グリル9の吊り上げ
時には、必ずしも、四本の吊り紐31の長さが等しくな
らないことに起因して、場合によっては、吸込グリル9
が傾いた状態で吊り上げられることがある。 【0035】しかして、この実施の形態によれば、吸込
グリル9が傾いた状態で吊り上げられたとしても、上限
位置検出センサ52が作動してから所定時間(X秒)経
過した後に、吸込グリル昇降用モータ140の逆回転が
停止されるので、それまでの間はすべての吊り紐31が
完全に巻き取られるまで、主プーリ100A,100B
の回転は継続されるので、吸込グリル9は水平になるま
で完全に吊り上げられ、化粧パネル7に完全に密着す
る。この場合に、四本の吊り紐31のうち、吊り紐31
がすでに巻き取られている主プーリ100A,100B
にあっては、上述したようにシャフト110の軸部上を
空回りする。 【0036】この吸込グリル9の降下の過程では、上述
のようにプルスイッチ51を引くことにより(S3)、
吸込グリル9が降下を停止するので(S4)、任意の位
置で吸込グリル9の一時停止が可能である。図1では図
示を省略したが、吸込グリル9の上部には、空気清浄用
のフィルタ24(図4)が装着されるので、図示のよう
に、吸込グリル9を天井面6から引き下ろして、途中で
一時停止させたときには、フィルタ24の交換、清掃等
の作業を低所で行うことができる。 【0037】従って、高所で作業する場合に比べ、作業
が簡単になるだけではなく、作業の安全性を向上させる
ことができる。 【0038】上昇した吸込グリル9は、図示を省略した
吸込グリルロック手段を介して、化粧パネルに固定する
よう構成してもよいが、このロック手段は必須のもので
はなく、本実施の形態では省略している。尚、簡単な吸
込グリルロック手段として、図1を参照して、化粧パネ
ル7にマグネット43を設け、このマグネット43で吸
込グリル9をロックすることは可能である。 【0039】要するに、この実施の形態によれば、プル
スイッチ51をプル操作して吸込グリル昇降用モータ1
40を駆動することにより、シャフト110が回転し、
このシャフト110にクラッチを介して連結された主プ
ーリ100A,100Bが回転し、この主プーリ100
A,100Bに巻回された吊り紐31が繰り出し/巻き
戻しされ、これにより吸込グリル9が自動的に昇降され
るので、空気清浄用のフィルタ24をメンテナンスする
時には、それを低所(或いは任意の位置)に引き下ろし
てからメンテナンスすることができる。 【0040】また、この実施の形態の構成によれば、ロ
ータリー式プルスイッチのプル操作によって、吸込グリ
ルは下降・停止・上昇・停止を順に繰り返すので、簡単
な操作で吸込グリルを任意の位置に停止させることがで
きる。 【0041】更に、吸込グリル昇降用モータ140は一
つ設ければよいので、コストの増大は少なくて済み、吸
込グリル昇降用モータ140を複数設ける場合に比べ、
構造は簡単で、故障の少ないものになる。また、過大な
負荷がかかった場合には、クラッチが動作し、主プーリ
100A,100Bが空回りするので、吸込グリル昇降
用モータ140の焼損は防止される。また、吊り紐31
の巻き戻し時に、例えば四本の吊り紐31の長さにアン
バランスが生じても、吸込グリル9の最終巻き戻し時に
は、主プーリ100A,100Bの空回りにより、吊り
紐31の長さのアンバランスが吸収されるので、吸込グ
リル9は化粧パネル7に完全に密着し、そこに隙間が生
じることはない。 【0042】図6及び図7は別の実施の形態を示してい
る。 【0043】図1乃至図5の実施の形態によれば、吊り
紐31が完全に繰り出されて、吸込グリル9が再下限位
置(例えば、天井から2mの位置)に到達するか、或い
は下降の途中でプルスイッチ51が引かれて、吸込グリ
ル9が途中停止されるかしない限り、吸込グリル昇降用
モータ140の運転は継続されるので、吸込グリル9の
下降動作が途中で停止されることはない。 【0044】したがって、吸込グリル9の真下に、障害
物としての箪笥80などの家具(図7)が位置する場合
に、この吸込グリル9が降下を続けて真下の箪笥80に
当たり、吸込グリル9が強制的に停止されても、操作者
がそれに気付いてプルスイッチ51を引かない限り、吸
込グリル9の下降動作は継続されるので、それに伴って
吊り紐31はたるみ、それが絡まって、再び吸込グリル
9を上昇させようとした時などに、上昇させることがで
きなくなる。 【0045】図6及び図7の別の実施の形態によれば、
吊り紐31が点線で示すようにたるんだ時に、そのたる
みを検出するためのセンサ65が設けられる。このセン
サ65が動作した時には、吸込グリル昇降用モータ14
0の運転が停止される。このセンサ65は、図7に示す
ように、スプリングバネ67を有し、スプリングバネ6
7の先端67aは吊り紐31cに引っ掛けられる。スプ
リングバネ67は点線で示すように下方に付勢され、先
端67aが吊り紐31cに引っ掛けられると、この吊り
紐31cの張力により、実線で示すように上方に付勢さ
れる。要するに、スプリングバネ67は吊り紐31cの
張力により常に上方に付勢されており、吊り紐31cが
