JP2004218988A - 天井埋込型空気調和装置 - Google Patents

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Takuro Nishihara
卓郎 西原
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Abstract

【課題】機構ボックスを設置する場合、本体のサイズを変更することなく施工が容易で空調の性能の低下を回避することができる天井埋込型空気調和装置を提供する。
【解決手段】吸込グリルとロング・ライフ・フィルタ11とが一体的にフィルタ交換位置まで降下可能に構成された昇降グリル200を備えた天井埋込型空気調和装置において、昇降グリル200を昇降させる昇降機構を収納した機構ボックス21を有し、この機構ボックス21の一部を、本体1の側面部1aに設けた切り欠き部51を通じて本体1の外部に露出させた。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井埋込型空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、天井内に埋設される本体の下端に、吹出口と吸込口とを有するグリル枠を設け、このグリル枠の吸込口開口部にフィルタを支持する吸込グリルを設け、この吸込グリルをフィルタごと昇降自在に形成し、フィルタを交換するときには吸込グリルをフィルタごと降下させて、このフィルタを低所で交換できるようにした空気調和装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
従来の構成では、吸込グリルの四隅をそれぞれ吊りひもで支持し、この吊りひもを繰り出し、或いは巻き取りする昇降機構を収納する機構ボックスを備えるのが一般的である。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−349893号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の機構ボックスを本体の内部に設置する場合、機構ボックスの設置スペースを確保するために本体のサイズを変更するのは、本体が大型となるので好ましくない。そこで、本体のサイズを変更せず機構ボックスの設置スペースを確保するために吸込口を小さくしたり、吸込口の一部を閉塞するように機構ボックスを設置したのでは、吸込抵抗が増加してしまい、空調の性能が低下してしまう。
【0006】
一方、この吸込抵抗の増加を回避すべく機構ボックスを本体の外部に設置する場合、この機構ボックスが天井板に干渉してしまい、施工が困難となってしまう。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、機構ボックスを設置する場合、本体のサイズを変更することなく施工が容易で空調の性能の低下を回避することができる天井埋込型空気調和装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、天井内に埋設される本体の下端に、吹出口と吸込口とを有するグリル枠を設け、このグリル枠の吸込口には吸込グリルを設け、この吸込グリルの開口部には、吸込空気を清浄化するためのフィルタを着脱可能に設置し、前記吸込グリルとフィルタとが一体的にフィルタ交換位置まで降下可能に構成された昇降グリルを備えた天井埋込型空気調和装置において、前記昇降グリルを昇降させる昇降機構を収納した機構ボックスを有し、この機構ボックスの一部を、前記本体の側面部に設けた切り欠き部を通じて前記本体の外部に露出させたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記機構ボックスを、前記グリル枠の吸込口を避けた端部に固定したことを特徴とするものである。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記機構ボックスを、前記グリル枠の端部に設けられた当該グリル枠を補強する補強金具に固定したことを特徴とするものである。
【0011】
請求項4記載の発明は、天井内に埋設される本体の下端に、吹出口と吸込口とを有するグリル枠を設け、このグリル枠の吸込口には吸込グリルを設け、この吸込グリルの開口部には、吸込空気を清浄化するためのフィルタを着脱可能に設置し、前記吸込グリルとフィルタとが一体的にフィルタ交換位置まで降下可能に構成された昇降グリルを備えた天井埋込型空気調和装置において、前記昇降グリルを昇降させる昇降機構を収納した機構ボックスを前記グリル枠の端部に設置する際に前記本体の外部に前記機構ボックスの一部を露出するための切り欠き部を前記本体の側面部に設け、前記機構ボックスを設置しない場合には、前記切り欠き部が板材で閉塞されることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0013】
図1は本発明に係る天井埋込型空気調和装置100を示す図である。図1に示すように、天井埋込型空気調和装置100は、居住空間において天井に設置され、特に壁寄りの位置に設けられる。本体1は天井内部に埋設されている。
【0014】
図2は、図1に示す矢印Aから見た短手方向の透視図であり、この本体1の内部には、図2に示すように、熱交換器2、送風機3等が収納されている。本体1の下端にはグリル枠4が固定され、このグリル枠4の一端側には、居住空間の広域側寄りに吹出口5が設けられている。この吹出口5から居住空間の広域側(被調和室の中央部側)に空気が吐出される。また、上記グリル枠4の他端側には、壁寄りの位置に吸込口6が設けられており、この吸込口6から空気が吸い込まれる。この吸込口6には昇降グリル200が配設されている。
【0015】
昇降グリル200は、吸込グリル10と、吸込グリル10の開口部に着脱可能に設置される吸込空気を清浄化するためのロング・ライフ・フィルタ11とを有し構成されている。
【0016】
これら吸込グリル10とフィルタ11とは、図1に示すように、三本の吊りひも12,13,14を介して、グリル枠4に昇降自在に吊持されている。
【0017】
上記吸込グリル10の三ヶ所には三本の吊りひも12,13,14の一端12a,13a,14aがそれぞれ止着され、各吊りひも12,13,14の他端12b,13b,14bは、図3に示すように、昇降機構31につながれている。この昇降機構31は、機構ボックス21に収納される。
【0018】
昇降グリル200は、吸込グリル10の長辺側の一側縁10Aが、二本の吊りひも12,13で支持されると共に、長辺側の他側縁10Bの略中央部が一本の吊りひも14で支持され、この一本の吊りひも14で支持した部分の近傍には、昇降グリル200をグリル枠4の収納部の適正位置に収納したとき、グリル枠4の収納部の下面に当接する当接体23を備えて構成される。また、二本の吊りひも12,13で支持した部分の近傍には、昇降グリル200をグリル枠4の収納部の適正位置に収納したとき、グリル枠4の収納部の下面に当接する当接体24を備えて構成される。中央部の当接体23は、空清フィルタ25の固定金具27に一体的に形成されている。すなわち、この空気調和機では、ロング・ライフ・フィルタ11の上に重ねて空清フィルタ25が設置され、この空清フィルタ25の固定金具27に上記当接体23が形成される。
【0019】
本実施の形態において、機構ボックス21は、グリル枠4における吸込口6の近くの端部4aに、グリル枠4の吸込口6を避けて配置される。これによって、機構ボックス21による吸込抵抗の増加を回避することができる。
【0020】
そして、本体1の側面部1a(図1)には、図2に示すように、切り欠き部51が設けられている。そして、機構ボックス21が固定されているグリル枠4は、本体1の下端に取り付けられ、機構ボックス21がこの切り欠き部51に挿入される。このようにグリル枠4を本体1に取り付ける場合、グリル枠4に固定される機構ボックス21がこの切り欠き部51にガイドされることから、適正な位置にグリル枠4を導くことができ、グリル枠4の設置が容易となる。
【0021】
この切り欠き部51には、シール材40が切り欠き部51に沿って取り付けられており、この機構ボックス21が挿入されたときに、より気密性が高められている。
【0022】
このようにグリル枠4を本体1に取り付けた場合、図4に示すように、本体1の外部に機構ボックス21の一部が露出される。これによって、機構ボックス21が天井板等に接触することはないので、施工等の作業が容易である。
【0023】
本実施の形態では、機構ボックス21は、一半部が本体1の外部に露出され、残りの他半部が本体1の内部に収納される。上記切り欠き部51は、冷媒配管やドレン配管等の配管類が導出される本体1の側面部1bに対向する側面部1aに設けられている。
【0024】
図5は、グリル枠4を示す上面図であり、図6は、図5のB−B線に沿う断面図である。昇降機構31は、図5及び図6に示すように、機構ボックス21の上部及び下部に設けられた軸受け28,29に支持されるシャフト32と、このシャフト32に取り付けられるボビン33a,33b,33cと、シャフト32に取り付けられる駆動ギア34と、この駆動ギア34と噛み合う第1のギア35と、この第1のギア35と噛み合う第2のギア36と、ステッピングモータ37と、このステッピングモータ37の回転軸に取り付けられ第2のギア36と噛み合うウォームギア38とを含んで構成される。これによって、ステッピングモータ32により三個のボビン33a,33b,33cが回転駆動されることになる。