たるむと、スプリングバネ67は点線で示すように下方
に付勢され、これが下方に付勢されると、例えばリミッ
トスイッチ69の接点が開いて、吸込グリル昇降用モー
タ140の運転が停止する。 【0046】この実施の形態によれば、例えば、吸込グ
リル9が箪笥80に当たり(図7)、吊り紐31が点線
で示すようにたるむと、センサ65がそれを検知して吸
込グリル昇降用モータ140の運転が停止されるので、
それ以上、吸込グリル9が継続して降下することはな
く、したがって、吊り紐31がたるんでそれが絡むこと
はなく、吸込グリル昇降時の安全性が確保される。 【0047】 【0048】 【0049】 【発明の効果】本発明によれば、吸込グリルを複数本の
吊り紐などで昇降自在に支持することになるが、その吊
り紐の長さのアンバランスに起因して、吸込グリルの上
限位置で吸込グリルが傾いたとしても、タイマが所定時
間をカウントするまで、昇降用モータが動作を継続する
ので、その間は、長さの短い吊り紐の巻き取られたプー
リが上限位置において空回りするなどして、長さの長い
吊り紐が完全に巻き取られるまで、吊り紐の巻き取りが
継続されるので、吸込グリルの傾きは解消され、吸込グ
リルの上限位置において、化粧パネルと吸込グリル間に
隙間が生じることはない。 【0050】 【0051】 また、天井に埋め込まれた吸込グリルの
下降中に、例えば箪笥などの障害物に当たって、吸込グ
リルの下降動作が強制的に停止されるような場合に、昇
降用モータの運転が停止されるので、その場所で吸込グ
リルは停止し、安全性が確保される。また、吸込グリル
に吊り紐をつないだものでは、途中で吊り紐のたるみが
検知され、それ以上は、昇降用モータの運転が停止され
るので、その場所で吸込グリルは停止して、したがっ
て、吊り紐が絡まることはなく、安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による天井埋込型空気調和機の一実施の
形態を示す斜視図である。 【図2】吸込グリルを示す平面図である。 【図3】(a)は吸込グリルを吊り下げた状態を示す斜
視図であり、(b)はフックの拡大図である。 【図4】天井埋込型空気調和機の縦断面図である。 【図5】本発明の処理フローを示す図である。 【図6】別の実施例の図2相当図である。 【図7】別の実施例の図3(a)相当図である。 【符号の説明】 2 ユニット本体 7 化粧パネル 9 吸込グリル 24 フィルタ 31 吊り紐 51 操作スイッチ(プルスイッチ) 52 上限位置検出手段(センサ) 53 上限位置検出手段(センサ) 65 センサ 80 家具(箪笥) 100A,100B 主プーリ 110 シャフト 130 回転力伝達手段 140 吸込グリル昇降用モータ 150 駆動系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 和伸 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 境野 一秋 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−26667(JP,A) 特開 平6−159718(JP,A) 特開 平5−283191(JP,A) 特開 昭57−23405(JP,A) 実開 平5−40727(JP,U) 実開 昭55−45165(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 401 F21V 21/36

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 吸込グリルに吊り紐の一端を固定し、こ
    の吊り紐の他端をプーリに巻回し、このプーリを所定以
    上の負荷がかかると空回りするクラッチを介してシャフ
    トに連結し、このシャフトに吸込グリル昇降用モータを
    連結し、この昇降用モータを動作させて、前記吊り紐を
    繰り出し/巻き戻しして、フィルタ交換、清掃等を行う
    任意の位置まで前記吸込グリルを降下し、或いは上昇さ
    せる天井埋込型空気調和機において、 前記吸込グリルが前記任意の位置に向けて降下に転じた
    ときの前記吊り紐のたるみを検出するセンサと、このセ
    ンサが動作したときに前記吸込グリル昇降用モータを停
    止させる手段と、前記吸込グリルが上昇に転じたときの
    当該吸込グリルの上限位置を検出する一つの上限位置検
    出手段と、この一つの上限位置検出手段が動作してから
    所定時間をカウントするタイマと、前記吸込グリルが上
    限位置まで上昇して、前記タイマが所定時間をカウント
    した後に、前記吸込グリル昇降用モータを停止させる制
    御手段とを備えたことを特徴とする天井埋込型空気調和
    機。
JP29207595A 1995-07-04 1995-10-13 天井埋込型空気調和機 Expired - Fee Related JP3507601B2 (ja)

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