【0025】
機構ボックス21内の三個のボビン33a,33b,33cには、三本の吊りひも12,13,14の他端12b,13b,14b(図3)がそれぞれ巻き取られる。これら吊りひも12,13,14の一端12a,13a,14aは、それぞれ機構ボックス21外に導出されて、グリル枠4に形成された各ガイド16で案内された後、グリル枠4に形成された各通し孔17を経て、図1に示すように、被調和室側に延出し、上記吸込グリル10の三ヶ所に固定される。
【0026】
グリル枠4の短辺側の端部4a,4bには、図5に示すように、それぞれグリル枠4を補強するための補強金具41,42が取り付けられている。
【0027】
グリル枠4の短辺側の一方の端部4aは、図6に示すように、平坦部4cと、段部4dと、平坦部4cよりも低く、本体1の下端にグリル枠4を設置した場合に本体1の外部となる縁部4eとを有して構成される。そして、補強金具41は、略コ字状に曲げられており、補強金具41の下端が縁部4eに固定されている。補強金具41の上端は、グリル枠4の平坦部4cとが同じ高さとなるように設定されている。
【0028】
機構ボックス21は、機構ボックス21の一半部が本体1の外部に露出され、機構ボックス21の一端21aがグリル枠4の端部4aにおける平坦部4cにねじで固定されるとともに、他端21bが補強金具41の上端にねじで固定される。これによって、機構ボックス21はグリル枠4に堅固に固定され、昇降機構31(例えば、ステッピングモータ37)による振動や騒音の発生を抑制することができる。さらに、グリル枠4に堅固に固定された機構ボックス21が、本体1の側面部1aに設けた切り欠き部51に挿入されることから、本体1の強度も増強する。
【0029】
具体的には、機構ボックス21の他側部21bに、機構ボックス21を補強金具41にねじで固定するための舌部22を複数(図5では2箇所)設けている。そして、機構ボックス21を補強金具41に固定する場合は、舌部22が補強金具41にねじで固定される。
【0030】
また、機構ボックス21は、図6に示すように、軸受け29(シャフト32の軸)がグリル枠4の縁部4e側に露出するように配置されている。言い換えれば、機構ボックス21は、シャフト32の回転軸(軸受け29)が平坦部4cと補強金具41との間に位置するように配置されている。これによって、シャフト32の回転による振動がグリル枠4に直接伝達するのを抑制している。
【0031】
さらに、シャフト32の回転軸(軸受け29)が本体1の外部に位置することになるので、ボビン33a,33b,33cの回転による振動や騒音が本体1内部に伝わるのを抑制している。
【0032】
この機構ボックス21には、シャフト32の回転軸(軸受け29)を平坦部4cと補強金具41との間に位置するように、機構ボックス21の他側部21bにボビン33a,33b,33cを回避するための張り出し部21cを設けている。これによって、機構ボックス21の大型化を回避して省スペース化を図ることができる。
【0033】
つぎに、動作を説明する。
【0034】
機構ボックス21内のステッピングモータ37が回転駆動されると、ボビン33a,33b,33cに巻かれたそれぞれの吊りひも12,13,14が繰り出し/巻き取りされる。本体1内の制御装置(不図示)は、この制御装置と無線状態で通信されるリモートコントローラ(不図示)によりグリル昇降運転を選択した時に、ステッピングモータ37を駆動制御する。グリル昇降運転は、上記吸込グリル10の上昇運転と降下運転とを有して構成されており、上記各フィルタ11,25の清掃、交換等のメンテナンス作業時に使用される。
【0035】
このメンテナンス作業時には、まず作業者がリモコンからグリル昇降運転の降下運転を選択する。降下運転が選択されると、上記図示しない制御装置によりステッピングモータが起動されて、機構ボックス21から吊りひも12,13,14が繰り出され、図1に示すように、上記吸込グリル10が天井から降下され始める。この時、機構ボックス21から繰り出される吊りひも12,13,14の繰り出し量は、制御装置34により各々同量を保たれ、上記吸込グリル10はほぼ水平状態を維持されながら降下される。
【0036】
上記吸込グリル10が、フィルタ交換位置Xよりも若干上位の位置Yまで降下されると、図示しない制御装置により、第一の時間がカウントされ始める。第一の時間は上記吸込グリル10が位置Yからフィルタ交換位置Xに降下されるまでの時間である。第一の時間がカウントされる間、上記吸込グリル10は水平状態でフィルタ交換位置Xまで降下される。このフィルタ交換位置Xまで上記吸込グリル10が降下されると、一本の吊りひも14の巻かれたボビン33cが、例えばクラッチ等を介して、ステッピングモータ37の駆動系から離脱し、当該一本の吊りひも14の繰り出しが停止される。
【0037】
そして、図示しない制御装置により、第二の時間がカウントされ始める。第二の時間は、上記吸込グリル10が水平状態から傾き角aまで傾けられる時間である。この第二の時間の間、機構ボックス21からは二本の吊りひも12,13だけが繰り出され、上記吸込グリル10は水平状態から被調和室の中央部側(空気の吐出側)に傾けられる。
【0038】
吸込グリル10が傾き角aに傾けられると、図示しない制御装置により、ステッピングモータの駆動が停止され、二本の吊りひも12,13の繰り出しが停止され、降下運転を停止する。
【0039】
上記フィルタ交換位置Xにおいて、作業者により上記フィルタ11,25は上記吸込グリル10から取り外され、清掃、交換される。その後、上記フィルタ11,25は上記吸込グリル10に取り付けられ、作業者によりリモコンからグリル昇降運転の上昇運転が選択される。
【0040】
上昇運転が選択されると、図示しない制御装置により、第三の時間がカウントされ始める。この第三の時間は、傾き角aに傾けられた上記吸込グリル10が水平状態に戻るまでの時間である。この第三の時間がカウントされ始めると、ステッピングモータが駆動され、二本の吊りひも12,13の巻き取りが開始され、被調和室の中央部側(空気吐出側)に傾いた上記吸込グリル10の一端側が水平状態に戻りながら上昇される。ここで、一本の吊りひも14の巻かれたボビン33cは、例えばクラッチ等を介して、ステッピングモータ37の駆動系から離脱し、吊りひも14の巻き取りは停止される。
【0041】
つぎに、上記吸込グリル10が水平状態に戻されると、さらに一本の吊りひも14の巻かれたボビン33cがステッピングモータ37の駆動系に連結されて、上位吸込グリル10は水平状態で上昇される。そして、吸込グリル10は水平状態のままグリル枠4内に進入し、上述した当接体23,24が、グリル枠4の収納部の下面に当接するまで、それぞれの吊りひも12,13,14が巻き取られる。当接体23,24が、グリル枠4の収納部の下面に当接した後は、例えば対応するボビンがステッピングモータ37の駆動系から離脱し、スリップ等して、対応する吊りひもの巻き取りが停止し、すべてが停止した場合、図示しない制御装置により上昇運転が停止される。
【0042】
ここで、上述した吊りひも12,13,14及び昇降機構31を収納した機構ボックス21は、グリル枠4に着脱可能なオプション部品である。そして、吊りひも12,13,14及び機構ボックス21を設置しない場合、例えば、吊りひも12,13,14及び機構ボックス21を撤去した場合、昇降グリル200は、従来のように、操作者による手作業により取り外し/取り付けが行われるものである。
【0043】
このように、機構ボックス21を設置しない場合に対応して、切り欠き部51を板材61で閉塞できるようにしている。具体的には、側面部1aに、図2及び図7に示すように、板材61をねじ65で係止するためのねじ孔52を設けている。このねじ孔52は、切り欠き部51両端の近傍の側面部1aの下端に設けるのが好ましい。
【0044】
この板材61は、切り欠き部51と略同形状である。そして、この板材61の両端部には、ねじ65で本体1の側面部1aに固定するための舌部62が設けられている。
【0045】
機構ボックス21を設置しない場合、図7に示すように、切り欠き部51を閉塞する板材61が、本体1の側面部1aにねじ65で固定される。これによって、この切り欠き部51から吸込んだ空気が漏れるのを防止している。したがって、この切り欠き部51によって空調の性能が低下することはない。
【0046】
切り欠き部51の上端側における本体1の側面部1aには、図8に示すように、本体1の内側に折り曲げられた折曲部66が備えられており、この折曲部66には、開口部67が備えられている。そして、図7及び図8に示すように、この板材61の上端部には、開口部67に挿通するための舌部63が設けられている。これによって、この板材61は、三点で強固に固定されることになる。そして、この板材61の着脱の際には、二点のねじ65の着脱により、板材61が上下方向に着脱可能となるので、天井内の狭い空間であっても、板材61の着脱が容易となる。
【0047】
以上、本実施の形態によれば、機構ボックス21の一部を、本体1の側面部1aに設けた切り欠き部51を通じて本体1の外部に露出させたことから、本体1内部における機構ボックス21の占有スペースを小さくできるので、本体1のサイズを変更する必要がなく、また、空調の性能の低下を回避することができ、しかも、天井板に干渉することもないので、施工が容易となる。
【0048】
また、機構ボックス21をグリル枠4の端部4aに設けられたグリル枠4を補強する補強金具41に固定したことから、機構ボックス21がグリル枠4に強固に固定され、昇降機構31による振動や騒音の発生を抑制することができる。
【0049】
更に、機構ボックス21を設置しない場合に対応して、切り欠き部51を板材61で閉塞できるようにしたことから、機構ボックス21を設置しない場合に切り欠き部51から吸込んだ空気が漏れるのを防止できるので、空調の性能が低下を防止できる。
【0050】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0051】
例えば、一方向カセット型の空気調和装置について説明したが、二方向カセット型のもの、四方向カセット型のものにも適用が可能である。
【0052】
また、昇降グリルを昇降させる吊りひもが三本の場合について説明したが、昇降グリルを昇降させる吊りひもの本数は任意であり、例えば、吊りひもが四本の場合であっても適用が可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、機構ボックスを設置する場合、施工が容易で空調の性能の低下を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る天井埋込型空気調和装置の一実施の形態を示す図である。
【図2】図1に示す天井埋込型空気調和装置の短手方向の透視図である。
【図3】グリル枠と吸込グリルとを示す斜視図である。
【図4】天井埋込型空気調和装置の平面図である。
【図5】グリル枠を示す上面図である。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図である。
【図7】機構ボックスを設置しない場合の本体を示す斜視図である。
【図8】板材を本体に取り付ける場合を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体
1a 側面部
5 吹出口
4 グリル枠
4a 端部
6 吸込口
10 吸込グリル
11 ロング・ライフ・フィルタ(フィルタ)
12,13,14 吊りひも
21 機構ボックス
31 昇降機構
41 補強金具
51 切り欠き部
61 板材
100 天井埋込型空気調和装置
200 昇降グリル

Claims (4)

  1. 天井内に埋設される本体の下端に、吹出口と吸込口とを有するグリル枠を設け、このグリル枠の吸込口には吸込グリルを設け、この吸込グリルの開口部には、吸込空気を清浄化するためのフィルタを着脱可能に設置し、前記吸込グリルとフィルタとが一体的にフィルタ交換位置まで降下可能に構成された昇降グリルを備えた天井埋込型空気調和装置において、
    前記昇降グリルを昇降させる昇降機構を収納した機構ボックスを有し、この機構ボックスの一部を、前記本体の側面部に設けた切り欠き部を通じて前記本体の外部に露出させたことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
  2. 請求項1に記載の天井埋込型空気調和装置において、
    前記機構ボックスを、前記グリル枠の吸込口を避けた端部に固定したことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
  3. 請求項1に記載の天井埋込型空気調和装置において、
    前記機構ボックスを、前記グリル枠の端部に設けられた当該グリル枠を補強する補強金具に固定したことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
  4. 天井内に埋設される本体の下端に、吹出口と吸込口とを有するグリル枠を設け、このグリル枠の吸込口には吸込グリルを設け、この吸込グリルの開口部には、吸込空気を清浄化するためのフィルタを着脱可能に設置し、前記吸込グリルとフィルタとが一体的にフィルタ交換位置まで降下可能に構成された昇降グリルを備えた天井埋込型空気調和装置において、
    前記昇降グリルを昇降させる昇降機構を収納した機構ボックスを前記グリル枠の端部に設置する際に前記本体の外部に前記機構ボックスの一部を露出するための切り欠き部を前記本体の側面部に設け、前記機構ボックスを設置しない場合には、前記切り欠き部が板材で閉塞されることを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
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